JP2003255385A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003255385A
JP2003255385A JP2002054727A JP2002054727A JP2003255385A JP 2003255385 A JP2003255385 A JP 2003255385A JP 2002054727 A JP2002054727 A JP 2002054727A JP 2002054727 A JP2002054727 A JP 2002054727A JP 2003255385 A JP2003255385 A JP 2003255385A
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wiring board
flexible wiring
liquid crystal
crystal display
panel
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JP2002054727A
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English (en)
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Katsuyoshi Kiguchiya
勝義 木口屋
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Kyocera Display Corp
Original Assignee
Kyocera Display Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着材の各導電粒子が数珠繋ぎの状態となる
ことにより各電極端子が電気的に接続してしまうことを
防止するとともに、フレキシブル配線基板の各電極端子
が折れてしまうこと等によるフレキシブル配線基板の不
良発生を防止する。 【解決手段】 接続部分のフレキシブル配線基板1の導
体厚さ寸法をbとしたときに、フレキシブル配線基板1
の接続部分の前後に位置する先端部1Aおよびパネル端
部近傍2Aの少なくとも一方における導体厚さ寸法aを
bよりも小さくし、かつ、前記各導電粒子17の直径を
cとしたときに、b/3<a<b−cの関係とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に係
り、特に液晶表示パネルの電極端子に接続されるフレキ
シブル配線基板の電極端子に特徴を有する液晶表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、中間に液晶を充填した一対の透
明基板の所定の部分に、選択的に電界を与えて特定の図
形や文字等の情報を表示するための液晶表示パネルが内
蔵された液晶表示装置が多く用いられている。
【0003】このような従来の液晶表示装置に用いられ
る液晶表示パネルは、ガラス等からなる一対の透明基板
のうち、少なくとも一方の透明基板が他方の透明基板に
対して大きく形成されており、この大きく形成された透
明基板の突出部分には、透明電極の各パネル端子が所定
のピッチで配列形成されている。
【0004】そして、これら各パネル端子には、所定の
配線パターンが形成されたフレキシブル配線基板が異方
性導電膜等の接着材を介して接続されるようになってい
る。
【0005】図2および図3は、従来の液晶表示パネル
とフレキシブル配線基板との接続部分を示す概念図であ
る。図2および図3に示すように、フレキシブル配線基
板21の各電極端子22は、接続される液晶表示パネル
23の各パネル端子24のピッチとほぼ同じピッチで形
成されており、前記フレキシブル配線基板21の各電極
端子22と前記液晶表示パネル23の各パネル端子24
とが対応するように接続されている。
【0006】この前記フレキシブル配線基板21の各電
極端子22と前記液晶表示パネル23の各パネル端子2
4との接続方法は、まず液晶表示パネル23を、前記各
パネル端子24が上方を向くように図示しない載置台に
載置し、これら各パネル端子24の上面に異方性導電膜
等の接着材25を配置する。次に、フレキシブル配線基
板21を、前記フレキシブル配線基板21の各電極端子
22と前記液晶表示パネル23の各パネル端子24との
位置合わせを行いながら液晶表示パネル23の上面に載
置する。そして、前記フレキシブル配線基板21の上面
のうち各電極端子22が形成されている位置に相当する
面を圧着装置の圧着ヘッド26によって押圧する。これ
により、前記液晶表示パネル23の各パネル端子24と
前記フレキシブル配線基板21の各電極端子22とを接
続していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、液晶表示パネ
ル23の各パネル端子24とフレキシブル配線基板21
の各電極端子22とを接続するにあたり、前述のように
前記フレキシブル配線基板21の上面を圧着ヘッド26
によって押圧する際、前記圧着ヘッド26の位置合わせ
のずれにより、図3に示すように、前記圧着ヘッド26
の右側の端部26Rが、フレキシブル配線基板の端部2
1Aの近傍に当接したり、あるいは前記フレキシブル配
線基板の端部21Aの外側に突出してしまう場合があ
る。さらに、前記圧着ヘッド26の左側の端部26L
が、液晶表示パネルの端部23Aの近傍に当接したり、
あるいは前記液晶表示パネルの端部23Aの外側に突出
して当接してしまう場合もある。このように、圧着ヘッ
ド26が前記フレキシブル配線基板の端部21Aの近傍
または液晶表示パネルの端部23Aの近傍に当接した場
合には、前記液晶表示パネル23の各パネル端子24と
前記フレキシブル配線基板21の各電極端子22との間
に配置された接着材25の中に含まれる複数の導電粒子
27の流動が妨げられてしまう。これにより、前記各導
電粒子27は、前記液晶表示パネルの端部23Aまたは
前記フレキシブル配線基板の端部21Aよりも外側には
み出てしまい、この外側にはみ出た各導電粒子27は、
図2に示すように、数珠繋ぎの状態となってしまう。こ
の結果、隣接する電極端子22間の絶縁性が低下してし
まうという問題が発生することもあった。
【0008】また、前記圧着ヘッド26が前記液晶表示
パネルの端部23Aの近傍に相当する前記フレキシブル
配線基板21の上面を押圧した場合には、前記液晶表示
パネルの端部23Aの端縁角部とその部分に当接する前
記フレキシブル配線基板21の各電極端子22とに余分
な圧力が加わってしまう。この結果、図3に示すよう
に、前記フレキシブル配線基板21の電極端子22に折
れ断線や折れ跡が生じたり、あるいは前記フレキシブル
配線基板21自体が折れてしまう場合があるという問題
を有していた。
【0009】さらに、近年液晶表示装置の縁部分を狭く
形成する傾向にあり、この場合には、液晶表示パネル2
3とフレキシブル配線基板21との接続部分も狭くなっ
てしまうので、前記圧着ヘッド26の位置合わせが一層
困難になってしまっている。
【0010】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、接着材の各導電粒子が数珠繋ぎの状態となるこ
とにより隣接電極端子が電気的に接続してしまうことを
防止するとともに、フレキシブル配線基板の各電極端子
が折れてしまうこと等によるフレキシブル配線基板の不
良発生を防止することができる液晶表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明に係る液晶表示装置は、液晶
表示パネルに形成された複数の各パネル端子とフレキシ
ブル配線基板に形成された各電極端子とが接続部分で複
数の導電粒子を含む接着材を介して接続された液晶表示
装置において、前記接続部分のフレキシブル配線基板の
導体厚さ寸法をbとしたときに、前記フレキシブル配線
基板の接続部分の前後に位置する先端部およびパネル端
部近傍の少なくとも一方における導体厚さ寸法aをbよ
りも小さくし、かつ、前記各導電粒子の直径をcとした
ときにb/3<a<b−cの関係となるように形成され
ていることを特徴とする。
【0012】この請求項1に記載の発明によれば、フレ
キシブル配線基板の接続部分の前後に位置する先端部お
よびパネル端部近傍の少なくとも一方の導体厚さ寸法が
接続部分のそれよりも小さく形成されており、もし前記
圧着ヘッドが前記フレキシブル配線基板の上面のうち前
記フレキシブル配線基板の先端部近傍または液晶表示パ
ネルの端部近傍を押圧してしまった場合には、前記接着
材に含まれる各導電粒子を従来と比較して広い範囲にお
いて流動させて分散させることができる。すなわち、前
記フレキシブル配線基板の先端部の導体およびパネル端
部近傍の導体と前記液晶表示パネルの各パネル端子との
間の間隙寸法は、前記導電粒子の直径よりも大きく形成
されているので、前記各導電粒子は、前記先端部の導体
または前記パネル端部近傍の導体と前記液晶表示パネル
との間に入り込むことができる。このため、従来と比較
して前記各導電粒子が流動可能な領域を広くすることが
でき、前記先端部の導体または前記パネル端部近傍の導
体と前記液晶表示パネルとの間において上下に分散させ
ることができる。
【0013】また、前記フレキシブル配線基板の先端部
近傍のうち各電極端子が配置されている部分は各電極端
子が配置されていない部分と比較して熱が早く伝導する
が、前記先端部の導体およびパネル端部近傍の導体の厚
さ寸法が小さく形成されているので、従来と比較して接
着材に対する熱伝導が遅くなる。このため、前記フレキ
シブル配線基板の端部近傍において、接着材の硬化を遅
らせることができる。
【0014】さらに、前記フレキシブル配線基板の各電
極端子のうち前記液晶表示パネルの端部に相当する位置
に、余分な圧力が加わることを防止することができる。
【0015】さらに、請求項2に記載の発明に係る液晶
表示装置は、前記パネル端部近傍の導体厚さ寸法がaと
なる導体をインナーリード部まで延設したことを特徴と
する。
【0016】この請求項2に記載の発明によれば、フレ
キシブル配線基板の薄型化を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る液晶表示装置
の実施形態を図1を参照して説明する。
【0018】図1は、本実施形態に係るフレキシブル配
線基板と液晶表示パネルとの接続部分を示す断面図であ
り、図1に示すように、本実施形態に係るフレキシブル
配線基板1と接続される液晶表示パネル2は、一対のガ
ラス等からなる透明基板3a、3bを有している。これ
ら各透明基板3a、3bのうち一方の透明基板3bは、
他方の透明基板3aよりも大きく形成されており、その
大きく形成された部分は突出部4とされている。また、
この各透明基板3の互いに対向する面にはそれぞれ複数
の透明電極5a、5bが形成されており、これら透明電
極5a、5bのうち前記一方の透明基板3bに形成され
た透明電極5bは、前記透明基板3bの突出部4に延設
されてそれぞれパネル端子6とされている。
【0019】また、前記フレキシブル配線基板1は、例
えば、ポリイミド等からなるベース基材8を有してお
り、このベース基材8の表面には、銅等の導電材料から
なり所定ピッチに形成された複数本の導体9がベース基
材8の幅方向に並列に形成されている。また、これら導
体9の一端部は、前記液晶表示パネル2に形成された各
パネル端子6に接続される電極端子10とされており、
前記各導体9の中央部分(図示せず)は、LSI等の半
導体装置と接続するインナーリード部とされている。
【0020】また、これら電極端子10のうち前記各パ
ネル端子6と接続される接続部分の前後に位置する先端
部の導体厚さ寸法は、前記接続部分の導体厚さ寸法と比
較して小さく形成され、以下この導体部分をフレキシブ
ル配線基板端部側凹部13とする。また、前記電極端子
10のうち液晶表示パネルの端部2Aの近傍に相当する
部分の導体厚さ寸法は、前記接続部分の導体の厚さ寸法
と比較して小さく形成され、以下この導体部分をパネル
端部側凹部14とする。このとき、このフレキシブル配
線基板端部側凹部13およびパネル端部側凹部14の導
体厚さ寸法aは、この厚さ寸法aと、各電極端子10の
接続部分の導体厚さ寸法bと、前記フレキシブル配線基
板1および前記液晶表示パネル2を接続する際に使用さ
れる接着材16に含まれる導電粒子17の直径cとの関
係が、 b/3<a<b−c となるように形成されている。このため、前記フレキシ
ブル配線基板端部側凹部13またはパネル端部側凹部1
4と前記液晶表示パネル2の各パネル端子6との間の間
隙寸法は、前記導電粒子17の直径よりも大きく形成さ
れている。さらに、前記フレキシブル配線基板端部側凹
部13およびパネル端部側凹部14の厚さ寸法aは、各
電極端子10の断線を防止するため、b/3より大きく
形成されている。
【0021】また、前記フレキシブル配線基板端部側凹
部13は、前記フレキシブル配線基板の端部1Aから、
少なくとも0.1〜0.5mmの位置まで形成されてい
る。
【0022】さらに、前記パネル端部側凹部14は、前
記各電極端子10の前記液晶表示パネルの端部2Aに相
当する位置から前記フレキシブル配線基板の端部1Aの
方向に少なくとも0.1〜0.5mmの位置まで形成さ
れている。これとともに、前記パネル端部側凹部14
は、前記液晶表示パネルの端部2Aに相当する位置から
前記フレキシブル配線基板2の中央方向に少なくとも
0.1mmの位置まで形成されており、本実施形態にお
いては前記各導体9のインナーリード部の位置まで小さ
く形成されている。
【0023】これら各電極端子10のフレキシブル配線
基板端部側凹部13およびパネル端部側凹部14は、銅
等の導電材料を積層して各導体9を形成するとき、一定
量の導電材料を積層した後、前記フレキシブル配線基板
端部側凹部13およびパネル端部側凹部14に相当する
位置にマスクをして、当該各位置に前記導電材料が積層
しないようにすることにより形成される。なお、前記各
電極端子10のうちフレキシブル配線基板端部側凹部1
3およびパネル端部側凹部14に相当する位置の導電材
料をエッチングし、または切削することによって形成さ
れるものであってもよい。
【0024】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0025】まず、液晶表示パネル2を、各パネル端子
6が上方に向くように図示しない載置台に載置する。
【0026】次に、前記各パネル端子6の上面に複数の
導電粒子17が含まれる例えば異方性導電膜(ACF)
等の接着材16を配設する。
【0027】続いて、前記液晶表示パネル2の突出部4
の上面に、フレキシブル配線基板1を、前記フレキシブ
ル配線基板1の各電極端子10と前記液晶表示パネル2
の各パネル端子6との位置合わせを行いながら載置す
る。
【0028】その後、圧着装置の圧着ヘッド19を前記
フレキシブル配線基板1の上面のうち前記各電極端子1
0に相当する位置に当接して、前記圧着ヘッド19によ
り一定の温度をもって前記フレキシブル配線基板1を押
圧する。この圧着ヘッド19によって加えられる熱およ
び圧力により、フレキシブル配線基板1の各電極端子1
0と液晶表示パネル2の各パネル端子6とを電気的に接
続する。
【0029】本実施形態によれば、フレキシブル配線基
板1の各電極端子10にフレキシブル配線基板端部側凹
部13が形成されているので、例え圧着ヘッド19の位
置合わせがずれて前記圧着ヘッド19が前記フレキシブ
ル配線基板1の上面のうち前記フレキシブル配線基板の
端部1Aの近傍を押圧してしまった場合であっても、前
記接着材16に含まれる各導電粒子17を従来と比較し
て広い範囲において流動させることができる。すなわ
ち、従来においては、前記各導電粒子は前記フレキシブ
ル配線基板の端部からはみ出した接着材の内部のみの狭
い領域において分散していたので、前記各導電粒子の分
散が妨げられてしまっていたのに対し、本実施形態にお
いては、前記フレキシブル配線基板端部側凹部13と前
記液晶表示パネル2の各パネル端子6との間の間隙寸法
は、前記導電粒子17の直径よりも大きく形成されてい
る。このため、前記各導電粒子17は、前記フレキシブ
ル配線基板端部側凹部13と前記液晶表示パネル2の各
パネル端子6との間に入り込むことができるので、前記
各導電粒子17が流動可能な領域を広くすることがで
き、これにより、各導電粒子17が前記フレキシブル配
線基板端部側凹部13と前記液晶表示パネル2の各パネ
ル端子6との間において上下に分散される。
【0030】また、前記フレキシブル配線基板の端部1
Aの近傍のうち各電極端子10が配置されている部分は
各電極端子10が配置されていない部分と比較して熱が
早く伝導するが、前記フレキシブル配線基板端部側凹部
13の厚さ寸法が小さく形成されているので、従来と比
較して接着材16に対する熱伝導が遅くなる。このた
め、前記フレキシブル配線基板の端部1Aの近傍におい
て、接着材16の硬化が遅れ、樹脂が流動しやすくな
る。
【0031】また、フレキシブル配線基板1の各電極端
子10にはパネル端部側凹部14が形成されているの
で、例え圧着ヘッド19の位置合わせがずれて前記圧着
ヘッド19が前記フレキシブル配線基板1の上面のうち
前記液晶表示パネルの端部2Aの近傍を押圧してしまっ
た場合であっても、前述と同様の作用により、接着材1
6の各導電粒子17を広い範囲において流動させること
ができ、これにより、前記導電粒子17は前記パネル端
部側凹部14と前記液晶表示パネル2の各パネル端子6
との間において上下に分散される。また、前記パネル端
部側凹部14の厚さ寸法aが小さく形成されているの
で、従来と比較して接着材16に対する熱伝導が遅くな
り、このため接着材16の硬化を遅らせることができ
る。
【0032】さらに、前記各電極端子10のうち前記液
晶表示パネルの端部2Aに相当する位置にはパネル端部
側凹部14が形成されており、前記パネル端部側凹部1
4と前記液晶表示パネル2の各パネル端子6との間には
間隙が生じる。このため、前記各電極端子10は、前記
液晶表示パネルの端部2Aの端縁角部に直接当接しない
ので、前記フレキシブル配線基板1の各電極端子10の
うち前記液晶表示パネルの端部2Aに相当する位置に、
余分な圧力が加わることを防止することができる。
【0033】したがって、圧着ヘッド19の位置合わせ
のずれにより前記圧着ヘッド19がフレキシブル配線基
板の端部1Aの近傍または液晶表示パネルの端部2Aの
近傍に相当する位置を押圧してしまった場合であって
も、前記各導電粒子17を広い範囲において上下に分散
させることができるので、前記各導電粒子17が隣接す
る各電極端子10の間において数珠繋ぎの状態となら
ず、前記各電極端子10が電気的に接続してしまうこと
を防止することができる。
【0034】また、フレキシブル配線基板の端部1A近
傍および液晶表示パネルの端部2A近傍において接着材
16の硬化を遅らせることができるので、従来より容易
に前記各導電粒子17を流動させ分散させることがで
き、この結果、一層前記各導電粒子17が隣接する各電
極端子10の間において数珠繋ぎの状態とならず、前記
各電極端子10が電気的に接続してしまうことを防止す
ることができる。
【0035】また、前記各電極端子10のうち前記液晶
表示パネルの端部2Aに相当する位置に、余分な圧力が
加わることを防止することができるので、前記各電極端
子10に余分な圧力が加わった結果前記各電極端子10
に折れ断線または折れ跡が生じたり、あるいは前記各電
極端子10が折れてしまうことを防止することができ、
これにより、フレキシブル配線基板1の不良発生を防止
することができる。
【0036】さらに、前記パネル端部側凹部14は、フ
レキシブル配線基板1のインナーリード部に相当する位
置まで形成されているので、前記フレキシブル配線基板
1の厚さ寸法を薄くすることができ、これによりフレキ
シブル配線基板1の屈曲性を向上させることができる。
また、フレキシブル配線基板1のインナーリード部も薄
くすることができるので、狭いピッチに対応可能とする
ことができる。
【0037】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、必要に応じて種々変更することが可能で
ある。
【0038】例えば、本実施形態においてはフレキシブ
ル配線基板1の各電極端子10に、フレキシブル配線基
板端部側凹部13およびパネル端部側凹部14の両方を
形成したが、これに限定されるものではなく、どちらか
一方が形成されていればよい。また、前記フレキシブル
配線基板端部側凹部とパネル端部側凹部の厚さ寸法は、
前記関係を有するものであれば同一の厚さ寸法でなくて
もよい。
【0039】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。
【0040】まず、液晶表示パネルおよびフレキシブル
配線基板を用意した。
【0041】本実施例におけるフレキシブル配線基板
を、ポリイミドからなる厚さ寸法が25μmのベース基
材表面に、銅を積層することによって15μmの厚さ寸
法の複数の導体を70μmのピッチによって並列配置さ
せることにより形成した。
【0042】この各導体を形成しているとき、前記各導
体の電極端子のうちフレキシブル配線基板の端部から
0.1mmまでの位置にマスクを配置することにより、
厚さ寸法が7μmのフレキシブル配線基板端部側凹部を
形成した。また、前記各導体の電極端子のうち前記フレ
キシブル配線基板と前記液晶表示パネルとを接続したと
き液晶表示パネルの端部を中心として両側に0.2m
m、計0.4mmを覆う位置にマスクを配置することに
より、導体厚さ寸法が7μmのパネル端部側凹部を形成
した。
【0043】そして、液晶表示パネルを各電極端子が上
方を向くように載置台に載置し、これら各電極端子の上
面に、直径が6μmの複数の導電粒子が含まれたACF
のCP−9231S(ソニーケミカル社製)を配設し
た。次に、前記フレキシブル配線基板を、前記液晶表示
パネルの上面に前記フレキシブル配線基板の各電極端子
と前記液晶表示パネルの各パネル端子との位置合わせを
行いながら載置した後、前記フレキシブル配線基板の上
面のうち各電極端子に相当する位置に圧着装置の圧着ヘ
ッドを当接させた。そして、この圧着ヘッドによって1
80℃の熱をもって15秒間前記フレキシブル配線基板
の上面を押圧し、これによりフレキシブル配線基板の各
電極端子と液晶表示パネルの各電極端子とを電気的に接
続させた。
【0044】一方、従来例として各電極端子にフレキシ
ブル配線基板端部側凹部およびパネル端部側凹部が形成
されていない各導体を有するフレキシブル配線基板を用
意した。
【0045】従来例により液晶表示パネルの各パネル端
子と接続を行った場合、圧着ヘッドが前記液晶表示パネ
ルの端部近傍に当接した場合には、前記フレキシブル配
線基板の各電極端子のうち前記液晶表示パネルの端部が
当接する位置に顕著な折れ跡が生じ、また、約10%の
割合で折れ断線が生じてしまった。また、約70%の割
合で前記液晶パネルの端部側にはみ出した接着材の各導
電粒子が隣接する各電極端子間において数珠繋がりの状
態になり、前記隣接する各電極端子が電気的に接続され
てしまった。また、圧着ヘッドが前記フレキシブル配線
基板の端部近傍に当接した場合には、約20%の割合で
前記フレキシブル配線基板の端部側にはみ出した接着材
の各導電粒子が隣接する各電極端子間において数珠つな
がりの状態になってしまった。
【0046】一方、本実施例によれば、圧着ヘッドが前
記液晶表示パネルの端部近傍に当接した場合には、前記
フレキシブル配線基板の各電極端子のうち前記液晶表示
パネルの端部が当接する位置に微少な折れ跡が生じてし
まったが、折れ断線は生じず、また各導電粒子が数珠繋
ぎの状態となって隣接する各電極端子間において電気的
に接続してしまうということはなかった。また、圧着ヘ
ッドが前記液晶表示パネルの端部近傍に当接した場合に
も、各導電粒子が数珠繋ぎの状態となることはなかっ
た。
【0047】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明に係る液晶表示装置によれば、圧着ヘッドの位置合わ
せのずれによりこの圧着ヘッドがフレキシブル配線基板
の先端部近傍または液晶表示パネルの端部近傍に相当す
る位置を押圧してしまった場合であっても、前記各導電
粒子を広い範囲において分散させることができるので、
前記各導電粒子が隣接する電極端子の間において数珠繋
ぎの状態となり、隣接電極端子が電気的に接続してしま
うことを防止することができる。
【0048】また、フレキシブル配線基板の先端部近傍
および液晶表示パネルの端部近傍において接着材の硬化
を遅らせることができるので、従来より容易に前記各導
電粒子を流動させて分散させることができ、この結果、
一層前記各導電粒子が隣接する電極端子の間において数
珠繋ぎの状態となり、隣接電極端子が電気的に接続して
しまうことを防止することができる。
【0049】また、前記各電極端子のうち前記液晶表示
パネルの端部に相当する位置に、余分な圧力が加わるこ
とを防止することができるので、前記各電極端子に余分
な圧力が加わった結果、前記各電極端子に折れ断線また
は折れ跡が生じ、または前記各電極端子が折れてしまう
ことを防止することができ、これにより、安定な接続を
長期間に亘り確保することができる。
【0050】また、請求項2に記載の発明に係る液晶表
示装置によれば、パネル端部近傍の導体厚さ寸法が接続
部分のそれよりも小さい導体をインナーリード部まで延
設しているので、フレキシブル配線基板の厚さ寸法を薄
くすることができ、これによりフレキシブル配線基板の
屈曲性を向上させることができる。また、フレキシブル
配線基板のインナーリード部も薄くすることができるの
で、狭いピッチに対応可能なフレキシブル配線基板とす
ることができ、これにより、高精細な表示が可能な液晶
表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフレキシブル配線基板と液晶表
示パネルとの接続部分を示す断面図
【図2】 従来のフレキシブル配線基板と液晶表示パネ
ルとの接続部分を示す平面図
【図3】 図2に示す接続部分を示す断面図
【符号の説明】
1 フレキシブル配線基板 1A フレキシブル配線基板の端部 2 液晶表示パネル 2A 液晶表示パネルの端部 3a、b 透明基板 6 パネル端子 9 導体 10 電極端子 13 フレキシブル配線基板端部側凹部 14 パネル端部側凹部 16 接着材 17 導電粒子 19 圧着ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA40 GA50 GA55 MA31 NA15 NA29 5C094 AA05 AA32 AA36 AA42 AA43 AA48 BA43 DA12 DB02 FA01 FA02 JA01 JA20 5G435 AA07 AA14 AA17 BB12 EE32 EE40 EE42 KK05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示パネルに形成された複数の各パ
    ネル端子とフレキシブル配線基板に形成された各電極端
    子とが接続部分で複数の導電粒子を含む接着材を介して
    接続された液晶表示装置において、前記接続部分のフレ
    キシブル配線基板の導体厚さ寸法をbとしたときに、前
    記フレキシブル配線基板の接続部分の前後に位置する先
    端部およびパネル端部近傍の少なくとも一方における導
    体厚さ寸法aをbよりも小さくし、かつ、前記各導電粒
    子の直径をcとしたときにb/3<a<b−cの関係と
    なるように形成されていることを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記パネル端部近傍の導体厚さ寸法がa
    となる導体をインナーリード部まで延設したことを特徴
    とする請求項1に記載の液晶表示装置。
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