JP2003255136A - 光学補償フィルム、その製造方法および液晶表示装置 - Google Patents

光学補償フィルム、その製造方法および液晶表示装置

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JP2003255136A
JP2003255136A JP2002155765A JP2002155765A JP2003255136A JP 2003255136 A JP2003255136 A JP 2003255136A JP 2002155765 A JP2002155765 A JP 2002155765A JP 2002155765 A JP2002155765 A JP 2002155765A JP 2003255136 A JP2003255136 A JP 2003255136A
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compensation film
film
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Takahiro Moto
隆裕 本
Taku Nakamura
卓 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】様々なモードの液晶セルについて、それを用い
る液晶表示装置の視野角および視認性をさらに改良する
ための光学補償フィルム、特にクロスニコル下で輝点と
して見える点欠陥やスジ等の少ない光学補償フィルムが
広く求められていた。 【解決手段】少なくとも透明支持体およびディスコティ
ック液晶の配向を固定した光学異方性層を有する光学補
償フィルムにおいて、ラビング後に湿式除塵を行う事で
異物を減らし、細径のバーを用いる事で光学異方層の塗
布で発生するスジ等を減らすことで、光学補償フィルム
の輝点として見える点欠陥やスジ等を減らし、それを用
いる液晶表示装置の視野角および視認性を共に改良す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置の視
野角を改良する光学補償フィルムであって、少なくとも
透明支持体上にディスコティック液晶性分子から形成し
た光学異方性層を有する、点欠陥の少ない光学補償フィ
ルム、およびそれを用いる液晶表示装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)は、CRT(cat
hode ray tube)と比較して、薄型、軽量、低消費電力等
の優れた特徴をもち、ノートパソコン、モニター、テレ
ビ、PDA、携帯電話、カーナビ、ビデオカメラなどで
広く使われる様になって来た。従来、液晶表示装置には
超ねじれネマティック液晶を用いるSTN(スーパーツ
イステッドネマチック)モードが用いられていたが、明
るさ、コントラスト等に問題があり、現在最も普及して
いるのは、ねじれネマチック液晶を用いるTN(ツイス
テッドネマチック)モードであるが、STN、TNモー
ドについては原理上、見る方向によって表示色やコント
ラストが変化する視角特性の問題や、応答速度が遅い等
の問題点があった。視野角改良のために、垂直配向モー
ド(富士通:MVA、三星電子:PVA、EVA)、水
平配向モード(日立:IPS、現代電子:FFS)が提
案されている。また応答速度の改良のために、ECBモ
ードとしてOCBモード、HANモード、VANモー
ド、PANモード、および強誘電性液晶、反強誘電性液
晶を用いるFLCD、AFLCD等の新しい液晶表示装
置が提案されている。これらのモードについては、東レ
リサーチセンター編「EL、PDP、LCDディスプレ
イ」ー技術と市場の最新動向―、2001年3月5日発
行、シーエムシー「'99PDP/LCD構成材料・ケミ
カルスの市場」1999年7月30日発行、日刊工業新
聞社「液晶デバイスハンドブック」日本学術振興会第1
42委員会編、培風館「液晶応用編」岡野光治他、産業
図書「カラー液晶ディスプレイ」小林駿介他、工業調査
会「次世代液晶ディスプレイ技術」内田龍男、シグマ出
版「液晶ディスプレイの最先端」液晶若手研究会編、シ
グマ出版「液晶:LCDの基礎を新しい応用」液晶若手
研究会編等に記載されている。
【0003】しかしこれらの方式についても、正面のレ
タデーションをキャンセルし、視野角をさらに広げるた
めに、光学補償フィルムを用いる事が好ましく、この光
学補償フィルムとして透明支持体上にディスコティック
液晶の配向を固定した光学異方性層を有するフィルム
が、特登2640083号(欧州特許646820A
1)、特登2587398号(西独特許1951992
8A1、米国特許5583679)、特開平9−197
397号公報(米国特許5805253号、欧州特許7
74683A1)、WO96/37804号明細書(欧
州特許出願0783128A号、米国特許612491
3号)、WO96/31793に開示されている。その
他特開平6−214116号公報、米国特許55836
79号、同5646703号、西独特許公報39116
20A1号、特開平8−327822号公報、および特
開平11−316378号公報(米国特許606445
7号明細書)、特開平9−21914号公報、特許第3
118197号公報等にも、光学補償フィルムに関する
記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】様々なモードの液セル
について、視野角を改良するために、少なくとも透明支
持体およびディスコティック液晶の配向を固定した光学
異方性層を有する光学補償フィルムを用いることは、視
野角改良の点で特に優れており好ましい方法ではある
が、この光学補償フィルムは、支持体上に配向膜を設
け、その上をラビング処理した後、ディスコティック液
晶を含む塗布液を塗布し、ディスコネマティックのモノ
ドメインを作らせた後、光重合で配向を固定する複雑で
長い製造工程を必要とするものであり、表示品位を悪化
させる点欠陥あるいは異物によるスジが発生しやすく、
特にクロスニコル下で輝点として見える点欠陥やスジ等
の少ない光学補償フィルムおよびそれを用いた液晶表示
装置が求められていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記
(1)〜(6)の光学補償フィルム、および下記(7)
の液晶表示装置により達成された。 (1)少なくとも、透明支持体およびディスコティック
液晶の配向を固定した光学異方層を有する光学補償フィ
ルムであって、該光学補償フィルムのRe(0°)、Re(-40
°)、Re(40°)の値がそれぞれ35±25nm、35±2
5nm、105±55nmの範囲にあり、該光学補償フィル
ムをクロスニコルに挟んだ時に輝点として見える、10
0μm以上の点欠陥の数が1m2当たり1個以下である
ことを特徴とする光学補償フィルム。ここでRe(0°)、
Re(-40°)、Re(40°)は、該光学異方層のレタデーショ
ンが最小値を取る方向と法線を含む平面内で、法線方
向、法線から最小値の方向に40°傾いた方向、法線から
逆に40°傾いた方向から測定した該光学補償フィルムの
レタデーション値を表す。 (2)該光学補償フィルムの透明支持体の、式(I)、
(II)で定義されるRe、Rthの値がそれぞれ0〜70n
m、50〜400nmの範囲にあることを特徴とする
(1)の光学補償フィルム。 (I) Re=(nx−ny)×d (II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d [式中、nxは、透明支持体面内の遅相軸方向の屈折率
であり;nyは、透明支持体面内の進相軸方向の屈折率
であり;nzは、透明支持体の厚み方向の屈折率であ
り;そしてdは、透明支持体の厚さである]。 (3)該透明支持体がセルロースアセテートからなる事
を特徴とする(1)、(2)に記載の光学補償フィル
ム。 (4)(1)〜(3)に記載の光学補償フィルムの製造
方法であって、光学補償フィルムの光学異方性層が、走
行するウエッブを液体で濡らした弾性体で連続的に擦っ
た後、該弾性体で擦った面に液体を噴射する除塵工程を
含む製造工程により製造されることを特徴とする光学補
償フィルムの製造方法。 (5)該光学補償フィルムの光学異方性層が、直径10
mm以下の金属ロールに金属ワイヤーを巻きつけたバー
塗布工程を含む製造工程により製造された事を特徴とす
る(4)に記載の光学補償フィルム。 (7)少なくとも偏光板、液晶セルおよび(1)〜
(3)の光学補償フィルムを有する事を特徴とする液晶
表示装置。
【0006】
【発明の実施の形態】[透明支持体]本発明に用いる透
明支持体としては、光透過率が80%以上であるポリマ
ーフィルムを用いることが好ましい。ポリマーフィルム
としては、外力により複屈折が発現しにくいものが好ま
しく、例えばセルロース系ポリマー、ノルボルネン系ポ
リマー(例、アートン、JSR(株)製);ゼオノア、
日本ゼオン(株)製;ゼオネックス、日本ゼオン(株)
製)およびポリメチルメタクリレートを上げる事が出来
る。この中ではセルロース系ポリマーが好ましく、セル
ロースエステルがより好ましく、セルロースの低級脂肪
酸エステルがさらに好ましい。低級脂肪酸とは、炭素原
子数が6以下の脂肪酸を意味する。炭素原子数は、2
(セルロースアセテート)、3(セルロースプロピオネ
ート)または4(セルロースブチレート)であることが
好ましい。セルロースエステルとしてはセルロースアセ
テートが好ましく、その例としては、ジアセチルセルロ
ースおよびトリアセチルセルロースなどが挙げられる。
セルロースアセテートプロピオネートやセルロースアセ
テートブチレートのような混合脂肪酸エステルを用いて
も良い。一般に、セルロースアセテートの2,3,6の
水酸基は全体の置換度の1/3づつに均等に分配される
わけではなく、6位水酸基の置換度が小さくなる傾向が
ある。本発明ではセルロースアセテートの6位水酸基の
置換度が、2,3位に比べて多いほうが好ましい。全体
の置換度に対して6位の水酸基が30%以上40%以下
アシル基で置換されていることが好ましく、更には31
%以上、特に32%以上であることが好ましい。さらに
セルロースアセテートの6位アシル基の置換度が0.8
8以上であることが好ましい。6位水酸基は、アセチル
基以外に炭素数3以上のアシル基であるプロピオニル
基、ブチロイル基、バレロイル基、ベンゾイル基、アク
リロイル基などで置換されていてもよい。各位置の置換
度の測定は、NMRによって求める事ができる。本発明
のセルロースアセテートとして、特開平11−5851
号公報の段落番号0043〜0044に記載されている
合成例1、段落番号0048〜0049に記載されてい
る合成例2、そして段落番号0051〜0052に記載
されている合成例3の合成方法により得られたセルロー
スアセテートを用いることができる。
【0007】また本発明の光学補償フィルムを組込んだ
液晶表示装置において、通電後時間が経過すると画面周
辺部に「額縁状の表示ムラ」が発生することがある。こ
のムラは、画面周辺部の透過率の上昇によるものであ
り、特に黒表示時において顕著となる。この原因はバッ
クライトからの発熱により液晶セル面内で温度分布が生
じ、この温度分布により光学補償フィルムの光学特性
(レタデーション値、遅相軸の角度)が変化することで
ある。光学補償フィルムの光学特性の変化は、温度上昇
による光学補償フィルムの膨張または収縮が、液晶セル
または偏光子との粘着により抑制されるために、光学補
償フィルムに弾性変形が生じることに起因する。上記の
ような「額縁状の表示ムラ」を抑制するには、光学補償
フィルムの透明支持体に熱伝導率が高いポリマーフィル
ムを使用することが好ましく、熱伝導率の高いポリマー
フィルムとしては、例えばセルロースアセテート{0.
22W/(m・℃)}、低密度ポリエチレン{0.34
W/(m・℃)}、ABS{0.36W/(m・
℃)}、ポリカーボネート{0.19W/(m・℃)}
が好ましい。環状オレフィンポリマーである、ZEON
EX{0.20W/(m・℃)、日本ゼオン(株)
製}、ZEONOR{0.20W/(m・℃)、日本ゼ
オン(株)製}、ARTON{0.20W/(m・
℃)、JSR(株)製}を挙げる事が出来る。
【0008】上記の光学的な特性と、熱的な特性を考慮
して、本発明の透明支持体に用いられるポリマーフィル
ムとしては、酢化度が59.0乃至61.5%であるセ
ルロースアセテートフィルムが好ましい。ここで酢化度
とは、セルロース単位質量当たりの結合酢酸量を意味す
る。酢化度は、ASTM:D−817−91(セルロー
スアセテート等の試験法)におけるアセチル化度の測定
および計算に従う。また、セルロースアセテートの粘度
平均重合度(DP)は、250以上であることが好まし
く、290以上であることがさらに好ましい。また、ポ
リマーフィルムは、ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィーによるMw/Mn(Mwは質量平均分子量、Mn
は数平均分子量)の分子量分布が狭いことが好ましい。
具体的なMw/Mnの値としては、1.0乃至1.7で
あることが好ましく、1.0乃至1.65であることが
さらに好ましく、1.0乃至1.6であることが最も好
ましい。本発明の透明支持体に用いられるポリマーフィ
ルムとして好ましい、セルロースアセテートフィルムの
素材、各種添加剤、特性、製法等については、発明協会
公開技報(公技2001−1745、2001年3月1
5日発行、発明協会)に詳細に記載されている。
【0009】[透明支持体の異方性]本発明の透明支持
体は光学異方性を示し、その程度を表すReレタデーシ
ョン値およびRthレタデーション値は、それぞれ、下記
式(I)および(II)で定義される。 (I) Re=(nx−ny)×d (II) Rth={(nx+ny)/2−nz}×d 式(I)および(II)において、nxは、フィルム面内
の遅相軸方向(屈折率が最大となる方向)の屈折率であ
る。式(I)および(II)において、nyは、フィルム
面内の進相軸方向(屈折率が最小となる方向)の屈折率
である。式(II)において、nzは、フィルムの厚み方
向の屈折率である。式(I)および(II)において、d
は、単位をnmとするフィルムの厚さである。
【0010】本発明では、透明支持体のReレタデーシ
ョン値が0から70nm、そしてRthレターデーション
値は50から400nmの範囲である事が好ましい。な
お透明支持体の複屈折(Δn:nx−ny)は、0.0
000から0.0010であることが好ましい。また、
透明支持体の厚み方向の複屈折率{(nx+ny)/2
−nz}は、0.00075から0.005であること
が好ましい。特にTNモードに用いる光学補償フィルム
の透明支持体としては、Reレタデーション値が0から
40nm、そしてRthレターデーション値は50から2
00nmの範囲である事が好ましく、OCB、HAN、
VAN、ホモジニアス配向モード等のECBモードに用
いる光学補償フィルムの支持体としては、Reレタデー
ション値が10から70nm、そしてRthレターデーシ
ョン値は70から400nmの範囲である事が好まし
い。
【0011】[透明支持体の遅相軸角度]本発明の透明支
持体は面内異方性を有し、その光学異方性はポリマーフ
ィルム、または後述するレタデーション上昇剤をあらか
じめ添加したポリマーフィルムを延伸する、あるいはポ
リマーフィルム上に配向膜を塗布し、ラビング後棒状液
晶を配向させる等により発現させる事が出来る。この場
合面内で屈折率の最も大きい方向(遅相軸の方向)と長
尺ロール形態のフィルムの長手方向(搬送方向)とのな
す角度(遅相軸角度)は、延伸の角度、あるいはラビン
グの角度によって0°〜90°まで任意に制御する事が
できる。またこの遅相軸角度の面内でのばらつきは、遅
相軸角度の平均値に対し3°以下であることが好まし
く、2°以下であることがさらに好ましく、1°以下で
あることが最も好ましい。延伸によりポリマーフィルム
の遅相軸の方向をフィルムの搬送方法に対し所望の角度
に傾斜させる方法については、特開昭60−15783
1号、特開平2−113920号、特開平3-1244
26号、特開平3−182701号、特開平4−164
626号、特開2000−9912号公報に記載されて
いる。
【0012】[レタデーション上昇剤]本発明の透明支
持体のReあるいはRthレタデーションを調整するた
め、ポリマーフィルム中にレタデーション上昇剤を添加
する事が出来る。このレタデーション上昇剤としては、
少なくとも二つの芳香族環を有する芳香族化合物、例え
ばトリアジン類(トリフェニル−1,3,5−トリアジ
ン、トリ-m-トリル-1,3,5-トリアジン など)、tra
ns-1,4-シクロヘキサンジカルボン酸のジエステル類
(p―n−ヘキシルフェノールのジエステル、p―n−
アミルフェノールのジエステル 等)を挙げる事が出来
る。その他の具体例としては、特開2000−1119
14号公報、同2000−275434号公報、PCT
/JP00/02619号明細書等に記載されている。
二種類以上の芳香族化合物を併用してもよい。芳香族化
合物の芳香族環には、芳香族炭化水素環に加えて、芳香
族性ヘテロ環を含む。レタデーション上昇剤の分子量
は、300乃至800であることが好ましい。ポリマー
フィルムとしてセルロースアセテートフィルムを用いる
場合、芳香族化合物は、セルロースアセテート100質
量部に対して、0.01乃至20質量部の範囲で使用す
る。芳香族化合物は、セルロースアセテート100質量
部に対して、0.05乃至15質量部の範囲で使用する
ことが好ましく、0.1乃至10質量部の範囲で使用す
ることがさらに好ましい。
【0013】[ポリマーフィルムの表面処理]本発明の
光学補償フィルムを偏光板の透明保護フィルムとして使
用する場合、ポリマーフフィルムを表面処理することが
好ましい。表面処理としては、コロナ放電処理、グロー
放電処理、火炎処理、酸処理、アルカリ処理または紫外
線照射処理を実施する。酸処理またはアルカリ処理、す
なわちポリマーフィルムに対するケン化処理を実施する
ことが特に好ましい。
【0014】[配向膜]配向膜は、光学異方性層におけ
るディスコティック液晶の配向方向を規定する機能を有
する。配向膜は、有機化合物(好ましくはポリマー)の
ラビング処理、無機化合物の斜方蒸着、マイクログルー
ブを有する層の形成、あるいはラングミュア・ブロジェ
ット法(LB膜)による有機化合物(例、ω−トリコサ
ン酸、ジオクタデシルメチルアンモニウムクロライド、
ステアリル酸メチル)の累積のような手段で設けること
ができる。さらに、電場の付与、磁場の付与あるいは光
照射により、配向機能が生じる配向膜も知られている。
本発明における配向膜は、ポリマーのラビング処理によ
り形成することが好ましい。好ましいポリマーとしては
ポリビニルアルコールが挙げられる。その中でも疎水性
基が結合している変性ポリビニルアルコールが特に好ま
しい。疎水性基は光学異方性層のディスコティック液晶
と親和性があるため、疎水性基をポリビニルアルコール
に導入することで、ディスコティック液晶を均一に配向
させることができる。疎水性基は、ポリビニルアルコー
ルの主鎖末端または側鎖に結合させる。疎水性基は、炭
素原子数が6以上の脂肪族基(好ましくはアルキル基ま
たはアルケニル基)または芳香族基が好ましい。ポリビ
ニルアルコールの主鎖末端に疎水性基を結合させる場合
は、疎水性基と主鎖末端との間に連結基を導入すること
が好ましい。連結基の例には、−S−、−C(CN)R
1 −、−NR2 −、−CS−およびそれらの組み合わせ
が含まれる。上記R1 およびR2 は、それぞれ、水素原
子または炭素原子数が1乃至6のアルキル基(好ましく
は、炭素原子数が1乃至6のアルキル基)である。
【0015】ポリビニルアルコールの側鎖に疎水性基を
導入する場合は、ポリビニルアルコールの酢酸ビニル単
位のアセチル基(−CO−CH3)の一部を、炭素原子
数が7以上のアシル基(−CO−R3)に置き換えれば
よい。R3 は、炭素原子数が6以上の脂肪族基または
芳香族基である。市販の変性ポリビニルアルコール
(例、MP103、MP203、R1130、クラレ
(株)製)を用いてもよい。配向膜に用いる(変性)ポ
リビニルアルコールのケン化度は、80%以上であるこ
とが好ましい。(変性)ポリビニルアルコールの重合度
は、200以上であることが好ましい。
【0016】ラビング処理は、配向膜の表面を、紙や布
で一定方向に、数回こすることにより実施する。長さお
よび太さが均一な繊維を均一に植毛した布を用いること
が好ましい。本発明においてラビングは、上記の布を貼
りつけたロールを、配向膜を設けたポリマーフィルムの
搬送方向と任意の角度で配置し、布の植毛した毛先が配
向膜に接触する状態で、ポリマーフィルムを1〜100
m/分の速度で送りながら、ロールを100〜1000
00回/分の速度で回転させる事で行われる。フィルム
の搬送安定化と、ラビングの効果を最大限に発揮させる
ために、ロールとフィルムの搬送方向(長手方向)との
なす角度は90°±5°に制御される事が好ましい。な
お、光学異方性性層のディスコティック液晶を配向膜上
に配向させた後、配向膜を除去してもディスコティック
液晶の配向状態を保つことができる。すなわち、配向膜
は、ディスコティック液晶を配向するために必須である
が、製造された光学補償フィルムとしては必ずしも必須
ではない。
【0017】配向膜を透明支持体と光学異方性層との間
に設ける場合は、さらに下塗り層(接着層)を透明支持
体と配向膜との間に設けることが好ましい。
【0018】[光学異方性層]光学異方性層はディスコ
ティック液晶から形成する。ディスコティック液晶は、
一般に、光学的に負の一軸性を有する。本発明の光学補
償フィルムにおいては、ディスコティック液晶は、その
円盤面と透明支持体とのなす角が、光学異方層の深さ方
向において変化している(ハイブリッド配向している)
ことが好ましい。なお、光学異方性層には、レタデーシ
ョン値が0となる方向、光軸が存在しない。光学異方性
層は、上記の配向膜によってディスコティック液晶を配
向させ、その配向状態のディスコティック液晶を固定す
ることによって形成することが好ましい。ディスコティ
ック液晶は、光重合等により固定することが好ましい。
光学異方性層の厚みは、0.5乃至100μmであるこ
とが好ましく、0.5乃至30μmであることがさらに
好ましい。
【0019】ディスコティック液晶については、様々な
文献(C. Destrade et al., Mol. Crysr. Liq. Cryst.,
vol. 71, page 111 (1981) ;日本化学会編、季刊化学
総説、No.22、液晶の化学、第5章、第10章第2
節(1994);B. Kohne et al.,Angew. Chem. Soc. Chem.
Comm., page 1794 (1985);J. Zhang et al., J. Am. C
hem. Soc., vol. 116, page 2655 (1994))に記載され
ている。ディスコティック液晶の重合については、特開
平8−27284公報に記載があり、ディスコティック
液晶を重合により固定するためには、ディスコティック
液晶の円盤状コアに、置換基として重合性基を結合さ
せ、配向後に熱重合あるいは光重合により架橋して固定
化する事が好ましい。但し円盤状コアに重合性基を直結
させると、重合反応において配向状態を保つことが困難
になる。そこで、円盤状コアと重合性基との間に、連結
基を導入する事が好ましい。
【0020】配向させたディスコティック液晶を、配向
状態を維持して固定するための重合反応を起こす光重合
開始剤の例には、α−カルボニル化合物(米国特許23
67661号、同2367670号の各明細書記載)、
アシロインエーテル(米国特許2448828号明細書
記載)、α−炭化水素置換芳香族アシロイン化合物(米
国特許2722512号明細書記載)、多核キノン化合
物(米国特許3046127号、同2951758号の
各明細書記載)、トリアリールイミダゾールダイマーと
p−アミノフェニルケトンとの組み合わせ(米国特許3
549367号明細書記載)、アクリジンおよびフェナ
ジン化合物(特開昭60−105667号公報、米国特
許4239850号明細書記載)およびオキサジアゾー
ル化合物(米国特許4212970号明細書記載)が含
まれる。光重合開始剤の使用量は、塗布液の固形分の
0.01乃至20質量%であることが好ましく、0.5
乃至5質量%であることがさらに好ましい。ディスコテ
ィック液晶性分子の重合のための光照射は、紫外線を用
いることが好ましい。照射エネルギーは、20乃至50
00mJ/cm2 であることが好ましく、100乃至8
00mJ/cm2 であることがさらに好ましい。また、
光重合反応を促進するため、加熱条件下で光照射を実施
してもよい。保護層を、光学異方性層の上に設けてもよ
い。
【0021】[光学異方性層の製造方法]本発明の光学異
方性層は、透明支持体上に配向膜を設け、ラビング処理
を行った後、ディスコティック液晶を含む塗工液を塗布
し、ディスコティックネマティック相のモノドメインを
とらせ、その配向を光重合により固定する事で製造され
る。
【0022】ただしラビング処理によって異物が発生し
それが配向膜上に残されると、その上の光学異方性層の
配向が乱れ、クロスニコル下で、散乱による輝点とな
り、視認性が低下する事があった。この対策を検討した
結果、ラビング後に特開2001−38306号公報記
載の除塵方法を適用する事で対策可能である事を見出し
た。すなわち、ラビングを行ったウエブを、液体、好ま
しく配向膜を膨潤させないフロリナート、ヘキサン、ト
ルエン等の溶剤で濡らした弾性体に擦った後、該弾性体
で擦った面に液体、好ましくは前に使用した溶剤を噴射
する湿式除塵処理を行う事が効果的であった。この湿式
除塵処理により、ラビング後の配向膜上に異物が残され
る事がなくなり、輝点が減少できたと考えている。
【0023】さらにラビング処理を行った配向膜上に、
光学異方性層を設けるための塗工液をワイヤーバーで塗
布する場合、いわゆるリップルスジが発生する事があ
り、特に高速で塗布する場合はこのリップルスジが大き
な問題となっていた。この対策を検討した結果、ワイヤ
ーバーの直径を小さくする事が顕著な効果をもたらす事
を見出し、塗工に用いるバーとしては、直径10mm以
下の金属ロールにワイヤーを巻いたバーが好ましく、さ
らに8mm、6mmと径を細くすることがスジ対策とし
ては有効であるが、強度の観点からはあまり細いものは
使えず、金属ロールの直径としては4mm以上、10m
m以下のものが特に好ましい。
【0024】[光学補償フィルムの特性]本発明の光学補
償フィルムは、透明支持体と光学異方性層を含み、液晶
セルの視野角を改良するために、エリプソメータで測定
したRe(0°)、Re(-40°)、Re(40°)の値がそれぞれ3
5±25nm、35±25nm、105±55nmの範囲にあ
る事が好ましい。ここでRe(0°)、Re(-40°)、Re(40
°)は、該光学異方層のレタデーションが最小値を取る
方向と法線を含む平面内で、法線方向、法線から最小値
の方向に40°傾いた方向、法線から逆に40°傾いた方向
から測定した該光学補償フィルムのレタデーション値を
表す。本発明の光学補償フィルムは、どの方向からレタ
デーション値を測定しても、ゼロになる方向は存在せ
ず、したがって光軸を持たない。
【0025】また本発明の光学補償フィルムとしては、
液晶表示装置の視認性を悪化させる、クロスニコル下で
見える輝点、スジ等が少なく、特に輝点については、偏
光顕微鏡を用い、クロスニコル下で本発明の光学補償フ
ィルムの遅相軸を偏光子の吸収軸と平行にして観察し、
輝点として見える欠点を円形で近似し、その直径が10
0μmを超えるものを数える。100μm以上の輝点
は、肉眼で容易に観測できるので、その数は1m2当た
り1個以下である事が好ましい。さらに肉眼でも見える
100〜150μmの輝点については、1m2当たり5
個以下である事がより好ましい。スジは肉眼で容易に観
測されるため、本発明の光学補償フィルムとしては、1
2当たり0個/以下である事が好ましい。
【0026】[液晶セル]本発明の液晶表示装置には、種
々のモードの液晶セルを用いる事が出来る。例えばTN
モード、STNモード、ECBモード例えばOCBモー
ド、HANモード、VANモード、ホモジニアス配向モ
ード等各種のモードの液晶セルが用いられるが、中でも
OCBモード、HANモード、VANモード、あるいは
ホモジニアス配向モード等のECBモードの液晶セルが
好ましい。液晶セルについては、先に述べた様に、東レ
リサーチセンター編「EL、PDP、LCDディスプレ
イ」ー技術と市場の最新動向―、2001年3月5日発
行、シーエムシー「'99PDP/LCD構成材料・ケミ
カルスの市場」1999年7月30日発行、日刊工業新
聞社「液晶デバイスハンドブック」日本学術振興会第1
42委員会編、培風館「液晶応用編」岡野光治他、産業
図書「カラー液晶ディスプレイ」小林駿介他、工業調査
会「次世代液晶ディスプレイ技術」内田龍男、シグマ出
版「液晶ディスプレイの最先端」液晶若手研究会編、シ
グマ出版「液晶:LCDの基礎を新しい応用」液晶若手
研究会編等に記載されている。
【0027】液晶セルは、一般に一対の表面に配向膜が
形成された透明電極を有する基板と、その基板間に封入
されたネマチック液晶の層からなる。ベンド配向セルで
は、一般に電圧が付与された液晶セル内でベンド配向を
することができるネマチック液晶が使用される。ベンド
配向液晶セルに使用する液晶は、一般に正の誘電率異方
性を有する。そしてネマチック液晶の配向ベクトルの、
基板に対する角度が、液晶セルに付与される電圧の変化
により変化する。通常、ネマチック液晶の配向ベクトル
の基板に対する角度が、液晶セルに付与される電圧の増
加により増加し、複屈折が低下する。この複屈折の変化
により画像が得られる。本発明で液晶のベンド配向と
は、液晶層の液晶分子の配向ベクトル(即ち、ディレク
タまたは光軸)が液晶層の中心線に関して対称(線対
称)であり、且つ少なくとも基板付近の領域でベンド部
分を持つことを意味する。ベンド部分とは、基板付近の
領域のディレクタにより形成される線が曲がっている部
分を言う。即ち、液晶のベンド配向とは、液晶セルに電
圧印加した際に、セル内の液晶分子のディレクタは、下
側の基板付近では、下側の基板に対してほぼ平行であ
り、基板からの距離の増加と共に、ディレクタと基板表
面との角度が増大し、さらにディレクタは、上側基板と
下側基板の距離が等しい領域(中心線領域)では、基板
表面と垂直又はほぼ垂直となり、それからディレクタ
は、下側基板からの距離の増加と共に、ディレクタと基
板表面との角度がさらに増大し、最終的にはディレクタ
は上側基板付近では上側基板とほぼ平行になるように液
晶分子が配向することを意味する。中心線付近では、デ
ィレクタはねじれ配向していても良い。さらに、上下基
板に近い領域あるいは接触領域のディレクタは、基板表
面から傾いていても良い(即ち、チルト角を有しても良
い)。ベンド配向液晶セルでは、液晶性化合物の屈折率
異方性Δnと、液晶セルの液晶層の厚みdとの積(Δn
×d)は、輝度と視野角を両立させるために、100乃
至2000nmの範囲であることが好ましく、150乃
至1700nmの範囲であることがさらに好ましく、5
00乃至1500nmの範囲であることが最も好まし
い。
【0028】HAN配向モードは液晶表示装置の分野で
は良く知られており、HAN配向セルは、下側基板がベ
ンド配向セルの中心線の位置に配置された構造であり、
下側基板の配向膜は、ネマチック液晶をホメオトロピッ
ク配向させることができる層である。そのような配向膜
の例としては、無機蒸着膜、界面活性剤の層、有機シラ
ンの層等を挙げることができる。本発明のHAN配向セ
ルに使用されるネマチック液晶は、一般に、電圧付与に
よりハイブリッド配列を形成することができる液晶であ
る。HAN配向セルは、片方の基板上では液晶が実質的
に垂直に配向しており、他方の基板上のプレチルト角が
0乃至45゜であることが好ましい。液晶層の屈折率異
方性(Δn)と液晶層の厚み(d)との積(Δnd)の
値は、100nm乃至1000nmであることが好まし
く、300乃至800nmであることがさらに好まし
い。液晶を垂直配向させる側の基板は、反射板側の基板
であってもよいし、透明電極側の基板であってもよい。
【0029】ベンド配向セル又はHAN配向セルを有す
る液晶表示装置は、いずれも自己補償ディレクタ領域を
有するが、表示装置を大きく斜めから見た場合(特に上
下方向で)、黒表示部分の光透過率が増大し、コントラ
ストの低下をもたらす。上記セルに本発明の光学補償シ
ート、あるいは楕円偏光板を適用することにより、正面
から見た場合のコントラストを低下させることなく、傾
斜方向から見た場合のコントラストを大いに改善するこ
とができる。
【0030】[偏光板]偏光板は、主に延伸したポリビニ
ルアルコールフィルム(以下PVA)/ヨウ素錯体から
なる偏光子と、その両側に貼り合わされた保護フィルム
からなる。このPVAフィルムは延伸してからヨウ素あ
るいは二色性色素で染色するか、染色してから延伸し、
さらにホウ素化合物で架橋する事により偏光素子が形成
される。またポリエンを延伸し、同様に染色したものも
使用できる。この偏光素子の保護フィルムとして、前述
した光学補償フィルム、λ/4板、あるいは通常の偏光
板の保護フィルムとして用いられている光学的に透明で
複屈折の小さいセルローストリアセテートフィルムを用
いる事が出来る。保護フィルムの遅相軸と偏光素子の透
過軸のなす角度は3°以下になるように配置することが
好ましく、2°以下になるように配置することがさらに
好ましく、1°以下になるように配置することが最も好
ましい。偏光素子としては可視光透過率が40%以上、
偏光度99%以上のものが好ましい。
【0031】[液晶表示装置]本発明の液晶表示装置は、
印加電圧が低い時に明表示、高い時に暗表示であるノー
マリーホワイトモードでも、印加電圧が低い時に暗表
示、高い時に明表示であるノーマリーブラックモードで
も用いることができる。本発明の透過型、反射型および
半透過型液晶表示装置の駆動方式については単純マトリ
ックス方式よりも、アクティブマトリックス方式が好ま
しく、TFT(Thin Film Transistor)、TFD(Thin
Film Diode)またはMIM(Metal Insulator Metal)
を使うことがより好ましい。TFTについては低温ポリ
シリコンまたは連続粒界シリコンを使うことがより好ま
しい。詳細については、「液晶デバイスハンドブック」
日本学術振興会第142委員会編、日刊工業新聞社、
「液晶 応用編」岡野光治他、培風館、「カラー液晶デ
ィスプレイ」小林俊介他、産業図書、「次世代液晶ディ
スプレイ技術」内田龍男、工業調査会、「液晶ディスプ
レイの最先端」液晶若手研究会編、シグマ出版、「液
晶:LCDの基礎と新しい応用」液晶若手研究会編、シ
グマ出版等に記載されている。
【0032】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明
するが、本発明は実施例に限定されて解釈されるもので
はない。 [実施例1] <ベンド配向液晶セルの作製> ITO電極付きのガラス基板に、ポリイミド膜を配向膜
として設け、配向膜にラビング処理を行った。得られた
二枚のガラス基板をラビング方向が平行となる配置で向
かい合わせ、セルギャップを6μmに設定した。セルギ
ャップにΔnが0.1396の液晶性化合物(ZLI1
132、メルク社製)を注入し、ベンド配向液晶セルを
作製した。
【0033】<光学補償フィルム(A)の作成> (セルローストリアセテート溶液の調製)酢化度60.
9%のセルロースアセテート(ダイセル(株)製)100
g、トリフェニルホスフェート8g、ビフェニルジフェ
ニルホスフェート4g、メチレンクロライド338g、
およびメタノール27gをミキシングタンクに投入し、
加熱しながら攪拌し、各成分を溶解してセルローストリ
アセテート溶液を調製した。
【0034】(レタデーション上昇剤溶液の調製)別の
ミキシングタンクに、下記のレタデーション上昇剤16
0g、メチレンクロライド80g、およびメタノール1
90gを投入し、加熱しながら攪拌して、レタデーショ
ン上昇剤溶液を調製した。
【0035】
【化1】
【0036】(セルローストリアセテートフィルム(A)
の作製)上のセルローストリアセテート溶液4770g
に、レタデーション上昇剤溶液520gを混合し、攪拌
してドープを調製した。得られたドープをバンド流延機
のバンド上に流延し、残留溶剤量が50質量%の状態の
フィルムをバンドから剥離し、130℃の条件でテンタ
ーを用いて18%の延伸倍率で延伸し、テンターを延伸
方向に対し45°屈曲させ、以後幅を一定に保ちつつ1
30℃で40秒間保持した後、テンターを離脱して、遅
相軸がフィルムの搬送方向(長手方向)に対し45°の
角度を有するセルローストリアセテートフィルム(A)を
製造した。
【0037】(光学特性の測定)作製したセルロースト
リアセテートフィルム(A)について、エリプソメーター
(M−150、日本分光(株)製)を用い、波長633
nmにおけるReレタデーション値およびRthレタデー
ション値を測定した。また、自動複屈折計(KOBRA
−21ADH、王子計測機器(株))で遅相軸角度を測
定した。結果を第1表に示す。
【0038】
【表1】
【0039】(セルローストリアセテートフィルム(A)
のケン化処理)セルローストリアセテートフィルム(A)
上に、1.0規定の水酸化カリウム溶液(溶剤:IPA/
プロピレングリコール/水=75/13/12wt%)
を#6バーで塗布し、60℃で10秒間加熱した後、濡
れたままの塗布面に#1.6バーで水を塗布し、すぐに
40℃の洗浄水500cc/m2をノズルから吹き付
け、エアナイフでフィルム表面の洗浄水を吹き飛ばす処
理を三回連続して行い、100℃の温風で乾燥して、表
面が鹸化されたセルローストリアセテートフィルム(A)
を作成した。
【0040】(配向膜の形成)ケン化処理したセルロー
ストリアセテートフィルム(A)の片面に、下記の変性ポ
リビニルアルコール(カッコ内の数字はwt%)2.0
gを水36g中に溶解させ、メタノール12g、グルタ
ルアルデヒド(架橋剤)0.1gを加えて得られる塗布
液を、#14のワイヤーバーコーターで塗布し、60℃
の温風で60秒、さらに90℃の温風で160秒乾燥し
て、配向膜を設けた長尺ロール状のセルローストリアセ
テートフィルム(A)を作製した。
【0041】
【化2】
【0042】(配向膜面の除塵)長尺ロール状のセルロ
ーストリアセテートフィルム(A)上の配向膜面に、市販
のラビング布を貼り付けたラビングロールで搬送方向に
対し平行にラビング処理を行い、その後フロリナートで
濡らしたバイトンゴム被覆アルミロールでラビング面を
擦り、すぐに幅1mmのリンスノズルから30L/分の
量のフロリナートを吹き付け、乾燥により、ラビングし
た配向膜面の除塵を行った。
【0043】(光学異方性層用塗布液の作製)SUS製の
タンク中に、下記構造のディスコティック液晶41.0
g、エチレンオキサイド変成トリメチロールプロパント
リアクリレート(V#360、大阪有機化学(株)製)
4.0g、セルロースアセテートブチレート(CAB5
51−0.2、イーストマンケミカル社製)0.9g、
セルロースアセテートブチレート(CAB531−1、
イーストマンケミカル社製)0.2g、光重合開始剤
(イルガキュアー907、チバガイギー社製)1.5
g、増感剤(カヤキュアーDETX、日本化薬(株)
製)0.5gを102gのメチルエチルケトンに溶解し
て光学異方性層用の塗布液を作製した。
【0044】(光学補償フィルム(A)の作製)除塵を行っ
た配向膜面側に、直径6mmφの金属ロールにワイヤを
巻いた#3バーを用いて、上記の塗布液を塗布した。こ
れを130℃の恒温槽中で2分間加熱し、モノドメイン
のディスコティックネマティック相をとらせ、次に13
0℃で120W/cm高圧水銀灯で1分間UV照射し、
ディスコティック液晶を重合させその後、室温まで放冷
し、光学異方性層を有する本発明の光学補償フィルム
(A)を作成した。この光学補償フィルム(A)の法線方
向、レターデーションが最小値を取る方向と法線とを含
む面内で法線方向から最小値の方向に40°傾いた方
向、あるいは法線から逆に40°傾けた方向のレタデー
ション値をエリプソメーターで測定した。結果を第2表
に示す。またこの130mm幅のサンプル5mをクロス
ニコル下で目視検査した結果、サイズが100μmを越
える輝点の数は2個(0.31個/m2)、また視認性を妨
げるようなスジは見当たらなかった。
【0045】
【化3】
【0046】
【表2】
【0047】<偏光素子の作製>PVAフィルムをヨウ
素2.0g/L、ヨウ化カリウム4.0g/Lの水溶液
に25℃にて240秒浸漬し、さらにホウ酸10g/L
の水溶液に25℃にて60秒浸漬後、テンター延伸機に
導入し、5.3倍に延伸し、テンターを延伸方向に対し
屈曲させ、以降幅を一定に保ち、収縮させながら80℃
雰囲気で乾燥させた後テンターから離脱して巻き取っ
た。延伸開始前のPVAフィルムの含水率は31%で、
乾燥後の含水率は1.5%であった。左右のテンターク
リップの搬送速度差は、0.05%未満であり、導入さ
れるフィルムの中心線と次工程に送られるフィルムの中
心線のなす角は46゜であった。テンター出口における
シワ、フィルム変形は観察されなかった。得られた偏光
子の透過軸方向はテンターの搬送方向(長手方向)に対
し45゜傾斜しており、この偏光子の550nmにおけ
る透過率43.7%、偏光度99.97%であった。
【0048】<楕円偏光板(A)の作成>フジタック(T
D80U、商品名:富士写真フイルム(株)製)上に、
熱架橋性含フッソポリマー(JN−7228、固形分濃
度6%、JSR(株)製)210gにシリカゾル(ME
K−ST、平均粒径10〜20nm、固形分濃度30w
t%、日産化学(株)製)18g、およびMEK200
gを添加、攪拌後、孔径1μmのポリプロピレン製フィ
ルタでろ過した低屈折率層用塗布液をバーコーターで塗
布し、80℃で5分乾燥後、120℃で10分間加熱し
てポリマーを架橋させ、厚さ0.1μmの低屈折率層を
形成し、反射防止フィルムを作製した。この反射防止フ
ィルムおよび上記光学補償フィルム(A)を55℃の1.
5NNaOH水溶液に1分間浸漬して両面を鹸化した
後、希硫酸および水で十分洗浄し、乾燥後それぞれのセ
ルローストリアセテート側にポリビニルアルコール系粘
着材を約30μの厚みに塗布し、上記偏光子の両側にロ
ールツーロールで貼り合わせ、さらに80℃で乾燥して
楕円偏光板(A)を作成した。
【0049】<ベンド配向モード透過型液晶表示装置
(A)の作製>作製したベンド配向セルを挟むように、上
記楕円偏光板(A)(反射防止フィルム1、偏光素子2、
透明支持体3、光学異方性層4よりなる)の光学異方性
層4上にアクリル系粘着剤をつけ、液晶セルのラビング
方向と光学補償フィルムのラビング方向とが反平行とな
る様にして、光学補償フィルム(A)を貼り合せ、ベンド
配向モードの透過型液晶表示装置(A)を作製した。この
液晶表示装置の構成を図1に示す。この液晶表示装置
(A)の液晶セルに、白表示電圧2V、黒表示電圧6Vを
印加し、測定機(EZ-Contrast 160D、ELDIM社製)
を用いて、正面コントラスト比を測定した。さらに左右
方向(セルのラビング方向と直交方向)の視野角(コン
トラスト比が10以上となる角度範囲)を調べた。結果
を第3表に示す。また黒表示の時に輝点、あるいはスジ
と認識される欠点は殆どなく、見やすい画面となってい
た。
【0050】
【表3】
【0051】[実施例2] <光学補償フィルム(B)の作製>セルローストリアセテ
ートフィルムを以下の方法に従って作製する以外は、実
施例1と全く同じにして、本発明の光学補償フィルム
(B)を作製した。 (セルローストリアセテートフィルム(B)の作製)酢酸メ
チル240g、シクロヘキサノン100g、メタノール
25g、およびエタノール25gを予め混合した溶液
に、よく攪拌しつつ酢化度60.5%のセルローストリ
アセテート粉体(平均サイズ:2mm、ダイセル(株)
製)100g、トリフェニルホスフェート6.8g、ビ
フェニルジフェニルホスフェート4.9g、シリカ(粒
径20nm)0.5g、および実施例1で用いたレタデ
ーション上昇剤6.7gを徐々に添加した。添加後、室
温(25℃)にて3時間放置し、得られた不均一なゲル
状溶液を、−70℃にて6時間冷却した後、50℃に加
温・攪拌して完全に溶解したドープを得た。その後は実
施例1と同様にして遅相軸が長尺フィルムの搬送方向に
対し45°傾いたセルローストリアセテートフィルム
(B)を作成し、光学特性を測定した。結果を第1表に示
す。得られたセルローストリアセテートフィルム(B)を
用いる以外は、実施例1と全く同様の処理を行い、本発
明の光学補償フィルム(B)を作製した。この光学補償フ
ィルム(B)の法線方向、ラビング方向と法線とを含む面
内で法線方向から-40°、あるいは40°傾けた方向
のレタデーション値をエリプソメーターで測定した。結
果を第2表に示す。またこの130mm幅のサンプル5
mをクロスニコル下で目視検査した結果、サイズが10
0μmを越える輝点の数は3個(0.46個/m2)、また
視認性を妨げるようなスジは見当たらなかった。
【0052】<ベンド配向モード透過型液晶表示装置
(B)の作製>光学補償フィルム(A)の代わりに光学補償
フィルム(B)を用いる以外は、実施例1と全く同様にし
て、本発明のベンド配向モード透過型液晶表示装置(B)
を作製した。この液晶表示装置の液晶セルに、白表示電
圧2V、黒表示電圧6Vを印加し、測定機(EZ-Contras
t 160D、ELDIM社製)を用いて、正面コントラスト
比を測定した。さらに左右方向(セルのラビング方向と
直交方向)の視野角(コントラスト比が10以上となる
角度範囲)を調べた。結果を第3表に示す。また黒表示
の時に輝点、あるいはスジと認識される欠点は殆どな
く、見やすい画面となっていた。
【0053】[比較例1] <光学補償フィルム(C)の作成>実施例1で配向膜面の
除塵を行わなかった以外は光学補償フィルム(A)とまっ
たく同様にして比較例の光学補償フィルム(C)を作製し
た。この光学補償フィルム(C)の法線方向、ラビング方
向と法線とを含む面内で法線方向から-40°、あるい
は40°傾けた方向のレタデーション値をエリプソメー
ターで測定した。結果を第2表に示す。またこの130
mm幅のサンプル5mをクロスニコル下で目視検査した
結果、サイズが100μmを越える輝点の数は17個
(2.62個/m2)、また視認性を妨げるようなスジは見
当たらなかった。
【0054】<ベンド配向モード透過型液晶表示装置
(C)作製>光学補償フィルム(A)の代わりに光学補償フ
ィルム(Cを用いる以外は、実施例1と全く同様にし
て、本発明のベンド配向モード透過型液晶表示装置(C)
を作製した。この液晶表示装置の液晶セルに、白表示電
圧2V、黒表示電圧6Vを印加し、測定機(EZ-Contras
t 160D、ELDIM社製)を用いて、正面コントラスト
比を測定した。さらに左右方向(セルのラビング方向と
直交方向)の視野角(コントラスト比が10以上となる
角度範囲)を調べた。結果を第3表に示す。また黒表示
の時に、スジと認識される欠点は見当たらなかったが、
輝点と認識されるものがあり、見ずらい画面となってい
た。
【0055】[比較例2] <光学補償フィルム(D)の作成>実施例1で光学異方層
の塗布に、直径6mmの金属ロールの代わりに12mm
の金属ロールにワイヤーを巻いた#3バーを使用する以
外は、光学補償フィルム(B)とまったく同様にして、比
較例の光学補償フィルム(D)を作製した。この光学補償
フィルム(D)の法線方向、ラビング方向と法線とを含む
面内で法線方向から-40°、あるいは40°傾けた方
向のレタデーション値をエリプソメーターで測定した。
結果を第2表に示す。またこの130mm幅のサンプル
5mをクロスニコル下で目視検査した結果、サイズが1
00μmを越える輝点の数は5個(0.77個/m2)と少
なかったが、全体にスジが多かった。
【0056】<ベンド配向モード透過型液晶表示装置
(D)作製>光学補償フィルム(B)の代わりに光学補償フ
ィルム(D)を用いる以外は、実施例2と全く同様にし
て、本発明のベンド配向モード透過型液晶表示装置(D)
を作製した。この液晶表示装置の液晶セルに、白表示電
圧2V、黒表示電圧6Vを印加し、測定機(EZ-Contras
t 160D、ELDIM社製)を用いて、正面コントラスト
比を測定した。さらに左右方向(セルのラビング方向と
直交方向)の視野角(コントラスト比が10以上となる
角度範囲)を調べた。結果を第3表に示す。また黒表示
の時に、輝点と認識されるものは殆どなかったが、スジ
と認識される欠点があり、見ずらい画面となっていた。
【0057】本発明により、透明支持体およびディスコ
ティック液晶の配向を固定した光学異方層を有する、長
尺ロール状の光学補償フィルムであって、それをクロス
ニコルに挟んだ時に、100μ以上の大きさの輝点が少
ない事を特徴とする光学補償フィルムが提供され、それ
を用いる事で視野角、および視認性の改良された液晶表
示装置が実現可能となった。すなわちラビング後に湿式
除塵を行う事で異物を減らし、細径のバーを用いる事で
光学異方層の塗布で発生するスジ等を減らすことで、光
学補償フィルムの輝点として見える点欠陥やスジ等を減
らし、それを用いる液晶表示装置の視野角および視認性
を共に改良する事が可能となった。
【0058】
【発明の効果】本発明により、従来視野角改良のために
光学補償フィルムを組込む事で、視野角は改良される
が、視認性が低下する事があり、その原因はクロスニコ
ル下で見える光学補償フィルムの点欠陥あるいはスジで
ある事を明らかにし、この点欠陥およびスジの少ない光
学補償フィルム、およびそれを用いる事で視野角および
視認性を改良した液晶表示装置が初めて実現された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で使用のベンド配向モードの透過型
液晶表示装置の断面概略図を示す。
【符号の説明】
1 反射防止フィルム 2 偏光素子(PVA/I2) 3 透明支持体 4 光学異方性層 5 ベンド配向液晶セル(OCBモード)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H049 BA06 BA42 BB03 BC02 BC10 BC22 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FB02 FC07 FC24 LA19 LA30 4F100 AR00A AS00B BA02 BA07 GB41 JN01A JN30 YY00B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、透明支持体およびディスコテ
    ィック液晶の配向を固定した光学異方層を有する光学補
    償フィルムであって、該光学補償フィルムのRe(0°)、
    Re(−40°)、Re(40°)の値がそれぞれ35±25nm、3
    5±25nm、105±55nmの範囲にあり、該光学補償
    フィルムをクロスニコルに挟んだ時に輝点として見え
    る、100μm以上の点欠陥の数が1m2当たり1個以
    下であることを特徴とする光学補償フィルム。ここでRe
    (0°)、Re(-40°)、Re(40°)は、該光学異方層のレタ
    デーションが最小値を取る方向と法線を含む平面内で、
    法線方向、法線から最小値の方向に40°傾いた方向、法
    線から逆に40°傾いた方向から測定した該光学補償フィ
    ルムのレタデーション値を表す。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の光学補償フィルムの製造
    方法であって、光学補償フィルムの光学異方性層が、走
    行するウエッブを液体で濡らした弾性体で連続的に擦っ
    た後、該弾性体で擦った面に液体を噴射する除塵工程を
    含む製造工程により製造されることを特徴とする光学補
    償フィルムの製造方法。
  3. 【請求項3】少なくとも偏光板、液晶セルおよび請求項
    1の光学補償フィルムを有する事を特徴とする液晶表示
    装置。
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