JP2003256884A - 改札装置、改札システム及び改札方法 - Google Patents

改札装置、改札システム及び改札方法

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JP2003256884A
JP2003256884A JP2002050261A JP2002050261A JP2003256884A JP 2003256884 A JP2003256884 A JP 2003256884A JP 2002050261 A JP2002050261 A JP 2002050261A JP 2002050261 A JP2002050261 A JP 2002050261A JP 2003256884 A JP2003256884 A JP 2003256884A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単純で安価でありながら、簡便に利用できる
改札装置、改札システム及び改札方法を提供する。 【解決手段】 入場処理及び出場処理のうち少なくとも
一方を行う改札装置において、利用者が、入場処理を行
うか、出場処理を行うかの旨を指定する処理指定手段1
3、14と、前記利用者が提示するカード媒体3に情報
の読み書き処理をするカード処理手段15とを備える改
札装置10とすることで、単純で安価でありながら、簡
便に利用できる改札装置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、改札装置、改札システム及び改
札方法に関し、特に駅務等で用いられるICカードを使
用できる改札装置、該改札装置を備えた改札システム及
び改札方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の改札システムとして、現在運用が
開始されている非接触ICカードを用いた改札システム
がある。この改札システムでは、無人駅や閑散駅などに
は、扉無しのICカード専用改札装置の設置がされてい
る。この専用改札装置は、入場用と、出場用とが各々設
置されている。利用者は、入場する場合には入場用改札
装置で、出場する場合には出場用改札装置でカードを処
理する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような改
札システムは、入場用改札装置と、出場用改札装置と共
に設置する必要があり、設置効率が悪くシステムが大掛
かりになってしまっていた。また、利用者は、自身で入
場用改札装置か出場用改札装置かを選ぶ必要があり、さ
らに、万一、装置の選択を誤った場合には、別の装置へ
行って処理を行わなければならないので流動阻害を起こ
す可能性もある。このため、利用者による利用が簡便で
はなかった。
【0004】さらに、利用者が、出場時に、出場用改札
装置で出場処理を行わずそのまま出場し、そして、同一
日に再度乗車するために入場処理を行おうとして、誤っ
て出場用改札装置で入場処理を行おうとする場合があ
る。この場合には、前回の出場で出場処理が行われてい
ないため、利用者が入場しようとしているにも拘らず、
出場用改札装置が正常な出場と判定して出場処理を行っ
てしまうので、利用者の動作とカード処理に不一致が発
生してしまう。これにより、利用者は簡便な利用ができ
なくなる。
【0005】そこで、本発明は、単純で安価でありなが
ら、簡便に利用できる改札装置、改札システム及び改札
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明による改札装置10は、例えば
図3に示すように、入場処理及び出場処理のうち少なく
とも一方を行う改札装置において;利用者が、入場処理
を行うか、出場処理を行うかの旨を指定する処理指定手
段13、14と;前記利用者が提示するカード媒体3に
情報の読み書き処理をするカード処理手段15とを備え
ている。
【0007】このように構成すると、処理指定手段1
3、14により、利用者が、入場処理を行うか、出場処
理を行うかの旨を指定し、カード処理手段15により、
前記利用者が提示するカード媒体3に情報の読み書き処
理をするので、利用者が処理の種類を意識できるので、
入場か出場かを間違えにくく、単純で安価でありなが
ら、簡便に利用できる改札装置を提供することができ
る。
【0008】上記目的を達成するために、請求項2に係
る発明による改札装置10は、例えば図3に示すよう
に、入場処理及び出場処理を行う改札装置において;利
用者が、入場処理を行う旨を指定する入場ボタン13
と;利用者が、出場処理を行う旨を指定する出場ボタン
14と;前記利用者が提示するカード媒体3に情報の読
み書き処理をするカード処理手段15とを備えている。
【0009】このように構成すると、入場ボタン13に
より、利用者が、入場処理を行う旨を指定し、また、出
場ボタン14により、利用者が、出場処理を行う旨を指
定し、カード処理手段15により、前記利用者が提示す
るカード媒体3に情報の読み書き処理をするので、1つ
の装置で入場と出場の両方に対処でき、単純で安価であ
りながら、簡便に利用できる改札装置を提供することが
できる。
【0010】請求項3に係る発明による改札装置10
は、請求項2に記載の改札装置10において、例えば図
3、図5に示すように、カード処理手段15は非接触で
カード媒体3に情報の読み書きをする読み書き部15a
を有し、入場ボタン13は読み書き部15aに対して入
場方向手前側に配置され、出場ボタン14は読み書き部
15aに対して出場方向手前側に配置されているとよ
い。
【0011】このように構成すると、入場ボタン13は
読み書き部15aに対して入場方向手前側に配置され、
出場ボタン14は読み書き部15aに対して出場方向手
前側に配置されているので、利用者が、入場ボタン13
により入場処理を行う旨を指定し易く、また、出場処理
を行う旨を指定し易くなり、円滑に操作を行うことがで
きる。
【0012】また上記改札装置10は、入場ボタン13
及び出場ボタン14は、読み書き部15aから、利用者
の握りこぶしの平均的な大きさの範囲に配置されている
ことが好ましい。このように構成すると、利用者がカー
ド媒体3を提示するのと入場ボタン13又は出場ボタン
14を操作する行為を同時に行うことができ操作時間の
短縮が可能である。
【0013】請求項4に係る発明による改札装置10
は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の改札
装置10において、例えば図3に示すように、前記利用
者に案内情報を伝える情報伝達手段16を備えるとよ
い。
【0014】このように構成すると、情報伝達手段16
により前記利用者に案内情報を伝えることができるの
で、利用者が簡便に操作できる。
【0015】また上記改札装置10では、情報伝達手段
16は、情報を表示により伝える表示手段16であるこ
とが好ましい。
【0016】請求項5に係る発明による改札装置10
は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の改札
装置10において、例えば図3、図4に示すように、前
記利用者の存在を検知する検知手段を備えるとよい。
【0017】このように構成すると、例えば、利用者の
存在を検知していないときには、情報伝達手段16によ
り案内情報を伝えることを停止できるので、節電するこ
とができる。
【0018】上記目的を達成するために、請求項6に係
る発明による改札システム1は、例えば図6に示すよう
に、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の改札
装置10と;改札装置10と通信回線2を介して接続さ
れ、改札装置10の管理を行う運用管理サーバ102と
を備えている。
【0019】上記目的を達成するために、請求項7に係
る発明による改札方法は、例えば図7に示すように、入
場処理及び出場処理を行う改札方法において;利用者
が、入場処理を行うか、出場処理を行うかの旨を指定す
る処理指定工程S5と;前記利用者が提示するカード媒
体から情報を読み取る情報読取工程S9、S25と;前
記読み取った情報を処理する情報処理工程S11、S2
7と;前記処理した情報を前記カード媒体に書き込む情
報書込工程S15、S29とを備えている。
【0020】このように構成すると、利用者が、入場処
理を行うか、出場処理を行うかの旨を指定し、前記利用
者が提示するカード媒体から前記読み取った情報を処理
して、前記処理した情報を前記カード媒体に書き込むの
で、利用者が処理の種類を意識できるので、入場か出場
かを間違えにくく、単純で安価でありながら、簡便に利
用できる改札方法を提供できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複
した説明は省略する。
【0022】図1は、本発明の実施の形態に係る改札装
置としての改札機10を説明する概略斜視図である。本
実施の形態では、改札機10は、鉄道に用いるものであ
り、さらに、乗降客の少ない駅例えば無人駅に設置され
ているものとして説明する。また改札機10は、駅の改
札口の改札通路沿いに、接客面10aを改札通路側に向
けて設置されている。図示では、改札機10の左上方側
からの改札通路の通過を入場、右下方側からの改札通路
の通過を出場としている。即ち、改札機10の右下方側
が駅構内側であり、左上方側が駅出口側(駅構外側)で
ある。また本実施の形態では、改札装置10は、例えば
駅舎内に設置された改札機監視端末101に、通信回線
2で接続されている。通信回線2は、例えばローカルエ
リアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワー
ク(WAN)、電話回線等を含む通信回線である。通信
のプロトコルには、TCP/IPを用いるとよい。な
お、改札機監視端末101については、図6を参照して
後で説明する。
【0023】また本実施の形態では、改札機10には、
利用者が提示するカード媒体としてのICカード3を用
いる。ICカード3は、例えば無線式のICカードであ
り、定期券、ストアードフェアカード(以下SFカード
という)のどちらか一方または両方の機能を持ったもの
である。以下、ICカード3は、定期券とSFカードと
の両方の機能を持ったもので説明する。また、ICカー
ド3を提示するとは、例えば、所定の位置にICカード
3をかざす、又は所定の位置に軽く接触させる即ち1タ
ッチすることである。所定の場所は、例えば図5で後述
する接客面10a上の案内表示19bの位置である。
【0024】図2を参照して、ICカード3について説
明する。ICカード3は、およそクレジットカードと同
じ形状である。ICカード3には、既存の無線式のIC
カードを用いるとよい。ICカード3には、カード情報
3aを含む情報が記録されている。情報は、例えばビッ
ト列で記録される。また、ICカード3は、これらの情
報を、電波を用いて非接触で読出し又は書込みできるも
のである。ICカード3は、所定の場所にICカード3
をかざすまたは1タッチすることで、後述のカードリー
ダライタ15(図3参照)により、情報が読出し又は書
込みされる。
【0025】カード情報3aは、例えばカードID番号
と、定期券情報と、SFカード情報と、入出場情報とを
含んでいる。さらにSFカード情報は、残高金額を含ん
でいる。残高金額は、ICカード3に入金(積み増し)
されている金額から利用した金額(精算した金額)を差
し引いた金額である。また、残高金額には、上限金額を
設けてもよい。
【0026】入出場情報には、入場情報と、出場情報と
がある。入場情報は、入場駅、入場時刻等である。出場
情報は、出場駅、出場時刻等である。また、入場情報、
出場情報は、同じビット列を割り当て、入場の際には書
き込まれた出場情報に上書きし、出場の際には書き込ま
れた入場情報に上書きするとよい。さらに、入出場情報
には、利用者の入出場を監視するための入場ビットが記
録される。入場ビットは、例えば、入場の際に改札機1
0(カードリーダライタ15(図3参照))により記録
され、出場の際に改札機10(カードリーダライタ1
5)により落とされる(消去される)ようにするとよ
い。また入場ビットは、入場情報が記録されていない
(例えば入場ビットが記録されていない)、または出場
情報が記録されていない(例えば入場ビットが落とされ
ていない)場合に、改札機10により入出場を禁止する
といった入出場管理に用いることで、利用者の入出場の
管理が確実かつ簡便になる。また、入場ビットが記録さ
れていない場合にのみ、改札機10により出場を禁止す
るような運用もできる。さらに、入出場情報は、前述の
定期券の機能のみを持ったものと、またはSFカードの
機能のみを持ったものとの両方にもそれぞれ記録される
ものである。
【0027】図3のブロック図を参照して、改札機10
についてさらに説明する。改札機10は、利用者が入場
処理を行う旨を指定する入場ボタン13と、利用者が出
場処理を行う旨を指定する出場ボタン14と、利用者が
提示するICカード3に情報の読み書き処理をするカー
ド処理手段としてのカードリーダライタ15と、利用者
に案内情報を伝える情報伝達手段としての表示モニタ1
6と、利用者の存在を検知する検知手段としての存在検
知センサ17と、制御装置20と、通信インタフェース
30と、補助記憶媒体処理装置31と、電源装置32と
を含んで構成されている。
【0028】入場ボタン13、出場ボタン14、カード
リーダライタ15、表示モニタ16、存在検知センサ1
7は、後述の接客部11側に取り付けられている。ま
た、制御装置20、通信インタフェース30、補助記憶
媒体処理装置31、電源装置32は、後述の基台部12
側に取り付けられている。改札機10は、入場ボタン1
3又は出場ボタン14による利用者の指定に応じて入場
処理又は出場処理を行うように構成されている。また、
入場ボタン13と出場ボタン14とは、利用者が、入場
処理を行うか、出場処理を行うかの旨を指定する処理指
定手段でもある。また、読み書き処理をされる情報は、
例えばカード情報3aである。また各構成要素の詳細に
ついては後述する。
【0029】図4の斜視図に示すように、改札機10
は、接客部11と、基台部12とから構成される。接客
部11は、側面11aが略くの字形の形状をしている。
また基台部12は、側面12aが略L字形の形状をして
いる(図中側面12aは逆L字形の形状)。また接客部
11は、基台部12の上に一体に形成されている。接客
部11は、上部正面に接客面10aを有している。
【0030】さらに、接客部11は、開閉可能な接客扉
11bを有しており、基台部12は、開閉可能な基台扉
12bを有している。また、接客扉11bの上部には接
客面10aが形成されている。接客扉11b、基台扉1
2bは、それぞれ不図示のヒンジを介して取り付けるこ
とで回動させて開閉できるようにしてもよいし、それぞ
れ取り外すことにより開閉できるようにしてもよい。ま
た、接客扉11bは、錠11cを有しており、鍵により
接客扉11bと基台扉12bとに施錠できるように構成
されている。このようにすることで、関係者以外の者が
接客扉11b又は基台扉12bを開けで内部に触れるこ
とができないので、保安性が高い。
【0031】また、図5の平面図に示すように、接客部
11の接客面10aには、入場ボタン13と、出場ボタ
ン14とが突出している。また、接客面10aのおよそ
中央部には略T字形のアクリル板19が取り付けられて
いる。アクリル板19は、およそ上部の一部に透明部1
9aを有しており、およそ下部にICカード3をかざす
または1タッチする場所を利用者に対して案内する案内
表示19bが施されている。ここでは図中左側からの通
過が入場、右側からの通過が出場である。即ち、図中左
側が駅出口側、右側が駅構内側である。
【0032】入場ボタン13と出場ボタン14は、例え
ば押し込み式のタッチスイッチである。さらに、入場ボ
タン13と出場ボタン14は、共に三角形に形成されて
いる。入場ボタン13は、三角形の1つの頂点を入場方
向(図中右方向)に向けて、出場ボタン14は、三角形
の1つの頂点を出場方向(図中左方向)に向けて配置さ
れている。このようにすることで、利用者は入場ボタン
13と出場ボタン14との判別がつきやすく、各ボタン
の押し間違えをしにくくなる。
【0033】カードリーダライタ15は、非接触でIC
カード3に情報の読み書きをする読み書き部としてのア
ンテナ部15aを有している。アンテナ部15aは、お
よそアクリル板19の裏面(装置内部側の面)の案内表
示19bの位置近傍に配置されている。即ち、アンテナ
部15aはアクリル板19により保護されている。アン
テナ部15aは、利用者によりICカード3が案内表示
19bの位置にかざされる又は1タッチされたとき、言
い換えればICカード3が案内表示19の位置もしくは
その近傍に存在するときに、ICカード3に情報の読み
書きをできるように構成されている。
【0034】入場ボタン13は、アンテナ部15aに対
して入場方向手前側に配置され、出場ボタン14は、ア
ンテナ部15aに対して出場方向手前側に配置されてい
る。言い換えれば、アンテナ部15aは、入場ボタン1
3と出場ボタン14との間に配置されている。さらに、
入場ボタン13及び出場ボタン14は、アンテナ部15
aから、利用者の握りこぶしの平均的な大きさの範囲に
配置されている。これにより、利用者がICカード3を
アンテナ部15aにかざす又は1タッチするのと入場ボ
タン13又は出場ボタン14を押す行為を同時に行うこ
とができ、操作時間の短縮が可能である。
【0035】表示モニタ16は、案内情報としての操作
案内を表示により利用者に伝えるものである。表示モニ
タ16は、例えばカラー液晶ディスプレイ(LCD)で
ある。表示モニタ16は、アクリル板19の裏面(装置
内部側の面)の透明部19aの位置に表示部分が重なる
ように配置されている。即ち、表示モニタ16は、アク
リル板19によりその表示部分を保護されている。
【0036】また、改札機10は、表示モニタ16の代
わりに、情報伝達手段として利用者に情報を音声により
伝える手段としての音声出力装置を備えるようにしても
よい。音声出力装置は、操作案内を音声により利用者に
伝えるものである。また改札機10は、表示モニタ16
と音声出力装置との両方を備えるように構成してもよ
い。このようにすることで、利用者は操作案内を表示と
音声により受けるので、簡便に操作することができる。
【0037】図3に戻ってさらに説明する。存在検知セ
ンサ17は、利用者の存在を検知するものである。存在
検知センサ17は、例えば光電スイッチである。存在検
知センサ17は、接客扉11bのおよそ下部に形成され
たアクリル板の窓11dの裏側(装置内部側)に取り付
けられている(図4参照)。改札機10は、存在検知セ
ンサ17により、利用者が改札機10の前に存在してい
ることを検知できるので、例えば利用者が改札機10の
前に存在していないときに表示モニタ16を消灯するこ
とができ、表示モニタ16の耐用年数を長くできる。さ
らに、利用者が改札機10の前に存在していないときに
表示モニタ16を消灯することで、節電することができ
る。
【0038】入場ボタン13と出場ボタン14は、イン
タフェース基盤18を介して制御装置20に接続されて
いる。カードリーダライタ15、表示モニタ16、存在
検知センサ17は、制御装置20に接続されている。
【0039】制御装置20は制御部21を有している。
そして制御部21は、改札機10を制御する。制御装置
20は、例えばパソコンである。
【0040】制御部21は、カード情報3a(図2参
照)に基づいてICカード3の有効無効を判定し、料金
の精算処理をする判定処理部22を有している。さら
に、判定処理部22は、カード情報3aと後述の利用監
視情報27とを比較してICカード3の有効無効を判定
する判定部24と、後述の受付装置情報37とカード情
報3aに基づき精算金額を演算する精算処理部25とを
有している。
【0041】利用監視情報27は、例えば紛失、盗難等
の履歴のある事故カードのカードID番号のリストであ
る。即ち使用不能カードのカードID番号のリストであ
る。判定部24は、ICカード3の有効無効をカード情
報3aのカードID番号で判定する。また、判定部24
は、受付装置情報37とカード情報3aとから精算する
必要があるか否かを判定するように構成されている。さ
らに判定部24は、ICカード3のカード情報3aが適
正であるかの判定を行うようにする。この判定は、例え
ば入出場情報、定期券情報が適正であるかの判定であ
る。受付装置情報37は、例えば改札機10が持ってい
る装置番号、改札機10が設置されている駅のコードで
ある。
【0042】また、制御装置20は、判定結果及び精算
結果を内部に蓄積する記憶装置としての記憶部26を有
している。記憶部26は、算出された情報等のデータが
記憶できる。さらに記憶部26内には、利用監視情報2
7、料金(運賃)テーブル28、判定処理情報29、受
付装置情報37が保存されている。判定処理情報29に
は、改札機10が行った処理が履歴として記録されてい
る。記憶部26は、例えば、ハードディスクであっても
よいし、ランダムアクセスメモリ(RAM)のようなメ
モリでもよい。
【0043】また、通信インタフェース30は、通信回
線2を介して情報を外部装置に送信または外部装置から
受信するためのものである。通信インタフェース30は
制御装置20に接続されている。また、外部装置は、例
えば図6で後述する改札機監視端末101や運用管理サ
ーバ102等である。
【0044】改札機10は、判定処理部22の処理結果
としての個別判定情報を、ICカード3より読出したカ
ード情報3aに記録し、個別判定情報を記録したカード
情報3aは、カードリーダライタ15によりICカード
3に書き込まれるように構成されている。即ち、カード
情報3aが書き換えられる。個別判定情報は、例えば判
定処理部22の判定結果、精算結果である。また、個別
判定情報のみをカードリーダライタ15によりICカー
ド3に追加書き込みするようにしてもよい。精算結果
は、精算金額、精算後の残高金額、精算の不足金額であ
る。
【0045】補助記憶媒体処理装置31は、着脱式の記
憶媒体に対して、情報を入出力するものである。補助記
憶媒体処理装置31は、例えばコンパクトフラッシュ
(登録商標)カード用のインタフェースであるが、MO
ディスクのディスクドライブ、スマートメディアのイン
タフェース等であってもよく、例えばプログラムを記憶
できる比較的大容量の記憶媒体を処理できるものであれ
ばよい。補助記憶媒体処理装置31は、制御装置20の
ハードディスクインタフェース36、例えばインテグレ
ーテッドデバイスエレクトロニクス(IDE)にて接続
されている。これにより、改札機10は、外部からの情
報を高速で入出力できるので、例えばソフトウエアのイ
ンストールが簡便になり、運用、保守が簡便になる。
【0046】電源装置32は、制御装置20に電源を供
給するためのものである。また、電源装置32は、例え
ば停電により電源装置32への電源供給が断たれたとし
ても制御装置20に電源を供給できる無停電機能を有す
るものを用いる。これにより、改札機10は、例えば停
電が発生しても、改札機10が利用不能になることなく
その運用を継続できるので、信頼性が高い。
【0047】また、改札機10は、フロッピー(登録商
標)ディスク(以下FDという)のディスクドライブ3
3(以下FDドライブ33という)を備えるようにする
とよい。FDドライブ33を備えることで、外部装置例
えば後述の収入管理端末103(図6参照)との情報の
交換が、通信回線2を介さずに行える。
【0048】さらに、改札機10は、異常が発生した場
合に作動する警報装置34を備えるとよい。警報装置3
4は、改札機10の故障、破壊等や、不正なICカード
3が使用された場合に作動するように構成するとよい。
このようにすることで、改札機10に発生した異常に対
して迅速に対応できるので、保安性を高めることができ
る。さらに、異常に対して迅速に対応できるので、運用
効率を向上させることができる。また、改札機10は、
警報装置34が作動した場合に、通信インタフェース3
0を介して、異常の発生を外部、例えば後述の改札機監
視端末101や運用管理サーバ102に通報するように
構成するとよい。警報装置34は、特に無人駅や閑散駅
に設置する改札機10に備えるとよい。
【0049】図6の概略図を参照して、改札機10を備
えた改札システム1について説明する。改札システム1
は、改札機10と、改札機監視端末101と、改札機1
0と通信回線2を介して接続され、改札機10の管理を
行う運用管理サーバ102と、収入管理端末103とを
含んで構成される。また、改札機10、改札機監視端末
101、運用管理サーバ102、収入管理端末103
は、それぞれが通信回線2で接続されている。ここで、
管理とは、例えば、料金情報(料金テーブル28(図3
参照))の更新、不正カードのID番号(利用監視情報
27(図3参照))の更新、改札機10が正常に運用さ
れているかを監視することである。ここでは、改札機1
0と改札機監視端末101はA駅に設置され、運用管理
サーバ102と収入管理端末103はB駅に設置されて
いるものとして説明する。またA駅は、乗降客の少ない
駅例えば無人駅であり、B駅は大規模な駅である。改札
機監視端末101、運用管理サーバ102、収入管理端
末103は、それぞれ設置駅の駅舎内の関係者以外の立
ち入りを禁止できる場所に設置されている。さらに、改
札システム1は、図示のように改札機10を複数有する
ように構成してもよい。
【0050】改札機10と改札機監視端末101は、そ
れぞれハブ105aに接続され、ハブ105aはダイヤ
ルアップルータ106aに接続されている。また、運用
管理サーバ102と収入管理端末103は、それぞれハ
ブ105bに接続され、ハブ105bはダイヤルアップ
ルータ106bに接続されている。そして、ダイヤルア
ップルータ106aとダイヤルアップルータ106bと
は、電話回線、例えばINS(登録商標)ネット公衆網
で接続されている。言い換えれば、A駅の改札機10、
改札機監視端末101と、B駅の運用管理サーバ10
2、収入管理端末103とが通信回線2で接続され、ネ
ットワークを形成している。
【0051】改札機監視端末101は、改札機10を監
視するものであり、例えば改札機10の故障、破壊等
や、不正なICカード3が使用されたか否かを監視する
ものである。また、改札機監視端末101は、SFカー
ド機能が利用された場合に、ICカード3から収受した
運賃収入の管理が行えるように構成されている。
【0052】運用管理サーバ102は、改札機10と改
札機監視端末101との両方またはいずれか一方の管理
を行っているものである。運用管理サーバ102は、利
用監視情報27、料金テーブル28(図3参照)を、通
信回線2を介して改札機10にダウンロードできるよう
に構成されている。改札機監視端末101、運用管理サ
ーバ102、収入管理端末103は、例えばパソコンで
あるが、ワークステーション、メインフレームなど、種
々のコンピュータで実施可能である。
【0053】収入管理端末103は、例えばSFカード
機能が利用された場合に、ICカード3から収受した運
賃収入を管理するものである。また、収入管理端末10
3は、複数の運用管理サーバ102を管理している。言
い換えれば、収入管理端末103には改札機10で収受
された運賃収受情報が、通信回線2を介して収入管理端
末にアップロードされる。またここでは、収入管理端末
103と運用管理サーバ102は通信回線2で接続され
ている場合、必ずしも収入管理端末103と運用管理サ
ーバ102とが接続されている必要はなく、例えばFD
のような記憶媒体によって、改札機10又は改札機監視
端末101から運賃収受情報を得るように構成してもよ
い。
【0054】以上では、運用管理サーバ102と収入管
理端末103は、別体として説明したが、1つの端末機
(サーバ)で構成してもよい。このようにすると、改札
システム1を単純化することができる。また、改札機監
視端末101は、運用管理サーバ102内に組み込んで
もよい。このようにすると、複数の駅に設置された改札
機10によるICカード3の処理、例えば精算処理を運
用管理サーバ102により一元管理できる。これによ
り、改札システム1を単純化、高効率に構成することが
できる。
【0055】図7を参照して、改札機10の作用を説明
する。まず、改札機10の電源を投入すると、改札機1
0が初期化(起動)される。改札機10は、準備が整う
と、利用者の入場処理又は出場処理の旨を受け付けるこ
とができる状態になる。そして、改札機10は、存在検
知センサ17により利用者の存在を検知するまで表示モ
ニタ16を消灯して待機する(ステップ1(以下単にS
1という))。
【0056】次に、改札機10は、存在検知センサ17
により利用者の存在を検知すると、即ち存在検知センサ
17がONになると(S1がY)、表示モニタ16によ
り操作案内の表示を開始する(S3)。またこのとき、
表示モニタ16には、例えば「入場または出場を選択
後、ICカードをかざしてください。」と操作案内が表
示されている。さらに同時に、利用者が行う動作を、ア
ニメーションによる操作案内で表示している。改札機1
0は、この状態で利用者により入場ボタン13又は出場
ボタン14が押下されるまで待機する。そして、利用者
が入場ボタン13又は出場ボタン14を押下する(S
5)。
【0057】改札機10は、入場ボタン13が押下され
た、即ち入場ボタン13がONの場合には(S5が入場
ボタンON)、入場処理を開始し、カードリーダライタ
15からポーリング信号が発信する(S7)。そして、
改札機10は、利用者によりICカード3がかざされる
又は1タッチされると、カードリーダライタ15によ
り、ICカード3のカード情報3aを読取る(S9)。
【0058】改札機10は、制御装置20の判定処理部
22により、読取ったカード情報3aに基づいて、IC
カード3の有効無効判定を行う(S11)。この有効無
効判定では、まず判定処理部22は、判定部24によ
り、カード情報3aのカードID番号と、記憶部26内
の利用監視情報27と比較して、このICカード3の有
効無効を判定する。言い換えれば、利用監視情報27に
このICカード3のカードID番号が登録されているか
照合し、利用監視情報27にカードID番号が登録され
ていれば無効と判定する。無効と判定した場合には(S
11がN)、処理不能の旨、例えば「カード情報が不適
性です 最寄りの駅の駅係員に申し出てください」の表
示を改札機10の表示モニタ16に表示する(S1
3)。そして、有効と判定した場合には、さらに判定部
24により、カード情報3aの入出場情報が適正である
かの判定を行う。入出場情報が適正でないと判定をした
場合には(S11がN)、処理不能の旨を改札機10の
表示モニタ16に表示する(S13)。
【0059】そして、入出場情報が適正であると判定を
した場合には、さらに、定期券情報が適正であるかの判
定を行う。判定部24は、定期券情報から定期券の有効
期限内か、定期券の利用区間(以下定期券区間とい
う。)内かを判定する。
【0060】定期券有効期限外や定期券区間外の場合に
は、判定処理部22は、精算処理部25により、精算処
理を行う。この際に、精算処理部25は、入場の場合で
あるので、SFカード情報の残高金額が入場に必要な金
額以上であれば、この金額を残高金額より差し引いた金
額を算出する。ここで、入場に必要な金額とは、例えば
初乗り運賃であり、初乗り運賃は、記憶部26の料金テ
ーブル28から呼び出す。精算処理部25は、残高金額
から初乗り運賃を差算する。そしてこの精算結果を含む
個別判定情報をカード情報3aに記録、さらにこのカー
ド情報3aに改札機10から入場したことを示す入出場
情報を記録して改札機10のカードリーダライタ15に
出力する。これを入力したカードリーダライタ15は、
ICカード3にこのカード情報3aを書き込む(S1
5)。また精算処理部25は、この入場処理の結果を記
憶部26の判定処理情報29に記録する。これで、入場
の処理が完了する。言いかえれば、利用者は入場処理を
受けたことになる。
【0061】また、残高金額が入場に必要な金額、即ち
初乗り運賃に満たない場合には、精算処理部25は、残
高金額が初乗り運賃に満たない旨を表示モニタ16によ
り表示する。またこの場合には、ICカード3のカード
情報3aは書き換えない。
【0062】定期券が定期券有効期限内であり定期券区
間内の場合には、判定部24は、改札機10から入場し
たことを示すカード情報3aをカードリーダライタ15
に出力する。これを入力したカードリーダライタ15
は、ICカード3にこのカード情報3aを書き込む(S
15)。これで、入場の処理が完了する。
【0063】以上の動作は、利用者がICカード3をカ
ードリーダライタ15にかざす又は1タッチする間に行
われる。また制御装置20は、以上の入場処理を、履歴
として記憶部26の判定処理情報29に記録する。
【0064】また利用者は、上述のように残高金額が入
場に必要な金額に満たない場合には、例えば券売機でI
Cカード3に入金することで、残高金額を高める。これ
により、利用者は入場処理を受けることができる。
【0065】そして、改札機10は、カード情報3aを
ICカード3に書き込む、言い換えれば入場処理が完了
すると、表示モニタ16により、正常処理完了の旨を表
示する(S17)。そして、改札機10は、表示モニタ
16により、正常処理完了の旨を表示(S17)した
後、又は処理不能の旨を改札機10の表示モニタ16に
表示(S13)した後に、存在検知センサ17により利
用者の存在を検知しなくなった場合には(S19が
Y)、一定時間経過後に表示モニタ16を消灯して待機
する(S21)。一定時間は、例えば1〜2分程度であ
る。また、利用者の存在を検知している場合には(S1
9がN)、表示モニタ16の表示を継続する。
【0066】また、改札機10は、出場ボタン14が押
下された、即ち出場ボタン14がONの場合には(S5
が出場ボタンON)、出場処理を開始し、カードリーダ
ライタ15からポーリング信号が発信する(S23)。
そして、改札機10は、利用者によりICカード3がか
ざされる又は1タッチされると、カードリーダライタ1
5により、ICカード3のカード情報3aを読取る(S
25)。
【0067】改札機10は、制御装置20の判定処理部
22により、読取ったカード情報3aに基づいて、IC
カード3の有効無効判定を行う(S27)。判定処理部
22は、前述の入場処理と同様に、ICカード3の有効
無効、入出場情報の適否、定期券情報の適否の判定を行
う。そして、また判定部24は、出場駅が定期券区間外
の場合に精算が必要か否かを判定する。なお、ここで
は、判定処理部22による各判定の順序は、ICカード
3の有効無効、入出場情報の適否、定期券情報の適否、
精算が必要か否かの順に判定する場合で説明している
が、これらの判定の順序はこれに限られるものではな
く、仕様に応じて適宜決めてよい。
【0068】判定部24により精算が必要と判定した場
合には、判定処理部22は、精算処理部25により、受
付装置情報37とカード情報3aに基づき精算金額を演
算する。精算金額は、乗越し運賃であり、受付装置情報
37とカード情報3aに基づいて算出する。また乗越し
運賃は、受付装置情報37とカード情報3aとから得ら
れる入場駅、出場駅、定期券情報から、記憶部26の料
金テーブル28を呼び出し、料金テーブル28に基づい
て算出する。
【0069】精算処理部25は、残高金額が精算金額以
上の場合、残高金額から精算金額を差算する。精算結果
を含む個別判定情報をカード情報3aに記録、さらにこ
のカード情報3aに改札機10から出場したことを示す
入出場情報を記録して改札機10のカードリーダライタ
15に出力する。これを入力したカードリーダライタ1
5は、ICカード3にこのカード情報3aを書き込む
(S29)。また精算処理部25は、この精算結果を含
む個別判定情報を記憶部26の判定処理情報29に記録
する。これで、出場の処理が完了する。言いかえれば、
利用者は出場処理を受けたことになる。
【0070】また、残高金額が精算金額に満たない場合
には、精算処理部25は、残高金額が精算金額に満たな
い旨を表示モニタ16により表示する。またこの場合に
は、ICカード3のカード情報3aは書き換えない。
【0071】定期券が定期券有効期限内であり、出場駅
が定期券区間内の場合には、判定部24は、改札機10
から出場したことを示すカード情報3aを改札機10の
カードリーダライタ15に出力する。これを入力したカ
ードリーダライタ15は、ICカード3にこのカード情
報3aを書き込む(S29)。これで、出場の処理が完
了する。
【0072】以上の動作は、入場と同様に利用者がIC
カード3をカードリーダライタ15にかざす又は1タッ
チする間に行われる。また制御装置20は、以上の出場
処理を、履歴として記憶部26の判定処理情報29に記
録する。
【0073】また利用者は、上述のように残高金額が精
算金額に満たない場合には、例えば精算機で精算する
か、またはICカード3に入金して残高金額を高めるこ
とで出場処理を受けることができる。
【0074】そして、改札機10は、入場の場合と同様
に、カード情報3aをICカード3に書き込む、言い換
えれば出場処理が完了すると、表示モニタ16により、
正常処理完了の旨を表示する(S17)。そして、改札
機10は、表示モニタ16により、正常処理完了の旨を
表示(S17)した後、又は処理不能の旨を改札機10
の表示モニタ16に表示(S13)した後に、存在検知
センサ17により利用者の存在を検知しなくなった場合
には(S19がY)、一定時間経過後に表示モニタ16
を消灯して待機する(S21)。
【0075】なお、以上では入場の際に、初乗り運賃を
引き去る、いわゆる先引き方式を用いている場合で説明
したが、入場の際に初乗り運賃を引き去らずに、出場の
際に一括して精算する後引き方式を用いてもよい。
【0076】また、料金の精算を行った場合には、正常
処理完了の旨を表示する際に(S17)、「利用金額は
XXです。残額はYY円です」という表示を行うように
する。
【0077】さらに図8を参照して、改札機10の利用
者によるいくつかの利用例を説明する。ここでは、利用
者のICカード3は、A駅―B駅区間の定期券情報を持
っているものとして説明する。また、入場の際に初乗り
運賃を差し引く先引き方式で説明する。
【0078】まず図8(a)に示すように、利用者がI
Cカード3を用いて定期券区間から入場し、定期券区間
外から出場する場合の例を説明する。利用者は、定期券
区間内の駅であるA駅からICカード3を使って入場す
る。まず利用者は、改札機10の入場ボタン13を押下
し、ICカード3を接客面10aの案内表示19bの位
置にかざすまたは1タッチする。これにより、改札機1
0は、判定部24によりA駅―B駅区間の定期券情報を
持っていると判定し、改札機10のカードリーダライタ
15を介してICカード3のカード情報3aを書き換え
る。これにより、利用者は入場し、列車に乗車する。
【0079】そして利用者は、B駅を経由し、定期券区
間外のC駅で下車する。利用者は、C駅からICカード
3を使って出場しようとするときに、改札機10の出場
ボタン14を押下し、ICカード3を接客面10aの案
内表示19bの位置にかざすまたは1タッチする。これ
により、改札機10は、カードリーダライタ15を介し
てICカード3のカード情報3aを入力する。利用者が
定期券区間外のC駅で出場しようとしているので、改札
機10は、判定部24により精算が必要と判定する。こ
の際に、ICカード3の残高金額がB駅からC駅の運賃
即ち精算金額以上であれば、精算処理部25により、残
高金額から精算金額を差し引いた金額を精算後の残高金
額とする。
【0080】そして改札機10は、カードリーダライタ
15を介してICカード3のカード情報3aを書き換え
る。即ち利用者が出場処理を受ける。また、ICカード
3の残高金額が精算金額に満たなければ、表示モニタ1
6によりその旨を伝える。即ち、利用者はC駅からの出
場処理を受けることができない。この場合、例えば精算
機で精算を行えば、C駅からの出場処理を受けることが
できる。
【0081】次に図8(b)に示すように、利用者がI
Cカード3を用いて定期券区間外から入場し、定期券区
間外から出場する場合の例を説明する。利用者は、定期
券区間外の駅であるC駅からICカード3を使って入場
する。まず利用者は、改札機10の入場ボタン13を押
下し、ICカード3を接客面10aの案内表示19bの
位置にかざすまたは1タッチする。これにより、改札機
10は、カードリーダライタ15を介してICカード3
のカード情報3aを入力する。利用者が定期券区間外の
C駅から入場しようとしているので、改札機10は、I
Cカード3の残高金額が初乗り運賃以上であれば、精算
処理部25により、残高金額から初乗り運賃を差し引い
た金額を入場後の残高金額とする。
【0082】そして改札機10は、カードリーダライタ
15を介してICカード3のカード情報3aを書き換え
る。即ち利用者が入場処理を受ける。また、ICカード
3の残高金額が初乗り運賃に満たなければ、利用者はC
駅からの入場処理を受けることができない。この場合、
例えば券売機で入金を行えば、C駅から入場処理を受け
ることができる。これにより、利用者は入場し、列車に
乗車する。
【0083】そして利用者は、定期券区間外のD駅で下
車する。利用者は、D駅からICカード3を使って出場
しようとするときに、改札機10の出場ボタン14を押
下し、ICカード3を接客面10aの案内表示19bの
位置にかざすまたは1タッチする。これにより、改札機
10は、カードリーダライタ15を介してICカード3
のカード情報3aを入力する。利用者が定期券区間外の
D駅から出場しようとしているので、改札機10は、判
定部24により精算が必要と判定する。この際、C駅か
らD駅の運賃から初乗り運賃を差し引いた金額、即ち差
額が乗越し運賃となる。改札機10は、ICカード3の
残高金額が乗越し運賃即ち精算金額以上であれば、精算
処理部25により、残高金額から精算金額を差し引いた
金額を精算後の残高金額とする。なお、判定部24は、
D駅が初乗り運賃の区間内であれば、精算の必要なしと
判定する。
【0084】そして改札機10は、カードリーダライタ
15を介してICカード3のカード情報3aを書き換え
る。また、ICカード3の残高金額が精算金額に満たな
ければ、利用者はD駅からの出場処理を受けられない。
この場合、例えば精算機で精算を行えば、D駅からの出
場処理を受けられる。
【0085】さらに図8(c)に示すように、利用者が
ICカード3を用いて定期券区間外から入場し、定期券
区間を経由し、定期券区間外から出場する場合の例を説
明する。利用者は、定期券区間外の駅であるE駅からI
Cカード3を使って入場する。この場合は、前述の図8
(b)で説明した入場と同様である。そして、利用者は
入場し、列車に乗車する。
【0086】利用者は、定期券区間のA駅、B駅を経由
し、定期券区間外のC駅で下車する。まず利用者は、改
札機10の出場ボタン14を押下し、ICカード3を接
客面10aの案内表示19bの位置にかざすまたは1タ
ッチする。利用者が定期券区間外のC駅から出場しよう
としているので、改札機10は、判定部24により精算
が必要と判定し、精算処理部25により精算金額を算出
する。この際には、精算処理部25は、まず入場の際に
先引きした初乗り運賃を除外して精算金額を算出する。
次に精算処理部25は、E駅からA駅区間の運賃とB駅
からC駅区間の運賃とを加算した金額と、E駅からC駅
区間の運賃とを比較する。そしてこの比較結果から金額
の安い方を乗車運賃とする。さらにこの乗車運賃から初
乗り運賃を差し引いたものを精算金額とする。改札機1
0は、ICカード3の残高金額が精算金額以上であれ
ば、精算処理部25により、残高金額から精算金額を差
し引いた金額を精算後の残高金額とする。
【0087】そして改札機10は、カードリーダライタ
15を介してICカード3のカード情報3aを書き換え
る。また、ICカード3の残高金額が精算金額に満たな
ければ、利用者はC駅からの出場処理を受けられない。
この場合、例えば精算機で精算を行えば、C駅からの出
場処理を受けられる。
【0088】ここで、図9を参照して、改札機10の利
用者による利用方法の例を説明する。通常の場合、利用
者が改札機10を利用するときには、前述したように入
場ボタン13又は出場ボタン14を押下して、その後に
ICカード3を接客面10aの案内表示19bの位置に
かざす又は1タッチするが、図示するように、利用者が
ICカード3を案内表示19bの位置にかざす又は1タ
ッチするのと入場ボタン13又は出場ボタン14を押す
行為を片手で同時に行ってもよい。このようにすること
で、利用者による操作時間の短縮が可能である。また、
片手が塞がっていても操作が容易且つ円滑に行なえるの
で、簡便である。図示は出場の場合であり、改札機10
側の手(図示では右手)でICカード3を保持している
場合を示している。
【0089】このような場合には、まず利用者は、例え
ばICカード3を、手を軽く握った状態でICカード3
の周縁部を親指と人差し指で挟んで保持する。そして、
この状態で、ICカード3を案内表示19bの位置にか
ざすように、およそ小指の付け根周辺で入場ボタン13
又は出場ボタン14を押下する。このようにして入場ボ
タン13又は出場ボタン14を押下すると、必然的にI
Cカード3がかざされる又は1タッチされる、即ちIC
カード3がアンテナ部15aにより情報を読み書き処理
できる位置にくるので、ICカード3をかざす又は1タ
ッチするのと入場ボタン13又は出場ボタン14を押す
行為を同時に行っていることになる。これにより、利用
者は1アクション(1タッチ)で入場処理又は出場処理
を受けることができるので、操作が非常に簡便であり且
つ円滑に行える。
【0090】以上のように、本実施の形態の改札機10
は、入場処理を行う旨を指定する入場ボタン13と、出
場処理を行う旨を指定する出場ボタン14と、ICカー
ド3に情報の読み書き処理をするカードリーダライタ1
5とを備えているので、入場用の改札機と出場用の改札
機とを別に設ける必要が無く、一体に構成できるので、
改札機10を非常に単純で安価に構成できる。これによ
り、改札機10を乗降客の少ない駅でも容易に設置しや
すい。また、入場ボタン13又は出場ボタン14を押下
し、ICカード3をかざすまたは1タッチすることで容
易に乗り越しによる精算を行えるので、利用者がICカ
ード3を簡便に利用できる。また、入場処理又は出場処
理の指定を、利用者が、それぞれ入場ボタン13又は出
場ボタン14により指定することで、受けようとする処
理が入場処理か出場処理かを確認することになり、入場
処理と出場処理とを誤ってしまうことが発生しにくい。
【0091】さらに、ICカード3の入場処理、出場処
理を1台の改札機10により円滑に行えるので、運用効
率の高めることができる。また、判定処理部22がカー
ド情報3aに基づいてICカード3の有効無効を判定
し、料金の精算処理をするので、ICカード3の不正使
用を防ぐことができ、確実に精算の処理を行うことがで
きる。
【0092】また、入場ボタン13と出場ボタン14
は、共に三角形に形成され、入場ボタン13は三角形の
1つの頂点を入場方向に向けて、出場ボタン14は三角
形の1つの頂点を出場方向に向けて配置されているの
で、利用者は入場ボタン13と出場ボタン14との判別
がつきやすく、各ボタンの押し間違えをしにくくなる。
さらに、入場ボタン13は、アンテナ部15aに対して
入場方向手前側に配置され、出場ボタン14は、アンテ
ナ部15aに対して出場方向手前側に配置され、入場ボ
タン13及び出場ボタン14は、アンテナ部15aか
ら、利用者の握りこぶしの平均的な大きさの範囲に配置
されているので、利用者がICカード3をアンテナ部1
5aにかざす又は1タッチするのと入場ボタン13又は
出場ボタン14を押す行為を同時に行うことができ、操
作時間の短縮が可能であり、円滑に利用できる。
【0093】また、改札機10は、表示モニタ16によ
り操作案内を表示しているので、利用者が操作に戸惑う
ことなく、簡便に操作できる。また改札機10は、存在
検知センサ17により、利用者が改札機10の前に立っ
ていることを検知できるので、利用者が改札機10の前
に存在していないときに表示モニタ16を消灯すること
ができ、表示モニタ16の耐用年数を長くできる。さら
に、利用者が改札機10の前に存在していないときに表
示モニタ16を消灯することで、節電することができ
る。
【0094】以上のように、本実施の形態の改札システ
ム1は、改札機10と、改札機10の管理を行う運用管
理サーバ102とを備えるので、複数の改札機10を一
元管理でき、管理システムを単純に構成できる。また、
運用の管理が簡便になる。さらに、運用管理サーバ10
2により、運賃改正などによる料金テーブル28、利用
監視情報29、プログラム等の更新が運用管理サーバ1
02から通信回線2を介して、改札機10や改札機監視
端末101にダウンロードできるので、保守が容易であ
る。また、改札機監視端末101、運用管理サーバ10
2、収入管理端末102が関係者以外の立ち入りを禁止
できる場所に設置されているので、破壊や盗難により、
保存されている情報が漏洩してしまう可能性がなく、保
安性を高めることができる。
【0095】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、入場処理
及び出場処理のうち少なくとも一方を行う改札装置にお
いて、利用者が、入場処理を行うか、出場処理を行うか
の旨を指定する処理指定手段と、前記利用者が提示する
カード媒体に情報の読み書き処理をするカード処理手段
とを備えているので、単純で安価でありながら、簡便に
利用できる改札装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る改札機をの概要を示
す模式的斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るICカード及びIC
カードに記憶されるカード情報を説明するブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態に係る改札機の構成を説明
するブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る改札機を説明する斜
視図である。
【図5】図4の改札機の接客面について説明する平面図
である。
【図6】本発明の実施の形態に係る改札システムの概要
を示す模式図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る改札機の作用を説明
するフローである。
【図8】本発明の実施の形態に係る改札機の利用者によ
る利用例を説明する図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る改札機の利用者によ
る利用方法の例を説明する(a)平面図、(b)A矢視
図である。
【符号の説明】 1 改札システム 2 通信回線 3 ICカード 3a カード情報 10 改札機 13 入場ボタン 14 出場ボタン 15 カードリーダライタ 15a アンテナ部 16 表示モニタ 17 存在検知センサ 20 制御装置 21 制御部 22 判定処理部 24 判定部 25 精算処理部 26 記憶部 27 利用監視情報 30 通信インタフェース 31 補助記憶媒体処理装置 32 電源装置 34 警報装置 101 改札機監視端末 102 運用管理サーバ 103 収入管理端末

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入場処理及び出場処理のうち少なくとも
    一方を行う改札装置において;利用者が、入場処理を行
    うか、出場処理を行うかの旨を指定する処理指定手段
    と;前記利用者が提示するカード媒体に情報の読み書き
    処理をするカード処理手段とを備えた;改札装置。
  2. 【請求項2】 入場処理及び出場処理を行う改札装置に
    おいて;利用者が、入場処理を行う旨を指定する入場ボ
    タンと;利用者が、出場処理を行う旨を指定する出場ボ
    タンと;前記利用者が提示するカード媒体に情報の読み
    書き処理をするカード処理手段とを備えた;改札装置。
  3. 【請求項3】 前記カード処理手段は非接触で前記カー
    ド媒体に情報の読み書きをする読み書き部を有し、前記
    入場ボタンは前記読み書き部に対して入場方向手前側に
    配置され、前記出場ボタンは前記読み書き部に対して出
    場方向手前側に配置された;請求項2に記載の改札装
    置。
  4. 【請求項4】 前記利用者に案内情報を伝える情報伝達
    手段を備える;請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の改札装置。
  5. 【請求項5】 前記利用者の存在を検知する検知手段を
    備える;請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の
    改札装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載の改札装置と;前記改札装置と通信回線を介して接
    続され、前記改札装置の管理を行う運用管理サーバとを
    備える;改札システム。
  7. 【請求項7】 入場処理及び出場処理を行う改札方法に
    おいて;利用者が、入場処理を行うか、出場処理を行う
    かの旨を指定する処理指定工程と;前記利用者が提示す
    るカード媒体から情報を読み取る情報読取工程と;前記
    読み取った情報を処理する情報処理工程と;前記処理し
    た情報を前記カード媒体に書き込む情報書込工程とを備
    える;改札方法。
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