JP2003257357A - 粒子注入装置 - Google Patents

粒子注入装置

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JP2003257357A
JP2003257357A JP2002056187A JP2002056187A JP2003257357A JP 2003257357 A JP2003257357 A JP 2003257357A JP 2002056187 A JP2002056187 A JP 2002056187A JP 2002056187 A JP2002056187 A JP 2002056187A JP 2003257357 A JP2003257357 A JP 2003257357A
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ion beam
sputtered particles
holder
substrate
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JP2002056187A
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Takatoshi Yamashita
貴敏 山下
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に低エネルギーの粒子を大量にかつ均一
性良く注入することのできる粒子注入装置を提供する。 【解決手段】 この粒子注入装置は、スパッタ用のター
ゲット2と、ターゲット2に見かけがX方向に幅広のシ
ート状をしたイオンビーム8を照射してスパッタ粒子1
0を発生させるイオンビーム源6と、ターゲット2をX
方向に交差するY方向に、イオンビーム8との間の角度
θを一定に保ちつつ機械的に往復走査するターゲット走
査機構4と、ターゲット2から発生したスパッタ粒子1
0を通過させるX方向に長いスリット14を有するスリ
ット板12と、スリット14を通過したスパッタ粒子1
0が入射する位置に基板16を保持するホルダ18と、
ホルダ18をX方向およびY方向の両者に交差するZ方
向に機械的に往復走査するホルダ走査機構20とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スパッタ方式に
よって、基板に低エネルギーの粒子を大量にかつ均一性
良く注入することを可能にした粒子注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば半導体デバイス製造等の分
野において、基板に低エネルギーの粒子を大量にかつ均
一性良く注入する技術が必要になってきた。例えば、半
導体基板に不純物をイオン等の形で注入して電界効果ト
ランジスタ(例えばMOS−FET)等の半導体デバイ
スを製造するに当たっては、近年は半導体デバイスの小
型化に伴って注入領域も非常に浅くなって来ており、こ
れまで以上に低エネルギー(例えば数eV〜数百eV程
度の範囲内。高くても数keV以下)での注入が求めら
れるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような低
エネルギーのイオン(イオンビーム)をイオン源から引
き出そうとすると、イオンビーム電流は引出し電圧の3
/2乗に比例して小さくなるため(これを3/2乗比例
則と呼ぶことにする)、引き出し得るイオンビーム電流
は急減に小さくなり、大量に注入することが困難にな
り、注入処理能力(スループット)が急激に低下する。
【0004】そのために現在は、イオン源から数keV
よりも十分に高い高エネルギーで引き出したイオンビー
ムを減速器で減速して目的とする数keV以下の低エネ
ルギーにして輸送して注入するという技術が採用されて
いる。しかし、エネルギーが数keV以下という低エネ
ルギーのイオンビームを輸送する場合、当該イオンビー
ムの空間電荷によってイオンビームの発散が大きくなる
ので、イオンビームの輸送効率が極端に低下する。低エ
ネルギーかつ大電流のイオンビームを輸送する場合は特
にそうである。これは、イオンビームが大電流の場合は
その空間電荷が大きく、かつイオンビームが低エネルギ
ーの場合は空間電荷による発散の影響を受けやすいから
である。従って、上記技術でも、低エネルギーのイオン
を基板に大量に照射して大量に注入することは困難であ
る。
【0005】そこでこの発明は、基板に低エネルギーの
粒子を大量にかつ均一性良く注入することのできる粒子
注入装置を提供することを主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の粒子注入装置
は、スパッタ用のターゲットと、このターゲットに見か
けがX方向に幅広のシート状をしたイオンビームを照射
してスパッタ粒子を発生させるイオンビーム源と、前記
ターゲットを前記X方向に交差するY方向に、前記イオ
ンビームとの間の角度を一定に保ちつつ機械的に往復走
査するターゲット走査機構と、前記ターゲットから発生
したスパッタ粒子を通過させるものであって前記X方向
に長いスリットを有するスリット板と、このスリット板
のスリットを通過したスパッタ粒子が入射する位置に基
板を保持するホルダと、このホルダを前記X方向および
Y方向の両者に交差するZ方向に機械的に往復走査する
ホルダ走査機構とを備えることを特徴としている(請求
項1)。
【0007】上記イオンビーム源は、スポット状のイオ
ンビームを電界または磁界によって走査することによっ
てシート状に見えるイオンビームを発生させるものでも
良いし、現実にシート状をしたイオンビームを走査せず
に発生させるものでも良い。
【0008】上記構成によれば、イオンビーム源からの
イオンビームは、基板にではなくターゲットに照射する
ので、このターゲットに照射するイオンビームには数k
eVよりも高い高エネルギーのイオンビームを利用する
ことができる。高エネルギーのイオンビームを利用すれ
ば、前述した3/2乗比例則による引出し電流低下や空
間電荷による輸送効率低下の問題を回避することができ
るので、ターゲットに大量のイオンビームを照射するこ
とができる。しかもスパッタ率の高いエネルギー域を利
用することができる。その結果、ターゲットからスパッ
タリングによってスパッタ粒子を大量に発生させること
ができる。
【0009】スパッタリングによって発生したスパッタ
粒子は、中性粒子および正イオン等で構成されている
が、そのエネルギーは、照射イオンビームのエネルギー
に拘わらず、殆どが数eV〜20eV程度の範囲内に分
布していることが経験的に知られている。従って、上記
構成によれば、このような低エネルギーのスパッタ粒子
を基板に大量に入射させることができるので、基板に低
エネルギーのスパッタ粒子を大量に注入することができ
る。従って、低エネルギーでの注入処理能力を高めるこ
とができる。
【0010】ところで、公知のスパッタリング装置は、
ターゲットのほぼ全面をカバーするように2次元に広が
った大面積のイオンビームをターゲットに照射し、当該
ターゲットから発生したスパッタ粒子をそのまま基板に
入射させるものである(例えば、特開平4−31486
0号公報参照)。
【0011】このような公知のスパッタリング装置で
は、大面積のイオンビームは通常その中央部が濃く周辺
部が淡い山型の密度分布を有していてその密度分布の均
一性が悪いので、そのようなイオンビームの照射によっ
て発生するスパッタ粒子の密度分布も均一性が悪い。従
って、単にこのようなスパッタ粒子を注入に用いても、
基板に均一性の良い注入を行うことはできない。しか
も、大面積のイオンビームが照射されたターゲットから
スパッタ粒子は多様な角度に放出されるので、基板に入
射するスパッタ粒子の入射角のばらつきが非常に大き
い。このような入射角の不揃いなスパッタ粒子は、注入
には適さない。注入深さや注入領域の境界が明確になら
ず注入特性が非常に悪いからである。
【0012】これに対して、この発明では、イオンビー
ム源からターゲットに対して、見かけがX方向に幅広の
シート状をしたイオンビームを照射することができ、こ
のようなイオンビームはX方向だけの均一性を考慮すれ
ば良いので、2次元に広がった大面積のイオンビームに
比べれば均一性良く照射することが容易である。特に、
イオンビームをX方向に走査する場合は容易である。従
って、ターゲットからスパッタ粒子をX方向において均
一性良く発生させることができる。しかもホルダ走査機
構によって、ホルダ上の基板を前記X方向と交差するZ
方向に走査することができるので、これとスパッタ粒子
をX方向に均一性良く発生させることができることとの
協働によって、基板の広い領域に亘って(例えば基板の
ほぼ全面に)、スパッタ粒子を均一性良く入射させて均
一性良く注入することができる。しかも、前述したよう
に、低エネルギーのスパッタ粒子を大量に注入すること
ができる。
【0013】しかもこの発明では、スリット板のX方向
に長いスリットを通してスパッタ粒子を基板に入射させ
ることができるので、基板に入射するスパッタ粒子の入
射角を揃えることができる。従って、注入特性の良い注
入を行うことができる。
【0014】更にこの発明では、ターゲット走査機構に
よって、ターゲットを上記のようにY方向に機械的に走
査することができるので、ターゲットの広い領域をスパ
ッタに有効に利用することができる。しかも、仮にター
ゲットを固定しておいて同一箇所をスパッタし続ける
と、ターゲットが局所的に削られてスパッタ粒子の放出
方向やスパッタ粒子の放出量等のスパッタ状況が変化し
て、スパッタ粒子を基板に均一性良く入射させて均一性
良く注入することが短時間で困難になるけれども、この
ような問題をターゲットの上記走査によって解決するこ
とができる。従って、この観点からも、低エネルギーで
の注入処理能力を高めることができる。
【0015】前記ターゲットとホルダとの間にターゲッ
ト側を正にして直流の加速電圧を印加する加速電源を更
に設けても良い(請求項2)。そのようにすれば、ター
ゲットから発生したスパッタ粒子中の正イオンを加速電
圧によって加速して基板に注入することができるので、
スパッタ粒子が本来有するエネルギー(これは前述した
ように数eV〜20eV程度)よりも高いエネルギー域
での注入(イオン注入)を実現することができる。
【0016】前記ターゲットとホルダとの間に、特定の
エネルギーを有する正イオンを選別して導出するエネル
ギーフィルタを更に設けても良い(請求項3)。そのよ
うにすれば、基板に注入するイオンのエネルギーを特定
のものに限定することができる。スパッタ粒子中の中性
粒子や、ターゲットで反跳した入射イオンが基板に入射
することを防止することもできる。その結果、注入イオ
ンのエネルギーが所望のものに正確に揃った、より正確
な粒子注入(イオン注入)を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る粒子注入
装置の一例を示す概略側面図である。図2は、図1のタ
ーゲット周りの平面図である。
【0018】この粒子注入装置は、スパッタ用の板状の
ターゲット2と、このターゲット2に見かけがX方向に
幅広のシート状をしたイオンビーム8を照射して当該タ
ーゲット2からスパッタ粒子10を発生させるイオンビ
ーム源6とを備えている。「X方向に幅広のシート状」
とは、X方向に直交する方向の厚さに比べてX方向の幅
が十分に広い形状のことを言う。X方向に長い細長い断
面形状をしていると言うこともできる。「見かけが」と
いう文言には、この明細書では、スポット状のイオンビ
ームを走査することによってイオンビーム8がシート状
に見える場合と、走査しなくてもイオンビーム8が現実
にシート状をしている場合の両方の意味が含まれてい
る。
【0019】ターゲット2は、イオンビーム8の前記X
方向の幅をカバーする広さを有している。このターゲッ
ト2は、基板16に対して注入を行いたい元素を含む材
料から成るものであれば良いが、注入を行いたい元素で
構成された材料の方が好ましく、その純度が高い方がよ
り好ましい。例えば、基板16に対してホウ素(B)の
注入を行う場合は、純粋なホウ素から成るターゲット2
を用いるのが好ましい。
【0020】イオンビーム源6は、この例では、イオン
源から引き出したスポット状のイオンビームを、電界ま
たは磁界による走査器によってX方向に往復走査するこ
とによって、上記シート状に見えるイオンビーム8を発
生させるものであるが、イオン源から現実に上記シート
状をしたイオンビーム8を発生させるものでも良い。こ
のイオンビーム源6は、この例では、それから出力する
イオンビーム8を所望のエネルギーに加速する加速器も
備えている。
【0021】ターゲット2に照射するイオンビーム8の
種類やエネルギーは、当該イオンビーム8によるターゲ
ット2のスパッタ率(=1個のイオンの入射によってス
パッタされる原子の数。単位はatoms/ion)が
高くてスパッタ粒子10が多く放出されるものを選ぶの
が好ましい。例えば、イオンビーム8には、Ar 、He
、Ne 、Kr 、Xe 等の不活性ガスイオンビームを用
いれば良い。それを用いれば、ターゲット2を構成する
材料との無用な反応を防止することができるという利点
もある。
【0022】イオンビーム8のエネルギーは、上記スパ
ッタ率に加えて、イオンビーム源6から発生させやすさ
の観点も考慮して、数keVよりも高いエネルギーを選
ぶのが好ましい。具体的には、10keV〜数百keV
程度の範囲内で選べば良い。しかしあまり高くしてもス
パッタ率は飽和して向上しなくなるので、10keV〜
100keV程度の範囲内で選ぶのが好ましい。この程
度のエネルギーを有するイオンビーム8であれば、イオ
ンビーム源6から例えば10mA〜数十mA程度の大電
流で発生させることは比較的容易である。
【0023】この粒子注入装置は、更に、ターゲット2
を前記X方向に角度θで交差するY方向に、イオンビー
ム8との間の当該角度θを一定に保ちつつ機械的に往復
走査するターゲット走査機構4を備えている。角度θ
は、イオンビーム8によるターゲット2のスパッタ率が
高くてスパッタ粒子10が多く放出される角度を選ぶの
が好ましい。例えば、角度θとしては、20°〜30°
程度の範囲内で選べば良い。
【0024】この粒子注入装置は、更に、ターゲット2
から発生したスパッタ粒子10を通過させるものであっ
て前記X方向に細長いスリット14を有するスリット板
12と、このスリット14を通過したスパッタ粒子10
が入射する位置に、被注入物である基板16を保持する
ホルダ18と、このホルダ18を基板16と共に、前記
X方向およびY方向の両者に交差するZ方向に機械的に
往復走査するホルダ走査機構20とを備えている。この
Z方向は、この例では、前記X方向と直交し、かつ前記
Y方向と角度θで交差する方向である。
【0025】この粒子注入装置によれば、イオンビーム
源6からのイオンビーム8は、基板16にではなくター
ゲット2に照射するので、このターゲット2に照射する
イオンビーム8には数keVよりも高い例えば前述した
ような高エネルギーのイオンビーム8を利用することが
できる。高エネルギーのイオンビーム8を利用すれば、
前述した3/2乗比例則による引出し電流低下や空間電
荷による輸送効率低下の問題を回避することができるの
で、ターゲット2に大量の(大電流の)イオンビーム8
を照射することができる。しかもスパッタ率の高いエネ
ルギー域を利用することができる。その結果、ターゲッ
ト2からスパッタリングによってスパッタ粒子10を大
量に発生させることができる。例えば5〜10程度のス
パッタ率を実現することは容易であるので、入射イオン
ビーム8の量の何倍もの量のスパッタ粒子10を発生さ
せることができる。
【0026】スパッタリングによって発生したスパッタ
粒子10は、中性粒子および正イオン等で構成されてい
るが、そのエネルギーは、照射イオンビーム8のエネル
ギーに拘わらず、殆どが数eV〜20eV程度の範囲内
に分布していることが経験的に知られている。この粒子
注入装置では、このような低エネルギーのスパッタ粒子
10を基板16に大量に入射させることができるので、
基板16に低エネルギーのスパッタ粒子10を大量に注
入することができる。同程度のエネルギーを有するイオ
ンビームを基板16にまで輸送してそれに照射する場合
よりも遙かに大量の粒子を基板16に注入することがで
きる。基板16に注入される粒子は、中性粒子であって
も正イオンであっても構わない。従って、低エネルギー
での注入処理能力を高めることができる。
【0027】しかもこの粒子注入装置では、イオンビー
ム源6からターゲット2に対して、見かけがX方向に幅
広のシート状をしたイオンビーム8を照射することがで
き、このようなイオンビーム8はX方向だけの均一性を
考慮すれば良いので、2次元に広がった大面積のイオン
ビームに比べれば均一性良く照射することが容易であ
る。特に、イオンビーム8をX方向に走査する場合は、
同一のスポット状のイオンビームをX方向において往復
させるので、X方向において均一性良く照射することが
容易である。従って、ターゲット2からスパッタ粒子1
0をX方向において均一性良く発生させることができ
る。しかもホルダ走査機構20によって、ホルダ18上
の基板16を前記X方向と直交するZ方向に走査するこ
とができるので、これとスパッタ粒子10をX方向に均
一性良く発生させることができることとの協働によっ
て、基板16の広い領域に亘って(例えば基板16のほ
ぼ全面に)、スパッタ粒子10を均一性良く入射させて
均一性良く注入することができる。しかも、前述したよ
うに、低エネルギーのスパッタ粒子10を大量に注入す
ることができる。
【0028】更にこの粒子注入装置では、スリット板1
2のX方向に細長いスリット14を通してスパッタ粒子
10を基板16に入射させることができるので、基板1
6に入射するスパッタ粒子10の入射角を揃えることが
できる。従って、注入特性の良い注入を行うことができ
る。
【0029】なお、上記スリット板12のスリット14
を通過したスパッタ粒子10は、平面的に見て、X方向
に細長い帯状の領域で基板16に入射し注入されること
になるけれども、前述したように、ホルダ走査機構20
によってホルダ18および基板16をX方向と直交する
Z方向に走査するので、このようなスリット板12を設
けても、基板16の広い領域に亘って(例えばほぼ全面
に)スパッタ粒子10を入射させて均一性の良い注入を
行うことができる。
【0030】更にこの粒子注入装置では、ターゲット走
査機構4によって、ターゲット2を上記のようにY方向
に機械的に走査することができるので、ターゲット2の
広い領域を(例えばほぼ全面を)スパッタに有効に利用
することができる。しかも、仮にターゲット2を固定し
ておいて同一箇所をスパッタし続けると、ターゲット2
が局所的に削られて(掘られて)スパッタ粒子10の放
出方向やスパッタ粒子10の放出量等のスパッタ状況が
変化して、スパッタ粒子10を基板16に均一性良く入
射させて均一性良く注入することが短時間で困難になる
けれども、このような問題をターゲット2の上記走査に
よって解決することができる。従って、この観点から
も、低エネルギーでの注入処理能力を高めることができ
る。
【0031】図3は、この発明に係る粒子注入装置の他
の例を示す概略側面図である。図1および図2に示した
例との相違点を主体に説明すると、この粒子注入装置で
は、ターゲット2とホルダ18との間にターゲット2側
を正にして直流の加速電圧V A を印加する加速電源22
を更に備えている。ホルダ18はこの例では接地電位に
されている。
【0032】この加速電圧VA によって、スパッタ粒子
10中に含まれる正イオン10aを加速して基板16に
注入することができるので、スパッタ粒子10が本来有
するエネルギー(これは前述したように数eV〜20e
V程度)よりも高いエネルギー域での注入(イオン注
入)を実現することができる。例えば、加速電圧VA
応じて、20eV〜数keVのエネルギーを有する正イ
オン10aを基板16に注入することができる。この図
3の装置は、基板16に正イオン10aの注入を行うの
で、イオン注入装置と呼ぶこともできる。
【0033】スパッタ粒子10中に含まれる正イオン1
0aの量は、中性粒子に比べればかなり少ないけれど
も、それでも、この正イオン10aと同程度の低エネル
ギーのイオンビームを基板16まで輸送してそれを照射
する場合よりも大量のイオンを基板16に注入すること
ができる。
【0034】この粒子注入装置は、更に、ターゲット2
とホルダ18との間に、より具体的にはこの例では、タ
ーゲット2とスリット板12との間に、特定のエネルギ
ーを有する正イオン10aを選別して導出する(換言す
ればエネルギー分離を行う)エネルギーフィルタ24を
備えている。
【0035】エネルギーフィルタ24は、この例では、
電界によるフィルタであり、正イオン10aの経路を挟
んで相対向していて前記X方向に長い2枚のフィルタ電
極26、27と、それらに直流の電圧を印加するフィル
タ電源28とを備えている。これによって、2枚のフィ
ルタ電極26、27間に印加する電圧、即ち電界の強さ
に応じたエネルギーを有する正イオン10aを選別して
導出することができる。
【0036】エネルギーフィルタ24は、上記のような
構成の代わりに、磁界によって特定エネルギーを有する
正イオン10aを選別して導出する構成のものでも良
い。その場合の磁界は、前記X方向に沿う方向に発生さ
せれば良い。
【0037】上記エネルギーフィルタ24によって、基
板16に注入する正イオン10aのエネルギーを特定の
ものに限定することができる。スパッタ粒子10中の中
性粒子や、ターゲット2で反跳した入射イオン(イオン
ビーム8中のイオン)が基板16に入射することを防止
することもできる。その結果、注入イオンのエネルギー
が所望のものに正確に揃った、より正確な粒子注入(イ
オン注入)を実現することができる。
【0038】なお、エネルギーフィルタ24の入口側に
も、スリット板12と同様のスリット板を設けておいて
も良い。そのようにすれば、エネルギーフィルタ24内
に不要な粒子が入るのを予め減少させることができるの
で、エネルギーフィルタ24内の汚れを防止することが
できる等の効果を奏する。スリット板12を一つしか設
けない場合は、図3に示す例のように、エネルギーフィ
ルタ24と基板16との間にスリット板12を設けるの
が好ましい。エネルギーフィルタ24から不所望な軌道
で出て来る正イオン10a等をスリット板12で除去し
てそれが基板16に入射するのを防止することができる
からである。
【0039】ところで、図3に示す装置のように、スパ
ッタ粒子10中の正イオン10aだけを基板16への注
入に用いる場合は、ターゲット2に照射するイオンビー
ム8には、ターゲット2を構成する材料のフッ化物イオ
ンビームを用いるのが好ましい。例えば、ターゲット2
がホウ素から成る場合は、BF2 + イオンビームを用い
れば良い。このようなイオンビーム8を用いれば、フッ
素の存在によって、Ar 等の不活性ガスイオンビームを
用いる場合に比べて、スパッタ粒子10中に含まれる正
イオン10aの割合が大幅に(例えば1〜2桁程度)向
上するので、注入処理能力をより高めることができる。
【0040】なお、上記図1〜図3に示した装置は、特
に図1に示した装置は、基板16に低エネルギーのスパ
ッタ粒子10を大量にかつ均一性良く入射させることが
できるので、基板16の表面にスパッタ粒子10を均一
性良く堆積させて、膜厚の均一性の良い薄膜を形成する
ことにも利用することができる。
【0041】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり構成されてい
るので、次のような効果を奏する。
【0042】請求項1記載の発明によれば、ターゲット
からスパッタリングによって低エネルギーのスパッタ粒
子を大量に発生させて、基板に低エネルギーのスパッタ
粒子を大量に注入することができる。従って、低エネル
ギーでの注入処理能力を高めることができる。
【0043】しかも、見かけがX方向に幅広のシート状
をしたイオンビームをターゲットに照射することと、ホ
ルダ走査機構によってホルダ上の基板を前記X方向と交
差するZ方向に走査することとの協働によって、基板の
広い領域に亘ってスパッタ粒子を均一性良く入射させて
均一性良く注入することができる。
【0044】更に、スリット板のX方向に長いスリット
を通してスパッタ粒子を基板に入射させることができる
ので、基板に入射するスパッタ粒子の入射角を揃えるこ
とができ、注入特性の良い注入を行うことができる。
【0045】また、ターゲット走査機構によってターゲ
ットをY方向に機械的に走査することができるので、タ
ーゲットの広い領域をスパッタに有効に利用することが
できる。しかも、ターゲットがイオンビームによって局
所的に削られてスパッタ粒子の放出方向やスパッタ粒子
の放出量等のスパッタ状況が変化して注入特性が悪化す
る問題を、ターゲットの上記走査によって解決すること
ができる。従って、この観点からも、低エネルギーでの
注入処理能力を高めることができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、ターゲット
から発生したスパッタ粒子中の正イオンを加速電圧によ
って加速して基板に注入することができるので、スパッ
タ粒子が本来有するエネルギーよりも高いエネルギー域
での注入(イオン注入)を実現することができる、とい
う更なる効果を奏する。
【0047】請求項3記載の発明によれば、エネルギー
フィルタによって、基板に注入するイオンのエネルギー
を特定のものに限定することができると共に、スパッタ
粒子中の中性粒子やターゲットで反跳した入射イオンが
基板に入射することを防止することもできる。その結
果、注入イオンのエネルギーが所望のものに正確に揃っ
た、より正確な粒子注入(イオン注入)を実現すること
ができる、という更なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る粒子注入装置の一例を示す概略
側面図である。
【図2】図1のターゲット周りの平面図である。
【図3】この発明に係る粒子注入装置の他の例を示す概
略側面図である。
【符号の説明】
2 ターゲット 4 ターゲット走査機構 6 イオンビーム源 8 イオンビーム 10 スパッタ粒子 10a 正イオン 12 スリット板 14 スリット 16 基板 18 ホルダ 20 ホルダ走査機構 22 加速電源 24 エネルギーフィルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタ用のターゲットと、このターゲ
    ットに見かけがX方向に幅広のシート状をしたイオンビ
    ームを照射してスパッタ粒子を発生させるイオンビーム
    源と、前記ターゲットを前記X方向に交差するY方向
    に、前記イオンビームとの間の角度を一定に保ちつつ機
    械的に往復走査するターゲット走査機構と、前記ターゲ
    ットから発生したスパッタ粒子を通過させるものであっ
    て前記X方向に長いスリットを有するスリット板と、こ
    のスリット板のスリットを通過したスパッタ粒子が入射
    する位置に基板を保持するホルダと、このホルダを前記
    X方向およびY方向の両者に交差するZ方向に機械的に
    往復走査するホルダ走査機構とを備えることを特徴とす
    る粒子注入装置。
  2. 【請求項2】 前記ターゲットとホルダとの間にターゲ
    ット側を正にして直流の加速電圧を印加する加速電源を
    更に備えている請求項1記載の粒子注入装置。
  3. 【請求項3】 前記ターゲットとホルダとの間に、特定
    のエネルギーを有する正イオンを選別して導出するエネ
    ルギーフィルタを更に備えている請求項1または2記載
    の粒子注入装置。
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