JP2003253048A - 重合体組成物、ゴム組成物および加硫性ゴム組成物ならびにその加硫物 - Google Patents

重合体組成物、ゴム組成物および加硫性ゴム組成物ならびにその加硫物

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JP2003253048A
JP2003253048A JP2002053752A JP2002053752A JP2003253048A JP 2003253048 A JP2003253048 A JP 2003253048A JP 2002053752 A JP2002053752 A JP 2002053752A JP 2002053752 A JP2002053752 A JP 2002053752A JP 2003253048 A JP2003253048 A JP 2003253048A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐オゾン性に優れ、圧縮永久ひずみが小さい
ニトリル基含有共重合ゴム材料を提供すること。 【解決手段】 ヨウ素価100以下のニトリル基含有共
重合ゴム(A)100重量部に対し、平均粒径が10μ
m以下のアクリレート重合体(B)を10〜150重量
部の割合で配合してなる重合体組成物、この重合体組成
物をアクリレート重合体(B)のガラス転移温度より少
なくとも20℃高い温度で加熱処理してなるゴム組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐オゾン性に優
れ、圧縮永久ひずみが小さい加硫物の製造が可能なゴム
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴ
ム(NBR)は、耐油性が要求される様々な用途に用い
られている代表的なゴムである。かかるゴムは分子中に
不飽和結合を有するために耐オゾン性に劣り、オゾン劣
化防止剤を配合しないと劣化が早いという問題があっ
た。オゾン劣化防止剤は、オゾンにより生じるラジカル
がゴム分子と反応する前に、このラジカルと反応するこ
とによりゴムの劣化を防止するものであるが、その結
果、オゾン劣化防止剤自体がオゾンにより変質し、機能
が失われる。従って、オゾン劣化防止剤はゴム分子の劣
化を遅延させることができても、完全に防止することは
できず、長期にわたる耐オゾン性を維持することは困難
である。水素化NBRは、水素化による不飽和結合の減
少で、耐オゾン性が向上するが、十分とはいえず、NB
Rと同様オゾン劣化防止剤の配合が必要である。
【0003】NBRの耐オゾン性を改良するために開発
されたNBRと塩化ビニル樹脂とのブレンド物(米国特
許第2,330,353号明細書)は、耐オゾン性に優
れ、耐油性も併せ持つことから、燃料ホースを中心に自
動車部品として広く使用されている。しかし、このブレ
ンド物では、圧縮永久ひずみが十分に小さい加硫物が得
られなかった。さらに、塩化ビニル樹脂は、廃棄処理に
よりハロゲンが遊離することがあり、環境問題の原因と
なる可能性がある。このため、上記ブレンド物以外の新
しい材料が求められている。
【0004】そのような材料として、NBRと、種々の
ハロゲン不含有熱可塑性樹脂とのブレンド物、例えばポ
リアミド樹脂(後藤慎一郎、日本ゴム協会誌、第73
巻、247頁、2000年)、ポリプロピレン樹脂(飯
野博一、日本ゴム協会誌、第38巻、7頁、1965
年)、スチレン−アクリロニトリル共重合樹脂(西敏
夫、日本ゴム協会誌、第68巻、834頁、1995
年)などとのブレンド物が検討されているが、いずれの
加硫物でも耐オゾン性が不十分であった。
【0005】最近、NBRと架橋性官能基を有するビニ
ル系樹脂とのブレンド物が提案された(特開2001−
226527)。この提案によれば、NBRとメタクリ
ル酸メチル重合体とのブレンド物の加硫物では耐オゾン
性が劣るのに対し、NBRとメタクリル酸変性メタクリ
ル酸メチル重合体とのブレンド物の加硫物では耐オゾン
性に優れていることが示されている。しかし、より耐オ
ゾン性に優れたゴム加硫物の要求に対しては不十分であ
り、新たな材料が求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、耐オゾン性に優れ、圧縮永久ひずみが小さいニトリ
ル基含有共重合ゴム材料を提供することにある。本発明
者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、
ヨウ素価の低いニトリル基含有共重合ゴムと粒子状アク
リレート重合体とを含有する重合体組成物を特定条件で
加熱処理することにより、耐オゾン性に優れ、圧縮永久
ひずみの小さいゴム材料が得られることを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成させるに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、ヨウ素価100以下のニトリル基含有共重合ゴム
(A)100重量部に対し、平均粒径が10μm以下の
アクリレート重合体(B)を10〜150重量部の割合
で配合してなる重合体組成物、該重合体組成物を、アク
リレート重合体(B)のガラス転移温度より少なくとも
20℃高い温度で加熱処理してなるゴム組成物および該
ゴム組成物にさらに加硫剤を配合してなる加硫性ゴム組
成物ならびに該加硫性ゴム組成物を加硫してなる加硫物
が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明をさらに詳細に説明す
る。本発明の重合体組成物は、ヨウ素価100以下のニ
トリル基含有共重合ゴム(A)100重量部に対し、平
均粒径が10μm以下のアクリレート重合体(B)を1
0〜150重量部の割合で配合してなる。
【0009】本発明に用いるニトリル基含有共重合ゴム
(A)は、α,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体を
他の単量体と共重合して得られるゴムであり、そのα,
β−エチレン性不飽和ニトリル単量体単位含有量が好ま
しくは10〜60重量%、より好ましくは12〜55重
量%、特に好ましくは15〜50重量%のゴムである。
α,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体単位含有量が
少なすぎると耐油性に劣り、逆に多すぎると耐寒性に劣
る。また、ニトリル基含有共重合ゴム(A)のヨウ素価
は、100以下、好ましくは80以下、より好ましくは
60以下である。ヨウ素価が大きすぎると耐油性および
耐オゾン性に劣る。α,β−エチレン性不飽和ニトリル
単量体としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、α−クロロアクリロニトリルなどが挙げら
れ、なかでもアクリロニトリルが好ましい。
【0010】ニトリル基含有共重合ゴム(A)におい
て、α,β−エチレン性不飽和ニトリル単量体と共重合
させる単量体としては、共役ジエン単量体、非共役ジエ
ン単量体、α−オレフィンなどが例示される。共役ジエ
ン単量体としては、例えば、1,3−ブタジエン、イソ
プレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,
3−ペンタジエンなどが挙げられ、1,3−ブタジエン
が好ましい。非共役ジエン単量体は、好ましくは炭素数
が5〜12のものであり、1,4−ペンタジエン、1,
4−ヘキサジエン、ビニルノルボルネン、ジシクロペン
タジエンなどが例示される。α−オレフィンとしては、
炭素数が2〜12のものが好ましく、エチレン、プロピ
レン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘ
キセン、1−オクテンなどが例示される。さらに、芳香
族ビニル単量体、フッ素含有ビニル単量体、α,β−エ
チレン性不飽和モノカルボン酸、α,β−エチレン性不
飽和多価カルボン酸またはその無水物、共重合性の老化
防止剤などを共重合してもよい。
【0011】芳香族ビニル単量体としては、例えば、ス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルピリジンなどが挙
げられる。フッ素含有ビニル単量体としては、例えば、
フルオロエチルビニルエーテル、フルオロプロピルビニ
ルエーテル、o−トリフルオロメチルスチレン、ペンタ
フルオロ安息香酸ビニル、ジフルオロエチレン、テトラ
フルオロエチレンなどが挙げられる。α,β−エチレン
性不飽和モノカルボン酸としては、例えば、アクリル
酸、メタクリル酸などが挙げられる。α,β−エチレン
性不飽和多価カルボン酸としては、例えば、イタコン
酸、フマル酸、マレイン酸などが挙げられる。α,β−
エチレン性不飽和多価カルボン酸無水物としては、例え
ば、無水イタコン酸、無水マレイン酸などが挙げられ
る。共重合性の老化防止剤としては、例えば、N−(4
−アニリノフェニル)アクリルアミド、N−(4−アニ
リノフェニル)メタクリルアミド、N−(4−アニリノ
フェニル)シンナムアミド、N−(4−アニリノフェニ
ル)クロトンアミド、N−フェニル−4−(3−ビニル
ベンジルオキシ)アニリン、N−フェニル−4−(4−
ビニルベンジルオキシ)アニリンなどが挙げられる。
【0012】本発明に用いるニトリル基含有共重合ゴム
(A)は、ハロゲン含有量が好ましく0.5重量%以
下、より好ましくは0.1重量%以下、特に好ましくは
0重量%のものである。
【0013】ニトリル基含有共重合ゴム(A)のムーニ
ー粘度(ML1+4,100℃)は、好ましくは10〜30
0、より好ましくは20〜250、特に好ましくは30
〜200である。ムーニー粘度が小さすぎると加硫物の
機械的物性が劣る場合があり、逆に大きすぎると加工性
が劣る場合がある。
【0014】ニトリル基含有共重合ゴム(A)の製造方
法は、特に限定されず、公知の乳化重合法などに従って
前記の単量体混合物を共重合すればよい。得られるニト
リル基含有共重合ゴム(A)のヨウ素価が大きすぎる場
合には、主鎖の不飽和結合を通常の水素添加処理を行な
うことによって飽和させ、ヨウ素価を小さくすればよ
い。
【0015】本発明で用いるアクリレート重合体(B)
は、メタクリル酸メチル単位含有量が50重量%以上、
好ましくは70重量%以上、より好ましくは90重量%
以上であり、架橋性官能基含有量が、該樹脂100g当
たり好ましくは0.01当量以下の樹脂である。また、
アクリレート重合体(B)は、ハロゲン含有量が好まし
くは0.5重量%以下、より好ましくは0.1重量%以
下、特に好ましくは0重量%のものである。アクリレー
ト重合体(B)は、ガラス転移温度が少なくとも80℃
以上のものが好ましく、より好ましくは90℃以上、も
っとも好ましくは100〜150℃のものである。
【0016】アクリレート重合体(B)は、メタクリル
酸メチル単独重合体でも、メタクリル酸メチルおよびこ
れと共重合可能な他の単量体との共重合体でもよい。メ
タクリル酸メチルと共重合可能な単量体は、共重合でき
るものであれば特に限定されないが、主鎖に不飽和結合
を導入しない単量体が好ましく、また、架橋性官能基を
有さない単量体が好ましい。さらに、共重合可能な単量
体はハロゲンを実質的に含有しないものが好ましい。
【0017】そのような単量体としては、メタクリル酸
メチル以外のメタクリル酸エステル単量体、アクリル酸
エステル単量体(これらを以下では(メタ)アクリル酸
エステルと記載する。)、芳香族ビニル単量体、ビニル
エステル単量体およびビニルエーテル単量体などが挙げ
られる。(メタ)アクリル酸エステル単量体としては、
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸タ
ーシャリーブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキ
シル、(メタ)アクリル酸オクチルなどが挙げられる。
芳香族ビニル単量体として、スチレン、ビニルトルエ
ン、α−メチルスチレンなどが挙げられる。ビニルエス
テル単量体として、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルな
どが挙げられる。ビニルエーテル単量体として、メチル
ビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ヒドロキシブ
チルビニルエーテルなどが挙げられる。これらのなかで
も、メタクリル酸メチル以外の(メタ)アクリル酸エス
テル単量体が好ましく、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ルが特に好ましい。
【0018】アクリレート重合体(B)は、その架橋性
官能基含有単量体単位含有量が、官能基として該重合体
100g当たり、好ましくは0.01当量以下、より好
ましくは0.005当量以下であり、特に好ましくは架
橋性官能基を含有しないものである。架橋性官能基は、
加熱により架橋剤と、または他の架橋性官能基と反応し
て該重合体の分子間に架橋を生じる基である。具体例と
して、エポキシ基、カルボキシル基、酸無水物基、アミ
ノ基、イミノ基、アミド基、ヒドロキシ基などが挙げら
れる。これらの架橋性官能基には、例えば、アクリル
酸、メタクリル酸などの架橋性官能基を有する単量体を
共重合して導入したもの、無水マレイン酸のような酸無
水物基を有する単量体を共重合した後で加水分解により
酸無水物基をカルボキシル基に変性させて導入したも
の、ディールス−アルダー反応によって無水マレイン酸
を付加させるなどの重合後に付加反応させることなどに
より導入したものなどが含まれる。
【0019】アクリレート重合体(B)の架橋性官能基
が多いと、加熱処理中にアクリレート重合体(B)が分
子間で架橋反応を生じるため、アクリレート重合体
(B)の粒子をニトリル基含有共重合ゴムのマトリック
ス中により小さく分散させにくく、加硫物の耐オゾン性
が劣る場合がある。それに対し、アクリレート重合体
(B)中の架橋性官能基が少ないと、ニトリル基含有共
重合ゴムのマトリックス中にアクリレート重合体(B)
粒子がより小さくなって分散し、加硫物の耐オゾン性が
良好となる。
【0020】アクリレート重合体(B)の平均分子量
は、特に限定されないが、ゲル・パーミエーション・ク
ロマトグラフィー(GPC)で測定した、標準ポリスチ
レン換算の重量平均分子量が、好ましくは50,000
〜4,000,000、より好ましくは100,000
〜2,000,000、特に好ましくは200,000
〜1,000,000である。重量平均分子量が小さす
ぎると、耐オゾン性が低下する場合がある。また、重量
平均分子量が高すぎると、成型加工性が劣る場合があ
る。
【0021】本発明で用いるアクリレート重合体(B)
の平均粒径は、10μm以下、好ましくは0.01〜2
μm、より好ましくは0.05〜2μmである。粒径が
小さいものは製造が困難であり、大きすぎると加硫物の
耐オゾン性が低下する場合がある。その製造方法は特に
限定されないが、乳化重合、懸濁重合などにより製造す
る場合は、重合条件によって粒子径を制御できる。ま
た、ペレット状などの塊状状態のアクリレート重合体
(B)をジェット気流式粉砕機、機械衝突式粉砕機、ロ
ールミル、ハンマーミル、インペラーブレーカーなどの
粉砕装置により粉砕し、得られた粉砕物を風力分級装
置、ふるい分級装置などの分級装置に導入して分級する
ことにより、粒径を制御することもできる。
【0022】本発明の重合体組成物は、ニトリル基含有
共重合ゴム(A)100重量部に対してアクリレート重
合体(B)を10〜150重量部、好ましくは15〜1
00重量部、より好ましくは20〜80重量部を配合し
てなるものである。アクリレート重合体(B)が少なす
ぎると耐オゾン性が劣り、逆に多すぎるとゴム弾性が失
われ、また圧縮永久ひずみも大きくなる。
【0023】本発明の重合体組成物の製造方法は、特に
限定されず、ニトリル基含有共重合ゴム(A)とアクリ
レート重合体(B)とを通常の混練機を用いて下記の加
熱処理温度未満の温度で混合し、ニトリル基含有共重合
ゴム(A)中にアクリレート重合体(B)をその粒子径
を維持したまま分散させるドライブレンド法、あるいは
両成分をラテックス状態で混合した後、凝固し、下記の
加熱処理温度未満の温度で乾燥するラテックス共沈法な
どの公知の方法を用いることができる。得られる重合体
組成物中でアクリレート重合体(B)がその当初の粒子
形態を保持した状態で存在することが必要である。粒子
形態が失われると、加熱処理においてアクリレート重合
体(B)の粒径をさらに小さくすることが困難となる。
【0024】重合体組成物には、下記のゴム組成物の調
製時の加熱によって変化しないカーボンブラック、シリ
カなどの補強剤、炭酸カルシウム、タルクなどの充填
剤、老化防止剤などのゴムの一般的な配合剤を配合して
もよいが、これらの配合剤は、重合体組成物を加熱処理
した後に配合することが好ましい。また、ニトリル基含
有共重合ゴム(A)以外のゴムやアクリレート重合体
(B)以外の重合体を本発明の効果が阻害されない範囲
で配合してもよい。
【0025】本発明のゴム組成物は、本発明の重合体組
成物を、アクリレート重合体(B)が非結晶性重合体の
場合は、そのガラス転移温度(Tg)より少なくとも2
0℃高い温度、好ましくは(Tg+30)〜300℃、
より好ましくは(Tg+40)〜280℃の温度で加熱
処理をすることで製造される。なお、アクリレート重合
体(B)が、結晶性重合体の場合には、上記と同じ下限
温度から溶融温度の範囲で加熱処理して製造する。加熱
処理温度が低すぎると、ニトリル基含有共重合ゴム
(A)のマトリックス中でアクリレート重合体(B)の
粒径が小さくなりにくく、加硫物は耐オゾン性に劣る。
逆に加熱処理温度が高すぎるとニトリル基含有共重合ゴ
ム(A)が熱劣化し、加硫物の強度が劣ったり、耐オゾ
ン性に劣ったりする場合がある。
【0026】加熱処理方法は特に限定されないが、一軸
押出機、二軸押出機などの押出機;ニーダー、バンバリ
ー、インターナルミキサーなどの密閉型混練機;ロール
混練機などの混練機で上記温度で混練する方法などが好
ましい方法として挙げられる。
【0027】本発明の加硫性ゴム組成物は、上記のゴム
組成物に、さらに加硫剤を配合してなる。加硫剤として
は、硫黄系加硫剤、有機過酸化物などが例示されるが、
特に限定されない。
【0028】硫黄系加硫剤としては、例えば、粉末硫
黄、沈降硫黄などの硫黄;4,4′−ジチオモルホリン
やテトラメチルチウラムジスルフィド、テトラエチルチ
ウラムジスルフィド、高分子多硫化物など有機硫黄化合
物(硫黄供与性化合物)などが挙げられる。
【0029】有機過酸化物としては、例えば、ジアルキ
ルパーオキサイド類、ジアシルパーオキサイド類、パー
オキシエステル類などが挙げられる。ジアルキルパーオ
キサイドとしては、例えば、ジクミルパーオキサイド、
ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−
2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3−ヘキシン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキ
シ)ヘキサン、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイ
ソプロピル)ベンゼンなどが挙げられる。ジアシルパー
オキサイドとして、例えば、ベンゾイルパーオキサイ
ド、イソブチリルパーオキサイドなどが挙げられる。パ
ーオキシエステルとしては、例えば、2,5−ジメチル
−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t
−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートなどが挙
げられる。
【0030】ニトリル基含有共重合ゴム(A)が架橋性
官能基を有する場合には、その官能基と反応する公知の
加硫剤(架橋剤)がいずれも使用でき、例えば、官能基
がカルボキシル基の場合には、ポリアミン系加硫剤が好
ましいものとして挙げられる。ポリアミン系加硫剤は2
つ以上のアミノ基を有する化合物であって、脂肪族炭化
水素や芳香族炭化水素の複数の水素がアミノ基またはヒ
ドラジド構造、すなわち−CONHNH2 で表される構
造に置換されたものである。
【0031】ポリアミン系加硫剤としては、脂肪族多価
アミン類、芳香族多価アミン類、ヒドラジド構造を2つ
以上有する化合物などが挙げられる。脂肪族多価アミン
類としては、例えば、ヘキサメチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミンカルバメート、テトラメチレンペンタ
ミン、ヘキサメチレンジアミン−シンナムアルデヒド付
加物、ヘキサメチレンジアミン−ジベンゾエート塩など
が挙げられる。芳香族多価アミン類としては、例えば、
4,4′−メチレンジアニリン、4,4′−オキシジフ
ェニルアミン、m−フェニレンジアミン、p−フェニレ
ンジアミン、4,4′−メチレンビス(o−クロロアニ
リン)などが挙げられる。ヒドラジド構造を2つ以上有
する化合物としては、例えば、イソフタル酸ジヒドラジ
ド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド
などが挙げられる。
【0032】加硫剤の配合量は、加硫剤の種類により異
なり、特に限定されないが、ニトリル基含有共重合ゴム
(A)100重量部に対して、通常0.1〜10重量部
の範囲で、加工安定性や加硫物に要求される物性を満足
する量で使用される。加硫剤の使用量が少なすぎると架
橋密度が低くなって圧縮永久歪みが大きくなり、多すぎ
ると耐屈曲疲労性に劣る。
【0033】硫黄系加硫剤を用いる場合は、通常、加硫
促進助剤・活性剤および加硫促進剤を併用する。加硫促
進助剤・活性剤としては、例えば、亜鉛華、ステアリン
酸などが、加硫促進剤としては、例えば、スルフェンア
ミド系加硫促進剤、グアニジン系加硫促進剤、チアゾー
ル系加硫促進剤、チウラム系加硫促進剤、ジチオ酸塩系
加硫促進剤などが挙げられる。加硫促進助剤・活性剤お
よび加硫促進剤の使用量は特に限定されず、加硫物の用
途、要求性能、硫黄加硫剤の種類、加硫促進剤の種類な
どに応じて決めればよい。
【0034】また、有機過酸化物を用いる場合は、通
常、加硫(架橋)助剤を併用する。加硫助剤としては、
例えば、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシア
ヌレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、N,N′−m−フェニレンビスマレイミドなどが挙
げられる。これらは、クレー、炭酸カルシウム、シリカ
などに分散させ、ゴム組成物の加工性を改良したものを
使用してもよい。加硫助剤の使用量は特に限定されず、
加硫物の用途、要求性能、加硫剤の種類、加硫助剤の種
類などに応じて決めればよい。
【0035】本発明のゴム組成物に上記重合体組成物に
含有されている配合剤に加えて新たに配合剤などを加え
るには、上記の加熱処理の後に加えることが好ましい。
その際、一般的なゴム組成物への配合剤の配合方法に従
えばよいが、加熱処理の上限温度未満の温度で処理する
ことが必要である。また、加硫剤、加硫助剤、加硫促進
剤などを配合して得た加硫性ゴム組成物に新たに配合剤
などを加えるには、加硫開始温度以下になるように混合
すればよい。
【0036】本発明の加硫物は、上記加硫性ゴム組成物
を加硫剤の加硫開始温度以上、上記の重合体組成物の加
熱処理の上限温度未満に加熱することによって製造され
る。加硫温度は、特に限定されず、一般的な加硫剤にお
いては、好ましくは100〜200℃、より好ましくは
130〜190℃、特に好ましくは140〜180℃で
あり、アクリレート重合体(B)の特性(Tgや融点な
ど)に応じて、加硫温度を決めればよい。温度が低すぎ
ると加硫に長時間を要したり、加硫密度が低くなったり
する場合がある。温度が高すぎる場合は、成形不良にな
る場合がある。
【0037】また、加硫時間は、加硫方法、加硫温度、
目的とする加硫物の形状などにより異なり、特に限定さ
れないが、1分〜5時間程度が加硫密度と生産効率の面
から好ましい。また、目的とする加硫物の形状、大きさ
などによっては、表面が加硫していても、内部まで十分
に加硫していない場合があるので、二次加硫を行っても
よい。加硫方法としては、プレス加硫、蒸気(缶)加
硫、オーブン加硫、熱風加硫などの加硫ゴム製品の製造
に通常用いられる加硫方法から適宜選択すればよい。
【0038】本発明の加硫物は、耐オゾン性に優れ、圧
縮永久ひずみも小さいことから、ロール、ホース、ベル
ト、シール材などの工業用部品や、パッキン、燃料ホー
ス、エアインテークホース、エアダクトホース、ブーツ
材、オイルシール自動車内装部材などの自動車用ゴム部
品として好適である。
【0039】
【実施例】以下に、参考例、実施例および比較例を挙げ
て本発明をさらに具体的に説明する。なお、部および%
は、特に断らない限り重量基準である。また、各種特性
の測定方法は下記の通りである。ムーニー粘度(ML
1+4,100℃)は、JIS K 6300に準じて測定し
た。また、アクリレート重合体の分子量は、そのテトラ
ヒドロフラン溶液を用いてGPCにかけ、標準ポリスチ
レン換算の重量平均分子量を測定した。アクリレート重
合体の粒子の大きさは、光散乱法粒度分析計(コールタ
ー社製モデルN4)を用いて測定した。アクリレート系
重合体のガラス移転温度(Tg)は、示差走査熱量法
(DSC法)により測定した。なお、実施例、比較例お
よび参考例のアクリレート重合体は、X線回折によれば
非結晶性であり、溶融温度は確認できなかった。
【0040】耐オゾン性は、JIS K 6259に準じ
て、40℃、オゾン濃度50pphm、30%伸長で、
24時間、48時間、72時間、168時間後の状態を
評価した。なお、評価結果は、下記の指標で示した。 NC:クラックの発生が認められない。 B−1〜C−5:アルファベットはクラック数を表し、
BよりもCがクラック数は多く、いずれも数字が大きい
ほどクラックの長さは長くなる。 破断:クラックが大きくなり、試験片は切断した。
【0041】参考例1 反応容器にイオン交換水150部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム(乳化剤)0.1部、過硫酸アンモ
ニウム(重合開始剤)0.3部、メタクリル酸メチル1
00部を入れ、攪拌しながら、温度80℃で12時間反
応させて重合を停止した。得られた重合反応液の一部を
サンプリングして、固形分量を測定した結果、重合転化
率は98.3%であり、固形分濃度は約39%であっ
た。得られたメタクリル酸メチル重合体の粒子は、平均
粒子径が約0.1μmの粒子状であった。このメタクリ
ル酸メチル重合体の重量平均分子量は、約1,100,
000であった。上記の重合反応液を濾過してメタクリ
ル酸メチル重合体の粒子を回収し、純水に分散させ、濾
過して洗浄する操作を2回繰り返した後、乾燥してメタ
クリル酸メチル重合体(PMMA−1)の粒子を得た。
この粒子のガラス転移温度を測定したところ106℃で
あった。
【0042】実施例1 ニトリル基含有共重合ゴム(HNBR−1)(日本ゼオ
ン社製 水素化ニトリル−ブタジエン共重合ゴム:ZE
TPOL1020、アクリロニトリル単位含有量44.
2%、ヨウ素価24、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)
78)100部、参考例1で得たメタクリル酸メチル重
合体(PMMA−1)の粒子30部を45℃でロール混
練し、重合体組成物をシートとしてロールより取り出し
た。
【0043】次にロール温度を170℃に調整し、上記
のシート状重合体組成物を巻きつかせ、20分間混練し
て加熱処理した。得られたゴム組成物をシートとしてロ
ールより取り出し、シート温度が40℃以下になるまで
冷却した。その後、ロールを45℃まで十分に冷却し、
シート状ゴム組成物を巻きつかせ、下記の配合処方に従
って各配合剤を配合し、混練して加硫性ゴム組成物を得
た。この加硫性ゴム組成物を160℃で、20分間プレ
スすることにより成形と加硫を同時に行い、厚さ2mm
のシート状加硫物を得た。このシート状加硫物をJIS
K6301に従って打ち抜いて試験片を得、耐オゾン
性を評価した。また、圧縮永久ひずみを測定した。結果
を表1に示す。
【0044】 配合処方 ゴム成分100部 カーボンブラック(旭#50、旭カーボン社製) 60部 可塑剤(アジピン酸エステル) 15部 (旭電化社製 アデカサイザーRS−107) ステアリン酸 1部 亜鉛華#1 5部 硫黄(325メッシュ通過品) 0.5部 2−メルカプトベンゾチアゾール 0.5部 テトラメチルチウラムジスルフィド 2部
【0045】実施例2 実施例1で用いたHNBR−1を公知の転相法でラテッ
クス(ゴム粒子の平均粒径0.1μm、ラテックスの固
形分濃度25%)に調製し、固形分100部相当量と参
考例1で得たPMMA−1の重合を停止した重合反応液
の固形分30部相当量とを混合し、共凝固して固形分を
回収し、乾燥させた。得られた重合体組成物にフタル酸
ジオクチル5部を配合し、45℃でロール混練し、重合
体組成物をシートとして取り出し、実施例1と同様にし
て加熱処理、加硫性ゴム組成物を得、加硫物を調製し、
耐オゾン性を評価した。また、圧縮永久歪みを測定し
た。結果を表1に示す。
【0046】実施例3 PMMA−1粒子の量を60部に変える以外は実施例1
と同様にして加硫物を作製し、評価した。結果を表1に
示す。
【0047】実施例4 PMMA−1の粒子の量を80部に変える以外は実施例
1と同様にして加硫物を得、評価した。結果を表1に示
す。
【0048】実施例5 HNBR−1に代えてHNBR−2(日本ゼオン社製
水素化アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム:ZE
TPOL2020、アクリロニトリル単位含有量36.
2%、ヨウ素価28、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)
78)を用いる以外は実施例1と同様に処理し、加硫物
を得た。その評価結果を表1に示す。
【0049】実施例6 PMMA−1の粒子の代わりにPMMA−2の粒子(ゼ
オン化成社製 アクリルペーストF320、平均粒径1
μm、PMMAの重量平均分子量約3,000,00
0、ガラス転移温度107℃)を用いる以外は実施例1
と同様にして加硫物を得、評価した。結果を表1に示
す。
【0050】比較例1 PMMA−1の粒子を5部とする以外は実施例1と同様
にして加硫物を得、評価した。結果を表1に示す。
【0051】比較例2 PMMA−1の粒子を170部に変える以外は、実施例
1と同様にしてゴム組成物および加硫物を作製した。こ
の組成物はゴム弾性に劣り、加硫物は脆く、耐オゾン性
を評価するための試験片の製造が困難であり、評価はす
ることはできなかった。
【0052】比較例3 PMMA−1の粒子を配合しない以外は実施例1と同様
にして加硫物を作製、評価した。結果を表2に示す。
【0053】比較例4 加熱処理の温度を100℃にする以外は実施例1と同様
にして加硫物を得、評価した。結果を表2に示す。
【0054】比較例5 HNBR−1をNBR(日本ゼオン社製NIPOL10
41、アクリロニトリル単位含有量40.5%、ヨウ素
価270、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)82.5)
に代える以外は実施例1と同様にして加硫物を作製し、
評価した。結果を表2に示す。
【0055】比較例6 PMMA−1を塩化ビニル樹脂(PVC)に代える以外
は実施例1と同様にして加硫物を得、評価した。結果を
表2に示す。
【0056】比較例7 PMMA−1の粒子に代えてPMMA−3の粒子(ゼオ
ン化成社製 アクリルペーストF360、平均粒径35
μm、PMMAの重量平均分子量約4,000,00
0、ガラス転移温度107℃)を用いる以外は実施例1
と同様にして配合剤を添加し、加硫性ゴム組成物を調製
し、加硫物を得た。評価結果を表2に示す。
【0057】比較例8 HNBR−1とPMMA−1とを前もって混練した後に
170℃のロールで加熱処理する代わりに、最初から1
70℃のロールで充分に混練して重合体組成物を調製す
る以外は実施例1と同様にして配合剤を添加し、加硫性
ゴム組成物を調製し、評価した。結果を表2に示す。
【0058】
【0059】
【0060】表1、2の結果から以下のことがわかる。
PMMA粒子が少なすぎると耐オゾンに劣り(比較例
1)、多すぎると圧縮永久ひずみに劣る(比較例2)。
PMMA粒子を配合しないと耐オゾン性に劣る(比較例
3)。加熱処理温度が低すぎると耐オゾン性に劣る(比
較例5)。ヨウ素価の大きいニトリル基含有ゴムを用い
ると耐オゾン性に劣る(比較例5)。PMMA粒子の代
わりにPVCを用いると圧縮永久ひずみに劣る(比較例
6)。粒径の大きなPMMA粒子を用いると耐オゾン性
に劣る(比較例7)。ニトリル基含有ゴムとPMMA粒
子の混合と加熱処理を同時に行うと耐オゾン性に劣る
(比較例8)。それに対し、実施例はいずれも圧縮永久
ひずみが小さく、耐オゾン性にも優れている。
【0061】
【発明の効果】以上の本発明によれば、耐オゾン性にす
ぐれ、圧縮永久歪みの小さい加硫物が提供される。本発
明の加硫物はロール、ホース、ベルト、シール材などの
工業用部品や、パッキン、燃料ホース、エアインテーク
ホース、エアダクトホース、ブーツ材、オイルシール自
動車内装部材などの自動車用ゴム部品として好適であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F073 AA05 AA13 BA04 BA18 GA01 4J002 AC07W BG06X DA046 EK036 EK046 EK056 EV046 FD146 GG01 GM00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨウ素価100以下のニトリル基含有共
    重合ゴム(A)100重量部に対し、平均粒径が10μ
    m以下のアクリレート重合体(B)を10〜150重量
    部の割合で配合してなる重合体組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の重合体組成物を、アク
    リレート重合体(A)のガラス転移温度より少なくとも
    20℃高い温度で加熱処理してなるゴム組成物。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のゴム組成物にさらに加
    硫剤を配合してなる加硫性ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の加硫性ゴム組成物を加
    硫してなる加硫物。
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