JP2003259098A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2003259098A
JP2003259098A JP2002057560A JP2002057560A JP2003259098A JP 2003259098 A JP2003259098 A JP 2003259098A JP 2002057560 A JP2002057560 A JP 2002057560A JP 2002057560 A JP2002057560 A JP 2002057560A JP 2003259098 A JP2003259098 A JP 2003259098A
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均 浅香
Kazunori Goto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 古いタイプの相手機に対して送受信を行える
とともに、新しいタイプの相手機に対しても自機の拡張
機能を損なうことなく、常に良好な状態で送受信を行う
ことができる。 【解決手段】 本ファクシミリ装置1は、例えば10バ
イトのFIF長を有するDIS信号を相手機10に送信
可能であって、自機のDIS信号を相手機10が認識す
るまで、相手機10にDIS信号を繰り返し送信する識
別信号送信手段81と、繰り返し回数が例えば3回を超
えたときに、DIS信号のFIF長を例えば4バイトに
短縮する信号長短縮手段82とを備え、このFIF長を
短縮したDIS信号を、識別信号送信手段81によっ
て、相手機10に再度送信するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4バイトを超える
ファクシミリ情報フィールド長を有するデジタル識別信
号を相手機に送信可能なファクシミリ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、着呼時に自機がDIS(Digital
Identification Signal)信号(デジタル識別信号)を
送信する場合、使用されるモデムや通信速度等といった
自機のファクシミリ端末としての能力に応じた固定のF
IF(Facsimile InformationField)長(ファクシミリ
情報フィールド長)でDIS信号を送信していた。
【0003】このDIS信号はITU−Tの勧告で規定
されているが、近年のファクシミリ装置の機能拡張に伴
い、そのFIF長が初期の頃と比べてますます長くなっ
てきている。例えば初期の頃のファクシミリ装置で使用
されていたDIS信号のFIF長は4バイトであった
が、近年のファクシミリ装置で使用されているDIS信
号のFIF長は10バイトにもなっている。
【0004】例えば図2(a)に示すように、DIS信
号は、フラグF、フラグF、アドレスA、制御フィール
ドFCF、ファクシミリ情報フィールドFIF、制御フ
ィールドFCF、フラグFからなるフォーマットで構成
されているが、そのDIS信号のFIFは、図2(b)
に示すように、1バイト目〜10バイト目までの信号列
によって、自機の有するファクシミリ機能の詳細内容を
表すようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、市場に存在
する古いタイプのファクシミリ装置である相手機(FI
F長が4バイトの機械、以下4バイト機という。)から
新しいタイプのファクシミリ装置である自機(FIF長
が10バイトの機械、以下10バイト機という。)に対
して呼出があった場合、自機の送出するDIS信号のF
IF長が相手機にとっては長すぎるため、相手機では異
常な信号であるとして、そのDIS信号が無視されてし
まうことがある。
【0006】この場合、通常のファクシミリ装置では、
これから受信する相手機が4バイト機であるのか、ある
いは、10バイト機であるのかを予め認識することがで
きないので、4バイト機から受信できるように、DIS
信号のFIF長を予め4バイトまで短縮しておくことが
考えられる。
【0007】しかしながら、自機のDIS信号のFIF
長を予め4バイトまで短縮しておいたのでは、相手機が
10バイト機であるときにも、自機のDIS信号のFI
F長は4バイトでしか相手機に認識されないため、DI
S信号のFIF長の拡張で折角追加された機能がまった
く発揮できなくなってしまう。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、古いタイプの相手機に対して送受信を行えると
ともに、新しいタイプの相手機に対しても自機の拡張機
能を損なうことなく、常に良好な状態で送受信を行うこ
とができるファクシミリ装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、自機のファクシミリ端末としての能力を相手機に伝
えるためのデジタル識別信号のファクシミリ情報フィー
ルドを、4バイトを超える信号長で構成し、相手機から
の呼出時に、自機のデジタル識別信号を相手機が認識す
るまで、繰り返し送信する識別信号送信手段を備えたフ
ァクシミリ装置であって、識別信号送信手段は、上記繰
り返し回数が所定回数を超えたときに、上記デジタル識
別信号に代えて、ファクシミリ情報フィールド長が短縮
されたデジタル識別信号を、相手機に送信するように構
成されていることを特徴とするものである。
【0010】この構成によれば、自機のデジタル識別信
号を相手機が認識するまで、この相手機に同デジタル識
別信号が繰り返し送信され、送信回数が所定回数を超え
たときに、ファクシミリ情報フィールド長が短縮された
デジタル識別信号が、相手機に送信されるので、自機の
デジタル識別信号をそのファクシミリ情報フィールド長
のままで認識できない古いタイプのファクシミリ装置で
ある相手機に対しては、その相手機の認識できるファク
シミリ情報フィールド長まで、そのファクシミリ情報フ
ィールド長が短縮されたデジタル識別信号で送受信を行
い、また、自機のデジタル識別信号をそのファクシミリ
情報フィールド長のままで認識できる新しいタイプのフ
ァクシミリ装置である相手機に対しては、自機の有する
最大長のファクシミリ情報フィールド長のデジタル識別
信号で送受信を行うことにより、自機の拡張機能を損な
うことなく、常に良好な状態で送受信を行うことができ
るようになる。
【0011】請求項2記載の発明のように、識別信号送
信手段は、ファクシミリ情報フィールド長が短縮された
デジタル識別信号を、このデジタル信号を送信する都度
作成する短縮信号作成手段を備えていることとすれば、
相手機の認識できる自機のデジタル識別信号のファクシ
ミリ情報フィールド長に合わせて自機のデジタル識別信
号のファクシミリ情報フィールド長を予め短縮しておく
必要がなくなるので、便利である。
【0012】請求項3記載の発明のように、識別信号送
信手段は、ファクシミリ情報フィールド長が段階的に短
縮されたデジタル識別信号を順次に送信するものである
こととすれば、相手機の能力の範囲内ではあるが、自機
の拡張機能による能力を最大限度まで発揮できるように
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るファクシミリ装置の概略構成を示す機能ブロック図で
ある。
【0014】図1に示すように、自機としてのファクシ
ミリ装置1は、画像読取部2、画像記録部3、画像メモ
リ4、操作部5、表示部6、通信処理部7及び制御部8
を備えている。そして、このファクシミリ装置1は、電
話回線9を介して他のファクシミリ装置(以下、相手機
という)10に接続されている。
【0015】画像読取部2は、相手機10に送信すべき
原稿を読み取るものである。画像読取部2は、セットさ
れた原稿を自動給送する自動原稿給送部、CCD(Char
ge Coupled Device)ラインイメージセンサからなる撮
像部及び画像処理部を有し、撮像部が原稿面を相対的に
走査するように原稿を自動給送して当該原稿をライン単
位で画像信号に変換して取り込み、この画像信号に所定
の信号処理(レベル補正、γ補正、A/D変換等)を施
して順次、制御部8に出力する。
【0016】画像記録部3は、画像読取部2で読み取ら
れた画像データや電話回線9を介して相手機10から送
信された画像データ(以下、受信画像データという。)
を用紙に記録するものである。画像記録部3は、例えば
レーザプリンタからなり、画像データで変調されたレー
ザ光を感光体に照射して当該画像データからなる画像の
潜像を形成するとともに、この潜像にトナーを静電的に
付着して顕在化し、この顕像を用紙に転写して画像を形
成する。
【0017】画像メモリ4は、画像データ及び受信画像
データを記憶するメモリで、例えばA4サイズの標準原
稿が略100枚程度記憶可能な大容量メモリである。
【0018】操作部5は、ファクシミリ装置1による画
像データの送信処理を行うための各種の入力操作(画像
データの送信先の情報(FAX No.等)の入力、フ
ァクシミリ送信の開始/停止の指示、ワンタッチキー又
は短縮No.の登録及び通信モード等の各種のモードや
条件の設定(詳しくは、後述するデジタル識別信号の送
信回数の設定やそのデジタル識別信号のファクシミリ情
報フィールド長の設定を含む。))を行うものである。
操作部5は、テンキー、ワンタッチキー等の各種キース
イッチを有するとともに、ファクシミリ送信処理等の処
理の開始を指示するスタートキー51を備えている。
【0019】表示部6は、LCD(Liquid Crystal Dis
play)及びLED(Light EmittedDiode)から構成さ
れ、回線接続状態、送信状態及び相手機10との通信状
態等の各種状態や画像データの送信先の情報(FAX
No.)等を文字情報でLCD表示するとともに、通信
エラーの有無、設定モード、受信画質、メモリ受信及び
メンテナンスの要否等をLEDで表示するものである。
【0020】通信処理部7は、デジタル識別信号や画像
データの送受信処理等を行うものである。通信処理部7
は、符号化/復号化部71、変復調部72及び網制御部
73を有する。符号化/復号化部71は、ファクシミリ
送信すべき画像データの圧縮及び符号化を行うととも
に、ファクシミリ受信した画像データの伸長及び復号化
を行うものである。変復調部72は、圧縮/符号化され
た画像データの音声信号への変調及びファクシミリ受信
した信号(音声信号)の画像データへの復調を行なうも
のである。網制御部73は、NCU(Network Control
Unit)に相当し、相手機10との電話回線9の接続を制
御するものである。
【0021】制御部8は、マイクロコンピュータからな
り、上記各部2〜7の動作を制御してファクシミリ装置
1のファクシミリ機能を制御するものである。なお、こ
の制御部8は、ファクシミリ装置1による画像データの
送受信処理を行うための処理手順を行うための通信プロ
グラムや各種の処理用データが記録されたROM(Read
Only Memory)と、上記処理プログラムに従って所定の
演算処理を行うためのRAM(Random Access Memory)
とを有する。
【0022】以上の構成に加えて、本発明に係るファク
シミリ装置1の制御部8は、図1に示すように、自機の
ファクシミリ端末としての能力を相手機10に伝えるた
めのDIS信号(デジタル識別信号)を、4バイトを超
えるFIF(ファクシミリ情報フィールド)長で構成
し、相手機10からの呼出時にこのDIS信号を相手機
10に送信する識別信号送信手段81と、所定のタイミ
ングでこのDIS信号のFIF長を短縮する信号長短縮
手段82とを備え、識別信号送信手段81は、信号長短
縮手段82によってFIF長が短縮されたDIS信号
を、上記相手機10に再度送信するようになっている。
DIS信号の構成は、例えば図2(a)に示した通りで
あり、そのDIS信号のFIFの構成は、例えば図2
(b)に示した通りである。
【0023】識別信号送信手段81は、DIS信号を相
手機10が認識するまで、この相手機10に同DIS信
号を繰り返し送信するものであって、識別信号送信手段
81は、上記繰り返し回数(所定回数)を設定するため
の送信回数設定手段811を備えている。
【0024】送信回数設定手段811は、操作部5上で
任意の数値を入力することにより上記所定回数を設定す
ることができる。
【0025】この送信回数設定手段811を設けること
によって、繰り返し回数を、例えば電話回線中の雑音等
による影響などを考慮して任意に設定できるようになる
ので便利である。また、この影響がない範囲で繰り返し
回数を少なめに設定しておけば、古いタイプのファクシ
ミリ装置である4バイト機等は早めに認識できて、効率
的な送受信を行うことができるようになる。
【0026】信号長短縮手段82は、識別信号送信手段
81による繰り返し回数が例えば3回を超えたときに、
DIS信号のFIF長を所定長まで短縮するものであっ
て、信号長短縮手段82は、上記所定長を設定するため
の信号長設定手段821を備えている。
【0027】信号長設定手段821は、操作部5上で任
意の数値を入力することにより、上記DIS信号のFI
F長を、例えば図2(b)に示したような10バイトか
ら、例えば図2(c)に示すような4バイトまで短縮す
る、短縮信号作成手段として機能する。この際、10バ
イトのFIFの上位から4バイト目の最終ビットをデー
タ終端を示すものに書き換えるなどすることにより4バ
イトのFIFを作るか、あるいは、予めROMに記憶さ
せておいた各種FIF(例えば8,6,4バイトのFI
F)から任意に選択しそれをDIS信号に組み込むよう
にしてもよい。
【0028】この信号長設定手段821を設けることに
よって、FIF長を実情に応じて任意に設定できるよう
になるので便利である。例えば最も古いファクシミリ装
置である4バイト機が市場においてまったくみられなく
なってきた場合には、つぎの古いファクシミリ装置であ
る6バイト機に対応できるようにFIF長を設定しなお
すことができる。これらの各手段により本発明の特徴部
分であるファクシミリ機能を発揮するようになってい
る。
【0029】そして、制御部8は、ITU−T勧告T.
30の通信プロトコルに従って相手機10との間で、直
ちにあるいは予約された時刻に通信を開始するように制
御する。
【0030】図3は本ファクシミリ装置の受信時におけ
る動作を示すフローチャート、図4は相手機とのファク
シミリ通信手順を示す説明図である。以下、図3及び図
4を参照しつつ、本ファクシミリ装置1を自機として、
相手機(FIF長が10バイトのDIS信号を異常信号
として、無視するファクシミリ装置)10Aからファク
シミリ受信を行う場合について説明する。なお、本ファ
クシミリ装置1から相手機10Aへファクシミリ送信を
行う場合については、通常の送信手順となるので、その
説明を省略する。
【0031】図3において、ファクシミリ装置1の電源
が投入されると、まず初期設定がなされる(ステップS
1)。この初期設定においては、ROMから各種プログ
ラムが制御部8に読み込まれて、各手段81,811,
82,821が仮想的に構築されるとともに、RAMに
は各種デフォルト値が設定される。例えばファクシミリ
措置1のDIS信号の最大FIF長(L0=10バイ
ト)などである。
【0032】ついで、識別信号送信手段81の送信回数
設定手段811によって、DIS信号の最大繰り返し回
数(N0)の設定がなされる(ステップS2)。ここで
は、例えばN0=3(回)と設定する。また、信号長短
縮手段82の信号長設定手段821によって、DIS信
号の短縮後のFIF長(L)の設定がなされる(ステッ
プS3)。ここでは、例えばL=4(バイト)と設定す
る。
【0033】ついで、相手機10Aからの呼出があるま
で待機する(ステップS5)。そして、呼出があれば
(ステップS5においてYES)、図4の最上段に示す
ように、自機から相手機10Aに向けてCED(Called
Station Identification)信号を送信する(ステップ
S6)。CED信号は自機がファクシミリ装置であり、
受信状態になったことを相手機10Aに知らせるための
信号である。
【0034】Nをリセットして0とし(ステップS
7)、Nを1だけインクリメントした上で(ステップS
8)、NがN0を超えたか否かを判定する(ステップS
9)。最初はNが1であるのに対しN0は3であるの
で、超えていないと判定される(ステップS9でN
O)。
【0035】すると、図4の次の段に示すように、識別
信号送信手段82の働きにより、自機から相手機10A
に向けてFIF長が10バイトのDIS信号を送信し
(ステップS11)、DCS(Digital Command Signa
l)信号(デジタル命令信号)を受信したか否かを判定
する(ステップS11)。DCS信号は、相手機10A
がDIS信号を認識したことを受信側である自機に知ら
せるとともに、その送信時にどのような送信条件(モデ
ムスピード、I/Oスピード、原稿幅等)で送信するか
を知らせるための信号である。ここでは、相手機10A
は、DIS信号のFIF長が10バイトであるため、図
4上の×印で示すように、このDIS信号を無視してい
る(ステップS11でNO)。
【0036】すると、上記ステップS8に戻り、Nをイ
ンクリメントしてN=2とし、NがN0を超えたか否か
を判定する(ステップS9)。Nが2であるのに対しN
0は3であるので、超えていないと判定される(ステッ
プS9でNO)。そして、図4のその次の段に示すよう
に、FIF長が10バイトのDIS信号を再度送信する
(ステップS11)。このときも、相手機10Aは、D
IS信号のFIF長が10バイトであるため、図4上の
×印で示すように、このDIS信号を無視している(ス
テップS12でNO)。
【0037】すると、上記ステップS8に戻り、Nをイ
ンクリメントしてN=3とし、NがN0を超えたか否か
を判定する(ステップS9)。Nが3であるのに対しN
0は3であるので、超えていないと判定される(ステッ
プS9でNO)。そして、図4のその次の段に示すよう
に、FIF長が10バイトのDIS信号を再度送信する
(ステップS11)。このときも、相手機Aは、DIS
信号のFIF長が10バイトであるため、図4上の×印
で示すように、このDIS信号を無視している(ステッ
プS12でNO)。
【0038】すると、上記ステップS8に戻り、Nをイ
ンクリメントしてN=4とし、NがN0を超えたか否か
を判定する(ステップS9)。こんどは、Nが4である
のに対しN0は3であるので、超えていると判定される
(ステップS9でYES)。
【0039】このときは、信号長短縮手段82の働きに
より、FIF長の初期値L0(10バイト)を、設定値
L(4バイト)とし(ステップS10)、上記ステップ
S7に戻る。ここで、Nをリセットして0とし、Nを1
だけインクリメントした上で(ステップS8)、NがN
0を超えたか否かを判定する(ステップS9)。Nが1
であるのに対しN0は3であるので、超えていないと判
定される(ステップS9でNO)。
【0040】そして、図4のその次の段に示すように、
FIF長が4バイトのDIS信号を送信する(ステップ
S11)。このときには、相手機10Aは、DIS信号
のFIF長が4バイトであるため、このDIS信号を認
識したとして、相手機10AからのDCS信号が送信さ
れ、自機はこれを受信する(ステップS12でYE
S)。
【0041】ついで、図4のその次の段以降に示すよう
に、相手機10AからのTCF(Training Check)信号
(トレーニングチェック用信号)を受信する(ステップ
S13)。これに応答して自機から相手機10AにCF
R(Confirmation to Receive)信号(受信準備信号)
を送信すると(ステップS14)、相手機10Aからの
送信画像データを内容とするFAX MSG(Facsimile
Massage)信号(ファックスメッセージ信号)が送信さ
れてくるので、これを受信する(ステップS15)。全
ての画像データを受信すると、相手機10AからのEO
P(End of Procedure)信号(手順終了信号)を受信し
(ステップS16)、このEOP信号に応答して自機か
ら送信したMCF(Message Confirmation)信号(メッ
セージ確認信号)を相手機10Aが受信すると(ステッ
プS17)、更に相手機10AからDCN(Disconnec
t)信号(切断命令信号)が送信されてくる(ステップ
S18)。この受信によって自機と相手機10Aとの間
での通信処理がすべて終了する。
【0042】この場合、相手機10Aは、自機が送信し
た最初の3回の信号は、FIF長が10バイトであるた
め、無視しているが、4回目以降に自機が送出するDI
S信号は4バイトであるため、正常なDIS信号と認識
してファクシミリ通信が成立している。
【0043】図5は本ファクシミリ装置と他の相手機と
のファクシミリ通信手順を示す。以下、図3及び図5を
参照しつつ、本ファクシミリ装置1を自機として、相手
機(FIF長が10バイトのDIS信号を正常なDIS
信号と認識できるファクシミリ装置)10Bからファク
シミリ受信を行う場合について説明する。なお、本ファ
クシミリ装置1から相手機10Bへファクシミリ送信を
行う場合については、通常の送信手順となるので、その
説明を省略する。
【0044】図3において、ファクシミリ装置1の電源
が投入されると、上記ステップS1〜ステップS4が実
行され、相手機10Aからの呼出があるまで待機するよ
うになる(ステップS5)。そして、呼出があれば(ス
テップS5においてYES)、図5の最上段に示すよう
に、自機から相手機10Bに向けてCED信号を送信す
る(ステップS6)。
【0045】Nをリセットして0とし(ステップS
7)、Nを1だけインクリメントした上で(ステップS
8)、NがN0を超えたか否かを判定する(ステップS
9)。最初はNが1であるのに対しN0は3であるの
で、超えていないと判定される(ステップS9でN
O)。
【0046】すると、図5の次の段に示すように、識別
信号送信手段81の働きにより、自機から相手機10B
に向けてFIF長が10バイトのDIS信号を送信し
(ステップS11)、ついでDCS信号を受信したか否
かを判定する(ステップS11)。ここでは、相手機1
0Bは、DIS信号のFIF長が10バイトであるの
で、図5上のその次の段に示すように、このDIS信号
を認識したとして、相手機10BからのDCS信号が送
信され、自機はこれを受信する(ステップS12でYE
S)。
【0047】ついで、図5上のその次の段に示すよう
に、相手機10BからのTCF信号を受信する(ステッ
プS13)。以下、上記ステップS14〜S18が実行さ
れて、相手機10Bの通信処理がすべて終了する。
【0048】この場合、相手機10Bは、自機が送信し
た最初のDIS信号を正常なDIS信号と認識してファ
クシミリ送信が成立するため、DIS信号のFIFの拡
張により追加された機能を使用できるようになる。
【0049】以上説明したように、この実施形態によれ
ば、本ファクシミリ装置1からのDIS信号を相手機1
0(10A,10B)が認識するまで、この相手機10
に同DIS信号が繰り返し送信され、繰り返し回数が所
定回数を超えたときに、上記DIS信号のFIF長が所
定長に短縮されるとともに、このFIF長を短縮したD
IS信号が、上記相手機10に再度送信されるので、こ
れから受信する相手機10が4バイト機であるのか、あ
るいは、10バイト機であるのかを予め認識することが
できない場合であっても、DIS信号のFIF長を予め
短縮しておく必要がなくなる。したがって、相手機10
が10バイト機であるときにも、DIS信号のFIF長
の拡張機能を損なうことがなくなり、常に好適な状態で
の送受信が行えるようになる。その結果、市場に存在す
る古いタイプファクシミリ装置からでも、自機の機能を
犠牲にすることなく、受信することができるようにな
る。
【0050】なお、上記実施形態では、送信回数設定手
段811は、繰り返し回数(N0)をステップS2で設
定しているが、この繰り返し回数については、DIS信
号の送信前であれば、任意のステップで設定するように
してもよい。また、この送信回数設定手段811を設け
ることなく、繰り返し回数を例えば3回に固定して、装
置構成をより簡単化することもできる。
【0051】また、上記実施形態では、信号長設定手段
821は、DIS信号の短縮後のFIF長(L)をステ
ップ3で設定しているが、DIS信号の送信前後の任意
のステップで設定するようにしてもよい。また、信号長
設定手段821を設けることなく、DIS信号のFIF
長を例えば4バイトに固定して、装置構成をより簡単化
することもできる。
【0052】また、上記実施形態では、信号長設定手段
821は、DIS信号の短縮後のFIF長(L)をステ
ップ3で1回だけ設定しているが、ステップS11で再
送信する度にバイト数を例えば10→8→6→4といっ
たように2バイト刻みで段階的に短縮していけば、相手
機10の能力の範囲内ではあるが、自機の拡張機能によ
る能力を最大限度まで発揮できるようになる。ただし、
この短縮のピッチは、必ずしも等間隔で行う必要はな
く、また、最初のバイト数および最後のバイト数はいず
れも任意に設定することができる。
【0053】また、上記実施形態では、DIS信号の送
信時に、NSF(Non-Standard Facilities)信号、C
SI(Called Subscriber Identification)信号等を送
信することもできるが、これらを送信しないようにして
装置構成をさらに簡単化することにより、安全確実な通
信処理が可能となる。
【0054】また、上記実施形態では、ファクシミリ装
置1について説明したが、本発明は、例えばファクシミ
リとコピー機やプリンタとを組み合わせた、いわゆるフ
ァクシミリ機能付きのデジタル複合機など他の画像形成
装置に適用してもよいのはもちろんである。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、自機のデ
ジタル識別信号をそのファクシミリ情報フィールド長の
ままで認識できない古いタイプのファクシミリ装置であ
る相手機に対しては、その相手機の認識できるファクシ
ミリ情報フィールド長まで、そのファクシミリ情報フィ
ールド長が短縮されたデジタル識別信号で送受信を行
い、また、自機のデジタル識別信号をそのファクシミリ
情報フィールド長のままで認識できる新しいタイプのフ
ァクシミリ装置である相手機に対しては、自機の有する
最大長のファクシミリ情報フィールド長のデジタル識別
信号で送受信を行うことにより、自機の拡張機能を損な
うことなく、常に良好な状態で送受信を行うことができ
る。
【0056】請求項2記載の発明のように、識別信号送
信手段は、ファクシミリ情報フィールド長が短縮された
デジタル識別信号を、このデジタル信号を送信する都度
作成する短縮信号作成手段を備えていることとすれば、
相手機の認識できる自機のデジタル識別信号のファクシ
ミリ情報フィールド長に合わせて自機のデジタル識別信
号のファクシミリ情報フィールド長を予め短縮しておく
必要がなくなるので、便利である。
【0057】請求項3記載の発明のように、識別信号送
信手段は、ファクシミリ情報フィールド長が段階的に短
縮されたデジタル識別信号を順次に送信するものである
こととすれば、相手機の能力の範囲内ではあるが、自機
の拡張機能による能力を最大限度まで発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置の
概略構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本ファクシミリ装置の送信するDIS信号のフ
ォーマットの概念を示す説明図であって、(a)はDI
S信号の全体を示す図、(b)はその短縮前のFIF部
分を示す図、(c)はその短縮後のFIF部分を示す図
である。
【図3】本ファクシミリ装置の受信時における動作を示
すフローチャートである。
【図4】本ファクシミリ装置と相手機との間でのファク
シミリ通信手順を示す説明図である。
【図5】本ファクシミリ装置と他の相手機との間でのフ
ァクシミリ送信手順を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置(自機) 8 制御部 10(10A,10B) 相手機 81 識別信号送信手段 811 送信回数設定手段 82 信号長短縮手段(短縮信号作成手段) 821 信号長設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 成宏 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 (72)発明者 浅香 均 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 (72)発明者 後藤 和紀 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 京セラ ミタ株式会社内 Fターム(参考) 5C075 AA02 BB05 CA01 CD22

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自機のファクシミリ端末としての能力を
    相手機に伝えるためのデジタル識別信号のファクシミリ
    情報フィールドを、4バイトを超える信号長で構成し、
    相手機からの呼出時に、自機のデジタル識別信号を相手
    機が認識するまで、繰り返し送信する識別信号送信手段
    を備えたファクシミリ装置であって、 識別信号送信手段は、上記繰り返し回数が所定回数を超
    えたときに、上記デジタル識別信号に代えて、ファクシ
    ミリ情報フィールド長が短縮されたデジタル識別信号
    を、相手機に送信するように構成されていることを特徴
    とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 識別信号送信手段は、ファクシミリ情報
    フィールド長が短縮されたデジタル識別信号を、このデ
    ジタル信号を送信する都度作成する短縮信号作成手段を
    備えていることを特徴とする請求項1記載のファクシミ
    リ装置。
  3. 【請求項3】 識別信号送信手段は、ファクシミリ情報
    フィールド長が段階的に短縮されたデジタル識別信号を
    順次に送信するものであることを特徴とする請求項1又
    は2記載のファクシミリ装置。
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