JP2003254175A - 燃料用磁気処理装置 - Google Patents
燃料用磁気処理装置Info
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- JP2003254175A JP2003254175A JP2002051593A JP2002051593A JP2003254175A JP 2003254175 A JP2003254175 A JP 2003254175A JP 2002051593 A JP2002051593 A JP 2002051593A JP 2002051593 A JP2002051593 A JP 2002051593A JP 2003254175 A JP2003254175 A JP 2003254175A
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- magnetic
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- processing unit
- pipe
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンに供給する燃料の磁化を効果的に行
うことにより排気ガスに含まれる有害物質を大幅に削減
する。 【解決手段】 燃料タンクとエンジンとを結ぶ非磁性材
料からなる燃料パイプ6に、異なる極性の磁極面を対向
して配設することにより、発生する磁力線が前記燃料パ
イプ6を流動する燃料の流れに直交するようにした少な
くとも一対の永久磁石3a,3bからなる磁気処理部1
00を備える。前記磁気処理部100は、磁力線の発生
方向が燃料の流動方向に向かうに従って徐々に前記燃料
パイプ6の円周方向のいずれか一方に向かって傾斜する
ように複数箇所に配設する。
うことにより排気ガスに含まれる有害物質を大幅に削減
する。 【解決手段】 燃料タンクとエンジンとを結ぶ非磁性材
料からなる燃料パイプ6に、異なる極性の磁極面を対向
して配設することにより、発生する磁力線が前記燃料パ
イプ6を流動する燃料の流れに直交するようにした少な
くとも一対の永久磁石3a,3bからなる磁気処理部1
00を備える。前記磁気処理部100は、磁力線の発生
方向が燃料の流動方向に向かうに従って徐々に前記燃料
パイプ6の円周方向のいずれか一方に向かって傾斜する
ように複数箇所に配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンに供給す
る燃料(主に軽油)を磁気処理するための燃料用磁気処
理装置に関するものである。
る燃料(主に軽油)を磁気処理するための燃料用磁気処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料用磁気処理装置として、特開
平10−277558号公報、特開平10−76272
号公報、特開平9−308888号公報等に、導管の周
囲に永久磁石を対峙させて配設し、各永久磁石を覆うよ
うにヨークをそれぞれ配設したものが開示されている。
平10−277558号公報、特開平10−76272
号公報、特開平9−308888号公報等に、導管の周
囲に永久磁石を対峙させて配設し、各永久磁石を覆うよ
うにヨークをそれぞれ配設したものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記い
ずれの磁気処理も、水を磁化することを目的とするもの
であり、エンジンに供給する燃料の磁化は考慮されてい
ない。また、前記構成の燃料用磁気処理装置を燃料用、
特に軽油用として採用した場合、十分に燃料分子を細分
化して排気ガスに含まれるNOX等の有害物質を抑制す
ることは難しい。
ずれの磁気処理も、水を磁化することを目的とするもの
であり、エンジンに供給する燃料の磁化は考慮されてい
ない。また、前記構成の燃料用磁気処理装置を燃料用、
特に軽油用として採用した場合、十分に燃料分子を細分
化して排気ガスに含まれるNOX等の有害物質を抑制す
ることは難しい。
【0004】そこで、本発明は、エンジンに供給する燃
料の磁化を効果的に行うことにより排気ガスに含まれる
有害物質を大幅に削減することの可能な燃料用磁気処理
装置を提供することを課題とする。
料の磁化を効果的に行うことにより排気ガスに含まれる
有害物質を大幅に削減することの可能な燃料用磁気処理
装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、燃料タンクとエンジンとを結
ぶ燃料供給経路の途中に、異なる極性の磁極面を対向さ
せ、発生する磁力線が前記燃料供給経路を流動する燃料
の流れに直交するように配設した少なくとも一対の永久
磁石からなる磁気処理部を備えた燃料用磁気処理装置に
おいて、前記磁気処理部を、磁力線の発生方向が燃料の
流動方向に向かうに従って前記燃料パイプの円周方向の
いずれか一方に向かって順次変化するように複数箇所に
配設したものである。
決するための手段として、燃料タンクとエンジンとを結
ぶ燃料供給経路の途中に、異なる極性の磁極面を対向さ
せ、発生する磁力線が前記燃料供給経路を流動する燃料
の流れに直交するように配設した少なくとも一対の永久
磁石からなる磁気処理部を備えた燃料用磁気処理装置に
おいて、前記磁気処理部を、磁力線の発生方向が燃料の
流動方向に向かうに従って前記燃料パイプの円周方向の
いずれか一方に向かって順次変化するように複数箇所に
配設したものである。
【0006】この構成により、燃料分子は燃料パイプ内
の磁場を流動する際、ローレンツ力を受ける。そして、
磁力線の発生方向が燃料パイプの円周方向に傾斜してい
るので、燃料の流動状態は旋回流となる。したがって、
燃料分子が細分化されやすくなり、エンジンでの完全燃
焼が可能となる。
の磁場を流動する際、ローレンツ力を受ける。そして、
磁力線の発生方向が燃料パイプの円周方向に傾斜してい
るので、燃料の流動状態は旋回流となる。したがって、
燃料分子が細分化されやすくなり、エンジンでの完全燃
焼が可能となる。
【0007】前記磁気処理部は、燃料タンクの出口近傍
にも、少なくとも1つ配設すると、より一層、燃料分子
の細分化が可能となる点で好ましい。
にも、少なくとも1つ配設すると、より一層、燃料分子
の細分化が可能となる点で好ましい。
【0008】また、前記磁気処理部は、複数個を1単位
とする磁気処理ユニット毎に、磁力線の発生方向が前記
燃料パイプの円周方向のいずれか一方に向かって変化す
るように複数箇所に配設することによっても、より一
層、燃料分子の細分化が可能となる点で好ましい。
とする磁気処理ユニット毎に、磁力線の発生方向が前記
燃料パイプの円周方向のいずれか一方に向かって変化す
るように複数箇所に配設することによっても、より一
層、燃料分子の細分化が可能となる点で好ましい。
【0009】さらに、前記磁気処理ユニットを構成する
磁気処理部の数量を奇数としたり、前記磁気処理部の傾
斜方向を、前記燃料パイプでの燃料の流動方向に向かっ
て左回りとしても、同様に、燃料分子の細分化が可能と
なる点で好ましい。
磁気処理部の数量を奇数としたり、前記磁気処理部の傾
斜方向を、前記燃料パイプでの燃料の流動方向に向かっ
て左回りとしても、同様に、燃料分子の細分化が可能と
なる点で好ましい。
【0010】前記永久磁石には、略直方体形状のネオジ
ウム磁石を使用すればよい。
ウム磁石を使用すればよい。
【0011】前記永久磁石に挟まれた燃料パイプの中心
部に於ける磁力を3600〜6000ガウスとすると、
燃料を確実に細分化することが可能となる。
部に於ける磁力を3600〜6000ガウスとすると、
燃料を確実に細分化することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を添
付図面に従って説明する。
付図面に従って説明する。
【0013】図1は、本実施形態に係る燃料用磁気処理
装置1を示す。この装置1は、図3に示すように、燃料
タンクからエンジン(共に図示せず)への燃料供給経路
の途中に設けた燃料パイプ6に、5つの磁気処理部10
0を1単位とする磁気処理ユニット101を4箇所に装
着した構成である。
装置1を示す。この装置1は、図3に示すように、燃料
タンクからエンジン(共に図示せず)への燃料供給経路
の途中に設けた燃料パイプ6に、5つの磁気処理部10
0を1単位とする磁気処理ユニット101を4箇所に装
着した構成である。
【0014】各磁気処理部100は、図2に示すよう
に、ケース2a,2b内に永久磁石3a,3b及びヨー
ク4a,4bをそれぞれ収容し、保持部材5a,5bに
より、燃料パイプ6に装着する構成である。
に、ケース2a,2b内に永久磁石3a,3b及びヨー
ク4a,4bをそれぞれ収容し、保持部材5a,5bに
より、燃料パイプ6に装着する構成である。
【0015】ケース2a,2bは、一方に開口する略箱
体形状で、天井壁の上面には湾曲面7が形成されてい
る。湾曲面7の曲率寸法は、燃料パイプ6の外周面形状
にほぼ沿う大きさとなっている。湾曲面7には、例えば
ゴム等の弾性部材8が貼着され、燃料パイプ6に装着し
た際のがたつきを防止する役割を果たしている。また、
ケース2の両端面中央部には貫通孔9が穿設されてい
る。本実施形態では、ケース2には、厚さ約2mmのス
テンレス鋼(SUS304)が使用されている。
体形状で、天井壁の上面には湾曲面7が形成されてい
る。湾曲面7の曲率寸法は、燃料パイプ6の外周面形状
にほぼ沿う大きさとなっている。湾曲面7には、例えば
ゴム等の弾性部材8が貼着され、燃料パイプ6に装着し
た際のがたつきを防止する役割を果たしている。また、
ケース2の両端面中央部には貫通孔9が穿設されてい
る。本実施形態では、ケース2には、厚さ約2mmのス
テンレス鋼(SUS304)が使用されている。
【0016】永久磁石3a,3bは、略直方体形状で、
上下面で極性の相違するネオジウム磁石で構成されてい
る。本実施形態では、永久磁石3a,3bには、幅80
mm、高さ50mm、長さ36mmの市販品が使用され
ており、その表面磁力は5900〜6000G(ガウ
ス)である。但し、永久磁石3a,3bには、装着する
燃料パイプ6の中心部で3600〜6000ガウスの磁
力が得られるものを使用すればよい。これは、燃料パイ
プ6の中心部で3600ガウス以下となれば、燃料に適
切な電子励起作用を及ぼすことができないからであり、
6000ガウス以上となれば、後述する手作業によるケ
ース2a,2bの位置調整が困難となるからである。
上下面で極性の相違するネオジウム磁石で構成されてい
る。本実施形態では、永久磁石3a,3bには、幅80
mm、高さ50mm、長さ36mmの市販品が使用され
ており、その表面磁力は5900〜6000G(ガウ
ス)である。但し、永久磁石3a,3bには、装着する
燃料パイプ6の中心部で3600〜6000ガウスの磁
力が得られるものを使用すればよい。これは、燃料パイ
プ6の中心部で3600ガウス以下となれば、燃料に適
切な電子励起作用を及ぼすことができないからであり、
6000ガウス以上となれば、後述する手作業によるケ
ース2a,2bの位置調整が困難となるからである。
【0017】ヨーク4a,4bは、磁性板材を略コ字形
に折り曲げることにより、底面部10と対向する一対の
側面部11とを形成したものである。底面部10には中
央部分に所定間隔で突起12が形成され、前記永久磁石
3a,3bを位置決めして載置可能となっている。ま
た、側面部中央にはネジ孔4cが穿設されている。ヨー
ク4a,4bは、永久磁石3a,3bの表面磁力を増大
させると共に、外部への磁束の漏れを防止する役割を果
たす。本実施形態では、ヨーク4a,4bには、重量及
び外部への磁束の漏れを考えて厚さ約3mmのものが使
用されている。
に折り曲げることにより、底面部10と対向する一対の
側面部11とを形成したものである。底面部10には中
央部分に所定間隔で突起12が形成され、前記永久磁石
3a,3bを位置決めして載置可能となっている。ま
た、側面部中央にはネジ孔4cが穿設されている。ヨー
ク4a,4bは、永久磁石3a,3bの表面磁力を増大
させると共に、外部への磁束の漏れを防止する役割を果
たす。本実施形態では、ヨーク4a,4bには、重量及
び外部への磁束の漏れを考えて厚さ約3mmのものが使
用されている。
【0018】保持部材5a,5bは、前記ケース2a,
2bの開口部を覆う閉鎖部13と、ケース2a,2bの
側面に沿って延びるガイド部14と、その上端部から側
方に延在する連結部15とから構成されている。ガイド
部14から連結部15に跨って両側にリブ16がそれぞ
れ形成されることにより補強されている。一方のケース
2aに設ける保持部材5aの連結部15にはネジ孔15
aがそれぞれ穿設されている。また、他方のケース2b
に設ける保持部材5bの連結部15には長穴15bがそ
れぞれ穿設されている。また、保持部材5a,5bのガ
イド部14の中央には挿通孔17が穿設されている。
2bの開口部を覆う閉鎖部13と、ケース2a,2bの
側面に沿って延びるガイド部14と、その上端部から側
方に延在する連結部15とから構成されている。ガイド
部14から連結部15に跨って両側にリブ16がそれぞ
れ形成されることにより補強されている。一方のケース
2aに設ける保持部材5aの連結部15にはネジ孔15
aがそれぞれ穿設されている。また、他方のケース2b
に設ける保持部材5bの連結部15には長穴15bがそ
れぞれ穿設されている。また、保持部材5a,5bのガ
イド部14の中央には挿通孔17が穿設されている。
【0019】前記磁気処理部100は次のようにして組
み立てる。
み立てる。
【0020】まず、永久磁石3a,3bとヨーク4a,
4bとをそれぞれ一体化する。永久磁石3a,3bはヨ
ーク4a,4bの突起12によりガイドされるので、常
に正確な位置で一体化することができる。また、一体化
した後は、永久磁石3a,3bの持つ大きな磁力により
簡単には位置ずれしない。そこで、ヨーク4a,4bを
一体化した永久磁石3a,3bを、予め湾曲面7に弾性
部材8を貼着したケース2a,2b内にそれぞれ収容す
る。ヨーク4a,4bは、側面部11の外面をケース2
の内面にガイドされ、永久磁石3a,3bがケース2
a,2bの湾曲面7を形成する内面に当接する。このた
め、ケース2a,2b内での永久磁石3a,3b及びヨ
ーク4a,4bの取付状態が安定する。そして、ケース
2a,2bの開口部を閉鎖部13で覆うように保持部材
5a,5bを取り付け、ボルト18を、挿通孔17から
ケース2a,2bの貫通孔9を介して挿入し、ヨーク4
a,4bのネジ孔4cに螺合することにより一体化す
る。
4bとをそれぞれ一体化する。永久磁石3a,3bはヨ
ーク4a,4bの突起12によりガイドされるので、常
に正確な位置で一体化することができる。また、一体化
した後は、永久磁石3a,3bの持つ大きな磁力により
簡単には位置ずれしない。そこで、ヨーク4a,4bを
一体化した永久磁石3a,3bを、予め湾曲面7に弾性
部材8を貼着したケース2a,2b内にそれぞれ収容す
る。ヨーク4a,4bは、側面部11の外面をケース2
の内面にガイドされ、永久磁石3a,3bがケース2
a,2bの湾曲面7を形成する内面に当接する。このた
め、ケース2a,2b内での永久磁石3a,3b及びヨ
ーク4a,4bの取付状態が安定する。そして、ケース
2a,2bの開口部を閉鎖部13で覆うように保持部材
5a,5bを取り付け、ボルト18を、挿通孔17から
ケース2a,2bの貫通孔9を介して挿入し、ヨーク4
a,4bのネジ孔4cに螺合することにより一体化す
る。
【0021】前記磁気処理部100は次のようにして、
例えばトラック等の燃料タンクからエンジンへの燃料供
給経路の途中に装着する。ここでは、燃料供給経路の途
中に設けた非磁性材料からなる燃料パイプ6の中央部に
5つを1単位とする磁気処理ユニットを4箇所に装着
し、燃料タンクの出口近傍の配管200aに磁気処理部
100を1つ装着している。
例えばトラック等の燃料タンクからエンジンへの燃料供
給経路の途中に装着する。ここでは、燃料供給経路の途
中に設けた非磁性材料からなる燃料パイプ6の中央部に
5つを1単位とする磁気処理ユニットを4箇所に装着
し、燃料タンクの出口近傍の配管200aに磁気処理部
100を1つ装着している。
【0022】前記各磁気処理部100の装着では、ケー
ス2a,2b、各ケース2a,2bに収容される永久磁
石3a,3b及びヨーク4a,4b、各ケース2a,2
bに取り付けられる保持部材5a,5bはボルト18に
よって一体化されているので、これらを燃料パイプ6の
両側から挟み込むようにして配置する。そして、一方の
保持部材5bに形成した長穴15bを介してボルト19
を挿入し、他方の保持部材5aに穿設したネジ孔15a
に螺合する。続いて、前記長穴15bによる遊びを利用
してケース2a,2bの位置を調整した後、ボルト19
を締め付ける。これにより、燃料パイプ6内を流動する
燃料に、中心部で少なくとも3600ガウス(G)の磁
力を及ぼすことが可能となる。
ス2a,2b、各ケース2a,2bに収容される永久磁
石3a,3b及びヨーク4a,4b、各ケース2a,2
bに取り付けられる保持部材5a,5bはボルト18に
よって一体化されているので、これらを燃料パイプ6の
両側から挟み込むようにして配置する。そして、一方の
保持部材5bに形成した長穴15bを介してボルト19
を挿入し、他方の保持部材5aに穿設したネジ孔15a
に螺合する。続いて、前記長穴15bによる遊びを利用
してケース2a,2bの位置を調整した後、ボルト19
を締め付ける。これにより、燃料パイプ6内を流動する
燃料に、中心部で少なくとも3600ガウス(G)の磁
力を及ぼすことが可能となる。
【0023】以下、同様にして燃料パイプ6に合計5つ
の磁気処理部100を装着し、第1磁気処理ユニット1
01aの取付作業が完了する。第1磁気処理ユニット1
01aでは、磁力線が鉛直下方に向かうように各磁気処
理部100を装着する。また、第2〜第4磁気処理ユニ
ット101b〜101dを、燃料パイプ6に於ける燃料
の流動方向に対して順次前記第1磁気処理ユニット10
1aの下流側に配設する。第2〜第4磁気処理ユニット
101b〜101dは、磁力線が上流側に位置する磁気
処理ユニット101に対して、燃料の流動方向に向かっ
て燃料パイプ6の外周左回り方向に順次45度ずつ傾斜
するように装着する。これにより、燃料パイプ6内に発
生する磁力線の方向は、燃料の流動方向に向かって、第
1磁気処理ユニット101aでは鉛直下方、第2磁気処
理ユニット101bでは右斜め下方、第3磁気処理ユニ
ット101cでは水平右方向、第4磁気処理ユニット1
01dでは右斜め上方に順次変化する。このため、燃料
パイプ6内を流動する燃料は、作用するローレンツ力に
よって燃料分子を細分化されながら旋回流となってエン
ジンへと流入することになる。
の磁気処理部100を装着し、第1磁気処理ユニット1
01aの取付作業が完了する。第1磁気処理ユニット1
01aでは、磁力線が鉛直下方に向かうように各磁気処
理部100を装着する。また、第2〜第4磁気処理ユニ
ット101b〜101dを、燃料パイプ6に於ける燃料
の流動方向に対して順次前記第1磁気処理ユニット10
1aの下流側に配設する。第2〜第4磁気処理ユニット
101b〜101dは、磁力線が上流側に位置する磁気
処理ユニット101に対して、燃料の流動方向に向かっ
て燃料パイプ6の外周左回り方向に順次45度ずつ傾斜
するように装着する。これにより、燃料パイプ6内に発
生する磁力線の方向は、燃料の流動方向に向かって、第
1磁気処理ユニット101aでは鉛直下方、第2磁気処
理ユニット101bでは右斜め下方、第3磁気処理ユニ
ット101cでは水平右方向、第4磁気処理ユニット1
01dでは右斜め上方に順次変化する。このため、燃料
パイプ6内を流動する燃料は、作用するローレンツ力に
よって燃料分子を細分化されながら旋回流となってエン
ジンへと流入することになる。
【0024】以上のように、磁気処理部100を、燃料
タンクの出口近傍の配管200aに設け、燃料パイプ6
には作用する磁力線の方向を変化させて設けるようにし
たので、燃料は流動方向と直交する磁場によって電子励
起作用によるエネルギーを受けてイオン化し、燃料分子
が細分化されやすくなり、物理定数(粘性、表面張力、
比重)が変化する。このため、エンジン内のカーボンを
除去できると共に排気ガスが減少すると共に、排気ガス
に含まれる有害物質(NOX等)を大幅に削減すること
が可能となる。また、燃費が向上してエンジンの出力が
大きくなる。
タンクの出口近傍の配管200aに設け、燃料パイプ6
には作用する磁力線の方向を変化させて設けるようにし
たので、燃料は流動方向と直交する磁場によって電子励
起作用によるエネルギーを受けてイオン化し、燃料分子
が細分化されやすくなり、物理定数(粘性、表面張力、
比重)が変化する。このため、エンジン内のカーボンを
除去できると共に排気ガスが減少すると共に、排気ガス
に含まれる有害物質(NOX等)を大幅に削減すること
が可能となる。また、燃費が向上してエンジンの出力が
大きくなる。
【0025】なお、前記実施形態では、各磁気処理ユニ
ット101を5つの磁気処理部100で構成したが、そ
の数はいくつでもよい。但し、複数個を1ユニットとし
て設けるのが好ましく、特に奇数個設けることにより優
れた効果を得ることができる。
ット101を5つの磁気処理部100で構成したが、そ
の数はいくつでもよい。但し、複数個を1ユニットとし
て設けるのが好ましく、特に奇数個設けることにより優
れた効果を得ることができる。
【0026】また、磁力線を発生させる方向は45度単
位で傾斜角度を変化させるようにしたが、何度単位で変
化させるようにしてもよく、第1磁気処理ユニット10
1aでの鉛直下方の方向から何度の範囲まで傾斜角度を
変化させるのかについても自由に設定可能である。但
し、磁力線の傾斜角度を変化させる方向は、燃料の流動
方向に向かって左回りとするのが好ましい。
位で傾斜角度を変化させるようにしたが、何度単位で変
化させるようにしてもよく、第1磁気処理ユニット10
1aでの鉛直下方の方向から何度の範囲まで傾斜角度を
変化させるのかについても自由に設定可能である。但
し、磁力線の傾斜角度を変化させる方向は、燃料の流動
方向に向かって左回りとするのが好ましい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、磁力線の発生方向が燃料の流動方向に向かう
に従って徐々に燃料パイプの円周方向のいずれか一方に
向かって傾斜するように磁気処理部を配設したので、燃
料分子にローレンツ力を作用させながら旋回流を得るこ
とができ、燃料分子を確実に細分化することが可能とな
る。したがって、エンジンからの排気ガスを抑制しつ
つ、含まれる有害物質を大幅に削減することが可能とな
る。
によれば、磁力線の発生方向が燃料の流動方向に向かう
に従って徐々に燃料パイプの円周方向のいずれか一方に
向かって傾斜するように磁気処理部を配設したので、燃
料分子にローレンツ力を作用させながら旋回流を得るこ
とができ、燃料分子を確実に細分化することが可能とな
る。したがって、エンジンからの排気ガスを抑制しつ
つ、含まれる有害物質を大幅に削減することが可能とな
る。
【図1】 本実施形態に係る燃料用磁気処理装置の断面
図である。
図である。
【図2】 本実施形態に係る燃料用磁気処理装置の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図3】 本実施形態に係る燃料用磁気処理装置の装着
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
1…燃料用磁気処理装置
2a,2b…ケース
3a,3b…永久磁石
4a,4b…ヨーク
5a,5b…保持部材
6…燃料パイプ
100…磁気処理部
101…磁気処理ユニット
フロントページの続き
Fターム(参考) 4G075 AA13 BA05 CA42 CA43 DA01
FB02 FC20
4H013 AA04
Claims (7)
- 【請求項1】 燃料タンクとエンジンとを結ぶ燃料供給
経路の途中に、異なる極性の磁極面を対向させ、発生す
る磁力線が前記燃料供給経路を流動する燃料の流れに直
交するように配設した少なくとも一対の永久磁石からな
る磁気処理部を備えた燃料用磁気処理装置において、 前記磁気処理部を、磁力線の発生方向が燃料の流動方向
に向かうに従って前記燃料パイプの円周方向のいずれか
一方に向かって順次変化するように複数箇所に配設した
ことを特徴とする燃料用磁気処理装置。 - 【請求項2】 前記磁気処理部は、燃料タンクの出口近
傍にも、少なくとも1つ配設したことを特徴とする請求
項1に記載の燃料用磁気処理装置。 - 【請求項3】 前記磁気処理部は、複数個を1単位とす
る磁気処理ユニット毎に、磁力線の発生方向が前記燃料
パイプの円周方向のいずれか一方に向かって変化するよ
うに複数箇所に配設したことを特徴とする請求項1又は
2に記載の燃料用磁気処理装置。 - 【請求項4】 前記磁気処理ユニットを構成する磁気処
理部の数量は奇数であることを特徴とする請求項3に記
載の燃料用磁気処理装置。 - 【請求項5】 前記磁気処理部の傾斜方向は、前記燃料
パイプでの燃料の流動方向に向かって左回りであること
を特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の
燃料用磁気処理装置。 - 【請求項6】 前記永久磁石は、略直方体形状のネオジ
ウム磁石であることを特徴とする請求項1ないし5のい
ずれか1項に記載の燃料用磁気処理装置。 - 【請求項7】 前記永久磁石に挟まれた燃料パイプの中
心部に於ける磁力を3600〜6000ガウスとしたこ
とを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載
の燃料用磁気処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002051593A JP2003254175A (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 燃料用磁気処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002051593A JP2003254175A (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 燃料用磁気処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003254175A true JP2003254175A (ja) | 2003-09-10 |
Family
ID=28663527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002051593A Pending JP2003254175A (ja) | 2002-02-27 | 2002-02-27 | 燃料用磁気処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003254175A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007142454A1 (en) * | 2006-06-05 | 2007-12-13 | Sung Mo Kim | Reduction of exhaust gas fuel economy system for an internal combustion engine |
WO2012168893A1 (en) * | 2011-06-07 | 2012-12-13 | Partum Investments 222 Cc | A device for improving the efficiency of an engine |
CN104279021A (zh) * | 2014-09-19 | 2015-01-14 | 翰怡堂有限公司 | 一种用于提升汽车动力的节油减排装置与方法 |
JP2015537152A (ja) * | 2012-11-28 | 2015-12-24 | マリア ミヒャエラ バリリツ−グプタMaria Michaela Barilits−Gupta | 炭化水素を含む流体を磁気処理する装置 |
CN106140052A (zh) * | 2016-08-25 | 2016-11-23 | 江苏能瑞环保节能科技有限公司 | 一种径向磁射流式液体磁处理器 |
-
2002
- 2002-02-27 JP JP2002051593A patent/JP2003254175A/ja active Pending
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