JP2003259942A - ベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッドテーブルの未使用時での保管場所が不
要で、かつ、ベッドテーブルの使用時での設置準備に手
間が掛からないベッドを提供することを目的とする。 【解決手段】 天板２ａと左右柱部２ｂ，２ｂとを有す
る門型のテーブルユニット２を備え、テーブルユニット
２が、天板２ａを鉛直状に垂下させてベッド枠体１の後
縁部に収納される収納状態と、天板２ａを水平状に展開
させると共に左右柱部２ｂ，２ｂをベッド枠体１の左右
側縁に付設のレール４に沿って前方へ走行させて所定の
位置に設置される使用状態と、に切り換え可能となるよ
うに構成している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ベッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より、家庭用一般ベッド、在宅介護
用ベッド、及び、病院施設内ベッドに用いられるベッド
の周辺付属品として、ベッドサイドテーブル、在宅介護
ベッドや特殊寝台付属品のサイドレールと組み合わせた
オーバーテーブル、オーバーベッドテーブル等があっ
た。そして、従来のベッドには、上述の周辺付属品は設
置されておらず、これら周辺付属品を使用する際には、
その周辺付属品をベッドに設置する必要があった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ベッドでは、上述の周辺付属品の使用時に、周辺付属品
を保管場所から設置場所へ運んで準備するのに時間が掛
かったり、周辺付属品の未使用時に、別途保管場所が必
要となっていた。また、移動用車輪の付いたベッドサイ
ドテーブルを使用する場合、床が、畳やカーペットなど
では、スムーズに走行し難いため、設置し難いという欠
点があった。さらに、ベッド周辺付属品が掛け布団の場
合は、（老人や身体弱者等の）被介護人を、介助する際
に、掛け布団の一時片付けが必要であった。

【０００４】そこで、本発明は、ベッド周辺付属品の未
使用時での保管場所が不要で、かつ、ベッド周辺付属品
の使用時での設置準備に手間が掛からないベッドを提供
することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るベッドは、天板と左右柱部とを有す
る門型のテーブルユニットを備え、該テーブルユニット
が、上記天板を鉛直状に垂下させてベッド枠体の後縁部
に収納される収納状態と、上記天板を水平状に展開させ
ると共に上記左右柱部を上記ベッド枠体の左右側縁に付
設のレールに沿って前方へ走行させて所定の位置に設置
される使用状態と、に切り換え可能となるように構成し
たものである。

【０００６】また、テーブルユニットの左右柱部が、手
動で、レールに沿って前後方向へ走行可能となるように
構成されている。若しくは、テーブルユニットの左右柱
部が、テーブル用電動駆動手段にて、レールに沿って前
後方向へ走行可能となるように構成されている。

【０００７】また、布体と該布体の前部が取り付けられ
る門型の形成フレームと該布体の後縁部が取り付けられ
る巻取部材とを有するシート被覆ユニットを備え、該シ
ート被覆ユニットが、ベッド枠体の後縁部に配設される
上記巻取部材に上記布体が巻き取られる収納状態と、上
記形成フレームが上記ベッド枠体の左右側縁に付設のレ
ールに沿って前方へ走行されて所定の位置に設置される
使用状態と、に切り換え可能となるように構成したもの
である。

【０００８】また、横断面門型に形成された布体が、被
験者を非接触状態で被覆するように構成されている。ま
た、巻取部材が、水平部と左右鉛直部とから成り、さら
に、布体が、上記水平部及び上記左右鉛直部内へ三分割
にて収納され、かつ、三分割された布体が、上記水平部
及び上記左右鉛直部から引き出されつつファスナーにて
相互に結合するように構成されている。

【０００９】また、形成フレームが、複数個並設され、
布体を使用状態に於て等間隔にて保持するように構成さ
れている。また、形成フレームが、シート用電動駆動手
段にて、レールに沿って前後方向へ走行可能となるよう
に構成されている。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。

【００１１】図１と図２に、本発明に係るベッドの実施
の一形態を示し、本ベッドは、ベッド枠体１と、門型の
テーブルユニット２と、を備えている。なお、本ベッド
は、家庭用一般ベッド、在宅介護用ベッド、及び、病院
施設内ベッド等であり、また、テーブルユニット２は、
ベッドの周辺付属品であって、被験者が食事等をする際
に使用するものである。また、被験者は、特に（老人や
身体弱者等の）被介護人をさすものとする。

【００１２】ベッド枠体１は、後縁部に、前面に収納用
凹部12が設けられた後壁部11を有し、ベッド枠体１の左
右側縁には、夫々、前後方向のレール４，４が付設され
ている。なお、ベッドに寝ている被験者の頭側をベッド
の前側とする。

【００１３】テーブルユニット２は、天板２ａと左右柱
部２ｂ，２ｂとを有し、天板２ａの左右両端部は、左右
柱部２ｂ，２ｂの上部に、（図示省略の）ヒンジ部材に
て、揺動自在となるように取り付けられ、天板２ａを、
水平展開状態、乃至、鉛直垂下状態に、切り換えること
ができる。

【００１４】左右柱部２ｂ，２ｂは、レール４，４に沿
って、前後方向へ走行可能となるように構成されてい
る。即ち、柱部２ｂの下部が、レール４に移動自在に取
り付けられたテーブル用走行部13を介して、レール４に
取り付けられている。

【００１５】テーブルユニット２は、天板２ａを鉛直状
に垂下させてベッド枠体１の後壁部11に収納される収納
状態（図１参照）と、天板２ａを水平状に展開させると
共に左右柱部２ｂ，２ｂをレール４に沿って前方へ走行
させて所定の位置に設置される使用状態（図２参照）
と、に切り換え可能となるように構成されている。

【００１６】即ち、テーブルユニット２の収納状態で
は、テーブルユニット２は、後壁部11の収納用凹部12に
嵌め込まれ、ベッド枠体１に載置された（マットレス等
の）敷布団14の後端縁よりも後方に位置し、被験者にと
って全く邪魔にならないものとなる。さらに、テーブル
ユニット２は後壁部11に一体状に収納され、後壁部11が
テーブルユニット２の未使用状態での保管スペースとな
る。

【００１７】他方、テーブルユニット２の使用状態で
は、テーブルユニット２の天板２ａは、敷布団14の上方
に位置し、被験者にとって全く邪魔にならないものとな
る。即ち、天板２ａを水平展開状態としたテーブルユニ
ット２は、被験者に非接触状態で、被験者の周囲にて走
行自在となる。従って、テーブルユニット２の設置スペ
ースの確保ができる。

【００１８】上述のように構成されたテーブルユニット
２によれば、被験者が寝たままでも、（付き添い人によ
り、）テーブルユニット２の収納乃至取出を円滑に行え
る。また、コンパクトな構造でありながら、設置・保管
スペースを十分に確保したものとなる。さらに、テーブ
ルユニット２の走行が円滑となり、迅速に収納乃至取出
作業を行うことができる。しかも、テーブルユニット２
は、既設のベッドに（後から）容易に取り付けることが
でき、具体的に述べると、既設のベッドの枠体の左右側
縁にレール４，４を付設し、そのレール４，４に、テー
ブル用走行部13を介して、テーブルユニット２を取り付
ける。

【００１９】次に、図３と図４と図５に、本発明に係る
ベッドの他の実施の形態を示し、本ベッドは、上述のテ
ーブルユニット２と、シート被覆ユニット３と、を備え
ている。なお、シート被覆ユニット３は、ベッドの周辺
付属品としての掛け布団に替わるものである。

【００２０】シート被覆ユニット３は、布体５と、布体
５の前部が取り付けられる門型の形成フレーム６と、布
体５の後縁部が取り付けられる巻取部材７と、を有して
いる。

【００２１】布体５は、例えば、適度な保温性、放散、
吸湿性、保湿性、抗菌性、防汚性、軽量等の諸機能を有
する繊維にてつくられている。

【００２２】門型の形成フレーム６は、少なくとも１
つ、布体５の前端縁よりも後方位置で、かつ、布体５の
内面（裏面）側に、（縫合等により）固着されている。
従って、布体５は、横断面門型の形状に保持されて（即
ち、布体５は、水平面及び左右鉛直面の三面を形成する
ように保持されて）、被験者を被覆することとなるた
め、被験者を確実に被覆することができる。また、布体
５の前端縁が敷布団14に接触した状態で被験者を被覆す
るため、被験者を確実に包み込むことができ、保温性に
優れたものとなる。

【００２３】形成フレーム６は、レール４，４に沿っ
て、前後方向へ走行可能となるように構成されている。
即ち、形成フレーム６の下部が、レール４に移動自在に
取り付けられたシート用走行部15を介して、レール４に
取り付けられている。

【００２４】なお、シート用走行部15は、レール４の外
側に取り付けられ、かつ、テーブル用走行部13は、レー
ル４の内側（乃至下側）に取り付けられており、また、
テーブルユニット２は、シート被覆ユニット３の周囲外
方に配設されているため、テーブルユニット２とシート
被覆ユニット３とは、相互に干渉することがなく、夫
々、独立して、レール４，４を走行することができる。

【００２５】シート被覆ユニット３は、ベッド枠体１の
後壁部11の収納用凹部12に配設される巻取部材７に布体
５が巻き取られる収納状態（図３参照）と、形成フレー
ム６がベッド枠体１の左右側縁に付設のレール４に沿っ
て前方へ走行されて所定の位置に設置される使用状態
（図４、図５参照）と、に切り換え可能となるように構
成されている。なお、図４は、被験者の脚部を被覆する
使用状態を示し、図５は、被験者の全身を被覆する使用
状態を示す。また、図５では、巻取部材７を省略して描
くと共に、テーブルユニット２の使用状態をも示す。

【００２６】即ち、シート被覆ユニット３の収納状態で
は、シート被覆ユニット３は、後壁部11の収納用凹部12
に嵌め込まれ、ベッド枠体１に載置された（マットレス
等の）敷布団14の後端縁よりも後方に位置し、被験者に
とって全く邪魔にならないものとなる。さらに、シート
被覆ユニット３は後壁部11に一体状に収納され、後壁部
11がシート被覆ユニット３の未使用状態での保管スペー
スとなる。

【００２７】他方、シート被覆ユニット３の使用状態で
は、布体５は、横断面門型を保持した状態で、被験者を
被覆するように構成されている。このとき、図６に示す
ように、横断面門型に形成された布体５は、敷布団14上
に寝ている被験者を非接触状態で被覆するように構成さ
れており、被験者にとって全く邪魔にならないものとな
る。即ち、横断面門型に形成された布体５は、被験者に
接触することなく、被験者の周囲にて走行自在となる。
従って、布体５は、被験者との間に適度な空間を形成す
るため、被験者が寝返りしても布体５が邪魔なものとな
らず、また、被験者は布体５の重みを感じることがな
い。

【００２８】巻取部材７は、図７に示すように、水平部
７ａと左右鉛直部７ｂ，７ｂとから成り、さらに、布体
５は、上記水平部７ａ及び上記左右鉛直部７ｂ，７ｂ内
へ三分割にて収納され、かつ、三分割された布体５が、
上記水平部７ａ及び上記左右鉛直部７ｂ，７ｂから引き
出されつつファスナー10にて相互に結合するように構成
されている。

【００２９】水平部７ａと左右鉛直部７ｂ，７ｂは、例
えば、室内窓等に使用されているロールスクリーン構造
であり、布体５を巻き取る方向に常時弾発付勢するよう
に構成されている。

【００３０】このように、布体５は、水平面及び左右鉛
直面に分割され、そのままの姿勢で結合されるため、布
体５の収納乃至使用を迅速に行うことができると共に、
布体５の横断面門型形状を確実に保持することができ
る。

【００３１】上述のように構成されたシート被覆ユニッ
ト３によれば、被験者が寝たままでも、（付き添い人に
より、）シート被覆ユニット３の収納乃至取出を円滑に
行える。また、コンパクトな構造でありながら、設置・
保管スペースを十分に確保したものとなる。さらに、シ
ート被覆ユニット３（形成フレーム６）の走行が円滑と
なり、迅速に収納乃至取出作業を行うことができる。し
かも、シート被覆ユニット３は、既設のベッドに（後か
ら）容易に取り付けることができ、具体的に述べると、
既設のベッドの枠体の左右側縁にレール４，４を付設
し、そのレール４，４に、シート用走行部15を介して、
シート被覆ユニット３（形成フレーム６）を取り付け
る。

【００３２】次に、図８に本発明の別の実施の形態を示
し、形成フレーム６が、複数個（本実施の形態では３
個）並設され、布体５を使用状態に於て等間隔にて保持
するように構成されている。なお、図８は、被験者の脚
部を被覆する使用状態を示すと共に、巻取部材７を省略
して描いている。即ち、形成フレーム６…は、布体５の
前部に、前後方向等間隔にて、（縫合等により）固着さ
れ、布体５が蛇腹状となるように構成されている。

【００３３】次に、図９に、テーブルユニット２及びシ
ート被覆ユニット３が、夫々、電動にて、走行可能とな
るように構成されている場合を示す。なお、図９では、
敷布団14を省略して描いている。

【００３４】即ち、図９と図10と図11に示すように、テ
ーブルユニット２の左右柱部２ｂ，２ｂは、テーブル用
電動駆動手段８にて、レール４に沿って前後方向へ走行
可能となるように構成されている。

【００３５】テーブル用電動駆動手段８は、後壁部11に
配設される（モータ、ギヤ等からなる）駆動源16と、駆
動源16に一端が連設される駆動軸17と、駆動軸17の他端
に（スプロケットを介して）連結されると共にレール４
の内側に沿って配設される（チェーン等の）駆動ベルト
18と、を備え、テーブル用走行部13が、駆動ベルト18に
固着され、駆動源16の運転により、テーブルユニット２
が前後方向へ走行可能となる。なお、テーブルユニット
２の走行は、手元スイッチ22にて、操作可能となる。

【００３６】また、図９と図12に示すように、シート被
覆ユニット３の形成フレーム６が、シート用電動駆動手
段９にて、レール４に沿って前後方向へ走行可能となる
ように構成されている。

【００３７】シート用電動駆動手段９は、後壁部11に配
設される（モータ、ギヤ等からなる）駆動源19と、駆動
源19に一端が連設される駆動軸20と、駆動軸20の他端に
（スプロケットを介して）連結されると共にレール４の
外側に沿って配設される（チェーン等の）駆動ベルト21
と、を備え、シート用走行部15が、駆動ベルト21に固着
され、駆動源19の運転により、シート被覆ユニット３が
前後方向へ走行可能となる。なお、シート被覆ユニット
３の走行は、手元スイッチ22にて、操作可能となる。

【００３８】なお、図示省略するが、テーブルユニット
２の左右柱部２ｂ，２ｂが、手動で、レール４に沿って
前後方向へ走行可能となるように構成してもよく、この
場合、テーブル用走行部13は、ローラ等を有して、レー
ル４に沿って転動自在となるように構成されている。も
ちろん、レール４に沿って転動自在となるローラを有す
るシート用走行部15を用いて、シート被覆ユニット３
を、手動で、走行可能となるように構成してもよい。

【００３９】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、テーブルユニット２を省略してシート被
覆ユニット３のみを有する構成としてもよく、また、巻
取部材７の構成、及び、形成フレーム６の数量の増減等
は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能であ
る。

【００４０】

【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。

【００４１】（請求項１によれば、）テーブルユニット
２の、ベッドへの、初期組み込みはもちろん、後付けも
容易に行うことができる。また、テーブルユニット２の
収納及び取出を容易に行うことができる。即ち、テーブ
ルユニット２の未使用時での別途保管場所が不要で、か
つ、テーブルユニット２の使用時での設置準備に手間が
掛からない。

【００４２】（請求項２によれば、）構造が簡単とな
り、コストダウンが図れ、安全性の高いものとなる。 （請求項３によれば、）付き添い人（介護人）がいなく
ても、被験者一人でテーブルユニット２の操作を容易に
行うことができる。

【００４３】（請求項４によれば、）シート被覆ユニッ
ト３の、ベッドへの、初期組み込みはもちろん、後付け
も容易に行うことができる。また、シート被覆ユニット
３（布体５）の収納及び取出を容易に行うことができ
る。即ち、シート被覆ユニット３の未使用時での別途保
管場所が不要で、かつ、シート被覆ユニット３の使用時
での設置準備に手間が掛からない。さらに、布体５は、
横断面門型に形成されて、使用されるため、被験者を確
実に被覆することができる。しかも、布体５は巻取部材
７にて巻き取られるため、シート被覆ユニット３の設置
スペースが小さくてすむ。

【００４４】（請求項５によれば、）布体５を被験者に
被覆していっても、布体５は被験者にとって全く邪魔な
ものとならず、しかも、布体５にて迅速かつ確実に被験
者を被覆することができる。さらに、被験者と布体５と
の間に適度な空間を形成することができ、被験者が寝返
りをしても、布体５が邪魔なものとならない。

【００４５】（請求項６によれば、）布体５が幅広であ
っても、簡単にかつ確実に巻取部材７に布体５を収納す
ることができ、また、三分割された布体５を迅速にかつ
容易に一枚状とすることができ、布体５の収納乃至取出
を迅速に行うことができる。さらに、布体５を確実に横
断面門型として被験者を確実に被覆すると共に、巻取部
材７のコンパクト化を図ることができる。

【００４６】（請求項７によれば、）使用状態における
布体５の横断面を確実に門型に保持することができ、布
体５にて被験者を確実に被覆することができる。 （請求項８によれば、）付き添い人（介護人）がいなく
ても、被験者一人で、シート被覆ユニット３の収納状態
乃至使用状態の操作を容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の一形態を示すと共に収納状態の
説明を兼ねた斜視図である。

【図２】使用状態を示す斜視図である。

【図３】本発明の他の実施の形態を示すと共に分解組立
の説明を兼ねた斜視図である。

【図４】使用状態を示す斜視図である。

【図５】使用状態を示す斜視図である。

【図６】一部横断面作用説明図である。

【図７】要部拡大平面図である。

【図８】本発明の別の実施の形態を示す斜視図である。

【図９】本発明のさらに他の実施の形態を示す斜視図で
ある。

【図10】要部拡大斜視図である。

【図11】要部拡大斜視図である。

【図12】要部拡大斜視図である。

【符号の説明】

１ ベッド枠体 ２ テーブルユニット ２ａ 天板 ２ｂ 柱部 ３ シート被覆ユニット ４ レール ５ 布体 ６ 形成フレーム ７ 巻取部材 ７ａ 水平部 ７ｂ 鉛直部 ８ テーブル用電動駆動手段 ９ シート用電動駆動手段 10 ファスナー

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 天板２ａと左右柱部２ｂ，２ｂとを有す
   る門型のテーブルユニット２を備え、該テーブルユニッ
   ト２が、上記天板２ａを鉛直状に垂下させてベッド枠体
   １の後縁部に収納される収納状態と、上記天板２ａを水
   平状に展開させると共に上記左右柱部２ｂ，２ｂを上記
   ベッド枠体１の左右側縁に付設のレール４に沿って前方
   へ走行させて所定の位置に設置される使用状態と、に切
   り換え可能となるように構成したことを特徴とするベッ
   ド。
2. 【請求項２】 テーブルユニット２の左右柱部２ｂ，２
   ｂが、手動で、レール４に沿って前後方向へ走行可能と
   なるように構成された請求項１記載のベッド。
3. 【請求項３】 テーブルユニット２の左右柱部２ｂ，２
   ｂが、テーブル用電動駆動手段８にて、レール４に沿っ
   て前後方向へ走行可能となるように構成された請求項１
   記載のベッド。
4. 【請求項４】 布体５と該布体５の前部が取り付けられ
   る門型の形成フレーム６と該布体５の後縁部が取り付け
   られる巻取部材７とを有するシート被覆ユニット３を備
   え、該シート被覆ユニット３が、ベッド枠体１の後縁部
   に配設される上記巻取部材７に上記布体５が巻き取られ
   る収納状態と、上記形成フレーム６が上記ベッド枠体１
   の左右側縁に付設のレール４に沿って前方へ走行されて
   所定の位置に設置される使用状態と、に切り換え可能と
   なるように構成したことを特徴とするベッド。
5. 【請求項５】 横断面門型に形成された布体５が、被験
   者を非接触状態で被覆するように構成された請求項４記
   載のベッド。
6. 【請求項６】 巻取部材７が、水平部７ａと左右鉛直部
   ７ｂ，７ｂとから成り、さらに、布体５が、上記水平部
   ７ａ及び上記左右鉛直部７ｂ，７ｂ内へ三分割にて収納
   され、かつ、三分割された布体５が、上記水平部７ａ及
   び上記左右鉛直部７ｂ，７ｂから引き出されつつファス
   ナー10にて相互に結合するように構成された請求項４又
   は５記載のベッド。
7. 【請求項７】 形成フレーム６が、複数個並設され、布
   体５を使用状態に於て等間隔にて保持するように構成さ
   れた請求項４、５又は６記載のベッド。
8. 【請求項８】 形成フレーム６が、シート用電動駆動手
   段９にて、レール４に沿って前後方向へ走行可能となる
   ように構成された請求項４、５、６又は７記載のベッ
   ド。