JP2003252854A - アンドロゲン受容体拮抗剤 - Google Patents
アンドロゲン受容体拮抗剤Info
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Abstract
供。 【解決手段】式 【化1】 〔式中、R1は水素原子、炭素原子を介する基、窒素原
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグを含有してなるアンドロゲン受容体拮
抗剤。
Description
るアンドロゲンの受容体(AR)を阻害することによる
アンドロゲンに依存した疾患の予防・治療効果を有し、
変異などによっても影響を受けないアンドロゲン受容体
拮抗薬に関する。
篤な疾患のひとつである前立腺癌(初期においては、ス
テロイドホルモンの一種であるアンドロゲンによって増
殖の制御が行われており、このような前立腺癌は「アン
ドロゲン(ホルモン)依存性」と言える)の治療は、手
術/放射線療法による根治を目指した治療が第一選択と
なるが、手術/放射線療法ができない場合や術後の再燃
の場合にはLH−RHアゴニストによる内分泌療法が主
体となっている。その他アンドロゲン受容体(AR)ア
ンタゴニスト単独でのアジュバント療法や、LHRHアゴニ
ストとアンドロゲン受容体(AR)アンタゴニストとの
併用によるMAB(Maximum Androgen Block)療法も行
われ、その効果は目を見張るものがある。しかしなが
ら、内分泌療法は根治療法ではなく、内分泌療法に抵抗
性になって、ホルモン非依存性の再燃癌となる(このメ
カニズムとして、他のステロイドホルモンや治療に用い
たアンドロゲン受容体アンタゴニストをアゴニスト様リ
ガンドとして利用するように細胞が変化することが考え
られている。このような前立腺癌はアンドロゲン(ホル
モン)に依存しているとはいえず、「アンドロゲン(ホ
ルモン)非依存性」ということができる。また、他のス
テロイドホルモンや治療に用いたアンドロゲン受容体ア
ンタゴニストに反応して増殖するという意味で、「ホル
モン感受性」ということもできる。さらに細胞変化する
と、ホルモンに対して全く反応しなくなると考えられ、
この場合は「ホルモン非感受(不応)性」になったとい
うことができる)。現在市販されているアンドロゲン受
容体(AR)アンタゴニストであるフルタミドやビカル
タミドは変異ARや低いアンドロゲン濃度に適応したシ
ステムを獲得したホルモン非依存性の再燃癌に対して効
力が著しく低下したりアゴニスト化したりすると言われ
ている。また、こうしたホルモン非依存性癌は化学療法
剤ではほとんど効果を期待できず、前立腺癌治療におけ
る大きな課題となっている。近年、ホルモン非依存性に
関する研究が進展してきた結果、こうした「ホルモン非
依存性」と称されているものが、実際にはホルモン依存
性と同様にARを介する情報伝達系を用いて増殖するこ
とが明らかになってきた。その情報伝達系の変化が、見
かけ上「ホルモン非依存性」の現象を起こしているので
ある。具体的には、ARが変異を起こすことにより、ア
ンドロゲン以外、たとえばグルココルチコイドや現在用
いられているARアンタゴニストそのものが、アゴニス
トして作用するようになる。また、ARの発現量/変異
を含む何らかの変化によって、ARの感受性が高まり、
少量のアンドロゲンで強い増殖シグナルが伝わるように
なる。これらの変化によって、現在のARアンタゴニス
トは著しく効力が低下することが見出されつつある。
が増強したARにも強いアンタゴニスト作用を示す化合
物を見出すことができれば、「ホルモン非依存性」期の
前立腺癌にも奏効する薬剤となることが期待できる。
した結果、天然型のARに対し強いアンタゴニスト活性
を示すだけでなく、変異したARに対しても高い拮抗作
用を示す化合物を見出した。かつ、これらの化合物は、
経口投与可能であり、毒性も極めて低く、AR拮抗作用
を有する医薬として十分満足できるものであることを見
出し、これらの知見に基づいて、本発明を完成した。
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグを含有してなるアンドロゲン受容体拮
抗剤; (2)R1が水素原子、シアノ基、置換基を有していて
もよい炭化水素基、式−COOR61(R61は水素原子ま
たは置換基を有していてもよい炭化水素基を示す)で表
わされる基、式−CONR71R81(R71およびR81はそ
れぞれ同一又は異なって水素原子または置換基を有して
いてもよい炭化水素基を示し、R71とR81は隣接する窒
素原子と共に置換基を有していてもよい環状基を形成し
てもよい)で表わされる基、式−COR91(R91は水素
原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
す)で表わされる基または式−OR131(R131は水素原
子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示す)
で表わされる基を示す前記(1)記載の剤; (3)R1がシアノ基または式−COOR61(R61は置
換基を有していてもよい炭化水素基を示す)で表わされ
る基を示す前記(1)記載の剤; (4)R2が水素原子、シアノ基、置換基を有していて
もよい炭化水素基、式−COOR62(R62は置換基を有
していてもよい炭化水素基を示す)で表わされる基、式
−CONR72R82(R72およびR82はそれぞれ同一又は
異なって水素原子または置換基を有していてもよい炭化
水素基を示し、R72とR82は隣接する窒素原子と共に置
換基を有していてもよい環状基を形成してもよい)で表
わされる基、式−COR92(R92は水素原子または置換
基を有していてもよい炭化水素基を示す)で表わされる
基または式−OR132(R132は水素原子または置換基を
有していてもよい炭化水素基を示す)で表わされる基を
示す前記(1)記載の剤; (5)R2が置換基を有していてもよいC1-6アルキル基
を示す前記(1)記載の剤; (6)R3が置換基を有していてもよいC1-6アルキル
基、置換基を有していてもよいC7-15アラルキル基、置
換基を有していてもよい複素環基−C1-6アルキル基、
置換基を有していてもよいC1-6アルキル基−スルホニ
ル基、置換基を有していてもよいC6-14アリール基−ス
ルホニル基、置換基を有していてもよい複素環基−スル
ホニル基、置換基を有していてもよいC1-6アルキル基
−カルボニル基、置換基を有していてもよいC6-14アリ
ール基−カルボニル基または置換基を有していてもよい
複素環基−カルボニル基を示す前記(1)記載の剤; (7)R3が置換基を有していてもよいベンジル基また
はピリジルメチル基を示す前記(1)記載の剤; (8)R3が置換基を有していてもよい複素環メチル基
を示す前記(1)記載の剤; (9)R4が水素原子、シアノ基、置換基を有していて
もよい炭化水素基、式−COOR64(R64は水素原子ま
たは置換基を有していてもよい炭化水素基を示す)で表
わされる基、式−CONR74R84(R74およびR84はそ
れぞれ同一又は異なって水素原子または置換基を有して
いてもよい炭化水素基を示し、R74とR84は隣接する窒
素原子と共に置換基を有していてもよい環状基を形成し
てもよい)で表わされる基、式−COR94(R94は水素
原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
す)で表わされる基または式−OR134(R134は水素原
子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示す)
で表わされる基を示す前記(1)記載の剤; (10)R4が置換基を有していてもよいC1-6アルキル
基を示す前記(1)記載の剤; (11)R5が置換基を有していてもよい環状炭化水素
基を示す前記(1)記載の剤; (12)R5が置換基を有していてもよいC6-14アリー
ル基または置換基を有していてもよい複素環基を示す前
記(1)記載の剤; (13)R5が置換基としてシアノ基およびニトロ基か
ら選ばれる基を少なくとも一つ有するC6-14アリール基
を示す前記(1)記載の剤; (14)R1がシアノ基、ヒドロキシを有していてもよ
いC1-6アルキル基、式−COOR6'1(R6'1はC1-6ア
ルキル基を示す)で表わされる基、式−CONR7 '1R
8'1(R7'1およびR8'1はそれぞれ同一又は異なって水
素原子、C1-6アルキル基またはC6-10アリール基を示
し、R7'1およびR8'1はいっしょになって置換基を有し
ていてもよい環状基を形成していてもよい)で表わされ
る基、式−COR9''1(式中、R9''1はC1-6アルキル
基、C3-8シクロアルキル基または置換基を有していて
もよい複素環基を示す)で表わされる基を、R2および
R4は同一又は異なって水素原子、シアノ基またはC1-6
アルキル基を、R3は水素原子または置換基を有してい
てもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複
素環基を、R5は置換基を有していてもよいアリール
基、置換基を有していてもよいC3 -8シクロアルキル基
または置換基を有していてもよい複素環基を示す前記
(1)記載の剤; (15)R1がシアノ基または式−COOR6'1(R6'1
はC1-6アルキル基を示す)で表わされる基、R2が置換
基を有していてもよいC1-6アルキル基を、R3が置換基
を有していてもよいC1-6アルキル基、置換基を有して
いてもよいC7-15アラルキル基、置換基を有していても
よいC1-6アルキル基−スルホニル基または置換基を有
していてもよいC6-14アリール基−カルボニル基を、R
4が置換基を有していてもよいC1-6アルキル基を、R5
が置換基を有していてもよいC6-14アリール基を示す前
記(1)記載の剤; (16)R1がシアノ基または式−COOR6'1(R6'1
はC1-6アルキル基を示す)で表わされる基を、R2がC
1-6アルキル基を、R3がヒドロキシを有していてもよい
C1-6アルキル基、C7-15アラルキル基、C1-6アルキル
基−スルホニル基またはC6-14アリール基−カルボニル
基を、R4がC1-6アルキル基を、R5がニトロ基、シア
ノ基またはC1-3アシル基を有していてもよいC6-14ア
リール基を示す前記(1)記載の剤; (17)化合物が式
OR6'1'(R6'1'はC1-6アルキル基を示す)で表わさ
れる基、式−CONR7'1'R8'1'(R7'1'およびR 8'1'
はそれぞれ同一又は異なって水素原子、C1-6アルキル
基またはC6-10アリール基を示す)で表わされる基、式
−C(OH)R161'R16'1'(R161'およびR16'1'はそ
れぞれ同一又は異なって水素原子またはC1-6アルキル
基を示す)で表わされる基または式−COR9''1'(R
9''1'はC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基また
は置換基を有していてもよい複素環基を示す)で表わさ
れる基を、R17は置換基を有していてもよいC6-14アリ
ール基または置換基を有していてもよい複素環基を、R
18はニトロ基、置換基を有していてもよいC1-6アルキ
ル基、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基、シアノ基、
カルボキシル基、カルボン酸エステル基、ヒドロキシ基
またはアミド基を、X1は置換基を有していてもよい直鎖
の炭素原子数が1ないし5の二価の基を示す〕で表され
る化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグである
前記(1)記載の剤; (18)化合物が式
6''1''(R6''1''はメチル基またはエチル基を示す)で
表わされる基、R19は置換基を有していてもよいC6-14
アリール基または置換基を有していてもよい複素環基
を、R20およびR21の少なくとも一方はニトロ基または
シアノ基を、A環はさらに置換基を有していてもよく、
X2は置換基を有していてもよい直鎖の炭素原子数が1
ないし5の二価の基を示す〕で表される化合物もしくは
その塩またはそのプロドラッグである前記(1)記載の
剤; (19)化合物が(1)エチル 1-ベンジル-2,5-ジメチ
ル-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボキシレ
ートもしくはその塩、(2)メチル 1-ベンジル-4-(3-
シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボ
キシレートもしくはその塩、(3)メチル 1-ベンジル-
4-(4-ホルミルフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-
カルボキシレートもしくはその塩、(4)メチル 4-(4-
シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-ピリジルメチル)-
1H-ピロール-3-カルボキシレートもしくはその塩、
(5)4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-ピリ
ジルメチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルもしくはそ
の塩、(6)4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-
((6-メチル-3-ピリジル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボ
ニトリルもしくはその塩および(7)4-(4-シアノフェ
ニル)-2,5-ジメチル-1-((6-クロロ-3-ピリジル)メチル)
-1H-ピロール-3-カルボニトリルもしくはその塩から選
ばれる1の化合物である前記(1)記載の剤; (20)アンドロゲン受容体が正常アンドロゲン受容体
および(または)変異アンドロゲン受容体である前記
(1)記載の剤; (21)アンドロゲン依存期および(または)アンドロ
ゲン非依存期のホルモン感受性癌の予防・治療剤である
前記(1)記載の剤; (22)前立腺癌の予防・治療剤である前記(1)記載
の剤; (23)式
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2aは水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3aは置換基を有していてもよい芳香環基
を、R4aは水素原子、炭素原子を介する基、窒素原子を
介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介する
基を、R5aおよびR5aaの少なくとも一方はニトロ基、
シアノ基またはホルミル基を、B環はさらに置換基を有
していてもよく、X3は置換基を有していてもよい直鎖
の炭素原子数が1ないし5の二価の基を示す。〕で表わ
される化合物(ただし、(1)エチル 4-(3-シアノフェ
ニル)-1-(2-ナフチルメチル)-1H-ピロール-3-カルボキ
シレート、(2)エチル 4-(3-シアノフェニル)-1-(1-
ナフチルメチル)-1H-ピロール-3-カルボキシレート、
(3)1-ベンジル-3-(3-ニトロフェニル)-1H-ピロー
ル、(4)1-ベンジル-3-メチル-4-(4-ニトロフェニル)
-1H-ピロール、(5)tert-ブチル 4-エチル-1-(4-ニト
ロベンジル)-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2-カ
ルボキシレート、(6)tert-ブチル 4-エチル-1-(4-メ
トキシベンジル)-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2
-カルボキシレート、(7)tert-ブチル1-ベンジル-4-
エチル-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2-カルボキ
シレート、(8)tert-ブチル 1-ベンジル-4-メチル-3-
(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2-カルボキシレー
ト、(9)メチル [4-(アミノカルボニル)-5-メチル-3-
(4-ニトロフェニル)-1-(2-ピリジン-2-イルエチル)-1H-
ピロール-2-イル]アセテート、(10)1-ベンジル-N-
{2’-[(tert-ブチルアミノ)スルホニル]-1,1’-ビフェ
ニル-4-イル}-4-(3-シアノフェニル)-1H-ピロール-3-カ
ルボキサミド、(11)3-{1-[(E)-1-シアノ-2-(3,5-ジ
クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-ヒドロキシ
エテニル]-1H-ピロール-3-イル}ベンゾニトリル、(1
2)メチル 4-(4-アミノ-3-ニトロフェニル)-1-ベンジ
ル-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボキシレート、
(13)メチル 1-ベンゾイル-4-(3-ニトロフェニル)-1
H-ピロール-3-カルボキシレート、(14)4-[1-ベンジ
ル-2-(2-フラニル)-5-フェニル-1H-ピロール-3-イル]-
ベンゾニトリルおよび(15)4-[1-ベンジル-2,5-ジフ
ェニル-1H-ピロール-3-イル]-ベンゾニトリルを除く)
もしくはその塩またはそのプロドラッグ; (24)X3が置換基を有していてもよいメチレン基、R
3aが置換基を有していてもよいC6-14アリール基または
置換基を有していてもよい5ないし14員の芳香族複素
環基で表される前記(23)記載の化合物もしくはその
塩またはそのプロドラッグ; (25)X3が置換基を有していてもよいメチレン基、R
3aが置換基を有していてもよい5ないし14員の芳香族
複素環基で表される前記(23)記載の化合物もしくは
その塩またはそのプロドラッグ; (26)式
6'1bはC1-6アルキル基を示す)で表わされる基を、R
2bは水素原子またはC1-6アルキル基を、R3bは置換基
を有していてもよいC1-6アルキル基、置換基を有して
いてもよいC7-15アラルキル基、置換基を有していても
よい5ないし14員の芳香族複素環基−C1- 6アルキル
基、式−CO−R9'3b(R9'3bは置換基を有していても
よいC1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または置換基を有していてもよい5ない
し14員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基また
は式−SO 2−R12'3b(R12'3bは置換基を有していて
もよいC1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または置換基を有していてもよい5ない
し14員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基を、
R4bは水素原子またはC1-6アルキル基を、R5bおよび
R5bbの少なくとも一方はニトロ基、シアノ基またはホ
ルミル基を示す。〕で表される化合物(ただし、(1)
エチル 4-(3-シアノフェニル)-1-(2-ナフチルメチル)-1
H-ピロール-3-カルボキシレート、(2)エチル4-(3-シ
アノフェニル)-1-(1-ナフチルメチル)-1H-ピロール-3-
カルボキシレート、(3)メチル 4-(4-アミノ-3-ニト
ロフェニル)-1-ベンジル-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-
カルボキシレート、(4)メチル 4-(4-アミノ-3-ニトロ
フェニル)-1-ブチル-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カル
ボキシレート、(5)メチル 4-(4-アミノ-3-ニトロフェ
ニル)-1,2,5-トリメチル-1H-ピロール-3-カルボキシレ
ート、(6)メチル 1-ベンゾイル-4-(3-ニトロフェニ
ル)-1H-ピロール-3-カルボキシレート、(7)ジメチル
4-(3-ニトロフェニル)-1H-ピロール-1,3-ジカルボキシ
レートを除く)もしくはその塩またはそのプロドラッ
グ; (27)R1bがシアノ基または式−COOR6'1b(R
6'1bはC1-6アルキル基を示す)で表わされる基であ
り、R2bがC1-6アルキル基であり、R3bは置換基を有
していてもよいC1-6アルキル基、置換基を有していて
もよいC7-15アラルキル基、置換基を有していてもよい
5ないし14員の芳香族複素環基−C1-6アルキル基、
式−CO−R9'3b(R9'3bは置換基を有していてもよい
C1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC6-14ア
リール基または置換基を有していてもよい5ないし14
員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基または式−
SO2−R12'3b(R12'3bは置換基を有していてもよい
C1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC6-14ア
リール基または置換基を有していてもよい5ないし14
員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基を、R4bが
C1-6アルキル基であり、R5bがニトロ基、シアノ基ま
たはホルミル基で表される前記(26)記載の化合物も
しくはその塩またはそのプロドラッグ; (28)R3bが置換基を有していてもよいC6-14アリー
ルメチル基または置換基を有していてもよい5ないし1
4員の芳香族複素環基−メチル基で表される前記(2
6)記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッ
グ; (29)R3bが置換基を有していてもよい5ないし14
員の芳香族複素環基−メチル基で表される前記(26)
記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ; (30)R1bがシアノ基で表される前記(26)記載の
化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ; (31)R3bが置換基を有していてもよいベンジル基ま
たは置換基を有していてもよいピリジルメチル基である
前記(26)記載の化合物もしくはその塩またはそのプ
ロドラッグ; (32)(1)エチル 1-ベンジル-2,5-ジメチル-4-(4-
ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボキシレートもし
くはその塩、(2)メチル 1-ベンジル-4-(3-シアノフ
ェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボキシレー
トもしくはその塩、(3)メチル 1-ベンジル-4-(4-ホ
ルミルフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボ
キシレートもしくはその塩、(4)メチル 4-(4-シアノ
フェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-ピリジルメチル)-1H-ピ
ロール-3-カルボキシレートもしくはその塩、(5)4-
(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-ピリジルメチ
ル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルもしくはその塩、
(6)4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-((6-メチ
ル-3-ピリジル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリル
もしくはその塩および(7)4-(4-シアノフェニル)-2,5
-ジメチル-1-((6-クロロ-3-ピリジル)メチル)-1H-ピロ
ール-3-カルボニトリルもしくはその塩から選ばれる1
の化合物; (33)前記(23)または前記(26)記載の化合物
もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してなる
医薬; (34)式
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグと抗癌薬とを組み合わせてなる医薬; (35)抗癌薬がLH−RH誘導体である前記(34)
記載の医薬; (36)変異アンドロゲン受容体拮抗薬を含有してなる
アンドロゲン依存期および(または)アンドロゲン非依
存期のホルモン感受性癌の予防・治療剤; (37)変異アンドロゲン受容体拮抗薬と抗癌薬とを組
み合わせてなるアンドロゲン依存期および(または)ア
ンドロゲン非依存期のホルモン感受性癌の予防・治療
剤; (38)抗癌薬がLH−RH誘導体である前記(37)
記載の剤; (39)感受性が増強したアンドロゲン受容体の拮抗薬
を含有してなるアンドロゲン依存期および(または)ア
ンドロゲン非依存期のホルモン感受性癌の予防・治療
剤; (40)感受性が増強したアンドロゲン受容体の拮抗薬
と抗癌薬とを組み合わせてなるアンドロゲン依存期およ
び(または)アンドロゲン非依存期のホルモン感受性癌
の予防・治療剤; (41)抗癌薬がLH−RH誘導体である前記(40)
記載の剤; (42)哺乳動物に対して、式
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする
アンドロゲン受容体の拮抗方法; (43)哺乳動物に対して、式
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする
アンドロゲン依存期および(または)アンドロゲン非依
存期のホルモン感受性癌の予防・治療方法; (44)哺乳動物に対して、式
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする
前立腺癌の予防・治療方法; (45)さらに抗癌薬の有効量を投与する前記(43)
または前記(44)記載の方法; (46)抗癌薬がLH−RH誘導体である前記(45)
記載の方法; (47)哺乳動物に対して、変異アンドロゲン受容体拮
抗薬の有効量を投与することを特徴とするアンドロゲン
依存期および(または)アンドロゲン非依存期のホルモ
ン感受性癌の予防・治療方法; (48)さらに抗癌薬の有効量を投与する前記(47)
記載の方法; (49)抗癌薬がLH−RH誘導体である前記(48)
記載の方法; (50)哺乳動物に対して、感受性が増強したアンドロ
ゲン受容体拮抗薬の有効量を投与することを特徴とする
アンドロゲン依存期および(または)アンドロゲン非依
存期のホルモン感受性癌の予防・治療方法; (51)さらに抗癌薬の有効量を投与する前記(50)
記載の方法および (52)抗癌薬がLH−RH誘導体である前記(51)
記載の方法などに関する。さらに、化合物(I)、
(I')、(I'')またはその塩が構造中に不斉炭素を
含有する場合、光学活性体およびラセミ体の何れも本発
明の範囲に含まれ、これらの化合物またはその塩は水和
物、無水物のどちらであってもよい。
い炭化水素基」の「炭化水素基」としては、例えば、鎖
状又は環状炭化水素基(例、アルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基など)などが挙げられる。このうち、炭素数
1ないし16個の鎖状又は環状炭化水素基などが好まし
い。「アルキル基」としては、例えばC1-6アルキル基
(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペン
チル、ヘキシルなど)などが好ましい。「アルケニル
基」としては、例えばC2-6アルケニル基(例えば、ビ
ニル、アリル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブ
テニル、3−ブテニル、2−メチル−2−プロペニル、
1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−1−プロペ
ニルなど)などが好ましい。「アルキニル基」として
は、例えばC2-6アルキニル基(例えば、エチニル、プ
ロパルギル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニ
ル、1−ヘキシニルなど)などが好ましい。「シクロア
ルキル基」としては、例えばC3-6シクロアルキル基
(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシルなど)などが好ましい。「アリー
ル基」としては、例えばC6-14アリール基(例えば、フ
ェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−ビフェニリ
ル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、2−アンス
リルなど)などが好ましく、特にフェニルなどのC6-10
アリール基が好ましい。「アラルキル基」としては、例
えばC7-16アラルキル基(例えば、ベンジル、フェネチ
ル、ジフェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフ
チルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニル
プロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル
など)などが好ましく、特にベンジルなどのC6-10アリ
ール−C 1-5アルキル基などが好ましい。
の「置換基」としては、例えばオキソ、ハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-3アル
キレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオ
キシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていても
よいC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC2-6
アルケニル、カルボキシC2-6アルケニル(例、2−カ
ルボキシエテニル、2−カルボキシ−2−メチルエテニ
ルなど)、ハロゲン化されていてもよいC2-6アルキニ
ル、ハロゲン化されていてもよいC3-6シクロアルキ
ル、C6-14アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2
−ナフチル、2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4
−ビフェニリル、2−アンスリルなど)、ハロゲン化さ
れていてもよいC1-8アルコキシ、C1-6アルコキシ−カ
ルボニル−C1-6アルコキシ(例、エトキシカルボニル
メチルオキシなど)、ヒドロキシ、C6-14アリールオキ
シ(例、フェニルオキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナ
フチルオキシなど)、C7-16アラルキルオキシ(例え
ば、ベンジルオキシ、フェネチルオキシなど)、メルカ
プト、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチ
オ、C6-14アリールチオ(例、フェニルチオ、1−ナフ
チルチオ、2−ナフチルチオなど)、C7-16アラルキル
チオ(例えば、ベンジルチオ、フェネチルチオなど)、
アミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ(例、メチルアミ
ノ、エチルアミノなど)、モノ−C6-14アリールアミノ
(例、フェニルアミノ、1−ナフチルアミノ、2−ナフ
チルアミノなど)、ジ−C1-6アルキルアミノ(例、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノな
ど)、ジ−C6-14アリールアミノ(例、ジフェニルアミ
ノなど)、ホルミル、カルボキシ、カルボキシ−C2-6
アルケニル、カルボキシ−C1-6アルキル、C1-6アルキ
ル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニルなど)、
C3 -6シクロアルキル−カルボニル(例、シクロプロピ
ルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキ
シルカルボニルなど)、C1-6アルコキシ−カルボニル
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、tert-ブトキシカルボニルなど)、
C6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナ
フトイル、2−ナフトイルなど)、C7-16アラルキル−
カルボニル(例、フェニルアセチル、3−フェニルプロ
ピオニルなど)、C6-14アリールオキシ−カルボニル
(例、フェノキシカルボニルなど)、C7-16アラルキル
オキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、
フェネチルオキシカルボニルなど)、5又は6員複素環
−カルボニル(例、ニコチノイル、イソニコチノイル、
テノイル、フロイル、モルホリノカルボニル、チオモル
ホリノカルボニル、ピペラジン−1−イルカルボニル、
ピロリジン−1−イルカルボニルなど)、カルバモイ
ル、チオカルバモイル、モノ−C1-6アルキル−カルバ
モイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル
など)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル(例、ジメ
チルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチ
ルカルバモイルなど)、モノ−又はジ−C6-14アリール
−カルバモイル(例、フェニルカルバモイル、1−ナフ
チルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイルなど)、
モノ−又はジ−5又は6員複素環カルバモイル(例、2
−ピリジルカルバモイル、3−ピリジルカルバモイル、
4−ピリジルカルバモイル、2−チエニルカルバモイ
ル、3−チエニルカルバモイルなど)、C1-6アルキル
スルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル
など)、C1-6アルキルスルフィニル(例、メチルスル
フィニル、エチルスルフィニルなど)、C6-14アリール
スルホニル(例、フェニルスルホニル、1−ナフチルス
ルホニル、2−ナフチルスルホニルなど)、C6- 14アリ
ールスルフィニル(例、フェニルスルフィニル、1−ナ
フチルスルフィニル、2−ナフチルスルフィニルな
ど)、ホルミルアミノ、C1-6アルキル−カルボニルア
ミノ(例、アセチルアミノなど)、C6-14アリール−カ
ルボニルアミノ(例、ベンゾイルアミノ、ナフトイルア
ミノなど)、C1-6アルコキシ−カルボニルアミノ
(例、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニル
アミノ、プロポキシカルボニルアミノ、ブトキシカルボ
ニルアミノなど)、C1-6アルキルスルホニルアミノ
(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミ
ノなど)、C6-14アリールスルホニルアミノ(例、フェ
ニルスルホニルアミノ、2−ナフチルスルホニルアミ
ノ、1−ナフチルスルホニルアミノなど)、C1-6アル
キル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロピオニ
ルオキシなど)、C6-14アリール−カルボニルオキシ
(例、ベンゾイルオキシ、ナフチルカルボニルオキシな
ど)、C1-6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メト
キシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プ
ロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ
など)、モノ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシ
(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイル
オキシなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイルオキ
シ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバ
モイルオキシなど)、C6-14アリール−カルバモイルオ
キシ(例、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカル
バモイルオキシなど)、ニコチノイルオキシ、置換基を
有していてもよい5ないし7員飽和環状アミノ、5ない
し10員芳香族複素環基(例、2−チエニル、3−チエ
ニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2
−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリ
ル、8−キノリル、1−イソキノリル、3−イソキノリ
ル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、1−インド
リル、2−インドリル、3−インドリル、2−ベンゾチ
アゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、3−ベンゾ
[b]チエニル、2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベン
ゾ[b]フラニルなど)、スルホなどが挙げられる。該
「炭化水素基」は、例えば上記置換基を、置換可能な位
置に1ないし5個、好ましくは1ないし3個有していて
もよく、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一又
は異なっていてもよい。
アルキル」としては、例えば1ないし5個、好ましくは
1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6アルキル
(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチ
ル、ヘキシルなど)などが挙げられる。具体例として
は、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリク
ロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモ
エチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフル
オロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロ
ピル、イソプロピル、ブチル、4,4,4−トリフルオ
ロブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、5,5,5−ト
リフルオロペンチル、ヘキシル、6,6,6−トリフル
オロヘキシルなどが挙げられる。前記「ハロゲン化され
ていてもよいC2-6アルケニル」としては、例えば1な
いし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していて
もよいC2-6アルケニル(例、ビニル、プロペニル、イ
ソプロペニル、2−ブテン−1−イル、4−ペンテン−
1−イル、5−へキセン−1−イル)などが挙げられ
る。前記「ハロゲン化されていてもよいC2-6アルキニ
ル」としては、例えば1ないし5個、好ましくは1ない
し3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素など)を有していてもよいC2-6アルキニル(例、2
−ブチン−1−イル、4−ペンチン−1−イル、5−へ
キシン−1−イルなど)などが挙げられる。前記「ハロ
ゲン化されていてもよいC3-6シクロアルキル」として
は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)を
有していてもよいC3-6シクロアルキル(例、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ルなど)などが挙げられる。具体例としては、シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、4,4−ジクロロシクロヘキシル、2,2,3,3
−テトラフルオロシクロペンチル、4−クロロシクロヘ
キシルなどが挙げられる。
アルコキシ」としては、例えば1ないし5個、好ましく
は1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-8アルコキシ
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、ペンチル
オキシ、ヘキシルオキシなど)などが挙げられる。具体
例としては、例えばメトキシ、ジフルオロメトキシ、ト
リフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフル
オロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキ
シ、sec-ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシな
どが挙げられる。前記「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキルチオ」としては、例えば1ないし5個、好
ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6アル
キルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチ
オ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、sec-ブチルチオ、
tert-ブチルチオなど)などが挙げられる。具体例とし
ては、メチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオ
ロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピ
ルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフルオロブチル
チオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよい5ないし7員飽和環状
アミノ」の「5ないし7員飽和環状アミノ」としては、
例えば、1個の窒素原子と炭素原子以外に、窒素原子、
硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1又は2種、1ない
し4個のヘテロ原子を含んでいてもよい5ないし7員飽
和環状アミノが挙げられ、具体例としては、ピロリジン
−1−イル、ピペリジノ、ピペラジン−1−イル、モル
ホリノ、チオモルホリノ、ヘキサヒドロアゼピン−1−
イルなどが挙げられる。該「置換基を有していてもよい
5ないし7員飽和環状アミノ」の「置換基」としては、
例えばC1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、
tert-ブチル、ペンチル、ヘキシルなど)、C6-14アリ
ール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2
−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリ
ル、2−アンスリルなど)、C1-6アルキル−カルボニ
ル(例、アセチル、プロピオニルなど)、5ないし10
員芳香族複素環基(例、2−チエニル、3−チエニル、
2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−キノ
リル、3−キノリル、4−キノリル、5−キノリル、8
−キノリル、1−イソキノリル、3−イソキノリル、4
−イソキノリル、5−イソキノリル、1−インドリル、
2−インドリル、3−インドリル、2−ベンゾチアゾリ
ル、2−ベンゾ[b]チエニル、3−ベンゾ[b]チエ
ニル、2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ[b]フ
ラニルなど)、オキソなどが1ないし3個挙げられる。
いC1-6アルキル基」、「置換基を有していてもよいC
6-14アリール基」および「置換基を有していてもよいC
7-15アラルキル基」の「C1-6アルキル基」、「C6-14
アリール基」および「C7-15アラルキル基」としては、
それぞれ前記と同様のものが挙げられる。「置換基を有
していてもよいC1-6アルキル基」、「置換基を有して
いてもよいC6-14アリール基」および「置換基を有して
いてもよいC7-15アラルキル基」の「置換基」として
は、前記の「置換基を有していてもよい炭化水素基」の
「置換基」と同様のものなどが挙げられる。該「C1-6
アルキル基」、「C6-14アリール基」および「C7-15ア
ラルキル基」は、例えば上記置換基を、置換可能な位置
に1ないし5個、好ましくは1ないし3個有していても
よく、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一又は
異なっていてもよい。本願明細書中、「置換基を有して
いてもよい複素環基−C1-6アルキル基」、「置換基を
有していてもよい複素環基−スルホニル基」および「置
換基を有していてもよい複素環基−カルボニル基」の
「C1-6アルキル基」および「複素環基」としては、そ
れぞれ前記と同様のものが挙げられる。「置換基を有し
ていてもよい複素環基−C1-6アルキル基」、「置換基
を有していてもよい複素環基−スルホニル基」および
「置換基を有していてもよい複素環基−カルボニル基」
の「置換基」としては、前記の「置換基を有していても
よい炭化水素基」の「置換基」と同様のものなどが挙げ
られる。該「C1-6アルキル基」および「複素環基」
は、例えば上記置換基を、置換可能な位置に1ないし5
個、好ましくは1ないし3個有していてもよく、置換基
数が2個以上の場合、各置換基は同一又は異なっていて
もよい。本願明細書中、「置換基を有していてもよいC
1-6アルキル基−スルホニル基」、「置換基を有してい
てもよいC6-14アリール基−スルホニル基」、「置換基
を有していてもよいC1-6アルキル基−カルボニル基」
および「置換基を有していてもよいC6-14アリール基−
カルボニル基」の「C1-6アルキル基」および「C6-14
アリール基」としては、それぞれ前記と同様のものが挙
げられる。「置換基を有していてもよいC1-6アルキル
基−スルホニル基」、「置換基を有していてもよいC
6-14アリール基−スルホニル基」、「置換基を有してい
てもよいC1-6アルキル基−カルボニル基」および「置
換基を有していてもよいC6-1 4アリール基−カルボニル
基」の「置換基」としては、前記の「置換基を有してい
てもよい炭化水素基」の「置換基」と同様のものなどが
挙げられる。該「C1-6アルキル基」および「C6-14ア
リール基」は、例えば上記置換基を、置換可能な位置に
1ないし5個、好ましくは1ないし3個有していてもよ
く、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一又は異
なっていてもよい。本願明細書中、「置換基を有してい
てもよい直鎖の炭素原子数が1ないし5の二価の基」の
「直鎖の炭素原子数が1ないし5の二価の基」として
は、例えば、直鎖の炭素数が1ないし5の脂肪族炭化水
素基(例、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチ
ル、ペンチルなどのC1-5アルキル基;例えば、ビニ
ル、アリル、イソプロペニル、1−ブテニル、2−ブテ
ニル、3−ブテニル、2−メチル−2−プロペニル、1
−メチル−2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニ
ルなどのC1-5アルケニル基;例えば、エチニル、プロ
パルギル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル
などのC1-5アルキニル基など)などが挙げられる。こ
のうち、メチル基、エチル基、n−プロピル基などのC
1-5アルキル基などが好ましい。「置換基を有していて
もよい直鎖の炭素原子数が1ないし5の二価の基」の
「置換基」としては、前記の「置換基を有していてもよ
い炭化水素基」の「置換基」と同様のものなどが挙げら
れる。該「二価の基」は、例えば上記置換基を、置換可
能な位置に1ないし5個、好ましくは1ないし3個有し
ていてもよく、置換基数が2個以上の場合、各置換基は
同一又は異なっていてもよい。本願明細書中、「置換基
を有していてもよいベンジル基」および「置換基を有し
ていてもよいピリジルメチル基」の「置換基」として
は、前記の「置換基を有していてもよい炭化水素基」の
「置換基」と同様のものなどが挙げられる。該「ベンジ
ル基」および「ピリジルメチル基」は、例えば上記置換
基を、置換可能な位置に1ないし5個、好ましくは1な
いし3個有していてもよく、置換基数が2個以上の場
合、各置換基は同一又は異なっていてもよい。
い複素環基」の「複素環基」としては、例えば、炭素原
子以外に窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる
1又は2種、1ないし4個(好ましくは、1ないし3
個)のヘテロ原子を含む5ないし14員(単環、2環又
は3環式)複素環、好ましくは(1)5ないし14員
(好ましくは5ないし10員)芳香族複素環、(2)5
ないし10員非芳香族複素環又は(3)7ないし10員
複素架橋環から任意の1個の水素原子を除いてできる1
価の基などが挙げられる。上記「5ないし14員(好ま
しくは5ないし10員)の芳香族複素環」としては、例
えば、チオフェン、ベンゾ[b]チオフェン、ベンゾ
[b]フラン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾー
ル、ベンゾチアゾール、ベンズイソチアゾール、ナフト
[2,3−b]チオフェン、フラン、ピロール、イミダ
ゾール、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、ピリダジン、インドール、イソインドール、1H−
インダゾール、プリン、4H−キノリジン、イソキノリ
ン、キノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリ
ン、キナゾリン、シンノリン、カルバゾール、β−カル
ボリン、フェナントリジン、アクリジン、フェナジン、
チアゾール、イソチアゾール、フェノチアジン、イソオ
キサゾール、フラザン、フェノキサジンなどの芳香族複
素環、又はこれらの環(好ましくは単環)が1ないし複
数個(好ましくは1又は2個)の芳香環(例、ベンゼン
環など)と縮合して形成された環などが挙げられる。上
記「5ないし10員非芳香族複素環」としては、例え
ば、ピロリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピラゾ
リン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモル
ホリン、ジオキサゾール、オキサジアゾリン、チアジア
ゾリン、トリアゾリン、チアジアゾール、ジチアゾール
などが挙げられる。上記「7ないし10員複素架橋環」
としては、例えば、キヌクリジン、7−アザビシクロ
[2.2.1]ヘプタンなどが挙げられる。該「複素環
基」として好ましくは、炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子及び酸素原子から選ばれる1又は2種、好ましく
は、1ないし4個のヘテロ原子を含む5ないし14員
(好ましくは5ないし10員)の(単環又は2環式)複
素環基である。具体的には、例えば2−チエニル、3−
チエニル、2−フリル、3−フリル、2−ピリジル、3
−ピリジル、4−ピリジル、2−キノリル、3−キノリ
ル、4−キノリル、5−キノリル、8−キノリル、1−
イソキノリル、3−イソキノリル、4−イソキノリル、
5−イソキノリル、ピラジニル、2−ピリミジニル、4
−ピリミジニル、3−ピロリル、2−イミダゾリル、3
−ピリダジニル、3−イソチアゾリル、3−イソオキサ
ゾリル、1−インドリル、2−インドリル、3−インド
リル、2−ベンゾチアゾリル、2−ベンゾ[b]チエニ
ル、3−ベンゾ[b]チエニル、2−ベンゾ[b]フラ
ニル、3−ベンゾ[b]フラニルなどの芳香族複素環
基、例えば1−ピロリジニル、2−ピロリジニル、3−
ピロリジニル、2−イミダゾリニル、4−イミダゾリニ
ル、2−ピラゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピ
ラゾリジニル、ピペリジノ、2−ピペリジル、3−ピペ
リジル、4−ピペリジル、1−ピペラジニル、2−ピペ
ラジニル、モルホリノ、チオモルホリノなどの非芳香族
複素環基などである。このうち、例えば炭素原子以外に
窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる1ないし
3個のヘテロ原子を含む5又は6員の複素環基などが更
に好ましい。具体的には、2−チエニル、3−チエニ
ル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル、2−
フリル、3−フリル、ピラジニル、2−ピリミジニル、
3−ピロリル、3−ピリダジニル、3−イソチアゾリ
ル、3−イソオキサゾリル、1−ピロリジニル、2−ピ
ロリジニル、3−ピロリジニル、2−イミダゾリニル、
4−イミダゾリニル、2−ピラゾリジニル、3−ピラゾ
リジニル、4−ピラゾリジニル、ピペリジノ、2−ピペ
リジル、3−ピペリジル、4−ピペリジル、1−ピペラ
ジニル、2−ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリ
ノなどが挙げられる。該「置換基を有していてもよい複
素環基」の「置換基」としては、前記の「置換基を有し
ていてもよい炭化水素基」の「置換基」と同様のものな
どが挙げられる。該「複素環基」は、例えば上記置換基
を、置換可能な位置に1ないし5個、好ましくは1ない
し3個有していてもよく、置換基数が2個以上の場合、
各置換基は同一又は異なっていてもよい。
えば式:−COOR61、−CONR 71R81、−CO
R91、−COOR62、−CONR72R82、−COR92、
−COOR64、−CONR74R84、−COR94、−CO
OR6'1、−CONR7'1R8'1、−COR9''1、−CO
OR6'1'、−CONR7'1'R8'1'、−COR9''1'、−
COOR6''1''、−COOR6'1b、−COR9'3b、−
(C=S)−NR10R11、−SO2−R123または−SO2
−R12'3b(式中、R61、R71、R81、R91、R62、R
72、R82、R92、R64、R74、R84、R94、R6'1、R
7'1、R8'1、R9''1、R6 '1'、R7'1'、R8'1'、R
9''1'、R6''1''、R6'1b、R9'3b、R123およびR12'
3bは前記と同意義を、R10およびR11同一又は異なって
水素原子、前記した置換基を有していてもよい炭化水素
基または前記した置換基を有していてもよい複素環基を
示し、R10およびR11は隣接する窒素原子と共に置換基
を有していてもよい環状基を形成してもよい。)で表さ
れる基が用いられるが、具体的には例えば低級
(C1-6)アルカノイル基(例、ホルミル、アセチル、
プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イ
ソバレリル、ピバロイル、ヘキサノイルなど)、低級
(C3-7)アルケノイル基(例、アクリロイル、メタク
リロイル、クロトノイル、イソクロトノイルなど)、C
4-7シクロアルカンカルボニル基(例、シクロプロパン
カルボニル基、シクロブタンカルボニル基、シクロペン
タンカルボニル基、シクロヘキサンカルボニル基な
ど)、低級(C1-4)アルカンスルホニル基(例、メシ
ル、エタンスルホニル、プロパンスルホニルなど)、C
7-14アロイル基(例、ベンゾイル、p−トルオイル、1
−ナフトイル、2−ナフトイルなど)、C6-10アリール
低級(C2-4)アルカノイル基(例、フェニルアセチ
ル、フェニルプロピオニル、ヒドロアトロポイル、フェ
ニルブチリルなど)、C6- 10アリール低級(C3-5)ア
ルケノイル基(例、シンナモイル、アトロポイルな
ど)、C6-10アレーンスルホニル基(例、ベンゼンスル
ホニル、p−トルエンスルホニル基など)などを用いる
ことができる。
い環状基」の「環状基」としては、例えば、環状炭化水
素基または複素環基が用いられる。該環状炭化水素基と
しては、炭素数1ないし16個の環状炭化水素基などが
好ましく、シクロアルキル基、アリール基などが用いら
れる。「シクロアルキル基」としては、例えばC3-6シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)などが好ま
しい。「アリール基」としては、例えばC6-14アリール
基(例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、
2−ビフェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリ
ル、2−アンスリルなど)などが好ましい。該複素環基
としては、前記と同様のものが用いられる。「置換基を
有していてもよい環状基」の「置換基」としては、前記
の「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「置換
基」と同様のものなどが挙げられる。該「環状基」は、
例えば上記置換基を、置換可能な位置に1ないし5個、
好ましくは1ないし3個有していてもよく、置換基数が
2個以上の場合、各置換基は同一又は異なっていてもよ
い。
は、シアノ基、前記した置換基を有していてもよい炭化
水素基、前記したアシル基、前記した置換基を有してい
てもよい複素環の炭素原子上の水素原子を1個除いた
「置換基を有していてもよい複素環基」などが用いられ
る。
は、例えば、置換基を有していてもよいアミノ基、前記
した置換基を有していてもよい複素環の窒素原子上の水
素原子を1個除いた「置換基を有していてもよい複素環
基」などが用いられる。「置換基を有していてもよいア
ミノ基」としては、(1)置換基を1又は2個有してい
てもよいアミノ基及び(2)置換基を有していてもよい
環状アミノ基が用いられる。上記(1)の「置換基を1
又は2個有していてもよいアミノ基」の「置換基」とし
ては、例えば、前記した置換基を有していてもよい炭化
水素基、前記した置換基を有していてもよい複素環基、
前記したアシル基、置換基を有していてもよいアルキリ
デン基などが用いられる。該「置換基を有していてもよ
いアルキリデン基」の「アルキリデン基」としては、例
えばC1-6アルキリデン基(例えば、メチリデン、エチ
リデン、プロピリデン等)などが用いられる。該「置換
基を有していてもよいアルキリデン基」の「置換基」と
しては、前記した「置換基を有していてもよい炭化水素
基」の「置換基」と同様のものが1ないし5個、好まし
くは1ないし3個挙げられる。上記「置換基を1又は2
個有していてもよいアミノ基」の「置換基」が2個の場
合、各置換基は同一又は異なっていてもよい。上記
(2)の「置換基を有していてもよい環状アミノ基」の
「環状アミノ基」としては、1個の窒素原子と炭素原子
以外に、窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれる
1又は2種、1ないし4個のヘテロ原子を含んでいても
よい5ないし7員非芳香族環状アミノ基などが用いら
れ、具体例としては、ピロリジン−1−イル、ピペリジ
ノ、ピペラジン−1−イル、モルホリノ、チオモルホリ
ノ、ヘキサヒドロアゼピン−1−イル、イミダゾリジン
−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−イミダゾール−
1−イル、テトラヒドロ−1(2H)−ピリミジニル、
3,6−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニル、3,4
−ジヒドロ−1(2H)−ピリミジニルなどが用いられ
る。「置換基を有していてもよい環状アミノ基」の「置
換基」としては、例えば、前記した「置換基を有してい
てもよい炭化水素基」の「置換基」として詳述した「置
換基を有していてもよい5ないし7員飽和環状アミノ」
の「置換基」と同様のもの等が1ないし3個挙げられ
る。1個のオキソを有する5ないし7員非芳香族環状ア
ミノ基の具体例としては、2−オキソイミダゾリジン−
1−イル、2−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−イミ
ダゾール−1−イル、2−オキソテトラヒドロ−1(2
H)−ピリミジニル、2−オキソ−3,6−ジヒドロ−
1(2H)−ピリミジニル、2−オキソ−3,4−ジヒ
ドロ−1(2H)−ピリミジニル、2−オキソピロリジ
ン−1−イル、2−オキソピペリジノ、2−オキソピペ
ラジン−1−イル、3−オキソピペラジン−1−イル、2
−オキソ−2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロアゼピン
−1−イルなどが用いられる。
は、式−OR131、−OR132または−OR134(式中、
R131、R132およびR134は前記と同意義を示す)で表
わされる基などが用いられる。
は、式−SR14(R14は水素原子または前記した置換基
を有していてもよい炭化水素基を示す)で表わされる
基、式−SO−R15(R15は水素原子または前記した置
換基を有していてもよい炭化水素基を示す)で表わされ
る基、式−SO2−R123(R123は水素原子または前記
した置換基を有していてもよい炭化水素基を示す)、式
−SO2−R12'3b(R12 '3bは前記と同意義を示す)で
表わされる基、置換基を有していてもよい含硫黄複素環
の硫黄原子上に水素原子を1個除いた「置換基を有して
いてもよい含硫黄複素環基」などが用いられる。該「置
換基を有していてもよい含硫黄複素環基」の「含硫黄複
素環基」としては、例えば、炭素原子および1個の硫黄
原子以外に窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ばれ
る1又は2種、1ないし4個(好ましくは、1ないし3
個)のヘテロ原子を含む5ないし14員(単環、2環又
は3環式)含硫黄複素環、好ましくは(1)5ないし1
4員(好ましくは5ないし10員)芳香族複素環又は
(2)5ないし10員非芳香族含硫黄複素環から任意の
1個の水素原子を除いてできる1価の基などが挙げられ
る。上記「5ないし14員(好ましくは5ないし10
員)の芳香族含硫黄複素環」としては、例えば、チオフ
ェン、ベンゾ[b]チオフェン、ナフト[2,3−b]
チオフェン、チアゾール、イソチアゾールなどの芳香族
含硫黄複素環、又はこれらの環(好ましくは単環)が1
ないし複数個(好ましくは1又は2個)の芳香環(例、
ベンゼン環など)と縮合して形成された環などが挙げら
れる。上記「5ないし10員非芳香族含硫黄複素環」と
しては、例えば、チオモルホリン、チアジアゾール、ジ
チアゾールなどが挙げられる。該「置換基を有していて
もよい含硫黄複素環基」の「置換基」としては、前記の
「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「置換基」
と同様のものなどが挙げられる。該「含硫黄複素環基」
は、例えば上記置換基を、置換可能な位置に1ないし5
個、好ましくは1ないし3個有していてもよく、置換基
数が2個以上の場合、各置換基は同一又は異なっていて
もよい。本願明細書中、「置換基を有していてもよい芳
香環基」の「芳香環基」としては、例えば、芳香族炭化
水素基または芳香族複素環基が用いられる。該芳香族炭
化水素基としては、炭素数1ないし16個の芳香族炭化
水素基などが好ましく、アリール基が用いられる。「ア
リール基」としては、例えばC6-14アリール基(例え
ば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−ビフ
ェニリル、3−ビフェニリル、4−ビフェニリル、2−
アンスリルなど)などが好ましい。該芳香族複素環基と
しては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子及
び酸素原子から選ばれる1又は2種、1ないし4個(好
ましくは、1ないし3個)のヘテロ原子を含む5ないし
14員(単環、2環又は3環式)芳香族複素環、好まし
くは(1)5ないし14員(好ましくは5ないし10
員)芳香族複素環又は(2)7ないし10員複素架橋環
から任意の1個の水素原子を除いてできる1価の基など
が挙げられる。上記「5ないし14員(好ましくは5な
いし10員)の芳香族複素環」としては、例えば、チオ
フェン、ベンゾ[b]チオフェン、ベンゾ[b]フラ
ン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾ
チアゾール、ベンズイソチアゾール、ナフト[2,3−
b]チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、ピ
ラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジ
ン、インドール、イソインドール、1H−インダゾー
ル、プリン、4H−キノリジン、イソキノリン、キノリ
ン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キナゾ
リン、シンノリン、カルバゾール、β−カルボリン、フ
ェナントリジン、アクリジン、フェナジン、チアゾー
ル、イソチアゾール、フェノチアジン、イソオキサゾー
ル、フラザン、フェノキサジンなどの芳香族複素環、又
はこれらの環(好ましくは単環)が1ないし複数個(好
ましくは1又は2個)の芳香環(例、ベンゼン環など)
と縮合して形成された環などが挙げられる。上記「7な
いし10員複素架橋環」としては、例えば、キヌクリジ
ン、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタンなどが挙
げられる。該「芳香族複素環基」として好ましくは、炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ば
れる1又は2種、好ましくは、1ないし4個のヘテロ原
子を含む5ないし14員(好ましくは5ないし10員)
の(単環又は2環式)芳香族複素環基である。具体的に
は、例えば2−チエニル、3−チエニル、2−フリル、
3−フリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジ
ル、2−キノリル、3−キノリル、4−キノリル、5−
キノリル、8−キノリル、1−イソキノリル、3−イソ
キノリル、4−イソキノリル、5−イソキノリル、ピラ
ジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、3−ピ
ロリル、2−イミダゾリル、3−ピリダジニル、3−イ
ソチアゾリル、3−イソオキサゾリル、1−インドリ
ル、2−インドリル、3−インドリル、2−ベンゾチア
ゾリル、2−ベンゾ[b]チエニル、3−ベンゾ[b]
チエニル、2−ベンゾ[b]フラニル、3−ベンゾ
[b]フラニルなどが用いられる。このうち、例えば炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子及び酸素原子から選ば
れる1ないし3個のヘテロ原子を含む5又は6員の芳香
族複素環基などが更に好ましい。具体的には、2−チエ
ニル、3−チエニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4
−ピリジル、2−フリル、3−フリル、ピラジニル、2
−ピリミジニル、3−ピロリル、3−ピリダジニル、3
−イソチアゾリル、3−イソオキサゾリル、1−ピロリ
ジニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、2−イ
ミダゾリニル、4−イミダゾリニル、2−ピラゾリジニ
ル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニルなどが挙
げられる。「置換基を有していてもよい芳香環基」の
「置換基」としては、前記の「置換基を有していてもよ
い炭化水素基」の「置換基」と同様のものなどが挙げら
れる。該「芳香環基」は、例えば上記置換基を、置換可
能な位置に1ないし5個、好ましくは1ないし3個有し
ていてもよく、置換基数が2個以上の場合、各置換基は
同一又は異なっていてもよい。A環およびB環の置換基
としては、前記の「置換基を有していてもよい炭化水素
基」の「置換基」と同様のものなどが挙げられる。
素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子
を介する基を示す。R1としては、水素原子、置換基を
有していてもよい炭化水素基、アシル基、置換基を有し
ていてもよい複素環基または酸素原子を介する基などが
好ましく、なかでも水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、式−COOR61(R 61は前記と同意義を
示す)で表わされる基、式−CONR71R81(R61およ
びR 71は前記と同意義を示す)で表わされる基、式−C
OR91(R91は前記と同意義を示す)で表わされる基ま
たは−OR131(R131は前記と同意義を示す)で表わさ
れる基などが好ましい。特に、R1としては、式−CO
OR61(R61は置換基を有していてもよい炭化水素基を
示す)で表わされる基などが好ましく、R61としてはメ
チル、エチル、プロピル、n−ブチル、tert−ブチ
ルなどのC1-6アルキル基が好ましい。
素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子
を介する基を示す。R2としては、なかでも水素原子、
置換基を有していてもよい炭化水素基、式−COOR62
(R62は置換基を有していてもよい炭化水素基を示す)
で表わされる基、式−CONR72R82(R72およびR82
は前記と同意義を示す)で表わされる基、式−COR92
(R92は前記と同意義を示す)で表わされる基または−
OR 132(R132は前記と同意義を示す)で表わされる基
などが好ましく、なかでも置換基を有していてもよい炭
化水素基が好ましく、特に置換基を有していてもよいC
1-6アルキル基(例、メチル、エチルなど)が好まし
い。
い炭化水素基、アシル基、置換基を有していてもよい複
素環基または−SO2−R123(R123は前記と同意義を
示す)で表わされる基を示す。R3としては、なかでも
置換基(例、ヒドロキシ)を有していてもよいC1-6ア
ルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、n−ブチル
など)、置換基を有していてもよいC7-15アラルキル基
(例、ベンジル、フェニルエチルなど)、式−COR
9'3(R9'3は置換基を有していてもよいC1-6アルキル
基または置換基を有していてもよいC7-15アラルキル基
(例、ベンジル、フェニルエチルなど)を示す)で表わ
される基または式−SO2−R12'3(R12'3は置換基を
有していてもよいC1-6アルキル基(例、メチル、エチ
ルなど)または置換基を有していてもよいC7-15アラル
キル基(例、ベンジル、フェニルエチルなど)を示す)
で表わされる基などが好ましく、特に置換基を有してい
てもよいC1-6アルキル基(例、メチル、エチル、プロ
ピル、n−ブチルなど)、置換基を有していてもよいC
7-15アラルキル基(例、ベンジル、フェニルエチルな
ど)、置換基を有していてもよいC1-6アルキル−スル
ホニル基(例、メチルスルホニルなど)または置換基を
有していてもよいC6-14アリール−カルボニル基(例、
ベンゾイルなど)が好ましい。さらには、R3として
は、置換基を有していてもよいベンジル基または置換基
を有していてもよい複素環エチル基が好ましく、特に置
換基を有していてもよい複素環エチル基が好ましい。
素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子
を介する基を示す。R4としては、なかでも水素原子、
置換基を有していてもよい炭化水素基、式−COOR64
(R64は前記と同意義を示す)で表わされる基、式−C
ONR74R 84(R74およびR84は前記と同意義を示す)
で表わされる基式−COR94(R94は前記と同意義を示
す)で表わされる基または−OR134(R134は前記と同
意義を示す)で表わされる基などが好ましく、特に置換
基を有していてもよいC1-6アルキル基(例、メチル、
エチルなど)が好ましい。
示す。R5としては、なかでも置換基を有していてもよ
い環状炭化水素基が好ましく、特に置換基(例、ニト
ロ、シアノ、ホルミルなど)を有していてもよいC6-14
アリール基等のアリール基(例、フェニルなど)などが
好ましい。フェニル基への置換の位置は特に限定されな
いが、なかでもパラ位が好ましい。
は、以下の化合物(A)〜(E)などが好ましく用いら
れる。 〔化合物(A)〕R1がヒドロキシを有していてもよい
C1-6アルキル基、式−COOR6'1(R6'1はC1-6アル
キル基を示す)で表わされる基、式−CONR7'1R8'1
(R7'1およびR8'1はそれぞれ水素原子、C1-6アルキ
ル基またはC6-10アリール基を示し、R7'1およびR8'1
は置換基を有していてもよい環状基を形成していてもよ
い)で表わされる基、式−COR9''1(式中、R9''1は
C1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基または置換基
を有していてもよい複素環基を示す)で表わされる基
を、R2およびR4は水素原子またはC1-6アルキル基
を、R3は水素原子または置換基を有していてもよい炭
化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を、
R5は置換基を有していてもよいアリール基、置換基を
有していてもよいC3-8シクロアルキル基または置換基
を有していてもよい複素環基を示す化合物(I)。 〔化合物(B)〕R1が式−COOR6'1(R6'1はC1-6
アルキル基を示す)で表わされる基、R2が置換基を有
していてもよいC1-6アルキル基を、R3が置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキル基、置換基を有していても
よいC7-15アラルキル基、置換基を有していてもよいC
1-6アルキル−スルホニル基または置換基を有していて
もよいC6-14アリール−カルボニル基を、R4が置換基
を有していてもよいC1-6アルキル基を、R5が置換基を
有していてもよいC6-14アリール基を示す化合物
(I)。 〔化合物(C)〕R1が式−COOR6'1(R6'1はC1-6
アルキル基を示す)で表わされる基を、R2がC1-6アル
キル基を、R3がヒドロキシを有していてもよいC1-6ア
ルキル基、C7-15アラルキル基、C1-6アルキル−スル
ホニル基またはC6-14アリール−カルボニル基を、R4
がC1-6アルキル基を、R5がニトロ,シアノまたはC
1-3アシル基を有していてもよいC6-14アリール基を示
す化合物(I)。
6'1'(R6'1'はC1-6アルキル基を示す)で表わされる
基、式−CONR7'1'R8'1'(R7'1'およびR8'1'はそ
れぞれ水素原子、C1-6アルキル基またはC6-10アリー
ル基を示す)で表わされる基、式−C(OH)R161'R
16' 1'(R161'およびR161'はそれぞれ水素原子または
C1-6アルキル基を示す)で表わされる基、式−COR
9''1'(R9''1'はC1 -6アルキル基、C3-8シクロアルキ
ル基または置換基を有していてもよい複素環基を示す)
で表わされる基を、R17は置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または置換基を有していてもよい複素環
基を、R18はニトロ基、置換基を有していてもよいC
1-6アルキル基、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基、シ
アノ基、カルボキシル基、カルボン酸エステル基、ヒド
ロキシ基またはアミド基を、nは1〜3の整数を示す〕
で表される化合物。
ル基(例、フェニル)または置換基を有していてもよい
複素環基を、R20およびR21の少なくとも一方はニトロ
基またはシアノ基を、A環はさらに置換基(例、C1-6
アルキル、ハロゲン原子(例、塩素)、ニトロ、シア
ノ、ホルミル)を有していてもよく、nは1〜3の整数
を示す〕で表される化合物。
としては、後述する実施例1〜251に記載の化合物が
好ましく、なかでもエチル 1-ベンジル-2,5-ジメチル
-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボキシレー
ト、メチル 1-ベンジル-4-(3-シアノフェニル)-2,5-
ジメチル-1H-ピロール-3-カルボキシレート、メチル1
-ベンジル-4-(4-ホルミルフェニル)-2,5-ジメチル-1H-
ピロール-3-カルボキシレート、メチル 4-(4-シアノ
フェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-ピリジルメチル)-1H-ピ
ロール-3-カルボキシレートもしくはその塩、4-(4-シ
アノフェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-ピリジルメチル)-1H
-ピロール-3-カルボニトリルもしくはその塩、4-(4-
シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-((6-メチル-3-ピリジ
ル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルもしくはそ
の塩および(7)4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-
1-((6-クロロ-3-ピリジル)メチル)-1H-ピロール-3-カル
ボニトリルもしくはその塩などが好ましい。
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2aは水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3aは置換基を有していてもよい芳香環基
を、R4aは水素原子、炭素原子を介する基、窒素原子を
介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介する
基を、R5aおよびR5aaの少なくとも一方はニトロ基、
シアノ基またはホルミル基を、B環はさらに置換基を有
していてもよく、X3は置換基を有していてもよい直鎖
の炭素原子数が1ないし5の二価の基を示す。〕で表わ
される化合物(ただし、(1)エチル 4-(3-シアノフェ
ニル)-1-(2-ナフチルメチル)-1H-ピロール-3-カルボキ
シレート、(2)エチル 4-(3-シアノフェニル)-1-(1-
ナフチルメチル)-1H-ピロール-3-カルボキシレート、
(3)1-ベンジル-3-(3-ニトロフェニル)-1H-ピロー
ル、(4)1-ベンジル-3-メチル-4-(4-ニトロフェニル)
-1H-ピロール、(5)tert-ブチル 4-エチル-1-(4-ニト
ロベンジル)-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2-カ
ルボキシレート、(6)tert-ブチル 4-エチル-1-(4-メ
トキシベンジル)-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2
-カルボキシレート、(7)tert-ブチル1-ベンジル-4-
エチル-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2-カルボキ
シレート、(8)tert-ブチル 1-ベンジル-4-メチル-3-
(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2-カルボキシレー
ト、(9)メチル [4-(アミノカルボニル)-5-メチル-3-
(4-ニトロフェニル)-1-(2-ピリジン-2-イルエチル)-1H-
ピロール-2-イル]アセテート、(10)1-ベンジル-N-
{2’-[(tert-ブチルアミノ)スルホニル]-1,1’-ビフェ
ニル-4-イル}-4-(3-シアノフェニル)-1H-ピロール-3-カ
ルボキサミド、(11)3-{1-[(E)-1-シアノ-2-(3,5-ジ
クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-ヒドロキシ
エテニル]-1H-ピロール-3-イル}ベンゾニトリル、(1
2)メチル 4-(4-アミノ-3-ニトロフェニル)-1-ベンジ
ル-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボキシレート、
(13)メチル 1-ベンゾイル-4-(3-ニトロフェニル)-1
H-ピロール-3-カルボキシレート、(14)4-[1-ベンジ
ル-2-(2-フラニル)-5-フェニル-1H-ピロール-3-イル]-
ベンゾニトリルおよび(15)4-[1-ベンジル-2,5-ジフ
ェニル-1H-ピロール-3-イル]-ベンゾニトリルを除く)
もしくはその塩またはそのプロドラッグ;または
6'1bはC1-6アルキル基を示す)で表わされる基を、R
2bは水素原子またはC1-6アルキル基を、R3bは置換基
を有していてもよいC1-6アルキル基、置換基を有して
いてもよいC7-15アラルキル基、置換基を有していても
よい5ないし14員の芳香族複素環基−C1- 6アルキル
基、式−CO−R9'3b(R9'3bは置換基を有していても
よいC1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または置換基を有していてもよい5ない
し14員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基また
は式−SO 2−R12'3b(R12'3bは置換基を有していて
もよいC1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または置換基を有していてもよい5ない
し14員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基を、
R4bは水素原子またはC1-6アルキル基を、R5bおよび
R5bbの少なくとも一方はニトロ基、シアノ基またはホ
ルミル基を示す。〕で表される化合物(ただし、(1)
エチル 4-(3-シアノフェニル)-1-(2-ナフチルメチル)-1
H-ピロール-3-カルボキシレート、(2)エチル4-(3-シ
アノフェニル)-1-(1-ナフチルメチル)-1H-ピロール-3-
カルボキシレート、(3)メチル 4-(4-アミノ-3-ニト
ロフェニル)-1-ベンジル-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-
カルボキシレート、(4)メチル 4-(4-アミノ-3-ニトロ
フェニル)-1-ブチル-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カル
ボキシレート、(5)メチル 4-(4-アミノ-3-ニトロフェ
ニル)-1,2,5-トリメチル-1H-ピロール-3-カルボキシレ
ート、(6)メチル 1-ベンゾイル-4-(3-ニトロフェニ
ル)-1H-ピロール-3-カルボキシレート、(7)ジメチル
4-(3-ニトロフェニル)-1H-ピロール-1,3-ジカルボキシ
レートを除く)もしくはその塩またはそのプロドラッグ
で表される化合物は新規な化合物である。
式−COOR6'1a(R6'1aはC1-6アルキル基を示す)
で表わされる基が好ましく、R6'1aとしてはメチル、エ
チル、プロピル、n−ブチル、tert−ブチルなどが
好ましく、特にメチル、エチルが好ましい。R2aとして
は、メチル、エチルなどのC1-6アルキル基が好まし
く、特にメチルが好ましい。R3aとしては、ヒドロキシ
などの置換基を有していてもよいC1-6アルキル基
(例、メチル、エチル、プロピル、ブチルなど)、置換
基を有していてもよいC 7-15アラルキル基(例、ベンジ
ル、フェニルエチルなど)、式−COR9'''3a(R
9'''3aは置換基を有していてもよいC1-6アルキル基
(例、メチル、エチルなど)または置換基を有していて
もよいC6-14アリール基(例、フェニルなど)を示す)
で表わされる基、式−SO2−R12'3a(R12'3aは置換
基を有していてもよいC1-6アルキル基(例、メチル、
エチルなど)または置換基を有していてもよいC6-14ア
リール基(例、フェニルなど)を示す)で表わされる基
などが好ましく、なかでも、メチル、エチル、プロピ
ル、n−ブチル、ヒドロキシブチル、メチルスルホニ
ル、ベンゾイル、フェニルスルホニル、ベンジル、フェ
ニルエチルなどが好ましく、特にベンジルが好ましい。
R4aとしては、メチル、エチルなどのC1-6アルキル基
が好ましく、特にメチルが好ましい。R5aおよびR5aa
としては、いずれか一方ががニトロ基、シアノ基または
ホルミル基で、他方またはB環の他の置換可能な位置に
水素原子、C1-6アルキル基(例、メチル、エチルな
ど)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
など、特に好ましくは塩素)、ニトロ基、シアノ基また
はホルミル基を有する場合が好ましい。mは1〜3の整
数を示し、なかでも1または2が好ましいく、特に1が
好ましい。
るC1-6アルキル基としては、メチル、エチル、プロピ
ル、n−ブチル、tert−ブチルなどが好ましく、特
にメチル、エチルが好ましい。R2bで示されるC1-6ア
ルキル基としては、メチル、エチルなどが好ましく、特
にメチルが好ましい。R3bで示される置換基を有してい
てもよい環状基としては、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基(例、フェニルなど)などが好ましい。
R4bで示されるC1-6アルキル基としては、メチル、エ
チルなどが好ましく、特にメチルが好ましい。R5bとし
てはニトロ基が好ましい。
は(I'')としては、後述する実施例1〜251に記載
の化合物またはその塩が好ましく、なかでもなかでも
エチル 1-ベンジル-2,5-ジメチル-4-(4-ニトロフェニ
ル)-1H-ピロール-3-カルボキシレート、メチル 1-ベ
ンジル-4-(3-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロー
ル-3-カルボキシレート、メチル 1-ベンジル-4-(4-ホ
ルミルフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボ
キシレート、メチル 4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメ
チル-1-(3-ピリジルメチル)-1H-ピロール-3-カルボキシ
レートもしくはその塩、4-(4-シアノフェニル)-2,5-
ジメチル-1-(3-ピリジルメチル)-1H-ピロール-3-カルボ
ニトリルもしくはその塩、4-(4-シアノフェニル)-2,5
-ジメチル-1-((6-メチル-3-ピリジル)メチル)-1H-ピロ
ール-3-カルボニトリルもしくはその塩および(7)4-
(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-((6-クロロ-3-ピ
リジル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルもしく
はその塩などが好ましい。
含む本発明の化合物(I)の塩としては、例えば金属
塩、アンモニウム塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、
有機酸との塩、塩基性又は酸性アミノ酸との塩等が挙げ
られる。金属塩の好適な例としては、例えばナトリウム
塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マ
グネシウム塩、バリウム塩等のアルカリ土類金属塩;ア
ルミニウム塩等が挙げられる。有機塩基との塩の好適な
例としては、例えばトリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、ピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、エタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、シクロヘキシルアミン、ジシクロヘキシルアミン、
N,N'−ジベンジルエチレンジアミン等との塩が挙げ
られる。無機酸との塩の好適な例としては、例えば塩
酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等との塩が挙げら
れる。有機酸との塩の好適な例としては、例えばギ酸、
酢酸、トリフルオロ酢酸、フタル酸、フマル酸、シュウ
酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ
酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸等との塩が挙げられる。塩基性アミノ酸
との塩の好適な例としては、例えばアルギニン、リジ
ン、オルニチン等との塩が挙げられ、酸性アミノ酸との
塩の好適な例としては、例えばアスパラギン酸、グルタ
ミン酸等との塩が挙げられる。このうち、薬学的に許容
し得る塩が好ましい。例えば、化合物内に酸性官能基を
有する場合にはアルカリ金属塩(例、ナトリウム塩、カ
リウム塩等)、アルカリ土類金属塩(例、カルシウム
塩、マグネシウム塩、バリウム塩等)等の無機塩、アン
モニウム塩等、また、化合物内に塩基性官能基を有する
場合には、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン
酸等無機酸との塩、又は酢酸、フタル酸、フマル酸、シ
ュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、メ
タンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸と
の塩が挙げられる。
む本発明の化合物(I)またはその塩は、下記の反応式
1で示される方法又はそれに準じた方法等により得られ
るほか、公知の方法又はそれに準じた方法等により得ら
れる。また、下記反応式1中で得られた化合物(化合物
(I),(II),(III)など)の官能基をそれ自体公知または
それに準じた方法(例えば、酸化反応、還元反応、加水
分解反応、アシル化反応、アルキル化反応、アミド化反
応、アミノ化反応、転移反応など)で変換し、式(I)
に含まれる化合物を得ることもできる。以下の反応式1
中の化合物の各記号は、前記と同意義を示すが必要によ
り一般に有機合成上使用される保護基等で保護されてい
てもよい、またXはハロゲン原子を示す。反応式中の化
合物は塩を形成している場合も含み、該塩としては、例
えば化合物(I)の塩と同様のもの等が挙げられる。
V)、(V)、(VI)、(VII)は、市販されている場合
には市販品をそのまま用いることもでき、自体公知の方
法又はこれらに準じた方法に従って製造することもでき
る。化合物(II)は、例えば化合物(III)に鈴木反応
又はそれに準じた方法等を行うことによって得られるほ
か、文献(Bobergら、Liebigs. Ann. Chem. 1985,pp239
-250、Meyerら、Liebigs. Ann. Chem. 1981, pp1534-15
44、Sanchezら、J.Chem. Soc., Perkin I, Vol 2, 198
2,pp441-447、Bartonら、J. Chem. Soc.,Chem. Commu
n. 1985, pp1098-1100、Jouleら、Chapman&Hall、He
terocyclicChemistry、Jonesら、John Wiley &Sons、P
yrroles: Part One: The Synthesis and the Physical
and Chemical Aspects of the Pyrrole Ring (The Chem
istry of Heterocyclic Compounds, Vol 48, Part One)
に記載の方法又はそれに準じた方法等により得られ
る。。化合物(III)は、例えば文献(Baxterら、J. Me
d. Chem. 1993, Vol 36, pp239-250、Petrusoら、J. He
terocyclic Chem. 1990, Vol.27, pp1209-1211)に記載
の方法又はそれに準じた方法等により得られる。
を塩基存在下にアルキルハライド、アシルハライド、ス
ルホニルハライド等と反応させることによって化合物
(I)又は化合物(IV)を合成することができる。反応
は定法に従って行うことができる。ハロゲン原子として
は、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子などが挙げられる。該「塩基」としては、例えば水素
化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化
合物類、ナトリウムアミド等のアルカリ金属アミド類等
が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(II)又は化合
物(III)1モルに対し、約1.0ないし約10モルであ
る。好ましくは約1.0ないし2.0モルである。アル
キルハライド、アシルハライド、スルホニルハライド等
の使用量は、化合物(II)又は化合物(III)1モルに対
し、約1.0ないし約10モルである。好ましくは約
1.0ないし2.0モルである。反応温度は約−70℃
から約100℃、好ましくは約0℃〜約50℃である。
反応時間は約5分から約20時間程度である。本反応は
通常反応に影響のない有機溶媒中で行われる。反応に悪
影響のない有機溶媒としては、例えば、ジエチルエーテ
ル、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)などのエ
ーテル類、ヘキサン、ペンタンなどの飽和炭化水素類、
ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水
素類、N,N-ジメチルホルムアミドなどのアミド類、ベン
ゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類などが用いら
れ、これらは一種又は二種以上適宜の割合で混合して用
いてもよい。また、アルキルハライド、アシルハライ
ド、スルホニルハライドに保護基が付与されている場
合、それ自体公知またはそれに準じた方法で保護基を除
去し、化合物(I)を得ることができる。例えば、アル
キルハライドとして2-(4-ヨードブトキシ)テトラヒドロ
ピランを用いた場合、酸性条件下での処理によりテトラ
ヒドロピラニル基を除去することができる。該酸として
は、例えば塩酸等の無機酸などが用いられる。反応はア
ルコール類など、反応に不活性な溶媒を用いて行うこと
ができる。反応は通常約0℃から約100℃である。
を例えば鈴木反応(アリールホウ酸と、アリールハライ
ドまたはアリールオキシトリフルオロメタンスルホネー
トとのパラジウム触媒による交叉縮合反応)を行うこと
によって化合物(I)又は化合物(II)を合成すること
ができる。反応は文献(Suzukiら、Synth. Commum. 198
1, Vol.11, pp 513)記載の方法、あるいはそれに準じ
た方法によって行うことができる。反応温度は約20℃
から約150℃、好ましくは約60℃から約120℃で
ある。反応時間は約1時間から約50時間程度である。
物(VII)とを反応させることによって化合物(I)を合
成することができる。反応は文献(Bhaduriら、J. Hete
rocyclic Chem. 1987, Vol.24, pp23-25)記載の方法、
あるいはそれに準じた方法によって行うことができる。
反応温度は約−70℃から約150℃、好ましくは約
0℃〜約100℃である。反応時間は約5分から約24時
間程度である。化合物(VI)、化合物(VII)の使用量
は、化合物(V)1モルに対し、約1.0ないし約10モ
ルである。好ましくは約1.0ないし3.0モルであ
る。本反応は通常反応に影響のない有機溶媒中で行われ
る。反応に悪影響のない有機溶媒としては、例えば、メ
タノール、エタノールなどのアルコール類、ジエチルエ
ーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)など
のエーテル類、ヘキサン、ペンタンなどの飽和炭化水素
類、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭
化水素類、N,N-ジメチルホルムアミドなどのアミド類、
ベンゼン、トルエンなどの芳香族炭化水素類などが用い
られ、これらは一種又は二種以上適宜の割合で混合して
用いてもよい。 また、酸、塩基等を添加して反応を行
ってもよい。また、化合物(V)、(VI)、(VII)に保
護基が付与されている場合、それ自体公知またはそれに
準じた方法で保護基を除去し、化合物(I)を得ること
ができる。
内における生理条件下で酵素や胃酸などによる反応によ
り化合物(I)に変換する化合物、即ち酵素的に酸化、
還元、加水分解などを起こして化合物(I)に変化する
化合物、胃酸などにより加水分解などを起こして化合物
(I)に変化する化合物をいう。化合物(I)のプロド
ラッグとしては、化合物(I)のアミノ基がアシル化、
アルキル化、りん酸化された化合物(例、化合物(I)
のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチル
アミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,
3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、
テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロ
イルオキシメチル化、tert−ブチル化された化合物な
ど);化合物(I)の水酸基がアシル化、アルキル化、
りん酸化、ほう酸化された化合物(例、化合物(I)の
水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル
化、ピバロイル化、スクシニル化、フマリル化、アラニ
ル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物
など);化合物(I)のカルボキシル基がエステル化、
アミド化された化合物(例、化合物(I)のカルボキシ
ル基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボ
キシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル
化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカル
ボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル
化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシ
カルボニルエチルエステル化、メチルアミド化された化
合物など);などが挙げられる。これらの化合物は自体
公知の方法によって化合物(I)から製造することがで
きる。また、化合物(I)のプロドラッグは、広川書店
1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁
から198頁に記載されているような生理的条件で化合
物(I)に変化するものであってもよい。
めとするアンドロゲン受容体拮抗薬(以下、本発明のア
ンドロゲン受容体拮抗薬と略記する場合がある)は、優
れたアンドロゲン受容体拮抗作用などを有し、また毒性
が低く、かつ、副作用も少ないため、安全な医薬品、ア
ンドロゲン受容体拮抗剤などとして有用である。本発明
のアンドロゲン受容体拮抗薬を含有してなる医薬組成物
は、哺乳動物(例えば、マウス、ラット、ハムスター、
ウサギ、ネコ、イヌ、ウシ、ヒツジ、サル、ヒトなど)
に対して、優れたアンドロゲン受容体拮抗作用および
(または)前立腺特異抗原(PSA)の産生阻害作用を
示し、(経口)吸収性、(代謝)安定性などにも優れる
ため、アンドロゲン受容体関連疾患、例えばアンドロゲ
ン依存期および(または)アンドロゲン非依存期のホル
モン感受性疾患、特にアンドロゲン依存期および(また
は)アンドロゲン非依存期のホルモン感受性癌(例、前
立腺癌、子宮癌、乳癌、下垂体腫瘍、肝癌など)、前立
腺肥大症、子宮内膜症、子宮筋腫、思春期早発症、月経
困難症、無月経症、月経前症候群、多房性卵巣症候群な
どの性ホルモン感受性疾患の予防・治療剤、および避妊
(もしくは、その休薬後のリバウンド効果を利用した場
合には、不妊症の予防・治療)剤などとして用いること
ができる。特に、本発明の化合物(I)またはその塩
は、正常アンドロゲン受容体および(または)変異受容
体に対して拮抗作用を示すので、アンドロゲン依存期お
よび(または)アンドロゲン非依存期のホルモン感受性
癌に対して優れた予防・治療効果を発揮できる。アンド
ロゲン受容体拮抗薬のうち、変異アンドロゲン受容体に
対して拮抗作用を示す薬または感受性が増強したアンド
ロゲン受容体に対して拮抗作用を示す薬は、アンドロガ
ン依存期および(または)アンドロゲン非依存期のホル
モン感受性癌の予防・治療剤としても有用である。
してなる医薬組成物は、例えば、本発明のアンドロゲン
受容体拮抗薬を自体公知の方法に従って、薬理学的に許
容される担体と混合して医薬組成物、例えば錠剤(糖衣
錠、フィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆粒剤、
カプセル剤、(ソフトカプセルを含む)、液剤、注射
剤、坐剤、徐放剤などとして、経口的又は非経口的
(例、局所、直腸、静脈投与など)に安全に投与するこ
とができる。注射剤は、静脈内、筋肉内、皮下または臓
器内投与あるいは直接病巣に投与することができる。本
発明の医薬組成物の製造に用いられてもよい薬理学的に
許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有
機あるいは無機担体物質があげられ、例えば固形製剤に
おける賦形剤、滑沢剤、結合剤及び崩壊剤、あるいは液
状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化
剤、緩衝剤及び無痛化剤などがあげられる。更に必要に
応じ、通常の防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着
剤、湿潤剤などの添加物を適宜、適量用いることもでき
る。
マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロ
ース、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。滑沢剤として
は、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。
結合剤としては、例えば結晶セルロース、白糖、D−マ
ンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなど
が挙げられる。崩壊剤としては、例えばデンプン、カル
ボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
カルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、L
−ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。溶
剤としては、例えば注射用水、アルコール、プロピレン
グリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油、
オリーブ油などが挙げられる。溶解補助剤としては、例
えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、ト
リスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールア
ミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどが挙げ
られる。懸濁化剤としては、例えばステアリルトリエタ
ノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミ
ノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン、など
の界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロースなどの親水性高分子などが挙げられる。等張化剤
としては、例えばブドウ糖、 D−ソルビトール、塩化
ナトリウム、グリセリン、D−マンニトールなどが挙げ
られる。緩衝剤としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭
酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。無痛
化剤としては、例えばベンジルアルコールなどが挙げら
れる。防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エス
テル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェ
ネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙
げられる。抗酸化剤としては、例えば亜硫酸塩、アスコ
ルビン酸、α−トコフェロールなどが挙げられる。
ドロゲン受容体拮抗薬の含有量は、投与対象、投与ルー
ト、疾患などにより適宜選択することができる。例え
ば、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対
して約0.01ないし100重量%、好ましくは約0.
1ないし50重量%、さらに好ましくは約0.5ないし
20重量%程度である。本発明の医薬組成物における担
体などの添加剤の含有量は、製剤の形態によって相違す
るが、通常製剤全体に対して約1ないし99.99重量
%、好ましくは約10ないし90重量%程度である。
し得る薬物(以下、併用薬物と略記する)としては、例
えば、LH−RH誘導体などが挙げられる。LH−RH
誘導体としては、ホルモン依存性疾患、特に性ホルモン
依存性癌(例、前立腺癌、子宮癌、乳癌、下垂体腫瘍、
肝癌など)、前立腺肥大症、子宮内膜症、子宮筋腫、思
春期早発症、月経困難症、無月経症、月経前症候群、多
房性卵巣症候群等の性ホルモン依存性の疾患および避妊
(もしくは、その休薬後のリバウンド効果を利用した場
合には、不妊症)に有効なLH−RH誘導体またはその
塩が挙げられる。さらに性ホルモン非依存性であるがL
H−RH感受性である良性または悪性腫瘍などに有効な
LH−RH誘導体またはその塩も挙げられる。LH−R
H誘導体またはその塩の具体例としては、例えば、トリ
ートメントウイズ GnRH アナログ:コントラバー
シス アンド パースペクテイブ(Treatment with GnR
H analogs: Controversies and perspectives)[パル
テノン バブリッシング グループ(株)(The Parthen
on Publishing Group Ltd.)発行1996年]、特表平3−
503165号公報、特開平3−101695号、同7
−97334号および同8−259460号公報などに
記載されているペプチド類が挙げられる。
ゴニストまたはLH−RHアンタゴニストが挙げられる
が、LH−RHアンタゴニストとしては、例えば、式 X-D2Nal-D4ClPhe-D3Pal-Ser-A-B-Leu-C-Pro-DAlaNH2 〔式中、XはN(4H2-furoyl)GlyまたはNAcを、AはNMeTy
r、Tyr、Aph(Atz)、NMeAph(Atz)から選ばれる残基を、
BはDLys(Nic)、DCit、DLys(AzaglyNic)、DLys(AzaglyF
ur)、DhArg(Et2)、DAph(Atz)およびDhCi から選ばれる
残基を、CはLys(Nisp)、ArgまたはhArg(Et2)をそれぞ
れ示す〕で表わされる生理活性ペプチドまたはその塩な
どが用いられる。LH−RHアゴニストとしては、例え
ば、式 5-oxo-Pro-His-Trp-Ser-Tyr-Y-Leu-Arg-Pro-Z 〔式中、YはDLeu、DAla、DTrp、DSer(tBu)、D2Nalおよ
びDHis(ImBzl)から選ばれる残基を、ZはNH-C2H5または
Gly-NH2をそれぞれ示す〕で表わされる生理活性ペプチ
ドまたはその塩などが用いられる。特に、YがDLeuで、
ZがNH-C2H5であるペプチド(即ち、5-oxo-Pro-His-Trp
-Ser-Tyr-DLeu-Leu-Arg-Pro-NH-C2H5で表されるペプチ
ドA;リュープロレリン)またはその塩(例、酢酸塩)
が好適である。
薬物とを組み合わせてなる医薬(以下、本発明の併用
剤)は、毒性が低く、例えば、本発明のアンドロゲン受
容体拮抗薬または(および)上記併用薬物を自体公知の
方法に従って、薬理学的に許容される担体と混合して医
薬組成物、例えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング
錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤、(ソフトカプ
セルを含む)、液剤、注射剤、坐剤、徐放剤などとし
て、経口的又は非経口的(例、局所、直腸、静脈投与な
ど)に安全に投与することができる。注射剤は、静脈
内、筋肉内、皮下または臓器内投与あるいは直接病巣に
投与することができる。本発明の併用剤の製造に用いら
れてもよい薬理学的に許容される担体としては、製剤素
材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質があげら
れ、例えば固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤及
び崩壊剤、あるいは液状製剤における溶剤、溶解補助
剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤及び無痛化剤などがあ
げられる。更に必要に応じ、通常の防腐剤、抗酸化剤、
着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤などの添加物を適宜、
適量用いることもできる。
マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロ
ース、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。滑沢剤として
は、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。
結合剤としては、例えば結晶セルロース、白糖、D−マ
ンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなど
が挙げられる。崩壊剤としては、例えばデンプン、カル
ボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
カルシウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、L
−ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。溶
剤としては、例えば注射用水、アルコール、プロピレン
グリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油、
オリーブ油などが挙げられる。溶解補助剤としては、例
えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、ト
リスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールア
ミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどが挙げ
られる。懸濁化剤としては、例えばステアリルトリエタ
ノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミ
ノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン、など
の界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロースなどの親水性高分子などが挙げられる。等張化剤
としては、例えばブドウ糖、 D−ソルビトール、塩化
ナトリウム、グリセリン、D−マンニトールなどが挙げ
られる。緩衝剤としては、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭
酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。無痛
化剤としては、例えばベンジルアルコールなどが挙げら
れる。防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エス
テル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェ
ネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙
げられる。抗酸化剤としては、例えば亜硫酸塩、アスコ
ルビン酸、α−トコフェロールなどが挙げられる。
ゲン受容体拮抗薬と併用薬物との配合比は、投与対象、
投与ルート、疾患などにより適宜選択することができ
る。例えば、本発明の併用剤における本発明のアンドロ
ゲン受容体拮抗薬の含有量は、製剤の形態によって相違
するが、通常製剤全体に対して約0.01ないし100
重量%、好ましくは約0.1ないし50重量%、さらに
好ましくは約0.5ないし20重量%程度である。本発
明の併用剤における併用薬物の含有量は、製剤の形態に
よって相違するが、通常製剤全体に対して約0.01な
いし100重量%、好ましくは約0.1ないし50重量
%、さらに好ましくは約0.5ないし20重量%程度で
ある。本発明の併用剤における担体などの添加剤の含有
量は、製剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に
対して約1ないし99.99重量%、好ましくは約10
ないし90重量%程度である。また、本発明のアンドロ
ゲン受容体拮抗薬および併用薬物をそれぞれ別々に製剤
化する場合も同様の含有量でよい。
般に用いられる自体公知の方法により製造することがで
きる。例えば、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬また
は併用薬物は、分散剤(例、ツイーン(Tween)80
(アトラスパウダー社製、米国)、HCO 60(日光ケミカ
ルズ製)、ポリエチレングリコール、カルボキシメチル
セルロース、アルギン酸ナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、デキストリンなど)、安定化剤
(例、アスコルビン酸、ピロ亜硫酸ナトリウムなど)、
界面活性剤(例、ポリソルベート80、マクロゴールな
ど)、可溶剤(例、グリセリン、エタノールなど)、緩
衝剤(例、リン酸及びそのアルカリ金属塩、クエン酸及
びそのアルカリ金属塩など)、等張化剤(例、塩化ナト
リウム、塩化カリウム、マンニトール、ソルビトール、
ブドウ糖など)、pH調節剤(例、塩酸、水酸化ナトリ
ウムなど)、保存剤(例、パラオキシ安息香酸エチル、
安息香酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジ
ルアルコールなど)、溶解剤(例、濃グリセリン、メグ
ルミンなど)、溶解補助剤(例、プロピレングリコー
ル、白糖など)、無痛化剤(例、ブドウ糖、ベンジルア
ルコールなど)などと共に水性注射剤に、あるいはオリ
ーブ油、ゴマ油、綿実油、コーン油などの植物油、プロ
ピレングリコールなどの溶解補助剤に溶解、懸濁あるい
は乳化して油性注射剤に成形し、注射剤とすることがで
きる。
法に従い、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併
用薬物を例えば、賦形剤(例、乳糖、白糖、デンプンな
ど)、崩壊剤(例、デンプン、炭酸カルシウムなど)、
結合剤(例、デンプン、アラビアゴム、カルボキシメチ
ルセルロース、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロ
ピルセルロースなど)又は滑沢剤(例、タルク、ステア
リン酸マグネシウム、ポリエチレングリコール 600
0など)などを添加して圧縮成形し、次いで必要によ
り、味のマスキング、腸溶性あるいは持続性の目的のた
め自体公知の方法でコーティングすることにより経口投
与製剤とすることができる。そのコーティング剤として
は、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ポリオキシエチレングリコー
ル、ツイーン 80、プルロニック F68、セルロー
スアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロースフタレート、ヒドロキシメチルセルロースアセ
テートサクシネート、オイドラギット(ローム社製、ド
イツ,メタアクリル酸・アクリル酸共重合)および色素
(例、ベンガラ,二酸化チタンなど)などが用いられ
る。経口投与用製剤は速放性製剤、徐放性製剤のいずれ
であってもよい。
に従い、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用
薬物を油性又は水性の固状、半固状あるいは液状の坐剤
とすることができる。上記組成物に用いる油性基剤とし
ては、例えば、高級脂肪酸のグリセリド〔例、カカオ
脂、ウイテプゾル類(ダイナマイトノーベル社製,ドイ
ツ)など〕、中級脂肪酸〔例、ミグリオール類(ダイナ
マイトノーベル社製,ドイツ)など〕、あるいは植物油
(例、ゴマ油、大豆油、綿実油など)などが挙げられ
る。また、水性基剤としては、例えばポリエチレングリ
コール類、プロピレングリコール、水性ゲル基剤として
は、例えば天然ガム類、セルロース誘導体、ビニール重
合体、アクリル酸重合体などが挙げられる。上記徐放性
製剤としては、徐放性マイクロカプセル剤などが挙げら
れる。徐放型マイクロカプセルとするには、自体公知の
方法を採用できるが、例えば、下記〔2〕に示す徐放性
製剤に成型して投与するのが好ましい。本発明のアンド
ロゲン受容体拮抗薬は、固形製剤(例、散剤、顆粒剤、
錠剤、カプセル剤)などの経口投与用製剤に成型する
か、坐剤などの直腸投与用製剤に成型するのが好まし
い。特に経口投与用製剤が好ましい。併用薬物は、薬物
の種類に応じて上記した剤形とすることができる。
体拮抗薬または併用薬物の注射剤およびその調製、
〔2〕本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬
物の徐放性製剤又は速放性製剤およびその調製、〔3〕
本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物の舌
下錠、バッカル又は口腔内速崩壊剤およびその調製につ
いて具体的に示す。 〔1〕注射剤およびその調製 本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物を水
に溶解してなる注射剤が好ましい。該注射剤には安息香
酸塩又は/およびサリチル酸塩を含有させてもよい。該
注射剤は、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併
用薬物と所望により安息香酸塩又は/およびサリチル酸
塩の双方を水に溶解することにより得られる。上記安息
香酸、サリチル酸の塩としては、例えばナトリウム,カ
リウムなどのアルカリ金属塩、カルシウム,マグネシウ
ムなどのアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、メグル
ミン塩、その他トロメタモールなどの有機酸塩などが挙
げられる。注射剤中の本発明のアンドロゲン受容体拮抗
薬または併用薬物の濃度は0.5〜50w/v%、好ま
しくは3〜20w/v%程度である。また安息香酸塩又
は/およびサリチル酸塩の濃度は0.5〜50w/v
%、好ましくは3〜20w/v%が好ましい。
添加剤、例えば安定化剤(アスコルビン酸、ピロ亜硫酸
ナトリウムなど)、界面活性剤(ポリソルベート80、
マクロゴールなど)、可溶剤(グリセリン、エタノール
など)、緩衝剤(リン酸及びそのアルカリ金属塩、クエ
ン酸及びそのアルカリ金属塩など)、等張化剤(塩化ナ
トリウム、塩化カリウムなど)、分散剤(ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、デキストリン)、pH調節剤
(塩酸、水酸化ナトリウムなど)、保存剤(パラオキシ
安息香酸エチル、安息香酸など)、溶解剤(濃グリセリ
ン、メグルミンなど)、溶解補助剤(プロピレングリコ
ール、白糖など)、無痛化剤(ブドウ糖、ベンジルアル
コールなど)などを適宜配合することができる。これら
の添加剤は一般に注射剤に通常用いられる割合で配合さ
れる。注射剤はpH調節剤の添加により2〜12好まし
くは2.5〜8.0に調整するのがよい。注射剤は本発明
のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物と所望によ
り安息香酸塩又は/およびサリチル酸塩の双方を、また
必要により上記添加剤を水に溶解することにより得られ
る。これらの溶解はどのような順序で行ってもよく、従
来の注射剤の製法と同様に適宜行うことができる。注射
用水溶液は加温するのがよく、また通常の注射剤と同様
にたとえば濾過滅菌,高圧加熱滅菌などを行うことによ
り注射剤として供することができる。注射用水溶液は、
例えば100℃〜121℃の条件で5分〜30分高圧加
熱滅菌するのがよい。さらに多回分割投与製剤として使
用できるように、溶液の抗菌性を付与した製剤としても
よい。
の調製 本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物を含
んでなる核を所望により水不溶性物質や膨潤性ポリマー
などの被膜剤で被覆してなる徐放性製剤が好ましい。例
えば、1日1回投与型の経口投与用徐放性製剤が好まし
い。被膜剤に用いられる水不溶性物質としては、例えば
エチルセルロース、ブチルセルロースなどのセルロース
エーテル類、セルロースアセテート、セルロースプロピ
オネートなどのセルロースエステル類、ポリビニルアセ
テート、ポリビニルブチレートなどのポリビニルエステ
ル類、アクリル酸/メタクリル酸共重合体、メチルメタ
クリレート共重合体、エトキシエチルメタクリレート/
シンナモエチルメタクリレート/アミノアルキルメタク
リレート共重合体、ポリアクリル酸、ポリメタクリル
酸、メタクリル酸アルキルアミド共重合体、ポリ(メタ
クリル酸メチル)、ポリメタクリレート、ポリメタクリ
ルアミド、アミノアルキルメタクリレート共重合体、ポ
リ(メタクリル酸アンヒドリド)、グリシジルメタクリ
レート共重合体、とりわけオイドラギットRS−10
0,RL−100,RS−30D,RL−30D,RL
−PO,RS−PO(アクリル酸エチル・メタアクリル
酸メチル・メタアクリル酸塩化トリメチル・アンモニウ
ムエチル共重合体)、オイドラギットNE−30D(メ
タアクリル酸メチル・アクリル酸エチル共重合体)など
のオイドラギット類(ローム・ファーマ社)などのアク
リル酸系ポリマー、硬化ヒマシ油(例、ラブリーワック
ス(フロイント産業)など)などの硬化油、カルナバワ
ックス、脂肪酸グリセリンエステル、パラフィンなどの
ワックス類、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどが挙げ
られる。
有し、 pH依存性の膨潤を示すポリマーが好ましく、胃
内のような酸性領域では膨潤が少なく、小腸や大腸など
の中性領域で膨潤が大きくなる酸性の解離基を有するポ
リマーが好ましい。このような酸性の解離基を有し pH
依存性の膨潤を示すポリマーとしては、例えばカーボマ
ー(Carbomer)934P、940、941、974P、
980、1342など、ポリカーボフィル(polycarbop
hil)、カルシウムポリカボーフィル(carcium polycar
bophil)(前記はいずれもBFグツドリッチ社製)、ハ
イビスワコー103、104、105、304(いずれ
も和光純薬(株)製)などの架橋型ポリアクリル酸重合
体が挙げられる。
質をさらに含んでいてもよい。該親水性物質としては、
例えばプルラン、デキストリン、アルギン酸アルカリ金
属塩などの硫酸基を有していてもよい多糖類、ヒドロキ
シプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどの
ヒドロキシアルキル基又はカルボキシアルキル基を有す
る多糖類、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン、
ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコールなどが
挙げられる。徐放性製剤の被膜剤における水不溶性物質
の含有率は約30ないし約90%(w/w)、好ましくは
約35ないし約80%(w/w)、さらに好ましくは約4
0ないし75%(w/w)、膨潤性ポリマーの含有率は約
3ないし約30%(w/w)、好ましくは約3ないし約1
5%(w/w)である。被膜剤は親水性物質をさらに含んで
いてもよく、その場合被膜剤における親水性物質の含有
率は約50%(w/w)以下、好ましくは約5〜約40%(w
/w)、さらに好ましくは約5〜約35%(w/w)であ
る。ここで上記%(w/w)は被膜剤液から溶媒(例、
水、メタノール、エタノールなどの低級アルコールな
ど)を除いた被膜剤組成物に対する重量%を示す。
を含む核を調製し、次いで得られた核を、水不溶性物質
や膨潤性ポリマーなどを加熱溶解あるいは溶媒に溶解又
は分散させた被膜剤液で被覆することにより製造され
る。 I.薬剤を含む核の調製。 被膜剤で被覆される薬物を含む核(以下、単に核と称す
ることがある)の形態は特に制限されないが、好ましく
は顆粒あるいは細粒などの粒子状に形成される。核が顆
粒又は細粒の場合、その平均粒子径は、好ましくは約1
50ないし2,000μm、さらに好ましくは約500
ないし約1,400μmである。核の調製は通常の製造
方法で実施することができる。例えば、薬物に適当な賦
形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、安定化剤などを混合
し、湿式押し出し造粒法、流動層造粒法などにより調製
する。核の薬物含量は、約0.5ないし約95%(w/
w)、好ましくは約5.0ないし約80%(w/w)、さら
に好ましくは約30ないし約70%(w/w)である。
糖、乳糖、マンニトール、グルコースなどの糖類、澱
粉、結晶セルロース、リン酸カルシウム、コーンスター
チなどが用いられる。中でも、結晶セルロース、コーン
スターチが好ましい。結合剤としては、例えばポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエ
チレングリコール、ポリビニルピロリドン、プルロニッ
クF68、アラビアゴム、ゼラチン、澱粉などが用いら
れる。崩壊剤としては、例えばカルボキシメチルセルロ
ースカルシウム(ECG505)、クロスカルメロースナトリウ
ム(Ac-Di-Sol)、架橋型ポリビニルピロリドン(クロス
ポビドン)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
(L-HPC)などが用いられる。中でも、ヒドロキシプロ
ピルセルロース、ポリビニルピロリドン、低置換度ヒド
ロキシプロピルセルロースが好ましい。滑沢剤、凝集防
止剤としては例えばタルク、ステアリン酸マグネシウム
およびその無機塩、また潤滑剤としてポリエチレングリ
コールなどが用いられる。安定化剤としては酒石酸、ク
エン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸などの酸が用
いられる。
となる不活性担体粒子上に水、低級アルコール(例、メ
タノール、エタノールなど)などの適当な溶媒に溶解し
た結合剤をスプレーしながら、薬物あるいはこれと賦形
剤、滑沢剤などとの混合物を少量づつ添加して行なう転
動造粒法、パンコーティング法、流動層コーティング法
や溶融造粒法によっても調製することができる。不活性
担体粒子としては、例えば白糖、乳糖、澱粉、結晶セル
ロース、ワックス類で製造されたものが使用でき、その
平均粒子径は約100μmないし約1,500μmであ
るものが好ましい。核に含まれる薬物と被膜剤とを分離
するために、防護剤で核の表面を被覆してもよい。防護
剤としては、例えば前記親水性物質や、水不溶性物質な
どが用いられる。防護剤は、好ましくはポリエチレング
リコールやヒドロキシアルキル基又はカルボキシアルキ
ル基を有する多糖類、より好ましくはヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースが
用いられる。該防護剤には安定化剤として酒石酸、クエ
ン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸などの酸や、タ
ルクなどの滑沢剤を含んでいてもよい。防護剤を用いる
場合、その被覆量は核に対して約1ないし約15%(w/
w)、好ましくは約1ないし約10%(w/w)、さらに好
ましくは約2ないし約8%(w/w)である。防護剤は通
常のコーティング法により被覆することができ、具体的
には、防護剤を例えば流動層コーティング法、パンコー
ティング法などにより核にスプレーコーティングするこ
とで被覆することができる。
性の膨潤性ポリマー、および親水性物質を加熱溶解ある
いは溶媒に溶解又は分散させた被膜剤液により被覆する
ことにより徐放性製剤が製造される。核の被膜剤液によ
る被覆方法として、例えば噴霧コーティングする方法な
どが挙げられる。被膜剤液中の水不溶性物質、膨潤性ポ
リマー又は親水性物質の組成比は、被膜中の各成分の含
有率がそれぞれ前記含有率となるように適宜選ばれる。
被膜剤の被覆量は、核(防護剤の被覆量を含まない)に
対して約1ないし約90%(w/w)、好ましくは約5な
いし約50%(w/w)、さらに好ましくは約5ないし3
5%(w/w)である。
単独であるいは両者の混液を用いることができる。混液
を用いる際の水と有機溶媒との混合比(水/有機溶媒:
重量比)は、1ないし100%の範囲で変化させること
ができ、好ましくは1ないし約30%である。該有機溶
媒としては、水不溶性物質を溶解するものであれば特に
限定されないが、例えばメチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール、n-ブチルアルコール
などの低級アルコール、アセトンなどの低級アルカノ
ン、アセトニトリル、クロロホルム、メチレンクロライ
ドなどが用いられる。このうち低級アルコールが好まし
く、エチルアルコール、イソプロピルアルコールが特に
好ましい。水及び水と有機溶媒との混液が被膜剤の溶媒
として好ましく用いられる。この時、必要であれば被膜
剤液中に被膜剤液安定化のために酒石酸、クエン酸、コ
ハク酸、フマル酸、マレイン酸などの酸を加えてもよ
い。噴霧コーティングにより被覆する場合の操作は通常
のコーティング法により実施することができ、具体的に
は、被膜剤液を例えば流動層コーティング法、パンコー
ティング法などにより核にスプレーコーティングするこ
とで実施することができる。この時必要であれば、タル
ク、酸化チタン、ステアリン酸マグネシウム、ステアリ
ン酸カルシウム、軽質無水ケイ酸などを滑沢剤として、
グリセリン脂肪酸エステル、硬化ヒマシ油、クエン酸ト
リエチル、セチルアルコール、ステアリルアルコールな
どを可塑剤として添加してもよい。被膜剤による被膜
後、必要に応じてタルクなどの帯電防止剤を混合しても
よい。
物など)であっても固形状(粒子状、丸剤、錠剤など)
であってもよい。経口投与剤、注射剤など非経口投与剤
が用いられるが、経口投与剤が好ましい。速放性製剤
は、通常、活性成分である薬物に加えて、製剤分野で慣
用される担体、添加剤や賦形剤(以下、賦形剤と略称す
ることがある)を含んでいてもよい。用いられる製剤賦
形剤は、製剤賦形剤として常用される賦形剤であれば特
に限定されない。例えば経口固形製剤用の賦形剤として
は、乳糖、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロース
(旭化成(株)製、アビセルPH101など)、粉糖、
グラニュウ糖、マンニトール、軽質無水ケイ酸、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、L−システインなどが挙
げられ、好ましくはコーンスターチおよびマンニトール
などが挙げられる。これらの賦形剤は一種又は二種以上
を組み合わせて使用できる。賦形剤の含有量は速放性製
剤全量に対して、例えば約4.5〜約99.4w/w
%、好ましくは約20〜約98.5w/w%、さらに好
ましくは約30〜約97w/w%である。速放性製剤に
おける薬物の含量は、速放性製剤全量に対して、約0.
5〜約95%、好ましくは約1〜約60%の範囲から適
宜選択することができる。
記成分に加えて、崩壊剤を含有する。このような崩壊剤
としては、例えばカルボキシメチルセルロースカルシウ
ム(五徳薬品製、ECG−505)、クロスカルメロー
スナトリウム(例えば、旭化成(株)製、アクジゾ
ル)、クロスポビドン(例えば、BASF社製、コリド
ンCL)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(信
越化学(株))、カルボキシメチルスターチ(松谷化学
(株))、カルボキシメチルスターチナトリウム(木村
産業製、エキスプロタブ)、部分α化デンプン(旭化成
(株)製、PCS)などが用いられ、例えば水と接触し
て吸水、膨潤、あるいは核を構成している有効成分と賦
形剤との間にチャネルを作るなどにより顆粒を崩壊させ
るものを用いることができる。これらの崩壊剤は、一種
又は二種以上を組み合わせて使用できる。崩壊剤の配合
量は、用いる薬物の種類や配合量、放出性の製剤設計な
どにより適宜選択されるが、速放性製剤全量に対して、
例えば約0.05〜約30w/w%、好ましくは約0.
5〜約15w/w%である。
口固型製剤の場合には上記の組成に加えて、所望により
固型製剤において慣用の添加剤をさらに含んでいてもよ
い。このような添加剤としては、例えば結合剤(例え
ば、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム末、メチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
ポリビニルピロリドン、プルラン、デキストリンな
ど)、滑沢剤(例えば、ポリエチレングリコール、ステ
アリン酸マグネシウム、タルク、軽質無水ケイ酸(例え
ば、アエロジル(日本アエロジル))、界面活性剤(例
えば、アルキル硫酸ナトリウムなどのアニオン系界面活
性剤、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルおよびポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンヒマシ油誘導体などの非イオン系界面活性剤な
ど)、着色剤(例えば、タール系色素、カラメル、ベン
ガラ、酸化チタン、リボフラビン類)、必要ならば、橋
味剤(例えば、甘味剤、香料など)、吸着剤、防腐剤、
湿潤剤、帯電防止剤などが用いられる。また、安定化剤
として酒石酸、クエン酸、コハク酸、フマル酸などの有
機酸を加えてもよい。上記結合剤としては、ヒドロキシ
プロピルセルロース、ポリエチレングリコールおよびポ
リビニルピロリドンなどが好ましく用いられる。速放性
製剤は、通常の製剤の製造技術に基づき、前記各成分を
混合し、必要により、さらに練合し、成型することによ
り調製することができる。上記混合は、一般に用いられ
る方法、例えば、混合、練合などにより行われる。具体
的には、例えば速放性製剤を粒子状に形成する場合、前
記徐放性製剤の核の調製法と同様の手法により、バーチ
カルグラニュレーター、万能練合機(畑鉄工所製)、流
動層造粒機FD−5S(パウレック社製)などを用いて
混合しその後、湿式押し出し造粒法、流動層造粒法など
により造粒することにより調製することができる。この
ようにして得られた速放性製剤と徐放性製剤とは、その
ままあるいは適宜、製剤賦形剤などと共に常法により別
々に製剤化後、同時あるいは任意の投与間隔を挟んで組
み合わせて投与する製剤としてもよく、また両者をその
ままあるいは適宜、製剤賦形剤などと共に一つの経口投
与製剤(例、顆粒剤、細粒剤、錠剤、カプセルなど)に
製剤化してもよい。両製剤を顆粒あるいは細粒に製し
て、同一のカプセルなどに充填して経口投与用製剤とし
てもよい。
剤およびその調製 舌下錠、バッカル製剤、口腔内速崩壊剤は錠剤などの固
形製剤であってもよいし、口腔粘膜貼付錠(フィルム)
であってもよい。舌下錠、バッカル又は口腔内速崩壊剤
としては、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併
用薬物と賦形剤とを含有する製剤が好ましい。また、滑
沢剤、等張化剤、親水性担体、水分散性ポリマー、安定
化剤などの補助剤を含有していてもよい。また、吸収を
容易にし、生体内利用率を高めるためにβ−シクロデキ
ストリン又はβ−シクロデキストリン誘導体(例、ヒド
ロキシプロピル−β−シクロデキストリンなど)などを
含有していてもよい。上記賦形剤としては、乳糖、白
糖、D−マンニトール、デンプン、結晶セルロース、軽
質無水ケイ酸などが挙げられる。滑沢剤としてはステア
リン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タル
ク、コロイドシリカなどが挙げられ、特に、ステアリン
酸マグネシウムやコロイドシリカが好ましい。等張化剤
としては塩化ナトリウム、グルコース、フルクトース、
マンニトール、ソルビトール、ラクトース、サッカロー
ス、グリセリン、尿素などが挙げられ、特にマンニトー
ルが好ましい。親水性担体としては結晶セルロース、エ
チルセルロース、架橋性ポリビニルピロリドン、軽質無
水珪酸、珪酸、リン酸二カルシウム、炭酸カルシウムな
どの膨潤性親水性担体が挙げられ、特に結晶セルロース
(例、微結晶セルロースなど)が好ましい。水分散性ポ
リマーとしてはガム(例、トラガカントガム、アカシア
ガム、グアーガム)、アルギン酸塩(例、アルギン酸ナ
トリウム)、セルロース誘導体(例、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース)、ゼラチン、水溶性デンプ
ン、ポリアクリル酸(例、カーボマー)、ポリメタクリ
ル酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリカーボフィル、アスコ
ルビン酸パルミチン酸塩などが挙げられ、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、ポリアクリル酸、アルギン酸
塩、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレングリコールなどが好まし
い。特にヒドロキシプロピルメチルセルロースが好まし
い。安定化剤としては、システイン、チオソルビトー
ル、酒石酸、クエン酸、炭酸ナトリウム、アスコルビン
酸、グリシン、亜硫酸ナトリウムなどが挙げられ、特
に、クエン酸やアスコルビン酸が好ましい。
本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物と賦
形剤とを自体公知の方法により混合することにより製造
することができる。さらに、所望により上記した滑沢
剤、等張化剤、親水性担体、水分散性ポリマー、安定化
剤、着色剤、甘味剤、防腐剤などの補助剤を混合しても
よい。上記成分を同時に若しくは時間差をおいて混合し
た後、加圧打錠成形することにより舌下錠、バッカル錠
又は口腔内速崩壊錠が得られる。適度な硬度を得るた
め、打錠成形の過程の前後において必要に応じ水やアル
コールなどの溶媒を用いて加湿・湿潤させ、成形後、乾
燥させて製造してもよい。
は、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物
および上記した水分散性ポリマー(好ましくは、ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース)、賦形剤などを水などの溶媒に溶解させ、得
られる溶液を流延させて(cast)フィルムとする。さら
に、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、保存剤、着色剤、緩
衝剤、甘味剤などの添加物を加えてもよい。フィルムに
適度の弾性を与えるためポリエチレングリコールやプロ
ピレングリコールなどのグリコール類を含有させたり、
口腔の粘膜ライニングへのフィルムの接着を高めるため
生物接着性ポリマー(例、ポリカルボフィル、カルボポ
ール)を含有させてもよい。流延は、非接着性表面に溶
液を注ぎ、ドクターブレードなどの塗布用具で均一な厚
さ(好ましくは10〜1000ミクロン程度)にそれを
広げ、次いで溶液を乾燥してフィルムを形成することに
より達成される。このように形成されたフィルムは室温
若しくは加温下乾燥させ、所望の表面積に切断すればよ
い。
のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物と、本発明
のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物とは不活性
である水溶性若しくは水拡散性キャリヤーとの網状体か
らなる固体状の急速拡散投与剤が挙げられる。該網状体
は、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物
を適当な溶媒に溶解した溶液とから構成されている固体
状の該組成物から溶媒を昇華することによって得られ
る。該口腔内速崩壊剤の組成物中には、本発明のアンド
ロゲン受容体拮抗薬または併用薬物に加えて、マトリッ
クス形成剤と二次成分とを含んでいるのが好ましい。該
マトリックス形成剤としてはゼラチン類、デキストリン
類ならびに大豆、小麦ならびにオオバコ(psyllium)種子
タンパクなどの動物性タンパク類若しくは植物性タンパ
ク類;アラビアゴム、ガーガム、寒天ならびにキサンタ
ンなどのゴム質物質;多糖類;アルギン酸類;カルボキ
シメチルセルロース類;カラゲナン類;デキストラン
類;ペクチン類;ポリビニルピロリドンなどの合成ポリ
マー類;ゼラチン−アラビアゴムコンプレックスなどか
ら誘導される物質が含まれる。さらに、マンニトール、
デキストロース、ラクトース、ガラクトースならびにト
レハロースなどの糖類;シクロデキストリンなどの環状
糖類;リン酸ナトリウム、塩化ナトリウムならびにケイ
酸アルミニウムなどの無機塩類;グリシン、L−アラニ
ン、L−アスパラギン酸、L−グルタミン酸、L−ヒド
ロシキプロリン、L−イソロイシン、L−ロイシンなら
びにL−フェニルアラニンなどの炭素原子数が2から1
2までのアミノ酸などが含まれる。マトリックス形成剤
は、その1種若しくはそれ以上を、固形化の前に、溶液
又は懸濁液中に導入することができる。かかるマトリッ
クス形成剤は、界面活性剤に加えて存在していてもよ
く、また界面活性剤が排除されて存在していてもよい。
マトリックス形成剤はそのマトリックスを形成すること
に加えて、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬または併
用薬物の拡散状態をその溶液又は懸濁液中に維持する助
けをすることができる。
剤、着色剤、pH調整剤、香味料、甘味料若しくは食味
マスキング剤などの二次成分を組成物中に含有していて
よい。適当な着色剤としては、赤色、黒色ならびに黄色
酸化鉄類およびエリス・アンド・エベラールド社のFD
&Cブルー2号ならびにFD&Cレッド40号などのF
D&C染料が挙げられる。適当な香味料には、ミント、
ラスベリー、甘草、オレンジ、レモン、グレープフルー
ツ、カラメル、バニラ、テェリーならびにグレープフレ
ーバーおよびその組合せたものが含まれる。適当なpH
調整剤は、クエン酸、酒石酸、リン酸、塩酸およびマレ
イン酸が含まれる。適当な甘味料としてはアスパルテー
ム、アセスルフェームKならびにタウマチンなどが含ま
れる。適当な食味マスキング剤としては、重炭酸ナトリ
ウム、イオン交換樹脂、シクロデキストリン包接化合
物、吸着質物質ならびにマイクロカプセル化アポモルフ
ィンが含まれる。製剤には通常約0.1〜約50重量
%、好ましくは約0.1〜約30重量%の本発明のアン
ドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物を含み、約1分〜
約60分の間、好ましくは約1分〜約15分の間、より
好ましくは約2分〜約5分の間に(水に)本発明のアン
ドロゲン受容体拮抗薬または併用薬物の90%以上を溶
解させることが可能な製剤(上記、舌下錠、バッカルな
ど)や、口腔内に入れられて1ないし60秒以内に、好
ましくは1ないし30秒以内に、さらに好ましくは1な
いし10秒以内に崩壊する口腔内速崩壊剤が好ましい。
約10〜約99重量%、好ましくは約30〜約90重量
%である。β−シクロデキストリン又はβ−シクロデキ
ストリン誘導体の製剤全体に対する含有量は0〜約30
重量%である。滑沢剤の製剤全体に対する含有量は、約
0.01〜約10重量%、好ましくは約1〜約5重量%
である。等張化剤の製剤全体に対する含有量は、約0.
1〜約90重量%、好ましくは、約10〜約70重量%
である。親水性担体の製剤全体に対する含有量は約0.
1〜約50重量%、好ましくは約10〜約30重量%で
ある。水分散性ポリマーの製剤全体に対する含有量は、
約0.1〜約30重量%、好ましくは約10〜約25重
量%である。安定化剤の製剤全体に対する含有量は約
0.1〜約10重量%、好ましくは約1〜約5重量%で
ある。上記製剤はさらに、着色剤、甘味剤、防腐剤など
の添加剤を必要に応じ含有していてもよい。
の種類、年齢、体重、症状、剤形、投与方法、投与期間
などにより異なるが、例えば、セプシスの患者(成人、
体重約60kg)一人あたり、通常、本発明のアンドロ
ゲン受容体拮抗薬および併用薬物として、それぞれ1日
約0.01〜約1000mg/kg、好ましくは約0.01
〜約100mg/kg、より好ましくは約0.1〜約100
mg/kg、とりわけ約0.1〜約50mg/kgを、
なかでも約1.5〜約30mg/kgを1日1回から数回に
分けて静脈投与される。もちろん、前記したように投与
量は種々の条件で変動するので、前記投与量より少ない
量で十分な場合もあり、また範囲を超えて投与する必要
のある場合もある。併用薬物は、副作用が問題とならな
い範囲でどのような量を設定することも可能である。併
用薬物としての一日投与量は、症状の程度、投与対象の
年齢、性別、体重、感受性差、投与の時期、間隔、医薬
製剤の性質、調剤、種類、有効成分の種類などによって
異なり、特に限定されないが、薬物の量として通常、た
とえば経口投与で哺乳動物1kg体重あたり約0.00
1〜2000mg、好ましくは約0.01〜500m
g、さらに好ましくは、約0.1〜100mg程度であ
り、これを通常1日1〜4回に分けて投与する。
時期に投与してもよいが、併用薬物を先に投与した後、
本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬を投与してもよい
し、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬を先に投与し、
その後で併用薬物を投与してもよい。時間差をおいて投
与する場合、時間差は投与する有効成分、剤形、投与方
法により異なるが、例えば、併用薬物を先に投与する場
合、併用薬物を投与した後1分〜3日以内、好ましくは
10分〜1日以内、より好ましくは15分〜1時間以内
に本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬を投与する方法が
挙げられる。本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬を先に
投与する場合、本発明のアンドロゲン受容体拮抗薬を投
与した後、1分〜1日以内、好ましくは10分〜6時間
以内、より好ましくは15分から1時間以内に併用薬物
を投与する方法が挙げられる。好ましい投与方法として
は、例えば、経口投与製剤に製形された併用薬物約0.
001〜200mg/kgを経口投与し、約15分後に
経口投与製剤に製形された本発明のアンドロゲン受容体
拮抗薬 約0.005〜100mg/kgを1日量として
経口投与する。
び実施例によって詳しく説明されるが、これらの例は単
なる実施であって、本発明を限定するものではなく、ま
た本発明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。
以下の参考例中の「室温」は通常約10℃ないし約35
℃を示す。「%」は特記しない限り重量パーセントを示
す。但し、収率は mol/mol%を示す。その他の本文中で
用いられている略号は下記の意味を示す。 s:シングレット(singlet) brs:ブロードシングレット (broad singlet) d:ダブレット(doublet) t:トリプレット(triplet) q:カルテット(quartet) dd:ダブルダブレット(double doublet) ddd:ダブルダブルダブレット(double double double
t) dt:ダブルトリプレット(double triplet) m:マルチプレット(multiplet) br:ブロード(broad) J:カップリング定数(coupling constant) Hz:ヘルツ(Hertz) CDCl3:重クロロホルム1 H-NMR:プロトン核磁気共鳴 Me:メチル
製造 4-ニトロベンズアルデヒド (23.9 g) とニトロエタン
(30 g) の混合物にn-ブチルアミン (1.2 g) を加え、反
応混合物を100 ℃で18時間加熱した後に濃縮した。残留
物にエタノールを加えて結晶を濾取し、得られた結晶を
さらにエタノールとジイソプロピルエーテルで洗浄し
て、表題化合物 (15.6 g) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.46 (3H, s), 7.60 (2H, d, J=
8.7 Hz), 8.09 (1H, s),8.33 (2H, d, J= 8.7 Hz). IR (KBr):ν 3113, 3076, 3057, 2984, 2941, 2839, 15
99, 1520 cm-1.
ルの製造 2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチル (6.85
g) 、トリエチルアミン(8.7 ml) のジクロロメタン (27
0 ml) 溶液に対し、0 ℃で過臭化臭化水素酸ピリジン
(15.7 g) を徐々に加えた。反応混合物を同温度で2時間
攪拌した後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、
酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、
溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル
−ヘキサンで再結晶して表題化合物 (7.59 g) を黄色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.19 (3H, s), 2.47 (3H, s), 3.
82 (3H, s), 8.20 (1H,s).
ルの製造 3,5-ジメチル-1H-ピロール-2-カルボン酸エチル (5.15
g) を用いて参考例2と同様の反応、精製処理を行い、表
題化合物 (4.43 g) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.37 (3H, t, J=6.8 Hz), 2.26 (3
H, s), 2.28 (3H, s), 4.32 (2H, q, J=6.8 Hz), 9.32
(1H, s).
ルボン酸メチルの製造 水素化ナトリウム (60% オイル懸濁品, 0.26 g) のテト
ラヒドロフラン (30 ml)懸濁液を氷浴で冷却し、参考例
2で得られた化合物(1.01 g) を加えた。反応混合物を同
温度で30分間攪拌した後、ベンジルブロミド(0.57 ml)
を加えて室温で4時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩
水に注いだ後酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸
マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−
酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶
して表題化合物 (0.75 g) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.15 (3H, s), 2.45 (3H, s), 3.
84 (3H, s), 5.08 (2H,s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.2-7.4
(3H, m).
ピロール-3-イルボロン酸の製造 参考例4で得られた化合物 (550 mg) のテトラヒドロフ
ラン (8.5 ml) 溶液に対し、-78 ℃でブチルリチウムの
ヘキサン溶液(1.6 mol/l, 1.1 ml)を滴下した。反応混
合物を同温度で1時間攪拌した後、ホウ酸トリメチル
(1.94 ml) のテトラヒドロフラン (34 ml) 溶液を加え
てさらに1時間攪拌した。反応混合物に対して水(5 ml)
およびメタノール(5 ml)混合物を加えた後室温まで昇温
し、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチ
ル層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:
ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル−ヘキサ
ンで再結晶して表題化合物 (413mg) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.41 (3H, s), 2.46 (3H, s), 3.
86 (3H, s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.2-7.4 (3H, m).
ロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(3.71 g)、4-フルオロベンジ
ルブロミド(2.0 ml)を用いて実施例2と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (4.12 g) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.14 (3H, s), 2.44 (3H, s), 3.
85 (3H, s), 5.05 (2H,s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.0-7.2
(2H, m).
ジメチル-1H-ピロール-3-イルボロン酸の製造 参考例6で得られた化合物 (1.04 g)を用いて参考例5と
同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (510 mg) を
無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.40 (3H, s), 2.46 (3H, s), 3.
87 (3H, s), 5.08 (2H,s), 6.7-6.9 (2H, m), 6.9-7.1
(2H, m), 7.58 (2H, brs).
造 4-アミノ-2-(トリフルオロメチル)ベンゾニトリル (1.0
2 g) のアセトニトリル(30 ml) 溶液に対し、0 ℃で亜
硝酸tert-ブチル(0.95 ml)を滴下した。反応混合物を同
温度で0.5時間攪拌した後、臭化銅(II) (1.39 g)を徐々
に加えて室温まで昇温し、さらに14時間攪拌した。反応
混合物を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸
エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物
をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出
液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル−ヘ
キサンで再結晶して表題化合物 (1.13 g) を淡黄色油状
物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:7.71 (1H, d, J=8.2 Hz), 7.8-7.9
(1H, m), 7.95 (1H, s).
様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (729 mg) を無
色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:7.68 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.8-8.0
(2H, m).
チル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(1.87 g)、tert-ブチル(ジメ
チル)シリルクロリド(1.34 g)を用いて実施例2と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (1.86 g) を無色結
晶として得た。1H-NMR (CDCl3) δ:0.57 (6H, s), 0.9
7 (9H, s), 2.30 (3H, s), 2.58 (3H, s), 3.83 (3H,
s).
ニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-イルボロン酸の製
造 参考例10で得られた化合物 (0.95 g)を用いて参考例5と
同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (640 mg) を
無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:0.60 (6H, s), 1.01 (9H, s), 2.5
5 (3H, s), 2.59 (3H, s), 3.86 (3H, s), 7.37 (2H, b
rs).
の製造 3,5-ジメチル-1H-ピロール-2-カルボニトリル (1.82 g,
Synthesis, 1999, 46-48. に記載されている方法に従
って合成) を用いて参考例2と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物 (2.74 g) を無色結晶として得た。1H
-NMR (CDCl3) δ:2.16 (3H, s), 2.26 (3H, s), 8.73
(1H, s).
の製造 2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリル (750 mg,
J. Org. Chem., 43, 4273-4276 (1978) に記載されて
いる方法に従って合成) を用いて参考例2と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (867 mg) を無色結晶
として得た。1H-NMR (CDCl3) δ:2.19 (3H, s), 2.38
(3H, s), 8.45 (1H, s).
造 1-ニトロプロパン (25 ml) を用いて参考例1と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (9.48 g) を無色結晶
として得た。1H-NMR (CDCl3) δ:1.28 (3H, t, J=7.8
Hz), 2.83 (2H, q, J=7.8 Hz), 7.51(2H, d, J=8.2 H
z), 7.76 (2H, d, J=8.2 Hz), 7.97 (1H, s).
ン (16.7 ml) 、メタノール (2.4 ml) 、1,1'-ビス(ジ
フェニルホスフィノ)フェロセン(3.2 g) 、水酸化パラ
ジウム (1.3 g)のN,N-ジメチルホルムアミド (150 ml)
溶液を一酸化炭素雰囲気下、70 ℃で20時間加熱攪拌し
た。室温まで放冷後、反応混合物を飽和食塩水に注ぎ、
酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウム
で乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー
(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)
で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合
物 (1.69 g) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.42 (3H, s), 4.00 (3H, s), 7.6
3 (1H, dd, J=1.5, 8.1Hz), 8.03 (1H, d, J=8.1 Hz),
8.56 (1H, d, J=1.5 Hz).
造 2-アミノ-5-メチルピリジン (5.01 g)、二炭酸ジ-tert-
ブチル (11.7 ml) の2-メチル-2-プロパノール (100 m
l) 溶液を室温で20時間攪拌した。反応混合物を飽和食
塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸
マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−
酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶
して表題化合物 (4.60 g) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.49 (9H, s), 2.26 (3H, s), 7.4
-7.6 (1H, m), 7.84 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.0-8.2 (2H,
m).
ール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(1.88 g)、4-シアノベンジル
ブロミド(1.59 g)を用いて実施例2と同様の反応、精製
処理を行い、表題化合物 (2.06 g) を無色結晶として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.13 (3H, s), 2.42 (3H, s), 3.8
5 (3H, s), 5.13 (2H, s), 6.99 (2H, d, J=8.0 Hz),
7.63 (2H, d, J=8.0 Hz).
ラン (30 ml)溶液に0 ℃で水素化アルミニウムリチウム
(0.62 g)をゆっくり加えた。室温まで昇温後、反応混合
物を同温度で2時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水
に注いだ後酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マ
グネシウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマト
グラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢
酸エチル)で精製して表題化合物 (1.49 g) を黄色油状
物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.51 (3H, s), 3.86 (1H, brs),
4.66 (2H, s), 7.13 (1H,d, J=8.0 Hz), 7.61 (1H, dd,
J=2.2, 8.0 Hz), 7.63 (1H, d, J=2.2 Hz).
ンの製造 3,4-ジクロロベンズアルデヒド (91.44 g) を用いて参
考例1と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (62.
5 g) を黄色結晶として得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 2.43
(3H, s), 7.23-7.27 (1H, m), 7.50-7.54 (2H, m), 7.
95 (1H, s).
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (16.51 g)
を淡黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2232, 1520, 1327, 799, 681 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.44 (3H, s), 7.55-7.75 (4H,
m), 8.03 (1H, s).
ロール-2-カルボン酸エチルの製造 参考例3で得られた化合物 (3.69 g) と4-フルオロベン
ジルブロミド (1.9 mL)を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (4.11 g) を無色結晶とし
て得た。 IR (KBr):ν 1694, 1512, 1271, 1138 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.29 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.19 (3
H, s), 2.34 (3H, s), 4.23 (2H, q, J=7.2 Hz), 5.55
(2H, s), 6.88-7.00 (4H, m).
造 参考例3で得られた化合物 (7.00 g)、6N水酸化ナトリウ
ム (100 mL)、エタノール (100 mL) の混合物を3時間加
熱還流した後、濃縮した。残留物を氷浴で冷却後、塩酸
を少しずつ加えてpH1に調節し、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃
縮して表題化合物 (6.20 g) を淡褐色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3212, 1686, 1240 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.28 (3H, s), 2.32 (3H, s), 8.9
1 (1H, br).
ジルの製造 参考例22で得られた化合物(6.20 g) 、炭酸水素カリウ
ム (8.5 g)、ジメチルホルムアミド (50 mL) の混合物
に、ベンジルブロミド (3.45 mL) を滴下した。反応混
合物を室温で14時間攪拌した後、水で希釈し、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層を1N塩酸、水、飽和重曹水
で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、
溶出液:酢酸エチル)で精製して表題化合物 (8.46 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3283, 1672, 1288 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.25 (3H, s), 2.30 (3H, s), 5.3
0 (2H, s), 7.32-7.41 (5H, m), 8.79 (1H, br).
ール-2-カルボン酸ベンジルの製造 水素化ナトリウム (60% オイル懸濁品, 0.58 g) のジメ
チルホルムアミド (10 mL) 懸濁液を氷浴で冷却し、参
考例23で得られた化合物 (4.46 g) のジメチルホルムア
ミド (15 ml) 溶液を滴下した。反応混合物を同温度で1
0分間攪拌した後、4-シアノベンジルブロミド (2.84 g)
を加えてさらに3時間攪拌した。反応混合物を水に注い
だ後酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水ついで飽和
食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、
溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル
−ヘキサンで再結晶して表題化合物 (5.73 g) を無色結
晶として得た。 IR (KBr):ν 2228, 1694, 1424, 1271, 1134, 743 c
m-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.18 (3H, s), 2.34 (3H, s), 5.2
0 (2H, s), 5.62 (2H, s), 6.96 (2H, d, J=8.8 Hz),
7.30-7.33 (5H, m), 7.55 (2H, d, J=8.8 Hz).
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (55.1 g)
を淡黄色結晶として得た。
製造 4-ブロモベンズアルデヒド (50.4 g) を用いて参考例1
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (33.2 g)
を淡褐色結晶として得た。
(100 g) の混合物にn-ブチルアミン (2.4 mL) を加え、
反応混合物を18時間加熱還流した後室温に冷却した。沈
殿物を濾取して表題化合物 (21.7 g) を褐色粉末として
得た。1H-NMR (CDCl3) δ: 7.61 (1H, d, J=13.6 Hz),
7.66 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.76(2H, d, J=8.4 Hz), 7.9
9 (1H, d, J=13.6 Hz).
3 g)、トリエチルアミン(2.5 mL)、ジクロロメタン (10
0 mL) の混合物にメタンスルホニルクロリド (1.3 mL)
を加え、反応混合物を室温で18時間攪拌した後、水に注
いだ。ジクロロメタン層を分離し、飽和食塩水で洗浄、
硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物をアセトン
(100 mL) に溶解し、ヨウ化ナトリウム (6.75 g) を加
えた。反応混合物を1時間加熱還流した後、濃縮し、酢
酸エチルと5%チオ硫酸ナトリウム水溶液に溶解した。
酢酸エチル層を分取し、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、濃縮して表題化合物 (2.53 g) を
無色結晶として得た。 IR (KBr): ν 1491, 1447, 752, 700 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 3.76 (2H, s), 6.69 (1H, d, J=1.
6 Hz), 7.08-7.41 (16H,m).
0 g)とトリフェニルホスフィン (3.14 g)、ジクロロメ
タン(50 mL)の混合物を氷浴で冷却下し、N-ブロモスク
シンイミド(2.14 g)を加えた。反応混合物を0℃で2時間
攪拌した後、飽和重層水を加えて、ジクロロメタン層を
分離した。ジクロロメタン層をカラムクロマトグラフィ
ー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチ
ル)で精製して表題化合物 (2.00 g) を無色固体として
得た。この化合物は不安定であったので直ちに次の反応
に使用した。
製造 4-ヒドロキシメチル-1-トリチル-1H-1,2,3-トリアゾー
ル(9.30 g)を用いて参考例28と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物(9.93 g)を淡褐色結晶として得た。
ロール-2-カルボン酸の製造 参考例21で得られた化合物 (2.00 g)を用いて参考例22
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (1.85 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1655, 1508, 1447, 1292, 1217, 1148 cm
-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.19 (3H, s), 2.37 (3H, s), 5.5
6 (2H, s), 6.87-6.99 (4H, m).
ロール-2-イルカルバミン酸tert-ブチルの製造 参考例31で得られた化合物(1.11 g)、ジフェニルリン酸
アジド(1.17 g)、トリエチルアミン(0.71 mL)、tert-ブ
チルアルコール(15 mL)の混合物を16時間加熱還流後、
濃縮した。残留物をテトラヒドロフランと飽和重曹水で
溶解し、テトラヒドロフラン層を分取した。このテトラ
ヒドロフラン層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチ
ル)で精製して、表題化合物 (0.84 g) を得た。 IR (KBr): ν 3295, 1701, 1510, 1159 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.42 (9H, s), 1.95 (3H, s), 2.0
7 (3H, s), 4.92 (2H, s), 5.50-5.70 (1H, br), 6.90-
7.00 (4H, m).
ニトリル) (0.13 g)、N-ブロモスクシンイミド(1.57
g)、四塩化炭素(16 mL)の混合物を90℃の油浴で1時間加
熱した。反応混合物を室温まで冷却した後、不溶物を濾
去した。濾液を水、ついで飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥後濃縮して粗の表題化合物(0.84 g)
を無色油状物として得た。得られた粗の化合物を次の反
応に使用した。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.06 (3H, d, J=7.0 Hz), 5.19 (1
H, q, J=7.0 Hz), 7.30(1H, dd, J=8.0, 4.8 Hz), 7.79
(1H, dt, J=8.0, 2.0 Hz), 8.53 (1H, dd, J=4.8, 2.0
Hz), 8.65-8.67 (1H, m).
ルボン酸エチルの製造 粉末水酸化カリウム (0.15 g) のテトラヒドロフラン
(5 ml) 懸濁液を氷浴で冷却し、アセト酢酸エチル (1.0
ml) を滴下した。 この混合物を同温度で15分間攪拌し
た後、参考例1で得られた化合物 (0.56 g) を加え、室
温で3時間攪拌した。反応混合物を水に注いだ後酢酸エ
チルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄、硫酸
マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物にメタノール
(16 mL),水 (1.2 mL)、濃塩酸 (0.2 mL) を加え、2時間
加熱還流した。反応混合物を濃縮後、飽和重曹水で希釈
し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水
で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物を
カラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出
液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表題化合物 (0.
32 g) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.11 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.14 (3
H, s), 2.52 (3H, s), 4.12 (2H, q, J=7.2 Hz), 7.41
(2H, d, J=8.7 Hz), 8.20 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.23 (1
H, brs). IR (KBr):ν 2976, 2930, 1684, 1595, 1516 cm-1.
3-カルボン酸エチルの製造 水素化ナトリウム (60% オイル懸濁品, 32 mg) のテト
ラヒドロフラン (1 ml)懸濁液を氷浴で冷却し、実施例1
で得られた化合物 (230 mg) のテトラヒドロフラン (1
ml) 溶液を滴下した。反応混合物を同温度で1時間攪拌
した後、ヨウ化メチル (0.05 ml) を加えてさらに3時間
攪拌した。反応混合物を飽和食塩水に注いだ後酢酸エチ
ルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後
濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担体:
シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製
し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合物 (0.
09 g) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.11 (3
H, s), 2.56 (3H, s), 3.49 (3H, s), 4.07 (2H, q, J=
7.2 Hz), 7.37 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.19 (2H, d, J=8.
7 Hz). IR (KBr):ν 2978, 2934, 2905, 2693, 1597, 1537, 15
12 cm-1.
ール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (0.29 g) とヨウ化エチル
(0.09 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物 (180 mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.03 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.32 (3
H, t, J=7.0 Hz), 2.13(3H, s), 2.58 (3H, s), 3.92
(2H, q, J=7.0 Hz), 4.07 (2H, q, J=7.0 Hz), 7.3-7.5
(2H, m), 8.1-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν2982, 2936, 1694, 1597, 1514, 1345 c
m-1.
ロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (4.87 g) とベンジルブロミ
ド(2.0 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物 (5.3 g) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.03 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.05 (3
H, s), 2.51 (3H, s), 4.10 (2H, q, J=7.2 Hz), 5.13
(2H, s), 6.9-7.1 (2H, m), 7.2-7.4 (3H, m), 7.42 (2
H, d, J=8.8 Hz), 8.21 (2H, d, J=8.8 Hz). IR (KBr):ν 2978, 2921, 1694, 1597, 1514, 1345 cm
-1.
ール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (0.29 g) とヨウ化ブチル(0.
13 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行
い、表題化合物 (132 mg) を黄色結晶として得た。1H-N
MR (CDCl3) δ:0.99 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.03 (3H,
t, J=7.4 Hz), 1.3-1.5 (2H, m), 1.6-1.8 (2H, m), 2.
12 (3H, s), 2.56 (3H, s), 3.83 (2H, t, J=7.8 Hz),
4.07 (2H, q, J=7.4 Hz), 7.37 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.
19 (2H, d, J=8.8 Hz). IR (KBr):ν 2961, 2934, 1696, 1597, 1514, 1343 cm
-1.
ェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (0.32 g) と2-(4-ヨードブト
キシ)テトラヒドロピラン(0.32 g) を用いて実施例2と
同様の反応、精製処理を行い、2,5-ジメチル-4-(4-ニト
ロフェニル)-1-[4-(テトラヒドロ-2H-ピラン-2-イルオ
キシ)ブチル]-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルを含む
粗生成物(0.16 g)を得た。この粗生成物にメタノール(3
ml)と1規定塩酸(1 ml)を加えて室温で2時間攪拌した。
反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて中
和し、ついで酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽
和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮
した。残留物を再結晶(酢酸エチル−ヘキサン)で精製
して表題化合物 (62 mg) を褐色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.03 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.5-1.9
(4H, m), 2.13 (3H, s), 2.57 (3H, s), 3.6-3.8 (2H,
m), 3.8-4.0 (2H, m), 4.07 (2H, q, J=7.0 Hz), 7.37
(2H, d, J=8.8 Hz), 8.19 (2H, d, J=8.8 Hz). IR (KBr):ν 3480, 2980, 2938, 2872, 1694, 1597, 15
14, 1343 cm-1.
ニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (0.14 g) とメタンスルホニ
ルクロリド(0.05 ml) を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (115 mg) を黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:0.97 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.28 (3
H, s), 2.80 (3H, s), 3.26 (3H, s), 4.05 (2H, q, J=
7.2 Hz), 7.3-7.5 (2H, m), 8.2-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν 2982, 2934, 1709, 1599, 1373, 1348 cm
-1.
ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (0.14 g) とベンゾイルクロ
リド(0.06 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処
理を行い、表題化合物 (129 mg) を黄色結晶として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.06 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.98 (3
H, s), 2.39 (3H, s), 4.11 (2H, q, J=7.2 Hz), 7.4-
7.5 (2H, m), 7.5-7.6 (2H, m), 7.6-7.9 (3H, m), 8.1
-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν 2982, 1705, 1599, 1516, 1346, 1329 cm
-1.
ホニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (0.14 g) とベンゼンスルホ
ニルクロリド(0.07 ml)を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (111 mg) を黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 0.94 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.29 (3
H, s), 2.77 (3H, s), 4.02 (2H, q, J=7.2 Hz), 7.2-
7.4 (2H, m), 7.5-7.8 (3H, m), 7.8-7.9 (2H, m), 8.1
-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν 2982, 2938, 1709, 1599, 1518, 1375, 13
46 cm-1.
チル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (0.15 g) とヨウ化フェネチ
ル(0.12 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (16 mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, t, J=7.2 Hz), 1.92 (3
H, s), 2.51 (3H, s), 2.95 (2H, t, J=7.4 Hz), 4.0-
4.2 (4H, m), 7.0-7.2 (2H, m), 7.2-7.4 (5H, m), 8.1
9 (2H, d, J=8.8 Hz). IR (KBr):ν 3027, 2980, 2928, 1696, 1597, 1518, 13
75, 1346 cm-1.
ルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、3-シアノフェニル
ボロン酸(0.16 g)を用いて実施例14と同様の反応、精製
処理を行い、表題化合物 (138 mg) を淡黄色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.11 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 7.4-7.6 (4H, m), 8.04 (1H, s). IR (KBr):ν 2951, 2226, 1674, 1606, 1446 cm-1.
ロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例11で得られた化合物 (84 mg) とベンジルブロミ
ド (0.05 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (51 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.01 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 5.12 (2H, s), 6.9-7.0 (2H, m), 7.2-7.6
(7H, m). IR (KBr):ν 3065, 3032, 2988, 2948, 2228, 1699, 15
34 cm-1.
ルボン酸の製造 実施例1で得られた化合物 (390 mg) を濃硫酸 (1.0 ml)
中に徐々に加えて室温で0.5時間攪拌した。反応混合物
を氷水中に滴下した後酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル
層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物を酢酸
エチルで再結晶して表題化合物 (202 mg) を黄色結晶と
して得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.09 (3H, s), 2.41 (3H, s),
7.44 (2H, d, J=7.6 Hz),8.15 (2H, d, J=7.6 Hz), 11.
27 (1H, s). IR (KBr):ν 3368,3325,3304,1667 cm-1.
カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、4-フルオロフェニ
ルボロン酸(0.15 g)、テトラキス(トリフェニルホスフ
ィン)パラジウム(0.06 g)、無水炭酸ナトリウム(0.32
g)の混合物に対し、ジメチルホルムアミド(8 ml)、水(2
ml)を加え、130 ℃で20時間加熱した後室温まで冷却し
た。得られた反応混合物に対して水を加え、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。得られた粗生成
物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶
出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表題化合物
(138 mg) を淡黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.09 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 6.9-7.1 (2H, m), 7.1-7.3 (2H, m), 7.99
(1H, s). IR (KBr):ν 3287, 3096, 2994, 2949, 1667 cm-1.
カルボン酸メチルの製造参考例2で得られた化合物(0.23
g)、4-アセチルフェニルボロン酸(0.18 g)を用いて実
施例14と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (14
6 mg) を淡黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.13 (3H, s), 2.52 (3H, s), 2.6
2 (3H, s), 3.63 (3H, s), 7.34 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.94 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.23 (1H, s). IR (KBr):ν 3306, 3119, 2949, 1682 cm-1.
-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、4-(メトキシカルボ
ニル)フェニルボロン酸(0.20 g)を用いて実施例14と同
様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (77 mg)を淡黄
色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.13 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 3.92 (3H, s), 7.35 (2H, d, J=8.0 Hz),
7.59 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.01 (1H, s). IR (KBr):ν 3320, 2951, 1716, 1696 cm-1.
ルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、4-シアノフェニル
ボロン酸(0.16 g)を用いて実施例14と同様の反応、精製
処理を行い、表題化合物 (82 mg) を淡黄色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.13 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 7.35 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.62 (2H, d, J=
8.4 Hz), 8.14 (1H, s). IR (KBr):ν 3296, 2990, 2951, 2226, 1674 cm-1.
-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、4-(トリフルオロメ
チル)フェニルボロン酸(0.21 g)を用いて実施例14と同
様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (108 mg)を淡
黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.12 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 7.35 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.59 (2H, d, J=
8.0 Hz), 8.01 (1H, s). IR (KBr):ν 3287, 2949, 2862, 2714, 1669 cm-1.
カルボン酸メチルの製造参考例2で得られた化合物(0.23
g)、4-ホルミルフェニルボロン酸(0.21 g)を用いて実
施例14と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (12
5 mg) を淡黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.15 (3H, s), 2.53 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 7.41 (2H, dd, J= 6.6, 1.8 Hz), 7.86 (2
H, dd, J= 6.6, 1.8 Hz), 8.11 (1H, s), 10.02 (1H,
s). IR (KBr):ν 2948, 2841, 1695, 1682, 1447 cm-1.
ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例19で得られた化合物 (86 mg) とベンジルブロミ
ド (0.05 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (46 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.06 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 5.13 (2H, s), 6.9-7.0 (2H, m), 7.2-7.6
(5H, m), 7.87 (2H, d, J=8.8 Hz), 10.03 (1H,s). IR (KBr):ν 3030, 2948, 1696, 1605, 1537, 1439 cm
-1.
ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、4-(メチルスルホニ
ル)フェニルボロン酸(0.22 g)を用いて実施例14と同様
の反応、精製処理を行い、表題化合物 (198 mg)を淡黄
色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.13 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.1
0 (3H, s), 3.65 (3H, s), 7.44 (2H, d, J=8.0 Hz),
7.89 (2H, d, J=8.0 Hz), 8.16 (1H, s). IR (KBr):ν 3287, 2949, 2862, 2714, 1669 cm-1.
-3-イル)安息香酸の製造参考例2で得られた化合物(0.23
g)、4-(ジヒドロキシボリル)安息香酸(0.18 g)を用い
て実施例14と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物
(118 mg) を淡黄色結晶として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.06 (3H, s), 2.40 (3H, s),
3.51 (3H, s), 7.26 (2H,d, J=8.0 Hz), 7.87 (2H, d,
J=8.0 Hz), 11.25 (1H, s). IR (KBr):ν 3296, 3252, 1682, 1669 cm-1.
ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、4-(アミノカルボニ
ル) フェニルボロン酸(0.17 g)を用いて実施例14と同様
の反応、精製処理を行い、表題化合物 (150 mg)を淡黄
色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.12 (3H, s), 2.49 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 6.18 (1H, brs), 7.04 (1H, brs), 7.30 (2
H, d, J=8.0 Hz), 7.83 (2H, d, J=8.0 Hz), 10.28 (1
H, s). IR (KBr):ν 3103, 2955, 1669, 1609 cm-1.
ルボン酸メチルの製造参考例2で得られた化合物(0.46
g)、3-ニトロフェニルボロン酸(0.34 g)を用いて実施例
14と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (240 m
g) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.14 (3H, s), 2.54 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 7.5-7.7 (2H, m), 8.03 (1H, s), 8.1-8.2
(2H, m).
ルボン酸メチルの製造参考例2で得られた化合物(0.23
g)、3-アミノフェニルボロン酸(0.16 g)を用いて実施例
14と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (77 mg)
を淡黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.11 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 6.5-6.7 (3H, m), 7.0-7.2 (1H, m), 7.94
(1H, s). IR (KBr):ν 3306, 3020, 2948, 1682 cm-1.
ル-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、4-(メチルチオ)フ
ェニルボロン酸(0.17 g)を用いて実施例14と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (172 mg) を淡黄色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.11 (3H, s), 2.50 (6H, s), 3.6
3 (3H, s), 7.1-7.4 (4H, m), 7.96 (1H, s). IR (KBr):ν 3310, 2988, 2946, 2920, 1669 cm-1.
-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、1-ベンゾフラン-2-
イルボロン酸(0.17 g)を用いて実施例14と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (78 mg) を淡黄色結晶と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.33 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.7
1 (3H, s), 6.76 (1H, s), 7.2-7.3 (2H, m), 7.4-7.6
(2H, m), 8.06 (1H, s). IR (KBr):ν 3310, 2949, 2924, 1682 cm-1.
酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、2-ナフチルボロン
酸(0.18 g)を用いて実施例14と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物 (91 mg) を淡黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.16 (3H, s), 2.54 (3H, s), 3.5
8 (3H, s), 7.1-7.3 (3H, m), 7.66 (1H, s), 7.7-7.9
(3H, m), 7.98 (1H, s). IR (KBr):ν 303, 3052, 2947, 1682 cm-1.
ン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、3-ピリジニルジエ
チルボラン(0.15 g)を用いて実施例14と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (99 mg) を淡黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.13 (3H, s), 2.53 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 7.2-7.4 (1H, m), 7.5-7.7 (1H, m), 8.4-
8.5 (2H, m), 8.57 (1H, s). IR (KBr):ν 3287, 2948, 2743, 1693 cm-1.
メチルの製造参考例2で得られた化合物(0.23 g)、3-フ
リルボロン酸(0.12 g)を用いて実施例14と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (112 mg) を淡黄色結晶と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.18 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.7
1 (3H, s), 6.47 (1H, dd, J=0.8, 1.8 Hz), 7.38 (1H,
d, J=0.8 Hz), 7.42 (1H, d, J=1.8 Hz), 7.94(1H,
s). IR (KBr):ν 3294, 2947, 2714, 1669 cm-1.
酸メチルの製造参考例2で得られた化合物(0.23 g)、3-
チエニルボロン酸(0.13 g)を用いて実施例14と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (109 mg) を淡黄色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.17 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
7 (3H, s), 7.06 (2H, d, J=4.4 Hz), 7.2-7.3 (1H,
m), 7.93 (1H, s). IR (KBr):ν 3306, 2947, 2922, 1682 cm-1.
ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、2,4-ジメトキシ-5-
ピリミジニルボロン酸(0.19 g)を用いて実施例14と同様
の反応、精製処理を行い、表題化合物 (24 mg)を淡黄色
結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.10 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 3.94 (3H, s), 4.03 (3H, s), 8.02 (1H,
s), 8.10 (1H, s) IR (KBr):ν 3277, 2951, 1682, 1591 cm-1.
メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、2-フリルボロン酸
(0.19 g)を用いて実施例14と同様の反応、精製処理を行
い、表題化合物 (24 mg) を淡黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.24 (3H, s), 2.48 (3H, s), 3.7
2 (3H, s), 6.3-6.4 (1H, m), 6.4-6.5 (1H, m), 7.4-
7.5 (1H, m), 8.00 (1H, s). IR (KBr):ν 3303, 3160, 2949, 1682 cm-1.
3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、4-ヒドロキシフェ
ニルボロン酸(0.14 g)を用いて実施例14と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (151 mg) を淡黄色結晶と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.11 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 4.93 (1H, s), 6.80 (2H, d, J= 8.8 Hz),
7.11 (2H, d, J= 8.8 Hz), 7.87 (1H, s). IR (KBr):ν 3285, 2949, 1667, 1448 cm-1.
ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、4-ヒドロキシフェ
ニルボロン酸(0.15 g)を用いて実施例14と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (89 mg) を淡黄色結晶と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.12 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 4.6-4.8 (3H, m), 7.25 (2H, d, J= 8.0 H
z), 7.35 (2H, d, J= 8.0 Hz), 7.97 (1H, s). IR (KBr):ν 3248, 2920, 2860, 1684, 1539 cm-1.
チル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、3,5-ビス(トリフル
オロメチル)フェニルボロン酸(0.26 g)を用いて実施例1
4と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (222 mg)
を淡黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.15 (3H, s), 2.54 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 7.70 (2H, s), 7.75 (1H, s), 8.07 (1H,
s). IR (KBr):ν 3366, 2953, 1680, 1539 cm-1.
3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、3,5-ジクロロフェ
ニルボロン酸(0.19 g)を用いて実施例14と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (262 mg) を淡黄色結晶と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.12 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
4 (3H, s), 7.1-7.2 (2H, m), 7.2-7.3 (1H, m), 7.99
(1H, s). IR (KBr):ν 3299, 2948, 1682, 1588cm-1.
3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.55 g)、3,4-ジクロロフェ
ニルボロン酸(0.38 g)を用いて実施例14と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (393 mg) を淡黄色結晶と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.11 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
4 (3H, s), 7.08 (1H, dd, J= 1.8, 8.0 Hz), 7.33 (1
H, d, J= 1.8 Hz), 7.39 (1H, d, J= 8.0 Hz), 8.04 (1
H, s). IR (KBr):ν 3303, 2949, 2922, 1674 cm-1.
ロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例24で得られた化合物 (152 mg) とベンジルブロミ
ド (0.14 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (126 mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.04 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 5.14 (2H, s), 6.95 (2H, d, J= 4.6 Hz),
7.2-7.4 (3H, m), 7.4-7.6 (2H, m), 8.1-8.2 (2H, m). IR (KBr):ν 3063, 2948, 1699, 1526 cm-1.
ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例14で得られた化合物 (66 mg) とベンジルブロミ
ド (0.05 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (23 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.01 (3H, s), 2.49 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 5.11 (2H, s), 6.9-7.0 (2H, m), 7.0-7.1
(2H, m), 7.2-7.4 (5H, m). IR (KBr):ν 3031, 2946, 1696, 1537 cm-1.
フェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例18で得られた化合物 (66 mg) とベンジルブロミ
ド (0.05 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (15 mg) を無色油状物として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.03 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 5.12 (2H, s), 6.9-7.0 (2H, m), 7.2-7.5
(5H, m), 7.5-7.7 (2H, m).
ロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (176 mg) とベンジルブロミ
ド (0.14 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (141 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.03 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.13 (2H, s), 6.94 (2H, d, J= 4.4 Hz),
7.2-7.4 (5H, m), 7.63 (2H, d, J= 4.4 Hz). IR (KBr):ν 3031, 2948, 2224, 1699 cm-1.
H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例37で得られた化合物 (150 mg) とベンジルブロミ
ド (0.10 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (170 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.02 (3H, s), 2.48 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 5.11 (2H, s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.2-7.4
(4H, m), 8.2-8.4 (2H, m). IR (KBr):ν 3065, 3031, 2946, 1700 cm-1.
イル)メタノールの製造実施例1で得られた化合物 (290
mg)のトルエン (8 ml) 溶液を氷浴で冷却し、水素化ジ
イソブチルアルミニウムの1規定トルエン溶液 (2.0 ml)
を滴下した。 この混合物を室温で1時間攪拌した後、
反応混合物を水に注ぎ酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、濃
縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シ
リカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して
表題化合物 (0.12 g) を赤色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.30 (3H, s), 2.32 (3H, s), 4.4
8 (2H, d, J= 3.6 Hz),7.5-7.7 (2H, m), 7.86 (1H,
s), 8.2-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν 3240, 2868, 1593, 1507 cm-1.
ピロール-3-イル)メタノールの製造 実施例4で得られた化合物 (300 mg) と水素化ジイソブ
チルアルミニウムの1規定トルエン溶液 (1.6 ml) を用
いて実施例44と同様の反応、精製処理を行い、表題化合
物 (136 mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.21 (3H, s), 2.25 (3H, s), 4.5
2 (2H, d, J= 4.8 Hz),5.11 (2H, s), 6.9-7.0 (2H,
m), 7.2-7.4 (3H, m), 7.60 (2H, d, J= 8.8 Hz),8.25
(2H, d, J= 8.8 Hz). IR (KBr):ν 3261, 2920, 2867, 1593 cm-1.
トロフェニル)-1H-ピロールの製造 実施例45で得られた化合物 (230 mg) のテトラヒドロフ
ラン (1 ml) 溶液に対し、室温で水素化ナトリウム (60
% オイル懸濁品, 20 mg)を加えた。反応混合物を室温で
1時間攪拌した後、ヨウ化メチル (0.032 ml) を加えて
さらに50 ℃で3時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水
に注いだ後酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マ
グネシウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマト
グラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢
酸エチル)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶し
て表題化合物 (78 mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.23 (3H, s), 3.3
7 (3H, s), 4.21 (2H, s), 5.10 (2H, s), 6.9-7.0 (2
H, m), 7.2-7.4 (3H, m), 7.5-7.6 (2H, m), 8.2-8.3
(2H, m). IR (KBr):ν 3069, 2984, 5806, 1593 cm-1.
ロール-3-カルボン酸の製造 実施例4で得られた化合物 (86 mg) と濃硫酸 (1.0 ml)
を用いて実施例13と同様の反応、精製処理を行い、表題
化合物 (202 mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.04 (3H, s), 2.51 (3H, s), 5.1
3 (2H, s), 6.95 (2H, d, J= 8.0 Hz), 7.2-7.5 (5H,
m), 8.19 (2H, d, J= 8.8 Hz), IR (KBr):ν 2851, 2585, 1661, 1599 cm-1.
フェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (170 mg) とシクロヘキシル
ブロミド (0.14 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (146 mg) を黄色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 0.9-1.4 (5H, m), 1.02 (3H, t, J
= 7.0 Hz), 1.6-1.9 (6H, m), 2.10 (3H, s), 2.54 (3
H, s), 3.66 (2H, d, J= 7.0 Hz), 4.06 (2H, q,J= 7.0
Hz), 7.37 (2H, d, J= 8.8 Hz), 8.19 (2H, d, J= 8.8
Hz). IR (KBr):ν 2978, 2928, 2851, 1696 cm-1.
ニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と2-メチルベンジ
ルブロミド (0.067 ml)を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (59 mg) を黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.07 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.01
(3H, s), 2.40 (3H, s),2.49 (3H, s), 4.11 (2H, q, J
= 7.0 Hz), 5.03 (2H, s), 6.33 (1H, d, J= 6.6Hz),
7.0-7.3 (3H, m), 7.42 (2H, d, J= 8.4 Hz), 8.21 (2
H, d, J= 8.4 Hz). IR (KBr):ν 2984, 2943, 1696, 1597 cm-1.
ニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と3-メチルベンジ
ルブロミド (0.068 ml)を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (65 mg) を黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.04
(3H, s), 2.34 (3H, s),2.51 (3H, s), 4.09 (2H, q, J
= 7.0 Hz), 5.08 (2H, s), 6.72 (1H, d, J= 8.4Hz),
6.80 (1H, s), 7.09 (1H, d, J= 7.6 Hz), 7.11 (1H,
d, J= 7.8 Hz), 7.42 (2H, d, J= 8.8 Hz), 8.20 (2H,
d, J= 8.8 Hz). IR (KBr):ν 2982, 2905, 1696, 1597 cm-1.
ニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と4-メチルベンジ
ルブロミド (0.092 ml)を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (67 mg) を黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.05 (3H, t, J= 7.4 Hz), 2.04
(3H, s), 2.34 (3H, s),2.51 (3H, s), 4.09 (2H, q, J
= 7.4 Hz), 5.08 (2H, s), 6.72 (2H, d, J= 8.0Hz),
7.15 (2H, d, J= 8.0 Hz), 7.41 (2H, d, J= 8.8 Hz),
8.20 (2H, d, J=8.8 Hz). IR (KBr):ν 2980, 2926, 2868, 1696 cm-1.
ェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と2-フルオロベン
ジルブロミド (0.063 ml)を用いて実施例2と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (47 mg) を黄色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.05
(3H, s), 2.51 (3H, s),4.10 (2H, q, J= 7.0 Hz), 5.1
6 (2H, s), 6.4-6.6 (1H, m), 7.0-7.2 (2H, m),7.2-7.
4 (1H, m), 7.3-7.5 (2H, m), 8.1-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν 3065, 2982, 2936, 1699 cm-1.
ェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と4-メトキシベン
ジルクロリド (0.068 ml)を用いて実施例2と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (14 mg) を黄色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.05 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.05
(3H, s), 2.52 (3H, s),3.80 (3H, s), 4.09 (2H, q, J
= 7.0 Hz), 5.06 (2H, s), 6.88 (4H, s), 7.41(2H, d,
J= 8.8 Hz), 8.20 (2H, d, J= 8.8 Hz). IR (KBr):ν 2948, 1696, 1595, 1514 cm-1.
ロメチル)ベンジル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチル
の製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と4-(トリフルオロ
メチル)ベンジルブロミド (0.12 g) を用いて実施例2と
同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (80mg) を黄
色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.03
(3H, s), 2.50 (3H, s),4.10 (2H, q, J= 7.0 Hz), 5.1
8 (2H, s), 7.07 (2H, d, J= 8.0 Hz), 7.41 (2H, d, J
= 8.8 Hz), 7.62 (2H, d, J= 8.0 Hz), 8.21 (2H, d, J
= 8.8 Hz). IR (KBr):ν 2984, 2944, 1696, 1597 cm-1.
ニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と4-シアノベンジ
ルブロミド (0.10 g) を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (94 mg) を黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.06 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.02
(3H, s), 2.49 (3H, s),4.10 (2H, q, J= 7.0 Hz), 5.1
8 (2H, s), 7.06 (2H, d, J= 8.8 Hz), 7.41 (2H, d, J
= 8.8 Hz), 7.66 (2H, d, J= 8.8 Hz), 8.22 (2H, d, J
= 8.8 Hz). IR (KBr):ν 2984, 2493,2230, 1696 cm-1.
ニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と4-クロロベンジ
ルブロミド (0.11 g) を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (94 mg) を黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.02
(3H, s), 2.50 (3H, s),4.10 (2H, q, J= 7.0 Hz), 5.0
9 (2H, s), 6.89 (2H, d, J= 8.8 Hz), 7.32 (2H, d, J
= 8.8 Hz), 7.41 (2H, d, J= 8.8 Hz), 8.21 (2H, d, J
= 8.8 Hz). IR (KBr):ν 2978, 2945, 1696, 1597 cm-1.
-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの
製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と4-(メチルスルホ
ニル)ベンジルブロミド(0.17 g) を用いて実施例2と同
様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (16 mg)を黄色
結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.06 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.02
(3H, s), 2.50 (3H, s),3.08 (3H, s), 4.10 (2H, q, J
= 7.0 Hz), 5.22 (2H, s), 7.16 (2H, d, J= 8.8Hz),
7.42 (2H, d, J= 8.8 Hz), 7.73 (2H, d, J= 8.8 Hz),
8.22 (2H, d, J=8.8 Hz). IR (KBr):ν 2990, 1696, 1597, 1516 cm-1.
-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの
製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と4-(ブロモメチ
ル)-1,1'-ビフェニル (0.17 g) を用いて実施例2と同様
の反応、精製処理を行い、表題化合物 (79 mg) を黄色
結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.08
(3H, s), 2.55 (3H, s),4.10 (2H, q, J= 7.0 Hz), 5.1
7 (2H, s), 7.03 (2H, d, J= 8.4 Hz), 7.3-7.5(5H,
m), 7.5-7.7 (4H, m), 8.21 (2H, d, J= 8.4 Hz). IR (KBr):ν 2984, 2943, 1696, 1597 cm-1.
ルボン酸エチルの製造 参考例3で得られた化合物 (0.98 g) と4-ニトロフェニ
ルボロン酸 (0.67 g) を用いて実施例14と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (506 mg) を黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.39 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.31
(3H, s), 2.32 (3H, s),4.35 (2H, q, J= 7.0 Hz), 7.4
0 (2H, d, J= 8.8 Hz), 8.27 (2H, d, J= 8.8 Hz), 8.9
6 (1H, s). IR (KBr):ν 3285, 2992, 1651, 1595 cm-1.
ロール-2-カルボン酸エチルの製造 実施例59で得られた化合物 (141 mg) とベンジルブロミ
ド (0.10 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (103 mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.29 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.15
(3H, s), 2.31 (3H, s),4.26 (2H, q, J= 7.0 Hz), 5.6
5 (2H, s), 6.9-7.1 (2H, m), 7.2-7.5 (5H, m),8.2-8.
4 (2H, m). IR (KBr):ν 3065, 2984, 2932, 1690 cm-1.
H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例38で得られた化合物 (208 mg) とベンジルブロミ
ド (0.13 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (156 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.02 (3H, s), 2.49 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 5.11 (2H, s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.0-7.2
(1H, m), 7.2-7.5 (5H, m). IR (KBr):ν 3031, 2986, 2911, 1699 cm-1.
ル)スルホニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン
酸メチルの製造 実施例38で得られた化合物 (100 mg) と2,4-ジフルオロ
ベンゼンスルホニルクロリド (72 mg) を用いて実施例2
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (15mg) を
無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.22 (3H, s), 2.66 (3H, s), 3.5
7 (3H, s), 6.9-7.1 (4H, m), 7.2-7.5 (1H, m), 8.0-
8.2 (1H, m). IR (KBr):ν 2947, 1713, 1603, 1435 cm-1.
ルホニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例38で得られた化合物 (130 mg) とメタンスルホニ
ルクロリド (0.041 ml)を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (114 mg) を無色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.27 (3H, s), 2.77 (3H, s), 3.2
3 (3H, s), 3.60 (3H, s), 7.01 (1H, dd, J= 1.8, 8.4
Hz), 7.27 (1H, d, J= 1.8 Hz), 7.44 (1H, d,J= 8.4
Hz), IR (KBr):ν 3011, 2934, 1713, 1549 cm-1.
メチル-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボン
酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と4-(ブロモメチ
ル)-3,5-ジメチルイソオキサゾール (95 mg) を用いて
実施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物(10
1 mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.03 (3H, t, J= 7.2 Hz), 2.01
(3H, s), 2.04 (3H, s),2.12 (3H, s), 2.53 (3H, s),
4.07 (2H, q, J= 7.2 Hz), 4.85 (2H, s), 7.36(2H, d,
J= 8.4 Hz), 8.21 (2H, d, J= 8.4 Hz). IR (KBr):ν 2984, 2932, 1696, 1597 cm-1.
ェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (120 mg) と4-フルオロベン
ジルブロミド (0.063 ml)を用いて実施例2と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (132 mg) を黄色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.06 (3H, t, J= 7.2 Hz), 2.04
(3H, s), 2.51 (3H, s),4.09 (2H, q, J= 7.2 Hz), 5.1
0 (2H, s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.0-7.2 (2H, m),7.41
(2H, d, J= 8.7 Hz), 8.21 (2H, d, J= 8.7 Hz). IR (KBr):ν 2980, 2942, 1696, 1512 cm-1.
メチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 4-(クロロメチル)ピリジン塩酸塩 (0.35 g)のN,N-ジメ
チルホルムアミド (3 ml)溶液に対し、室温で水素化ナ
トリウム (60% オイル懸濁品, 20 mg)を加えた。反応混
合物を室温で1時間攪拌した後、実施例1で得られた化合
物 (230 mg) を加えてさらに室温で14時間攪拌した。反
応混合物を飽和食塩水に注いだ後酢酸エチルで抽出し、
酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、
溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル
−ヘキサンで再結晶して表題化合物 (80 mg) を黄色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.07 (3H, t, J= 6.8 Hz), 2.04
(3H, s), 2.51 (3H, s),4.09 (2H, q, J= 6.8 Hz), 5.1
0 (2H, s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.0-7.2 (2H, m),7.4-7.
5 (2H, m), 8.1-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν 2980, 2909, 1696, 1599 cm-1.
(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチル
の製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と4-(メトキシカル
ボニル)ベンジルブロミド (0.12 g) を用いて実施例2と
同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (26mg) を黄
色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.06 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.04
(3H, s), 2.50 (3H, s),3.92 (3H, s), 4.10 (2H, q, J
= 7.0 Hz), 5.18 (2H, s), 7.03 (2H, d, J= 8.4Hz),
7.42 (2H, d, J= 8.8 Hz), 8.02 (2H, d, J= 8.4 Hz),
8.22 (2H, d, J=8.8 Hz). IR (KBr):ν 2984, 2951, 1723, 1699 cm-1.
ニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と1-(クロロメチ
ル)ナフタレン (0.10 ml)を用いて実施例2と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (70 mg) を黄色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.08 (3H, t, J= 6.8 Hz), 2.04
(3H, s), 2.49 (3H, s),4.13 (2H, q, J= 6.8 Hz), 5.5
7 (2H, s), 6.48 (1H, d, J= 4.8 Hz), 7.38 (1H, t, J
= 5.0 Hz), 7.4-7.7 (4H, m), 7.81 (1H, d, J= 5.4 H
z), 7.95 (1H, d,J= 5.2 Hz), 8.03 (1H, d, J= 5.4 H
z), 8.2-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν 3061, 2980, 2942, 1696 cm-1.
ロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と2,4-ジフルオロ
ベンジルブロミド (0.064ml) を用いて実施例2と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (109 mg) を黄色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.06 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.04
(3H, s), 2.50 (3H, s),4.10 (2H, q, J= 7.0 Hz), 5.1
1 (2H, s), 6.4-6.6 (1H, m), 6.8-7.0 (2H, m),7.4-7.
5 (2H, m), 8.2-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν 3077, 2982, 2942, 1696 cm-1.
メチル-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボン
酸エチルの製造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と5-(クロロメチ
ル)フラン-2-カルボン酸エチル(0.080 ml) を用いて実
施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (45
mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, t, J= 6.8 Hz), 1.38
(3H, t, J= 6.8 Hz), 2.15 (3H, s), 2.60 (3H, s), 4.
08 (2H, q, J= 6.8 Hz), 4.36 (2H, q, J= 6.8 Hz), 5.
10 (2H, s), 6.11 (1H, d, J= 3.6 Hz), 7.10 (1H, d,
J= 3.6 Hz), 7.38(2H, d, J= 8.4 Hz), 8.21 (2H, d, J
= 8.4 Hz). IR (KBr):ν 3123, 2982, 2938, 1726, 1694 cm-1.
ル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの
製造 実施例38で得られた化合物 (1.0 g) と2,4-ジフルオロ
ベンジルブロミド (0.51ml) を用いて実施例2と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (1.04 g) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.02 (3H, s), 2.48 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 5.09 (2H, s), 6.46 (1H, q, J= 8.4 Hz),
6.8-7.0 (2H, m), 7.09 (1H, dd, J= 1.8, 8.2 Hz), 7.
34 (1H, d, J= 1.8 Hz), 7.41 (1H, d, J= 8.2 Hz). IR (KBr):ν 3074, 2948, 2922, 1699 cm-1.
ルエチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例38で得られた化合物 (140 mg) と1-フェニルエチ
ルブロミド (0.077 ml)を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (49 mg) を無色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.91 (3H, d, J= 7.6 Hz), 1.91
(3H, s), 2.43 (3H, s),3.59 (3H, s), 5.64 (1H, q, J
= 7.6 Hz), 7.0-7.2 (3H, m), 7.2-7.4 (5H, m).IR (KB
r):ν 3438, 2986, 2946, 1699 cm-1.
スルホニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例38で得られた化合物 (120 mg) とベンゼンスルホ
ニルクロリド (0.056 ml) を用いて実施例2と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (130 mg) を無色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.27 (3H, s), 2.74 (3H, s), 3.5
7 (3H, s), 6.98 (1H, dd, J= 1.8, 8.0 Hz), 7.23 (1
H, d, J= 1.8 Hz), 7.41 (1H, d, J= 8.0 Hz), 7.4-7.8
(5H, m). IR (KBr):ν 3069, 2949, 1713, 1547 cm-1.
ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製
造 実施例1で得られた化合物 (100 mg) と2-クロロ-5-(ク
ロロメチル)チオフェン (0.08 g) を用いて実施例2と同
様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (19 mg)を黄色
結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, t, J= 7.0 Hz), 2.12
(3H, s), 2.59 (3H, s),4.08 (2H, q, J= 7.0 Hz), 5.1
3 (2H, s), 6.56 (1H, d, J= 3.6 Hz), 6.77 (1H, d, J
= 3.6 Hz), 7.39 (2H, d, J= 8.8 Hz), 8.20 (2H, d, J
= 8.8 Hz). IR (KBr):ν 2982, 2941, 1696, 1597 cm-1.
ニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチル
の製造 参考例5で得られた化合物 (150 mg) と参考例8で得られ
た化合物 (130 mg) を用いて実施例14と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (138 mg) を無色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.05 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 5.14 (2H, s), 6.9-7.0 (2H, m), 7.2-7.4
(3H, m), 7.5-7.6 (1H, m), 7.68 (1H, s), 7.80(1H,
d, J= 8.0 Hz). IR (KBr):ν 2980, 2922, 2224, 1699 cm-1.
チル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例5で得られた化合物 (150 mg) と4-ブロモ-2-クロ
ロベンゾニトリル (110mg) を用いて実施例14と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (111 mg)を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.04 (3H, s), 2.49 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 5.12 (2H, s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.2-7.5
(5H, m), 7.6-7.7 (1H, m). IR (KBr):ν 2948, 2922, 2228, 1701 cm-1.
H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例5で得られた化合物 (81 mg) と参考例9で得られ
た化合物 (60 mg) を用いて実施例14と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (37 mg) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.04 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
4 (3H, s), 5.13 (2H, s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.2-7.4
(3H, m), 7.6-7.8 (3H, m). IR (KBr):ν 2947, 2232, 1699, 1599 cm-1.
メチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例7で得られた化合物 (1.5 g) と4-シアノフェニル
ボロン酸 (0.65 g) を用いて実施例14と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (1.0 g) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.02 (3H, s), 2.49 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.09 (2H, s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.0-7.2
(2H, m), 7.35 (2H, d, J= 8.2 Hz), 7.64 (2H,d, J=
8.2 Hz). IR (KBr):ν 3048, 2948, 2922, 2226, 1699 cm-1.
チル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例17で得られた化合物 (0.70 g) と3-シアノフェニ
ルボロン酸(0.30 g)を用いて実施例14と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (0.30 g) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.99 (3H, s), 2.47 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.18 (2H, s), 7.05 (2H, d, J= 8.4 Hz),
7.4-7.6 (4H, m), 7.66 (2H, d, J= 8.4 Hz). IR (KBr):ν 3067, 2947, 2253, 2228, 1699 cm-1.
チル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例17で得られた化合物 (0.70 g) と4-シアノフェニ
ルボロン酸(0.30 g)を用いて実施例14と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (0.43 g) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.00 (3H, s), 2.47 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.17 (2H, s), 7.05 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.35 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
65 (2H, d, J=8.4 Hz). IR (KBr):ν 2948, 2922, 2253, 2226, 1699 cm-1.
フルオロベンジル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カル
ボン酸メチルの製造 参考例7で得られた化合物 (479 mg) と参考例8で得られ
た化合物 (392 mg) を用いて実施例14と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (496 mg) を無色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.04 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.10 (2H, s), 6.8-7.0 (2H, m), 7.0-7.2
(2H, m), 7.54 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.67 (1H, s), 7.8
0 (1H, d, J=8.0 Hz).
チル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチル
の製造 実施例17で得られた化合物 (180 mg) と6-(ブロモメチ
ル)ニコチノニトリル (0.23 g, J. Org. Chem., 65, 77
18-7722 (2000). に記載されている方法に従って合
成)、を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行い、
表題化合物 (46 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.03 (3H, s), 2.49 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.28 (2H, s), 6.79 (1H, d, J=8.0 Hz),
7.35 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.65 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
95 (1H, dd, J=1.8, 8.0 Hz), 8.89 (1H, d, J=1.8 H
z)). IR (KBr):ν 3059, 2986, 2948, 2226, 1699 cm-1.
-イル)メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン
酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (86 mg) と2-(ブロモメチ
ル)-1,3-チアゾール-4-カルボニトリル (0.13 g, J. Or
g. Chem., 65, 7718-7722 (2000). に記載されている方
法に従って合成) を用いて実施例2と同様の反応、精製
処理を行い、表題化合物 (46 mg) を無色結晶として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.12 (3H, s), 2.58 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.38 (2H, s), 7.33 (2H, d, J=8.0 Hz),
7.65 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.99 (1H, s). IR (KBr):ν 3107, 2948, 2226, 1696 cm-1.
メチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (0.18 g) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (0.14g) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (79 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.04 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.15 (2H, s), 7.2-7.4 (3H, m), 7.35 (1
H, d, J=8.4 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.37(1H,
s), 8.56 (1H, d, J=3.2 Hz). IR (KBr):ν 2988, 2948, 2224, 1699 cm-1.
メチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (0.18 g) と2-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (0.14g) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (69 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.05 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.22 (2H, s), 6.63 (1H, d, J=8.4 Hz),
7.1-7.3 (1H, m), 7.36 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.64(2H,
d, J=8.0 Hz), 7.6-7.8 (1H, m), 8.61 (1H, d, J=4.8
Hz). IR (KBr):ν 2986, 2922, 2224, 1699 cm-1.
5-ジメチル-1H-ピロール-1-イル)メチル)安息香酸の製
造 実施例17で得られた化合物 (0.18 g) と4-ブロモメチル
安息香酸 (0.18 g) を用いて実施例66と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (78 mg) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.02 (3H, s), 2.49 (3H, s),
3.62 (3H, s), 5.19 (2H,s), 7.05 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.36 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.4Hz), 8.
09 (2H, d, J=8.4 Hz). IR (KBr):ν 2498, 2922, 2226, 1699 cm-1.
メチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (420 mg) と4-メトキシベン
ジルクロリド (0.22 ml)を用いて実施例2と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (382 mg) を無色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.03 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 3.80 (3H, s), 5.06 (2H, s), 6.87 (4H,
s), 7.35 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.6 H
z). IR (KBr):ν 3060, 2948, 2837, 2224, 1699 cm-1.
ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルおよび4-(4-
シアノフェニル)-1-(4-ヒドロキシベンジル)-2,5-ジメ
チル-1H-ピロール-3-カルボン酸の製造 実施例87で得られた化合物 (370 mg) の塩化メチレン
(2 ml) 溶液をを氷浴で冷却し、三臭化ホウ素の1規定ジ
クロロメタン溶液(4 ml)を滴下した。反応混合物を同温
度で1時間攪拌した後、反応混合物を飽和食塩水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフ
ィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチ
ル)で分離後、それぞれ酢酸エチル−ヘキサンで再結晶
して4-(4-シアノフェニル)-1-(4-ヒドロキシベンジル)-
2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチル(32 mg)
を無色結晶として、4-(4-シアノフェニル)-1-(4-ヒド
ロキシベンジル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボ
ン酸(141 mg)を無色結晶として得た。 4-(4-シアノフェニル)-1-(4-ヒドロキシベンジル)-2,5-
ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチル1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.03 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 4.98 (1H, s), 5.04 (2H, s), 6.81 (4H,
s), 7.35 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.63 (2H, d, J=8.4 H
z). IR (KBr):ν 2982, 2949, 2228, 1930, 1714 cm-1. 4-(4-シアノフェニル)-1-(4-ヒドロキシベンジル)-2,5-
ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.04 (3H, s), 2.43 (3H, s),
5.07 (2H, s), 6.73 (2H,d, J=8.6 Hz), 6.83 (2H, d,
J=8.6 Hz), 7.37 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.75 (2H,d, J=
8.4 Hz), 9.42 (1H, s). IR (KBr):ν 3387, 2232, 1661, 1609 cm-1.
-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (1.34 g) と2-ブロモ-4-シ
アノベンジルブロミド (1.45 g, J. Org. Chem., 65, 7
718-7722 (2000). に記載されている方法に従って合成)
を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題
化合物 (990 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.99 (3H, s), 2.44 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 5.13 (2H, s), 6.44 (1H, d, J=8.0 Hz),
7.36 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.5-7.6 (1H, m), 7.66(2H,
d, J=8.6 Hz), 7.93 (1H, d, J=1.4 Hz). IR (KBr):ν 2948, 2922, 2226, 1699 cm-1.
ル)ベンジル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸
メチルの製造 実施例89で得られた化合物 (230 mg) 、ピロリジン(0.2
1 ml) 、ナトリウムtert-ブトキシド(100 mg) 、2,2'-
ビス(ジフェニルホスフィノ)- 1,1'-ビナフチル(15 mg)
、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム (20
mg)のテトラヒドロフラン (2 ml) 溶液を1時間加熱還流
下攪拌した後、反応混合物を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥
後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担
体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精
製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合物
(107 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.95 (3H, s), 2.0-2.2 (4H, m),
2.42 (3H, s), 3.2-3.4(4H, m), 3.61 (3H, s), 5.05
(2H, s), 6.35 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.10 (1H, dd, J=
1.4, 8.0 Hz), 7.22 (1H, d, J=1.4 Hz), 7.35 (2H, d,
J=8.0 Hz), 7.64(2H, d, J=8.0 Hz). IR (KBr):ν 2949, 2880, 2226, 1699 cm-1.
ノフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸
メチルの製造 実施例89で得られた化合物 (230 mg)とモルホリン (0.1
4 ml) を用いて実施例90と同様の反応、精製処理を行
い、表題化合物 (46 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.95 (3H, s), 2.0-2.1 (4H, m),
2.42 (3H, s), 3.2-3.4(4H, m), 5.05 (2H, s), 6.35
(1H, d, J=8.0 Hz), 7.11 (1H, d, J=8.8 Hz), 7.2-7.3
(1H, m), 7.35 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.64 (2H, d, J=
8.0 Hz). IR (KBr):ν 2953, 2855, 2226, 1699 cm-1.
ル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの
製造 実施例86で得られた化合物 (150 mg) のテトラヒドロフ
ラン (1 ml) 溶液に、塩化チオニル(0.08 ml)を滴下し
た。反応混合物を室温で1時間攪拌した後、溶媒を減圧
下留去した。残留物をテトラヒドロフラン(1 ml)に溶解
し、25%アンモニア水(2 ml)に滴下した。反応混合物を
室温で2時間攪拌後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで
抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮
した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリ
カゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、酢
酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合物(71 mg)を
無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.02 (3H, s), 2.49 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 5.17 (2H, brs), 5.75 (1H, brs), 6.01 (1
H, brs), 7.03 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.36 (2H, d, J=8.
8 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.80 (2H, d, J=8.8
Hz). IR (KBr):ν 3355, 3183, 2949, 2226, 1682 cm-1.
ミノ)カルボニル)ベンジル)-1H-ピロール-3-カルボン酸
メチルの製造 実施例86で得られた化合物 (150 mg)とメチルアミン水
溶液 (2 ml) を用いて実施例92と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (46 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.01 (3H, s), 2.48 (3H, s), 3.0
2 (3H, d, J=5.2 Hz), 3.61 (3H, s), 5.16 (2H, s),
6.13 (1H, s), 7.00 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.29 (2H, d,
J=8.4 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.74 (2H, d, J
=8.4 Hz). IR (KBr):ν 3329, 2948, 2226, 1699, 1653 cm-1.
ニル)ベンジル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン
酸メチルの製造 実施例86で得られた化合物 (120 mg) 、2規定ジメチル
アミンテトラヒドロフラン溶液(0.5 ml) 、1-ヒドロキ
シベンゾトリアゾール一水和物(52 mg) 、1-エチル-3-
(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩 (6
5 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド (6 ml) 溶液を室温
で6時間攪拌した後、反応混合物を飽和食塩水に注ぎ、
酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウム
で乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー
(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)
で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合
物 (58mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.02 (3H, s), 2.49 (3H, s), 2.9
8 (3H, s), 3.11 (3H, s), 3.61 (3H, s), 5.14 (2H,
s), 6.97 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.36 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.41 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.4 H
z). IR (KBr):ν 2948, 2224, 1699, 1634 cm-1.
ニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (0.20 g) とメタンスルホニ
ルクロリド (0.074 ml)を用いて実施例66と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (191 mg) を無色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.27 (3H, s), 2.79 (3H, s), 3.2
5 (3H, s), 3.57 (3H, s), 7.28 (2H, d, J=8.0 Hz),
7.67 (2H, d, J=8.0 Hz). IR (KBr):ν 3009, 2934, 2228, 1929, 1713 cm-1.
チル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (0.20 g) とエタンスルホニ
ルクロリド (0.095 ml)を用いて実施例66と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (99 mg) を無色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.40 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.26 (3
H, s), 2.78 (3H, s), 3.35 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.57
(3H, s), 7.28 (2H, d, J=7.8 Hz), 7.66 (2H, d, J=7.
8 Hz). IR (KBr):ν 2982, 2949, 2228, 1930, 1714 cm-1.
ホニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (0.20 g) と1-プロパンスル
ホニルクロリド (0.11 ml) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (170 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.09 (3H, t, J=7.0 Hz), 1.86 (2
H, sextet, J=7.0 Hz),2.26 (3H, s), 2.77 (3H, s),
3.2-3.4 (2H, m), 3.57 (3H, s), 7.38 (2H, d,J=8.4 H
z), 7.66 (2H, d, J=8.4 Hz).. IR (KBr):ν 2972, 2938, 2228, 1713 cm-1.
5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (0.20 g) とイソプロピルス
ルホニルクロリド (0.05ml) を用いて実施例2と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (195 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (6H, d, J=7.0 Hz), 2.25 (3
H, s), 2.77 (3H, s), 3.46 (1H, septet, J=7.0 Hz),
3.57 (3H, s), 7.28 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.66 (2H, d,
J=8.4 Hz). IR (KBr):ν 2986, 2949, 2228, 1929, 1713 cm-1.
メチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (0.49 g) と4-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (0.41g) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (403 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.02 (3H, s), 2.48 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 5.13 (2H, s), 6.88 (2H, d, J=5.8 Hz),
7.36 (2H, d, J=8.2 Hz), 7.65 (2H, d, J=8.2 Hz), 8.
59 (2H, d, J=5.8 Hz). IR (KBr):ν 2947, 2224, 1699, 1603 cm-1.
メチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例11で得られた化合物 (630 mg) と参考例8で得ら
れた化合物 (530 mg) を用いて実施例14と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (393 mg) を無色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.16 (3H, s), 2.53 (3H, s), 3.6
4 (3H, s), 7.55 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.67 (1H, s),
7.80 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.15 (1H, s). IR (KBr):ν 3320, 2951, 2230, 1674 cm-1.
トリメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例100で得られた化合物 (78 mg) とヨウ化メチル
(0.031 ml) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物 (62 mg) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.12 (3H, s), 2.56 (3H, s), 3.4
9 (3H, s), 3.59 (3H, s), 7.50 (1H, d, J=8.4 Hz),
7.63 (1H, s), 7.79 (1H, d, J=8.4 Hz). IR (KBr):ν 2249, 2230, 1699, 1178 cm-1.
チル)フェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン
酸メチルの製造 実施例100で得られた化合物 (120 mg) と4-シアノベン
ジルブロミド (63 mg) を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (116 mg) を黄色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.03 (3H, s), 2.48 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 5.19 (2H, s), 7.05 (2H, d, J=8.1 Hz),
7.54 (1H, d, J=7.5 Hz), 7.6-7.7 (3H, m), 7.80(1H,
d, J=8.1 Hz). IR (KBr):ν 2990, 2949, 2230, 1699 cm-1.
ルボン酸の製造実施例17で得られた化合物 (1.01 g)を
用いて実施例88と同様の反応、精製処理を行い、表題化
合物 (0.68 g) を黄色結晶として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.05 (3H, s), 2.39 (3H, s),
7.35 (2H, d, J=8.4 Hz),7.71 (2H, d, J=8.4 Hz). IR (KBr):ν 3565, 3215, 2253, 1651 cm-1.
ルボキサミドの製造 実施例103で得られた化合物 (500 mg) を用いて実施例9
2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (265 mg)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.15 (3H, s), 2.52 (3H, s), 4.9
9 (1H, brs), 5.25 (1H,brs), 7.43 (2H, d, J=8.0 H
z), 7.68 (2H, d, J=8.0 Hz), 8.27 (1H, s). IR (KBr):ν 3320, 2951, 2230, 1674 cm-1.
ルボニトリルの製造 実施例104で得られた化合物 (250 mg) とピリジン(0.13
ml)のN,N-ジメチルホルムアミド (5 ml) 溶液に対し、
氷冷下オキサリルクロリド(0.11 ml)を滴下した。同温
度で0.5時間攪拌した後、反応混合物を飽和食塩水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフ
ィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチ
ル)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題
化合物 (190 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.32 (3H, s), 2.44 (3H, s), 7.5
2 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.70 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.26
(1H, s). IR (KBr):ν 3272, 3185, 2216, 1606 cm-1.
チル-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (80 mg) と4-シアノベンジ
ルブロミド (63 mg) を用いて実施例2と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (89 mg) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.18 (3H, s), 2.36 (3H, s), 5.1
7 (2H, s), 7.04 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.52 (2H, d, J=
8.4 Hz), 7.67 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.71 (2H, d, J=8.
1 Hz). IR (KBr):ν 3058, 2951, 2920, 2216 cm-1.
メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (80 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (71 mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (61 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.39 (3H, s), 5.1
4 (2H, s), 7.18 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.3-7.4 (1H,
m), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.71 (2H, d, J=8.4Hz),
8.36 (1H, s), 8.59 (1H, s). IR (KBr):ν 3038, 2953, 2922, 2216 cm-1.
メチル-1-(3-ピリジニルメチル)-1H-ピロール-3-カルボ
ン酸メチルの製造 実施例100で得られた化合物 (120 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (71mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (55 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.06 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.16 (2H, s), 7.1-7.3 (2H, m), 7.53 (1
H, d, J=8.4 Hz), 7.66 (1H, s), 7.80 (1H, d, J=8.4
Hz), 8.35 (1H, s), 8.56 (1H, s). IR (KBr):ν 2948, 2224, 1699, 1634 cm-1.
ニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチル
の製造 実施例17で得られた化合物 (1.08 g) と2-クロロ-5-(ク
ロロメチル)ピリジン (0.13 g) を用いて実施例2と同様
の反応、精製処理を行い、表題化合物 (767 mg)を無色
結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.03 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 5.12 (2H, s), 7.14 (1H, dd, J=8.4, 2.4
Hz), 7.2-7.4 (3H, m), 7.63 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.12
(1H, d, J=2.4 Hz). IR (KBr):ν 2988, 2947, 2224, 1696 cm-1.
メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチ
ルの製造 実施例17で得られた化合物 (550 mg) と5-(クロロメチ
ル)-2-フルオロピリジン(0.13 g, J. Org. Chem., 65,
7718-7722 (2000). に記載されている方法に従って合
成) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行い、
表題化合物 (398 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.04 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.13 (2H, s), 6.93 (1H, dd, J=2.7, 7.5
Hz), 7.2-7.4 (1H, m), 7.33 (2H, d, J=7.5 Hz), 7.63
(2H, d, J=7.5 Hz), 7.93 (1H, s). IR (KBr):ν 2990, 2949, 2224, 1699 cm-1.
メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチ
ルの製造 実施例110で得られた化合物 (160 mg) とナトリウムメ
トキシド(34 mg)のN,N-ジメチルホルムアミド (3 ml)
溶液を120 ℃で24時間加熱還流下攪拌した後、反応混合
物を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチ
ル層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:
ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル−ヘキサ
ンで再結晶して表題化合物 (21 mg)を無色結晶として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.05 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 3.92 (3H, s), 5.05 (2H, s), 6.73 (1H,
d, J=8.8 Hz), 7.18 (1H, dd, J=2.6, 8.8 Hz), 7.33
(2H, d, J=8.4 Hz), 7.63 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.79 (1
H, d, J=2.6 Hz). IR (KBr):ν 2988, 2947, 2226, 1699 cm-1.
ル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの
製造 実施例17で得られた化合物 (600 mg) と4-シアノ-2-フ
ルオロベンジルブロミド(510 mg, J. Org. Chem., 65,
7718-7722 (2000). に記載されている方法に従って合
成) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行い、
表題化合物 (156 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.01 (3H, s), 2.47 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 5.20 (2H, s), 6.5-6.7 (1H, m), 7.35 (2
H, d, J=8.6 Hz), 7.4-7.5 (2H, m), 7.65 (2H, d, J=
8.6 Hz). IR (KBr):ν 3069, 2949, 2226, 1699 cm-1.
オロメチル)-3-ピリジニル)メチル)-1H-ピロール-3-カ
ルボン酸メチルの製造 実施例17で得られた化合物 (550 mg) と5-(クロロメチ
ル)-2-(トリフルオロメチル)ピリジン (0.46 g) を用い
て実施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物
(399 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.03 (3H, s), 2.50 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.23 (2H, s), 7.2-7.4 (1H, m), 7.34 (2
H, d, J=8.4 Hz), 7.4-7.6 (1H, m), 7.64 (2H, d, J=
8.4 Hz), 8.47 (1H, s). IR (KBr):ν 2990, 2949, 2226, 1699 cm-1.
チル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチル
の製造 実施例17で得られた化合物 (600 mg) と4-(クロロメチ
ル)ピリジン-2-カルボニトリル (330 mg, J. Org. Che
m., 65, 7718-7722 (2000). に記載されている方法に従
って合成) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物(134 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.01 (3H, s), 2.47 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 5.18 (2H, s), 7.08 (1H, d, J=4.4 Hz),
7.28 (1H, d, J=5.0 Hz), 7.36 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
66 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.71 (1H, d, J=5.0 Hz). IR (KBr):ν 3058, 2988, 2224, 1693 cm-1.
ニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリルの
製造 実施例105で得られた化合物 (150 mg) と6-クロロ-3-
(クロロメチル)ピリジン(130 mg) を用いて実施例2と同
様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (133 mg)を無
色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.01 (3H, s), 2.40 (3H, s), 5.1
3 (2H, s), 7.16 (1H, dd, J=2.2, 8.0 Hz), 7.35 (1H,
d, J=8.0 Hz), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.72(2H, d,
J=8.4 Hz), 8.13 (1H, d, J=2.2 Hz). IR (KBr):ν 3051, 2986, 2314, 1607 cm-1.
ニルメチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例38で得られた化合物 (200 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (130mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (103 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.00 (3H, s), 2.46 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 5.16 (2H, s), 7.0-7.2 (2H, m), 7.2-7.4
(2H, m), 7.41 (1H, d, J=8.2 Hz), 8.37 (1H, m), 8.5
5 (1H, d, J=4.4 Hz). IR (KBr):ν 2990, 2948, 1699, 1533 cm-1.
(トリフルオロメチル)フェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロ
ール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例100で得られた化合物 (150 mg) と2-クロロ-5-
(クロロメチル)ピリジン (90 mg) を用いて実施例2と同
様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (91 mg)を無色
結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.05 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.14 (2H, s), 7.16 (1H, dd, J=2.4, 8.6
Hz), 7.34 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.52 (1H, d, J=8.8 H
z), 7.66 (1H, s), 7.81 (1H, d, J=8.8 Hz), 7.52 (1
H, d, J=2.4 Hz). IR (KBr):ν 2996, 2949, 2230, 1699 cm-1.
チル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチル
の製造 実施例17で得られた化合物 (450 mg) と3-(ブロモメチ
ル)ピリジン-2-カルボニトリル (500 mg, J. Org. Che
m., 65, 7718-7722 (2000). に記載されている方法に従
って合成) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物(61 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.02 (3H, s), 2.48 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.35 (2H, s), 6.93 (1H, d, J=8.1 Hz),
7.34 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.49 (4H, dd, J=4.8,6.8 H
z), 7.64 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.66 (1H, d, J=4.8 H
z). IR (KBr):ν 3054, 2992, 2949, 2253, 2226 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)-2-ピリジンカルボニトリルの
製造 実施例105で得られた化合物 (180 mg) と3-(ブロモメチ
ル)ピリジン-2-カルボニトリル (500 mg, J. Org. Che
m., 65, 7718-7722 (2000). に記載されている方法に従
って合成) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物(91 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.38 (3H, s), 5.3
5 (2H, s), 6.94 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.52 (2H, d, J=
8.0 Hz), 7.2-7.4 (1H, m), 7.73 (2H, d, J=8.0Hz),
8.71 (1H, d, J=4.4 Hz). IR (KBr):ν 3069, 2949, 2226, 1699 cm-1.
メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (230 mg) と2-(ブロモメチ
ル)ピラジン(200 mg, J.Org. Chem., 65, 7718-7722 (2
000). に記載されている方法に従って合成) を用いて実
施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (198
mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.26 (3H, s), 2.45 (3H, s), 5.2
3 (2H, s), 7.52 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.71 (2H, d, J=
8.8 Hz), 8.26 (1H, s), 8.58 (2H, s). IR (KBr):ν 3048, 2988, 2951, 2215, 1607 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)ニコチノニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (540 mg) と5-(クロロメチ
ル)ニコチノニトリル(600 mg, J. Org. Chem., 65, 771
8-7722 (2000). に記載されている方法に従って合成)
を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題
化合物 (99 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.39 (3H, s), 5.2
0 (2H, s), 7.46 (1H, s), 7.52 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.72 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.52 (1H, d, J=2.1 Hz), 8.
86 (1H, s). IR (KBr):ν 3057, 2990, 2216, 1609 cm-1.
ルボニトリルの製造参考例12で得られた化合物 (1.99
g) と4-シアノフェニルボロン酸(1.62 g)を用いて実施
例14と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (1.09
g) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.29 (3H, s), 7.3
4 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.70 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.71
(1H, s). IR (KBr):ν 3277, 3071, 2215, 1674, 1609 cm-1.
メチル)-1H-ピロール-2-カルボニトリルの製造 実施例122で得られた化合物 (620 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (550mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (467 mg)を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.18 (3H, s), 2.21 (3H, s), 5.2
4 (2H, s), 7.2-7.4 (3H, m), 7.4-7.5 (1H, m), 7.6-
7.8 (2H, m), 8.42 (1H, s), 8.59 (1H, d, J=4.6Hz). IR (KBr):ν 3026, 2990, 2226, 2207, 1607 cm-1.
-3-カルボン酸メチルの製造 参考例1で得られた化合物 (6.01 g) と3-オキソペンタ
ン酸メチル(12 ml) を用いて実施例1と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (5.8 g) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.28 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.14 (3
H, s), 2.97 (2H, q, J=7.2 Hz), 3.62 (3H, s), 7.35
(2H, d, J=8.4 Hz), 7.62 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.07 (1
H, s). IR (KBr):ν 3318, 2975, 2949, 2226, 1682 cm-1.
-3-カルボン酸の製造 実施例124で得られた化合物 (86 mg) を用いて実施例88
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (46 mg)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.11 (3H, t, J=7.4 Hz), 2.00
(3H, s), 2.79 (2H, q,J=7.4 Hz), 7.31 (2H, d, J=8.4
Hz), 7.67 (2H, d, J=8.4 Hz), 11.11 (1H, s), 11.36
(1H, s). IR (KBr):ν 3300, 2982, 2226, 1651 cm-1.
-3-カルボキサミドの製造 実施例125で得られた化合物 (1.29 g) を用いて実施例9
2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (1.09 g)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.16 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.15
(3H, s), 2.70 (2H, q,J=7.2 Hz), 6.48 (1H, brs), 6.
80 (1H, brs), 7.37 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.73(2H, d,
J=8.4 Hz), 10.88 (1H, s). IR (KBr):ν 3321, 2974, 2224, 1653 cm-1.
-3-カルボニトリルの製造 実施例126で得られた化合物 (950 mg) を用いて実施例1
05と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (694 m
g) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.33 (3H, t, J=7.5 Hz), 2.32 (3
H, s), 2.81 (2H, q, J=7.5 Hz), 7.52 (2H, d, J=8.7
Hz), 7.69 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.35 (1H, s). IR (KBr):ν 3277, 3046, 2976, 2215, 1607 cm-1.
ニルメチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例127で得られた化合物 (580 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (530mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (421 mg)を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.23 (3H, t, J=7.8 Hz), 2.18 (3
H, s), 2.79 (2H, q, J=7.8 Hz), 5.17 (2H, s), 7.1-
7.2 (1H, m), 7.2-7.4 (1H, m), 7.52 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.71 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.35 (1H, d, J=1.8 H
z), 8.58 (1H, d, J=4.4 Hz). IR (KBr):ν 3034, 2976, 2938, 2215, 1607 cm-1.
ロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例1で得られた化合物 (6.00 g) と4-メチル-3-オキ
ソペンタン酸メチル(13.8 ml) を用いて実施例1と同様
の反応、精製処理を行い、表題化合物 (5.09 g)を無色
結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.30 (6H, d, J=6.6 Hz), 2.14 (3
H, s), 3.60 (3H, s), 3.79 (1H, septet, J=6.6 Hz),
7.34 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.62 (2H, d, J=8.0 Hz), 8.
13 (1H, s). IR (KBr):ν 3320, 2970, 2870, 2226, 1682 cm-1.
ロール-3-カルボン酸の製造 実施例129で得られた化合物 (4.2 g) を用いて実施例88
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (1.41 g)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.16 (6H, d, J=7.2 Hz), 2.02
(3H, s), 3.69 (1H, septet, J=6.6 Hz), 7.30 (2H, d,
J=8.0 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.0 Hz), 10.96 (1H, s),
11.37 (1H, s). IR (KBr):ν 3337, 2967, 2226, 1661 cm-1.
ロール-3-カルボキサミドの製造 実施例130で得られた化合物 (1.34 g) を用いて実施例9
2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (0.53 g)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.21 (6H, d, J=7.0 Hz), 2.17
(3H, s), 3.35 (1H, septet, J=7.0 Hz), 6.50 (1H, br
s), 6.83 (1H, brs), 7.38 (2H, d, J=8.0 Hz),7.73 (2
H, d, J=8.0 Hz), 10.76 (1H, s). IR (KBr):ν 3345, 2962, 2224, 1609 cm-1.
ロール-3-カルボニトリルの製造 実施例131で得られた化合物 (950 mg) を用いて実施例1
05と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (358 m
g) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.37 (6H, d, J=7.0 Hz), 2.32 (3
H, s), 3.24 (1H, septet, J=7.0 Hz), 7.53 (2H, d, J
=8.0 Hz), 7.70 (2H, d, J=8.0 Hz), 8.24 (1H,s). IR (KBr):ν 3289, 2971, 2213, 1609 cm-1.
ピリジニルメチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製
造 実施例132で得られた化合物 (320 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (250mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (132 mg)を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.39 (6H, d, J=7.0 Hz), 2.18 (3
H, s), 3.02 (1H, septet, J=7.0 Hz), 5.18 (2H, s),
7.1-7.2 (1H, m), 7.2-7.4 (1H, m), 7.52 (2H,d, J=8.
6 Hz), 7.72 (2H, d, J=8.6 Hz), 8.34 (1H, s), 8.58
(2H, d, J=4.8 Hz). IR (KBr):ν 2973, 2932, 2215, 1607 cm-1.
ルボン酸メチルの製造 参考例14で得られた化合物 (3.54 g) と3-オキソペンタ
ン酸メチル(6 ml) を用いて実施例1と同様の反応、精製
処理を行い、表題化合物 (3.7 g) を無色結晶として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.10 (3H, t, J=7.4 Hz), 1.29 (3
H, t, J=7.4 Hz), 2.49(2H, q, J=7.4 Hz), 2.98 (2H,
q, J=7.4 Hz), 3.61 (3H, s), 7.34 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.62 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.08 (1H, s). IR (KBr):ν 3326, 2973, 2878, 2226, 1747, 1682 cm
-1.
ルボン酸の製造 実施例134で得られた化合物 (2.87 g) を用いて実施例8
8と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (1.91 g)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.0-1.2 (6H, m), 2.2-2.4 (2H,
m), 2.7-2.9 (2H, m),7.2-7.4 (2H, m), 7.6-7.8 (2H,
m), 11.08 (1H, s), 11.18 (1H, s). IR (KBr):ν 3310, 2973, 2936, 2230, 1699 cm-1.
ルボキサミドの製造 実施例135で得られた化合物 (1.80 g) を用いて実施例9
2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (0.78 g)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.15 (3H, t, J=7.6 Hz), 1.29 (3
H, t, J=7.6 Hz), 2.50(2H, q, J=7.6 Hz), 3.01 (2H,
q, J=7.4 Hz), 5.07 (2H, brs), 7.44 (2H, d,J=8.4 H
z), 7.68 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.24 (1H, s). IR (KBr):ν 3337, 2973, 2226, 1680, 1643 cm-1.
ルボニトリルの製造 実施例136で得られた化合物 (700 mg) を用いて実施例1
05と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (366 m
g) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.24 (3H, t, J=7.6 Hz), 1.34 (3
H, t, J=7.6 Hz), 2.68(2H, q, J=7.6 Hz), 2.82 (2H,
q, J=7.6 Hz), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.69(2H, d,
J=8.4 Hz), 8.32 (1H, s). IR (KBr):ν 3326, 2973, 2878, 2226, 1747, 1682 cm
-1.
メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例137で得られた化合物 (320 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (250mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (132 mg)を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.11 (3H, t, J=7.6 Hz), 1.21 (3
H, t, J=7.6 Hz), 2.55(2H, q, J=7.6 Hz), 2.72 (2H,
q, J=7.6 Hz), 5.19 (2H, s), 7.13 (1H, d, J=7.8 H
z), 7.2-7.4 (1H, m), 7.53 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.72
(2H, d, J=8.4 Hz), 8.33 (1H, d, J=1.4 Hz), 8.5-8.6
(1H, m). IR (KBr):ν 3040, 2973, 2940, 2215 cm-1.
ルメチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (620 mg) と4-(クロロメチ
ル)ピリミジン (540 mg,J. Org. Chem., 65, 7718-7722
(2000). に記載されている方法に従って合成)を用いて
実施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (1
9 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.40 (3H, s), 5.1
7 (2H, s), 6.76 (1H, d, J=5.0 Hz), 7.53 (2H, d, J=
8.6 Hz), 7.72 (2H, d, J=8.6 Hz), 8.75 (1H, d, J=5.
0 Hz), 9.22 (1H, s). IR (KBr):ν 3042, 2972, 2222, 1582 cm-1.
-ピリジニル)メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カ
ルボニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (600 mg) と2-(クロロメチ
ル)-4-メトキシ-3,5-ジメチルピリジン (780 mg) を用
いて実施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合
物 (665 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.16 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.2
9 (3H, s), 2.34 (3H, s), 3.79 (3H, s), 5.07 (2H,
s), 7.53 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.68 (2H, d, J=8.0 H
z), 8.16 (1H, s). IR (KBr):ν 2947, 2926, 2224, 2213, 1608 cm-1.
-2-ピリジニル)メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-
カルボニトリルの製造 実施例140で得られた化合物 (180 mg)を用いて実施例88
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (104 mg)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.00 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.1
6 (3H, s), 2.37 (3H, s), 5.08 (2H, s), 7.3-7.5 (3
H, m), 7.67 (2H, d, J=8.1 Hz). IR (KBr):ν 2955, 2890, 2215, 1633 cm-1.
ル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-1-イル)メチル)-2,4-ジ
メチル-3-ピリジニルの製造 実施例105で得られた化合物 (120 mg) とベンゼンスル
ホン酸5-(ブロモメチル)-2,4-ジメチル-3-ピリジニル
(200 mg, J. Org. Chem., 65, 7718-7722 (2000).およ
び J. Org. Chem., 61, 813-815 (1996). に記載されて
いる方法に従って合成) を用いて実施例2と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (131 mg) を無色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.18 (6H, s), 2.33 (3H, s), 2.3
7 (3H, s), 5.03 (2H, s), 7.33 (1H, s), 7.51 (2H,
d, J=8.0 Hz), 7.6-7.8 (5H, m), 8.00 (2H, d, J=8.0
Hz). IR (KBr):ν 3072, 2921, 2216, 1609 cm-1.
-3-ピリジニル)メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-
カルボニトリルの製造 実施例142で得られた化合物 (95 mg) と無水炭酸カリウ
ム(100 mg)のメタノール(3 ml) 溶液を10分間加熱還流
下攪拌した後、反応混合物を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥
後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担
体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精
製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合物
(58 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.17 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.3
4 (3H, s), 2.48 (3H, s), 5.02 (2H, s), 7.03 (1H,
s), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.71 (2H, d, J=8.4 H
z). IR (KBr):ν 2928, 2867, 2215, 1609 cm-1.
ル)メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリ
ルの製造 実施例105で得られた化合物 (140 mg) とベンゼンスル
ホン酸6-(ブロモメチル)-3-ピリジニル (201 mg, J. Or
g. Chem., 65, 7718-7722 (2000). および J. Org. Che
m., 61, 813-815 (1996).に記載されている方法に従っ
て合成) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行
い、表題化合物 (51 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (3H, s), 2.40 (3H, s), 5.1
3 (2H, s), 5.95 (1H, brs), 6.66 (1H, d, J=8.4 Hz),
7.16 (1H, dd, J=3.0, 8.8 Hz), 7.51 (2H, d,J=8.4 H
z), 7.70 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.24 (1H, d, J=3.0 H
z). IR (KBr):ν 3339, 2982, 2215, 1607 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)ニコチン酸メチルの製造 実施例105で得られた化合物 (600 mg) と5-(クロロメチ
ル)ニコチン酸メチル (750 mg, J. Org. Chem., 65, 77
18-7722 (2000). に記載されている方法に従って合成)
を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題
化合物 (205 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.22 (3H, s), 2.40 (3H, s), 3.9
7 (3H, s), 5.19 (2H, s), 7.52 (2H, d, J=8.0 Hz),
7.72 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.89 (1H, s), 8.44 (1H, d,
J=2.2 Hz), 9.18 (1H, d, J=1.4 Hz). IR (KBr):ν 3042, 2972, 2222, 1582 cm-1.
エチル)-3-ピリジニル)メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロ
ール-3-カルボニトリルの製造 実施例145で得られた化合物 (80 mg) のテトラヒドロフ
ラン (2 ml) 溶液に対して氷冷下メチルマグネシウムブ
ロミドの3規定テトラヒドロフラン溶液 (0.37 ml)を滴
下した。反応混合物を同温度で1時間攪拌した後、反応
混合物を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸
エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物
をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出
液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル−ヘ
キサンで再結晶して表題化合物 (64 mg)を無色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.60 (6H, s), 2.22 (3H, s), 2.4
0 (3H, s), 5.14 (2H, s), 7.4-7.6 (1H, m), 7.52 (2
H, d, J=8.4 Hz), 7.72 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.08(1H,
s), 8.65 (1H, s). IR (KBr):ν 3042, 2972, 2222, 1582 cm-1.
ル-3-カルボン酸エチルの製造 参考例1で得られた化合物 (4.96 g) と3-オキソ-3-フェ
ニルプロパン酸エチル(15.2 g) を用いて実施例1と同様
の反応、精製処理を行い、表題化合物 (155 mg)を無色
結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 0.93 (3H, t, J=7.4 Hz), 2.22 (3
H, s), 4.00 (2H, q, J=7.4 Hz), 7.3-7.5 (5H, m), 7.
54 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.24
(1H, s). IR (KBr):ν 3203, 2982, 2226, 1682 cm-1.
ル)メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリ
ルの製造 実施例105で得られた化合物 (300 mg) と3-(クロロメチ
ル)-4,5-ジメトキシピリジン (430 mg) を用いて実施例
2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (224 mg)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.24 (3H, s), 2.43 (3H, s), 3.7
9 (3H, s), 3.94 (3H, s), 5.18 (2H, s), 6.83 (1H,
d, J=5.4 Hz), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (2H, d,
J=8.4 Hz), 8.19 (1H, d, J=5.4 Hz). IR (KBr):ν 2982, 2948, 2213, 1607 cm-1.
ジニルメチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例147で得られた化合物 (120 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (94mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (152 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.26 (3H, t, J=6.8 Hz), 2.04 (3
H, s), 4.12 (2H, q, J=6.8 Hz), 5.00 (2H, s), 7.1-
7.4 (7H, m), 7.48 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.66 (2H, d,
J=8.4 Hz), 8.21 (1H, s), 8.51 (1H, d, J=5.0 Hz). IR (KBr):ν 3203, 2982, 2226, 1682 cm-1.
メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリル
の製造 実施例105で得られた化合物 (600 mg) と5-(クロロメチ
ル)-2-フルオロピリジン(400 mg, J. Org. Chem., 65,
7718-7722 (2000). に記載されている方法に従って合
成) を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行い、
表題化合物 (432 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.22 (3H, s), 2.40 (3H, s), 5.1
3 (2H, s), 6.97 (1H, dd, J=3.0, 8.4 Hz), 7.2-7.4
(1H, m), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.72 (2H, d,J=8.4
Hz), 7.94 (1H, s). IR (KBr):ν 3056, 2922, 2216, 1607 cm-1.
ル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-1-イル)メチル)-2-ピリ
ジニルの製造 実施例105で得られた化合物 (400 mg) とベンゼンスル
ホン酸5-(ブロモメチル)-2-ピリジニル (830 mg, J. Or
g. Chem., 61, 813-815 (1996). に記載されている方法
に従って合成) を用いて実施例2と同様の反応、精製処
理を行い、表題化合物 (498 mg) を無色結晶として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.17 (3H, s), 2.33 (3H, s), 5.1
1 (2H, s), 6.64 (1H, s), 6.78 (1H, d, J=5.1 Hz),
7.4-7.6 (4H, m), 7.6-7.8 (3H, m), 8.01 (2H, d, J=
7.2 Hz), 8.25 (1H, d, J=5.1 Hz). IR (KBr):ν 3065, 2988, 2216, 1607 cm-1.
-ジヒドロ-3-ピリジニル)メチル)-1H-ピロール-3-カル
ボニトリルの製造 実施例151で得られた化合物 (310 mg)を用いて実施例14
3と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (158 mg)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.37 (3H, s), 4.9
4 (2H, s), 5.8-6.0 (1H, m), 6.0-6.1 (1H, m), 7.3-
7.4 (1H, m), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.72 (2H, d,
J=8.4 Hz). IR (KBr):ν 3078, 2951, 2840, 2216, 1661, 1609 cm
-1.
ピリジニル)メチル)-5-メチル-1H-ピロール-3-カルボニ
トリルの製造 実施例127で得られた化合物 (70 mg) とベンゼンスルホ
ン酸6-(ブロモメチル) -3-ピリジニル (120 mg, J. Or
g. Chem., 61, 813-815 (1996). に記載されている方法
に従って合成) を用いて実施例2と同様の反応を行った
ところ、アルキル化反応と脱ベンゼンスルホニル化反応
とが同時に進行した。精製処理を行い、表題化合物 (47
mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.20 (3H, t, J=7.4 Hz), 2.19 (3
H, s), 2.79 (2H, q, J=7.4 Hz), 5.16 (2H, s), 6.62
(1H, d, J=8.4 Hz), 6.69 (1H, s), 7.17 (1H, dd, J=
3.0, 8.4 Hz), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.70 (2H, d,
J=8.4 Hz), 8.24(1H, d, J=2.6 Hz). IR (KBr):ν 3380, 2980, 2215, 1607 cm-1.
ル)メチル)-2-イソプロピル-5-メチル-1H-ピロール-3-
カルボニトリルの製造 実施例132で得られた化合物 (180 mg) とベンゼンスル
ホン酸6-(ブロモメチル)-3-ピリジニル (260 mg, J. Or
g. Chem., 61, 813-815 (1996). に記載されている方法
に従って合成) を用いて実施例2と同様の反応を行った
ところ、アルキル化反応と脱ベンゼンスルホニル化反応
とが同時に進行した。精製処理を行い、表題化合物 (13
0 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.37 (6H, d, J=7.0 Hz), 2.20 (3
H, s), 3.08 (1H, septet, J=7.0 Hz), 5.17 (2H, s),
5.97 (1H, s), 6.60 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.16 (1H, d
d, J=3.0, 8.4 Hz), 7.52 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.71 (2
H, d, J=8.4 Hz),8.24 (1H, d, J=2.6 Hz). IR (KBr):ν 3429, 2976, 2213, 1607 cm-1.
ルボニトリルの製造 参考例13で得られた化合物 (400 mg) と3-シアノフェニ
ルボロン酸(0.31 g)を用いて実施例14と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (213 mg) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.29 (3H, s), 2.44 (3H, s), 7.4
-7.8 (4H, m), 8.24 (1H, s). IR (KBr):ν 3287, 2928, 2215, 1593 cm-1.
メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例155で得られた化合物 (80 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (140mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (76 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.19 (3H, s), 2.39 (3H, s), 5.1
5 (2H, s), 7.1-7.4 (2H, m), 7.4-7.8 (4H, m), 8.37
(1H, s), 8.59 (1H, d, J=3.8 Hz). IR (KBr):ν 3034, 2922, 2215, 1603 cm-1.
ニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリルの
製造 実施例155で得られた化合物 (80 mg) と2-クロロ-5-(ク
ロロメチル)ピリジン (90 mg) を用いて実施例2と同様
の反応、精製処理を行い、表題化合物 (23 mg) を無色
結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.19 (3H, s), 2.39 (3H, s), 5.1
2 (2H, s), 7.15 (1H, dd, J=2.6, 8.4 Hz), 7.35 (1H,
d, J=8.0 Hz), 7.5-7.8 (4H, m), 8.14 (1H, d,J=2.6
Hz). IR (KBr):ν 3053, 2919, 2215, 1462 cm-1.
-3-カルボニトリルの製造 参考例13で得られた化合物 (410 mg) と4-ホルミル-1-
ナフチルボロン酸(450 mg)を用いて実施例14と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (285 mg) を無色結晶
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.06 (3H, s), 2.50 (3H, s), 7.5
-7.7 (2H, m), 7.6-7.8(1H, m), 7.88 (1H, d, J=7.8 H
z), 8.03 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.31 (1H, s), 9.34 (1
H, d, J=8.4 Hz), 10.42 (1H, s). IR (KBr):ν 3264, 2921, 2214, 1682, 1574 cm-1.
-カルボニトリルの製造実施例158で得られた化合物 (24
1 mg) 、塩酸ヒドロキシルアミン(73 mg)の1-メチルピ
ロリジン-2-オン (1.5 ml) 溶液を110 ℃で2時間加熱下
攪拌した後、反応混合物を飽和食塩水に注ぎ、酢酸エチ
ルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後
濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担体:
シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製
し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合物 (18
8 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.05 (3H, s), 2.48 (3H, s), 7.4
-8.0 (5H, m), 8.30 (1H, d, J=8.0 Hz), 8.37 (1H,
s). IR (KBr):ν 3287, 3056, 2921, 2218, 1580 cm-1.
ルメチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例159で得られた化合物 (140 mg) と3-(クロロメチ
ル)ピリジン塩酸塩 (180mg) を用いて実施例66と同様の
反応、精製処理を行い、表題化合物 (97 mg) を無色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.98 (3H, s), 2.44 (3H, s), 5.2
0 (2H, s), 7.2-7.3 (1H, m), 7.3-7.4 (1H, m), 7.48
(1H, d J=7.2 Hz), 7.60 (1H, t, J=7.2 Hz), 7.71 (1
H, t, J=7.2 Hz), 7.82 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.96 (1H,
d, J=7.5 Hz) 8.31 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.39 (1H, d,
J=1.5 Hz), 8.61 (1H, dd, J=1.5, 3.0 Hz). IR (KBr):ν 3036, 2951, 2922, 2218, 1578 cm-1.
ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メチルの製造 実施例38で得られた化合物 (200 mg) と4-シアノベンジ
ルブロミド (120 mg) を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (95 mg) を無色結晶とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.00 (3H, s), 2.46 (3H, s), 3.6
3 (3H, s), 5.16 (2H, s), 7.0-7.2 (3H, m), 7.33 (1
H, d, J=1.8 Hz), 7.41 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.65(2H,
d, J=8.4 Hz). IR (KBr):ν 2990, 2948, 2230, 1699 cm-1.
ピリジニル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの
製造 実施例105で得られた化合物 (420 mg) 、参考例18で得
られた化合物(470 mg)、(トリブチルホスホラニリデン)
アセトニトリル(920 mg)のトルエン (10 ml) 溶液を20
時間加熱還流下攪拌した後、反応混合物を飽和食塩水に
注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネ
シウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラ
フィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エ
チル)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表
題化合物 (266 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.39 (3H, s), 2.5
6 (3H, s), 5.10 (2H, s), 7.07 (1H, dd, J=2.6, 8.0
Hz), 7.16 (1H, d, J=8.0 Hz), 7.51 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.71 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.23 (1H, d, J=2.6 H
z). IR (KBr):ν 3052, 2922, 2215, 1607 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)-2-ピリジンカルボン酸メチル
の製造 実施例105で得られた化合物 (1.62 g) と5-(ブロモメチ
ル)ピリジン-2-カルボン酸メチル (1.68 g, 参考例15の
化合物からJ. Org. Chem., 65, 7718-7722 (2000) に記
載されている方法に従って合成) を用いて実施例2と同
様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (721 mg) を無
色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.39 (3H, s), 4.0
2 (3H, s), 5.22 (2H, s), 7.29 (1H, dd, J=2.1, 7.8
Hz), 7.50 (2H, d, J=7.8 Hz), 7.71 (2H, d, J=7.8 H
z), 8.13 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.49 (2H, d, J=1.5 H
z). IR (KBr):ν 3054, 2951, 2216, 1726, 1609 cm-1.
エチル)-3-ピリジニル)メチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロ
ール-3-カルボニトリルの製造 実施例163で得られた化合物 (130 mg)を用いて実施例14
6と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (54 mg)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.54 (6H, s), 2.22 (3H, s), 2.4
0 (3H, s), 4.52 (1H, s), 5.14 (2H, s), 7.22 (1H, d
d, J=1.8, 8.4 Hz), 7.40 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.51 (2
H, d, J=8.1 Hz), 7.71 (2H, d, J=8.1 Hz), 8.21 (1H,
d, J=8.1 Hz). IR (KBr):ν 3364, 2975, 2924, 2216, 1607 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)-2-ピリジニルカルバミン酸te
rt-ブチルの製造 実施例105で得られた化合物 (350 mg) と5-(ブロモメチ
ル)ピリジン-2-イルカルバミン酸tert-ブチル (820 mg,
参考例16の化合物からJ. Org. Chem., 65, 7718-7722
(2000). に記載されている方法に従って合成) を用いて
実施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (2
23 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.52 (9H, s), 2.21 (3H, s), 2.4
0 (3H, s), 5.05 (2H, s), 7.2-7.3 (1H, m), 7.50 (2
H, d, J=8.4 Hz), 7.70 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.89(1H,
d, J=1.8 Hz), 7.94 (1H, d, J=8.7 Hz). IR (KBr):ν 3171, 2980, 2216, 1728, 1607 cm-1.
-ピリジニル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの
製造 実施例107で得られた化合物 (103 mg) 、m-クロロ過安
息香酸(140 mg)、ジクロロメタン (3 ml) の混合物を室
温で14時間攪拌した。反応混合物を飽和食塩水に注ぎ、
酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウム
で乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー
(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)
で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合
物 (30 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.22 (3H, s), 2.40 (3H, s), 5.0
9 (2H, s), 6.86 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.2-7.4 (1H,
m), 7.51 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.73 (2H, d, J=8.4Hz),
7.84 (1H, s), 8.17 (1H, d, J=5.7 Hz). IR (KBr):ν 3040, 2953, 2216, 1609, 1541 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)-2-ピリジンカルボン酸の製造 実施例163で得られた化合物 (544 mg) 、1規定水酸化ナ
トリウム水溶液 (3 ml)のエタノール (3 ml) 溶液を室
温で2時間攪拌した後、反応混合物を飽和食塩水に注
ぎ、塩酸で中和後、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層
を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラム
クロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキ
サン−酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで
再結晶して表題化合物 (467 mg)を無色結晶として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.22 (3H, s), 2.40 (3H, s), 5.2
6 (2H, s), 7.4-7.6 (3H, m), 7.73 (2H, d, J=8.1 H
z), 8.26 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.33 (1H, s). IR (KBr):ν 3400, 3067, 2924, 2222, 1728, 1609 cm
-1.
ニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリルの
製造 実施例165で得られた化合物 (192 mg)のトリフルオロ酢
酸 (1 ml) 溶液を室温で0.5時間攪拌した後、濃縮し
た。残留物を飽和食塩水に注ぎ、炭酸水素ナトリウム水
溶液で中和後、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫
酸マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロ
マトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン
−酢酸エチル)で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結
晶して表題化合物 (125 mg)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (3H, s), 2.41 (3H, s), 4.5
1 (2H, brs), 4.98 (2H,s), 6.49 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.50 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.70 (2H, d, J=8.4Hz), 7.8
0 (1H, s). IR (KBr):ν 3366, 2922, 2214, 1609, 1505 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)-2-ピリジンカルボキサミドの
製造 実施例167で得られた化合物 (107 mg) と25%アンモニ
ア水(2 ml)を用いて実施例92と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物 (114 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.40 (3H, s), 5.2
1 (2H, s), 5.59 (1H, brs), 7.42 (1H, d, J=8.4 Hz),
7.52 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.6-7.8 (3H, m), 8.2-8.3
(2H, m). IR (KBr):ν 3166, 2953, 2216, 1682, 1609 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)-N-メチル-2-ピリジンカルボ
キサミドの製造 実施例167で得られた化合物 (107 mg) とメチルアミン
水溶液(2 ml)を用いて実施例92と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (68 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.40 (3H, s), 3.0
4 (3H, d, J=5.2 Hz), 5.20 (2H, s), 7.41 (1H, d, J=
8.4 Hz), 7.52 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.72 (2H, d, J=8.
8 Hz), 7.94 (1H, s), 8.2-8.3 (2H, m). IR (KBr):ν 3389, 3050, 2953, 2216, 1674 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)-N,N-ジメチル-2-ピリジンカ
ルボキサミドの製造 実施例167で得られた化合物 (107 mg) とジメチルアミ
ン水溶液(2 ml)を用いて実施例92と同様の反応、精製処
理を行い、表題化合物 (69 mg) を無色結晶として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.40 (3H, s), 3.1
1 (3H, s), 3.15 (3H, s), 5.18 (2H, s), 7.2-7.4 (1
H, m), 7.52 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.6-7.8 (3H, m), 8.
29 (1H, d, J=1.6 Hz). IR (KBr):ν 2930, 2216, 1634, 1609, 1541 cm-1.
1H-ピロール-1-イル)メチル)-2-ピリジニル)アセトアミ
ドの製造 実施例168で得られた化合物 (81 mg)、トリエチルアミ
ン(0.083 ml)、テトラヒドロフラン (1 ml)の混合物に
室温で塩化アセチル(0.021 ml)を加えた。反応混合物を
室温で0.5時間攪拌した後、残留物に飽和食塩水に注
ぎ、炭酸水素ナトリウム水溶液で中和後、酢酸エチルで
抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮
した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリ
カゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製し、酢
酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合物 (57 mg)を
無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.22 (6H, s), 2.40 (3H, s), 5.0
9 (2H, s), 7.2-7.4 (1H, m), 7.51 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.71 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.91 (1H, d, J=2.0Hz),
7.99 (1H, s), 8.21 (1H, d, J=8.4 Hz). IR (KBr):ν 3327, 3100, 2986, 2214, 1689 cm-1.
ピロール-1-イル)メチル)-2-ピリジンカルボニトリルの
製造 実施例169で得られた化合物 (81 mg)を用いて実施例105
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (54 mg)
を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.38 (3H, s), 5.2
2 (2H, s), 7.29 (1H, dd, J=2.1, 8.1 Hz), 7.50 (2H,
d, J=8.7 Hz), 7.6-7.8 (3H, m), 8.47 (1H, d,J=2.1
Hz). IR (KBr):ν 3065, 2988, 2216, 1609 cm-1.
ニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリルの
製造 実施例105で得られた化合物 (2.11 g) と2-ブロモ-5-
(ブロモメチル)ピリジン (2.38 g, J. Org. Chem., 61,
813-815 (1996). に記載されている方法に従って合成)
を用いて実施例2と同様の反応、精製処理を行い、表題
化合物 (2.54 g)を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.39 (3H, s), 5.0
9 (2H, s), 7.04 (1H, dd, J=2.7, 8.4 Hz), 7.4-7.6
(3H, m), 7.71 (2H, d, J=8.1 Hz), 8.10 (1H, d,J=2.7
Hz). IR (KBr):ν 3053, 2949, 2920, 2215, 1609 cm-1.
ピロール-1-イル]メチル}安息香酸の製造 実施例105で得られた化合物 (880 mg) と4-(ブロモメチ
ル)安息香酸 (920 mg)を用いて実施例2と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (720 mg) を無色結晶とし
て得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.15 (3H, s), 2.31 (3H, s),
5.34 (2H, s), 7.10 (2H,d, J=7.8 Hz), 7.56 (2H, d,
J=7.8 Hz), 7.8-8.0 (4H, m).
ピロール-1-イル)メチル)-N,N-ジメチルベンズアミドの
製造 実施例175で得られた化合物 (100 mg)と50%ジメチルア
ミン水溶液 (2 ml)を用いて実施例92と同様の反応、精
製処理を行い、表題化合物 (43 mg) を無色結晶として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.38 (3H, s), 2.9
8 (3H, s), 3.11 (3H, s), 5.14 (2H, s), 6.96 (2H,
d, J=8.0 Hz), 7.43 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.53 (2H, d,
J=8.4 Hz), 7.72 (2H, d, J=8.4 Hz). IR (KBr):ν 2932, 2214, 1633, 1608, 1398 cm-1.
ニルカルボニル)ベンジル)-1H-ピロール-3-カルボニト
リルの製造 実施例175で得られた化合物 (100 mg)とピロリジン (0.
3 ml)を用いて実施例92と同様の反応、精製処理を行
い、表題化合物 (34 mg) を無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.8-2.1 (4H, m), 2.19 (3H, s),
2.38 (3H, s), 3.3-3.5(2H, m), 3.6-3.8 (2H, m), 5.1
3 (2H, s), 6.96 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.53 (4H, d, J=
8.4 Hz), 7.71 (2H, d, J=8.6 Hz). IR (KBr):ν 2978, 2926, 2880, 2224, 1607, 1427 cm
-1.
ル-3-カルボン酸メチルの製造 参考例2で得られた化合物(0.23 g)、1,1'-ビフェニル-4
-イルボロン酸(0.20 g)を用いて実施例14と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (186 mg) を淡黄色結
晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.16 (3H, s), 2.52 (3H, s), 3.6
4 (3H, s), 7.2-7.4 (3H, m), 7.4-7.5 (2H, m), 7.5-
7.7 (4H, m), 8.04 (1H, s). IR (KBr)ν3303, 3027, 2948, 1682 cm-1.
ルボン酸tert-ブチルの製造 参考例1で得られた化合物 (8.00 g) とアセト酢酸tert-
ブチル (14.7 mL) を用いて実施例1と同様の反応、精製
処理を行い、表題化合物 (1.26 g) を黄色結晶として得
た。 IR (KBr):ν 3285, 1659, 1514, 1343, 1159, 1101, 85
4 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.32 (9H, s), 2.13 (3H, s), 2.5
1 (3H, s), 7.39 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.99 (1H, br),
8.21 (2H, d, J=8.7 Hz).
ロール-3-カルボン酸tert-ブチルの製造 実施例179で得られた化合物 (0.19 g) とベンジルブロ
ミド (0.09 mL)を用いて実施例2と同様の反応、精製処
理を行い、表題化合物 (0.16 g) を黄色結晶として得
た。 IR (KBr):ν 2976, 1694, 1597, 1514, 1343, 1152, 85
5, 731 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.28 (9H, s), 2.03 (3H, s), 2.4
9 (3H, s), 5.11 (2H, s), 6.95-6.98 (2H, m), 7.26-
7.44 (5H, m), 8.20-8.24 (2H, m).
造 実施例179で得られた化合物 (0.80 g) をTFA (7 mL) に
溶解し、室温で7時間攪拌した。反応液を濃縮後、残留
物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶
出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表題化合物
(0.49 g) を淡褐色粉末として得た。 IR (KBr):ν 3358, 1593, 1499, 1323, 1113, 853, 77
5, 758 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.27 (3H, s), 2.43 (3H, s), 6.0
7-6.08 (1H, m), 7.46-7.53 (2H, m), 7.87 (1H, br),
8.16-8.23 (2H, m).
ロールおよび3-ベンジル-2,5-ジメチル-4-(4-ニトロフ
ェニル)-1H-ピロールの製造 実施例181で得られた化合物 (0.39 g) とベンジルブロ
ミド (0.26 mL)を用いて実施例2と同様の反応、精製処
理を行い、1-ベンジル-2,5-ジメチル-3-(4-ニトロフェ
ニル)-1H-ピロール (0.10 g) の黄色結晶と3-ベンジル-
2,5-ジメチル-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール (0.0
1 g) の黄色結晶を得た。 1-ベンジル-2,5-ジメチル-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピ
ロール IR (KBr):ν 1593, 1507, 1343, 1327 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.31 (3H, s), 5.0
9 (2H, s), 6.17 (1H, s), 6.94 (2H, d, J=7.2 Hz),
7.24-7.36 (3H, m), 7.49-7.54 (2H, m), 8.19-8.23 (2
H, m). 3-ベンジル-2,5-ジメチル-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピ
ロール IR (KBr):ν 3407, 1593, 1507, 1345, 856 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.18 (3H, s), 2.28 (3H, s), 3.7
9 (2H, s), 7.03-7.27 (7H, m), 7.77 (1H, br), 8.10-
8.15 (2H, m).
ロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例1で得られた化合物 (0.40 g) 、アセト酢酸メチ
ル (0.43 mL) 、アニリン(0.20 mL) 、メタノール (7 m
L) の混合物を室温で18時間、70℃で5時間攪拌した後、
濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担体:
シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製し
て表題化合物 (0.05 g) を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1701, 1514, 1343 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.90 (3H, s), 2.32 (3H, s), 3.6
5 (3H, s), 7.23-7.26 (2H, m), 7.43-7.58 (5H, m),
8.23 (2H, d, J=8.7 Hz).
ロール-3-カルボン酸メチルの製造 参考例1で得られた化合物 (4.64 g) 、アセト酢酸メチ
ル (5.18 g) 、ベンジルアミン(2.63 g) 、メタノール
(75 mL) を用いて実施例183と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物 (1.40 g) を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1699, 1514, 1341 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.05 (3H, s), 2.51 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 5.13 (2H, s), 6.94-6.96 (2H, m), 7.29-
7.43 (5H, m), 8.22 (2H, d, J=8.7 Hz).
-ピロール-3-イル)エタノンの製造 参考例1で得られた化合物 (0.42 g) 、2,4-ペンタンジ
オン (0.41 mL) 、ベンジルアミン(0.24 mL) 、ジメチ
ルホルムアミド (10 mL) の混合物を室温で18時間、80
℃で24時間攪拌した後、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を水ついで飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥後濃縮した。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−
酢酸エチル)で精製して、表題化合物 (0.12 g) を黄色
結晶として得た。IR (KBr):ν 1651, 1597, 1516, 1348
cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.98 (3H, s), 2.04 (3H, s), 2.4
6 (3H, s), 5.13 (2H, s), 6.97 (2H, d, J=7.2 Hz),
7.30-7.45 (5H, m), 8.26 (2H, d, J=9.0 Hz).
-ピロール-3-イル)エタノールの製造 実施例185で得られた化合物 (0.14 g) をメタノール (3
mL) とテトラヒドロフラン (1 mL) に溶解し、水素化
ホウ素ナトリウム (0.28 g) を加えた。反応混合物を室
温で16時間攪拌した後、濃縮した。残留物を水で希釈し
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を硫酸マグネシウ
ムで乾燥後濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー
(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)
で精製し、酢酸エチル−ヘキサンで再結晶して表題化合
物 (0.02 g) を淡褐色固体として得た。 IR (KBr):ν 1595, 1514, 1345, 733 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.42 (3H, d, J=7.0 Hz), 2.09 (3
H, s), 2.30 (3H, s), 4.96 (1H, q, J=7.0 Hz), 5.08
(2H, s), 6.95 (2H, d, J=7.4 Hz), 7.26-7.53 (5H,
m), 8.23 (2H, d, J=8.8 Hz).
H-ピロール-3-カルボキサミドの製造 実施例47で得られた化合物 (45 mg) 、ベンジルアミン
(0.028 mL) 、トリエチルアミン (0.028 mL) のジメチ
ルホルムアミド (0.5 mL) 溶液に、ジエチルリン酸シア
ニド(0.024 mL) を加え、反応混合物を室温で4時間攪拌
した。反応混合物を水に注いだ後酢酸エチルで抽出し、
酢酸エチル層を1N塩酸、水、飽和重曹水で順次洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物をカラムク
ロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサ
ン−酢酸エチル)で精製して表題化合物 (31 mg) を黄
色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1638, 1595, 1508, 1341 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.07 (3H, s), 2.48 (3H, s), 4.3
8 (2H, d, J=5.7 Hz), 5.11 (2H, s), 5.18 (1H, brm),
6.96 (2H, d, J=6.6 Hz), 7.02-7.05 (2H, m),7.24-7.
37 (8H, m), 8.05 (2H, d, J=9.0 Hz).
H-ピロール-3-カルボキサミドの製造 実施例47で得られた化合物 (105 mg) を原料とし、アミ
ン成分に2Mメチルアミンテトラヒドロフラン溶液 (0.5
mL)を用いて実施例187と同様の反応、精製処理を行い、
表題化合物 (9 mg) を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1595, 1508, 1339 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.11 (3H, s), 2.45 (3H, s), 2.7
5 (3H, d, J=5.1 Hz), 4.99 (1H, br), 5.11 (2H, s),
6.96 (2H, d, J=6.6 Hz), 7.26-7.48 (5H, m), 8.26 (2
H, d, J=9.0 Hz).
ル)-1H-ピロール-3-カルボキサミドの製造 実施例47で得られた化合物 (105 mg) を原料とし、アミ
ン成分に2Mジメチルアミンテトラヒドロフラン溶液 (0.
5 mL)を用いて実施例187と同様の反応、精製処理を行
い、表題化合物 (71 mg) を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1620, 1595, 1510, 1339 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.22 (6H, s), 2.61 (3H, s), 2.9
5 (3H, s), 5.09 (2H, s), 6.97 (2H, d, J=6.6 Hz),
7.25-7.42 (5H, m), 8.19 (2H, d, J=9.0 Hz).
ジメチル-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボ
キサミドの製造 実施例47で得られた化合物 (105 mg) を原料とし、アミ
ン成分に2-(4-ヒドロキシフェニル)エチルアミン(82 m
g)を用いて実施例187と同様の反応、精製処理を行い、
表題化合物 (69 mg) を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1595, 1514, 1339 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.04 (3H, s), 2.43 (3H, s), 2.5
8 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.49 (2H, q, J=6.6 Hz), 4.97-
5.01 (2H, m), 5.08 (2H, s), 6.63 (2H, d, J=8.4 H
z), 6.78 (2H, d, J=8.4 Hz), 6.94 (2H, d, J=7.2 H
z), 7.26-7.35 (5H, m), 8.10 (2H, d, J=9.0 Hz).
ロール-3-カルボキサミドの製造 実施例47で得られた化合物 (105 mg) 、塩化アンモニウ
ム(54 mg)、トリエチルアミン (0.21 mL) 、ジエチルリ
ン酸シアニド(0.055 mL)を用いて実施例187と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (36 mg) を黄色結晶
として得た。 IR (KBr):ν 1653, 1595, 1508, 1339 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.08 (3H, s), 2.49 (3H, s), 4.8
5-5.25 (2H, br), 5.12(2H, s), 6.96 (2H, d, J=6.9 H
z), 7.27-7.37 (3H, m), 7.50 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.2
5 (2H, d, J=8.7 Hz).
ル)-1H-ピロール-3-カルボキサミドの製造 実施例47で得られた化合物 (105 mg) を原料とし、アミ
ン成分にn-ブチルアミン(0.060 mL)を用いて実施例187
と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (55mg) を
黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1638, 1595, 1508, 1339 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 0.81 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.09 (2
H, sextet, J=6.6 Hz),1.27 (2H, quint, J=6.6 Hz),
2.10 (3H, s), 2.45 (3H, s), 3.21 (2H, q, J=6.6 H
z), 5.00 (1H, brm), 5.11 (2H, s), 6.97 (2H, d, J=
6.6 Hz), 7.26-7.50(5H, m), 8.25 (2H, d, J=9.0 Hz).
ンデシル-1H-ピロール-3-カルボキサミドの製造 実施例47で得られた化合物 (105 mg) を原料とし、アミ
ン成分にn-ウンデシルアミン(0.13 mL)を用いて実施例1
87と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (83 mg)
を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1638, 1595, 1514, 1339 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 0.88 (3H, t, J=6.6 Hz), 1.04-1.
32 (18H, m), 2.10 (3H,s), 2.45 (3H, s), 3.20 (2H,
q, J=6.6 Hz), 5.00 (1H, brm), 5.11 (2H, s),6.97 (2
H, d, J=6.6 Hz), 7.26-7.50 (5H, m), 8.25 (2H, d, J
=9.0 Hz).
1H-ピロール-3-イル)カルボニル)アミノ)ヘキシルカル
バミン酸tert-ブチルの製造 実施例47で得られた化合物 (105 mg) を原料とし、アミ
ン成分にtert-ブチル N-(6-アミノヘキシル)カルバメー
ト (130 mg) を用いて実施例187と同様の反応、精製処
理を行い、表題化合物 (77 mg) を黄色結晶として得
た。 IR (KBr):ν 1696, 1638, 1595, 1514, 1339 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.04-1.43 (8H, m), 1.44 (9H,
s), 2.10 (3H, s), 2.45 (3H, s), 3.05 (2H, q, J=6.6
Hz), 3.20 (2H, q, J=6.6 Hz), 4.55 (1H, br), 5.03
(1H, br), 5.11 (2H, s), 6.97 (2H, d, J=7.2 Hz), 7.
25-7.50 (5H, m), 8.25 (2H, d, J=9.0 Hz).
H-ピロール-3-イル)カルボニル)モルホリンの製造 実施例47で得られた化合物 (105 mg) を原料とし、アミ
ン成分にモルホリン(0.052 mL)を用いて実施例187と同
様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (59 mg)を黄色
結晶として得た。 IR (KBr):ν 1622, 1595, 1512, 1339, 1113, 733 c
m-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.24 (3H, s), 2.6
0-2.80 (8H, brm), 5.09(2H, s), 6.93 (2H, d, J=6.6
Hz), 7.25-7.43 (5H, m), 8.22 (2H, d, J=9.0Hz).
(1-ピペリジニル)エチル)-1H-ピロール-3-カルボキサミ
ドの製造 実施例47で得られた化合物 (105 mg) 、1-(2-アミノエ
チル)ピペリジン (0.086mL) 、トリエチルアミン (0.0
63 mL) のジメチルホルムアミド (1 mL) 溶液に、ジエ
チルリン酸シアニド(0.055 mL) を加え、反応混合物を
室温で16時間攪拌した。反応混合物を飽和重曹水に注い
だ後酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マグネシ
ウムで乾燥、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフ
ィー(担体:富士シリシア化学 Chromatorex NH-silica
gel、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表題
化合物 (67 mg) を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1638, 1595, 1541, 1512, 1339 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.26-1.29 (6H, br), 2.04-2.07
(4H, br), 2.11 (3H, s),2.19 (3H, t, J=6.0 Hz), 2.4
6 (3H, s), 3.31 (2H, q, J=6.0 Hz), 5.11 (2H,s), 5.
74 (1H, brm), 6.99 (2H, d, J=7.2 Hz), 7.26-7.50 (5
H, m), 8.24 (2H, d, J=9.0 Hz).
ロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボン酸tert-ブチルの
製造 参考例1で得られた化合物 (4.16 g) 、アセト酢酸tert-
ブチル (6.33 g)、2,4-ジフルオロベンジルアミン (3.1
5 g) を用いて実施例185と同様の反応、精製処理を行
い、表題化合物 (1.33 g) を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1694, 1514, 1436, 1152 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.28 (9H, s), 2.02 (3H, s), 2.4
8 (3H, s), 5.09 (2H, s), 6.46-6.58 (1H, m), 6.78-
6.93 (2H, m), 7.40 (2H, d, J=9.0 Hz), 8.22 (2H, d,
J=9.0 Hz).
ロフェニル)-1H-ピロールの製造 実施例197で得られた化合物 (0.44 g)を用いて実施例18
1と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (0.24 g)
を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1593, 1507, 1341 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.30 (3H, s), 5.0
8 (2H, s), 6.17 (1H, s), 6.39-6.50 (1H, m), 6.75-
6.92 (2H, m), 7.48-7.54 (2H, m), 8.18-8.25 (2H,
m).
ル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸tert-ブチ
ルの製造 参考例19で得られた化合物 (1.16 g) 、アセト酢酸tert
-ブチル (1.66 mL)、2,4-ジフルオロベンジルアミン
(0.65 mL) を用いて実施例185と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (0.16 g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 1690, 1155 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.30 (9H, s), 2.00 (3H, s), 2.4
6 (3H, s), 5.07 (2H, s), 6.45-6.56 (1H, m), 6.77-
6.92 (2H, m), 7.07 (1H, dd, J=8.2, 2.0 Hz), 7.34
(1H, d, J=2.0 Hz), 7.41 (1H, d, J=8.2 Hz).
5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 参考例20で得られた化合物 (4.14 g) 、アセト酢酸エチ
ル (5.72 g)、2,4-ジフルオロベンジルアミン (3.43 g)
を用いて実施例185と同様の反応、精製処理を行い、
表題化合物 (2.18 g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2228, 1694, 1505, 1416, 1296, 1202, 11
42, 1092, 966 cm-1.1H-NMR (CDCl3) δ: 1.03 (3H, t,
J=7.0 Hz), 2.01 (3H, s), 2.50 (3H, s), 4.07 (2H,
q, J=7.0 Hz), 5.10 (2H, s), 6.42-6.54 (1H, m), 6.7
9-6.93 (2H, m), 7.39-7.58 (4H, m).
ル-2-(トリフルオロメチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸
エチルおよび4-(3-シアノフェニル)-5-メチル-2-(トリ
フルオロメチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製
造 参考例20で得られた化合物 (1.13 g) 、4,4,4-トリフル
オロアセト酢酸エチル (2.21 g)、4-フルオロベンジル
アミン (0.75 mL) を用いて実施例185と同様の反応、
精製処理を行い、4-(3-シアノフェニル)-1-(4-フルオロ
ベンジル)-5-メチル-2-(トリフルオロメチル)-1H-ピロ
ール-3-カルボン酸エチル (0.31 g) と4-(3-シアノフェ
ニル)-5-メチル-2-(トリフルオロメチル)-1H-ピロール-
3-カルボン酸エチル (0.04 g) の無色結晶を得た。 4-(3-シアノフェニル)-1-(4-フルオロベンジル)-5-メチ
ル-2-(トリフルオロメチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸
エチル IR (KBr):ν 2230, 1725, 1512, 1264, 1202, 1159, 11
19 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.15 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.04 (3
H, s), 4.19 (2H, q, J=7.2 Hz), 5.25 (2H, s), 6.94-
7.08 (4H, m), 7.45-7.62 (4H, m). 4-(3-シアノフェニル)-5-メチル-2-(トリフルオロメチ
ル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチル IR (KBr):ν 3277, 2232, 1696, 1304, 1194, 1146, 10
38 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.16 (3H, t, J=7.0 Hz), 2.17 (3
H, s), 4.17 (2H, q, J=7.0 Hz), 7.47-7.67 (4H, m),
9.36 (1H, br).
トキシメチル)-5-メチル-1H-ピロール-3-カルボン酸メ
チルの製造 参考例20で得られた化合物 (1.13 g) 、4-メトキシアセ
ト酢酸メチル (1.75 g)、4-フルオロベンジルアミン
(0.75 mL) を用いて実施例185と同様の反応、精製処理
を行い、表題化合物 (0.55 g) を油状物として得た。 IR (KBr):ν 2230, 1701, 1508, 1209, 1088 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.97 (3H, s), 3.37 (3H, s), 3.6
2 (3H, s), 4.75 (2H, s), 5.23 (2H, s), 6.91-7.06
(4H, m), 7.42-7.60 (4H, m).
メチル-1H-ピロール-2-カルボン酸エチルの製造 参考例21で得られた化合物 (1.00 g) と4-シアノフェニ
ルボロン酸 (0.46 g)、テトラキス(トリフェニルホスフ
ィン)パラジウム(0.32 g)、2M炭酸ナトリウム水溶液( 8
mL)、トルエン (20 mL) の混合物を90 ℃で16時間加熱
した後室温まで冷却した。反応混合物に水と酢酸エチル
を加え、不溶物を濾過した後、酢酸エチル層を分離し
た。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濃縮した。得られた粗生成物をカラ
ムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘ
キサン−酢酸エチル)で精製して表題化合物 (0.45 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2228, 1688, 1510, 1132 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.30 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.12 (3
H, s), 2.28 (3H, s), 4.26 (2H, q, J=7.2 Hz), 5.60
(2H, s), 6.95-7.00 (4H, m), 7.33 (2H, d, J=8.7 H
z), 7.69 (2H, d, J=8.7 Hz).
メチル-1H-ピロール-2-カルボン酸および4-(4-(アミノ
カルボニル)フェニル)-1-(4-フルオロベンジル)-3,5-ジ
メチル-1H-ピロール-2-カルボン酸エチル(0.03 g)の製
造 実施例203で得られた化合物 (0.10 g) をエタノール
(0.5 mL) とテトラヒドロフラン (0.3 mL) に溶解し、2
N水酸化ナトリウム (0.5 mL) を加えた。反応混合物を
室温で5時間、50℃で10時間攪拌した後1N塩酸に注ぎ、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、濃縮した。得られた粗生成物をカラム
クロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキ
サン−酢酸エチル)で精製して4-(4-シアノフェニル)-1
-(4-フルオロベンジル)-3,5-ジメチル-1H-ピロール-2-
カルボン酸(0.02 g) の無色結晶と4-(4-(アミノカルボ
ニル)フェニル)-1-(4-フルオロベンジル)-3,5-ジメチル
-1H-ピロール-2-カルボン酸エチル(0.03 g) の無色結晶
を得た。 4-(4-シアノフェニル)-1-(4-フルオロベンジル)-3,5-ジ
メチル-1H-ピロール-2-カルボン酸 IR (KBr):ν 2228, 1655, 1510, 1146 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.12 (3H, s), 2.31 (3H, s), 5.6
1 (2H, s), 6.95-7.02 (4H, m), 7.32 (2H, d, J=8.1 H
z), 7.69 (2H, d, J=8.1 Hz). 4-(4-(アミノカルボニル)フェニル)-1-(4-フルオロベン
ジル)-3,5-ジメチル-1H-ピロール-2-カルボン酸エチル
(0.03 g) IR (KBr):ν 1686, 1671, 1132 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.30 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.12 (3
H, s), 2.28 (3H, s), 4.25 (2H, q, J=7.2 Hz), 5.59
(2H, s), 5.50-6.20 (2H, br), 6.94-7.01 (4H,m), 7.3
1 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.84 (2H, d, J=8.1 Hz).
チル-1H-ピロール-2-カルボン酸ベンジルの製造 参考例24で得られた化合物 (4.23 g) と4-シアノフェニ
ルボロン酸 (1.61 g) を用いて実施例203と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (2.63 g) を無色結晶
として得た。 IR (KBr):ν 2228, 1688, 1607, 1416, 1287, 1128 cm
-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.11 (3H, s), 2.28 (3H, s), 5.2
3 (2H, s), 5.66 (2H, s), 7.02 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.27-7.35 (7H, m), 7.57 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.70 (2
H, d, J=8.4 Hz).
チル-1H-ピロール-2-カルボン酸の製造 実施例205で得られた化合物 (2.27 g)をエタノール(40
mL)とテトラヒドロフラン(20 mL)に溶解し、10%パラジ
ウム-炭素(1.0 g)を加えた。水素雰囲気下において反応
混合物を室温で30分間攪拌し、不溶物を濾去した。濾液
を濃縮して表題化合物 (2.00 g) を無色結晶として得
た。 IR (KBr):ν 2228, 1651, 1607, 1441, 1146 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.11 (3H, s), 2.31 (3H, s), 5.6
9 (2H, s), 7.07 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.34 (2H, d, J=
8.0 Hz), 7.60 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.71 (2H, d, J=8.
0 Hz).
チル-1H-ピロール-2-カルボキサミドの製造 実施例206で得られた化合物 (89 mg)のテトラヒドロフ
ラン(1 mL)溶液に塩化チオニル(0.06 mL)を加え、反応
混合物を室温で30分間攪拌後濃縮した。残留物をテトラ
ヒドロフラン(1 mL)に溶解し、25%アンモニア水 (1 mL)
とテトラヒドロフラン(0.5 mL)の混合液に加えた。反応
混合物を室温で2時間攪拌した後、飽和重曹水に注ぎ、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した後濃縮して得られた粗生成物をカラム
クロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキ
サン−酢酸エチル)で精製して表題化合物 (46 mg)を無
色結晶を得た。 IR (KBr):ν 2228, 1653, 1605, 1437 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.10 (3H, s), 2.29 (3H, s), 5.5
2 (2H, br), 5.68 (2H,s), 7.09 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.33 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.60 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
71 (2H, d, J=8.4 Hz).
リメチル-1H-ピロール-2-カルボキサミドの製造 実施例206で得られた化合物 (80 mg) を原料とし、アミ
ン成分として33%メチルアミンエタノール溶液 (1 mL)
を用いて実施例207と同様の反応、精製処理を行い、表
題化合物 (52 m g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2228, 1636, 1607, 1530, 729 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.07 (3H, s), 2.22 (3H, s), 2.9
3 (3H, d, J=4.8 Hz), 5.59 (2H, s), 5.65 (1H, br),
7.09 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.31 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.
58 (2H, d, J=Hz), 7.69 (2H, d, J=8.7 Hz).
テトラメチル-1H-ピロール-2-カルボキサミドの製造 実施例206で得られた化合物 (80 mg) を原料とし、アミ
ン成分として50%ジメチルアミン溶液(1 mL) を用いて実
施例207と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (3
5 m g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2226, 1607, 1697, 1111, 731 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.01 (3H, s), 2.14 (3H, s), 2.9
6 (6H, s), 5.00-5.50 (2H, br), 7.13 (2H, d, J=8.4
Hz), 7.36 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.60 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.67 (2H, d, J=8.4 Hz).
ニルカルボニル)-1H-ピロール-3-イル)ベンゾニトリル
の製造 実施例206で得られた化合物 (80 mg)のテトラヒドロフ
ラン(1 mL)溶液に塩化チオニル(0.06 mL)を加え、反応
混合物を室温で30分間攪拌後濃縮した。残留物をテトラ
ヒドロフラン(1 mL)に溶解し、モルホリン(44 mg)とト
リエチルアミン (0.083 mL)のテトラヒドロフラン(0.5
mL)溶液に加えた。反応混合物を室温で16時間攪拌した
後、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後濃縮して得られた粗
生成物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲ
ル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表題化
合物 (81mg)を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2226, 1607, 1433, 1115, 731 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.02 (3H, s), 2.18 (3H, s), 3.0
0-3.75 (8H, m), 5.20-5.45 (2H, br), 7.12 (2H, d, J
=8.7 Hz), 7.34 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.62 (2H,d, J=8.
7 Hz), 7.68 (2H, d, J=8.7 Hz).
チル-N-(3-ピリジニル)-1H-ピロール-2-カルボキサミド
の製造 実施例206で得られた化合物 (80 mg)、3-アミノピリジ
ン(47 mg)、トリエチルアミン (0.047 mL) のジメチル
ホルムアミド (1 mL) 溶液に、ジエチルリン酸シアニド
(0.041 mL) を加え、反応混合物を室温で18時間、70℃
で6時間攪拌した。反応混合物を水に注いだ後酢酸エチ
ルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−
酢酸エチル)で精製して表題化合物 (29mg) を無色結晶
として得た。 IR (KBr):ν 2222, 1655, 1603, 1541, 1424, 845 c
m-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.11 (3H, s), 2.37 (3H, s), 5.6
3 (2H, s), 7.13 (2H, d, J=7.8 Hz), 7.25-7.29 (1H,
m), 7.35 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.48 (1H, s), 7.60 (2
H, d, J=7.8 Hz), 7.72 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.12-8.15
(1H, m), 8.34 (1H, d, J=4.5 Hz), 8.55-8.56 (1H,
m).
ルボン酸ベンジルの製造参考例23で得られた化合物 (3.
38 g) と4-シアノフェニルボロン酸 (1.76 g) を用いて
実施例203と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物
(1.14 g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3301, 2226, 1665, 1609, 1433, 1269, 10
96 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.26 (3H, s), 2.31 (3H, s), 5.3
3 (2H, s), 7.31-7.44 (7H, m), 7.68 (2H, d, J=8.7 H
z), 8.80 (1H, br).
ルボン酸の製造 実施例212で得られた化合物 (1.12 g)を用いて実施例20
6と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (0.62 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2919, 2226, 1651, 1252 cm-1.1 H-NMR (CDCl3+CD3OD) δ: 2.27 (3H, s), 2.31 (3H,
s), 7.36 (2H, d, J=8.4Hz), 7.68 (2H, d, J=8.4 Hz).
-1H-ピロール-2-カルボキサミドの製造 実施例213で得られた化合物 (72 mg)、3−アミノピリジ
ン(57 mg)、トリエチルアミン(0.056 mL)をジメチルホ
ルムアミド (1 mL)に溶解し、1-ヒドロキシベンゾトリ
アゾール (55 mg) と1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド塩酸塩 (69 mg) を加えた。反応
混合物を室温で18時間、60℃で72時間攪拌した。反応混
合物を水に注いだ後酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮
した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリ
カゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表
題化合物 (9 mg) を無色粉末として得た。 IR (KBr):ν 2226, 1638, 1605, 1483, 1445, 1426, 13
81, 1325 cm-1.1 H-NMR (CDCl3+CD3OD) δ: 2.31 (3H, s), 2.40 (3H,
s), 7.32-7.40 (3H, m),7.72 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.25
-8.52 (3H, m).
ル-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 参考例25で得られた化合物 (1.88 g) と4-(4-フルオロ
フェニル)-3-オキソブタン酸エチル (4.48 g) を用いて
実施例1と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物
(0.21 g) を淡黄色固体として得た。 IR (KBr):ν 2226, 1694, 1607, 1508, 1225, 1159, 84
1 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, t, J=6.9 Hz), 2.06 (3
H, s), 4.09 (2H, q, J=6.9 Hz), 4.29 (2H, s), 6.98-
7.04 (2H, m), 7.20-7.26 (2H, m), 7.35 (2H, d, J=8.
4 Hz), 7.60 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.13 (1H, br).
ジメチル-1H-ピロール-3-イル)ベンゾニトリルの製造 実施例206で得られた化合物 (0.22 g) とN-エチルジイ
ソプロピルアミン (0.13mL) をテトラヒドロフラン (5
mL) に溶解し、ベンゾトリアゾール-1-イルオキシトリ
ス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロホス
フェート (0.31 g)を加えた。反応液を室温で30分間か
くはんした後、水素化ホウ素ナトリウム (55 mg) を加
えた。反応液を室温でさらに18時間攪拌後、水に注ぎ、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:
ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表題化合物 (0.03
g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3495, 2226, 1605, 733, 550 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.49 (1H, br), 2.10 (6H, s), 4.
53 (2H, s), 5.30 (2H,s), 7.04 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.35 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.61 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
66 (2H, d, J=8.4 Hz).
ン酸tert-ブチルの製造参考例25で得られた化合物 (1.8
8 g)、イソシアノ酢酸 tert-ブチル (1.55 g)、テトラ
ヒドロフラン (10 mL)、イソプロピルアルコール (10 m
L)の混合物にN,N,N',N'-テトラメチルグアニジン (1.84
g)を加えた。反応混合物を60℃で2時間攪拌した後、水
に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残
留物をジイソプロピルエーテルで洗浄して表題化合物
(2.25 g) を淡褐色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3287, 2226, 1667, 1393, 1291, 1155 cm
-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.34 (9H, s), 1.96 (3H, s), 6.7
5-6.77 (1H, m), 7.42 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.65 (2H,
d, J=8.4 Hz), 8.99 (1H, br).
ル)-1H-ピロール-2-カルボン酸tert-ブチルの製造 水素化ナトリウム (60% オイル懸濁品, 0.64 g) のジメ
チルホルムアミド (20 mL) 懸濁液を氷浴で冷却し、3−
クロロメチルピリジン塩酸塩 (0.95 g) を加えた。反応
混合物を同温度で10分間攪拌した後、実施例217で得ら
れた化合物 (1.50g) を加えて室温で2時間、60℃で18時
間攪拌した。反応混合物を水に注いだ後酢酸エチルで抽
出し、酢酸エチル層を水ついで飽和食塩水で洗浄、硫酸
マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−
酢酸エチル)で精製して表題化合物 (1.12 g) を無色結
晶として得た。 IR (KBr):ν 2226, 1692, 1368, 1304, 1161, 1088 cm
-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.14 (9H, s), 1.87 (3H, s), 5.5
2 (2H, s), 6.70 (1H, s), 7.23-7.35 (3H, m), 7.48-
7.51 (1H, m), 7.63-7.67 (2H, m), 8.45 (1H, dd, J=
2.1, 0.6 Hz), 8.52 (1H, dd, J=4.8, 1.5 Hz).
イル)ベンゾニトリルの製造 実施例218で得られた化合物 (61 mg) をTFA (0.5 mL)
に溶解し、室温で16時間攪拌した。反応液を濃縮した
後、飽和重曹水で希釈し酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層を硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮し、得られた残
留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、
溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表題化合物
(15 mg) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2222, 1605, 1541, 1427, 1412, 1152, 84
3, 787, 712 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.22 (3H, s), 5.04 (2H, s), 6.5
3-6.54 (1H, m), 6.85 (1H, d, J=2.4 Hz), 7.25-7.28
(1H, m), 7.44-7.62 (5H, m), 8.50 (1H, s), 8.56 (1
H, d, J=3.6 Hz).
ルボン酸エチルの製造 実施例103で得られた化合物 (0.89 g) のテトラヒドロ
フラン(10 mL)溶液に、塩化チオニル (0.80 mL) とジメ
チルホルムアミド (0.025 mL)を加え、室温で2時間攪拌
後濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(5 mL)に溶解
し、エタノール (16 mL) に加えた。反応混合物を室温
で2時間攪拌した後濃縮し、残留物を飽和重曹水と酢酸
エチルに溶解した。分離した酢酸エチル層を無水硫酸マ
グネシウムで乾燥、濃縮して表題化合物 (0.97 g)を無
色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3301, 2226, 1671, 1607, 1435, 1294, 11
75, 1094 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.09 (3H, t, J=7.0 Hz), 2.13 (3
H, s), 2.53 (3H, s), 4.10 (2H, q, J=2.0 Hz), 7.35
(2H, d, J=8.0 Hz), 7.62 (2H, d, J=8.0 Hz), 7.98 (1
H, br).
メチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 水素化ナトリウム (60% オイル懸濁品, 0.35 g) のジメ
チルホルムアミド (8 mL) 懸濁液を氷浴で冷却し、3−
クロロメチルピリジン塩酸塩 (0.53 g) を加えた。反応
混合物を同温度で10分間攪拌した後、実施例220で得ら
れた化合物 (0.77g)のジメチルホルムアミド(6 mL)溶液
を加えた。反応液を室温で4時間攪拌した後、水に注ぎ
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水ついで飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残
留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカゲル、
溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表題化合物
(0.94 g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2224, 1694, 1292, 1157 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.04 (3H, t, J=7.0 Hz), 2.03 (3
H, s), 2.51 (3H, s), 4.08 (2H, q, J=7.0 Hz), 5.15
(2H, s), 7.17-7.37 (4H, m), 7.63 (2H, d, J=8.0 H
z), 8.37 (1H, d, J=1.4 Hz), 8.56 (1H, dd, J=4.4,
1.4 Hz).
ルボン酸イソプロピルの製造 実施例103で得られた化合物 (1.03 g) を原料とし、ア
ルコール成分としてイソプロピルアルコール(16 mL) を
用いて実施例220と同様の反応、精製処理を行い、表題
化合物 (0.74 g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3303, 2226, 1669, 1607, 1435, 1292, 11
71, 1092 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.09 (6H, d, J=6.2 Hz), 2.12 (3
H, s), 2.53 (3H, s), 5.10 (1H, septet, J=6.2 Hz),
7.35 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.62 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
97 (1H, br).
メチル)-1H-ピロール-3-カルボン酸イソプロピルの製造 実施例222で得られた化合物 (0.64 g)を用いて実施例22
1と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (0.64 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2224, 1694, 1291, 1165, 1109 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.04 (6H, d, J=6.2 Hz), 2.02 (3
H, s), 2.51 (3H, s), 5.00 (1H, septet, J=6.2 Hz),
5.14 (2H, s), 7.19-7.37 (4H, m), 7.63 (2H, d, J=8.
0 Hz), 8.37 (1H, d, J=1.4 Hz), 8.56 (1H, dd, J=4.
4, 1.4 Hz).
ルボン酸エチルの製造参考例26で得られた化合物 (20.0
0 g)を用いて実施例1と同様の反応、精製処理を行い、
表題化合物 (16.46 g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3304, 1674, 1433, 1291, 1173, 1094 cm
-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.10 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.10 (3
H, s), 2.51 (3H, s), 4.09 (2H, q, J=7.2 Hz), 7.11
(2H, d, J=8.1 Hz), 7.44 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.92 (1
H, br).
-イル)-3-メチル-1,2,4-オキサジアゾールの製造 水素化ナトリウム (60% オイル懸濁品, 1.20 g) のテト
ラヒドロフラン (50 mL)懸濁液を70℃に加熱し、アセタ
ミドオキシム (2.22 g) を加えた。反応混合物を同温度
で1時間攪拌した後、実施例224で得られた化合物 (4.51
g)を加え20時間加熱還流した。反応混合物を室温まで
冷却した後不溶物を濾去し、濾液のテトラヒドロフラン
層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮
した。残留物を酢酸エチルで再結晶して表題化合物 (3.
00 g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3256, 1576, 1399, 1345 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.15 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.5
8 (3H, s), 7.12 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.47 (2H, d, J=
8.8 Hz), 8.22 (1H, br).
-5-イル)-1H-ピロール-3-イル)ベンゾニトリルの製造 実施例225で得られた化合物 (2.80 g)、シアン化亜鉛
(2.00 g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウ
ム (0.73 g)、1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロ
セン (0.44 g)、ジメチルホルムアミド (30 mL) の混合
物を窒素気流下80℃で18時間、120℃で24時間加熱し
た。反応混合物を室温に冷却した後、酢酸エチルと水で
希釈した。不溶物を濾去し、濾液から分離した酢酸エチ
ル層を水ついで飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで
乾燥、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー
(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)
で精製して表題化合物 (0.22 g) を無色結晶として得
た。 IR (KBr):ν 3301, 2228, 1609, 1584, 1402, 1346 cm
-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (3H, s), 2.33 (3H, s), 2.6
1 (3H, s), 7.35 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.63 (2H, d, J=
8.4 Hz), 8.11 (1H, br).
-5-イル)-1-(3-ピリジニルメチル)-1H-ピロール-3-イ
ル)ベンゾニトリルの製造 実施例221で得られた化合物 (0.19 g)を用いて実施例22
5と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (0.10 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2226, 1588, 1410, 1337, 735 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.12 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.6
0 (3H, s), 5.21 (2H, s), 7.21-7.38 (4H, m), 7.65
(2H, d, J=8.4 Hz), 8.40 (1H, d, J=1.8 Hz), 8.57 (1
H, dd, J=4.6, 1.8 Hz).
H-イミダゾール-2-イル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボ
ニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (0.30 g) と参考例28で得
られた化合物 (0.68 g)を用いて参考例24と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (0.37 g) を無色結晶
として得た。 IR (KBr):ν 2215, 1609, 1447, 1426, 733, 704 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.88 (3H, s), 2.04 (3H, s), 3.9
6 (2H, s), 6.96 (2H, s), 7.21-7.48 (17H, m), 7.64
(2H, d, J=8.4 Hz).
ル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製
造 実施例228で得られた化合物 (0.36 g)、ピリジン塩酸塩
(0.12 g)、メタノール(3 mL) の混合物を70℃で1時間
加熱後、濃縮した。残留物を酢酸エチルと1N塩酸に溶解
し、水層を分離した。この水層を飽和重曹水で中和し、
酢酸エチルで抽出した。得られた酢酸エチル層を硫酸マ
グネシウムで乾燥後濃縮した。残留物を酢酸エチルで再
結晶して表題化合物 (0.16 g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2222, 1607 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.26 (3H, s), 2.43 (3H, s), 5.2
0 (2H, s), 7.00 (1H, s), 7.10 (1H, s), 7.47 (2H,
d, J=8.4 Hz), 7.68 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.83 (1H, b
r).
イミダゾール-2-イル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニ
トリルの製造 実施例229で得られた化合物(60 mg) 、炭酸カリウム (5
5 mg)、ジメチルホルムアミド (2 mL) の混合物に、ヨ
ウ化メチル (0.013 mL) を加えた。反応混合物を室温で
14時間攪拌した後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥、濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフ
ィー(担体:シリカゲル、溶出液:酢酸エチル-メタノ
ール)で精製して表題化合物 (36 mg) を無色結晶とし
て得た。 IR (KBr):ν 2213, 1607, 1427, 735 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (3H, s), 2.41 (3H, s), 3.6
0 (3H, s), 5.12 (2H, s), 6.89 (1H, d, J=1.2 Hz),
6.99 (1H, d, J=1.2 Hz), 7.54 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
68 (2H, d, J=8.4 Hz).
H-イミダゾール-4-イル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボ
ニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (0.30 g) と参考例29で得
られた化合物 (1.10 g)を用いて参考例24と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (0.31 g) を無色結晶
として得た。 IR (KBr):ν 2213, 1607, 1445, 743, 702 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.28 (3H, s), 2.43 (3H, s), 4.9
4 (2H, s), 6.55 (1H, s), 7.08-7.15 (6H, m), 7.30-
7.37 (9H, m), 7.42-7.47 (3H, m), 7.67 (2H, d,J=8.8
Hz).
ル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製
造 実施例231で得られた化合物 (0.29 g)を用いて実施例22
9と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (0.15 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2226, 2213, 1607, 855 cm-1.1 H-NMR (CDCl3+DMSO-d6) δ: 2.34 (3H, s), 2.49 (3H,
s), 5.03 (2H, s), 6.68 (1H, s), 7.48-7.56 (3H,
s), 7.68 (2H, d, J=8.4 Hz).
イミダゾール-4-イル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニ
トリルおよび4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-
((1-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル)-1H-ピロ
ール-3-カルボニトリルの製造 実施例232で得られた化合物 (80 mg)を用いて実施例230
と同様の反応、精製処理を行い、4-(4-シアノフェニル)
-2,5-ジメチル-1-((1-メチル-1H-イミダゾール-4-イル)
メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリル (63 mg) およ
び4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-((1-メチル-1
H-イミダゾール-5-イル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボ
ニトリル (3 mg) を無色結晶として得た。 4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-((1-メチル-1H-
イミダゾール-4-イル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニ
トリル IR (KBr):ν 2213, 1607, 1541, 1507, 1427, 831, 735
cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.33 (3H, s), 2.48 (3H, s), 3.6
5 (3H, s), 4.99 (2H, s), 6.56 (1H, s), 7.39 (1H,
s), 7.50 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.68 (2H, d, J=8.4 H
z). 4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-((1-メチル-1H-
イミダゾール-5-イル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニ
トリル IR (KBr):ν 2215, 1607, 1539, 1507, 1427, 833, 737
cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (3H, s), 2.42 (3H, s), 3.6
1 (3H, s), 5.04 (2H, s), 6.57 (1H, s), 7.47-7.52
(3H, m), 7.71 (2H, d, J=8.4 Hz).
H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)-1H-ピロール-3-
カルボニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (0.13 g) と参考例30で得
られた化合物(0.27 g)を用いて参考例24と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (0.26 g) を無色結晶とし
て得た。 IR (KBr):ν 2215, 1609, 1445, 745, 700 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.24 (3H, s), 2.40 (3H, s), 5.1
2 (2H, s), 7.05-7.35 (15H, m), 7.42-7.47 (3H, m),
7.69 (2H, d, J=8.4 Hz).
アゾール-4-イルメチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリ
ルの製造 実施例234で得られた化合物 (0.25 g)、アニソール (0.
2 mL)、ジクロロメタン(4 mL) の混合物にTFA (2 mL)
を加え、反応混合物を室温で10分間攪拌した。反応液を
濃縮後、残留物を酢酸エチルと飽和重曹水に溶解した。
酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥後濃縮し、得ら
れた残留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリカ
ゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製した後、
酢酸エチルで再結晶して表題化合物 (0.03 g) を無色結
晶として得た。 IR (KBr):ν 3196, 2220, 1607, 1541, 1427, 735 c
m-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.32 (3H, s), 2.49 (3H, s), 5.2
1 (2H, s), 7.46-7.52 (3H, m), 7.68 (2H, d, J=8.4 H
z).
ロール-1-イル)酢酸エチルの製造 実施例105で得られた化合物 (0.33 g) とブロモ酢酸エ
チル(0.20 mL)を用いて参考例24と同様の反応、精製処
理を行い、表題化合物 (0.16 g) を無色結晶として得
た。 IR (KBr):ν 2216, 1748, 1609, 1427, 1372, 1208, 10
24, 833 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.32 (3H, t, J=7.0 Hz), 2.23 (3
H, s), 2.39 (3H, s), 4.28 (2H, q, J=7.0 Hz), 4.59
(2H, s), 7.50 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.70 (2H, d, J=8.
4 Hz).
2,4-オキサジアゾール-5-イル)メチル)-1H-ピロール-3-
カルボニトリルの製造 実施例236で得られた化合物 (0.12 g) を用いて実施例2
25と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (0.06
g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2218, 1609, 1426, 1327, 735 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.34 (3H, s), 2.42 (3H, s), 2.5
1 (3H, s), 5.25 (2H, s), 7.49 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.70 (2H, d, J=8.4 Hz).
メチル-1H-ピロール-2-イルカルバミン酸tert-ブチルの
製造 参考例32で得られた化合物 (0.82 g) を用いて実施例20
3と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (0.53 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3266, 2224, 1694, 1510, 1281, 1159, 82
9 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.45 (9H, s), 1.99 (3H, s), 2.1
1 (3H, s), 4.99 (2H, s), 5.72 (1H, br), 6.98-7.00
(4H, m), 7.35 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.
1 H).
ル)エチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (0.34 g) と参考例33で得
られた化合物(0.50 g)を用いて参考例24と同様の反応、
精製処理を行い、表題化合物 (0.22 g) を無色結晶とし
て得た。 IR (KBr):ν 2216, 1607, 1424, 729 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.99 (3H, d, J=7.2 Hz), 2.15 (3
H, s), 2.31 (3H, s), 5.67 (1H, q, J=7.2 Hz), 7.30-
7.43 (2H, m), 7.50 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.69 (2H, d,
J=8.4 Hz), 8.44 (1H, d, J=1.8 Hz), 8.59 (1H, dd,
J=4.4, 1.8 Hz).
ロール-1-イル)(3-ピリジニル)酢酸エチルの製造 実施例105で得られた化合物 (0.66 g) とブロモ-(3-ピ
リジル)酢酸エチル(1.20g)を用いて参考例24と同様の反
応、精製処理を行い、表題化合物 (0.16 g) を無色結晶
として得た。 IR (KBr):ν 2220, 1748, 1609, 1424, 1200, 1022, 73
3 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.37 (3H, t, J=7.0 Hz), 2.15 (3
H, s), 2.30 (3H, s), 4.41 (2H, q, J=7.0 Hz), 6.19
(1H, s), 7.30-7.54 (4H, m), 7.71 (2H, d, J=8.4 H
z), 8.43 (1H, d, J=2.6 Hz), 8.64 (1H, dd, J=4.8,
1.4 Hz).
メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例105で得られた化合物 (89 mg)、4-ピリジルメタ
ノール (87 mg)、(トリブチルホスホラニリデン)アセ
トニトリル (0.19 g)、トルエン (3 mL)の混合物を110
℃で14時間加熱した後、濃縮した。残留物をカラムクロ
マトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:酢酸エチ
ル-メタノール)で精製し、酢酸エチルで再結晶して表
題化合物 (4 mg) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2215, 1607, 1416 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.19 (3H, s), 2.36 (3H, s), 5.1
1 (2H, s), 6.85 (2H, d, J=6.0 Hz), 7.52 (2H, d, J=
8.4 Hz), 7.71 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.61 (2H, d, J=6.
0 Hz).
ン酸メチルの製造 粉末水酸化カリウム (3.16 g) のテトラヒドロフラン
(120 ml) 懸濁液にアセト酢酸メチル (17.8 ml) を滴下
した。同温度で30分間攪拌した後反応混合物を0℃に冷
却し、参考例27で得られた化合物 (9.56 g) を加え、0
℃で30分間攪拌した。反応混合物を水に注いだ後酢酸エ
チルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄、硫酸
マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物にメタノール
(80 mL),水 (16 mL)、濃塩酸 (1.2 mL) を加え、2時間
加熱還流した。反応混合物を濃縮後、飽和重曹水で希釈
し、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水
で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物を
20%アンモニアメタノール溶液に溶解し、混合物を室温
で40時間攪拌後濃縮した。残留物をカラムクロマトグラ
フィー(担体:シリカゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エ
チル)で精製して表題化合物 (2.00 g) を黄色結晶とし
て得た。 IR (KBr):ν 3304, 2226, 1682, 1607, 1447, 1296, 11
30, 845, 791, 731 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.55 (3H, s), 3.70 (3H, s), 6.6
4 (1H, d, J=2.4 Hz), 7.44-7.49 (2H, m), 7.57-7.62
(2H, m), 8.29 (1H, br).
ン酸ベンジルの製造 参考例27で得られた化合物 (26.00 g)、アセト酢酸ベン
ジル (29.40 g)、メタノール (35 mL) の混合物にナト
リウムメトキシド (2.03 g) を加えた。室温で1時間攪
拌した後、反応混合物に20%アンモニアメタノール溶液
を加え、さらに室温で14時間攪拌後濃縮した。残留物に
飽和食塩水と酢酸エチルを加え、酢酸エチル層を分離
し、この酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥、濃縮
した。残留物をカラムクロマトグラフィー(担体:シリ
カゲル、溶出液:ヘキサン−酢酸エチル)で精製して表
題化合物 (15.20 g) を黄色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2226, 1680, 1607, 1439, 1292, 1113 cm
-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.56 (3H, s), 5.16 (2H, s), 6.6
2 (1H, d, J=2.6 Hz),7.14-7.50 (9H, m), 8.29 (1H, b
r).
ン酸の製造 実施例243で得られた化合物 (15.10 g) をメタノール(2
00 mL)とテトラヒドロフラン(100 mL)に溶解し、10%パ
ラジウム-炭素(3.0 g)を加えた。水素雰囲気下において
反応混合物を室温で3時間攪拌し、不溶物を濾去した。
濾液を濃縮して表題化合物 (10.50 g) を無色結晶とし
て得た。 IR (KBr):ν 3295, 2234, 1661, 1607, 1464, 1310, 11
46, 843 cm-1.1 H-NMR (200MHz, DMSO-d6) δ: 2.36 (3H, s), 6.81 (1
H, d, J=2.2 Hz), 7.48(2H, d, J=8.4 Hz), 7.66 (2H,
d, J=8.4 Hz), 11.39 (1H, br).
キサミドの製造 実施例244で得られた化合物 (10.40 g)を用いて実施例9
2と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (7.01 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3333, 2224, 1638, 1605, 839 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.55 (3H, s), 5.10-5.40 (2H,
m), 6.68 (1H, d, J=2.6 Hz), 7.53 (2H, d, J=8.8 H
z), 7.65 (2H, d, J=8.8 Hz), 8.28 (1H, br).
ニトリルの製造 実施例245で得られた化合物 (7.00 g)を用いて実施例10
5と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (2.97 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3301, 2222, 1607 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.50 (3H, s), 6.94 (1H, d, J=2.
4 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.74 (2H, d, J=8.8
Hz), 8.46 (1H, br).
ル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 実施例246で得られた化合物 (1.82 g)を用いて実施例22
1と同様の反応、精製処理を行い、表題化合物 (2.11 g)
を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2926, 2220, 1609, 1427 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.40 (3H, s), 5.12 (2H, s), 6.8
9 (1H, s), 7.33-7.35 (2H, m), 7.65 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.72 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.48 (1H, s), 8.60-8.6
4 (1H, m).
ル)エチル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボニトリ
ルの製造 水素化ナトリウム (60% オイル懸濁品, 80 mg) のジメ
チルホルムアミド (5 mL)懸濁液を氷浴で冷却し、実施
例105で得られた化合物 (0.40 g) を加えた。反応混合
物を同温度で10分間攪拌した後、3-(2-オキシラニル)-
ピリジン (0.44 g)を加えて室温で16時間、60℃で3時間
攪拌した。反応混合物を水に注いだ後酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層を水ついで飽和食塩水で洗浄、硫酸
マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物をカラムクロマ
トグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:酢酸エチル
-メタノール)で精製して表題化合物 (0.17 g) を無色
結晶として得た。 IR (KBr):ν 2213, 1609, 1426 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (3H, s), 2.43 (3H, s), 2.5
1 (1H, d, J=3.6 Hz), 3.96-4.19 (2H, m), 4.99-5.08
(1H, m), 7.36 (1H, dd, J=7.6, 5.2 Hz), 7.47(2H, d,
J=8.4 Hz), 7.66-7.72 (3H, m), 8.60-8.65 (2H, m).
メチル-1H-ピロール-3-カルボン酸エチルの製造 実施例215で得られた化合物 (0.13 g)とヨウ化メチル
(0.022 mL)を用いて参考例24と同様の反応、精製処理を
行い、表題化合物 (0.05 g) を無色結晶として得た。 IR (KBr):ν 2226, 1692, 1607, 1508, 1291, 1221, 11
90, 1154, 1042, 839 cm -1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 0.98 (3H, t, J=7.2 Hz), 2.08 (3
H, s), 3.35 (3H, s), 4.12 (2H, q, J=7.2 Hz), 4.41
(2H, s), 6.97 (2H, t, J=8.7 Hz), 7.14 (2H, dd, J=
8.7, 5.4 Hz), 7.35 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.63 (2H, d,
J=8.4 Hz).
ジニルメチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルの製造 ジメチルホルムアミド (5 mL) を氷浴で冷却下で冷却
し、オキシ塩化リン (0.98mL) を加えた。混合物を30分
間攪拌後、実施例247で得られた化合物 (1.00 g)を加え
た。反応混合物を80℃で14時間加熱攪拌した後、水に注
いだ。混合物を飽和重曹水で中和して、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層を水ついで飽和食塩水で洗浄、硫
酸マグネシウムで乾燥、濃縮した。残留物をカラムクロ
マトグラフィー(担体:シリカゲル、溶出液:へキサン
-酢酸エチル)で精製して表題化合物 (0.30 g) を無色
結晶として得た。 IR (KBr):ν 2228, 1663, 1478, 1429, 866 cm-1.1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.51 (3H, s), 5.73 (2H, s), 7.2
9-7.43 (2H, m), 7.62 (2H, d, J=8.8 Hz), 7.81 (2H,
d, J=8.8 Hz), 8.40 (1H, d, J=1.6 Hz), 8.58 (1H, d
d, J=4.8, 1.6 Hz), 9.51 (1H, s).
-1-(3-ピリジニルメチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリ
ルの製造 実施例250で得られた化合物 (51 mg) をメタノール (1.
5 mL) とテトラヒドロフラン (0.5 mL) に溶解し、水素
化ホウ素ナトリウム (8 mg) を加えた。反応混合物を室
温で30分間攪拌した後、濃縮した。残留物を飽和食塩水
で希釈し酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を硫酸マ
グネシウムで乾燥後濃縮して表題化合物 (50 mg) を無
色結晶として得た。 IR (KBr):ν 3202, 2224, 1609, 1427, 1024, 862, 71
0, 559 cm-1.1 H-NMR (CDCl3+DMSO-d6) δ:2.35 (3H, s), 4.45 (2H,
d, J=4.8 Hz), 4.63 (1H, t, J=4.8 Hz), 5.36 (2H,
s), 7.28-7.31 (2H, m), 7.67 (2H, d, J=8.8 Hz),7.73
(2H, d, J=8.8 Hz), 8.39 (1H, s), 8.56 (1H, t, J=
3.4 Hz).
造式を下記表1〜表31に示す。
水に溶解させ、水を加えて全量2.0mlとする。溶液を
ろ過し、無菌条件下に2mlのアンプルに充填する。アン
プルを滅菌した後、密封し注射用溶液を得る。
錠し、錠剤を得た。
に溶解させ、水を加えて全量2.0mlとする。溶液をろ
過し、無菌条件下に2mlのアンプルに充填する。アンプ
ルを滅菌した後、密封し注射用溶液を得る。
留水に溶解させ、水を加えて全量2.0mlとする。溶液
をろ過し、無菌条件下に2mlのアンプルに充填する。ア
ンプルを滅菌した後、密封し注射用溶液を得る。
錠し、錠剤を得た。
水に溶解させ、水を加えて全量2.0mlとする。溶液を
ろ過し、無菌条件下に2mlのアンプルに充填する。アン
プルを滅菌した後、密封し注射用溶液を得る。
留水に溶解させ、水を加えて全量2.0mlとする。溶液
をろ過し、無菌条件下に2mlのアンプルに充填する。ア
ンプルを滅菌した後、密封し注射用溶液を得る。
錠し、錠剤を得た。
水に溶解させ、水を加えて全量2.0mlとする。溶液を
ろ過し、無菌条件下に2mlのアンプルに充填する。アン
プルを滅菌した後、密封し注射用溶液を得る。
NCaP型) 野生型あるいはLNCaP型変異アンドロゲン受容体溶
液、最終濃度3nMのラジオラベルミボレロンおよび
0.001〜10μMの化合物を混合し、4℃で3時間
インキュベーション後、デキストラン/チャ−コール法
にてB (Bound) / F(Free)分離した。Bのラベルカウント
を測定し、IC50値を算出した。結果を表32に示す。 〔表32〕 化合物 野生型 LNCaP型 実施例 1の化合物 190 nM 200 nM 実施例 4の化合物 7.8nM 7.5nM 実施例80の化合物 40 nM 68 nM ビカルタミド 95 nM 305 nM 表32から明らかなとおり、本発明の化合物は野生型お
よびLNCaP型変異アンドロゲン受容体の両方に対し
て強い親和性を示す。
での本願化合物による前立腺特異抗原(PSA)産生阻
害試験 ヒト前立腺癌細胞LNCaP-FGCを24穴プレートに40,000
cells/mL/wellで、あるいは96穴プレートに5000 cells/
100μL/wellで播き、翌日、最終濃度1ng/mLのテ
ストステロンおよび0.01〜10μMの化合物を添加
した。添加3日後の培養上清中のPSA濃度をELIS
Aにより測定し、IC50値を算出した。結果を表33に
示す。 表33から明らかなとおり、本発明の化合物は強いPS
A産生抑制活性を示す。
10% Dextran Charcoal(DCC)-Fetal Bovine Serum (FBS)
+2mM glutamine) 中で24時間培養後、変異型AR(W741
C)を挿入したベクターDNAおよびアンドロゲン応答性プ
ロモーターの下流にルシフェラーゼ遺伝子を結合させた
ベクターDNAをリポソーム法によってコトランスフェク
ションした。2時間後に培地交換し、3時間培養後、終濃
度0.04μMのDHT(ジヒドロテストステロン)および終濃度
1μMの評価化合物を添加し、さらに24時間培養後ルシフ
ェラーゼ活性を測定し評価化合物によるARの転写阻害活
性を調べた。結果をコントロールに対する阻害率(%)
で表34に示す。 表34から明らかなとおり、ビカルタミドは変異型AR
(W741C)に対してほとんど転写阻害活性を示さなかっ
たが、本願化合物は優れた転写阻害活性を示した。
正常アンドロゲン受容体および(または)変異アンドロ
ゲン受容体に対して優れた拮抗作用を有しており、アン
ドロゲン依存期および(または)アンドロゲン非依存期
のホルモン感受性癌などの予防・治療剤として有用であ
る。
Claims (52)
- 【請求項1】式 【化1】 〔式中、R1は水素原子、炭素原子を介する基、窒素原
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグを含有してなるアンドロゲン受容体拮
抗剤。 - 【請求項2】R1が水素原子、シアノ基、置換基を有し
ていてもよい炭化水素基、式−COOR61(R61は水素
原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
す)で表わされる基、式−CONR71R81(R71および
R81はそれぞれ同一又は異なって水素原子または置換基
を有していてもよい炭化水素基を示し、R71とR81は隣
接する窒素原子と共に置換基を有していてもよい環状基
を形成してもよい)で表わされる基、式−COR91(R
91は水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素
基を示す)で表わされる基または式−OR131(R131は
水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を
示す)で表わされる基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項3】R1がシアノ基または式−COOR61(R
61は置換基を有していてもよい炭化水素基を示す)で表
わされる基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項4】R2が水素原子、シアノ基、置換基を有し
ていてもよい炭化水素基、式−COOR62(R62は置換
基を有していてもよい炭化水素基を示す)で表わされる
基、式−CONR72R82(R72およびR82はそれぞれ同
一又は異なって水素原子または置換基を有していてもよ
い炭化水素基を示し、R72とR82は隣接する窒素原子と
共に置換基を有していてもよい環状基を形成してもよ
い)で表わされる基、式−COR92(R92は水素原子ま
たは置換基を有していてもよい炭化水素基を示す)で表
わされる基または式−OR132(R132は水素原子または
置換基を有していてもよい炭化水素基を示す)で表わさ
れる基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項5】R2が置換基を有していてもよいC1-6アル
キル基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項6】R3が置換基を有していてもよいC1-6アル
キル基、置換基を有していてもよいC7-15アラルキル
基、置換基を有していてもよい複素環基−C1-6アルキ
ル基、置換基を有していてもよいC1-6アルキル基−ス
ルホニル基、置換基を有していてもよいC6-14アリール
基−スルホニル基、置換基を有していてもよい複素環基
−スルホニル基、置換基を有していてもよいC1-6アル
キル基−カルボニル基、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基−カルボニル基または置換基を有してい
てもよい複素環基−カルボニル基を示す請求項1記載の
剤。 - 【請求項7】R3が置換基を有していてもよいベンジル
基またはピリジルメチル基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項8】R3が置換基を有していてもよい複素環メ
チル基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項9】R4が水素原子、シアノ基、置換基を有し
ていてもよい炭化水素基、式−COOR64(R64は水素
原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
す)で表わされる基、式−CONR74R84(R74および
R84はそれぞれ同一又は異なって水素原子または置換基
を有していてもよい炭化水素基を示し、R74とR84は隣
接する窒素原子と共に置換基を有していてもよい環状基
を形成してもよい)で表わされる基、式−COR94(R
94は水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素
基を示す)で表わされる基または式−OR134(R134は
水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を
示す)で表わされる基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項10】R4が置換基を有していてもよいC1-6ア
ルキル基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項11】R5が置換基を有していてもよい環状炭
化水素基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項12】R5が置換基を有していてもよいC6-14
アリール基または置換基を有していてもよい複素環基を
示す請求項1記載の剤。 - 【請求項13】R5が置換基としてシアノ基およびニト
ロ基から選ばれる基を少なくとも一つ有するC6-14アリ
ール基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項14】R1がシアノ基、ヒドロキシを有してい
てもよいC1-6アルキル基、式−COOR6'1(R6'1は
C1-6アルキル基を示す)で表わされる基、式−CON
R7'1R8'1(R7'1およびR8'1はそれぞれ同一又は異な
って水素原子、C1- 6アルキル基またはC6-10アリール
基を示し、R7'1およびR8'1はいっしょになって置換基
を有していてもよい環状基を形成していてもよい)で表
わされる基、式−COR9''1(式中、R9''1はC1-6ア
ルキル基、C3-8シクロアルキル基または置換基を有し
ていてもよい複素環基を示す)で表わされる基を、R2
およびR4は同一又は異なって水素原子、シアノ基また
はC1-6アルキル基を、R3は水素原子または置換基を有
していてもよい炭化水素基または置換基を有していても
よい複素環基を、R5は置換基を有していてもよいアリ
ール基、置換基を有していてもよいC3-8シクロアルキ
ル基または置換基を有していてもよい複素環基を示す請
求項1記載の剤。 - 【請求項15】R1がシアノ基または式−COOR
6'1(R6'1はC1-6アルキル基を示す)で表わされる
基、R2が置換基を有していてもよいC1-6アルキル基
を、R3が置換基を有していてもよいC1-6アルキル基、
置換基を有していてもよいC 7-15アラルキル基、置換基
を有していてもよいC1-6アルキル基−スルホニル基ま
たは置換基を有していてもよいC6-14アリール基−カル
ボニル基を、R4が置換基を有していてもよいC1-6アル
キル基を、R5が置換基を有していてもよいC 6-14アリ
ール基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項16】R1がシアノ基または式−COOR
6'1(R6'1はC1-6アルキル基を示す)で表わされる基
を、R2がC1-6アルキル基を、R3がヒドロキシを有し
ていてもよいC1-6アルキル基、C7-15アラルキル基、
C1-6アルキル基−スルホニル基またはC6-14アリール
基−カルボニル基を、R4がC1-6アルキル基を、R 5が
ニトロ基、シアノ基またはC1-3アシル基を有していて
もよいC6-14アリール基を示す請求項1記載の剤。 - 【請求項17】化合物が式 【化2】 〔式中、R1'はシアノ基、C1-6アルキル基、式−CO
OR6'1'(R6'1'はC1-6アルキル基を示す)で表わさ
れる基、式−CONR7'1'R8'1'(R7'1'およびR 8'1'
はそれぞれ同一又は異なって水素原子、C1-6アルキル
基またはC6-10アリール基を示す)で表わされる基、式
−C(OH)R161'R16'1'(R161'およびR16'1'はそ
れぞれ同一又は異なって水素原子またはC1-6アルキル
基を示す)で表わされる基または式−COR9''1'(R
9''1'はC1-6アルキル基、C3-8シクロアルキル基また
は置換基を有していてもよい複素環基を示す)で表わさ
れる基を、R17は置換基を有していてもよいC6-14アリ
ール基または置換基を有していてもよい複素環基を、R
18はニトロ基、置換基を有していてもよいC1-6アルキ
ル基、ハロゲン原子、C1-6アルコキシ基、シアノ基、
カルボキシル基、カルボン酸エステル基、ヒドロキシ基
またはアミド基を、X1は置換基を有していてもよい直鎖
の炭素原子数が1ないし5の二価の基を示す〕で表され
る化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグである
請求項1記載の剤。 - 【請求項18】化合物が式 【化3】 〔式中、R1''はシアノ基または式−COOR
6''1''(R6''1''はメチル基またはエチル基を示す)で
表わされる基、R19は置換基を有していてもよいC6-14
アリール基または置換基を有していてもよい複素環基
を、R20およびR21の少なくとも一方はニトロ基または
シアノ基を、A環はさらに置換基を有していてもよく、
X2は置換基を有していてもよい直鎖の炭素原子数が1
ないし5の二価の基を示す〕で表される化合物もしくは
その塩またはそのプロドラッグである請求項1記載の
剤。 - 【請求項19】化合物が(1)エチル 1-ベンジル-2,5-
ジメチル-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボ
キシレートもしくはその塩、(2)メチル 1-ベンジル-
4-(3-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カ
ルボキシレートもしくはその塩、(3)メチル 1-ベン
ジル-4-(4-ホルミルフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロー
ル-3-カルボキシレートもしくはその塩、(4)メチル
4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-ピリジルメ
チル)-1H-ピロール-3-カルボキシレートもしくはその
塩、(5)4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-
ピリジルメチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルもしく
はその塩、(6)4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-
1-((6-メチル-3-ピリジル)メチル)-1H-ピロール-3-カル
ボニトリルもしくはその塩および(7)4-(4-シアノフ
ェニル)-2,5-ジメチル-1-((6-クロロ-3-ピリジル)メチ
ル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルもしくはその塩から
選ばれる1の化合物である請求項1記載の剤。 - 【請求項20】アンドロゲン受容体が正常アンドロゲン
受容体および(または)変異アンドロゲン受容体である
請求項1記載の剤。 - 【請求項21】アンドロゲン依存期および(または)ア
ンドロゲン非依存期のホルモン感受性癌の予防・治療剤
である請求項1記載の剤。 - 【請求項22】前立腺癌の予防・治療剤である請求項1
記載の剤。 - 【請求項23】式 【化4】 〔式中、R1aは水素原子、炭素原子を介する基、窒素原
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2aは水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3aは置換基を有していてもよい芳香環基
を、R4aは水素原子、炭素原子を介する基、窒素原子を
介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介する
基を、R5aおよびR5aaの少なくとも一方はニトロ基、
シアノ基またはホルミル基を、B環はさらに置換基を有
していてもよく、X3は置換基を有していてもよい直鎖
の炭素原子数が1ないし5の二価の基を示す。〕で表わ
される化合物(ただし、(1)エチル 4-(3-シアノフェ
ニル)-1-(2-ナフチルメチル)-1H-ピロール-3-カルボキ
シレート、(2)エチル 4-(3-シアノフェニル)-1-(1-
ナフチルメチル)-1H-ピロール-3-カルボキシレート、
(3)1-ベンジル-3-(3-ニトロフェニル)-1H-ピロー
ル、(4)1-ベンジル-3-メチル-4-(4-ニトロフェニル)
-1H-ピロール、(5)tert-ブチル 4-エチル-1-(4-ニト
ロベンジル)-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2-カ
ルボキシレート、(6)tert-ブチル 4-エチル-1-(4-メ
トキシベンジル)-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2
-カルボキシレート、(7)tert-ブチル1-ベンジル-4-
エチル-3-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2-カルボキ
シレート、(8)tert-ブチル 1-ベンジル-4-メチル-3-
(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-2-カルボキシレー
ト、(9)メチル [4-(アミノカルボニル)-5-メチル-3-
(4-ニトロフェニル)-1-(2-ピリジン-2-イルエチル)-1H-
ピロール-2-イル]アセテート、(10)1-ベンジル-N-
{2’-[(tert-ブチルアミノ)スルホニル]-1,1’-ビフェ
ニル-4-イル}-4-(3-シアノフェニル)-1H-ピロール-3-カ
ルボキサミド、(11)3-{1-[(E)-1-シアノ-2-(3,5-ジ
クロロ-1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-2-ヒドロキシ
エテニル]-1H-ピロール-3-イル}ベンゾニトリル、(1
2)メチル 4-(4-アミノ-3-ニトロフェニル)-1-ベンジ
ル-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボキシレート、
(13)メチル 1-ベンゾイル-4-(3-ニトロフェニル)-1
H-ピロール-3-カルボキシレート、(14)4-[1-ベンジ
ル-2-(2-フラニル)-5-フェニル-1H-ピロール-3-イル]-
ベンゾニトリルおよび(15)4-[1-ベンジル-2,5-ジフ
ェニル-1H-ピロール-3-イル]-ベンゾニトリルを除く)
もしくはその塩またはそのプロドラッグ。 - 【請求項24】X3が置換基を有していてもよいメチレン
基、R3aが置換基を有していてもよいC6-14アリール基
または置換基を有していてもよい5ないし14員の芳香
族複素環基で表される請求項23記載の化合物もしくは
その塩またはそのプロドラッグ。 - 【請求項25】X3が置換基を有していてもよいメチレン
基、R3aが置換基を有していてもよい5ないし14員の
芳香族複素環基で表される請求項23記載の化合物もし
くはその塩またはそのプロドラッグ。 - 【請求項26】式 【化5】 〔式中、R1bはシアノ基または式−COOR6'1b(R
6'1bはC1-6アルキル基を示す)で表わされる基を、R
2bは水素原子またはC1-6アルキル基を、R3bは置換基
を有していてもよいC1-6アルキル基、置換基を有して
いてもよいC7-15アラルキル基、置換基を有していても
よい5ないし14員の芳香族複素環基−C1- 6アルキル
基、式−CO−R9'3b(R9'3bは置換基を有していても
よいC1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または置換基を有していてもよい5ない
し14員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基また
は式−SO 2−R12'3b(R12'3bは置換基を有していて
もよいC1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または置換基を有していてもよい5ない
し14員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基を、
R4bは水素原子またはC1-6アルキル基を、R5bおよび
R5bbの少なくとも一方はニトロ基、シアノ基またはホ
ルミル基を示す。〕で表される化合物(ただし、(1)
エチル 4-(3-シアノフェニル)-1-(2-ナフチルメチル)-1
H-ピロール-3-カルボキシレート、(2)エチル4-(3-シ
アノフェニル)-1-(1-ナフチルメチル)-1H-ピロール-3-
カルボキシレート、(3)メチル 4-(4-アミノ-3-ニト
ロフェニル)-1-ベンジル-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-
カルボキシレート、(4)メチル 4-(4-アミノ-3-ニトロ
フェニル)-1-ブチル-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カル
ボキシレート、(5)メチル 4-(4-アミノ-3-ニトロフェ
ニル)-1,2,5-トリメチル-1H-ピロール-3-カルボキシレ
ート、(6)メチル 1-ベンゾイル-4-(3-ニトロフェニ
ル)-1H-ピロール-3-カルボキシレート、(7)ジメチル
4-(3-ニトロフェニル)-1H-ピロール-1,3-ジカルボキシ
レートを除く)もしくはその塩またはそのプロドラッ
グ。 - 【請求項27】R1bがシアノ基または式−COOR6'1b
(R6'1bはC1-6アルキル基を示す)で表わされる基で
あり、R2bがC1-6アルキル基であり、R3bは置換基を
有していてもよいC1-6アルキル基、置換基を有してい
てもよいC7-15アラルキル基、置換基を有していてもよ
い5ないし14員の芳香族複素環基−C1- 6アルキル
基、式−CO−R9'3b(R9'3bは置換基を有していても
よいC1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または置換基を有していてもよい5ない
し14員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基また
は式−SO 2−R12'3b(R12'3bは置換基を有していて
もよいC1-6アルキル基、置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または置換基を有していてもよい5ない
し14員の芳香族複素環基を示す)で表わされる基を、
R4bがC1-6アルキル基であり、R5bがニトロ基、シア
ノ基またはホルミル基で表される請求項26記載の化合
物もしくはその塩またはそのプロドラッグ。 - 【請求項28】R3bが置換基を有していてもよいC6-14
アリールメチル基または置換基を有していてもよい5な
いし14員の芳香族複素環基−メチル基で表される請求
項26記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラ
ッグ。 - 【請求項29】R3bが置換基を有していてもよい5ない
し14員の芳香族複素環基−メチル基で表される請求項
26記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッ
グ。 - 【請求項30】R1bがシアノ基で表される請求項26記
載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ。 - 【請求項31】R3bが置換基を有していてもよいベンジ
ル基または置換基を有していてもよいピリジルメチル基
である請求項26記載の化合物もしくはその塩またはそ
のプロドラッグ。 - 【請求項32】(1)エチル 1-ベンジル-2,5-ジメチル
-4-(4-ニトロフェニル)-1H-ピロール-3-カルボキシレー
トもしくはその塩、(2)メチル 1-ベンジル-4-(3-シ
アノフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カルボキ
シレートもしくはその塩、(3)メチル 1-ベンジル-4-
(4-ホルミルフェニル)-2,5-ジメチル-1H-ピロール-3-カ
ルボキシレートもしくはその塩、(4)メチル 4-(4-シ
アノフェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-ピリジルメチル)-1H
-ピロール-3-カルボキシレートもしくはその塩、(5)
4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-(3-ピリジルメ
チル)-1H-ピロール-3-カルボニトリルもしくはその塩、
(6)4-(4-シアノフェニル)-2,5-ジメチル-1-((6-メチ
ル-3-ピリジル)メチル)-1H-ピロール-3-カルボニトリル
もしくはその塩および(7)4-(4-シアノフェニル)-2,5
-ジメチル-1-((6-クロロ-3-ピリジル)メチル)-1H-ピロ
ール-3-カルボニトリルもしくはその塩から選ばれる1
の化合物。 - 【請求項33】請求項23または請求項26記載の化合
物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してな
る医薬。 - 【請求項34】式 【化6】 〔式中、R1は水素原子、炭素原子を介する基、窒素原
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグと抗癌薬とを組み合わせてなる医薬。 - 【請求項35】抗癌薬がLH−RH誘導体である請求項
34記載の医薬。 - 【請求項36】変異アンドロゲン受容体拮抗薬を含有し
てなるアンドロゲン依存期および(または)アンドロゲ
ン非依存期のホルモン感受性癌の予防・治療剤。 - 【請求項37】変異アンドロゲン受容体拮抗薬と抗癌薬
とを組み合わせてなるアンドロゲン依存期および(また
は)アンドロゲン非依存期のホルモン感受性癌の予防・
治療剤。 - 【請求項38】抗癌薬がLH−RH誘導体である請求項
37記載の剤。 - 【請求項39】感受性が増強したアンドロゲン受容体の
拮抗薬を含有してなるアンドロゲン依存期および(また
は)アンドロゲン非依存期のホルモン感受性癌の予防・
治療剤。 - 【請求項40】感受性が増強したアンドロゲン受容体の
拮抗薬と抗癌薬とを組み合わせてなるアンドロゲン依存
期および(または)アンドロゲン非依存期のホルモン感
受性癌の予防・治療剤。 - 【請求項41】抗癌薬がLH−RH誘導体である請求項
40記載の剤。 - 【請求項42】哺乳動物に対して、式 【化7】 〔式中、R1は水素原子、炭素原子を介する基、窒素原
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする
アンドロゲン受容体の拮抗方法。 - 【請求項43】哺乳動物に対して、式 【化8】 〔式中、R1は水素原子、炭素原子を介する基、窒素原
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする
アンドロゲン依存期および(または)アンドロゲン非依
存期のホルモン感受性癌の予防・治療方法。 - 【請求項44】哺乳動物に対して、式 【化9】 〔式中、R1は水素原子、炭素原子を介する基、窒素原
子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を介
する基を、R2は水素原子、炭素原子を介する基、窒素
原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原子を
介する基を、R3は水素原子、置換基を有していてもよ
い炭化水素基、アシル基または置換基を有していてもよ
い複素環基を、R4は水素原子、炭素原子を介する基、
窒素原子を介する基、酸素原子を介する基または硫黄原
子を介する基を、R5は置換基を有していてもよい環状
基を示す。〕で表わされる化合物もしくはその塩または
そのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする
前立腺癌の予防・治療方法。 - 【請求項45】さらに抗癌薬の有効量を投与する請求項
43または44記載の方法。 - 【請求項46】抗癌薬がLH−RH誘導体である請求項
45記載の方法。 - 【請求項47】哺乳動物に対して、変異アンドロゲン受
容体拮抗薬の有効量を投与することを特徴とするアンド
ロゲン依存期および(または)アンドロゲン非依存期の
ホルモン感受性癌の予防・治療方法。 - 【請求項48】さらに抗癌薬の有効量を投与する請求項
47記載の方法。 - 【請求項49】抗癌薬がLH−RH誘導体である請求項
48記載の方法。 - 【請求項50】哺乳動物に対して、感受性が増強したア
ンドロゲン受容体拮抗薬の有効量を投与することを特徴
とするアンドロゲン依存期および(または)アンドロゲ
ン非依存期のホルモン感受性癌の予防・治療方法。 - 【請求項51】さらに抗癌薬の有効量を投与する請求項
50記載の方法。 - 【請求項52】抗癌薬がLH−RH誘導体である請求項
51記載の方法。
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