JP2003258109A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2003258109A
JP2003258109A JP2002061244A JP2002061244A JP2003258109A JP 2003258109 A JP2003258109 A JP 2003258109A JP 2002061244 A JP2002061244 A JP 2002061244A JP 2002061244 A JP2002061244 A JP 2002061244A JP 2003258109 A JP2003258109 A JP 2003258109A
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wiring
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semiconductor integrated
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Minoru Ito
実 伊藤
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Hitachi Information Technology Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Information Technology Co Ltd
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  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セミカスタムIC等の半導体集積回路装置に
用いられる基本セルの省面積化を図り、半導体集積回路
装置の微細化、高集積化並びに動作の高速化を図る。 【解決手段】 3入力、1出力のNAND回路を構成
し、出力端子OUTと基準電位(Vss)との間に直列
に接続されるnチャネル型MISFET(TN1〜TN
3)および、電源電位Vddと出力端子OUTとの間に
並列に接続されるpチャネル型MISFET(TP1〜
TP3)を有する基本セルのMISFET対TP3およ
びTN3のゲート電極G3の端部に、プラグP03を形
成し、この上部に、入力配線M0in3を形成し、この
配線の一部を入力端子IN3とする。このように、入力
端子もしくは出力端子を、セル領域CAの外周部に設け
ることによりセル幅LCを縮小化することができ、ま
た、基本セル間の結線を短くすることができ、回路動作
の高速化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置に関し、特に、複数の入力端子と、単一の出力端子と
を有する論理回路の基本セルに適用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】セミカスタムIC(Integrated Circui
t)の形成方法としてゲートアレー(gate array)方式
やスタンダードセル(standard cell)方式と呼ばれる
ものがある。これは、あらかじめシリコンウエハ上に、
規則的にならべた複数の基本セルを形成しておき、ユー
ザーが設計した回路に対応した配線を前記基本セル上に
形成し、所望のLSI(Large Scale Integrated Circu
it)を実現するものである。
【0003】このような方式によれば、配線工程の前ま
で、即ち、基本セルは、最終的に形成される論理回路に
無関係に形成することができるため、大量生産が可能で
あり、また、配線工程で多くの品種に対応することがで
きる。また、設計と製造の両面において開発期間を短縮
することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した基本セルは、
MISFET(Metal Insulator Semiconductor FieldE
ffect Transistor)等のトランジスタで構成され、通常
数個(4個、6個等)のトランジスタで構成される。こ
のトランジスタには、高集積化、低消費電力化を図るこ
とができる相補型MISFETを用いるのが主流であ
る。
【0005】このような基本セルを結線して所望の論理
回路を形成するLSIにおいては、基本セルの占有面積
をいかに小さくするかが、高集積化・微細化の鍵とな
る。即ち、このようなLSIにおいては、複数の基本セ
ルが使用されるため、個々の基本セルがわずかに大きく
なるたけでも、LSI全体としてはかなり大きくなって
しまう。
【0006】また、個々の基本セルが大きくなると、こ
れらを組み合わせて形成された論理回路も大きく、ま
た、これらの基本セルの接続に用いられる配線が長くな
り、配線抵抗(シート抵抗)を増加させる。また、信号
伝達の遅延が生じ、論理回路の高速動作を妨げる。
【0007】本発明の目的は、セミカスタムIC等の半
導体集積回路装置に用いられる基本セルの小面積化を図
ることにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、セミカスタム
IC等の半導体集積回路装置の微細化、高集積化を図る
ことにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、セミカスタム
IC等の半導体集積回路装置の動作の高速化を図ること
にある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0012】(1)本発明の半導体集積回路装置は、
(a)n型の半導体領域およびp型の半導体領域上に形
成され、そのゲート電極が接続された一対の相補型MI
SFETを3組有し、(b)前記一対の相補型MISF
ETのゲート電極に接続された入力端子と、(c)出力
端子と、を有する基本セルを有する半導体集積回路装置
であって、(d)前記基本セルの前記入力端子を、前記
一対の相補型MISFETに電源電位もしくは接地電位
を供給する配線の外側に設けたものである。
【0013】この際、3つの入力端子のいずれか1つ
を、前記一対の相補型MISFETに電源電位もしくは
接地電位を供給する配線の外側であって、これらの配線
間を除く領域上に形成することができる。また、出力端
子や入力端子は、最下層(ゲート電極と同層の層を除
く)の配線で構成することができる。また、前記基本セ
ルは、例えば、AND、NANDもしくはNOR回路で
ある。
【0014】(2)入力端子のみならず、出力端子を、
前記一対の相補型MISFETに電源電位もしくは接地
電位を供給する配線の外側(これらの配線間を除く)
や、セル領域の外周部や、n型の半導体領域もしくはp
型の半導体領域の外側(これらの間を除く)に設けても
よい。
【0015】(3)前記MISFET(n型の半導体領
域およびp型の半導体領域)に、それぞれ第1および第
2の電位を供給するための第1および第2の配線を設
け、入力端子もしくは出力端子を、これらの配線より外
側(これらの配線間を除く)に設けてもよい。この場
合、第1および第2の配線は、MISFETのゲート電
極と直交する方向に延在する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】図1(a)および(b)は、本実施の形態
の半導体集積回路装置を示す基板の要部平面図である。
図2〜図9は、本実施の形態の半導体集積回路装置の基
本セルを示す基板の要部平面図もしくは基板の要部断面
図である。図10は、本実施の形態の半導体集積回路装
置の基本セルを示す回路図である。
【0018】本実施の形態の半導体集積回路装置を図1
〜図10を参照しながら説明する。
【0019】図1に示すように、本実施の形態の半導体
集積回路装置には、基本セルが、規則的に配列されてい
る。例えば、基本セル列間は、配線が引き回される配線
チャネルであり、図1(b)に示すように、基本セル間
を結線することによって、所望の論理回路を有する半導
体集積回路装置が形成される。なお、チップ(半導体集
積回路装置)の周辺部には、ボンディングパッドが形成
されている。このボンディングパッドは、図示しない外
部端子に接続される。
【0020】このような基本セルには、例えば、インバ
ータ、AND、NAND、NOR回路等がある。また、
AND、NAND、NOR回路には、2入力のものや3
入力のものがある。
【0021】基本セルの一例として3入力、1出力のN
AND回路について説明する。
【0022】図10に示すように、3入力、1出力のN
AND回路は、6つのMISFET(TP1〜TP3、
TN1〜TN3)で構成される。TP1〜TP3は、p
チャネル型MISFETであり、TN1〜TN3は、n
チャネル型MISFETである。このうち、TP1とT
N1、TP2とTN2、およびTP3とTN3は、それ
ぞれのゲート電極が接続され、3組のインバータを構成
する。
【0023】また、TP1〜TP3は、電源電位Vdd
と出力端子OUTとの間に並列に接続され、TN1〜T
N3は、出力端子OUTと基準電位(接地電位)Vss
との間に直列に接続される。TP1とTN1、TP2と
TN2、およびTP3とTN3のゲート電極は、それぞ
れの入力端子IN1、IN2およびIN3と接続され
る。
【0024】次いで、図2〜図9を参照しながら本実施
の形態の3入力、1出力のNAND回路の構成について
説明する。
【0025】図2は、本実施の形態の半導体集積回路装
置の基本セル(3入力、1出力NAND回路)を示す基
板の要部平面図である。図3は、本実施の形態の半導体
集積回路装置の基本セル(3入力、1出力NAND回
路)を示す基板の要部断面図であり、図2のA−A断面
部に対応する。
【0026】図2および図3に示すように、半導体基板
1の表面には、p型ウエル3の露出領域である活性領域
Acpおよびn型ウエル4の露出領域である活性領域A
cnが形成されている。これらの活性領域Acn、Ac
pは、分離領域2で区画され、これらの間には、分離領
域2が存在する。分離領域2は、例えば、半導体基板1
中に形成された溝内に、酸化シリコン膜7を埋め込むこ
とにより形成される。
【0027】また、3入力NAND回路は、p型ウエル
3(活性領域Acp)上に形成されるnチャネル型MI
SFET(TN1、TN2、TN3)と、n型ウエル4
(活性領域Acn)上に形成されるpチャネル型MIS
FET(TP1、TP2、TP3)との計6つのMIS
FETで構成され、TP1とTN1のゲート電極は、図
2中のG1であり、共通である(接続されている)。ま
た、同様に、TP2とTN2のゲート電極、TP3とT
N3のゲート電極は、それぞれG2、G3であり、共通
である(接続されている)。これらのゲート電極G1〜
G3は、等間隔に配置されている。ゲート電極の間隔を
LGとする。このゲート電極G1〜G3は、Y方向に延
在している。
【0028】図3に示すように、nチャネル型MISF
ET(TN1)は、p型ウエル3中に形成されたn+
半導体領域14(ソース、ドレイン)、p型ウエル3上
にゲート絶縁膜8を介して形成された多結晶シリコン膜
9等よりなるゲート電極G1を有する。また、pチャネ
ル型MISFET(TP1)は、n型ウエル4中に形成
されたp+型半導体領域15(ソース、ドレイン)、n
型ウエル4上にゲート絶縁膜8を介して形成された多結
晶シリコン膜9等よりなるゲート電極G1を有する。な
お、ゲート電極G1の側壁にサイドウォール膜13を形
成し、この膜の形成前に低濃度半導体領域(11、1
2)を形成した後、サイドウォール膜13をマスクとし
て高濃度不純物領域(14、15)を形成することによ
り、ソース、ドレインをいわゆるLDD構造としてもよ
い。なお、以降の基板の要部断面図においてはサイドウ
ォール膜13の表示を省略する。
【0029】また、nチャネル型MISFET(TN
2、TN3)およびpチャネル型MISFET(TP
2、TP3)は、それぞれTN1およびTP1と同様の
構成であるため、その詳細な説明を省略する。
【0030】図4は、本実施の形態の半導体集積回路装
置の基本セル(3入力、1出力NAND回路)を示す基
板の要部平面図であり、図5(a)は、図4のB−B断
面部に、図5(b)は、図4のC−C断面部に対応する
基板の要部断面図である。
【0031】図4および図5(a)、(b)に示すよう
に、ゲート電極G1〜G3上には、後述する配線M01
〜M03とゲート電極とを接続するためのプラグP01
〜P03が形成されている。このプラグP01〜P03
は、図5に示すように、MISFET(TP1〜TP
3、TN1〜TN3)上に形成された層間絶縁膜16中
に形成される。この層間絶縁膜16は、例えば、酸化シ
リコン膜よりなる。また、プラグP01〜P03は、層
間絶縁膜16中に形成されたコンタクトホールに、タン
グステン膜等の導電性膜を埋め込むことにより形成す
る。
【0032】このプラグP01〜P03のレイアウトに
ついて説明する。図4に示すように、プラグP01は、
活性領域Acn、Acp間の分離領域2上に形成された
ゲート電極G1上に形成される。また、プラグP02
も、活性領域Acn、Acp間の分離領域2上に形成さ
れたゲート電極G2上に形成される。これらに対して、
プラグP03は、活性領域Acn、Acp間の分離領域
2上には形成されず、ゲート電極G3の活性領域Acn
側の端部上に形成される。なお、プラグP01とP02
との間隔は、LPであり、ゲート電極間隔LGと同じで
ある。
【0033】このように、入力端子と接続されるプラグ
P03は、セル領域CA(図9参照)の外周部(周辺
部)に配置されることになる。ここでは、セル領域の外
周部とは、セル領域内ではあるが、その中でもセル領域
の外周に位置する領域をいう。また、プラグP03は、
活性領域Acnの外側(活性領域AcnとAcpとの間
に位置する領域を除く)に、配置されることになる。ま
た、プラグP03は、後述する給電配線M1aの外側
(給電配線M1aとM1bとの間に位置する領域を除
く)に配置され、また、後述する給電配線M1aと基板
給電配線M1cとの間に配置されることとなる。
【0034】一方、層間絶縁膜16中には、プラグP0
out1〜P0out3も形成される。これらのプラグ
のうち、P0out1は、ゲート電極G1とゲート電極
G2との間に位置する活性領域Acn上に形成され、P
0out2は、ゲート電極G3の外側(ゲート電極G2
側と逆方向)の活性領域Acn上に形成される。また、
P0out3は、ゲート電極G3の外側(ゲート電極G
2側と逆方向)の活性領域Acp上に形成される。これ
らのプラグP0out1〜P0out3上には、出力端
子OUTを有する出力配線M0outが形成される。
【0035】また、層間絶縁膜16中には、プラグP0
M11〜P0M16も形成される。これらのプラグのう
ち、P0M11、P0M12は、ゲート電極G1の外側
(ゲート電極G2側と逆方向)の活性領域Acn上に形
成される。P0M13、P0M14は、ゲート電極G2
とゲート電極G3との間に位置する活性領域Acn上に
形成される。P0M15、P0M16は、ゲート電極G
1の外側(ゲート電極G2側と逆方向)の活性領域Ac
p上に形成される。これらのプラグのうちプラグP0M
11〜P0M14上には、後述する配線M0、プラグP
1を介して給電配線M1aが形成され、プラグP0M1
5、P0M16上には、後述する配線M0、プラグP1
を介して給電配線M1bが形成される。給電配線M1a
を介して電源電位(Vdd)が印加され、給電配線M1
bを介して基準電位(Vss)が印加される。
【0036】図6は、本実施の形態の半導体集積回路装
置の基本セル(3入力、1出力NAND回路)を示す基
板の要部平面図であり、図7(a)は、図6のD−D断
面部に、図5(b)は、図6のC−C断面部に対応する
基板の要部断面図である。
【0037】図6、図7(a)および図7(b)に示す
ように、プラグPout1〜Pout3上には、出力配
線M0outが形成されている。また、プラグP01〜
P03上には、それぞれ入力配線M0in1〜M0in
3が形成されている。入力配線M0in2と出力配線M
0outとの間隔は、LMである。
【0038】また、入力配線(M0in1、M0in
2)は、Y方向に延在する部分と、かかる部分とプラグ
(P01、P02)を接続する引き出し部からなる。ま
た、入力配線M0in3は、プラグP03上に配置さ
れ、X方向に延在する。
【0039】また、出力配線M0outは、プラグP0
out2上からプラグP0out3上までY方向に延在
する第1部分と、プラグP0out1上からY方向に延
在する第2部分と、これら第1部分と第2部分を接続す
る接続部分であって、X方向に延在する接続部分からな
る。
【0040】このように、入力配線(M0in1〜M0
in3)および出力配線M0outを長く形成すること
により、これらの配線より上層の配線との交点が確保し
やすくなる。その結果、結線が容易になり、論理回路を
最適化することができる。
【0041】なお、図8に示すように、これらの配線
(M0in1〜M0in3、M0out)の一部分IN
1〜3およびOUTが、それぞれ入力端子、出力端子と
なる。
【0042】即ち、入力端子IN1、IN2および出力
端子OUTは、活性領域Acn、Acp間の分離領域2
上に配置され、入力端子IN3は、ゲート電極G3の活
性領域Acn側の端部上に配置される。また、入力端子
IN3は、活性領域Acnの外側、また、セル領域CA
(図9参照)の外周部(周辺部)に配置されることにな
る。また、入力端子IN3は、後述する配線M1aの外
側(活性領域AcnとAcpとの間に位置する領域を除
く)、後述する給電配線M1aの外側(給電配線M1a
とM1bとの間に位置する領域を除く)に配置され、ま
た、後述する給電配線M1aと基板給電配線M1cとの
間に配置されることとなる。
【0043】これらの入力端子IN1〜IN3および出
力端子OUTを、例えば、これらの上部に形成されるプ
ラグと、その上部に形成される配線とを介して他の基本
セル(NANDセルに限らない)の入力端子や出力端子
と適宜接続することにより所望の論理回路が形成され
る。
【0044】また、本実施の形態の半導体集積回路装置
の基本セル(3入力、1出力NAND回路)を示す基板
の要部平面図である図9に示すように、プラグP0M1
1〜P0M16上には、配線M0およびプラグP1が形
成され、これらを介して給電配線(M1aもしくはM1
b)と接続される。
【0045】即ち、給電配線M1aは、プラグP0M1
1、P0M12、P0M13およびP0M14と接続さ
れ、給電配線M1bは、プラグP0M15およびP0M
16と接続される。配線M0は、プラグP0M11〜P
0M16上に形成され、さらに、プラグP1は、配線M
0上に形成され、また、層間絶縁膜(図示せず)中に形
成される。また、給電配線(M1a、M1a)は、前記
層間絶縁膜上に形成され、X方向に延在している。
【0046】また、図9に示すように、給電配線(M1
a、M1a)の外側には、基板給電配線M1c、M1d
が形成されている。この基板給電配線M1c、M1d
は、p型ウエル3とn型ウエル4に基板給電電位を印加
するための配線である。
【0047】従って、前述の入力端子IN3は、給電配
線M1aと基板給電配線M1cとの間に位置することに
なる。
【0048】このように、本実施の形態によれば、入力
配線M0in3をセル領域CAの外周部(周辺部)に配
置したので、入力配線M0in2から距離LM離れた位
置に出力配線M0outを配置することができる。この
場合、セル幅は、LCとなる。
【0049】その結果、セル面積を縮小させることがで
き、このようなセルを複数有する半導体集積回路装置の
小面積化もしくは微細化(実装密度の向上)を図ること
ができる。また、集積回路の高密度化を実現でき、装置
の性能の向上や多機能化を図ることができる。
【0050】即ち、例えば、図11に示すように、プラ
グP03をセル領域の内部領域(例えば、活性領域Ac
n、Acp間の分離領域2上)に配置すると、入力配線
M0in3から距離LM離れた位置に出力配線M0ou
tを配置せざるを得ない。従って、セル面積が、距離L
M分大きくなってしまう。図11に示す基本セルのセル
領域をCA’とし、セル幅をLC’とする。
【0051】これに対して、本実施の形態によれば、図
11に示す基本セル面積より距離LM分(配線1チャネ
ル分)だけ基本セル面積を縮小することができる(L
C’−LC=LM)。特に、複数の基本セルがあらかじ
め形成されるセミカスタムICにおいては、個々の基本
セルが配線間隔(LM)分、縮小されるだけでも、LS
I全体としての省面積化への寄与は大きい。
【0052】この図9に示すようなセルを複数準備し、
図1に示したように、これらのセルを結線する、具体的
には、例えば、図9のセルの入力端子IN1〜3および
入力端子、出力端子OUTを、例えば、これらの上部に
形成されるプラグと、その上部に形成される配線とを介
して他のセル(NANDセルに限らない)の入力端子や
出力端子と適宜接続することにより所望の論理回路を形
成する。
【0053】従って、個々の基本セル面積を縮小するこ
とにより、これらを組み合わせて形成された論理回路の
面積も小さくなり、これらの基本セルの接続に用いられ
る配線を短縮することができる。その結果、信号伝達速
度を向上させることができ、論理回路の高速動作を図る
ことができる。
【0054】なお、本実施の形態においては、入力端子
IN3をセル領域の外周部に置いたが、他の入力端子I
N1やIN2をセル領域の外周部(ゲート電極G1やG
2端)に配置してもよい。また、出力端子OUTをセル
領域の外周部に配置してもよい。
【0055】また、本実施の形態においては、NAND
回路を例に説明したが、ANDもしくNOR回路等、複
数のトランジスタで構成される論理回路に広く適用可能
である。
【0056】また、本実施の形態においては、3入力の
論理回路について説明したが、2入力もしくは4入力以
上の論理回路に本発明を適用してもよい。
【0057】但し、2入力回路においては、配線間およ
び最外の配線とセル領域の端部との間に領域を比較的確
保しやすいため、本実施の形態で詳細に説明した3入力
の場合や4入力以上の場合に効果が大きい。
【0058】また、本実施の形態においては、ゲート電
極間をLG、入力配線と出力配線(M0in2とM0o
ut)間をLMとしたが、これらは同じ値(ピッチ)で
もよく、また、異なる値(ピッチ)でもよい。
【0059】また、本実施の形態においては、ゲート電
極上の配線(M0in1〜3、M0out)の一部を入
力端子、出力端子としたが、さらに、これより上層の配
線の上をは、入力端子、出力端子としてもよい。
【0060】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0061】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0062】n型の半導体領域およびp型の半導体領域
上に形成され、そのゲート電極が接続された一対の相補
型MISFETを複数組有し、一対の相補型MISFE
Tのゲート電極に接続された入力端子と、出力端子と、
を有する基本セルの、入力端子もしくは出力端子を、n
型の半導体領域もしくはp型の半導体領域の外側(これ
らの領域間を除く)、一対の相補型MISFETに電源
電位もしくは接地電位を供給する配線の外側(これらの
配線間を除く)、もしくはセル領域の外周部(周辺部)
に設けたので、基本セルの小面積化を図ることができ
る。
【0063】また、このような基本セルを有する半導体
集積回路装置の微細化、高集積化を図ることができる。
【0064】また、このような基本セルを有する半導体
集積回路装置の動作の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(2)は、本発明の実施の形態で
ある半導体集積回路装置の示す基板の要部平面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態である半導体集積回路装置
の基本セルを示す基板の要部平面図である。
【図3】本発明の実施の形態である半導体集積回路装置
の基本セルを示す基板の要部断面図である。
【図4】本発明の実施の形態である半導体集積回路装置
の基本セルを示す基板の要部平面図である。
【図5】(a)および(b)は、本発明の実施の形態で
ある半導体集積回路装置の基本セルを示す基板の要部断
面図である。
【図6】本発明の実施の形態である半導体集積回路装置
の基本セルを示す基板の要部平面図である。
【図7】(a)および(b)は、本発明の実施の形態で
ある半導体集積回路装置の基本セルを示す基板の要部断
面図である。
【図8】本発明の実施の形態である半導体集積回路装置
の基本セルを示す基板の要部平面図である。
【図9】本発明の実施の形態である半導体集積回路装置
の基本セルを示す基板の要部平面図である。
【図10】本発明の実施の形態である半導体集積回路装
置の基本セルの回路構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態の効果を説明するための
他の半導体集積回路装置の基本セルを示す基板の要部平
面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 分離領域 3 p型ウエル 4 n型ウエル 7 酸化シリコン膜 8 ゲート絶縁膜 9 多結晶シリコン膜 11 n-型半導体領域 12 p-型半導体領域 13 サイドウォール膜 14 n+型半導体領域 15 p+型半導体領域 16 層間絶縁膜 Acn 活性領域 Acp 活性領域 CA セル領域 CA’ セル領域 G1〜G3 ゲート電極 IN1〜IN3 入力端子 LC セル幅 LC’ セル幅 LG ゲート電極間隔 LM 入力配線と出力配線との距離 LP プラグ間の距離 M0 配線 M0in1〜M0in3 入力配線 M0out 出力配線 M1a 給電配線 M1b 給電配線 M1c、M1d 基板給電配線 OUT 出力端子 P01〜P03 プラグ P0M11〜P0M16 プラグ P0out1〜P0out3 プラグ P1 プラグ TN1〜TN3 nチャネル型MISFET TP1〜TP3 pチャネル型MISFET Vdd 電源電位 Vss 基準電位(接地電位)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/118 H01L 27/04 E (72)発明者 伊藤 実 神奈川県足柄上郡中井町境456番地 株式 会社日立インフォメーションテクノロジー 内 Fターム(参考) 5F038 BE07 CA02 CA04 DF14 EZ14 EZ20 5F048 AA01 AB02 AB03 AB04 AB06 AB07 AC03 BC06 BE03 BF07 BF16 BG13 DA23 5F064 AA03 AA05 DD05 DD07 DD25 EE02 EE17 EE27 HH12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)n型の半導体領域およびp型の半
    導体領域上に形成され、そのゲート電極が接続された一
    対の相補型MISFETを3組有し、 (b)前記一対の相補型MISFETのゲート電極に接
    続された入力端子と、 (c)出力端子と、 を有する基本セルを有する半導体集積回路装置であっ
    て、 (d)前記基本セルの前記入力端子を、前記一対の相補
    型MISFETに電源電位もしくは接地電位を供給する
    配線の外側に設けたことを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  2. 【請求項2】 (a)n型の半導体領域およびp型の半
    導体領域上に形成され、そのゲート電極が接続された一
    対の相補型MISFETを3組有し、 (b)前記一対の相補型MISFETのゲート電極に接
    続された入力端子と、 (c)出力端子と、 を有する基本セルを有する半導体集積回路装置であっ
    て、 (d)前記基本セルの前記入力端子もしくは出力端子
    を、n型の半導体領域もしくはp型の半導体領域の外側
    であって、前記n型の半導体領域とp型の半導体領域と
    の間を除く領域上に設けたことを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  3. 【請求項3】 (a)n型の半導体領域およびp型の半
    導体領域上に形成され、そのゲート電極が接続された一
    対の相補型MISFETを複数組有し、 (b)前記一対の相補型MISFETのゲート電極に接
    続された入力端子と、 (c)出力端子と、 を有する基本セルを有する半導体集積回路装置であっ
    て、 (d)前記基本セルの前記入力端子もしくは出力端子
    を、前記一対の相補型MISFETに電源電位もしくは
    接地電位を供給する配線の外側に設けたことを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 (a)n型の半導体領域およびp型の半
    導体領域上に形成され、そのゲート電極が接続された一
    対の相補型MISFETを3組有し、 (b)前記一対の相補型MISFETのゲート電極に接
    続された入力端子と、 (c)出力端子と、 (d)前記MISFETに、それぞれ第1および第2の
    電位を供給するための第1および第2の配線であって、
    前記n型の半導体領域上に形成される第1の配線と、前
    記p型の半導体領域上に形成される第2の配線と、を有
    する半導体集積回路装置であって、 (e)前記入力端子もしくは出力端子を、前記第1もし
    くは第2の配線より外側であって、前記第1と第2の配
    線間を除く領域上に設けたことに設けたことを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記入力端子と前記出力端子とは、最下
    層の配線によって構成されることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか一項に記載の半導体集積回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018050072A (ja) * 2007-08-02 2018-03-29 テラ イノヴェイションズ インク 集積回路デバイス

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