JP2003259645A - 電源回路 - Google Patents
電源回路Info
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Abstract
トランスで複数の安定した出力電圧を発生することが可
能な電源回路を提供する。 【解決手段】駆動系回路5の動作状態に基づいて、駆動
系の出力電圧検出部T1または出力電圧検出部T2のい
ずれか選択して検出して、トランス10の2次側巻線2
2に出力される電圧を安定させるためのフィードバック
制御を行う。この際、制御系回路6では、駆動系回路5
に駆動される機器の動作状態により駆動系回路5の動作
状態を判断する。
Description
製品に備えられる電源回路に関し、特に、1つのトラン
スを使用して複数の出力電圧を生成する電源回路に関す
る。
として、Ringing ChokeConverte
r(以下、RCCという。)方式が広く採用されてい
る。この方式においては、トランスの1次側巻き線に直
流電圧を加え、その直流電圧を所定の周期で発振させる
ことによりトランスの1次側コイルに磁界が発生すると
ともに、1次側コイルと平行に巻かれた2次側コイルが
1次側で発生した磁界に励磁され、2次側コイルに所定
の出力電圧が発生する。
よび制御系電圧等の複数の出力電圧を発生させる場合に
おいては、駆動系および制御系のそれぞれの電圧を独立
して制御できないことから、無駄な電力の消費の発生を
防止するのが困難になることがあった。例えば、装置の
動作による駆動系の電圧の変化等にともなって、制御系
の電圧が変化するために、ボルテージレギュレータ等を
用いて、制御系の電圧を所定の値に調整する等して、制
御系電圧の値に不都合が生じないようにする必要がある
ところ、ボルテージレギュレータ等により電圧の調整量
が増すにつれて、ボルテージレギュレータにおける電圧
降下分が増し、消費電力が増加してしまうという不都合
があった。
の出力電圧を一定に維持するために2次側の出力電圧を
検出し、その検出結果を用いて1次側の発振周波数を調
整する、いわゆるフィードバック制御をすることによ
り、2次側コイルに誘起される電圧を制御するものや、
1次側の発振周波数を一定とし、2次側で低電圧回路を
設けて2次側の電圧を制御するものがあるが、これらの
制御は、装置の動作状態、すなわち駆動系における電力
消費状態にかかわらず、常に同一の手法によって行われ
ているため、装置の動作状態によっては本来消費しなく
てもよい電力を無駄に消費することがあった。
記載の多出力電源装置を含む従来技術のなかには、駆動
系の出力電圧と制御系の出力電圧を有する上述のRCC
方式の電源であって、装置の動作状態に応じて、制御系
の出力電圧の値を調整する構成のものがあった。この構
成によれば、制御系の電圧を所定の値に調整する3端子
レギュレータにおける電圧降下分を減少させることがで
き、省電力化を図ることができる、とされている。
001−78448公報に記載の発明を含む従来技術に
は、電源電圧を制御する帰還信号を複数の電圧で切り換
える構成が存在しない。このため、例えば、装置状態に
対応した最適な出力電圧を検出してフィードバック制御
等を行い出力電圧の安定化を図ることができないため
に、出力電圧を安定させるフィードバック制御において
無駄な電力が消費されることがあり、依然として省電力
化を十分に図ることができなかった。
態は、装置内の各構成要素において必要とされる電力等
に基づいて判断されることから、当該判断を行うために
は、各構成要素に供給される電流の値を検出するための
電流検出機構等を必要としており、電流検出機構等を設
ける分だけコストが高くなっていた。
ト化を図りつつ、単一のトランスで複数の安定した出力
電圧を発生することが可能な電源回路を提供することで
ある。
備えている。
複数の回路に印加すべき複数の出力電圧を発生させる電
源回路において、前記複数の回路の動作状態に応じて、
複数の出力電圧のうちの1つを選択的に検出する切換検
出手段と、該切換検出手段の検出結果に基づいて前記ト
ランスの入力側の電圧を調整する帰還信号を発生する帰
還信号発生手段と、を備えたことを特徴とする。
力電圧を安定させるため該出力電圧の検出を行う際に、
電源回路が適用される装置の動作状態に基づいて切換検
出手段が複数ある出力電圧のいずれかを検出すべき出力
電圧として選択して検出を行い、帰還信号発生手段が、
切換検出手段による出力電圧の検出結果に基づいて前記
トランスの1次側の電圧値が上がりすぎないよう抑制す
る帰還信号を発生する。
かわらず、常に同一の出力電圧の検出を行う構成と異な
り、装置の動作状態に応じて検出すべき最適の出力電圧
の検出がされるため、不必要に大きな出力電圧が検出さ
れることが防止され、出力電圧の検出および帰還信号の
発生の処理における消費電力が減少する。
加され装置の動作を駆動する駆動系回路、および制御系
電圧が印加され駆動系回路に駆動される装置の動作を制
御する制御系回路であることを特徴とする。
れる出力電圧および制御系回路に印加される出力電圧の
いずれかが、駆動系回路により駆動される装置の構成要
素等の動作状態に基づいて、検出すべき出力電圧として
選択される。
うに駆動系の出力変動が大きい場合には駆動系からの帰
還制御を行うことで出力電圧の安定化を図り、装置の待
機中等のように駆動系の出力変動が小さい場合は、駆動
系の電圧より小さい制御系の出力電圧を検出して帰還制
御を行うことにより、出力電圧の安定化のためのフィー
ドバック制御における消費電力を減少させつつ、適切な
出力電圧の制御が行われる。
路に供給される電流が所定値以上の場合は駆動系電圧を
選択して検出するとともに、前記駆動系回路に供給され
る電流が所定値以下の場合は制御系回路に電圧を選択し
て検出することを特徴とする。
動系回路で必要とされる電流の値によって、駆動系の出
力電圧を検出するか、または制御系の出力電圧を検出す
るかを決定することから、駆動系回路が動作中であり大
きな電力が必要とされる状態、つまり、駆動系回路にお
ける負荷の変動により駆動系出力電圧の出力変動が大き
いと推定される場合には、駆動系出力電圧を検出して2
次側出力電圧の安定化を図り、一方で駆動系回路におけ
る負荷の変動により駆動系出力電圧の出力変動が小さい
と推定される場合には、制御系出力電圧を検出して2次
側出力電圧の安定化を図るため、出力電圧の安定化に要
する消費電力を減少させつつ、適切な出力電圧の制御が
行われる。
路により駆動される機器の動作状態に基づいて駆動系電
圧または制御系電圧のいずれかを検出することを特徴と
する。
動される機器の動作状態を、通常、制御系回路が把握し
ていることを利用して、駆動系電圧の出力変動具合を該
駆動系回路により駆動される機器の動作状態から判断す
ることにより、検出すべき出力電圧が決定されることか
ら、検出すべき出力電圧を選択する際に電流検出機構等
が不要となるため、電源回路の低コスト化が図られる。
イン上には電圧制御手段を備えるとともに、前記切換検
出手段は、該電源ラインにおける前記電圧制御手段の上
流側の電圧値を検出することを特徴とする。
れる電源ライン上にボルテージレギュレータ等の電圧制
御手段が設けられることにより、駆動系電圧より帰還制
御を行って2次側出力電圧の安定化を図っている場合で
も制御系電圧が所定の範囲に確保される。
における前記電圧制御手段の上流側の電圧値を検出する
ことから、トランスの出力電圧を監視することが可能と
なるため、ボルテージレギュレータ等の特性に影響され
ることなく、制御系出力電圧の安定化が図られる。ま
た、該電圧制御手段への入力電圧が適切に制御されるた
め、該電圧制御手段における消費電力が減少する。
イン上には電圧制御手段を備えるとともに、前記切換検
出手段は、該電源ラインにおける前記電圧制御手段の下
流側の電圧値を検出することを特徴とする請求項2〜4
のいずれかに記載の電源回路。
れる電源ライン上にボルテージレギュレータ等の電圧制
御手段が設けられることにより、駆動系電圧より帰還制
御を行って2次側出力電圧の安定化を図っている場合で
も制御系電圧が所定の範囲に確保される。
における前記電圧制御手段の下流側の電圧値を検出する
ことから、電圧制御手段を直接監視することが可能とな
るとともに、検出すべき電圧の値が、ボルテージレギュ
レータ等の上流側と比較して、ボルテージレギュレータ
による電圧降下の分と電圧制御を確実に行うためのマー
ジンの分とを加えた量だけ小さくなるため、出力電圧を
検出して帰還信号を発生させる際の消費電力が減少し、
さらなる省電力化を図りつつ、制御系出力電圧を安定化
が図られる。
いる際に、前記駆動系回路に接続される電源ライン上に
回路保護手段を備えたことを特徴とする。
段を設けることにより、保護手段の後段に位置する駆動
系回路に高圧の過電圧が印可されるのが防止され、回路
の破損、人体への危険等が防止される。
可能な素子であることを特徴とする。
ッチ素子を操作することにより、駆動系回路へ電力を供
給する電源ラインの開放/短絡の操作が可能であり、後
段の回路に電流を供給する場合のみ、該スイッチ素子が
短絡されるため、制御系の出力電圧の安定化を図ってい
る最中においても、駆動系回路に過電圧が印加される等
の危険が防止される。
あることを特徴とする。
り、リミッタ素子の後段に位置する駆動系回路に印可さ
れる最大電圧が確実に規制されるため、駆動系回路に過
電圧が印可されることがなくなるため駆動系回路の破
損、人体への危険等が防止される
形成装置に適用する実施形態を説明する。
を示している。同図が示すように、電源回路1は、単一
のトランス10を備えている。このトランス10の1次
側巻線21は、メインスイッチ3、ノイズフィルタ1
1、および平滑回路12を介して商用電源2に接続され
る。なお、商用電源2からは、リレー接点18を介して
画像形成装置の各構成要素へも電力が供給されている。
中間タップ13を備えており、駆動系回路5および制御
系回路6にそれぞれ印加される複数の出力電圧を生成す
る。本実施形態においては、駆動系回路5に印加される
駆動系電圧は24Vであり、制御系回路6に印加される
制御系電圧は5Vであるが、駆動系電圧および制御系電
圧の値は、これらの値に限られるものではない。
路5との間に配置される電源ラインL1上には、ダイオ
ード31a、平滑コンデンサ32a、出力電圧検出部T
1、および回路保護手段7が配置されている。なお、こ
こでは、回路保護手段7にはスイッチ素子SW2が適用
されている。
御系回路6との間に配置される電源ラインL2上には、
ダイオード31b、平滑コンデンサ32b、出力電圧検
出部T2、およびボルテージレギュレータ8が配置され
ている。
線の出力電圧を安定させるために、出力電圧の値を検出
し、この検出結果に基づいて誤差増幅をしている。つま
り、出力電圧の値を検出し、フィードバック制御を行う
ことにより、1次側巻線の電圧値を調整して、2次側の
出力電圧が安定させている。
に特徴があるが、具体的には、本実施形態のように、1
つのトランスにより駆動系電圧および制御系電圧をそれ
ぞれ出力する際に、画像形成装置の動作状態に応じて、
駆動系電圧または制御系電圧を検出すべき出力電圧とし
て選択することで、フィードバック制御における消費電
力を減少させて省電力化を図る点に特徴を有している。
素子SW1に制御されるトランジスタQ1および、抵抗
R1を介してシャントレギュレータ9の電圧検出端子T
に接続されている。また、出力電圧検出部T2は、スイ
ッチ素子SW1に制御されるトランジスタQ2および抵
抗R3を介してシャントレギュレータ9の電圧検出端子
Tに接続されている。
電圧値は、抵抗R1と抵抗R2とで分圧されて電圧検出
端子Tに入力され、出力電圧検出部T2の電圧値は、抵
抗R3と抵抗R2とで分圧されて電圧検出端子Tに入力
される。本実施形態では、分圧により出力電圧検出部T
1の電圧値が24Vのときに、また、出力電圧検出部T
2の電圧値が8Vのときに、それぞれ電圧検出端子Tに
は2.5Vの電圧が入力されるように設定されている。
構成を示している。シャントレギュレータは、コンパレ
ータ30とトランジスタQ3とを備えている。コンパレ
ータ30は、電圧検出端子Tに入力される電圧値が2.
5Vを超える場合に信号をトランジスタQ3に対して発
信して、トランジスタQ3を導通させる。
電圧検出部T2のうち出力電圧が検出されている方の電
圧値が所定の値を超えると、フォトカプラPC1の発光
ダイオード15aに電流が流れ、フォトカプラPC1の
フォトトランジスタQ4を導通させる帰還信号が発生し
て出力される。
入力されると、トランジスタQ5が導通するため、スイ
ッチング発振しているFET14のゲートが強制的に接
地される。そして、FET14のゲートが強制的に接地
されると、FET14の発振が止まるため、1次側の電
圧値の上昇が抑制される。よって、2次側の出力電圧の
値が所定の値以上にならないように調整することができ
る。
について説明する。
る。制御系回路6は、CPU61、信号出力部62、R
OM63、RAM64、および駆動制御部65を備えて
いる。信号出力部62は、SW1端子、SW2端子、H
L端子、およびPR端子を有しており、これらの端子か
ら所定の信号を出力することにより電源回路1の各部分
の制御を行う。これらの端子のうち、SW1端子からは
駆動系電圧または制御系電圧のいずれかを検出すべき出
力電圧として切り換えるスイッチ素子SW1を駆動する
信号が出力される。つまり、スイッチ素子SW1に所定
の信号を入力することにより、トランジスタQ1または
トランジスタQ2のいずれを導通させるかが決定され
る。よって、トランジスタQ1が導通しているときに
は、駆動系の出力電圧検出部T1の値が電圧検出端子T
に入力され、トランジスタQ2が導通しているときに
は、制御系の出力電圧検出部T2の値が電圧検出端子T
に入力されることになる。
7としてのスイッチ素子SW2をオン/オフさせる信号
が出力される。つまり、スイッチ素子SW2を操作する
ことによって、制御系の出力電圧検出部T2の値を検出
中において、駆動系回路5に過電圧が印加されることを
防止するため、任意に駆動系の電源ラインL1を切断す
ることが可能になる。なお、回路保護手段7として、駆
動系回路5に印加される電圧がある上限値を超えないよ
うに制御する、バリスタ、ツェナー等のリミッタ素子を
用いることができる。
ランプの熱が必要以上に上がりすぎるのを防止するため
の信号が出力される。つまり、HL端子から所定の信号
が出力されると、トランジスタQ6が導通し、フォトト
ライアックカプラPC2の発光ダイオード15bに電流
が流れるため、フォトトライアック17が導通する。そ
して、フォトトライアック16によりトライアック17
を位相制御することによりヒータランプHLの温度調整
が行われる。
ログラム等が暴走した場合において、画像形成装置への
各構成要素への電力供給を遮断するとき等のリレー接点
18を開放状態にするためのプロテクト信号が出力され
る。つまり、PR端子からプロテクト信号が出力される
と、トランジスタQ7が導通するため、リレーコイル1
9に電流が流れるが、このとき発生するリレーコイル1
9の磁力によりリレー接点18が開放状態となる。
制御するとともに、駆動系回路により動作するモータ、
ヒータ、およびソレノイド等の動作を監視している。そ
のため、駆動制御部65は、画像形成装置で使用されて
いる電力を計測することなく、モータ、ヒータ、および
ソレノイド等の動作状態から、画像形成装置の動作状
態、ひいては、電源回路1の動作状態を把握することが
できる。
する。例えば、駆動系回路5により駆動されているもの
がない状態においては、信号出力部62のSW1端子か
ら、トランジスタQ2を導通させるべき旨の信号を出力
させる。これにより、駆動系の出力電圧の変動が少ない
状態には、駆動系の出力電圧を検出するのではなく、制
御系の出力電圧を検出することになるため、出力電圧を
安定させるためにフィードバック制御を行う際における
消費電力を減少させることができ、省電力化を図ること
が可能になる。
設けられていないため、電流検出機構が設けた場合に比
較して、低コスト化を図ることが可能になる。ただし、
制御系回路6に電流検出機構を設ける構成にすることが
できるのはいうまでもなく、この場合には、電流検出機
構により検出された電流の値に基づいてスイッチ素子S
W1の切換の制御を行うようにすればよい。
力電圧検出部T2は、ボルテージレギュレータ8の上流
側に設けられているが、出力電圧検出部T2をボルテー
ジレギュレータ8の下流側に設ける構成にしてもよい。
このように、出力電圧検出部T2をボルテージレギュレ
ータ8の下流側に設けることにより、検出される電圧の
値が、ボルテージレギュレータ8における電圧降下分と
マージンとを加算した分だけ小さくなるため、出力電圧
を安定させるためにフィードバック制御を行う際におけ
る消費電力をさらに減少させることができ、省電力化を
図ることができる。なお、このマージンとは、ボルテー
ジレギュレータ8により確実に電圧制御を行うために、
ボルテージレギュレータ8の入力側に、制御系回路に印
加されるべき5Vと前記電圧降下分とを加算した値に少
しマージンを加えて、やや大きめの電圧を入力させると
きに用いられるものである。
の効果を奏することができる。
せるため該出力電圧の検出を行う際に、電源回路が適用
される装置の動作状態に基づいて切換検出手段が複数あ
る出力電圧のいずれかを検出すべき出力電圧として選択
して検出を行い、帰還信号発生手段が、切換検出手段に
よる出力電圧の検出結果に基づいて前記トランスの1次
側の電圧値が上がりすぎないよう抑制する帰還信号を発
生することから、例えば、装置の動作状態にかかわら
ず、常に同一の出力電圧の検出を行う構成と異なり、装
置の動作状態に応じて検出すべき最適の出力電圧を検出
するため、不必要に大きな出力電圧を検出することを防
止し、出力電圧の検出および帰還信号の発生の処理にお
ける消費電力を減少させることができる。
たは制御系回路に印加される出力電圧のいずれかが、駆
動系回路により駆動される装置の構成要素等の動作状態
に基づいて、検出すべき出力電圧として選択されること
から、例えば、装置の動作中等のように駆動系の出力変
動が大きい場合には駆動系より帰還制御を行うことで出
力電圧の安定化を図り、装置の待機中等のように駆動系
の出力変動が小さい場合は、駆動系の電圧より小さい制
御系の出力電圧を検出して帰還制御を行うことで、出力
電圧の安定化のためのフィードバック制御における消費
電力を減少させつつ、適切な出力電圧の制御を行うこと
ができる。
とされる電流の値によって、駆動系の出力電圧を検出す
るか、または制御系の出力電圧を検出するかを決定する
ことから、駆動系回路が動作中であり大きな電力が必要
とされる状態、つまり、駆動系回路における負荷の変動
により駆動系出力電圧の出力変動が大きいと推定される
場合には、駆動系出力電圧を検出して2次側出力電圧の
安定化を図り、一方で駆動系回路における負荷の変動に
より駆動系出力電圧の出力変動が小さいと推定される場
合には、制御系出力電圧を検出して2次側出力電圧の安
定化を図るため、出力電圧の安定化に要する消費電力を
減少させつつ、適切な出力電圧の制御を行うことができ
る。
動作状態を、通常、制御系回路が把握していることを利
用して、駆動系電圧の出力変動具合を該駆動系回路によ
り駆動される機器の動作状態から判断することにより、
検出すべき出力電圧を決定することから、検出すべき出
力電圧を選択する際に電流検出機構等を不要にできるた
め、電源回路の低コスト化を図ることができる。
上にボルテージレギュレータ等の電圧制御手段を設ける
ことにより、駆動系電圧より帰還制御を行って2次側出
力電圧の安定化を図っている場合でも制御系電圧を所定
の範囲に確保できる。
における前記電圧制御手段の上流側の電圧値を検出する
ことから、トランスの出力電圧を監視することが可能と
なるため、ボルテージレギュレータ等の特性に影響され
ることなく、制御系出力電圧の安定化を図ることができ
る。また、該電圧制御手段への入力電圧を適切に制御で
きるため、該電圧制御手段における消費電力を減少させ
ることができる。
上にボルテージレギュレータ等の電圧制御手段を設ける
ことにより、駆動系電圧より帰還制御を行って2次側出
力電圧の安定化を図っている場合でも制御系電圧を所定
の範囲に確保できる。
における前記電圧制御手段の下流側の電圧値を検出する
ことから、電圧制御手段を直接監視することが可能とな
るとともに、検出すべき電圧の値を、ボルテージレギュ
レータ等の上流側と比較して、ボルテージレギュレータ
による電圧降下の分と電圧制御を確実に行うためのマー
ジンの分とを加えた量だけ小さくできるため、出力電圧
を検出して帰還信号を発生させる際の消費電力を減少さ
せ、さらなる省電力化を図りつつ、制御系出力電圧を安
定化を図ることができる。
により、保護手段の後段に位置する駆動系回路に高圧の
過電圧が印可されるのを防止でき、回路の破損、人体へ
の危険等を防止することができる。
することにより、駆動系回路へ電力を供給する電源ライ
ンの開放/短絡の操作が可能であり、後段の回路に電流
を供給する場合のみ、該スイッチ素子を短絡できるた
め、制御系の出力電圧の安定化を図っている最中におい
ても、駆動系回路に過電圧が印加される等の危険を防止
することができる。
の後段に位置する駆動系回路に印可される最大電圧を確
実に規制できるため、駆動系回路に過電圧が印可される
ことをなくすことができ、駆動系回路の破損、人体への
危険等を防止することができる。
つつ、単一のトランスで複数の安定した出力電圧を発生
することが可能な電源回路を提供することができる。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】単一のトランスにより互いに異なる複数の
回路に印加すべき複数の出力電圧を発生させる電源回路
において、 前記複数の回路の動作状態に応じて、複数の出力電圧の
うちの1つを選択的に検出する切換検出手段と、該切換
検出手段の検出結果に基づいて前記トランスの入力側の
電圧を調整する帰還信号を発生する帰還信号発生手段
と、を備えたことを特徴とする電源回路。 - 【請求項2】前記複数の回路は、駆動系電圧が印加され
装置の動作を駆動する駆動系回路、および制御系電圧が
印加され駆動系回路に駆動される装置の動作を制御する
制御系回路であることを特徴とする請求項1に記載の電
源回路。 - 【請求項3】前記切換検出手段は、前記駆動系回路に供
給される電流が所定値以上の場合は駆動系電圧を選択し
て検出するとともに、前記駆動系回路に供給される電流
が所定値以下の場合は制御系回路に電圧を選択して検出
することを特徴とする請求項2に記載の電源回路。 - 【請求項4】前記切換検出手段は、前記駆動系回路によ
り駆動される機器の動作状態に基づいて駆動系電圧また
は制御系電圧のいずれかを検出することを特徴とする請
求項2または3に記載の電源回路。 - 【請求項5】前記制御系回路に接続される電源ライン上
には電圧制御手段を備えるとともに、前記切換検出手段
は、該電源ラインにおける前記電圧制御手段の上流側の
電圧値を検出することを特徴とする請求項2〜4のいず
れかに記載の電源回路。 - 【請求項6】前記制御系回路に接続される電源ライン上
には電圧制御手段を備えるとともに、前記切換検出手段
は、該電源ラインにおける前記電圧制御手段の下流側の
電圧値を検出することを特徴とする請求項2〜4のいず
れかに記載の電源回路。 - 【請求項7】前記制御系電圧を選択して検出している際
に、前記駆動系回路に接続される電源ライン上に回路保
護手段を備えたことを特徴とする請求項2〜6に記載の
電源回路。 - 【請求項8】前記回路保護手段はスイッチ動作が可能な
素子であることを特徴とする請求項7記載の電源回路。 - 【請求項9】前記回路保護手段はリミッタ素子であるこ
とを特徴とする請求項7記載の電源回路。
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JP2009254091A (ja) * | 2008-04-04 | 2009-10-29 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | スイッチング電源装置 |
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