JP2003249406A - 高周波リアクトル用磁性材料 - Google Patents
高周波リアクトル用磁性材料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高磁束密度と高周波低鉄損の両者を兼備する
高周波リアクトル用磁性材料を提供する。 【解決手段】 抵抗率:70μΩ・cm以上、板厚:0.15mm
以下の軟磁性材料であって、磁束密度B8 を1.5 T以上
とし、さらにその結晶組織について、結晶粒径:50μm
以下の微細粒の面積率を25%以上とし、かつ結晶粒径:
1.0 mm以上の粗粒の面積率を25%以上とする。
高周波リアクトル用磁性材料を提供する。 【解決手段】 抵抗率:70μΩ・cm以上、板厚:0.15mm
以下の軟磁性材料であって、磁束密度B8 を1.5 T以上
とし、さらにその結晶組織について、結晶粒径:50μm
以下の微細粒の面積率を25%以上とし、かつ結晶粒径:
1.0 mm以上の粗粒の面積率を25%以上とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高調波抑制のため
のアクティブフィルター回路等に用いて好適な高周波リ
アクトル用磁性材料に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、高周波材料としては、特開昭62−
227078号公報に開示された6.5%Si−Feや特開平11−3435
44号公報に開示されたSi−Cr−Fe等が知られている。こ
れらは共に、主に高比抵抗化により、高周波域での渦電
流発生を抑制するという技術思想に基づくものであっ
た。 【0003】最近、パワーエレクトロニクスの急速な普
及に伴い、このような磁性材料に対する要求が次第に高
まりつつある。ここで対象とする高周波リアクトルは、
高周波域での鉄損が低いことは勿論のこと、低周波や直
流成分が重畳する回路部位に用いられ、磁束密度が高い
ことも必要とされる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示した材
料はいずれも、基本的に飽和磁束密度が低いことから、
磁束密度たとえばB8 が低くなる。そのため、リアクト
ルの設計においては、低周波分の影響による磁心の飽和
を避けるために、大きなギャップを設けることになる。
しかしながら、大きなギャップの形成は、不可避的に透
磁率の低下を招くため、コア全体のサイズの増大を余儀
なくされる場合がでてくる。また、磁束密度を増大させ
るためには、粒径を増大させることが有効であるが、反
面で高周波域での鉄損の劣化を招くため、必ずしも高磁
束密度化と高周波鉄損の改善とは両立しない。 【0005】実際、6.5%Si−Fe材では、CVDを用いた
浸珪法に加え、Siの高温での拡散処理を必要とすること
から、粒径の増大が避けられず、その結果 20kHz以上で
は発熱量が大きくなる。この点、Si−Cr−Fe系の材料で
は、必ずしも高温焼鈍を必要としないので、粒径を微細
に保持できるという利点はあるものの、磁束密度も低い
ことに変わりはなかった。 【0006】本発明は、上記の問題を有利に解決するも
ので、高周波鉄損の低減と高磁束密度化の両者を併せて
達成することができる高周波リアクトル用磁性材料を提
案することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】さて、発明者らは、上記
の問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、高周波鉄損
が低く、かつ磁束密度が高い材料とするには、材料の結
晶組織について、微細組織と粗大組織の両者を併せ持つ
混相組織とすることが有用であることの知見を得た。本
発明は、上記の知見に立脚するもので、これにより、よ
りコンパクトで低損失の高周波リアクトルを得ることが
できる。 【0008】 【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、抵抗率:70
μΩ・cm以上、板厚:0.15mm以下の軟磁性材料であっ
て、磁束密度B8 が1.5 T以上で、しかもその結晶組織
が、結晶粒径:50μm 以下の微細粒の面積率が25%以上
で、かつ結晶粒径:1.0 mm以上の粗粒の面積率が25%以
上の混相組織であることを特徴とする高周波リアクトル
用磁性材料である。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明を由来するに至った
基本的実験について述べる。高周波リアクトル材料とし
て適する材料を開発すべく、成分組成および製造条件を
種々に変化させて、比抵抗、板厚および結晶組織が異な
る種々の材料を作製し、得られた材料について磁束密度
B8 とリアクトル想定損失W15/50+1/50000(基本波:5
0Hz, Bm : 1.5 Tに対して、 50 kHz, 0.1Tを重畳さ
せた条件での鉄損)とを丹念に調査した。その結果を図
1に示す。なお、図1中、記号P,S,Dはそれぞれ、
材料の結晶組織を示したもので、Pは一次再結晶粒単相
組織で、全ての結晶粒が粒径:50μm 以下の微細粒で構
成された組織、Sは二次再結晶粒単相組織で、全ての結
晶粒が粒径:1.0 mm以上の粗粒で構成された組織、Dは
一次再結晶粒と二次再結晶粒との混相組織で、粒径が50
μm 以下の微細粒の面積率が25%以上で、かつ粒径が1.
0 mm以上の粗粒の面積率が25%以上という2相組織であ
る。 【0010】同図に示したとおり、損失W
15/50+1/50000 が100 W/kg以下で、かつ磁束密度B8 が
1.5T以上を達成できたものを調査したところ、抵抗率
が70μΩcm以上、板厚が0.15mm以下で、さらに結晶組織
が微細粒と粗粒を共に含む2相組織とする必要があるこ
とが明らかとなった。 【0011】以下、本発明における限定理由について説
明する。 抵抗率:70μΩ・cm以上 本発明で対象としている高周波リアクトルは、通常、数
KHz 以上、最近では25kHz 程度、さらに将来はもっと高
い周波数へと高周波化の傾向にある。そのため、渦電流
の発生も顕著となり、少なくとも70μΩ・cmの抵抗率を
有していないと、発熱のため、電気機器に組み込むこと
が困難となる。それ故、抵抗率は70μΩ・cm以上とし
た。 【0012】板厚:0.15mm以下 板厚も渦電流に強く関係する因子であり、上述した25kH
z のような高周波域では、板厚が厚いと、発熱により、
電気機器への組み込みが困難になる。それ故、板厚は0.
15mm以下とした。 【0013】B8 :1.5 T以上 低周波、直流の重畳時の磁心の飽和を防止するという観
点および電気機器の小型化の観点からは、少なくともB
8 で1.5 T以上でなければ、小型化設計の優位性は少な
い。従って、磁束密度B8 は1.5 T以上に限定した。 【0014】結晶組織;50μm 以下の微細粒の面積率:
25%以上で、かつ1.0 mm以上の粗粒の面積率:25%以上 微細粒組織は、上記したような高周波鉄損の低減に効果
があり、一方粗粒組織は、磁束密度の向上に寄与すると
考えられる。特に、このような結晶粒径の混相組織形成
は、二次再結晶(異常粒成長)においてしばしば観察さ
れるものであり、結晶粒径の増大のみならず、いわゆる
ゴス方位(磁化容易軸<001>を圧延方向と平行に有
する)の生成とも関係する。微細粒による渦電流の抑制
については、50μm 以下の微細粒の割合が面積率で25%
以上でなければ、顕著な効果は認められず、一方、粗粒
による磁束密度向上効果も1.0 mm以上の粗粒の割合が面
積率で25%以上によらなければ、十分とは言い難い。そ
こで、鋼組織については上記のように限定したのであ
る。ここで、結晶粒径は円相当径とし、板面に平行な断
面について測定を行う、測定領域は少なくとも5mm×5
mmの範囲とする。測定は、通常、光学顕微鏡で行うが、
Electron Back Scattering diffraction Pattern(EBS
P:電子線後方散乱を利用した回折技術)により結晶粒
組織を2次元的にマッピングしたデータを用いてもよ
い。 【0015】本発明の材料では、上記の要件を満たして
いれば良く、成分組成は特に限定されることはないが、
代表的な成分組成を例示すると次のとおりである。 Si:2.5 〜10mass% Siは、後述するCrとの相乗効果によって電気抵抗を大幅
に上昇させ、高周波域での鉄損を低減するのに有効に寄
与する。しかしながら、Si量が2.5 mass%未満では、Cr
やAlを併用しても磁束密度をあまり犠牲にすることなし
に高比抵抗化するのが難しく、一方10mass%を超える
と、Crを含有させても温間圧延可能なまでの靱性が確保
できないため、Si量は 2.5〜10mass%程度とするのが好
ましい。より好ましくは 3.5〜7.0 mass%の範囲であ
る。 【0016】Cr:1.5 〜20.0mass% Crは、SiやAlとの相乗効果によって電気抵抗を大幅に向
上させて高周波域での鉄損を低減させる有効成分であ
る。特に、3.5 mass%以上のSiを含有する場合、または
3.0mass%以上のSiかつ 1.0mass%を超えるAlを含有す
る場合であっても、温間圧延可能な程度の靱性を得るの
に極めて有効であり、この観点からは 2.0mass%以上を
含有させることが好ましい。なお、Si量やAl量が上記の
範囲よりも少ない場合には、Cr量が 2.0mass%未満でも
加工性が確保できるが、Crの加工性向上効果を発揮さ
せ、かつ材料の比抵抗を高めるためには、1.5 mass%以
上のCrが必要である。一方、Cr量が20.0mass%を超える
と靱性向上の効果が飽和するだけでなく、コストの上昇
を招くため、Cr量は 1.5〜20.0mass%とすることが好ま
しい。より好ましくは 2.0〜10.0mass%の範囲である。 【0017】CおよびN合計量:100 ppm 以下 CおよびNはいずれも、Si−Cr−Fe系合金の靱性を劣化
させるので、極力低減することが望ましく、上記のSi量
およびCr量、さらには後述するAl量の下で高靱性を確保
するためには、合計量で 100 ppm以下に抑制することが
好ましい。より好ましくは、CおよびNの各々が50 ppm
以下、さらに好ましくは各々が30 ppm以下である。 【0018】以上、必須成分および抑制成分について説
明したが、その他にも以下の元素を適宜含有させること
ができる。 Al:5.0 mass%以下 Alは、Siと同様、Crとの相乗効果によって電気抵抗を大
幅に向上させ、高周波域での鉄損を低減するのに有効な
成分であり、また溶接性の改善にも有効に寄与する。し
かしながら、Al量が5.0 mass%を超えるとコストの上昇
を招く上に、Crの含有によっても温間圧延可能なまでの
靱性が確保できなくなるため、Alは 5.0mass%以下で含
有させることが好ましい。なお、Alの下限は特に限定す
る必要はないが、Alを積極的に電気抵抗の増大のために
活用する場合には、0.5 mass%以上の範囲で含有させる
ことが好ましい。従って、Al量の好適範囲は 0.5〜3.0
mass%である。 【0019】Mnおよび/またはP:1.0 mass%以下 MnおよびPは、Si−Cr−Fe系合金にさらに添加すること
により、一層の電気抵抗の上昇を与えることができ、従
ってこれらの成分の添加により、さらなる鉄損の低減が
達成できる。しかしながら、これらの成分を大量に添加
するとコストの上昇を招くため、それぞれの添加量は1.
0 mass%を上限とする。より好ましくは、それぞれ0.5
mass%以下である。 【0020】その他の元素については次のとおりであ
る。すなわち、5.0 mass%以下のNiは、耐食性改善成分
であるだけでなく、延性−脆性遷移温度を下げ、加工性
を向上させるほか、結晶粒を微細にさせ易いため、渦電
流損を抑制し、高周波鉄損の低減に有効に寄与する。同
じく、1.0 mass%以下のCuにも、Niと同様の効果があ
る。5.0 mass%以下のMoやWは耐食性の改善に有効であ
る。1.0 mass%以下のLa, VやNb、0.1 mass%以下のT
i, YやZr、0.1mass%以下のBは、靱性を高めて加工性
を向上させる効果がある。5.0 mass%以下のCoは、磁束
密度を向上させ、ひいては鉄損の低減に効果がある。0.
1 mass%以下のSbやSnは、集合組織を改善し、ひいては
鉄損の低減に効果がある。 【0021】次に、本発明の好適製造条件について説明
する。上記の好適成分組成に調整した鋼スラブを、熱間
圧延し、必要に応じて熱延板焼鈍を施したのち、1回ま
たは中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延により、最終板
厚に仕上げる。ついで、短時間の一次再結晶焼鈍後、仕
上焼鈍を施すが、この仕上焼鈍工程が重要である。すな
わち、この仕上焼鈍は、通常箱焼鈍によって行われる
が、この箱焼鈍による二次再結晶の進行途中で、焼鈍を
中断し、全てを二次再結晶させないことが重要である。
換言すると、面積率で結晶組織の25%以上が粒径が 1.0
mm以上の粗粒となるまで二次再結晶させ、同じく面積率
で結晶組織の25%以上は粒径が50μm以下の微細粒の一
次再結晶粒のまま残存させるのである。 【0022】なお、上記の説明では、二次再結晶を箱焼
鈍で行う場合について説明したが、その他の方法、例え
ば一次再結晶後にスキンパスにより予歪を加えた後、需
要者側で歪取り焼鈍を行う時に、部分的に粒成長させて
同様の組織を得る方法、また連続焼鈍によって二次再結
晶をさせる場合についても、同様に実施可能である。ま
た、得られた焼鈍板に対しては絶縁被膜を被成すること
が有利である。 【0023】 【実施例】実施例1 以下に示す2種の成分組成になるスラブを鋳造した。 A)Si:4.0 mass%、Cr:3.5 mass%を含み、残部はFe
および不可避的不純物 B)Si:3.0 mass%を含み、残部はFeおよび不可避的不
純物 これらのスラブA,Bをそれぞれ、熱間圧延により 2.0
mm厚の熱延板としたのち、1000℃、30秒保持の熱延板焼
鈍を施し、ついで1回目の冷間圧延により 0.5mmの中間
厚としたのち、900 ℃、30秒保持の中間焼鈍を挟み、2
回目の冷間圧延を施して 0.1mmの最終板厚に仕上げた。
ついで、800 ℃での一次再結晶焼鈍後、それぞれ二分割
し、条件(イ)はそのまま絶縁被膜を焼き付け製品とし
た。一方、条件(ロ)は 850℃に10時間保持の箱焼鈍を
行い、冷却後、絶縁被膜を焼き付けて製品とした。これ
らの製品の特性を、リング形状の巻きコアで調べた結果
を表1に示す。 【0024】 【表1】 【0025】同表に示したとおり、比抵抗、磁束密度B
8 および結晶組織の全てが本発明の要件を満足した場合
には、W15/50+1/50000 が 97 W/kgという優れた高周波
鉄損を得ることができた。 【0026】実施例2 以下に示す2種の成分組成になるスラブを鋳造した。 C)Si:4.5 mass%、Cr:4.5 mass%を含み、残部はFe
および不可避的不純物 D)Si:3.5 mass%、Cr:7.5 mass%を含み、残部はFe
および不可避的不純物 これらのスラブC,Dをそれぞれ、熱間圧延により 1.8
mm厚の熱延板としたのち、 900℃、30秒保持の熱延板焼
鈍を施し、ついで1回目の冷間圧延により 0.4mmの中間
厚としたのち、 800℃、30秒保持の中間焼鈍を挟み、2
回目の冷間圧延を施して 0.1mmの最終板厚に仕上げた。
ついで、750 ℃での一次再結晶焼鈍後、それぞれ二分割
し、条件(ハ)は 850℃に10時間保持後、さらに1200℃
まで加熱する箱焼鈍を行い、冷却後、絶縁被膜を焼き付
け製品とした。一方、条件(ニ)は 850℃、10時間保持
の箱焼鈍後、冷却してから、絶縁被膜を焼き付け製品と
した。これらの製品の特性を、リング形状の巻きコアで
調べた結果を表2に示す。 【0027】 【表2】 【0028】実施例1の場合と同様、鋼組織を、本発明
の要件を満足する微細粒と粗粒が混在する組織とするこ
とにより、優れた高周波鉄損が得られている。 【0029】実施例3 表3に示す種々の成分組成になるスラブを、熱間圧延に
より 2.5〜1.8 mm厚の熱延板としたのち、1000℃, 30秒
間保持の熱延板焼鈍を施し、ついで、 950℃,30秒保持
の中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延を施して、最終板厚:
0.10mmに仕上げた。ついで、 800〜820 ℃での一次再結
晶焼鈍後、表4に示す種々の温度で種々の時間保持する
仕上焼鈍を施し、冷却後、絶縁被膜を焼き付けて製品と
した。これらの製品の特性を、リング形状の巻きコアで
調べた結果を表4に併記する。 【0030】 【表3】 【0031】 【表4】 【0032】表4に示したとおり、比抵抗、磁束密度B
8 および結晶組織の全てが適正範囲を満足する発明例は
いずれも、優れた高周波鉄損W15/50+1/50000 を得るこ
とができた。 【0033】 【発明の効果】かくして、本発明によれば、高磁束密度
と高周波低鉄損の両者を併せ持つ磁性材料を、安定して
得ることができ、特に高周波リアクトルに適用して偉効
を奏する。
のアクティブフィルター回路等に用いて好適な高周波リ
アクトル用磁性材料に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、高周波材料としては、特開昭62−
227078号公報に開示された6.5%Si−Feや特開平11−3435
44号公報に開示されたSi−Cr−Fe等が知られている。こ
れらは共に、主に高比抵抗化により、高周波域での渦電
流発生を抑制するという技術思想に基づくものであっ
た。 【0003】最近、パワーエレクトロニクスの急速な普
及に伴い、このような磁性材料に対する要求が次第に高
まりつつある。ここで対象とする高周波リアクトルは、
高周波域での鉄損が低いことは勿論のこと、低周波や直
流成分が重畳する回路部位に用いられ、磁束密度が高い
ことも必要とされる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示した材
料はいずれも、基本的に飽和磁束密度が低いことから、
磁束密度たとえばB8 が低くなる。そのため、リアクト
ルの設計においては、低周波分の影響による磁心の飽和
を避けるために、大きなギャップを設けることになる。
しかしながら、大きなギャップの形成は、不可避的に透
磁率の低下を招くため、コア全体のサイズの増大を余儀
なくされる場合がでてくる。また、磁束密度を増大させ
るためには、粒径を増大させることが有効であるが、反
面で高周波域での鉄損の劣化を招くため、必ずしも高磁
束密度化と高周波鉄損の改善とは両立しない。 【0005】実際、6.5%Si−Fe材では、CVDを用いた
浸珪法に加え、Siの高温での拡散処理を必要とすること
から、粒径の増大が避けられず、その結果 20kHz以上で
は発熱量が大きくなる。この点、Si−Cr−Fe系の材料で
は、必ずしも高温焼鈍を必要としないので、粒径を微細
に保持できるという利点はあるものの、磁束密度も低い
ことに変わりはなかった。 【0006】本発明は、上記の問題を有利に解決するも
ので、高周波鉄損の低減と高磁束密度化の両者を併せて
達成することができる高周波リアクトル用磁性材料を提
案することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】さて、発明者らは、上記
の問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、高周波鉄損
が低く、かつ磁束密度が高い材料とするには、材料の結
晶組織について、微細組織と粗大組織の両者を併せ持つ
混相組織とすることが有用であることの知見を得た。本
発明は、上記の知見に立脚するもので、これにより、よ
りコンパクトで低損失の高周波リアクトルを得ることが
できる。 【0008】 【発明の実施の形態】すなわち、本発明は、抵抗率:70
μΩ・cm以上、板厚:0.15mm以下の軟磁性材料であっ
て、磁束密度B8 が1.5 T以上で、しかもその結晶組織
が、結晶粒径:50μm 以下の微細粒の面積率が25%以上
で、かつ結晶粒径:1.0 mm以上の粗粒の面積率が25%以
上の混相組織であることを特徴とする高周波リアクトル
用磁性材料である。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明を由来するに至った
基本的実験について述べる。高周波リアクトル材料とし
て適する材料を開発すべく、成分組成および製造条件を
種々に変化させて、比抵抗、板厚および結晶組織が異な
る種々の材料を作製し、得られた材料について磁束密度
B8 とリアクトル想定損失W15/50+1/50000(基本波:5
0Hz, Bm : 1.5 Tに対して、 50 kHz, 0.1Tを重畳さ
せた条件での鉄損)とを丹念に調査した。その結果を図
1に示す。なお、図1中、記号P,S,Dはそれぞれ、
材料の結晶組織を示したもので、Pは一次再結晶粒単相
組織で、全ての結晶粒が粒径:50μm 以下の微細粒で構
成された組織、Sは二次再結晶粒単相組織で、全ての結
晶粒が粒径:1.0 mm以上の粗粒で構成された組織、Dは
一次再結晶粒と二次再結晶粒との混相組織で、粒径が50
μm 以下の微細粒の面積率が25%以上で、かつ粒径が1.
0 mm以上の粗粒の面積率が25%以上という2相組織であ
る。 【0010】同図に示したとおり、損失W
15/50+1/50000 が100 W/kg以下で、かつ磁束密度B8 が
1.5T以上を達成できたものを調査したところ、抵抗率
が70μΩcm以上、板厚が0.15mm以下で、さらに結晶組織
が微細粒と粗粒を共に含む2相組織とする必要があるこ
とが明らかとなった。 【0011】以下、本発明における限定理由について説
明する。 抵抗率:70μΩ・cm以上 本発明で対象としている高周波リアクトルは、通常、数
KHz 以上、最近では25kHz 程度、さらに将来はもっと高
い周波数へと高周波化の傾向にある。そのため、渦電流
の発生も顕著となり、少なくとも70μΩ・cmの抵抗率を
有していないと、発熱のため、電気機器に組み込むこと
が困難となる。それ故、抵抗率は70μΩ・cm以上とし
た。 【0012】板厚:0.15mm以下 板厚も渦電流に強く関係する因子であり、上述した25kH
z のような高周波域では、板厚が厚いと、発熱により、
電気機器への組み込みが困難になる。それ故、板厚は0.
15mm以下とした。 【0013】B8 :1.5 T以上 低周波、直流の重畳時の磁心の飽和を防止するという観
点および電気機器の小型化の観点からは、少なくともB
8 で1.5 T以上でなければ、小型化設計の優位性は少な
い。従って、磁束密度B8 は1.5 T以上に限定した。 【0014】結晶組織;50μm 以下の微細粒の面積率:
25%以上で、かつ1.0 mm以上の粗粒の面積率:25%以上 微細粒組織は、上記したような高周波鉄損の低減に効果
があり、一方粗粒組織は、磁束密度の向上に寄与すると
考えられる。特に、このような結晶粒径の混相組織形成
は、二次再結晶(異常粒成長)においてしばしば観察さ
れるものであり、結晶粒径の増大のみならず、いわゆる
ゴス方位(磁化容易軸<001>を圧延方向と平行に有
する)の生成とも関係する。微細粒による渦電流の抑制
については、50μm 以下の微細粒の割合が面積率で25%
以上でなければ、顕著な効果は認められず、一方、粗粒
による磁束密度向上効果も1.0 mm以上の粗粒の割合が面
積率で25%以上によらなければ、十分とは言い難い。そ
こで、鋼組織については上記のように限定したのであ
る。ここで、結晶粒径は円相当径とし、板面に平行な断
面について測定を行う、測定領域は少なくとも5mm×5
mmの範囲とする。測定は、通常、光学顕微鏡で行うが、
Electron Back Scattering diffraction Pattern(EBS
P:電子線後方散乱を利用した回折技術)により結晶粒
組織を2次元的にマッピングしたデータを用いてもよ
い。 【0015】本発明の材料では、上記の要件を満たして
いれば良く、成分組成は特に限定されることはないが、
代表的な成分組成を例示すると次のとおりである。 Si:2.5 〜10mass% Siは、後述するCrとの相乗効果によって電気抵抗を大幅
に上昇させ、高周波域での鉄損を低減するのに有効に寄
与する。しかしながら、Si量が2.5 mass%未満では、Cr
やAlを併用しても磁束密度をあまり犠牲にすることなし
に高比抵抗化するのが難しく、一方10mass%を超える
と、Crを含有させても温間圧延可能なまでの靱性が確保
できないため、Si量は 2.5〜10mass%程度とするのが好
ましい。より好ましくは 3.5〜7.0 mass%の範囲であ
る。 【0016】Cr:1.5 〜20.0mass% Crは、SiやAlとの相乗効果によって電気抵抗を大幅に向
上させて高周波域での鉄損を低減させる有効成分であ
る。特に、3.5 mass%以上のSiを含有する場合、または
3.0mass%以上のSiかつ 1.0mass%を超えるAlを含有す
る場合であっても、温間圧延可能な程度の靱性を得るの
に極めて有効であり、この観点からは 2.0mass%以上を
含有させることが好ましい。なお、Si量やAl量が上記の
範囲よりも少ない場合には、Cr量が 2.0mass%未満でも
加工性が確保できるが、Crの加工性向上効果を発揮さ
せ、かつ材料の比抵抗を高めるためには、1.5 mass%以
上のCrが必要である。一方、Cr量が20.0mass%を超える
と靱性向上の効果が飽和するだけでなく、コストの上昇
を招くため、Cr量は 1.5〜20.0mass%とすることが好ま
しい。より好ましくは 2.0〜10.0mass%の範囲である。 【0017】CおよびN合計量:100 ppm 以下 CおよびNはいずれも、Si−Cr−Fe系合金の靱性を劣化
させるので、極力低減することが望ましく、上記のSi量
およびCr量、さらには後述するAl量の下で高靱性を確保
するためには、合計量で 100 ppm以下に抑制することが
好ましい。より好ましくは、CおよびNの各々が50 ppm
以下、さらに好ましくは各々が30 ppm以下である。 【0018】以上、必須成分および抑制成分について説
明したが、その他にも以下の元素を適宜含有させること
ができる。 Al:5.0 mass%以下 Alは、Siと同様、Crとの相乗効果によって電気抵抗を大
幅に向上させ、高周波域での鉄損を低減するのに有効な
成分であり、また溶接性の改善にも有効に寄与する。し
かしながら、Al量が5.0 mass%を超えるとコストの上昇
を招く上に、Crの含有によっても温間圧延可能なまでの
靱性が確保できなくなるため、Alは 5.0mass%以下で含
有させることが好ましい。なお、Alの下限は特に限定す
る必要はないが、Alを積極的に電気抵抗の増大のために
活用する場合には、0.5 mass%以上の範囲で含有させる
ことが好ましい。従って、Al量の好適範囲は 0.5〜3.0
mass%である。 【0019】Mnおよび/またはP:1.0 mass%以下 MnおよびPは、Si−Cr−Fe系合金にさらに添加すること
により、一層の電気抵抗の上昇を与えることができ、従
ってこれらの成分の添加により、さらなる鉄損の低減が
達成できる。しかしながら、これらの成分を大量に添加
するとコストの上昇を招くため、それぞれの添加量は1.
0 mass%を上限とする。より好ましくは、それぞれ0.5
mass%以下である。 【0020】その他の元素については次のとおりであ
る。すなわち、5.0 mass%以下のNiは、耐食性改善成分
であるだけでなく、延性−脆性遷移温度を下げ、加工性
を向上させるほか、結晶粒を微細にさせ易いため、渦電
流損を抑制し、高周波鉄損の低減に有効に寄与する。同
じく、1.0 mass%以下のCuにも、Niと同様の効果があ
る。5.0 mass%以下のMoやWは耐食性の改善に有効であ
る。1.0 mass%以下のLa, VやNb、0.1 mass%以下のT
i, YやZr、0.1mass%以下のBは、靱性を高めて加工性
を向上させる効果がある。5.0 mass%以下のCoは、磁束
密度を向上させ、ひいては鉄損の低減に効果がある。0.
1 mass%以下のSbやSnは、集合組織を改善し、ひいては
鉄損の低減に効果がある。 【0021】次に、本発明の好適製造条件について説明
する。上記の好適成分組成に調整した鋼スラブを、熱間
圧延し、必要に応じて熱延板焼鈍を施したのち、1回ま
たは中間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延により、最終板
厚に仕上げる。ついで、短時間の一次再結晶焼鈍後、仕
上焼鈍を施すが、この仕上焼鈍工程が重要である。すな
わち、この仕上焼鈍は、通常箱焼鈍によって行われる
が、この箱焼鈍による二次再結晶の進行途中で、焼鈍を
中断し、全てを二次再結晶させないことが重要である。
換言すると、面積率で結晶組織の25%以上が粒径が 1.0
mm以上の粗粒となるまで二次再結晶させ、同じく面積率
で結晶組織の25%以上は粒径が50μm以下の微細粒の一
次再結晶粒のまま残存させるのである。 【0022】なお、上記の説明では、二次再結晶を箱焼
鈍で行う場合について説明したが、その他の方法、例え
ば一次再結晶後にスキンパスにより予歪を加えた後、需
要者側で歪取り焼鈍を行う時に、部分的に粒成長させて
同様の組織を得る方法、また連続焼鈍によって二次再結
晶をさせる場合についても、同様に実施可能である。ま
た、得られた焼鈍板に対しては絶縁被膜を被成すること
が有利である。 【0023】 【実施例】実施例1 以下に示す2種の成分組成になるスラブを鋳造した。 A)Si:4.0 mass%、Cr:3.5 mass%を含み、残部はFe
および不可避的不純物 B)Si:3.0 mass%を含み、残部はFeおよび不可避的不
純物 これらのスラブA,Bをそれぞれ、熱間圧延により 2.0
mm厚の熱延板としたのち、1000℃、30秒保持の熱延板焼
鈍を施し、ついで1回目の冷間圧延により 0.5mmの中間
厚としたのち、900 ℃、30秒保持の中間焼鈍を挟み、2
回目の冷間圧延を施して 0.1mmの最終板厚に仕上げた。
ついで、800 ℃での一次再結晶焼鈍後、それぞれ二分割
し、条件(イ)はそのまま絶縁被膜を焼き付け製品とし
た。一方、条件(ロ)は 850℃に10時間保持の箱焼鈍を
行い、冷却後、絶縁被膜を焼き付けて製品とした。これ
らの製品の特性を、リング形状の巻きコアで調べた結果
を表1に示す。 【0024】 【表1】 【0025】同表に示したとおり、比抵抗、磁束密度B
8 および結晶組織の全てが本発明の要件を満足した場合
には、W15/50+1/50000 が 97 W/kgという優れた高周波
鉄損を得ることができた。 【0026】実施例2 以下に示す2種の成分組成になるスラブを鋳造した。 C)Si:4.5 mass%、Cr:4.5 mass%を含み、残部はFe
および不可避的不純物 D)Si:3.5 mass%、Cr:7.5 mass%を含み、残部はFe
および不可避的不純物 これらのスラブC,Dをそれぞれ、熱間圧延により 1.8
mm厚の熱延板としたのち、 900℃、30秒保持の熱延板焼
鈍を施し、ついで1回目の冷間圧延により 0.4mmの中間
厚としたのち、 800℃、30秒保持の中間焼鈍を挟み、2
回目の冷間圧延を施して 0.1mmの最終板厚に仕上げた。
ついで、750 ℃での一次再結晶焼鈍後、それぞれ二分割
し、条件(ハ)は 850℃に10時間保持後、さらに1200℃
まで加熱する箱焼鈍を行い、冷却後、絶縁被膜を焼き付
け製品とした。一方、条件(ニ)は 850℃、10時間保持
の箱焼鈍後、冷却してから、絶縁被膜を焼き付け製品と
した。これらの製品の特性を、リング形状の巻きコアで
調べた結果を表2に示す。 【0027】 【表2】 【0028】実施例1の場合と同様、鋼組織を、本発明
の要件を満足する微細粒と粗粒が混在する組織とするこ
とにより、優れた高周波鉄損が得られている。 【0029】実施例3 表3に示す種々の成分組成になるスラブを、熱間圧延に
より 2.5〜1.8 mm厚の熱延板としたのち、1000℃, 30秒
間保持の熱延板焼鈍を施し、ついで、 950℃,30秒保持
の中間焼鈍を挟む2回の冷間圧延を施して、最終板厚:
0.10mmに仕上げた。ついで、 800〜820 ℃での一次再結
晶焼鈍後、表4に示す種々の温度で種々の時間保持する
仕上焼鈍を施し、冷却後、絶縁被膜を焼き付けて製品と
した。これらの製品の特性を、リング形状の巻きコアで
調べた結果を表4に併記する。 【0030】 【表3】 【0031】 【表4】 【0032】表4に示したとおり、比抵抗、磁束密度B
8 および結晶組織の全てが適正範囲を満足する発明例は
いずれも、優れた高周波鉄損W15/50+1/50000 を得るこ
とができた。 【0033】 【発明の効果】かくして、本発明によれば、高磁束密度
と高周波低鉄損の両者を併せ持つ磁性材料を、安定して
得ることができ、特に高周波リアクトルに適用して偉効
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 鋼材の比抵抗、板厚および組織が高周波鉄損
および磁束密度に及ぼす影響を示した図である。
および磁束密度に及ぼす影響を示した図である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 石田 昌義
岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な
し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内
Fターム(参考) 5E041 AA02 AA19 CA02 HB16 NN06
NN13
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 抵抗率:70μΩ・cm以上、板厚:0.15mm
以下の軟磁性材料であって、磁束密度B8 が1.5 T以上
で、しかもその結晶組織が、結晶粒径:50μm 以下の微
細粒の面積率が25%以上で、かつ結晶粒径:1.0 mm以上
の粗粒の面積率が25%以上の混相組織であることを特徴
とする高周波リアクトル用磁性材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049344A JP2003249406A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 高周波リアクトル用磁性材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002049344A JP2003249406A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 高周波リアクトル用磁性材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003249406A true JP2003249406A (ja) | 2003-09-05 |
Family
ID=28661882
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JP2002049344A Pending JP2003249406A (ja) | 2002-02-26 | 2002-02-26 | 高周波リアクトル用磁性材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003249406A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110720130A (zh) * | 2017-05-17 | 2020-01-21 | Crs 控股公司 | Fe-Si基合金及其制造方法 |
-
2002
- 2002-02-26 JP JP2002049344A patent/JP2003249406A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110720130A (zh) * | 2017-05-17 | 2020-01-21 | Crs 控股公司 | Fe-Si基合金及其制造方法 |
JP2020521045A (ja) * | 2017-05-17 | 2020-07-16 | シーアールエス ホールディングス, インコーポレイテッドCrs Holdings, Incorporated | Fe−Si基合金およびその製造方法 |
JP2021191895A (ja) * | 2017-05-17 | 2021-12-16 | シーアールエス ホールディングス, インコーポレイテッドCrs Holdings, Incorporated | Fe−Si基合金およびその製造方法 |
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