JP2003255432A - 磁気駆動ユニット、光量調節装置および撮影装置 - Google Patents

磁気駆動ユニット、光量調節装置および撮影装置

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JP2003255432A
JP2003255432A JP2002054382A JP2002054382A JP2003255432A JP 2003255432 A JP2003255432 A JP 2003255432A JP 2002054382 A JP2002054382 A JP 2002054382A JP 2002054382 A JP2002054382 A JP 2002054382A JP 2003255432 A JP2003255432 A JP 2003255432A
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magnetic
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気駆動ユニットにおいて、小さな振動や外
力等の外乱の影響で、回転軸部の軸受け部に対するガタ
寄せ方向が変化する。 【解決手段】 磁路を形成するためのヨーク3と、この
ヨークによって囲まれるようにヨークの内側に配置さ
れ、回転可能に支持されたロータマグネット6とを有
し、ロータマグネットの回転力により被駆動部材7〜9
を駆動する磁気駆動ユニットにおいて、ヨークの内周に
おける周方向の少なくとも1箇所に、ヨークの内周面よ
りもロータマグネット側に突出する磁性体13を設け
る。また、ヨークの内周面およびロータマグネットの外
周面のうち一方における周方向の少なくとも一部分に、
他方との距離が他の部分とは異なるように形状変化した
異形状部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ、銀
塩フィルム用スチルカメラ、デジタルスチルカメラ等の
撮影装置に搭載される光量調節装置に特に好適な磁気駆
動ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記光量調節装置では、電源の遮断後
に、遮光部材を、光を遮断する位置に固定するために、
ばねや磁気的な偏りを利用している。
【0003】図8(a)には、従来の光量調節装置の構
成を分解して示している。206(206’)は周方向
にS,N極に着磁されたロータマグネットであり、20
1はロータマグネット206の回転位置を検出するホー
ル素子である。このホール素子201は後述するヨーク
203の内側に配置される。
【0004】204,205(204’,205’)
は、図8(b)に示すように、コイル216を巻回する
ためのボビンである。ボビン204,205(204,
205’)は、後述する駆動伝達レバー207(20
7’)の中央に形成された回転軸部を支持する軸受けの
機能も有している。
【0005】203(203’)はコイル通電により発
生した磁束が通る経路(磁路)を形成するためのヨーク
であり、202はコイル216に電気信号を供給し、ま
た上記ホール素子201を実装するためのプリント配線
板である。
【0006】207(207’)は駆動伝達レバーであ
り、この駆動伝達レバー207(207’)のボビン2
04(204’)側に形成された回転軸部にはローター
マグネット206(206’)が圧入等によって固定さ
れる。
【0007】なお、ロータマグネット、コイル、ボビン
および駆動伝達レバーが互いに組み付けられることによ
り、図8(b)に示す状態となり、駆動ユニット200
(200’)が構成される。そして、駆動ユニット20
0,200’はそれぞれ、ユニット支持部材210’お
よび地板210によって支持される。
【0008】208,209は駆動伝達レバー207に
よって開閉駆動される遮光部材であり、遮光部材208
の開口形成部には、NDフィルタ214が貼り付けられ
ている。
【0009】212は2段階に濃度が変化するNDフィ
ルタ215が取り付けられたフィルタ部材である。21
1’は遮光部材208,209とフィルタ部材212と
の配置スペースを仕切る仕切り板であり、210は上記
各構成部材の支持ベースとなる地板である。211は遮
光部材208,209、仕切り板211’およびフィル
タ部材212を地板210に対して押さえる押さえ板で
ある。
【0010】駆動伝達レバー207の両端に設けられた
2つのピンはそれぞれ遮光部材208,209に形成さ
れた長穴に挿入され、遮光部材208,209に形成さ
れたガイド溝には、地板210に形成されたガイドピン
が挿入される。これにより、コイル216への通電によ
って生じたロータマグネット206の回転力が駆動伝達
レバー207を介して遮光部材208,209に開閉駆
動力として伝達される。遮光部材208,209はガイ
ド溝とガイドピンとの係合作用によって互いに反対方向
に平行駆動される。
【0011】また、駆動伝達レバー207’の一端に設
けられたピンはフィルタ部材212に形成された長穴に
挿入される。フィルタ部材212に形成されたガイド溝
には、地板210に形成されたガイドピンが挿入され
る。これにより、コイル通電によって生じたロータマグ
ネット206’の回転力が駆動伝達レバー207’を介
してフィルタ部材212に駆動力として伝達される。フ
ィルタ部材212はガイド溝とガイドピンとの係合作用
によって平行駆動される。
【0012】ヨーク203の周方向一部にはスリット2
03aが形成されており、このスリット203aによっ
てヨーク203内の磁束に磁気的偏りが生じ、ローター
マグネット206を回転方向一方に付勢することができ
る。
【0013】図9には、上記磁束の磁気的偏りによって
ローターマグネット206が回転方向一方に付勢される
様子を表わしている。磁束はヨーク203内を通り易い
ので、図のような磁路が形成される。ヨーク203内に
おいて磁気的に最も安定する状態は、ヨーク203の中
心とスリット203aの中央とを結ぶ図中のP−P’線
とローターマグネット206の極の境界とが一致する状
態であり、この状態に一番近い位置を全閉位置としてい
る。全閉位置では、遮光部材208,209を全閉で保
持させるため、矢印方向に磁気的偏りによる力が働くよ
うになっている。
【0014】コイル216への通電量を変化させてロー
ターマグネット206を磁気的偏りによる力と反対方向
に回転させると、磁気的に不安定な状態となり、全閉状
態に戻ろうとする力が大きくなる。
【0015】ロータマグネット206が回転すること
で、ロータマグネット206に取り付けられている駆動
伝達レバー207が回転し、遮光部材208,209が
開く方向に動く。遮光部材208,209が開く方向に
動くに従い、磁気的偏りの変化によってロータマグネッ
ト206を全閉状態に戻そうとする力が大きくなる。さ
らにその力に打ち勝つようにコイルに供給する電力を大
きくすることで、遮光部材208,209が全開となる
まで作動する。また、供給電力を調整することにより、
任意の位置に遮光部材208,209を移動させ、保持
することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記の光量調節装置に
おいて、駆動伝達レバーの回転軸部とこれを回転自在に
支持する軸受け部との間にはある量の隙間(ガタ)があ
る。また、このガタがないと、温度などの環境変化に耐
えることができない。そして、このガタがあることで、
駆動伝達レバーの回転軸部は軸受け部内においていずれ
かの位置にガタ寄せされている状態になる。
【0017】しかしながら、上記従来の光量調節装置で
は、小型化および軽量化に伴い、ロータマグネットとヨ
ークとの間に作用する引力が減少し、軸受け部内での回
転軸部のガタ寄せ効果が低下している。また、遮光部材
若しくはフィルタ部材の駆動負荷も減少している。
【0018】このことにより、小さな振動や外力等の外
乱の影響で、ガタ寄せされる方向が変化してしまい、そ
の動きに追従して遮光部材やフィルタ部材も動き、光量
が変化する。撮影装置における光学系全体の小型化によ
り、このガタ分の微細な光量変動も撮影画像に影響する
ようになってきている。
【0019】本発明は、ロータマグネットを含む駆動部
の回転軸を一定の方向に安定的にガタ寄することができ
るようにした光量調節装置を提供することを目的として
いる。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本願第1の発明では、磁路を形成するためのヨーク
と、このヨークによって囲まれるようにヨークの内側に
配置され、回転可能に支持されたロータマグネットとを
有し、ロータマグネットの回転力により被駆動部材を駆
動する磁気駆動ユニットにおいて、ヨークの内周におけ
る周方向の少なくとも1箇所に、ヨークの内周面よりも
ロータマグネット側に突出する磁性体を設けている。
【0021】また、本願第2の発明では、磁路を形成す
るためのヨークと、このヨークによって囲まれるように
ヨークの内側に配置され、回転可能に支持されたロータ
マグネットとを有し、ロータマグネットの回転力により
被駆動部材を駆動する磁気駆動ユニットにおいて、ヨー
クの内周面およびロータマグネットの外周面のうち一方
における周方向の少なくとも一部分に、他方との距離が
他の部分とは異なるように形状変化した異形状部を設け
ている。
【0022】具体的には、ヨークの内周面にロータマグ
ネット側に突出する形状を有する異形状部を設けたり、
ロータマグネットの外周面にヨーク側に突出する形状を
有する異形状部分を設けたり、ロータマグネットの外周
面にヨークの内周面から離れる形状を有する異形状部を
設けたりする。
【0023】さらに、本願第3の発明では、磁路を形成
するためのヨークと、このヨークによって囲まれるよう
にヨークの内側に配置され、回転可能に支持されたロー
タマグネットとを有し、ロータマグネットの回転力によ
り被駆動部材を駆動する磁気駆動ユニットにおいて、ロ
ータマグネットの外周面又はヨークの内周面における周
方向の少なくとも一部分に、回転軸方向寸法が他の部分
の回転軸方向寸法よりも大きい寸法増加部を設けてい
る。
【0024】これら発明により、ヨーク(第1の発明に
おいては磁性体を含むヨーク側)とロータマグネットと
の間の距離若しくは対向面積(高さ)を周方向の少なく
とも一部において異ならせることができ、回転軸をこれ
を支持する軸受けに対して異形状部の方向又は寸法増加
部分の方向に安定的にガタ寄せすることが可能となる。
このため、被駆動部材の各駆動位置において外乱により
ガタ寄せ方向が変化することがなくなる。
【0025】そして、本発明は、光量調節部材(遮光部
材や光学フィルタ部材)を駆動する光量調節装置の駆動
ユニットとして用いることができる。これにより、この
光量調節装置を搭載した撮影装置での外乱による撮影画
像への影響を抑えることが可能となる。
【0026】なお、磁性体や異形状部又は寸法増加部
は、ヨークの内周面におけるロータマグネットの極の境
界が対向しない範囲若しくはロータマグネットの外周面
における極の境界から外れた範囲に設けるのが好まし
い。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1(a)に
は、本発明の第1実施形態である光量調節装置の構成を
分解して示している。また、図2には、上記光量調節装
置における磁気駆動ユニットの正面図(光軸方向視図)
を示している。さらに、図3には、図2における矢印A
方向から見た磁気駆動ユニットの断面図を示している。
【0028】6(6’)は周方向にS,N極に着磁され
たロータマグネットであり、1はロータマグネット6の
回転位置を検出するホール素子である。このホール素子
1は後述するヨーク3の内側に配置される。
【0029】4,5(4’,5’)は、図1(b)に示
すように、コイル16を巻回するためのボビンである。
ボビン4,5(4’,5’)の外周には、図2に詳しく
示すように、銅線等のコイル16が巻き付けられ、この
コイル16の両端はボビン4,5に固定された導電ピン
4a,4bに結合される。
【0030】ボビン4,5(4,5’)には、後述する
駆動伝達レバー7(7’)の中央に形成された回転軸部
を化回転自在に支持する軸受け穴部が形成されている。
【0031】3(3’)はそれぞれコイル通電により発
生した磁束が通る経路(磁路)を形成するためのヨーク
であり、2はコイル16に電気信号を供給し、また上記
ホール素子1を実装するためのプリント配線板である。
【0032】7(7’)は駆動伝達レバーであり、この
駆動伝達レバー7(7’)のボビン4(4’)側に形成
された回転軸部にはローターマグネット6(6’)が圧
入等によって固定されている。なお、ローターマグネッ
ト6(6’)のS極とN極は、図2において、駆動伝達
レバー7が延びる位置を境界として上下に分かれてい
る。
【0033】こうしてロータマグネット、コイル、ボビ
ンおよび駆動伝達レバーが互いに組み付けられることに
より、図1(b)に示す状態となり、磁気駆動ユニット
100(100’)が構成される。
【0034】具体的には、ボビン4(4’)内に、駆動
伝達レバー7(7’)の回転軸部にローターマグネット
6(6’)が接着、圧入等で固定されたものを収納し、
ボビン4,5(4’,5’)で挟み込む。ボビン4,5
の軸受け穴部には、駆動伝達レバー7(7’)の回転軸
部が挿入され、回転自在に支持される。
【0035】ここまでの組立状態が駆動ユニット100
のうち図1(b)に実線で示す部分である。
【0036】そして、コイル16の外周にヨーク3
(3’)を配置し、磁気駆動ユニット(以下、遮光駆動
ユニット100およびフィルタ駆動ユニット100’と
いう)の組立が完了する。
【0037】ここで、遮光駆動ユニット100のヨーク
3の内側であってこのヨーク3の内周面に沿う位置に
は、光軸と平行な方向(図1中のL方向)に延びた棒状
の磁性体13が挿入され、ヨーク3の内周面に接着等に
より固定される。
【0038】遮光駆動ユニット100はユニット支持部
材10’に取り付けられ、フィルタ駆動ユニット10
0’は地板10に取り付けられる。
【0039】8,9は駆動伝達レバー7によって開閉駆
動される遮光部材であり、遮光部材8の開口形成部に
は、NDフィルタ14が貼り付けられている。
【0040】12は2段階に濃度が変化するNDフィル
タ15が取り付けられたフィルタ部材である。11’は
遮光部材8,9とフィルタ部材12との配置スペースを
仕切る仕切り板であり、10は上記各構成部材の支持ベ
ースとなる地板である。11は遮光部材8,9、仕切り
板11’およびフィルタ部材12を地板10に対して押
さえる押さえ板である。
【0041】駆動伝達レバー7の両端に設けられた2つ
のピンはそれぞれ遮光部材8,9に形成された長穴に挿
入される。遮光部材8,9に形成されたガイド溝には、
地板10に形成されたガイドピンが挿入される。これに
より、コイル16への通電によって生じたロータマグネ
ット6の回転力が駆動伝達レバー7を介して遮光部材
8,9に開閉駆動力として伝達される。遮光部材8,9
はガイド溝とガイドピンとの係合作用によって互いに反
対方向に平行駆動される。
【0042】また、駆動伝達レバー7’の一端に設けら
れたピンはフィルタ部材12に形成された長穴に挿入さ
れ、フィルタ部材12に形成されたガイド溝には、地板
10に形成されたガイドピンが挿入される。これによ
り、コイル通電によって生じたロータマグネット6’の
回転力が駆動伝達レバー7’を介してフィルタ部材12
に駆動力として伝達される。フィルタ部材12はガイド
溝とガイドピンとの係合作用によって平行駆動される。
【0043】ヨーク3(3’)の周方向一部には、図2
に遮光駆動ユニット100側のヨーク3を代表して示す
ようにスリット3aが形成されている。このスリット3
aによってヨーク3内の磁束に磁気的偏りが生じ、ロー
ターマグネット6を回転方向一方(本実施形態では、図
4における反時計回り方向)に付勢することができる。
【0044】図4には、上記磁束の磁気的偏りによって
ローターマグネット6が回転方向一方に付勢される様子
を表わしている。磁束はヨーク3内を通り易いので、図
のような磁路が形成される。ヨーク3内において磁気的
に最も安定する状態は、ヨーク3の中心とスリット3a
の中央とを結ぶ図中のP−P’線とローターマグネット
6の極の境界とが一致する状態であり、この状態に一番
近い位置を全閉位置としている。全閉位置では、遮光部
材8,9を全閉で保持させるため、円弧状の矢印方向で
ある反時計回り方向(閉じ方向)に磁気的偏りによる力
が働くようになっている。
【0045】コイル6への通電量を変化させてローター
マグネット6を磁気的偏りによる力と反対方向に回転さ
せると、磁気的に不安定な状態となり、全閉状態に戻ろ
うとする力が大きくなる。
【0046】ロータマグネット6が回転することで、ロ
ータマグネット6に取り付けられている駆動伝達レバー
7が回転し、遮光部材8,9が開く方向に動く。遮光部
材8,9が開く方向に動くに従い、磁気的偏りがさらに
偏る方向に変化し、ロータマグネット6を全閉状態に戻
そうとする力が大きくなる。さらにその力に打ち勝つよ
うにコイルに供給する電力を大きくすることで、遮光部
材8,9が全開となるまで作動する。また、供給電力を
調整することにより、任意の位置に遮光部材8,9を移
動させ、保持することができる。
【0047】ここまでのヨーク3による磁路形成は従来
とほぼ同様であるが、本実施形態では、先に説明したよ
うに、ヨーク3の内側に磁性体13が配置されており、
この磁性体13はヨーク3の内周面に比べてロータマグ
ネット6との距離が小さく、磁束が通り易い。このた
め、図4に示すように、磁性体13の部分での磁束量が
多くなる。特に最大の磁束発生位置であるロータマグネ
ット6の極(N極)の頂点が磁性体13に強く引かれ、
磁性体13がない場合(従来)に比べてロータマグネッ
ト6を全閉方向に付勢する力が大きくなる。
【0048】しかも、この磁性体13の部分は、ヨーク
側においてロータマグネット6との距離が最も小さくな
る部分であるので、ロータマグネット6には、ロータマ
グネット6の回転位置にかかわらず、磁性体13の方向
にロータマグネット6を引き寄せる力が働く。すなわ
ち、ローターマグネット6は、図中のF方向に常に付勢
されることになる。
【0049】このため、ローターマグネット6が固定さ
れている駆動伝達レバー7の回転軸部とボビン4,5に
形成された軸受け穴部との間に隙間(ガタ)があって
も、駆動伝達レバー7の回転軸部は常に磁性体13の方
向にガタ寄せされる。このため、ローターマグネット6
および駆動伝達レバー7の各回転位置(つまりは、遮光
部材8,9の各開閉位置)において、外乱(振動、衝
撃、重力など)によるガタ寄せ方向の変化およびこれに
伴う遮光部材8,9の位置変動をなくすることができ
る。
【0050】また、ロータマグネット6との距離の変化
が検出精度に大きく影響するホール素子1の出力も安定
させることができ、ロータマグネット6の回転位置、つ
まりは遮光部材8,9により形成される開口の面積(絞
り値)を精度良く検出することができる。
【0051】なお、磁性体13は、ヨーク3の内周にお
けるロータマグネット6の極の境界が対向しない範囲に
設けられており、これにより、全閉状態でのロータマグ
ネット6の閉じ方向への常時付勢が可能となる。
【0052】さらに、磁性体13はロータマグネット6
を径方向に引き寄せる力だけではなく、回転方向に働く
力も発生させる。この回転方向力は、ヨーク3のスリッ
ト3aで働く力と合成され、スリット3aで発生した力
に加わる場合とこれを打ち消す場合とがある。この効果
を利用すれば、ガタ寄せ力と回転方向力の調節をするこ
とができる。
【0053】また、省電力化により常にコイルに通電さ
れているタイプの光量調節装置では、消費電力の大半は
戻し力によるものである。そして、この戻し力を零に
し、通電方向を切り換えることで開閉させる光量調節装
置もある。この場合、メカ的、磁気的な偏りは一切ない
ので、ガタの影響がより大きくなる。このため、何らか
の手段によってガタ寄せを行うことが望ましいが、多く
の場合、負荷が増加してしまい戻し力を零にする効果が
なくなる。
【0054】この点、本実施形態のようにスリットが形
成されたヨークを用いて戻し力が零になるようにスリッ
トの位置を調節することにより、ロータマグネットを径
方向に引き寄せながら(ガタ寄せしながら)、戻し方向
の力を0(又は微小)にすることが可能である。
【0055】なお、回転方向に働く力を小さくすること
で、コイル16への通電量を少なくすることができ、省
電力化を図ることができる。
【0056】以上説明した光量調節装置は、ビデオカメ
ラ、銀塩フィルム用スチルカメラ、デジタルスチルカメ
ラ等の撮影装置に搭載される。図5には、上記光量調節
装置を搭載したビデオカメラの概略構成を示している。
【0057】51はビデオカメラ本体であり、このビデ
オカメラ本体51の前部には撮影レンズユニット52が
設けられている。撮影レンズユニット52内には、上述
した光量調節装置53が設けられており、さらに光量調
節装置53により光量調節された被写体光束を光電変換
するCCD等の撮像素子54が設けられている。
【0058】不図示のカメラ制御回路は、撮像素子54
からの光電変換信号に基づいて光量を判別し、その判別
結果に応じて光量調節装置53の磁気駆動ユニットにお
けるコイルに通電して遮光部材8,9若しくはフィルタ
部材12を駆動し、光量を調節させる。
【0059】55はカメラ本体51の側面に開閉可能に
設けられた液晶モニターであり、56は撮像素子54に
より撮像されている被写体像を観察するためのビューフ
ァインダーである。
【0060】本実施形態の光量調節装置では、前述した
ように外乱による遮光部材8,9の位置変動が抑えられ
ているので、上記光量調節装置により形成される光通過
口を通る光により形成される被写体像の外乱による明る
さ変動もなくすることができる。
【0061】なお、ヨーク3の内周における磁性体13
の位置は、ロータマグネット6で極の境界に対向しない
範囲であれば、上記実施形態に示した位置以外のどの位
置に設けてもよい。但し、ガタ寄せ力の大きさは磁性体
13の配置位置で異なるので、必要なガタ寄せ力の大き
さに応じて磁性体13の配置位置を適宜調整すればよ
い。
【0062】また、ヨーク3内に配置する磁性体13の
数量は、ロータマグネット6の回転中心に対して対称と
なる位置に配置しなければ、2つ以上であってもよい。
【0063】さらに、回転軸と軸受け部間のガタ寄せ力
のみが必要な場合(例えば、閉じ方向への付勢力をばね
力によって与える場合)には、ヨーク3の内周における
磁性体13の位置はいずれの位置であってもよい。
【0064】(第2実施形態)図6(a)〜(c)に
は、本発明の第2実施形態である光量調節装置の磁気駆
動ユニットに用いられるヨークの各種形状を示してい
る。
【0065】図6(a)には、ヨーク3の内周面の一部
分の肉厚を増加させて、不図示のロータマグネット側に
突出する突出部3bを形成した例を示している。これに
より、突出部3bのロータマグネットとの距離を他の部
分よりも近くすることができ、第1実施形態と同様の効
果を得ることができる。
【0066】図6(b)には、ヨーク3の周壁の一部分
を折り曲げ形状に形成して、不図示のロータマグネット
側に突出する突出部3cを形成した例を示している。こ
れにより、突出部3cのロータマグネットとの距離を他
の部分よりも近くすることができ、第1実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0067】図6(c)には、本来円筒形状であるヨー
ク3の周壁の一部分を平坦化して、不図示のロータマグ
ネットとの距離を他の部分よりも近くした平坦部3dを
形成した例を示している。これによっても、第1実施形
態と同様の効果を得ることができる。
【0068】(第3実施形態)上記第1および第2実施
形態では、ヨーク3と実質的に一体の部分(磁性体1
3)又はヨーク3自体の一部を、ロータマグネット6と
の距離が他よりも近くなるようにした場合について説明
したが、ロータマグネットにヨークとの距離が他の部分
とは異なる部分を形成するようにしてもよい。
【0069】図7(a),(b)には、本発明の第3実
施形態である光量調節装置の磁気駆動ユニットに用いら
れるロータマグネットの各種形状を示している。
【0070】図7(a)には、ロータマグネット6の外
周面の一部分に、不図示のヨーク側に突出する突出部6
aを形成した例を示している。これにより、突出部6a
のヨークとの距離を他の部分よりも近くすることがで
き、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0071】この場合、駆動伝達レバーの回転軸部の軸
受け穴部に対するガタ寄せ方向は、ロータマグネット6
の回転に伴って変化することになるが、ロータマグネッ
ト6の各回転位置におけるガタ寄せ方向はそれぞれ一定
であるので、外乱によるガタ寄せ方向の変動は生じな
い。
【0072】図7(b)には、本来円筒形状のロータマ
グネット6の外周面の一部分を平坦化して、不図示のヨ
ークとの距離を他の部分よりも遠ざけた(ヨークから離
した)平坦部6bを形成した例を示している。これによ
っても、図7(a)の場合と同様の効果を得ることがで
きる。
【0073】(第4実施形態)上記第1〜第3実施形態
では、ヨーク3と実質的に一体の部分(磁性体13)又
はヨーク3自体の一部とロータマグネット6との距離が
他の部分と異なる部分を設けた場合について説明した
が、ロータマグネット又はヨークに他の部分とは軸方向
寸法(高さ)が異なる部分を形成するようにしてもよ
い。
【0074】図7(c)には、本発明の第4実施形態で
ある光量調節装置の磁気駆動ユニットに用いられるロー
タマグネットの形状を示している。
【0075】このロータマグネット6では、このロータ
マグネット6の周方向半分の部分6cの高さを他方の周
方向半分の部分の高さよりも高くしている。本実施形態
では、高い方の部分6cにおける外周面にN極が、低い
方の部分の外周面にS極が着磁されている。
【0076】これにより、高い方の部分6cの不図示の
ヨークに対向する面積を高い方の部分のヨークに対向す
る面積よりも大きく(ここから発生する磁束量を多く)
することができ、第1実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0077】なお、本実施形態においても、駆動伝達レ
バーの回転軸部の軸受け穴部に対するガタ寄せ方向は、
ロータマグネット6の回転に伴って変化することになる
が、ロータマグネット6の各回転位置におけるガタ寄せ
方向はそれぞれ一定であるので、外乱によるガタ寄せ方
向の変動は生じない。
【0078】上記各実施形態では、光量調節装置につい
て説明したが、本発明は光量調節装置以外の各種装置の
磁気駆動ユニットにも適用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヨーク(第1の発明においては磁性体を含むヨーク側)
とロータマグネットとの間の距離若しくは対向面積(高
さ)を周方向の少なくとも一部において異ならせること
ができるので、回転軸をこれを支持する軸受けに対して
異形状部の方向又は寸法増加部分の方向に安定的にガタ
寄せすることができる。このため、被駆動部材の各駆動
位置において外乱によりガタ寄せ方向が変化することを
抑制することができる。
【0080】そして、本発明の磁気駆動ユニットを光量
調節装置の駆動ユニットとして用いれば、光量調節部材
の各駆動位置での外乱による位置変動を抑えることがで
き、この光量調節装置を搭載した撮影装置での外乱によ
る撮影画像への影響を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光量調節装置の分
解斜視図である。
【図2】上記光量調節装置の磁気駆動ユニットの正面図
である。
【図3】上記磁気駆動ユニットの図2中のA方向から見
たときの断面図である。
【図4】上記磁気駆動ユニットにおける磁気作用を説明
する図である。
【図5】上記光量調節装置を搭載したビデオカメラの構
成図である。
【図6】本発明の第2実施形態である光量調節装置の磁
気駆動ユニットに用いられるヨークの形状を示す図であ
る。
【図7】本発明の第3実施形態である光量調節装置の磁
気駆動ユニットに用いられるロータマグネットの形状を
示す図である。
【図8】従来の光量調節装置の分解斜視図である。
【図9】従来の磁気駆動ユニットにおける磁気作用を説
明する図である。
【符号の説明】
1 ホール素子 2 プリント配線板 3 ヨーク 4,5 ボビン 6 ローターマグネット 7 駆動伝達レバー 8,9 遮光部材 10 地板 10’ ユニット支持部材 11 押え板 12 NDフィルター保持部材 13 磁性体 14,15 NDフィルタ 100,100’ 磁気駆動ユニット

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁路を形成するためのヨークと、このヨ
    ークによって囲まれるように前記ヨークの内側に配置さ
    れ、回転可能に支持されたロータマグネットとを有し、
    前記ロータマグネットの回転力により被駆動部材を駆動
    する磁気駆動ユニットであって、 前記ヨークの内周における周方向の少なくとも一部分
    に、前記ヨークの内周面よりも前記ロータマグネット側
    に突出する磁性体が設けられていることを特徴とする磁
    気駆動ユニット。
  2. 【請求項2】 前記磁性体が、前記ヨークの内周におけ
    る前記ロータマグネットの極の境界が対向しない範囲に
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の磁気
    駆動ユニット。
  3. 【請求項3】 磁路を形成するためのヨークと、このヨ
    ークによって囲まれるように前記ヨークの内側に配置さ
    れ、回転可能に支持されたロータマグネットとを有し、
    前記ロータマグネットの回転力により被駆動部材を駆動
    する磁気駆動ユニットであって、 前記ヨークの内周面および前記ロータマグネットの外周
    面のうち一方における周方向の少なくとも一部分に、他
    方との距離が他の部分とは異なるように形状変化した異
    形状部が設けられていることを特徴とする磁気駆動ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記異形状部が、前記ヨークの内周面の
    うち前記ロータマグネットの極の境界が対向しない範囲
    に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の磁
    気駆動ユニット。
  5. 【請求項5】 前記異形状部が、前記ロータマグネット
    の外周面のうちこのロータマグネットの極の境界から外
    れた範囲に設けられていることを特徴とする請求項3に
    記載の磁気駆動ユニット。
  6. 【請求項6】 前記異形状部が、前記ヨークの内周面に
    形成され、前記ロータマグネット側に突出する形状を有
    することを特徴とする請求項3又は4に記載の磁気駆動
    ユニット。
  7. 【請求項7】 前記異形状部が、前記ロータマグネット
    の外周面に形成され、前記ヨーク側に突出する形状を有
    することを特徴とする請求項3又は5に記載の磁気駆動
    ユニット。
  8. 【請求項8】 前記異形状部が、前記ロータマグネット
    の外周面に形成され、前記ヨークの内周面から離れる形
    状を有することを特徴とする請求項3又は5に記載の磁
    気駆動ユニット。
  9. 【請求項9】 磁路を形成するためのヨークと、このヨ
    ークによって囲まれるように前記ヨークの内側に配置さ
    れ、回転可能に支持されたロータマグネットとを有し、
    前記ロータマグネットの回転力により被駆動部材を駆動
    する磁気駆動ユニットであって、 前記ロータマグネットの外周面又は前記ヨークの内周面
    における周方向の少なくとも一部分に、回転軸方向寸法
    が他の部分の回転軸方向寸法よりも大きい寸法増加部が
    設けられていることを特徴とする磁気駆動ユニット。
  10. 【請求項10】 前記寸法増加部が、前記ロータマグネ
    ットの外周面のうちこのロータマグネットの極の境界か
    ら外れた範囲に設けられていることを特徴とする請求項
    9に記載の磁気駆動ユニット。
  11. 【請求項11】 前記ヨークが、前記ロータマグネット
    を回転方向一方に付勢する磁気的偏りを生じさせるスリ
    ット形状部を有することを特徴とする請求項1から10
    のいずれかに記載の磁気駆動ユニット。
  12. 【請求項12】 請求項1から11のいずれかに記載の
    磁気駆動ユニットと、前記ロータマグネットの回転力に
    より駆動されて光量調節を行う光量調節部材とを有する
    ことを特徴とする光量調節装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の光量調節装置を撮
    影光学系内に含むことを特徴とする撮影装置。
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