JP2003260469A - 機能水生成装置 - Google Patents

機能水生成装置

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JP2003260469A
JP2003260469A JP2002065015A JP2002065015A JP2003260469A JP 2003260469 A JP2003260469 A JP 2003260469A JP 2002065015 A JP2002065015 A JP 2002065015A JP 2002065015 A JP2002065015 A JP 2002065015A JP 2003260469 A JP2003260469 A JP 2003260469A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、薬剤の溶解処理中であっても、機
能水の生成を停止することなく連続生成ができ、また、
溶解処理中の未処理の溶液が、連続生成している機能水
側に混じって、機能水の質状性状が変化することなく、
安定した質状性状の機能水が生成できる機能水生成装置
の提供を目的とする。 【解決手段】この発明は、貯留用タンクに貯留された濃
縮機能水を所定量毎に定量供給手段で給水ラインに供給
することにより給水ラインに機能水を生成する機能水生
成装置であって、前記貯留用タンクに溶解用タンクを並
設して、これら両タンクをサイホン管で接続し、上記溶
解用タンクで濃縮機能水を生成して、該濃縮機能水をサ
イホン管を介して貯留用タンクに移すことを特徴とし、
溶解用タンクで生成した濃縮機能水をサイホン管、すな
わち、逆U字状の吸い上げ管で貯留用タンクに移すと共
に、濃縮機能水を移しながら貯留用タンク内の濃縮機能
水を定量供給手段で給水ラインに定量供給して機能水を
生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、例えば、殺菌作
用を有する弱酸性機能水などの溶液を使い勝手よく供給
できるような機能水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例の弱酸性機能水は、殺菌力
が優れているので、医療関係、食料品関係をはじめとし
て広い分野でその利用が高められている。
【0003】上述の弱酸性機能水は、その薬剤を溶媒の
水に溶解させて濃縮機能水を生成し、これを定量供給ポ
ンプで所定量ずつ給水ラインに所定量毎に供給して得る
ことができるが、このような機能水の生成に適合する装
置としては既に当出願人が特開平2000−12658
2号で提案し、その評価を得ている。
【0004】しかし、上述のように濃縮機能水を生成
し、これを給水ラインに供給して、生成した濃縮機能水
がなくなると、再度濃縮機能水を生成するが、この生成
の30分〜1時間といった時間がかかるので、その間給
水ラインが停止することになる。 もし、この給水ライ
ンが、例えば、病院の医療関係、または、食品製造業関
係であれば、給水ラインの停止は大きな業務の弊害とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、薬剤の溶
解処理中であっても、機能水の生成を停止することなく
連続生成ができ、また、溶解処理中の未処理の溶液が、
連続生成している機能水側に混じって、機能水の質状性
状が変化することなく、安定した質状性状の機能水が生
成できる機能水生成装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、貯留用タン
クに貯留された濃縮機能水を所定量毎に定量供給手段で
給水ラインに供給することにより給水ラインに機能水を
生成する機能水生成装置であって、前記貯留用タンクに
溶解用タンクを並設して、これら両タンクをサイホン管
で接続し、上記溶解用タンクで濃縮機能水を生成して、
該濃縮機能水をサイホン管を介して貯留用タンクに移す
機能水生成装置であることを特徴とする。 この構成に
よれば、溶解用タンクで生成した濃縮機能水をサイホン
管、すなわち、逆U字状の吸い上げ管で貯留用タンクに
移すと共に、濃縮機能水を移しながら貯留用タンク内の
濃縮機能水を定量供給手段で給水ラインに定量供給して
機能水を生成する。
【0007】上述の機能水生成状態では、溶解用タンク
に濃縮機能水が存在している間は、該溶解用タンクが貯
留用タンクとして機能しているので、濃縮機能水は2つ
のタンクで貯留され、十分な濃縮機能水の量で機能水の
生成ができる。
【0008】上述の定量供給手段による濃縮機能水の供
給で、両タンク内の濃縮機能水が減少して、溶解用タン
ク側の濃縮機能水の量がサイホン管の下端より下がっ
て、該サイホン管内に空気が入ると、サイホン管の吸い
上げ機能が絶たれるので、溶解用タンクと貯留用タンク
との接続が遮断されることになり、この接続遮断で溶解
用タンクは独立状態になり、該溶解用タンクを薬剤の溶
解処理に使用することができる。
【0009】勿論、この溶解処理中に未処理の溶液が貯
留用タンクに流入することがサイホン管の遮断により防
止されるので、溶解用タンクでの処理中の未溶解の溶液
によって、貯留用タンク内の濃縮機能水が希釈されその
質状性状が変化することはない。
【0010】また、溶解用タンクが溶解処理を行なって
いる間は、貯留用タンク内には十分な濃縮機能水の貯留
があるので、該溶解用タンクが溶解処理中であっても十
分に機能水の生成が維持される。
【0011】溶解用タンクで新たな濃縮機能水が生成で
きれば、サイホン管の吸い上げを再度機能させることに
より、溶解用タンク内の濃縮機能水を貯留用タンクに移
すことができ、再び溶解用タンクと貯留用タンクの2タ
ンクで濃縮機能水を貯留して機能水の生成が継続して生
成することができる。
【0012】なお、サイホン管の再度の機能は、該サイ
ホン管内の空気を排除することにより実行することがで
き、また、空気の排除は、該空気の吸引排出、または、
濃縮機能水の充填、あるいは溶液として使用した給水ラ
インからの水の充填で行なうことができる。なお、水の
充填ではその分希釈されるが、充填される水の量はサイ
ホン管内の空気を排出する程度の僅かな量であるため、
濃縮機能水の質状性状には影響はない。
【0013】実施の形態として、前記溶解用タンクに薬
剤と溶剤とを撹拌する撹拌手段、例えば、撹拌羽根を回
転させて撹拌するミキサーなどを備えて、該撹拌手段で
撹拌して、溶解を促進することができる。
【0014】実施の形態として、前記貯留用タンクを気
密状に形成して、該気密を開閉する開閉弁を設けること
ができる。すなわち、濃縮機能水の生成初期状態で溶解
用タンクから濃縮機能水をサイホン管を介して貯留用タ
ンクに移すときは、貯留用タンクの気密を開放する。こ
の場合、両タンクの液面位が同一高さまで移すことがで
きる。次に貯留用タンクを気密状態にする。この状態で
定量供給手段が貯留用タンクの濃縮機能水を汲み出す
と、該貯留用タンクは気密を保持するので、汲み出され
た量の濃縮機能水がサイホン管を介して溶解用タンクか
ら補給され、貯留用タンクの液面位は常に高位置を保持
する。溶解用タンクの補給汲み出しにより、該タンクの
液面位置がサイホン管の下端に達してサイホン管の機能
が遮断した時、他方の貯留用タンクの液面位は高い位置
に保留されているので、その量は十分な量となり、溶解
用タンクが溶解処理を行なっても、貯留用タンク内には
十分な濃縮機能水の貯留があるので、濃縮機能水切れが
ない。その結果、貯留用タンクを小型化コンパクトに形
成できる。
【0015】
【発明の効果】この発明によれば、貯留用タンクと溶解
用タンクとをサイホン管で接続することにより、両タン
クを1つの貯留用タンクとして使用している状態から、
濃縮機能水の定量供給で該濃縮機能水が減量し、この減
量でサイホン管の吸い上げ機能が絶たれると、貯留用タ
ンククと溶解用タンクとが独立した機能となって、貯留
用タンクが独立して濃縮機能水を供給している間に、独
立した溶解用タンクで次の濃縮機能水の生成ができる。
【0016】その結果、機能水の生成を停止することな
く、薬剤を溶解して濃縮機能水の補給ができることにな
り、給水ラインの停止が回避できて、該ラインの連続使
用ができる。
【0017】また、溶解用タンクによる薬剤の溶解時に
は、サイホン管が遮断状態であるので、溶解用タンクで
の処理中の未溶解の溶液が貯留用タンク内に流出するこ
とがなく、そのため貯留用タンクの濃縮機能水が希釈さ
れてその質状性状が変化することはなく、安定した質状
性状の機能水を生成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を以下図面
と共に説明する。
【0019】図面は機能水生成装置を示し、図1におい
て、機能水生成装置10は機能水の一例として、弱酸性
機能水生成用の粉末剤を溶媒の水で溶解して、殺菌消毒
に有効な弱酸性機能水を生成する例を示す。
【0020】上述の機能水生成装置10の装置本体11
の内部には、後述するメインタンク(溶解用タンク)1
2(図2参照)と、シスタンク(貯留用タンク)13
(図2参照)とを内装している。上述の装置本体11の
上面の一側部には、操作キー14および表示器15と内
部に制御装置を備えた制御ユニット16を載置してお
り、操作キー14は装置10の運転などの操作を行な
い、表示器15は操作内容および装置の運転状態などを
表示する。
【0021】上述の制御ユニット16の後部の装置本体
11の上面には、定量磁気ポンプ17を載置としてお
り、該ポンプ17は薬剤を溶剤として使用する水で溶解
させて生成した濃縮機能水を所定量ごとに給水ラインに
吐出して給水ライン内で機能水を生成する。なお、上述
の定量磁気ポンプ17の下部であって装置本体11内部
には濃縮機能水を貯留したシスタンク13(図2参照)
が内蔵され、該シスタンク13から濃縮機能水が吸い上
げられる。
【0022】前述の装置本体11に載置した制御ユニッ
ト16の他側部には、ミキサー(撹拌装置)18を載置
しており、該ミキサー18の下部の装置本体11内部に
はメインタンク12(図2参照)を内蔵しており、この
メインタンク12内にミキサー18の撹拌羽根が位置
し、このメインタンク12に薬剤を溶剤として使用する
水で溶解するとき該ミキサー18は撹拌処理を行なう。
【0023】上述のミキサー18の前面側の装置本体1
1上面には、内部のメインタンク12に薬剤を投入する
ための開閉蓋19を枢着している。なお、開閉蓋19は
濃縮機能水の臭気が外部に漏れないように、シール性を
備えるように構成するとよい。 その他、装置本体11
の上面には回路に必要な配管の一部が載置される。
【0024】なお、装置本体11の制御ユニット16を
載置した側の前面には、内部に収納されるシスタンク1
3に対応させて、透明ガラスを水密状態に嵌め込んだ透
視窓20を形成しており、該透視窓20はシスタンク1
3内の濃縮機能水の量を外部から目視確認するために用
いる。
【0025】図2は、上述した機能水生成装置10の回
路構成を示し、例えば、水道水のような水を供給する給
水ライン21には、その上流側から下流にかけて順に、
所定の水圧に減圧する減圧弁22、通電時に閉となる第
1電磁弁23、流速を検知して該流速に対応したパルス
信号を発生して給水流量を検知するパルス発振計24、
逆止弁25、生成された機能水を次段に供給制御する蛇
口26を配設して接続している。
【0026】上述の減圧弁22と第1電磁弁23との間
の給水ライン21から注水ライン27を分岐し、該注水
ライン27には通電時に開となる第2および第3の電磁
弁28,29を並列に接続し、第2電磁弁28の注水ラ
イン27aを後述するサイホン管30の上部にキャッチ
弁48を介して供給接続し、また、第3電磁弁29の注
水ライン27bはメインタンク12の上部に開口して、
該メインタンク12に注水できるように接続している。
【0027】また、逆止弁25と蛇口26との間の給水
ライン21には、生成された濃縮機能水を供給ライン2
1に注出する注出ライン31を接続している。
【0028】メインタンク12およびシスタンク13
は、装置本体11の壁体の内周面を利用し、これらに仕
切り壁や、底面部材、天井部材を水密状に取付けてタン
ク状に形成しているが、独立して形成したメインタンク
12やシスタンク13を装置本体11に収納して構成す
ることもよい。
【0029】上述のメインタンク12とシスタンク13
はその底部の高さを略同一高さに位置して並列に位置
し、シスタンク13の容量はメインタンク12より小さ
く形成している。
【0030】並設した上述のメインタンク12とシスタ
ンク13とは前述したようにサイホン管30で接続して
いる。このサイホン管30は逆U字状の吸い上げ管であ
って、その逆U字状部分の頂部高さは、メインタンク1
2が貯留制限される上位液面よりも若干高い位置に設定
し、該頂部に前述の第2電磁弁28からの注水ライン2
7aを接続している。
【0031】上述のサイホン管30のメインタンク12
側の下端部30aは、メインタンク12の底部の近傍に
開口しており、また、サイホン管30のシスタンク13
側には、その下部に、注出口33以外は気密状態に封止
した封止管32を取り付けており、この封止管32内の
底部近傍に前述のサイホン管30の下端部30bを開口
している。そのため、メインタンク12から吸い上げ溶
解濃縮機能水は封止管32に充填され、さらに該封止管
32の注出口33からシスタンク13に貯留される。上
述の封止管32の注出口33の開口位置は、シスタンク
13で貯留の上限を設定した上限液面位の位置よりも下
方の位置で開口設定している。
【0032】なお、上述の封止管32はサイホン管30
の吸い上げ機能を高めるために装着したものであって、
これを省略して、サイホン管30の下端部30bをシス
タンク13内に直接開放することもできる。
【0033】上述の封止管32を用いる場合、メインタ
ンク12側よりシスタンク13側の管径を若干太いサイ
ズを使用し、封止管32の注出口33の管径をこれらよ
りも細いサイズを使用するとよい。
【0034】この構成によれば、サイホン管30におい
てメインタンク12側の吸い上げ容積より、シスタンク
13側の落下容積が多くなる量の差異で、同管を同径で
形成した場合より、サイホン管30の吸い上げ機能が促
進され、吸い上げ効率を上げることができる。
【0035】上述のシスタンク13内には、上述の貯留
上限の液面位を検知する上位液面センサ34と、貯留下
限の液切れに対応する液面位を検知する下位液面センサ
35を配設しており、これらのセンサはフロートセンサ
など適宜の液面を検知することのできるセンサで構成し
ている。なお、上位液面センサ34の位置設定は、該セ
ンサ34の位置以下の濃縮機能水の貯留量を注出する時
間が、薬剤の溶解処理作業が完了するに必要十分な時間
になる位置に設定している。換言すれば、シスタンク1
3の容量が上述の条件をまかなうように設定している。
また、下位液面センサ35は液切れを検知するので、こ
れを検知したときは、この検知に基づいて警報を出力
し、給水ライン21を閉鎖することになる。
【0036】上述のシスタンク13の上面部にはエア開
閉電磁弁36を接続し、該弁36を開放すると、シスタ
ンク13内が大気圧になり、また、閉鎖すると定圧を保
持する。メインタンク12から溶解濃縮機能水を移す時
はシスタンク13内を大気圧にすることにより、メイン
タンク12の液圧で溶液を容易に移すことができ、ま
た、定圧に保持すると、メインタンク12からの液圧に
よる流動を停止し、後述する定量電磁ポンプ17が注出
する溶液量をメインタンク12から吸い上げることがで
きる。
【0037】上述したシスタンク13の底部近傍には定
量磁気ポンプ17の吸入側を接続し、また、該ポンプ1
7の吐出側は背圧弁37を介して注出ライン31に接続
している。
【0038】上述の定量電磁ポンプ17は電磁駆動され
てシスタンク13から設定された量の濃縮機能水を注出
ライン31に吐出し、該注出ライン31から濃縮機能水
を給水ライン21に注出することにより、該給水ライン
21で所定濃度の機能水を生成する。
【0039】上述の所定濃度の機能水を得るために、定
量電磁ポンプ17はパルス発振計24が検知する流速の
検知に基づく給水流量に対応して駆動される。すなわ
ち、パルス発振計24は流速に対応したパルス信号を発
生しているので、このパルス信号を計数して、設定した
計数毎に濃縮機能水の所定量を吐出するように構成する
ことにより、流速の経んかにかかわらず、一定の配合の
機能水を生成することができる。
【0040】前述のメインタンク12において、該タン
ク12内部には薬剤の溶剤(溶媒)として使用する水の
注水量の満水量を設定するために、満水として設定した
液面を検知する満水液面センサ38と、このセンサ38
を越えて注水された時警報する警報液面センサ39を配
設している。なお、これらのセンサはフロートセンサな
ど適宜の液面を検知することのできるセンサで構成して
いる。
【0041】上述したメインタンク12およびシスタン
ク13の各底部にはドレンライン40を接続し、それぞ
れのラインに開閉弁41,42を取り付け、貯留された
濃縮機能水を排出することができるように構成してい
る。
【0042】前述したメインタンク12の上方に配設し
たミキサー18にはモータを内装しており、該モータで
駆動される回転軸43はメインタンク12内部に垂設さ
れ、該回転軸43の下部に撹拌羽根44を取り付けてい
る。
【0043】図3は、機能水生成装置10の制御装置4
5を示し、前述の制御ユニット15に構成される。
【0044】上述の制御装置45は、例えば、各装置を
プログラムに基づいて駆動制御するCPU、制御処理動
作のプログラムを格納したROM、動作データを記憶す
るRAM、クロックパルスを計数して計時するタイマな
どで構成している。
【0045】上述の制御装置45には以下の回路装置を
接続している。
【0046】すなわち、操作に対応した操作信号を出力
する操作キー14と、給水ライン21の流速に対応する
パルス信号を出力するパルス発振計24と、メインタン
ク12において満水液面を検知した検知信号を出力する
満水液面センサ38、警報液面を検知したとき検知信号
を出力する警報液面センサ39と、シスタンク13にお
いて上位液面を検知した検知信号を出力する上位液面セ
ンサ34、液切れを検知した検知信号を出力する下位液
面センサ35と、メインタンク12の開閉蓋19の開閉
を検知する開閉蓋検知センサ47と、操作状態や駆動状
態などの必要な事項を表示する表示器15と、メインタ
ンク12の注水が警報液面センサ39で検知されたと
き、液切れが下位液面センサ35で券ちされたとき、あ
るいは溶解処理が完了したときのように報知する必要な
ときに駆動される警報器46と、給水ライン21を開閉
し、通電により閉となる第1電磁弁23と、注水ライン
27を開閉し、通電により開となる第2電磁弁28と、
注水ライン27を開閉し、通電により開となる第3電磁
弁29と、シスタンク13の気密を開閉し、通電により
開となるエア電磁弁36と、濃縮機能水の定量を電磁駆
動で吐出する定量電磁ポンプ27と、メインタンク12
の薬剤を溶剤の水と撹拌するミキサー18とを、制御装
置45に接続する。
【0047】なお、前述の警報器46は、例えばブザ
ー、警報ランプで形成し、制御ユニット16に取り付け
る。
【0048】上述のように構成した機能水生成装置10
の薬剤溶解処理および機能水生成処理をする制御装置4
5の処理動作を図4のフローチャートを参照して説明す
る。
【0049】機能水生成装置10に電源を供給した初期
状態では、給水ライン21を開閉する第1電磁弁23は
offで弁を開放している。そのため蛇口26が閉鎖さ
れていることにより、給水ライン21の水は流動を停止
している。
【0050】濃縮機能水を生成する処理として、所定の
薬剤を溶剤で所定の濃度に溶解する。すなわち、溶解の
スタートを操作キー14から操作すると、該操作に基づ
いて制御装置45は、第1電磁弁23をonして給水ラ
イン21を閉鎖し、さらに、第3電磁弁29をonして
注水ライン27bを開放する(ステップn1)。
【0051】これにより、給水ライン21の水が注水ラ
イン27,27bを介してメインタンク12に注水され
る。
【0052】メインタンク12の注水が満水になって、
満水液面センサ38がこれを検知すると、制御装置45
は、所定時間警報器46を駆動して、満水状態を警報
し、さらに、第1電磁弁23をoffして給水ライン2
1を開放し、同時に、第3電磁弁29をoffして注水
ライン27bを閉鎖して、メインタンク12への注水を
停止する(ステップn2)。
【0053】次に薬剤をメインタンク12に投入する
(ステップn3)。
【0054】薬剤の例としては、高度サラシ粉などから
なる殺菌剤A、およびコハク酸などからなるPH調整剤
製剤Bの2種類を用いた弱酸性機能水生成用粉末剤であ
って、これを溶剤としてもちいる水で所定濃度に溶解し
て溶解濃縮機能水を生成する。 メインタンク12の開
閉蓋19を開放すると、検知センサ47がこれを検知
し、この検知に基づいて警報器46が駆動され、開閉蓋
19が開放されたことを警報する。
【0055】次いで、上述した粉末薬剤の1回分に設定
された所定量が投入されて、開閉蓋19が閉鎖される
と、警報器46の駆動が停止する。なお、開閉蓋19を
シール状態に閉鎖すると、薬剤により臭気の漏れを防止
することができる。
【0056】次いで、操作キー14よりミキサー18の
駆動を入力すると、設定された時間、例えば、20分間
ミキサー18が駆動される(ステップn4,n5)。
【0057】溶媒である水の中に薬剤が投入されて、こ
れをミキサー18で撹拌すると、薬剤が溶解して所定濃
度の濃縮機能水が生成される。生成された該濃縮機能水
をメインタンク12からシスタンク13に移す(ステッ
プn6)。
【0058】エア電磁弁36をonしてシスタンク13
を大気圧に開放し、さらに、第2電磁弁28を所定時
間、すなわち、サイホン管30内のエアを排出するのに
必要最少限度の水を注水するべく、例えば、3秒間第2
電磁弁28をonして、注水ライン27aを開放する。
この開放でサイホン管30に注水ライン27aから給水
圧をもった水が充填されるので、サイホン管30内部の
エアが下端部30a、30bからそれぞれのタンク1
2,13に排出される。
【0059】次いで、第2電磁弁28を所定時間後of
fすると、サイホン管30内にはエアが排除されて水が
充填されているので、メインタンク12側の液圧で該タ
ンク12内の濃縮機能水はサイホン管30を介してシス
タンク13に流動する。すなわち、サイホン管30のメ
インタンク12側の下端部30aからシスタンク13側
の封止管32内に位置する下端部30bに排出し、さら
に封止管32の注出口33からシスタンク13内に流動
して貯留される。
【0060】濃縮機能水がメインタンク12からシスタ
ンク13に移されて貯留され、その量が上位液面センサ
34まで達して該センサ34に検知されると、エア電磁
弁36をoffしてシスタンク13を密閉することによ
り、この密閉されたシスタンク13の空気圧がメインタ
ンク12の液圧と対応すると、サイホン管30による流
動が停止して、メインタンク12からシスタンク13へ
の濃縮機能水の供給が中断される(ステップn7)。
【0061】これによって、機能水生成の準備が完了
し、機能水の使用が可能となる(ステップn8)。
【0062】すなわち、蛇口26を開放して給水ライン
21を開放すると、パルス発振計24が給水時の流速を
検知してその流速に対応したパルス信号を出力するの
で、制御装置45は給水の流速に基づく流量に対応させ
て定量電磁ポンプ17を駆動する。
【0063】定量電磁ポンプ17はシスタンク13から
設定された所定量の濃縮機能水を吸引して、これを注出
ライン31に吐出し、注出ライン31に吐出された濃縮
機能水は給水ライン21で水と混合されることになり、
給水ライン21内で機能水が生成される。
【0064】したがって、蛇口26から給水される水は
機能水となり、この実施例では弱酸性機能水であって、
殺菌力を持った弱酸性機能水として使用することができ
る。
【0065】機能水の使用により定量電磁ポンプ17が
駆動されてシスタンク13内の濃縮機能水が吸い出され
ると、シスタンク13内は気密を保持しているので、吸
い出された量の濃縮機能水がメインタンク12からサイ
ホン管30を介して吸い上げられ補充される。
【0066】さらに、蛇口26側からの機能水の使用に
より、メインタンク12内の濃縮機能水が減量して、サ
イホン管30の下端部30aより少なくなると、該サイ
ホン管30に空気が入り、その吸い上げ機能が停止し
て、メインタンク12からの濃縮機能水の補給が停止さ
れる。
【0067】その後機能水の生成はシスタンク13に貯
留された濃縮機能水で実行される。また、シスタンク1
3内の濃縮機能水が減量して上位の液面が上位液面セン
サ34より下がって、該センサ34がoffになると、
エア電磁弁36がonして、シスタンク13内を大気圧
に開放する(ステップn9)。
【0068】上述のようにシスタンク13の上位液面セ
ンサ34がoffになることに基づいて、濃縮機能水の
補給のために、前述したステップn1にリターンして濃
縮機能水を生成する。
【0069】このような作業を繰り返し実行することに
より、給水ライン21を停止することなく機能水の生成
ができる。
【0070】上述のリターン処理において、メインタン
ク12に注水する場合(ステップn1参照)、第1電磁
弁23をoff(弁開)のままにして、給水ライン21
を使用可能状態にしておくことにより、給水ライン21
を止めることなく、機能水の生成が継続される。
【0071】また、前述のリターン処理で、メインタン
ク12が満水になれば、警報器46を駆動して、薬剤の
投入(ステップn3参照)を待機するが、この待機中、
または溶解処理中に、シスタンク13の濃縮機能水の液
切れが下位液面センサ35で検知されると、第1電磁弁
23をonに制御して、給水ライン21を閉鎖して、蛇
口26側への給水を停止し、水のみが蛇口26側に供給
されるのを禁止する。
【0072】この発明の構成と、実施例との対応におい
て、この発明の貯留用タンクは、実施例のシスタンク1
3に対応し、以下同様に、溶解用タンクは、メインタン
ク12に対応し、撹拌手段は、ミキサー18に対応し、
開閉弁は、エア電磁弁36に対応するも、この発明は、
実施例の構成のみに限定されるものではなく、多くの実
施の形態を備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 機能水生成装置の外観斜視図。
【図2】 機能水生成装置の回路構成図。
【図3】 機能水生成装置の制御回路ブロック図。
【図4】 制御処理のフローチャート。
【符号の説明】
10…機能水生成装置 12…メインタンク 13…シスタンク 17…定量磁気ポンプ 18…ミキサー 21…給水ライン 30…サイホン管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯留用タンクに貯留された濃縮機能水を所
    定量毎に定量供給手段で給水ラインに供給することによ
    り給水ラインに機能水を生成する機能水生成装置であっ
    て、前記貯留用タンクに溶解用タンクを並設して、これ
    ら両タンクをサイホン管で接続し、上記溶解用タンクで
    濃縮機能水を生成して、該濃縮機能水をサイホン管を介
    して貯留用タンクに移す機能水生成装置。
  2. 【請求項2】前記溶解用タンクに薬剤と溶剤とを撹拌す
    る撹拌手段を備えた請求項1に記載の機能水生成装置。
  3. 【請求項3】前記貯留用タンクを気密状に形成して、該
    気密を開閉する開閉弁を設けた請求項1または2に記載
    の機能水生成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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