JP2003260383A - 電気集塵システム - Google Patents

電気集塵システム

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JP2003260383A
JP2003260383A JP2002068481A JP2002068481A JP2003260383A JP 2003260383 A JP2003260383 A JP 2003260383A JP 2002068481 A JP2002068481 A JP 2002068481A JP 2002068481 A JP2002068481 A JP 2002068481A JP 2003260383 A JP2003260383 A JP 2003260383A
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dust collecting
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Atsushi Kataya
篤史 片谷
Hiroshi Hosono
細野  洋
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Panasonic Ecology Systems Co Ltd
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Matsushita Ecology Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気集塵機全体が大型化することなく、また集
塵機能を低下させることなく、集塵部で集塵されなかっ
た粉塵を中和し、帯電粒子による壁面付着汚染を防止す
ることができる電気集塵システムを提供すること。 【解決手段】集塵ユニットには、高電圧を印加して粉塵
に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクーロン力に
よって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニットを複
数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵ブロック
を複数個設けることで、発生する粉塵を捕集する電気集
塵システムであって、プラス放電ブロックの処理風量と
マイナス放電ブロックの処理風量との差が少なくなるよ
うに、複数の前記集塵ブロックをプラス放電ブロックと
マイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分し、
前記プラス放電ブロックはプラス放電用の高圧発生盤と
接続し、前記マイナス放電ブロックはマイナス放電用の
高圧発生盤と接続したことを特徴とする電気集塵システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発生する粉塵を捕
集する電気集塵システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、トンネル用集塵機として、粉塵に
電荷を与えることで、トンネル内で発生する粉塵を捕集
する電気集塵機が採用されている。しかし、かかる方式
の電気集塵機にあっては、帯電させた粉塵はその殆どが
集塵機で集塵されるが、捕集しきれなかった僅かな帯電
粉塵がトンネル壁面に付着してしまい、トンネル壁面の
汚れの原因となってしまう。従って、集塵しきれなかっ
た粉塵については、集塵機からの流出後に速やかに粉塵
の電荷を中和することが好ましく、そのためには帯電粉
塵に異極性の電荷を与える必要がある。粉塵に異極性の
電荷を帯電させる技術については、既に特開昭53−6
4878号公報で提案されている。この技術は、正負の
異なった極性の電気集塵部を交互に配置し、集塵部で集
塵されなかった粉塵を中和することで帯電粒子による壁
面付着汚染を防止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭53−
64878号公報で提案されている技術は理想的ではあ
るが、この種のトンネル用の電気集塵機では、帯電部に
印加する電圧は10kV前後の高電圧であるため、正負
の異なった極性の電気集塵部を交互に配置するには、単
一極性の電気集塵部を配置する場合と比較して、2倍の
絶縁距離を確保する必要がある。このように、電気集塵
部間に必要な絶縁距離を確保するには、電気集塵機全体
が大型化してしまい、また限られたスペースに設置する
場合には、電気集塵部として機能する面積が狭くなって
しまい、集塵能力の低下をきたしてしまう。また、正負
の異なった極性の電気集塵部に、それぞれ給電する高圧
発生盤を設けることはコストアップにもつながってしま
う。以上のように、特開昭53−64878号公報で提
案されている技術を現場で有効に利用するためには、帯
電部に印加する電圧が高電圧であることを考慮して電気
集塵部を配置する必要がある。
【0004】そこで本発明は、電気集塵機全体が大型化
することなく、また集塵機能を低下させることなく、集
塵部で集塵されなかった粉塵を中和し、帯電粒子による
壁面付着汚染を防止することができる電気集塵システム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
電気集塵システムは、集塵ユニットには、高電圧を印加
して粉塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクー
ロン力によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニ
ットを複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵
ブロックを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集す
る電気集塵システムであって、プラス放電ブロックの処
理風量とマイナス放電ブロックの処理風量との差が少な
くなるように、複数の前記集塵ブロックをプラス放電ブ
ロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で
区分し、前記プラス放電ブロックはプラス放電用の高圧
発生盤と接続し、前記マイナス放電ブロックはマイナス
放電用の高圧発生盤と接続したことを特徴とする。請求
項2記載の本発明の電気集塵システムは、集塵ユニット
には、高電圧を印加して粉塵に電荷を与える帯電部と、
帯電した粉塵をクーロン力によって捕集する集塵部とを
備え、前記集塵ユニットを複数個配設して集塵ブロック
を構成し、前記集塵ブロックを複数個設けることで、発
生する粉塵を捕集する電気集塵システムであって、プラ
ス放電ブロックを構成する集塵ユニット数が、マイナス
放電ブロックを構成する集塵ユニット数の0.3〜3倍
となるように、複数の前記集塵ブロックをプラス放電ブ
ロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で
区分し、前記プラス放電ブロックはプラス放電用の高圧
発生盤と接続し、前記マイナス放電ブロックはマイナス
放電用の高圧発生盤と接続したことを特徴とする。請求
項3記載の本発明の電気集塵システムは、集塵ユニット
には、高電圧を印加して粉塵に電荷を与える帯電部と、
帯電した粉塵をクーロン力によって捕集する集塵部とを
備え、前記集塵ユニットを複数個配設して集塵ブロック
を構成し、前記集塵ブロックを複数個設けることで、発
生する粉塵を捕集する電気集塵システムであって、プラ
ス放電ブロックを構成する集塵ユニット数とマイナス放
電ブロックを構成する集塵ユニット数との差が最も少な
くなるように、複数の前記集塵ブロックをプラス放電ブ
ロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で
区分し、前記プラス放電ブロックはプラス放電用の高圧
発生盤と接続し、前記マイナス放電ブロックはマイナス
放電用の高圧発生盤と接続したことを特徴とする。請求
項4記載の本発明の電気集塵システムは、集塵ユニット
には、高電圧を印加して粉塵に電荷を与える帯電部と、
帯電した粉塵をクーロン力によって捕集する集塵部とを
備え、前記集塵ユニットを複数個配設して集塵ブロック
を構成し、前記集塵ブロックを複数個設けることで、発
生する粉塵を捕集する電気集塵システムであって、プラ
ス放電電流の総和に対するマイナス放電電流の総和の比
が0.3〜3倍になるように、複数の前記集塵ブロック
をプラス放電ブロックとマイナス放電ブロックとに集塵
ブロック単位で区分し、前記プラス放電ブロックはプラ
ス放電用の高圧発生盤と接続し、前記マイナス放電ブロ
ックはマイナス放電用の高圧発生盤と接続したことを特
徴とする。請求項5記載の本発明は、請求項1から請求
項4のいずれかに記載の電気集塵システムにおいて、少
なくとも3つの前記集塵ブロックを同一列に配設する場
合には、異極の放電ブロックが隣り合うように配設した
ことを特徴とする。請求項6記載の本発明は、請求項1
から請求項4のいずれかに記載の電気集塵システムにお
いて、前記集塵ブロックの筐体は接地され、前記筐体に
は前記高圧発生盤と配線接続する高圧配線口を有し、前
記筐体内には前記高圧配線口と電気的に接続された給電
装置が配設され、前記集塵ユニットの側面には当該集塵
ユニット内の帯電部と集塵部に給電する給電部が設けら
れ、前記給電装置は、隣り合う2つの前記集塵ユニット
の前記給電部と給電ばねを介して接続したことを特徴と
する。請求項7記載の本発明は、請求項1から請求項3
のいずれかに記載の電気集塵システムにおいて、トンネ
ル内に開口する空気取入口と空気排出口とを有する集塵
用通風路が複数経路に区分され、それぞれの経路には、
複数の前記集塵ブロックからなる集塵機と、送風を行う
集塵ファンとが設けられ、前記経路単位で、プラス放電
ブロックの処理風量又は集塵ユニット数と、マイナス放
電ブロックの処理風量又は集塵ユニット数との差が少な
くなるように、複数の前記集塵ブロックをプラス放電ブ
ロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で
区分したことを特徴とする。請求項8記載の本発明は、
請求項4に記載の電気集塵システムにおいて、トンネル
内に開口する空気取入口と空気排出口とを有する集塵用
通風路が複数経路に区分され、それぞれの経路には、複
数の前記集塵ブロックからなる集塵機と、送風を行う集
塵ファンとが設けられ、前記経路単位で、プラス放電電
流の総和に対するマイナス放電電流の総和の比が0.3
〜3倍になるように、複数の前記集塵ブロックをプラス
放電ブロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロック
単位で区分したことを特徴とする。請求項9記載の本発
明は、請求項7に記載の電気集塵システムにおいて、前
記経路単位で、プラス放電ブロックの処理風量又は集塵
ユニット数が、マイナス放電ブロックの処理風量又は集
塵ユニット数と差がある場合には、前記経路間でプラス
放電ブロックの処理風量又は集塵ユニット数とマイナス
放電ブロックの処理風量又は集塵ユニット数との差が少
なくなるように、それぞれの前記経路内に配置される複
数の前記集塵ブロックをプラス放電ブロックとマイナス
放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分したことを特
徴とする。請求項10記載の本発明は、請求項8に記載
の電気集塵システムにおいて、前記経路単位で、プラス
放電電流の総和とマイナス放電電流の総和とに差がある
場合には、前記経路間でプラス放電電流の総和に対する
マイナス放電電流の総和の比が0.3〜3倍になるよう
に、それぞれの前記経路内に配置される複数の前記集塵
ブロックをプラス放電ブロックとマイナス放電ブロック
とに集塵ブロック単位で区分したことを特徴とする。請
求項11記載の本発明は、請求項1から請求項4に記載
の電気集塵システムにおいて、内部に配設される集塵ユ
ニットの数が他の集塵ブロックと異なる集塵ブロックが
少なくとも一つ含まれていることを特徴とする。請求項
12記載の本発明は、請求項11に記載の電気集塵シス
テムにおいて、複数の前記集塵ブロックの中に、一つの
集塵ユニットを備えた集塵ブロックが少なくとも一つ含
まれていることを特徴とする。請求項13記載の本発明
の電気集塵システムは、集塵ユニットには、高電圧を印
加して粉塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をク
ーロン力によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユ
ニットを複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集
塵ブロックを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集
する電気集塵システムであって、プラス放電用の高圧発
生盤と接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニッ
ト数が、マイナス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブ
ロックの処理風量又は集塵ユニット数よりも多い場合に
はマイナス帯電ユニットを設け、プラス放電用の高圧発
生盤と接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニッ
ト数が、マイナス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブ
ロックの処理風量又は集塵ユニット数よりも少ない場合
にはプラス帯電ユニットを設けたことを特徴とする。請
求項14記載の本発明の電気集塵システムは、高電圧を
印加して粉塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵を
クーロン力によって捕集する集塵部とを備えた集塵ユニ
ットを用いて、発生する粉塵を捕集する電気集塵システ
ムであって、前記集塵ユニットと異極の帯電ユニットを
設けたことを特徴とする。請求項15記載の本発明の電
気集塵システムは、集塵ユニットには、高電圧を印加し
て粉塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクーロ
ン力によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニッ
トを複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵ブ
ロックを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集する
電気集塵システムであって、マイナス放電用の高圧発生
盤と接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット
数が、プラス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロッ
クの処理風量又は集塵ユニット数以上の場合には、プラ
ス放電電圧の絶対値の平均をマイナス放電電圧の絶対値
の平均よりも高く設定し、マイナス放電用の高圧発生盤
と接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数
が、プラス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロック
の処理風量又は集塵ユニット数よりも少ない場合には、
マイナス放電電圧の絶対値の平均をプラス放電電圧の絶
対値の平均よりも高く設定することを特徴とする。請求
項16記載の本発明の電気集塵システムは、集塵ユニッ
トには、高電圧を印加して粉塵に電荷を与える帯電部
と、帯電した粉塵をクーロン力によって捕集する集塵部
とを備え、前記集塵ユニットを複数個配設して集塵ブロ
ックを構成し、前記集塵ブロックを複数個設けること
で、発生する粉塵を捕集する電気集塵システムであっ
て、複数の前記集塵ブロックをプラス放電ブロックとマ
イナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で25対75
〜75対25の比率の範囲に入るように区分し、前記プ
ラス放電ブロックの放電電圧の絶対値の平均を前記マイ
ナス放電ブロックの絶対値の平均の放電電圧よりも高く
設定することで、マイナス帯電粉塵とプラス帯電粉塵と
の差を少なくすることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明による第1の実施の形態
は、帯電部と集塵部とを備えた複数の集塵ユニットを配
設した集塵ブロックを複数ブロック設け、プラス放電ブ
ロックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量と
の差が少なくなるように、複数の集塵ブロックをプラス
放電ブロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロック
単位で区分し、プラス放電ブロックはプラス放電用の高
圧発生盤と接続し、マイナス放電ブロックはマイナス放
電用の高圧発生盤と接続したものである。本実施の形態
によれば、集塵ブロック内に複数の集塵ユニットを設
け、集塵ブロック単位でプラス放電ブロックとマイナス
放電ブロックとに区分することで、一つの集塵ブロック
内の集塵ユニットへの給電は同極電圧であるため、集塵
ユニット間の絶縁距離は従来通りの寸法で対応できる。
従って、電気集塵機全体が大型化することなく、また集
塵機能を低下させることなく、集塵部で集塵しきれなか
った粉塵を中和し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止
することができる。
【0007】本発明による第2の実施の形態は、プラス
放電ブロックを構成する集塵ユニット数が、マイナス放
電ブロックを構成する集塵ユニット数の0.3〜3倍と
なるように、複数の集塵ブロックをプラス放電ブロック
とマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分
し、プラス放電ブロックはプラス放電用の高圧発生盤と
接続し、マイナス放電ブロックはマイナス放電用の高圧
発生盤と接続したものである。本実施の形態によれば、
集塵ブロック内に複数の集塵ユニットを設け、集塵ブロ
ック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロック
とに区分することで、一つの集塵ブロック内の集塵ユニ
ットへの給電は同極電圧であるため、集塵ユニット間の
絶縁距離は従来通りの寸法で対応できる。従って、電気
集塵機全体が大型化することなく、また集塵機能を低下
させることなく、集塵部で集塵しきれなかった粉塵を中
和し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止することがで
きる。
【0008】本発明による第3の実施の形態は、プラス
放電ブロックを構成する集塵ユニット数とマイナス放電
ブロックを構成する集塵ユニット数との差が最も少なく
なるように、複数の集塵ブロックをプラス放電ブロック
とマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分
し、プラス放電ブロックはプラス放電用の高圧発生盤と
接続し、マイナス放電ブロックはマイナス放電用の高圧
発生盤と接続したものである。本実施の形態によれば、
集塵ブロック内に複数の集塵ユニットを設け、集塵ブロ
ック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロック
とに区分することで、一つの集塵ブロック内の集塵ユニ
ットへの給電は同極電圧であるため、集塵ユニット間の
絶縁距離は従来通りの寸法で対応できる。従って、電気
集塵機全体が大型化することなく、また集塵機能を低下
させることなく、集塵部で集塵しきれなかった粉塵を中
和し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止することがで
きる。
【0009】本発明による第4の実施の形態は、プラス
放電電流の総和に対するマイナス放電電流の総和の比が
0.3〜3倍になるように、複数の集塵ブロックをプラ
ス放電ブロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロッ
ク単位で区分し、プラス放電ブロックはプラス放電用の
高圧発生盤と接続し、マイナス放電ブロックはマイナス
放電用の高圧発生盤と接続したものである。本実施の形
態によれば、集塵ブロック内に複数の集塵ユニットを設
け、集塵ブロック単位でプラス放電ブロックとマイナス
放電ブロックとに区分することで、一つの集塵ブロック
内の集塵ユニットへの給電は同極電圧であるため、集塵
ユニット間の絶縁距離は従来通りの寸法で対応できる。
従って、電気集塵機全体が大型化することなく、また集
塵機能を低下させることなく、集塵部で集塵しきれなか
った粉塵を中和し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止
することができる。
【0010】本発明による第5の実施の形態は、第1か
ら第4の実施の形態において、少なくとも3つの集塵ブ
ロックを同一列に配設する場合には、異極の放電ブロッ
クが隣り合うように配設したものである。本実施の形態
によれば、捕集されなかった帯電集塵を、集塵ブロック
からの流出後の早い段階で中和させることができ、帯電
粉塵による通風路内壁面等への付着汚染を防止すること
ができる。
【0011】本発明による第6の実施の形態は、第1か
ら第4の実施の形態において、集塵ブロックの筐体は接
地され、筐体には高圧発生盤と配線接続する高圧配線口
を有し、筐体内には高圧配線口と電気的に接続された給
電装置が配設され、集塵ユニットの側面には当該集塵ユ
ニット内の帯電部と集塵部に給電する給電部が設けら
れ、給電装置は、隣り合う2つの集塵ユニットの給電部
と給電ばねを介して接続したものである。本実施の形態
によれば、給電装置が集塵ユニット間に配設される構成
であるため、集塵ユニットと集塵ブロックの筐体とのス
ペースを小さくすることができる。
【0012】本発明による第7の実施の形態は、第1か
ら第3の実施の形態において、トンネル内に開口する空
気取入口と空気排出口とを有する集塵用通風路が複数経
路に区分され、それぞれの経路には、複数の集塵ブロッ
クからなる集塵機と、送風を行う集塵ファンとが設けら
れ、経路単位で、プラス放電ブロックの処理風量又は集
塵ユニット数と、マイナス放電ブロックの処理風量又は
集塵ユニット数との差が少なくなるように、複数の集塵
ブロックをプラス放電ブロックとマイナス放電ブロック
とに集塵ブロック単位で区分したものである。本実施の
形態によれば、経路単位で、プラス放電ブロックの処理
風量とマイナス放電ブロックの処理風量との差が少なく
なるように、複数の集塵ブロックをプラス放電ブロック
とマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分す
ることで、経路内通風路内壁面等への帯電粉塵による付
着汚染を防止することができる。
【0013】本発明による第8の実施の形態は、第4の
実施の形態において、トンネル内に開口する空気取入口
と空気排出口とを有する集塵用通風路が複数経路に区分
され、それぞれの経路には、複数の集塵ブロックからな
る集塵機と、送風を行う集塵ファンとが設けられ、経路
単位で、プラス放電電流の総和に対するマイナス放電電
流の総和の比が0.3〜3倍になるように、複数の集塵
ブロックをプラス放電ブロックとマイナス放電ブロック
とに集塵ブロック単位で区分したものである。本実施の
形態によれば、経路単位で、プラス放電電流の総和に対
するマイナス放電電流の総和の比が0.3〜3倍になる
ように、複数の集塵ブロックをプラス放電ブロックとマ
イナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分するこ
とで、経路内通風路内壁面等への帯電粉塵による付着汚
染を防止することができる。
【0014】本発明による第9の実施の形態は、第7の
実施の形態において、経路単位で、プラス放電ブロック
の処理風量又は集塵ユニット数が、マイナス放電ブロッ
クの処理風量又は集塵ユニット数とに差がある場合に
は、経路間でプラス放電ブロックの処理風量又は集塵ユ
ニット数とマイナス放電ブロックの処理風量又は集塵ユ
ニット数との差が少なくなるように、それぞれの経路内
に配置される複数の集塵ブロックをプラス放電ブロック
とマイナス放電ブロックとに区分したものである。本実
施の形態によれば、それぞれの経路から流出した帯電粉
塵によるトンネル内壁面への付着汚染を更に有効に防止
することができる。
【0015】本発明による第10の実施の形態は、第8
の実施の形態において、経路単位で、プラス放電電流の
総和とマイナス放電電流の総和とに差がある場合には、
経路間でプラス放電電流の総和に対するマイナス放電電
流の総和の比が0.3〜3倍になるように、それぞれの
経路内に配置される複数の集塵ブロックをプラス放電ブ
ロックとマイナス放電ブロックとに区分したものであ
る。本実施の形態によれば、それぞれの経路から流出し
た帯電粉塵によるトンネル内壁面への付着汚染を更に有
効に防止することができる。
【0016】本発明による第11の実施の形態は、第1
から第4の実施の形態において、内部に配設される集塵
ユニットの数が他の集塵ブロックと異なる集塵ブロック
が少なくとも一つ含まれているものである。本実施の形
態によれば、特に同一能力の集塵ブロックをスペース上
の問題で偶数個配設することができない場合に、プラス
放電ブロックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理
風量との差が少なくなるように調整しやすくなる。
【0017】本発明による第12の実施の形態は、第1
1の実施の形態において、複数の集塵ブロックの中に、
一つの集塵ユニットを備えた集塵ブロックが少なくとも
一つ含まれているものである。本実施の形態によれば、
プラス放電ブロックの処理風量とマイナス放電ブロック
の処理風量との差が少なくなるように調整することが更
に容易となる。
【0018】本発明による第13の実施の形態は、プラ
ス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理風
量又は集塵ユニット数が、マイナス放電用の高圧発生盤
と接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数
よりも多い場合にはマイナス帯電ユニットを設け、プラ
ス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理風
量又は集塵ユニット数が、マイナス放電用の高圧発生盤
と接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数
よりも少ない場合にはプラス帯電ユニットを設けたもの
である。本実施の形態によれば、集塵ブロック内に複数
の集塵ユニットを設け、集塵ブロック単位でプラス放電
ブロックとマイナス放電ブロックとに区分することで、
一つの集塵ブロック内の集塵ユニットへの給電は同極電
圧であるため、集塵ユニット間の絶縁距離は従来通りの
寸法で対応できる。従って、電気集塵機全体が大型化す
ることなく、また集塵機能を低下させることもない。ま
た、プラス帯電粉塵が多く発生する場合にはマイナス帯
電ユニットを、マイナス帯電粉塵が多く発生する場合に
はプラス帯電ユニットを設けることで、集塵部で集塵し
きれなかった粉塵を中和し、帯電粉塵による壁面付着汚
染を防止することができる。
【0019】本発明による第14の実施の形態は、集塵
ユニットと異極の帯電ユニットを設けたものである。本
実施の形態によれば、帯電ユニットによって集塵部で集
塵しきれなかった粉塵を中和し、帯電粉塵による壁面付
着汚染を防止することができる。
【0020】本発明による第15の実施の形態は、マイ
ナス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理
風量又は集塵ユニット数が、プラス放電用の高圧発生盤
と接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数
以上の場合には、プラス放電電圧の絶対値の平均をマイ
ナス放電電圧の絶対値の平均よりも高く設定し、マイナ
ス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理風
量又は集塵ユニット数が、プラス放電用の高圧発生盤と
接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数よ
りも少ない場合には、マイナス放電電圧の絶対値の平均
をプラス放電電圧の絶対値の平均よりも高く設定するも
のである。本実施の形態によれば、集塵ブロック内に複
数の集塵ユニットを設け、集塵ブロック単位でプラス放
電ブロックとマイナス放電ブロックとに区分すること
で、一つの集塵ブロック内の集塵ユニットへの給電は同
極電圧であるため、集塵ユニット間の絶縁距離は従来通
りの寸法で対応できる。従って、電気集塵機全体が大型
化することなく、また集塵機能を低下させることもな
い。また、プラス放電電圧とマイナス放電電圧とを調整
することで、集塵部で集塵しきれなかった粉塵を中和
し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止することができ
る。
【0021】本発明による第16の実施の形態は、複数
の集塵ブロックをプラス放電ブロックとマイナス放電ブ
ロックとに集塵ブロック単位で25対75〜75対25
の比率の範囲に入るように区分し、プラス放電ブロック
の放電電圧の絶対値の平均をマイナス放電ブロックの放
電電圧の絶対値の平均よりも高く設定することで、マイ
ナス帯電粉塵とプラス帯電粉塵との差を少なくするもの
である。本実施の形態によれば、集塵ブロック内に複数
の集塵ユニットを設け、集塵ブロック単位でプラス放電
ブロックとマイナス放電ブロックとに区分することで、
一つの集塵ブロック内の集塵ユニットへの給電は同極電
圧であるため、集塵ユニット間の絶縁距離は従来通りの
寸法で対応できる。従って、電気集塵機全体が大型化す
ることなく、また集塵機能を低下させることもない。ま
た、プラス放電電圧の絶対値の平均とマイナス放電電圧
の絶対値の平均とが同じ場合には、マイナス帯電粉塵が
多く発生するため、プラス放電ブロックの放電電圧の絶
対値の平均をマイナス放電ブロックの放電電圧の絶対値
の平均よりも高く設定することで、マイナス帯電粉塵と
プラス帯電粉塵との差を少なくなるように調整すること
ができ、集塵部で集塵しきれなかった粉塵を中和し、帯
電粉塵による壁面付着汚染を防止することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
いて説明する。まず、図1から図6を用いて、本実施例
によるトンネル用電気集塵機の設備概要について説明す
る。図1は本実施例によるトンネル用電気集塵機の設備
概要を示す概略斜視図、図2は同トンネル用電気集塵シ
ステムの概略平面図、図3は図2に示すIII−III
線断面図、図4は図2に示すIV−IV線断面図、図5
は図2に示すV−V線断面図、図6は図2に示すVI−
VI線断面図である。図に示すように、トンネル1内に
開口する空気取入口2と空気排出口3とを有する集塵用
通風路4が地中に形成され、この集塵用通風路4内に
は、隔壁板等によって2経路の集塵用通風路4A、4B
が形成され、本実施例による集塵機10は、それぞれの
集塵用通風路4A、4B内に設けられる。第1集塵用通
風路4Aには、複数の集塵ブロックからなる集塵機10
Aと、送風を行う集塵ファン5Aとが設けられ、第2集
塵用通風路4Bには、複数の集塵ブロックからなる集塵
機10Bと、送風を行う集塵ファン5Bとがそれぞれ設
けられている。また、この集塵用通風路4内には、2経
路の集塵用通風路4A、4Bと隔壁板等によって区分さ
れた補機室6と電気室7とがそれぞれ設けられている。
なお、補機室6内には、集塵機10A、10B内の洗浄
に用いる洗浄水槽や、洗浄水ポンプ、汚水貯留槽、水抜
きコンプレッサ、及びこれらを操作する操作空気源ユニ
ット等の装置が配設されている。また電気室7内には、
高圧発生盤80や集塵制御盤等の装置が配設されてい
る。
【0023】図3に示すように、集塵機10Aが設置さ
れる箇所の第1集塵用通風路4Aは拡大され、5つの集
塵ブロックが配設されている。ここで集塵ブロックが配
設されない第1集塵用通風路4Aは遮蔽される。例え
ば、集塵ブロック31Pは内部に8つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m/sのプラス放電ブロッ
ク、集塵ブロック31Mは内部に8つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m /sのマイナス放電ブロッ
ク、集塵ブロック32Pは内部に4つの集塵ユニットを
配設した処理風量が20m/sのプラス放電ブロッ
ク、集塵ブロック33Pは内部に2つの集塵ユニットを
配設した処理風量が10m/sのプラス放電ブロック
である。集塵機10Aは、集塵ブロック31Pの両側に
集塵ブロック31Mを並べて配置し、これら3つの集塵
ブロック31P、31Mの上部に集塵ブロック32Pと
集塵ブロック33Pとを配置している。従って、この集
塵機10Aは、プラス放電ブロックの処理風量が70m
/s、マイナス放電ブロックの処理風量が80m
sとなり、プラス放電ブロックの処理風量とマイナス放
電ブロックの処理風量又は集塵ユニット数との差が少な
くなるように、集塵ブロック単位でプラス放電ブロック
とマイナス放電ブロックとに区分している。また、プラ
ス放電ブロックを構成する集塵ユニット数が、マイナス
放電ブロックを構成する集塵ユニット数の0.88倍と
なるように、集塵ブロック単位でプラス放電ブロックと
マイナス放電ブロックとに区分している。また、内部に
配設される集塵ユニットの数が、他の集塵ブロック31
P、31Mと異なる集塵ブロック32P、33Pを配設
することで、プラス放電ブロックの処理風量とマイナス
放電ブロックの処理風量との差が少なくなるように調整
している。
【0024】また図4に示すように、集塵機10Bが設
置される箇所の第2集塵用通風路4Bも拡大され、5つ
の集塵ブロックが配設されている。ここで集塵ブロック
が配設されない第2集塵用通風路4Bは遮蔽される。例
えば、集塵ブロック31Pは内部に8つの集塵ユニット
を配設した処理風量が40m/sのプラス放電ブロッ
ク、集塵ブロック31Mは内部に8つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m/sのマイナス放電ブロッ
ク、集塵ブロック32Mは内部に4つの集塵ユニットを
配設した処理風量が20m/sのマイナス放電ブロッ
ク、集塵ブロック33Mは内部に2つの集塵ユニットを
配設した処理風量が10m/sのマイナス放電ブロッ
クである。集塵機10Bは、集塵ブロック31Mの両側
に集塵ブロック31Pを並べて配置し、これら3つの集
塵ブロック31P、31Mの上部に集塵ブロック32M
と集塵ブロック33Mとを配置している。従って、この
集塵機10Bは、プラス放電ブロックの処理風量が80
/s、マイナス放電ブロックの処理風量が70m
/sとなり、プラス放電ブロックの処理風量とマイナス
放電ブロックの処理風量又は集塵ユニット数との差が少
なくなるように、集塵ブロック単位でプラス放電ブロッ
クとマイナス放電ブロックとに区分している。また、プ
ラス放電ブロックを構成する集塵ユニット数が、マイナ
ス放電ブロックを構成する集塵ユニット数の1.14倍
となるように、集塵ブロック単位でプラス放電ブロック
とマイナス放電ブロックとに区分している。また、内部
に配設される集塵ユニットの数が、他の集塵ブロック3
1P、31Mと異なる集塵ブロック32M、33Mを配
設することで、プラス放電ブロックの処理風量とマイナ
ス放電ブロックの処理風量との差が少なくなるように調
整している。
【0025】また、本実施例のように第1集塵用通風路
4Aに配設される集塵機10Aは、プラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量とに差が
あるため、第2集塵用通風路4Bに配設される集塵機1
0Bは、集塵機10Aの集塵ブロックと極性が対称とな
るように配置することで、経路間でプラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量との差を
少なくしている。
【0026】また図5に示すように、補機室6は、第1
集塵用通風路4Aと第2集塵用通風路4Bの下方に形成
されている。また図6に示すように、集塵用通風路4の
下流側には、第1集塵用通風路4A内と連通させた集塵
ファン5Aと、第2集塵用通風路4B内と連通させた集
塵ファン5Bとが併設されている。
【0027】次に、図7から図11を用いて、本実施例
によるトンネル用電気集塵機の集塵ブロックについて説
明する。図7は本実施例によるトンネル用電気集塵機の
一つの集塵ブロックを示す正面図、図8は図7に示すV
III−VIII線断面図、図9は図7に示すIX−I
X線断面図、図10は同集塵ブロックの背面下部を示す
要部背面図、図11は他の集塵ブロックの一部破断斜視
図である。図7から図10に示す集塵ブロック31(3
1P、31M)は、筐体40内に8つの集塵ユニット5
0を2列4段に配設している。筐体40は、天面、底
面、及び両側面を接地された鉄板で覆うとともに、空気
流入側となる前面には入口保護網41が、空気流出側と
なる背面には出口保護網42が設けられている。また入
口保護網41の内部には、入口保護網41に対向させ
て、空気の流入を制御する入口ダンパ43が、出口保護
網42の内部には、出口保護網42に対向させて、空気
の流入を制御する出口ダンパ44が設けられている。ま
た入口ダンパ43の近傍と、出口ダンパ44の近傍に
は、集塵ユニット50に洗浄水を噴出させる洗浄ノズル
45が配設されている。
【0028】また図10に示すように、筐体40の背面
側下部には、高圧発生盤と配線接続する高圧配線口46
を設けている。この高圧配線口46は、配線電極47
A、47B及び給電装置48A、48Bと電気的に接続
されている。配線電極47Aは、集塵ユニット50と空
気流出側の洗浄ノズル45との間であって、2列に配設
される集塵ユニット50の間に、段方向に積み重ねられ
た4つの集塵ユニット50にまたがって垂直方向に設け
られている。またこの配線電極47Aには、4つの給電
装置48Aが設けられている。一方、配線電極47B
は、集塵ユニット50と空気流入側の洗浄ノズル45と
の間であって、2列に配設される集塵ユニット50の間
に、段方向に積み重ねられた4つの集塵ユニット50に
またがって垂直方向に設けられている。またこの配線電
極47Bには、4つの給電装置48Bが設けられてい
る。それぞれの給電装置48Aは、集塵ユニット50の
集塵部53に向かって突出させた構成としている。集塵
部53の側面には集塵部53に給電する給電部51Aが
設けられ、給電装置48Aは、隣り合う2つの集塵部5
3の給電部51Aと給電ばね49Aを介して接続され
る。一方、それぞれの給電装置48Bは、集塵ユニット
50の帯電部52に向かって突出させた構成としてい
る。帯電部52の側面には帯電部52に給電する給電部
51Bが設けられ、給電装置48Bは、隣り合う2つの
帯電部52の給電部51Bと給電ばね49Bを介して接
続される。
【0029】図11に示す集塵ブロック32(32P、
32M)は、筐体40内に、4つの集塵ユニット50を
2列2段に配設したものである。なお、既に説明した機
能と同一機能を有する構成部材には同一番号を付して説
明を省略する。本実施例に示す集塵ブロック32も、基
本的には集塵ユニット50の数が異なるだけで、その他
の構成については図7から図10に示す集塵ブロック3
1と同様である。
【0030】次に、図12を用いて本実施例による集塵
ブロックに配設される集塵ユニットについて説明する。
図12は、本実施例による集塵ブロックに配設される集
塵ユニットを示す斜視図である。集塵ユニット50は、
空気の流れの上流側に平均電界強度が約550V/mm
となる帯電部52を、下流側に平均電界強度が約900
V/mmとなる集塵部53を配置している。また集塵ユ
ニット50の側面には集塵部53に給電する給電部51
Aと、帯電部52に給電する給電部51Bとが設けられ
ている。帯電部52は、複数枚の接地極板52Bが所定
間隔あけて並設され、接地極板52Bの間に放電線52
Aが配置された構造となっている。集塵部53は、荷電
極板53Aと集塵極板53Bとを交互に所定間隔あけて
並設している。帯電部52は、放電線52Aに高電圧を
印加し、接地極板52Bとの間で発生するコロナ放電に
よって粉塵に電荷を与えて帯電させる。また、集塵部5
3は、荷電極板53Aに電圧を印加し集塵極板53Bと
の間で電界を形成し、帯電した粉塵をクーロン力によっ
て集塵極板53Bに捕集する。
【0031】次に、図13と図14を用いて、本実施例
によるトンネル用電気集塵機の集塵ブロックに給電する
高圧発生盤について説明する。図13は本実施例による
トンネル用電気集塵機の集塵ブロックに給電する高圧発
生盤を示す正面図、図14は同高圧発生盤を示す側面図
である。図に示すように、本実施例では、4つのプラス
放電用の高圧発生盤80Pと、4つのマイナス放電用の
高圧発生盤80Mとを備えている。それぞれの高圧発生
盤80P、80Mは、給電リレー81を有する高圧発生
ユニット82と、高圧コントロールユニット83と、入
出力端子84とをそれぞれ独立に備えている。これらの
高圧発生盤80P、80Mは、基本的には集塵ブロック
毎に接続され、それぞれの集塵ブロックへの給電を行
う。すなわち、一つの高圧発生盤80Pは一つの集塵ブ
ロック31Pと接続され、一つの高圧発生盤80Mは一
つの集塵ブロック31Mと接続される。また標準となる
集塵ブロック31Pより集塵ユニット数が少ない集塵ブ
ロック32Pと集塵ブロック33Pとは、残りの高圧発
生盤80Pと接続され、標準となる集塵ブロック31M
より集塵ユニット数が少ない集塵ブロック32Mと集塵
ブロック33Mとは、残りの高圧発生盤80Mと接続さ
れる。
【0032】次に、第1集塵用通風路4Aに設置される
集塵機10Aと第2集塵用通風路4Bに設置される集塵
機10Bの他の配設例について説明する。図15は、そ
れぞれの集塵用通風路に配設される集塵機の他の実施例
による配置構成を示す通路断面図である。第1集塵用通
風路4Aに設置される集塵機10Aとして4つの集塵ブ
ロックが並列に配設されている。ここで集塵ブロックが
配設されない第1集塵用通風路4Aは遮蔽される。例え
ば、集塵ブロック31Pは内部に8つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m/sのプラス放電ブロッ
ク、集塵ブロック31Mは内部に8つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m/sのマイナス放電ブロッ
ク、集塵ブロック34Pは内部に2つの集塵ユニットを
配設した処理風量が10m/sのプラス放電ブロック
である。集塵機10Aは、集塵ブロック31Pの両側に
集塵ブロック31Mを並べて配置し、これら3つの集塵
ブロック31P、31Mの上部に集塵ブロック34Pを
配置している。従って、この集塵機10Aは、プラス放
電ブロックの処理風量が50m/s、マイナス放電ブ
ロックの処理風量が80m/sとなり、プラス放電ブ
ロックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量又
は集塵ユニット数との差が最も少なくなるように、集塵
ブロック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロ
ックとに区分している。また、プラス放電ブロックを構
成する集塵ユニット数が、マイナス放電ブロックを構成
する集塵ユニット数の0.63倍となるように、集塵ブ
ロック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロッ
クとに区分している。また、内部に配設される集塵ユニ
ットの数が、他の集塵ブロック31P、31Mと異なる
集塵ブロック34Pを配設することで、プラス放電ブロ
ックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量との
差が少なくなるように調整している。なおこの集塵機1
0Aは、マイナス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブ
ロックの処理風量又は集塵ユニット数が、プラス放電用
の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理風量又は集
塵ユニット数以上であるため、プラス放電電圧の絶対値
の平均をマイナス放電電圧の絶対値の平均よりも高く設
定して、マイナス帯電粉塵とプラス帯電粉塵との差を少
なくすることが好ましい。
【0033】一方、第2集塵用通風路4Bに設置される
集塵機10Bとして4つの集塵ブロックが並列に配設さ
れている。ここで集塵ブロックが配設されない第2集塵
用通風路4Bは遮蔽される。例えば、集塵ブロック31
Pは内部に8つの集塵ユニットを配設した処理風量が4
0m/sのプラス放電ブロック、集塵ブロック31M
は内部に8つの集塵ユニットを配設した処理風量が40
/sのマイナス放電ブロック、集塵ブロック34M
は内部に2つの集塵ユニットを配設した処理風量が10
/sのマイナス放電ブロックである。集塵機10B
は、集塵ブロック31Mの両側に集塵ブロック31Pを
並べて配置し、これら3つの集塵ブロック31P、31
Mの上部に集塵ブロック34Mを配置している。従っ
て、この集塵機10Bは、プラス放電ブロックの処理風
量が80m/s、マイナス放電ブロックの処理風量が
50m/sとなり、プラス放電ブロックの処理風量と
マイナス放電ブロックの処理風量又は集塵ユニット数と
の差が最も少なくなるように、集塵ブロック単位でプラ
ス放電ブロックとマイナス放電ブロックとに区分してい
る。また、プラス放電ブロックを構成する集塵ユニット
数が、マイナス放電ブロックを構成する集塵ユニット数
の1.60倍となるように、集塵ブロック単位でプラス
放電ブロックとマイナス放電ブロックとに区分してい
る。また、内部に配設される集塵ユニットの数が、他の
集塵ブロック31P、31Mと異なる集塵ブロック34
Mを配設することで、プラス放電ブロックの処理風量と
マイナス放電ブロックの処理風量との差が少なくなるよ
うに調整している。なおこの集塵機10Bは、マイナス
放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理風量
又は集塵ユニット数が、プラス放電用の高圧発生盤と接
続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数より
も少ないため、マイナス放電電圧の絶対値の平均をプラ
ス放電電圧の絶対値の平均よりも高く設定し、マイナス
帯電粉塵とプラス帯電粉塵との差を少なくすることが好
ましい。
【0034】また、本実施例のように第1集塵用通風路
4Aに配設される集塵機10Aは、プラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量とに差が
あるため、第2集塵用通風路4Bに配設される集塵機1
0Bは、集塵機10Aの集塵ブロックと極性が対称とな
るように配置することで、経路間でプラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量との差を
少なくしている。
【0035】図16は、それぞれの集塵用通風路に配設
される集塵機の更に他の実施例による配置構成を示す通
路断面図である。第1集塵用通風路4Aに設置される集
塵機10Aとして5つの集塵ブロックが並列に配設され
ている。ここで集塵ブロックが配設されない第1集塵用
通風路4Aは遮蔽される。例えば、集塵ブロック31P
は内部に8つの集塵ユニットを配設した処理風量が40
/sのプラス放電ブロック、集塵ブロック31Mは
内部に8つの集塵ユニットを配設した処理風量が40m
/sのマイナス放電ブロック、集塵ブロック35Pは
内部に6つの集塵ユニットを配設した処理風量が30m
/sのプラス放電ブロック、集塵ブロック35Mは内
部に6つの集塵ユニットを配設した処理風量が30m
/sのマイナス放電ブロックである。集塵機10Aは、
集塵ブロック31Pの両側に集塵ブロック31Mを並べ
て配置し、これら3つの集塵ブロック31P、31Mの
上部に集塵ブロック35P、35Mを配置している。な
お、ここで集塵ブロック35P、35Mは、集塵能力を
高める場合に使用する予備用として設置されるものであ
る。従って、この集塵機10Aは、プラス放電ブロック
の処理風量が70m/s、マイナス放電ブロックの処
理風量が110m/sとなり、プラス放電ブロックの
処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量又は集塵ユ
ニット数との差が最も少なくなるように、集塵ブロック
単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロックとに
区分している。また、プラス放電ブロックを構成する集
塵ユニット数が、マイナス放電ブロックを構成する集塵
ユニット数の0.64倍となるように、集塵ブロック単
位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロックとに区
分している。また、内部に配設される集塵ユニットの数
が、他の集塵ブロック31P、31Mと異なる集塵ブロ
ック35P、35Mを配設することで、プラス放電ブロ
ックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量との
差が少なくなるように調整している。なおこの集塵機1
0Aは、マイナス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブ
ロックの処理風量又は集塵ユニット数が、プラス放電用
の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理風量又は集
塵ユニット数以上であるため、プラス放電電圧の絶対値
の平均をマイナス放電電圧の絶対値の平均よりも高く設
定して、マイナス帯電粉塵とプラス帯電粉塵との差を少
なくすることが好ましい。
【0036】一方、第2集塵用通風路4Bに設置される
集塵機10Bとして5つの集塵ブロックが並列に配設さ
れている。ここで集塵ブロックが配設されない第2集塵
用通風路4Bは遮蔽される。例えば、集塵ブロック31
Pは内部に8つの集塵ユニットを配設した処理風量が4
0m/sのプラス放電ブロック、集塵ブロック31M
は内部に8つの集塵ユニットを配設した処理風量が40
/sのマイナス放電ブロック、集塵ブロック35M
は内部に6つの集塵ユニットを配設した処理風量が30
/sのマイナス放電ブロック、集塵ブロック35P
は内部に6つの集塵ユニットを配設した処理風量が30
/sのプラス放電ブロックである。集塵機10B
は、集塵ブロック31Mの両側に集塵ブロック31Pを
並べて配置し、これら3つの集塵ブロック31P、31
Mの上部に集塵ブロック35M、35Pを配置してい
る。なお、ここで集塵ブロック35P、35Mは、集塵
能力を高める場合に使用する予備用として設置されるも
のである。従って、この集塵機10Bは、プラス放電ブ
ロックの処理風量が110m/s、マイナス放電ブロ
ックの処理風量が70m/sとなり、プラス放電ブロ
ックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量又は
集塵ユニット数との差が最も少なくなるように、集塵ブ
ロック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロッ
クとに区分している。また、プラス放電ブロックを構成
する集塵ユニット数が、マイナス放電ブロックを構成す
る集塵ユニット数の1.57倍となるように、集塵ブロ
ック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロック
とに区分している。また、内部に配設される集塵ユニッ
トの数が、他の集塵ブロック31P、31Mと異なる集
塵ブロック35M、35Pを配設することで、プラス放
電ブロックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風
量との差が少なくなるように調整している。なおこの集
塵機10Bは、マイナス放電用の高圧発生盤と接続した
集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数が、プラス
放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理風量
又は集塵ユニット数よりも少ないため、マイナス放電電
圧の絶対値の平均をプラス放電電圧の絶対値の平均より
も高く設定し、マイナス帯電粉塵とプラス帯電粉塵との
差を少なくすることが好ましい。
【0037】また、本実施例のように第1集塵用通風路
4Aに配設される集塵機10Aは、プラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量とに差が
あるため、第2集塵用通風路4Bに配設される集塵機1
0Bは、集塵機10Aの集塵ブロックと極性が対称とな
るように配置することで、経路間でプラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量との差を
少なくしている。
【0038】次に、第1集塵用通風路4Aに設置される
集塵機10Aと第2集塵用通風路4Bに設置される集塵
機10Bの更に他の配設例について説明する。図17
は、それぞれの集塵用通風路に配設される集塵機の他の
実施例による配置構成を示す通路断面図である。第1集
塵用通風路4Aに設置される集塵機10Aとして3つの
集塵ブロックが並列に配設されている。ここで集塵ブロ
ックが配設されない第1集塵用通風路4Aは遮蔽され
る。例えば、集塵ブロック31Pは内部に8つの集塵ユ
ニットを配設した処理風量が40m/sのプラス放電
ブロック、集塵ブロック31Mは内部に8つの集塵ユニ
ットを配設した処理風量が40m/sのマイナス放電
ブロック、集塵ブロック36Mは内部に3つの集塵ユニ
ットを配設した処理風量が15m/sのマイナス放電
ブロックである。集塵機10Aは、集塵ブロック31P
の両側に集塵ブロック31Mと集塵ブロック36Mを並
べて配置している。従って、この集塵機10Aは、プラ
ス放電ブロックの処理風量が40m/s、マイナス放
電ブロックの処理風量が55m/sとなり、プラス放
電ブロックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風
量又は集塵ユニット数との差が最も少なくなるように、
集塵ブロック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電
ブロックとに区分している。また、プラス放電ブロック
を構成する集塵ユニット数が、マイナス放電ブロックを
構成する集塵ユニット数の0.73倍となるように、集
塵ブロック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブ
ロックとに区分している。また、内部に配設される集塵
ユニットの数が、他の集塵ブロック31P、31Mと異
なる集塵ブロック36Mを配設することで、プラス放電
ブロックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量
との差が少なくなるように調整している。なおこの集塵
機10Aは、マイナス放電用の高圧発生盤と接続した集
塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数が、プラス放
電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理風量又
は集塵ユニット数以上であるため、プラス放電電圧の絶
対値の平均をマイナス放電電圧の絶対値の平均よりも高
く設定して、マイナス帯電粉塵とプラス帯電粉塵との差
を少なくすることが好ましい。
【0039】一方、第2集塵用通風路4Bに設置される
集塵機10Bとして3つの集塵ブロックが並列に配設さ
れている。ここで集塵ブロックが配設されない第2集塵
用通風路4Bは遮蔽される。例えば、集塵ブロック31
Pは内部に8つの集塵ユニットを配設した処理風量が4
0m/sのプラス放電ブロック、集塵ブロック31M
は内部に8つの集塵ユニットを配設した処理風量が40
/sのマイナス放電ブロック、集塵ブロック36P
は内部に3つの集塵ユニットを配設した処理風量が15
/sのプラス放電ブロックである。集塵機10B
は、集塵ブロック31Mの両側に集塵ブロック31Pと
集塵ブロック36Pとを並べて配置している。従って、
この集塵機10Bは、プラス放電ブロックの処理風量が
55m/s、マイナス放電ブロックの処理風量が40
/sとなり、プラス放電ブロックの処理風量とマイ
ナス放電ブロックの処理風量又は集塵ユニット数との差
が最も少なくなるように、集塵ブロック単位でプラス放
電ブロックとマイナス放電ブロックとに区分している。
また、プラス放電ブロックを構成する集塵ユニット数
が、マイナス放電ブロックを構成する集塵ユニット数の
1.38倍となるように、集塵ブロック単位でプラス放
電ブロックとマイナス放電ブロックとに区分している。
また、内部に配設される集塵ユニットの数が、他の集塵
ブロック31P、31Mと異なる集塵ブロック36Pを
配設することで、プラス放電ブロックの処理風量とマイ
ナス放電ブロックの処理風量との差が少なくなるように
調整している。なおこの集塵機10Bは、マイナス放電
用の高圧発生盤と接続した集塵ブロックの処理風量又は
集塵ユニット数が、プラス放電用の高圧発生盤と接続し
た集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数よりも少
ないため、マイナス放電電圧の絶対値の平均をプラス放
電電圧の絶対値の平均よりも高く設定し、マイナス帯電
粉塵とプラス帯電粉塵との差を少なくすることが好まし
い。
【0040】また、本実施例のように第1集塵用通風路
4Aに配設される集塵機10Aは、プラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量とに差が
あるため、第2集塵用通風路4Bに配設される集塵機1
0Bは、集塵機10Aの集塵ブロックと極性が対称とな
るように配置することで、経路間でプラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量との差を
少なくしている。
【0041】次に、第1集塵用通風路4Aに設置される
集塵機10Aと第2集塵用通風路4Bに設置される集塵
機10Bの更に他の配設例について説明する。図18
は、それぞれの集塵用通風路に配設される集塵機の他の
実施例による配置構成を示す通路断面図である。本実施
例は、図17に示す実施例で用いた集塵ブロック36M
に代えて、内部に1つの集塵ユニットを配設した処理風
量が5m/sのマイナス放電ブロック37Mを用い、
集塵ブロック36Pに代えて、内部に1つの集塵ユニッ
トを配設した処理風量が5m/sのプラス放電ブロッ
ク37Pを用いたものである。その他の構成と作用につ
いては図17の場合と同様であるので説明を省略する。
なお、プラス放電ブロックを構成する集塵ユニット数
が、マイナス放電ブロックを構成する集塵ユニット数の
0.89倍又は1.13倍となるように、集塵ブロック
単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロックとに
区分している。なお、上記実施例では、帯電部52とし
て、放電線52Aを用いて説明したが、トゲ電極からな
る帯電部電極で構成することもできる。
【0042】次に、帯電ブロックを設置する実施例につ
いて以下に説明する。ここで帯電ブロックとは帯電ユニ
ットから構成され、帯電ユニットは、集塵部を持たず、
高電圧を印加して粉塵に電荷を与える帯電部を備えたも
のである。なお、以下の説明では複数の帯電ユニットを
備えた帯電ブロックで説明するが、帯電ユニットであっ
てもよい。図19は、それぞれの集塵用通風路に配設さ
れる集塵機の他の実施例による配置構成を示す通路断面
図である。第1集塵用通風路4Aに設置される集塵機1
0Aとして3つの集塵ブロックと1つの帯電ブロックが
並列に配設されている。ここで集塵ブロックが配設され
ない第1集塵用通風路4Aは遮蔽される。例えば、集塵
ブロック31Pは内部に8つの集塵ユニットを配設した
処理風量が40m/sのプラス放電ブロック、集塵ブ
ロック31Mは内部に8つの集塵ユニットを配設した処
理風量が40m/sのマイナス放電ブロック、帯電ブ
ロック60Pは内部に2つの帯電ユニットを配設した処
理風量が10m/sのプラス帯電ブロックである。集
塵機10Aは、集塵ブロック31Pの両側に集塵ブロッ
ク31Mを並べて配置し、これら3つの集塵ブロック3
1P、31Mの上部に帯電ブロック60Pを配置してい
る。従って、この集塵機10Aは、プラス放電ブロック
の処理風量が40m/s、マイナス放電ブロックの処
理風量が80m/sとなり、プラス放電ブロックの処
理風量とマイナス放電ブロックの処理風量又は集塵ユニ
ット数との差が少なくなるように、集塵ブロック単位で
プラス放電ブロックとマイナス放電ブロックとに区分し
ている。また、プラス放電ブロックの処理風量又は集塵
ユニット数が、マイナス放電ブロックの処理風量又は集
塵ユニット数よりも少ないためにプラス帯電ブロックを
設けている。
【0043】一方、第2集塵用通風路4Bに設置される
集塵機10Bとして3つの集塵ブロックと1つの帯電ブ
ロックが並列に配設されている。ここで集塵ブロックが
配設されない第2集塵用通風路4Bは遮蔽される。例え
ば、集塵ブロック31Pは内部に8つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m/sのプラス放電ブロッ
ク、集塵ブロック31Mは内部に8つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m/sのマイナス放電ブロッ
ク、帯電ブロック60Mは内部に2つの集塵ユニットを
配設した処理風量が10m/sのマイナス帯電ブロッ
クである。集塵機10Bは、集塵ブロック31Mの両側
に集塵ブロック31Pを並べて配置し、これら3つの集
塵ブロック31P、31Mの上部に帯電ブロック60M
を配置している。従って、この集塵機10Bは、プラス
放電ブロックの処理風量が80m/s、マイナス放電
ブロックの処理風量が40m/sとなり、プラス放電
ブロックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量
又は集塵ユニット数との差が少なくなるように、集塵ブ
ロック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電ブロッ
クとに区分している。また、プラス放電ブロックの処理
風量又は集塵ユニット数が、マイナス放電ブロックの処
理風量又は集塵ユニット数よりも多いためにマイナス帯
電ブロックを設けている。
【0044】また、本実施例のように第1集塵用通風路
4Aに配設される集塵機10Aは、プラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量とに差が
あるため、第2集塵用通風路4Bに配設される集塵機1
0Bは、集塵機10Aの集塵ブロックと極性が対称とな
るように配置することで、経路間でプラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量との差を
少なくしている。
【0045】図20は、それぞれの集塵用通風路に配設
される集塵機の他の実施例による配置構成を示す通路断
面図である。第1集塵用通風路4Aに設置される集塵機
10Aとして2つの集塵ブロックと1つの帯電ブロック
が並列に配設されている。ここで集塵ブロックが配設さ
れない第1集塵用通風路4Aは遮蔽される。例えば、集
塵ブロック31Mは内部に8つの集塵ユニットを配設し
た処理風量が40m/sのマイナス放電ブロック、帯
電ブロック61Pは内部に3つの帯電ユニットを配設し
た処理風量が15m/sのプラス帯電ブロックであ
る。従って、この集塵機10Aは、マイナス放電ブロッ
クの処理風量が80m/sとなるが、プラス帯電ブロ
ックを設けることで、集塵部で集塵しきれなかった粉塵
を中和し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止すること
ができる。
【0046】一方、第2集塵用通風路4Bに設置される
集塵機10Bとして2つの集塵ブロックと1つの帯電ブ
ロックが並列に配設されている。ここで集塵ブロックが
配設されない第2集塵用通風路4Bは遮蔽される。例え
ば、集塵ブロック31Pは内部に8つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m/sのプラス放電ブロッ
ク、帯電ブロック61Mは内部に3つの集塵ユニットを
配設した処理風量が15m/sのマイナス放電ブロッ
クである。従って、この集塵機10Bは、プラス放電ブ
ロックの処理風量が80m/sとなるが、マイナス帯
電ブロックを設けることで、集塵部で集塵しきれなかっ
た粉塵を中和し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止す
ることができる。
【0047】また、本実施例のように集塵機10Aと集
塵機10Bとの集塵ブロックの極性を逆とすることで、
経路間での集塵部で集塵しきれなかった粉塵を中和し、
帯電粉塵による壁面付着汚染を防止することができる。
【0048】図21は、それぞれの集塵用通風路に配設
される集塵機の他の実施例による配置構成を示す通路断
面図である。第1集塵用通風路4Aに設置される集塵機
10Aとして2つの集塵ブロックと1つの帯電ブロック
が並列に配設されている。ここで集塵ブロックが配設さ
れない第1集塵用通風路4Aは遮蔽される。例えば、集
塵ブロック31Pは内部に8つの集塵ユニットを配設し
た処理風量が40m/sのマイナス放電ブロック、帯
電ブロック62Mは内部に8つの帯電ユニットを配設し
た処理風量が40m/sのマイナス帯電ブロックであ
る。従って、この集塵機10Aは、プラス放電ブロック
の処理風量が80m/sとなるが、マイナス帯電ブロ
ックを設けることで、集塵部で集塵しきれなかった粉塵
を中和し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止すること
ができる。
【0049】一方、第2集塵用通風路4Bに設置される
集塵機10Bとして2つの集塵ブロックと1つの帯電ブ
ロックが並列に配設されている。ここで集塵ブロックが
配設されない第2集塵用通風路4Bは遮蔽される。例え
ば、集塵ブロック31Pは内部に8つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m/sのプラス放電ブロッ
ク、帯電ブロック61Mは内部に3つの集塵ユニットを
配設した処理風量が40m/sのマイナス放電ブロッ
クである。従って、この集塵機10Bは、プラス放電ブ
ロックの処理風量が80m/sとなるが、マイナス帯
電ブロックを設けることで、集塵部で集塵しきれなかっ
た粉塵を中和し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止す
ることができる。
【0050】次に、図22を用いて、本発明の他の実施
例によるトンネル用電気集塵システムについて説明す
る。図22は、本発明の他の実施例によるトンネル掘削
時に用いられるトンネル用電気集塵システムの概念構成
図である。断面積が100m2を超す大断面トンネルで
は、TBMにより先進導坑をトンネル全長貫通させ、そ
の後両側から拡幅する工法が一般的である.図は、両坑
口から掘削が進められており、両坑口との間にはTBM
導坑が設けられていることを示している。図に示すよう
に、TBM坑には2つの集塵機11A、11Bが併設さ
れ、一方の坑口にも、2つの集塵機12A、12Bが併
設されている。ここで集塵機11Aと集塵機12Aとに
は集塵ブロックにプラス放電電圧を印加し、集塵機11
Bと集塵機12Bとには集塵ブロックにマイナス放電電
圧を印加する。このように本実施例によれば、TBM坑
に、プラス放電電圧を集塵ブロックに印加する集塵機1
1Aと、マイナス放電電圧を集塵ブロックに印加する集
塵機11Bとを設けることで、TBM坑内での帯電粉塵
による壁面付着汚染を防止することができる。また、一
方の坑内においても、プラス放電電圧を集塵ブロックに
印加する集塵機12Aと、マイナス放電電圧を集塵ブロ
ックに印加する集塵機12Bとを設けることで、坑内で
の帯電粉塵による壁面付着汚染を防止することができ
る。また、図示のように、TBM坑内の一方の側面側に
集塵機11Aを、他方の側面側に集塵機11Bを配置
し、坑内では一方の側面側に集塵機12Bを、他方の側
面側に集塵機12Aを配置することで、粉塵の中和を更
に促進することができる。
【0051】次に、図23から図26を用いて、本発明
の他の実施例による沿道設置用電気集塵システムについ
て説明する。なお、以下に説明する集塵ブロックは、既
に上記実施例で説明した集塵ブロックと機能的には同様
の構成であり、その他高圧発生盤との接続などの構成も
上記実施例と同様であるため説明を省略する。なお、以
下の説明においては、集塵ユニット数は全ての集塵ブロ
ックにおいて同数であるとして説明するが、既に上記実
施例で説明したようなユニット数の異なる集塵ブロック
を用いてもよい。また本実施例のように集塵機毎に処理
風量を変更できる構成にあっては、処理風量を集塵機毎
に変更してもよい。また、以下に説明する集塵機は、空
気流入口を側面に空気流出口を上面に配置した構成であ
ることが好ましい。
【0052】図23は、本発明の他の実施例による沿道
設置用電気集塵システムの設置状態を示す概念平面図で
ある。図に示すように、車道15の間には中央分離帯1
6が設けられ、車道15と歩道との間にはそれぞれガー
ドレール17が設けられている。それぞれの車道15の
歩道側には、プラス放電電圧が印加される集塵ブロック
を備えた集塵機13Aと、マイナス放電電圧が印加され
る集塵ブロックを備えた集塵機13Bとが交互に配置さ
れて集塵機帯131、132が構成されている。集塵機
帯131は、2つの集塵機13Aと3つの集塵機13B
とから構成され、両側部に集塵機13Bが配置されるよ
うに構成されている。一方、集塵機帯132は、3つの
集塵機13Aと2つの集塵機13Bとから構成され、両
側部に集塵機13Aが配置されるように構成されてい
る。このように、集塵機帯131、132は、集塵機1
3Aと集塵機13Bとを交互に配置することで、集塵機
13A、13Bで捕集されなかった帯電集塵を、集塵機
13A、13Bからの流出後の早い段階で中和させるこ
とができ、帯電粉塵による付着汚染を防止することがで
きる。また、プラス放電ブロックの処理風量又は集塵ユ
ニット数と、マイナス放電ブロックの処理風量又は集塵
ユニット数との差が少なくなるように、プラス放電ブロ
ックからなる集塵機13Aとマイナス放電ブロックから
なる集塵機13Bとに区分したことで、帯電粉塵による
付着汚染を防止することができる。また、集塵ブロック
内に複数の集塵ユニットを設け、プラス放電ブロックか
らなる集塵機13Aとマイナス放電ブロックからなる集
塵機13Bとに区分することで、一つの集塵機13A、
13B内の集塵ユニットへの給電は同極電圧であるた
め、集塵ユニット間の絶縁距離は従来通りの寸法で対応
できる。従って、電気集塵機全体が大型化することな
く、また集塵機能を低下させることなく、集塵部で集塵
しきれなかった粉塵を中和し、帯電粉塵による付着汚染
を防止することができる。また、両側部に集塵機13B
が配置される集塵機帯131と、両側部に集塵機13A
が配置される集塵機帯132とを隣り合わせで配設する
ことで、帯電粉塵の中和を促進することができる。な
お、集塵機13A、13Bの空気流入口は、車道15側
であることが好ましい。
【0053】図24は、本発明の更に他の実施例による
沿道設置用電気集塵システムの設置状態を示す概念平面
図である。図24に示す沿道設置用電気集塵システム
は、図23に示す沿道設置用電気集塵システムに、更に
中央分離帯にも集塵機帯を設けたものである。中央分離
帯16には、プラス放電電圧が印加される集塵ブロック
を備えた集塵機14Aと、マイナス放電電圧が印加され
る集塵ブロックを備えた集塵機14Bとが交互に配置さ
れて集塵機帯141、142が構成されている。集塵機
帯141は、3つの集塵機14Aと2つの集塵機14B
とから構成され、両側部に集塵機14Aが配置されるよ
うに構成されている。一方、集塵機帯142は、2つの
集塵機14Aと3つの集塵機14Bとから構成され、両
側部に集塵機14Bが配置されるように構成されてい
る。このように、集塵機帯141、142は、集塵機1
4Aと集塵機14Bとを交互に配置することで、集塵機
14A、14Bで捕集されなかった帯電集塵を、集塵機
14A、14Bからの流出後の早い段階で中和させるこ
とができ、帯電粉塵による付着汚染を防止することがで
きる。また、プラス放電ブロックの処理風量又は集塵ユ
ニット数と、マイナス放電ブロックの処理風量又は集塵
ユニット数との差が少なくなるように、プラス放電ブロ
ックからなる集塵機14Aとマイナス放電ブロックから
なる集塵機14Bとに区分したことで、帯電粉塵による
付着汚染を防止することができる。また、集塵ブロック
内に複数の集塵ユニットを設け、プラス放電ブロックか
らなる集塵機14Aとマイナス放電ブロックからなる集
塵機14Bとに区分することで、一つの集塵機14A、
14B内の集塵ユニットへの給電は同極電圧であるた
め、集塵ユニット間の絶縁距離は従来通りの寸法で対応
できる。従って、電気集塵機全体が大型化することな
く、また集塵機能を低下させることなく、集塵部で集塵
しきれなかった粉塵を中和し、帯電粉塵による付着汚染
を防止することができる。また、両側部に集塵機14A
が配置される集塵機帯141と、両側部に集塵機14B
が配置される集塵機帯142とを隣り合わせで配設する
ことで、帯電粉塵の中和を促進することができる。な
お、集塵機14A、14Bの空気流入口は、車道15側
であることが好ましい。
【0054】図25は、本発明の更に他の実施例による
沿道設置用電気集塵システムの設置状態を示す概念平面
図である。図25に示す沿道設置用電気集塵システム
は、図24に示す沿道設置用電気集塵システムにおけ
る、中央分離帯への集塵機帯を、それぞれの車道15に
沿って、2列配置したものである。本実施例のように2
列配置する場合には、集塵機帯141と集塵機帯142
とを対向させて配設することで、帯電粉塵の中和を更に
促進することができる。
【0055】図26は、本発明の更に他の実施例による
沿道設置用電気集塵システムの設置状態を示す概念平面
図である。図26に示す沿道設置用電気集塵システム
は、図23に示す沿道設置用電気集塵システムを、交差
点付近に適用したものである。すなわち本実施例は、交
差点から所定の距離内にある車道15の歩道側に、集塵
機帯131と集塵機帯132とを配設したものである。
図23から図26に示すように、本発明の電気集塵シス
テムは、例えば車道のような開放空間においても利用す
ることができる。また、上記実施例では、プラス放電ブ
ロックの処理風量又は集塵ユニット数と、マイナス放電
ブロックの処理風量又は集塵ユニット数との差が少なく
なるように、複数の集塵ブロックをプラス放電ブロック
とマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分し
た場合で説明したが、処理風量や集塵ユニット数の代わ
りに放電電流に着目して、プラス放電電流の総和に対す
るマイナス放電電流の総和の比が0.3〜3倍になるよ
うに、複数の集塵ブロックをプラス放電ブロックとマイ
ナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分してもよ
い。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、集塵ブロック内に複数の集塵ユニットを設け、
集塵ブロック単位でプラス放電ブロックとマイナス放電
ブロックとに区分することで、一つの集塵ブロック内の
集塵ユニットへの給電は同極電圧であるため、集塵ユニ
ット間の絶縁距離は従来通りの寸法で対応できるため、
電気集塵機全体が大型化することなく、また集塵機能を
低下させることなく、集塵部で集塵しきれなかった粉塵
を中和し、帯電粉塵による壁面付着汚染を防止すること
ができる。また本発明によれば、捕集しきれなかった帯
電粉塵を、集塵ブロックからの流出後の早い段階で中和
させることができ、帯電粉塵による通風路内壁面等への
付着汚染を防止することができる。また本発明によれ
ば、給電装置が集塵ユニット間に配設される構成である
ため、集塵ブロックの横幅を小さくすることができる。
また本発明によれば、経路単位で、プラス放電ブロック
の処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量との差が
少なくなるように、複数の集塵ブロックをプラス放電ブ
ロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で
区分することで、経路内通風路内壁面等への帯電粉塵に
よる付着汚染を防止することができる。また本発明によ
れば、特に同一能力の集塵ブロックをスペース上の問題
で偶数個配設することができない場合に、プラス放電ブ
ロックの処理風量とマイナス放電ブロックの処理風量と
の差が少なくなるように調整しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一本実施例によるトンネル用電気集
塵機の設備概要を示す概略斜視図
【図2】 同トンネル用電気集塵システムの概略平面図
【図3】 図2に示すIII−III線断面図
【図4】 図2に示すIV−IV線断面図
【図5】 図2に示すV−V線断面図
【図6】 図2に示すVI−VI線断面図
【図7】 本発明の一実施例によるトンネル用電気集塵
機の一つの集塵ブロックを示す正面図
【図8】 図7に示すVIII−VIII線断面図
【図9】 図7に示すIX−IX線断面図
【図10】 同集塵ブロックの背面下部を示す要部背面
【図11】 本発明の他の実施例による集塵ブロックの
一部破断斜視図
【図12】 本発明の一実施例による集塵ブロックに配
設される集塵ユニットを示す斜視図
【図13】 本発明の一実施例によるトンネル用電気集
塵機の集塵ブロックに給電する高圧発生盤を示す正面図
【図14】 同高圧発生盤を示す側面図
【図15】 集塵用通風路に配設される集塵機の他の実
施例による配置構成を示す通路断面図
【図16】 集塵用通風路に配設される集塵機の更に他
の実施例による配置構成を示す通路断面図
【図17】 集塵用通風路に配設される集塵機の更に他
の実施例による配置構成を示す通路断面図
【図18】 集塵用通風路に配設される集塵機の更に他
の実施例による配置構成を示す通路断面図
【図19】 集塵用通風路に配設される集塵機の更に他
の実施例による配置構成を示す通路断面図
【図20】 集塵用通風路に配設される集塵機の更に他
の実施例による配置構成を示す通路断面図
【図21】 集塵用通風路に配設される集塵機の更に他
の実施例による配置構成を示す通路断面図
【図22】 本発明の他の実施例によるトンネル掘削時
に用いられるトンネル用電気集塵システムの概念構成図
【図23】 本発明の他の実施例による沿道設置用電気
集塵システムの設置状態を示す概念平面図
【図24】 本発明の更に他の実施例による沿道設置用
電気集塵システムの設置状態を示す概念平面図
【図25】 本発明の更に他の実施例による沿道設置用
電気集塵システムの設置状態を示す概念平面図
【図26】 本発明の更に他の実施例による沿道設置用
電気集塵システムの設置状態を示す概念平面図
【符号の説明】
1 トンネル 2 空気取入口 3 空気排出口 4 集塵用通風路 4A 集塵用通風路 4B 集塵用通風路 5A 集塵ファン 5B 集塵ファン 10A 集塵機 10B 集塵機 31 集塵ブロック 32 集塵ブロック 33 集塵ブロック 34 集塵ブロック 35 集塵ブロック 36 集塵ブロック 37 集塵ブロック 46 高圧配線口 48 給電装置 50 集塵ユニット 80 高圧発生盤

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集塵ユニットには、高電圧を印加して粉
    塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクーロン力
    によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニットを
    複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵ブロッ
    クを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集する電気
    集塵システムであって、プラス放電ブロックの処理風量
    とマイナス放電ブロックの処理風量との差が少なくなる
    ように、複数の前記集塵ブロックをプラス放電ブロック
    とマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分
    し、前記プラス放電ブロックはプラス放電用の高圧発生
    盤と接続し、前記マイナス放電ブロックはマイナス放電
    用の高圧発生盤と接続したことを特徴とする電気集塵シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 集塵ユニットには、高電圧を印加して粉
    塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクーロン力
    によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニットを
    複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵ブロッ
    クを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集する電気
    集塵システムであって、プラス放電ブロックを構成する
    集塵ユニット数が、マイナス放電ブロックを構成する集
    塵ユニット数の0.3〜3倍となるように、複数の前記
    集塵ブロックをプラス放電ブロックとマイナス放電ブロ
    ックとに集塵ブロック単位で区分し、前記プラス放電ブ
    ロックはプラス放電用の高圧発生盤と接続し、前記マイ
    ナス放電ブロックはマイナス放電用の高圧発生盤と接続
    したことを特徴とする電気集塵システム。
  3. 【請求項3】 集塵ユニットには、高電圧を印加して粉
    塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクーロン力
    によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニットを
    複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵ブロッ
    クを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集する電気
    集塵システムであって、プラス放電ブロックを構成する
    集塵ユニット数とマイナス放電ブロックを構成する集塵
    ユニット数との差が最も少なくなるように、複数の前記
    集塵ブロックをプラス放電ブロックとマイナス放電ブロ
    ックとに集塵ブロック単位で区分し、前記プラス放電ブ
    ロックはプラス放電用の高圧発生盤と接続し、前記マイ
    ナス放電ブロックはマイナス放電用の高圧発生盤と接続
    したことを特徴とする電気集塵システム。
  4. 【請求項4】 集塵ユニットには、高電圧を印加して粉
    塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクーロン力
    によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニットを
    複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵ブロッ
    クを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集する電気
    集塵システムであって、プラス放電電流の総和に対する
    マイナス放電電流の総和の比が0.3〜3倍になるよう
    に、複数の前記集塵ブロックをプラス放電ブロックとマ
    イナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で区分し、前
    記プラス放電ブロックはプラス放電用の高圧発生盤と接
    続し、前記マイナス放電ブロックはマイナス放電用の高
    圧発生盤と接続したことを特徴とする電気集塵システ
    ム。
  5. 【請求項5】 少なくとも3つの前記集塵ブロックを同
    一列に配設する場合には、異極の放電ブロックが隣り合
    うように配設したことを特徴とする請求項1から請求項
    4のいずれかに記載の電気集塵システム。
  6. 【請求項6】 前記集塵ブロックの筐体は接地され、前
    記筐体には前記高圧発生盤と配線接続する高圧配線口を
    有し、前記筐体内には前記高圧配線口と電気的に接続さ
    れた給電装置が配設され、前記集塵ユニットの側面には
    当該集塵ユニット内の帯電部と集塵部に給電する給電部
    が設けられ、前記給電装置は、隣り合う2つの前記集塵
    ユニットの前記給電部と給電ばねを介して接続したこと
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    電気集塵システム。
  7. 【請求項7】 トンネル内に開口する空気取入口と空気
    排出口とを有する集塵用通風路が複数経路に区分され、
    それぞれの経路には、複数の前記集塵ブロックからなる
    集塵機と、送風を行う集塵ファンとが設けられ、前記経
    路単位で、プラス放電ブロックの処理風量又は集塵ユニ
    ット数と、マイナス放電ブロックの処理風量又は集塵ユ
    ニット数との差が少なくなるように、複数の前記集塵ブ
    ロックをプラス放電ブロックとマイナス放電ブロックと
    に集塵ブロック単位で区分したことを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の電気集塵システム。
  8. 【請求項8】 トンネル内に開口する空気取入口と空気
    排出口とを有する集塵用通風路が複数経路に区分され、
    それぞれの経路には、複数の前記集塵ブロックからなる
    集塵機と、送風を行う集塵ファンとが設けられ、前記経
    路単位で、プラス放電電流の総和に対するマイナス放電
    電流の総和の比が0.3〜3倍になるように、複数の前
    記集塵ブロックをプラス放電ブロックとマイナス放電ブ
    ロックとに集塵ブロック単位で区分したことを特徴とす
    る請求項4に記載の電気集塵システム。
  9. 【請求項9】 前記経路単位で、プラス放電ブロックの
    処理風量又は集塵ユニット数が、マイナス放電ブロック
    の処理風量又は集塵ユニット数と差がある場合には、前
    記経路間でプラス放電ブロックの処理風量又は集塵ユニ
    ット数とマイナス放電ブロックの処理風量又は集塵ユニ
    ット数との差が少なくなるように、それぞれの前記経路
    内に配置される複数の前記集塵ブロックをプラス放電ブ
    ロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロック単位で
    区分したことを特徴とする請求項7に記載の電気集塵シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記経路単位で、プラス放電電流の総
    和とマイナス放電電流の総和とに差がある場合には、前
    記経路間でプラス放電電流の総和に対するマイナス放電
    電流の総和の比が0.3〜3倍になるように、それぞれ
    の前記経路内に配置される複数の前記集塵ブロックをプ
    ラス放電ブロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロ
    ック単位で区分したことを特徴とする請求項8に記載の
    電気集塵システム。
  11. 【請求項11】 内部に配設される集塵ユニットの数が
    他の集塵ブロックと異なる集塵ブロックが少なくとも一
    つ含まれていることを特徴とする請求項1から請求項4
    に記載の電気集塵システム。
  12. 【請求項12】 複数の前記集塵ブロックの中に、一つ
    の集塵ユニットを備えた集塵ブロックが少なくとも一つ
    含まれていることを特徴とする請求項11に記載の電気
    集塵システム。
  13. 【請求項13】 集塵ユニットには、高電圧を印加して
    粉塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクーロン
    力によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニット
    を複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵ブロ
    ックを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集する電
    気集塵システムであって、プラス放電用の高圧発生盤と
    接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数
    が、マイナス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロッ
    クの処理風量又は集塵ユニット数よりも多い場合にはマ
    イナス帯電ユニットを設け、プラス放電用の高圧発生盤
    と接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数
    が、マイナス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロッ
    クの処理風量又は集塵ユニット数よりも少ない場合には
    プラス帯電ユニットを設けたことを特徴とする電気集塵
    システム。
  14. 【請求項14】 高電圧を印加して粉塵に電荷を与える
    帯電部と、帯電した粉塵をクーロン力によって捕集する
    集塵部とを備えた集塵ユニットを用いて、発生する粉塵
    を捕集する電気集塵システムであって、前記集塵ユニッ
    トと異極の帯電ユニットを設けたことを特徴とする電気
    集塵システム。
  15. 【請求項15】 集塵ユニットには、高電圧を印加して
    粉塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクーロン
    力によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニット
    を複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵ブロ
    ックを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集する電
    気集塵システムであって、マイナス放電用の高圧発生盤
    と接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数
    が、プラス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロック
    の処理風量又は集塵ユニット数以上の場合には、プラス
    放電電圧の絶対値の平均をマイナス放電電圧の絶対値の
    平均よりも高く設定し、マイナス放電用の高圧発生盤と
    接続した集塵ブロックの処理風量又は集塵ユニット数
    が、プラス放電用の高圧発生盤と接続した集塵ブロック
    の処理風量又は集塵ユニット数よりも少ない場合には、
    マイナス放電電圧の絶対値の平均をプラス放電電圧の絶
    対値の平均よりも高く設定することを特徴とする電気集
    塵システム。
  16. 【請求項16】 集塵ユニットには、高電圧を印加して
    粉塵に電荷を与える帯電部と、帯電した粉塵をクーロン
    力によって捕集する集塵部とを備え、前記集塵ユニット
    を複数個配設して集塵ブロックを構成し、前記集塵ブロ
    ックを複数個設けることで、発生する粉塵を捕集する電
    気集塵システムであって、複数の前記集塵ブロックをプ
    ラス放電ブロックとマイナス放電ブロックとに集塵ブロ
    ック単位で25対75〜75対25の比率の範囲に入る
    ように区分し、前記プラス放電ブロックの放電電圧の絶
    対値の平均を前記マイナス放電ブロックの絶対値の平均
    の放電電圧よりも高く設定することで、マイナス帯電粉
    塵とプラス帯電粉塵との差を少なくすることを特徴とす
    る電気集塵システム。
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