JP2003251989A - 塗布具 - Google Patents

塗布具

Info

Publication number
JP2003251989A
JP2003251989A JP2002054796A JP2002054796A JP2003251989A JP 2003251989 A JP2003251989 A JP 2003251989A JP 2002054796 A JP2002054796 A JP 2002054796A JP 2002054796 A JP2002054796 A JP 2002054796A JP 2003251989 A JP2003251989 A JP 2003251989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
communication part
applicator
ink storage
crude
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002054796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3849549B2 (ja
Inventor
Norio Yamada
矩生 山田
Ryusuke Ota
隆介 大田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP2002054796A priority Critical patent/JP3849549B2/ja
Publication of JP2003251989A publication Critical patent/JP2003251989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3849549B2 publication Critical patent/JP3849549B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキ漏洩が起こりにくく、速い筆記速度に
も適切なインキ吐出が維持され、実用的に安価に製作で
きるツインタイプの塗布具を提供すること。 【解決手段】 軸筒内の前部と後部に各々前部生インキ
収容部と後部生インキ収容部を配置し、前部生インキ収
容部の前方側に前部インキ連通部を設け、後部生インキ
収容部の後方側に後部インキ連通部を設け、前部生イン
キ収容部と前部インキ連通部とを連通させ、後部インキ
連通部と後部生インキ収容部とを連通させ、前部インキ
連通部の前方に前部塗布体を、後方にインキ吸蔵体を配
置し、後部インキ連通部の後方に後部塗布体を、前方に
前記インキ吸蔵体の後端側が連接するよう配置し、ま
た、前記インキ吸蔵体は、塗布具外部と連通する通気道
と連通しており、かつ、インキ吸蔵体とインキ連通部と
塗布体各々の密度(毛管力)は、インキ吸蔵体<インキ
連通部<塗布体の関係を有する。。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水性・油性の筆記
具用インキ類、アイライナー等の化粧液、塗料や薬剤な
どの塗布液といった液料(以下インキという)の生イン
キ収容部を備え、且つ、軸筒前後両側にペン体を備えた
所謂ツインタイプ塗布具に関するものであって、塗布或
いは筆記に呼応し、インキが自動的にツイン(両側)の
ペン体に吐出制御される機構を備えた塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、軸筒内にインキ収容部を備え、収
容したインキが、筆記又は塗布で使用消耗されるに従っ
て塗布体に順次補給され、連続的に筆記又は塗布ができ
るようにした生インキ自動吐出制御の筆記具が知られて
いる。例えば、実公昭60−69690号公報に、軸内
のインキ収容部と塗布体先端との間のインキ流通経路に
インキ吸蔵体を配置し、筆記に呼応する塗布体の毛管内
インキ移動圧力(毛管浸透圧)によって、インキを流通
させ、連続的に筆記ができる生インキ吐出制御機構が記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記筆記具
の構造は、インキがボタ落ちするのを防止するためイン
キ収容部と塗布体との間にスポンジなどのインキ吸蔵体
を配置し、溢出したインキを吸収するものである。しか
し、この構造においては、自然放置状態でインキ吸蔵体
がインキ収容部内のインキを自然吸収し、インキ吸蔵体
内がインキで充満してしまうことが多く、気温や体温に
よる温度上昇や飛行機内の気圧変化などで、インキ収容
部内の空気が不定常に膨張してインキが溢出する場合
に、インキ吸蔵体がインキを吸収する役目を果たさず、
塗布体などよりボタ落ちしてしまう問題があった。かよ
うにインキ吸蔵体が、自然放置状態でインキ収容部のイ
ンキを自然吸収しインキが充満してしまうため、特に、
筆記具の前後両側にペン体を備えた所謂ツイン型におい
て適切な機能の筆記具を製造し提供しようとする場合に
は、インキ吐出性とボタ落ち性の制御が更に困難で、上
側に向けて保管していた側の塗布体で筆記しようとした
場合、インキ吐出が不充分になったり、下側に向けて保
管していた側の塗布体からは塗布液のボタ落ちが起きや
すいなど、好ましい筆記具が得られない問題があった。
本発明は、筆記具の前後両側に塗布体を備えたツイン型
の筆記具の場合であって、保存中や使用上の諸々の使用
環境条件下でインキ漏洩が起こりにくく、特に、速い筆
記速度にも適切なインキ吐出が維持される品質を備え、
且つ、前記課題を解消して実用的に安価に製作できる塗
布具を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸筒内の前部
と後部に各々前部生インキ収容部と後部生インキ収容部
を配置し、前部生インキ収容部の前方側に前部インキ連
通部を設け、後部生インキ収容部の後方側に後部インキ
連通部を設け、前部生インキ収容部と前部インキ連通部
とを連通させ、後部インキ連通部と後部生インキ収容部
とを連通させ、前部インキ連通部の前方に前部塗布体
を、後方にインキ吸蔵体を配置し、後部インキ連通部の
後方に後部塗布体を、前方に前記インキ吸蔵体の後端側
が連接するよう配置し、また、前記インキ吸蔵体は、塗
布具外部と連通する通気道と連通しており、かつ、イン
キ吸蔵体とインキ連通部と塗布体各々の密度(毛管力)
は、インキ吸蔵体<インキ連通部<塗布体の関係を有す
ることを特徴とする塗布具を要旨とする。
【0005】
【作用】本発明の構造は上述した構造を持つツイン型筆
記具であるがゆえに、インキの漏洩が起こりにくく、ま
た、スムーズな空気交換を得たことによって早い速度で
筆記しても適切な量のインキを吐出でき、インキ吸蔵体
も安価な材質のものを一つ又は二つ装備する簡単な構造
であるので、製作コストも安価なツイン型の筆記具を提
供することができるものである。
【0006】また本発明の構造においては、密度(毛管
力)の大きさが、インキ吸蔵体<インキ連通部内<塗布
体部の関係になるようにしているため、適切なインキ吐
出性とボタ落ち防止の作用で好ましい機能を示す。その
理由は、自然放置状態でインキ収容部内のインキが、イ
ンキ吸蔵体の全体内に自然吸収されて充満することがな
く、インキ吸蔵体内に適切な吸収能力の毛管空隙が存在
する状態に維持されて、インキ収容部内の気体膨張でイ
ンキが溢出するときに、この毛管空隙が、溢出インキを
吸収することができるからである。
【0007】即ち 、インキ連通部に接続しているイン
キ吸蔵体が、インキ収容部のインキを自然吸収する時
は、吸収するインキ分量に見合う外部空気が、インキ連
通部内を介してインキ収容部内に向かって吸入される
(空気交換される)状態にあるから、逆にこのような空
気移動を抑制することによって、インキがインキ吸蔵体
の全体に自然吸収され、充満しないように前述の如き密
度(毛管力)配置にしたものである。即ち、インキ連通
部の密度(毛管力)をインキ吸蔵体の密度(毛管力)よ
り高くしたことで、インキ連通部は、局部的に強い毛管
力が働き、常にインキの液密状態を保つ。このため、毛
管作用が弱いインキ吸蔵体が、インキ収容部内のインキ
を吸収しようとしても、上記液密状態が、インキ収容部
内に吸入される外部空気の移動を抑制しているので、イ
ンキ吸蔵体は、殆どインキが吸収されず、沢山の毛管空
隙(インキ吸収可能なスペース)が残った状態を保って
いる。一方、筆記により塗布体からインキが消耗される
時には、インキ連通部内よりも毛管作用が強い塗布体が
インキを吸収するため、自然放置では外気の吸入(空気
交換)を抑制していた液密状態のインキ連通部は、外気
吸入を止められないので、インキ収容部に外気が吸入さ
れて、連続的に筆記が可能である。
【0008】ここで、インキ収容部内の空気が膨張して
インキ収容部よりインキが強制的に溢出した場合は、溢
出インキは、インキ連通部を介して、塗布体とインキ吸
蔵体の両方向に向かおうとするが、塗布体側は最も密度
が高いためにインキの通過抵抗が大きく流出しにくく、
一方、インキ吸蔵体内にはインキ吸収スペースが沢山あ
り、インキ吸蔵体の側周部が通気間隙により外気道と連
通していて流入するインキによる空気交換(外気への排
出)もスムーズにできるので、インキの移動抵抗が少な
く優先的に供給されて、塗布体からのボタ落ちを防ぐこ
とができる。再びインキ収容部内の空気が膨張状態から
元の状態に収縮復帰する場合、塗布体側は密度が高く毛
管力が強いので、この方向から外部空気がインキ連通部
やインキ収容部内に吸入されるのを阻止しており、従っ
て、インキ吸蔵体内に吸収されたインキがインキ収容部
内に吸い戻されるので、インキ吸蔵体は、再びインキを
吸収可能な毛管空隙が多い状態に回復し、繰り返される
膨張・収縮環境でもインキ漏洩が起きにくいものであ
る。
【0009】筆記具の上部と下部にペン体を備えたツイ
ン型の筆記具においては、上述の本発明の構造原理によ
って、保存中や使用上の諸々の使用環境条件下でインキ
漏洩が起こりにくく、特に、速い筆記速度にも適切なイ
ンキ吐出が維持される品質を備え、且つ、使用部品が実
用的に安価で少ない部品数ですることができるものであ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面を参照し
ながら、詳細に説明する。 実施例1 図1に本発明の実施例を示す。図1は本実施例の縦断面
図である。参照符号4はインキ収容部であり、参照符号
4aを前部インキ収容部、参照符号40aを後部インキ
収容部として、ツインタイプ筆記具における塗布体1の
どちらか一方を前、他方を後としたときに本塗布具の前
後で略対称形状としており、中央部の連結部4fにて両
者を連結固定している。前部インキ収容部4aは、前部
外管4bと前部内管4cとを二重管状に並列配置し、中
央部の連結部4f側を閉じたものであり、後部インキ収
容部40aは、後部外管40bと後部内管40cとを二
重管状に並列配置し、中央部の連結部4f側を閉じたも
のである。前部外管4bと前部内管4cとの間、及び、
後部外管40bと後部内管40cとの間を各々インキ収
納部としてインキを充填している。前部インキ収容部4
aと後部インキ収容部40aとを連結している連結部4
fには、前部内管4c内と前部外管4bの外側とを、及
び、後部内管40cと後部外管40bの外側とを通気で
きるようにする通気道4gを設けており、前後の両内管
内は、相互に連通しているとともに外気にも連通してい
る。前部固定管3は、中心部に大内径部3aと小内径部
3bを設けて段部形としており、この段部形に前部塗布
体1の段部1aを合わせて圧入固定し、この前部固定管
3の後端部には、前部内管4cの前端部と近接した連通
小間隙3dを形成するように前部外管4bの端部内壁に
前部固定管3の後端部外径部を圧入固定している。
【0011】前部固定管3の後端内径部は、前部内管4
cより内径が細く、挿入されたインキ吸蔵体5の端部を
圧縮している。この部分を、前部インキ収容部4a内の
インキを中綿に導く前部インキ連通部5aとしている。
これによって、この前部インキ連通部5aは、後方側の
圧縮していない部分のインキ吸蔵体5よりも密度が高
く、毛管作用が強くなっている。そして、塗布体1の毛
管作用より弱い状態となるように調節することにより、
密度(毛管力)を、インキ吸蔵体<インキ連通部<塗布
体となる関係にしている。また、前部インキ連通部5a
に連接している塗布体1挿入部と反対側(連結部4f
側)の前部内管4c、及び後部内管40cの内壁には、
複数の縦リブ4dを設けてあり、挿入した中綿5の外径
との間に通気間隙4eを形成してあり、この通気間隙4
eは、前記通気道4gに連通し、インキ収容部4及び固
定管3の外側を抜けて塗布体1の周囲から外気に開放し
てある。また、前部インキ収容部4a内のインキは、前
部内管4cの先端部に設けた連通小間隙3dを経て、前
部塗布体1後部と前部インキ連通部5aに誘導されるも
のである。なお、塗布具後部における塗布体、後部固定
管、後部インキ連通部、後部インキ収容部40aの関係
は、上述した塗布具前部における関係と同様なので説明
を省略する。組立完成品は、前部インキ収容部4a、後
部インキ収容部40aに充填されるインキ、及び、中綿
5内に十分なインキ吸収能力が残るような適量のインキ
を充填することが可能であるので、インキ収容部内容量
より多くのインキを充填しておくことができるものとな
っている。
【0012】なお、本実施例においては、前部インキ連
通部5aを、中綿の前部分を圧縮して形成したが、密度
(毛管力)が、インキ吸蔵体<インキ連通部<塗布体の
関係を満たすものであれば、前部インキ連通部として別
部材を用いても良い。
【0013】インキ吸蔵体5は、インキを吸収しやすく
且つ吐き出しやすい、ポリエステル、アクリル、ポリプ
ロピレン、アセテートなどの繊維集束体(中綿)や連続
気泡のスポンジ体などを適宜使えばよい。特に、中綿
は、断面が円形や矩形の一般的な柱状部材を用いること
ができるので、製作費が安価で組立も簡単なものを用い
ることができるので好ましい。
【0014】以下に上述した実施例1記載の塗布具の作
用、機能を示す。まず、筆記により塗布体1のインキが
消耗するとき、塗布体1後部に位置する連通小間隙3d
のインキが吸収されるので、前部インキ収容部4a内部
が減圧状態になり、インキ吸蔵体5に充填したインキが
連通小間隙3dに移動し補給される。この時、インキ吸
蔵体5内のインキは、毛管作用が強い前部インキ連通部
5aに集まるために、前部インキ連通部5aは液密を保
ち、インキのみが連通小間隙3dに移動し、前部インキ
収容部4aに外部空気は吸入されない。筆記によるイン
キ消耗がさらに進むと、予めインキを充填されていたイ
ンキ吸蔵体5内の毛管間隙内のインキは、外気道4gか
ら通気間隙4eを通った外部空気と置き換わり、インキ
吸蔵体5内部はインキを失った空の毛管空隙が増加し、
インキ連通部5aに集まるインキも少なくなる。従っ
て、インキ連通部5aから連通小間隙3dに空気が吸入
されはじめ、連通小間隙3dを介して、インキ収納容部
4a内のインキが、塗布体に移動すると同時に空気交換
が行われるようになっていく。インキ消耗の進行で、こ
のように空の毛管間隙がインキ吸蔵体5内部に増加して
いく過程では、インキ吸蔵体5内に存在する毛管空隙
は、インキ吸蔵体5内部の毛管作用の弱い部分から先に
インキが移動消耗し、だんだんインキが毛管作用の強い
部分に残り、ついには毛管作用が強い前部インキ連通部
5aの毛管力と均衡し、さらに均衡を超えると、前部イ
ンキ連通部5aの毛管内にも、空気が吸入されていく。
【0015】従って、インキ吸蔵体5内の毛管作用と前
部インキ連通部5aの毛管作用の強さが均衡する前の段
階にあるときは、インキ吸蔵体5内の毛管が前部インキ
収容部4a中のインキを吸収することを毛管作用が強い
前部インキ連通部5aが抑制しており、インキ吸蔵体5
内は空の毛管空隙を多く残した状態を保っている。この
ように筆記による塗布体1のインキ消耗によって、イン
キ吸蔵体5内に空の毛管空隙が多い状態を作り出してい
るため、保管中や使用中の温度や気圧の変化によって、
前部インキ収容部4aに吸入された空気が膨張し、内部
のインキが強制的に押し出される状態になった時も、イ
ンキ吸蔵体5内の空の毛管空隙部が、前部インキ連通部
5aからインキを吸収して、塗布体1からインキ漏れが
発生するのを防止することができるのである。再び前部
インキ収容部4a内の空気が収縮する場合、インキ吸蔵
体5が吸収したインキは、前部インキ収容部4a内の減
圧によって吸い戻されること、及びインキ吸蔵体5のイ
ンキは塗布中、真っ先に消耗されるから、再びインキを
吸収する能力を回復し、繰り返される膨張・収縮にもイ
ンキ漏洩が起こりにくいものになっている。
【0016】なお、本実施例1の構造は、二つのインキ
収納容器に対して、一体化した一つのインキ吸蔵体を用
いるように構造を工夫しているから、部品数も少なく安
価に製造することが可能であり、合わせて、一つのイン
キ吸蔵体の両端側に塗布体とインキ収容部を取り付けた
構造であるので、二つのインキ収容部内のインキがイン
キ吸蔵体内で混合して補完しあうことになり、インキ消
費量も安定化するなどの好ましい効果を得ることができ
た。
【0017】この様な作用は、水性タイプのインキは勿
論のこと、沸点が70℃以上のアルコール類、ケトン
類、エステル類、エーテル類、芳香族炭化水素、脂肪族
炭化水素などの溶剤よりなる油性インキにも好適で、塗
布体のインキ吐出消耗に呼応したインキ収容部内への空
気吸入及び塗布体へのインキの移動も適切に行うことが
でき、インキの吐出性とインキ漏洩に対して好ましい筆
記具が得られた。
【0018】実施例2 図2に本発明の実施例を示す。図2は本実施例の縦断面
図である。この実施例は、前記実施例1において、イン
キ吸蔵体として前部中綿5bと後部中綿50bと用い、
2本の中綿の間に中綿しきり6を配置することで2本の
中綿が互いに接触することのない構造とした以外は、実
施例1と同様である。このような構造をとることで、イ
ンキ収容部内の空気が膨張し、中綿の中全体にインキが
しみこむ状態となったときも、前部インキ収容部から吸
収されたインキと後部インキ収容部から吸収されたイン
キが中綿の中で接触・混合される恐れがなくなる。これ
によって、前部側と後部側に異なる色、あるいは特性の
インキを使用することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明により、油性インキを充填しても
保存中や使用上の諸々の使用環境条件下でボタ落ちなど
インキ漏洩をせず、適切なインキ吐出を維持する品質を
備えた実用的に安価に製作できる塗布具が完成できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の縦断面図である。
【図2】 実施例2の縦断面図である。
【符号の説明】 1 塗布体 1a 塗布体段部 2 前軸 3 固定管 3a 固定管大径部 3b 固定管小径部 3c 固定管段部 3d 連通小間隙 4 インキ収容部 4a 前部インキ収容部 4b 前部インキ収容部外管 4c 前部インキ収容部内管 4d 縦リブ 4e 通気間隙 4f 連結部 4g 通気道 40a 後部インキ収納部 40b 後部インキ収納部外管 40c 後部インキ収納部内管 5 中綿 5a 前部インキ連通部 5b 前部中綿 50b 後部中綿

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内の前部と後部に各々前部生インキ
    収容部と後部生インキ収容部を配置し、前部生インキ収
    容部の前方側に前部インキ連通部を設け、後部生インキ
    収容部の後方側に後部インキ連通部を設け、前部生イン
    キ収容部と前部インキ連通部とを連通させ、後部インキ
    連通部と後部生インキ収容部とを連通させ、前部インキ
    連通部の前方に前部塗布体を、後方にインキ吸蔵体を配
    置し、後部インキ連通部の後方に後部塗布体を、前方に
    前記インキ吸蔵体の後端側が連接するよう配置し、ま
    た、前記インキ吸蔵体は、塗布具外部と連通する通気道
    と連通しており、かつ、インキ吸蔵体とインキ連通部と
    塗布体各々の密度(毛管力)は、インキ吸蔵体<インキ
    連通部<塗布体の関係を有することを特徴とする塗布
    具。
  2. 【請求項2】 インキ吸蔵体は、前部インキ吸蔵体及び
    後部インキ吸蔵体とよりなり、これらが非接触であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の塗布具。
JP2002054796A 2002-02-28 2002-02-28 塗布具 Expired - Fee Related JP3849549B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054796A JP3849549B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 塗布具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002054796A JP3849549B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 塗布具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003251989A true JP2003251989A (ja) 2003-09-09
JP3849549B2 JP3849549B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=28665846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002054796A Expired - Fee Related JP3849549B2 (ja) 2002-02-28 2002-02-28 塗布具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3849549B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015102263A1 (ko) * 2013-12-30 2015-07-09 (주)연우 이종 어플리케이터가 구비된 용기
JP2016209318A (ja) * 2015-05-10 2016-12-15 義夫 大山 全方向への使用を可能にした二液を内包する使い捨てのアンプルユニット及びアンプルユニットの使用方法並びにアンプルユニットを用いた超音波振動式ミスト発生装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200475064Y1 (ko) * 2014-07-24 2014-11-07 주식회사 버디전자 아이라이너

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015102263A1 (ko) * 2013-12-30 2015-07-09 (주)연우 이종 어플리케이터가 구비된 용기
KR101560642B1 (ko) 2013-12-30 2015-10-15 (주)연우 이종 어플리케이터가 구비된 용기
JP2016209318A (ja) * 2015-05-10 2016-12-15 義夫 大山 全方向への使用を可能にした二液を内包する使い捨てのアンプルユニット及びアンプルユニットの使用方法並びにアンプルユニットを用いた超音波振動式ミスト発生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3849549B2 (ja) 2006-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3909775B2 (ja) 液体供給装置
WO2003101760A1 (fr) Applicateur
US20060263144A1 (en) Marking instrument
JP6155408B1 (ja) 塗布具
CN102844199A (zh) 涂敷用具
JP5859164B1 (ja) 塗布具
JPH07318377A (ja) 液体インク、特に溶剤ベースのインクを使用する記録器具
CN105848918B (zh) 压力变动缓冲机构以及涂敷具
JP2003251989A (ja) 塗布具
US10611185B2 (en) Liquid ink writing instrument
CN103072402A (zh) 涂敷工具
WO2006007775A1 (en) Marking instrument
JP5849082B2 (ja) 圧力変動緩衝機構及び塗布具
JP5975420B2 (ja) 反転式印判
WO2017026176A1 (ja) 塗布具
JP3931722B2 (ja) 塗布具
JP5975421B2 (ja) 反転式印判
JP5933793B1 (ja) 塗布具
JP4321118B2 (ja) 塗布具
JP6042005B1 (ja) 塗布具及びその製造方法
CN2822982Y (zh) 卡式毛刷笔
KR100543402B1 (ko) 필기구
KR200324336Y1 (ko) 필기구
JPH11138085A (ja) 塗布具
JP2005103863A (ja) 塗布具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees