JP2003254959A - 新規なホルムアルデヒド測定用キット - Google Patents

新規なホルムアルデヒド測定用キット

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JP2003254959A
JP2003254959A JP2002375702A JP2002375702A JP2003254959A JP 2003254959 A JP2003254959 A JP 2003254959A JP 2002375702 A JP2002375702 A JP 2002375702A JP 2002375702 A JP2002375702 A JP 2002375702A JP 2003254959 A JP2003254959 A JP 2003254959A
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Japan
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formaldehyde
measuring
sodium
liquid
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JP2002375702A
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Hiromasa Kodera
宏征 小寺
Tetsuya Matsuo
哲也 松尾
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
Original Assignee
Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高感度で、被検液中の低濃度域のホルムアル
デヒド濃度を簡便且つ迅速に測定できるホルムアルデヒ
ド測定用試薬キット及びそれを用いたホルムアルデヒド
の測定方法の提供。 【解決手段】水酸化カリウム,水酸化ナトリウム又は水
酸化リチウムを主成分とする固体状のアルカリ試薬組成
物、4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−メルカプト−
1,2,4−トリアゾールを主成分とする固体状の発色試
薬組成物及び、メタ過ヨウ素酸塩を主成分とする固体状
又は液体状の酸化試薬組成物を構成試薬として含んでな
るホルムアルデヒド測定用キット、及びそれを用いた被
検液中のホルムアルデヒドの測定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なホルムアル
デヒド測定用キット及びホルムアルデヒドの測定方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ホルムアルデヒドは、優れた殺菌作用、
強力な還元作用を有するため、様々な産業分野で広く利
用されている。しかし、ホルムアルデヒドは毒性が強
く、使用する際には、その濃度を管理する必要がある。
【0003】また、ホルムアルデヒドは生活必需品に含
有されることが多く、例えば衣料品や合板家具、食器
類、などの生活用品の中には微量のホルムアルデヒドを
発生又は溶出するものがあり、この微量のホルムアルデ
ヒドをより高感度、簡便且つ迅速に測定することが多く
の分野から望まれている。
【0004】更に、工場廃液中のホルムアルデヒド濃度
を測定して水質管理を行ったり、或いは河川の流水中の
ホルムアルデヒド濃度を測定して、環境管理を行う際に
も、ホルムアルデヒドを高感度で、簡便、且つ迅速に測
定できる方法が要望されている。
【0005】従来のホルムアルデヒド濃度の測定法とし
ては、例えば被検液をアセチルアセトンで発色させて測
定する吸光光度法、気体を補集して検知管で感知して測
定する方法等が知られている。しかし、前者は検出感度
が低い、また後者は被検体が気体に限られる等の欠点が
ある。
【0006】また、ホルムアルデヒドと特異的に反応
し、且つ夾雑物の影響を受けない呈色試薬である4−ア
ミノ−3−ヒドラジノ−5−メルカプト−1,2,4−ト
リアゾール(AHMT)を用いる比色定量法がある(特
開昭50-118785号公報)。その測定法の原理は、概略以
下の通りである
【0007】
【式1】
【0008】即ち、AHMTはアルカリ性で、ホルムア
ルデヒドと縮合して〔II〕を生成する。これは非常に酸
化を受けやすく、6−メルカプト−S−トリアゾロ〔4,
3−b〕−S−テトラジン〔III〕を生成し、550nmに極
大吸収を持つ赤紫色を呈するので、反応液の吸光度を55
0nmで測定することによってホルムアルデヒドの量を知
る方法である。
【0009】しかし、上記の方法を行うために従来用い
られている試薬類は、すべて液体状のものであった。例
えば具体的な測定法の一例を挙げると、一定量の被検液
(2.0ml)に所定量のアルカリ試液(2.0ml)、
発色試液(2.0ml)及び酸化試液(2.0ml)を加
えて測定する方法である。この方法では、検体及び試薬
を正確に秤取する必要があり、その為の器具や分光光度
計等の測定機器を備えた実験室での測定操作が必要とな
っている。また、被検液のホルムアルデヒドは試液の添
加で4倍希釈された状態の濃度で測定されているため、
必然的に測定感度が落ちてしまい、感度が約0.1pp
m程度である、という問題があった。また、AHMTは
塩酸溶液中に溶解されているため、扱いにくいという欠
点もあった。
【0010】
【特許文献1】特開昭50−118785号公報(特許
請求の範囲)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した如
き状況に鑑みなされたもので、高感度で、被検液中の低
濃度域のホルムアルデヒド濃度を簡便且つ迅速に測定で
きるホルムアルデヒド測定用試薬キット及びそれを用い
たホルムアルデヒドの測定方法の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、「(1)水酸
化カリウム,水酸化ナトリウム又は水酸化リチウムを主
成分とする固体状のアルカリ試薬組成物、4−アミノ−
3−ヒドラジノ−5−メルカプト−1,2,4−トリアゾ
ールを主成分とする固体状の発色試薬組成物及び、メタ
過ヨウ素酸塩を主成分とする固体状又は液体状の酸化試
薬組成物を構成試薬として含んでなるホルムアルデヒド
測定用キット。」の発明である。
【0013】また、本発明は、「(2)水酸化カリウム
又は水酸化ナトリウムを主成分とする固体状のアルカリ
試薬組成物、4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−メルカ
プト−1,2,4−トリアゾールを主成分とする固体状の
発色試薬組成物及び、メタ過ヨウ素酸塩を主成分とする
固体状又は液体状の酸化試薬組成物を構成試薬として含
んでなるホルムアルデヒド測定用キット。」の発明であ
る。
【0014】更に、本発明は「被検液と(1)又は(2)のア
ルカリ試薬組成物及び発色試薬組成物を混合したのち、
(1)又は(2)の酸化試薬組成物を混合し、生じる光学的変
化の程度を測定し、その結果に基づいて行うことを特徴
とする、被検液中のホルムアルデヒドの測定方法。」で
ある。
【0015】即ち、本発明者等は、上記課題を解決すべ
く鋭意研究の結果、ホルムアルデヒド測定用試薬組成物
として固体状のアルカリ試薬組成物、固体状の発色試薬
組成物及び、固体状又は液体状の酸化試薬組成物を用い
ることにより、上記した如き問題を全て解決し、簡便で
高感度のホルムアルデヒド測定用キット及びホルムアル
デヒドの測定方法を確立できることを見出し、本発明を
完成するに到った。
【0016】本発明に係るアルカリ試薬組成物に用いら
れる水酸化カリウム、水酸化ナトリウム又は水酸化リチ
ウムは、単独又は適宜組み合わせて用いても良いが、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム又はこれらの組合せが
より好ましい。
【0017】本発明に係る発色試薬組成物には、AHM
Tの他に塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウ
ム、又はこれらの混合物を含有していても良い。
【0018】本発明に係る酸化試薬組成物に用いられる
メタ過ヨウ素酸塩としては、例えばナトリウム塩,カリ
ウム塩等が挙げられるが、溶解性の点を考慮すると、ナ
トリウム塩が好ましい。また、メタ過ヨウ素酸塩の他に
塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム又はこ
れらの混合物を含有していても良い。酸化試薬組成物が
液体状の場合には、メタ過ヨウ素酸塩の他に安定剤とし
てヨウ素酸を含有させるのが望ましい。
【0019】本発明に係るこれらの試薬組成物を構成す
る試薬類は、ホルムアルデヒドを測定する際に問題とな
るような不純物を含まないものであれば良く、特に高純
度のものを用いる必要はない。
【0020】本発明に係る固体状の試薬組成物の形状と
しては、粒状、粉末状又は錠剤型が挙げられる。
【0021】本発明に係る試薬組成物の好ましい形状と
しては、試薬組成物の取り扱いの容易さ等を考慮する
と、アルカリ試薬組成物は粒状、又は粉末状のものが好
ましく、特に粒状のものが好ましい。発色試薬組成物は
粒状,粉末状又は錠剤型が好ましく、中でも粉末状又は
錠剤型が好ましい。酸化試薬組成物は、粒状,粉末状,
錠剤型又は液体状の何れにても良いが、粉末状,液体状
がより好ましく、溶解性を考慮すれば液体状が好まし
い。
【0022】本発明に係るアルカリ試薬組成物が粒状の
場合は、原料として市販されている水酸化カリウム、水
酸化ナトリウム又は水酸化リチウムの粒状(ペレット
状)のものをそのまま使用すればよい。また、一粒が同
程度の量になるように自体公知の方法で整粒したものを
用いても良い。整粒する場合には、一粒の量が30〜5
50mg、好ましくは100〜400mg、更に好まし
くは150〜300mgになるように整粒すればよい。
【0023】アルカリ試薬組成物が粉末状の場合には、
水酸化カリウム、水酸化ナトリウム又は水酸化リチウム
の原料粉末をそのまま使用すればよい。
【0024】本発明に係る発色試薬組成物が粉末状の場
合には、粉末状のAHMTをそのまま使用しても良い
し、AHMTに、塩化ナトリウム,塩化カリウム,硫酸
ナトリウム又はこれらの混合物(以下、増量剤と記載す
る。)を混合した混合粉末としても良い。
【0025】粉末状の発色試薬組成物の、AHMTと増
量剤との混合割合は、本発明に係る粉末状の発色試薬組
成物とした時に有効に作用しうる混合比であれば特に限
定されないが、AHMTが2.5〜100w/w%、好
ましくは5.0〜80w/w%、より好ましくは10〜
40w/w%程度であり、増量剤が97.5〜0w/w
%、好ましくは95〜20w/w%、より好ましくは9
0〜60w/w%程度である。粉末約20mg中にAH
MTが約0.5〜20mg程度含有するように調製する
と用いやすい。
【0026】発色試薬組成物が錠剤型の場合には、AH
MTと、塩化ナトリウム,塩化カリウム,硫酸ナトリウ
ム又はこれらの混合物(以下、賦型剤と記載する。)を
混合したものを打錠したものが挙げられる。
【0027】本発明の錠剤型の発色試薬組成物の成分含
量は、1錠剤中にAHMTが0.5〜16mg、好まし
くは1〜8mg、より好ましくは2〜8mg程度含有さ
れ、賦型剤がAHMTに対して10〜99w/w%程度
含有されるのが好ましい。
【0028】本発明に係る酸化試薬組成物が粉末状の場
合には、粉末状のメタ過ヨウ素酸ナトリウムをそのまま
使用しても良いし、粉末状のメタ過ヨウ素酸ナトリウム
に、粉末状の増量剤を混合した混合粉末としても良い。
【0029】粉末状の酸化試薬組成物の、メタ過ヨウ素
酸ナトリウムと増量剤との混合割合は、本発明に係る粉
末状の酸化試薬組成物とした時に有効に作用しうる混合
比であれば特に限定されないが、メタ過ヨウ素酸ナトリ
ウムが4〜100w/w%、好ましくは6〜30w/w
%、より好ましくは10〜20w/w%程度であり、増
量剤が96〜0w/w%、好ましくは94〜70w/w
%、より好ましくは90〜80w/w%程度である。混
合粉末約20mg中にメタ過ヨウ素酸ナトリウムが0.
8〜8.0mg含有するように調製すると用いやすい。
【0030】本発明に係る酸化試薬組成物が液体状の場
合は、メタ過ヨウ素酸塩の2〜20w/v%水溶液が挙
げられる。また、その場合、メタ過ヨウ素酸塩の他に、
安定剤としてヨウ素酸を含有させることが好ましい。そ
の場合の含量としては、メタ過ヨウ素酸塩が2〜20w
/v%、好ましくは3〜15w/v%、更に好ましくは
5〜10w/v%であり、ヨウ素酸が0.2〜1.5w/
v%である。尚、従来は酸化試薬としてメタ過ヨウ素酸
カリウム液を用いていたが、メタ過ヨウ素酸ナトリウム
はメタ過ヨウ素酸カリウムよりも水に溶解しやすいの
で、その濃厚液が得られる。そのため、被検液に加える
量も従来(2.0ml)より少量(0.04ml)で済む
ため、被検液を希釈することがなく、より好ましい。
【0031】液体状の酸化試薬組成物は、試薬瓶等に入
れてスポイトで適量取り出すようにしても良いし、例え
ば点眼瓶等に入れて、点滴液として使用してもよい。
【0032】酸化試薬組成物が錠剤型の場合には、メタ
過ヨウ素酸ナトリウムと、賦型剤を混合したものを打錠
したものが挙げられる。
【0033】錠剤型の酸化試薬組成物の成分含量は、1
錠剤中にメタ過ヨウ素酸ナトリウムが0.8〜8.0m
g、好ましくは1.2〜6.0mg、より好ましくは2〜
4mg程度含有され、賦型剤がメタ過ヨウ素酸ナトリウ
ムに対して20〜98w/w%程度含有されるのが好ま
しい。
【0034】本発明に係る錠剤型の試薬組成物を得るに
は、下記のようにして行えばよい。即ち、例えば錠剤型
の発色試薬組成物を得る場合を例にとって説明すると、
先ず、粉末状のAHMT、又は粉末状のAHMTと賦型
剤とを混合したものを、適当な型、例えば錠剤型(円板
状、円盤状等)に加圧成型する。
【0035】AHMTと賦型剤とを含む粉体を加圧成型
する際の、粉末中のAHMTと賦型剤との混合比は、本
発明に係る錠剤型の発色試薬組成物とした時に有効に作
用しうる混合比であれば特に限定されないが、その場合
の混合比としては、AHMT100重量部に対して賦型剤
を3900〜6重量部、好ましくは1900〜25重量
部、更に好ましくは900〜150重量部含有するもの
が挙げられる。
【0036】また、錠剤型の酸化試薬を得る場合も同様
に、先ず、粉末状のメタ過ヨウ素酸ナトリウム、又は粉
末状のメタ過ヨウ素酸ナトリウムと賦型剤とを混合した
ものを、適当な型、例えば錠剤型(円板状、円盤状等)に
加圧成型すればよい。
【0037】メタ過ヨウ素酸ナトリウムと賦型剤を含む
粉体を加圧成型する際の、メタ過ヨウ素酸ナトリウムと
賦型剤との混合比は、本発明に係る錠剤型の酸化試薬組
成物とした時に有効に作用しうる混合比であれば特に限
定されないが、通常メタ過ヨウ素酸塩100重量部に対
して、賦型剤を2400〜150重量部、好ましくは1
560〜230重量部、更に好ましくは900〜400
重量部含有するものが挙げられる。
【0038】また、この加圧成型する方法としては、部
分的に鋭い角を有する等摩耗により微粉末を生じやすい
成型品が得られるような方法でなければ特に限定されな
いが、例えば機械の入手の容易さや操作性等を考慮し
て、通常市販されている打錠機を用いればよい。
【0039】また、本発明に係る錠剤型の発色試薬組成
物及び錠剤型の酸化試薬組成物の製造における成型時の
圧力は特に限定されないが、その溶解性等を考慮すれ
ば、通常200〜1300kg/cm2、好ましくは250〜800kg/cm
2であるが、250〜400kg/cm2の圧力で行えばよい。
【0040】成型品の大きさは、特に限定されないが、
例えば直径が4〜5mm、厚みが1〜2mm程度で、1
0〜30mg程度であればよい。
【0041】本発明に係るホルムアルデヒド測定用キッ
トとしては、上記した如き形状のアルカリ試薬組成物、
発色試薬組成物及び酸化試薬組成物を適宜選択して組み
合わせたものである。また、これらのキットには、ホル
ムアルデヒド測定用の色調表を組み合わせても良い。
【0042】測定用キット中の各濃度としては、発色試
薬組成物がAHMT粉末の場合にはAHMTを0.5〜
20mg、AHMTと増量剤との混合粉末の場合には、
粉末約20mg中にAHMTを0.5〜20mg、又は
錠剤の場合には錠剤1錠中にAHMTを0.5〜16m
g含有させたものが好ましい。酸化試薬組成物がメタ過
ヨウ素酸ナトリウム粉末の場合にはメタ過ヨウ素酸ナト
リウムを0.8〜8.0mg、メタ過ヨウ素酸ナトリウム
と増量剤との混合粉末の場合には、粉末約20mg中に
メタ過ヨウ素酸ナトリウムを0.8〜8.0mg、錠剤の
場合には錠剤1錠中にメタ過ヨウ素酸ナトリウムを0.
8〜8.0mg含有させたものが好ましい。酸化試薬組
成物が液体状の場合には、メタ過ヨウ素酸ナトリウム2
〜20w/v%と、ヨウ素酸0.2〜1.5w/v%を含
有させたものが好ましい。
【0043】本発明に係るホルムアルデヒド測定用キッ
トの好ましい実施態様としては、例えば粒状の水酸化
カリウムから成るアルカリ試薬組成物と、AHMTと賦
型剤とから成る錠剤型の発色試薬組成物、及びメタ過ヨ
ウ素酸ナトリウムとヨウ素酸とから成る液体状の酸化試
液とから構成されるキット、又は粒状の水酸化カリウ
ムから成るアルカリ試薬組成物と、AHMTと賦型剤と
から成る粉末状の発色試薬組成物、及びメタ過ヨウ素酸
ナトリウムとヨウ素酸とから成る液体状の酸化試液とか
ら構成されるキットが挙げられる。
【0044】本発明に係るホルムアルデヒドの測定方法
としては、本発明に係るアルカリ試薬組成物、発色試薬
組成物、酸化試薬組成物を用いる以外は、自体公知のA
HMTを用いるホルムアルデヒド測定法に準じて行えば
よい。
【0045】本発明に係るホルムアルデヒドの測定方法
に於いて、被検液の量は1〜10ml、好ましくは2〜
6ml、より好ましくは2〜4ml用いればよい。
【0046】本発明に係るホルムアルデヒドの測定方法
を、例えば被検液を2ml使用する場合を例にとって、
以下に具体的に説明する。被検液を希釈したり、被検液
の液量を変動させる場合には、用いられる試薬類の量も
それに応じて適宜変動させればよい。
【0047】即ち、試験管に被検液2mlを採り、粒状
(ペレット状)又は粉末状のアルカリ試薬30〜500
mgを加え、溶解させる。アルカリ試薬は、1粒が30
〜500mgになるように整粒された粒を加えても、粒
又は粉末を秤量して30〜500mgを加えても良い。
次いで、AHMT粉末0.5〜20mg、AHMTと増
量剤との混合粉末約20mg(AHMT0.5〜20m
g含有)、及びAHMTと賦型剤を含有する錠剤1錠
(AHMT0.5〜16mg含有)から選択される発色
試薬組成物を混合し、溶解させる。5〜15分間放置し
た後、粉末状のメタ過ヨウ素酸ナトリウム0.8〜8.0
mg、メタ過ヨウ素酸ナトリウムと増量剤との混合粉末
約20mg(メタ過ヨウ素酸ナトリウム0.8〜8.0m
g含有)、メタ過ヨウ素酸ナトリウムと賦型剤とを含有
する錠剤1錠(メタ過ヨウ素酸ナトリウム0.8〜8.0
mg含有)、及びメタ過ヨウ素酸ナトリウム2.0〜2
0w/v%とヨウ素酸0.2〜1.5w/v%含有する水
溶液1滴(約0.04ml)から選択される酸化試薬組成
物を混合し、発泡が止むまで振盪する。次いで、反応液
の光学的変化の程度を測定する。
【0048】また、測定操作中の温度は15℃以上の室
温が好ましいが、15℃未満であっても、反応時間を長
くして測定すれば問題ない。
【0049】尚、被検液中に存在するホルムアルデヒド
以外の成分が測定に影響を与える場合がある。例えば塩
濃度が高い場合には、本発明に係る試薬組成物(特にア
ルカリ試薬組成物)を多く加えると被検液が白濁してし
まい、測定に不都合となる。このような場合には、アル
カリ試薬組成物の使用量を、被検液中の塩の影響を受け
ない量になるように、適宜加減すればよい。また、予め
調製されたアルカリ試薬組成物を用いる場合には、被検
液中の塩濃度を下げるか、反応液中のアルカリ濃度を下
げるように被検液使用量を調整すればよい。例えば、被
検液2ml用のアルカリ試薬組成物を用いる場合には、
そのアルカリ試薬組成物量に対して、被検液を適宜精製
水等で希釈したものを2ml用いるか、例えば2mlの
被検液を精製水等で希釈したもの4mlを用いるか、被
検液を希釈せずにそのまま4ml用いる等すればよい。
【0050】光学的変化の程度を測定する方法として
は、ホルムアルデヒド測定用試験紙に添付された色調表
を用いる色調表比較法や、分光光度計を用いて550nmの
吸光度を測定し、予め濃度既知の試料を用いて同様に測
定して作成した検量線からホルムアルデヒド濃度を得る
比色法等が挙げられる。
【0051】本発明に係るホルムアルデヒド測定方法を
適用できる被検液としては、衣料品、合板家具、食器類
などを前処理して採取されたもの、工場排水等が挙げら
れるが、その他ホルムアルデヒドを含有する液体であれ
ば本発明に適用できる。
【0052】本発明によれば、夫々の測定試薬に塩化ナ
トリウム等の添加剤(増量剤や賦型剤等)を加えること
で、取り扱い形状、例えば錠剤型に成型することが出来
る。また、本発明に係るホルムアルデヒド測定用キット
の構成試薬は、アルカリ試薬組成物と発色試薬組成物が
液体状でないドライタイプであるため、測定試液を用い
るよりも取り扱いが容易で、試薬の安定性に優れてい
る。また、本発明の方法によってホルムアルデヒドを測
定すれば、用いる試薬組成物の体積が少ないため、測定
操作によって被検液により試薬が希釈される度合が小さ
いので、従来のホルムアルデヒド測定方法による測定感
度が約0.1ppm以上であるのに対して、約0.025
ppm以上と、感度が約4倍にアップする。更に、従来
法で用いられていた塩酸溶液に溶解させたAHMTを用
いる必要がないので、取り扱いが容易という利点もあ
る。更にまた、ドライタイプの試薬組成物を用いるた
め、被検液量が正確でなくても測定値のばらつきが少な
い。
【0053】以下、実施例により本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0054】
【実施例】実施例1.AHMT錠剤の調製 (1)錠剤型吸収剤の調製 粉末状のAHMT(和光純薬工業(株)製、アルデヒド定
量用)33gと、塩化ナトリウム(和光純薬工業(株)
製、試薬特級)167gとをよく混合した後、市販の打
錠機を用い、打錠硬度400kg/cm2で直径5mm、高さ
1mmの錠剤型に成型した。得られた成型品は、1錠中
にAHMTを3.3mg、塩化ナトリウムを16.7mg
含有するものであった。
【0055】実施例2.日立イオン電極用希釈液(ホル
ムアルデヒド370mg/L)を精製水でホルムアルデ
ヒド濃度が0.3mg/Lになるように希釈したものを
被検水として用いた。2ml標線付試験管2本に、夫々
被検水2ml又は精製水2mlを採取し、アルカリ試薬
として水酸化カリウム(粒状)160mgを加え、振盪
して完溶させ、次に発色試薬としてAHMT(粉末状)
3.3mgを加えて振盪混和し、室温(20℃)で5分
間放置した。更に酸化試薬としてメタ過ヨウ素酸ナトリ
ウム(粉末状)4.4mgを加え、発泡が止むまで振り
続けた。この2本の呈色液の呈色度を、予め作成した、
呈色液の呈色度とホルムアルデヒド濃度との関係を示す
色調表と比較して、被検水中のホルムアルデヒド濃度を
求めた。また、精製水を用いた方を盲検として、この呈
色液の550nmに於ける吸光度を吸光光度計で測定し
た。別にホルムアルデヒド濃度既知の標準液を用いて同
様に発色させ、550nmに於ける吸光度を測定して作
成した検量線から、被検水のホルムアルデヒド濃度を求
めた。得られた検量線を図1に示す。色調表で求めた場
合も、吸光度を測定して求めた場合も、被検水のホルム
アルデヒド濃度の測定値は0.3mg/Lであった。
【0056】実施例3.2ml標線付試験管2本に、夫
々実施例2と同じ被検水2ml又は精製水2mlを採取
して、水酸化カリウム1粒(粒状、160mg)を加え
て振盪して完溶させ、次に実施例1で調製したAHMT
錠剤(AHMT3.3mg、塩化ナトリウム16.7mg
含有)1錠を加えて振盪混和し、室温(20℃)で5分
間放置した。更に、メタ過ヨウ素酸ナトリウム(粉末
状)4.4mgを加え、発泡が止むまで振り続けた。被
検水中のホルムアルデヒド濃度を実施例2と同様の色調
表を用いる方法と吸光度を測定する方法で求めた。色調
表を用いて求めた場合も、吸光度を測定して求めた場合
も、被検水のホルムアルデヒド濃度の測定値は0.3m
g/Lであった。
【0057】実施例4.2ml標線付試験管2本に、夫
々実施例2と同じ被検水2ml又は精製水2mlを採取
して、水酸化カリウム1粒(粒状、160mg)を加え
て振盪して完溶させ、次にAHMT錠剤(AHMT3.
3mg、塩化ナトリウム16.7mg含有)1錠を加え
て振盪混和し室温(20℃)で5分間放置した。更に、
酸化試液を1滴(0.04ml:メタ過ヨウ素酸ナトリ
ウム4.4mg、ヨウ素酸0.24mg含有、水溶液)を
加え、発泡が止むまで振り続けた。被検水中のホルムア
ルデヒド濃度を実施例2と同様の色調表を用いる方法と
吸光度を測定する方法で求めた。色調表を用いて求めた
場合も、吸光度を測定して求めた場合も、被検水のホル
ムアルデヒド濃度の測定値は0.3mg/Lであった。
【0058】比較例1.実施例2と同じ被検液を用い、
下記表2の方法により室温(20℃)で、反応液の吸光
度を測定した。また、ホルムアルデヒド濃度既知の標準
液を用い、同様に発色させ、550nmに於ける吸光度
を測定して作成した検量線から、被検水のホルムアルデ
ヒド濃度を求めた。
【0059】
【表1】
【0060】得られた検量線を図2に示す。従来の測定
試液を用いる方法で測定した場合の被検水のホルムアル
デヒド濃度の測定値は0.3mg/Lであった。従っ
て、実施例1〜4により求めた被検液中の測定値は、色
調表で求めた場合も、吸光度を測定する方法により求め
た場合も、従来の測定試液を用いる方法で測定した場合
と同じであった。また、図1と図2より、従来の方法で
は測定の下限値は約0.1mg/Lであるが、本発明の
方法によれば、それより低い約0.02mg/Lでも測
定が可能であり、従来法に比較して約4倍の高感度であ
ることが判る。
【0061】
【発明の効果】本発明によればアルカリ試薬、発色試
薬、酸化試薬の3つの構成試薬の成分を主剤単独、ある
いは単独に近い状態で使用することが出来るため、試液
状態の場合に比べて、安定性の良い試薬が提供でき、測
定操作が非常に簡便で、且つ高感度で検体中のホルムア
ルデヒド濃度を測定できるようになった。更に、主剤に
添加剤(増量剤又は賦型剤)として、酸,アルカリ,酸
化,還元性等の影響を受けたり与えたりしない化合物で
ある塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムを
加え、混合粉末状としたり、また混合粉末を錠剤型とす
ることにより取り扱いやすい構成試薬とすることが出来
た。酸化試薬については主剤としてメタ過ヨウ素酸ナト
リウムを使用することで濃厚液とすることができ、更に
安定剤としてヨウ素酸を添加することによって点滴液タ
イプの形状の構成試薬とすることが可能となった。本発
明に係る各種形状の試薬組成物を任意に組み合わせて使
用することが出来、測定操作がより簡便で、迅速に且つ
高感度でホルムアルデヒドを測定出来る試薬を提供する
ことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2で得られた、ホルムアルデヒド濃度と
吸光度との関係を示す検量線である。
【図2】比較例1で得られた、ホルムアルデヒド濃度と
吸光度との関係を示す検量線である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水酸化カリウム,水酸化ナトリウム又は水
    酸化リチウムを主成分とする固体状のアルカリ試薬組成
    物、4−アミノ−3−ヒドラジノ−5−メルカプト−
    1,2,4−トリアゾールを主成分とする固体状の発色試
    薬組成物及び、メタ過ヨウ素酸塩を主成分とする固体状
    又は液体状の酸化試薬組成物を構成試薬として含んでな
    るホルムアルデヒド測定用キット。
  2. 【請求項2】水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムを主
    成分とする固体状のアルカリ試薬組成物、4−アミノ−
    3−ヒドラジノ−5−メルカプト−1,2,4−トリアゾ
    ールを主成分とする固体状の発色試薬組成物及び、メタ
    過ヨウ素酸塩を主成分とする固体状又は液体状の酸化試
    薬組成物を構成試薬として含んでなるホルムアルデヒド
    測定用キット。
  3. 【請求項3】固体状の試薬組成物が粒状、粉末状又は錠
    剤型である、請求項1又は2記載のホルムアルデヒド測
    定用キット。
  4. 【請求項4】粒状のアルカリ試薬組成物、錠剤型の発色
    試薬組成物及び液体状の酸化試薬組成物を構成試薬とし
    て含んでなる、請求項1又は2記載のホルムアルデヒド
    測定用キット。
  5. 【請求項5】粒状のアルカリ試薬組成物、粉末状の発色
    試薬組成物及び液体状の酸化試薬組成物を構成試薬とし
    て含んでなる、請求項1又は2記載のホルムアルデヒド
    測定用キット。
  6. 【請求項6】アルカリ試薬組成物が、水酸化カリウム、
    水酸化ナトリウム又は水酸化リチウムのみからなるもの
    である、請求項1又は3〜5記載のホルムアルデヒド測
    定用キット。
  7. 【請求項7】アルカリ試薬組成物が、水酸化カリウム又
    は水酸化ナトリウムのみからなるものである、請求項2
    〜5記載のホルムアルデヒド測定用キット。
  8. 【請求項8】発色試薬組成物が、更に塩化ナトリウム、
    塩化カリウム,硫酸ナトリウム又はこれらの混合物を含
    んでなる請求項1〜7記載のホルムアルデヒド測定用キ
    ット。
  9. 【請求項9】発色試薬組成物が4−アミノ−3−ヒドラ
    ジノ−5−メルカプト−1,2,4−トリアゾールを2.
    5〜100w/w%、塩化ナトリウム,塩化カリウム,
    硫酸ナトリウム又はこれらの混合物を97.5〜0w/
    w%含有するものである、請求項8記載のホルムアルデ
    ヒド測定用キット。
  10. 【請求項10】メタ過ヨウ素酸塩がナトリウム塩であ
    る、請求項1〜9記載のホルムアルデヒド測定用キッ
    ト。
  11. 【請求項11】酸化試薬組成物が更にヨウ素酸を含んで
    なる、請求項1〜10記載のホルムアルデヒド測定用キ
    ット。
  12. 【請求項12】酸化試薬組成物がメタ過ヨウ素酸塩を
    2.0〜20w/v%、ヨウ素酸を0.2〜1.5w/v
    %含有する液体状である、請求項11記載のホルムアル
    デヒド測定用キット。
  13. 【請求項13】酸化試薬組成物が、更に塩化ナトリウ
    ム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム又はこれらの混合物
    を含んでなる固体状である、請求項10記載のホルムア
    ルデヒド測定用キット。
  14. 【請求項14】固体状の酸化試薬組成物がメタ過ヨウ素
    酸ナトリウムを4〜100w/w%、塩化ナトリウム、
    塩化カリウム、硫酸ナトリウム又はこれらの混合物を9
    6〜0w/w%含有するものである、請求項13記載の
    ホルムアルデヒド測定用キット。
  15. 【請求項15】アルカリ試薬組成物が粒状の水酸化カリ
    ウムで、発色試薬組成物が4−アミノ−3−ヒドラジノ
    −5−メルカプト1,2,4−トリアゾールと塩化ナトリ
    ウムを含有する錠剤型で、酸化試薬組成物がメタ過ヨウ
    素酸ナトリウムとヨウ素酸を含有する液体状である、請
    求項1又は2記載のホルムアルデヒド測定用キット。
  16. 【請求項16】アルカリ試薬組成物が粒状の水酸化カリ
    ウムで、発色試薬組成物が4−アミノ−3−ヒドラジノ
    −5−メルカプト1,2,4−トリアゾールと塩化ナトリ
    ウムを含有する粉末状で、酸化試薬組成物がメタ過ヨウ
    素酸ナトリウムとヨウ素酸を含有する液体状である、請
    求項1又は2記載のホルムアルデヒド測定用キット。
  17. 【請求項17】被検液と請求項1又は2記載のアルカリ
    試薬組成物及び発色試薬組成物を混合したのち、請求項
    1又は2記載の酸化試薬組成物を混合し、生じる光学的
    変化の程度を測定し、その結果に基づいて行うことを特
    徴とする、被検液中のホルムアルデヒドの測定方法。
  18. 【請求項18】アルカリ試薬組成物が粒状の水酸化カリ
    ウムで、発色試薬組成物が4−アミノ−3−ヒドラジノ
    −5−メルカプト1,2,4−トリアゾールと塩化ナトリ
    ウムを含有する錠剤型で、酸化試薬組成物がメタ過ヨウ
    素酸ナトリウムとヨウ素酸を含有する液体状である、請
    求項17記載のホルムアルデヒドの測定方法。
  19. 【請求項19】アルカリ試薬組成物が粒状の水酸化カリ
    ウムで、発色試薬組成物が4−アミノ−3−ヒドラジノ
    −5−メルカプト1,2,4−トリアゾールと塩化ナトリ
    ウムを含有する粉末状で、酸化試薬組成物がメタ過ヨウ
    素酸ナトリウムとヨウ素酸を含有する液体状である、請
    求項17記載のホルムアルデヒドの測定方法。
  20. 【請求項20】発色試薬組成物が4−アミノ−3−ヒド
    ラジノ−5−メルカプト1,2,4−トリアゾールを2.
    5〜100w/w%、塩化ナトリウムを97.5〜0w
    /w%含有するものであって、酸化試薬組成物がメタ過
    ヨウ素酸ナトリウムを2.0〜20w/v%、ヨウ素酸
    を0.2〜1.5w/v%含有するものである、請求項1
    7記載のホルムアルデヒドの測定方法。
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