JP2003250724A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP2003250724A
JP2003250724A JP2002052545A JP2002052545A JP2003250724A JP 2003250724 A JP2003250724 A JP 2003250724A JP 2002052545 A JP2002052545 A JP 2002052545A JP 2002052545 A JP2002052545 A JP 2002052545A JP 2003250724 A JP2003250724 A JP 2003250724A
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wall portion
porous
vacuum cleaner
porous wall
chamber
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Application number
JP2002052545A
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English (en)
Inventor
Kenji Harada
健司 原田
Ritsuo Takemoto
律雄 竹本
Masatoshi Tanaka
正俊 田中
Kiyoshi Ebe
清 江部
Masayoshi Matsuno
真愛 松野
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルタを本体ケースとは別途形成したものに
比べて、部品点数を削減できると共に、フィルタを本体
ケースに貼り付ける作業を省略できる電気掃除機を提供
すること。 【解決手段】本体ケース(6,50)の排気風路(排気
室10a,10c,送風機室56)を形成する壁部(上
壁9b、側壁9c,9d、後壁50a、隔壁55)の少
なくとも一部を本体ケース(6,50)と一体に形成さ
れた通気性のある多孔質壁部(16,17,42,50
a,55a)としている。この構成によれば、本体ケー
スとは別体のフィルタを設けていないので、部品点数を
削減できると共に、フィルタを本体ケースに貼り付ける
作業を省略できる。多孔質壁部を介して排気できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通気性のある壁
部を有する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機では、電動送風機の排
気側に連通する風路に開口する排気口を本体ケースに設
け、この排気口を覆うようにウレタン製のフィルタを本
体ケースの内面に貼り付けるようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、フィ
ルタを本体ケースに貼り付ける作業があるため、手間が
かかるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、部品点数を削減できる
と共に、フィルタを本体ケースに貼り付ける作業を省略
できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明の電気掃除機は、集塵室に吸込負圧を作用
させる電動送風機が掃除機本体の本体ケース内に配設さ
れ、前記電動送風機から排出されるエアを排気する排気
風路が前記本体ケース内に設けられ、前記本体ケースの
前記排気風路を形成する壁部の少なくとも一部を前記本
体ケースと一体に形成された通気性のある多孔質壁部と
したことを特徴とする。
【0006】この構成によれば、部品点数を削減できる
と共に、フィルタを本体ケースに貼り付ける作業を省略
できる。また多孔質壁部を介して排気もできる。
【0007】
【発明の実施の形態1】以下、この発明の実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0008】図1において、1は電気掃除機の掃除機本
体、2は蛇腹状で可撓性のある集塵ホース、3は集塵ホ
ース2の自由端部に設けられた手元操作パイプ、4は手
元操作パイプ3に接続された延長パイプ(延長管)、5
は延長パイプ4に接続された吸込口体である。尚、図1
中、S1,S2,S3は手元操作パイプ3に設けられた
スイッチである。また、吸込口体5には下方に開口する
吸込口(図示せず)が設けられている。
【0009】掃除機本体1は、図2に示したように、本
体ケース6と、本体ケース6の上部を覆うカバー7を有
する。この本体ケース6は、前側に容器取付凹部8aが
設けられた下ケース8、この下ケース8の後部上に取り
付けられた上ケース9を有する。
【0010】この下ケース8と上ケース9との間には送
風機室10が形成され、送風機室9内には電動送風機1
1が上方に向けて配設されている。この電動送風機11
は、遠心ファン部12と、遠心ファン部12内の図示し
ないインペラーを回転駆動するモータ部13を有する。
13aはモータ部12の排気口である。この遠心ファン
部12がゴム等の弾性部材14を介して上ケース9の円
筒部9a内に支持され、モータ部13はゴム等の弾性部
材15を介して下ケース8の円筒部8aに支持されてい
る。そして、このモータ部13の周囲には排気室10a
が排気風路として形成されている。また、遠心ファン部
12の吸込口12aと上ケース9の上壁9bとの間には
吸込室10bが形成されている。
【0011】しかも、上ケース9の上壁9bの略中央に
は上方に膨出する多孔質壁部16が形成され、上ケース
9の左右の側壁9c,9dには図3に示したように多孔
質壁部17,17が形成されている(図4,図6,図7
参照)。
【0012】この様な多孔質壁部16,17は、例えば
次のようにして形成されている。先ず、熱可塑性樹脂か
らなる細かい粒子状の樹脂粉体と細かい粒子状の溶解性
粉体(多孔質壁部16の場合には後述するフィルタ26
を作る場合の溶解性粉体の粒径より小さい粒径の粉体、
多孔質壁部17の場合は10μ以下の粒径の粉体)との
混合粉体を成型型内に充填すると共に、この混合粉体の
樹脂粉体を加熱溶融して、この樹脂粉体の粒子同士を溶
融結合させ後、この樹脂粉体を冷却して硬化させて成形
体を形成する。この成型体を、上ケース9の成形金型
(図示せず)の所定位置(上壁9bを形成する部分と側
壁9c,9dを形成する部分)にセットして、上ケース
9を射出成形により形成する。この際、成型体は上ケー
ス9の所定位置に一体に結合される。この後、上ケース
9を溶解液に浸して、上ケース9と一体の成型体内の溶
解性粉体を溶解液で溶出させることにより、微細で互い
に連通する小孔が多数形成された多孔質壁部16,17
が上ケース9に形成され、多孔質壁部16,17が通気
性を有するようになる。
【0013】ここで、多孔質壁部16,17と上ケース
9の多孔質壁部16,17以外の部分を同じ樹脂材料
(例えばABSやポリプロピレン)から形成すること
で、多孔質壁部16,17と上ケース9の多孔質壁部1
6,17以外の部分を確実に一体に接合できる。しか
も、多孔質壁部16,17と上ケース9の多孔質壁部1
6,17以外の部分との間に継ぎ目等が生じないので、
外観上の見栄えが損なわれない。また、多孔質壁部1
6,17は、硬質に形成できる。しかも、多孔質壁部1
6,17と上ケース9の多孔質壁部16,17以外の部
分を同じ樹脂材料(例えばABSやポリプロピレン)か
ら形成することで、リサイクルがし易くなる。
【0014】尚、樹脂粉体としては例えばABSを用
い、溶解性粉体としては例えば塩等を用いた場合、溶解
液は水になる。しかし、溶解性粉体及び溶解液として
は、溶解性粉体を樹脂粉体による成型体から溶解液によ
り溶出させる際、成型体に影響が生じないものであれ
ば、他の材料を用いてもよい。
【0015】また、下ーケース8の後部には下方に開口
するバッテリ収納室18が形成され、このバッテリ収納
室18の下方への開口には底蓋19が図示しないビス等
により着脱可能に取り付けられている。このバッテリ収
納室18と排気室10aは隔壁18aにより区画されて
いる。そして、バッテリ収納室18内には、充電式のバ
ッテリ20が取り付けられている。尚、隔壁18aの少
なくとも一部及び底板19に多孔質壁部17と同様な多
孔質壁部を形成して、本体ケース6の排気風路の一部を
形成して、バッテリ20による電動送風機11の駆動制
御時に、発熱するバッテリ20の冷却を行うようにして
も良い。
【0016】このバッテリ20は、図示を省略した制御
回路を介して電動送風機11に駆動電力を供給するよう
になっている。この構成には周知の構成を採用できるの
で、その詳細な説明は省略する。
【0017】更に、容器取付凹部8aには、サイクロン
式の集塵容器(ダストカップ)21の下端部が着脱可能
に収納されている。
【0018】この集塵容器21は、筒状の集塵容器本体
22と、集塵容器本体22の上端部に装着されたフィル
タ23を有する。このフィルタ23は、集塵容器本体2
2の上端部内に嵌合されたフィルタ枠24と、フィルタ
枠24の下部に下方に向けて保持された目の粗い籠状の
第1のフィルタ25と、フィルタ枠24に保持された目
の細かい第2のフィルタ26を有する。この第2のフィ
ルタ26は、樹脂製で多孔質の部材から形成されてい
る。22aは集塵容器本体22内の集塵室である。
【0019】尚、フィルタ枠24は、図8に示したよう
に下フィルタ枠24aと下フィルタ枠24aに嵌着され
る上フィルタ枠24bを有し、このフィルタ枠24a,
24b間に第2のフィルタ26が保持される。また、こ
の下フィルタ枠24aの周面にはシリコンゴム製の筒状
シール部材24cが図6の如く嵌着される。
【0020】尚、この第2のフィルタ26は、熱可塑性
樹脂からなる細かいの粒子状の樹脂粉体と細かい粒子状
の溶解性粉体(例えば、略20μ〜30μの粒径の粉
体)との混合粉体を成型型内に充填すると共に、この混
合粉体の樹脂粉体を加熱溶融して、この樹脂粉体の粒子
同士を溶融結合させ後、この樹脂粉体を冷却して硬化さ
せて成形体を形成し、この成型体を溶解製粉体の溶解液
中に浸漬して、成型体内の溶解製粉体を溶解させること
により、形成されている。この樹脂粉体としては例えば
ABSやポリプロピレン等を用い、溶解性粉体としては
例えば塩等が用いられるが、これらに限定されものでは
なく、樹脂粉体や溶解製粉体は他の材料であっても良
い。
【0021】従って、フィルタ枠24やフィルタ25,
26を同じ材質の樹脂、例えばポリプロピレン等から形
成することにより、リサイクルが容易となる。また、フ
ィルタ枠24やフィルタ26を同じ材質の樹脂から形成
することで、フィルタ枠24やフィルタ26を一体に形
成することもできる。この場合には、部品点数を削減で
きる。
【0022】また、フィルタ枠24には上面及び集塵容
器本体22内に周方向に向けて開口する吸込口27が形
成され、カバー7には吸込口27の上端に連通するホー
ス接続口28が形成されている。更に、カバー7には、
前側開口29aがフィルタ23を介して集塵容器本体2
2に連通し、且つ、後側開口29bが多孔質壁部16を
介して吸込室10bに連通する吸込風路29が形成され
ている。30は、吸込風路29の後部開口29bの周囲
に沿ってカバー7に取り付けられたシール部材である。
【0023】尚、集塵ホース2の一端部に設けられた接
続パイプ2aは、ホース接続口28に着脱可能に接続さ
れている。図2中、31は下ケース8の前側下面に取り
付けられた前輪としてのキャスター、32は下ケース8
の後部の両側に取り付けられた後輪である。
【0024】次に、この様な構成の電気掃除機の作用を
説明する。
【0025】手元操作パイプ3のスイッチS1,S2,
S3等を操作することで、バッテリ20から電動送風機
11のモータ部13に駆動電力が供給され、電動送風機
11が作動される。この作動により、電動送風機11の
吸込口12aに吸込負圧が発生する。この吸込負圧は、
吸込室10b,多孔質壁部16,吸込風路29,多孔質
フィルタ26及びフィルタ25を介して、集塵容器21
の集塵室22aに作用した後、集塵ホース2,手元操作
パイプ3及び延長パイプ4を介して吸込口体5に作用す
る。
【0026】これにより、清掃面の塵埃がエアと共に吸
込口体5内に吸い込まれ、この吸い込まれた塵埃を含む
エアは延長パイプ4,手元操作パイプ3及び集塵ホース
2を介して吸込口27から集塵容器21の集塵室22a
内に流入する。この集塵室22aに流入した塵埃を含む
エアは、集塵容器本体22の内周面に沿って流れて集塵
室22a内で旋回流となった後、フィルタ25,26を
介して吸込風路29内に流入する。
【0027】この際、エアに含まれる塵埃は、一部が自
重により落下して堆積し、残りがフィルタ25,26に
捕集される。この様にして塵埃が捕集されて清浄化され
たエアは、多孔質壁部16を透過して吸込室10bに流
入した後、電動送風機11のエア吸込口12aから遠心
ファン部12内に吸い込まれる。この遠心ファン部12
内に吸い込まれたエアは、モータ部13内を流れて内部
を冷却した後、排気室10a内に排気される。そして、
この排気されたエアは、上ケース9の側壁9b,9cに
設けた多孔質壁部17の全体を透過して、大気に排気さ
れる。
【0028】この際、エアは、多孔質壁部17全体から
染み出る様に大気に排気されるので、強い排気風が特定
の方向に向いて吹き出される様な電気掃除機と比べる
と、清掃作業者に不快感を与えるのを防止できる。しか
も、この様な多孔質壁部17を設けることで、全体とし
て排気面積を広げることができる。
【0029】また、多孔質壁部17は、電動送風機11
のカーボンブラシが整流子によって削り取られる微細な
カーボン粒子が電動送風機のモータ部からの排気と共に
排出されても、この排気に含まれるカーボン粒子を捕集
して、カーボン粒子が大気に排気されるのを未然に防止
する。 (変形例1)以上説明した実施例では、多孔質壁部17
を単層に形成した例を示したが、必ずしもこの構成に限
定されるものではない。
【0030】例えば、図9に示したように多孔質壁部1
7を形成するために、軟質の内側多孔質壁形成用成形体
17aと硬質の外側多孔質壁形成用成形体17bを用意
する。この内側多孔質壁形成用成形体17aには多数の
位置決穴40が形成され、外側多孔質壁形成用成形体1
7bには位置決穴40に挿入する位置決突部41が形成
されている。
【0031】この様な多孔質壁形成用成形体17a,1
7bは、熱可塑性樹脂からなる細かい粒子状の樹脂粉体
と細かい粒子状の溶解性粉体(10μ以下の粒径の粉
体)との混合粉体を成型型内に充填すると共に、この混
合粉体の樹脂粉体を加熱溶融して、この樹脂粉体の粒子
同士を溶融結合させ後、この樹脂粉体を冷却して硬化さ
せることにより形成される。この際、樹脂粉体の高分子
密度を変えることで内側多孔質壁形成用成形体17aを
軟質に形成し,外側多孔質壁形成用成形体17bを硬質
にすることができる。
【0032】この様にして形成された内側多孔質壁形成
用成形体17aの位置決穴40に外側多孔質壁形成用成
形体17bの位置決突部41を挿入することにより、多
孔質壁形成用成形体17a,17b同士を重ね合わせ
て、多孔質壁形成用成形体17a,17bの合わせ部同
士を成形型内で熱融着させることで、多孔質壁形成用成
形体17a,17bを一体に接合した成型体が形成され
る。
【0033】この様にして形成した多孔質壁形成用成形
体17a,17bからなる成型体を、上ケース9の成形
金型(図示せず)の所定位置(側壁9c,9dを形成す
る部分)にセットして、上ケース9を射出成形により形
成する。この際、成型体は、上ケース9の所定位置に一
体に結合される。
【0034】この後、上ケース9を溶解液に浸して、上
ケースに一体に形成された成型体内の溶解性粉体を溶解
液で溶出させることにより、成型体が図10に示したよ
うに軟質の内側多孔質層(内側多孔質壁部)17a1及
び硬質の外側多孔質層(外側多孔質壁部)17b1から
なる多孔質壁部17となり、内側多孔質層17a1及び
外側多孔質層17b1内に微細で互いに連通する小孔が
多数形成され、内側多孔質層17a1及び外側多孔質層
17b1が通気性を有するようになる。
【0035】この構成によれば、電動送風機11の排気
口13aから排出されたエアは、内側多孔質層(内側多
孔質壁部)17a1及び外側多孔質層(外側多孔質壁
部)17b1を透過して大気に排気される。この際、多
孔質壁部17は、電動送風機11のカーボンブラシが整
流子によって削り取られる微細なカーボン粒子が電動送
風機のモータ部からの排気と共に排出されても、この排
気に含まれるカーボン粒子を捕集して、カーボン粒子が
大気に排気されるのを未然に防止する。
【0036】また、電動送風機11から発生して排気室
10aに伝播される騒音を軟質の内側多孔質層(内側フ
ィルタ壁部)17a1により吸収して、騒音が外部に洩
れる量を効果的に低減できる。しかも、外側多孔質層
(外側多孔質壁部)17b1は硬質であるので、多孔質
壁部17全体としては成型された形状を保持している。
【0037】尚、内側多孔質層17a1には、外側多孔
質層17b1より粒径が大きい溶解性粉体を用いて形成
することができる。この場合には、騒音の最も大きい周
波数を吸収可能な内側多孔質層を形成することもでき
る。 (変形例2)また、図10では、内側多孔質層(内側多
孔質壁部)17a1を軟質に形成し、外側多孔質層(外
側多孔質壁部)17b1を硬質に形成した例を示した
が、必ずしもこれに限定されるものではない。
【0038】例えば、多孔質壁部17を、図10に示し
たように硬質の内側多孔質層(内側多孔質壁部)17a
2と、軟質の外側多孔質層(外側多孔質壁部)17b2
から構成してもよい。この場合には、多孔質壁部17を
形成する溶解性粉体の粒径を10μ以下にする。
【0039】この構成によれば、電動送風機11の排気
口13aから排出されたエアは、内側多孔質層(内側多
孔質壁部)17a1及び外側多孔質層(外側多孔質壁
部)17b1を透過して大気に排気される。この際、多
孔質壁部17は、電動送風機11のカーボンブラシが整
流子によって削り取られる微細なカーボン粒子が電動送
風機のモータ部からの排気と共に排出されても、この排
気に含まれるカーボン粒子を捕集して、カーボン粒子が
大気に排気されるのを未然に防止する。
【0040】しかも、多孔質壁部17の外側多孔質層
(外側多孔質壁部)17b2は軟質であるので、外側多
孔質層17b2が家具や壁等の障害物に当たっても、外
側多孔質層17b2が衝撃を吸収して外側多孔質層17
b2と家具や壁等の障害物との傷突きを未然に防止する
バンパー機能を有することになる。
【0041】
【発明の実施の形態2】図12(a)は、上述した構成
に加えて、電動送風機のモータ部13の周囲を筒状の多
孔質壁部(多孔質筒状壁部)42で覆うようにした例を
示したものである。この多孔質壁部42は、図12
(b)に示したように、軟質の内側多孔質層(内側多孔
質壁部)42aと硬質の外側多孔質層(外側多孔質壁
部)42bから構成されている。
【0042】この多孔質壁部42も、図10に示した多
孔質壁部17と同様にして形成されていると共に、下ケ
ース8の射出成形に際して下ケース8に一体に形成され
ている。これにより、多孔質壁部42の外周には排気室
10aが形成され、モータ部13と多孔質壁部42との
間には排気室10cが形成される。この場合、多孔質壁
部42を形成する溶解性粉体の粒径としては例えば10
〜20μのものが用いられる。尚、内側多孔質層42a
は、外側多孔質層42より粒径が大きい溶解性粉体を用
いて形成することができる。この場合には、騒音の最も
大きい周波数を吸収可能な内側多孔質層を形成すること
もできる。
【0043】この構成によれば、電動送風機11の排気
口13aから排気室10c内に排出されたエアは、内側
多孔質層(内側多孔質壁部)42a及び外側多孔質層
(外側多孔質壁部)42bを透過して排気室10aに流
入する。この際、筒状の多孔質壁部42は、電動送風機
11のカーボンブラシが整流子によって削り取られる微
細なカーボン粒子が電動送風機のモータ部からの排気と
共に排出されても、この排気に含まれるカーボン粒子を
捕集して、カーボン粒子が排気室10aに排気されるの
を防止する。
【0044】また、電動送風機11から発生する騒音を
内側多孔質層(内側フィルタ壁部)42aにより吸収し
て、騒音が排気室10aに洩れる量を効果的に低減でき
る。しかも、この構成に図10に示した構成を組み合わ
せることにより、排気室10aに洩れた騒音を多孔質壁
部17の内側多孔質層(内側フィルタ壁部)17a1に
より吸収して、騒音が外部に洩れる量を更に効果的に低
減できる。この様に電動送風機11で発生する騒音を内
側多孔質層42a,17a1で二重に吸収させることに
より、騒音が外部に洩れる量を変形例1よりも更に効果
的に低減できる。
【0045】
【発明の実施の形態3】図13〜図15は、この発明の
実施の形態3を示したものである。この図13〜図15
に示した掃除機本体1の本体ケース50の前部側は、前
後に間隔をおいて配設された左右に延びる隔壁51,5
2よって、前側の集塵室53と、中間の吸込室54とに
区画されている。尚、本体ケース50以外の構成は、図
1に示した構成と同じであるので、図1と同一部分又は
類似するには図1に付した符号と同じ符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0046】また、本体ケース50の後部側は、前後に
延びて隔壁52及び本体ケース50の後壁50aとに連
設された隔壁55により後側の送風機室(排気室)56
及びコードリール室(排気風路)57に区画されてい
る。この送風機室56及びコードリール室57は左右に
並設されている。
【0047】そして、送風機室56内には電動送風機5
8が配設されている。この電動送風機58は、遠心ファ
ン部59と、遠心ファン部59を作動させるモータ部6
0を有する。この遠心ファン部59の吸込口59aは吸
込室53に開口している。また、モータ部60の排気口
60aは排気室(排気風路)としての送風機室56に開
口している。
【0048】更に、コードリール室57内には、電源コ
ード61を捲回したコードリール62が回転自在に保持
されている。このコードリール62は、電源コード61
を巻き取る方向に回動付勢されている。また、電源コー
ド61は本体ケース50に設けたコード引出口63から
引出可能に設けられている。
【0049】そして、隔壁51には多孔質壁部51aが
一体に形成され、隔壁55には多孔質壁部55aが一体
に形成され、後壁50aには多孔質壁部50bが一体に
形成されている。
【0050】この多孔質壁部50b,51a,55a
は、上述したのと同様に、例えば次のようにして形成さ
れている。先ず、熱可塑性樹脂からなる細かい粒子状の
樹脂粉体と細かい粒子状の溶解性粉体(多孔質壁部51
aの場合には20〜30μの粒径の粉体、多孔質壁部5
0b,55aの場合10μ以下の粒径の粉体)との混合
粉体を成型型内に充填すると共に、この混合粉体の樹脂
粉体を加熱溶融して、この樹脂粉体の粒子同士を溶融結
合させ後、この樹脂粉体を冷却して硬化させて成形体を
形成する。この成型体を、ケース本体50の成形金型
(図示せず)の所定位置(隔壁51,55を形成する部
分と後壁50aを形成する部分)にセットして、本体ケ
ース50を射出成形により形成する。この際、成型体は
本体ケース50の所定位置に一体に結合される。この
後、本体ケース50を溶解液に浸して、本体ケース50
と一体の成型体内の溶解性粉体を溶解液で溶出させるこ
とにより、微細で互いに連通する小孔が多数形成された
多孔質壁部50b,51a,55aが本体ケース50に
一体に形成され、多孔質壁部50b,51a,55aが
通気性を有するようになる。
【0051】次に、この様な構成の電動送風機の作用を
説明する。
【0052】この様な構成においては、電動送風機58
が作動させられると、電動送風機58は集塵室53内に
吸込負圧が作用する。この吸込負圧は、集塵ホース2,
手元操作パイプ3,延長管4を介して吸込口体5に作用
する。これにより、清掃面の塵埃はエアと共に吸込口体
5内に吸い込まれることになる。この吸込口体5に吸い
込まれた塵埃を含むエアは、延長パイプ4,手元操作パ
イプ2,集塵ホース2を介して集塵室内53内の紙パッ
クフィルタ53a内に流入する。そして、エアのみが紙
パックフィルタ53aを透過し、塵埃は紙パックフィル
タ53aに捕集される。また、紙パックフィルタ53a
を透過したエアは、多孔質壁部51aを透過して吸込室
54から遠心ファン部59内に吸込口59aから吸い込
まれた後、モータ部60内を冷却して、排気口60aか
ら送風機室56内に排気される。
【0053】この排気されたエアは、一部が多孔質壁部
50bを透過して本体ケース50の後部から大気に排気
され、残りは多孔質壁部55aを透過してコードリール
室57内に流入する。このコードリール室57内に流入
したエアは、電源コード61を冷却した後、コード引出
口63から大気に排気される。
【0054】一方、電動送風機58のモータ部60は、
作動時にカーボンブラシが整流子によって削り取られ
て、微細なカーボン粒子を電動送風機のモータ部からの
排気と共に排出する。しかし、多孔質壁部50b,55
aは、この排気に含まれるカーボン粒子を捕集して、カ
ーボン粒子が排気室10aに排気されるのを防止する。
【0055】また、エアが多孔質壁部55aを透過して
コードリール室57内に流入しても、このエアに含まれ
るカーボン粒子がコードリール室57内に流入すること
はないので、コードリール62の図示しない電極にカー
ボン粒子が付着して電極が短絡するようなことは防止で
きる。
【0056】尚、本実施例では、送風機室46とコード
リール室47を横に並設した構成において、コードリー
ル室47に冷却風を透過させる多孔質壁部55aを設け
た例を示したが、必ずしもこの構成に限定されるもので
はない。例えば、送風機室46の後方に送風機室46と
隔壁で区画されたコードリール室を設けて、この隔壁に
多孔質壁部55aと同じ多孔質壁部を設けた構成として
もよい。
【0057】また、以上説明した実施例では、10μ以
下から30μ程度の粒径の溶解性粉体を用いて多孔質壁
部を形成した例を示したが、必ずしもこれに限定される
ものではない。例えば、10μ〜200μの範囲の溶解
性粉体を用いて多孔質壁部や集塵容器のフィルタを形成
することができる。
【0058】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、集塵室(22a,53)に吸込負圧を作用させる電
動送風機(11,58)が掃除機本体1の本体ケース
(6,50)内に配設され、電動送風機(11,58)
から排出されるエアを排気する排気風路(排気室10
a,10b,送風機室56)が前記本体ケース内に設け
られている。そして、本体ケース(6,50)の排気風
路(排気室10a,10c,送風機室56)を形成する
壁部(上壁9b、側壁9c,9d、後壁50a、隔壁5
5)の少なくとも一部を本体ケース(6,50)と一体
に形成された通気性のある多孔質壁部(16,17,4
2,50a,55a)としている。この構成によれば、
本体ケースとは別体のフィルタを設けていないので、部
品点数を削減できると共に、フィルタを本体ケースに貼
り付ける作業を省略できる。多孔質壁部を介して排気で
きる。
【0059】また、従来は本体ケースがABS樹脂等か
ら形成され、排気フィルタはウレタンから形成されてい
るため、電気掃除機の各部品のリサイクルのためにはフ
ィルタを本体ケースから取り外して、フィルタを本体ケ
ースから分別する必要があるため、手間がかかる。
【0060】しかし、本実施の形態のよれば、多孔質壁
部を本体ケースと同じ材料から一体に形成した場合、分
別が不要となるので、リサイクルし易い。
【0061】また、本実施の形態によれば、集塵室(2
2a,53)と電動送風機(11,58)の吸込室(1
0b,54)とを区画する壁部(上壁9b,隔壁51)
の少なくとも一部を多孔質壁部(16,51a)から一
体に形成している。
【0062】この構成によれば、フィルタ本体やこれを
保持するフィルタ枠を本体ケースとは別途設ける必要が
ない分だけ、部品点数を削減できる。多孔質壁部を介し
て排気できる。
【0063】また、集塵室形成体が本体ケースの場合、
従来であるとフィルタがフィルタ本体とこれを保持する
保持枠等を備えているので、部品点数が多くなる。しか
も、フィルタを本体ケースに組み付ける作業が必要であ
る。しかし、この発明の実施の形態によれば、部品点数
を削減できると共に、フィルタを本体ケースに組み付け
る作業を省略できる。フィルタの取付枠等が不要とな
る。その上、本体ケースと多孔質隔壁が同じ材料から形
成されるので、リサイクルしやすい。
【0064】また、壁部がダストカップ(集塵容器2
1)の場合、従来であると、ダストカップの上端部に設
けられるフィルタがフィルタ枠と該フィルタ枠に保持さ
れるフィルタは材質が異なるので、リサイクルしにく
い。しかし、この発明の実施の形態によれば、フィルタ
25,26とフィルタ枠24は同じ材質から形成するこ
tができる。この様に、フィルタ25,26とフィルタ
枠24を同じ材質から形成することにより、リサイクル
がし易くなる。
【0065】更に、本実施の形態によれば、多孔質壁部
(16,17)には帯電材が混入されている。この構成
によれば、多孔質壁部(16)が電動送風機(11)の
吸込側にある場合、吸込側の微細な塵埃を捕集できる。
また、多孔質壁部(17)が電動送風機の排気側にある
場合、例えば、電動送風機のカーボンブラシが整流子に
よって削り取られる微細なカーボン粒子が電動送風機の
モータ部からの排気と共に排出されても、この排気に含
まれるカーボン粒子を捕集して、カーボン粒子が大気に
排気されるのを未然に防止できる。
【0066】また、本実施の形態によれば、多孔質壁部
(17)は本体ケース6の外壁(側壁9c,9d)の少
なくとも一部であると共に、多孔質壁部(17)は内側
多孔質層(17a1)と外側多孔質層(17b1)から
一体に形成されており、且つ、内側多孔質層(17a
1)は軟質に形成され、外側多孔質層(17b1)は硬
質に形成されている。この構成によれば、電動送風機
(11)等から排気風路(排気室10a)に伝播される
騒音(例えば、ファンによる吸込音や振動音、モータ部
13の回転駆動音等)を吸収して、騒音を低減できる。
【0067】更に、多孔質壁部(17)は本体ケース6
の外壁(側壁9c,9d)の少なくとも一部であると共
に、多孔質壁部(17)は内側多孔質層(17a2)と
外側多孔質層(17b2)から一体に形成されており、
且つ、内側多孔質層(17a2)は硬質に形成されと外
側多孔質層(17b2)は軟質に形成されている。
【0068】この構成によれば、多孔質壁部(17b
2)が、排気フィルタの役目を果たすと共に、バンパー
機能を有する。また、本実施の形態によれば、本体ケー
ス6内に設けられて電動送風機11のモータ部13の周
囲に排気室10cを形成する壁部の少なくとも一部が多
孔質壁部42から形成されてい。この構成によれば、排
気室10cを密閉して、電動送風機11から排気室10
cに伝播される騒音が外部に洩れる量を低減できる。
【0069】また、多孔質壁部42は、排気室10cに
臨む内側多孔質壁部42aと外側多孔質壁部42bとか
ら一体に形成されていると共に、内側多孔質層42aは
軟質に形成され、外側多孔質層42bは硬質に形成され
ている。
【0070】この構成によれば、電動送風機11から排
気室10cに伝播される騒音を内側フィルタ壁部42a
により吸収して、騒音が外部に洩れる量を効果的に低減
できる。
【0071】更に、本実施の形態によれば、掃除機本体
1内に排気風路(送風機室56)とは区画されたコード
リール室57が設けられ、このコードリール室57内に
コードリール62が配設され、コードリール62に捲回
された電源コード61がコードリール室67に開口する
引出口63から外部に引き出し可能に設けられている。
しかも、コードリール室57の排気風路(送風機室5
6)に臨む壁部(隔壁55)の少なくとも一部が多孔質
壁部55aから形成されている。この構成によれば、電
源コードの冷却を行うことができると共に、電動送風機
11からのカーボン粒子が多孔質壁部55aにより捕捉
されてコードリール室57内に流入しないので、コード
リール62の電極がカーボン粒子によりショートするの
を未然に防止できる。
【0072】尚、図10、図11に示した実施例では、
多孔質壁部17を内側多孔質層(17a1,17a2)
と外側多孔質層(17b1,17b2)から構成してい
るが、単なる吸音や、バンパー機能を持たせるだけであ
れば、図10、図11に示した構成に限定されるもので
はない。例えば、内側多孔質層(17a1,17a2)
と外側多孔質層(17b1,17b2)の一方のみを多
孔質にして、他方は多孔質にしないようにしても良い。
【0073】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成し
たので、フィルタを本体ケースとは別途形成したものに
比べて、部品点数を削減できると共に、フィルタを本体
ケースに貼り付ける作業を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電気掃除機の概略斜視図であ
る。
【図2】図1の掃除機本体の断面図である。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図1の掃除機本体の拡大斜視図である。
【図5】図2の集塵容器の拡大側面図である。
【図6】図4の掃除機本体のカバーを開いた状態を示す
斜視図である。
【図7】図6の掃除機本体を別の角度から見た斜視図で
ある。
【図8】図2,図5の集塵容器の分解斜視図である。
【図9】図4〜図7に示した掃除機本体の多孔質壁部を
形成するための多孔質成型体の説明図である。
【図10】図9の多孔質成型体を用いて形成された側壁
の一例を示す側壁の部分断面図である。
【図11】図9の多孔質成型体を用いて形成された側壁
の他の例を示す側壁の部分断面図である。
【図12】(a)はこの発明に係る電気掃除機の他の例
を示す掃除機本体の断面図、(b)は(a)の多孔質壁
部の部分拡大断面図である。
【図13】この発明に係る電気掃除機の他の例を示す斜
視図である。
【図14】図13の掃除機本体の拡大断面図である。
【図15】図14のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1・・・掃除機本体 6・・・本体ケース 8・・・下ケース 9・・・上ケース 9b・・・上壁(壁部) 9c,9d・・・側壁(壁部) 10・・・送風機室(排気風路) 10a・・・排気室(排気風路) 10b・・・吸込室(吸込風路) 10c・・・排気室(排気風路) 11・・・電動送風機 13a・・・排気口 16,17・・・多孔質壁部 17a・・・内側多孔質壁形成用成形体 17b・・・外側多孔質壁形成用成形体 17a1,17a2・・・内側多孔質層(内側多孔質壁
部) 17b1,17b2・・・外側多孔質層(外側多孔質壁
部) 21・・・集塵容器(ダストカップ) 22・・・集塵容器本体 22a・・・集塵室 23・・・フィルタ 26・・・第2のフィルタ 29・・・吸込風路 42・・・多孔質壁部 42a・・・内側多孔質層(内側多孔質壁部) 42b・・・外側多孔質層(外側多孔質壁部) 50・・・本体ケース 50a・・・後壁 51,52・・・隔壁 51a・・・多孔質壁部 53・・・集塵室 54・・・吸込室 55・・・隔壁 55a・・・多孔質壁部 56・・・送風機室(排気室,排気風路) 57・・・コードリール室(排気風路) 58・・・電動送風機 59a・・・吸込口 60a・・・排気口 61・・・電源コード 62・・・コードリール 63・・・コード引出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 正俊 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 (72)発明者 江部 清 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 (72)発明者 松野 真愛 神奈川県秦野市堀山下43番地 東芝テック 株式会社秦野工場内 Fターム(参考) 3B006 BA05 3B057 CA21

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集塵室に吸込負圧を作用させる電動送風機
    が掃除機本体の本体ケース内に配設され、前記電動送風
    機から排出されるエアを排気する排気風路が前記本体ケ
    ース内に設けられ、前記本体ケースの前記排気風路を形
    成する壁部の少なくとも一部を前記本体ケースと一体に
    形成された通気性のある多孔質壁部としたことを特徴と
    する電気掃除機。
  2. 【請求項2】集塵室に吸込負圧を作用させる電動送風機
    が前記本体ケース内に配設されている電気掃除機におい
    て、 前記集塵室と電動送風機の吸込室とを区画する壁部の少
    なくとも一部を多孔質壁部から一体に形成したことを特
    徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の電気掃除機におい
    て、 前記多孔質壁部には帯電材が混入されていることを特徴
    とする電気掃除機。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の電気掃除機において、 前記多孔質壁部は本体ケースの外壁の少なくとも一部で
    あると共に、前記多孔質壁部は内側多孔質層と外側多孔
    質層から一体に形成されており、且つ、前記内側多孔質
    層は軟質に形成され、前記外側多孔質層は硬質に形成さ
    れていることを特徴とする電気掃除機。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の電気掃除機において、 前記多孔質壁部は前記本体ケースの外壁の少なくとも一
    部であると共に、前記多孔質壁部は内側多孔質層と外側
    多孔質層から一体に形成されており、且つ、前記内側多
    孔質層は硬質に形成され、外側多孔質層は軟質に形成さ
    れていることを特徴とする電気掃除機。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の電気掃除機において、 前記本体ケース内に設けられて前記電動送風機のモータ
    部の周囲に排気室を形成する壁部の少なくとも一部が多
    孔質壁部から形成されていることを特徴とする電気掃除
    機。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の電気掃除機において、 前記多孔質壁部は排気室に臨む内側多孔質壁部と外側多
    孔質壁部とから一体に形成されていると共に、前記内側
    多孔質層は軟質に形成され、外側多孔質層は硬質に形成
    されていることを特徴とする電気掃除機。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の電気掃除機において、 前記掃除機本体内に前記排気風路とは区画されたコード
    リール室が設けられ、前記コードリール室内にコードリ
    ールが配設され、前記コードリールに捲回された電源コ
    ードが前記コードリール室に開口する引出口から外部に
    引き出し可能に設けられていると共に、前記コードリー
    ル室の前記排気風路に臨む壁部の少なくとも一部が多孔
    質壁部から形成されていることを特徴とする電気掃除
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014144167A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014144167A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Mitsubishi Electric Corp 電気掃除機
TWI552711B (zh) * 2013-01-30 2016-10-11 三菱電機股份有限公司 電動吸塵器

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