JP2003251765A - 電気・電子絶縁シート - Google Patents

電気・電子絶縁シート

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JP2003251765A JP2002101938A JP2002101938A JP2003251765A JP 2003251765 A JP2003251765 A JP 2003251765A JP 2002101938 A JP2002101938 A JP 2002101938A JP 2002101938 A JP2002101938 A JP 2002101938A JP 2003251765 A JP2003251765 A JP 2003251765A
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DENGIKEN KK
Hiraoka and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 太陽電池モジュールの電気・電子絶縁システ
ムにおいて効果的な絶縁システム材料(絶縁保護シー
ト)の使用により、耐環境性、省資源、省エネルギー、
リサイクル性、長期信頼性の向上を図る。 【解決手段】 耐候性(耐熱性、耐水、耐湿、耐加水分
解性)、電気絶縁性、機械的強度に優れた四フッ化エチ
レン−六フッ化プロピレン−フッ化ビニリデンの三元共
重合体からなる高分子樹脂組成物と基材とで構成するこ
とを特徴とする電気・電子絶縁シートを環境調和型、高
信頼性の太陽電池モジュール用保護フィルムとして使用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新しい時代の電気・電子
機器絶縁システム及び電子デバイスに関するものであ
る。新しい時代の機器絶縁の技術開発動向として、1)
環境調和型(エコロジー)、2)省資源・省エネルギ
ー、3)小型軽量化、4)高性能化、5)信頼性の向
上、6)安全性の確保などが強く要望されている。上記
の技術動向に着目し、本発明は、耐候性、耐熱性、耐湿
性、電気的特性、機械的特性に優れた太陽電池の構成材
料である保護シートに使用される新規な電気・電子絶縁
シートを提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池サブモジュールの保護フ
ィルムによる保護(封止)は、太陽電池サブモジュール
の裏面に封止樹脂、例えば硬化剤を配合したエチレン−
酢酸ビニル共重合体等のシートを載置し、その上に更に
保護フィルムを載置し、封止樹脂シートと保護フィルム
とを太陽電池サブモジュールの裏面に対し加熱圧着する
ことにより行われていた。加熱圧着は、気泡の混入を防
止するため等の理由により、通常真空ラミネート法によ
り行われている。この加熱圧着過程で、封止樹脂は軟
化、溶融を経て硬化する。
【0003】太陽電池に用いられる保護フィルムには、
電気絶縁性、機械的強度の長期の保持性が要求される。
即ち、屋外で長期に使用されることから、直射日光下で
の耐候劣化、熱による特性低下がなく、且つ水分の浸透
による変質、剥離等を起こさない材料が求められてい
る。このような材料として、一般的にアルミ箔の両面に
フッ化ビニル樹脂フィルムを接着剤により積層したタイ
プ、或いは同じくアルミ箔の両面にポリエステル樹脂フ
ィルムを接着剤により積層したタイプ等が用いられてい
る。
【0004】例えば、フッ化ビニル樹脂フィルムを用い
た物は、フィルム自体の耐候性、耐熱性、耐湿性は優れ
ているものの、積層の際に用いられる接着剤、一般的に
はウレタン系樹脂接着剤、エポキシ系樹脂接着剤等が用
いられるが、この接着剤が耐候性、耐熱性、耐湿性等の
耐久性に劣っていた。長期の使用において、特にモジュ
ール裏面側に配置された層の接着剤が、熱、湿気等によ
り変質し、電気的特性、機械的特性の低下を招く結果と
なり、更にはフィルム層の剥離、破壊の原因となってい
た。また、ポリエステル樹脂フィルムを用いた物では、
やはりポリエステル樹脂自体の耐候耐久性に難点が有
り、長期に亘る安定性と言う面で信頼性に劣るものであ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐候性、耐
熱性、耐湿性に優れ、電気的特性、機械的特性の保持性
に優れた太陽電池の構成材料である保護フィルムに使用
される新規な電気・電子絶縁シートを提供するものであ
る。 特には、太陽電池モジュールを作製する際に、裏
面最外層となる弗素系樹脂層面から進入する光、熱、水
分による劣化を防止すると共に、電気的、機械的特性を
有効に保持し、且つ弗素樹脂最外層と基材間の剥離、破
壊の生じない電気・電子絶縁シート及びこのシートを用
いた太陽電池モジュールを提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる電気・電
子絶縁シートは、少なくとも、フッ化ビニリデン、三フ
ッ化エチレン、三フッ化塩化エチレン、四フッ化エチレ
ン、六フッ化プロピレン、フロロアルキルビニルエーテ
ル、及びエチレンから選ばれた少なくとも2種のモノマ
ーからなる共重合体の少なくとも1種を含む弗素含有樹
脂層(I)と、耐熱性、耐湿性、耐候性を有す基材(I
I)を含んでなることを特徴とする。
【0007】本発明の電気・電子絶縁シートにおいて、
前記弗素含有樹脂層(I)が、基材の少なくとも片面に
積層され、且つ弗素含有樹脂と、イソシアネート化合物
及びカップリング剤から選ばれた少なくとも1種の化合
物から形成される弗素含有樹脂接着中間層(Ia)と、
前記接着中間層上に形成された弗素含有樹脂最外層(I
b)からなるものであっても良い。
【0008】本発明の電気・電子絶縁シートにおいて、
前記弗素含有樹脂が、四フッ化エチレン−六フッ化プロ
ピレン−フッ化ビニリデンの三元共重合体であっても良
い。
【0009】本発明の電気・電子絶縁シートにおいて、
前記の基材(II)が、弗素繊維、アラミド繊維、ガラ
ス繊維、ポリエステル繊維、ポリアリレート繊維及び炭
素繊維から選ばれた少なくとも1種を含む繊維性基布で
あっても良い。
【0010】本発明の電気・電子絶縁シートにおいて、
前記繊維性基布に、予め撥水剤による撥水処理が施して
も良い。
【0011】本発明の電気・電子絶縁シートにおいて、
前記の基材(II)が、金属箔であっても良い。
【0012】本発明の電気・電子絶縁シートにおいて、
前記の基材(II)が、弗素樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリイミド樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリフェニレン
エーテル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂及び環
状ポリオレフィン系樹脂から選ばれた少なくとも1種を
含む合成樹脂フィルムであっても良い。
【0013】本発明の電気・電子絶縁シートにおいて、
前記の基材(II)が、前記合成樹脂フィルムと金属箔
との積層体であっても良い。
【0014】本発明の電気・電子絶縁シートにおいて、
前記の基材(II)が、前記合成樹脂フィルムとその一
面に積層された金属箔と、更にその金属箔面上に積層さ
れた繊維性基布からなるものであっても良い。
【0015】前記の基材(II)の弗素含有樹脂層が積
層された面の別の一面に、更に、硬化剤を配合したエチ
レン−酢酸ビニル共重合体との接着性に優れた、易接着
処理層(III)が形成されても良い。
【0016】前記易接着処理層(III)として、非塩
素系変成ポリオレフィン重合組成物を用いることが好ま
しい。
【0017】本発明に係わる電気・電子絶縁シートを、
太陽電池モジュールの保護フィルムとして用いることが
好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の電気・電子絶縁シートの
実施態様を図1から図5に、このシートを太陽電池モジ
ュールの保護シートに用いた実施態様を図6に示す。図
1に示された電気・電子絶縁シートにおいて、基材(I
I)の片面に弗素含有樹脂層(I)が形成接合されてい
る。
【0019】図2に示された電気・電子絶縁シートにお
いて、合成樹脂フィルム(IIa)とその片面に積層さ
れた金属箔(IIb)からなる基材(II)の金属箔面
に、弗素含有樹脂接着中間層(Ia)と更にその上に積
層された弗素含有樹脂最外層(Ib)からなる弗素含有
樹脂層(I)が強固に形成接合されている。
【0020】図3に示された電気・電子絶縁シートにお
いて、合成樹脂フィルム(IIa)とその片面に積層さ
れた金属箔(IIb)からなる基材(II)の金属箔面
に、弗素含有樹脂接着中間層(Ia)とその上面に積層
された弗素含有樹脂最外層(Ib)からなる弗素含有樹
脂層(I)が強固に形成接合され、更に弗素含有樹脂最
外層の反対の面には、硬化剤を含むエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体樹脂と接着性の良い易接着処理層(III)
が形成されている。
【0021】図4に示された電気・電子絶縁シートにお
いて、合成樹脂フィルム(IIa)とその片面に積層さ
れた金属箔(IIb)と、更にその上に積層された、必
要により撥水剤にて撥水処理が施された繊維性基布(I
Ic)からなる基材(II)の繊維性基布面に、弗素含
有樹脂接着中間層(Ia)とその上面に積層された弗素
含有樹脂最外層(Ib)からなる弗素含有樹脂層(I)
が強固に形成接合されている。
【0022】図5に示された電気・電子絶縁シートにお
いて、合成樹脂フィルム(IIa)とその片面に積層さ
れた金属箔(IIb)と、更にその上に積層された、必
要により撥水剤にて撥水処理が施された繊維性基布(I
Ic)からなる基材(II)の繊維性基布面に、弗素含
有樹脂接着中間層(Ia)とその上面に積層された弗素
含有樹脂最外層(Ib)からなる弗素含有樹脂層(I)
が強固に形成接合され、更に弗素含有樹脂最外層の反対
の面には、硬化剤を含むエチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂と接着性の良い易接着処理層(III)が形成され
ている。
【0023】図6において、本発明の電気・電子絶縁シ
ートを太陽電池モジュールの保護シートとして用いた太
陽電池を例示している。
【0024】本発明の電気・電子絶縁シートに用いられ
る弗素含有樹脂は、フッ化ビニリデン、三フッ化エチレ
ン、三フッ化塩化エチレン、四フッ化エチレン、六フッ
化プロピレン、フロロアルキルビニルエーテル及びエチ
レンからなる群から選ばれた2種以上のモノマーからな
る共重合体の少なくとも1種以上を含む共重合体樹脂が
好ましく使用できる。特には、水蒸気透過防止性、耐熱
性、耐候性、加工性の点から、テトラフルオロエチレン
とヘキサフルオロプロピレンとフッ化ビニリデンの三元
共重合体樹脂を用いることが好ましい。
【0025】一般的に弗素樹脂と他の基材の積層におい
ては、弗素樹脂面にコロナ放電処理或いはプラズマ放電
処理を施し、更に特殊な接着剤を塗布して加熱圧着する
方法が取られており、煩雑な処理が必要とされ、また充
分な接着力を得ることが出来なかった。本発明のテトラ
フルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとフッ化
ビニリデンの三元共重合体樹脂を用いることにより、特
に溶剤可溶性の三元共重合体樹脂を用いることにより、
特に溶剤可溶性の三元共重合体樹脂を用いることで、弗
素樹脂本来の特性、例えば電気絶縁性、耐候性、水蒸気
透過防止性等の性能を維持しながら、他の基材との接着
積層が可能となる。
【0026】本発明の弗素含有樹脂層(I)は、弗素含
有樹脂とイソシアネート化合物及びカップリング剤から
選ばれた少なくとも1種の架橋剤を含む弗素含有樹脂接
着中間層(Ia)と、弗素含有樹脂最外層(Ib)から
形成してもよい。弗素含有樹脂にイソシアネート化合物
及びカップリング剤から選ばれた少なくとも1種の架橋
剤を添加し接着中間層を形成させることにより、更に耐
熱性、耐湿性に優れ、且つ弗素樹脂層と基材間の接着性
及び接着耐久性に優れたシートが得られる。
【0027】本発明の接着中間層に用いられるイソシア
ネート化合物としては、脂肪族ジイソシアネート類、例
えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、及びリジンジ
イソシアネート(TDI)など;脂環式ジイソシアネー
ト類、例えば、イソホロンジイソシアネート、及び水素
添加トリレンジイソシアネートなど;芳香族ジイソシア
ネート類、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、及びキシレンジイソシア
ネートなど;イソシアヌレート類、例えば、トリス(ヘ
キサメチレンイソシアネート)イソシアヌレート、及び
トリス(3−イソシアネートメチルベンジル)イソシア
ヌレートなど、から選ばれた少なくとも1種、または、
これら化合物のイソシアネート基末端をフェノール類、
オキシム類、アルコール類、ラクタム類などのブロック
化剤でブロックしたブロックイソシアネート;および前
記化合物のイソシアネート基の一部にエチレングリコー
ルなど親水性単量体が付加された変性イソシアネートを
用いることが出来る。
【0028】また、カップリング剤としては、シラン系
カップリング剤、チタン系カップリング剤、ジルコニウ
ム系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、
及びジルコアルミニウム系カップリング剤から選ばれた
少なくとも1種を用いることが好ましい。シラン系カッ
プリング剤としては、アミノシラン類、例えば、γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−
アミノプロピルトリエトキシシランなど、エポキシシラ
ン類、例えば、γ−グリシドキシプロピルメチルジエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン、及びβ−(3,4エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシランなど;ビニルシラン類、例えば、
ビニルトリエトキシシラン、及びビニルトリス(β−メ
トキシエトキシ)シランなど、メルカプトシラン類;例
えば、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランな
ど、が挙げられる。チタン系カップリング剤としては、
アルコキシ類;例えば、テトライソプロポキシチタン、
テトラ−n−ブトキシチタン、及びテトラキス(2−エ
チルヘキソキシ)チタンなど;アシレート類、例えば、
トリ−n−ブトキシチタンステアレート、及びイソプロ
ポキシチタントリステアレートなどが挙げられる。ジル
コニウム系カップリング剤としては、例えば、テトラブ
チルジルコネート、テトラ(トリエタノールアミン)ジ
ルコネート、及びテトライソプロピルジルコネートなど
が挙げられる。またアルミニウム系カップリング剤とし
ては、例えば、アセトアルコキシアルミニウムジイソプ
ロピレートが挙げられる。さらに、ジルコアルミニウム
系カップリング剤としては、テトラプロピルジルコアル
ミネートが挙げられる。これらカップリング剤の中で、
特に耐湿性、接着性、耐候性の観点から、γ−グリシド
キシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシランおよびβ−(3,4エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどの
エポキシシランを用いることが好ましい。
【0029】カップリング剤及びイソシアネートの添加
量は、接着樹脂層の合計固形分重量に対し、0.5〜3
0重量%であることが好ましい。その添加量が0.5%
未満では基材との接着性及び耐水性が不十分になること
があり、また30重量%を超えると、未反応成分が表面
に滲出し弗素含有樹脂最外層との接着性が損なわれる可
能性がある。
【0030】弗素樹脂最外層(Ib)は、テトラフルオ
ロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとフッ化ビニリ
デンの三元共重合体樹脂を溶剤に溶かして得られる溶液
タイプを塗布する方法、或いはTダイ法、インフレーシ
ョン法、カレンダー法等で得られたフィルムを加熱圧着
する方法等何れかの方法を取ることが出来る。また、必
要に応じ、耐水性、耐候性を向上させる目的から、上記
イソシアネート化合物及びカップリング剤を適宜添加し
てもよい。 また、何れの層においても、耐候性を向上
させ、更に太陽電池の発電効率を上げる目的から、紫外
線吸収剤、顔料等を適宜添加してもよい。
【0031】本発明の電気・電子絶縁シートに用いられ
る耐候性、耐湿性、耐熱性を有す基材としては、電気絶
縁性、機械的強度に優れた材料を用いることが好まし
く、繊維性基布、金属箔及び合成樹脂フィルムから選ば
れた1種、或いはこれらの複合積層体、例えば合成樹脂
フィルムの片面に金属箔を積層したもの、或いはこれら
の複合積層体、例えば合成樹脂フィルムの片面に金属箔
を積層したもの、或いは合成樹脂フィルムの片面に金属
箔を積層し、更にその金属箔面の上に繊維性基布を積層
したもの等、が用いられる。
【0032】基材及び基材の一層に繊維性基布を用いた
場合、耐衝撃性が向上し、耐熱性が向上するという効果
を有している。このような繊維性基布としては、耐熱性
と機械的強度に優れた繊維が好ましく、用いられる繊維
としては、ポリエステル繊維、弗素繊維、アラミド繊
維、ポリアリレート繊維、ポリベンズイミダゾール繊
維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリフェ
ニレンオキサイド繊維、ポリフェニレンサルファイド繊
維及び炭素繊維等が挙げられる。特には、耐熱性、接着
性、コストの面からポリエステル繊維基布が好ましい。
布帛中の繊維は、短繊維紡績糸、長繊維糸条、スプリッ
トヤーン、テープヤーンなどのいずれの形状のものでも
よいし、基布組織は織物、編物、不織布またはこれらの
複合体のいずれであってもよい。また更に、これら繊維
性基布には、更に耐湿性を向上させる目的から、必要に
応じ、予め撥水剤による撥水処理を施してもよい。撥水
処理の方法としては、例えば弗素系撥水剤、シリコーン
系撥水剤等を稀釈水で稀釈して得られたエマルジョン
に、繊維性基布を浸漬、含浸させ、乾燥固定する方法が
取られる。撥水剤の固形分濃度は0.5〜10重量%が
好ましく、更に好ましくは1〜5重量%である。撥水剤
濃度が0.5%未満では、撥水性の効果に乏しく、10
%を越えると接着性を損なう恐れがある。
【0033】また更に、これら繊維性基布には、耐湿性
を更に向上させ、弗素含有樹脂層との接着性を向上させ
る目的から、プライマー層を形成してもよい。このプラ
イマー層は、必要に応じ予め撥水処理を施した繊維性基
布の、少なくとも弗素含有樹脂層が積層される面に形成
される。プライマー層を形成させる方法としては、例え
ばアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂等を溶剤に溶解させた溶液として、或いはエマルジョ
ンとして、ディッピング法及びコーティング法により繊
維性基布面に付着させ、乾燥固定する方法が取られる。
プライマー層の目付は10〜100g/mが好まし
い。目付が10g/m未満では耐湿性及び接着力を向
上させる効果に乏しく、また目付が100g/mを越
えると切り抜き、接着等の2次加工性が劣ってしまう。
【0034】基材として用いられる金属箔としては、ア
ルミ箔、銅箔、亜鉛箔、ステンレス箔、鉄箔等一般的な
箔を使用することができるが、コスト、水蒸気透過防止
性、防食性を考慮するとアルミ箔が好ましい。箔の厚さ
は10μmから200μmが好ましく、10μm以下で
は水蒸気透過の防止性に劣り、また200μmを越える
と切り抜き、接着等の2次加工性が劣ってしまう。
【0035】基材として用いられる合成樹脂フィルムと
しては、耐熱性、耐湿性、電気絶縁性、機械的強度に優
れた合成樹脂フィルムが用いられる。このような合成樹
脂フィルムとしては、ポリエステル系樹脂;例えば、ポ
リエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタ
レート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂等、弗素系
樹脂;例えばポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)、フッ化ビニリデン樹脂(PVDF)、フッ化ビニ
ル樹脂(PVF)、エチレン−テトラフルオロエチレン
共重合樹脂(ETFE)、エチレン−クロロトリフルオ
ロエチレン共重合樹脂(ECTFE)、テトラフルオロ
エチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合
樹脂(PFA)等、ポリイミド樹脂、ポリアリレート樹
脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリフェニレンサル
ファイド樹脂、及び環状ジエン化合物及びその誘導体と
エチレン、プロピレン等のオレフィン系モノマーを共重
合させて得られる環状オレフィン系樹脂等の合成樹脂フ
ィルム、が好適に用いられる。特には、接着処理等の加
工性、コストの面から、PETフィルムが好ましい。
【0036】基材となる繊維性基布、金属箔、合成樹脂
フィルムはそれぞれ単独で使用することができるが、更
に耐熱性、耐湿性等耐久性を向上させる目的から、これ
らを複合して用いることも有効である。例えば、合成樹
脂フィルムの片面に金属箔を積層したもの、或いは合成
樹脂フィルムの片面に金属箔を積層し、更にその上に繊
維性基布を積層したものは、上記性能を向上させると共
に、耐衝撃性、耐熱強度保持性の面からも有効な手段と
なる。これらの積層複合は一般的な方法、例えばアクリ
ル系接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ポ
リエステル系接着剤等を塗布し、加熱圧着する方法で行
うことが出来る。
【0037】また、繊維性基布を含むシートの製造で
は、合成樹脂フィルム、金属箔、繊維性基布を積層接着
して作製した基材の繊維性基布面に、弗素含有樹脂層を
形成させる方法、或いは繊維性基布の片面に予め弗素含
有樹脂層を形成させ、その後合成樹脂フィルム、金属箔
と積層接着させる方法の何れの方法を取っても良い。
【0038】太陽電池モジュールの構造において合成樹
脂フィルム層(IIa)は硬化剤を含むエチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂(封止樹脂)と強固に接着し一体化
する必要がある。一般に接着は真空加熱加圧接着報で実
施される。合成樹脂フィルム層とエチレン−酢酸ビニル
共重合体樹脂は接着が困難である。本発明においては非
塩素系変成ポリオレフィン重合組成物を合成樹脂フィル
ム面上に易接着処理することにより封止樹脂との接着を
完成させた。
【0039】
【実施例】本発明を下記実施例により更に具体的に説明
する。
【実施例1】帝人デュポンフィルム株式会社製高耐候性
ポリエステルフィルム(品番HB;厚さ50μm)に日
本製箔株式会社製アルミ箔(厚さ30μm)を積層した
複合品を基材として用いた。この基材のアルミ箔面に、
ワイヤーバー(WET付着量150g/m)を用い、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−
フッ化ビニリデン三元共重合体樹脂20重量%をMEK
80重量%に溶解した溶液タイプ樹脂をコーティング
し、弗素含有樹脂層(I)を形成した。このものを10
0℃で1分間予備乾燥した後、更に180℃で2分間焼
き付けを行い、本発明の電気・電子絶縁シートを得た。
得られた電気・電子絶縁シートは耐熱性、耐湿性、耐候
性に優れ、且つ電気絶縁性、接着耐久性の良好なもので
あった。
【0040】
【実施例2】下記組成の弗素含有樹脂樹脂接着中間層を
追加して、実施例1と同様に本発明品の製作を行った。 (弗素含有樹脂接着中間層組成) テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン −フッ化ビニリデン三元共重合体樹脂 10重量% カップリング剤(γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン) 10重量% MEK 80重量% 先ず、基材のアルミ面に、ワイヤーバー(WET付着量
40g/m)を用い上記組成物を、コーティングし、
100℃で3分間乾燥し、弗素含有樹脂接着中間層を形
成させた。更に、実施例1と同様にして弗素含有樹脂最
外層を形成させ、本発明の電気・電子絶縁シートを得
た。得られた電気・電子絶縁シートは耐熱性、耐湿性、
耐候性に優れ、且つ電気絶縁性、接着耐久性の良好なも
のであった。
【0041】
【実施例3】実施例2と同様に本発明品の製作を行っ
た。但し、架橋剤を、カップリング剤からイソシアネー
ト系化合物(メラミンイソシアヌレート)に変更し、本
発明の電気・電子絶縁シートを得た。得られた電気・電
子絶縁シートは耐熱性、耐湿性、耐候性に優れ、且つ電
気絶縁性、接着耐久性の良好なものであった。
【0042】
【実施例4】実施例2と同様に本発明品の製作を行っ
た。但し、基材として、実施例1に記載のポリエステル
フィルム(厚さ50μm)にアルミ箔(厚さ30μ
m)、更にアルミ箔面に平織りポリエステル繊維織物
(繊度;50デニール、密度:縦60本×横65本/イ
ンチ)を積層した複合品を用い、本発明の電気・電子絶
縁シートを得た。ここで、ポリエステルフィルム、アル
ミ箔と平織りポリエステル繊維織物の接着は、ウレタン
系接着剤(東洋モートン株式会社製TM−K51)を用
いて行った。得られた電気・電子絶縁シートは耐熱性、
耐湿性、耐候性の優れ、且つ電気絶縁性、機械的強度、
接着耐久性の良好なものであった。
【0043】
【実施例5】実施例4と同様に本発明品の製作を行っ
た。但し、架橋剤を、カップリング剤からイソシアネー
ト系化合物(メラミンイソシアヌレート)に変更し、本
発明の電気・電子絶縁シートを得た。得られた電気・電
子絶縁シートは耐熱性、耐湿性、耐候性に優れ、且つ電
気絶縁性、機械的強度、接着耐久性の良好なものであっ
た。
【0044】
【実施例6】基材として平織りポリエステル繊維織物を
用い、この片面に実施例2と同様にして弗素含有樹脂接
着中間層と弗素樹脂最外層を形成させた。更にこの積層
品をポリエステルフィルム(厚さ50μm)に積層され
たアルミ箔からなる基材のアルミ面に、ウレタン系接着
剤(東洋モートン株式会社製TM−K51)を用いて接
着結合させ、本発明の電気・電子絶縁シートを得た。得
られた電気・電子絶縁シートは耐熱性、耐湿性、耐候性
に優れ、且つ電気絶縁性、機械的強度、接着耐久性の良
好なものであった。
【0045】
【実施例7】実施例4と同様に本発明品の製作を行っ
た。但し、平織りポリエステル繊維織物に予め撥水処理
を行った。撥水処理は、ダイキン工業株式会社製ユニダ
インTG−521(弗素系撥水剤)の3%水溶液を用
い、織物をディッピング、絞り、乾燥、硬化させる手法
を用い、本発明の電気・電子絶縁シートを得た。得られ
た電気・電子絶縁シートは耐熱性、耐湿性、耐候性に優
れ、且つ電気絶縁性、機械的強度、接着耐久性の良好な
ものであった。
【0046】
【実施例8】実施例7と同様に本発明品の製作を行っ
た。但し、予め撥水処理が施された平織りポリエステル
繊維織物の片面に、アクリル酸エステルを主成分とする
アクリル系樹脂(セイコー化成株式会社製ラックスキン
101)をコーティング法にて付着させ、乾燥、固化し
てプライマー層を形成させ、本発明の電気・電子絶縁シ
ートを得た。乾燥、硬化して得られたプライマー層の目
付は20g/mであった。得られた電気・電子絶縁シ
ートは耐熱性、耐湿性、耐候性に優れ、且つ電気絶縁
性、機械的強度、接着耐久性の良好なものであった。
【0047】
【実施例9】実施例2と同様に本発明品の製作を行っ
た。但し、積層品のポリエステルフィルム(厚さ50μ
m)面に、非塩素系変成ポリオレフィン重合組成物から
なる易接着層を形成させ、本発明の電気・電子絶縁シー
トを得た。得られた電気・電子絶縁シートは耐熱性、耐
湿性、耐候性に優れ、且つ電気絶縁性、接着耐久性が良
好であり、更に硬化剤を含むエチレン−酢酸ビニル樹脂
との接着性に優れたものであった。
【0048】
【実施例10】実施例4と同様な方法で本発明品の製作
を行った。但し、積層品のポリエステルフィルム(厚さ
50μm)の表面に実施例9に記載した、非塩素系変成
ポリオレフィン重合組成物からなる易接着層を形成さ
せ、本発明の電気・電子絶縁シートを得た。得られた電
気・電子絶縁シートは耐熱性、耐湿性、耐候性に優れ、
且つ電気絶縁性、機械的強度、接着耐久性が良好であ
り、更に硬化剤を含むエチレン−酢酸ビニル樹脂との接
着性に優れたものであった。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、太陽電池の絶縁システ
ムにおいて太陽電池サブモジュールの保護フィルム(バ
ックシート)に環境対応型のフッ化ビニリデン系三元共
重合体樹脂組成物と耐候性、耐熱性、機械的強度の優れ
た基材とで構成することを特徴とした電気・電子絶縁シ
ートを使用することにより新しい時代の環境調和型、高
性能、高信頼性太陽電池絶縁システムを提供することが
できる。更に、従来の絶縁システムと比較した場合、著
しく作業時間を短縮し得る特徴がありコストパフォーマ
ンスも優れている。
【0050】
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】 本発明品(保護フィルム)の断面構造図であ
る。
【図6】 本発明の保護フィルムを用いた太陽電池モジ
ュールの断面構造図である。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール 2 保護フィルム 3 封止樹脂(EVAフィルム) 4 裏面電極層 5 光電変換ユニット 6 全面透明電極層 7 太陽電池セル I 弗素樹脂含有樹脂層 Ia 弗素樹脂含有樹脂接着中間層 Ib 弗素樹脂含有樹脂最外層 II 基材 IIa 合成樹脂フィルム IIb 金属箔 IIc 繊維性基材 III 易接着処理層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB01B AB10 AB33B AD11B AG00B AH03C AK02B AK03D AK17A AK17B AK17C AK41B AK43B AK47B AK49B AK51G AK54B AK57B AL01A AL05A AL05D AL06D AT00B BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10B BA10D CA30C DG06B DG11B DG12 EJ64B GB41 JB06B JD04B JG04 JJ03B JL09B JL11C JL11D 5F051 BA18 JA02 JA04 JA05 5G333 AA03 AB18 AB22 BA01 BA03 DA03 DA18 DA20 FB09 FB27

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、フッ化ビニリデン、三フッ
    化エチレン、三フッ化塩化エチレン、四フッ化エチレ
    ン、六フッ化プロピレン、フロロアルキルビニルエーテ
    ル、及びエチレンから選ばれた少なくとも2種のモノマ
    ーからなる共重合体の少なくとも1種を含む弗素含有樹
    脂層(I)と、耐熱性、耐湿性、耐候性を有す基材(I
    I)を含んでなることを特徴とする電気・電子絶縁シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記弗素含有樹脂層(I)が、基材の少
    なくとも片面に積層され、且つ弗素含有樹脂と、イソシ
    アネート化合物及びカップリング剤から選ばれた少なく
    とも1種の化合物から形成される弗素含有樹脂接着中間
    層(Ia)と、前記接着中間層上に形成された弗素含有
    樹脂最外層(Ib)からなる、請求項1に記載の電気・
    電子絶縁シート。
  3. 【請求項3】 前記弗素含有樹脂が、四フッ化エチレン
    −六フッ化プロピレン−フッ化ビニリデンの三元共重合
    体である、請求項1から2記載の電気・電子絶縁シー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記耐熱性、耐湿性、耐候性を有す基材
    が、弗素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、ポリエステ
    ル繊維、ポリアリレート繊維及び炭素繊維から選ばれた
    少なくとも1種を含む繊維性基布からなる、請求項1記
    載の電気・電子絶縁シート。
  5. 【請求項5】 前記繊維性基布に、予め撥水剤による撥
    水処理が施されている、請求項4に記載の電気・電子絶
    縁シート。
  6. 【請求項6】 前記耐熱性、耐湿性、耐候性を有す基材
    が、金属箔である、請求項1記載の電気・電子絶縁シー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記耐熱性、耐湿性、耐候性を有す基材
    が、弗素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
    リアリレート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリ
    フェニレンサルファイド樹脂及び環状ポリオレフィン樹
    脂から選ばれた少なくとも1種を含む合成樹脂フィルム
    からなる、請求項1記載の電気・電子絶縁シート。
  8. 【請求項8】 前記耐熱性、耐湿性、耐候性を有す基材
    が、前記合成樹脂フィルムと金属箔との積層体である、
    請求項1及び請求項6から7記載の電気・電子絶縁シー
    ト。
  9. 【請求項9】 前記耐熱性、耐湿性、耐候性を有す基材
    が、前記合成樹脂フィルムとその一面に積層された金属
    箔と、更にその金属箔面上に積層された繊維性基布から
    なる、請求項1及び請求項4から7に記載の電気・電子
    絶縁シート。
  10. 【請求項10】 前記耐熱性、耐湿性、耐候性を有す基
    材の弗素含有樹脂層が積層された面の別の一面に、更
    に、硬化剤を配合したエチレン−酢酸ビニル共重合体と
    の接着性に優れた、易接着処理層(III)が形成され
    てなる、請求項1から9に記載の電気・電子絶縁シー
    ト。
  11. 【請求項11】 前記易接着処理層(III)が非塩素
    系変成ポリオレフィン重合組成物からなる請求項10に
    記載の電気・電子絶縁シート
  12. 【請求項12】 請求項1から11に記載の電気・電子
    絶縁シートを、太陽電池モジュールの保護シートに用い
    たことを特徴とする太陽電池。
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