JP2003259438A - アプリケーションプログラム実行可能な情報通信端末及びその制御方法 - Google Patents

アプリケーションプログラム実行可能な情報通信端末及びその制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ保持部に保持されているプログラム関
連データの更新が不要な場合に、アプリケーションプロ
グラム終了時の処理時間を従来よりも短縮することがで
きる携帯電話機及びその制御方法を提供する。 【解決手段】 アプリケーションプログラムに関連した
プログラム関連データを、アプリケーションプログラム
の実行終了後に保持しておくためのデータ保持部206
を備え、アプリケーションプログラムの実行終了処理に
おいて、データ保持部206に保持されているプログラ
ム関連データの更新の要否を判断し、プログラム関連デ
ータの更新が不要な場合には、データ保持部206への
プログラム関連データの書き込みを行わないように制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
プログラムに関連したプログラム関連データをアプリケ
ーションプログラムの終了後に保持するためのデータ保
持部を備えた情報通信端末及びその制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報通信端末として、J
AVA(サンマイクロシステムズ社の登録商標。以下、
同様である。)仮想マシン機能を実装し、JAVAで記
述されたアプリケーションプログラムを実行できるよう
にした携帯電話機が知られている。このアプリケーショ
ンプログラムを実行することにより、携帯電話機のディ
スプレイ上に3次元動画からなる待ち受け画面を表示さ
せたり、携帯電話機上でゲームや占いを行ったり、音楽
を再生したりすることができる。そして、上記携帯電話
機では、アプリケーションプログラムの終了時に、上記
アプリケーションプログラムに関連した、ゲームのスコ
アやプレイタイムなどのプログラム関連データを、デー
タ保持部に保持しておく場合があった。また、この保持
対象のプログラム関連データとしては、日時の変化によ
って待受画面の表示が変化するような待受画面用のアプ
リケーションプログラムを終了するときの「日時のデー
タ」もある。更に、起動中の着信イベント等で特殊な動
作(例えばキャラクタが動いて着信を知らせる動作)を
させるアプリケーションプログラムを終了するときの
「着信履歴のデータ」もある。この「着信履歴のデー
タ」の具体例としては、「前回着信があったアドレ
ス」、「通話やメールの累積」、「アドレスの追加」が
ある。このようなプログラム関連データは、アプリケー
ションプログラムの終了時に、アプリケーションプログ
ラムが使用する作業メモリ領域から、データ保持部に書
き込まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
携帯電話機において、上記データ保持部に保持されるプ
ログラム関連データは、そのデータの性質上、更新する
必要がない場合もあった。そして、このように更新不要
な場合にも、作業メモリ領域にあるプログラム関連デー
タをデータ保持部へ書き込んでアプリケーションプログ
ラムの実行を終了していた。このため、プログラム関連
データの更新が不要なときにも、データ書き込み処理が
行なわれることになり、アプリケーションプログラムの
実行終了に要する時間が長くなってしまうという問題点
があった。
【0004】例えば、上記アプリケーションプログラム
としてゲームプログラムを実行する場合、データ保持部
にその利用者がいままでゲームで達成したスコアの中で
1番高い得点であるハイスコアをデータ保持部に保持さ
せる場合がある。このデータ保持部のハイスコアのデー
タは、いつも更新するものではなく、ゲームで達成した
スコアがハイスコアよりも悪かったときは、データ保持
部のハイスコアのデータは更新しなくてもよい。また、
前述の起動中の着信イベント等で特殊な動作をさせるア
プリケーションプログラムの場合、プログラム起動中に
新たなメール等の着信がなければ、着信履歴のデータは
更新しなくてもよい。ところが、従来の携帯電話機で
は、アプリケーションプログラムの終了時に、上記ハイ
スコアのデータや上記着信履歴データの更新が不要な場
合でも、作業メモリ領域にある今までと同じハイスコア
や着信履歴のデータをそのままデータ保持部に書き込ん
でいた。このため、更新する必要のないデータの書き込
み処理が行なわれることになり、アプリケーションプロ
グラムの実行終了に要する時間が長くなってしまうとい
う問題点があった。
【0005】特に、携帯電話機では、アプリケーション
プログラムの起動及び終了を頻繁に行なう場合が多く、
しかもハードウェアのデータ処理能力も比較的低いた
め、上記アプリケーションプログラム終了時の処理時間
が問題となる。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
である。その目的は、データ保持部に保持されているプ
ログラム関連データの更新が不要な場合に、アプリケー
ションプログラム終了時の処理時間を従来よりも短縮す
ることができる情報通信端末及びその制御方法を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、アプリケーションプログラムに
関連したプログラム関連データを、該アプリケーション
プログラムの実行終了後に保持しておくためのデータ保
持部を備えたアプリケーションプログラム実行可能な情
報通信端末であって、アプリケーションプログラムの実
行終了処理において、該アプリケーションプログラムに
関連したプログラム関連データの更新の要否を判断し、
該プログラム関連データの更新が不要な場合には、該デ
ータ保持部への該プログラム関連データの書き込みを行
わないように制御する制御手段を備えたことを特徴とす
るものである。また、請求項2の発明は、アプリケーシ
ョンプログラムに関連したプログラム関連データのデー
タ保持部への書き込みを制御するアプリケーションプロ
グラム実行可能な情報通信端末の制御方法であって、ア
プリケーションプログラムの実行終了処理において、該
アプリケーションプログラムに関連したプログラム関連
データの更新の要否を判断し、該プログラム関連データ
の更新が不要な場合には、該データ保持部への該プログ
ラム関連データの書き込みを行わないように制御するこ
とを特徴とするものである。
【0008】ここで、上記「情報通信端末」としては、
PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(G
lobal System for Mobile Communication)方式、TI
A(Telecommunications Industry Association)方式
等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telec
ommunications)−2000で標準化された携帯電話
機、PHS(Personal Handyphone Service)、自動車
電話機、固定電話機等の電話機のうち、アプリケーショ
ンプログラム実行可能なものが挙げられる。また、この
「情報通信端末」としては、上記電話機のほか、電話機
能を有しないPDA(Personal Digital Assistance)
等の移動型の情報通信端末も挙げられる。また、上記
「アプリケーションプログラム」は情報通信端末の基本
ソフトウェア上で実行される応用プログラムであり、ゲ
ームのプログラム、占いのプログラム、3次元動画を表
示させるプログラム等が挙げられる。
【0009】請求項1の情報通信端末及び請求項2の制
御方法では、アプリケーションプログラムの実行終了処
理において、アプリケーションプログラムに関連したプ
ログラム関連データの更新の要否を判断する。そして、
プログラム関連データの更新が不要な場合には、データ
保持部へのプログラム関連データの書き込みを行わない
ようにする。これにより、プログラム関連データの変更
がなかった場合に、プログラム関連データの更新が不要
な場合に、データ保持部へのプログラム関連データの不
要な書き込み処理を回避することができる。
【0010】なお、上記プログラム関連データの更新要
否の判断と、上記プログラム関連データの書き込み制御
とを行なう機能は、情報通信端末内で制御用プログラム
を実行することによって実現することができる。この制
御用プログラムは、上記アプリケーションプログラム実
行管理部の内部で実行されるように構成してもいいし、
アプリケーションプログラム実行管理部とは異なる制御
部で実行するようにしてもよい。また、両者で分担して
実行するようにしたもよい。また、上記制御用プログラ
ムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録
したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なって
もいいし、コンピュータネットワーク等の通信回線を用
いて行なってもよい。この制御用プログラムの情報通信
端末に対するインストールやバージョンアップは、例え
ば、上記記録媒体からデータを読み取るデータ読取装置
と情報通信端末とをインターフェースケーブル等の有線
インターフェースで接続して行う。また、上記制御用プ
ログラムのインストールやバージョンアップは、上記デ
ータ読取装置と情報通信端末とを無線インターフェース
で接続して行なうようにしてもいいし、通信ネットワー
クを介してオンラインで行うようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図2は本発明の実施形態に係
る携帯電話機10の外観図であり、図3は同携帯電話機
10のハードウェアの概略ブロック図である。携帯電話
機10は、システムバス100、CPU101、RAM
102やROM103等からなる内部記憶装置(内部メ
モリ)、入力装置104、出力装置105、携帯電話用
通信装置106等を備えている。上記入力装置104
は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)1
1、通話開始キー12、終話キー13、スクロールキー
14、多機能キー15、マイク16等で構成されてい
る。また、上記出力装置105は、液晶ディスプレイ
(LCD)17やスピーカ18等で構成されている。ま
た、携帯電話用通信装置106は、携帯電話通信網を介
して他の携帯電話機や各種サーバと通信するための装置
である。CPU101やRAM102等の構成要素はお
互いに、システムバス100を介して、各種データや後
述のプログラムの命令等のやり取りを行っている。
【0012】図4は本実施形態の携帯電話機10におけ
る本発明の主要部を抽出して示したブロック図であり、
図5は同携帯電話機10におけるソフトウェア構造の説
明図である。携帯電話機10は、電話通信部201、デ
ータ通信部202、操作部203、アプリケーションプ
ログラム実行管理部204、主制御部205、データ保
持部206等を備えている。
【0013】上記電話通信部201は、携帯電話機や固
定電話機と電話通信を行なうために、携帯電話通信網の
基地局と無線通信を行なうものであり、前述のハードウ
ェア構成上の携帯電話用通信装置106等に対応する。
【0014】上記データ通信部202は、携帯電話機通
信網を介して他の携帯電話機とメールのやり取りを行っ
たり、ニュース、地図情報、商品情報などの特定の情報
提供サービスを受けたりするためのものである。また、
このデータ通信部202は、JAVAアプリケーション
プログラム、音楽データ、画像データをダウンロードす
るときにも用いられる。さらに、このデータ通信部20
2は、ゲートウェイサーバを介して、インターネット等
の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上
での電子メールのやり取りやホームページの閲覧等を行
う場合にも用いられる。このデータ通信部202も、上
記電話通信部201と同様に、前述のハードウェア構成
上の携帯電話用通信装置106等に対応する。
【0015】上記操作部203は、利用者が操作可能な
前述のテンキー11、通話開始キー12、終話キー13
等で構成されている。この操作部203を操作すること
により、利用者は、携帯電話機10に対してデータを入
力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行なっ
たり、プリケーションプログラムの選択、起動及び停止
を行なったりすることができる。
【0016】上記アプリケーションプログラム実行管理
部204は、前述のシステムバス100、CPU101
やRAM102等で構成されている。このアプリケーシ
ョンプログラム実行管理部204は、図5のソフトウェ
ア構造上において中央の「共通JAVA実行環境」に対
応している。そして、アプリケーションプログラム実行
管理部204は、JAVAアプリケーション用のクラス
ライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーショ
ン管理等のソフトウェアを提供する。そして、JAVA
アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。こ
こで、JAVAアプリケーションプログラムは、クラス
ライブラリAPI(アプリケーションインターフェー
ス)を介して上記共通JAVA実行環境内にある関数等
のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっ
ている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履
歴は、後述のユーザデータの更新有無の判断がなされる
まで、又はJAVAアプリケーションプログラムの仮想
的な実行環境が終了するまで保持される。また、共通J
AVA実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機
プラットフォームAPIを介して後述の電話機プラット
フォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び
出して使用できるようになっている。
【0017】上記主制御部205は、上記電話通信部2
01、データ通信部202、操作部203、アプリケー
ションプログラム実行管理部204及び後述のデータ保
持部206を制御するものである。この主制御部205
は、前述のシステムバス100、CPU101やRAM
102等で構成されている。また、この主制御部205
は、図5のソフトウェア構造上において最下部の「電話
機プラットフォーム」に対応している。そして、上記電
話通信部201等を制御するための制御用プログラムや
ユーザインターフェースを実行したり、電話機プラット
フォームライブラリを提供したりする。この電話機プラ
ットフォームは、上記共通JAVA実行環境内の実行環
境管理ライブラリに対してイベントコマンドを送ること
によりJAVAアプリケーション上の各種イベントを実
行することができる。また、この電話機プラットフォー
ムは、アプリケーション管理APIを介して上記共通J
AVA実行環境内のアプリケーション管理のソフトウェ
アを呼び出して使用することもできる。
【0018】上記データ保持部206は、不揮発性のR
AM102等の内部メモリで構成され、図5の最下部の
「電話機プラットフォーム」の内部に設けられている。
なお、データ保持部206は内部メモリではなく、携帯
電話機本体に着脱可能な外部の記録媒体で構成してもよ
い。この外部の記録媒体としては、SDメモリーカー
ド、CF(コンパクトフラッシュ:登録商標)メモリー
カード、スマートメディア、メモリースティック、MM
C(マルチメディアカード)が挙げられる。また、上記
データ保持部206は、通信ネットワークを介して携帯
電話機10と通信可能なサーバに設けても良い。
【0019】上記データ保持部206は、JAVAアプ
リケーションプログラムに関連したプログラム関連デー
タを、JAVAアプリケーションプログラムの実行終了
後に保持しておく機能を有している。このプログラム関
連データとしては、ゲームのプログラムを実行したとき
に達成できたハイスコアのデータなどのユーザデータ等
が挙げられる。
【0020】また、携帯電話機10は、上記データ保持
部206へのプログラム関連データの書き込みを制御す
る制御手段を備えている。この制御手段は、アプリケー
ションプログラムの実行終了処理において、上記プログ
ラム関連データの更新の要否を判断するように制御す
る。そして、プログラム関連データの更新が不要な場合
には、上記データ保持部206へのプログラム関連デー
タの書き込みを行わないように制御する。本実施形態で
は、この制御手段を、上記アプリケーションプログラム
実行管理部204と、上記主制御部205とを組み合わ
せて構成している。アプリケーションプログラム実行管
理部204は、アプリケーションプログラムの実行終了
処理において上記プログラム関連データの更新の要否の
判断を行なう。更に、プログラム関連データの更新が必
要な場合にデータ書込指令及び書き込み対象のプログラ
ム関連データの主制御部205への送信を行なう。主制
御部205は、アプリケーションプログラム実行管理部
204からのデータ書込指令の有無に基づいてデータ保
持部206に対するプログラム関連データの書き込みを
制御する。
【0021】携帯電話機10を所定の手順に従って動作
させる電話機プラットフォームを構築するための制御用
プログラムはRAM102やROM103に記憶されて
いる。また、基本OS(オペレーティングシステム)の
プログラムや、上記共通JAVA実行環境を構築するた
めのプログラム及びJAVAアプリケーションプログラ
ムも、RAM102やROM103に記憶されている。
そして、これらのプログラムは、必要に応じてCPU1
01やRAM102中の作業エリアに呼び出されて実行
される。
【0022】上記構成の携帯電話機10において外部か
らの電話着信があったときは、ディスプレイ17上に
「○×さんから電話です・・・」等の着信通知を表示し
たり、携帯電話機自体を振動させたりする。これによ
り、電話着信があった旨を利用者に報知する。この報知
を受けた利用者は、通話開始キー12を押下することに
より電話着信を受けて通話を開始することができる。通
話を終了するときは、終話キー13を押下する。ここ
で、本実施形態の携帯電話機10ではエニーキーアンサ
ー機能を備えている。そして、上記通話開始キー12の
ほか、エニーキーとして設定されているデータ入力キー
11(テンキー、*キー及び#キー)のいずれのキーを
押下しても電話着信を受けて通話を開始できるようにな
っている。一方、上記電話着信の報知を受けた利用者
が、例えば会議中であるなどの理由によって電話着信に
対する応答を保留する場合は、応答保留キーとして兼用
されている上記終話キー13を押下する。
【0023】また、上記構成の携帯電話機10において
JAVAアプリケーションプログラムを実行するとき
は、ディスプレイ17上のリストから希望のJAVAア
プリケーションを選択して多機能キー15を押下するこ
とにより起動する。ここで、JAVAアプリケーション
プログラムとしては、ディスプレイ17上に3次元動画
からなる待ち受け画面を表示させたりする常駐型のJA
VAアプリケーションプログラムを起動させることもで
きる。
【0024】図6は、上記ユーザデータの変更があると
きの常駐型JAVAアプリケーションプログラムの実行
終了処理のシーケンスフロー図である。JAVAアプリ
ケーションプログラムを起動しているときに、プログラ
ム関連データとしてのユーザデータの変更があったとき
は、JAVAアプリケーションプログラムから共通JA
VA実行環境内にある関数が呼び出される。この関数と
しては、例えば「AddRecordStore」、「SetRecorStor
e」、「OpenRecordStore(True)」、「DeleteRecordStor
e」の4種類が呼び出し可能になっている。これらは、
JAVAアプリケーションからJAVA仮想マシン(V
M)に対して、プログラム終了時に書き込まれるユーザ
データの作成、追加、変更、削除を要求するAPIであ
る。上記関数呼び出しの履歴は、JAVA仮想マシン
(VM)が使用する作業メモリ領域(JAVA work area)
に、前述のようにユーザデータの更新有無の判断がなさ
れるまで、又はJAVAアプリケーションプログラムの
仮想的な実行環境が終了するまで保持される。そして、
この関数呼び出しの履歴は、後述のユーザデータ更新の
要否の判断に用いられる。次に、ユーザが上記常駐型の
JAVAアプリケーションプログラムの実行終了を要求
するように操作部203を操作する。この操作により、
上記主制御部205の電話機プラットフォームから上記
アプリケーションプログラム実行管理部204のJAV
A仮想マシン(VM)に対して、「終了要求」の指令が
送られる。上記「終了要求」の指令を受けたアプリケー
ションプログラム実行管理部204のJAVA仮想マシ
ン(VM)は、JAVAアプリケーションプログラムに
対して「終了要求」の指令を送ってプログラムを終了さ
せる。そして、上記関数呼び出しの履歴を確認してユー
ザデータの変更があったか否か、すなわちユーザデータ
の更新が必要な否かが判断される。ここで、ユーザデー
タの変更があったとき、すなわちユーザデータの更新が
必要であると判定したときは、「書込要求」の指令を、
ユーザデータとともに、主制御部205の電話機プラッ
トフォームに対して送る。この「書込要求」の指令は、
新しいユーザデータの上記データ保持部206への書き
込み処理を要求するための指令である。「書込要求」の
指令を受けた主制御部205の電話機プラットフォーム
では、JAVA仮想マシン(VM)から受けた新しいユ
ーザデータを、データ保持部206へ書き込む処理を実
行する。以下、このユーザデータの書き込みを「レコー
ドストア」という。そして、JAVA仮想マシン(V
M)に対して「書込終了」の情報を送るとともに、携帯
電話機10のディスプレイ17上の表示を「終了中画
面」から通常の「待ち受け画面」に切り替える。「書込
終了」の情報を受けたJAVA仮想マシン(VM)は、
JAVAアプリケーションプログラムの仮想的な実行環
境を終了させる。
【0025】図1は、上記ユーザデータの変更がないと
きの常駐型JAVAアプリケーションプログラムの実行
終了処理のシーケンスフロー図である。常駐型のJAV
Aアプリケーションプログラムを起動しているときに、
ユーザデータ(例えば、着信履歴やハイスコアのデー
タ)の変更がないときは、JAVAアプリケーションプ
ログラムから共通JAVA実行環境内にある関数は呼び
出されない。従って、この関数呼び出しの履歴は残らな
い。前述の図6の場合と同様に、上記「終了要求」の指
令を受けたアプリケーションプログラム実行管理部20
4は、JAVAアプリケーションプログラムに対して
「終了要求」の指令を送ってプログラムを終了させる。
そして、上記関数呼び出しの履歴を確認してユーザデー
タの変更があったか否か、すなわちユーザデータの更新
の要否を判断する。ここで、ユーザデータの変更がない
ので、ユーザデータの更新が不要であると判断される。
そして、前述の図6の場合のようなユーザデータの上記
データ保持部206への書き込み処理を要求するための
「書込要求」の指令を送ることなく、JAVAアプリケ
ーションプログラムの仮想的な実行環境を終了させる。
「書込要求」の指令を受けなかった主制御部205の電
話機プラットフォームでは、上記レコードストア処理を
実行することなく、携帯電話機10のディスプレイ17
上の表示を「終了中画面」から通常の「待ち受け画面」
に切り替える。
【0026】以上のように、上記ユーザデータの変更が
なかった場合には、主制御部205の電話機プラットフ
ォームとの間で上記「書込要求」及び「書込終了」のや
り取りがない。しかも電話機プラットフォーム側で上記
「レコードストア」処理も行なわれない。従って、上記
ユーザデータの変更がなかった場合のJAVAアプリケ
ーションプログラムの終了処理を従来よりも短縮するこ
とができる。
【0027】なお、本発明は、JAVA以外の他の種類
のアプリケーションプログラムを実行できるように構成
された携帯電話機についても適用でき、同様な効果が得
られるものである。また、本発明は、アプリケーション
プログラムを実行可能なものであれば、PHS、自動車
電話機、固定電話機等の電話機のほか、携帯型のPDA
の場合についても適用でき、同様な効果が得られるもの
である。
【0028】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、データ
保持部に保持されいているプログラム関連データの更新
が不要な場合に、プログラム関連データの不要な書き込
み処理を回避できる。従って、アプリケーションプログ
ラム終了時の処理時間を従来よりも短縮することができ
るという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る携帯電話機におけるユ
ーザデータの変更がないときの常駐型JAVAアプリケ
ーションプログラムの実行終了処理のシーケンスフロー
図。
【図2】同携帯電話機の外観図。
【図3】同携帯電話機のハードウェアの概略構成図。
【図4】同携帯電話機の主要部を示したブロック図。
【図5】同携帯電話機におけるソフトウェア構造を示す
説明図。
【図6】同携帯電話機におけるユーザデータの変更があ
るときの常駐型JAVAアプリケーションプログラムの
実行終了処理のシーケンスフロー図。
【符号の説明】
10 携帯電話機 11 データ入力キー 12 通話開始キー 13 終話キー 14 スクロールキー 15 多機能キー 16 マイク 17 ディスプレイ 18 スピーカ 100 システムバス 101 CPU 102 RAM 103 ROM 104 入力装置 105 出力装置 106 携帯電話用通信装置 201 電話通信部 202 データ通信部 203 操作部 204 アプリケーションプログラム実行管理部 205 主制御部 206 データ保持部
フロントページの続き (72)発明者 渡邊 工起 東京都千代田区神田駿河台二丁目2番地 ジェイフォン株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA21 BB04 BB21 DD51 EE02 EE10 FF02 KK13 KK15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アプリケーションプログラムに関連したプ
    ログラム関連データを、該アプリケーションプログラム
    の実行終了後に保持しておくためのデータ保持部を備え
    たアプリケーションプログラム実行可能な情報通信端末
    であって、 アプリケーションプログラムの実行終了処理において、
    該データ保持部に保持されている該プログラム関連デー
    タの更新の要否を判断し、該プログラム関連データの更
    新が不要な場合には、該データ保持部への該プログラム
    関連データの書き込みを行わないように制御する制御手
    段を備えたことを特徴とするアプリケーションプログラ
    ム実行可能な情報通信端末。
  2. 【請求項2】アプリケーションプログラムに関連したプ
    ログラム関連データのデータ保持部への書き込みを制御
    するアプリケーションプログラム実行可能な情報通信端
    末の制御方法であって、 アプリケーションプログラムの実行終了処理において、
    該データ保持部に保持されている該プログラム関連デー
    タの更新の要否を判断し、該プログラム関連データの更
    新が不要な場合には、該データ保持部への該プログラム
    関連データの書き込みを行わないように制御することを
    特徴とするアプリケーションプログラム実行可能な情報
    通信端末の制御方法。
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