JP2003251879A - 熱転写印字機における印字ヘッドの移動機構 - Google Patents

熱転写印字機における印字ヘッドの移動機構

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JP2003251879A
JP2003251879A JP2002054826A JP2002054826A JP2003251879A JP 2003251879 A JP2003251879 A JP 2003251879A JP 2002054826 A JP2002054826 A JP 2002054826A JP 2002054826 A JP2002054826 A JP 2002054826A JP 2003251879 A JP2003251879 A JP 2003251879A
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JP
Japan
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print head
cam
platen roller
slide member
thermal transfer
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Application number
JP2002054826A
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English (en)
Inventor
Takahisa Misawa
孝久 三澤
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性を損なわず、しかもプラテンローラ5と
印字ヘッド6との間の間隔を広げたまま印字作業するこ
とを有効に防止する。 【解決手段】 熱転写印字機本体1に固定されたプラテ
ンローラ5に対して印字ヘッド6を押圧又は離反方向に
移動させるスライド部材8と、このスライド部材8をス
ライドさせるカム13を操作レバー16によって独立に
回動操作可能に設け、上記カム13が印字ヘッド6を離
反させる方向に回動したときは、上記操作レバー16の
先端が、開き状態にある熱転写印字機本体1用カバー2
の内側に設けられた凸部4に係合するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写印字機にお
いてインクリボンや被印字材を交換するなどの際にプラ
テンローラに対して印字ヘッドを押圧又は離反させるた
めの印字ヘッドの移動機構に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、配電盤などの電気設備に組み込ま
れた電線の種類や機能を示すために、チューブに文字や
記号を印字し、チューブを電線に取り付けることが行な
われている。また、本やバインダーの背表紙に題名や内
容を表示したテープが貼着されていることが行なわれて
いるが、このテープも表面に文字等を印字したものであ
る。
【0003】いずれの場合も、印字は熱転写印字機によ
って行なわれているものであるが、熱転写印字機は、チ
ューブやテープなどの被印字材をプラテンローラとイン
クリボンを内側に配した印字ヘッドとの間に挟んで加圧
し、印字ヘッドを加熱してインクリボンのインクを溶か
し、文字や記号をチューブやテープに熱転写するもので
ある。
【0004】ところで、インクリボンや被印字材は消耗
品であるから、使用済みのものは取り外し、新しいもの
と交換しなければならないのであるが、交換するとき
は、プラテンローラと印字ヘッドとの間の間隔を広げて
インクリボンを外し、新しいインクリボンを空いた空間
から印字ヘッドの内側(印字面内側)にゆるみなく張
り、その後被印字材を上記空間内にセットして再びプラ
テンローラと印字ヘッドとを近接させて両者の間に被印
字材を挟むようにする。被印字材を交換する場合も同様
である。
【0005】このように、消耗品の交換時にはプラテン
ローラと印字ヘッドとの間隔を大きくしたり小さくした
りしなければならないのであるが、その場合、固定した
印字ヘッドに対してプラテンローラを押圧離反できるよ
うに構成した方式のものと、固定したプラテンローラに
印字ヘッドを押圧離反できるように構成した方式のもの
が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの2つの方式の
うち、前者の方式のようにプラテンローラを移動させる
と、印字が不安定になるので、印字ヘッドを移動させる
方式が好ましい。
【0007】また、被印字材交換後にプラテンローラと
印字ヘッドとの間の間隔を広げたまま印字作業をするこ
とがあり、印字不良の初歩的ミスとなっていた。
【0008】そこで、本発明は上記問題点を解消し、印
字ヘッドを固定したプラテンローラに対して押圧離反方
向に移動させる方式を採用するとともに、操作性を損な
わず、しかもプラテンローラと印字ヘッドとの間の間隔
を広げたまま印字作業することを有効に防止することが
できる熱転写印字機における印字ヘッドの移動機構を提
供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係る印字ヘッドの移動機構は、印字ヘッド
の移印字機本体に固定されたプラテンローラに対して印
字ヘッドを押圧又は離反方向に移動させるスライド部材
と、このスライド部材をスライドさせるカムを操作レバ
ーによって独立に回動操作可能に設け、上記カムが印字
ヘッドを離反させる方向に回動したときは、上記操作レ
バーの先端が、開き状態にある印字機本体用カバーの内
側に設けられた凸部に係合させ、前記カバーの閉じ方向
の移動を阻止するようにしたことを特徴とする。
【0010】なお、前記カムの形状は、その回転角度と
変位を急激に変わるように形成するとともに、カムとス
ライド部材との間にはバネを介在させることにより操作
レバーが中間でとまらないようにするのがよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は熱転写印字機のカバーの開
閉状態を示す側面図、図2はカバーを閉じた状態におけ
る図1の要部の側面図であり、図3はその要部の平面図
である。上図において符号1は熱転写印字機の本体、2
はそのカバーを示す。カバー2は回転軸3を中心回動し
て開閉するように構成されている。また、カバー2の内
面には、凸部4が形成されている。
【0012】熱転写印字機本体1には、プラテンローラ
5と印字ヘッド6とが設けられている。プラテンローラ
5は一定の位置に配置固定され、印字ヘッド6はプラテ
ンローラ5に対して押圧又は離反する方向に移動可能に
なっている。
【0013】印字ヘッド6は印字機本体1に横方向に回
動自在に設けられ、図示しないバネによりプラテンロー
ラ5から離反するように付勢されている。また、印字ヘ
ッド6の外側面はヘッドプッシャ7に係合している。ヘ
ッドプッシャ7の下端はスライド部材8の先端に固定さ
れている。スライド部材8の中間部には開口部9が形成
され、この開口部9の内側にはプラテンローラ5が配置
されているとともに、他端部には係合片10が起立形成
されている。また、印字機本体1の底部を切り起し加工
した切り起し片11が上記開口部9の内側から上方に突
出形成されている。そして、上記スライド部材8の係合
片10と上記切り起し片11との間には圧縮バネ12が
取りつけられている。この圧縮バネ12は押圧力を増大
するため、内側の小径の第1の圧縮バネ12aとその外
側の大径の第2の圧縮バネ12bとから構成されている
2重圧縮バネである。また、上記係合片10に対向する
位置には断面が「かまぼこ」形のカム13が配置されて
いる。カム13の一端側は第1の歯車14の軸に固定さ
れ、第1の歯車14が回動すると、同時に回動するカム
13の周面がスライド部材8の係合片10を押圧してス
ライド部材8を底面に沿ってスライドさせ、同時にスラ
イド部材8の先端に固定されたヘッドプッシャ7もプラ
テンローラ5から離反する方向に移動させる。また、第
1の歯車14は別の第2の歯車15に噛合している。第
2の歯車15には操作レバー16が固定されている。操
作レバー16は図2の位置と図4の位置との間を回動で
きるように構成されている。また、操作レバー16は、
他の部材とは関係なく独立に操作できるようになってい
る。
【0014】上記構成により、印字作動時には操作レバ
ー16は図2の位置にある。このときは、図示しない
が、プラテンローラ5と印字ヘッド6との間に被印字材
が挟まれ、印字ヘッド6が被印字材に対して一定の圧力
で押圧している状態である。印字ヘッド6の内側面には
インクリボンが張られている。
【0015】次に、被印字材やインクリボンを交換する
ときは、図4のようにカバー2を回転軸3を中心に回動
させて開き、操作レバー16を同じ方向に回動させる。
これにより、第2の歯車15と第1の歯車14が互いに
逆方向に回転し、カム13が同図の時計方向に回転する
ため、圧縮バネ12のバネ力に抗してスライド部材8が
スライドし、それに伴なってヘッドプッシャ7および印
字ヘッド6がプラテンローラ5から離反する方向に移動
する。これにより、プラテンローラ5と印字ヘッド6と
の間の間隔が広くなるから、この空間を利用して被印字
材やインクリボンを交換することができる。
【0016】ところで、被印字材やインクリボンを交換
した後、印字ヘッド6を移動させることを忘れてカバー
2を閉めようとしても、図1のように回動した操作レバ
ー16の先端が開き状態にあるカバー2の内側に設けら
れた凸部4に係合する。このため、この状態ではカバー
2を閉めることはできない。換言すれば、カバー2を閉
められないときは、印字できる状態になっていないこと
を認識することができる。
【0017】次に、被印字材やインクリボンを交換した
後に、印字可能状態にするには、操作レバー16とカバ
ー2の凸部4との係合を外し、操作レバー16を図5の
時計方向に回転すればよい。これにより圧縮バネ12の
バネ力の作用によってスライド部材8が逆方向にスライ
ドし、それに伴なってヘッドプッシャ7および印字ヘッ
ド6がプラテンローラ5に接近する方向に移動する。最
終的には、プラテンローラ5に対して印字ヘッド6が押
圧されるから、印字が可能となる。
【0018】なお、消耗品の交換後に操作レバー16を
少し回動させてやると、カム13の係合片10との当接
部と第1の歯車14の中心とを結ぶ線Pは斜めになるの
で、カム13はバネ12により押しこまれ、回転モーメ
ントが働いて急激に変位するとともに、力を入れなくて
も第1の歯車14と第2の歯車15は回転する。そのた
め、スライド部材8や印字ヘッド6は中間で止まること
がなく、連続して回動する。
【0019】上述のように、消耗品の交換時には印字ヘ
ッド6の方を移動させるようにしたから、印字が安定す
る。
【0020】また、印字ヘッド6をプラテンローラ5に
対して押圧するように移動していないときは印字できな
いが、この場合はカバー2を閉めようとしても操作レバ
ー16の先端に係合するので閉めることができない。し
たがって、操作者は印字ができない状態であることを知
ることができ、プラテンローラ5と印字ヘッド6との間
の間隔を広げたまま印字作業することを有効に防止する
ことができる。
【0021】印字ヘッド6を移動させるときは操作レバ
ー16を往復回動させればよいので、操作性はよい。
【0022】なお、カム13の形状を、その回転角度と
変位を急激に変わるように形成するとともに、カム13
とスライド部材8との間にはバネ12を介在させること
により操作レバー16が中間でとまらないようにしたの
で、操作が楽であり、カバー2の閉じ作動に操作レバー
16は関係しないから、カバー2を軽い力で閉じること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱転写印字機のカバーを開閉した状態の側面図
【図2】カバーを閉じた状態における図1の要部の側面
【図3】その要部の平面図
【図4】カバーを閉じた状態における図1の要部の側面
【図5】カバーを閉じる途中の状態の側面図
【符号の説明】
5 プラテンローラ 6 印字ヘッド 8 スライド部材 13 カム 16 操作レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写印字機本体に固定されたプラテン
    ローラに対して印字ヘッドを押圧又は離反方向に移動さ
    せるスライド部材と、このスライド部材をスライドさせ
    るカムを操作レバーによって独立に回動操作可能に設
    け、上記カムが印字ヘッドを離反させる方向に回動した
    ときは、上記操作レバーの先端が、開き状態にある上記
    印字機本体用カバーの内側に設けられた凸部に係合さ
    せ、前記カバーの閉じ方向の移動を阻止するようにした
    ことを特徴とする熱転写印字機における印字ヘッドの移
    動機構。
  2. 【請求項2】 前記カムの形状を、その回転角度と変位
    を急激に変わるように形成するとともに、カムとスライ
    ド部材との間にはバネを介在させることにより操作レバ
    ーが中間でとまらないようにした、請求項1記載の熱転
    写印字機における印字ヘッドの移動機構。
JP2002054826A 2002-02-28 2002-02-28 熱転写印字機における印字ヘッドの移動機構 Pending JP2003251879A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8540442B2 (en) 2010-07-30 2013-09-24 Brady Worldwide, Inc. Adjustable print media path system and method
CN113997703A (zh) * 2021-09-26 2022-02-01 得力集团有限公司 一种打印机防粘纸的控制方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8540442B2 (en) 2010-07-30 2013-09-24 Brady Worldwide, Inc. Adjustable print media path system and method
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Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20090518

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