JP2003252328A - 包装箱 - Google Patents

包装箱

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JP2003252328A
JP2003252328A JP2002051576A JP2002051576A JP2003252328A JP 2003252328 A JP2003252328 A JP 2003252328A JP 2002051576 A JP2002051576 A JP 2002051576A JP 2002051576 A JP2002051576 A JP 2002051576A JP 2003252328 A JP2003252328 A JP 2003252328A
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JP2002051576A
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Sadaji Ikeda
定治 池田
Fumiyoshi Ihara
史好 井原
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Fujifilm Holdings Corp
Taiyo Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Co Ltd
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体部分と蓋部分とを同時に短時間で組み立
てることができ、しかも最小限の糊付け作業性で組み立
てることができ、組立後は蓋部分を開放しても本体部分
から分離されることがない包装箱を提供すること。 【解決手段】 内箱部7、外箱部9、底面部11および
蓋体部5が一つの展開図15を組み立てることにより構
成されている。外箱部9と蓋体部5とが蓋折り曲げ線1
9を介して接続されており、蓋体部5の閉鎖時には、蓋
体部を構成する前板A3および2つの側板C5、C6が
それぞれ蓋係合部13の前板A1および2つの側板C
2,C1の外側に重なるように隣接し、開放時には、蓋
折り曲げ線19で蓋体部5を外側へ折り曲げることによ
り蓋体部5が上方へ回動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば感光性フィ
ルムなどの感光材料に適した包装箱に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、感光性フィルムなどの感光材料
は、一定の枚数を包装フィルムで包装したうえで包装箱
に入れて運搬・保存される。このため、感光材料用の包
装箱は、感光材料を遮光性を維持したまま安定に収納し
うるものであることが要求される。
【0003】感光性フィルム用の従来の包装箱の一例を
図10に示す。従来の包装箱101は、遮光性を高める
ために、内箱103と、その周囲を覆うように別部材で
ある外箱105と、蓋部材107との3つの部材から構
成されている。
【0004】このような従来の包装箱101は、3つの
部材の各々を原紙から切り抜き、それぞれを箱または蓋
形状に組立て、さらに外箱105を内箱103に組み付
けることにより組立てられる。このように比較的多くの
工程を経るために、組立てには手間と時間を要してい
た。また内箱103、外箱105および蓋部材107の
各々を組み立てる際には多くの糊付け箇所109があ
り、糊付け作業の人件費だけでなく、糊を多量に使用す
る分も包装箱101のコストアップにつながっていた。
また蓋部材107は、開放時に包装箱101の本体部分
と分離されるため、蓋部材107を一時的に管理する必
要が生じ、管理が悪いと蓋部材107を紛失してしまう
こともあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、本体
部分と蓋部分とを同時に短時間で組み立てることがで
き、しかも最小限の糊付け作業性で組み立てることがで
き、組立後は蓋部分を開放しても本体部分から分離され
ることがない包装箱を提供することを目的とした。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、特定の構造を有する包装箱であれば上記目
的を達成し得ることを見出し、本発明を提供するに至っ
た。本発明の第1の包装箱は、内箱部と、該内箱部の周
囲に隣接する外箱部と、該外箱部の下面を閉鎖する底面
部と、上記外箱部の上方に設けられる蓋体部とを備えて
おり、上記内箱部、外箱部、底面部および蓋体部の展開
図が一枚のシートで連続的に構成され、上記外箱部と蓋
体部とが蓋折り曲げ線を介して接続されており、上記内
箱部を構成する前板の上部は、上記外箱部を構成する前
板の上辺より上方へ突出しており、該突出部分と、上記
内箱部における2つの側板の上部とにより蓋係合部が形
成されており、上記蓋体部の閉鎖時には、該蓋体部を構
成する前板および2つの側板がそれぞれ上記蓋係合部の
前板および2つの側板の外側に重なるように隣接し、上
記蓋体部の開放時には、上記蓋折り曲げ線で蓋体部を外
側へ折り曲げることにより上記蓋体部が上方へ回動でき
るようになっていることを特徴とするものである。
【0007】上記第1の包装箱において、上記外箱部を
構成する2つの側板の上辺は外箱部を構成する前板の方
へ向かって斜めに傾斜しており、上記蓋体部を構成する
2つの側板の下辺と前板の下辺とは、上記外箱部を構成
する2つの側板の上辺の形状と前板の上辺の形状とに整
合するように形成されていてもよい。
【0008】また上記第1の包装箱において、上記内箱
部を構成する後板の上部の少なくとも一部が下側に向か
って切り欠かれていてもよい。また上記第1の包装箱に
おいて、上記内箱部を構成する後板の上部に縦方向に延
びる切り込みが形成されることで回動部が形成され、該
回動部は上記蓋体部のいずれかの側板に接続されてお
り、上記蓋体部を開けるときに上記回動部が一緒に回動
して切り欠き部が形成されるようになっていてもよい。
【0009】本発明の第2の包装箱は、第1側板と、第
1谷折れ線を挟んで上記第1側板の側辺と隣接する第1
前板と、第2谷折れ線を挟んで上記第1前板の側辺と隣
接する第2側板と、第3谷折れ線を挟んで上記第2側板
の側辺と隣接する第1後板と、第4谷折れ線を挟んで上
記第1後板の側辺と隣接する第3側板と、第5谷折れ線
を挟んで上記第3側板の側辺と隣接する第2前板と、第
6谷折れ線を挟んで上記第2前板の側辺と隣接する第4
側板と、第7谷折れ線を挟んで上記第4側板の側辺と隣
接する第2後板と、第8谷折れ線を挟んで上記第3側板
の下辺と隣接する第1フラップと、第9谷折れ線を挟ん
で上記第2前板の下辺と隣接する第2フラップと、第1
0谷折れ線を挟んで上記第4側板の下辺と隣接する第3
フラップと、第11谷折れ線を挟んで上記第2後板の下
辺と隣接する第4フラップと、蓋折り曲げ線を挟んで上
記第2後板の上辺に隣接する第3後板と、第12谷折れ
線を挟んで上記第3後板の第4側板側の側辺と隣接する
第5側板と、第13谷折れ線を挟んで上記第5側板の側
辺と隣接する第3前板と、第14谷折れ線を挟んで上記
第3前板の側辺と隣接する第6側板と、第15谷折れ線
を挟んで上記第6側板の上辺と隣接する第5フラップ
と、第16谷折れ線を挟んで上記第3前板の上辺と隣接
する第6フラップと、第17谷折れ線を挟んで上記第5
側板の上辺と隣接する第7フラップと、第18谷折れ線
を挟んで上記第3後板の上辺と隣接する第8フラップと
を備え、上記第3側板が、第1側板の外側に隣接するよ
うに第1側板と対応する幅寸法を有し、上記第2前板
が、第1前板の外側に隣接するように第1前板と対応す
る幅寸法を有し、上記第4側板が、第2側板の外側に隣
接するように第2側板と対応する幅寸法を有し、上記第
2後板が、第1後板の外側に隣接するように第1後板と
対応する幅寸法を有し、上記第1側板、第1前板、第2
側板、第1後板、第3側板、第2前板、第4側板、第2
後板および第1〜第4フラップが第1〜第7谷折れ線、
第8、第10、第9および第11の各谷折れ線の順で9
0度折り畳まれることにより、上記第1側板、第1前
板、第2側板および第1後板により内箱部が形成され、
上記第3側板、第2前板、第4側板および第2後板によ
り外箱部が形成され、第1〜第4フラップにより底面部
が形成され、上記第5側板、第3前板、第6側板および
第5〜第8フラップが第12〜第14谷折れ線、第1
5、第17、第16および第18の各谷折れ線の順で9
0度折り畳まれることにより、上記第3後板、第5側
板、第3前板、第6側板および上記第5〜第8フラップ
により蓋体部が形成され、上記内箱部、外箱部、底面部
および蓋体部は、それらの形状が維持されるように接着
剤により固定されており、上記第5側板、第3前板およ
び第6側板の下辺がそれぞれ上記第4側板、第2前板お
よび第3側板の上辺と整合するように形成され、上記内
箱部を構成する第1前板の上部は、上記外箱部を構成す
る第2前板の上辺より上方へ突出しており、該突出部分
と、上記第1側板の上部と、上記第2側板の上部とによ
り蓋係合部が形成されており、上記蓋体部の閉鎖時に
は、上記第3前板、第5側板および第6側板がそれぞれ
上記蓋係合部の外側に重なるように隣接し、上記蓋体部
の開放時には、上記蓋折り曲げ線で蓋体部を外側へ折る
ことにより上記蓋体部が上方へ回動できるようになって
いることを特徴とするものである。
【0010】上記第2の包装箱において、上記第3側板
の上辺および第4側板の上辺は上記第2前板の方へ向か
って斜めに傾斜しており、上記第6側板の下辺、第5側
板の下辺および第3前板の下辺は、上記第3側板の上
辺、第4側板の上辺および第2前板の上辺の形状に整合
するように形成されていてもよい。
【0011】また上記第2の包装箱において、上記第1
後板の上部の少なくとも一部が下側に向かって切り欠か
れていてもよい。また上記第2の包装箱において、上記
第1後板の上部に縦方向に延びる切り込みが形成される
ことで回動部が形成され、該回動部は上記第6側板に接
続されており、上記蓋体部を開けるときに上記回動部が
一緒に回動して切り欠き部が形成されていてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の包装箱に
ついて詳細に説明する。なお、本明細書において「〜」
とはその前後に記載される数値を下限値および上限値と
して含む意味で使用される。
【0013】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は本発明に係る包装箱1を示し、この
包装箱1は写真フィルムやレントゲンフィルムなどの感
光材Fを包装するために遮光性を重視して形成されたも
のである。
【0014】包装箱1は本体部3と蓋体部5とを備えて
おり、本体部3は、内箱部7と、内箱部7の周囲に隣接
する外箱部9と、外箱部9の下面を閉鎖する底面部11
とを備えている。本体部3は、上端側が開放した断面が
矩形の箱状であり、内箱部7の前板A1と2つの側板C
1、C2の上側部分は外箱部9の上辺から突出してお
り、この突出した部分が蓋係合部13を形成している。
【0015】蓋体部5は、蓋折り曲げ線19を介して本
体部3に接続されており、その閉鎖時には蓋体部5を構
成する前板A2および2つの側板C3、C4(これらは
後述する)がそれぞれ蓋係合部13の前板および2つの
側板(これらは後述する)の外側に重なるように隣接
し、開放時には、蓋折り曲げ線13を外側へ折り曲げる
ことにより上方へ回動できるようになっている。
【0016】以下、このような包装箱1の展開図に関し
て図3を参照しながら説明するとともに、包装箱1の形
成工程について図2〜図5を参照しながら説明する。
尚、本発明では図3の紙面側が包装箱1の内面側とな
り、図3の紙面の裏面側が包装箱1の外面側となる。本
明細書において各板のおもて面とは、包装箱1を組み立
てた時に外側を向く面を意味し、各板の裏面とは、包装
箱1を組み立てた時に内側を向く面を意味する。また図
3における破線は全て谷折れ線を意味し、展開図15内
部の太線は切り込みを意味し、細線は山折れ線を意味す
る。
【0017】図3は包装箱1の展開図15を示す。展開
図15において、符号C1は第1側板であり、第1側板
C1の右側へ順に第1前板A1、第2側板C2、第1後
板B1、第3側板C3、第2前板A2、第4側板C4お
よび第2後板B2が連続して形成されている。また各板
の間には第1〜第7谷折れ線L1〜L7が形成されてい
る。
【0018】第3側板C3は、第1側板C1の外側に隣
接できるように第1側板C1と対応する幅寸法を有し、
第2前板A2は、第1前板A1の外側に隣接できるよう
に第1前板A1と対応する幅寸法を有し、第4側板C4
は、第2側板C2の外側に隣接できるように第2側板C
2と対応する幅寸法を有し、第2後板B2は、第1後板
B1の外側に隣接できるように第1後板B1と対応する
幅寸法を有する。
【0019】第1側板C1、第1前板A1、第2側板C
2および第1後板B1は、これらを第1〜第4谷折れ線
L1〜L4で90度ずつ谷折りすることにより内箱部7
を形成する構成要素であり、また第3側板C3、第2前
板A2、第4側板C4および第2後板B2は、これらを
第5〜第7谷折れ線L5〜L7で90度ずつ谷折りする
ことにより外箱部9を形成する構成要素である。
【0020】外箱部9を形成する構成要素である第3側
板C3、第2前板A2、第4側板C4および第2後板B
2の下辺には、それぞれ第1〜第4フラップF1〜F4
が第8〜第11谷折れ線を挟んで形成されている。これ
ら第1〜第4フラップF1〜F4は包装箱1の底面部1
1を形成する構成要素である。
【0021】第1側板C1および第2側板C2の上部は
第1前板A1の上辺より上方へ突出しており、この突出
部分17はそれぞれ第1前板A1の上辺へ向かって下降
するように円弧状に形成されている。また第1前板A
1、第1側板C1および第2側板C2の各上下方向長さ
は、それぞれ第2前板A2、第3側板C3および第4側
板C4の各上下方向長さより上方に長く形成されてお
り、この長い部分によって上記蓋係合部13が形成され
る。
【0022】展開図15において、第2後板B2の上方
には蓋折り曲げ線19を介して第3後板B3が接続され
ており、さらに第3後板B3の左側には順に第5側板C
5、第3前板A3および第6側板C6が、それぞれ第1
2〜第14谷折れ線L12〜L14を介して接続されて
いる。第3側板C3の上辺および第4側板C4の上辺は
第2前板A2の上辺へ向かって斜めに傾斜しており、展
開図15では、これら3つの辺は第6側板C6、第5側
板C5の下辺および第3前板の下辺と一致する。従っ
て、包装箱1の形成時には、第3側板C3、第2前板A
2および第4側板C4の上辺の形状は、第6側板C6、
第3前板A3および第5側板C5の下辺の形状と正確に
整合する。このような整合した形状は、図3に示す展開
図15において、蓋体部5を構成する第6側板C6、第
3前板A3および第5側板C5と、本体部3を構成する
第3側板C3、第2前板A2および第4側板C4との境
界部分に一本の切り込み21を入れることにより達成さ
れている。
【0023】第6側板C6、第3前板A3、第5側板C
5および第3後板B3の上方には、第15〜第18谷折
れ線L15〜L18を挟んで第5〜第8フラップF5〜
F8が形成されている。第5〜第8フラップF5〜F8
は、蓋体部5の天板23を形成する構成要素である。
【0024】また本実施の形態では第1後板B1の上部
の中央部分に切り込みが形成されることにより、該切り
込みの右側に回動部26が形成されている。回動部26
の右側は第19谷折れ線L19を介して第6側板C6に
接続されている。このような構成を採ることにより、後
述するように蓋体部5を開けたときに回動部26が一緒
に後方へ回動するようになり、その部分に切り欠き部2
5が形成されるようになる。この切り欠き部25の存在
により、図1に示すように収納物である感光材Fの上端
部分27の側面に指を掛けやすくなるので、収納物を取
り出しやすくなる。
【0025】尚、このような機能を有する切り欠き部2
5は、回動部26が回動することにより形成される必要
はなく、展開図15の段階から存在していてもよい。ま
た切り欠き部25は、第1後板B1の上部のどのような
位置にどのような形状で形成されていてもよく、例えば
図8に示すように第1後板B1の上部全体に切り欠き部
25が形成されていてもよい。また収納物の取り出し易
さを特に問題としない場合には、図9に示すようにこの
ような切り欠き部25や回動部26を形成しなくてもよ
い。
【0026】次に本発明の包装箱1の形成工程について
説明する。まず図2に示すように一枚の紙板29から上
述したような展開図15を1点鎖線31に沿って型抜き
し、図3に示すような展開図15を作成する。尚、型抜
きの際、図3中太線で示す切り込み21を同時に形成
し、各谷折れ線、山折れ線の箇所は折れ曲がりやすいよ
うに罫線処理をしておく。
【0027】展開図15から包装箱1を形成するには、
図4に示すように第1〜第3谷折れ線L1〜L3を順に
90度ずつ谷折りに折っていき、まず内箱部7を形成
し、その後、第4〜第7谷折れ線L4〜L7を順に90
度ずつ谷折りに折ることにより図5(a)に示すように
内箱部7の周囲に外箱部9を形成する。この一連の工程
で第1側板C1のおもて面と第3側板C3の裏面との
間、および第1後板B1のおもて面と第2後板B2の裏
面との間に接着剤33を塗布して糊付けする。尚糊付け
は、第1側板C1のおもて面と第3側板C3の裏面との
間、第1前板A1のおもて面と第2前板A2の裏面との
間、第2側板C2のおもて面と第4側板C4の裏面との
間のうち少なくとも1つの間で行うことができ、第1後
板B1のおもて面と第2後板B2の裏面との間での糊付
けは必須である。このようにして作成された本体部3
は、図7に示すように内箱部7から外箱部9にかけて一
枚の板紙を一連に巻いたような断面形状を有する。
【0028】次に図5(a)に示すように、第1フラッ
プF1、第3フラップF3をそれぞれ第8、第10谷折
れ線L8、L10で90度折り曲げ、さらに第2フラッ
プF2、第4フラップF4をそれぞれ第9、第11谷折
れ線L9、L11で90度折り曲げて、これらフラップ
の裏面とおもて面との間に適宜接着剤33を塗布してフ
ラップの折り曲げ状態を固定し底面部11を形成する。
【0029】また第5側板C5、第3前板A3および第
6側板C6をそれぞれ第12、第13、第14谷折れ線
L12、L13、L14で90度折り曲げ、次いで第5
フラップF5、第7フラップF7をそれぞれ第15、第
17谷折れ線L15、L17で90度折り曲げ、さらに
第6フラップF6、第8フラップF8をそれぞれ第1
6、第18谷折れ線L16、L18で90度折り曲げ
る。そしてこれらフラップの裏面とおもて面との間に適
宜接着剤33を塗布してフラップの折り曲げ状態を固定
し蓋体部5を形成する。
【0030】このようにして形成された包装箱1は、図
6中矢印で示すように蓋折り曲げ線19で蓋体部5を外
側へ折る(展開図15では山折れに相当する)ことによ
り本体部3の上部が開放状態となるので、感光材Fを取
り出せるようになる。また蓋体部5を外側へ折り曲げる
ことにより、回動部26も矢印の方向へ一緒に回動する
ため、回動部26の存在していた部分が切り欠き部25
として形成されるようになる。これにより感光材Fの上
端部分に指を掛けることが可能になるので感光材Fを取
り出しやすくなる。感光材Fを取り出した後は、蓋体部
5を矢印とは反対方向へ回動して、元通りの閉鎖状態に
することにより感光材Fの遮光保存状態を維持すること
ができる。
【0031】本発明によれば、内箱部、外箱部、底面部
および蓋体部の展開図が連続的に構成されているから、
展開図を巻くようにしながら内箱部、外箱部、底面部お
よび蓋体部を一連に形成することができる。従って、内
箱、外箱および蓋体を別々に作成していた従来の構成に
比べて、短時間で且つより簡単な作業により包装箱を形
成することができる。また従来のように内箱、外箱およ
び蓋体を別々に作成していた場合に比べて、糊付けをす
る箇所が少なくて済み、その分作業性が向上するととも
に、使用する接着剤が少ない分だけ安価に包装箱を作成
することができる。
【0032】また外箱部を構成する2つの側板の上辺が
外箱部を構成する前板の方へ向かって斜めに傾斜してお
り、蓋体部を構成する2つの側板の下辺と前板の下辺と
が、外箱部を構成する2つの側板の上辺の形状と前板の
上辺の形状とに整合するように形成されていれば、蓋体
部を閉鎖したときに外箱部の上辺との間で隙間がなくな
るから、遮光性の高い包装箱を提供することができる。
【0033】また内箱部を構成する後板の上部の少なく
とも一部が下側に向かって切り欠かれていれば、そこか
ら収納物の上端部分の側面に指を掛けやすくなり収納物
を取り出しやすくなる。また内箱部を構成する後板の上
部に縦方向に延びる切り込みが形成されることで回動部
が形成され、該回動部が蓋体部のいずれかの側板に接続
されており、蓋体部を開けるときに回動部が一緒に回動
して切り欠き部が形成されるようにすれば、蓋体部が閉
鎖しているときには蓋体部の後板上部が回動部で閉鎖さ
れているため包装箱の遮光性を高めることができる。一
方蓋体部を開放したときには、回動部の部分に切り欠き
部が形成されるので、切り欠き部から収納物の上端部分
の側面に指を掛けやすくなり収納物を取り出しやすくな
る。
【0034】本発明の包装箱は、特に感光性フィルムな
どの感光材料を収納するのに適している。例えば、一定
枚数ごとにフィルム包装された感光材料を1個または複
数個収納することができる。また、本発明の包装箱は、
感光材料以外の材料の包装にも使用することが可能であ
る。例えば、非感光性シート材料などを収納することも
できる。
【0035】以上、本発明の包装箱を好ましい実施態様
を参照しながら説明してきたが、本発明の包装箱は上記
の好ましい実施態様によって限定的に解釈されるべきも
のではない。本発明の精神を逸脱しない範囲内において
行われる設計変更、材料変更などの改変は、本発明を利
用するものと解釈される。
【0036】
【発明の効果】本発明の包装箱は、本体部分と蓋部分と
を同時に短時間で組み立てることができ、しかも最小限
の糊付け作業性で組み立てることができ、組立後は蓋部
分を開放しても本体部分から分離されることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の包装箱に感光材を入れ、蓋部分を開
けた状態を示す斜視図である。
【図2】 一枚の紙板から本発明の包装箱の展開図を打
ち抜く前の状態を示す正面図である。
【図3】 本発明の包装箱の展開図が打ち抜かれた状態
を示す正面図である。
【図4】 本発明の包装箱を組み立てる過程で内箱部が
形成された段階までを示す斜視図である。
【図5】 (a)は、本発明の包装箱を組み立てる過程
で内箱部と外箱部とが形成された状態を示す斜視図であ
り、(b)は、底面部および蓋体部まで形成され、包装
箱が完成した状態を示す斜視図である。
【図6】 完成した包装箱の蓋体部を開放した状態を示
す斜視図である。
【図7】 本発明の包装箱の内箱部および外箱部の部分
を破断した断面図である。
【図8】 第1後板の上方の全体に切り欠き部を形成し
た実施の形態を示す斜視図である。
【図9】 第1後板の上方に切り欠き部を形成していな
い実施の形態を示す斜視図である。
【図10】 従来の感光性フィルム用の包装箱を組立て
る途中の状態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 包装箱 3 本体部 5 蓋体部 7 内箱部 9 外箱部 11 底面部 13 蓋係合部 15 展開図 17 突出部分 19 蓋折り曲げ線 21 切り込み 23 天板 25 切り欠き部 26 回動部 27 感光材の上端部分 29 紙板 31 1点鎖線 33 接着剤 F 感光材 A1、A2、A3 第1前板、第2前板、第3前板 B1、B2、B3 第1後板、第2後板、第3後板 C1〜C6 第1〜第6側板 F1〜F8 第1〜第8フラップ L1〜L18 第1〜第18谷折れ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井原 史好 神奈川県厚木市温水1961 タイヨー株式会 社内 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB03 BA14 BB01 DA16 DA25 DA30 EA06 EA20 3E067 AB39 AC03 BA06A BC06A CA12 EA31 FA01 FC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内箱部と、該内箱部の周囲に隣接する外
    箱部と、該外箱部の下面を閉鎖する底面部と、前記外箱
    部の上方に設けられる蓋体部とを備えており、 前記内箱部、外箱部、底面部および蓋体部の展開図が一
    枚のシートで連続的に構成され、前記外箱部と蓋体部と
    が蓋折り曲げ線を介して接続されており、 前記内箱部を構成する前板の上部は、前記外箱部を構成
    する前板の上辺より上方へ突出しており、該突出部分
    と、前記内箱部における2つの側板の上部とにより蓋係
    合部が形成されており、 前記蓋体部の閉鎖時には、該蓋体部を構成する前板およ
    び2つの側板がそれぞれ前記蓋係合部の前板および2つ
    の側板の外側に重なるように隣接し、 前記蓋体部の開放時には、前記蓋折り曲げ線で蓋体部を
    外側へ折り曲げることにより前記蓋体部が上方へ回動で
    きるようになっていることを特徴とする包装箱。
  2. 【請求項2】 前記外箱部を構成する2つの側板の上辺
    は外箱部を構成する前板の方へ向かって斜めに傾斜して
    おり、前記蓋体部を構成する2つの側板の下辺と前板の
    下辺とは、前記外箱部を構成する2つの側板の上辺の形
    状と前板の上辺の形状とに整合するように形成されてい
    ることを特徴とする請求項1の包装箱。
  3. 【請求項3】 前記内箱部を構成する後板の上部の少な
    くとも一部が下側に向かって切り欠かれていることを特
    徴とする請求項1または2の包装箱。
  4. 【請求項4】 前記内箱部を構成する後板の上部に縦方
    向に延びる切り込みが形成されることで回動部が形成さ
    れ、該回動部は前記蓋体部のいずれかの側板に接続され
    ており、前記蓋体部を開けるときに前記回動部が一緒に
    回動して切り欠き部が形成されることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか1項の包装箱。
  5. 【請求項5】 第1側板と、 第1谷折れ線を挟んで前記第1側板の側辺と隣接する第
    1前板と、 第2谷折れ線を挟んで前記第1前板の側辺と隣接する第
    2側板と、 第3谷折れ線を挟んで前記第2側板の側辺と隣接する第
    1後板と、 第4谷折れ線を挟んで前記第1後板の側辺と隣接する第
    3側板と、 第5谷折れ線を挟んで前記第3側板の側辺と隣接する第
    2前板と、 第6谷折れ線を挟んで前記第2前板の側辺と隣接する第
    4側板と、 第7谷折れ線を挟んで前記第4側板の側辺と隣接する第
    2後板と、 第8谷折れ線を挟んで前記第3側板の下辺と隣接する第
    1フラップと、 第9谷折れ線を挟んで前記第2前板の下辺と隣接する第
    2フラップと、 第10谷折れ線を挟んで前記第4側板の下辺と隣接する
    第3フラップと、 第11谷折れ線を挟んで前記第2後板の下辺と隣接する
    第4フラップと、 蓋折り曲げ線を挟んで前記第2後板の上辺に隣接する第
    3後板と、 第12谷折れ線を挟んで前記第3後板の第4側板側の側
    辺と隣接する第5側板と、 第13谷折れ線を挟んで前記第5側板の側辺と隣接する
    第3前板と、 第14谷折れ線を挟んで前記第3前板の側辺と隣接する
    第6側板と、 第15谷折れ線を挟んで前記第6側板の上辺と隣接する
    第5フラップと、 第16谷折れ線を挟んで前記第3前板の上辺と隣接する
    第6フラップと、 第17谷折れ線を挟んで前記第5側板の上辺と隣接する
    第7フラップと、 第18谷折れ線を挟んで前記第3後板の上辺と隣接する
    第8フラップとを備え、 前記第3側板が、第1側板の外側に隣接するように第1
    側板と対応する幅寸法を有し、 前記第2前板が、第1前板の外側に隣接するように第1
    前板と対応する幅寸法を有し、 前記第4側板が、第2側板の外側に隣接するように第2
    側板と対応する幅寸法を有し、 前記第2後板が、第1後板の外側に隣接するように第1
    後板と対応する幅寸法を有し、 前記第1側板、第1前板、第2側板、第1後板、第3側
    板、第2前板、第4側板、第2後板および第1〜第4フ
    ラップが第1〜第7谷折れ線、第8、第10、第9およ
    び第11の各谷折れ線の順で90度折り畳まれることに
    より、前記第1側板、第1前板、第2側板および第1後
    板により内箱部が形成され、前記第3側板、第2前板、
    第4側板および第2後板により外箱部が形成され、第1
    〜第4フラップにより底面部が形成され、 前記第5側板、第3前板、第6側板および第5〜第8フ
    ラップが第12〜第14谷折れ線、第15、第17、第
    16および第18の各谷折れ線の順で90度折り畳まれ
    ることにより、前記第3後板、第5側板、第3前板、第
    6側板および前記第5〜第8フラップにより蓋体部が形
    成され、 前記内箱部、外箱部、底面部および蓋体部は、それらの
    形状が維持されるように接着剤により固定されており、 前記第5側板、第3前板および第6側板の下辺がそれぞ
    れ前記第4側板、第2前板および第3側板の上辺と整合
    するように形成され、 前記内箱部を構成する第1前板の上部は、前記外箱部を
    構成する第2前板の上辺より上方へ突出しており、該突
    出部分と、前記第1側板の上部と、前記第2側板の上部
    とにより蓋係合部が形成されており、 前記蓋体部の閉鎖時には、前記第3前板、第5側板およ
    び第6側板がそれぞれ前記蓋係合部の外側に重なるよう
    に隣接し、 前記蓋体部の開放時には、前記蓋折り曲げ線で蓋体部を
    外側へ折ることにより前記蓋体部が上方へ回動できるよ
    うになっていることを特徴とする包装箱。
  6. 【請求項6】 前記第3側板の上辺および第4側板の上
    辺は前記第2前板の方へ向かって斜めに傾斜しており、
    前記第6側板の下辺、第5側板の下辺および第3前板の
    下辺は、前記第3側板の上辺、第4側板の上辺および第
    2前板の上辺の形状に整合するように形成されているこ
    とを特徴とする請求項5の包装箱。
  7. 【請求項7】 前記第1後板の上部の少なくとも一部が
    下側に向かって切り欠かれていることを特徴とする請求
    項5または6の包装箱。
  8. 【請求項8】 前記第1後板の上部に縦方向に延びる切
    り込みが形成されることで回動部が形成され、該回動部
    は前記第6側板に接続されており、前記蓋体部を開ける
    ときに前記回動部が一緒に回動して切り欠き部が形成さ
    れることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項の包
    装箱。
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