JP2003254912A - 液体容器の異物検査方法及びその装置 - Google Patents

液体容器の異物検査方法及びその装置

Info

Publication number
JP2003254912A
JP2003254912A JP2002057819A JP2002057819A JP2003254912A JP 2003254912 A JP2003254912 A JP 2003254912A JP 2002057819 A JP2002057819 A JP 2002057819A JP 2002057819 A JP2002057819 A JP 2002057819A JP 2003254912 A JP2003254912 A JP 2003254912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
liquid
foreign matter
diameter portion
vessel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002057819A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Taniguchi
紳一 谷口
Takashi Otsuki
隆 大月
Masahito Kichijima
真仁 吉嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mutual Corp
Original Assignee
Mutual Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mutual Corp filed Critical Mutual Corp
Priority to JP2002057819A priority Critical patent/JP2003254912A/ja
Publication of JP2003254912A publication Critical patent/JP2003254912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導管等の細径部を有し、内部に液体が充填さ
れる容器において、細径部内にある全ての異物を容器本
体に導き出して検査することができる液体容器の異物検
査方法及びその装置を提供すること。 【解決手段】 導管11等の細径部を有し、内部に所要
量の液体12が充填される容器1の異物を検出する液体
容器の異物検査方法において、容器1の細径部を略水平
に支持した状態で容器1を回転させ、細径部内の液体を
遠心力により容器本体13側に一旦移動させた後、回転
を停止して容器1内の異物の動きを画像処理により検出
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体容器の異物検
査装置に関し、特に、導管等の細径部を有し、内部に所
要量の液体が充填される容器において、細径部内にある
全ての異物を容器本体に導き出して検査することができ
る液体容器の異物検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医薬品等の液体容器は、充填された薬液
等に異物の混入がないように、画像処理装置によって異
物検査が行われる。この異物検査は、透明な容器内の異
物を非破壊で検査するもので、図5(a)〜(c)に示
すように、搬送ラインの中でバイアル容器1を水平方向
に回転させることにより、液体12中の異物Bに運動エ
ネルギーを与えて動かすとともに、容器1の外からビデ
オカメラで撮影し、同図(d)に示すように、映像視野
41の中で変化のあるものを異物と判断する。
【0003】この方法によれば、異物を容器の汚れや傷
と区別することができるが、ビデオカメラで映像を取り
込むに際し、異物が画面上に現れなければ発見すること
ができない。特に、図6(a)〜(c)に示すように、
注射器の導管11a、11bが対向する位置で容器1に
付属している場合は、従来の水平方向の回転でエネルギ
ーを与えても、上の導管11bの異物Bは液体12に接
することがなく、そのために、異物Bに運動を与えるこ
とが不可能となり、画像処理によって検出することがで
きない。また、下の導管11aの異物Bは、遠心力の作
用によって、導管11a中の液体と共に容器本体13に
導き出されるが、比重の大きい異物Bは沈降してすぐに
導管11aに戻り、図6(d)に示すように、検査時に
は動かないことから検出することができないという問題
が生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
液体容器の異物検査装置が有する問題点に鑑み、導管等
の細径部を有し、内部に所要量の液体が充填される容器
において、細径部内にある全ての異物を容器本体に導き
出して検査することができる液体容器の異物検査方法及
びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の液体容器の異物検査方法は、導管等の細径
部を有し、内部に所要量の液体が充填される容器の異物
を検出する液体容器の異物検査方法において、容器の細
径部を略水平に支持した状態で容器を回転させ、細径部
内の液体を遠心力により容器本体側に一旦移動させた
後、回転を停止して容器内の異物の動きを画像処理によ
り検出することを特徴とする。
【0006】また、同じ目的を達成するため、本発明の
液体容器の異物検査装置は、導管等の細径部を有し、内
部に所要量の液体が充填される容器の異物を検出する液
体容器の異物検査装置において、容器の細径部を略水平
に支持した状態で、該細径部を軸として容器を回転さ
せ、細径部内の液体を遠心力により容器本体側に一旦移
動させるようにしたことを特徴とする。
【0007】この液体容器の異物検査方法及びその装置
は、容器の細径部を略水平に支持した状態で、該細径部
を軸として容器を回転させることから、細径部内の液体
と異物を遠心力により容器本体側に移動させるととも
に、細径部を略水平に支持することから、回転停止後も
比重の大きい異物の細径部への沈降を防止することがで
き、これにより、細径部内にある全ての異物を容器本体
に導き出して画像処理装置により検査することができ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体容器の異物検
査方法及びその装置の実施の形態を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1〜図4に、本発明の液体容器の異物検
査装置の一実施例を示す。この液体容器の異物検査装置
は、図1に示すように、細径部としての導管11等を有
し、内部に所要量の液体12が充填される容器1の異物
Bを検出するものであり、容器1の導管11を水平に支
持した状態で、この導管11を軸として容器1を回転さ
せ、導管11内の液体12を遠心力により容器本体13
側に移動させるようにしている。
【0010】一方、図2は、本発明の液体容器の異物検
査方法を示し、(a)は回転前の状態、(b)は回転し
ている状態、(c)は回転停止後の状態を示す。同図に
示すように、異物Bが導管11に入り込んでいる容器1
は、(b)の段階で高速回転され、容器中の液体は遠心
力によって中心が空洞となり、導管11にあった異物B
は、導管11内にあった液体12と共に容器本体13へ
と移動する。回転の停止後、(c)の段階に移ると、回
転で与えられたエネルギーによって、液体12及び異物
Bは攪拌されており、異物Bは容器本体13内でいろい
ろと位置を変える。そして、重力により、異物Bは重い
ものは容器本体13の下方に、軽いものは液面14側に
向かい、同図(d)に示すように、異物Bは、導管11
に戻ることなく、画像処理装置(図示省略)の検査視野
Cに導き出され、その動きが画像処理により検出され
る。
【0011】なお、本実施例で検査する容器1は、緊急
用の特殊な注射器であり、図4に示すように、円形のカ
プセル状の容器本体13と、該容器本体13と連通する
一直径方向の2本の導管11a、11bと、先端側の導
管11aに連通可能に設けられた注射針15とを備え、
注射針15は、そのキャップ16を押し込むことによ
り、ケーシング17内を導管11側に移動し、その基部
が隔壁を破って導管11内に入り込むようになってい
る。使用時は、このようにキャップ16を押し込んで注
射針15と容器本体13とを連通させ、キャップ16を
外して皮膚に針を差し込んだ後、容器本体13をつまん
で薬液12を注入する。なお、図において、18はシー
ル面、19は充填口シール部を示している。
【0012】次に、本実施例の液体容器の異物検査方法
及びその装置の動作を説明する。図1に示すように、前
記した注射用容器1のケーシング17を、回転・停止可
能なホルダー2にて保持し、ポジションA1〜A6のよ
うに所定ピッチで搬送する。この場合、ホルダー2は、
容器1の導管11a、11bがそれぞれ水平になる状態
で保持し、かつこの状態を保ちながら容器1を搬送す
る。そして、この実施例では、送り動作を間欠運動と
し、ポジションA1、A2では、ホルダー2は回転を行
わないで移動し、ポジションA3で、一定時間一定速度
で回転し、急停止する。また、ポジションA4〜A6で
は、ホルダー2の回転はなく、ポジションA3での回転
急停止後、異物Bの動きと液体12の動きから検査に適
した時間経過の位置、この場合はポジションA5の位置
で検査を行う。
【0013】この場合、図1のポジションA1、A2
で、異物Bが導管11a、11bにあるとすると、ポジ
ションA3において、ホルダー2によって容器本体13
が高速回転することから、導管11a、11b中の液体
12は遠心力により容器本体13側に移動して導管11
a、11bは中空状態となり、それと共に異物Bも容器
本体13の中に流れ込むことになる。
【0014】そして、一定時間高速回転したホルダーは
急停止し、次のポジションA4に移る。この位置で、エ
ネルギーを与えられている液体12中の異物Bは攪拌さ
れ、異物Bは液中を浮遊しながら、軽いものは上昇傾向
の運動を、重いものは下降傾向の運動を行う。なお、気
泡などは液体12とガスの境界に達し、液中から消えて
行く。
【0015】次に、ノイズとなる気泡や液表面のゆれが
検査に支障のない程度に収まるポジションA5で、図3
(a)に示すように、光源3とビデオカメラ4を対向す
るように配置して、同図(b)に示すように、映像視野
41の範囲の検査を行う。この場合、異物Bは、異物の
軌跡42のように常に動いており、ビデオカメラによっ
て撮り込まれた数枚の映像を比較分析することにより、
動きの大きい異物Bとそうでない傷などとを判別するこ
とができる。そして、異物Bが検出された容器は、搬送
ライン途中の振り分け部(図示省略)にて不良品として
振り分けられる。
【0016】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明の液体容器の異物検査方法及びその装置は、この実施
例の記載に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱し
ない範囲において適宜に変更することが可能である。例
えば、比較的大きな細径部を対向するように有する点滴
液用の容器等に対しても、本発明の液体容器の異物検査
方法及びその装置は有効である。
【0017】
【発明の効果】本発明の液体容器の異物検査方法及びそ
の装置によれば、容器の細径部を略水平に支持した状態
で、該細径部を軸として容器を回転させることから、細
径部内の液体と異物を遠心力により容器本体側に移動さ
せるとともに、細径部を略水平に支持することから、回
転停止後も比重の大きい異物の細径部への沈降を防止す
ることができ、これにより、細径部内にある全ての異物
を容器本体に導き出して画像処理装置により検査するこ
とができる。その結果、従来は異物が導管に隠れて検査
ができなかった容器に対しても、異物の検査が可能とな
り、また、注射針を備えた特殊な形状の容器でも、注射
器として品質管理をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体容器の異物検査装置の一実施例を
示す平面図である。
【図2】同実施例の作用を示し、(a)は回転前の容器
を示す断面図、(b)は回転中の容器を示す断面図、
(c)は回転後の容器を示す断面図、(d)は検査時の
容器を示す断面図である。
【図3】ビデオカメラによる撮影を示す平面図である。
【図4】緊急用注射容器を示し、(a)は一部断面平面
図、(b)は正面図である。
【図5】従来の液体容器の異物検査装置の作用を示し、
(a)は回転前の容器を示す断面図、(b)は回転中の
容器を示す断面図、(c)は回転後の容器を示す断面
図、(d)は検査時の容器を示す断面図である。
【図6】細径部を有する容器に対する従来の液体容器の
異物検査装置の作用を示し、(a)は回転前の容器を示
す断面図、(b)は回転中の容器を示す断面図、(c)
は回転後の容器を示す断面図、(d)は検査時の容器を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 容器 11 導管 12 液体 13 容器本体 14 液面 15 注射針 16 キャップ 17 ケーシング 18 シール面 19 充填口シール部 2 ホルダー 3 光源 4 ビデオカメラ 41 映像視野 42 異物の軌跡 B 異物 C 検査視野
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉嶋 真仁 大阪府阪南市新町208−3 Fターム(参考) 2G051 AA28 AB20 CA04 DA08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導管等の細径部を有し、内部に所要量の
    液体が充填される容器の異物を検出する液体容器の異物
    検査方法において、容器の細径部を略水平に支持した状
    態で容器を回転させ、細径部内の液体を遠心力により容
    器本体側に一旦移動させた後、回転を停止して容器内の
    異物の動きを画像処理により検出することを特徴とする
    液体容器の異物検査方法。
  2. 【請求項2】 導管等の細径部を有し、内部に所要量の
    液体が充填される容器の異物を検出する液体容器の異物
    検査装置において、容器の細径部を略水平に支持した状
    態で、該細径部を軸として容器を回転させ、細径部内の
    液体を遠心力により容器本体側に一旦移動させるように
    したことを特徴とする液体容器の異物検査装置。
JP2002057819A 2002-03-04 2002-03-04 液体容器の異物検査方法及びその装置 Pending JP2003254912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002057819A JP2003254912A (ja) 2002-03-04 2002-03-04 液体容器の異物検査方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002057819A JP2003254912A (ja) 2002-03-04 2002-03-04 液体容器の異物検査方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003254912A true JP2003254912A (ja) 2003-09-10

Family

ID=28667994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002057819A Pending JP2003254912A (ja) 2002-03-04 2002-03-04 液体容器の異物検査方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003254912A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011152276A1 (ja) 2010-05-31 2011-12-08 日立情報制御ソリューションズ 異物検査装置および異物検査方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011152276A1 (ja) 2010-05-31 2011-12-08 日立情報制御ソリューションズ 異物検査装置および異物検査方法
CN102918382A (zh) * 2010-05-31 2013-02-06 日立信息控制系统有限公司 异物检查装置以及异物检查方法
US9710731B2 (en) 2010-05-31 2017-07-18 Hitachi Information & Control Solutions, Ltd. Foreign matter inspection device and foreign matter inspection method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2005031328A1 (ja) 検査システム
RU2673356C2 (ru) Устройство тестирования для проверки контейнера
BRPI0615467A2 (pt) processo e instalação para detectar, no interior de um recipiente transparente ou translúcido que contém um lìquido, a presença de um corpo estranho de densidade superior àquela do lìquido
JP5636211B2 (ja) 異物検査装置および異物検査方法
US9704239B1 (en) Video trigger synchronization for improved particle detection in a vessel
JP2010181231A (ja) 不透明溶液中の異物検査装置および異物検査方法
US20100313635A1 (en) Particulate tester with mixer for analytical application
AU2016421905B2 (en) Video trigger synchronization for improved particle detection in a vessel
JP2011095107A (ja) 異物検査装置および異物検査方法
JP2719410B2 (ja) 粉末密封透明容器の自動検査装置
JP2003254912A (ja) 液体容器の異物検査方法及びその装置
JP2009069099A (ja) 容器内の異物検出装置および異物検出方法
JP2022553572A (ja) 自動目視検査機器への深層学習のターゲット化された適用
JP2002357560A (ja) 液面浮遊異物検査方法及び液面浮遊異物検査装置
JP3162014B2 (ja) 容器内の液中異物検査装置
JP2005121592A (ja) ボトル液内異物検査システム
JP2020118458A (ja) 異物検出システム及び異物検出方法
JP2003130805A (ja) 液体充填製品の検査方法及び装置
KR20200105207A (ko) 액체에 포함된 이물질 광학검사 장치 및 방법
JP2004226228A (ja) 溶液中の異物検査方法およびその装置
JP2005061932A (ja) 容器充填液体の異物検査方法とその装置並びに容器充填液体の気泡除去法とその装置
JPS6388431A (ja) 異物検出方法並びにその装置
JP2008107347A (ja) ガラス容器を検査する装置
JP2003177099A (ja) 製品検査方法及び装置
JPS63205549A (ja) 容器内容物中の異物検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050121

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070801

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071211