JP2003255846A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置

Info

Publication number
JP2003255846A
JP2003255846A JP2002054498A JP2002054498A JP2003255846A JP 2003255846 A JP2003255846 A JP 2003255846A JP 2002054498 A JP2002054498 A JP 2002054498A JP 2002054498 A JP2002054498 A JP 2002054498A JP 2003255846 A JP2003255846 A JP 2003255846A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
plasma display
display device
substrate
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002054498A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Shibata
将之 柴田
Masahiro Sawa
将裕 澤
Takashi Sasaki
孝 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Plasma Display Ltd
Original Assignee
Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd filed Critical Fujitsu Hitachi Plasma Display Ltd
Priority to JP2002054498A priority Critical patent/JP2003255846A/ja
Publication of JP2003255846A publication Critical patent/JP2003255846A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイ装置から発生する振動
及び音を抑制して静かな駆動動作を行うプラズマディス
プレイ装置を提供する。 【解決手段】 複数の主電極が配設される第1の基板と
該主電極と交差する方向の複数のアドレス電極が配設さ
れた第2の基板とをリブを介して対向配置し、当該第1
及び第2の各基板間に気体を封入した状態で放電させて
表示するプラズマディスプレイ装置において、前記振動
生成部7が前記第1又は第2の基板110、120で発
生する振動及び/又は音の略逆位相となる振動及び/又
は音を生成しているので、リブから第1の基板110が
部分的に浮き上がった状態で放電し、当該放電により発
生する振動及び/又は音を前記略逆位相となる振動及び
/又は音で相殺して抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電を利用して表
示を行うプラズマディスプレイ装置に関し、特に、放電
による振動又は音が発生した場合にその振動又は音を抑
制するプラズマディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプラズマディスプレイ装置につい
て図6ないし図8に基づいて説明する。図6はプラズマ
ディスプレイパネル(以下PDPと称する)の中の一つ
の画素の構造を模式的にに示す分解斜視図である。前面
側に配設される第1の基板110は、基板の基材となる
平面ガラス112上に表示用の主電極(維持放電電極)
111が略平行に設けられ、これらの主電極111が平
面ガラス112全体に多数配設されている。さらに、こ
れらの主電極111を覆う透明誘電体113と、その表
面に保護膜114とが設けられている。通常、前面側の
第1の基板110の厚さは略2〜3mm、透明誘電体1
13の厚さは数十μm、保護膜114の厚さは略1μm
である。
【0004】一方、背面側に配設される第2の基板12
0は、基板の基材となる平面ガラス122上にアドレス
電極121が主電極111と交差する方向に設けられ、
これらのアドレス電極121を誘電体123が覆ってい
る。それぞれのアドレス電極121の間には放電を分離
するためのリブ124が設けられ、これらのリブ124
に挟まれた誘電体123の上面とそれぞれのリブ124
の側面には赤、緑、青の蛍光体125R、125G、1
25Bが設けられている。なお、図6では蛍光体125
R、125G、125Bを1組しか示していないが、実
際にはPDPの画素数に応じて多数設けられている。通
常、第2の基板120の厚さは略2〜3mm、透明誘電
体123の厚さは数十μm、リブ124は100〜20
0μmである。
【0005】PDP全体の平面図を図7に示す。前面側
に配設される第1の基板110と背面側に配設される第
2の基板120とは、主電極111とアドレス電極12
1とが互いに交差する方向に所定の間隔を隔てて組合わ
され、その周辺の符号126の部分(封止部)はフリッ
トにより封着されている。
【0006】このPDPを駆動する回路を含むプラズマ
ディスプレイ装置(以下PDP装置と称する)の構成を
ブロック図として図8に示す。図6に示した主電極11
1はそれぞれ隣接する相互間でX電極、Y電極と称し、
図8ではXi(i=1、2、3、・・・、n)、Yj
(j=1、2、3、・・・、n)で示している。これら
は、それぞれX電極駆動回路3及びY電極駆動回路4に
より駆動される。一方、図6に示したアドレス電極12
1は図8ではAk(k=1、2、3、・・・、m)と示
され、アドレス電極駆動回路2より駆動される。
【0007】図8の中の符号126aは図7の封止部1
26の内側の部分(一点鎖線で示した枠内の範囲)に相
当する範囲を示すものであり、2点鎖線の領域5は表示
領域(画像表示を行う領域)を示すものである。アドレ
ス電極AkとY電極Yjとの間でのセル点灯または非点
灯を選択し、その選択結果に対応して、Y電極Yjとそ
れに隣接するX電極との間で発光表示のための維持放電
を行い、カラー画像を表示する。なお、図8には制御回
路や信号処理回路などのブロック記載を省略してある
が、実際のPDP装置はこれらの制御回路や信号処理回
路なども含むものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のPDP装置にお
いて、PDPから異常な音(以下異音と称する)を発す
るものが一部にあることが分かった。このような異音の
発生は、PDP装置を使用する一部ユーザに不快感を与
えるという問題があった。そのために、まずその異音が
どのように発生するのかについて解析を行った結果、次
のような点を明らかにできた。その内容を図9を参照し
て説明する。この図9はPDP装置により生じる振動音
の発生原因を示す模式的断面図である。
【0012】従来のPDPでは、リブ形成時の製造ばら
つき、焼成時の熱収縮ばらつき等により、図9に示すよ
うに、リブ124端部Pの高さが所定のリブ高さよりも
高くなることがあった。このようにリブ124の端部P
でリブ124が高くなった場合には前面側に配設される
第1の基板110が、高くなったリブ124の端部Pを
支点として浮き上がり、長さL1の梁を形成することと
なる。
【0013】この状態で第1の基板110上の主電極1
11(図8のX電極とY電極の両方の電極群)には維持
放電用の駆動電圧が加えられ、第2の基板120上のア
ドレス電極121には、維持放電期間に通常グランドレ
ベルの駆動電圧が印加されている。このような駆動電圧
が印加されている状態においては、第1の基板110と
第2の基板120との間に図9の矢印Fで示したような
引力が働き、しかもその引力の大きさが時間的(周期
的)に変動している。このように時間的(周期的)に変
動する引力は、長さL1の梁の間で、二つの基板の間に
加振力を与えることになると推測される。
【0014】なお、ここで言う基板(即ち、第1のガラ
ス基板110又は第2のガラス基板120)とは、ガラ
ス基板単体を示すこと以外に、電極、誘電体層、リブな
どの部材を含むそれぞれの基板全体を示すこともある
(以下、同様)。その結果このPDPは、第1のガラス
基板110の密度、梁の長さL1、等で決まる共振周波
数で共振を起こし、その共振周波数に対応する振動音
(異音)を発生することになる。この異音の発生を図9
中星印Sで示した。
【0016】一方、図9に示した長さL2の梁の範囲
(一端が封止部126で持ち上げられる範囲)で共振を
起こす場合もあり、このときはこの共振に対応する振動
音(異音)を発生したり、或いはこの共振により第1の
基板110がリブ124の端部Pに振動接触して衝突音
(異音)を発生することが推測される。このような観点
から、基板振動の加振力の詳細を明確にするために、P
DPに対する従来の駆動波形の一例を図10に示した。
【0018】維持放電期間において、奇数番号のX電極
(Xodd)、奇数番号のY電極(Yodd)、偶数番
号のX電極(Xeven)、及び偶数番号のY電極(Y
even)に対する駆動波形を、それぞれ(a)、
(b)(c)(d)に示す。これらの電極群を纏めて第
1の電極群と称し、その全体の平均の電位を(e)に示
す。一方アドレス電極A1〜Am全体を第2の電極群と
称し、維持放電期間中のその駆動波形は通常(f)に示
すようにグランドレベルを維持して一定である。その結
果、第1の電極群における平均電位と第2の電極群にお
ける平均電位との差は、(g)に示すようになり、周期
的に変動する引力が第1の基板110と第2の基板12
0との間に働くことが分かる。これが第1の基板110
と第2の基板120との間に振動の加振力となってい
る。
【0019】ここで、リブ124端部と第1の基板11
0との接触点の内、放電空間に接しない接触点を接触点
αとし、放電空間に接する接触点を接触点Pとし、第1
の基板110と端部でないリブ124との接触点を接触
点γとし、さらに、接触点Pから接触点γまでの水平距
離を距離L1とし、接触点αから接触点γまでの水平距
離を距離L2として第1の基板110の成形要素比(主
に平面ガラス112)が同一とすると、距離L1または
L2の距離より共振周波数が図11が示すように定ま
る。
【0020】尚、この共振周波数を導く式を以下に示
す。 f=An/(2πL・L)√(E・h・h/12ρ) An:支持条件と振動次数で決定される無次元定数であ
る L:梁の長さ(前記説明では、L1またはL2) E:ヤング率 h:ガラス厚み ρ:ガラス密度
【0020】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れ、プラズマディスプレイパネルから発生する振動及び
音を抑制して静かな駆動動作を行うプラズマディスプレ
イ装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラズマデ
ィスプレイ装置は、複数の主電極が配設される第1の基
板と該主電極と交差する方向の複数のアドレス電極が配
設された第2の基板とをリブを介して対向配置し、当該
第1及び第2の各基板間に気体を封入した状態で放電さ
せて表示するプラズマディスプレイ装置において、前記
第1又は第2の基板で発生する振動及び/又は音と略逆
位相となる振動及び/又は音を発生する少なくとも1つ
の振動生成部とを備えるものである。このように本発明
においては、前記振動生成部が前記第1又は第2の基板
で発生する振動及び/又は音の略逆位相となる振動及び
/又は音を生成しているので、リブから第1の基板が部
分的に浮き上がった状態で放電し、当該放電により発生
する振動及び/又は音を前記略逆位相となる振動及び/
又は音で相殺して抑制することができる。
【0023】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
装置は必要に応じて、前記第1及び/又は第2の基板で
発生する振動及び/又は音を検出する少なくとも1つの
振動検出部を備え、前記振動生成部が、当該振動検出部
で検出される振動及び/又は音と略逆位相となる振動及
び/又は音を発生するものである。このように本発明に
おいては、前記振動検出部が振動及び/又は音を検出し
た場合に当該振動検出部が前記振動生成部に振動及び/
又は音の信号を出力し、当該振動生成部が入力された信
号の略逆位相となる振動及び/又は音を生成しているの
で、リブから第1の基板が部分的に浮き上がった状態で
放電し、当該放電により発生する振動及び/又は音を前
記略逆位相となる振動及び/又は音で総て相殺して完全
に抑制することができる。
【0024】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
装置は、前記振動検出部が検出した振動と略逆位相の信
号を生成して前記振動生成部へ制御信号として出力する
逆位相信号生成部を備えるものである。このように本発
明においては、前記振動検出部が振動及び/又は音を検
出した場合に当該振動検出部が前記逆位相信号生成部に
振動及び/又は音の信号を出力し、当該逆位相信号生成
部が入力された信号の略逆位相の制御信号を前記振動生
成部に出力し、当該振動生成部が入力された制御信号に
基づいて振動及び/又は音を生成しているので、振動及
び/又は音が変化しても迅速に対応することができ、リ
ブから第1の基板が部分的に浮き上がった状態で放電
し、当該放電により発生する振動及び/又は音を前記略
逆位相となる振動及び/又は音で相殺して抑制すること
ができる。
【0025】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
装置は必要に応じて、前記振動検出部及び/又は振動生
成部を圧電素子で構成するものである。このように本発
明においては、振動検出部及び/又は振動生成部の構成
素子が圧力を電気に変化させたり、電気を振動に変化さ
せたりする圧電現象を利用する圧電素子で構成され、こ
の圧電素子が低コストかつ高感度で変換効率も高いとい
う特徴をもっているので、低コストで振動及び/又は音
を抑制することができる。
【0026】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
装置は必要に応じて、前記振動検出部及び/又は振動生
成部を第1及び/又は第2の基板上に配置するものであ
る。このように本発明においては、振動発生箇所となる
可能性が高い基板上に前記振動検出部及び/又は振動生
成部を配置しているので、当該振動検出部により精密に
振動の検出ができると共に、この検出した振動箇所によ
り近い位置に振動生成部を配設し、前記振動生成部によ
り発生させた振動及び/又は音を効果的に作用させるこ
とができる。
【0027】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
装置は必要に応じて、前記振動検出部及び/又は振動生
成部を前記基板上の表示領域より外側位置に配置するも
のである。このように本発明においては、振動発生箇所
となる可能性が高い基板上の表示領域外に前記振動検出
部及び/又は振動生成部を配置しているので、当該振動
検出部により精密に振動の検出し、前記振動生成部によ
り発生させた振動及び/又は音を効果的に作用させると
共に、前記振動検出部及び/又は振動生成部を表示領域
外に配置しているので表示の妨げとならないで動作させ
ることができる。
【0028】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
装置は必要に応じて、前記振動検出部及び/又は振動生
成部を前記基板上の表示領域外で振動発生箇所近傍に配
置するものである。このように本発明においては、検査
で判明した振動の発生箇所近傍のみに設けているので、
リブ端部の盛り上がりは製造上のバラツキがあり、プラ
ズマディスプレイパネルによって振動が発生する場所も
異なり、パネルの定位置に常に設ける必要性はなく、振
動発生箇所近傍のみに設けたほうが経済的で、第1の基
板の共振を効率的に抑制し、振動及び/又は音の発生を
抑止することができる。
【0029】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
装置は必要に応じて、前記振動検出部及び/又は振動生
成部をプラズマディスプレイパネルの駆動回路に配置す
るものである。このように本発明においては、プラズマ
ディスプレイパネルの第1の基板と同様に回路にも、振
動検出部及び振動生成部を配設しているので、プラズマ
ディスプレイパネルの第1の基板に起因する振動が、固
定材を介して回路部に伝播して、回路部が共振する場合
に振動及び音を抑制することができる。
【0030】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
装置は必要に応じて、前記一又は複数の振動検出部が検
出した一又は複数の振動及び/又は音に基づいて一又は
複数の振動生成部が一又は複数の振動及び/又は音を発
生するものである。このように本発明においては、各振
動検出部で検出して信号に基づいて振動発生箇所を特定
し、振動生成部の動作制御を行っているので、振動生成
部同士が互いに協調して動作し、互いの振動による弊害
が少なく、消費電力を低減化できると共に、振動発生か
ら抑制までの時間を小さくすることができる。
【0031】また、本発明に係るプラズマディスプレイ
装置は必要に応じて、前記1つの振動検出部と1つの振
動生成部とを組にして複数組配設し、それぞれの組の振
動検出部と振動生成部とが独立に動作するものである。
このように本発明においては、各振動部の振動検出部が
振動を検出した場合に当該各振動検出部が各振動部の振
動生成部に振動の信号を出力し、当該各振動生成部が入
力された信号の略逆位相となる振動及び/又は音を生成
しているので、振動部が他の振動部と無関係に動作して
おり、振動発生箇所が複数生じた場合に、それぞれの振
動部が振動発生箇所に対応した動作が可能となり、確実
に振動及び/又は音を消勢することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】(本発明の第1の実施形態)以
下、第1の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置に
ついて、図1ないし図3に基づいて説明する。図1は本
実施形態に係るプラズマディスプレイ装置の全体ブロッ
ク構成図、図2は本実施形態に係るプラズマディスプレ
イ装置における検出波形及び生成波形、図3は本実施形
態に係るプラズマディスプレイ装置の振動抑制概念図を
示す。
【0033】前記各図において本実施形態に係るプラズ
マディスプレイ装置は、主電極(維持電極)111が配
設される前面側の第1の基板110とアドレス電極12
1が配設される背面側の第2の基板120とを対向配置
し、当該両基板110、120間にネオンとキセノンの
混合ガスを封入した従来と同様のプラズマディスプレイ
パネル100と、このプラズマディスプレイパネル10
0のアドレス電極121の駆動を制御するアドレス電極
駆動回路2と、プラズマディスプレイパネル100内の
維持放電専用の主電極111である第1の主電極の駆動
を制御する第1の主電極駆動回路3と、プラズマディス
プレイパネル100内のアドレス放電と維持放電に兼用
の主電極の駆動を制御する第2の主電極駆動回路4と、
プラズマディスプレイパネル100の表示領域5の外側
所定箇所に複数配設され、第1の基板110の振動を検
出する振動検出素子6と、この振動検出素子6と同様に
プラズマディスプレイパネル100の表示領域5の外側
所定箇所に複数配設され、入力された信号に対応した振
動を発生する振動生成素子7(図3参照)と、振動検出
素子6が検出した振動と略逆位相の信号を振動生成素子
7に出力する逆位相信号生成回路8とを備える構成であ
る。
【0034】前記プラズマディスプレイパネル100
は、従来のプラズマディスプレイパネル100と同様に
構成され、以下では説明の便宜のため、リブ124形成
時の製造ばらつき、焼成時の熱収縮のばらつきにより、
リブ124端部の高さが所定のリブ124の高さよりも
高く、第1の基板110が前記高くなったリブ124端
部を支点としてリブ124から浮き上がっているものと
する。
【0035】前記振動検出素子6は、例えばチタン酸バ
リウムやロシュル塩の結晶等からなる圧電性の結晶板で
構成され、圧力を電気に変化させたり、電気を振動に変
化させたりする圧電効果を利用することで、振動を電気
信号に変化させることができる。また、この圧電性の結
晶板で構成された振動検出素子6は、低コストかつ高感
度で変換効率も高いという長所も持つ。前記振動生成素
子7は、振動検出素子6と同様に、例えば圧電性の結晶
板で構成され、電気信号を振動に変化させることができ
る。
【0037】次に、本実施形態に係るプラズマディスプ
レイ装置の動作について、説明する。プラズマディスプ
レイ装置が駆動を開始して表示用の維持放電が隣接する
主電極111間で交互に繰り返し発生されると、前述し
たようにこの維持放電期間中の主電極群における平均電
位とアドレス電極群における平均電位との差によって第
1の基板110と第2の基板120との間に、周期的に
変動する引力が働き、この引力が第1の基板110が高
くなったリブ124の端部Pを支点としてリブ124か
ら浮き上がっていることに起因して第1の基板110と
第2の基板120との間に振動を発生し、振動の周波数
が可聴領域内の場合には音が発生する(図3参照)。
【0038】この振動を振動検出素子6が検出して信号
として逆位相信号生成回路8に出力し(この信号を検出
波形として示した図2(A)参照)、逆位相信号生成回
路8が入力されたこの信号と略逆位相の制御信号を振動
生成素子7に出力し、振動生成素子7が入力された制御
信号に基づく振動及び/又は音を発生する(この略逆位
相の信号を生成波形として示した図2(B)参照)。
【0039】この振動検出素子6は、全ての振動を検出
して逆位相信号生成回路8に出力するのではなく、可聴
領域外の振動やプラズマディスプレイ装置にとって許容
可能な振動の場合は検出するのみで、逆位相信号生成回
路8に出力しないようにすることもでき、不必要な逆位
相信号生成回路8及び振動生成素子7の動作を制止する
こともでき、消費電極の低減化が可能となる。
【0040】このように本実施形態に係るプラズマディ
スプレイ装置によれば、前記振動検出素子6が振動を検
出した場合に振動検出素子6が前記逆位相信号生成回路
8に振動の信号を出力し、逆位相信号生成回路8が入力
された信号の略逆位相の制御信号を前記振動生成素子7
に出力し、振動生成素子7が入力された制御信号に基づ
いて振動を生成し基板間の振動を相殺することになるの
で、リブ124から第1の基板110が部分的に浮き上
がった状態でプラズマディスプレイ装置の駆動動作によ
り発生する振動を抑制することができる。
【0041】(本発明の第2の実施形態)以下、第2の
実施形態に係るプラズマディスプレイ装置について、図
4に基づいて説明する。図4は本実施形態に係るプラズ
マディスプレイ装置の全体ブロック構成図を示す。本実
施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、第1の実施
形態に係るプラズマディスプレイ装置と同様に構成さ
れ、振動検出素子6、振動生成素子7及び逆位相信号生
成回路8の配設位置及び配設数を異にする形成である。
【0043】第1の実施形態においては、所定数の振動
検出素子6、振動生成素子7及び逆位相信号生成回路8
が、プラズマディスプレイ装置を製造時にそれぞれ予め
定められた配設位置に配設されていた。しかし、本実施
形態に係るプラズマディスプレイ装置では、予め振動検
出素子6、振動生成素子7及び逆位相信号生成回路8の
配設数や配設位置を定めていない。以下本実施形態に係
るプラズマディスプレイ装置の形成動作について説明す
る。
【0044】ここでは、プラズマディスプレイパネル1
00のアセンブリ工程は既に終了しているものとし、さ
らに、プラズマディスプレイパネル100は第1の実施
形態と同様に、リブ124形成時の製造ばらつき、焼成
時の熱収縮のばらつきにより、リブ124端部の高さが
所定のリブ124の高さよりも高く、第1の基板110
が前記高くなったリブ124端部を支点としてリブ12
4から浮き上がっているものとする。
【0045】アセンブリ工程を終了したプラズマディス
プレイパネル100は、駆動回路2、3、4等を搭載し
てプラズマディスプレイ装置として完成する前に、パネ
ル検査が実施される。このパネル検査は、プローブピン
を接触させて主電極111及びアドレス電極121が導
通しているかどうかを検査する工程である。次に、プラ
ズマディスプレイパネル100を取付けたシャーシまた
はパネルの基板周辺部に駆動回路2、3、4等を搭載す
る工程を経て、最低限駆動動作可能な状態になったプラ
ズマディスプレイ装置に対して、駆動動作の検査を実施
する。この駆動動作の検査では、正常に表示が行われて
いるか否かを確認する検査を中心に実施されるが、この
検査と共に、振動及び音が許容範囲外に発生していない
か否かを確認する振動検出検査も実施する。ここで、こ
の振動検出検査は、駆動回路2、3、4等を搭載する前
に実施してもよい。
【0046】この振動検出検査を実施することで、振動
が発見された場合は、プラズマディスプレイのどの部分
で振動が発生しているかを特定し、その振動発生箇所に
対して振動抑制に関して最適な場所を配置点として一又
は複数特定する。他の全ての検査が完了した以降に、こ
の配置点に対応するように振動検出素子6、振動生成素
子7及び逆位相信号生成回路8を配置する。例えば、図
4で示すように振動検出検査を実施することで振動発生
箇所がδであることが特定でき、この振動発生箇所δに
対して配置点をε、ζと特定し、この配置点ε、ζに対
応するように振動検出素子6、振動生成素子7及び逆位
相信号生成回路8を配置した。
【0048】このように本実施形態に係るプラズマディ
スプレイ装置によれば、振動検出素子6、振動生成素子
7及び逆位相信号生成回路8を振動検出検査で判明した
振動発生箇所近傍のみに設けているので、リブ124端
部の盛り上がりは製造上のばらつきによりプラズマディ
スプレイパネル100において振動が発生する場所と発
生しない場所が生じるためプラズマディスプレイパネル
100の定位置に常に設ける必要性はなく、振動発生箇
所近傍のみ設けたほうが経済的であり、前面側の第1の
基板110の共振を効率的に抑制し、振動による音の発
生を抑止することができる。
【0049】(本発明の第3の実施形態)以下、第3の
実施形態に係るプラズマディスプレイ装置について説明
する。本実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、
第1の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置と同様
に構成され、前記振動検出素子6が前面側の第1の基板
110からの音を検出するマイクとなり、振動生成素子
7が入力された信号に対応した音を発生するスピーカと
なることを異にする構成であり、動作も第1の実施形態
に係るプラズマディスプレイ装置の動作と同様である。
【0050】このように本実施形態に係るプラズマディ
スプレイ装置に、マイク及びスピーカを配設し、前記マ
イクが音を検出した場合にマイクが前記逆位相信号生成
回路8に音の信号を出力し、逆位相信号生成回路8が入
力された信号の略逆位相の制御信号をスピーカに出力
し、スピーカが入力された制御信号に基づいて音を生成
しているので、プラズマディスプレイ装置の駆動動作に
より発生する音を音で直接相殺することで静かに駆動動
作することができる。
【0051】なお、本実施形態に係るプラズマディスプ
レイ装置は、マイク及びスピーカを第1の実施形態と同
様に、振動検出素子6及び振動生成素子7が配設されて
いる所定場所に配設したが、プラズマディスプレイパネ
ル100の近傍に配設する必要はなく、プラズマディス
プレイパネル100から遠離させることもでき、プラズ
マディスプレイ装置の製造時初期段階でマイク及びスピ
ーカの配設することなく、製造工程におけるマイク及び
スピーカの配設場所の決定期間及び配設開始の時期を延
長及び延期することができる。
【0052】(本発明の第4の実施形態)以下、第4の
実施形態に係るプラズマディスプレイ装置について、図
5に基づいて説明する。図5は本実施形態に係るプラズ
マディスプレイ装置の全体ブロック構成図を示す。本実
施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、第1の実施
形態に係るプラズマディスプレイ装置と同様に構成さ
れ、全ての逆位相信号生成回路8に接続され、各振動検
出素子6で検出された振動を取得し、これら全ての振動
の信号に基づいて逆位相信号生成回路8及び振動生成素
子7を制御する振動制御部9を備えることを異にする構
成である。
【0054】次に、本実施形態に係るプラズマディスプ
レイ装置の動作について説明する。ここでは、プラズマ
ディスプレイパネル100は第1の実施形態と同様に、
リブ124形成時の製造ばらつき、焼成時の熱収縮のば
らつきにより、リブ124端部の高さが所定のリブ12
4の高さよりも高く、前面側の第1の基板110が前記
高くなったリブ124端部を支点としてリブ124から
浮き上がっているものとする。
【0055】振動を各振動検出素子6が検出して信号と
して逆位相信号生成回路8に出力し、逆位相信号生成回
路8を介して入力されたこの信号が振動制御部9へ到達
する。各振動検出素子6が検出した振動は、振動検出素
子6の配置場所毎に周波数や振幅の大きさが異なる。振
動制御部9は、これら異なる振動の情報である信号を解
析し、振動発生箇所を特定してどの振動発生素子7から
振動を発生させればよいかを決定し、その決定に応じて
逆位相信号生成回路8及び振動生成素子7の動作制御を
行う。
【0056】例えば、振動発生箇所ηで振動している場
合、各振動検出素子6が振動を検出し、振動制御部9が
逆位相信号生成回路8を介してその振動の信号を取得し
て振動発生箇所がηであることを特定し、この振動発生
箇所ηに対して振動生成素子7及び逆位相信号生成回路
8の動作制御をし、図4中において配置されている全部
で個数6の振動生成素子7の内振動発生箇所ηに近い4
つの振動生成素子7だけを動作させて合成波形の振動を
発生させ、残り2つの振動生成素子7は振動を発生させ
ないとすることができる。
【0057】このように本実施形態に係るプラズマディ
スプレイ装置によれば、各振動検出素子6で検出した信
号に基づいて振動制御部9が解析し、振動発生箇所を特
定して逆位相信号生成回路8及び振動生成素子7の動作
制御を行っているので、振動制御部9により振動生成素
子7同士が互いに協調して動作し、お互いの振動による
弊害が少なく、消費電力を低減化できると共に、振動発
生から抑制までの時間を短縮することができる。
【0058】(その他の実施形態)なお、前記第1の実
施形態に係るプラズマディスプレイ装置において、振動
検出素子6、振動生成素子7及び逆位相信号生成回路8
をアドレス電極駆動回路2、第1の主電極駆動回路3及
び第2の主電極駆動回路4等の回路部に配設することも
でき、前面側の第1の基板110に起因する振動が固定
材(シャーシ等)を介してアドレス電極駆動回路2、第
1の主電極駆動回路3及び第2の主電極駆動回路4等の
回路部に伝播して共振することもあり、この場合の振動
による音を低減することもできる。
【0059】また、前記各実施形態に係るプラズマディ
スプレイ装置において、逆位相信号生成回路8を備えた
構成となっているが、逆位相信号生成回路8を備えなく
てもよく、振動検出素子6又は振動発生素子7が振動と
略逆位相の信号を生成する構成とすることもできる。ま
た、前記第1の実施形態に係るプラズマディスプレイ装
置において、前記振動検出素子6と振動生成素子7とを
組にしてユニット化すると共に、それぞれのユニットが
独立に動作できるように構成し、複数の振動発生箇所か
らの振動をそれぞれの振動発生箇所の近傍に配置して各
ユニットによって抑制することができる。また、前記各
実施形態に係るプラズマディスプレイ装置において、本
装置の外部に振動生成素子7を配設することもでき、任
意に移動させることができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明においては、前記振
動生成部が前記第1又は第2の基板で発生する振動及び
/又は音の略逆位相となる振動及び/又は音を生成して
いるので、リブから第1の基板が部分的に浮き上がった
状態で放電し、当該放電により発生する振動及び/又は
音を前記略逆位相となる振動及び/又は音で相殺して抑
制することができるという効果を奏する。
【0063】また、本発明においては、前記振動検出部
が振動及び/又は音を検出した場合に当該振動検出部が
前記振動生成部に振動及び/又は音の信号を出力し、当
該振動生成部が入力された信号の略逆位相となる振動及
び/又は音を生成しているので、リブから第1の基板が
部分的に浮き上がった状態で放電し、当該放電により発
生する振動及び/又は音を前記略逆位相となる振動及び
/又は音で総て相殺して完全に抑制することができると
いう効果を有する。
【0064】また、本発明においては、前記振動検出部
が振動及び/又は音を検出した場合に当該振動検出部が
前記逆位相信号生成部に振動及び/又は音の信号を出力
し、当該逆位相信号生成部が入力された信号の略逆位相
の制御信号を前記振動生成部に出力し、当該振動生成部
が入力された制御信号に基づいて振動及び/又は音を生
成しているので、振動及び/又は音が変化しても迅速に
対応することができ、リブから第1の基板が部分的に浮
き上がった状態で放電し、当該放電により発生する振動
及び/又は音を前記略逆位相となる振動及び/又は音で
相殺して抑制することができるという効果を有する。
【0065】また、本発明においては、振動検出部及び
/又は振動生成部の構成素子が圧力を電気に変化させた
り、電気を振動に変化させたりする圧電現象を利用する
圧電素子で構成され、この圧電素子が低コストかつ高感
度で変換効率も高いという特徴をもっているので、低コ
ストで振動及び/又は音を抑制することができるという
効果を有する。
【0066】また、本発明においては、振動発生箇所と
なる可能性が高い側の基板上に前記振動検出部及び/又
は振動生成部を配置しているので、当該振動検出部によ
り精密に振動の検出ができると共に、この検出した振動
箇所により近い位置に振動生成部を配設し、前記振動生
成部により発生させた振動及び/又は音を効果的に作用
させることができるという効果を有する。
【0067】また、本発明においては、振動発生箇所と
なる可能性が高い側の基板上の表示領域外に前記振動検
出部及び/又は振動生成部を配置しているので、当該振
動検出部により精密に振動の検出し、前記振動生成部に
より発生させた振動及び/又は音を効果的に作用させる
と共に、前記振動検出部及び/又は振動生成部を表示領
域外に配置しているので表示の妨げとならないで動作さ
せることができるという効果を有する。
【0068】また、本発明においては、前記振動検出部
及び/又は振動生成部を前記基板の表示領域外で振動発
生箇所近傍に配置するものである。このように本発明に
おいては、検査で判明した振動の発生箇所近傍のみに設
けているので、リブ端部の盛り上がりは製造上のバラツ
キがあり、プラズマディスプレイパネルによって振動が
発生する場所も異なり、パネルの定位置に常に設ける必
要性はなく、振動発生箇所近傍のみに設けたほうが経済
的で、第1の基板の共振を効率的に抑制し、振動及び/
又は音の発生を抑止することができるという効果を有す
る。
【0069】また、本発明においては、前記振動検出部
及び/又は振動生成部をプラズマディスプレイ装置の駆
動回路に配置するものである。プラズマディスプレイパ
ネルの第1の基板と同様に回路にも、振動検出部及び振
動生成部を配設しているので、プラズマディスプレイパ
ネルの第1の基板に起因する振動が、固定材を介して回
路部に伝播して、回路部が共振する場合に振動及び音を
抑制することができるという効果を有する。
【0070】また、本発明においては、各振動検出部で
検出して信号に基づいて振動発生箇所を特定し、振動生
成部の動作制御を行っているので、振動生成部同士が互
いに協調して動作し、互いの振動による弊害が少なく、
消費電力を低減化できると共に、振動発生から抑制まで
の時間を小さくすることができるという効果を有する。
【0071】また、本発明においては、各振動部の振動
検出部が振動を検出した場合に当該各振動検出部が各振
動部の振動生成部に振動の信号を出力し、当該各振動生
成部が入力された信号の略逆位相となる振動及び/又は
音を生成しているので、振動部が他の振動部と無関係に
動作しており、振動発生箇所が複数生じた場合に、それ
ぞれの振動部が振動発生箇所に対応した動作が可能とな
り、確実に振動及び/又は音を消勢することができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るプラズマディス
プレイ装置の全体ブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るプラズマディス
プレイ装置における検出波形及び生成波形である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るプラズマディス
プレイ装置の振動抑制概念図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るプラズマディス
プレイ装置の全体ブロック構成図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係るプラズマディス
プレイ装置の全体ブロック構成図である。
【図6】従来のプラズマディスプレイ装置におけるプラ
ズマディスプレイパネル分解斜視図である。
【図7】従来のプラズマディスプレイ装置におけるプラ
ズマディスプレイパネルの構造を示す平面図である。
【図8】従来のプラズマディスプレイ装置の構成を示す
ブロック図である。
【図9】従来のプラズマディスプレイ装置の振動発生概
念図である。
【図10】従来のプラズマディスプレイ装置の駆動波形
の一例を示す図である。
【図11】従来のプラズマディスプレイ装置における振
動と接触点間の距離との相関図である。
【符号の説明】
2 アドレス電極駆動回路 3 第1の主電極駆動回路 4 第2の主電極駆動回路 5 表示領域 6 振動検出素子 7 振動生成素子 8 逆位相信号生成回路 9 振動制御部 100 プラズマディスプレイパネル 110 第1の基板 111 主電極 111a 透明電極 111b バス電極 112 平面ガラス 113 透明誘電体 114 保護層 120 第2の基板 122´ アドレス電極及び誘電体を配置済みの基板 121 アドレス電極 122 平面ガラス 123 誘電体 124 リブ 124a リブ材 124b ドライフィルムレジスト 125 蛍光体 126 フリット α、P、γ 接触点 δ、η 振動発生箇所 ε、ζ 配置点 L1、L2 距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/28 G09G 3/28 Z // G10K 11/178 E G10K 11/16 H (72)発明者 澤 将裕 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 (72)発明者 佐々木 孝 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通日立プラズマディスプレイ株式会 社内 Fターム(参考) 5C080 AA05 BB05 CC03 DD12 DD15 DD26 DD28 EE29 EE30 FF12 HH04 5C094 AA60 BA31 CA19 EB02 FB02 HA08 5D061 FF02 5G435 AA00 BB06 EE12 GG21 LL04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の主電極が配設される第1の基板と
    該主電極と交差する方向の複数のアドレス電極が配設さ
    れた第2の基板とをリブを介して対向配置し、当該第1
    及び第2の各基板間に気体を封入した状態で放電させて
    表示するプラズマディスプレイ装置において、 前記第1又は第2の基板で発生する振動及び/又は音と
    略逆位相となる振動及び/又は音を発生する少なくとも
    1つの振動生成部を備えることを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプラズマディスプレイ
    装置において、 前記第1及び/又は第2の基板で発生する振動及び/又
    は音を検出する少なくとも1つの振動検出部をさらに備
    え、 前記振動生成部が、当該振動検出部で検出される振動及
    び/又は音と略逆位相となる振動及び/又は音を発生す
    ることを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプラズマディスプレイ
    装置において、 前記振動検出部が検出した振動と略逆位相の信号を生成
    して前記振動生成部へ制御信号として出力する逆位相信
    号生成部を備えることを特徴とするプラズマディスプレ
    イ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のプ
    ラズマディスプレイ装置において、 前記振動検出部及び/又は振動生成部を圧電素子で構成
    することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか記載にプラ
    ズマディスプレイ装置において、 前記振動検出部及び/又は振動生成部を第1及び/又は
    第2の基板上に配置することを特徴とするプラズマディ
    スプレイ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のプラズマディスプレイ装
    置において、 前記振動検出部及び/又は振動生成部を前記基板上の表
    示領域より外側位置に配置することを特徴とするプラズ
    マディスプレイ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のプラズマディスプレイ装
    置において、 前記振動検出部及び/又は振動生成部を前記基板上の表
    示領域外で振動発生箇所近傍に配置することを特徴とす
    るプラズマディスプレイ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれかに記載のプ
    ラズマディスプレイ装置において、 前記振動検出部及び/又は振動生成部をプラズマディス
    プレイパネルの駆動回路に配置することを特徴とするプ
    ラズマディスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載のプ
    ラズマディスプレイ装置において、 前記一又は複数の振動検出部が検出した一又は複数の振
    動及び/又は音に基づいて一又は複数の振動生成部が一
    又は複数の振動及び/又は音を発生することを特徴とす
    るプラズマディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれかに記載の
    プラズマディスプレイ装置において、 前記1つの振動検出部と1つの振動生成部とを組にして
    複数組配設し、それぞれの組の振動検出部と振動生成部
    とが独立に動作することを特徴とするプラズマディスプ
    レイ装置。
JP2002054498A 2002-02-28 2002-02-28 プラズマディスプレイ装置 Pending JP2003255846A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054498A JP2003255846A (ja) 2002-02-28 2002-02-28 プラズマディスプレイ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054498A JP2003255846A (ja) 2002-02-28 2002-02-28 プラズマディスプレイ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003255846A true JP2003255846A (ja) 2003-09-10

Family

ID=28665644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002054498A Pending JP2003255846A (ja) 2002-02-28 2002-02-28 プラズマディスプレイ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003255846A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292669A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの検査装置および検査方法
CN100424738C (zh) * 2005-12-01 2008-10-08 帆宣系统科技股份有限公司 高分辨率的对向放电型等离子平面显示器的驱动方法
KR20160127283A (ko) * 2015-04-24 2016-11-03 삼성디스플레이 주식회사 비행 표시장치

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292669A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマディスプレイパネルの検査装置および検査方法
CN100424738C (zh) * 2005-12-01 2008-10-08 帆宣系统科技股份有限公司 高分辨率的对向放电型等离子平面显示器的驱动方法
KR20160127283A (ko) * 2015-04-24 2016-11-03 삼성디스플레이 주식회사 비행 표시장치
KR102353231B1 (ko) * 2015-04-24 2022-01-20 삼성디스플레이 주식회사 비행 표시장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4676957B2 (ja) プラズマディスプレイ装置
JP3404328B2 (ja) 高周波を利用したプラズマディスプレイパネルとその駆動方法及び装置
JP2003255846A (ja) プラズマディスプレイ装置
KR20060034308A (ko) 플라즈마 디스플레이 패널의 에이징 방법
JPWO2008010288A1 (ja) プラズマディスプレイ装置
JP2006114496A (ja) プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイ装置
KR100312508B1 (ko) 고주파 플라즈마 디스플레이 패널
JP2004296313A (ja) プラズマディスプレイパネル
JP2003295775A (ja) プラズマディスプレイ装置
KR100312513B1 (ko) 고주파를 이용한 플라즈마 디스플레이 패널의 구동방법
KR20060068271A (ko) 플라즈마 디스플레이 장치
JP2003323848A (ja) プラズマディスプレイパネル
JP4111749B2 (ja) プラズマディスプレイパネル
JP2006079084A (ja) プラズマディスプレイ装置
KR100670259B1 (ko) 플라즈마 디스플레이 모듈
JP2003317634A (ja) プラズマディスプレイパネル
US20080224957A1 (en) Plasma display panel
JP2008198451A (ja) プラズマディスプレイパネル、プラズマディスプレイ装置及びプラズマディスプレイパネルの振動消去方法及びノイズ消去方法。
JP2001084914A (ja) 高周波駆動プラズマディスプレーパネルとその製造方法及びそれを駆動するための駆動装置
JP2005108680A (ja) ディスプレイ装置
KR20000060507A (ko) 고주파를 이용한 플라즈마 디스플레이 패널의 구동회로
JP4103688B2 (ja) プラズマディスプレイパネル
JP2004085755A (ja) プラズマディスプレイ装置の駆動方法
KR100452691B1 (ko) 고주파 플라즈마 디스플레이 패널의 구동장치
JP2003248453A (ja) プラズマディスプレイパネルの駆動方法、およびプラズマディスプレイ装置