JP2003254612A - 熱電併給システム、及び、それを用いた融雪設備 - Google Patents

熱電併給システム、及び、それを用いた融雪設備

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JP2003254612A JP2002058383A JP2002058383A JP2003254612A JP 2003254612 A JP2003254612 A JP 2003254612A JP 2002058383 A JP2002058383 A JP 2002058383A JP 2002058383 A JP2002058383 A JP 2002058383A JP 2003254612 A JP2003254612 A JP 2003254612A
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exhaust gas
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裕紀 原
Minoru Sakuta
実 作田
Hiroshi Matsumura
博史 松村
Takaaki Tomimatsu
卓亮 冨松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱電併給システムの機能性を高める。 【解決手段】 燃料を消費して発電する発電手段1と、
この発電手段1の排ガスGを熱媒L1と熱交換させて排
ガス保有熱を回収する排熱回収熱交換器4と、この排熱
回収熱交換器4での回収熱Qaを熱媒循環により負荷熱
交換器3に送る熱媒循環系8,9とを設ける熱電併給シ
ステムにおいて、発電手段1の排ガスGを排熱回収熱交
換器4に送るガス給送路r1に、その路内流入排ガスの
全部又は一部を排熱回収熱交換器4に対する迂回排ガス
路r2へ排出する作用状態と、その迂回排ガス路r2へ
の排ガス排出を遮断する非作用状態とに切り換え可能な
熱逃がし手段1sを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱電併給システム及
びそれを用いた融雪設備に関し、詳しくは、燃料を消費
して発電する発電手段と、この発電手段の排ガスを熱媒
と熱交換させて排ガス保有熱を回収する排熱回収熱交換
器と、この排熱回収熱交換器での回収熱を熱媒循環によ
り負荷熱交換器に送る熱媒循環系とを設けてある熱電併
給システム、及び、それを用いた融雪設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱電併給システムでは、
図6に示す如く、発電手段1の排ガスGを排熱回収熱交
換器4に送るガス給送路r1は、常にその路内流入排ガ
スGの全部を排熱回収熱交換器4に送るだけのものでし
かなく、また、排熱回収熱交換器4での回収熱Qaを負
荷熱交換器3に送る熱媒循環系8も、循環ポンプP1に
よる熱媒L1の循環をもって常に回収熱Qaの全部を負
荷熱交換器3に送るだけのものでしかなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の熱
電併給システムでは、発電手段1の発生電力Eが一定で
発電手段1からの排ガスGの保有熱量が一定の状況下で
は、負荷の変動にかかわらず負荷熱交換器3からの放熱
量も一定に制限されてしまい、この点で機能性が低い問
題があった。
【0004】この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、
合理的な付加構成により上記問題を効果的に解消する点
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔1〕請求項1に係る発
明は熱電併給システムに係り、その特徴は、燃料を消費
して発電する発電手段と、この発電手段の排ガスを熱媒
と熱交換させて排ガス保有熱を回収する排熱回収熱交換
器と、この排熱回収熱交換器での回収熱を熱媒循環によ
り負荷熱交換器に送る熱媒循環系とを設ける構成におい
て、前記発電手段の排ガスを前記排熱回収熱交換器に送
るガス給送路に、その路内流入排ガスの全部又は一部を
前記排熱回収熱交換器に対する迂回排ガス路へ排出する
作用状態と、その迂回排ガス路への排ガス排出を遮断す
る非作用状態とに切り換え可能な熱逃がし手段を設けて
ある点にある。
【0006】つまり、この構成によれば、熱逃がし手段
を非作用状態にして運転している状況(すなわち、先述
した従来システムと同等の運転状況)の下で負荷熱交換
器での放熱量が過剰な場合には、熱逃がし手段を作用状
態にして上記ガス給送路への流入排ガスの全部又は一部
を排熱回収熱交換器に対する迂回排ガス路へ排出するこ
とで、負荷熱交換器での放熱量を低減させることがで
き、この点で、先述した従来の熱電併給システムに比べ
高い機能性を得ることができる。
【0007】なお、請求項1に係る発明の実施におい
て、熱逃がし手段を迂回排ガス路への排ガス排出量の連
続的ないし多段階な調整が可能なものにしておけば、発
電手段の発生電力が一定で発電手段からの排ガスの保有
熱量が一定の状況下でも、負荷熱交換器での放熱量を負
荷変動などに応じて連続的ないし多段階にきめ細かに調
整することができ、この点で機能性を一層高めることが
できる。
【0008】そしてまた、上記構成によれば、システム
の起動時において循環ポンプ停止により排熱回収熱交換
器に対する熱媒循環が停止している状況の下で発電手段
を起動したとしても、熱逃がし手段を作用状態にしてお
けば、排熱回収熱交換器において停止熱媒が排ガスとの
熱交換で過熱状態(最悪の場合は沸騰)になるといった
ことも防止できるから、循環ポンプの運転を発電手段の
発生電力により行なうようにする(すなわち、この場
合、発電手段の起動時には循環ポンプを運転できない)
ことも可能になり、これにより、上記の熱媒過熱防止の
必要性から循環ポンプを商用電力により運転する場合に
比べ、発生電力のシステム内利用を促進した形態にして
システムの運転コストを低減することができる。
【0009】〔2〕請求項2に係る発明は熱電併給シス
テムに係り、その特徴は、燃料を消費して発電する発電
手段と、この発電手段の排ガスを熱媒と熱交換させて排
ガス保有熱を回収する排熱回収熱交換器と、この排熱回
収熱交換器での回収熱を熱媒循環により負荷熱交換器に
送る熱媒循環系とを設ける構成において、前記熱媒循環
系に、前記排熱回収熱交換器と前記負荷熱交換器との間
において循環熱媒を外部へ放熱させる作用状態と、その
外部放熱を遮断する非作用状態とに切り換え可能な熱逃
がし手段を設けてある点にある。
【0010】つまり、この構成によれば、熱逃がし手段
を非作用状態にして運転している状況(すなわち、先述
した従来システムと同等の運転状況)の下で負荷熱交換
器での放熱量が過剰な場合には、熱逃がし手段を作用状
態にして熱媒循環系における排熱回収熱交換器と負荷熱
交換器との間において循環熱媒を外部へ放熱させること
で、負荷熱交換器での放熱量を低減させることができ、
この点で、請求項1に係る発明と同様、先述した従来の
熱電併給システムに比べ高い機能性を得ることができ
る。
【0011】なお、請求項2に係る発明の実施において
も、請求項1に係る発明と同様、熱逃がし手段を外部へ
の熱媒放熱量の連続的ないし多段階な調整が可能なもの
にしておけば、発電手段の発生電力が一定で発電手段か
らの排ガスの保有熱量が一定の状況下でも、負荷熱交換
器での放熱量を負荷変動などに応じて連続的ないし多段
階にきめ細かに調整することができ、この点で機能性を
一層高めることができる。
【0012】なお、請求項1又は2に係る発明の実施に
おいて、発電手段の発生電力はシステム外あるいはシス
テム内の各種の電力用途に供したり、商用電力系統への
売電電力とする。
【0013】また、請求項1又は2に係る発明の実施に
おいて、発電手段にはガスタービン駆動やガスエンジン
駆動の発電システムあるいは燃料電池発電システムな
ど、燃料を消費して発電するものであれば種々の発電方
式のものを採用できる。
【0014】〔3〕請求項3に係る発明は、請求項1又
は2に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもの
であり、その特徴は、前記発電手段の発生電力により駆
動するヒートポンプを設け、このヒートポンプの発生温
熱を前記排熱回収熱交換器での回収熱とともに前記負荷
熱交換器で負荷側に放熱させる構成にしてある点にあ
る。
【0015】つまり、この構成によれば、排熱回収熱交
換器での回収熱と上記ヒートポンプの発生温熱とを共通
の負荷熱交換器で負荷側に放熱させて、それら回収熱と
ヒートポンプ発生温熱との両者を共通の温熱用途に供す
る(換言すれば、発電手段の排熱と発生電力との両者を
もって共通の熱的負荷を賄う)から、大きな熱的負荷に
対応することができ、この点、自身のシステム内での電
力利用の他での電力需要が少なく(ないしは無く)て相
対的に温熱需要が大きい場合に極めて好適なシステムに
することができる。
【0016】なお、請求項3に係る発明の実施におい
て、排熱回収熱交換器での回収熱とヒートポンプの発生
温熱とを共通の負荷熱交換器で負荷側に放熱させるに
は、回収熱により加熱した熱媒とヒートポンプ発生温熱
により加熱した熱媒とを共通の負荷熱交換器に対して並
列的に供給する形態、あるいは、共通の負荷熱交換器に
対する熱媒路に回収熱による熱媒加熱部とヒートポンプ
発生温熱による熱媒加熱部とを直列に配備する形態のい
ずれを採用してもよい。
【0017】〔4〕請求項4に係る発明は、請求項1〜
3のいずれか1項に係る熱電併給システムを用いた融雪
設備に係り、その特徴は、前記負荷熱交換器が融雪対象
箇所に対して熱媒を放熱させる融雪用放熱器である点に
ある。
【0018】つまり、この構成によれば、請求項1又は
2に係る発明の前述の如き効果を融雪設備で得ることが
できて、機能性に優れた融雪設備にすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は熱電併給
式の融雪設備を示し、1はマイクロガスタービン1aに
より発電機1bを駆動して発電するタービン駆動の発電
システム、2は蒸気圧縮式のヒートポンプ、3は道路な
どの融雪対象箇所に設置した負荷熱交換器としての融雪
用放熱器であり、この融雪設備では、発電システム1に
おいて回収するタービン排熱Qaと発電システム1によ
る発生電力Eで駆動するヒートポンプ2の発生温熱Qb
とを融雪用放熱器3で放熱させて融雪対象箇所の融雪を
行う。
【0020】発電システム1は、タービン1aの燃焼排
ガスGにより排熱回収用熱媒としての一次側熱媒L1を
加熱する排熱回収熱交換器4を備え、この排熱回収熱交
換器4によりタービン排熱Qa(タービン排ガスの保有
熱)を回収する。5はタービン1aに対する燃料供給
路、6は発電機1bの発生電力Eをヒートポンプ2や付
帯ポンプなどに供給する送電ラインである。
【0021】また、発電システム1には、タービン排ガ
スGを排熱回収熱交換器4に送るガス給送路r1に、そ
の路内流入排ガスGのうち排熱回収熱交換器4に送る排
ガスの量と排熱回収熱交換器4に対する迂回排ガス路r
2へ排出する排ガスの量との比を調整する三方弁装置1
cを装備してある。
【0022】なお、この三方弁装置1cは、迂回排ガス
路r2の側への排ガス排出を遮断した状態で路内流入排
ガスGの全部を排熱回収熱交換器4に送る全送状態への
操作、及び、それとは逆に排熱回収熱交換器4の側への
排ガス送出を遮断した状態で路内流入排ガスGの全部を
迂回排ガス路r2へ排出する全排状態への操作が可能で
ある。
【0023】つまり、この三方弁装置1cは、ガス給送
路r1における路内流入排ガスGの全部又は一部を排熱
回収熱交換器4に対する迂回排ガス路r2へ排出する作
用状態と、その迂回排ガス路r2への排ガス排出を遮断
する非作用状態とに切り換え可能な熱逃がし手段を構成
するものである。
【0024】7は一次側熱媒L1を放熱用熱媒としての
二次側熱媒L2と熱交換させる中継熱交換器、8は排熱
回収熱交換器4と中継熱交換器7との間で一次側熱媒L
1を一次側循環ポンプP1により循環させる一次側循環
路、9は中継熱交換器7と融雪用放熱器3との間で二次
側熱媒L2を二次側循環ポンプP2により循環させる二
次側循環路であり、これら循環路8,9での熱媒循環と
中継熱交換器7での熱媒熱交換により、排熱回収熱交換
器4において回収したタービン排熱Qaを融雪用放熱器
3に送給する。
【0025】つまり、本実施形態において、排熱回収熱
交換器4、中継熱交換器7、一次側循環路8は、発電シ
ステム1の排熱であるタービン排熱Qaを回収してその
回収排熱Qaにより放熱用熱媒としての二次側熱媒L2
を加熱する排熱回収手段Kを構成する。
【0026】一次側循環路8には、中継熱交換器7に対
するバイパス路10を設けるとともに、排熱回収熱交換
器4に戻す一次側熱媒L1の温度taを検出する第1セ
ンサ11、及び、この第1温度センサ11の検出温度t
aに基づき中継熱交換器7とバイパス路10とに対する
一次側熱媒L1の分流比を調整して、排熱回収熱交換器
4に戻す一次側熱媒L1の温度taを設定温度tas
(例えば60℃)に調整する合流三方弁12を設けてあ
り、これにより、低温の一次側熱媒L1が排熱回収熱交
換器4に戻ることによる排熱回収熱交換器4での結露
(タービン排ガス中の水蒸気の凝縮)の発生を防止し
て、結露による排熱回収熱交換器4の早期劣化を防止す
る。
【0027】また、一次側循環路8には一次側熱媒L1
を貯留して一次側循環路8の熱媒保有量を大きくするバ
ッファ槽13を介装してあり、このバッファ槽13は一
次側循環路8における一次側熱媒L1の温度変動を抑制
する機能を持つ。
【0028】一方、ヒートポンプ2は、圧縮機2aと膨
張弁機構2bと出力側熱交換器2cと熱源側熱交換器2
dを主要構成品とする冷媒回路を備え、蒸発器として機
能させる熱源側熱交換器2dにおいて冷媒Rを熱源熱媒
L3と熱交換させるのに対し、凝縮器として機能させる
出力側熱交換器2cにおいて冷媒Rを二次側循環路9の
二次側熱媒L2と熱交換させるようにしてある。
【0029】そして、融雪用放熱器3、中継熱交換器
7、出力側熱交換器2cの3つの熱交換器に対し二次側
熱媒L2を循環させるのに、二次側循環路9は、二次側
熱媒L2を融雪用放熱器3、出力側熱交換器2c、中継
熱交換器7の順に直列に循環させる直列熱媒循環路にし
てある。
【0030】つまり、この融雪設備では、二次側熱媒L
2を直列熱媒循環路9において融雪用放熱器3、ヒート
ポンプ2、排熱回収手段Kの順に直列に循環させるのに
並行して発電機1bの発生電力Eによりヒートポンプ2
を運転することで、熱源側熱交換器2dにおいて熱源熱
媒L3から熱採取しながら出力側熱交換器2cで温熱発
生させて、その発生温熱Qbにより融雪用放熱器3から
の戻り二次側熱媒L2を加熱し、そして、その加熱に続
き二次側熱媒L2を中継熱交換器7において排熱回収熱
交換器4による回収排熱Qaによりさらに加熱した上で
融雪用放熱器3に循環供給して融雪を行なうようにして
ある。
【0031】14はヒートポンプ2の熱源側熱交換器2
dに熱源熱媒L3を供給する熱源熱媒路、P3は熱源熱
媒供給ポンプであり、熱源熱媒L3としては、河川水、
湧水、海水、大気空気などの種々の自然熱媒のほか、対
地熱交換器との間で循環させる熱媒や対下水熱交換器と
の間で循環させる熱媒などを適用できる。
【0032】15は設備の運転制御を司る運転制御手段
としての制御装置であり、この制御装置15は設備の運
転開始制御として次の(イ)〜(ハ)の制御を実行す
る。
【0033】(イ)設備の起動指令が与えられると、熱
逃がし手段としての三方弁装置1cを全排状態にしてタ
ービン1aを起動する。
【0034】(ロ)タービン1aの起動後、そのタービ
ン1aにより駆動される発電機1bが適正出力状態まで
立ち上がったことが発電機1bからの信号sにより確認
されると、発電機1bによる発生電力Eをもって一次側
循環ポンプP1、二次側循環ポンプP2、熱源熱媒供給
ポンプP3の運転を開始し、それに続き、熱逃がし手段
としての三方弁装置1cを全通状態に切り換える。
【0035】(ハ)その後、融雪用放熱器3からヒート
ポンプ2の出力側熱交換器2cに戻る二次側熱媒L2の
温度tbを検出する第2センサ16の検出温度tbが設
定温度tbs(二次側熱媒L2の温度が低温であること
によるヒートポンプ運転の不安定化の虞が無くなる温
度)まで上昇すると、本運転への切り換えとして発電機
1bの発生電力Eによりヒートポンプ2の運転を開始す
る。
【0036】つまり、この制御装置15は、設備の起動
時において発電機1bの発生電力Eによる一次側循環ポ
ンプP1の運転(すなわち、排熱回収熱交換器4に対し
て循環させる一次側熱媒L1の循環運転)が可能になる
まで、熱逃がし手段としての三方弁装置1cを全排状態
にしておく構成にしてあり、これにより、設備起動時に
おける排熱回収熱交換器4での熱媒過熱を確実に防止し
ながら設備運転コストの低減を達成する。
【0037】また、この制御手段15は、設備の起動時
にヒートポンプ2の運転を停止した状態で直列熱媒循環
路である二次側循環路9の循環熱媒L2を排熱回収手段
K(中継熱交換器7)のみにより加熱する予備運転を実
施し、その後、この排熱回収手段Kによる加熱で二次側
循環路9における循環熱媒L2が昇温して、第2センサ
16により検出される循環熱媒L2の温度tbが設定温
度tbsまで上昇したとき、ヒートポンプ2の運転を開
始して二次側循環路9における循環熱媒L2をヒートポ
ンプ2及び排熱回収手段Kの両方により加熱する本運転
に移行する構成にしてあり、これにより、設備の起動時
において融雪用放熱器3からヒートポンプ2に戻る二次
側熱媒L2の温度tbが雪との熱交換などで極低温にな
っていることに原因するヒートポンプ運転の不安定化を
防止する。
【0038】制御装置15は上記した運転開始制御の
他、第2温度センサ16の検出温度tbに基づきヒート
ポンプ2の出力を調整することで融雪用放熱器3での放
熱量を融雪負荷に応じて調整し、また、このヒートポン
プ2の出力調整でヒートポンプ2が停止状態に至った状
況下では、排熱回収熱交換器4から送出される一次側熱
媒L1の温度tcを検出する第3温度センサ17の検出
温度tcに基づき、排熱回収熱交換器4から送出される
一次側熱媒L1の温度tcを設定温度tcsに維持する
ように熱逃がし手段としての三方弁装置1cを調整し
て、排熱回収熱交換器4へ送る排ガスGの量と迂回排ガ
ス路r2へ排出する排ガスGの量との比を調整すること
で、融雪用放熱器3での放熱量(換言すれば、中継熱交
換器7での熱交換量)を融雪負荷に見合った熱量に調整
する放熱量制御を実行するものにしてある。
【0039】つまり、このようにヒートポンプ2の出力
調整及び熱逃がし手段としての三方弁装置1cの調整を
もって融雪用放熱器3での放熱量を調整することで、融
雪負荷の変動にかかわらずタービン1a及び発電機1c
を最大出力状態で継続的に運転できるようにし、これに
より、設備内及び設備外で利用し得る発電機発生電力E
を極力大きく確保する。
【0040】一方、発電機発生電力Eの設備内利用とし
て前述の如くヒートポンプ2及び熱媒用の各ポンプP1
〜P3の運転を発電機1bの発生電力Eにより行なうに
あたっては、図5に示す如く、ヒートポンプ2及び熱媒
用ポンプP1〜P3の各々に対する送電ラインに電流制
限用のインバータ18(ないしは電流制限器)を介装し
てあり、これにより、ヒートポンプ2や熱媒用の各ポン
プP1〜P3を運転開始するときに発電機1bの能力を
超える大きな誘導電流が発生するのを防止する。
【0041】〔第2実施形態〕図2は第1実施形態とは
熱媒循環路の構成を変更した熱電併給式の融雪設備を示
し、この融雪設備の二次側循環路9は、融雪用放熱器3
から送出される放熱用熱媒としての二次側熱媒L2をヒ
ートポンプ2の出力側熱交換器2cと排熱回収手段Kと
しての中継熱交換器7とに対し戻り側ヘッダー21によ
り分流して戻し、かつ、ヒートポンプの出力側熱交換器
2c及び排熱回収手段Kとしての中継熱交換器7の夫々
から送出される二次側熱媒L2を送り側ヘッダー22で
合流させて融雪用放熱器3に供給する並列熱媒循環路に
してある。
【0042】そして、融雪用放熱器3からヒートポンプ
2の出力側熱交換器2cに戻る二次側熱媒L2の温度t
bを検出する第2センサ16は、戻り側ヘッダー21か
らヒートポンプ2の出力側熱交換器2cに戻る二次側熱
媒L2を検出対象とする位置に配設してある。
【0043】つまり、この第2実施形態の融雪設備にお
いても、制御装置15に前記(イ)〜(ハ)の運転開始
制御を実行させることにより、設備の起動時においては
発電機1bの発生電力Eによる一次側循環ポンプP1の
運転(すなわち、排熱回収熱交換器4に対して循環させ
る一次側熱媒L1の循環運転)が可能になるまで、熱逃
がし手段としての三方弁装置1cを全排状態にしておく
ようにしてある。
【0044】また、設備の起動時にはヒートポンプ2の
運転を停止した状態で並列熱媒循環路である二次側循環
路9の循環熱媒L2を排熱回収手段K(中継熱交換器
7)のみにより加熱する予備運転を実施し、その後、こ
の排熱回収手段Kによる加熱で二次側循環路9における
循環熱媒L2が昇温して、第2センサ16により検出さ
れる循環熱媒L2の温度tbが設定温度tbsまで上昇
したとき、ヒートポンプ2の運転を開始して二次側循環
路9における循環熱媒L2をヒートポンプ2及び排熱回
収手段Kの両方により加熱する本運転に移行するように
してある。
【0045】さらに、制御装置15は第1実施形態と同
様、上記の運転開始制御の他、第2温度センサ16の検
出温度tbに基づきヒートポンプ2の出力を調整するこ
とで融雪用放熱器3での放熱量を融雪負荷に応じて調整
し、また、このヒートポンプ2の出力調整でヒートポン
プ2が停止状態に至った状況下では、排熱回収熱交換器
4から送出される一次側熱媒L1の温度tcを検出する
第3温度センサ17の検出温度tcに基づき、排熱回収
熱交換器4から送出される一次側熱媒L1の温度tcを
設定温度tcsに維持するように熱逃がし手段としての
三方弁装置1cを調整して、排熱回収熱交換器4へ送る
排ガスGの量と迂回排ガス路r2へ排出する排ガスGの
量との比を調整することで、融雪用放熱器3での放熱量
(換言すれば、中継熱交換器7での熱交換量)を融雪負
荷に見合った熱量に調整する放熱量制御を実行するもの
にしてある。
【0046】なお、その他の点は第1実施形態で示した
融雪設備と同様である。
【0047】〔第3実施形態〕図3は前述の第1実施形
態とは放熱量調整の方式を変更した熱電併給式の融雪設
備を示し、この融雪設備では、第1実施形態で示した発
電システム1のガス給送路r1における三方弁装置1c
に代え、一次側循環路8において排熱回収熱交換器4の
熱媒出口側箇所に、通過一次側熱媒L1を外部へ放熱さ
せる中間放熱器19aを介装するとともに、この中間放
熱器19aに対するバイパス路19bを設け、そして、
中間放熱器19aとバイパス路19bとに対する一次側
熱媒L1の分流比を調整する放熱器三方弁19cを設け
てある。
【0048】なお、この放熱器三方弁19cは、中間放
熱器19aの側の熱媒通過を遮断した状態で一次側熱媒
L1の全部をバイパス路19bに通過させる無放熱状態
への操作が可能であり、これら中間放熱器19a、バイ
パス路19b、放熱器三方弁19cは、排熱回収熱交換
器4と融雪用放熱器3との間において循環熱媒L1を外
部へ放熱させる作用状態と、その外部放熱を遮断する非
作用状態とに切り換え可能な熱逃がし手段19を構成す
る。
【0049】一方、この融雪設備では、設備の運転開始
制御として第1実施形態で示した(イ)〜(ハ)の制御
に代え、次の(イ′)〜(ハ′)の制御を制御装置15
に実行させるようにしてある。
【0050】(イ′)設備の起動指令が与えられると、
先ず商用電力E′をもって一次側循環ポンプP1の運転
を開始し、それに続いてタービン1aを起動する。
【0051】(ロ′)タービン1aの起動後、そのター
ビン1aにより駆動される発電機1bが適正出力状態ま
で立ち上がったことが発電機1bからの信号sにより確
認されると、発電機1bによる発生電力Eをもって二次
側循環ポンプP2及び熱源熱媒供給ポンプP3の運転を
開始するとともに、切換器15aを操作して一次側循環
ポンプP1の運転を商用電力E′による運転から発電機
1bの発生電力Eによる運転に切り換える。
【0052】(ハ′)その後、融雪用放熱器3からヒー
トポンプ2の出力側熱交換器2cに戻る二次側熱媒L2
の温度tbを検出する第2センサ16の検出温度tbが
設定温度tbs(二次側熱媒L2の温度が低温であるこ
とによるヒートポンプ運転の不安定化の虞が無くなる温
度)まで上昇すると、本運転への切り換えとして発電機
1bの発生電力Eによりヒートポンプ2の運転を開始す
る。
【0053】つまり、この制御装置15は、設備の起動
時、排熱回収熱交換器4に対して一次側熱媒L1を循環
させる一次側循環ポンプP1を商用電力E′により運転
して発電システム1を起動し、その後、発電システム1
が適正出力状態まで立ち上がるのに要する期間が経過し
たときに一次側循環ポンプP1の運転を商用電力E′に
よる運転から発電システム1の発生電力Eによる運転に
切り換える構成にしてあり、これにより、設備起動時に
おける排熱回収熱交換器4での熱媒過熱を確実に防止し
ながら設備運転コストの低減を達成する。
【0054】また、この制御手段15は、設備の起動時
にヒートポンプ2の運転を停止した状態で直列熱媒循環
路である二次側循環路9の循環熱媒L2を排熱回収手段
K(中継熱交換器7)のみにより加熱する予備運転を実
施し、その後、この排熱回収手段Kによる加熱で二次側
循環路9における循環熱媒L2が昇温して、第2センサ
16により検出される循環熱媒L2の温度tbが設定温
度tbsまで上昇したとき、ヒートポンプ2の運転を開
始して二次側循環路9における循環熱媒L2をヒートポ
ンプ2及び排熱回収手段Kの両方により加熱する本運転
に移行する構成にしてあり、これにより、設備の起動時
において融雪用放熱器3からヒートポンプ2に戻る二次
側熱媒L2の温度tbが雪との熱交換などで極低温にな
っていることに原因するヒートポンプ運転の不安定化を
防止する。
【0055】なお、この運転開始において、二次側循環
ポンプP2の運転開始前の段階で排熱回収熱交換器4に
より回収されるタービン排熱Qaは、前記したバッファ
槽13における貯留熱媒L1の保有熱として吸収し、こ
れにより一次側循環路8での一次側熱媒L1の過熱を防
止する。
【0056】そしてまた、制御装置15は上記した運転
開始制御の他、第2温度センサ16の検出温度tbに基
づきヒートポンプ2の出力を調整することで融雪用放熱
器3での放熱量を融雪負荷に応じて調整し、また、この
ヒートポンプ2の出力調整でヒートポンプ2が停止状態
に至った状況下では、第3温度センサ17の検出温度t
cに基づき、排熱回収熱交換器4から送出される一次側
熱媒L1の温度tcを設定温度tcsに維持するように
熱逃がし手段としての放熱器三方弁19cを調整して、
中間放熱器19aとバイパス路19bとに対する一次側
熱媒L1の分流比を調整することで、融雪用放熱器3で
の放熱量(換言すれば、中継熱交換器7での熱交換量)
を融雪負荷に見合った熱量に調整する放熱量制御を実行
するものにしてある。
【0057】つまり、このようにヒートポンプ2の出力
調整及び熱逃がし手段としての放熱器三方弁19cの調
整をもって融雪用放熱器3での放熱量を調整すること
で、融雪負荷の変動にかかわらずタービン1a及び発電
機1cを最大出力状態で継続的に運転できるようにし、
これにより、設備内及び設備外で利用し得る発電機発生
電力Eを極力大きく確保する。
【0058】なお、その他の点は第1実施形態と同様で
ある。
【0059】〔第4実施形態〕図4は第3実施形態とは
熱媒循環路の構成を変更した熱電併給式の融雪設備を示
し、この融雪設備の二次側循環路9は第2実施形態と同
様、融雪用放熱器3から送出される放熱用熱媒としての
二次側熱媒L2をヒートポンプ2の出力側熱交換器2c
と排熱回収手段Kとしての中継熱交換器7とに対し戻り
側ヘッダー21により分流して戻し、かつ、ヒートポン
プの出力側熱交換器2c及び排熱回収手段Kとしての中
継熱交換器7の夫々から送出される二次側熱媒L2を送
り側ヘッダー22で合流させて融雪用放熱器3に供給す
る並列熱媒循環路にしてある。
【0060】そして、融雪用放熱器3からヒートポンプ
2の出力側熱交換器2cに戻る二次側熱媒L2の温度t
bを検出する第2センサ16は、戻り側ヘッダー21か
らヒートポンプ2の出力側熱交換器2cに戻る二次側熱
媒L2を検出対象とする位置に配設してある。
【0061】つまり、この第4実施形態の融雪設備にお
いても制御装置15に前記(イ′)〜(ハ′)の運転開
始制御を実行させることにより、設備の起動時には排熱
回収熱交換器4に対して一次側熱媒L1を循環させる一
次側循環ポンプP1を商用電力E′により運転して発電
システム1を起動し、その後、発電システム1が適正出
力状態まで立ち上がるのに要する期間が経過したときに
一次側循環ポンプP1の運転を商用電力E′による運転
から発電システム1の発生電力Eによる運転に切り換え
るようにしてある。
【0062】また、設備の起動時にはヒートポンプ2の
運転を停止した状態で直列熱媒循環路である二次側循環
路9の循環熱媒L2を排熱回収手段K(中継熱交換器
7)のみにより加熱する予備運転を実施し、その後、こ
の排熱回収手段Kによる加熱で二次側循環路9における
循環熱媒L2が昇温して、第2センサ16により検出さ
れる循環熱媒L2の温度tbが設定温度tbsまで上昇
したとき、ヒートポンプ2の運転を開始して二次側循環
路9における循環熱媒L2をヒートポンプ2及び排熱回
収手段Kの両方により加熱する本運転に移行するように
してある。
【0063】さらに、制御装置15は第3実施形態と同
様、上記の運転開始制御の他、第2温度センサ16の検
出温度tbに基づきヒートポンプ2の出力を調整するこ
とで融雪用放熱器3での放熱量を融雪負荷に応じて調整
し、また、このヒートポンプ2の出力調整でヒートポン
プ2が停止状態に至った状況下では、第3温度センサ1
7の検出温度tcに基づき、排熱回収熱交換器4から送
出される一次側熱媒L1の温度tcを設定温度tcsに
維持するように熱逃がし手段としての放熱器三方弁19
cを調整して、中間放熱器19aとバイパス路19bと
に対する一次側熱媒L1の分流比を調整することで、融
雪用放熱器3での放熱量(換言すれば、中継熱交換器7
での熱交換量)を融雪負荷に見合った熱量に調整する放
熱量制御を実行するものにしてある。
【0064】なお、その他の点は第3実施形態と同様で
ある。
【0065】〔別実施形態〕次に別の実施形態を列記す
る。
【0066】請求項1又2に係る発明の実施において、
燃料を消費して発電する発電手段は、前述の各実施形態
で示したタービン駆動の発電システム1に限られるもの
ではなく、内燃エンジン駆動の発電システムや燃料電池
発電システムなどであってもよい。
【0067】また、請求項1又は2に係る発明の実施に
おいて、排熱回収熱交換器4での回収熱Qaを熱媒循環
により負荷熱交換器3に送る熱媒循環系の構成は、前述
の実施形態の如く排熱回収熱交換器4において一次側熱
媒L1に回収した排熱Qaを中継熱交換器7で二次側熱
媒L2に移して負荷熱交換器3に送る構成の他にも種々
の変更が可能であり、例えば、図6に示す構成と同様、
排熱回収熱交換器4で排熱Qaを回収した熱媒L1を負
荷熱交換器3に対して直接に循環させる構成にしてもよ
い。
【0068】そしてまた、請求項1又は2に係る発明の
実施においては、前述の各実施形態の如く、排熱回収熱
交換器4での回収熱Qaと発電手段1の発生電力Eによ
り駆動するヒートポンプ2の発生温熱Qbとを共通の負
荷熱交換器3で負荷側に放熱させるシステム構成に代
え、ヒートポンプ2の装備を省略して、排熱回収熱交換
器4での回収熱Qaのみを負荷熱交換器3で負荷側に放
熱させるシステム構成にしてもよい。
【0069】請求項1に係る発明の実施において、ガス
給送路r1の路内流入排ガスの全部又は一部を排熱回収
熱交換器4に対する迂回排ガス路r2へ排出する作用状
態と、その迂回排ガス路r2への排ガス排出を遮断する
非作用状態とに切り換え可能な熱逃がし手段1cを構成
するのに、その具体的な構造は第1及び第2実施形態で
示した如き三方弁構造に限らず種々の変更が可能であ
る。
【0070】また、請求項2に係る発明の実施におい
て、熱媒循環系8,9における排熱回収熱交換器4と負
荷熱交換器3との間において循環熱媒を外部へ放熱させ
る作用状態と、その外部放熱を遮断する非作用状態とに
切り換え可能な熱逃がし手段19を構成するのに、その
具体的な構造は第3及び第4実施形態で示した如き構造
に限らず種々の変更が可能である。
【0071】請求項1〜3に係る発明による熱電併給シ
ステムは融雪設備以外にも適用できる。
【0072】請求項4に係る発明の実施において、融雪
対象箇所は道路に限らず広場や屋外階段などであっても
よく、また、請求項4に係る発明で言う融雪とは道路な
どの凍結防止を含む広義のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す融雪設備の設備構成図
【図2】第2実施形態を示す融雪設備の設備構成図
【図3】第3実施形態を示す融雪設備の設備構成図
【図4】第4実施形態を示す融雪設備の設備構成図
【図5】給電構成を示すブロック図
【図6】従来例を示す融雪設備の設備構成図
【符号の説明】
1 発電手段 1c 熱逃がし手段 2 ヒートポンプ 3 負荷熱交換器,融雪用放熱器 4 排熱回収熱交換器 8,9 熱媒循環系 19 熱逃がし手段 G 排ガス L1 熱媒 L2 熱媒 Qa 回収熱 Qb ヒートポンプ発生温熱 r1 ガス給送路 r2 迂回排ガス路
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 30/02 F25B 30/02 C (72)発明者 松村 博史 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 冨松 卓亮 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 Fターム(参考) 2D026 CL01 2D051 AH02 GA03 GA04 GB04 GB05 GC06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を消費して発電する発電手段と、こ
    の発電手段の排ガスを熱媒と熱交換させて排ガス保有熱
    を回収する排熱回収熱交換器と、この排熱回収熱交換器
    での回収熱を熱媒循環により負荷熱交換器に送る熱媒循
    環系とを設けてある熱電併給システムであって、 前記発電手段の排ガスを前記排熱回収熱交換器に送るガ
    ス給送路に、その路内流入排ガスの全部又は一部を前記
    排熱回収熱交換器に対する迂回排ガス路へ排出する作用
    状態と、その迂回排ガス路への排ガス排出を遮断する非
    作用状態とに切り換え可能な熱逃がし手段を設けてある
    熱電併給システム。
  2. 【請求項2】 燃料を消費して発電する発電手段と、こ
    の発電手段の排ガスを熱媒と熱交換させて排ガス保有熱
    を回収する排熱回収熱交換器と、この排熱回収熱交換器
    での回収熱を熱媒循環により負荷熱交換器に送る熱媒循
    環系とを設けてある熱電併給システムであって、 前記熱媒循環系に、前記排熱回収熱交換器と前記負荷熱
    交換器との間において循環熱媒を外部へ放熱させる作用
    状態と、その外部放熱を遮断する非作用状態とに切り換
    え可能な熱逃がし手段を設けてある熱電併給システム。
  3. 【請求項3】 前記発電手段の発生電力により駆動する
    ヒートポンプを設け、このヒートポンプの発生温熱を前
    記排熱回収熱交換器での回収熱とともに前記負荷熱交換
    器で負荷側に放熱させる構成にしてある請求項1又は2
    記載の熱電併給システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱
    電併給システムを用いた融雪設備であって、前記負荷熱
    交換器が融雪対象箇所に対して熱媒を放熱させる融雪用
    放熱器である融雪設備。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249276A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Nippon Oil Corp ヒートポンプユニット及び給湯システム
JP2013257118A (ja) * 2012-06-14 2013-12-26 Toho Gas Co Ltd コジェネレーションユニット、コジェネレーションシステム及びコジェネレーションシステムの運転方法
CN103821086A (zh) * 2014-03-05 2014-05-28 合肥工业大学 一种扫描式循环供电的融冰雪桥面电热系统

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