JP2003254433A - 車輌のレンジ切替え装置 - Google Patents

車輌のレンジ切替え装置

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JP2003254433A
JP2003254433A JP2002054716A JP2002054716A JP2003254433A JP 2003254433 A JP2003254433 A JP 2003254433A JP 2002054716 A JP2002054716 A JP 2002054716A JP 2002054716 A JP2002054716 A JP 2002054716A JP 2003254433 A JP2003254433 A JP 2003254433A
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range
control shaft
rotor
hole
positioning
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JP2002054716A
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Shigeo Tsuzuki
繁男 都築
Jiro Maeda
治郎 前田
Naoki Ogoshi
直樹 大越
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/32Electric motors actuators or related electrical control means therefor
    • F16H2061/326Actuators for range selection, i.e. actuators for controlling the range selector or the manual range valve in the transmission

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  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動変速機側のレンジ制御軸に所定の角度関
係をもった状態でロータが係合する検知手段を、自動変
速機のカバーに対する角度誤差を可及的に小さくしつ
つ、しかも容易に装着固定し得るようにした車輌のレン
ジ切替え装置を提供する。 【解決手段】 電気モータ12、出力セクタギヤ17及
び位置検知センサ21は位置決め固定手段を介して、ケ
ーシング11に一体に装着された状態で、自動変速機の
カバー60に組付けられている。該位置決め固定手段に
備えた嵌合孔55は、係合凸部32dを回動中心とし
て、ロータ21aの径方向Eに固定ボルト59の外径寸
法Gより大きい第1の内径寸法Hを有し、かつ径方向E
と直交する方向に固定ボルト59の外径寸法Gと略々同
じ第2の内径寸法Iを有する長孔として形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌等に搭載され
るレンジ切替え装置に係り、詳しくは、シフトレンジ操
作部に連動連結されるレンジ制御軸の回動位置を検知す
る検知手段を、レンジ制御軸に対する適正な状態に容易
に組付け得るようにした車輌のレンジ切替え装置(いわ
ゆるシフトバイワイヤ)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動変速機のシフトレン
ジを切替えるレンジ切替え装置として、変速機内のシフ
トレンジを切替えるマニュアルバルブと、該バルブにシ
フトケーブルを介して連結されて車室内に設けられたシ
フトレバーとを備えたものが知られている。この装置で
は、シフトレバーをドライバーが操作することにより、
シフトケーブルを介してマニュアルバルブを切替える。
【0003】近時の自動車においては、車室内のデザイ
ンの自由度の拡大の要請、同一プラットフォームからの
派生車種の拡大要請等から、シフトレバー設置場所の自
由度拡大が求められる傾向がある。しかし、シフトレバ
ーとマニュアルバルブとを連結する上記シフトケーブル
は、そのレイアウトに制約が多く、このようなシフトケ
ーブルを使用しないレンジ切替え装置の開発が望まれて
いる。
【0004】そこで、例えば実開平7−16067号公
報において、電動モータ(及び電磁クラッチ)を用いて
レンジ切替えを行う、いわゆるシフトバイワイヤシステ
ムによるレンジ切替え装置の提案がなされている。該公
報に開示されたレンジ切替え装置では、シフトレバーの
操作に応じて駆動する電気モータの回転力を、所定の減
速機構を介してレンジ制御軸に伝達して該制御軸を回動
させ、該制御軸に固定したディテントレバーを介して、
例えば自動変速機の油圧制御装置及びパーキング機構を
作動させてシフトレンジを切替えている。このような構
成により、上述したようなシフトレバー設置場所の自由
度拡大の要請に対処している。
【0005】上記公報に開示されたレンジ切替え装置で
は、上記減速機構における出力ギヤに上記レンジ制御軸
を連動連結させて、出力ギヤの回動動作を該制御軸に伝
達している。そして、ディテントレバーの回動位置、即
ちレンジ制御軸の回動位置を位置検知センサにて検知す
ることにより、現在のレンジ切替え状態を検出しつつ、
シフトレンジを切替え制御している。このような目的で
使用される位置検知センサとして、例えば電磁ピックア
ップ式、磁気抵抗素子(MRE)やホール素子を用いる
磁気式、或いは、スリット円板及びフォトインタラプタ
を用いる光式等のものを挙げることができるが、これら
はいずれも上記出力ギヤ等に連動連結するロータと、該
ロータの回動位置を検出するセンサ本体とを備えてい
る。
【0006】ところで、例えば、上記位置検知センサに
加えて電気モータを搭載したバルブ駆動装置を自動変速
機のカバーに装着する場合、通常は、バルブ駆動装置の
ケーシングに設けられた複数の嵌合孔を、自動変速機の
カバーに設けられた複数の雌ネジ孔にそれぞれ対向させ
た状態で、各嵌合孔に固定ボルトを嵌挿しその対向する
雌ネジ孔に螺合させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記バルブ駆動装置を
自動変速機に組付ける構造において、バルブ駆動装置側
に設けられた各嵌合孔はそれぞれ、加工精度に起因して
生じる雌ネジ孔との位置ズレに対処し得るように、嵌合
される固定ボルトの円筒部の外径寸法より大きい内径寸
法を有するように形成されることが多い。このため、バ
ルブ駆動装置の組付け方によっては、位置検知センサが
自動変速機のカバーに対して、適正な装着角度以上に回
動した状態で固定される虞がある。
【0008】このように固定された場合、ロータに対し
て所定の角度関係をもって連動連結するレンジ制御軸、
従ってディテントレバーが、自動変速機側の油圧制御装
置のマニュアルバルブ等に対する初期位置に誤差を生じ
ることになり、これにより、現在のシフトレンジの切替
え位置を正確に検知することが困難になる。このため、
センサ本体によるロータの検知状態を再設定して調整す
る等の処置も施されるが、該調整範囲は限られており、
従って、自動変速機側のマニュアルバルブ等に対するデ
ィテントレバー、即ちレンジ制御軸の初期状態を可能な
限り高い精度となるように装着することが望ましい。
【0009】そこで本発明は、自動変速機側のレンジ制
御軸に所定の角度関係をもった状態でロータが係合する
位置検知センサ(検知手段)を、自動変速機のカバーに
対する角度誤差を可及的に小さくしつつ、しかも容易に
装着固定し得るように構成し、もって上述した課題を解
決した車輌のレンジ切替え装置を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明は
(例えば図1ないし図5参照)、シフトレンジ選択手段
(25)と、該シフトレンジ選択手段(25)の操作に
応じて回転駆動する駆動手段(12)と、該駆動手段
(12)の回転力を伝える出力ギヤ部材(17)と、該
出力ギヤ部材(17)と同軸状にかつ一体に回動し得る
レンジ制御軸(7)と、該レンジ制御軸(7)の回動力
にてシフトレンジ(例えばP,R,N,D,Dsレン
ジ)を切替え操作するシフトレンジ操作部(2,3,
5,9)と、前記レンジ制御軸(7)と同軸状にかつ一
体に回動し得るロータ(21a)を有し、かつ該ロータ
(21a)の回動角度に基づき前記レンジ制御軸(7)
の回動位置を検知する検知手段(21)と、を備えてな
る車輌のレンジ切替え装置(1)であって、前記レンジ
制御軸(7)及びシフトレンジ操作部(2,3,5,
9)が自動変速機のカバー(60)に装着され、かつ前
記駆動手段(12)、出力ギヤ部材(17)及び検知手
段(21)が、ケーシング(11)に一体に装着された
状態で位置決め固定手段(17c,32d,55,5
9,61)を介して前記カバー(60)に組付けられ、
前記位置決め固定手段(17c,32d,55,59,
61)は、前記レンジ制御軸(7)の先端部(7a)を
回動不能に嵌合し得るように前記出力ギヤ部材(17)
に設けられたボス部(17c)と、該ボス部(17c)
内にて前記レンジ制御軸(7)の先端部(7a)と所定
の角度関係をもって係合し得るように前記ロータ(21
a)に設けられた係合部(32d)と、該係合部(32
d)に対して所定の位置関係をもつように前記ケーシン
グ(11)に設けられた嵌合孔(55)と、該嵌合孔
(55)に挿通される位置決め手段(59)と、前記レ
ンジ制御軸(7)と所定の位置関係をもつように前記カ
バー(60)に設けられかつ前記位置決め手段(59)
を固定可能な位置決め孔(61)と、を備え、前記嵌合
孔(55)は、前記ロータ(21a)の係合部(32
d)を回動中心として、該ロータ(21a)の径方向
(E)に前記位置決め手段(59)の外径寸法(G)よ
り大きい第1の内径寸法(H)を有し、かつ該径方向
(E)と直交する方向に前記位置決め手段(59)の外
径寸法(G)と略々同じ第2の内径寸法(I)を有する
長孔として形成されてなる、ことを特徴とする車輌のレ
ンジ切替え装置(1)にある。
【0011】請求項2に係る本発明は(例えば図3及び
図4参照)、前記ケーシング(11)には複数の嵌合孔
(55,56,57)が設けられており、前記長孔は、
該複数の嵌合孔(55,56,57)の内で前記ロータ
(21a)の係合部(32d)から最も遠い位置に形成
された嵌合孔(55)からなり、その他の嵌合孔(5
6,57)は、前記位置決め手段(59)の外径寸法
(G)より大きい内径寸法を有する、請求項1記載の車
輌のレンジ切替え装置(1)にある。
【0012】請求項3に係る本発明は(例えば図3ない
し図5参照)、前記位置決め手段(59)はネジ山の無
い円筒部(59b)を有する固定ボルトであって、前記
嵌合孔(55)には、前記固定ボルト(59)の円筒部
(59b)が嵌合されてなる、請求項1又は2記載の車
輌のレンジ切替え装置(1)にある。
【0013】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、これは、発明の理解を容易に
するための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成
に何等影響を及ぼすものではない。
【0014】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、検知手
段を装着したケーシングを自動変速機のカバーに組付け
る際に、レンジ制御軸の先端部にロータの係合部を単に
係合させ、かつ該係合状態にて、位置決め手段を長孔に
嵌合すると共に位置決め孔に固定するだけで、ロータに
係合したレンジ制御軸の先端部と、径方向と直交する方
向の加工精度が高い長孔に嵌合した位置決め手段とによ
り、ロータに対して所定の角度関係をもって連動連結し
たレンジ制御軸の、自動変速機側のマニュアルバルブ等
に対する初期位置を容易にかつ適正にセットすることが
できる。更に、ロータの係合部を回動中心として径方向
に長い長孔とすることで、レンジ制御軸と位置決め孔と
の間の長さの避け難い製造誤差を吸収することができ
る。そして、他の通常形状(円形)の嵌合孔がケーシン
グに形成されている場合には、各嵌合孔に固定ボルトを
単に嵌合してその対応する雌ネジ孔に螺合させることに
より、極めて簡単な手順にて、回動方向位置を規制して
高い精度を維持しつつ径方向の加工誤差を吸収して、駆
動手段、出力ギヤ部材及び検知手段を、自動変速機のカ
バーに一体に組付けることができる。
【0015】請求項2に係る本発明によると、ケーシン
グに設けられた複数の嵌合孔の内でロータの係合部から
最も遠い位置に形成された嵌合孔を位置決め用の長孔と
して用いるので、該長孔の、回動中心である係合部から
の距離、即ち径方向距離が長くなる。これにより、径方
向と直交する方向でのボルト孔に対する微細なガタが存
在したとしても、ロータの係合凸部に近い位置の嵌合孔
を長孔として用いる場合に比して、ガタが大きく反映す
ることはなく、従って、回動方向でのケーシングの位置
規制効果がより向上する。
【0016】請求項3に係る本発明によると、嵌合孔に
固定ボルトの円筒部を嵌合するので、固定ボルトを該嵌
合孔に対して可及的に隙間なく嵌合することができ、従
って、回動方向でのケーシングの位置規制効果がより向
上する。更に、円筒部を持たず頭部以外の部分が全て雌
ネジであるような形式の固定ボルトを使用する場合に比
して、上記位置規制効果がより高まる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明に係
る実施の形態について説明する。図1は、車輌のレンジ
切替え装置1の一例を示す図である。レンジ切替え装置
1は、図示しない多段式自動変速機及び無段変速機(C
VT)等の自動変速機の一部を構成する切替えバルブと
してのマニュアルバルブ2を有している。該マニュアル
バルブ2は、自動変速機のカバー60(図3及び図5参
照)の一部を構成するバルブボディ3に収納されてお
り、該バルブボディ3内をバルブのスプール2aの軸心
方向である矢印A、B方向に移動自在に設けられてい
る。自動変速機は、マニュアルバルブ2を矢印A、B方
向に移動させて所定位置に位置決めすることにより、図
中矢印A側から矢印B側に向けて、順次例えばP、R、
N、D、Dsレンジに切替えられる。
【0018】マニュアルバルブ2の矢印A側先端には、
2枚の円板2b、2bからなる係合溝2cが形成されて
おり、係合溝2cにはディテントレバー5が、該ディテ
ントレバー5のアーム部5bに植設されたピン5aを介
して係合している。ディテントレバー5は、板状の本体
5cを有しており、本体5cの図中上部には、例えば5
個のレンジ係合凹部5d、5e、5f、5g、5hが所
定の間隔で形成されている。各レンジ係合凹部5d、5
e、5f、5g、5hは、自動変速機のレンジの例えば
「P」、「R」、「N」、「D」、「Ds」に対応する
形で、図中右方から順に配列されており、また、本体5
cの図中左方には、前述のピン5aが植設されたアーム
部5bが突出形成されている。本体5cの図中右方に
は、図示しないPレンジにおけるパーキング機構駆動用
のパーキングロッド係合穴5iが貫通穿設されている。
また、本体5cの略々中央部には長方形状の係合穴5j
が貫通形成されており、該係合穴5jにレンジ制御軸7
の後端部が挿着されることにより、レンジ制御軸7とデ
ィテントレバー5とが所定の位置関係をもって一体に係
合している。
【0019】本体5cにおける例えば5個のレンジ係合
凹部5d、5e、5f、5g、5hの上部には、油圧制
御装置3又は自動変速機のカバー60等に一端を固着さ
れた板ばねからなるディテントスプリング9が、先端に
回転自在に支持されたローラ9aを、例えば5個のレン
ジ係合凹部5d、5e、5f、5g、5hのうちのいず
れかに嵌入係合させた形で、自らの弾性により図中下方
に付勢された形で設けられている。
【0020】レンジ制御軸7は、その先端部7aに係合
凹部7bを有しており、バルブ駆動装置10に設けられ
た出力セクタギヤ17(図2参照)のボス部17cに嵌
挿されている。該バルブ駆動装置10は、箱体状のケー
シング11を有しており、該ケーシング11が、自動変
速機のカバー60(図3及び図5参照)上に固定ボルト
59(図3ないし図5参照)等を介して組付けられてい
る。また、ケーシング11には、回転軸12aにウォー
ムギヤ12bを固着した電気モータ12が装着されてお
り、該ウォームギヤ12bには、ケーシング11に装着
された電磁クラッチ30の入力軸に装着されたウォーム
ホイール13が噛合している。更に、出力軸30bには
小ギヤ35が設けられており、該小ギヤ35には、ケー
シング11に回転自在に支持された中間軸36の大ギヤ
36aが噛合している。中間軸36には図示しない小ギ
ヤが形成されており、該小ギヤには全体が扇形に形成さ
れた上記出力セクタギヤ17の歯面17b(図2参照)
が噛合している。
【0021】また、電気モータ12には、モータ駆動制
御部19が接続しており、モータ駆動制御部19には、
シフト動作制御部20が接続している。該シフト動作制
御部20には、ケーシング11に設けられ、レンジ制御
軸7、従ってディテントレバー5の回動位置を検知する
位置検知センサ21と、クラッチ駆動制御部22と、シ
フトレバー位置検出部23とが接続している。更に、該
シフトレバー位置検出部23には、シフトレンジ選択手
段としてのシフトレバー25(又はシフトスイッチ等)
が接続している。上記位置検知センサ21は、ディテン
トレバー5の現在位置を検知することができれば、レン
ジ制御軸7以外、どこに設けてもよいのであるが、装置
をコンパクト化する上では、ケーシング11内に配設す
るのが最適である。
【0022】なお、以上のマニュアルバルブ2、油圧制
御装置3、ディテントレバー5、及びディテントスプリ
ング9により、シフトレンジを切替え操作し得るシフト
レンジ操作部が構成されている。
【0023】ついで、図2に沿ってバルブ駆動装置1
0、及び該バルブ駆動装置10とレンジ制御軸7との連
結構造について説明する。図2はバルブ駆動装置10を
示す縦断面図である。同図において、バルブ駆動装置1
0は、一対のケース部材11a,11bを合わせて結合
したケーシング11を有しており、これらケース部材1
1a,11bは、Oリング33を介して互いの接触面を
油密状に保持されている。該ケース部材11aにおける
図中の右方に向いた壁部には、レンジ制御軸7を嵌挿す
るための円形開口37が形成され、ケース部材11bの
図中の左方に向いた壁部には、ロータ21aの嵌合突出
部32bを嵌挿するための円形開口39が形成されてい
る。また、ケーシング11内には、出力セクタギヤ17
が、そのボス部17cの両端を円形開口37,39から
それぞれ露出させた状態で、円形開口37及び39内方
側の円筒状の支持面にボールベアリング40,41を介
して、電気モータ12からの駆動力にて回動し得るよう
に支持されている。
【0024】更に、ボス部17c前端部の外周面とケー
ス部材11aの円形開口37内周面との間にオイルシー
ル42が嵌着されて、円形開口37の内方側とその外方
側との間が油密状に保持されている。また、ボールベア
リング41はそれ自体がシール構造を有するシールベア
リングからなり、従って、円形開口39の内方側と外方
側との間が油密状に保持されて、全体として油密状に保
持された内方空間44が構成されている。出力セクタギ
ヤ17のボス部17cには、図2の右方に向いた側から
レンジ制御軸7の先端部7aが回動を規制されて(回動
不能に)嵌挿され、かつ同図の左方に向いた側からロー
タ21aの嵌合突出部32bが回動可能に嵌挿されてい
る。なお、図2中の符号48は、電気モータ12の故障
時等に、パーキング位置等にされたシフトレンジを手動
操作するための操作レバーを示している。
【0025】また、ケーシング11におけるケース部材
11bの背面には、内面にスプライン43を有する円筒
支持部45が後方に突出するように形成されており、該
円筒支持部45には、上記ロータ21aを備えた位置検
知センサ21のセンサ本体21bが支持されている。該
センサ本体21bはプラグ26を有しており、該プラグ
26をコネクタ27に接続することにより、図1に示す
シフト動作制御部20に連結されている。位置検知セン
サ21は、例えば電磁ピックアップ式、磁気抵抗素子や
ホール素子を用いる磁気式、或いは、スリット円板及び
フォトインタラプタを用いる光式等のものによって構成
することができる。
【0026】上記スプライン43には、位置検知センサ
21のセンサ本体21bから突出する嵌合円筒部46の
外周面に形成されたスプライン47が係合している。ま
た、嵌合円筒部46の先端部とケース部材11bの背面
との間に介在されたOリング50により、円筒支持部4
5と嵌合円筒部46との接触部が油密状に保持されてい
る。これらにより、ケース部材11bの背面、センサ本
体21b、及び嵌合円筒部46によって区画された内方
空間49内にロータ21aを回動自在に収容した構造が
得られている。
【0027】また、ロータ21aは、大径のロータ本体
32aと、該ロータ本体32aから前方に突出する小径
の嵌合突出部32bと、該嵌合突出部32bと反対側に
突出するように形成された回動軸部32cとを有してい
る。更に、嵌合突出部32bには、図2におけるレンジ
制御軸7側に突出するように係合凸部32dが形成され
ている。該係合凸部32dは、ボス部17c内にてレン
ジ制御軸7の先端部7aと所定の角度関係をもって係合
し得るように設けられている。
【0028】出力セクタギヤ17は、略々扇形状のギヤ
本体17aと、該ギヤ本体17aの図の上面に形成され
た歯面17bと、ギヤ本体17aの回動中心(O)から
前後方向(図2の左右方向)に突出形成されたボス部1
7cとを有している。該ボス部17cは、回動軸Oに沿
って貫通穿設された支持孔31を有しており、該支持孔
31には、略々中央部分から前方(図2の右方)側に、
後述する所定形状のレンジ制御軸7の先端部7aを回動
不能に嵌挿する第1の係合孔31aが形成され、略々中
央部分から後方(図2の左方)側に、ロータ21aにお
ける円柱状の嵌合突出部32bを回動可能に嵌挿する第
2の係合孔31bが形成されている。第1の係合孔31
aは、回動軸O方向に見た際に、左右側部が直線状に切
り欠かれた断面略々小判形状をなしており、また第2の
係合孔31bは、嵌合突出部32bの外径より僅かに大
きい内径を有する円筒形状をなしている。
【0029】そして、レンジ制御軸7は、図1に示すよ
うに、第2の係合孔31bと同じ、断面略々小判形状を
なし、かつ該第1の係合孔31aに嵌挿する際のキーと
して機能するように外周面両側が面取りされ、かつ前方
に開口する係合凹部7bが形成された上記先端部7aを
有している。一方、ロータ21aの嵌合突出部32b
は、外周面に亘って形成され、かつOリング34が嵌着
された嵌着溝54と、係合凹部7bに係合するように突
出する係合凸部32dとを有している。更に、係合状態
の係合凹部7bと係合凸部32dとの間には、互いの間
の間隙を吸収するばね部材57が介在されている。
【0030】ついで、図3ないし図5に沿ってバルブ駆
動装置10を自動変速機のカバー60に組付ける組付け
構造について説明する。図3は、図1及び図2に示した
バルブ駆動装置10を図2の左方から見た状態で示す背
面図、図4は、図3における嵌合孔(長孔)55が形成
された部分及びその周囲を拡大して示す図、図5は、バ
ルブ駆動装置10のケーシング11を自動変速機のカバ
ー60に組付ける際の状態を説明するための斜視図であ
る。図3及び図5において、ケーシング11及びカバー
60はその説明に不要な箇所を省略して図示しており、
また、出力セクタギヤ17は、レンジ制御軸7の係合凹
部7bとロータ21aの係合凸部32dとの係合状態を
明確にするため図示を省略している。
【0031】自動変速機のカバー60には、図3に示す
ように、バルブ駆動装置10が所定の位置関係で組付け
られている。バルブ駆動装置10のケーシング11に
は、電磁クラッチ30を略々中心として、上方側に電気
モータ12が、下方側に位置検知センサ21がそれぞれ
配置されており、電磁クラッチ30の周囲の3箇所に
は、嵌合孔55,56,57がそれぞれ貫通穿設されて
いる。また、図5に示すように、自動変速機のカバー6
0には、嵌合孔55,56,57にそれぞれ対応するよ
うに、雌ネジ孔61,62,63が形成されている。位
置検知センサ21は、センサ本体21bと、図3の紙面
奥側に位置するロータ21aとを有しており、該ロータ
21aの係合凸部32dには、レンジ制御軸7の係合凹
部7bが係合して、レンジ制御軸7がロータ21aに所
定の角度関係をもって連動連結している。
【0032】嵌合孔55は、嵌合孔(55,56,5
7)の内でロータ21aの係合凸部32dから最も遠い
位置に形成されたものであり、ロータ21aの係合凸部
32dに対して所定の位置関係をもつようにケーシング
11に設けられ、レンジ制御軸7を同軸状にかつ一体に
連動連結したロータ21aの係合凸部32dを回動中心
とするとき、その径方向(半径方向)Eに長い長孔とし
て形成されている。即ち、嵌合孔55は、図3及び図4
に示すように、ロータ21aの係合凸部32dを回動中
心として、ロータ21aの径方向Eに固定ボルト59の
外径寸法Gより大きい第1の内径寸法Hを有し、かつ該
径方向Eと直交する方向に固定ボルト59の外径寸法G
と略々同じ第2の内径寸法Iを有する長孔として形成さ
れている。ここで、固定ボルト59の外径寸法Gとは、
固定ボルト59における、ネジ山の無い円筒部59bの
外径寸法を意味している。
【0033】一方、その他の嵌合孔56,57はいずれ
も、固定ボルト59の外径寸法Gよりもやや大きい内径
寸法を有する円形孔として、雌ネジ孔62,63にそれ
ぞれ対応し得るようにケーシング11に形成されてい
る。
【0034】また、自動変速機のカバー60には、ケー
シング11に設けられた嵌合孔55,56,57にそれ
ぞれ対応し得るように、雌ネジ孔61,62,63が所
定の位置関係で形成されている。特に、長孔である嵌合
孔55に対応する雌ネジ孔61は、レンジ制御軸7と所
定の位置関係をもつように、即ちカバー60からのレン
ジ制御軸7の突出位置に対して所定の距離をもつように
設けられている。
【0035】更に、図5に示すように、固定ボルト59
は、先端側から順に、雄ネジ部59a、ネジ山の無い円
筒部59b、座金部59c、及び頭部59dを有してお
り、雄ネジ部59aをその対応する雌ネジ孔61,6
2,63に螺合・締結された状態で、嵌合孔55,5
6,57にそれぞれ円筒部59bが嵌合される。
【0036】以上のように、電気モータ12、出力セク
タギヤ17及び位置検知センサ21は、自動変速機のケ
ーシング11に一体に装着された状態で、カバー60に
組付けられている。該ケーシング11をカバー60に固
定する位置決め固定手段は、上述した出力セクタギヤ1
7のボス部17cと、ロータ21aの嵌合突出部32d
と、嵌合孔55と、固定ボルト59と、雌ネジ孔61と
により構成されている。
【0037】本実施の形態におけるレンジ切替え装置1
は、以上のような構成を有するので、車輌の運転中にお
いて、シフト動作制御部20は、シフトレバー位置検出
部23を介して、ドライバーが操作することによるシフ
トレバー25の位置に変動が有ったか否かを判定する。
シフトレバー25からは、シフト位置に応じてシフト信
号S1が電気信号としてシフトレバー位置検出部23に
出力され、シフトレバー位置検出部23は当該信号S1
より、現在シフトレバー25で選択されているシフト位
置を演算し、シフト動作制御部20にシフト位置信号S
2として出力している。従って、シフト動作制御部20
は、当該シフト位置信号S2を監視することにより、シ
フトレバー位置に変動が有ったか否かを容易に判定する
ことができる。
【0038】そして、シフト動作制御部20によりシフ
トレバー位置に変動があったものと判定された場合に
は、それまでシフトレバー25により選択されていたシ
フトポジション(「現在のシフトポジション」と称す
る)に対して、シフトレバー25の位置変動の結果、選
択されたシフトポジション(「目標のシフトポジショ
ン」と称する)を比較し、現在のシフトポジションから
目標のシフトポジションへシフトポジションを移動させ
るには、電気モータ12を正回転させるべきか否かを判
定する。
【0039】即ち、マニュアルバルブ2のレンジ位置
は、図1に示すように、矢印A、B方向に亘って直線的
に設定されているので、現在のシフトポジションと目標
のシフトポジションとのレンジ位置関係により、電気モ
ータ12を正転させるか、逆転させるかを判定する必要
がある。ここでは、レンジをP→R→N→D方向に切替
える場合、例えばRからNレンジを経由してDレンジに
切替える場合等は、電気モータ12を正転させるものと
判定し、逆にレンジをD→N→R→P方向に切替える場
合、例えばDからN、Rレンジを経由してPレンジに切
替える場合等は、電気モータ12を逆転させるものと判
定する。
【0040】このようにして、シフト動作制御部20に
て電気モータ12の回転方向が判定された時点で、シフ
ト動作制御部20はクラッチ駆動制御部22に対して電
磁クラッチ30の接続を指令すると共に、モータ駆動制
御部19に対して電気モータ12を、判定された回転方
向に回転させるように指令する。これを受けて、クラッ
チ駆動制御部22は、電磁クラッチ30の図示しない励
磁コイルを励磁して被吸着ディスクと吸着ロータとを接
続させると共に、モータ駆動制御部19は電気モータ1
2を、先ほど判定された方向に回転駆動させる。これに
より、電気モータ12の回転は、ウォームギヤ12b、
ウォームホイール13、電磁クラッチ30の入力軸、吸
着ロータ、被吸着ディスク、出力軸30b、小ギヤ3
5、中間軸36の大ギヤ36a及び小ギヤを経て出力セ
クタギヤ17に伝達され、レンジ制御軸7を所定回動角
度に亘り、図1矢印C、D方向に回動させる。
【0041】すると、ディテントレバー5がアーム部5
bを伴って、矢印C、D方向に所定角度回動するので、
ピン5aの位置が矢印C、D方向の回動角度量に応じて
変動する。これにより、ピン5aと係合溝2cとを介し
て係合しているマニュアルバルブ2のスプールが、ピン
5aの矢印A、B方向における移動量と同じ量だけ矢印
A、B方向に移動して、マニュアルバルブ2のレンジ
が、図1矢印A側から順次P→R→N→D→Dsレンジ
へと切替えられる。
【0042】ところで、上述した電気モータ12の回転
時、電磁クラッチ30を介して不図示の小ギヤが駆動さ
れると、出力セクタギヤ17が図1の矢印C又はD方向
に回動する。これにより、レンジ制御軸7が出力セクタ
ギヤ17と一体に同じ方向に回動し、かつ位置検知セン
サ21のロータ21aがレンジ制御軸7と一体に回動
し、更に、該回動動作がセンサ本体21bを経由して、
ディテントレバー5の回動位置を正確に示す信号S3と
してシフト動作制御部20に伝達される。これに基づ
き、ディテントレバー5、従って出力セクタギヤ17の
回動角度に応じて、マニュアルバルブ2のレンジ位置が
決められる。
【0043】本実施の形態におけるバルブ駆動装置10
を自動変速機のカバー60に組付ける場合には、次のよ
うに作業を進める。即ち、図5に示すように、油圧制御
装置3と共に予めカバー60に装着されたレンジ制御軸
7の先端部7aに、バルブ駆動装置10側の出力セクタ
ギヤ17のボス部17cを嵌挿させつつ、嵌合孔55,
56,57をそれぞれ雌ネジ孔61,62,63に対向
させる。この状態において、嵌合孔55に固定ボルト5
9を挿通し、その雄ネジ部59aを雌ネジ孔61に螺合
させる。
【0044】この際、嵌合孔55には、図3及び図4に
示すように、雌ネジ孔61に雄ネジ部59aを螺合させ
た固定ボルト59の円筒部59bが隙間なく嵌合され
る。これにより、ケーシング11は、径方向Eに沿った
一方の端部をレンジ制御軸7の先端部7aで支持され、
かつ他方の端部を、嵌合孔55に嵌合された固定ボルト
59の円筒部59bの外周面で支持されるので、係合凸
部32dを回動中心とする図3の矢印F方向の動き(回
動動作)を規制され、かつ径方向Eにおける誤差を、長
孔である嵌合孔55によって吸収された状態で、カバー
60に対して予め設定された適正位置に固定される。
【0045】更に、雌ネジ孔62,63に対してややラ
フに形成された嵌合孔56,57にそれぞれ別の固定ボ
ルト59を挿通して、該雌ネジ孔62,63にそれぞれ
雄ネジ部59aを螺合させることにより、カバー60に
ケーシング11を完全に固定することができる。これら
の工程により、自動変速機側のレンジ制御軸7に所定の
角度関係をもった状態でロータ21aが係合する位置検
知センサ21を、カバー60に対する角度誤差を大きく
することなく、しかも容易に装着固定することができ
る。
【0046】即ち、位置検知センサ21を装着したケー
シング11を自動変速機のカバー60に組付ける際に、
レンジ制御軸7の先端部7aにロータ21aの係合凸部
32dを単に係合させ、かつ該係合状態にて、長孔であ
る嵌合孔55に固定ボルト59を嵌合すると共に位置決
め孔である雌ネジ孔61に螺合固定するだけで、ロータ
21aに係合したレンジ制御軸7の先端部7aと、径方
向Eと直交する方向の加工精度が高い嵌合孔55に嵌合
した固定ボルト59とにより、ロータ21aに対して所
定の角度関係をもって連動連結したレンジ制御軸7の、
自動変速機側のマニュアルバルブ2等に対する初期位置
を容易にかつ適正にセットすることができる。更に、嵌
合孔55を、ロータ21aの係合凸部32dを回動中心
として径方向Eに長い長孔とすることで、レンジ制御軸
7と雌ネジ孔61との間の長さの避け難い製造誤差を吸
収することができる。そして、他の通常形状(円形)の
嵌合孔56,57に固定ボルト59を単に嵌合してその
対応する雌ネジ孔62,63に螺合させることにより、
極めて簡単な手順にて、回動方向位置を規制して高い精
度を維持しつつ径方向の加工誤差を吸収して、電気モー
タ12、出力セクタギヤ17及び位置検知センサ21
を、自動変速機のカバー60に一体に組付けることがで
きる。
【0047】以上のように、バルブ駆動装置10を自動
変速機のカバー60に組付ける作業を容易に行うことが
できるので、作業効率が大幅に向上し、これに伴うコス
トダウンも期待することができる。
【0048】また、本実施の形態では、ケーシング11
に設けられた複数の嵌合孔55,56,57の内でロー
タ21aの係合凸部32dから最も遠い位置に形成され
た嵌合孔55を位置決め用の長孔として用い、これによ
り、回動中心である係合凸部32dからの距離(径方向
距離)をより長くしている。このため、径方向Eと直交
する方向でのボルト孔55に対する微細なガタが存在す
るような場合でも、係合凸部32dに近い位置の嵌合孔
56,57を長孔として用いる場合に比して、ガタが大
きく反映することがなく、従って、位置検知センサ21
の回動方向(矢印F方向)での位置規制効果がより高め
られる。また、嵌合孔55に固定ボルト59の円筒部5
9bを嵌合するので、固定ボルト59を該嵌合孔55に
対して可及的に隙間なく嵌合することができ、従って、
回動方向でのケーシング11の位置規制効果をより向上
させることができる。更に、本実施の形態によると、円
筒部59bを持たず頭部59d及び座金部59c以外の
部分が全て雌ネジ59aであるような形式の固定ボルト
を用いる場合に比して、上記位置規制効果が一層向上す
ることになる。
【0049】また、上記説明では、位置決め手段として
固定ボルト59を用いているが、例えば、自動変速機の
カバー60に位置決めピンを設け、位置決めを行い、他
の大径の嵌合孔に固定ボルトを挿通し、雌ネジ孔に螺合
させることで、ケーシング11をカバー60に固定する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車輌のレンジ切替え装置の一例を示す図。
【図2】バルブ駆動装置を示す縦断面図。
【図3】図1及び図2に示したバルブ駆動装置を図2の
左方から見た状態で示す背面図。
【図4】図3における嵌合孔(長孔)が形成された部分
及びその周囲を拡大して示す図。
【図5】バルブ駆動装置のケーシングを自動変速機のカ
バーに組付ける際の状態を説明するための斜視図。
【符号の説明】
1 車輌のレンジ切替え装置 2 シフトレンジ操作部(マニュアルバルブ) 3 シフトレンジ操作部(切替えバルブ、油圧制御装
置、バルブボディ) 5 シフトレンジ操作部(ディテントレバー) 7 レンジ制御軸 7a 先端部 7b 係合凹部 9 シフトレンジ操作部(ディテントスプリング) 10 バルブ駆動装置 11 ケーシング 11a ケース部材 11b ケース部材 12 駆動手段(電気モータ) 12b ウォームギヤ 13 ウォームホイール 17 出力ギヤ部材(出力セクタギヤ) 17c 位置決め固定手段(ボス部) 21 検知手段(位置検知センサ) 21a ロータ 21b センサ本体 25 シフトレンジ選択手段(シフトレバー) 30 電磁クラッチ 31 支持孔 31a 第1の係合孔 31b 第2の係合孔 32a ロータ本体 32b 嵌合突出部 32c 回動軸部 32d 位置決め固定手段、係合部(係合凸部) 51 係合凹部 55 位置決め固定手段、長孔(嵌合孔) 56,57 嵌合孔 59 位置決め固定手段、位置決め手段(固定ボルト) 59a 雄ネジ部 59b 円筒部 60 カバー 61 位置決め孔(雌ネジ孔) 62,63 雌ネジ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大越 直樹 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3J067 AA01 AB23 AC01 AC22 BA58 DB40 FB90 GA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレンジ選択手段と、該シフトレン
    ジ選択手段の操作に応じて回転駆動する駆動手段と、該
    駆動手段の回転力を伝える出力ギヤ部材と、該出力ギヤ
    部材と同軸状にかつ一体に回動し得るレンジ制御軸と、
    該レンジ制御軸の回動力にてシフトレンジを切替え操作
    するシフトレンジ操作部と、前記レンジ制御軸と同軸状
    にかつ一体に回動し得るロータを有し、かつ該ロータの
    回動角度に基づき前記レンジ制御軸の回動位置を検知す
    る検知手段と、を備えてなる車輌のレンジ切替え装置で
    あって、 前記レンジ制御軸及びシフトレンジ操作部が自動変速機
    のカバーに装着され、かつ前記駆動手段、出力ギヤ部材
    及び検知手段が、ケーシングに一体に装着された状態で
    位置決め固定手段を介して前記カバーに組付けられ、 前記位置決め固定手段は、前記レンジ制御軸の先端部を
    回動不能に嵌合し得るように前記出力ギヤ部材に設けら
    れたボス部と、該ボス部内にて前記レンジ制御軸の先端
    部と所定の角度関係をもって係合し得るように前記ロー
    タに設けられた係合部と、該係合部に対して所定の位置
    関係をもつように前記ケーシングに設けられた嵌合孔
    と、該嵌合孔に挿通される位置決め手段と、前記レンジ
    制御軸と所定の位置関係をもつように前記カバーに設け
    られかつ前記位置決め手段を固定可能な位置決め孔と、
    を備え、 前記嵌合孔は、前記ロータの係合部を回動中心として、
    該ロータの径方向に前記位置決め手段の外径寸法より大
    きい第1の内径寸法を有し、かつ該径方向と直交する方
    向に前記位置決め手段の外径寸法と略々同じ第2の内径
    寸法を有する長孔として形成されてなる、 ことを特徴とする車輌のレンジ切替え装置。
  2. 【請求項2】 前記ケーシングには複数の嵌合孔が設け
    られており、前記長孔は、該複数の嵌合孔の内で前記ロ
    ータの係合部から最も遠い位置に形成された嵌合孔から
    なり、その他の嵌合孔は、前記位置決め手段の外径寸法
    より大きい内径寸法を有する、 請求項1記載の車輌のレンジ切替え装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め手段はネジ山の無い円筒部
    を有する固定ボルトであって、前記嵌合孔には、前記固
    定ボルトの円筒部が嵌合されてなる、 請求項1又は2記載の車輌のレンジ切替え装置。
JP2002054716A 2002-02-28 2002-02-28 車輌のレンジ切替え装置 Pending JP2003254433A (ja)

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US10/372,634 US6877390B2 (en) 2002-02-28 2003-02-25 Shift range changeover mechanism
DE10308606A DE10308606A1 (de) 2002-02-28 2003-02-27 Fahrzeugbereichsumschaltgerät

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007056961A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Denso Corp シフトレンジ切替装置
JP2019060363A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 ジヤトコ株式会社 ボルト及び部品固定構造並びに部品固定方法

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JP2007056961A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Denso Corp シフトレンジ切替装置
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