JP2003251296A - 廃棄物の処理装置および処理方法 - Google Patents

廃棄物の処理装置および処理方法

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JP2003251296A
JP2003251296A JP2002044590A JP2002044590A JP2003251296A JP 2003251296 A JP2003251296 A JP 2003251296A JP 2002044590 A JP2002044590 A JP 2002044590A JP 2002044590 A JP2002044590 A JP 2002044590A JP 2003251296 A JP2003251296 A JP 2003251296A
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Japan
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waste
superheated steam
waste treatment
steam
heating chamber
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JP2002044590A
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English (en)
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Ichifuku Nitta
一福 新田
Keiichi Miyamoto
啓一 宮本
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METORAN KK
Metran Co Ltd
Original Assignee
METORAN KK
Metran Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃棄物、例えば医療廃棄物を簡便な構成で処理
できる装置および方法を提供する。 【解決手段】加熱室12に廃棄物を投入する。加熱室1
2には、常圧で200℃〜400℃程度とされた過熱水
蒸気が充満されている。この過熱水蒸気により廃棄物を
加熱する。加熱された廃棄物のうち、プラスティック
は、溶融されて落下する。金属や繊維や不織布や有機物
からなる廃棄物は、一般には、炭化して落下する。落下
した廃棄物を、一次回収部4および二次回収部5により
回収する。回収は、溶融した廃棄物が固化した後に行う
ことが望ましい。その場合は、注射針のような廃棄物を
固化した処理物に取り込んだ状態で回収できる。これに
より、作業の安全性や効率を向上させることが可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物の処理装置
および処理方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】廃棄物、特に医療廃棄物を処理するため
には、滅菌・消毒や分別などを行って、廃棄物を無害化
することが必要である。しかしながら、これらの作業を
作業者が行うことは非常に煩雑である。この煩雑さを避
けるために、医療廃棄物を分別せずに焼却処分すること
も考えられる。ところが、医療廃棄物の中には、焼却に
より有害ガスを発生するものもあり得る。したがって、
焼却処分をする場合には、排ガスの回収や処理の設備が
必要になってしまう。すると、処理装置が大型化、高額
化し、その結果、多くの病院に処理装置を設置すること
は難しくなってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の事情
に基づいてなされたもので、その目的は、廃棄物、例え
ば医療廃棄物を簡便な構成で処理できる装置および方法
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の廃棄物処
理装置は、本体を備えた廃棄物処理装置であって、前記
本体は、加熱室を有し、前記加熱室は、その内部に廃棄
物を収容できる構成となっており、かつ、前記加熱室の
内部は、過熱水蒸気を充満できる構成となっているもの
である。
【0005】請求項2記載の廃棄物処理装置は、請求項
1記載のものにおいて、前記加熱室に過熱水蒸気を供給
する水蒸気供給部をさらに備えた構成となっている。
【0006】請求項3記載の廃棄物処理装置は、請求項
2記載のものにおいて、前記水蒸気供給部は、原料水ま
たは原料水蒸気を加熱して過熱水蒸気とする加熱部を備
えている構成となっている。
【0007】請求項4記載の廃棄物処理装置は、請求項
2または3記載のものにおいて、前記水蒸気供給部は、
前記本体の内部に存在する過熱水蒸気と原料水または原
料水蒸気との間で熱交換を行う熱交換部を備えた構成と
なっている。
【0008】請求項5記載の廃棄物処理装置は、請求項
2〜4のいずれか1項記載のものにおいて、前記水蒸気
供給部は、前記加熱室の内部に配置された供給管を有し
ており、前記供給管は、前記加熱室の内部に連通され、
かつ、過熱水蒸気を前記加熱室に供給する開口を備えて
いる構成となっている。
【0009】請求項6記載の廃棄物処理装置は、請求項
1〜5のいずれか1項記載のものにおいて、前記加熱室
内において廃棄物を支持する支持体をさらに備えた構成
となっている。
【0010】請求項7記載の廃棄物処理装置は、請求項
6記載のものにおいて、前記支持体は複数であり、これ
らの支持体どうしは離間されている構成となっている。
【0011】請求項8記載の廃棄物処理装置は、請求項
6または7記載のものにおいて、前記支持体は、請求項
5記載の前記供給管における前記開口の上方に配置さ
れ、かつ、前記開口を覆っている構成となっている。
【0012】請求項9記載の廃棄物処理装置は、請求項
6〜8のいずれか1項記載のものにおいて、前記支持体
の下方には、溶融または落下した廃棄物が収納される一
次回収部が配置されている構成となっている。
【0013】請求項10記載の廃棄物処理装置は、請求
項9記載のものにおいて、前記一次回収部の下方には、
前記一次回収部から落下した廃棄物が収納される二次回
収部が配置されている構成となっている。
【0014】請求項11記載の廃棄物処理装置は、請求
項2〜5のいずれか1項に記載のものにおいて、前記本
体の内部に供給された過熱水蒸気を前記水蒸気供給部に
環流させる循環流路をさらに備えた構成となっている。
【0015】請求項12記載の廃棄物処理装置は、請求
項2〜5のいずれか1項に記載のものにおいて、前記本
体に、さらに予熱室を備え、前記予熱室に、前記水蒸気
供給部の全部または一部を収納した構成となっている。
【0016】請求項13記載の廃棄物処理装置は、請求
項12記載のものにおいて、前記予熱室は、前記加熱室
に隣接して配置されており、さらに、前記予熱室と前記
加熱室とは、開閉可能な扉により仕切られている構成と
なっている。
【0017】請求項14記載の廃棄物処理装置は、請求
項13記載のものにおいて、前記扉には、前記予熱室と
加熱室とを連通させることができ、かつ、開閉可能とさ
れた窓が備えられている構成となっている。
【0018】請求項15記載の廃棄物処理方法は、過熱
水蒸気により廃棄物を加熱処理する構成となっている。
【0019】請求項16記載の処理物の製造方法は、過
熱水蒸気により廃棄物を加熱し、これによって、廃棄物
から処理物を得る構成となっている。
【0020】請求項17記載の廃棄物処理方法は、過熱
水蒸気により廃棄物を加熱し、これによって、廃棄物を
溶融させ、ついで、溶融された廃棄物を固化させる構成
となっている。
【0021】請求項18記載の廃棄物処理方法は、過熱
水蒸気により廃棄物を加熱し、これによって、廃棄物の
一部を溶融させ、さらに、溶融しなかった廃棄物が溶融
した廃棄物中に存在する状況で、溶融された廃棄物を固
化させる構成となっている。
【0022】請求項19記載の処理物の製造方法は、過
熱水蒸気により廃棄物を加熱し、これによって、廃棄物
の一部を溶融させ、さらに、溶融しなかった廃棄物が溶
融した廃棄物中に存在する状況で、溶融された廃棄物を
固化させることにより、固化した処理物を得る構成とな
っている。
【0023】請求項20記載の廃棄物処理装置は、本体
を備えた廃棄物処理装置であって、前記本体は、加熱室
を有し、前記加熱室は、その内部に廃棄物を収容できる
構成となっており、かつ、前記加熱室の内部は、過熱蒸
気を充満できる構成となっているものである。
【0024】請求項21記載の廃棄物処理装置は、請求
項1記載のものにおいて、前記本体の内部において廃棄
物を支持する支持体をさらに備え、前記支持体は、下側
支持部と上側支持部とを備え、前記下側支持部は、前記
廃棄物の下側を支持し、かつ、上方に移動することによ
って、前記廃棄物を前記上側支持部に押しつける構成と
なっているものである。
【0025】請求項22記載の廃棄物処理装置は、請求
項21記載のものにおいて、前記下側支持部に支持され
た前記廃棄物に過熱水蒸気を供給する水蒸気供給部をさ
らに備えたものである。
【0026】請求項23記載の廃棄物処理装置は、請求
項21または22に記載のものにおいて、前記水蒸気供
給部は、過熱水蒸気の流路を形成する供給管を備えてお
り、前記供給管は、前記上側支持部の内部を通過する位
置に配置されており、前記供給管は、前記下側支持部に
支持された前記廃棄物に面する位置に配置された開口を
備えているものである。
【0027】請求項24記載の廃棄物処理装置は、請求
項21〜23のいずれか1項に記載のものにおいて、前
記上側支持部は、前記下側支持部によって前記上側支持
部に押しつけられた前記廃棄物に対して突出可能とされ
た押圧部を備えているものである。
【0028】請求項25記載の廃棄物処理装置は、請求
項21〜24のいずれか1項に記載のものにおいて、前
記過熱水蒸気に代えて、水蒸気以外の蒸気が用いられて
いるものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
る廃棄物の処理装置を、図1〜図5に基づいて説明す
る。なお、添付の図面においては、部材の大きさや厚さ
や形状は、理解を容易とするために、あえて模式的に記
載している。本実施形態の処理装置は、本体1と、水蒸
気供給部2と、支持体3と、一次回収部4と、二次回収
部5と、循環流路6とを主な構成として備えている。
【0030】本体1は、上面が閉じられた略筒状に形成
されている。本体1の内面には、ほぼ全面にわたって、
耐火物(例えば耐火れんが)が取り付けられている(図
示せず)。本体1は、予熱室11と、加熱室12と、排
気筒13とを備えている。予熱室11と加熱室12と
は、本体1の内部に形成された空間を上下に仕切ること
によって形成されている。これにより、予熱室11と加
熱室12とは、上下に隣接して配置された構成となって
いる。予熱室11には、水蒸気供給部2の主要部分が配
置されている(後述)。予熱室11の側面には、開口1
11が形成されている。開口111には、これを開閉す
るための扉112が取り付けられている。扉112に
は、図示しないアクチュエータ(例えば油圧シリンダ)
が取り付けられており、図示しない制御装置からの指令
によって、扉112を開閉するようになっている。
【0031】加熱室12は、隣接する予熱室11との間
に形成された開口121を備えている。開口121に
は、これを開閉するための扉122が取り付けられてい
る。扉122にも、図示しないアクチュエータが取り付
けられており、制御信号に従って、扉122を開閉する
ようになっている。扉122には、予熱室11と加熱室
12とを連通させる窓123が形成されている(図2参
照)。窓123には、シャッタ124が取り付けられて
いる。シャッタ124にもアクチュエータ(図示せず)
が取り付けられており、制御信号にしたがって開閉でき
るようになっている。
【0032】排気筒13は、この実施形態では、予熱室
11の上部に取り付けられている。排気筒13の一端
は、予熱室11の内部に連通されている。排気筒13の
他端は、屋外に配置されている。
【0033】水蒸気供給部2は、原料水または原料水蒸
気(常圧で100℃以下の水蒸気)導入用の配管21
と、熱交換部22と、接続用の配管23と、加熱部24
と、接続用の配管25と、供給管26とを主な構成とし
て備えている。配管21の一部を除き、水蒸気供給部2
は、本体1の予熱室11の内部に配置されている。配管
21の一端は、原料水タンクまたは原料水蒸気供給部
(図示せず)に接続されている。原料水蒸気供給部は、
原料水を沸騰させたり、超音波を用いることで水蒸気を
発生させるようになっている。ここで、原料水として
は、カルシウム分の少ない軟水を用いることが好まし
い。配管21の他端は、熱交換部22に接続されてい
る。
【0034】熱交換部22は、例えば、周回された配管
や、配管を分岐して構成したフィンにより構成されてい
る。熱交換部22は、その内部に原料水(または水蒸
気)を通過させることにより、本体1(この実施形態で
は予熱室11)の内部に存在する水蒸気との熱交換を行
うようになっている。そのための熱交換部22の構成
は、従来から知られたものを用いることができるので、
ここでの詳細な説明は省略する。
【0035】加熱部24は、本体241と、交流の電源
242とを備えている。本体241は、その内部に、原
料水または水蒸気を受け入れる内部空間を有している。
また、本体241の外面には、この実施形態では、誘導
加熱を行うための、電気的な導体(図示せず)が配置さ
れている。さらに、本体241の外表面も、電気的な導
体(例えばアルミニウム合金)により構成されている。
電源242は、誘導加熱を行うための導体に接続されて
おり、本体241に対して誘導加熱を行うことができる
ようになっている。本実施形態では、この誘導過熱によ
り、原料水または水蒸気を加熱して、過熱水蒸気を得る
構成となっている。ここで、過熱水蒸気とは、常圧で1
00℃以上に熱せられた水蒸気をいう。本体241は、
配管23を介して、熱交換部22に接続されている。こ
れにより、熱交換部22で加熱された原料水または水蒸
気を本体241の内部に導入することができる。
【0036】供給管26は、図1に示されるように、水
平方向に延長されている。また、供給管26は、図3に
示されるように、複数となっている。これら複数の供給
管26どうしの間には、間隔が保持されている。各供給
管26の一端は、一本の配管25に接続されており、こ
の配管25を介して加熱部24に接続されている。供給
管26の他端は、閉鎖されている。各供給管26には、
開口261が形成さている(図4参照)。開口261
は、加熱室12の内部と供給管26の内部とを連通して
おり、これによって、供給管26に送られた過熱水蒸気
を加熱室12に供給することができるようになってい
る。
【0037】支持体3は、図3に示されるように複数と
なっている。各支持体3は、図1および図3に示される
ように、供給管26の上方に、これと平行に配置されて
いる。より詳しくは、各支持体3は、供給管26に形成
された開口261の上方に配置され、かつ、開口261
の上方を覆うものとなっている(図4参照)。ここで、
開口261を覆うとは、要するに、上方から落下してく
る廃棄物が開口261の内部に進入することを防止でき
る位置関係となっているという意味である。支持体3の
断面形状は、上方に凸となる山形になっている。
【0038】一次回収部4は、支持体3および供給管2
6の下方に配置されている。また、一次回収部4は、加
熱室12の内部に配置されている。一次回収部4は、上
面に凹部41を有する皿状に形成されている。これによ
り、上方から落下してくる廃棄物またはその溶融物を内
部に収納することができるようになっている。一次回収
部4は、本体1に形成された開口部(図示せず)を介し
て外部に取り出すことができるようになっている。一次
回収部4は、図示しない取付具によって本体1の内面に
取り付けられている。
【0039】二次回収部5は、加熱室12の内部であっ
て、かつ、一次回収部4の下方に配置されている。二次
回収部5は、上面が開口した短筒状とされており、その
内部が凹部51となっている。二次回収部5の底面は閉
鎖されている。二次回収部5は、本体1の底面に取り付
けられており、この底面を閉鎖するようになっている。
二次回収部5は、本体1から取り外して外部に搬出でき
るようになっている。
【0040】循環流路6は、配管61とファン62と逆
止弁63とを有している。配管61の一端は、図1に示
されるように、予熱室11の内部に連通されている。配
管61の他端は、水蒸気供給部2の加熱部24における
本体241に接続されている。ファン62は、配管61
に取り付けられており、予熱室11内の水蒸気を加熱部
24に送り出すことができるようになっている。逆止弁
63は、配管61における水蒸気の逆流を防止できるよ
うになっている。
【0041】つぎに、本実施形態にかかる処理装置を用
いた、廃棄物の処理方法について説明する。この処理方
法の概略的な流れを図5に示す。初期状態では、扉11
2と扉122とは、いずれも閉状態にあるとする。ま
た、後述する扉112、扉122、シャッタ124の開
閉は、制御装置およびアクチュエータを介して自動的に
行うことができる。
【0042】まず、廃棄物を予熱室11に投入する(ス
テップ5−1)。ここでは、予熱室11内が十分に冷え
ており、危険のない状態で、扉112を開状態とする。
ついで、開口111から予熱室11の内部に廃棄物を投
入する。廃棄物は、予め、袋に入れた状態であることが
好ましい。投入された廃棄物は、予熱室11の内部にお
いて、扉122の上面によって支持される。廃棄物投入
後、扉112を閉める。
【0043】ついで、予熱を行う(ステップ5−2)。
ここでは、配管21、熱交換部22および配管23を介
して、加熱部24に原料水(または水蒸気)を送る。加
熱部24では、電源242を用いた誘導加熱により、原
料水(または水蒸気)を加熱し、常圧で200℃〜40
0℃の過熱水蒸気とする。一般的には、加熱部24に導
入された状態では、原料水は、水蒸気となっていること
が好ましい。加熱部24で発生した熱は、予熱室11を
加熱し、予熱室11にある廃棄物を予熱する。これによ
り、廃棄物の加熱処理時間を短縮でき、しかも、熱の利
用効率を向上することが可能となる。一方、加熱部24
で得られた過熱水蒸気は、配管25を介して供給管26
に送られ、開口261を介して加熱室12に供給され、
加熱室12に充満する。このとき、扉122に形成され
た窓123を開状態としておく。これにより、加熱室1
2にある空気を予熱室11に排出することができ、加熱
室12から酸素を十分に減少させることが可能となる。
また、窓123を開状態とすることにより、予熱室11
を加熱することができ、予熱室11内の廃棄物を予熱す
ることもできる。予熱室11に移動した空気は、排気筒
13から外部に排出できる(図1における排ガスG参
照)。予熱室11に移動した空気は、排気筒13から外
部に排出できる(図1における排ガスG参照)。ここ
で、本実施形態では、排ガスGには、空気と水蒸気のみ
が基本的には含まれており、有害物質の混入は考え難
い。そこで、本実施形態は、排ガスGをそのまま建物外
に排出することも可能になるという利点がある。つい
で、シャッタ124を操作して、窓123を閉じる。
【0044】過熱水蒸気が加熱室12に充満したのち、
扉122を開ける。これにより、廃棄物を加熱室12に
導入することができる(ステップ5−3)。投入された
廃棄物(図3中符号Aで示す。)は、自重により落下し
て、支持体3によって支持される。
【0045】ついで、扉122を閉める。この状態で、
供給管26の開口261から供給された過熱水蒸気によ
り、廃棄物が加熱される(ステップ5−4)。廃棄物の
うち、溶融可能なもの(例えばプラスティック)は溶融
する。溶融しない非金属は、通常、乾燥し、あるいは、
炭化する。金属は、融点が特に低い場合を除き、固体状
態を維持する。溶融した廃棄物は、支持体3どうしの間
の間隙と、供給管26どうしの間の間隙とを通って落下
する。同様に、その他の廃棄物も、通常は、分解された
り、樹脂から離脱することにより、落下する。落下した
廃棄物は、一次回収部4の凹部41に溜まる。一次回収
部からあふれた廃棄物は、二次回収部5の凹部51に溜
まる。
【0046】ここで、本実施形態では、過熱水蒸気が充
満した雰囲気中で廃棄物を加熱処理しているので、廃棄
物が燃焼するおそれを十分に低減させることが可能であ
る。このため、廃棄物の燃焼に伴う有害ガスの発生を防
止することができる。すると、ガスの処理のための設備
を簡略とすることができ、装置の簡便化、低コスト化が
容易になるという利点がある。
【0047】また、本実施形態では、過熱水蒸気で廃棄
物を加熱することにより、廃棄物の滅菌や消毒を行うこ
とができるという利点もある。
【0048】本実施形態では、扉122を閉めた後、予
熱室11の扉112を開けて、次の廃棄物を投入するこ
ともできる。このようにすると、加熱室12からの熱に
より、次の廃棄物を効率的に予熱することが可能であ
る。
【0049】一方、予熱および加熱工程中は、循環流路
6のファン62を動作させておく。これにより、予熱室
11中にある、ある程度加熱された水蒸気を加熱部24
に送り込むことができる。これにより、装置としての熱
効率向上が期待できる。
【0050】さらに、本実施形態では、予熱室11の内
部に熱交換部22を配置したので、予熱室11中の熱の
一部を熱交換部22により回収して、有効利用すること
ができるという利点がある。
【0051】ついで、所定時間が経過した後、加熱部2
4での加熱を停止する。さらに、原料水(または原料水
蒸気)の提供を停止する。これにより、供給管26から
加熱室12への過熱水蒸気の供給を停止することができ
る。その後、所定時間経過させて、本体1の内部が10
0℃程度まで冷却されるのを待つ。これにより、一次回
収部4に回収された溶融廃棄物を固化させ、処理物を得
ることができる。ついで、一次回収部4を本体1から取
り出して、処理物を回収する。ここで、溶融廃棄物の固
化状態では、例えば金属の廃棄物などの、溶融しない廃
棄物(少なくともその一部)を内部に取り込んだ状態と
なる。従来、廃棄物中に注射針が入っていると、安全確
保のため、扱いを慎重に行う必要があり、作業が面倒に
なるという問題があった。しかし、本実施形態では、例
えば注射針などの廃棄物(少なくともその一部)を、固
化した廃棄物に取り込んだ状態とすることができる。し
たがって、処理後に得られた処理物の扱いを容易に行う
ことができる。回収された処理物は、一般には、再度溶
融されて、分別が行われる。しかしながら、この分別
は、機械的に、かつ、工場で集約的に行うことが可能な
ので、処理前に分別回収することに比べて、全体的な作
業コストは低く抑えることが可能と考えられる。
【0052】さらに、二次回収部5についても、本体1
から取り外して、固化した処理物を回収する。
【0053】ついで、支持体3の上部に処理物が残存し
ていれば、これを回収する。ついで、一次回収部4や二
次回収部5を元の状態に戻す。ついで、予熱室11にあ
る廃棄物を加熱室12に落下させる。以下の動作は前記
と同様である。もし、予熱室11に予め廃棄物を投入し
ておかなかった場合には、廃棄物を予熱室11に投入す
る工程から繰り返す。
【0054】つぎに、本発明の第2実施形態に係る廃棄
物処理装置を図6〜図10に基づいて説明する。この処
理装置は、本体1000と、水蒸気供給部2000と、
支持体3000とを主要な構成として備えている。本体
1000は、前記第1実施形態における加熱室を兼ねて
いる。本体1000は、開口部1100と、扉1200
と、排気筒1300とを備えている(図6参照)。開口
部1100は、本体1000の側面の下部に形成されて
いる。扉1200は、開口部1100を閉塞しており、
その上下動によって扉1200を開閉できるようになっ
ている。排気筒1300は、第1実施形態における排気
筒13と同様に構成されている。
【0055】水蒸気供給部2000は、原料水または原
料水蒸気導入用の配管2100と、熱交換部2200
と、配管2300と、加熱部2400と、供給管260
0とを備えている。配管2100は、第1実施形態にお
ける配管21と同様の構成である。熱交換部2200
は、本体1000の内部に収納されている。熱交換部2
200の構成は、第1実施形態の熱交換部22と同様で
ある。配管2300は、熱交換部2200で加熱された
水蒸気(または水)を加熱部2400に送るものであ
る。加熱部2400は、本体1000の内部に収納され
ている。加熱部2400は、本体2410と電源242
0とを備えている。これらの構成は、第1実施形態にお
ける加熱部24と同様である。
【0056】供給管2600の一端は、加熱部2400
の本体2410に接続されている。供給管2600は、
支持体3000の上側支持部3300(後述)の中を通
っている。これにより、供給管2600は、過熱水蒸気
の流路となっている。供給管2600の他端は、上側支
持部3300の下面に面している。これにより、本実施
形態では、供給管2600の開口2610から廃棄物に
過熱水蒸気を供給できるようになっている。供給管26
00は、実質的な意味で存在していればよい。例えば、
上側支持部3300を構成する部材によって供給管26
00を形成してもよい。
【0057】支持体3000は、下側支持部3100
と、側面支持部3200と、上側支持部3300とを備
えている。下側支持部3100は、上面が開口した皿状
に構成されている。下側支持部3100の側面は、外側
に倒れることができるようになっており、内部に廃棄物
を導入しやすいようになっている。下側支持部3100
には、この下側支持部3100を上下動させることがで
きる、ボールねじや油圧シリンダなどの任意のアクチュ
エータ(図示せず)が取り付けられている。
【0058】側面支持部3200は、筒状に構成されて
いる。側面支持部3200の外面形状は、側面支持部3
200を下側支持部3100の内部に収納できる形状と
なっている。側面支持部3200の内面形状は、側面支
持部3200の内部に、上側支持部3300の外周面を
収納できるようになっている。側面支持部3200に
も、任意のアクチュエータ(図示せず)が取り付けられ
ており、後述する動作を側面支持部3200に実行させ
ることができるようになっている。
【0059】上側支持部3300は、厚肉な板状に形成
されている。上側支持部3300の内側には、前記した
ように、供給管2600が通っている。上側支持部33
00には、複数の押圧部3310が備えられている(図
7および図8参照)。押圧部3310は、図示しないア
クチュエータによって前後動可能となっている。これに
より、押圧部3310は、上側支持部3300の下面に
付着した廃棄物(処理物)に対して突出して、これを落
下させることができるようになっている。
【0060】また、本体1の内部の適宜な位置には、離
型剤供給部7000が配置されている(図8参照)。離
型剤供給部7000は、上側支持部3300や下側支持
部3100などの表面に離型剤(機械油や廃油など)を
付着させるものである。離型剤供給部7000として
は、例えば、配管から離型材を吹き付ける構成のものを
用いることができる。
【0061】つぎに、図9に基づいて、本実施形態の処
理装置のために用いる、廃棄物収納箱8000について
説明する。この収納箱8000には、開口部8100が
設けられている。開口部8100には、この開口部81
00を開閉するための蓋8200が取り付けられてい
る。収納箱8000は、上下に2分割して積層できる構
成とすることが、搬送を容易とするために好ましい。収
納箱8100としては、外側に離型剤を含浸させた不織
布(図示せず)を用い、その内側にポリエチレン樹脂製
の箱(図示せず)を挿入する構成が好ましい。不織布
は、200℃以上の耐熱性を持つものが好ましい。また、
この不織布は、鋭利な針先でも容易に貫通しにくいもの
が好ましい。内側のポリエチレン箱は120℃程度で溶融
するものが好ましい。ただし、収納箱8100として
は、120℃程度で溶融するポリエチレンだけで構成して
もよい。
【0062】つぎに、本実施形態に係る処理装置を用い
た処理方法を、主に図10を参照しながら説明する。ま
ず、開口部8100を介して、収納箱8000の内部
に、廃棄物(例えば注射器などの医療廃棄物)を収納す
る。ついで、本体1000の扉1200(図1参照)を
開け、開口部1100を介して、下側支持部3100の
上面に収納箱8000を載せる。ついで、扉1200を
閉める。このとき、側面支持部3200は、上面支持部
3300の高さまで上がっている(図10a参照)。
【0063】ついで、側面支持部3200を下げる(図
10b参照)。これにより、処理箱8000の周囲を側
面支持部3200でほぼ覆う。ついで、供給管2600
から処理箱8000に向けて過熱水蒸気を供給する。こ
れにより、処理箱8000およびその内側にある廃棄物
が加熱される。すると、医療廃棄物を構成している樹脂
を溶解させることができる。この作業と同時にまたは前
後して、下側支持部3100を上昇させる(図10c参
照)。このとき、側面支持部3200も上昇させる。こ
れにより、処理箱8000の中の樹脂は、押しつぶされ
ながら、さらに溶解される。また、廃棄物のうち、紙や
有機物は、過熱水蒸気により加熱され、かつ乾燥され
る。この作業を、廃棄物が完全に乾燥し、または若干炭
化するまで続ける。通常は、予め設定された時間だけ、
この加熱を行う。
【0064】ついで、下側支持部3100を下降させる
(図10d参照)。これと同時にまたは前後して、処理
箱8000への過熱水蒸気の供給を停止する。このと
き、側面支持部3200は、上昇した位置を保つ(図1
0e参照)。このようにして、加熱処理され、かつ減容
された処理物を得ることができる(図10f)。つい
で、扉1200を開き、処理物を取り出す。また、本実
施形態では、下側支持部3100の下降と同時に、押圧
部3310を下方に突き出す。これにより、上側支持部
3300に付着した廃棄物(処理物)を落下させること
ができる。
【0065】ついで、つぎの作業を行う前に、離型剤の
供給部7000から離型剤を所定の箇所に供給してお
く。下側支持部3100の内部にも離型剤を供給してお
く。ついで、前記した動作を繰り返す。これらの動作
は、適宜な制御装置を用いることにより、自動的に行う
ことができる。
【0066】第2実施形態の装置によれば、廃棄物を押
しつぶしながら、過熱水蒸気を吹き付けることができる
ので、処理物を確実に減容させることができるという利
点がある。前記以外の他の構成および利点は、前記した
第1実施形態と同様なので、説明を省略する。
【0067】なお、前記各実施形態の記載は単なる一例
に過ぎず、本発明に必須の構成を示したものではない。
各部の構成は、本発明の趣旨を達成できるものであれ
ば、前記に限らない。
【0068】また、前記実施形態では、過熱水蒸気を用
いたが、他の種類の加熱蒸気を用いることも可能であ
る。
【0069】さらに、前記実施形態では、加熱部24・
2400における加熱手段として誘導加熱を用いたが、
これに限らず、通常の抵抗加熱、バーナによる加熱、マ
イクロ波による加熱など、各種の加熱手段を用いること
が可能である。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、廃棄物、例えば医療廃
棄物を簡便な構成で処理できる装置および方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における廃棄物処理装置
の概略的な全体構成を説明するための縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に用いる扉の図であり、
図(a)は平面図、図(b)は図(a)のB−B線に沿
う断面図である。
【図3】図1のC−C線に沿う要部の断面図である。
【図4】図3の一部拡大図である。
【図5】本発明の第1実施形態における廃棄物処理方法
の概略を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態における廃棄物処理装置
の概略的な全体構成を説明するための縦断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に用いる上側支持部の底
面図である。
【図8】図6の要部拡大図である。
【図9】廃棄物収納箱の側面図である。
【図10】本発明の第2実施形態における廃棄物処理装
置の動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
A 廃棄物 G 排ガス W 処理物 1・1000 本体 11 予熱室 111 予熱室の開口 112 予熱室の扉 1100 本体の開口部 1200 本体の扉 12 加熱室 121 加熱室の開口 122 加熱室の扉 123 窓 124 シャッタ 13・1300 排気筒 2・2000 水蒸気供給部 22・2200 熱交換部 24・2400 加熱部 241 加熱部の本体 242 電源 26・2600 供給管 261・2610 開口 3・3000 支持体 3100 下側支持部 3200 側面支持部 3300 上側支持部 3310 押圧部 4 一次回収部 5 二次回収部 6 循環流路 61 配管 62 ファン 63 逆止弁 7000 離型剤供給部 8000 廃棄物収納箱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C058 AA27 BB05 EE26 4C341 LL13 4D004 AA48 CA03 CA29 CA32 CA42 CA45 CA46 CB02 CB15 CB32 CB36 CB42 CB43 CB44 CC01

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体を備えた廃棄物処理装置であって、
    前記本体は、加熱室を有し、前記加熱室は、その内部に
    廃棄物を収容できる構成となっており、かつ、前記加熱
    室の内部は、過熱水蒸気を充満できる構成となっている
    ことを特徴とする廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱室に過熱水蒸気を供給する水蒸
    気供給部をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載
    の廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記水蒸気供給部は、原料水または原料
    水蒸気を加熱して過熱水蒸気とする加熱部を備えている
    ことを特徴とする請求項2記載の廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記水蒸気供給部は、前記本体の内部に
    存在する過熱水蒸気と原料水または原料水蒸気との間で
    熱交換を行う熱交換部を備えたことを特徴とする請求項
    2または3記載の廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】 前記水蒸気供給部は、前記加熱室の内部
    に配置された供給管を有しており、前記供給管は、前記
    加熱室の内部に連通され、かつ、過熱水蒸気を前記加熱
    室に供給する開口を備えていることを特徴とする請求項
    2〜4のいずれか1項記載の廃棄物処理装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱室内において廃棄物を支持する
    支持体をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1項記載の廃棄物処理装置。
  7. 【請求項7】 前記支持体は複数であり、これらの支持
    体どうしは離間されていることを特徴とする請求項6記
    載の廃棄物処理装置。
  8. 【請求項8】 前記支持体は、請求項5記載の前記供給
    管における前記開口の上方に配置され、かつ、前記開口
    を覆っていることを特徴とする請求項6または7記載の
    廃棄物処理装置。
  9. 【請求項9】 前記支持体の下方には、溶融または落下
    した廃棄物が収納される一次回収部が配置されているこ
    とを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項記載の廃棄
    物処理装置。
  10. 【請求項10】 前記一次回収部の下方には、前記一次
    回収部から落下した廃棄物が収納される二次回収部が配
    置されていることを特徴とする請求項9記載の廃棄物処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記本体の内部に供給された過熱水蒸
    気を前記水蒸気供給部に環流させる循環流路をさらに備
    えたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記
    載の廃棄物処理装置。
  12. 【請求項12】 前記本体は、さらに予熱室を備えてお
    り、前記予熱室には、前記水蒸気供給部の全部または一
    部が収納されていることを特徴とする請求項2〜5のい
    ずれか1項に記載の廃棄物処理装置。
  13. 【請求項13】 前記予熱室は、前記加熱室に隣接して
    配置されており、さらに、前記予熱室と前記加熱室と
    は、開閉可能な扉により仕切られていることを特徴とす
    る請求項12記載の廃棄物処理装置。
  14. 【請求項14】 前記扉には、前記予熱室と加熱室とを
    連通させることができ、かつ、開閉可能とされた窓が備
    えられていることを特徴とする請求項13記載の廃棄物
    処理装置。
  15. 【請求項15】 過熱水蒸気により廃棄物を加熱処理す
    ることを特徴とする廃棄物処理方法。
  16. 【請求項16】 過熱水蒸気により廃棄物を加熱し、こ
    れによって、廃棄物から処理物を得ることを特徴とする
    処理物の製造方法。
  17. 【請求項17】 過熱水蒸気により廃棄物を加熱し、こ
    れによって、廃棄物を溶融させ、ついで、溶融された廃
    棄物を固化させることを特徴とする廃棄物処理方法。
  18. 【請求項18】 過熱水蒸気により廃棄物を加熱し、こ
    れによって、廃棄物の一部を溶融させ、さらに、溶融し
    なかった廃棄物が溶融した廃棄物中に存在する状況で、
    溶融された廃棄物を固化させることを特徴とする廃棄物
    処理方法。
  19. 【請求項19】 過熱水蒸気により廃棄物を加熱し、こ
    れによって、廃棄物の一部を溶融させ、さらに、溶融し
    なかった廃棄物が溶融した廃棄物中に存在する状況で、
    溶融された廃棄物を固化させることにより、固化した処
    理物を得ることを特徴とする処理物の製造方法。
  20. 【請求項20】 本体を備えた廃棄物処理装置であっ
    て、前記本体は、加熱室を有し、前記加熱室は、その内
    部に廃棄物を収容できる構成となっており、かつ、前記
    加熱室の内部は、過熱蒸気を充満できる構成となってい
    ることを特徴とする廃棄物処理装置。
  21. 【請求項21】 前記本体の内部において廃棄物を支持
    する支持体をさらに備え、前記支持体は、下側支持部と
    上側支持部とを備え、前記下側支持部は、前記廃棄物の
    下側を支持し、かつ、上方に移動することによって、前
    記廃棄物を前記上側支持部に押しつける構成となってい
    ることを特徴とする請求項1記載の廃棄物処理装置。
  22. 【請求項22】 前記下側支持部に支持された前記廃棄
    物に過熱水蒸気を供給する水蒸気供給部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項21記載の廃棄物処理装置。
  23. 【請求項23】 前記水蒸気供給部は、過熱水蒸気の流
    路を形成する供給管を備えており、前記供給管は、前記
    上側支持部の内部を通過する位置に配置されており、前
    記供給管は、前記下側支持部に支持された前記廃棄物に
    面する位置に配置された開口を備えていることを特徴と
    する請求項21または22に記載の廃棄物処理装置。
  24. 【請求項24】 前記上側支持部は、前記下側支持部に
    よって前記上側支持部に押しつけられた前記廃棄物に対
    して突出可能とされた押圧部を備えていることを特徴と
    する請求項21〜23のいずれか1項に記載の廃棄物処
    理装置。
  25. 【請求項25】 前記過熱水蒸気に代えて、水蒸気以外
    の蒸気が用いられていることを特徴とする請求項21〜
    24のいずれか1項に記載の廃棄物処理装置。
  26. 【請求項26】 廃棄物を箱体に収納し、ついで、前記
    箱体を押しつぶしながら、または押しつぶした後に、前
    記箱体に向けて過熱蒸気を供給することを特徴とする廃
    棄物処理方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005075119A1 (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Natsuhara Corporation 医療廃棄物処理装置
CN100340351C (zh) * 2005-04-27 2007-10-03 宋民强 一种热溶解膨化处理生活垃圾的方法
CN101745135A (zh) * 2008-12-22 2010-06-23 张学斌 医疗垃圾灭菌设备
JP2014048168A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Fuji Electric Co Ltd 放射性物質汚染物質の除染方法及びその除染装置
CN113549770A (zh) * 2021-07-13 2021-10-26 王永宏 一种电子废弃物有色金属回收用真空提纯设备

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