JP2003250113A - 画像音声記録再生装置 - Google Patents
画像音声記録再生装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮影の途中でファイルが壊れるような不測の
事態が発生した場合でも、直前の動画データまでは保持
される画像音声記録再生装置を提供する。 【解決手段】 連続する動画データを複数の独立した動
画ファイルに分割して記録媒体６０に記録する記録手段
を備える。前記記録手段は、記録媒体６０の残容量を検
知する残容量検知手段と、動画ファイルの連続性を検知
する連続性検知手段を備え、記録媒体６０の残容量が少
なくなった場合には、新規に作成される動画ファイルを
最も古くに記録された動画ファイルに上書きして記録す
る。さらに記録媒体６０に記録された複数の動画ファイ
ルを一連の動画像として連続的かつ順序通りに再生する
再生手段を備える。
事態が発生した場合でも、直前の動画データまでは保持
される画像音声記録再生装置を提供する。 【解決手段】 連続する動画データを複数の独立した動
画ファイルに分割して記録媒体６０に記録する記録手段
を備える。前記記録手段は、記録媒体６０の残容量を検
知する残容量検知手段と、動画ファイルの連続性を検知
する連続性検知手段を備え、記録媒体６０の残容量が少
なくなった場合には、新規に作成される動画ファイルを
最も古くに記録された動画ファイルに上書きして記録す
る。さらに記録媒体６０に記録された複数の動画ファイ
ルを一連の動画像として連続的かつ順序通りに再生する
再生手段を備える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影した動画像を
記録媒体に記録し再生する機能を備えた監視カメラやビ
デオカメラ、デジタルカメラ等に適用される画像音声記
録再生装置に関するものである。
記録媒体に記録し再生する機能を備えた監視カメラやビ
デオカメラ、デジタルカメラ等に適用される画像音声記
録再生装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】長時間連続して動画像を撮影、記録し続
ける、例えば監視カメラの用途で使用される画像音声記
録再生装置では、従来長時間にわたる動画データを記録
するため膨大な記録媒体が必要であった。その一方で、
記録された膨大な量の動画データのうち必要となるのは
通常、異常が発生した数秒から数分間分だけである。
ける、例えば監視カメラの用途で使用される画像音声記
録再生装置では、従来長時間にわたる動画データを記録
するため膨大な記録媒体が必要であった。その一方で、
記録された膨大な量の動画データのうち必要となるのは
通常、異常が発生した数秒から数分間分だけである。
【０００３】このような問題点に対して特開平１１−６
９２９６号公報では、スキップバック録画ボタンを設
け、スキップバック録画ボタンを押下することによって
それよりも前の瞬間の動画像を記録、再生することがで
きる画像音声記録再生装置が提案されている。この画像
音声記録再生装置では、スキップバック録画ボタンが押
されるまで、動画データはメモリ上にある上書き可能な
リング状のファイルに書き続けられ、スキップバック録
画ボタンが押されると、所定時間分だけ前までの動画デ
ータが記録媒体に記録される。そのため、この画像音声
記録再生装置を監視カメラとして用いる場合には、異常
が発生した後でスキップバック録画ボタンを押せば異常
が起きた瞬間を記録することができるので、膨大な記録
媒体が不要になる。
９２９６号公報では、スキップバック録画ボタンを設
け、スキップバック録画ボタンを押下することによって
それよりも前の瞬間の動画像を記録、再生することがで
きる画像音声記録再生装置が提案されている。この画像
音声記録再生装置では、スキップバック録画ボタンが押
されるまで、動画データはメモリ上にある上書き可能な
リング状のファイルに書き続けられ、スキップバック録
画ボタンが押されると、所定時間分だけ前までの動画デ
ータが記録媒体に記録される。そのため、この画像音声
記録再生装置を監視カメラとして用いる場合には、異常
が発生した後でスキップバック録画ボタンを押せば異常
が起きた瞬間を記録することができるので、膨大な記録
媒体が不要になる。
【０００４】しかしながらこの画像音声記録再生装置で
は、１つのリング状のファイルに動画データを書き込ん
でいるため、撮像信号が途中で途絶える等不測の事態が
発生した場合には、動画データの記録処理や動画ファイ
ルのクローズ処理が正しく行われず動画ファイルそのも
のが破壊されてしまう。
は、１つのリング状のファイルに動画データを書き込ん
でいるため、撮像信号が途中で途絶える等不測の事態が
発生した場合には、動画データの記録処理や動画ファイ
ルのクローズ処理が正しく行われず動画ファイルそのも
のが破壊されてしまう。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な問題点に鑑みてなされたものであり、撮影の途中でフ
ァイルが壊れるような不測の事態が発生した場合でも、
直前の動画データまでは保持される画像音声記録再生装
置を提供することを目的とする。
な問題点に鑑みてなされたものであり、撮影の途中でフ
ァイルが壊れるような不測の事態が発生した場合でも、
直前の動画データまでは保持される画像音声記録再生装
置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】動画像をモーションＪＰ
ＥＧ方式で記録する画像音声記録再生装置において、連
続する動画データを複数の独立した動画ファイルに分割
して記録媒体に記録する記録手段を備える。ここで、動
画ファイルに分割する間隔を数秒に設定すれば、撮影の
途中で不測の事態が発生した場合においても、少なくと
も数秒前までの動画データは保持される。
ＥＧ方式で記録する画像音声記録再生装置において、連
続する動画データを複数の独立した動画ファイルに分割
して記録媒体に記録する記録手段を備える。ここで、動
画ファイルに分割する間隔を数秒に設定すれば、撮影の
途中で不測の事態が発生した場合においても、少なくと
も数秒前までの動画データは保持される。
【０００７】また前述の記録手段は、記録媒体の残容量
を検知する残容量検知手段と、動画ファイルの連続性を
検知する連続性検知手段を備え、記録媒体の残容量が少
なくなった場合には、新規に作成される動画ファイルを
最も古くに記録された動画ファイルに上書きして記録す
る。このことにより、長時間にわたり連続して動画像を
撮影した場合でも、途中で記録媒体を交換することなく
常に一定時間だけ前までの動画データを保持することが
できる。
を検知する残容量検知手段と、動画ファイルの連続性を
検知する連続性検知手段を備え、記録媒体の残容量が少
なくなった場合には、新規に作成される動画ファイルを
最も古くに記録された動画ファイルに上書きして記録す
る。このことにより、長時間にわたり連続して動画像を
撮影した場合でも、途中で記録媒体を交換することなく
常に一定時間だけ前までの動画データを保持することが
できる。
【０００８】さらに、記録媒体に記録された複数の動画
ファイルを一連の動画像として連続的かつ順序通りに再
生する再生手段を備える。
ファイルを一連の動画像として連続的かつ順序通りに再
生する再生手段を備える。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１に、本発明の画像音声記録再
生装置を使用した監視カメラ１０を示す。監視カメラ１
０は、監視される場所に配置され撮影を行うカメラ部１
２と、監視される場所とは離れた所に配置され監視を行
うためのモニタユニット１４から構成される。
生装置を使用した監視カメラ１０を示す。監視カメラ１
０は、監視される場所に配置され撮影を行うカメラ部１
２と、監視される場所とは離れた所に配置され監視を行
うためのモニタユニット１４から構成される。
【００１０】カメラ部１２はＣＣＤイメージャ１６を備
えており、被写体光はＣＣＤイメージャ１６の前面に装
着された色フィルタを透過してＣＣＤイメージャ１６に
照射される。タイミングジェネレータ（ＴＧ）１８はシ
グナルジェネレータ（ＳＧ）２０から出力される信号に
基づいてタイミング信号を生成し、タイミング信号はＣ
ＣＤイメージャ１６をプログレッシブスキャン方式で駆
動させて、ＣＣＤイメージャ１６から１／１０秒毎に１
フレームの画像信号を出力させる。出力された画像信号
は、ＣＤＳ／ＡＧＣ回路２２でノイズ除去及びレベル調
整を施され、Ａ／Ｄ変換器２４に入力されてデジタルの
画像データに変換される。
えており、被写体光はＣＣＤイメージャ１６の前面に装
着された色フィルタを透過してＣＣＤイメージャ１６に
照射される。タイミングジェネレータ（ＴＧ）１８はシ
グナルジェネレータ（ＳＧ）２０から出力される信号に
基づいてタイミング信号を生成し、タイミング信号はＣ
ＣＤイメージャ１６をプログレッシブスキャン方式で駆
動させて、ＣＣＤイメージャ１６から１／１０秒毎に１
フレームの画像信号を出力させる。出力された画像信号
は、ＣＤＳ／ＡＧＣ回路２２でノイズ除去及びレベル調
整を施され、Ａ／Ｄ変換器２４に入力されてデジタルの
画像データに変換される。
【００１１】その後、この画像データはモニタユニット
１４に備えられた信号処理回路２６に入力される。信号
処理回路２６は、画像データにＹＵＶ変換を施してＹＵ
Ｖデータを生成し、データバス２８ａを介してメモリ制
御回路３０に与える。メモリ制御回路３０は、データバ
ス２８ｂを介してＹＵＶデータを図２に示す内部メモリ
３２の表示画像エリア３４に書き込む。なお、このＹＵ
Ｖデータの生成及び内部メモリ３２への書き込みも１／
１０秒毎に１フレーム分ずつ順次行われるが、内部メモ
リ３２の表示画像エリア３４は１フレーム分の容量しか
持っていないため、表示画像エリア３４は１／１０秒毎
に次のフレームのＹＵＶデータで上書きされる。
１４に備えられた信号処理回路２６に入力される。信号
処理回路２６は、画像データにＹＵＶ変換を施してＹＵ
Ｖデータを生成し、データバス２８ａを介してメモリ制
御回路３０に与える。メモリ制御回路３０は、データバ
ス２８ｂを介してＹＵＶデータを図２に示す内部メモリ
３２の表示画像エリア３４に書き込む。なお、このＹＵ
Ｖデータの生成及び内部メモリ３２への書き込みも１／
１０秒毎に１フレーム分ずつ順次行われるが、内部メモ
リ３２の表示画像エリア３４は１フレーム分の容量しか
持っていないため、表示画像エリア３４は１／１０秒毎
に次のフレームのＹＵＶデータで上書きされる。
【００１２】次にメモリ制御回路３０は、内部メモリ３
２の表示画像エリア３４に格納されたＹＵＶデータを１
／１０秒毎にインタレーススキャン方式で読み出し、デ
ータバス２８ａを介してビデオエンコーダ３６に与え
る。ビデオエンコーダ３６は、ＹＵＶデータからＮＴＳ
Ｃフォーマットに従ったコンポジット画像信号を生成
し、モニタ３８に出力する。この結果モニタ３８には、
１秒間に１０フレームから成る動画像がリアルタイムで
表示される。
２の表示画像エリア３４に格納されたＹＵＶデータを１
／１０秒毎にインタレーススキャン方式で読み出し、デ
ータバス２８ａを介してビデオエンコーダ３６に与え
る。ビデオエンコーダ３６は、ＹＵＶデータからＮＴＳ
Ｃフォーマットに従ったコンポジット画像信号を生成
し、モニタ３８に出力する。この結果モニタ３８には、
１秒間に１０フレームから成る動画像がリアルタイムで
表示される。
【００１３】ユーザーが操作ボタン４０から撮影指示を
与えると、ＣＰＵ４２はまず、ＪＰＥＧ圧縮伸長回路４
４を能動化する。ＪＰＥＧ圧縮伸長回路４４には、メモ
リ制御回路３０によって１／１０秒毎に表示画像エリア
３４から読み出されたＹＵＶデータが与えられ、１フレ
ーム分ずつ圧縮処理が施される。圧縮処理された１フレ
ーム分の圧縮画像データは、再びメモリ制御回路３０に
送られ、内部メモリ３２の圧縮画像エリア４６に格納さ
れる。圧縮画像エリア４６には１フレーム分の圧縮画像
データが１０個格納できる圧縮画像ブロック４８が複数
形成されており、圧縮画像データは各圧縮画像ブロック
４８に順次１０個ずつ書き込まれるので、即ち１秒間に
１個の圧縮画像ブロック４８が満たされる。
与えると、ＣＰＵ４２はまず、ＪＰＥＧ圧縮伸長回路４
４を能動化する。ＪＰＥＧ圧縮伸長回路４４には、メモ
リ制御回路３０によって１／１０秒毎に表示画像エリア
３４から読み出されたＹＵＶデータが与えられ、１フレ
ーム分ずつ圧縮処理が施される。圧縮処理された１フレ
ーム分の圧縮画像データは、再びメモリ制御回路３０に
送られ、内部メモリ３２の圧縮画像エリア４６に格納さ
れる。圧縮画像エリア４６には１フレーム分の圧縮画像
データが１０個格納できる圧縮画像ブロック４８が複数
形成されており、圧縮画像データは各圧縮画像ブロック
４８に順次１０個ずつ書き込まれるので、即ち１秒間に
１個の圧縮画像ブロック４８が満たされる。
【００１４】ＣＰＵ４２はまた、マイク５０、Ａ／Ｄ変
換器５２、信号処理回路５４を能動化して音声データの
取り込みを行う。マイク５０によって取り込まれ、Ａ／
Ｄ変換器５２及び信号処理回路５４で所定の処理を施さ
れた音声データは、データバス２８ａを介してメモリ制
御回路３０に与えられ、１秒毎に内部メモリ３２の音声
エリア５６に格納される。音声エリア５６には１秒分の
音声データを格納できる音声ブロック５８が複数形成さ
れており、音声データは各音声ブロック５８に１秒分ず
つ書き込まれる。
換器５２、信号処理回路５４を能動化して音声データの
取り込みを行う。マイク５０によって取り込まれ、Ａ／
Ｄ変換器５２及び信号処理回路５４で所定の処理を施さ
れた音声データは、データバス２８ａを介してメモリ制
御回路３０に与えられ、１秒毎に内部メモリ３２の音声
エリア５６に格納される。音声エリア５６には１秒分の
音声データを格納できる音声ブロック５８が複数形成さ
れており、音声データは各音声ブロック５８に１秒分ず
つ書き込まれる。
【００１５】さらにＣＰＵ４２は撮影指示に伴って、記
録媒体６０にＡＶＩファイル６２のヘッダ６４を新規に
作成する。図３にＡＶＩファイル６２の構成を示す。そ
して１秒毎に、メモリ制御回路３０に音声データと圧縮
画像データの読み出し命令を与える。メモリ制御回路３
０は命令を受けて、音声データと圧縮画像データを同時
に１ブロック分ずつ読み出し、ＡＶＩファイル６２のヘ
ッダ以降に順次書き込む。この結果、ＡＶＩファイル６
２には図３に示すように１秒分の音声データから成る音
声チャンク６６と、１０フレーム分の圧縮画像データか
らなる画像チャンク６８が交互に形成される。
録媒体６０にＡＶＩファイル６２のヘッダ６４を新規に
作成する。図３にＡＶＩファイル６２の構成を示す。そ
して１秒毎に、メモリ制御回路３０に音声データと圧縮
画像データの読み出し命令を与える。メモリ制御回路３
０は命令を受けて、音声データと圧縮画像データを同時
に１ブロック分ずつ読み出し、ＡＶＩファイル６２のヘ
ッダ以降に順次書き込む。この結果、ＡＶＩファイル６
２には図３に示すように１秒分の音声データから成る音
声チャンク６６と、１０フレーム分の圧縮画像データか
らなる画像チャンク６８が交互に形成される。
【００１６】ここで、１つのＡＶＩファイル６２には３
対の音声チャンク６６と画像チャンク６８しか格納され
ない。即ち３秒毎に、３秒分の動画データを記録したＡ
ＶＩファイル６２の作成が完了すると、また新たなＡＶ
Ｉファイル６２のヘッダ６４が作成され、そのヘッダ６
４以降に３秒分の動画データが格納される。動画像の撮
影を終了する指示があるまで、ＣＰＵ４２は３秒毎にＡ
ＶＩファイル６２の新規作成を繰り返すので、動画像の
撮影が続く限り無数のＡＶＩファイル６２が記録媒体６
０に作成される。
対の音声チャンク６６と画像チャンク６８しか格納され
ない。即ち３秒毎に、３秒分の動画データを記録したＡ
ＶＩファイル６２の作成が完了すると、また新たなＡＶ
Ｉファイル６２のヘッダ６４が作成され、そのヘッダ６
４以降に３秒分の動画データが格納される。動画像の撮
影を終了する指示があるまで、ＣＰＵ４２は３秒毎にＡ
ＶＩファイル６２の新規作成を繰り返すので、動画像の
撮影が続く限り無数のＡＶＩファイル６２が記録媒体６
０に作成される。
【００１７】このように、動画データ３秒分毎に１つの
ＡＶＩファイル６２を作成したことにより、動画撮影の
途中で不測の事態が発生して、ある瞬間における動画デ
ータの記録処理やＡＶＩファイル６２のクローズ処理が
正しく行わず、処理中のＡＶＩファイル６２が破壊され
てしまったとしても、少なくともその３秒前までの動画
データは記録媒体６０に保持される。
ＡＶＩファイル６２を作成したことにより、動画撮影の
途中で不測の事態が発生して、ある瞬間における動画デ
ータの記録処理やＡＶＩファイル６２のクローズ処理が
正しく行わず、処理中のＡＶＩファイル６２が破壊され
てしまったとしても、少なくともその３秒前までの動画
データは記録媒体６０に保持される。
【００１８】また一連の撮影において作成されたＡＶＩ
ファイル６２は、連続したファイル名で記録される。例
として、ＤＳＣＦ００００．ＡＶＩからＤＳＣＦ０００
１．ＡＶＩ、ＤＳＣＦ０００２．ＡＶＩ・・・と続くフ
ァイル名で記録媒体６０に記録された一連のＡＶＩファ
イル６２を図４に示す。
ファイル６２は、連続したファイル名で記録される。例
として、ＤＳＣＦ００００．ＡＶＩからＤＳＣＦ０００
１．ＡＶＩ、ＤＳＣＦ０００２．ＡＶＩ・・・と続くフ
ァイル名で記録媒体６０に記録された一連のＡＶＩファ
イル６２を図４に示す。
【００１９】図４において、記録媒体６０はＤＳＣＦ０
０００．ＡＶＩからＤＳＣＦ０９９９．ＡＶＩというフ
ァイル名で１０００個のＡＶＩファイル６２を記録して
いる。これは３０００秒、即ち５０分分の動画データで
ある。ＣＰＵ４２はＡＶＩファイル６２の作成を行いな
がら記録媒体６０の残容量を検知し、新たなＡＶＩファ
イル６２を記録するだけの残容量がなくなると、一連の
ＡＶＩファイル６２のファイル名と記録日時から最も古
いＡＶＩファイル６２を検知して、そのＡＶＩファイル
６２に上書きする形で新規のＡＶＩファイル６２を作成
する。図４に示したＡＶＩファイル６２の一部に上書き
が行われた記録媒体６０の構成を図５に示す。
０００．ＡＶＩからＤＳＣＦ０９９９．ＡＶＩというフ
ァイル名で１０００個のＡＶＩファイル６２を記録して
いる。これは３０００秒、即ち５０分分の動画データで
ある。ＣＰＵ４２はＡＶＩファイル６２の作成を行いな
がら記録媒体６０の残容量を検知し、新たなＡＶＩファ
イル６２を記録するだけの残容量がなくなると、一連の
ＡＶＩファイル６２のファイル名と記録日時から最も古
いＡＶＩファイル６２を検知して、そのＡＶＩファイル
６２に上書きする形で新規のＡＶＩファイル６２を作成
する。図４に示したＡＶＩファイル６２の一部に上書き
が行われた記録媒体６０の構成を図５に示す。
【００２０】このようにしてＣＰＵ４２は、最も古いＡ
ＶＩファイル６２に上書きを繰り返していくので、５０
分以上の長時間にわたって動画像の撮影を行っても、記
録媒体６０には常に５０分前までの動画データが記録さ
れていることになる。これは監視カメラ１０のような用
途で長時間にわたる撮影を必要とするカメラにおいて、
膨大な記録媒体６０を不要とし、また撮影の途中で記録
媒体６０を交換する手間を省く。さらに撮影の途中で異
常事態等が発生した場合には、発生後５０分以内に撮影
を終了すれば、その瞬間の動画データを保持することが
できる。
ＶＩファイル６２に上書きを繰り返していくので、５０
分以上の長時間にわたって動画像の撮影を行っても、記
録媒体６０には常に５０分前までの動画データが記録さ
れていることになる。これは監視カメラ１０のような用
途で長時間にわたる撮影を必要とするカメラにおいて、
膨大な記録媒体６０を不要とし、また撮影の途中で記録
媒体６０を交換する手間を省く。さらに撮影の途中で異
常事態等が発生した場合には、発生後５０分以内に撮影
を終了すれば、その瞬間の動画データを保持することが
できる。
【００２１】記録媒体６０に記録された動画データを再
生したいとき、ユーザーは操作ボタン４０から所定の操
作を行う。再生の指示を受けてＣＰＵ４２は、記録媒体
６０に記録されている複数のＡＶＩファイル６２の再生
順序をそのファイル名や記録日時から検知する。そして
ＣＰＵ４２は、再生する順序通りに各々のＡＶＩファイ
ル６２を開き、音声データと圧縮画像データを読み出
す。各々のデータを書き込んだときと同様に、音声デー
タは１秒毎に１秒分ずつ、圧縮画像データは１／１０秒
間に１フレーム分ずつが並行して読み出される。なお連
続して撮影された一連のＡＶＩファイル６２において、
データの読み出しは間欠なく連続的に行われるので、動
画像はスムーズに再生される。
生したいとき、ユーザーは操作ボタン４０から所定の操
作を行う。再生の指示を受けてＣＰＵ４２は、記録媒体
６０に記録されている複数のＡＶＩファイル６２の再生
順序をそのファイル名や記録日時から検知する。そして
ＣＰＵ４２は、再生する順序通りに各々のＡＶＩファイ
ル６２を開き、音声データと圧縮画像データを読み出
す。各々のデータを書き込んだときと同様に、音声デー
タは１秒毎に１秒分ずつ、圧縮画像データは１／１０秒
間に１フレーム分ずつが並行して読み出される。なお連
続して撮影された一連のＡＶＩファイル６２において、
データの読み出しは間欠なく連続的に行われるので、動
画像はスムーズに再生される。
【００２２】ここで、再生処理の実施例をさらに詳しく
説明する。ＪＰＥＧ圧縮伸長回路４４は、上述のように
記録媒体６０から１フレーム分ずつ読み出された圧縮画
像データに伸長処理を施してＹＵＶデータに変換し、Ｙ
ＵＶデータは、メモリ制御回路３０を介して順次内部メ
モリ３２の表示画像エリア３４に書き込まれる。その後
ＹＵＶデータは、メモリ制御回路３０によって読み出さ
れビデオエンコーダ３６に送られると、ビデオエンコー
ダ３６でコンポジット画像信号に変換されて、１秒間に
１０フレームから成る動画像としてモニタ３８に出力さ
れる。
説明する。ＪＰＥＧ圧縮伸長回路４４は、上述のように
記録媒体６０から１フレーム分ずつ読み出された圧縮画
像データに伸長処理を施してＹＵＶデータに変換し、Ｙ
ＵＶデータは、メモリ制御回路３０を介して順次内部メ
モリ３２の表示画像エリア３４に書き込まれる。その後
ＹＵＶデータは、メモリ制御回路３０によって読み出さ
れビデオエンコーダ３６に送られると、ビデオエンコー
ダ３６でコンポジット画像信号に変換されて、１秒間に
１０フレームから成る動画像としてモニタ３８に出力さ
れる。
【００２３】一方で、１秒分ずつ記録媒体６０から読み
出された音声データは内部メモリ３２の再生音声エリア
７０に格納される。再生音声エリア７０は１秒分の音声
データを格納できるだけの容量しか持っておらず、音声
データは１秒分毎に次に読み出された音声データで上書
きされる。メモリ制御回路３０は、１秒毎に再生音声エ
リア７０から音声データを読み出し、Ｄ／Ａ変換器７２
に与える。Ｄ／Ａ変換器７２は、デジタルの音声データ
をアナログの音声信号に変換し、スピーカ７４に出力す
る。
出された音声データは内部メモリ３２の再生音声エリア
７０に格納される。再生音声エリア７０は１秒分の音声
データを格納できるだけの容量しか持っておらず、音声
データは１秒分毎に次に読み出された音声データで上書
きされる。メモリ制御回路３０は、１秒毎に再生音声エ
リア７０から音声データを読み出し、Ｄ／Ａ変換器７２
に与える。Ｄ／Ａ変換器７２は、デジタルの音声データ
をアナログの音声信号に変換し、スピーカ７４に出力す
る。
【００２４】なお、本実施例では、本発明の画像音声記
録再生装置は監視カメラ１０に使用されているものとし
たが、デジタルカメラ等のカメラに使用してもよい。特
に内部メモリ３２の容量が小さくＣＰＵ４２の能力が低
い安価なデジタルカメラにおいて、ファイル容量の大き
い動画ファイルの編集作業は負荷が重く、スムーズに動
作しないことが多かった。しかし本発明の画像音声記録
再生装置では、撮影した一連の動画像を複数の小容量の
動画ファイルに分割して記録することができるため、そ
の編集作業が容易になる。
録再生装置は監視カメラ１０に使用されているものとし
たが、デジタルカメラ等のカメラに使用してもよい。特
に内部メモリ３２の容量が小さくＣＰＵ４２の能力が低
い安価なデジタルカメラにおいて、ファイル容量の大き
い動画ファイルの編集作業は負荷が重く、スムーズに動
作しないことが多かった。しかし本発明の画像音声記録
再生装置では、撮影した一連の動画像を複数の小容量の
動画ファイルに分割して記録することができるため、そ
の編集作業が容易になる。
【００２５】また本実施例では、１つのＡＶＩファイル
６２は３対の音声チャンク６６と画像チャンク６８から
構成されているものとし、３秒分の動画データを格納で
きるものとしたが、格納できる動画データの量は増減し
てもよい。
６２は３対の音声チャンク６６と画像チャンク６８から
構成されているものとし、３秒分の動画データを格納で
きるものとしたが、格納できる動画データの量は増減し
てもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、本発明の画像音声記録再
生装置によれば、撮影した一連の動画データを複数の独
立した動画ファイルに分割して記録媒体に記録する。こ
れにより、動画像を撮影する途中で不測の事態が発生し
て、処理中の動画ファイルが破壊されてしまったとして
も、少なくともその直前までの動画データは記録媒体に
保持される。
生装置によれば、撮影した一連の動画データを複数の独
立した動画ファイルに分割して記録媒体に記録する。こ
れにより、動画像を撮影する途中で不測の事態が発生し
て、処理中の動画ファイルが破壊されてしまったとして
も、少なくともその直前までの動画データは記録媒体に
保持される。
【００２７】また、動画ファイルの作成と同時に記録媒
体の残容量と、動画ファイルの連続性を検知し、記録媒
体に新規の動画ファイルを記録するだけの残容量がなく
なると、一連の動画ファイルのうち最も古くに記録され
た動画ファイルに上書きする形で新規の動画ファイルを
作成する。これは監視カメラのような用途で長時間にわ
たる撮影を必要とするカメラにおいて、膨大な記録媒体
を不要とし、また撮影の途中で記録媒体を交換する手間
を省く。また、撮影の途中で異常事態や決定的瞬間等が
発生した場合には、発生後一定時間以内に撮影を終了す
れば、その瞬間の動画データを保持することができる。
体の残容量と、動画ファイルの連続性を検知し、記録媒
体に新規の動画ファイルを記録するだけの残容量がなく
なると、一連の動画ファイルのうち最も古くに記録され
た動画ファイルに上書きする形で新規の動画ファイルを
作成する。これは監視カメラのような用途で長時間にわ
たる撮影を必要とするカメラにおいて、膨大な記録媒体
を不要とし、また撮影の途中で記録媒体を交換する手間
を省く。また、撮影の途中で異常事態や決定的瞬間等が
発生した場合には、発生後一定時間以内に撮影を終了す
れば、その瞬間の動画データを保持することができる。
【００２８】さらに、本発明の画像音声記録再生装置
は、記録媒体に記録された複数の動画ファイルを一連の
動画データとして連続的かつ順序通りに再生する機能を
備えるので、従来の画像音声記録再生装置と同様にスム
ーズな動画像の再生が実現できる。
は、記録媒体に記録された複数の動画ファイルを一連の
動画データとして連続的かつ順序通りに再生する機能を
備えるので、従来の画像音声記録再生装置と同様にスム
ーズな動画像の再生が実現できる。
【図１】本発明の画像音声記録再生装置を使用した監視
カメラのブロック図である。
カメラのブロック図である。
【図２】監視カメラに内蔵される内部メモリを示す図解
図である。
図である。
【図３】ＡＶＩファイルの一例を示す図解図である。
【図４】ＡＶＩファイルが記録された状態の記録媒体を
示す図解図である。
示す図解図である。
【図５】一部のＡＶＩファイルが上書きされた状態の記
録媒体を示す図解図である。
録媒体を示す図解図である。
６０ 記録媒体
Claims (3)
- 【請求項１】 動画像をモーションＪＰＥＧ方式で記録
する画像音声記録再生装置において、連続する動画デー
タを複数の独立した動画ファイルに分割して記録媒体に
記録する記録手段を備えることを特徴とする画像音声記
録再生装置。 - 【請求項２】 前記記録手段は、記録を行いながら前記
記録媒体の残容量を検知する残容量検知手段と、前記動
画ファイルの連続性を検知する連続性検知手段を備え、
前記記録媒体に新規の前記動画ファイルを記録するため
の残容量が不足すると、新規に作成される前記動画ファ
イルを最も古くに記録された前記動画ファイルに上書き
で記録することを特徴とする、請求項１に記載の画像音
声記録再生装置。 - 【請求項３】 前記記録媒体に記録された複数の前記動
画ファイルを一連の動画像として連続的かつ順序通りに
再生する再生手段を備えることを特徴とする、請求項１
又は２に記載の画像音声記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002047069A JP2003250113A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 画像音声記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002047069A JP2003250113A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 画像音声記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003250113A true JP2003250113A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28660265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002047069A Pending JP2003250113A (ja) | 2002-02-22 | 2002-02-22 | 画像音声記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2003250113A (ja) |
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- 2002-02-22 JP JP2002047069A patent/JP2003250113A/ja active Pending
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