JP2003253212A - 膜形成用塗布液 - Google Patents

膜形成用塗布液

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JP2003253212A
JP2003253212A JP2002055447A JP2002055447A JP2003253212A JP 2003253212 A JP2003253212 A JP 2003253212A JP 2002055447 A JP2002055447 A JP 2002055447A JP 2002055447 A JP2002055447 A JP 2002055447A JP 2003253212 A JP2003253212 A JP 2003253212A
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group
forming
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coating
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Hisaya Sato
尚也 佐藤
Yuji Yoshida
祐司 吉田
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】凹凸がある基板に塗布して膜を形成した場合、
塗布性が良好で、ストリエーションを生じることなく、
ボイド、クラック、ピンホール等の塗布欠陥のない均一
な膜を形成し得る塗布液を提供する。 【解決手段】[1]アリーレン基を主鎖内に含むポリマ
ーと、大気圧下の沸点が150〜240℃の芳香族炭化
水素類を含む有機溶剤とを含有してなることを特徴とす
る膜形成用塗布液。 [2]有機溶剤が、トリアルキルベンゼン誘導体、テト
ラアルキルベンゼン誘導体、またはこれらの混合物を含
む有機溶剤である[1]記載の膜形成用塗布液。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、膜形成用塗布液に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置製造プロセスでは、絶縁膜、
フォトレジスト膜、パッシベーション膜等を形成するた
めの塗布液が使用される。これらの塗布液には、基板に
対する塗布性が良好であることに加えて、凹凸がある基
板に対しても、ボイド、クラック、ピンホール等の塗布
欠陥のない膜を形成し得ることが要求される。
【0003】例えば、特開平9−246429号公報に
は、熱硬化性ポリフェニレンエーテル樹脂およびトルエ
ン、キシレン、エチルベンゼンなどの沸点が150℃未
満の芳香族系溶媒を含む塗布液が開示されている。しか
しながら、これらの芳香族系溶媒を含む塗布液から得ら
れる膜は、均一性が低く、特にスピンコーティングによ
り塗布した場合には、基板の中心部と周辺部で膜厚差に
差異が生じやすいという問題があった。また、凹凸があ
る基板に適用した場合、ストリエーションを生じるとい
う問題があった。
【0004】また、特開2001−72927号公報に
は、ポリアリーレンエーテルなどのアリーレン基を主鎖
に含むポリマーおよびフェニルエーテル類を含む膜形成
用塗布液が開示されている。しかしながら、金属配線を
付した基板などの凹凸がある基板に適用した場合、スト
リエーションが生じ、膜厚の均一性がなお十分ではない
という問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、凹凸
がある基板に塗布して膜を形成した場合、塗布性が良好
で、ストリエーションを生じることなく、ボイド、クラ
ック、ピンホール等の塗布欠陥のない均一な膜を形成し
得る塗布液を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
ような問題がない膜形成用塗布液を見出すべく、鋭意検
討を重ねた結果、アリーレン基を主鎖内に含むポリマー
と沸点が150〜240℃の芳香族炭化水素類を含む有
機溶剤とを含有してなる塗布液が、塗布性が良好で、ス
トリエーションを生じることなく、ボイド、クラック、
ピンホール等の塗布による欠陥が少ない均一な膜を形成
し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】即ち、本発明は、アリーレン基を主鎖内に
含むポリマーと、大気圧下の沸点が150〜240℃の
芳香族炭化水素類を含む有機溶剤とを含有してなること
を特徴とする膜形成用塗布液を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の膜形成用塗布液は、アリーレン基を主鎖内に含
むポリマーと、大気圧下の沸点が150〜240℃の芳
香族炭化水素類を含む有機溶剤とを含有してなる。
【0009】アリーレン基を主鎖内に含むポリマーは、
特に限定されるものではないが、例えば、下記の繰返し
構造単位を有するポリマーなどが挙げられる。該ポリマ
ーは、単独でも、2種以上を混合して用いてもよい。−
Ar−R−、−Ar−O−、−Ar−CONH2−、−
Ar−SO2−、−Ar−CO−、−Ar−COO−
【0010】ここで、Arは炭素数6〜20のアリーレ
ン基を表し、Rは炭素数1〜10の2価の有機基を表
す。炭素数6〜20のアリーレン基としては、例えば、
フェニレン基、メチルフェニレン基、ジメチルフェニレ
ン基、エチルフェニレン基、ジエチルフェニレン基など
のアルキルフェニレン基;シクロペンチルフェニレン
基、シクロヘキシルフェニレン基などのシクロアルキル
フェニレン基;ヒドロキシジフェニレン基、フルオロジ
フェニレン基、クロロジフェニレン基、ブロモジフェニ
レン基、ヨードジフェニレン基、アセチルジフェニレン
基などのジフェニレン基;メチルナフタレン基、ジメチ
ルナフタレン基、エチルナフタレン基、ジエチルナフタ
レン基などのアルキルナフタレン基;シクロペンチルナ
フタレン基、シクロヘキシルナフタレン基などのシクロ
アルキルナフタレン基;ジフェニル基、ナフタレン基、
フルオロフェニレン基、クロロフェニレン基、ブロモフ
ェニレン基、ヨードフェニレン基、アセチルフェニレン
基、ヒドロキシフェニレン基、アントラセニレン基など
が挙げられる。
【0011】炭素数1〜10の2価の有機基としては、
例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、イソ
プロピレン基、ブチレン基、イソブチレン基、ペンチレ
ン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、ノ
ニレン基、デシレン基などのアルキレン基、シクロプロ
ピレン基、シクロブチレン基、シクロペンチレン基、シ
クロヘキシレン基、シクロヘプチレン基、シクロオクチ
レン基、シクロノニレン基、シクロデシレン基、エチニ
レン基、プロピニレン基などのシクロアルキレン基、ブ
チニレン基、ペンチニレン基、ヘキシニレン基、ヘプチ
ニレン基、オクチニレン基、デシニレン基などのアルキ
ニレン基などが挙げられる。
【0012】アリーレン基を主鎖内に含むポリマーは、
ランダム共重合体であってもよいし、ブロック共重合体
であってもよい。また、側鎖または末端基に他のポリマ
ーを結合させたグラフト共重合体やブロック共重合体で
あってもよい。さらに、側鎖または末端基にエポキシ
基、シアネート基、プロパギル基、アリル基、ビニル
基、アルキルシリル基、アルコキシシリル基等の熱硬化
基を有していてもよい。
【0013】アリーレン基を主鎖内に含むポリマーとし
ては、ポリアリーレンエーテル類、ポリアリーレンエー
テルケトン類、ポリアリーレンエ−テルスルホン類、ポ
リアリーレンエーテルアミド類などのエーテル結合を主
鎖に有するポリマーが耐熱性、絶縁性等が優れているた
め好ましく使用される。中でもポリアリーレンエーテル
類が比誘電率3.0以下であるため、より好ましく使用
される。
【0014】本発明で使用される有機溶剤は、大気圧下
の沸点が150〜240℃の芳香族炭化水素類を含む有
機溶剤であることが必要である。芳香族炭化水素類の大
気圧下の沸点は、150〜240℃であることが必要で
あり、150〜180℃であることが好ましい。沸点が
150℃未満の場合、形成される膜の均一性が低下し、
特に凹凸のある基板に塗布した場合、形成された膜にボ
イド等が発生する。また、沸点が240℃を超えると、
塗布液をスピンコート法により塗布する場合はスピン時
間が長くなり、浸漬法による場合は静置時間が長くな
り、塗膜の生産効率が低下する。
【0015】大気圧下の沸点が150〜240℃の芳香
族炭化水素類としては、下記式(1)で示される芳香族
炭化水素類が挙げられる。これらは単独でも、2種以上
の混合して用いてもよい。 ・・・(1) ここで、R1〜R6は、それぞれ独立に、水素原子を表わす
か、炭素数1〜4のアルキル基またはフェニル基を表
し、R1〜R6の炭素原子の合計は3〜10である。
【0016】式(1)で示される芳香族炭化水素の具体
例としては、プロピルベンゼン、ブチルベンゼン、等の
モノアルキルベンゼン類;プロピルメチルベンゼン、ブ
チルメチルベンゼン、プロピルエチルベンゼン、ブチル
エチルベンゼン、ジプロピルベンゼン、ブチルプロピル
ベンゼン、プロピルブチルベンゼン等のジアルキルベン
ゼン類;トリメチルベンゼン、ジメチルエチルベンゼ
ン、ジメチルプロピルベンゼン、ジメチルブチルベンゼ
ン、ジメチルエチルベンゼン、ジエチルプロピルベンゼ
ン、ジプロピルメチルベンゼン等のトリアルキルベンゼ
ン類;テトラメチルベンゼン、トリメチルエチルベンゼ
ン、トリメチルプロピルベンゼン、トリメチルブチルベ
ンゼン、トリエチルメチルベンゼン、トリエチルプロピ
ルベンゼン、トリエチルブチルベンゼン、ジメチルジエ
チルベンゼン等のテトラアルキルベンゼン類等が挙げら
れる。
【0017】これらの中で、トリアルキルベンゼン類、
テトラアルキルベンゼン類、またはこれらの混合物が好
ましく使用される。より好ましくは、25℃の蒸気圧が
10mmHg以下である1,2,3−トリメチルベンゼン、
1,2,4−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメチル
ベンゼン(メシチレン)等のトリアルキルベンゼン類、
1,2,3,4−テトラメチルベンゼン、1,2,3,5−テ
トラメチルベンゼン、1,2,4,5−テトラメチルベン
ゼン(デュレン)等のテトラアルキルベンゼン類が使用
される。25℃の蒸気圧が10mmHgを超える場合、塗
膜から溶剤を除去するのは容易であるが、反面、溶剤揮
発性が高いことから塗布膜を形成した場合に樹脂濃度の
経時的な変化が著しく、得られる塗布膜の膜厚が著しく
変化し、膜厚管理に支障をきたす傾向がある。
【0018】特に、1,3,5−トリメチルベンゼン(メ
シチレン)は工業的に入手が容易であり、融点が大気圧
下で−20℃以下であるため、塗布液の冷蔵保管が可能
であり好ましく使用される。
【0019】また、本発明で使用する有機溶剤には、大
気圧下での沸点が150〜240℃であれば、式(1)
で示される以外の芳香族炭化水素類を含んでいてもよ
い。式(1)で示される以外の芳香族炭化水素類として
は、例えば、ペンチルベンゼン、ヘキシルベンゼン、ヘ
プチルベンゼン、オクチルベンゼン、デシルベンゼン、
ジフェニル(フェニルベンゼン)、ペンチルメチルベン
ゼン、ヘキシルメチルベンゼン、ヘプチルメチルベンゼ
ン、オクチルメチルベンゼン、ペンチルエチルベンゼ
ン、ヘキシルエチルベンゼン、ヘプチルエチルベンゼ
ン、オクチルエチルベンゼン、ペンチルプロピルベンゼ
ン、ヘキシルプロピルベンゼン、ジブチルベンゼン、ペ
ンチルブチルベンゼン、ヘキシルブチルベンゼン、フェ
ニルメチルベンゼン、フェニルエチルベンゼン、フェニ
ルプロピルベンゼン、フェニルブチルベンゼン、ジメチ
ルヘキシルベンゼン、ジメチルオクチルベンゼン、ジエ
チルブチルベンゼン、ジエチルヘキシルベンゼン、ジプ
ロピルエチルベンゼン、トリプロピルベンゼン、ジプロ
ピルブチルベンゼン、ジブチルメチルベンゼン、ジブチ
ルエチルベンゼン、トリメチルヘキシルベンゼン、ペン
タメチルベンゼン、ヘキサメチルベンゼン等があげられ
る。
【0020】有機溶剤中の芳香族炭化水素類の含有量
は、5〜100重量%が好ましく、より好ましくは30
〜100重量%である。
【0021】有機溶剤中の芳香族炭化水素類以外の溶剤
は、特に限定されるものではないが、例えば、メタノー
ル、エタノール、イソプロパノール、1−ブタノール、
2−エトキシメタノール、3−メトキシプロパノール等
のアルコール系溶剤;アセチルアセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、3−ペンタノン、2
−ヘプタノン等のケトン系溶剤;酢酸プロピル、酢酸ブ
チル、酢酸イソブチル、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、乳酸エチル等のエステル系溶
剤;テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、ジ
ブチルエーテル、アニソール等のエーテル系溶剤が工業
的に入手が容易であるため好ましく使用される。これら
の溶剤は、単独でも、2種以上を混合して用いてもよ
い。
【0022】本発明の膜形成用塗布液は、アリーレン基
を主鎖内に含むポリマーと、大気圧下の沸点が150〜
240℃の芳香族炭化水素類を含む有機溶剤とを混合す
ることにより、容易に製造することができる。混合の方
法は、特に限定されず、種々の公知の方法を適用するこ
とができる。また、該塗布液には、本発明の目的を損な
わない範囲で、界面活性剤、シランカップリング剤等の
添加剤を含有していてもよい。更に、紫外線または可視
光線で反応する感光剤を配合してフォトレジストとして
用いることもできる。
【0023】このようにして得られる膜形成用塗布液を
基板に塗布し、種々の方法により硬化せしめることによ
り、絶縁膜、レジスト膜、パッシベーション膜などを形
成することができる。また、該塗布液を基板に塗布し、
有機溶剤を用いて基板の外周部及び裏側を濯ぎ、硬化せ
しめることにより、絶縁膜、レジスト膜、パッシベーシ
ョン膜などを形成することもできる。ここで、基板とし
ては、例えば、ガラス、シリコン、アルミ、銅、プラス
チック等の基板が挙げられる。塗布液を基板に塗布する
方法としては、例えば、スピンコート法、浸漬法などが
挙げられる。塗布液を硬化せしめる方法としては、例え
ば、加熱処理法、紫外線照射法などが挙げられる。
【0024】本発明の塗布液は、半導体デバイスなどの
基板上に塗布し、必要に応じて、熱処理、光照射などを
行なうことにより、電気特性・耐熱性に優れた絶縁膜、
耐熱性、耐ドライエッチング性に優れたレジスト膜、平
坦性に優れたパッシベーション膜を形成することが可能
であり、ポリマー溶解性の高い有機溶剤を使用している
ことから、形成される膜は経時安定性にも優れている。
【0025】本発明の塗布液を用いることにより、例え
ば、幅0.2μm、深さ1μmの高アスペクト比の段差パ
ターンを有する半導体ウェハー上にスピンコーティング
法で、ボイドを残すことなく、絶縁膜を形成することが
可能となる。
【0026】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基いて更に詳細に
説明するが、本発明が実施例により限定されるものでは
ないことは言うまでもない。
【0027】製造例1 2Lの四つ口フラスコに1、1−ビス(4−ヒドロキシ
−3−シクロヘキシルフェニル)シクロヘキシリデン1
72.8g、苛性ソーダ33g、ベンゾフェノン560
gおよびトルエン300gを仕込み、還流脱水を行っ
た。脱水が完了した後、ジヨードビフェニル162.4
gを添加した。更に塩化第1銅0.4gをピリジン40
gに溶解させた溶液を添加し、内温185℃で6時間反
応させた。室温まで冷却させた後、得られた反応溶液
を、イソプロピルアルコール3kgに酢酸80gを混合
した溶液に加え、生成物を析出させた。析出した結晶を
ろ過し、大量のメタノールで洗浄し、芳香族ポリエーテ
ルを得た。該芳香族ポリエーテルのポリスチレン換算重
量平均分子量は、4000であった。
【0028】実施例1 窒素置換した200mlの四つ口フラスコに、製造例1
で得られた芳香族ポリエーテル樹脂4g、溶媒としてT
HFを40g加え、芳香族ポリエーテル樹脂を溶解させ
た。n−ブチルリチウム(1.6Mn−ヘキサン溶液)
を23ml加え、窒素気流下1時間攪拌し、その後トリ
ビニルシリルクロライドを4.9g加えさらに攪拌を約
2時間続けた。反応終了後、メタノール1000g、酢
酸20gの混合溶媒中に反応溶液をチャージし、高分子
量物を析出させ、濾過した後、メタノール洗浄および水
洗を行い、白色粉末状の高分子量物を得た。1H−NM
R、IR測定によりトリビニル基導入の確認を行った。
次いで、得られた線状芳香族ポリマーをメシチレンで固
形分15重量%になるように調製した。調製された溶液
を、0.1μmPTFEフィルターで公知の方法により濾過
し、塗布液を調製した。
【0029】濾過して得た塗布液を、幅0.2μm、深
さ1μmの高アスペクト比の段差パターンを有する4イ
ンチシリコンウェハー上に約1ml滴下した。その後、
このウェハーを500rpmで3秒間スピンさせてか
ら、1000〜3000rpmの速度で15秒間スピン
させた。コーティングしたウェハーを150℃で1分間
焼き付けた。次いで、その焼き付けたウェハーを炉内
で、窒素雰囲気中、400℃に30分保持することによ
り硬化させた。結果を表1に示す。
【0030】比較例1 メシチレンの代わりにアニソールを用いた以外は実施例
1に準拠して塗布膜を製造した。結果を表1に示す。
【0031】
【表1】 *:10個未満/4インチシリコンウェハー全面 **:10個以上/4インチシリコンウェハー全面
【0032】光学顕微鏡による4インチシリコンウェハ
ー全面観察では、実施例1で得られた塗布膜は比較例1
で得られた塗布膜に比べて、ストリエーション、ピンホ
ール等の塗布欠陥が極めて少ない。更に塗布膜をウェハ
ーごと裁断し、断面のSEM観察を行ったところ、実施
例1で得られた塗布膜では、高アスペクト比のギャップ
を、ボイドを形成することなく充填できた(埋め込み性
に優れる)ことが確認された。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、凹凸がある基板に塗布
して膜を形成した場合、塗布性が良好で、ストリエーシ
ョンを生じることなく、ボイド、クラック、ピンホール
等の塗布欠陥のない均一な膜を形成し得る塗布液を提供
することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/032 G03F 7/032 H01L 21/027 H01L 21/312 A 21/312 21/30 502R Fターム(参考) 2H025 AA20 AB16 AB17 CB19 CB20 CB21 CB23 CB41 CC03 DA40 4D075 CA18 CA23 CA44 CA48 DA06 DB06 DB07 DB13 DB14 DB31 DC22 EA07 EA45 EB33 EB37 EB39 EB43 EB44 EC30 EC51 EC52 EC54 4J038 DF051 JA03 KA06 NA21 PB09 5F058 AA02 AC10 AF04 AG01 AH02 AH03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アリーレン基を主鎖内に含むポリマーと、
    大気圧下の沸点が150〜240℃の芳香族炭化水素類
    を含む有機溶剤とを含有してなることを特徴とする膜形
    成用塗布液。
  2. 【請求項2】有機溶剤が、トリアルキルベンゼン誘導
    体、テトラアルキルベンゼン誘導体、またはこれらの混
    合物を含む有機溶剤である請求項1記載の膜形成用塗布
    液。
  3. 【請求項3】有機溶剤が、25℃下の蒸気圧が10mm
    Hg以下の有機溶剤である請求項1または2記載の膜形成
    用塗布液。
  4. 【請求項4】有機溶剤が、1,2,3-トリメチルベンゼ
    ン、1,2,4−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメ
    チルベンゼン、1,2,3,4−テトラメチルベンゼン、
    1,2,3,5−テトラメチルベンゼン、1,2,4,5−テ
    トラメチルベンゼンからなる群から選ばれる少なくとも
    1種を含む有機溶剤である請求項1〜3のいずれかに記
    載の膜形成用塗布液。
  5. 【請求項5】有機溶剤が、5〜100重量%の芳香族炭
    化水素類を含む有機溶剤である請求項1〜4のいずれか
    に記載の膜形成用塗布液。
  6. 【請求項6】アリーレン基を主鎖内に含むポリマーが、
    さらにエーテル結合を有するポリマーである請求項1〜
    5のいずれかに記載の膜形成用塗布液。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載の膜形成用
    塗布液を用いて得られる絶縁膜。
  8. 【請求項8】請求項1〜6のいずれかに記載の膜形成用
    塗布液を用いて得られるレジスト膜。
  9. 【請求項9】請求項1〜6のいずれかに記載の膜形成用
    塗布液を用いて得られるパッシベーション膜。
  10. 【請求項10】基板に請求項1〜6のいずれかに記載の
    膜形成用塗布液を塗布することを特徴とする膜の形成方
    法。
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