JP2003254697A - 刺 股 - Google Patents
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- JP2003254697A JP2003254697A JP2002109228A JP2002109228A JP2003254697A JP 2003254697 A JP2003254697 A JP 2003254697A JP 2002109228 A JP2002109228 A JP 2002109228A JP 2002109228 A JP2002109228 A JP 2002109228A JP 2003254697 A JP2003254697 A JP 2003254697A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、把手先端の二股形状の押当て部を
可動させて、当該押当て部で凶悪犯等の対象体の動きを
制圧したり、対象体の身体を押し付けたり、対象体の身
体を挟んで捕獲することができるようにして、対象体の
身体を捕獲して逃げられないようにし、しかも、対象体
からの攻撃から極力守ることができる刺股を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 本発明は、把手の先端部に凶悪犯等の対象体
押え用に供する二股形状の押当て部を有し、当該押当て
部の全体又はその一部或いは当該押し当て部に設けられ
た拘束部材が、その左右の先端部を近接させる方向に可
動自在であり、この可動が所持者の操作等により行わ
れ、且つ可動後の状態が維持できるように構成した。
可動させて、当該押当て部で凶悪犯等の対象体の動きを
制圧したり、対象体の身体を押し付けたり、対象体の身
体を挟んで捕獲することができるようにして、対象体の
身体を捕獲して逃げられないようにし、しかも、対象体
からの攻撃から極力守ることができる刺股を提供するこ
とを目的とする。 【構成】 本発明は、把手の先端部に凶悪犯等の対象体
押え用に供する二股形状の押当て部を有し、当該押当て
部の全体又はその一部或いは当該押し当て部に設けられ
た拘束部材が、その左右の先端部を近接させる方向に可
動自在であり、この可動が所持者の操作等により行わ
れ、且つ可動後の状態が維持できるように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取り押さえようと
する対象体等の胴等に押し付けて対象体等の抵抗や逃走
を防ぐ刺股に関し、特に、対象体等の胴体等を押え付け
るだけでなく、対象体の胴体等を挟み付けたり囲ったり
することにより対象体等の抵抗や逃走を確実に防ぐこと
ができる刺股に関する。
する対象体等の胴等に押し付けて対象体等の抵抗や逃走
を防ぐ刺股に関し、特に、対象体等の胴体等を押え付け
るだけでなく、対象体の胴体等を挟み付けたり囲ったり
することにより対象体等の抵抗や逃走を確実に防ぐこと
ができる刺股に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における犯罪は凶悪化を増してお
り、対象体が包丁などの凶器を持っていることも少なく
ない。このため、素手で格闘して対象体を取り押さえる
のは極めて危険である。
り、対象体が包丁などの凶器を持っていることも少なく
ない。このため、素手で格闘して対象体を取り押さえる
のは極めて危険である。
【0003】従来、このような事態に用いる対象体制圧
用の利器として、刺股(さすまた)と呼ばれるものがあ
る。この刺股には、例えば、特開平7−103695号
公報に記載の「二股状伸縮制圧棒」、実用新案登録第3
041513号公報に記載の「携帯型刺股」、特開20
01−183091に記載の「さすまた仕組み警杖」な
どの公知技術がある。
用の利器として、刺股(さすまた)と呼ばれるものがあ
る。この刺股には、例えば、特開平7−103695号
公報に記載の「二股状伸縮制圧棒」、実用新案登録第3
041513号公報に記載の「携帯型刺股」、特開20
01−183091に記載の「さすまた仕組み警杖」な
どの公知技術がある。
【0004】特開平7−103695号公報に記載の
「二股状伸縮制圧棒」、及び実用新案登録第30415
13号公報に記載の「携帯型刺股」は、取柄(把手)の
先端部に湾曲状を有する二股形状の押当て部を有し、こ
の把手の長さ調整ができるものである。これらに対し、
特開2001−183091に記載の「さすまた仕組み
警杖」は、略Y形状を有し、しかもコンパクトな形状に
折り畳むことができるものに構成されている。
「二股状伸縮制圧棒」、及び実用新案登録第30415
13号公報に記載の「携帯型刺股」は、取柄(把手)の
先端部に湾曲状を有する二股形状の押当て部を有し、こ
の把手の長さ調整ができるものである。これらに対し、
特開2001−183091に記載の「さすまた仕組み
警杖」は、略Y形状を有し、しかもコンパクトな形状に
折り畳むことができるものに構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来技術の刺股は何れも、二股形状の押当て部が固定形
状を有し、これら押当て部を利用して対象体と戦った
り、対象体の身体に押し付けることはできるが、対象体
を壁際に追い込んだり、倒したりしない限り、対象体を
取り押さえることができない。しかも、対象体に向かう
人にとっては、例え相手が対象体であっても、出来る限
り対象体の身体を傷つけたくないという気持ちがあり、
また、対象体を縛ったりする余裕もないので、対象体を
追い詰めても、その後に対象体を取り逃がしたり、対象
体から攻撃を受けて取り返しのつかない事態に至ること
も多々有るのである。
従来技術の刺股は何れも、二股形状の押当て部が固定形
状を有し、これら押当て部を利用して対象体と戦った
り、対象体の身体に押し付けることはできるが、対象体
を壁際に追い込んだり、倒したりしない限り、対象体を
取り押さえることができない。しかも、対象体に向かう
人にとっては、例え相手が対象体であっても、出来る限
り対象体の身体を傷つけたくないという気持ちがあり、
また、対象体を縛ったりする余裕もないので、対象体を
追い詰めても、その後に対象体を取り逃がしたり、対象
体から攻撃を受けて取り返しのつかない事態に至ること
も多々有るのである。
【0006】本発明者は、このように従来技術による刺
股は対象体を取り押さえる点で問題があることから、今
回、対象体を取り押さえて捕獲することも必要であるこ
とを思い、新たな刺股の開発に着手した。そして、その
後における鋭意、検討の結果、ついに本発明に係る刺股
を発明するに至ったものである。
股は対象体を取り押さえる点で問題があることから、今
回、対象体を取り押さえて捕獲することも必要であるこ
とを思い、新たな刺股の開発に着手した。そして、その
後における鋭意、検討の結果、ついに本発明に係る刺股
を発明するに至ったものである。
【0007】このような経緯を経て完成するに至った本
発明は、把手先端の二股形状の押当て部の全体又はその
一部を可動するように構成して、この押当て部で対象体
等の動きを制圧したり、また、対象体等の身体を押し付
けたりするだけでなく、対象体等の身体を挟んで捕獲す
ることができるようにして、対象体等の身体を捕獲して
逃げられないようにし、しかも、対象体からの攻撃から
極力守ることができる刺股を提供することを目的とす
る。また、対象体に対して用いるだけでなく、粗暴な害
獣、例えば、猪、猿、野犬、熊などの攻撃から身を守っ
たり、取り押さえたりするときにも用い刺股を提供する
ことを目的とする。
発明は、把手先端の二股形状の押当て部の全体又はその
一部を可動するように構成して、この押当て部で対象体
等の動きを制圧したり、また、対象体等の身体を押し付
けたりするだけでなく、対象体等の身体を挟んで捕獲す
ることができるようにして、対象体等の身体を捕獲して
逃げられないようにし、しかも、対象体からの攻撃から
極力守ることができる刺股を提供することを目的とす
る。また、対象体に対して用いるだけでなく、粗暴な害
獣、例えば、猪、猿、野犬、熊などの攻撃から身を守っ
たり、取り押さえたりするときにも用い刺股を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに提案される本発明の第1の刺股(以下、第1刺股と
いう。)は、把手の先端部に対象体の胴体、首又は四肢
のいずれかの押え用に供する二股形状の押当て部を有
し、当該押当て部の全体又はその一部が、その左右の先
端部を近接させる方向に可動自在であり、この可動が所
持者の操作により、或いは対象体と押当て部との接触に
感応して行われ、且つ可動後の状態が維持できるように
構成されてなることを特徴とするものである。
めに提案される本発明の第1の刺股(以下、第1刺股と
いう。)は、把手の先端部に対象体の胴体、首又は四肢
のいずれかの押え用に供する二股形状の押当て部を有
し、当該押当て部の全体又はその一部が、その左右の先
端部を近接させる方向に可動自在であり、この可動が所
持者の操作により、或いは対象体と押当て部との接触に
感応して行われ、且つ可動後の状態が維持できるように
構成されてなることを特徴とするものである。
【0009】又、同様の目的を達成するために提案され
る本発明の第2の刺股(以下、第2刺股という。)は、
把手の先端部に対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの
押さえ用に供する二股形状の押当部を有し、当該押当部
に設けられた拘束部材が、前記対象体の胴体、首又は四
肢のいずれかの周囲を略取り囲む方向に可動自在であ
り、この可動が所持者の操作により、或いは対象体と押
し当て部若しくは拘束部材との接触に感応して行われ、
且つ可動後の状態が維持できるように構成されてなるこ
とを特徴とするものである。
る本発明の第2の刺股(以下、第2刺股という。)は、
把手の先端部に対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの
押さえ用に供する二股形状の押当部を有し、当該押当部
に設けられた拘束部材が、前記対象体の胴体、首又は四
肢のいずれかの周囲を略取り囲む方向に可動自在であ
り、この可動が所持者の操作により、或いは対象体と押
し当て部若しくは拘束部材との接触に感応して行われ、
且つ可動後の状態が維持できるように構成されてなるこ
とを特徴とするものである。
【0010】これら本発明の刺股は、主に対象体に対し
て用いられるが、対象体に対して用いるだけでなく、粗
暴な害獣、例えば、猪、猿、野犬、熊などの攻撃から身
を守ったり、取り押さえたりするときにも用いることが
できるものであり、本発明においては、これらを総称し
て対象体という。
て用いられるが、対象体に対して用いるだけでなく、粗
暴な害獣、例えば、猪、猿、野犬、熊などの攻撃から身
を守ったり、取り押さえたりするときにも用いることが
できるものであり、本発明においては、これらを総称し
て対象体という。
【0011】そして、本発明の刺股の使用は、把手の手
元側を持って、二股形状の押当て部を対象体に向けて行
なう。このようにすると、対象体を威嚇したり、対象体
の行為を制圧したり、対象体に打撃を与えて攻撃から身
を守ったりすることかできるのであり、また押当て部を
対象体の身体に押し付けて対象体から一定の距離を保っ
たり、対象体を取り押さえることができる。
元側を持って、二股形状の押当て部を対象体に向けて行
なう。このようにすると、対象体を威嚇したり、対象体
の行為を制圧したり、対象体に打撃を与えて攻撃から身
を守ったりすることかできるのであり、また押当て部を
対象体の身体に押し付けて対象体から一定の距離を保っ
たり、対象体を取り押さえることができる。
【0012】特に、本発明の刺股は、二股形状の押当て
部を対象体の身体に押し付けた後、その身体を囲った
り、挟んだりすることにより、対象体の抵抗から更に身
を守ったり、対象体の動きを抑えたり、逃走を阻止する
ことができるのであり、その結果、確実に対象体を取り
押さえることができるのである。
部を対象体の身体に押し付けた後、その身体を囲った
り、挟んだりすることにより、対象体の抵抗から更に身
を守ったり、対象体の動きを抑えたり、逃走を阻止する
ことができるのであり、その結果、確実に対象体を取り
押さえることができるのである。
【0013】以下、まず本発明の第1刺股について更に
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0014】上述の如く、本発明の第1刺股は、把手の
先端部に対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの押え用
に供する二股形状の押当て部を有し、当該押当て部の全
体又はその一部が、その左右の先端部を近接させる方向
に可動自在であり、この可動が所持者の操作により、或
いは対象体と押当て部との接触に感応して行われ、且つ
可動後の状態が維持できるように構成されてなることを
特徴とするものである。
先端部に対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの押え用
に供する二股形状の押当て部を有し、当該押当て部の全
体又はその一部が、その左右の先端部を近接させる方向
に可動自在であり、この可動が所持者の操作により、或
いは対象体と押当て部との接触に感応して行われ、且つ
可動後の状態が維持できるように構成されてなることを
特徴とするものである。
【0015】即ち、本発明の第1刺股においては、この
ように対象体の身体を囲ったり、挟んだりするのは、押
当て部の全体又はその一部を可動させることにより行な
う。ここにいう可動には、開閉、進退などが挙げられ、
開閉は、対象体等の身体、例えば胴体、首又は四肢のい
ずれかを挟んで、対象体の攻撃から身を守ったり、対象
体を取り押さえるための動きである。進退は押当て部の
一部を進退自在な構造にして、その一部を進出させるこ
とにより、対象体の身体を取り押さえたり、対象体の身
体を囲ったりするための動きである。
ように対象体の身体を囲ったり、挟んだりするのは、押
当て部の全体又はその一部を可動させることにより行な
う。ここにいう可動には、開閉、進退などが挙げられ、
開閉は、対象体等の身体、例えば胴体、首又は四肢のい
ずれかを挟んで、対象体の攻撃から身を守ったり、対象
体を取り押さえるための動きである。進退は押当て部の
一部を進退自在な構造にして、その一部を進出させるこ
とにより、対象体の身体を取り押さえたり、対象体の身
体を囲ったりするための動きである。
【0016】このように押当て部を開閉させたり、進退
させる動きは本発明の趣旨に反しないものであれば特に
限定されるものではないが、具体的には、例えば操作者
がハンドルやレバーなどを操作して行なう方法と、対象
体の身体を押し付けたり、対象体の動きを捉えて作動す
る方法とが挙げられるが、いずれであっても良いのであ
る。
させる動きは本発明の趣旨に反しないものであれば特に
限定されるものではないが、具体的には、例えば操作者
がハンドルやレバーなどを操作して行なう方法と、対象
体の身体を押し付けたり、対象体の動きを捉えて作動す
る方法とが挙げられるが、いずれであっても良いのであ
る。
【0017】ところで、本発明の第1刺股において、こ
の可動が所持者の操作により行われとは、これら方法の
ことをいう。また、押当て部の一部を進出させて対象体
の身体を囲ったりする方法には、対象体の胴体を完全に
囲ってしまう方法と、略C形状に囲ってしまう方法とが
あるが、何れであっても良いのである。
の可動が所持者の操作により行われとは、これら方法の
ことをいう。また、押当て部の一部を進出させて対象体
の身体を囲ったりする方法には、対象体の胴体を完全に
囲ってしまう方法と、略C形状に囲ってしまう方法とが
あるが、何れであっても良いのである。
【0018】なお、このように対象体を取り押さえて、
対象体の身体を挟んだり、対象体の身体を囲っても、対
象体がその状態を簡単に解除できるようでは、その効果
も半減する。このため、本発明の第1刺股においては、
このように対象体の身体を挟んだり、囲ったりした状態
のままを維持できるようにしてある。その方法として
は、この状態のままレバーでロックさせたり、捕獲した
対象体から手の届かない位置に操作レバーを設けたり、
対象体の身体を囲った状態で連結してしまう方法が挙げ
られる。また、この連結には、施錠による連結、係止に
よる連結などが挙げられる。
対象体の身体を挟んだり、対象体の身体を囲っても、対
象体がその状態を簡単に解除できるようでは、その効果
も半減する。このため、本発明の第1刺股においては、
このように対象体の身体を挟んだり、囲ったりした状態
のままを維持できるようにしてある。その方法として
は、この状態のままレバーでロックさせたり、捕獲した
対象体から手の届かない位置に操作レバーを設けたり、
対象体の身体を囲った状態で連結してしまう方法が挙げ
られる。また、この連結には、施錠による連結、係止に
よる連結などが挙げられる。
【0019】又、本発明の第1刺股においては、押当て
部が、把手の先端部近傍個所に基部がピン支持されて両
先端部が互いに近接、離反する方向の動きが自在な左右
の可動部材で構成されているものが望ましいのである。
部が、把手の先端部近傍個所に基部がピン支持されて両
先端部が互いに近接、離反する方向の動きが自在な左右
の可動部材で構成されているものが望ましいのである。
【0020】ここにいう押当て部を近接、離反する動き
とは、対象体の身体を挟んだり、囲ったりする動きであ
る。このように構成すると、対象体を捕獲することがで
きる。
とは、対象体の身体を挟んだり、囲ったりする動きであ
る。このように構成すると、対象体を捕獲することがで
きる。
【0021】更に、本発明に係る刺股においては、押当
て部の左右の先端部を近接させる方向への動き又は可動
部材の両先端部が互いに近接、離反する方向の動きが、
押当て部で人を押し付けたときに、この押当て部の内側
に設けられている押圧作動部材、スイッチ、線材、伸縮
体のいずれかに連動して行われるものが望ましい。
て部の左右の先端部を近接させる方向への動き又は可動
部材の両先端部が互いに近接、離反する方向の動きが、
押当て部で人を押し付けたときに、この押当て部の内側
に設けられている押圧作動部材、スイッチ、線材、伸縮
体のいずれかに連動して行われるものが望ましい。
【0022】このように押当て部で対象体の身体に強く
押し付けたときに、押当て部の左右の先端部を近接させ
る方向への動き又は可動部材の両先端部が互いに近接、
離反する方向の動きが行なわれるように構成すると、こ
れらの操作が不要であり、これらの動きは対象体の動き
を捉えて実行できるようになる。
押し付けたときに、押当て部の左右の先端部を近接させ
る方向への動き又は可動部材の両先端部が互いに近接、
離反する方向の動きが行なわれるように構成すると、こ
れらの操作が不要であり、これらの動きは対象体の動き
を捉えて実行できるようになる。
【0023】加えて、本発明の第1刺股においては、押
当て部の左右の先端部を近接させる方向への動き又は可
動部材の両先端部が互いに近接、離反する方向の動き
が、把手の手元側に設けられた押しボタン、レバーの操
作により行われるものが望ましい。
当て部の左右の先端部を近接させる方向への動き又は可
動部材の両先端部が互いに近接、離反する方向の動き
が、把手の手元側に設けられた押しボタン、レバーの操
作により行われるものが望ましい。
【0024】即ち、この構成は、前述の場合と異なり、
押当て部の左右の先端部を近接させる方向への動き又は
可動部材の両先端部が互いに近接、離反する方向の動き
が、操作者の操作により行なわれるものである。このよ
うに構成すると、繰り返して押当て部の左右の先端部を
近接させたり、可動部材の両先端部を互いに近接、離反
させることができる。
押当て部の左右の先端部を近接させる方向への動き又は
可動部材の両先端部が互いに近接、離反する方向の動き
が、操作者の操作により行なわれるものである。このよ
うに構成すると、繰り返して押当て部の左右の先端部を
近接させたり、可動部材の両先端部を互いに近接、離反
させることができる。
【0025】次に、本発明の第2刺股について更に詳細
に説明する。
に説明する。
【0026】上述の如く、本発明の第2刺股は、把手の
先端部に対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの押さえ
用に供する二股形状の押当部を有し、当該押当部に設け
られた拘束部材が、前記対象体の胴体、首又は四肢のい
ずれかの周囲を略取り囲む方向に可動自在であり、この
可動が所持者の操作により、或いは対象体と押し当て部
若しくは拘束部材との接触に感応して行われ、且つ可動
後の状態が維持できるように構成されてなることを特徴
とするものである。
先端部に対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの押さえ
用に供する二股形状の押当部を有し、当該押当部に設け
られた拘束部材が、前記対象体の胴体、首又は四肢のい
ずれかの周囲を略取り囲む方向に可動自在であり、この
可動が所持者の操作により、或いは対象体と押し当て部
若しくは拘束部材との接触に感応して行われ、且つ可動
後の状態が維持できるように構成されてなることを特徴
とするものである。
【0027】即ち、本発明の第2刺股においては、この
ように対象体の身体を囲ったり、挟んだりするのは、押
し当て部に設けられた拘束部材による、前記対象体の胴
体、首又は四肢のいずれかの周囲を略取り囲む方向への
可動より行なう。ここにいう可動には、拘束部材の開
閉、進退などが挙げられ、開閉は、対象体等の身体、例
えば胴体、首又は四肢のいずれかを挟んで、対象体の攻
撃から身を守ったり、対象体を取り押さえるための動き
である。進退は押当て部に進退自在な拘束部材を設け、
その拘束部材を進出させることにより、対象体の身体を
取り押さえたり、対象体の身体を囲ったりするための動
きである。
ように対象体の身体を囲ったり、挟んだりするのは、押
し当て部に設けられた拘束部材による、前記対象体の胴
体、首又は四肢のいずれかの周囲を略取り囲む方向への
可動より行なう。ここにいう可動には、拘束部材の開
閉、進退などが挙げられ、開閉は、対象体等の身体、例
えば胴体、首又は四肢のいずれかを挟んで、対象体の攻
撃から身を守ったり、対象体を取り押さえるための動き
である。進退は押当て部に進退自在な拘束部材を設け、
その拘束部材を進出させることにより、対象体の身体を
取り押さえたり、対象体の身体を囲ったりするための動
きである。
【0028】このように拘束部材を開閉させたり、進退
させる動きは本発明の趣旨に反しないものであれば特に
限定されるものではなく、具体的には、例えば操作者が
ハンドルやレバーなどを操作して行なう方法と、対象体
等の身体を押し付けたり、対象体の動きを捉えて作動す
る方法とが挙げられるが、いずれであっても良いのであ
る。
させる動きは本発明の趣旨に反しないものであれば特に
限定されるものではなく、具体的には、例えば操作者が
ハンドルやレバーなどを操作して行なう方法と、対象体
等の身体を押し付けたり、対象体の動きを捉えて作動す
る方法とが挙げられるが、いずれであっても良いのであ
る。
【0029】なお、このように対象体を取り押さえて、
対象体の身体を挟んだり、対象体の身体を囲っても、対
象体がその状態を簡単に解除できるようでは、その効果
も半減する。このため、本発明の第2刺股においても、
このように対象体の身体を挟んだり、囲ったりした状態
のままを維持できるようにしてある。その方法として
は、この状態のままレバーでロックさせたり、捕獲した
対象体から手の届かない位置に操作レバーを設けたり、
対象体の身体を囲った状態で連結してしまう方法が挙げ
られる。また、この連結には、施錠による連結、係止に
よる連結などが挙げられる。
対象体の身体を挟んだり、対象体の身体を囲っても、対
象体がその状態を簡単に解除できるようでは、その効果
も半減する。このため、本発明の第2刺股においても、
このように対象体の身体を挟んだり、囲ったりした状態
のままを維持できるようにしてある。その方法として
は、この状態のままレバーでロックさせたり、捕獲した
対象体から手の届かない位置に操作レバーを設けたり、
対象体の身体を囲った状態で連結してしまう方法が挙げ
られる。また、この連結には、施錠による連結、係止に
よる連結などが挙げられる。
【0030】又、本発明の第2刺股としては、例えば、
対象体の胴体、首又は四肢のいずれかを取り囲み得る形
状を有する拘束部材が、押し当て部の片側或いは両側の
先端部近傍箇所に開閉自在に設けられているものが挙げ
られる。
対象体の胴体、首又は四肢のいずれかを取り囲み得る形
状を有する拘束部材が、押し当て部の片側或いは両側の
先端部近傍箇所に開閉自在に設けられているものが挙げ
られる。
【0031】ここで、対象体の胴体、首又は四肢のいず
れかを取り囲み得る形状を有する拘束部材としては、本
発明の趣旨を逸脱するものでなければ特に制限されるも
のではなく、具体的には例えばコの字型のもの、略C字
状のもの、略円弧型のもの等を用いることができる。
れかを取り囲み得る形状を有する拘束部材としては、本
発明の趣旨を逸脱するものでなければ特に制限されるも
のではなく、具体的には例えばコの字型のもの、略C字
状のもの、略円弧型のもの等を用いることができる。
【0032】そして本発明の第2刺股においては、特に
拘束部材の略中央におけるピン支持により、当該拘束部
材が押し当て部の先端部へ設置されることが好ましいの
である。
拘束部材の略中央におけるピン支持により、当該拘束部
材が押し当て部の先端部へ設置されることが好ましいの
である。
【0033】即ち、このように構成することにより、当
該拘束部材における対象体の胴体、首又は四肢のいずれ
かの周囲を略取り囲む方向への動きが、当該対象体が前
記ピン支持の位置より内側の拘束部材に押し当てられる
ことによるてこの原理により行われるのである。
該拘束部材における対象体の胴体、首又は四肢のいずれ
かの周囲を略取り囲む方向への動きが、当該対象体が前
記ピン支持の位置より内側の拘束部材に押し当てられる
ことによるてこの原理により行われるのである。
【0034】又、本発明の第2刺股においては、拘束部
材が、把手の先端部に固定された中空状の押当て部本体
内に沿った形状を有し、しかも当該押当て部本体内に支
持されてその両先端部から進退自在な可動部材とで構成
されたものも好ましい構成の一つになる。
材が、把手の先端部に固定された中空状の押当て部本体
内に沿った形状を有し、しかも当該押当て部本体内に支
持されてその両先端部から進退自在な可動部材とで構成
されたものも好ましい構成の一つになる。
【0035】このように、押当て部を中空状に形成する
と、強度が増すだけでなく、拘束部材を進退自在な状態
で保持することができる。この拘束部材は、少なくとも
剛性を持って形状安定性に優れたものにする必要があ
り、特に、押当て部に沿った形状にして、進出した状態
で押当て部から抜け止めが図れるようにすると、拘束部
材を進出するだけで、押当て部本体と左右の可動部材と
によって、対象体等の身体を囲んで、捕獲することがで
きる。
と、強度が増すだけでなく、拘束部材を進退自在な状態
で保持することができる。この拘束部材は、少なくとも
剛性を持って形状安定性に優れたものにする必要があ
り、特に、押当て部に沿った形状にして、進出した状態
で押当て部から抜け止めが図れるようにすると、拘束部
材を進出するだけで、押当て部本体と左右の可動部材と
によって、対象体等の身体を囲んで、捕獲することがで
きる。
【0036】更に又、本発明の第2刺股においては、押
当て部に設けられた拘束部材における対象体の胴体、首
又は四肢のいずれかの周囲を略取り囲む方向に向けた動
きが、把手内空間内に充填されている圧縮空気又は把手
に取り付けた圧縮空気ボンベ内の圧縮空気の移動による
空気圧により行われるように構成することも好ましい態
様の一つとなる。
当て部に設けられた拘束部材における対象体の胴体、首
又は四肢のいずれかの周囲を略取り囲む方向に向けた動
きが、把手内空間内に充填されている圧縮空気又は把手
に取り付けた圧縮空気ボンベ内の圧縮空気の移動による
空気圧により行われるように構成することも好ましい態
様の一つとなる。
【0037】このように、拘束部材の動きを、圧縮空気
の空気圧を利用して行なうと、強力な可動力が瞬時に得
られる。この圧縮空気を得る方法としては、圧縮空気ボ
ンベを把手に接続して行なう方法と、把手自体を圧縮空
気充填容器にする方法と、把手自体で圧縮空気を得る方
法とがあるが、何れであっても良いのである。
の空気圧を利用して行なうと、強力な可動力が瞬時に得
られる。この圧縮空気を得る方法としては、圧縮空気ボ
ンベを把手に接続して行なう方法と、把手自体を圧縮空
気充填容器にする方法と、把手自体で圧縮空気を得る方
法とがあるが、何れであっても良いのである。
【0038】又、本発明の第2刺股においては、可動部
材における対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの周囲
を取り囲む方向に向けた動き、又は拘束部材の進出方向
の移動或いは圧縮空気の移動が、押当て部で人を押し付
けたときに、この押当て部の内側に設けられている押圧
作動部材、スイッチ、線材、伸縮体のいずれかに連動し
て行われるものが望ましい。
材における対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの周囲
を取り囲む方向に向けた動き、又は拘束部材の進出方向
の移動或いは圧縮空気の移動が、押当て部で人を押し付
けたときに、この押当て部の内側に設けられている押圧
作動部材、スイッチ、線材、伸縮体のいずれかに連動し
て行われるものが望ましい。
【0039】このように押当て部で人、つまり対象体の
身体に強く押し付けたときに、可動部材における対象体
の胴体、首又は四肢のいずれかの周囲を取り囲む方向に
向けた動き、又は拘束部材の進出方向の移動或いは圧縮
空気の移動が行なわれるように構成すると、これらの操
作が不要であり、これらの動きは対象体の動きを捉えて
実行できるようになる。なお、ここにいう圧縮空気の移
動とは、バルブの開放のことである。
身体に強く押し付けたときに、可動部材における対象体
の胴体、首又は四肢のいずれかの周囲を取り囲む方向に
向けた動き、又は拘束部材の進出方向の移動或いは圧縮
空気の移動が行なわれるように構成すると、これらの操
作が不要であり、これらの動きは対象体の動きを捉えて
実行できるようになる。なお、ここにいう圧縮空気の移
動とは、バルブの開放のことである。
【0040】更に、本発明の第2刺股においては、可動
部材における対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの周
囲を取り囲む方向に向けた動き、又は拘束部材の進出方
向の移動或いは圧縮空気の移動が、把手の手元側に設け
られた押しボタン、レバーの操作により行われる構成の
ものが望ましい。
部材における対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの周
囲を取り囲む方向に向けた動き、又は拘束部材の進出方
向の移動或いは圧縮空気の移動が、把手の手元側に設け
られた押しボタン、レバーの操作により行われる構成の
ものが望ましい。
【0041】即ち、この構成は、可動部材における対象
体の胴体、首又は四肢のいずれかの周囲を取り囲む方向
に向けた動き、又は拘束部材の進出方向の移動或いは圧
縮空気の移動が、操作者の操作により行なわれるもので
ある。圧縮空気の移動を行なうバルブの開閉についても
同様である。このようにすると、繰り返して可動部材に
おける対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの周囲を取
り囲む方向に向けた動き、又は拘束部材の進出方向の移
動或いは圧縮空気の移動をさせることができる。
体の胴体、首又は四肢のいずれかの周囲を取り囲む方向
に向けた動き、又は拘束部材の進出方向の移動或いは圧
縮空気の移動が、操作者の操作により行なわれるもので
ある。圧縮空気の移動を行なうバルブの開閉についても
同様である。このようにすると、繰り返して可動部材に
おける対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの周囲を取
り囲む方向に向けた動き、又は拘束部材の進出方向の移
動或いは圧縮空気の移動をさせることができる。
【0042】又、本発明の第2刺股においては、拘束部
材の後端部と把手に進退自在に設けた操作部材の基部と
が弾性を有する金属長板で連結されて、前記拘束部材の
進退操作により前記拘束部材が進退するように構成され
たものが好ましい。
材の後端部と把手に進退自在に設けた操作部材の基部と
が弾性を有する金属長板で連結されて、前記拘束部材の
進退操作により前記拘束部材が進退するように構成され
たものが好ましい。
【0043】即ち、この構成は、拘束部材の進退操作を
操作者が行ない、しかもその操作による動きを弾性を有
する金属長板を用いたものである。このように弾性を有
する金属長板を用いると、把手先端から曲がっている経
路の動力伝達にも対応できるのである。
操作者が行ない、しかもその操作による動きを弾性を有
する金属長板を用いたものである。このように弾性を有
する金属長板を用いると、把手先端から曲がっている経
路の動力伝達にも対応できるのである。
【0044】なお、本発明の刺股については、第1刺股
及び第2刺股のいずれにおいても、いわゆる棒状の刺股
に限定されるものではなく、例えば、押当て部を板状の
ものとすることにより、いわゆる盾として構成すること
もできるのであり、このように盾として構成すれば、よ
り一層対象体からの攻撃を防ぐことができるため好まし
いのである。
及び第2刺股のいずれにおいても、いわゆる棒状の刺股
に限定されるものではなく、例えば、押当て部を板状の
ものとすることにより、いわゆる盾として構成すること
もできるのであり、このように盾として構成すれば、よ
り一層対象体からの攻撃を防ぐことができるため好まし
いのである。
【0045】又、本発明の第1刺股及び第2刺股のいず
れにおいても、把手の先端部に人の胴押え用に供する押
当て部の形状としては特に限定されるものではないが、
具体的には、例えば押当て部が湾曲状、V字状、だ円
状、多角形状等のものが挙げられるのであり、これらの
うち、対象体を取り押さえる際、傷付けるのを極力防止
するために湾曲状のものが特に望ましい。
れにおいても、把手の先端部に人の胴押え用に供する押
当て部の形状としては特に限定されるものではないが、
具体的には、例えば押当て部が湾曲状、V字状、だ円
状、多角形状等のものが挙げられるのであり、これらの
うち、対象体を取り押さえる際、傷付けるのを極力防止
するために湾曲状のものが特に望ましい。
【0046】更に、本発明の第1刺股及び第2刺股のい
ずれにおいても、対象体の胴体を挟み付けたり囲ったり
することによって警報、ベルなどの報知手段で報知する
よう構成されていると、対象体が逃げても報知手段によ
ってその居場所が容易に判明するため、再度、確実に捕
獲できるので望ましい。
ずれにおいても、対象体の胴体を挟み付けたり囲ったり
することによって警報、ベルなどの報知手段で報知する
よう構成されていると、対象体が逃げても報知手段によ
ってその居場所が容易に判明するため、再度、確実に捕
獲できるので望ましい。
【0047】この場合、押当て部の内側に対象体が触れ
ると報知手段が作動するように構成されていれば特に限
定されるものではないが、具体的には、例えば押当て部
の内側における押圧作動部材に触れると警報やベルなど
の報知手段が作動するように構成したり、可動部材が押
当て部の両先端から突出して対象体の胴体等を囲う際、
当該可動部材の先端どおしが接触すると報知手段が作動
するように構成したり、手元側の任意の箇所に報知手段
のスイッチを設け、対象体を捕えようとする人が当該ス
イッチを入れるようにする等、種々の方法を採用すれば
良いのである。
ると報知手段が作動するように構成されていれば特に限
定されるものではないが、具体的には、例えば押当て部
の内側における押圧作動部材に触れると警報やベルなど
の報知手段が作動するように構成したり、可動部材が押
当て部の両先端から突出して対象体の胴体等を囲う際、
当該可動部材の先端どおしが接触すると報知手段が作動
するように構成したり、手元側の任意の箇所に報知手段
のスイッチを設け、対象体を捕えようとする人が当該ス
イッチを入れるようにする等、種々の方法を採用すれば
良いのである。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る刺股の具体的
な各実施の形態を添付図面に基づき詳しく説明する。
な各実施の形態を添付図面に基づき詳しく説明する。
【0049】添付図面には6種の刺股の実施形態が描か
れており、図1から図7までは第1実施形態の刺股を示
し、図8は第1実施形態の刺股における他の実施例を示
し、図9から図12までは第2実施形態の刺股を示し、
図13から図16までは第3実施形態の刺股を示し、図
17は第4実施形態の刺股に関する図を示している。更
に、図18から図21は第5実施形態の刺股を示し、図
22及び図23は第6実施形態の刺股を示している。な
お、これら各図において共通する個所に同一符号を付し
て、重複する説明は適宜、省略する。
れており、図1から図7までは第1実施形態の刺股を示
し、図8は第1実施形態の刺股における他の実施例を示
し、図9から図12までは第2実施形態の刺股を示し、
図13から図16までは第3実施形態の刺股を示し、図
17は第4実施形態の刺股に関する図を示している。更
に、図18から図21は第5実施形態の刺股を示し、図
22及び図23は第6実施形態の刺股を示している。な
お、これら各図において共通する個所に同一符号を付し
て、重複する説明は適宜、省略する。
【0050】先ず、図1〜図7により第1実施形態の刺
股について説明する。図1及び図2は、第1実施形態の
刺股を用いて対象体を取り押さえる方法を示しており、
後述する第2以下の各実施形態の刺股も、基本的にはこ
の図1及び図2に示すように用いられる。
股について説明する。図1及び図2は、第1実施形態の
刺股を用いて対象体を取り押さえる方法を示しており、
後述する第2以下の各実施形態の刺股も、基本的にはこ
の図1及び図2に示すように用いられる。
【0051】図1に示すように、この第1実施形態の刺
股1Aの概略形状は、把手1の先端に二股形状の湾曲状
押当て部3を有するもので、対象体DMを捕らえようと
する人GMは、この把手1を両手で持って湾曲状押当て
部3を対象体、例えば凶悪犯DMの身体、特に胴体に押
し付けるようにして使用する。このように使用すると、
例え凶悪犯DMが包丁やナイフなどの凶器を持っていて
も、当該凶悪犯DMの手の届かない位置から戦うことが
できる。なお、図1では把手1に設けたハンドルを持っ
て使用しているが、このハンドルは別に無くても良い
が、把手1の長さは、凶悪犯DMの手の届かない部分を
握って用いることができる長さに構成されている。
股1Aの概略形状は、把手1の先端に二股形状の湾曲状
押当て部3を有するもので、対象体DMを捕らえようと
する人GMは、この把手1を両手で持って湾曲状押当て
部3を対象体、例えば凶悪犯DMの身体、特に胴体に押
し付けるようにして使用する。このように使用すると、
例え凶悪犯DMが包丁やナイフなどの凶器を持っていて
も、当該凶悪犯DMの手の届かない位置から戦うことが
できる。なお、図1では把手1に設けたハンドルを持っ
て使用しているが、このハンドルは別に無くても良い
が、把手1の長さは、凶悪犯DMの手の届かない部分を
握って用いることができる長さに構成されている。
【0052】本発明に係る刺股においては、この図1に
示すように湾曲状押当て部3を凶悪犯DMの胴体に押し
付けると、この湾曲状押当て部3に設けられた拘束部材
が進出して、図2に示すように凶悪犯DMを捕獲するこ
とができるように構成されている。
示すように湾曲状押当て部3を凶悪犯DMの胴体に押し
付けると、この湾曲状押当て部3に設けられた拘束部材
が進出して、図2に示すように凶悪犯DMを捕獲するこ
とができるように構成されている。
【0053】第1実施形態の刺股1Aの場合では、この
湾曲状押当て部3の内側になる基部に設けられている押
圧作動部材6が凶悪犯DMの胴体に押し付けられること
によって後退し、これにより湾曲状押当て部3内に収容
されている湾曲状の拘束部材4,5が湾曲状押当て部3
の両先端から突出して、凶悪犯DMの胴体を囲うことが
できるように構成されている。
湾曲状押当て部3の内側になる基部に設けられている押
圧作動部材6が凶悪犯DMの胴体に押し付けられること
によって後退し、これにより湾曲状押当て部3内に収容
されている湾曲状の拘束部材4,5が湾曲状押当て部3
の両先端から突出して、凶悪犯DMの胴体を囲うことが
できるように構成されている。
【0054】しかも、一旦、このように湾曲状押当て部
3と拘束部材4,5で凶悪犯DMの胴体を囲ってしまう
と、凶悪犯DM側からでは拘束部材4,5を戻したり、
曲げて開けたりできないように構成されている。
3と拘束部材4,5で凶悪犯DMの胴体を囲ってしまう
と、凶悪犯DM側からでは拘束部材4,5を戻したり、
曲げて開けたりできないように構成されている。
【0055】このため、拘束部材4,5は丈夫な金属製
のもので形成されている。このようにして図2に示すよ
うに凶悪犯DMを捕獲すると、凶悪犯DMの動きを相当
程度制限することができる。なお、この状態で凶悪犯D
Mが逃走しようとしても、刺股1Aを引きずって走るこ
とになるので、直ぐに捕まえることができる。
のもので形成されている。このようにして図2に示すよ
うに凶悪犯DMを捕獲すると、凶悪犯DMの動きを相当
程度制限することができる。なお、この状態で凶悪犯D
Mが逃走しようとしても、刺股1Aを引きずって走るこ
とになるので、直ぐに捕まえることができる。
【0056】続いて、図3〜図7に基づき、この第1実
施形態の刺股1Aの具体的な形状及び構造を詳述する。
図3の(a)図は、第1実施形態の刺股1Aの正面図、
同(b)図は、同じく側面図を示している。
施形態の刺股1Aの具体的な形状及び構造を詳述する。
図3の(a)図は、第1実施形態の刺股1Aの正面図、
同(b)図は、同じく側面図を示している。
【0057】図3の各図において、第1実施形態の刺股
1Aの把手1は金属製パイプで形成されており、その手
元側の途中部にはハンドル10,11が設けられてい
る。このハンドル10,11は所望によりその向きを変
えたり、前後位置をずらしたり、更には、取り外すこと
ができるように装着されている。
1Aの把手1は金属製パイプで形成されており、その手
元側の途中部にはハンドル10,11が設けられてい
る。このハンドル10,11は所望によりその向きを変
えたり、前後位置をずらしたり、更には、取り外すこと
ができるように装着されている。
【0058】この把手1の先端には二股になった湾曲状
押当て部3が固定されており、この固定部分は樹脂製又
は金属製のケース2で覆われている。この湾曲状押当て
部3は、凶悪犯の胴体を押え付けて捕獲し易い大きさの
半楕円形状に湾曲成形した金属製パイプでできた湾曲状
押当て部本体を構成しており、この湾曲状押当て部3の
左右の押当て部分3L,3R内には、それぞれ左右の押
当て部分3L,3R内に略沿った形状を有する金属製パ
イプで形成された拘束部材4,5が、その先端4b,5
bを左右の押当て部分3L,3Rの先端開口から突出さ
せた状態で、進出自在に収容されている。
押当て部3が固定されており、この固定部分は樹脂製又
は金属製のケース2で覆われている。この湾曲状押当て
部3は、凶悪犯の胴体を押え付けて捕獲し易い大きさの
半楕円形状に湾曲成形した金属製パイプでできた湾曲状
押当て部本体を構成しており、この湾曲状押当て部3の
左右の押当て部分3L,3R内には、それぞれ左右の押
当て部分3L,3R内に略沿った形状を有する金属製パ
イプで形成された拘束部材4,5が、その先端4b,5
bを左右の押当て部分3L,3Rの先端開口から突出さ
せた状態で、進出自在に収容されている。
【0059】図3の各図及び図4、図5に示すように、
この湾曲状押当て部3の中央である基部と把手2の先端
との接合部には、把手1内と左右の押当て部分3L,3
R内の空間を仕切ることができるバルブVが設けられて
おり、このバルブVは、湾曲状押当て部3の内側中央か
ら前方に向けて突出させた状態で設けられている押圧作
動部材6が図3の各図に示すように前方に位置している
ときには閉じられており、この押圧作動部材6が手前方
向に後退すると開くように構成されている。
この湾曲状押当て部3の中央である基部と把手2の先端
との接合部には、把手1内と左右の押当て部分3L,3
R内の空間を仕切ることができるバルブVが設けられて
おり、このバルブVは、湾曲状押当て部3の内側中央か
ら前方に向けて突出させた状態で設けられている押圧作
動部材6が図3の各図に示すように前方に位置している
ときには閉じられており、この押圧作動部材6が手前方
向に後退すると開くように構成されている。
【0060】把手1の手元側後端には圧縮空気が充填さ
れた圧縮空気ボンベ12が取付部材14を介して装着す
ることができるように構成されており、このように圧縮
空気ボンベ12を把手1の後端に装着すると、把手1内
に圧縮空気が送り出されて、把手1内が或る程度に高圧
状態になる。
れた圧縮空気ボンベ12が取付部材14を介して装着す
ることができるように構成されており、このように圧縮
空気ボンベ12を把手1の後端に装着すると、把手1内
に圧縮空気が送り出されて、把手1内が或る程度に高圧
状態になる。
【0061】このように把手1内が或る程度高圧状態に
なっても、バルブVが閉じているときには左右の押当て
部分3L,3R内に空気が移動しないので、拘束部材
4,5は左右の押当て部分3L,3R内に充填されてい
る。
なっても、バルブVが閉じているときには左右の押当て
部分3L,3R内に空気が移動しないので、拘束部材
4,5は左右の押当て部分3L,3R内に充填されてい
る。
【0062】これに対し、バルブVが開くと、把手1内
の高圧空気が左右の押当て部分3L,3R内に流れ込ん
で、拘束部材4,5を押し出し、押し出された左右の拘
束部材4,5と左右の押当て部分3L,3Rである湾曲
状押当て部3とによって、略楕円形状の輪が形成され
る。
の高圧空気が左右の押当て部分3L,3R内に流れ込ん
で、拘束部材4,5を押し出し、押し出された左右の拘
束部材4,5と左右の押当て部分3L,3Rである湾曲
状押当て部3とによって、略楕円形状の輪が形成され
る。
【0063】図3の各図では左右の拘束部材4,5の先
端部分が接合して固定できる構造を示しており、この固
定は、一方の拘束部材4の先端部4bが他方の拘束部材
5の先端部5bに一体となって設けられている錠部5c
内に突入して施錠することにより行われる。なお、錠部
5cの鍵穴5d内に鍵Kを挿し込んで操作すると開錠す
る。
端部分が接合して固定できる構造を示しており、この固
定は、一方の拘束部材4の先端部4bが他方の拘束部材
5の先端部5bに一体となって設けられている錠部5c
内に突入して施錠することにより行われる。なお、錠部
5cの鍵穴5d内に鍵Kを挿し込んで操作すると開錠す
る。
【0064】湾曲状押当て部3を形成している左右の押
当て部分3L,3R内から左右の拘束部材4,5が圧縮
空気によって押し出されたときに、左右の拘束部材4,
5が傾いたり、捕獲した凶悪犯の手で傾けられたり、左
右の拘束部材4,5の先端部4b,5bの位置がずれな
いようにする必要がある。
当て部分3L,3R内から左右の拘束部材4,5が圧縮
空気によって押し出されたときに、左右の拘束部材4,
5が傾いたり、捕獲した凶悪犯の手で傾けられたり、左
右の拘束部材4,5の先端部4b,5bの位置がずれな
いようにする必要がある。
【0065】これに対処するため、図6に示すように、
左側の押当て部分3の断面形状は楕円にて形成されてお
り、左側の拘束部材4はこの楕円よりも若干小径の楕円
形状を有する。
左側の押当て部分3の断面形状は楕円にて形成されてお
り、左側の拘束部材4はこの楕円よりも若干小径の楕円
形状を有する。
【0066】そして図4及び図5に参照されるように、
この拘束部材4の後端部4aはこの楕円に略沿う形状を
有する。また、左側の押当て部分3Lの先端部3aの開
口は、左側の拘束部材4の外周に合わせた楕円形状を有
する。右側の押当て部分3R及び拘束部材5も同様であ
る。
この拘束部材4の後端部4aはこの楕円に略沿う形状を
有する。また、左側の押当て部分3Lの先端部3aの開
口は、左側の拘束部材4の外周に合わせた楕円形状を有
する。右側の押当て部分3R及び拘束部材5も同様であ
る。
【0067】図7はバルブVを開閉させる構造を更に詳
しく拡大して示しており、左右の押当て部分3L,3R
を形成している湾曲状押当て部3の中央に位置する基部
と把手1の先端とが連結部材7を用いて接合固定されて
これらの内部の空間が三方に連通しており、湾曲状押当
て部3の中央前後方向に形成されている開孔から把手1
の先端部内に向けて、押圧作動部材6の基部6aが前後
方向に移動自在に突入している。
しく拡大して示しており、左右の押当て部分3L,3R
を形成している湾曲状押当て部3の中央に位置する基部
と把手1の先端とが連結部材7を用いて接合固定されて
これらの内部の空間が三方に連通しており、湾曲状押当
て部3の中央前後方向に形成されている開孔から把手1
の先端部内に向けて、押圧作動部材6の基部6aが前後
方向に移動自在に突入している。
【0068】この基部6aは中空になっており、この中
空壁面の途中部分に左右の押当て部3L,3Rに連通す
る開孔6b,6bが形成されている。そして、この基部
6aの後端近傍の外周面に突起6c,6cが設けられ、
この突起6c,6cが把手1の先端外周面に前後方向に
向けて開設した長孔1a,1a内に突入して、この基部
6aを含めた押圧作動部材6全体の前後方向の移動を所
定幅に規制している。
空壁面の途中部分に左右の押当て部3L,3Rに連通す
る開孔6b,6bが形成されている。そして、この基部
6aの後端近傍の外周面に突起6c,6cが設けられ、
この突起6c,6cが把手1の先端外周面に前後方向に
向けて開設した長孔1a,1a内に突入して、この基部
6aを含めた押圧作動部材6全体の前後方向の移動を所
定幅に規制している。
【0069】この押圧作動部材6は、把手1内の空気が
圧縮されているときには、その空気圧により前方に突出
しており、この状態のときには前記開孔6b,6bは、
左右の押当て部分3L,3R内の空間よりも前方に外れ
た位置に移動して、把手2内の圧縮空気が左右の押当て
部分3L,3R内に流れない状態に形成されている。
圧縮されているときには、その空気圧により前方に突出
しており、この状態のときには前記開孔6b,6bは、
左右の押当て部分3L,3R内の空間よりも前方に外れ
た位置に移動して、把手2内の圧縮空気が左右の押当て
部分3L,3R内に流れない状態に形成されている。
【0070】これに対して、凶悪犯の胴体に押圧作動部
材6を押し付けることにより、この押圧作動部材6を手
前方向に後退させると、前記開孔6b,6bが左右の押
当て部分3L,3R内の空間に位置して、把手1内の圧
縮空気が左右の押当て部分3L,3R内に流れ込み、こ
の空気圧により左右の拘束部材4,5は押し出される。
前記パルブVはこのような構造全体を指す。
材6を押し付けることにより、この押圧作動部材6を手
前方向に後退させると、前記開孔6b,6bが左右の押
当て部分3L,3R内の空間に位置して、把手1内の圧
縮空気が左右の押当て部分3L,3R内に流れ込み、こ
の空気圧により左右の拘束部材4,5は押し出される。
前記パルブVはこのような構造全体を指す。
【0071】なお、図示していないが、把手1、好まし
くはその手元側に把手1内の圧縮空気を抜くバルブ又は
ねじを設けて、一旦進出させた拘束部材4,5を元の収
納位置に戻すことができるようにしても良い。また、図
8に示すように、左右の拘束部材4,5が近接する方向
に進出したときに、双方の先端部4b,5bが接合しな
いで略C形状のように双方の間に間隔を設けた刺股1B
にしてもよい。
くはその手元側に把手1内の圧縮空気を抜くバルブ又は
ねじを設けて、一旦進出させた拘束部材4,5を元の収
納位置に戻すことができるようにしても良い。また、図
8に示すように、左右の拘束部材4,5が近接する方向
に進出したときに、双方の先端部4b,5bが接合しな
いで略C形状のように双方の間に間隔を設けた刺股1B
にしてもよい。
【0072】続いて、本発明の第2実施形態の刺股1C
について詳述する。図9の(a)図は本発明第2実施形
態の刺股1Cの正面図であり、同(b)図は同じく側面
図を示しており、図10は本発明第2実施形態の刺股1
Cの前部の一部を拡大して示す断面図であり、図11は
図9の(a)図におけるI−I断面を拡大して示す断面
図であり、図12は同じくII−II断面を拡大して示
す断面図である。
について詳述する。図9の(a)図は本発明第2実施形
態の刺股1Cの正面図であり、同(b)図は同じく側面
図を示しており、図10は本発明第2実施形態の刺股1
Cの前部の一部を拡大して示す断面図であり、図11は
図9の(a)図におけるI−I断面を拡大して示す断面
図であり、図12は同じくII−II断面を拡大して示
す断面図である。
【0073】第2実施形態の刺股1Cは、後退時に左右
の押当て部分3L,3R内に位置する左右の拘束部材
4,5の進退操作を操作者の手動により行なわれるもの
で、第1実施形態の刺股1Aに用いられている圧縮空気
ボンベ12を不要としている。以下、その構造について
第1実施形態の刺股1Aと異なる部分について説明す
る。
の押当て部分3L,3R内に位置する左右の拘束部材
4,5の進退操作を操作者の手動により行なわれるもの
で、第1実施形態の刺股1Aに用いられている圧縮空気
ボンベ12を不要としている。以下、その構造について
第1実施形態の刺股1Aと異なる部分について説明す
る。
【0074】図9の各図及び図10に示すように、二股
形状を有する湾曲状押当て部3の基部である左右の押当
て部3L,3Rの一端は、それぞれ把手1の先端に向け
て小さく湾曲して、把手1の先端と連結し、把手1の先
端内の空間から左右の押当て部3L,3R内の空間内に
至り、分岐した状態になっている。
形状を有する湾曲状押当て部3の基部である左右の押当
て部3L,3Rの一端は、それぞれ把手1の先端に向け
て小さく湾曲して、把手1の先端と連結し、把手1の先
端内の空間から左右の押当て部3L,3R内の空間内に
至り、分岐した状態になっている。
【0075】そして、この把手1内空間の手元側近傍個
所から左右の押当て部3L,3R内に位置する拘束部材
4,5の後端に至り、各1枚の金属弾性長板16,17
が収容されており、この金属製弾性長板16,17の各
先端部が左右の拘束部材4,5の後端に連結され金属製
弾性長板16,17の後端部が互いに重ね合わせられた
状態でつまみ部19の基部20に装着されている。
所から左右の押当て部3L,3R内に位置する拘束部材
4,5の後端に至り、各1枚の金属弾性長板16,17
が収容されており、この金属製弾性長板16,17の各
先端部が左右の拘束部材4,5の後端に連結され金属製
弾性長板16,17の後端部が互いに重ね合わせられた
状態でつまみ部19の基部20に装着されている。
【0076】図9の各図を参照しつつ図11に示すよう
に、把手1は、その断面形状が矩形状になっており、そ
の前面側と後面側の内壁中央には2枚の金属製弾性長板
16,17の長手方向に沿った両縁が重なり合った状態
で若干の余裕幅をもって突入する凹状の溝1f,1gが
形成されており、金属製弾性長板16,17はこの溝1
f,1gに沿って前後方向に移動自在となっている。こ
のように金属製弾性長板16,17をこの溝1f,1g
に沿って移動させると移動時、特に押す方向の移動時に
撓みが生じないのである。
に、把手1は、その断面形状が矩形状になっており、そ
の前面側と後面側の内壁中央には2枚の金属製弾性長板
16,17の長手方向に沿った両縁が重なり合った状態
で若干の余裕幅をもって突入する凹状の溝1f,1gが
形成されており、金属製弾性長板16,17はこの溝1
f,1gに沿って前後方向に移動自在となっている。こ
のように金属製弾性長板16,17をこの溝1f,1g
に沿って移動させると移動時、特に押す方向の移動時に
撓みが生じないのである。
【0077】図9の各図及び図12に示すように、この
金属製弾性長板16,17の押し操作を行なうつまみ部
19の基部20は、ねじ軸で形成されて把手1の手元側
寄りの個所において前後方向に開設されている長孔21
内から把手1側方に突出しており、この突出部分につま
み部19が螺装されている。
金属製弾性長板16,17の押し操作を行なうつまみ部
19の基部20は、ねじ軸で形成されて把手1の手元側
寄りの個所において前後方向に開設されている長孔21
内から把手1側方に突出しており、この突出部分につま
み部19が螺装されている。
【0078】このため、このつまみ部19を手で操作し
て、長孔21に沿って前方に押し操作すると、把手1内
から左右の押し当て部3L,3R内の後端近傍に向けて
位置する金属製弾性長板16,17が前方に移動し、こ
の移動により左右の拘束部材4,5が図9の各図におい
て鎖線で示すように、前方に押し出される。
て、長孔21に沿って前方に押し操作すると、把手1内
から左右の押し当て部3L,3R内の後端近傍に向けて
位置する金属製弾性長板16,17が前方に移動し、こ
の移動により左右の拘束部材4,5が図9の各図におい
て鎖線で示すように、前方に押し出される。
【0079】なお、この状態からつまみ部19を手前方
向に引くと、左右の拘束部材4,5は元の位置まで後退
するが、前述した第1実施形態の刺股1Aと同様に、一
方の拘束部材4の先端4bが他方の拘束部材5の先端5
bに設けられている錠部内に突入して双方が施錠されて
連結するように構成されているものであれば、この施錠
を開錠させて左右の拘束部材4,5を元の位置に戻す。
向に引くと、左右の拘束部材4,5は元の位置まで後退
するが、前述した第1実施形態の刺股1Aと同様に、一
方の拘束部材4の先端4bが他方の拘束部材5の先端5
bに設けられている錠部内に突入して双方が施錠されて
連結するように構成されているものであれば、この施錠
を開錠させて左右の拘束部材4,5を元の位置に戻す。
【0080】これに対して、このような施錠構造に構成
されていないものであれば、つまみ部19を前方に移動
操作した後、図12に示すように、このつまみ部19を
その基部20に対して締付ける方向に回して、つまみ部
19の端面が把手1の長孔21近傍の側壁を押し付け
て、つまみ部19の前後方向の移動を固定して、左右の
拘束部材4,5の後退方向の移動を規制するようにすれ
ば良いのである。
されていないものであれば、つまみ部19を前方に移動
操作した後、図12に示すように、このつまみ部19を
その基部20に対して締付ける方向に回して、つまみ部
19の端面が把手1の長孔21近傍の側壁を押し付け
て、つまみ部19の前後方向の移動を固定して、左右の
拘束部材4,5の後退方向の移動を規制するようにすれ
ば良いのである。
【0081】なお、第2実施形態の刺股1Cでは、把手
1の長さが或る程度長く形成されたものを用い、捕獲さ
れている凶悪犯が手を伸ばして、このつまみ部19を自
由に操作できないように構成してある。
1の長さが或る程度長く形成されたものを用い、捕獲さ
れている凶悪犯が手を伸ばして、このつまみ部19を自
由に操作できないように構成してある。
【0082】次に、本発明の第3実施形態の刺股A2に
ついて説明する。図13の(a)図は本発明の第3実施
形態の刺股A2を示した正面図であり、同(b)図は同
じくその側面図であり、図14図及び図15は同じくそ
の前部を拡大して示した断面図であり、図16は同じく
その前部の片側の一部分を斜視図で示している。
ついて説明する。図13の(a)図は本発明の第3実施
形態の刺股A2を示した正面図であり、同(b)図は同
じくその側面図であり、図14図及び図15は同じくそ
の前部を拡大して示した断面図であり、図16は同じく
その前部の片側の一部分を斜視図で示している。
【0083】図13の各図に示すように、この第3実施
形態の刺股A2は、前部の二股形状を有する湾曲状押当
て部3で凶悪犯の胴体を強く押し付けたときに、この湾
曲状押当て部3の左右間に懸架させたワイヤーWが操作
者から見て手前方向に強く引き付けられる動きに連動し
て、左右の押当て部分3L,3R内に位置している左右
の拘束部材4,5が左右の押当て部分3L,3Rの先端
から前方に進出して、この左右の拘束部材4,5と湾曲
状押当て部3とによって、凶悪犯の胴体を囲むのに大き
さの輪を形成できる構造に形成されている。
形態の刺股A2は、前部の二股形状を有する湾曲状押当
て部3で凶悪犯の胴体を強く押し付けたときに、この湾
曲状押当て部3の左右間に懸架させたワイヤーWが操作
者から見て手前方向に強く引き付けられる動きに連動し
て、左右の押当て部分3L,3R内に位置している左右
の拘束部材4,5が左右の押当て部分3L,3Rの先端
から前方に進出して、この左右の拘束部材4,5と湾曲
状押当て部3とによって、凶悪犯の胴体を囲むのに大き
さの輪を形成できる構造に形成されている。
【0084】図13の各図を参照しつつ、図14、図1
5及び図16により、更に詳しく説明すると、この第3
実施形態の刺股A2は、湾曲状押当て部3を形成してい
る左右の押当て部分3L,3R内には、前述した各実施
の形態の場合と同様に、湾曲状の拘束部材4,5が、そ
れぞれ先端を外方に突出させた状態で位置している。こ
の左右の拘束部材4,5は、内側に位置する大部分に沿
って溝4e,5eが形成された略U形状のものが用いら
れている。
5及び図16により、更に詳しく説明すると、この第3
実施形態の刺股A2は、湾曲状押当て部3を形成してい
る左右の押当て部分3L,3R内には、前述した各実施
の形態の場合と同様に、湾曲状の拘束部材4,5が、そ
れぞれ先端を外方に突出させた状態で位置している。こ
の左右の拘束部材4,5は、内側に位置する大部分に沿
って溝4e,5eが形成された略U形状のものが用いら
れている。
【0085】左右の押当て部分3L,3Rは、この左右
の拘束部材4,5の溝4e,5eを飛び越した外周を略
囲む断面形状を有している。そして、この左右の押当て
部分3L,3Rの先端近傍の内側面にワイヤーWが通る
ことのできる開孔9,9が開設されており、更に、この
開孔9,9手前の左右の押当て部分3L,3Rの略中央
内側面にワイヤーWを通してその向きを変えるフック
8,8が溶接により固着されている。
の拘束部材4,5の溝4e,5eを飛び越した外周を略
囲む断面形状を有している。そして、この左右の押当て
部分3L,3Rの先端近傍の内側面にワイヤーWが通る
ことのできる開孔9,9が開設されており、更に、この
開孔9,9手前の左右の押当て部分3L,3Rの略中央
内側面にワイヤーWを通してその向きを変えるフック
8,8が溶接により固着されている。
【0086】ワイヤーWの一端は、一方のフック8内か
ら前記開孔9内を通り、更に、一方の押当て部分3L内
の拘束部材4の溝4e内を通って、この拘束部材4の後
端直前の部分に固定されている。このワイヤーWの他端
も、同様に他方のフック8内から反対側の開孔9内を通
り、更に、他方の押当て部分3R内の拘束部材5の溝5
e内を通って、この拘束部材5の後端直前の部分に固定
されている。このようにして、左右の拘束部材4,5が
図14に示す後退位置にあるときには、ワイヤーWは左
右のフック8,8間に懸架された状態に構成されてい
る。
ら前記開孔9内を通り、更に、一方の押当て部分3L内
の拘束部材4の溝4e内を通って、この拘束部材4の後
端直前の部分に固定されている。このワイヤーWの他端
も、同様に他方のフック8内から反対側の開孔9内を通
り、更に、他方の押当て部分3R内の拘束部材5の溝5
e内を通って、この拘束部材5の後端直前の部分に固定
されている。このようにして、左右の拘束部材4,5が
図14に示す後退位置にあるときには、ワイヤーWは左
右のフック8,8間に懸架された状態に構成されてい
る。
【0087】そして、湾曲状押当て部3の内側部分で凶
悪犯の胴体を強く押し付けると、図15に示すように、
この懸架されているワイヤーWが強く引き付けられ、こ
のワイヤーWの引っ張り力によって左右の拘束部材4,
5が強く前方に押し出されて、左右の拘束部材4,5の
先端部4b,5bが連結して施錠する構造に形成されて
いる。この連結構造は第1実施形態の刺股1Aと同様に
施錠により行われる。なお、この施錠された状態を開錠
して、左右の拘束部材4,5を手で持って左右の押当て
部分3L,3R内に押し込むと、ワイヤーWは湾曲状押
当て部材3の左右間に緊張して懸架された元の状態に戻
る。
悪犯の胴体を強く押し付けると、図15に示すように、
この懸架されているワイヤーWが強く引き付けられ、こ
のワイヤーWの引っ張り力によって左右の拘束部材4,
5が強く前方に押し出されて、左右の拘束部材4,5の
先端部4b,5bが連結して施錠する構造に形成されて
いる。この連結構造は第1実施形態の刺股1Aと同様に
施錠により行われる。なお、この施錠された状態を開錠
して、左右の拘束部材4,5を手で持って左右の押当て
部分3L,3R内に押し込むと、ワイヤーWは湾曲状押
当て部材3の左右間に緊張して懸架された元の状態に戻
る。
【0088】以上、説明した第1・第2・第3の各実施
形態において、左右の拘束部材4,5の連結固定構造
は、施錠構造のものを挙げて説明したが、このような施
錠構造ではなく、図示していないが、例えば、一方の拘
束部材の先端部の外周面に楔状の突起を形成し、他方の
拘束部材の先端部に、前記一方の拘束部材の先端が突入
する開口を形成し、この開口の内周壁に前記突起と噛み
合う突起を形成して、前記一方の拘束部材の先端が他方
の拘束部材の先端の開口内に突入したときに、双方の突
起どうしが噛み合って抜け止めが図れる連結構造にして
も良いのである。
形態において、左右の拘束部材4,5の連結固定構造
は、施錠構造のものを挙げて説明したが、このような施
錠構造ではなく、図示していないが、例えば、一方の拘
束部材の先端部の外周面に楔状の突起を形成し、他方の
拘束部材の先端部に、前記一方の拘束部材の先端が突入
する開口を形成し、この開口の内周壁に前記突起と噛み
合う突起を形成して、前記一方の拘束部材の先端が他方
の拘束部材の先端の開口内に突入したときに、双方の突
起どうしが噛み合って抜け止めが図れる連結構造にして
も良いのである。
【0089】なお、この連結構造によれば、一旦噛み合
って連結した状態になると、離脱させることができない
ので、このような事態になるのを防ぐために、前記他方
の拘束部材の先端部内の構造を、2分割構造にしてねじ
止めを外すと離脱できるようにすることが望ましい。
って連結した状態になると、離脱させることができない
ので、このような事態になるのを防ぐために、前記他方
の拘束部材の先端部内の構造を、2分割構造にしてねじ
止めを外すと離脱できるようにすることが望ましい。
【0090】次に、本発明に係る第4実施形態の刺股1
Eについて説明する。図17は、本発明の第4実施形態
の刺股1Eを全体図で示しており、同図に示すように、
この第4実施形態の刺股1Eは、把手1先端に設けられ
ている二股形状の湾曲状押当て部材3を開閉操作できる
ように構成されている。
Eについて説明する。図17は、本発明の第4実施形態
の刺股1Eを全体図で示しており、同図に示すように、
この第4実施形態の刺股1Eは、把手1先端に設けられ
ている二股形状の湾曲状押当て部材3を開閉操作できる
ように構成されている。
【0091】詳しく説明すると、把手1の先端部には支
持部材21が固定されており、この支持部材21の前端
左右近傍個所に、左右に独立した押圧部分31L,31
Rの基部31a,31aがピン支持されて、左右の押圧
部分31L,31Rの先端部が開閉回動自在に支持され
ている。そして、この左右の押圧部分31L,31Rの
手前側途中部に、それぞれピン支持部32L,32Rが
後方に突出した状態で設けられており、更にその後方の
把手1途中部に、シリンダ支持部材34が横方向に固定
されており、このシリンダ支持部材34が左右の補強材
35L,35Rで補強されている。
持部材21が固定されており、この支持部材21の前端
左右近傍個所に、左右に独立した押圧部分31L,31
Rの基部31a,31aがピン支持されて、左右の押圧
部分31L,31Rの先端部が開閉回動自在に支持され
ている。そして、この左右の押圧部分31L,31Rの
手前側途中部に、それぞれピン支持部32L,32Rが
後方に突出した状態で設けられており、更にその後方の
把手1途中部に、シリンダ支持部材34が横方向に固定
されており、このシリンダ支持部材34が左右の補強材
35L,35Rで補強されている。
【0092】そして更に、前記ピン支持部32L,32
Rと前記シリンダ支持部材34の両端との間に、左右の
空気圧シンダ33L,33Rが装着されており、この左
右の空気圧シリンダ33L,33Rのピストン部33L
a,33Raの伸縮操作が、把手1の途中部に設けられ
ている操作レバー37を手動で操作することにより同時
に行われるようにしてある。38L,38Rは、左右の
空気圧シリンダ33L,33Rと操作レバー37の操作
により作動する作動ポンプ36とを連結している空気流
通用の配管であり、この配管38L,38Rは邪魔にな
らないように把手1と前記シリンダ支持部材34に沿わ
せてある。
Rと前記シリンダ支持部材34の両端との間に、左右の
空気圧シンダ33L,33Rが装着されており、この左
右の空気圧シリンダ33L,33Rのピストン部33L
a,33Raの伸縮操作が、把手1の途中部に設けられ
ている操作レバー37を手動で操作することにより同時
に行われるようにしてある。38L,38Rは、左右の
空気圧シリンダ33L,33Rと操作レバー37の操作
により作動する作動ポンプ36とを連結している空気流
通用の配管であり、この配管38L,38Rは邪魔にな
らないように把手1と前記シリンダ支持部材34に沿わ
せてある。
【0093】このような構造を有する第4実施形態の刺
股1Eの湾曲押当て部3は、左右の押当て部分3L,3
Rによって形成されており、左右の押当て部分3L,3
Rが開いたときには、略U形状を維持しており、前記操
作レバー37の操作により、この左右の押当て部分3
L,3Rの先端31b,31bを強い力で近接させるこ
とができる。このため、この湾曲押当て部3によって凶
悪犯の身体を強く挟んで、凶悪犯が抵抗できないように
することができる。なお、操作レバー37を逆方向に操
作すると湾曲押当て部3は元の略U形状に戻る。
股1Eの湾曲押当て部3は、左右の押当て部分3L,3
Rによって形成されており、左右の押当て部分3L,3
Rが開いたときには、略U形状を維持しており、前記操
作レバー37の操作により、この左右の押当て部分3
L,3Rの先端31b,31bを強い力で近接させるこ
とができる。このため、この湾曲押当て部3によって凶
悪犯の身体を強く挟んで、凶悪犯が抵抗できないように
することができる。なお、操作レバー37を逆方向に操
作すると湾曲押当て部3は元の略U形状に戻る。
【0094】このように空気圧シリンダ33L,33R
を用いて湾曲押当て部3を開閉させる構造にすると、湾
曲押当て部3を開閉させる力が格段に強くなる。このた
め、凶悪犯が湾曲押当て部3を手で持って開けようとし
ても、開けることができないのである。なお、空気圧シ
リンダの代わりに、油圧シリンダを用いたり、或いは、
シリンダを用いないでリンク構造により湾曲押当て部3
を強く開閉できるようにしても良いのである。
を用いて湾曲押当て部3を開閉させる構造にすると、湾
曲押当て部3を開閉させる力が格段に強くなる。このた
め、凶悪犯が湾曲押当て部3を手で持って開けようとし
ても、開けることができないのである。なお、空気圧シ
リンダの代わりに、油圧シリンダを用いたり、或いは、
シリンダを用いないでリンク構造により湾曲押当て部3
を強く開閉できるようにしても良いのである。
【0095】次に、本発明の第5実施形態の刺股1Fに
ついて説明する。図18は、本発明の第5実施形態の刺
股1Fの全体図で示しており、同図に示すように、この
第5実施形態の刺股1Fは、把手1先端に設けられてい
る二股形状の湾曲状押当て部材3の両先端部に、円弧状
の拘束部材4,5をその略中央位置でピン支持によって
回動自在に取り付けられており、このピン支持部30
a、30aを中心にして前記円弧状の拘束部材4,5が
開閉自在となるように構成されている。尚、30bは前
記拘束部材4,5をバネ付勢によって所定の開いた状態
に維持するためのバネ体であり、これによって、この拘
束部材4,5がブラ付くのを防止している。
ついて説明する。図18は、本発明の第5実施形態の刺
股1Fの全体図で示しており、同図に示すように、この
第5実施形態の刺股1Fは、把手1先端に設けられてい
る二股形状の湾曲状押当て部材3の両先端部に、円弧状
の拘束部材4,5をその略中央位置でピン支持によって
回動自在に取り付けられており、このピン支持部30
a、30aを中心にして前記円弧状の拘束部材4,5が
開閉自在となるように構成されている。尚、30bは前
記拘束部材4,5をバネ付勢によって所定の開いた状態
に維持するためのバネ体であり、これによって、この拘
束部材4,5がブラ付くのを防止している。
【0096】即ち、この第5実施形態の刺股1Fは、図
19に示すように、押当て部3内に向かって凶悪犯DM
の胴体を強く押しつけると、拘束部材4,5におけるピ
ン支持された位置の内側基端部40に凶悪犯DMが接当
し、押当て部3方向に押し込まれると同時に、てこの原
理により、拘束部材4,5におけるピン支持された位置
の外側の部分が凶悪犯DMの胴体を取り囲み、左右の拘
束部材4,5の先端部4b,5bが連結して施錠される
構造に形成されている。この連結構造は第1実施形態の
刺股1Aと同様の施錠により行われる。
19に示すように、押当て部3内に向かって凶悪犯DM
の胴体を強く押しつけると、拘束部材4,5におけるピ
ン支持された位置の内側基端部40に凶悪犯DMが接当
し、押当て部3方向に押し込まれると同時に、てこの原
理により、拘束部材4,5におけるピン支持された位置
の外側の部分が凶悪犯DMの胴体を取り囲み、左右の拘
束部材4,5の先端部4b,5bが連結して施錠される
構造に形成されている。この連結構造は第1実施形態の
刺股1Aと同様の施錠により行われる。
【0097】図20及び図21は、それぞれ第5実施形
態の刺股を用いて対象体を取り押さえる方法を示す説明
図である。
態の刺股を用いて対象体を取り押さえる方法を示す説明
図である。
【0098】図20に示すように、この第5実施形態の
刺股1Fの概略形状は、把手1の先端に二股形状の湾曲
状押当て部3を有するもので、対象体DMを捕らえよう
とする人GMは、この把手1を両手で持って湾曲状押当
て部3を対象体、例えば凶悪犯DMの身体、特に胴体に
押し付けるようにして使用する。このように使用する
と、例え凶悪犯DMが包丁やナイフなどの凶器を持って
いても、当該凶悪犯DMの手の届かない位置から戦うこ
とができる。なお、把手1の長さは、凶悪犯DMの手の
届かない部分を握って用いることができる長さに構成さ
れている。
刺股1Fの概略形状は、把手1の先端に二股形状の湾曲
状押当て部3を有するもので、対象体DMを捕らえよう
とする人GMは、この把手1を両手で持って湾曲状押当
て部3を対象体、例えば凶悪犯DMの身体、特に胴体に
押し付けるようにして使用する。このように使用する
と、例え凶悪犯DMが包丁やナイフなどの凶器を持って
いても、当該凶悪犯DMの手の届かない位置から戦うこ
とができる。なお、把手1の長さは、凶悪犯DMの手の
届かない部分を握って用いることができる長さに構成さ
れている。
【0099】本発明に係る刺股においては、この図20
に示すように湾曲状押当て部3を凶悪犯DMの胴体に押
し付けると、この湾曲状押当て部3に設けられた拘束部
材4,5が回動して、図21に示すように凶悪犯DMを
捕獲することができるように構成されている。
に示すように湾曲状押当て部3を凶悪犯DMの胴体に押
し付けると、この湾曲状押当て部3に設けられた拘束部
材4,5が回動して、図21に示すように凶悪犯DMを
捕獲することができるように構成されている。
【0100】更に、本発明の第6実施形態の刺股1Gに
ついて説明する。図22は、本発明に係る第6実施形態
の刺股1Gの全体図が示されており、同図に示すよう
に、この第6実施形態の刺股1Gは、把手1先端に設け
られている二股形状の湾曲状押当て部材3の両先端部
に、円弧状の拘束部材4,5をその略中央位置でピン支
持によって回動自在に取り付けられており、このピン支
持部30a、30aを中心にして前記円弧状の拘束部材
4,5が開閉自在となるように構成されている。
ついて説明する。図22は、本発明に係る第6実施形態
の刺股1Gの全体図が示されており、同図に示すよう
に、この第6実施形態の刺股1Gは、把手1先端に設け
られている二股形状の湾曲状押当て部材3の両先端部
に、円弧状の拘束部材4,5をその略中央位置でピン支
持によって回動自在に取り付けられており、このピン支
持部30a、30aを中心にして前記円弧状の拘束部材
4,5が開閉自在となるように構成されている。
【0101】又、前記拘束部材4,5におけるピン支持
された位置の内側基端部40,40間には接当体45が
設けられており、この接当体45に凶悪犯DMが接当す
ると、拘束部材4,5におけるピン支持された位置の外
側の部分が凶悪犯DMの胴体を取り囲み、左右の拘束部
材4,5の先端部4b,5bが連結して施錠される構造
に形成されている。尚、30bは前記拘束部材4,5を
バネ付勢によって所定の開いた状態に維持するためのバ
ネ体であり、これによって、この拘束部材4,5がブラ
付くのを防止している。
された位置の内側基端部40,40間には接当体45が
設けられており、この接当体45に凶悪犯DMが接当す
ると、拘束部材4,5におけるピン支持された位置の外
側の部分が凶悪犯DMの胴体を取り囲み、左右の拘束部
材4,5の先端部4b,5bが連結して施錠される構造
に形成されている。尚、30bは前記拘束部材4,5を
バネ付勢によって所定の開いた状態に維持するためのバ
ネ体であり、これによって、この拘束部材4,5がブラ
付くのを防止している。
【0102】即ち、この第5実施形態の刺股1Gは、図
23に示すように、押当て部3内に向かって凶悪犯DM
の胴体を強く押しつけると、拘束部材4,5におけるピ
ン支持された位置の内側基端部40に凶悪犯DMが接当
し、押当て部3方向に押し込まれると同時に、てこの原
理により、拘束部材4,5におけるピン支持された位置
の外側の部分が凶悪犯DMの胴体を取り囲み、左右の拘
束部材4,5の先端部4b,5bが連結して施錠され
る。この連結構造は第1実施形態の刺股1Aと同様の施
錠により行われる。
23に示すように、押当て部3内に向かって凶悪犯DM
の胴体を強く押しつけると、拘束部材4,5におけるピ
ン支持された位置の内側基端部40に凶悪犯DMが接当
し、押当て部3方向に押し込まれると同時に、てこの原
理により、拘束部材4,5におけるピン支持された位置
の外側の部分が凶悪犯DMの胴体を取り囲み、左右の拘
束部材4,5の先端部4b,5bが連結して施錠され
る。この連結構造は第1実施形態の刺股1Aと同様の施
錠により行われる。
【0103】本発明に係る刺股1Aにおいて、凶悪犯D
Mの胴体を挟み付けたり囲ったりすることによって警
報、ベルなどの報知手段で報知するよう構成されている
と、凶悪犯DMが逃げても報知手段によってその居場所
が容易に判明するため、再度、確実に捕獲できるので望
ましい。
Mの胴体を挟み付けたり囲ったりすることによって警
報、ベルなどの報知手段で報知するよう構成されている
と、凶悪犯DMが逃げても報知手段によってその居場所
が容易に判明するため、再度、確実に捕獲できるので望
ましい。
【0104】この場合、押当て部3に凶悪犯DMが触れ
ると報知手段が作動するように構成されていれば特に限
定されるものではないが、具体的には、例えば押当て部
3の内側における押圧作動部材6に触れると警報やベル
などの報知手段が作動するように構成したり、拘束部材
4,5が押当て部3の両先端から突出して凶悪犯DMの
胴体を囲う際、当該拘束部材4,5の先端どおしが接触
すると報知手段が作動するように構成したり、手元側の
任意の箇所、例えばハンドル10,11に報知手段のス
イッチを設け、凶悪犯を捕えようとする人GMが当該ス
イッチを入れるようにする等、種々の方法を採用すれば
良いのである。この他、把手には、夜間に凶悪犯DMを
照らす海中電灯を取り付けても良いのである。
ると報知手段が作動するように構成されていれば特に限
定されるものではないが、具体的には、例えば押当て部
3の内側における押圧作動部材6に触れると警報やベル
などの報知手段が作動するように構成したり、拘束部材
4,5が押当て部3の両先端から突出して凶悪犯DMの
胴体を囲う際、当該拘束部材4,5の先端どおしが接触
すると報知手段が作動するように構成したり、手元側の
任意の箇所、例えばハンドル10,11に報知手段のス
イッチを設け、凶悪犯を捕えようとする人GMが当該ス
イッチを入れるようにする等、種々の方法を採用すれば
良いのである。この他、把手には、夜間に凶悪犯DMを
照らす海中電灯を取り付けても良いのである。
【0105】ところで、前述において触れていないが、
前記いずれかの実施形態において、把手1を手動による
エアポンプにて構成しても良いのである。また、収納性
を高めるために把手1を伸縮構造にしても良く、また、
把手1の先端部近傍個所から凶悪犯の顔に向けて催涙ス
プレーを噴射する構造、凶悪犯に向けて塗料を噴射する
構造にしても良いのである。
前記いずれかの実施形態において、把手1を手動による
エアポンプにて構成しても良いのである。また、収納性
を高めるために把手1を伸縮構造にしても良く、また、
把手1の先端部近傍個所から凶悪犯の顔に向けて催涙ス
プレーを噴射する構造、凶悪犯に向けて塗料を噴射する
構造にしても良いのである。
【0106】
【発明の効果】以上、説明した本発明の刺股を用いる
と、対象体を威嚇したり、対象体の行為を制圧したり、
対象体に打撃を与えて攻撃から身を守ったりすることか
できる。また、湾曲状押当て部を対象体の身体に押し付
けて対象体から一定の距離を保ったり、対象体を取り押
さえることができる。更には、二股形状の湾曲状押当て
部を対象体の身体に押し付けた後、湾曲状押当て部を開
閉させたり、湾曲状押当て部に設けられた拘束部材を進
退移動させることによって、対象体の身体を囲ったり、
挟んだりすることにより、対象体の抵抗から更に身を守
ったり、対象体の動きを抑えたり、対象体の逃走を阻止
することができるようになる。
と、対象体を威嚇したり、対象体の行為を制圧したり、
対象体に打撃を与えて攻撃から身を守ったりすることか
できる。また、湾曲状押当て部を対象体の身体に押し付
けて対象体から一定の距離を保ったり、対象体を取り押
さえることができる。更には、二股形状の湾曲状押当て
部を対象体の身体に押し付けた後、湾曲状押当て部を開
閉させたり、湾曲状押当て部に設けられた拘束部材を進
退移動させることによって、対象体の身体を囲ったり、
挟んだりすることにより、対象体の抵抗から更に身を守
ったり、対象体の動きを抑えたり、対象体の逃走を阻止
することができるようになる。
【0107】しかも、本発明の刺股は、湾曲状押当て部
の回動や、湾曲状押当て部に設けられた拘束部材の進退
を、湾曲状押当て部を対象体の身体に押し付けたときに
作動することができるようにしたことによって、瞬時に
この作動を実行することができるのであり、しかも、対
象体に対する動きの中で自動的に実行させるので、便利
であり、しかも、操作ミスが無く、操作するタイミング
を失わないのである。
の回動や、湾曲状押当て部に設けられた拘束部材の進退
を、湾曲状押当て部を対象体の身体に押し付けたときに
作動することができるようにしたことによって、瞬時に
この作動を実行することができるのであり、しかも、対
象体に対する動きの中で自動的に実行させるので、便利
であり、しかも、操作ミスが無く、操作するタイミング
を失わないのである。
【0108】又、本発明の刺股は、前述の場合に代え
て、湾曲状押当て部の開閉、拘束部材の進退を、圧縮空
気を利用して行なったり、機械的に行なって、これらの
操作を操作者が行なったり、湾曲状押当て部を対象体の
身体に押し付けたときに作動するようにすることによっ
て、対象体を強い力で取り押さえて捕獲することができ
る。
て、湾曲状押当て部の開閉、拘束部材の進退を、圧縮空
気を利用して行なったり、機械的に行なって、これらの
操作を操作者が行なったり、湾曲状押当て部を対象体の
身体に押し付けたときに作動するようにすることによっ
て、対象体を強い力で取り押さえて捕獲することができ
る。
【0109】このような様々な効果を有する本発明の刺
股は、凶悪犯に対して使用するだけでなく、例えば、粗
暴な害獣、例えば、猪、猿、野犬、熊などの攻撃から身
を守ったり、取り押さえたりするときにも用い刺股を提
供することもできる。
股は、凶悪犯に対して使用するだけでなく、例えば、粗
暴な害獣、例えば、猪、猿、野犬、熊などの攻撃から身
を守ったり、取り押さえたりするときにも用い刺股を提
供することもできる。
【0110】本発明に係る刺股においては、対象体の胴
体を挟み付けたり囲ったりすることによって警報、ベル
などの報知手段で報知するように構成されていると、対
象体が逃げても報知手段によってその居場所が容易に判
明するために、確実に捕獲できるなどの効果を奏するの
である。
体を挟み付けたり囲ったりすることによって警報、ベル
などの報知手段で報知するように構成されていると、対
象体が逃げても報知手段によってその居場所が容易に判
明するために、確実に捕獲できるなどの効果を奏するの
である。
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の刺股を用いて
対象体を取り押さえる方法を示す説明図である。
対象体を取り押さえる方法を示す説明図である。
【図2】図2は、同じく対象体を取り押さえて確実に捕
獲する方法を示す説明図である。
獲する方法を示す説明図である。
【図3】図3において(a)図は、本発明の第1実施形
態の刺股を示す正面図である。図3において(b)図
は、同じくその側面図である。
態の刺股を示す正面図である。図3において(b)図
は、同じくその側面図である。
【図4】図4は、本発明の第1実施形態の刺股の前部を
拡大して示す断面図である。
拡大して示す断面図である。
【図5】図5は、同じく拘束部材が進出した状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図6】図6は、図3において(a)図におけるI―I
断面を拡大して示す断面図である。
断面を拡大して示す断面図である。
【図7】図7は、バルブ及びその周辺を拡大して示す断
面図である。
面図である。
【図8】図8は、本発明の第1実施形態の刺股の他例を
示す正面図であるか。
示す正面図であるか。
【図9】図9において(a)図は、本発明の第2実施形
態の刺股を示す正面図である。図9において(b)図
は、同じくその側面図である。
態の刺股を示す正面図である。図9において(b)図
は、同じくその側面図である。
【図10】図10は、本発明の第2実施形態の刺股の前
部の要部を拡大して示す断面図である。
部の要部を拡大して示す断面図である。
【図11】図11は、図9の(a)図におけるI−I断
面を拡大して示す断面図である。
面を拡大して示す断面図である。
【図12】図12は、同じく図9の(a)図におけるI
I−II断面を拡大して示す断面図である。
I−II断面を拡大して示す断面図である。
【図13】図13において(a)図は、本発明の第3実
施形態の刺股を示す正面図である。図13において
(b)図は、同じくその側面図である。
施形態の刺股を示す正面図である。図13において
(b)図は、同じくその側面図である。
【図14】図14は、本発明の第3実施形態の刺股の前
部を拡大して示す断面図である。
部を拡大して示す断面図である。
【図15】図15は、同じくその拘束部材が進出した状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図16】図16は、同じくその前部の一部を拡大して
示した斜視図である。
示した斜視図である。
【図17】図17は、本発明の第4実施形態の刺股を示
す正面図である。
す正面図である。
【図18】図18は、本発明の第5実施形態の刺股を示
す正面図である。
す正面図である。
【図19】図19は、同じくその拘束部材が進出した状
態を示す正面図である。
態を示す正面図である。
【図20】図20は、本発明の第5実施形態の刺股を用
いて対象体を取り押さえる方法を示す説明図である。
いて対象体を取り押さえる方法を示す説明図である。
【図21】図21は、同じくその対象体を取り押さえて
確実に捕獲する方法を示す説明図である。
確実に捕獲する方法を示す説明図である。
【図22】図22は、本発明の第6実施形態の刺股を示
す正面図である。
す正面図である。
【図23】図23は、同じくその拘束部材が進出した状
態を示す正面図である。
態を示す正面図である。
1A 刺股
1 把手
3 湾曲状押当て部
3L,3R 押当て部分
4,5 拘束部材
6 押圧作動部材
V バルブ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 藤岡 道雄
大阪府堺市竹城台1丁1−3−1313
(72)発明者 藤岡 万喜
和歌山県伊都郡高野口町大字名倉1142−3
(72)発明者 竹内 美貴
名古屋市中川区二女子町2−1
Claims (15)
- 【請求項1】 把手の先端部に対象体の胴体、首又は四
肢のいずれかの押え用に供する二股形状の押当て部を有
し、当該押当て部の全体又はその一部が、その左右の先
端部を近接させる方向に可動自在であり、この可動が所
持者の操作により、或いは対象体と押当て部との接触に
感応して行われ、且つ可動後の状態が維持できるように
構成されてなることを特徴とする刺股。 - 【請求項2】 押当て部が、把手の先端部近傍個所に基
部がピン支持されて両先端部が互いに近接、離反する方
向の動きが自在な左右の可動部材で構成されてなる請求
項1に記載の刺股。 - 【請求項3】 押当て部の左右の先端部を近接させる方
向への動き又は可動部材の両先端部が互いに近接、離反
する方向の動きが、押当て部で人を押し付けたときに、
この押当て部の内側に設けられている押圧作動部材、ス
イッチ、線材、伸縮体のいずれかに連動して行われる請
求項1又は2に記載の刺股。 - 【請求項4】 押当て部の左右の先端部を近接させる方
向への動き又は可動部材の両先端部が互いに近接、離反
する方向の動きが、把手に設けられた押しボタン、又は
レバーの操作により行われる請求項1ないし3のいずれ
か1項に記載の刺股。 - 【請求項5】 把手の先端部に対象体の胴体、首又は四
肢のいずれかの押さえ用に供する二股形状の押当部を有
し、当該押当部に設けられた拘束部材が、前記対象体の
胴体、首又は四肢のいずれかの周囲を略取り囲む方向に
可動自在であり、この可動が所持者の操作により、或い
は対象体と押し当て部若しくは拘束部材との接触に感応
して行われ、且つ可動後の状態が維持できるように構成
されてなることを特徴とする刺股。 - 【請求項6】 対象体の胴体、首又は四肢のいずれかを
取り囲み得る形状を有する拘束部材が、押当て部の片側
或いは両側の先端部近傍箇所に設けられている請求項5
に記載の刺股。 - 【請求項7】 拘束部材の略中央の位置におけるピン支
持により押当て部の先端部への拘束部材の設置がなさ
れ、拘束部材における対象体の胴体、首又は四肢のいず
れかの周囲を略取り囲む方向へ動きが、当該対象体がこ
のピンより内側の拘束部材に押当てられることによるて
この原理により行われる請求項6に記載の刺股。 - 【請求項8】 拘束部材が、把手の先端部に固定された
中空状の押当て部本体内に沿った形状を有し、しかも当
該押当て部本体内に支持されてその両先端部から進退自
在となるように構成されてなる請求項5に記載の刺股。 - 【請求項9】 押当て部に設けられた拘束部材における
対象体の胴体、首又は四肢のいずれかの周囲を略取り囲
む方向に向けた動きが、把手内空間内に充填されている
圧縮空気又は把手に取り付けた圧縮空気ボンベ内の圧縮
空気の移動による空気圧により行われる請求項8に記載
の刺股。 - 【請求項10】 拘束部材における対象体の胴体、首又
は四肢のいずれかの周囲を略取り囲む方向に向けた動
き、又は拘束部材の進出方向の移動、或いは圧縮空気の
移動が、押当て部で人を押し付けたときに、この押当て
部の内側に設けられている押圧作動部材、スイッチ、線
材、伸縮体のいずれかに連動して行われる請求項5ない
し9のいずれか1項に記載の刺股。 - 【請求項11】 拘束部材における対象体の胴体、首又
は四肢のいずれかの周囲を略取り囲む方向に向けた動
き、又は拘束部材の進出方向の移動、或いは圧縮空気の
移動が、把手に設けられた押しボタン、又はレバーの操
作により行われる請求項5ないし10のいずれか1項に
記載の刺股。 - 【請求項12】 拘束部材の後端部と把手に進退自在に
設けた操作部材の基部とが弾性を有する金属長板で連結
されて、当該操作部材の進退操作により、前記拘束部材
が所定方向に可動するように構成されてなる請求項5な
いし11のいずれか1項に記載の刺股。 - 【請求項13】 押当て部が板状であり、盾として機能
する請求項1ないし12のいずれか1項に記載の刺股。 - 【請求項14】 押当て部が湾曲状に形成されている請
求項1ないし13のいずれか1項に記載の刺股。 - 【請求項15】 対象体を挟み付けたり囲ったりするこ
とによって警報、ベルなどの報知手段で報知するように
構成されている請求項1ないし14のいずれか1項に記
載の刺股。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002109228A JP2003254697A (ja) | 2001-12-27 | 2002-04-11 | 刺 股 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-396769 | 2001-12-27 | ||
JP2001396769 | 2001-12-27 | ||
JP2002109228A JP2003254697A (ja) | 2001-12-27 | 2002-04-11 | 刺 股 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003254697A true JP2003254697A (ja) | 2003-09-10 |
Family
ID=28677260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002109228A Pending JP2003254697A (ja) | 2001-12-27 | 2002-04-11 | 刺 股 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003254697A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007032948A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Tapikku:Kk | 拘束具 |
JP2007032864A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Prop:Kk | 刺股 |
WO2010087357A1 (ja) | 2009-01-28 | 2010-08-05 | 三力工業 株式会社 | 刺股型開閉可能な身体拘束具 |
JP2010190446A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Sanriki Kogyo Kk | 開閉可能な身体拘束具 |
CN102095335A (zh) * | 2010-11-15 | 2011-06-15 | 李联明 | 擒拿警棍铐叉 |
JP2012026688A (ja) * | 2010-07-27 | 2012-02-09 | Mitsugi Co Ltd | 捕縛用刺股 |
CN103196330A (zh) * | 2013-04-17 | 2013-07-10 | 张丰伟 | 警用防暴自动钢圈 |
CN104329986A (zh) * | 2014-10-27 | 2015-02-04 | 祝兰香 | 一种警用擒拿安保装置 |
CN109341414A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-02-15 | 宜都市公安局 | 防暴钢叉 |
CN113670124A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-11-19 | 赵福全 | 一种自动锁控器 |
KR102584899B1 (ko) * | 2022-10-05 | 2023-10-05 | 대한민국 | 신체 구속 장치 |
-
2002
- 2002-04-11 JP JP2002109228A patent/JP2003254697A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4672475B2 (ja) * | 2005-07-22 | 2011-04-20 | 株式会社プロップ | 刺股 |
JP2007032948A (ja) * | 2005-07-28 | 2007-02-08 | Tapikku:Kk | 拘束具 |
WO2010087357A1 (ja) | 2009-01-28 | 2010-08-05 | 三力工業 株式会社 | 刺股型開閉可能な身体拘束具 |
US8307676B2 (en) | 2009-01-28 | 2012-11-13 | Sanriki Kogyo Kabushiki Kaisha | Openable and closable two-pronged body holding device |
JP2010190446A (ja) * | 2009-02-16 | 2010-09-02 | Sanriki Kogyo Kk | 開閉可能な身体拘束具 |
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CN109341414A (zh) * | 2018-11-16 | 2019-02-15 | 宜都市公安局 | 防暴钢叉 |
CN109341414B (zh) * | 2018-11-16 | 2023-10-27 | 宜都市公安局 | 防暴钢叉 |
CN113670124A (zh) * | 2021-09-26 | 2021-11-19 | 赵福全 | 一种自动锁控器 |
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