JP2003259325A - リング会議システムおよび端末装置 - Google Patents
リング会議システムおよび端末装置Info
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- JP2003259325A JP2003259325A JP2002050132A JP2002050132A JP2003259325A JP 2003259325 A JP2003259325 A JP 2003259325A JP 2002050132 A JP2002050132 A JP 2002050132A JP 2002050132 A JP2002050132 A JP 2002050132A JP 2003259325 A JP2003259325 A JP 2003259325A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リング会議システムにおいて、会議参加離脱
において違和感を少なくして切替える。ハウリングを防
止するエコーキャンセラやフレームアライナなどを必要
とせずに、安価なシステムを構築できるようにする。 【解決手段】 映像変化が小さく、音声がないとき、あ
るいは発言者交代のときに参加あるいは離脱のための通
信路切替を行うようにする。遅延分を計算しておき、通
信路切替時にその遅延差分を補償するようにデータ送信
を遅延させる。音声は最大同時話者数分の帯域で伝送し
て各端末で自端末以外の音声を合成して出力するように
する。
において違和感を少なくして切替える。ハウリングを防
止するエコーキャンセラやフレームアライナなどを必要
とせずに、安価なシステムを構築できるようにする。 【解決手段】 映像変化が小さく、音声がないとき、あ
るいは発言者交代のときに参加あるいは離脱のための通
信路切替を行うようにする。遅延分を計算しておき、通
信路切替時にその遅延差分を補償するようにデータ送信
を遅延させる。音声は最大同時話者数分の帯域で伝送し
て各端末で自端末以外の音声を合成して出力するように
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ会議方式に
利用する。本発明は、会議に参加する会議端末が物理的
あるいは論理的なリング通信路を介して接続され、映像
および音声データがこのリング通信路を周回するリング
会議システムに利用する。
利用する。本発明は、会議に参加する会議端末が物理的
あるいは論理的なリング通信路を介して接続され、映像
および音声データがこのリング通信路を周回するリング
会議システムに利用する。
【0002】
【従来の技術】テレビ会議システムの接続形態として、
サーバクライアント型、メッシュ状接続型がある。サー
バクライアント型は、例えば特開平7−254911号
として公開されたものであり、メッシュ状接続型として
は、CU-SeeMe、Media Playerなどが知られている。
サーバクライアント型、メッシュ状接続型がある。サー
バクライアント型は、例えば特開平7−254911号
として公開されたものであり、メッシュ状接続型として
は、CU-SeeMe、Media Playerなどが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サーバ・クライアント
型の会議システムでは、全参加者の映像がサーバに集め
られるため、サーバに負荷が集中する問題がある。ま
た、参加人数が多くなる、あるいは一人当たりのデータ
量が多くなる場合はサーバへの負荷の集中が顕著にな
る。メッシュ状接続型の会議システムでは、各端末が前
記端末へ映像データを送るため、ネットワークへのトラ
フィックが増大する、あるいは受信時に各会議端末から
のパケットが同時に到着することによりデータが輻輳す
る可能性がある。
型の会議システムでは、全参加者の映像がサーバに集め
られるため、サーバに負荷が集中する問題がある。ま
た、参加人数が多くなる、あるいは一人当たりのデータ
量が多くなる場合はサーバへの負荷の集中が顕著にな
る。メッシュ状接続型の会議システムでは、各端末が前
記端末へ映像データを送るため、ネットワークへのトラ
フィックが増大する、あるいは受信時に各会議端末から
のパケットが同時に到着することによりデータが輻輳す
る可能性がある。
【0004】このような問題を解決するものとしてリン
グ会議システムが提案されている。例えば特開平5−2
2322号、特開平10−164057号、特開平11
−275072号などの提案がある。これらのリング会
議システムは、端末の負荷を均一化し、メッシュ型シス
テムに比べてネットワークの使用効率がよい利点があ
る。しかし、新規の参加あるいは離脱端末がある場合
に、リングを再構成するために映像の伝送を停止する必
要がある。このため、特開平11−275072号に記
載された技術では、切替時に上流側が2系統にトラフィ
ックを発生させて受信側で切替動作を行うが、発生する
トラフィックが増えるため、ネットワークに対する負荷
が重くなる。また、会議システムでは、発言者の音声が
発言者の会議端末に出力されるとハウリングが発生しや
すいため、エコーキャンセラが必要となり、会議端末が
高価なものとなる問題がある。さらに、サーバに音声デ
ータを集め、それぞれの会議端末向けに合成した音声を
配信するとサーバの負荷が重くなる。
グ会議システムが提案されている。例えば特開平5−2
2322号、特開平10−164057号、特開平11
−275072号などの提案がある。これらのリング会
議システムは、端末の負荷を均一化し、メッシュ型シス
テムに比べてネットワークの使用効率がよい利点があ
る。しかし、新規の参加あるいは離脱端末がある場合
に、リングを再構成するために映像の伝送を停止する必
要がある。このため、特開平11−275072号に記
載された技術では、切替時に上流側が2系統にトラフィ
ックを発生させて受信側で切替動作を行うが、発生する
トラフィックが増えるため、ネットワークに対する負荷
が重くなる。また、会議システムでは、発言者の音声が
発言者の会議端末に出力されるとハウリングが発生しや
すいため、エコーキャンセラが必要となり、会議端末が
高価なものとなる問題がある。さらに、サーバに音声デ
ータを集め、それぞれの会議端末向けに合成した音声を
配信するとサーバの負荷が重くなる。
【0005】さらに、リング状ネットワークに配信され
た映像フレームデータが自会議端末に戻ってくるとき、
次に配信する映像フレームデータのタイミングとずれが
生じてくる。このため、フレームアライナのような複雑
なタイミング調整機能が必要となり、会議端末に遅延機
能が付加され、ネットワークのリング周回遅延時間も増
加する問題もある。
た映像フレームデータが自会議端末に戻ってくるとき、
次に配信する映像フレームデータのタイミングとずれが
生じてくる。このため、フレームアライナのような複雑
なタイミング調整機能が必要となり、会議端末に遅延機
能が付加され、ネットワークのリング周回遅延時間も増
加する問題もある。
【0006】本発明はこのような背景になされたもので
あり、ネットワークのトラフィックを減少させ、ネット
ワークの負荷を軽減できるリング会議システムを提供す
ることを目的とする。また、本発明は、安価な構成の会
議端末で会議を行うことができるリング会議システムを
提供することを目的とする。また、会議参加離脱におい
て違和感を少なくして切替えられるリング会議システム
を提供することを目的とする。また、本発明は、ハウリ
ングの発生を防止できるリング会議システムを提供する
ことを目的とする。また本発明は、リング周回遅延時間
の増大を抑止できるリング会議システムを提供すること
を目的とする。
あり、ネットワークのトラフィックを減少させ、ネット
ワークの負荷を軽減できるリング会議システムを提供す
ることを目的とする。また、本発明は、安価な構成の会
議端末で会議を行うことができるリング会議システムを
提供することを目的とする。また、会議参加離脱におい
て違和感を少なくして切替えられるリング会議システム
を提供することを目的とする。また、本発明は、ハウリ
ングの発生を防止できるリング会議システムを提供する
ことを目的とする。また本発明は、リング周回遅延時間
の増大を抑止できるリング会議システムを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の会議端
末が物理的または論理的なリング通信路で接続され、一
つの会議端末が会議を管理する会議管理端末として機能
するリング会議システムであり、前記会議端末は、生成
したデータを前記リング通信路に送信する手段と、他の
会議端末が生成したデータを中継する手段と、自会議端
末が送信したデータで前記リング通信路を周回したデー
タを削除する手段とを備えたリング会議システムであ
る。
末が物理的または論理的なリング通信路で接続され、一
つの会議端末が会議を管理する会議管理端末として機能
するリング会議システムであり、前記会議端末は、生成
したデータを前記リング通信路に送信する手段と、他の
会議端末が生成したデータを中継する手段と、自会議端
末が送信したデータで前記リング通信路を周回したデー
タを削除する手段とを備えたリング会議システムであ
る。
【0008】ここにおいて、本発明の第一の観点の特徴
は、前記会議管理端末が、話者切替タイミングで会議端
末の参加離脱を実行する手段を備えたことにある。ま
た、本発明の第二の観点は、前記会議管理端末が会議参
加者の映像が前フレームに比べて変化が少ないことまた
は会議参加者が話していないことを検出する手段を備
え、前記検出した映像の変化が少なくなったタイミング
または発言がなくなったタイミングで会議端末の参加ま
たは離脱を実行する手段を備えたことにある。
は、前記会議管理端末が、話者切替タイミングで会議端
末の参加離脱を実行する手段を備えたことにある。ま
た、本発明の第二の観点は、前記会議管理端末が会議参
加者の映像が前フレームに比べて変化が少ないことまた
は会議参加者が話していないことを検出する手段を備
え、前記検出した映像の変化が少なくなったタイミング
または発言がなくなったタイミングで会議端末の参加ま
たは離脱を実行する手段を備えたことにある。
【0009】これにより、リング状通信路の切替を伴う
会議端末の参加離脱を会議参加者に違和感を与えること
なく実行することが可能となる。
会議端末の参加離脱を会議参加者に違和感を与えること
なく実行することが可能となる。
【0010】また、本発明の第三観点の特徴は、最大同
時発言者数の音声チャネルを確保する手段を備え、前記
各会議端末は自会議端末が生成した音声データを除いた
音声を合成再生する手段を備えたことにある。
時発言者数の音声チャネルを確保する手段を備え、前記
各会議端末は自会議端末が生成した音声データを除いた
音声を合成再生する手段を備えたことにある。
【0011】なお、会議参加中の会議端末の一つが会議
を管理する会議管理端末とされ、他の会議端末は、会議
への参加または離脱を前記会議管理端末に通知する手段
と、各会議端末間の遅延を測定し測定した遅延情報を前
記会議管理端末に通知する手段とを備え、前記会議管理
端末は、各会議端末間の遅延情報の取得を各会議端末に
指示する手段と、この指示に応じて各端末から通知され
た遅延情報に基づいて、会議端末の参加または離脱後の
通信経路の遅延の総和を最小とする通信経路を決定する
手段と、新たに参加する会議端末または離脱する会議端
末の両隣の会議端末に前記決定された新たな通信経路を
形成するように通知する手段と、新たな通信経路への切
替タイミングを上流側会議端末に通知する手段とを備
え、通知を受けた前記上流側会議端末は通知を受けたタ
イミングで通信路を切り替える手段を備えることができ
る。
を管理する会議管理端末とされ、他の会議端末は、会議
への参加または離脱を前記会議管理端末に通知する手段
と、各会議端末間の遅延を測定し測定した遅延情報を前
記会議管理端末に通知する手段とを備え、前記会議管理
端末は、各会議端末間の遅延情報の取得を各会議端末に
指示する手段と、この指示に応じて各端末から通知され
た遅延情報に基づいて、会議端末の参加または離脱後の
通信経路の遅延の総和を最小とする通信経路を決定する
手段と、新たに参加する会議端末または離脱する会議端
末の両隣の会議端末に前記決定された新たな通信経路を
形成するように通知する手段と、新たな通信経路への切
替タイミングを上流側会議端末に通知する手段とを備
え、通知を受けた前記上流側会議端末は通知を受けたタ
イミングで通信路を切り替える手段を備えることができ
る。
【0012】さらに、前記会議管理端末は、切り替え前
通信経路と切り替え後通信経路の遅延時間差を演算する
手段と、切り替え前よりも切り替え後の遅延時間が短く
なる場合に切り替え時に遅延時間差だけ切り替え後に上
流となる会議端末にデータ転送を停止させる手段とを備
えることができる。
通信経路と切り替え後通信経路の遅延時間差を演算する
手段と、切り替え前よりも切り替え後の遅延時間が短く
なる場合に切り替え時に遅延時間差だけ切り替え後に上
流となる会議端末にデータ転送を停止させる手段とを備
えることができる。
【0013】会議に新たに参加あるいは離脱する会議端
末は、会議の管理を行う会議管理端末にその意思を通知
する。会議管理端末はこの通知により各会議端末間の遅
延情報を収集し、参加者変更後に各会議端末間の遅延の
総和が最小となる新しいリング構成を選択する。各会議
端末は現状のリングを維持しつつ、データ受信用の新し
い通信経路を設定する。発言者が切り替わるなど、デー
タ転送が停止してもユーザが違和感を感じない場面を利
用して、参加または離脱を実行する。この参加または離
脱の実行は上流側が新しい通信経路に切り替えることで
実行する。
末は、会議の管理を行う会議管理端末にその意思を通知
する。会議管理端末はこの通知により各会議端末間の遅
延情報を収集し、参加者変更後に各会議端末間の遅延の
総和が最小となる新しいリング構成を選択する。各会議
端末は現状のリングを維持しつつ、データ受信用の新し
い通信経路を設定する。発言者が切り替わるなど、デー
タ転送が停止してもユーザが違和感を感じない場面を利
用して、参加または離脱を実行する。この参加または離
脱の実行は上流側が新しい通信経路に切り替えることで
実行する。
【0014】切替後の通信経路の遅延時間が切替前の通
信経路に比べて短くなる場合、遅延時間差分だけ上流側
会議端末が送信を待機(停止)することで、通信網への
トラフィック増大を防ぐことができる。また、音声用チ
ャネルについては、最大発話者分の帯域を確保し、各発
言者ごとに送信する。発言者の音声は合成せず、再生は
各会議端末ごとに合成を行う。自会議端末が送信した音
声は合成しないため、ハウリングの経路に少なくとも2
度マイクロホンからスピーカへの回り込み経路が挿入さ
れることになる。このため、エコーキャンセラなどの特
殊な機材を用いることなくハウリングを防止でき、会議
端末を用意かつ安価に実現することができる。
信経路に比べて短くなる場合、遅延時間差分だけ上流側
会議端末が送信を待機(停止)することで、通信網への
トラフィック増大を防ぐことができる。また、音声用チ
ャネルについては、最大発話者分の帯域を確保し、各発
言者ごとに送信する。発言者の音声は合成せず、再生は
各会議端末ごとに合成を行う。自会議端末が送信した音
声は合成しないため、ハウリングの経路に少なくとも2
度マイクロホンからスピーカへの回り込み経路が挿入さ
れることになる。このため、エコーキャンセラなどの特
殊な機材を用いることなくハウリングを防止でき、会議
端末を用意かつ安価に実現することができる。
【0015】また、各会議端末は、前記会議管理端末の
各手段の機能を備え、会議を開始した会議端末の一つが
前記会議管理端末の手段を実行し、他の会議端末は前記
会議管理端末の手段の機能を停止させることができる。
各手段の機能を備え、会議を開始した会議端末の一つが
前記会議管理端末の手段を実行し、他の会議端末は前記
会議管理端末の手段の機能を停止させることができる。
【0016】また、会議端末は、発言の許可を前記会議
管理端末へ求める手段と、前記会議管理端末からの指示
された音声チャネルへ音声データを送信しまたは音声デ
ータの送信を停止する手段とを備え、前記会議管理端末
は、使用する音声チャネルを決定する手段と、発言中の
会議端末または次に発言する会議端末に対して発言者の
切り替え指示を行う手段とを備えることができる。
管理端末へ求める手段と、前記会議管理端末からの指示
された音声チャネルへ音声データを送信しまたは音声デ
ータの送信を停止する手段とを備え、前記会議管理端末
は、使用する音声チャネルを決定する手段と、発言中の
会議端末または次に発言する会議端末に対して発言者の
切り替え指示を行う手段とを備えることができる。
【0017】また、前記会議管理端末は、会議参加中の
会議端末に伝送している映像フレームを各会議端末の映
像フレームに入れ替えるタイミング信号を送信する手段
を備え、各会議端末は、前記映像フレームに入れ替える
タイミング信号を受信した後または自会議端末に割り当
てられた時間経過後に自会議端末の映像フレームを送信
しまたは他の会議端末が映像フレームの中継実行中はそ
の中継後に自会議端末の映像フレームを送信する手段を
備えることができる。
会議端末に伝送している映像フレームを各会議端末の映
像フレームに入れ替えるタイミング信号を送信する手段
を備え、各会議端末は、前記映像フレームに入れ替える
タイミング信号を受信した後または自会議端末に割り当
てられた時間経過後に自会議端末の映像フレームを送信
しまたは他の会議端末が映像フレームの中継実行中はそ
の中継後に自会議端末の映像フレームを送信する手段を
備えることができる。
【0018】会議管理端末が映像音声フレーム切替のタ
イミング信号を送り、受信した会議端末はそのタイミン
グで次の下流の会議端末に映像フレームを伝送する。こ
のとき、映像フレーム表示は自タイマのタイミングで表
示する。これにより、映像フレーム送信は会議管理端末
のクロックに同期することになるが、表示映像フレーム
は各会議端末の表示タイミング時の最新映像フレームを
表示する。他の会議端末の中継中に映像フレーム切替信
号を受信したときは、その他の会議端末のフレームの送
信が終了してから自映像フレーム信号のパケット送信を
開始する。これにより、同時に複数映像フレームを送信
することを回避でき、会議端末への負荷を減らすことが
できる。これによりフレームアライナなしに、映像の伝
送と表示を行うことが可能となる。
イミング信号を送り、受信した会議端末はそのタイミン
グで次の下流の会議端末に映像フレームを伝送する。こ
のとき、映像フレーム表示は自タイマのタイミングで表
示する。これにより、映像フレーム送信は会議管理端末
のクロックに同期することになるが、表示映像フレーム
は各会議端末の表示タイミング時の最新映像フレームを
表示する。他の会議端末の中継中に映像フレーム切替信
号を受信したときは、その他の会議端末のフレームの送
信が終了してから自映像フレーム信号のパケット送信を
開始する。これにより、同時に複数映像フレームを送信
することを回避でき、会議端末への負荷を減らすことが
できる。これによりフレームアライナなしに、映像の伝
送と表示を行うことが可能となる。
【0019】さらに、本発明の第四の観点は、リング会
議システムに使用される会議端末の構成であって、物理
的または論理的なリング通信路に複数の会議端末が接続
され、一つの端末を会議の管理を行う機能を有する会議
管理端末と他の端末を会議参加する一般の会議端末とさ
れた会議端末であり、この会議端末は、一般の会議端末
としての機能と、会議管理端末としての機能とを備え、
前記一般の会議端末として、会議への参加または離脱を
会議管理端末に通知する手段と、会議管理端末からの指
示に基づいて他の会議端末間の遅延を測定し、その遅延
情報を前記会議管理端末へ通知する手段と、前記会議管
理端末から通知された新たな通信経路への通知された切
替タイミングで通信路を切り替える通信路切替手段と、
通信路の切り替え時に前記会議端末から通知された遅延
時間差だけデータ送信を待機あるいは停止する手段とを
備えることを特徴とする。
議システムに使用される会議端末の構成であって、物理
的または論理的なリング通信路に複数の会議端末が接続
され、一つの端末を会議の管理を行う機能を有する会議
管理端末と他の端末を会議参加する一般の会議端末とさ
れた会議端末であり、この会議端末は、一般の会議端末
としての機能と、会議管理端末としての機能とを備え、
前記一般の会議端末として、会議への参加または離脱を
会議管理端末に通知する手段と、会議管理端末からの指
示に基づいて他の会議端末間の遅延を測定し、その遅延
情報を前記会議管理端末へ通知する手段と、前記会議管
理端末から通知された新たな通信経路への通知された切
替タイミングで通信路を切り替える通信路切替手段と、
通信路の切り替え時に前記会議端末から通知された遅延
時間差だけデータ送信を待機あるいは停止する手段とを
備えることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
の形態を説明する。
【0021】図1は、本発明実施例のリング会議システ
ムの構成を示すものである。複数の会議端末A、B、
C、Dがリング通信路を介して接続されてリンク会議シ
ステムを構成する。
ムの構成を示すものである。複数の会議端末A、B、
C、Dがリング通信路を介して接続されてリンク会議シ
ステムを構成する。
【0022】図2は、会議端末の構成を示すものであ
る。会議システムを構成する端末は会議を管理する会議
管理端末と会議端末の2種類から構成されている。会議
端末Aは会議を管理する会議管理端末として動作し、会
議端末B、C、Dは一般の会議端末として動作する場合
の構成例を示すものである。会議端末B、C、Dは同一
であるため、会議端末Cを代表としてその構成を示して
いる。
る。会議システムを構成する端末は会議を管理する会議
管理端末と会議端末の2種類から構成されている。会議
端末Aは会議を管理する会議管理端末として動作し、会
議端末B、C、Dは一般の会議端末として動作する場合
の構成例を示すものである。会議端末B、C、Dは同一
であるため、会議端末Cを代表としてその構成を示して
いる。
【0023】会議端末Cの構成を説明する。会議端末
は、会議管理端末からのコントロール信号を受信し、ま
た参加あるいは離脱等の通知を行うコントロール信号送
受信部11、リング通信路2を介して映像および音声デ
ータの送受信を行う映像データ送受信部12、音声合成
を行うとともに映像を表示する音声合成映像表示部13
と、当該会議端末から送信する映像を生成する映像生成
部14と、停止され非アクティブ状態である会議管理部
16を備えている。なお、映像生成部14はカメラ装置
が接続され、また音声を収集するためのマイクロホンが
接続されているのは会議端末として当然であるので、そ
の部分についての表示は省略した。
は、会議管理端末からのコントロール信号を受信し、ま
た参加あるいは離脱等の通知を行うコントロール信号送
受信部11、リング通信路2を介して映像および音声デ
ータの送受信を行う映像データ送受信部12、音声合成
を行うとともに映像を表示する音声合成映像表示部13
と、当該会議端末から送信する映像を生成する映像生成
部14と、停止され非アクティブ状態である会議管理部
16を備えている。なお、映像生成部14はカメラ装置
が接続され、また音声を収集するためのマイクロホンが
接続されているのは会議端末として当然であるので、そ
の部分についての表示は省略した。
【0024】また、会議管理端末Aは、会議の議長を勤
め、他者の参加、離脱、リング構成の管理を行うもので
ある。このため、会議端末の機能を備えた会議端末部2
6の構成に加えて、映像変化と話者有無を検出する映像
変化話者有無検出部22と、遅延最小リング計算部23
と、コントロール信号送受信部24とを備えた動作中
(アクティブ状態)の会議管理部を備えている。この会
議管理端末Aは、会議の進行において話者を切り替える
タイミングを検出し、その切替タイミングにより会議端
末の参加あるいは離脱を実行する機能および映像の変化
あるいは発言が少なくなったことを検出して会議端末の
参加あるいは離脱を実行させる機能を有する。なお、映
像データ送受信部21はリング通信路2で会議端末Bの
映像データ送受信部12と接続され、リング状に会議で
必要な映像および音声データが伝送される。コントロー
ル信号は、映像および音声データの通信路とは別の通信
路3を介して他の会議端末のコントロール信号受信部1
1に送信される。
め、他者の参加、離脱、リング構成の管理を行うもので
ある。このため、会議端末の機能を備えた会議端末部2
6の構成に加えて、映像変化と話者有無を検出する映像
変化話者有無検出部22と、遅延最小リング計算部23
と、コントロール信号送受信部24とを備えた動作中
(アクティブ状態)の会議管理部を備えている。この会
議管理端末Aは、会議の進行において話者を切り替える
タイミングを検出し、その切替タイミングにより会議端
末の参加あるいは離脱を実行する機能および映像の変化
あるいは発言が少なくなったことを検出して会議端末の
参加あるいは離脱を実行させる機能を有する。なお、映
像データ送受信部21はリング通信路2で会議端末Bの
映像データ送受信部12と接続され、リング状に会議で
必要な映像および音声データが伝送される。コントロー
ル信号は、映像および音声データの通信路とは別の通信
路3を介して他の会議端末のコントロール信号受信部1
1に送信される。
【0025】なお、各会議端末はそれぞれ会議管理端末
となる会議管理部16の構成を備えており、会議端末の
うちの一つのみがアクティブとなって会議管理端末とな
り、他の会議端末の会議管理部16は停止状態となる。
会議管理端末は会議中に他の会議端末とその役割を切り
替えることが可能である。
となる会議管理部16の構成を備えており、会議端末の
うちの一つのみがアクティブとなって会議管理端末とな
り、他の会議端末の会議管理部16は停止状態となる。
会議管理端末は会議中に他の会議端末とその役割を切り
替えることが可能である。
【0026】以下、本実施例による会議の動作について
説明する。
説明する。
【0027】(会議管理端末の決め方)通信網に接続し
た会議端末は会議動作中の会議管理端末の有無を調べ
る。動作中の会議管理端末が見つかった場合、会議管理
部16の動作を停止させ、会議端末となる。動作中の会
議管理端末が見つからなかった場合、自分が一番最初に
会議を開始したとみなし、会議管理部の機能を実行して
会議管理端末となる。
た会議端末は会議動作中の会議管理端末の有無を調べ
る。動作中の会議管理端末が見つかった場合、会議管理
部16の動作を停止させ、会議端末となる。動作中の会
議管理端末が見つからなかった場合、自分が一番最初に
会議を開始したとみなし、会議管理部の機能を実行して
会議管理端末となる。
【0028】通信中に会議管理の機能を他の会議端末に
移行するときは、会議管理端末が次に会議管理端末にな
る会議端末を選び、会議管理端末交代の依頼信号を送信
する。受信した会議端末が会議管理端末になることを拒
否するとき、あるいは一定時間内に返事がないときは、
別の会議端末に会議管理端末交代の依頼信号を送信す
る。受信した会議端末が会議管理端末になることを承諾
した旨の信号を返信した場合、この会議端末に会議管理
部を動作させるタイミングデータ、会議参加端末のアド
レスデータを送信する。またこの信号とデータとを受信
した会議端末は、受信したことを現会議管理端末に通知
し、会議管理部を動作させる。この切替タイミングでも
との会議管理端末は会議管理部を停止して会議端末にな
る。
移行するときは、会議管理端末が次に会議管理端末にな
る会議端末を選び、会議管理端末交代の依頼信号を送信
する。受信した会議端末が会議管理端末になることを拒
否するとき、あるいは一定時間内に返事がないときは、
別の会議端末に会議管理端末交代の依頼信号を送信す
る。受信した会議端末が会議管理端末になることを承諾
した旨の信号を返信した場合、この会議端末に会議管理
部を動作させるタイミングデータ、会議参加端末のアド
レスデータを送信する。またこの信号とデータとを受信
した会議端末は、受信したことを現会議管理端末に通知
し、会議管理部を動作させる。この切替タイミングでも
との会議管理端末は会議管理部を停止して会議端末にな
る。
【0029】(データと制御信号伝送)映像および音声
のデータは、リング通信路2を伝送遅延時間の小さいパ
ケット、例えばUDP(user datagram protocol) で配
信するが、会議管理端末と他の会議端末間の制御信号は
誤動作を防止するため、送信確認型のパケット、例えば
TCP/IPで別途送信し、映像音声用とは別の通信路
3を用いる。
のデータは、リング通信路2を伝送遅延時間の小さいパ
ケット、例えばUDP(user datagram protocol) で配
信するが、会議管理端末と他の会議端末間の制御信号は
誤動作を防止するため、送信確認型のパケット、例えば
TCP/IPで別途送信し、映像音声用とは別の通信路
3を用いる。
【0030】図3に映像または音声のデータを配信する
パケット構造を示す。3バイトのヘッダを映像または音
声データの前に付与されており、このヘッダは、パケッ
トのフレームのシリアル番号用に1バイト、1フレーム
当たりの映像と音声を構成する複数パケットのシリアル
番号用に1バイト、映像または音声フレームの切替タイ
ミングや通信路の切替タイミングをとるためのフラグの
領域が1バイトで構成されている。このフラグとして
は、図3に示されるように、切替タイミングを指示する
差し換えフラグ33、通信路変更フラグ34、多周回フ
ラグ35が設定されている。
パケット構造を示す。3バイトのヘッダを映像または音
声データの前に付与されており、このヘッダは、パケッ
トのフレームのシリアル番号用に1バイト、1フレーム
当たりの映像と音声を構成する複数パケットのシリアル
番号用に1バイト、映像または音声フレームの切替タイ
ミングや通信路の切替タイミングをとるためのフラグの
領域が1バイトで構成されている。このフラグとして
は、図3に示されるように、切替タイミングを指示する
差し換えフラグ33、通信路変更フラグ34、多周回フ
ラグ35が設定されている。
【0031】なお、映像データと音声データとは別に扱
うことが便利な場合が多いので、映像音声データ36の
ペイロードは、必ずしも一緒に搭載する必要はなく、映
像データだけ、音声データだけが搭載されてもよい。
うことが便利な場合が多いので、映像音声データ36の
ペイロードは、必ずしも一緒に搭載する必要はなく、映
像データだけ、音声データだけが搭載されてもよい。
【0032】各会議端末が送信すべきタイミング、すな
わちフレームの位置を示すパケットには巡回型のシリア
ル番号31が付与される。会議端末あるいは会議管理端
末は自分の切替フレーム位置(シリアル番号)がくれば
会議管理端末から指示された割当タイミングでそのパケ
ットを破棄する。そして現在の最新の自分のフレームデ
ータを伝送遅延時間のパケット(例えばUDP)にて送
信する。割り当てられたタイミング時に、映像フレーム
データの中継中、あるいは自映像フレーム信号の伝送中
であるときは、この1枚分の映像フレーム信号伝送後
に、次の映像フレームを伝送する。もしくは、短期的な
伝送レート上昇が可能である場合は、他の映像フレーム
パケットの間に挿入することもできる。
わちフレームの位置を示すパケットには巡回型のシリア
ル番号31が付与される。会議端末あるいは会議管理端
末は自分の切替フレーム位置(シリアル番号)がくれば
会議管理端末から指示された割当タイミングでそのパケ
ットを破棄する。そして現在の最新の自分のフレームデ
ータを伝送遅延時間のパケット(例えばUDP)にて送
信する。割り当てられたタイミング時に、映像フレーム
データの中継中、あるいは自映像フレーム信号の伝送中
であるときは、この1枚分の映像フレーム信号伝送後
に、次の映像フレームを伝送する。もしくは、短期的な
伝送レート上昇が可能である場合は、他の映像フレーム
パケットの間に挿入することもできる。
【0033】これにより、同時に複数の映像フレーム信
号を伝送することを回避することができ、会議管理端末
にフレームアライナの機能が不要となる。またフレーム
データは受信したパケットデータを集めて表示される
が、映像フレーム表示のタイミングは各会議端末が決定
し、表示タイミング時の最新映像フレームを表示する。
また、パケットが伝送網で廃棄される可能性があるの
で、足りないパケットがある場合はそのパケットに対応
する位置の一つ前のフレームデータを代りに表示する。
号を伝送することを回避することができ、会議管理端末
にフレームアライナの機能が不要となる。またフレーム
データは受信したパケットデータを集めて表示される
が、映像フレーム表示のタイミングは各会議端末が決定
し、表示タイミング時の最新映像フレームを表示する。
また、パケットが伝送網で廃棄される可能性があるの
で、足りないパケットがある場合はそのパケットに対応
する位置の一つ前のフレームデータを代りに表示する。
【0034】これらの動作を図4に示す動作フローチャ
ートを参照してさらに説明する。
ートを参照してさらに説明する。
【0035】会議管理端末は、各会議端末の送信タイミ
ングフレーム位置を計算し、各会議端末に通知する(S
11)。各会議端末は自端末のフレーム位置で多周回フ
ラグ35をリセットするとともに受信パケットを破棄
し、自映像フレームデータを送信する(S13、14、
15)。自会議端末のフレーム位置以外では受信した次
会議端末(下流の端末)へ中継する。このとき、会議管
理端末ではパケットデータを受信すると多周回フラグ3
5を検出し、リセットならセットし、セットならその映
像フレームを構成するパケットを消去する。これによ
り、パケットが通信路を複数回周回することなく、映像
信号(または音声信号)が周回される。
ングフレーム位置を計算し、各会議端末に通知する(S
11)。各会議端末は自端末のフレーム位置で多周回フ
ラグ35をリセットするとともに受信パケットを破棄
し、自映像フレームデータを送信する(S13、14、
15)。自会議端末のフレーム位置以外では受信した次
会議端末(下流の端末)へ中継する。このとき、会議管
理端末ではパケットデータを受信すると多周回フラグ3
5を検出し、リセットならセットし、セットならその映
像フレームを構成するパケットを消去する。これによ
り、パケットが通信路を複数回周回することなく、映像
信号(または音声信号)が周回される。
【0036】そして、他の会議端末から参加あるいは離
脱希望信号の受信有無を確認し(S16)、受信してい
れば参加離脱の動作を実行する(S17)。ここで会議
を終了しないならば、データ送信開始以降の動作を繰り
返す。会議管理端末が終了する場合、会議管理機能を他
の会議端末に移し、新たな会議管理端末に離脱の希望を
示す旨を示す信号を送信し、この後、会議管理端末から
指示されたタイミングで会議を離脱する(S21、2
2)。
脱希望信号の受信有無を確認し(S16)、受信してい
れば参加離脱の動作を実行する(S17)。ここで会議
を終了しないならば、データ送信開始以降の動作を繰り
返す。会議管理端末が終了する場合、会議管理機能を他
の会議端末に移し、新たな会議管理端末に離脱の希望を
示す旨を示す信号を送信し、この後、会議管理端末から
指示されたタイミングで会議を離脱する(S21、2
2)。
【0037】図5は、会議端末の表示画面例を示すもの
である。会議端末の表示装置には、会議参加者の映像を
表示するウィンドウが用意されている。会議参加者のう
ち、発言者の映像を表示するウィンドウ51、52は他
の会議参加者の映像表示ウィンドウ53、54、55よ
り大きく表示される。発言者が変わると発言者用の大き
なウィンドウの表示を入れ替えるようにする。また、会
議端末は、発言者の映像フレームレートを他の会議発言
者の映像フレームレートより大きくし、発言者の様子を
より詳しく見えるように映像フレームの送信レートの割
り当てがなされる。また表示画面には、発言要求/取消
ボタン56、離脱要求ボタン57、参加者の発言待リス
ト58が表示される。
である。会議端末の表示装置には、会議参加者の映像を
表示するウィンドウが用意されている。会議参加者のう
ち、発言者の映像を表示するウィンドウ51、52は他
の会議参加者の映像表示ウィンドウ53、54、55よ
り大きく表示される。発言者が変わると発言者用の大き
なウィンドウの表示を入れ替えるようにする。また、会
議端末は、発言者の映像フレームレートを他の会議発言
者の映像フレームレートより大きくし、発言者の様子を
より詳しく見えるように映像フレームの送信レートの割
り当てがなされる。また表示画面には、発言要求/取消
ボタン56、離脱要求ボタン57、参加者の発言待リス
ト58が表示される。
【0038】(会議の参加と離脱の管理)会議管理端末
が他の会議端末に各会議端末間の遅延量を測定する指示
を送ると、各会議端末は遅延測定を行い、その結果を会
議管理端末に返信する。会議管理端末はその結果から、
リングを形成したときに1周あたりの遅延が最小となる
経路を選出する。会議中にリング構成を再構成する場合
や、会議のスタート時に3人以上の参加者がある場合、
より厳密に最短経路を求める場合、考えられる全ての組
合せのオイラー閉路の遅延を比較し、最短の組合せを求
めたり、カーマーカ法などで最短経路を求めることがで
きる。また、会議中に一人ずつ参加する場合は、参加者
の両側になる会議端末との遅延が最小となる経路を選
び、離脱については参加していたときに両側に接続され
ていた会議端末間を接続する動作を停止させる。これに
より、経路変更時の時間損失を最小限に押さえることが
できる。
が他の会議端末に各会議端末間の遅延量を測定する指示
を送ると、各会議端末は遅延測定を行い、その結果を会
議管理端末に返信する。会議管理端末はその結果から、
リングを形成したときに1周あたりの遅延が最小となる
経路を選出する。会議中にリング構成を再構成する場合
や、会議のスタート時に3人以上の参加者がある場合、
より厳密に最短経路を求める場合、考えられる全ての組
合せのオイラー閉路の遅延を比較し、最短の組合せを求
めたり、カーマーカ法などで最短経路を求めることがで
きる。また、会議中に一人ずつ参加する場合は、参加者
の両側になる会議端末との遅延が最小となる経路を選
び、離脱については参加していたときに両側に接続され
ていた会議端末間を接続する動作を停止させる。これに
より、経路変更時の時間損失を最小限に押さえることが
できる。
【0039】この切替動作が一定時間内(例えばリング
周回時間の数倍)以上経っても終了しない場合、すなわ
ち、会議管理端末が正常フレームを受信できない場合、
切替動作が失敗したものとして、会議管理端末は切替前
の状態に戻す指示の制御信号を全会議端末に送信し、各
会議端末はこれを受信すると切替前の経路に戻す。
周回時間の数倍)以上経っても終了しない場合、すなわ
ち、会議管理端末が正常フレームを受信できない場合、
切替動作が失敗したものとして、会議管理端末は切替前
の状態に戻す指示の制御信号を全会議端末に送信し、各
会議端末はこれを受信すると切替前の経路に戻す。
【0040】(参加の手順)図6のフローチャートを参
照して会議参加の動作手順を説明する。
照して会議参加の動作手順を説明する。
【0041】参加を希望する会議端末は会議への参加意
思を会議管理端末に通知する(S31)。この通知を受
信すると会議管理端末から新規参加希望会議端末に現会
議端末のアドレスを知らせて遅延測定を求める。参加希
望会議端末は、すべての会議端末に対してpingによって
遅延測定を行い、結果を会議管理端末に通知する(S3
2)。ここでは、映像データはそのデータ量が多いので
pingのペイロード容量を大きくして行ってもよい。な
お、pingとはICMPを用いて相手先ホストに返答要求を送
出するプログラムであり、返答が戻るまでのターンアラ
ウンド時間を調査し、遅延時間を測定する機能を有する
ものである。会議管理端末は、通知された遅延測定結果
をとりまとめ、遅延最小のリング構成を計算する(S3
3、34)。計算された新通信経路で新規参加会議端末
の両側に接続される会議端末にその切替経路情報を通知
する(S35)。この通知により新規参加の両隣りの会
議端末は新通信路を形成する(S36)。会議管理端末
は、話者の発言がなく、かつ映像の変化が小さくなって
いることを検出すると、通信経路切替フラグを送信する
(S37、S38)。新経路の遅延時間が旧経路の遅延
時間より短い場合、上流側の会議端末は遅延の差だけ待
機(停止)してからデータの送信開始を行い、新経路の
遅延時間が旧経路の遅延時間以上の場合、上流側の会議
端末は通信経路切替フラグを受信したらデータの送信開
始を行い、通信路の変更を終了する(S39〜S4
1)。また、会議管理端末は、会議進行上での話者切替
タイミングで通信経路切替フラグを送信して会議端末の
参加を実行するようにしてもよい。
思を会議管理端末に通知する(S31)。この通知を受
信すると会議管理端末から新規参加希望会議端末に現会
議端末のアドレスを知らせて遅延測定を求める。参加希
望会議端末は、すべての会議端末に対してpingによって
遅延測定を行い、結果を会議管理端末に通知する(S3
2)。ここでは、映像データはそのデータ量が多いので
pingのペイロード容量を大きくして行ってもよい。な
お、pingとはICMPを用いて相手先ホストに返答要求を送
出するプログラムであり、返答が戻るまでのターンアラ
ウンド時間を調査し、遅延時間を測定する機能を有する
ものである。会議管理端末は、通知された遅延測定結果
をとりまとめ、遅延最小のリング構成を計算する(S3
3、34)。計算された新通信経路で新規参加会議端末
の両側に接続される会議端末にその切替経路情報を通知
する(S35)。この通知により新規参加の両隣りの会
議端末は新通信路を形成する(S36)。会議管理端末
は、話者の発言がなく、かつ映像の変化が小さくなって
いることを検出すると、通信経路切替フラグを送信する
(S37、S38)。新経路の遅延時間が旧経路の遅延
時間より短い場合、上流側の会議端末は遅延の差だけ待
機(停止)してからデータの送信開始を行い、新経路の
遅延時間が旧経路の遅延時間以上の場合、上流側の会議
端末は通信経路切替フラグを受信したらデータの送信開
始を行い、通信路の変更を終了する(S39〜S4
1)。また、会議管理端末は、会議進行上での話者切替
タイミングで通信経路切替フラグを送信して会議端末の
参加を実行するようにしてもよい。
【0042】この参加の場合の遅延時間を考慮した経路
選定の例を図7を参照して説明する。会議端末ABCD
が接続されている状態で、会議端末Eが新規参加を希望
したとき、会議端末Eが各会議端末との遅延量を測定し
たとき、会議端末Aとは「10」、会議端末Bとは
「7」、会議端末Cとは「15」、会議端末Dとは「1
3」の遅延量であった場合、リング全体としての遅延量
の総和は、会議端末AとBとの間に接続するのが最も小
さくなるので、会議管理端末は、参加会議端末Cを既存
の会議端末AとBとの間に挿入した通信経路形成を指示
する。
選定の例を図7を参照して説明する。会議端末ABCD
が接続されている状態で、会議端末Eが新規参加を希望
したとき、会議端末Eが各会議端末との遅延量を測定し
たとき、会議端末Aとは「10」、会議端末Bとは
「7」、会議端末Cとは「15」、会議端末Dとは「1
3」の遅延量であった場合、リング全体としての遅延量
の総和は、会議端末AとBとの間に接続するのが最も小
さくなるので、会議管理端末は、参加会議端末Cを既存
の会議端末AとBとの間に挿入した通信経路形成を指示
する。
【0043】(離脱の動作)離脱の場合は、参加と同様
な動作となり、離脱したい会議端末は、会議からの離脱
位置を会議管理端末に通知する。会議管理端末は、離脱
希望会議端末の両側に接続される会議端末に切替経路情
報を通知する。会議管理端末は話者の発言がなく、かつ
映像の変化が小さくなっていることを検出すると、通信
経路切替フラグを送信する。なお、会議管理端末は話者
切替タイミングで通信経路切替フラグを送信して会議端
末の離脱を実行してもよい。新経路の遅延時間が旧経路
の遅延時間より短い場合、通信経路切替フラグを受信し
た後、上流側の会議端末は遅延の差だけ待機してからデ
ータの送信開始を行う。新経路の遅延時間が旧経路の遅
延時間以上の場合、上流側の会議端末は通信経路切替フ
ラグを受信したらデータの送信開始を行い、新通信路で
の通信を行う。
な動作となり、離脱したい会議端末は、会議からの離脱
位置を会議管理端末に通知する。会議管理端末は、離脱
希望会議端末の両側に接続される会議端末に切替経路情
報を通知する。会議管理端末は話者の発言がなく、かつ
映像の変化が小さくなっていることを検出すると、通信
経路切替フラグを送信する。なお、会議管理端末は話者
切替タイミングで通信経路切替フラグを送信して会議端
末の離脱を実行してもよい。新経路の遅延時間が旧経路
の遅延時間より短い場合、通信経路切替フラグを受信し
た後、上流側の会議端末は遅延の差だけ待機してからデ
ータの送信開始を行う。新経路の遅延時間が旧経路の遅
延時間以上の場合、上流側の会議端末は通信経路切替フ
ラグを受信したらデータの送信開始を行い、新通信路で
の通信を行う。
【0044】この離脱の動作の例を図8を参照して説明
する。会議端末Eが離脱の要求を行った場合、両隣の会
議端末B、Cとの遅延量が10であった場合、会議端末
Eが離脱し、会議端末B、C間の遅延量が7であった場
合、会議端末Bは、データに13の遅延を与えて会議端
末Cに送信する。
する。会議端末Eが離脱の要求を行った場合、両隣の会
議端末B、Cとの遅延量が10であった場合、会議端末
Eが離脱し、会議端末B、C間の遅延量が7であった場
合、会議端末Bは、データに13の遅延を与えて会議端
末Cに送信する。
【0045】このように、新規参加における遅延測定
は、会議管理端末が参加希望会議端末との間のやりとり
だけで必要な情報を得ることができるため、会議管理端
末の負担が軽い利点がある。またpingの測定時に各
会議端末に対する測定時間を容易にずらすことができる
利点がある。
は、会議管理端末が参加希望会議端末との間のやりとり
だけで必要な情報を得ることができるため、会議管理端
末の負担が軽い利点がある。またpingの測定時に各
会議端末に対する測定時間を容易にずらすことができる
利点がある。
【0046】この会議端末との間の遅延を測定すると
き、先に参加している会議端末は後から参加する会議端
末のアドレスは知らないが、新規参加者が現会議参加者
のアドレス情報を知ることになり、部外者に既会議端末
のアドレスがもれる可能性がある。一方、会議管理端末
が各会議端末に、新規参加希望会議端末のアドレスを連
絡し、各会議端末から新規参加希望会議端末に対してp
ingにて遅延を測定し、結果を会議管理端末に報告す
ることによっても、会議管理端末は遅延情報を得ること
ができる。しかし、会議管理端末は複数箇所と連絡をと
る必要があるだけではなく、各会議端末のpingの測
定時間が重なることを防ぐために、会議管理端末は、各
会議端末から順に遅延データを取得しなければならず、
会議管理端末の負荷が重くなる。このとき、会議参加者
に参加希望会議端末のアドレス情報が知られることにな
るが、新規参加希望会議端末は先に参加している会議端
末のアドレスは知らないことになり、部外者に既会議端
末のアドレスがもれる可能性を低くできる。
き、先に参加している会議端末は後から参加する会議端
末のアドレスは知らないが、新規参加者が現会議参加者
のアドレス情報を知ることになり、部外者に既会議端末
のアドレスがもれる可能性がある。一方、会議管理端末
が各会議端末に、新規参加希望会議端末のアドレスを連
絡し、各会議端末から新規参加希望会議端末に対してp
ingにて遅延を測定し、結果を会議管理端末に報告す
ることによっても、会議管理端末は遅延情報を得ること
ができる。しかし、会議管理端末は複数箇所と連絡をと
る必要があるだけではなく、各会議端末のpingの測
定時間が重なることを防ぐために、会議管理端末は、各
会議端末から順に遅延データを取得しなければならず、
会議管理端末の負荷が重くなる。このとき、会議参加者
に参加希望会議端末のアドレス情報が知られることにな
るが、新規参加希望会議端末は先に参加している会議端
末のアドレスは知らないことになり、部外者に既会議端
末のアドレスがもれる可能性を低くできる。
【0047】遅延測定は、会議管理端末の負荷とアドレ
スがもれる可能性とを勘案していずれかの方法をとれば
よい。
スがもれる可能性とを勘案していずれかの方法をとれば
よい。
【0048】(経路切替タイミング)音声レベルが小さ
く、どの参加の映像フレームもその変化が小さいと認め
られるとき、あるいは話者切替タイミングでメンバーの
参加あるいは離脱動作を行う。高能率符号化したデータ
容量の変化が小さいとき、あるいはフレーム間の差分を
求めたときにその容量が小さいときに映像の変化が小さ
いと判断する。また経路切替のタイミングを合わせるた
めに、会議管理端末は、映像フレームデータを配信する
パケットにフラグを付ける。
く、どの参加の映像フレームもその変化が小さいと認め
られるとき、あるいは話者切替タイミングでメンバーの
参加あるいは離脱動作を行う。高能率符号化したデータ
容量の変化が小さいとき、あるいはフレーム間の差分を
求めたときにその容量が小さいときに映像の変化が小さ
いと判断する。また経路切替のタイミングを合わせるた
めに、会議管理端末は、映像フレームデータを配信する
パケットにフラグを付ける。
【0049】また、本発明では、網への負荷を小さくす
るため、上流側会議端末が通信経路を切り替える送り側
切替を用いているが、網の資源に余裕がある場合は、送
り側が2経路にデータを送信し、下流側が切替動作を行
うことでも通信を途絶えることなく通信経路を切り替え
ることができる。
るため、上流側会議端末が通信経路を切り替える送り側
切替を用いているが、網の資源に余裕がある場合は、送
り側が2経路にデータを送信し、下流側が切替動作を行
うことでも通信を途絶えることなく通信経路を切り替え
ることができる。
【0050】(音声配信システム)音声の配信では本実
施例では、参加者の音声を合成して伝送するのではな
く、最大同時発言者分の帯域を確保して、会議端末でそ
れぞれ話者の音声を合成して出力する。
施例では、参加者の音声を合成して伝送するのではな
く、最大同時発言者分の帯域を確保して、会議端末でそ
れぞれ話者の音声を合成して出力する。
【0051】この音声配信システムの例を図9に示して
説明する。図9は、話者Aと話者Bとの二人が発言して
いる場合の音声の入力と出力の例を示すものである。話
者A(会議端末A)の音声は、会議端末Aのマイクロホ
ンで受信された通信路を経てそれぞれの会議端末に送信
される。また話者Bの音声は会議端末Bのマイクロホン
で受信され、通信路を経てそれぞれの会議端末に送信さ
れる。参加者C、Dは話者A、Bの音声を合成してそれ
ぞれのスピーカで出力する。会議端末Bでは話者Aの音
声がスピーカから出力され、この音の一部は会議端末B
のマイクロホンで受信され、通信路を経て会議端末Aの
スピーカに出力される。この音声の一部は再び会議端末
Aのマイクロホンで受信されるので、ハウリングが生ず
る可能性がある。しかし、話者A、Bにおけるスピーカ
とマイクロホンとの間での音声のフィードバック経路で
2度減衰することとなり、ハウリングが生じにくくなっ
ている。
説明する。図9は、話者Aと話者Bとの二人が発言して
いる場合の音声の入力と出力の例を示すものである。話
者A(会議端末A)の音声は、会議端末Aのマイクロホ
ンで受信された通信路を経てそれぞれの会議端末に送信
される。また話者Bの音声は会議端末Bのマイクロホン
で受信され、通信路を経てそれぞれの会議端末に送信さ
れる。参加者C、Dは話者A、Bの音声を合成してそれ
ぞれのスピーカで出力する。会議端末Bでは話者Aの音
声がスピーカから出力され、この音の一部は会議端末B
のマイクロホンで受信され、通信路を経て会議端末Aの
スピーカに出力される。この音声の一部は再び会議端末
Aのマイクロホンで受信されるので、ハウリングが生ず
る可能性がある。しかし、話者A、Bにおけるスピーカ
とマイクロホンとの間での音声のフィードバック経路で
2度減衰することとなり、ハウリングが生じにくくなっ
ている。
【0052】音声チャネルは、話者が2名の場合は2チ
ャネル確保すればよく、ステレオのR、Lチャネルを用
いる出力が可能である。また、話者が4名となる場合に
は、4チャネル必要であり、この場合にはサラウンドシ
ステムを使用することができる。これにより、特殊な機
材を必要としない利点がある。
ャネル確保すればよく、ステレオのR、Lチャネルを用
いる出力が可能である。また、話者が4名となる場合に
は、4チャネル必要であり、この場合にはサラウンドシ
ステムを使用することができる。これにより、特殊な機
材を必要としない利点がある。
【0053】なお、確保できる通信帯域が狭い場合は、
音声データを優先的に伝送し、映像の伝送フレームレー
トを下げる、あるいは解像度を停止させるというように
して、伝送する映像データ量を少なくすることで、音声
を連続的に配信できるようにする。また高能率符号化技
術を用いて映像データ量を減らすこともよい。
音声データを優先的に伝送し、映像の伝送フレームレー
トを下げる、あるいは解像度を停止させるというように
して、伝送する映像データ量を少なくすることで、音声
を連続的に配信できるようにする。また高能率符号化技
術を用いて映像データ量を減らすこともよい。
【0054】また、会議に参加する端末で、会議の映像
と音声とを受信するだけで、映像を送ることも、発言す
ることもできないいわゆる聴講端末を接続することも可
能である。このような聴講端末は、参加離脱のタイミン
グを考慮することなく、参加離脱してよいし、また、負
荷に余裕のある会議管理端末あるいは他の会議端末のう
ち遅延の小さい端末に接続しておき、マルチキャストで
会議の映像と音声を受信するようにしてもよい。
と音声とを受信するだけで、映像を送ることも、発言す
ることもできないいわゆる聴講端末を接続することも可
能である。このような聴講端末は、参加離脱のタイミン
グを考慮することなく、参加離脱してよいし、また、負
荷に余裕のある会議管理端末あるいは他の会議端末のう
ち遅延の小さい端末に接続しておき、マルチキャストで
会議の映像と音声を受信するようにしてもよい。
【0055】なお、上記実施例のリング通信網として、
TCP/IPの例で説明したが、ATM網を用いても同
様に実施できる。
TCP/IPの例で説明したが、ATM網を用いても同
様に実施できる。
【0056】さらに、本発明は、リング通信路で接続さ
れ、それぞれ撮影手段および音声入力手段を有する情報
処理装置にインストールすることにより、当該情報処理
装置を会議システムで用いられる会議端末および会議管
理端末として機能させるプログラムとしても提供でき
る。
れ、それぞれ撮影手段および音声入力手段を有する情報
処理装置にインストールすることにより、当該情報処理
装置を会議システムで用いられる会議端末および会議管
理端末として機能させるプログラムとしても提供でき
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ネット
ワークに対する負荷を軽減するとともに、会議参加者の
参加、離脱があっても会議が途絶えたように見えない会
議システムを実現できる。また発言者が複数の場合でも
ハウリングが生じ難い会議システムを提供できる。ま
た、会議端末にフレームの同期を行うためのフレームア
ライナを不要とし、リング周回遅延の増加を防ぐことが
できる。
ワークに対する負荷を軽減するとともに、会議参加者の
参加、離脱があっても会議が途絶えたように見えない会
議システムを実現できる。また発言者が複数の場合でも
ハウリングが生じ難い会議システムを提供できる。ま
た、会議端末にフレームの同期を行うためのフレームア
ライナを不要とし、リング周回遅延の増加を防ぐことが
できる。
【図1】リング会議システムの構成例。
【図2】本発明実施例のリング会議システムの会議端末
の構成例。
の構成例。
【図3】映像または音声データのパケットの構成を示す
図。
図。
【図4】会議動作を示すフローチャート。
【図5】会議中の会議端末の表示例。
【図6】会議参加の動作を示すフローチャート。
【図7】新規参加の経路形成を説明する図。
【図8】離脱の場合の経路形成を説明する図。
【図9】音声配信システムの構成を説明する図。
2、3 通信路
11 コントロール信号受信部
12、21 映像データ送受信部
13 音声合成映像表示部
14 映像生成部
16 会議管理部
22 映像変化話者有無検出部
23 遅延最小リング計算部
24 コトロール信号送信部
26 会議端末部
31 フレームシリアル番号
32 パケットのシーケンス番号
33 差替フラグ
34 通信路変更フラグ
35 多周回フラグ
36 映像または音声データ(ペイロード)
51、52 話者のウィンドウ
53、54、55 会議参加者(無発言者)ウィンドウ
56 発言要求/取消ボタン
57 離脱要求ボタン
58 発言待リスト
─────────────────────────────────────────────────────
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(72)発明者 戸倉 信之
神奈川県横須賀市光の丘3番1号 株式会
社オプトウェーブ研究所内
Fターム(参考) 5C064 AA02 AC02 AC06 AC12 AC16
AC22
5K015 AD01 AD04 AD05 AF02 JA04
Claims (9)
- 【請求項1】 映像および音声を生成または再生する手
段を備えた会議端末が物理的または論理的なリング通信
路で接続され、 前記会議端末は、生成したデータを前記リング通信路に
送信する手段と、他の会議端末が生成したデータを中継
する手段と、自会議端末が送信したデータで前記リング
通信路を周回したデータを削除する手段とを備えたリン
グ会議システムにおいて、 話者切替タイミングで会議端末の参加または離脱を実行
する手段を備えたことを特徴とするリング会議システ
ム。 - 【請求項2】 映像および音声を生成または再生する手
段を備えた会議端末が物理的または論理的なリング通信
路で接続され、 前記会議端末は、生成したデータを前記リング通信路に
送信する手段と、他の会議端末が生成したデータを中継
する手段と、自会議端末が送信したデータで前記リング
通信路を周回したデータを削除する手段とを備えたリン
グ会議システムにおいて、 会議参加者の映像が前フレームに比べて変化が少ないこ
とまたは会議参加者が話していないことを検出する手段
と、 前記検出した映像の変化が少なくなったタイミングまた
は発言が少なくなったタイミングで会議端末の参加また
は離脱を実行する手段とを備えたことを特徴とするリン
グ会議システム。 - 【請求項3】 映像および音声を生成または再生する手
段を備えた会議端末が物理的または論理的なリング通信
路に接続され、 前記会議端末は、生成したデータを前記リング通信路に
送信する手段と、他の会議端末が生成したデータを中継
する手段と、自会議端末が送信したデータで前記リング
通信路を周回したデータを削除する手段とを備えたリン
グ会議システムにおいて、 最大同時発言者数の音声チャネルを確保する手段を備
え、 前記各会議端末は自会議端末が生成した音声データを除
いた音声を合成再生する手段を備えたことを特徴とする
リング会議システム。 - 【請求項4】 会議参加中の会議端末の一つが会議を管
理する会議管理端末とされ、 他の会議端末は、 会議への参加または離脱を前記会議管理端末に通知する
手段と、各会議端末間の遅延を測定し測定した遅延情報
を前記会議管理端末に通知する手段とを備え、 前記会議管理端末は、各会議端末間の遅延情報の取得を
各会議端末に指示する手段と、この指示に応じて各端末
から通知された遅延情報に基づいて、会議端末の参加ま
たは離脱後の通信経路の遅延の総和を最小とする通信経
路を決定する手段と、新たに参加する会議端末または離
脱する会議端末の両隣の会議端末に前記決定された新た
な通信経路を形成するように通知する手段と、新たな通
信経路への切替タイミングを上流側会議端末に通知する
手段とを備え、 通知を受けた前記上流側会議端末は通知を受けたタイミ
ングで通信路を切り替える手段を備えた請求項1ないし
3のいずれか記載のリング会議システム。 - 【請求項5】 前記会議管理端末は、切り替え前通信経
路と切り替え後通信経路の遅延時間差を演算する手段
と、切り替え前よりも切り替え後の遅延時間が短くなる
場合に切り替え時に遅延時間差だけ切り替え後に上流と
なる会議端末にデータ転送を待機または停止させる手段
とを備えた請求項4記載のリング会議システム。 - 【請求項6】 各会議端末は、前記会議管理端末の各手
段の機能を備え、会議を開始した会議端末の一つが前記
会議管理端末の手段を実行し、他の会議端末は前記会議
管理端末の手段の機能を停止させる請求項4または5記
載のリング会議システム。 - 【請求項7】 各会議端末は、発言の許可を前記会議管
理端末へ求める手段と、前記会議管理端末からの指示さ
れた音声チャネルへ音声データを送信しまたは音声デー
タの送信を停止する手段とを備え、 前記会議管理端末は、使用する音声チャネルを決定する
手段と、発言中の会議端末または次に発言する会議端末
に対して発言者の切り替え指示を行う手段とを備える請
求項4ないし6のいずれか記載のリング会議システム。 - 【請求項8】 前記会議管理端末は、会議参加中の会議
端末に伝送している映像フレームを各会議端末の映像フ
レームに入れ替えるタイミング信号を送信する手段を備
え、 各会議端末は、前記映像フレームに入れ替えるタイミン
グ信号を受信した後または自会議端末に割り当てられた
時間経過後に自会議端末の映像フレームを送信しまたは
他の会議端末が映像フレームの中継実行中はその中継後
に自会議端末の映像フレームを送信する手段を備える請
求項4ないし7のいずれか記載のリング会議端末システ
ム。 - 【請求項9】 物理的または論理的なリング通信路に複
数の会議端末が接続され、一つの端末を会議の管理を行
う機能を有する会議管理端末と他の端末を会議参加する
一般の会議端末とされた会議端末であり、 この会議端末は、一般の会議端末としての機能と、会議
管理端末としての機能とを備え、 前記一般の会議端末として、 会議への参加または離脱を会議管理端末に通知する手段
と、会議管理端末からの指示に基づいて他の会議端末間
の遅延を測定し、その遅延情報を前記会議管理端末へ通
知する手段と、前記会議管理端末から通知された新たな
通信経路への切替タイミングで通信路を切り替える通信
路切り替え手段と、通信路の切り替え時に前記会議端末
から通知された遅延時間差だけデータ送信を待機または
停止する手段とを備える端末装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002050132A JP2003259325A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | リング会議システムおよび端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002050132A JP2003259325A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | リング会議システムおよび端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003259325A true JP2003259325A (ja) | 2003-09-12 |
Family
ID=28662468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002050132A Abandoned JP2003259325A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | リング会議システムおよび端末装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003259325A (ja) |
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- 2002-02-26 JP JP2002050132A patent/JP2003259325A/ja not_active Abandoned
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20070702 |