JP2003252212A - 車両のステアリング装置 - Google Patents

車両のステアリング装置

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JP2003252212A JP2002094636A JP2002094636A JP2003252212A JP 2003252212 A JP2003252212 A JP 2003252212A JP 2002094636 A JP2002094636 A JP 2002094636A JP 2002094636 A JP2002094636 A JP 2002094636A JP 2003252212 A JP2003252212 A JP 2003252212A
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丈博 猿渡
Atsuya Miyata
敦哉 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両のステアリング装置の部品点数、組み立て
工数を低減してコスト削減を図る。 【解決手段】操舵により回転するピニオンに噛み合うラ
ック4と一体のスクリューシャフト11にねじ合わされる
回転筒13と同行回転する従動ギヤ21に噛み合う駆動ギヤ
22をモータ27が駆動する。駆動ギヤ22を回転可能に支持
するギヤハウジング26は、回転筒13の一端側を支持する
第1ハウジング31と他端側を支持する第2ハウジング32
の中の一方と一体的に成形される。回転筒13の第1ハウ
ジング31と第2ハウジング32の中の一方に対する径方向
相対変位許容量は他方に対する径方向相対変位許容量よ
りも大きくされ、両ハウジング31、32の相対位置はスク
リューシャフト11の径方向に変更可能とされ、その相対
位置の変更により両ギヤ21、22との間のバックラッシュ
が調節される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラックに一体化さ
れるスクリューシャフトにねじ合わされる回転筒をモー
タによりギヤを介して回転駆動することでラックを移動
させる力を発生し、そのラックの動きを車輪に伝達する
ことで舵角を変化させるステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】図10に
示す従来の電動パワーステアリング装置100は、操舵
により回転するピニオンに噛み合うラック101に一体
化されるスクリューシャフト102と、そのスクリュー
シャフト102にボール103を介してねじ合わされる
ボールナット104と、そのボールナット104に同行
回転するように一体化される従動ベベルギヤ105と、
その従動ベベルギヤ105に噛み合う駆動ベベルギヤ1
06を駆動する操舵補助力発生用モータ107と、その
ボールナット104と従動ベベルギヤ105ルギヤとを
回転可能に支持するラックハウジング108と、その駆
動ベベルギヤ106を回転可能に支持するギヤハウジン
グ109とを備える。そのラック101の動きが車輪に
伝達されることで舵角が変化する。
【0003】上記のような電動パワーステアリング装置
100においては、駆動ベベルギヤ106と従動ベベル
ギヤ105との間のバックラッシュは加工公差や組み立
て公差に起因して変動する。そのバックラッシュが大き
くなると音の発生や操舵フィーリングの低下が問題にな
ることから、バックラッシュの調節が必要になる。
【0004】従来、そのラックハウジング108は、ラ
ック101の一端側を覆う第1ハウジング108aと、
ラック101の他端側を覆う第2ハウジング108bと
を連結することで構成されていた。また、そのギヤハウ
ジング109は、第2ハウジング108bに一体化され
る第1ギヤハウジング109aと、その第1ギヤハウジ
ング109aの内周面109a′に嵌め合わされる外周
面109b′を有する第2ギヤハウジング109bとを
ボルト111により連結することで構成していた。その
第2ギヤハウジング109bにより、モータ107が支
持されると共に駆動ベベルギヤ106が軸受け110を
介して支持される。その第1ギヤハウジング109aの
内周面109a′と第2ギヤハウジング109bの外周
面109b′とは、駆動ベベルギヤ106の回転軸に対
して偏心する中心軸を有する円筒面とされ、第2ギヤハ
ウジング109bにおけるボルト111の通孔の内径は
ボルト111の外径よりも大きくされている。これによ
り、その第1ギヤハウジング109aに対して第2ギヤ
ハウジング109bを回転させることで、駆動ベベルギ
ヤ106をギヤハウジング109に対して径方向に移動
させ、駆動ベベルギヤ106と従動ベベルギヤ105と
の間のバックラッシュを調節していた。
【0005】上記従来の構成では、ギヤハウジング10
9を第1ギヤハウジング109aと第2ギヤハウジング
109bとから構成するため、部品点数、組み立て工数
が多くなり、製造コストが増大するという問題がある。
【0006】上記のような電動パワーステアリング装置
100においては、路面側から車輪に作用する負荷によ
ってラック101の振動と撓みが生じる。そのような振
動を吸収するため、そのラック101をピニオンとの噛
み合い位置において支持するラック支持部材(図示省
略)と上記ボール103との間の位置(図7においてボ
ール103の右方の位置)において、振動減衰性の大き
な材質からなる軸受けによりラック101を支持するこ
とが提案されている(特許第2966818号)。
【0007】しかし、振動減衰性の大きな材質からなる
軸受けにより振動を減衰することはできても、ラック1
01の撓みを十分に低減することはできなかった。その
ラック101の撓みの増大はスクリューシャフト102
の撓みの増大であることから、スクリューシャフト10
2とボール103との間およびボールナット104とボ
ール103との間の摩擦が大きくなり、モータ107の
出力のラック101への伝達効率が10%以上低下する
こともあり、エネルギーの有効利用を図ることができ
ず、操舵フィーリングが低下するという問題があった。
【0008】また、モータ107と車体内の他部品との
干渉防止等のレイアウト上の必要性から、スクリューシ
ャフト102をラック101の端部近傍に配置すること
が要望されていた。しかし、スクリューシャフト102
をラック101の端部近傍に配置すると、スクリューシ
ャフト102とラック支持部材との距離が大きくなるた
めラック101の撓みがより大きくなる。そのようなス
クリューシャフト102が設けられていないラックを用
いたラックピニオン式ステアリング装置においては、ラ
ックの端部近傍をブッシュにより支持することでラック
の撓みを防止している。しかし、ブッシュにより支持さ
れるラック101の端部近傍にスクリューシャフト10
2を設けた場合、ブッシュはスクリューシャフト102
における軌道溝102aの開口縁と接触することになり
磨耗し易くなる。そのため、スクリューシャフトのがた
つきにより伝達効率が低下する。
【0009】本発明は、上記課題を解決することのでき
る車両のステアリング装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の車両のステアリ
ング装置は、操舵により回転するピニオンと、そのピニ
オンに噛み合うラックと、そのラックに一体化されるス
クリューシャフトと、そのスクリューシャフトに転動体
を介してねじ合わされる回転筒と、その回転筒に同行回
転するように一体化される従動ギヤと、その従動ギヤに
噛み合う駆動ギヤと、その駆動ギヤを駆動するモータ
と、その回転筒を回転可能に支持するラックハウジング
と、その駆動ギヤを回転可能に支持するギヤハウジング
とを備える。そのラックハウジングは、回転筒の一端側
を支持する第1ハウジングと他端側を支持する第2ハウ
ジングとを連結することで構成され、そのギヤハウジン
グは、その第1ハウジングと第2ハウジングの中の一方
と一体的に成形され、そのラックの動きが車輪に伝達さ
れることで舵角が変化する。その回転筒の第1ハウジン
グと第2ハウジングの中の一方に対する径方向相対変位
許容量は他方に対する径方向相対変位許容量よりも大き
くされ、その第1ハウジングと第2ハウジングとの相対
位置は、そのスクリューシャフトの径方向に変更可能と
され、その第1ハウジングと第2ハウジングとの相対位
置の変更により、その駆動ギヤと従動ギヤとの間のバッ
クラッシュが調節される。本発明の構成によれば、ラッ
クハウジングを構成する第1ハウジングと第2ハウジン
グとの相対位置を変更するだけで、駆動ギヤと従動ギヤ
との間のバックラッシュを調節できる。
【0011】その回転筒は、そのスクリューシャフトの
径方向に弾性変形可能な弾性部材を介して、その第1ハ
ウジングと第2ハウジングの中の一方により支持されて
いるのが好ましい。これにより、駆動ギヤと従動ギヤと
の間のバックラッシュ調節のために第1ハウジングと第
2ハウジングとの相対位置を変更する際に、ラックハウ
ジングとラックとの径方向相対位置の変動を、その弾性
部材の弾性変形により吸収できる。よって、回転筒と従
動ギヤのラックハウジングに対するガタをなくせる。ま
た、路面から車輪を介して作用する負荷によるラックの
振動を減衰できる。
【0012】そのスクリューシャフトの移動範囲に配置
されると共に、そのスクリューシャフトの外周を支持可
能な支持体と、そのラックをピニオンとの噛み合い位置
において支持するラック支持部材とを備え、その支持体
とラック支持部材との間に前記転動体の全体が配置さ
れ、前記ラックに路面側から作用する負荷を、その支持
体とラック支持部材とにより受けるのが好ましい。これ
により路面側から車輪を介してラックに作用する負荷
を、ラックを支持する支持体とラック支持部材とにより
受けるので、その支持体とラック支持部材との間におい
てラックが撓むのを防止できる。その支持体とラック支
持部材との間に転動体の全体が配置されるので、スクリ
ューシャフトの撓みを低減し、転動体とスクリューシャ
フトとの間および転動体と回転筒との間の摩擦の増大を
阻止できる。また、その支持体はスクリューシャフトの
移動範囲に配置され、そのスクリューシャフトの外周を
支持可能であるので、スクリューシャフトを転動体の全
体よりもラック支持部材から離れたラックの端部近傍に
配置できる。これにより、ステアリング装置を構成する
モータのレイアウトの自由度を向上できる。その支持体
としてはブッシュや軸受けを用いることができる。
【0013】前記支持体は前記ラックハウジングにより
支持されてもよい。これにより、スクリューシャフトの
ラック支持部材からの距離がより大きくなっても、支持
体によりスクリューシャフトの外周を支持し、スクリュ
ーシャフトの撓みを低減できる。
【0014】前記支持体は前記回転筒により支持されて
もよい。これにより、支持体はスクリューシャフトに対
して相対回転するので、偏って磨耗するのが防止され、
また、スクリューシャフトの軌道溝の開口縁との接触に
よる偏磨耗も抑制され、長寿命化を図れる。この場合、
その支持体として転がり軸受が用いられるのが好まし
い。転がり軸受を用いることでスクリューシャフトと回
転筒とが円滑に相対回転し、伝達効率を向上することが
できる。
【0015】前記スクリューシャフトの外周における軌
道溝の開口縁は面取り部とされているのが好ましい。こ
れにより、その軌道溝の開口縁との接触による支持体の
磨耗を抑制し、スクリューシャフトのがたつきによる伝
達効率低下を防止できる。その面取り部は凸曲面でも平
坦面でもよい。
【0016】前記スクリューシャフトの外周における軌
道溝のスクリューシャフト軸方向における寸法は、その
軌道溝の間の部分のスクリューシャフト軸方向における
寸法よりも小さくされているのが好ましい。これによ
り、支持体の内周面にスクリューシャフトの外周面から
作用する面圧を低減し、支持体の磨耗を抑制し、スクリ
ューシャフトのがたつきによる伝達効率低下を防止でき
る。
【0017】なお、駆動ギヤと従動ギヤとの間のバック
ラッシュ調節のための構成が必須でなく、路面反力によ
るラックの撓みを防止する構成のみが必要である場合、
車両のステアリング装置は次のような構成とすることが
できる。すなわち、操舵により回転するピニオンと、そ
のピニオンに噛み合うラックと、そのラックに一体化さ
れるスクリューシャフトと、そのスクリューシャフトに
転動体を介してねじ合わされる回転筒と、その回転筒を
駆動するモータと、その回転筒を回転可能に支持するラ
ックハウジングと、そのラックをピニオンとの噛み合い
位置において支持するラック支持部材とを備え、そのラ
ックの動きが車輪に伝達されることで舵角が変化する車
両のステアリング装置において、前記スクリューシャフ
トの移動範囲に配置されると共に、そのスクリューシャ
フトの外周を支持可能な支持体が設けられ、その支持体
と前記ラック支持部材との間に前記転動体の全体が配置
され、前記ラックに路面側から作用する負荷を、その支
持体と前記ラック支持部材とにより受ける。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1、図2に示すラックピニオン式
電動パワーステアリング装置1は、入力シャフト2に連
結されるステアリングホイールHの操舵により回転する
ピニオン3と、そのピニオン3に噛み合うラック4とを
備え、そのラック4の両端に車輪(図示省略)が連結さ
れる。そのピニオン3の回転によるラック4の動きが車
輪に伝達されることで舵角が変化する。
【0019】そのピニオン3とラック4を覆うラックハ
ウジング30が設けられる。そのラックハウジング30
内に、ステアリングホイールHの操舵によってピニオン
3に伝達される操舵トルクを検出するトルクセンサ7が
設けられる。そのトルクセンサ7は公知のものを採用で
きる。そのピニオン3との噛み合い位置においてラック
4はラック支持部材9により支持されている。そのラッ
ク支持部材9は、本実施形態では公知の構成を有し、ラ
ックハウジング30にラック4の径方向に移動可能に挿
入され、バネ8によりラック4に押し付けられ、ラック
4における歯と反対側をラック軸方向視で円弧に沿う面
により支持する。
【0020】図3に示すように、そのラック4にスクリ
ューシャフト11が一体化されている。本実施形態で
は、ラック4における中央よりも一端側に近接する領域
がスクリューシャフト11とされている。そのスクリュ
ーシャフト11にボール(転動体)12を介してボール
ナット(回転筒)13がねじ合わされている。
【0021】そのボールナット13に同行回転するよう
に従動ギヤ21が一体化されている。本実施形態では、
その従動ギヤ21はベベルギヤとされ、ボールナット1
3の外周に嵌め合わされ、ボールナット13の外周の段
差とボールナット13にねじ合わされるナット14とに
より挟み込まれることでボールナット13に一体化され
ている。
【0022】その従動ギヤ21に噛み合う駆動ギヤ22
が駆動シャフト23に一体的に設けられている。その駆
動ギヤ22は、駆動シャフト23を支持するボールベア
リング24、25を介してギヤハウジング26により回
転可能により支持されている。その駆動ギヤ22を駆動
する操舵補助力発生用モータ27がギヤハウジング26
に取り付けられ、そのモータ27の出力シャフトは駆動
シャフト23にカップリング27aを介して連結され
る。
【0023】上記トルクセンサ7とモータ27に接続さ
れる車載制御装置(図示省略)が、そのトルクセンサ7
により検出される操舵トルクに応じてモータ27を駆動
する。これにより、モータ27の出力は駆動ギヤ22、
従動ギヤ21を介してボールナット13に伝達され、ボ
ールナット13の回転力がボール12、スクリューシャ
フト11を介してラック4に操舵補助力として伝達され
る。なお、そのモータ27の制御方法は特に限定される
ものではなく、例えば車速等の操舵トルク以外の変量に
応じて操舵補助力を変化させるようにしてもよい。
【0024】そのボールナット13はラックハウジング
30により回転可能に支持されている。そのラックハウ
ジング30は、ボールナット13の一端側を支持する第
1ハウジング31と他端側を支持する第2ハウジング3
2とを連結することで構成され、車体に取り付けられ
る。その第2ハウジング32と上記ギヤハウジング26
とが一体的に成形されている。本実施形態では、ボール
ナット13の一端は第1ハウジング31の内周31aに
より第1ボールベアリング33を介して支持され、ボー
ルナット13の他端は第2ハウジング32の内周32a
により第2ボールベアリング34を介して支持されてい
る。
【0025】その第1ボールベアリング33の内輪はボ
ールナット13と一体化される。その第1ボールベアリ
ング33の外輪は、軸方向に並列する2部材33a、3
3bにより構成され、第1ハウジング31の内周にねじ
合わされる環状のネジ部材37と第1ハウジング31の
内周段差との間に挟まれる。これにより、従動ギヤ21
はボールナット13を介してラックハウジング30によ
り回転可能に支持されることになる。
【0026】その第2ボールベアリング34の外周と第
2ハウジング32の内周との間にゴム等の環状の弾性部
材36が配置されている。これによりボールナット13
は、スクリューシャフト11の径方向に弾性変形可能な
弾性部材36を介して第2ハウジング32により支持さ
れている。その弾性部材36の弾性変形量は例えば0.
1〜0.2mm程度とされ、駆動ギヤ22と従動ギヤ2
1との間のバックラッシュ調節量よりも大きくされるの
が好ましい。
【0027】その第1ハウジング31と第2ハウジング
32との相対位置は、スクリューシャフト11の径方向
に変更可能とされている。本実施形態では、図3、図4
に示すように、第1ハウジング31の内周31a、外周
31b、第2ハウジング32の内周32aは円筒面に沿
う部分を有する。その第1ハウジング31の内周31a
に上記ボールベアリング33の外輪33a、33bが微
小な隙間を介してインロー嵌合される。その第1ハウジ
ング31の外周31bに第2ハウジング32の内周32
aが周方向に相対回転可能に微小な隙間を介してインロ
ー嵌合される。上記のようにボールナット13は弾性部
材36を介して第2ハウジング32により支持されてい
るので、ボールナット13の第2ハウジング32に対す
る径方向相対変位許容量は第1ハウジング31に対する
径方向相対変位許容量よりも大きくされている。その第
1ハウジング31の内周31aが沿う円筒面の軸心Oa
と、その第1ハウジング31の外周31bと第2ハウジ
ング32の内周32aとが沿う円筒面の軸心Obとは図
4においてEだけ偏心する。これにより、第1ハウジン
グ31の外周31bと第2ハウジング32の内周32a
とが周方向に相対回転することで、第1ハウジング31
と第2ハウジング32との相対位置はスクリューシャフ
ト11の径方向に変化する。その第1ハウジング31と
第2ハウジング32との相対位置の変化により、例えば
図4において従動ギヤ21が駆動ギヤ22に対して一点
鎖線で示す位置から二点鎖線で示す位置に図中δだけ相
対変位し、これにより駆動ギヤ22と従動ギヤ21との
間のバックラッシュが調節される。
【0028】その第1ハウジング31と第2ハウジング
32とを連結するため、第1ハウジング31における第
2ハウジング32の端面との対向壁に形成されるボルト
通孔31cに挿通されるボルト35が、その第2ハウジ
ング32の端面において開口するネジ孔32cにねじ合
わされる。そのボルト通孔31cは、第1ハウジング3
1の外周31bが沿う円筒面の周方向を長径方向とする
長孔とされ、両ハウジング31、32が相対回転可能な
ようにその長径方向にボルト35に対して相対移動可能
とされている。
【0029】そのスクリューシャフト11の移動範囲
に、そのスクリューシャフト11の外周を支持可能な支
持体が設けられている。本実施形態では、その支持体は
円筒状のブッシュ40とされ、第1ハウジング31の内
周に嵌め合わされることでラックハウジング30により
支持される。そのブッシュ40は、例えば鋼板の表面を
ポリ四フッ化エチレンや銅化合物等によりコーティング
することで形成され、割りを有するものとされる。この
ブッシュ40の内周によりスクリューシャフト11の外
周が支持される。本実施形態では、車両の直進状態にお
いてブッシュ40はスクリューシャフト11の一端とラ
ック4との境界領域近傍に配置される。なお、ブッシュ
40はスクリューシャフト11を常に支持する位置に配
置されてもよいし、左右一方への操舵時のみ支持する位
置に配置されてもよい。そのブッシュ40とラック支持
部材9との間に上記ボール12の全体が配置される。こ
れにより、ラック4に路面側から車輪を介して作用する
負荷をブッシュ40とラック支持部材9とにより受け、
スクリューシャフト11の撓みを抑制可能である。その
ブッシュ40の内径とスクリューシャフト11の外径と
の差は例えば0.05mm程度とされる。
【0030】図5に示すように、スクリューシャフト1
1における螺旋状の軌道溝11aの開口縁との接触によ
るブッシュ40の磨耗を抑制するため、その軌道溝11
aの開口縁は面取り部11a′とされている。本実施形
態では、その面取り部11a′は平坦面とされている。
スクリューシャフト11の軸方向に対して面取り部11
a′がなす角度αは30°以下であるのが好ましい。
【0031】上記構成によれば、第1ハウジング31と
第2ハウジング32との相対位置を変更するだけで、駆
動ギヤ22と従動ギヤ21との間のバックラッシュを調
節できる。また、そのバックラッシュ調節の際に駆動ギ
ヤ22は従動ギヤ21に対して回転径方向に移動するの
で、ベベルギヤである駆動ギヤ22と従動ギヤ21の両
回転軸がなす角度を小さくしても噛み合い位置を適正位
置に維持でき、スペースの制限された車体内での操舵装
置のレイアウトを行う上で好ましい。その第1ハウジン
グ31と第2ハウジング32との相対位置を変更する際
に、ラックハウジング30とラック4との径方向相対位
置の変動を、弾性部材36の弾性変形により吸収できる
ので、ボールナット13と従動ギヤ21のラックハウジ
ング30に対するガタをなくせる。また、その弾性部材
36により、路面から車輪に作用する反力によるラック
4の振動を減衰できる。
【0032】さらに上記構成によれば、路面側から車輪
を介してラック4に作用する負荷を、ラック4を支持す
るブッシュ40とラック支持部材9とにより受けるの
で、そのブッシュ40とラック支持部材9との間におい
てラック4が撓むのを防止できる。そのブッシュ40と
ラック支持部材9との間にボール12の全体が配置され
るので、スクリューシャフト11の撓みを低減し、ボー
ル12とスクリューシャフト11との間およびボール1
2とボールナット13との間の摩擦の増大を阻止でき
る。また、そのブッシュ40はスクリューシャフト11
の移動範囲に配置され、そのスクリューシャフト11の
外周を支持可能であるので、スクリューシャフト11を
ボール12の全体よりもラック支持部材9から離れたラ
ック4の端部近傍に配置できる。これにより、ステアリ
ング装置1を構成するモータ27のレイアウトの自由度
を向上できる。そのブッシュ40をラックハウジング3
0により支持することで、スクリューシャフト11のラ
ック支持部材9からの距離がより大きくなっても、ブッ
シュ40によりスクリューシャフト11の外周を支持
し、スクリューシャフト11の撓みを低減できる。さら
に、スクリューシャフト11の外周における軌道溝11
aの開口縁は面取り部11a′とされているので、その
開口縁との接触によるブッシュ40の磨耗を抑制し、ス
クリューシャフト11のがたつきによる伝達効率低下を
防止できる。
【0033】図6は本発明の第1変形例を示し、第1ハ
ウジング31と第2ハウジング32の相対位置を上記実
施形態とは異なる構成により変更する。すなわち、第1
ハウジング31の外周31bは円筒面に沿い、第2ハウ
ジング32の内周32a′は端面視長円形の筒体外周面
に沿う。その第1ハウジング31の外周31bが沿う円
筒面の端面の径と、第2ハウジング32の内周32a′
が沿う筒体の端面の長円の短径との差は微小とされる。
その長円の長径方向は駆動ギヤ22の回転軸22Oと従
動ギヤ21の回転軸21Oとを含む面に沿う。その第1
ハウジング31の外周31bに第2ハウジング32の内
周32a′が相対移動可能に嵌め合わされる。これによ
り、その第1ハウジング31と第2ハウジング32の相
対移動方向は、スクリューシャフト11の径方向であっ
て、駆動ギヤ22の回転軸22Oと従動ギヤ21の回転
軸21Oとを含む面に沿う。その相対移動による第1ハ
ウジング31と第2ハウジング32との相対位置の変化
により、例えば図6において従動ギヤ21が駆動ギヤ2
2に対して一点鎖線で示す位置から二点鎖線で示す位置
との間で相対変位し、これにより駆動ギヤ22と従動ギ
ヤ21との間のバックラッシュが調節される。また、第
1ハウジング31と第2ハウジング32とを連結するた
め、第1ハウジング31における第2ハウジング32の
端面との対向壁に形成されるボルト通孔31c′に挿通
されるボルト35が、その第2ハウジング32の端面に
おいて開口するネジ孔32cにねじ合わされる。そのボ
ルト通孔31c′は、両ハウジング31、32の相対移
動方向を長径方向とする長孔とされ、両ハウジング3
1、32が相対移動可能なようにその長径方向にボルト
35に対して相対移動可能とされている。他は上記実施
形態と同様とされる。
【0034】図7は本発明の第2変形例を示し、上記実
施形態との相違はブッシュ40がボールナット13の内
周に取り付けられている点にある。他は上記実施形態と
同様とされる。これにより、ブッシュ40はスクリュー
シャフト11に対して相対回転するので、偏って磨耗す
るのが防止され、また、スクリューシャフト11のボー
ル用軌道溝11aの開口縁との接触による偏磨耗も抑制
され、長寿命化を図れる。
【0035】図8は本発明の第3変形例を示す。上記実
施形態および各変形例との相違は、スクリューシャフト
11の外周における軌道溝11aの開口縁の面取り部1
1a′が凸曲面とされ、また、その軌道溝11aのスク
リューシャフト軸方向における寸法L1が、その軌道溝
11aの間の部分のスクリューシャフト軸方向における
寸法L2よりも小さくされている点にある。なお、軌道
溝11aの開口縁に面取り部11a′が形成される場合
には、図において破線で示すように面取り部11a′が
形成されなかったものとして寸法L1、L2を測定す
る。これにより、ブッシュ40の内周面にスクリューシ
ャフト11の外周面から作用する面圧を低減し、ブッシ
ュ40の磨耗を抑制し、スクリューシャフト11のがた
つきによる伝達効率低下を防止できる。他は上記実施形
態と同様で同様部分は同一符号で示される。
【0036】図9は本発明の第4変形例を示す。上記実
施形態および各変形例との相違は、支持体としてブッシ
ュ40に代えて転がり軸受であるニードルベアリング2
40が用いられている。また、ボール12とボールナッ
ト13に代えて、スクリューシャフト11の軸方向に並
列する複数(本実施形態では4つ)のボールベアリング
212と、それらボールベアリング212を覆う筒体2
13が用いられている。その筒体213は第1、第2部
材213a、213bをネジ213cを介して連結する
ことで構成されている。従動ギヤ21は筒体213の第
1部材213aの外周に嵌め合わされ、第1部材213
aの外周の段差と第2部材213bとにより挟み込まれ
ることで筒体213に一体化されている。そのニードル
ベアリング240は筒体213の内周に嵌め合わされる
ことで筒体213により支持されている。各ボールベア
リング212を構成するボール212aが本発明の転動
体とされ、そのボール212aを介して筒体213はス
クリューシャフト11にねじ合わされている。すなわ
ち、各ボールベアリング212を構成する外輪212b
は筒体213に同行回転するように一体化されている。
各ボールベアリング212の内輪212cの内周にスク
リューシャフト11における螺旋状の軌道溝11aに当
接可能な環状突部212c′が形成されている。各ボー
ルベアリング212の回転軸はスクリューシャフト11
の軸心に対して軌道溝11aのリード角と等しい角度だ
け傾斜するものとされ、その傾斜方向は中央側の2つの
ボールベアリング212と両端側の2つのボールベアリ
ング212とで互いに逆とされている。また、各ボール
ベアリング212の回転中心はスクリューシャフト11
の軸心に対して偏心する。各ボールベアリング212は
環状突部212c′を介して軌道溝11aの内面に一位
置において接するものとされ、中央側の2つのボールベ
アリング212の当接位置と両端側の2つのボールベア
リング212の当接位置とは回転周方向において互いか
ら180°離れている。これにより、筒体213がモー
タ27により回転駆動されることで、ボールベアリング
212を介してスクリューシャフト11に軸方向力が作
用する。このようなボールベアリングを利用したラック
の送り機構は、例えば特開2000−352450号公
報に開示されたような公知のものを用いることができ
る。この第4変形例によれば、ニードルベアリング24
0はスクリューシャフト11に対して相対回転するので
偏って磨耗するのが防止され、また、スクリューシャフ
ト11の軌道溝11aの開口縁との接触による磨耗も抑
制され、長寿命化を図れる。さらに、支持体として転が
り軸受であるニードルベアリング240を用いることで
スクリューシャフト11と筒体213とが円滑に相対回
転し、伝達効率を向上することができる。他は上記実施
形態と同様で同様部分は同一符号で示される。
【0037】本発明は上記実施形態や変形例に限定され
ない。例えば、弾性部材36をなくし、ボールベアリン
グ34の外周と第2ハウジング32の内周との間に、駆
動ギヤ22と従動ギヤ21との間のバックラッシュ調節
量に対応する隙間を設けてもよく、この場合、その隙間
はボールベアリング34の外径と第2ハウジング32の
内径との差が例えば0.1〜0.2mm程度となるよう
に定める。また、駆動ギヤ22と従動ギヤ21の種類は
特にベベルギヤに限定されない。また、実施形態や第1
〜第3変形例においてブッシュ40に代えて転がり軸受
けを用い、第4変形例においてニードルベアリング24
0に代えてブッシュを用い、実施形態や第1、第3変形
例においてブッシュ40をボールナット13により支持
し、第2変形例においてブッシュ40をラックハウジン
グ30により支持し、第4実施形態においてニードルベ
アリング240をラックハウジング30により支持して
もよい。さらに、本発明を適用するステアリング装置は
パワーステアリング装置に限定されず、例えば車両を路
面の誘導標識に沿って無人運転するためにモータ出力の
みでラックを駆動する自動操舵装置や、車輪に機械的に
連結されていないステアリングホイールの操舵に応じて
駆動されるモータの出力のみでラックを駆動するステア
バイワイヤシステムを採用した操舵装置にも適用でき
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ラックに一体化される
スクリューシャフトにねじ合わされる回転筒を、モータ
によりギヤを介して回転駆動することでラックに軸方向
力を付与し、そのラックの動きが車輪に伝達されること
で舵角が変化する車両のステアリング装置において、そ
のギヤのバックラッシュ調節のための部品点数、組み立
て工数を低減し、コスト削減を図り、音の発生や操舵フ
ィーリングの低下を防止でき、さらに操舵補助力発生用
モータの出力のラックへの伝達効率低下を防止できるス
テアリング装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置の正面図
【図2】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置の縦断面図
【図3】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置の要部の断面図
【図4】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置における第1ハウジングと第2ハウジングの作用説明
【図5】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置における部分拡大図
【図6】本発明の第1変形例の電動パワーステアリング
装置における第1ハウジングと第2ハウジングの作用説
明用図
【図7】本発明の第2変形例の電動パワーステアリング
装置の要部の断面図
【図8】本発明の第3変形例の電動パワーステアリング
装置における部分拡大図
【図9】本発明の第4変形例の電動パワーステアリング
装置における部分拡大図
【図10】従来の電動パワーステアリング装置の部分断
面図
【符号の説明】
3 ピニオン 4 ラック 9 ラック支持部材 11 スクリューシャフト 12 ボール(転動体) 13 ボールナット(回転筒) 21 従動ギヤ 22 駆動ギヤ 26 ギヤハウジング 27 操舵補助力発生用モータ 30 ラックハウジング 31 第1ハウジング 32 第2ハウジング 36 弾性部材 40 ブッシュ(支持体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 敦哉 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 3D033 CA04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵により回転するピニオンと、そのピニ
    オンに噛み合うラックと、そのラックに一体化されるス
    クリューシャフトと、そのスクリューシャフトに転動体
    を介してねじ合わされる回転筒と、その回転筒に同行回
    転するように一体化される従動ギヤと、その従動ギヤに
    噛み合う駆動ギヤと、その駆動ギヤを駆動するモータ
    と、その回転筒を回転可能に支持するラックハウジング
    と、その駆動ギヤを回転可能に支持するギヤハウジング
    とを備え、そのラックハウジングは、回転筒の一端側を
    支持する第1ハウジングと他端側を支持する第2ハウジ
    ングとを連結することで構成され、そのギヤハウジング
    は、その第1ハウジングと第2ハウジングの中の一方と
    一体的に成形され、そのラックの動きが車輪に伝達され
    ることで舵角が変化する車両のステアリング装置であっ
    て、その回転筒の第1ハウジングと第2ハウジングの中
    の一方に対する径方向相対変位許容量は他方に対する径
    方向相対変位許容量よりも大きくされ、その第1ハウジ
    ングと第2ハウジングとの相対位置は、そのスクリュー
    シャフトの径方向に変更可能とされ、その第1ハウジン
    グと第2ハウジングとの相対位置の変更により、その駆
    動ギヤと従動ギヤとの間のバックラッシュが調節される
    ことを特徴とする車両のステアリング装置。
  2. 【請求項2】その回転筒は、そのスクリューシャフトの
    径方向に弾性変形可能な弾性部材を介して、その第1ハ
    ウジングと第2ハウジングの中の一方により支持されて
    いる請求項1に記載の車両のステアリング装置。
  3. 【請求項3】そのスクリューシャフトの移動範囲に配置
    されると共に、そのスクリューシャフトの外周を支持可
    能な支持体と、そのラックをピニオンとの噛み合い位置
    において支持するラック支持部材とを備え、その支持体
    とラック支持部材との間に前記転動体の全体が配置さ
    れ、前記ラックに路面側から作用する負荷を、その支持
    体とラック支持部材とにより受ける請求項1または2に
    記載の車両のステアリング装置。
  4. 【請求項4】前記支持体は前記ラックハウジングにより
    支持される請求項3に記載の車両のステアリング装置。
  5. 【請求項5】前記支持体は前記回転筒により支持される
    請求項3に記載の車両のステアリング装置。
  6. 【請求項6】前記支持体として転がり軸受が用いられる
    請求項5に記載の車両のステアリング装置。
  7. 【請求項7】前記スクリューシャフトの外周における螺
    旋状の軌道溝の開口縁は面取り部とされている請求項3
    〜6の中の何れかに記載の車両のステアリング装置。
  8. 【請求項8】前記スクリューシャフトの外周における軌
    道溝のスクリューシャフト軸方向における寸法は、その
    軌道溝の間の部分のスクリューシャフト軸方向における
    寸法よりも小さくされている請求項3〜7の中の何れか
    に記載の車両のステアリング装置。
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