JP2003252258A - 装軌式車両の走行装置及び下転輪 - Google Patents

装軌式車両の走行装置及び下転輪

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JP2003252258A
JP2003252258A JP2002058431A JP2002058431A JP2003252258A JP 2003252258 A JP2003252258 A JP 2003252258A JP 2002058431 A JP2002058431 A JP 2002058431A JP 2002058431 A JP2002058431 A JP 2002058431A JP 2003252258 A JP2003252258 A JP 2003252258A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で不整地においても安定して走行
することができる装軌式車両の走行装置及び下転輪を提
供する。 【解決手段】 トラックフレーム1とアイドラ2とスプ
ロケット3とを略直線上に配置し、トラックフレーム1
の下部に下転輪4を回転自在に設け、アイドラ2、下転
輪4、及びスプロケット3の周囲に履帯を巻装した装軌
式車両の走行装置である。下転輪4の軸心が、走行方向
と交差する方向に上下揺動可能である。第1の下転輪4
aと第2の下転輪4bとを備える。第1の下転輪4aと
第2の下転輪4bを走行方向に沿って弾性連結体25を
介して連結する。弾性連結体25を弾性支持部材27を
介してトラックフレーム1に支持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、装軌式車両の走
行装置及び下転輪に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブルドーザ等の装軌式車両の走行装置
(足回装置)は、従来から図12に示すように、トラッ
クフレーム81とアイドラ82とスプロケット83とを
略直線上に配置し、トラックフレーム81の下部に複数
の下転輪(トラックローラ)84・・を回転自在に設
け、アイドラ82、下転輪84・・、及びスプロケット
83の周囲に履帯85を巻装したものがある。また、履
帯85は、図13に示すように、エンドレス状に連結さ
れる複数のリンク86・・と、このリンク86・・に取
付けられる複数のシュープレート87等からなる。そし
て、下転輪84にてこの履帯85のリンク86・・を受
けるものであり、下転輪84は、車体の重量を分散して
履帯85に伝えると共に、そのフランジ部88によって
履帯85の蛇行を防止するものである。なお、履帯85
は、相対面するリンク86、86をそれぞれ長手方向に
ピン89及びブッシュ90を介して連結して、一対のエ
ンドレス体91、91を形成し、このエンドレス体9
1、91にシュープレート87・・を取付けている。
【0003】また、不整地等を走行する場合、下転輪8
4がリンク86から離れないように、図12に示すよう
に、各下転輪84の上下方向の揺動を可能としたものが
あった。すなわち、下転輪84をアーム92に回転自在
に取付けると共に、このアーム92を枢支軸93を介し
て揺動自在にトラックフレーム81に支持させていた。
これにより、アーム92が枢支軸93を中心に上下方向
に揺動し、不整地等を走行する場合に、下転輪84が履
帯85に追従するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各下転輪8
4の上下方向揺動範囲は、アーム92の長さに規制され
るので、この揺動範囲を大きくしようとすれば、アーム
92の長さを大きくする必要がある。しかしながら、隣
接する下転輪84、84が干渉するおそれがあるので、
アーム92の長さをあまり大きくすることができなかっ
た。そのため、従来では、下転輪84、84を大きく揺
動させることが困難であった。従って、凹凸の大きな不
整路面では上記アーム92の揺動で十分に追従すること
ができず、下転輪84とリンク86とが離れ、リンク側
面にキズを付けたり、「履帯外れ」を起こしたりするお
それがあった。
【0005】さらに、アーム92を枢支軸93を中心に
上下方向に揺動可能とするものであるので、この枢支軸
(揺動中心軸)93の潤滑油を必要とし、製造コスト高
となると共に、オイル交換等も必要とし、保守点検も面
倒であった。また、図13において、水平面に対して、
地面94がαの状態やβの状態のように傾斜していれ
ば、このような傾斜面に下転輪84が追従することがで
きず、このような場合にも「履帯外れ」を起こしたりす
るおそれがあった。
【0006】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、簡単な構造で
不整地においても安定して走行することができる装軌式
車両の走行装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および効果】そこで請求項
1の装軌式車両の走行装置は、アイドラ、下転輪及びス
プロケットの周囲に履帯を巻装した装軌式車両の走行装
置において、上記下転輪の軸心が、走行方向と交差する
方向に上下揺動可能であることを特徴としている。
【0008】上記請求項1の装軌式車両の走行装置で
は、下転輪の軸心が、走行方向と交差する方向に上下揺
動可能であるので、履帯が上下方向に変動する不整地に
おいて下転輪がこの履帯に追従することができ、また、
傾斜した不整地で履帯が走行方向と交差する方向に傾動
したとしても、下転輪がこの傾斜に追従することができ
る。これにより、従来では走行中に履帯はずれを起こす
おそれがあった不整地においても安定した走行が可能と
なる。特に、下転輪の軸心が、走行方向と交差する方向
に上下揺動可能であるので、傾斜した不整地を走行する
際に、リンク踏面荷重を平準化することができ、摩耗寿
命の延長を達成できる。
【0009】請求項2の装軌式車両の走行装置は、上記
下転輪をトラックフレームに上下揺動可能に支持するア
ームを弾性支持部材とすることを特徴としている。
【0010】上記請求項2の装軌式車両の走行装置で
は、下転輪をトラックフレームに支持するアームとして
弾性支持部材を用いているので、各下転輪はこの弾性支
持部材によって上下揺動可能となって、履帯の変動に対
して滑らかに追従することができる。さらに、不整地か
らの衝撃(ショック)をこの走行装置から車両側に伝え
にくいものとすることができる。これにより、この車両
の乗り心地が良好となる。
【0011】請求項3の装軌式車両の走行装置は、第1
の下転輪と第2の下転輪とを走行方向に沿って配設した
下転輪ユニットにおいて、第1の下転輪と第2の下転輪
とを連結体を介して連結すると共に、この連結体を弾性
支持部材を介してトラックフレームに上下揺動可能に支
持したことを特徴としている。
【0012】上記請求項3の装軌式車両の走行装置で
は、第1の下転輪と第2の下転輪とを連結している連結
体が、弾性支持部材に上下揺動可能に支持されるので、
各下転輪は履帯の変動に対して滑らかに追従することが
でき、この場合においても、上記請求項2の走行装置と
同様、不整地からの衝撃(ショック)をこの走行装置か
ら車両側に伝えにくく、この車両の乗り心地が良好とな
る。
【0013】請求項4の装軌式車両の走行装置は、第1
の下転輪と第2の下転輪とを走行方向に沿って弾性連結
体を介して連結すると共に、この弾性連結体を弾性支持
部材を介してトラックフレームに支持させて、上記各下
転輪の軸心が、走行方向と交差する方向に上下揺動可能
としたことを特徴としている。
【0014】上記請求項4の装軌式車両の走行装置で
は、第1の下転輪と第2の下転輪とを走行方向に沿って
弾性連結体を介して連結すると共に、この弾性連結体を
弾性支持部材を介してトラックフレームに支持させてい
るので、履帯の変動に対して滑らかに確実に追従するこ
とができ、しかも、不整地からの衝撃(ショック)の緩
和の信頼性が向上して、車両の乗り心地が一層向上す
る。また、従来のように、下転輪をアームや枢支軸等を
介して揺動自在に支持させる必要がないので、下転輪の
支持構造の簡素化を図ることができ、製造コストの低減
を達成できる。しかも、枢支軸のための潤滑油を必要と
せず、点検補修作業が容易となると共に、維持費等も低
減できる。また、弾性支持部材や弾性連結体にて、下転
輪は荷重を分担しつつ履帯の変動に対して追従するた
め、アイドラ及びスプロケットへの負担を軽減すること
ができ、アイドラ及びスプロケットは長期にわたって安
定した機能を発揮することができる。
【0015】請求項5の装軌式車両の走行装置は、上記
弾性支持部材を矩形状の板ばねから構成して、その一辺
側をトラックフレームに取付けると共に、この一辺と相
対向する他辺側のコーナ部に、上記第1の下転輪を支持
させ、さらに、この第1の下転輪と上記第2の下転輪と
を、短冊状の板ばねからなる一対の弾性連結体にてそれ
ぞれ連結したことを特徴としている。
【0016】上記請求項5の装軌式車両の走行装置で
は、弾性支持部材及び弾性連結体が板ばねから構成され
るので、下転輪の支持構造の簡素化を一層図ることがで
き、製造コストの低減を達成できる。
【0017】請求項6の装軌式車両の走行装置は、左右
一対の履帯を有し、各履帯にて第1の下転輪と第2の下
転輪とを有する複数の下転輪ユニットをそれぞれ巻装
し、かつ各下転輪の軸心が、走行方向と交差する方向に
上下揺動可能であることを特徴としている。
【0018】請求項6の装軌式車両の走行装置では、左
右一対の履帯の各下転輪は、その軸心が、走行方向と交
差する方向に上下揺動可能であるので、装軌式車両は大
きな凹凸を有する不整地においても履帯はずれを発生さ
せることなく安定して走行することができ、乗り心地の
よい車両となる。
【0019】請求項7の下転輪は、装軌式車両の走行装
置のトラックフレームの下部に設けられる下転輪であっ
て、その軸心が、走行方向と交差する方向に上下揺動可
能であることを特徴としている。
【0020】上記請求項7の下転輪では、その軸心が、
走行方向と交差する方向に上下揺動可能であるので、履
帯が上下方向に変動する不整地において下転輪がこの履
帯に追従することができ、また、傾斜した不整地で履帯
が走行方向と交差する方向に傾動したとしても、下転輪
がこの傾斜に追従することができる。これにより、従来
では走行中に履帯はずれを起こすおそれがあった不整地
においても安定した走行が可能となる。特に、下転輪の
軸心が、走行方向と交差する方向に上下揺動可能である
ので、傾斜した不整地を走行する際に、リンク踏面荷重
を平準化することができ、摩耗寿命の延長を達成でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、この発明の装軌式車両の走
行装置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつ
つ詳細に説明する。図1にこの発明の装軌式車両の走行
装置を示す。ここで、装軌式車両とは例えばブルドーザ
等の建設機械であり、この装軌式車両は車体(図示省
略)の左右(両側部)に一対の走行装置を備えている。
そして、この走行装置は、図1に示すように、トラック
フレーム1とアイドラ2とスプロケット3とを略直線上
に配置し、トラックフレーム1の下部に下転輪4・・を
回転自在に設け、アイドラ2、下転輪4・・、及びスプ
ロケット3の周囲に履帯5を巻装したものである。な
お、上記略直線上に配置とは、アイドラ2とスプロケッ
ト3とがトラックフレーム1の軸線上にほぼ配置される
ことであるが、このように略直線上に配置されるものに
限らず、アイドラ2やスプロケット3がトラックフレー
ム1の軸線上からずれて配置されるものであってもよ
い。
【0022】すなわち、トラックフレーム1が車体の前
後方向に沿って配設され、このトラックフレーム1の前
端側にアイドラ2が回転自在に枢支され、トラックフレ
ーム1の後端側にスプロケット3が回転駆動可能に枢支
されている。また、履帯5は、図7に示すように、複数
のリンク6・・と、このリンク6・・に取付けられる複
数のシュープレート7・・とを備え、相対面するリンク
6、6をそれぞれ長手方向にピン8及びブッシュ9を介
して連結して、一対のエンドレス体10、10を形成
し、このエンドレス体10、10にシュープレート7・
・を取付けている。
【0023】具体的には、隣り合うリンク6の端部1
1、12を重ね合わせて、相対面するリンク6、6の内
側の端部11、11の孔11a、11aにブッシュ9の
端部を圧入すると共に、ピン8をブッシュ9に回転自在
として挿入した状態とする。この際、ピン8の端部をリ
ンク6、6の外側の端部12の孔12a、12aに圧入
する。このため、ピン8が圧入されたリンク6、6に対
して、ブッシュ9が圧入されたリンク6、6がピン8の
軸心廻りに揺動することになって、側面視において、履
帯5が長円状を維持しつつ駆動することができる。
【0024】次に、下転輪4は、図5等に示すように、
シャフト13と、ドラム部14とからなり、ドラム部1
4が、履帯5の各エンドレス体10、10を受ける第1
・第2胴部15a、15bと、この第1胴部15aの軸
方向端部の鍔部16、17と、第2胴部15bの軸方向
端部の鍔部18、19とを備え、鍔部17、18間に凹
周溝部20が設けられている。このため、鍔部16、1
7間に一方のエンドレス体10が嵌合し、鍔部18、1
9間に他方のエンドレス体10が嵌合する。また、シャ
フト13はその両端部が軸支部材22、23にそれぞれ
支持され、ドラム部14が回転自在にシャフト13に支
持されている。なお、シャフト13にドラム部14を外
嵌固定し、各軸支部材22、23にそれぞれ軸受を設
け、この軸受を介してシャフト13の両端部を回転自在
に支持させて、このドラム部14を回転自在とするよう
にしてもよい。
【0025】ところで、図1に示すように、アイドラ2
側の下転輪4(4c)は単独で使用され、他の下転輪4
・・は下転輪ユニット26として使用される。すなわ
ち、下転輪ユニット26は、走行方向に沿って配設され
る第1の下転輪4aと第2の下転輪4bとを有し、これ
らが一対の連結体(この場合、弾性連結体)25、25
にて連結される。そして、この弾性連結体25、25を
弾性支持部材27に取付けることによって、下転輪ユニ
ット26をトラックフレーム1に支持させている。すな
わち、トラックフレーム1に上下揺動可能に支持するア
ームをこの弾性支持部材27としている。
【0026】この場合、弾性支持部材27は、図2と図
3と図4等に示すように、矩形平板の板ばねからなり、
その一辺(つまり、短辺31)側がトラックフレーム1
に取付けられている。そして、この一辺に相対向する他
辺(つまり短辺28)に切欠部29が形成されると共
に、その中央部に貫孔30が形成されている。すなわ
ち、短辺31側のコーナ部32に、矩形平板状の支持片
33、33を下面34側から当接して、ボルト35・・
を下方から、この支持片33、33に設けられ図示省略
の貫通孔に挿通すると共に、このボルト35・・をトラ
ックフレーム1に螺着することによって、この弾性支持
部材27をトラックフレーム1に取付けている。ところ
で、図4等からわかるように、上記切欠部29は第1の
下転輪4aの一部が遊嵌状に嵌合して、下転輪4aが弾
性支持部材27に接触するのを回避している。また、上
記貫孔30は第2の下転輪4bの一部が遊嵌状に嵌合し
て、下転輪4bが弾性支持部材27に接触するのを回避
している。
【0027】また、弾性連結体25、25はそれぞれ短
冊状の板ばねからなり、その一端部36、36に、上記
弾性支持部材27の短辺28、28側のコーナ部37、
37を重ね合わせ、さらに矩形平板状の支持片38、3
8を重ね合わせて、支持片38、38の貫通孔、弾性支
持部材27の貫通孔、及び弾性連結体25、25の貫通
孔にボルト35・・を挿通すると共に、ボルト35・・
を第1の下転輪4aの各軸支部材22、23に螺着す
る。そして、弾性連結体25、25の他端部40、40
は、矩形平板状の支持片41、41を重ね合わせて、支
持片41、41の貫通孔及び弾性連結体25、25の貫
通孔にボルト35・・を挿通すると共に、ボルト35・
・を第2の下転輪4bの各軸支部材22、23に螺着す
る。このため、弾性連結体25、25はそれぞれ弾性支
持部材27の長辺42、43に沿って配置され、第1の
下転輪4aと第2の下転輪4bのシャフト13、13の
両端側を連結している。
【0028】ところで、下転輪ユニット26が弾性支持
部材27を介してトラックフレーム1に支持された状態
では、図2の仮想線で示すように、弾性連結体25は中
央部25aが上方に突状となる円弧状に湾曲し、第1の
下転輪4aと、第2の下転輪4bとが相互に接近した状
態となると共に、弾性支持部材27の短辺28側が下方
に垂下した状態となる。
【0029】そして、この状態から第1の下転輪4aと
第2の下転輪4bとが、履帯5に嵌合した状態となれ
ば、下転輪4aと下転輪4bとが上方へ押圧され、図2
の実線で示すように上昇する。すなわち、第1の下転輪
4aと第2の下転輪4bとは、側面視において、弾性連
結体25は中央部25aを中心に、矢印X方向に揺動し
て、上昇する場合は、この上昇に伴って第1の下転輪4
aと第2の下転輪4bとが相互に離れていき、逆に下降
する場合は、この下降に伴って第1の下転輪4aと第2
の下転輪4bとが相互に接近する。また、図2の仮想線
の状態から、第1の下転輪4aを停止(固定)させた状
態で、第2の下転輪4bのみを第1の下転輪4aを中心
に上下方向に揺動させることが可能であり、逆に、第2
の下転輪4bを停止(固定)させた状態で、第1の下転
輪4aのみを第2の下転輪4bを中心に上下方向に揺動
させることが可能である。
【0030】ところで、弾性支持部材27が矩形平板状
の板ばねであり、しかも、短辺31側がトラックフレー
ム1に取付けられているので、この弾性支持部材27
は、図2の矢印Yのように、短辺31側を中心に揺動す
る。さらに、弾性支持部材27は、水平面に対する短辺
28側のねじれを許容するので、下転輪4aの軸支部材
22側が低位となって、この下転輪4aの軸支部材23
側が高位となったり、逆に、下転輪4aの軸支部材22
側が高位となって、この下転輪4aの軸支部材23側が
低位となったりすることができる。すなわち、下転輪4
aの両端部における上下方向の変位量を相違させること
ができ、下転輪4aの軸心は走行方向に交差する方向に
上下揺動する。
【0031】また、第1の下転輪4aと第2の下転輪4
bとは、両端側において、弾性連結体25、25にてそ
れぞれ連結されているので、第2下転輪4bは、それぞ
れ両端部が独自で上下方向に揺動することができる。こ
のため、下転輪4bの両端部における上下方向の変位量
を相違させることができ、下転輪4bの軸心は走行方向
に交差する方向に上下揺動する。
【0032】従って、弾性支持部材27と一対の弾性連
結体25、25によって、下転輪4a、4bは、そのシ
ャフト13の両端部における上下方向の変位量が同一で
ある上下方向の揺動と、この変位量が相違する上下方向
の揺動とが可能とされる。ここで、変位量が相違する場
合には、下転輪4a、4bが同一高さに維持された水平
状態を基準として、シャフト13の両端部が上下方向に
相反する方向に変位する場合と、一方の端部がこの高さ
位置に維持されて他方の端部が上下方向に変位する場合
と、他方の端部がこの高さ位置に維持されて一方の端部
が上下方向に変位する場合と、両端部が上方又は下方の
同一方向に変位するがその上下方向の移動量が相違する
場合がある。
【0033】このため、履帯5が図6に示すように、水
平面に対して傾斜した状態となった場合、つまり、第1
・第2下転輪4a、4bの各軸支部材22、22側が低
位となって、各軸支部材23、23側が高位となるよう
に傾斜した場合、この弾性支持部材27と上記一対の弾
性連結体25、25によって、履帯5に下転輪4a、4
bを追従させることができ、履帯5から下転輪4a、4
bが外れるのを防止することができる。もちろん、傾斜
が図6の場合と相違する場合、つまり、軸支部材22側
が高位となって、軸支部材23側が低位となるように傾
斜した場合にも履帯5に下転輪4a、4bを追従させる
ことができる。
【0034】ところで、この走行装置においては、図1
に示すように、A、B、Cの3個の下転輪ユニット26
・・を備えている。この場合、Aの下転輪ユニット26
は第1の下転輪4aがアイドラ2側に配置され、B、C
の下転輪ユニット26、26はそれぞれ第1の下転輪4
a・・がスプロケット3側に配置されているが、もちろ
ん、この第1・第2の下転輪4a、4bの前後位置(走
行方向沿った位置)はこれに限るものではない。
【0035】また、下転輪ユニット26を構成しない第
3の下転輪4cは、弾性支持部材27等にてこのトラッ
クフレーム1に支持させればよい。従って、この下転輪
4cにおいても、下転輪4cの両端部における上下方向
の変位量が同一であるこの下転輪4cの上下方向の揺動
と、この変位量が相違するこの下転輪4cの上下方向の
揺動が可能となる。つまり、第3の下転輪4cも、その
軸心が、走行方向に交差する方向に上下揺動することが
できる。
【0036】上記走行装置によれば、各下転輪4・・は
弾性支持部材27や弾性連結体25等の板ばねでトラッ
クフレーム1に支持されているので、この走行装置を使
用したブルドーザ等の車両が不整地等を走行したとして
も、弾性支持部材27や弾性連結体25にて、運転席側
への各不整地等からの衝撃を緩和することができ、乗り
心地が良好となる。そして、各下転輪4a、4b、4c
は上下方向とねじれ方向の変位(シャフト13の端部の
上下方向の変位量が相違する変位であって、シャフト1
3の軸心が、走行方向に交差する方向に上下揺動するこ
とができる変位)に追従することができるので、傾斜し
た各種の不整地を走行して、履帯5が種々に変動して
も、各下転輪4・・はこれらの変動にも追従することが
できる。すなわち、種々の不整地を走行しても、履帯5
からの下転輪4の外れを防止でき、履帯5のリンク6の
キズ付きを防止することができると共に、履帯はずれを
回避することができて、安定した走行が可能となる。し
かも、各下転輪4・・はねじれ方向の変位に追従するこ
とができるので、リンク踏面荷重を平準化することがで
き、摩耗寿命の延長を達成できる。特に、図1に示すよ
うに、第1の下転輪4aと第2の下転輪4bとを有する
複数の下転輪ユニット26・・を、トラックフレームの
左右にそれぞれ走行方向に沿って配置するものであるの
で、乗り心地性が一層向上する。
【0037】また、この下転輪ユニット26において
は、板ばねである弾性連結体25にて荷重を分担しつつ
追随するので、アイドラ2及びスプロケット3への荷重
負担が軽減され、アイドラ2及びスプロケット3は長期
にわたって安定した機能を発揮することができる。さら
に、各下転輪4を枢支軸にて枢支する必要がないので、
下転輪4の支持構造の簡素化を図ることができ、製造コ
ストの低減を達成できる。しかも、枢支軸の潤滑のため
の潤滑油を必要とせず、オイル交換等を必要とせず、保
守点検が容易であると共に、維持費等も低減できる。
【0038】次に、図8は他の実施の形態を示し、この
場合、弾性支持部材27の上面45側に、ゴムやプラス
チック等からなる第1弾性体46が付設されると共に、
トラックフレーム1側には、この第1弾性体46に対応
するゴムやプラスチック等からなる第2弾性体47が付
設されている。すなわち、弾性支持部材27の上面45
に支持片48を取付けて、この支持片48に第1弾性体
46を取付け、トラックフレーム1に支持片49を取付
けて、この支持片49に第2弾性体47を取付けてい
る。そして、下転輪4a、4bが上昇すれば、第1弾性
体46が第2弾性体47に当接するように、第1弾性体
46と第2弾性体47との位置関係を設定している。な
お、他の構成は、図1等に示した走行装置と同様である
ので、同一部分を同一の符号で示してその説明を省略す
る。
【0039】従って、この図8の走行装置であっても、
各種の不整地を走行して、履帯5が種々に変動しても、
各下転輪4a、4bはこれらの変動にも追従することが
できる。また、下転輪4a、4bが上昇すれば、第1弾
性体46が第2弾性体47に当接して、履帯5が起状部
(凸部)に乗り上げた際における衝撃を緩和することが
できる。これにより、乗り心地性が一層向上する。
【0040】また、弾性連結体25と弾性支持部材27
との連結は、図9に示すように、ブロック体50を介し
て行ってもよい。すなわち、弾性支持部材27の短辺2
8側の各コーナ部37、37と、各弾性連結体25、2
5の中央部25a、25aとの間に、それぞれブロック
体50、50を介在させ、さらに、各コーナ部37、3
7の上面側及び弾性連結体25、25の中央部25a、
25aの下面側にそれぞれ支持片51、52を重ね合わ
せる。そして、この状態でボルト・ナット結合等にて、
これらを一体化させている。また、各弾性連結体25、
25は、その一端部36、36が一方の下転輪4aの軸
支部材22、22に支持片38、38とボルト35等を
介して固定され、その他端部40、40が他方の下転輪
4bの軸支部材23、23に支持片41、41とボルト
35等を介して固定されている。
【0041】従って、この図9の走行装置では、弾性連
結体25の中央部25aで、弾性支持部材27に支持さ
れ、下転輪4a、4bは、この弾性連結体25の中央部
25aを中心に矢印Xのように揺動する。また、下転輪
4a、4bにて構成される下転輪ユニット26は、弾性
支持部材27の短辺28側で支持されるので、弾性支持
部材27の短辺31側の支持部を中心に矢印Y方向に揺
動する。このため、下転輪4a、4bは上下方向の変動
が可能となると共に、ねじれ方向の変位(下転輪の軸心
が、走行方向に交差する方向に上下揺動することができ
る変位)にも追従することができる。
【0042】従って、この図9の走行装置であっても、
各種の不整地を走行して、履帯5が種々に変動しても、
各下転輪4a、4bはこれらの変動にも追従することが
でき、しかも、不整地等からの衝撃を緩和することがで
き、乗り心地が良好となる。なお、この場合、ブロック
体50としては、金属等の非弾性材であっても、ゴム等
の弾性材であってもよい。
【0043】上記各実施の形態では、下転輪4は、シャ
フト13の両端側が支持されるものであるが、図10と
図11に示すように、軸心方向中央部において下転輪4
を支持するものであってもよい。すなわち、図10と図
11に示す下転輪4a、4bは、シャフト55と、この
シャフト55の両端部に固定されるローラ56、56と
を備え、シャフト55の軸心方向中央部が軸受部60に
て支持されている。なお、ローラ56、56は外鍔部6
2、62を備え、各外鍔部62、62に履帯5のエンド
レス体10、10の外れを防止している。
【0044】この場合、第1の下転輪4aと第2の下転
輪4bとは、弾性連結体25にて連結され、この弾性連
結体25が弾性支持部材27にて支持されている。すな
わち、弾性支持部材27は、例えば平面視略コの字状等
の板ばねからなり、その基端側(上記図4等に示す弾性
支持部材27の短片31側)コーナ部32、32を、支
持片33、33と、ボルトを介してトラックフレーム1
に取付け、その先端部37、37(上記図4等に示す弾
性支持部材27の短片28側のコーナ部)を連結体63
に連結し、この連結体63に弾性連結体25を取付けて
いる。具体的には、連結体63はその下面側の中央部に
肉厚部64を有する板状体からなり、この連結体63の
端部63aと、支持片65とで、上記弾性支持部材27
の先端部37を挟持した状態で、ボルト・ナット結合等
にてこれらを一体化している。また、連結体63の肉厚
部64と、弾性連結体25の中央部25aとを、上下の
支持片66、67で挟持した状態で、ボルト・ナット結
合等にてこれらを一体化している。そして、弾性連結体
25は、その一端部36が第1の下転輪4aの軸受部6
0に支持片38、38とボルト等を介して固定され、そ
の他端部40が第2の下転輪4bの軸受部60に支持片
41、41とボルト等を介して固定されている。なお、
この場合の弾性支持部材27としては、一対の板ばね等
にて構成することも可能である。
【0045】このように、軸心方向中央部において支持
される下転輪4a、4bであっても、弾性支持部材27
が板ばねであるので、水平面に対する先端部37、37
のねじれ(一方の先端部37に対して他方の先端部37
の上下方向位置が相違する変位)を許容し、下転輪4
a、4bはその軸心が走行方向と交差する方向に上下揺
動可能となり、しかも、下転輪4a、4bは板ばねから
なる弾性連結体25にて連結されるので、両下転輪4
a、4bは、変位量が同一の上下動、及び変位量が相違
する上下動が可能である。これにより、各種の不整地を
走行することによる履帯5の種々に変動に対して、各下
転輪4・・はこれらの変動にも追従することができる。
すなわち、履帯5からの下転輪4の外れを防止でき、履
帯5のリンク6のキズ付きを防止することができると共
に、履帯はずれを回避することができて、不整地等での
安定した走行が可能となる等の上記各実施の形態と同様
の作用効果を発揮することができる。
【0046】以上にこの発明の装軌式車両の走行装置の
具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上
記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範
囲内で種々変更して実施することが可能である。例え
ば、弾性支持部材27は、上記図4等の走行装置では、
切欠部29と貫孔30とを有するものであるが、この切
欠部29と貫孔30との間の連結部39(図3参照)を
省略して、平面視略コの字状としてもよい。また、各下
転輪4a、4bの回転を妨げなければ、切欠部29と貫
孔30等を有さない平板体状の板ばねで弾性支持部材2
7を構成することも可能である。さらに、弾性支持部材
27として、板ばね以外にコイルばね等を使用してもよ
い。すなわち、弾性支持部材27としてコイルばねを使
用する場合、一対のコイルばねにて、下転輪4のシャフ
ト13の両端側とトラックフレーム1とを連結すればよ
く、このように連結すれば、それぞれ両端部が独自で上
下方向に揺動することができて、下転輪4の軸心が、走
行方向と交差する方向に上下揺動可能となる。
【0047】また、アイドラ2とスプロケット3との間
に配設される下転輪4の数としても増減でき、下転輪ユ
ニット26の数を減少させて、単独でトラックフレーム
1に支持される下転輪4cを増加させてもよく、単独で
トラックフレーム1に支持される下転輪4cのみを複数
個備えたものであってもよく、逆に下転輪ユニット26
のみを複数個備えたものであってもよい。さらに、下転
輪4cを支持する場合、弾性支持部材27を使用するこ
となく、一対の弾性連結体25、25をトラックフレー
ム1に支持するようにしてもよい。この場合、一対の弾
性連結体25、25の一端部36、36をそれぞれ下転
輪4cの軸支部材22、23に取付け、この弾性連結体
25、25の他端部40、40をトラックフレーム1に
取付けるようにすればよい。また、第1の下転輪4aと
第2の下転輪4bとを連結する連結体25としては非弾
性材であってもよい。この場合でも、この連結体25を
弾性支持部材27にてトラックフレーム1に支持させれ
ば、履帯5の上下方向及びねじれ方向の変位に各下転輪
4a、4bは追従することができる。なお、装軌式車両
として、ブルドーザ以外、油圧ショベル等の各種の建設
機械等にも使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装軌式車両の走行装置の実施形態を
示す側面図である。
【図2】上記装軌式車両の走行装置の要部拡大左側面図
である。
【図3】上記装軌式車両の走行装置の要部拡大右側面図
である。
【図4】上記装軌式車両の走行装置の要部拡大平面図で
ある。
【図5】上記装軌式車両の走行装置の要部拡大正面図で
ある。
【図6】不整地を走行中の上記装軌式車両の走行装置の
要部拡大正面図である。
【図7】上記装軌式車両の走行装置の履帯の簡略図であ
る。
【図8】この発明の装軌式車両の走行装置の他の実施形
態を示す要部拡大側面図である。
【図9】この発明の装軌式車両の走行装置の別の実施形
態を示す要部拡大側面図である。
【図10】下転輪の変形例を示す拡大正面図である。
【図11】下転輪の変形例を示す拡大側面図である。
【図12】従来の装軌式車両の走行装置の側面図であ
る。
【図13】従来の装軌式車両の走行装置の下転輪の正面
図である。
【符号の説明】
1 トラックフレーム 2 アイドラ 3 スプロケット 4 下転輪 4a 下転輪 4b 下転輪 4c 下転輪 5 履帯 13 シャフト 25 弾性連結体 26 下転輪ユニット 27 弾性支持部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイドラ、下転輪及びスプロケットの周
    囲に履帯を巻装した装軌式車両の走行装置において、 上記下転輪の軸心が、走行方向と交差する方向に上下揺
    動可能であることを特徴とする装軌式車両の走行装置。
  2. 【請求項2】 上記下転輪をトラックフレームに上下揺
    動可能に支持するアームを弾性支持部材とすることを特
    徴とする請求項1の装軌式車両の走行装置。
  3. 【請求項3】 第1の下転輪と第2の下転輪とを走行方
    向に沿って配設した下転輪ユニットにおいて、第1の下
    転輪と第2の下転輪とを連結体を介して連結すると共
    に、この連結体を弾性支持部材を介してトラックフレー
    ムに上下揺動可能に支持したことを特徴とする請求項1
    又は請求項2の装軌式車両の走行装置。
  4. 【請求項4】 第1の下転輪と第2の下転輪とを走行方
    向に沿って弾性連結体を介して連結すると共に、この弾
    性連結体を弾性支持部材を介してトラックフレームに支
    持させて、上記各下転輪の軸心が、走行方向と交差する
    方向に上下揺動可能としたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2の装軌式車両の走行装置。
  5. 【請求項5】 上記弾性支持部材を矩形状の板ばねから
    構成して、その一辺側をトラックフレームに取付けると
    共に、この一辺と相対向する他辺側のコーナ部に、上記
    第1の下転輪を支持させ、さらに、この第1の下転輪と
    上記第2の下転輪とを、短冊状の板ばねからなる一対の
    弾性連結体にてそれぞれ連結したことを特徴とする請求
    項2〜請求項4のいずれかの装軌式車両の走行装置。
  6. 【請求項6】 左右一対の履帯を有し、各履帯にて第1
    の下転輪と第2の下転輪とを有する複数の下転輪ユニッ
    トをそれぞれ巻装し、かつ各下転輪の軸心が、走行方向
    と交差する方向に上下揺動可能であることを特徴とする
    請求項1〜請求項5のいずれかの装軌式車両の走行装
    置。
  7. 【請求項7】 装軌式車両の走行装置のトラックフレー
    ムの下部に設けられる下転輪であって、その軸心が、走
    行方向と交差する方向に上下揺動可能であることを特徴
    とする下転輪。
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