JP2003249391A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2003249391A JP2002047489A JP2002047489A JP2003249391A JP 2003249391 A JP2003249391 A JP 2003249391A JP 2002047489 A JP2002047489 A JP 2002047489A JP 2002047489 A JP2002047489 A JP 2002047489A JP 2003249391 A JP2003249391 A JP 2003249391A
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忠博 河野
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Naokage Kishimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】放電灯の点灯中においてもランプ・ピンの接触
不良の検出ができる放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】直流電源VDCの出力を高周波に変換する高
周波電源INVの出力に接続された放電灯LAの一対の
フィラメントfA,fBにそれぞれインピーダンス素子
A ,ZB を介してフィラメント電流を供給するフィラ
メント予熱用高周波電源A,Bを高周波電源INVに対
して絶縁して設け、ランプピン外れ検出回路5にてフィ
ラメント電流の変化を検知することにより放電灯LAの
高周波電源INV側の端子a1,b1の端子外れを検出
し、制御回路3にて高周波電源INVの出力を抑制また
は停止するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯を高周波で
点灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20に従来例を示す。交流電源Eは、
整流回路DBにより整流された後、直流電源回路1を介
して少なくとも一つのスイッチング素子により構成され
るインバータ回路2により高周波に変換される。制御回
路3はインバータ回路2のスイッチング素子の駆動制御
をしている。インバータ回路2の後段には、直流カット
用のコンデンサC3を介して、トランスT1の1次巻線
n11と、トランスT2の1次巻線n1とコンデンサC
9の直列回路が並列に接続されている。トランスT1の
2次巻線n22には共振用インダクタL1と共振用コン
デンサC4からなる直列共振回路が接続され、コンデン
サC4両端には負荷である放電灯LAの対となるランプ
・ピンa1,b1がそれぞれ接続されている。一方、ト
ランスT2の予熱巻線n2の一端は直流カット用コンデ
ンサC6を介してランプ・ピンa1に接続され、もう一
端はランプ・ピンa2に接続されている。トランスT2
の予熱巻線n3の一端は直流カット用コンデンサC7を
介してランプ・ピンb2に接続され、もう一端はランプ
・ピンb1に接続されている。またインバータ回路2内
の直流電圧の高圧端子Xからは放電灯LAのランプ・ピ
ンa2の間に抵抗R1を接続するとともに、ランプ・ピ
ンb2は無負荷検出回路4の高圧側に接続されている。
インバータ回路2内の直流電圧の低圧端子Yは検出回路
4の低圧側に接続されている。検出回路4はランプ・ピ
ンb2から抵抗R2とダイオードD4を介して抵抗R3
とコンデンサC8の並列回路に接続されている。また、
ダイオードD4のカソードは検出信号線として、制御回
路3に接続されている。
【0003】最初にインバータの動作について説明す
る。制御回路3によりインバータ回路2のスイッチング
素子が高周波でオン、オフされると、共振用コンデンサ
C4の両端には、インダクタL1と共振用コンデンサC
4の共振回路と、インバータ回路2の発振周波数によっ
て決まる共振電圧が発生する。この共振電圧を放電灯L
Aの予熱時、始動時及び点灯時と制御回路3により周波
数を変化させて放電灯LAを始動・点灯させている。
【0004】次に無負荷検出回路4の動作を説明する。
放電灯LAのランプ・ピンが全て接続されている、すな
わち放電灯LAが装着されている場合、インバータ回路
2内の直流電圧の高圧端子Xから、抵抗R1、ランプ・
ピンa2、放電灯LAのフィラメントfA、ランプ・ピ
ンa1、トランスT1の2次巻線n22、共振用インダ
クタL1、ランプ・ピンb1、放電灯LAのフィラメン
トfB、ランプ・ピンb2、抵抗R2、ダイオードD
4、抵抗R3とコンデンサC8の並列回路を介してイン
バータ回路2内の直流電圧の低圧端子Yへと直流電流が
流れることによりコンデンサC8が充電され、コンデン
サC8の両端に電圧が発生し、制御回路3はこの検出信
号によりインバータ回路2の発振を開始もしくは継続さ
せる。
【0005】一方、放電灯LAのランプ・ピンが全て接
続されていない、すなわち放電灯LAが完全に装着され
ていない、あるいはフィラメントfAが断線している、
あるいはフィラメントfBが断線している場合において
は、この直流電流が流れるループが遮断されるので、コ
ンデンサC8の両端に電圧が発生せず、制御回路3はこ
の検出信号によりインバータ回路2の発振を停止させ
る。
【0006】以上のように放電灯LAの点灯以前の状態
においては、ランプの装着、未装着を無負荷検出回路4
により検出し、ランプ未装着時は確実にインバータ回路
2の発振を停止させることができるので、ランプ未装着
時のインバータ回路2の発振による部品のストレスを無
くすことができる。このような従来例は例えば特開平8
−167484号に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来装置においては、放電灯LAが点灯した以降でのラン
プ・ピンの接触不良の検出が完全にできないという課題
がある。放電灯LAが点灯する以前(不点灯状態又は予
熱状態)においては、放電灯LAのインピーダンスが無
限大であるため、いずれのランプ・ピンが接触不良とな
っても上記検出回路4のコンデンサC8を充電する経路
はなく、ランプ・ピン接触不良を検出してインバータ回
路2を発振停止させることができるが、放電灯LAが点
灯した後にランプ・ピンa1又はb1で接触不良が生じ
た場合は、放電灯LAが低抵抗成分となり、放電灯LA
を介して直流電流が流れるために、上記検出回路4のコ
ンデンサC8の充電は継続され、ランプ・ピン接触不良
を検出してインバータ回路2を発振停止させることがで
きない。つまり、ランプ・ピンa1(又はb1)が接触
不良になっていても、直流電流がインバータ回路2内の
直流電圧の高圧端子Xから、抵抗R1、ランプ・ピンa
2、放電灯LA、ランプ・ピンb2、抵抗R2、ダイオ
ードD4、抵抗R3とコンデンサC8の並列回路を介し
て、インバータ回路2内の直流電圧端子の低圧端子Yへ
と流れてしまい、コンデンサC8を充電してしまって、
ランプ・ピン接触不良が検出できないため、ランプソケ
ットとの接触不良による発熱といった問題が生じてしま
う。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、放電灯の点灯中においても、ランプ・ピン
の接触不良の検出ができる放電灯点灯装置を提供するこ
とを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
の課題を解決するために、図1に示すように、直流電源
DCと、この直流電源VDCの出力を高周波に変換して放
電灯LAに供給する少なくとも1つのスイッチング素子
SWから構成される高周波電源INVと、高周波電源I
NVの出力に接続された放電灯LAと、放電灯LAの一
対のフィラメントfA,fBにそれぞれインピーダンス
素子ZA ,ZB を介してフィラメント電流を流す高周波
電源INVに対して絶縁されたフィラメント予熱用高周
波電源A,Bとでフィラメント電流ループを構成し、フ
ィラメント電流ループ外にフィラメント電流ループに流
れる電流を検出する検出手段5とを備えてなる放電灯点
灯装置において、検出手段5の出力が所定値に達するこ
とによって高周波電源INV側に接続された放電灯LA
のそれぞれの端子a1,b1の端子外れを検出し、高周
波電源INVの出力を抑制または停止するように制御す
ることを特徴とするものである。
【0010】図1は本発明の基本構成を示す概念図であ
る。直流電源VDCの出力には、少なくとも1つのスイッ
チング素子SWを含んだ高周波電源INVが接続されて
いる。高周波電源INVの出力には、放電灯LAの1対
のフィラメントfA及びfBの内、それぞれ一端のフィ
ラメント端子(ランプ・ピン)a1及びb1が接続さ
れ、放電灯LAは高周波電源INVから高周波電力を供
給される。一方、フィラメントfA及びfBの他方のフ
ィラメント端子(ランプ・ピン)をa2及びb2とする
と、フィラメントfA及びfBの両端、つまりa1−a
2間及びb1−b2間にはそれぞれ予熱用高周波電源A
及びBがインピーダンス素子ZA 及びZBを介して接続
されており、フィラメント予熱用の閉回路が構成されて
いる。
【0011】また、高周波電源INV側に接続されたフ
ィラメント端子a1あるいはb1が接触不良等により接
続されていない場合に、上記フィラメント予熱用の閉回
路に発生する電気的特性の変化を検出する手段として、
ランプ・ピン外れ検出回路5を設けている。そしてラン
プ・ピン外れ検出回路5の出力は上記高周波電源INV
のスイッチング素子SWを駆動制御する制御回路3に接
続されている。
【0012】以下、図1の概念図により本発明の動作に
ついて説明する。放電灯LAが点灯中の場合について考
える。放電灯LAが点灯している場合に放電灯LAに流
れるランプ電流の経路は、通常、高周波電源INVから
ランプ・ピンa1及びb1を経由してフィラメントfA
及びfBに到達し、放電灯LAの管内にてフィラメント
fA−fB間で放電電流が流れる。しかしながら、ラン
プ・ピンa1及び/あるいはb1が接触不良等により接
続されていない場合には、上記のランプ電流経路が遮断
される為、ランプ電流は予熱用高周波電源A及び/ある
いはB、そしてインピーダンス素子ZA 及び/あるいは
B を通り、ランプ・ピンa2及び/あるいはb2を経
由してフィラメントfA及びfBに到達し、放電灯LA
の管内にてフィラメントfA−fB間で放電電流が流れ
ようとする。この時、フィラメントfA及び/あるいは
fBの予熱用閉回路では、ランプ電流が流れることによ
って電気的特性に変化が生じる。ランプ・ピン外れ検出
回路5は、このランプ・ピンa1及び/あるいはb1が
非接続状態である場合に、ランプ電流の迂回によって発
生する予熱用閉回路の電気的特性変化を検出して、ラン
プ・ピンa1及び/あるいはb1が非接続状態であるこ
とを検出する。そしてランプ・ピン外れ検出回路5が、
ランプ・ピンa1及び/あるいはb1が非接続状態であ
ることを検出すると、その検出出力信号が高周波電源I
NVの制御回路3に伝達され、高周波電源INVの出力
を抑制あるいは停止するように制御する。
【0013】以上、本発明は、高周波電源INV側に接
続されたランプ・ピンa1及び/あるいはb1が非接続
状態の場合に、ランプ電流が予熱用閉回路に迂回するこ
とによって発生する、予熱用閉回路の電気的特性変化を
検出してランプピンの接続不良を検知することを特徴と
している。次に具体的回路例について説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1の回路図を図2に示す。以下、その回路構成について
説明する。交流電源Eから整流器DBを介してDC変換
する直流電源回路1が接続されている。直流電源回路1
の出力には直列接続された1対のスイッチング素子を含
んだ高周波電源INVが接続され、スイッチング素子が
高周波でオンオフして高周波電圧を出力する。制御回路
3はスイッチング素子の駆動制御を行う。高周波電源I
NVの出力には、インバータ負荷回路として直流カット
コンデンサC3を介して、トランスT1の1次巻線n1
1と、トランスT2の1次巻線n1及びコンデンサC9
の直列回路が並列接続されている。トランスT1の2次
巻線n22には共振用インダクタL1と共振用コンデン
サC4からなる直列共振回路が接続され、コンデンサC
4の両端には負荷である放電灯LAの対となるランプ・
ピンa1,b1がそれぞれ接続されている。一方、トラ
ンスT2の予熱巻線n2の一端は、インピーダンス素子
である直流カット用コンデンサC6を介してランプ・ピ
ンa1に接続され、他方の一端はランプ・ピンa2に接
続されている。また同様にトランスT2の予熱巻線n3
の一端は、これもインピーダンス素子である直流カット
用コンデンサC7を介してランプ・ピンb2に接続さ
れ、他方の一端はランプ・ピンb1に接続されている。
以上、ここまでは従来例にて述べた回路構成と全く同様
である。
【0015】従来例の回路とは異なる回路としては、以
下の回路が構成されている。トランスT2の検出巻線と
してn4を設け、この検出巻線n4の一端は回路グラン
ドに接続されており、他方の一端と回路グランド間には
ダイオードD5を介して抵抗R4と抵抗R5の直列回路
が接続され、抵抗R5の両端にはコンデンサC10が接
続されている。抵抗R4とR5の接続点はランプ・ピン
外れ検出回路5に接続されており、ランプ・ピン外れ検
出回路5の出力は制御回路3に接続されている。
【0016】以下、図2の回路の動作について説明す
る。まず、高周波電源INVを含めた点灯主回路及び予
熱回路の動作について説明する。図4は交流電源Eが投
入されてから放電灯LAが点灯するまでの主回路の共振
カーブを示したものである。尚、実線X1は放電灯LA
の不点灯時のコンデンサC4の両端電圧の変化を示し、
実線X2は放電灯LAが点灯した後の放電灯LAの放電
電流特性を示している。
【0017】交流電源Eが投入されると、高周波電源I
NVは制御回路3により、まず先行予熱としてある所定
時間、周波数faにて動作する。この時、コンデンサC
4の両端電圧Vc4(ランプ電圧VLA)としては、イ
ンダクタL1及びコンデンサC4にて決定される無負荷
時共振カーブX1上の点aの電圧が印加される。と同時
にフィラメントfA,fBにはトランスT2の2次巻線
n2,n3(予熱用高周波電源)よりそれぞれフィラメ
ント電流が供給され、先行予熱される。なお、図4のf
0はインダクタL1とコンデンサC4とで決まる共振周
波数である。
【0018】次に放電灯LAを始動点灯させる為に、高
周波電源INVは制御回路3により周波数fbにて動作
し、放電灯LAの両端電圧(VLA)には、無負荷時共
振カーブX1上の点bの電圧が印加される。そして放電
灯LAが点灯すると、共振要素として放電灯LAの放電
抵抗成分がLC共振系(インダクタL1とコンデンサC
4)に加わる為、共振カーブが変化し、点灯時共振カー
ブX2上の点b’へ移行する。最後に所望の点灯出力を
得る為に、高周波電源INVは周波数fcにて動作し、
点灯時共振カーブX2上の点cへ移行して放電灯LAは
点灯を維持する。
【0019】次に、ランプ・ピン外れ検出回路5の動作
について説明する。図5は放電灯LAのランプ・ピンが
全て接続された通常点灯状態の場合(図中のa)と、放
電灯LAが点灯中に高周波電源INV側に接続されたラ
ンプ・ピンa1及び/あるいはb1が非接続状態になっ
た場合(図中のb)について、抵抗R5の両端電圧V R5
を示したものである。ランプ・ピンが全て接続された通
常点灯状態の場合、トランスT2の2次巻線n4には、
2次巻線n2及びn3に発生している予熱用高周波電源
の電圧に相応した電圧、つまりフィラメントfA及びf
Bに供給されるフィラメント電流に応じた電圧が発生し
ており、その2次巻線n4の電圧をダイオードD5にて
半波整流し、コンデンサC10にて平滑した電圧が抵抗
R5の両端に発生している。この時の抵抗R5の電圧V
R5は、ランプ・ピンが外れたことを認識する検出しきい
値Vthよりも低くなっている。
【0020】次に、放電灯LAの点灯中に高周波電源I
NV側に接続されたランプ・ピンa1及び/あるいはb
1が非接続状態になった場合には、先の概念説明でも述
べたように、ランプ電流がフィラメント電流ループに迂
回して流れる為に、2次巻線n4の電圧は通常2次巻線
n2及びn3から供給されているフィラメント電流の他
に、ランプ電流分も加えた合成電流に相応した電圧が発
生する為、抵抗R5の電圧VR5は増加して、検出しきい
値Vthを超える。ランプ・ピン外れ検出回路5では、
抵抗R5の電圧VR5が検出しきい値Vthを超えたこと
でランプ・ピンが非接続状態になったと認識し、この検
出出力が制御回路3に伝達される。制御回路3はこの検
出出力信号を受けて、高周波電源INVの出力を抑制あ
るいは停止するように制御する。
【0021】以上の動作により、本実施形態において
は、放電灯LAが点灯している状態において、高周波電
源INV側に接続されたランプ・ピンa1及び/あるい
はb1の接触不良を検出することができる放電灯点灯装
置を提供することができる。
【0022】尚、図2中の直流電源回路1としては、図
3に示す完全平滑電源(図3a)や、部分平滑電源(図
3b)のいずれでも良く、それを実現する回路として
は、昇圧チョッパ回路、昇降圧チョッパ回路、降圧チョ
ッパ回路などのアクティブフィルタ回路やパッシブフィ
ルタ回路等を用いても良い。
【0023】また、図2では高周波電源INV内の下段
のスイッチング素子の両端に負荷回路が接続されている
が、これは上段のスイッチング素子の両端に接続したも
のであっても特に問題はない。また、高周波電源INV
内のスイッチング素子は、MOSFET、あるいはバイ
ポーラトランジスタと逆方向ダイオードの並列回路のど
ちらを採用しても良い。
【0024】(実施形態2)本発明の実施形態2の回路
図を図6に示す。実施形態1で説明した図2の回路図と
の相違は以下の通りである。スイッチング素子Q1,Q
2の接続点と直流カットコンデンサC3の一端との間に
カレントトランスCTを接続し、カレントトランスCT
の2次巻線から抵抗R6,R7を介してスイッチング素
子Q1,Q2のゲート端子−ソース端子間に接続する。
これにより、スイッチング素子Q1,Q2のON/OF
F動作はカレントトランスCTにより自励駆動される。
尚、スイッチング素子Q2のゲート端子−ソース端子間
にはスイッチング素子Q4を接続し、スイッチング素子
Q4のべース端子は制御回路3に接続されている。これ
により、制御回路3からスイッチング素子Q4がONす
るように制御すれば、スイッチング素子Q2がOFFを
維持し、スイッチング素子Q1,Q2のON/OFF駆
動を停止制御することが可能となる。
【0025】予熱回路では、トランスT2の1次巻線n
1とコンデンサC9の接続位置を入れ換えている。但
し、これによる図2の回路との動作の相違はない。ま
た、実施形態1で述べたランプ・ピンa1及び/あるい
はb1端子外れ時の検出回路である、トランスT2の検
出巻線n4は削除し、代わりに1次巻線n1の途中より
引出し線を設けて検出巻線n1’とし、それを端子外れ
検出用巻線としてダイオードD5のアノードに接続して
いる。また、トランスT2の2次巻線n2,n3の巻き
方向の極性が互いに逆になっている。また、従来例にて
述べた無負荷検出回路4を新たに付加している。つま
り、高周波電源内の直流電源の高圧端子Xから放電灯L
Aのランプ・ピンa2の間に抵抗R1を接続するととも
に、ランプ・ピンb2と高周波電源内の直流電源の低圧
端子Yとの間に抵抗R2とダイオードD4を介して抵抗
R3とコンデンサC8の並列回路が接続される。これに
より、高周波電源の高圧端子Xから抵抗R1、ランプ・
ピンa2、フィラメントfA、ランプ・ピンa1、トラ
ンスT1(2次巻線n22)、インダクタL1、ランプ
・ピンb1、フィラメントfB、ランプ・ピンb2、抵
抗R2、タイオードD4、抵抗R3とコンデンサC8の
並列回路を介して高周波電源の低圧端子Yに至る直流電
流ループが形成される。また、ダイオードD4と抵抗R
3の接続点からは無負荷検出回路4の出力信号線として
制御回路3に接続される。なお、無負荷検出回路4やラ
ンプピン外れ検出回路5は入力信号を所定の検出しきい
値と比較するコンパレータであっても良いし、制御回路
3が電圧比較機能を有していれば、入力信号をそのまま
制御回路3に入力するものであっても良い。
【0026】以下、図6の回路の動作について説明す
る。まず、実施形態1でも述べたランプ・ピン外れ検出
回路の動作について述べる。図7は放電灯LAのランプ
・ピンが全て接続された通常点灯状態の場合(図中の
a)と、放電灯LAが点灯中に高周波電源側に接続され
たランプ・ピンa1あるいはb1が非接続状態になった
場合(図中のb,c)について、抵抗R5の両端電圧V
R5を示したものである。
【0027】実施形態1の場合と同様に、ランプ・ピン
が全て接続された通常点灯状態の場合、トランスT2の
検出巻線n1’には、1次巻線n1で発生している予熱
用高周波電源の電圧に相応した電圧、つまりはフィラメ
ントfA及びfBに供給されるフィラメント電流に応じ
た電圧が発生しており、その電圧をダイオードD5にて
半波整流し、コンデンサC10にて平滑した電圧が抵抗
R5の両端に発生している。この時の抵抗R5の電圧V
R5は、ランプ・ピンが外れたことを認識する検出しきい
値Vth1よりも低くなっている。また本実施形態では
新たに検出しきい値Vth2(<Vth1)を設け、通
常点灯状態では抵抗R5の電圧VR5>Vth2となるよ
うに検出しきい値Vth2を設定する。
【0028】次に、放電灯LAの点灯中に高周波電源側
に接続されたランプ・ピン、例えばa1が非接続状態に
なった場合には、上述のようにランプ電流がフィラメン
ト電流ループに迂回して流れる為に、検出巻線n1’の
電圧は通常2次巻線n2から供給されているフィラメン
ト電流の他に、ランプ電流分も加えた合成電流に相応し
た電圧が発生する為、抵抗R5の電圧VR5は増加して検
出しきい値Vth1を超える。これによりランプ・ピン
外れ検出回路では、図7(b)のように、抵抗R5の電
圧VR5が検出しきい値Vth1を超えたことでランプ・
ピンa1が非接続状態になったと認識し、この検出出力
が制御回路3に伝達される。
【0029】また、他方のランプ・ピンb1が非接続状
態になった場合には、ランプ・ピンa1外れ時と同様に
ランプ電流がフィラメント電流ループに迂回して流れる
が、ここで注意したいのは本実施形態では2次巻線n2
とn3が相反する巻方向の極性のため、ランプ電流とフ
ィラメント電流の合成電流がランプ・ピンa1の外れ時
とは異なり、例えばフィラメント電流とランプ電流とで
お互いに相殺したような合成電流になる場合も考えられ
る。その場合、抵抗R5の電圧VR5は逆に低下する場合
も考えられる。従って、検出しきい値Vth2を下限し
きい値として設定し、図7(c)のように、抵抗R5の
電圧VR5が検出しきい値Vth2よりも低くなった場合
に、ランプ・ピンb1が非接続状態になったと認識させ
るようにした。尚、ランプ・ピン外れ検出回路5では、
ランプ・ピンが非接続状態になったことを認識すると、
この検出出力が制御回路3に伝達され、制御回路3はこ
の検出出力信号を受けて、高周波電源の出力を抑制ある
いは停止するように制御することは実施形態1と同様で
ある。
【0030】次に無負荷検出回路の動作については、従
来例でも述べたようにフィラメントfA及び/あるいは
fBが外れることで高圧端子Xからの直流電流ループが
遮断されるために、コンデンサC8の両端電圧が発生せ
ず、これにより放電灯LAの装着、未装着を判別するこ
とができる。また、この無負荷検出回路は放電灯LAが
点灯する以前の状態であれば、ランプ・ピンの全端子、
つまりa1,a2,b1,b2の外れを検出可能である
と共に、ランプ点灯中であれば非高周波電源側のランプ
・ピンa2,b2の外れが検出可能である。なお、放電
灯LAが点灯に至る高周波電源の周波数制御やトランス
T2によるフィラメント予熱などの動作は実施形態1と
同様であるので省略する。
【0031】以上より、本実施形態においては、実施形
態1で述べたランプ・ピン外れ検出回路と、従来例で述
べた無負荷検出回路を共に搭載することで、放電灯LA
の点灯状態において、高周波電源側、非高周波電源側を
問わず、全てのランプ・ピン外れ(接触不良)を検出す
ることができる放電灯点灯装置を提供することができる
(請求項2)。また、ランプ・ピン外れ検出巻線とし
て、実施形態1とは異なり予熱トランスの1次巻線n
1’を利用した為、簡単な回路要素で検出回路が構成で
きる(請求項6)。また、ランプ・ピン外れ検出回路5
に検出しきい値をVth1,Vth2のように上限およ
び下限にそれぞれ設定することで予熱用トランスT2の
2次巻線の巻き方向を限定統一しなくても、ランプ・ピ
ン外れの検出が可能となる(請求項14)。
【0032】(実施形態3)本発明の実施形態3の回路
図を図8に示す。実施形態1で述べた図2の回路図との
相違は以下の通りである。スイッチング素子Q1,Q2
としてMOSFETを使用し、それぞれのゲート端子は
制御回路3に接続されている。制御回路3にて、スイッ
チング素子Q1,Q2のON/OFF駆動あるいは駆動
停止の制御を行う。また、実施形態2と同様に、従来例
にて述べた無負荷検出回路を新たに付加している。実施
形態1ではランプ・ピン外れ検出回路として、トランス
T2の2次巻線n4を設定していたが、本実施形態では
コンデンサC9の両端電圧を検出するような構成にして
いる。つまり、トランスT2の1次巻線n1とコンデン
サC9との接続点と回路グランドとの間に、ダイオード
D5、抵抗R4、抵抗R5とコンデンサC10の並列回
路を直列接続している。また、共振用コンデンサC4を
非高周波電源側のランプ・ピンa2及びb2に接続して
いる。
【0033】以下、図8の回路動作について説明する。
まず、高周波電源INVを含めた点灯主回路及び予熱回
路の動作について説明する。図9は点灯用共振回路及び
予熱用共振回路の各部の電流・電圧変化をインバータ回
路の動作周波数を横軸にとって示したものである。f0
はインダクタL1とコンデンサC4により決定される点
灯用共振回路の共振周波数で、f00はトランスT2の
1次側励磁インダクタンス(L2)とコンデンサC9と
で決まる予熱用共振回路の共振周波数で、それぞれf0
=1/2π√(L1・C4)、f00=1/2π√(L
2・C9)であり、f0<f00の関係に設定されてい
る。
【0034】実線X1は放電灯の不点灯時のコンデンサ
C4の両端電圧の変化を示し、実線X2は放電灯LAの
放電電流を示し、実線X3は放電灯フィラメントfA,
fBが全く接続されていない場合のトランスT2(1次
側)の両端電圧を示し、実線X4は放電灯フィラメント
fA,fBが全て接続されている場合のトランスT2
(1次側)の両端電圧を示し、実線X5は放電灯フィラ
メントfAあるいはfBの内1つが接続されていない場
合のトランスT2(1次側)の両端電圧を示す。ここで
補足説明すると、実線X3は要するにインダクタL2,
コンデンサC9のみで決まる共振カーブであるのに対
し、実線X4及びX5はインダクタL2の2次巻線にフ
ィラメント(抵抗成分)が接続されているため、純粋な
LC共振にはならず、有限のピーク値を持つことにな
る。
【0035】まず、放電灯LAが完全に装着された状態
での動作について以下に述べる。交流電源Eが投入され
ると、高周波電源INVは制御回路3により、まず先行
予熱としてある所定時間、周波数faにて動作する。こ
の時、コンデンサC4の両端電圧Vc4(=VLA)と
しては、インダクタL1及びコンデンサC4にて決定さ
れる共振カーブX1上の点aの電圧が印加される。と同
時にフィラメントfA,fBにはトランスT2の2次巻
線n2,n3(予熱用高周波電源)より共振カーブX4
上の点aaの電圧に相応した電流がそれぞれフィラメン
ト電流として供給され先行予熱される。
【0036】次に、放電灯LAを始動点灯させる為に、
高周波電源INVは制御回路3により周波数fbにて動
作し、放電灯LAの両端電圧(VLA)には、共振カー
ブX1上の点bの電圧が印加される。そして放電灯LA
が点灯すると、共振要素として放電灯LAの放電抵抗成
分がLC共振系(インダクタL1とコンデンサC4)に
加わる為、共振カーブが変化し、共振カーブX2上の点
b’へ移行する。
【0037】最後に所望の点灯出力を得る為に、高周波
電源INVは周波数fcにて動作し、放電灯LAは点灯
を維持する。尚、点灯中のフィラメント電流は、共振カ
ーブX4上の点ccに相応した電流が流れていることに
なる。
【0038】次に、放電灯LAの点灯中にランプ・ピン
a1あるいはb1が接触不良になった場合について考え
る。ランプ・ピンa1あるいはb1が接触不良になる
と、トランスT2の2次側のフィラメント負荷が軽くな
る為に予熱用共振回路の共振カーブは実線X5となり、
要は実線X4からより実線X3に近寄ったカーブを描
く。その場合のトランスT2(1次側)の両端電圧は、
点ccから点cc’へと上昇することになる。本実施形
態では、このコンデンサC9の両端電圧の変化を利用し
てランプ・ピン外れ検出回路を構成したものである。つ
まり、実施形態1の図5と同様に、放電灯LAのランプ
・ピンが全て接続された通常点灯状態の場合と、放電灯
LAが点灯中に高周波電源INV側に接続されたランプ
・ピンa1及び/あるいはb1が非接続状態になった場
合の、コンデンサC9の両端電圧を抵抗R5の両端電圧
に反映させて検出可能とした。
【0039】尚、ランプ・ピン外れ検出回路5で抵抗R
5の電圧が検出しきい値Vthを超えたことでランプ・
ピンが非接続状態になったと認識した場合には、この検
出出力が制御回路3に伝達され、制御回路3がこの検出
出力信号を受けて、高周波電源INVの出力を抑制ある
いは停止するように制御することは実施形態1及び2と
同様である。
【0040】また、ランプ・ピンa1,b1の両方が外
れた場合には実線X3の共振カーブとなるため、コンデ
ンサC9の両端電圧が更に上昇し、ランプ・ピン外れが
検出可能であることは言うまでもない。ランプが点灯に
至る高周波電源INVや無負荷検出回路の動作は実施形
態1及び2と同様であるので省略する。
【0041】以上より、本実施形態においては、ランプ
・ピン外れ検出回路として、予熱用共振回路を構成する
コンデンサC9の両端電圧を検出利用できることを示し
た。これにより、トランスT2の構造上の制約(例えば
トランスT2の端子ピン不足など)でトランスT2を用
いた検出回路が構成できない場合に、本実施形態で示し
たような構成が有効である(請求項8)。また、予熱用
トランスT2とコンデンサC9とを積極的に共振動作さ
せることで、様々なランプフィラメントに対応したフィ
ラメント予熱設計が比較的容易にできるという他のメリ
ットも期待できる(請求項12)。
【0042】最後に回路構成についてであるが、まず本
実施形態ではトランスT2とコンデンサC9は直列接続
されているが、共振動作にてフィラメント予熱する場合
には、トランスT2とコンデンサC9を並列接続した構
成でも良いし、トランスT2の1次側インダクタンスに
てインダクタンス成分が不足するようであれば別途イン
ダクタを追加した構成としても良い。また、共振用コン
デンサC4の接続位置に関しては、本実施形態では非高
周波電源側に接続したが、実施形態1及び2と同様、高
周波電源側に接続した構成であっても、本実施形態で述
べた内容で特に特性が変わるものでもなく、別段問題な
いことを付け加えておく。
【0043】(実施形態4)本発明の実施形態4の回路
図を図10に示す。本実施形態の回路構成について説明
する。今までの実施形態ではトランスT1を用いた絶縁
型放電灯点灯装置を示していたが、本実施形態ではトラ
ンスT1を削除した、いわゆる非絶縁型の放電灯点灯装
置を示している。交流電源Eには、整流器DBを介して
DC変換する直流電源回路1が接続される。直流電源回
路1の出力には高周波電源INVである1対のスイッチ
ング素子Q1,Q2の直列回路が接続され、スイッチン
グ素子Q1,Q2が高周波で交互にオンオフして高周波
電圧を出力する。ここでスイッチング素子Q1のドレイ
ン端子は直流電源回路1の高圧側端子として点Xとし、
スイッチング素子Q2のソース端子は同じく直流電源回
路1の低圧側端子(回路グランド)として点Yとする。
制御回路3はスイッチング素子Q1,Q2の駆動制御を
行う。
【0044】高周波電源INVの出力には、インバータ
負荷回路としては、共振用インダクタL1、共振用コン
デンサC4及び直流カットコンデンサC3の直列回路
が、スイッチング素子Q2のドレイン端子とソース端子
との間に並列接続されている。尚、コンデンサC3はス
イッチング素子Q2のソース端子と接続されている。共
振用コンデンサC4の両端には放電灯LAのランプ・ピ
ン端子a1及びb1が接続される。他方、スイッチング
素子Q2のドレイン端子−ソース端子間には、予熱用高
周波電源としてコンデンサC9、トランスT2の1次側
巻線(n1)、スイッチング素子(MOSFET)Q3
の直列回路が並列接続される。尚、スイッチング素子Q
3の駆動を容易にするためスイッチング素子Q3のソー
ス端子とスイッチング素子Q2のソース端子を接続して
いる。トランスT2の2次巻線n2,n3はそれぞれ直
流カットコンデンサC6及びC7を介して、放電灯LA
のランプ・ピン端子a1,a2及びb1,b2に接続さ
れ、それぞれ予熱用閉ループを構成している。
【0045】ランプ・ピン外れ検出回路としては、トラ
ンスT2の2次巻線n4を設け、2次巻線n4の一端は
回路グランドに接続、他方の一端はダイオードD5、抵
抗R4を介して、抵抗R5とコンデンサC10とトラン
ジスタQ5の並列回路を直列接続した回路に接続され
る。抵抗R4とR5の接続点からはランプ・ピン外れ検
出信号線がランプ・ピン外れ検出回路5に接続され、ラ
ンプ・ピン外れ検出回路5の出力は制御回路3に接続さ
れる。また、トランジスタQ5のべース端子も制御回路
3に接続され、制御回路3にてトランジスタQ5のON
/OFF動作が制御可能である。
【0046】無負荷検出回路としては、直流高圧端子X
とランプ・ピンa2との間に抵抗R1を接続、ランプ・
ピンa1とb1との間に抵抗R8を接続、そしてランプ
・ピンb2と回路グランドとの間に、抵抗R2、ダイオ
ードD4を介して、抵抗R3とコンデンサC8の並列回
路が直列接続される。ダイオードD4と抵抗R3の接続
点からは無負荷検出信号線が無負荷検出回路4に接続さ
れ、無負荷検出回路4の出力は制御回路3に接続され
る。
【0047】次に、回路動作について説明する。放電灯
LAが点灯に至る高周波電源INVや無負荷検出回路の
動作は実施形態1〜3と同様である(トランスT1が無
いだけである)ので省略する。本実施形態の特徴は、予
熱用高周波電源回路にスイッチング素子Q3を設けた点
と、ランプ・ピン外れ検出回路5にトランジスタQ5を
設けた点であり、その2点について以下に述べる。
【0048】図11は交流電源Eを投入してから放電灯
LAが点灯するまで、及び点灯中にランプ・ピンa1及
び/あるいはb1が接触不良になった場合の、スイッチ
ング素子Q3のゲート・ソース間電圧VGS(Q3)及
びトランジスタQ5のエミッタ・コレクタ間電圧VEC
(Q5)、トランスT2の2次巻線n2,n3から流れ
るフィラメント電流In2,In3、そしてランプ・ピ
ン外れ検出信号である抵抗R5の両端電圧VR5の各電圧
電流波形を示している。
【0049】まず、予熱用高周波電源回路内のスイッチ
ング素子Q3の動作であるが、交流電源Eの投入から少
なくとも予熱時には制御回路3からHighレベル信号
が出てスイッチング素子Q3はON状態となる。これに
より予熱用高周波電源回路が有効となり、トランスT2
の2次巻線n2,n3からはフィラメント電流In2,
In3が流れる。そして少なくとも放電灯LAが点灯中
は、制御回路3からLowレベル信号が出て、スイッチ
ング素子Q3はOFFとなる。その結果、予熱用高周波
電源回路は無効となり、フィラメント電流は流れなくな
る。実際には、スイッチング素子Q3のゲート・ソース
間には容量成分が存在するため、微小ではあるがフィラ
メント電流は流れることになる。
【0050】以上、少なくともランプ点灯中においてス
イッチング素子Q3がOFFすることにより、放電灯L
Aのフィラメント電流が殆ど流れなくなるため、フィラ
メント部での電力損失が減少し、省エネ化が図れる利点
がある。
【0051】次に、トランジスタQ5の動作について説
明する。トランジスタQ5もスイッチング素子Q3と同
様、少なくとも予熱時には制御回路3からのHighレ
ベル信号によりONし、少なくとも点灯時には同じく制
御回路3からのLowレベル信号によりOFF動作す
る。
【0052】これにより、以下の理由により、ランプ・
ピン外れ検出回路の検出精度を向上することができる。
予熱時には、スイッチング素子Q3がONしているため
にフィラメント電流が流れるため、トランジスタQ5が
無い場合には抵抗R5の電圧は図11の1点鎖線のよう
に発生する。例えば図11のように検出しきい値Vth
の設定で考えると、予熱時の抵抗R5の電圧で検出が動
作しないようにする為には検出しきい値Vthを高めに
設定する必要がある。しかしながら、点灯中のランプ・
ピン外れの検出感度を考えると、検出しきい値Vthの
設定は誤動作しない程度で極力正常点灯時の抵抗R5の
電圧に近付けておきたい、というジレンマがある。特に
本実施形態のように点灯中はスイッチング素子Q3がO
FFしているためにフィラメント電流が殆どゼロである
場合において、検出しきい値Vthが予熱時の抵抗R5
の電圧を考慮した設定になっていると、検出感度が悪く
なる。そこでスイッチング素子Q3がONしている期
間、つまり少なくとも予熱時にはトランジスタQ5をO
Nして抵抗R5の電圧を強制的に短絡しておく。また、
スイッチング素子Q3がOFFする、つまり少なくとも
点灯時には、トランジスタQ5をOFFし、抵抗R5の
電圧を発生させることにより、検出しきい値Vthは点
灯中の抵抗R5の電圧だけを考慮したレベルに設定でき
るため、予熱時の誤動作もなく、また点灯中のランプ・
ピン外れに対しても感度の良い設定にできる。
【0053】以上、本実施形態においては、予熱用高周
波電源回路にスイッチング素子Q3を設けて、少なくと
も予熱時にはスイッチング素子Q3をONし、少なくと
も点灯時にはOFFすることで、予熱時には予熱用高周
波電源を有効にし、点灯時には無効とすることにより、
点灯時のフィラメント電流による電力損失を軽減するこ
とができるため、装置の低電力化つまり省エネが可能な
放電灯点灯装置が提供できる(請求項9)。
【0054】また、ランプ・ピン外れ検出回路を少なく
とも予熱時に無効とすることで、予熱時のフィラメント
電流による抵抗R5の電圧を無視し、点灯中の抵抗R5
の電圧のみを考慮して検出しきい値Vthを設定できる
ために、ランプ・ピンの接触不良を速やかに検出するこ
とができるとともに、予熱時の検出誤動作を回避できる
という効果がある(請求項17)。
【0055】また、本実施形態ではランプ・ピン検出を
トランスT2の2次巻線n4から検出していたが、実施
形態3で述べたコンデンサC9の両端電圧での検出方法
の他に、今回新たに設置したスイッチング素子Q3の両
端電圧を検出する方法を採用しても良い(請求項1
0)。
【0056】尚、少なくとも予熱時にはランプ・ピン外
れ検出回路を無効にする手段としては、本実施形態で述
べた検出電圧(抵抗R5の電圧)を無効にする以外に、
制御回路内で検出しきい値Vth値を予熱時と点灯時で
可変とする、予熱時に限り検出しきい値Vthを超えた
抵抗R5の電圧が発生しても検出動作しないように制御
回路内で処理するなど、無効とする手段については特に
限定はしない。
【0057】最後に回路構成についてであるが、図10
中のインダクタL1とコンデンサC4の位置は入れ換え
可能であり、同じくコンデンサC9とトランスT2も位
置も入れ換え可能である。また、スイッチング素子Q3
で点灯時のフィラメント電流をカットすることや、予熱
時にランプ・ピン検出回路を無効とすることは、本実施
形態での非絶縁型の放電灯点灯装置以外にも、これまで
の実施形態で述べた絶縁型の放電灯点灯装置の場合で構
成しても構わない。
【0058】(実施形態5)本発明の実施形態5の回路
図を図12に示す。本実施形態の回路図は、実施形態4
で述べた図10の回路図に比べて、コンデンサC11を
スイッチング素子Q3のドレイン・ソース間端子に接続
した点が変更されている。
【0059】以下、図12の回路動作について説明す
る。基本的な動作は実施形態4と全く同じである。本実
施形態では、コンデンサC11をスイッチング素子Q3
と並列接続することで、点灯中のランプフィラメントに
供給されるフィラメント電流が実施形態4と異なる。つ
まり、少なくとも予熱時にスイッチング素子Q3がON
している場合には実施形態4と全く同様にフィラメント
電流が供給される。しかし少なくとも点灯時でスイッチ
ング素子Q3がOFFした場合には、予熱用高周波電源
回路の構成は、トランスT2、コンデンサC9及びC1
1の直列回路構成となる。コンデンサC11が加わった
ことで、コンデンサC11の容量設定にもよるが、点灯
中のフィラメント電流を実施形態4よりも多く流すこと
が可能となる。この効果としては、点灯中のフィラメン
ト温度を適切に設定することが可能となり、ランプフィ
ラメントの劣化を低減してランプ寿命を長くする効果が
ある。
【0060】そもそもランプフィラメントの役割は、フ
ィラメント表面に塗布された熱電子放出物質(通称エミ
ッタ)が、フィラメントが熱くなることで加熱され、熱
電子を放出し、ランプの始動及び点灯維持に貢献するこ
とにある。しかしながら、そのフィラメント温度には適
正な温度範囲が存在し、極端に温度が低い場合には、放
電灯管内のガスによるスパッタ現象によりフィラメント
が損傷することになるし、逆に極端に温度が高い場合に
はエミッタが過剰に放出されてエミッタ不足に至る時期
を加速してしまう。フィラメント温度は、フィラメント
に流れる電流に大きく作用されるが、その電流としては
ランプ電流やいわゆるフィラメント電流、あるいはそれ
らの合成電流がある。例えば、最近の省エネ志向によ
り、ランプ消費電力を抑制制限した仕様や、空間演出用
の調光制御などによりランプ電流が定格ランプ電流より
も抑制される場合には、ランプ電流だけでは適正なフィ
ラメント温度にならない場合がある。しかしながら本実
施形態のように、コンデンサC11を追加して点灯中の
フィラメント電流を調節してやることでフィラメント温
度を適正に維持することが可能となる。
【0061】図13は実施形態4での図11と同様に、
交流電源Eを投入してから放電灯LAが点灯するまで、
及び点灯中にランプ・ピンa1及び/あるいはb1が接
触不良になった場合の、スイッチング素子Q3のゲート
・ソース間電圧VGS(Q3)及びトランジスタQ5の
エミッタ・コレクタ間電圧VEC(Q5)、トランスT
2の2次巻線n2,n3から流れるフィラメント電流I
n2,In3、そしてランプ・ピン外れ検出信号である
抵抗R5の両端電圧VR5の各電圧電流波形を示してい
る。図11との違いは点灯中のフィラメント電流値In
2,In3であり、ランプ・ピン外れ検出回路の検出し
きい値Vthは点灯中の抵抗R5の電圧がある程度発生
していることを考慮して設定するべきである。
【0062】以上、本実施形態では、スイッチング素子
Q3と並列にコンデンサC11を接続することによって
点灯中のフィラメント電流が調整設定可能とすることに
より、フィラメント温度を適正に維持することができ、
ランプの長寿命化が図れるという効果がある(請求項1
1)。
【0063】ほかに、ランプ・ピン外れ検出回路、無負
荷検出回路などの効果は今までと同様である。また、本
実施形態ではコンデンサC11をスイッチング素子Q3
に並列接続したが、予熱用高周波電源を点灯中において
もある意味制限的に有効とすることについては、コンデ
ンサ以外のインピーダンス素子でも充分に可能である
為、コンデンサに限定する必要はない。
【0064】(実施形態6)本実施形態では、調光時つ
まりランプ電流を抑制制御した場合の、ランプ・ピン外
れ検出しきい値の制御について述べる。本実施形態の検
出しきい値Vth可変の概念図を図14及び図15に示
す。なお、回路例としては実施形態1の図2を、回路中
の点灯用共振回路の共振カーブは図4を参照する。ここ
で、調光制御手段としては、点灯時の高周波電源の動作
周波数を全点灯時のfcから、さらに高周波動作させる
ことによる動作周波数制御や、直流電源回路の直流電圧
を低くすることによる高周波電源電圧制御などが知られ
ている。
【0065】本発明では、高周波電源側のランプ・ピン
端子の接触不良を、ランプ電流がフィラメント・ループ
に迂回することを利用しているが、そのランプ電流は調
光時には抑制されている為、調光時のランプ・ピン外れ
検出の検出感度は必然的に悪化することになる。そこ
で、本実施形態では、調光時の検出しきい値Vthを可
変とすることで、ランプ電流値によらず検出感度が維持
できるようにする。
【0066】まず、図14では実施形態1と同じく、検
出しきい値が1つの場合であるが、全点灯時の検出しき
い値Vth(図14a)から、調光時には検出しきい値
を下げてVth’(図14b)とする。これにより、ラ
ンプ電流が少なくてもランプ・ピン外れが感度良く検出
可能となる。
【0067】また、図15は実施形態2と同じく、検出
しきい値が2つの場合であるが、これについても、全点
灯時の検出しきい値Vth1,Vth2(図15a)か
ら調光時には上限しきい値Vth1は下げてVth1’
とし、逆に下限しきい値Vth2は上げてVth2’
(図15b)とする。これにより、ランプ電流が少なく
てもランプ・ピン外れが感度良く検出可能となる。
【0068】また、検出しきい値を調光度合いに応じて
制御する方法としては、先に述べた動作周波数調光制御
であれば、その動作周波数をモニタすることで可能であ
り、高周波電源電圧調光制御であれば、その直流電圧を
モニタすることで可能である。また、調光時に正常点灯
中のフィラメント電流が変化して、抵抗R5の電圧も変
化する場合には、それに応じて制御回路にマイコン機能
を付加し、制御することも可能である。
【0069】尚、これまで述べた以外の回路動作は実施
形態1と全く同じである。以上、本実施形態では、調光
時にランプ・ピン外れ検出の検出しきい値を可変とする
機能を付加することで、調光時においても全点灯時と同
等の検出感度を維持できることが可能な放電灯点灯装置
を提供することができる(請求項15)。
【0070】(実施形態7)本発明の実施形態7の回路
図を図16に示す。本実施形態の回路構成について説明
する。本実施形態では、放電灯点灯回路に、いわゆるチ
ャージポンプ式ハーフブリッジ型インバータを採用した
ものについて述べる。尚、チャージポンプ式ハーフブリ
ッジ型インバータは特願平7−279514に示されて
いる為、詳細な回路構成や回路動作は省略する。簡単に
回路構成を述べると、直流電源回路はコンデンサC1
4、インダクタL2、ダイオードD8,D9,D10、
スイッチング素子Q2、コンデンサC15により構成さ
れる降圧チョッパ回路で構成される。高周波電源として
は、コンデンサC15両端の直流電圧をスイッチング素
子Q1,Q2がON/OFF動作することで高周波が出
力される。スイッチング素子Q1,Q2は制御回路3に
より交互にオンオフするように駆動制御される。点灯用
の共振回路しては、スイッチング素子Q2のドレイン・
ソース間に、直流カットコンデンサC3を介して、リー
ケージトランスT1(1次巻線n11)と入力電流歪み
改善用コンデンサC12の直列回路が接続される。リー
ケージトランスT1の2次巻線n22の両端には直流カ
ットコンデンサC13を介して共振用コンデンサC4が
接続され、共振用コンデンサC4の両端には放電灯LA
のランプ・ピンa1,b1がそれぞれ接続される。放電
灯LAは例えばFHP45Wである。尚、T1はリーケ
ージタイプのトランスであるため、共振用インダクタは
トランスT1の漏れ磁束により形成されている。
【0071】予熱用高周波電源回路としては、コンデン
サC3とトランスT1との接続点と、直流電源の低圧側
端子Yとの間に、トランスT2(1次巻線n1)、コン
デンサC9、スイッチング素子Q3の直列回路が接続さ
れる。トランスT2の2次巻線n2,n3からは、それ
ぞれコンデンサC6,C7を介してランプ・ピンa1,
a2及びb1,b2に接続される。スイッチング素子Q
3のゲート端子は制御回路3に接続されており、制御回
路3にてON/OFFに駆動が制御可能である。ランプ
・ピン外れ検出回路5としては、トランスT2の2次巻
線に検出巻線n4を設け、一端は回路グランドに接続
し、他方の一端はダイオードD5、抵抗R4を介して、
抵抗R5とコンデンサC10の並列回路が直列接続され
ている。検出信号線としては、抵抗R4とR5の接続点
からランプ・ピン外れ検出回路5に入力されている。
【0072】無負荷検出回路としては、直流電源の高圧
側端子Xとランプ・ピンa2との間に抵抗R1を接続
し、ランプピンa1,b1間に抵抗R8を接続、またラ
ンプ・ピン端子b2と回路グランド間には抵抗R2、ダ
イオードD4を介して、抵抗R3とコンデンサC8の並
列回路が直列接続される。また、無負荷検出信号線とし
て、抵抗R3とダイオードD4との接続点から無負荷検
出回路4に入力されている。
【0073】以下、図16の回路動作について説明す
る。高周波電源の動作周波数の変化(予熱時〜始動時〜
点灯時)は実施形態1で述べた図4と同様である。ま
た、高周波電源側のランプ・ピン(a1,b1)外れ検
出方法も実施形態1で述べた図5と同様である。非高周
波電源側のランプ・ピン(a2,b2)外れを無負荷検
出回路で行う動作は従来例あるいは実施形態2と同様で
ある。予熱用高周波電源にスイッチング素子Q3を追加
して少なくとも点灯時にはスイッチング素子Q3をOF
Fしてフィラメント電流を遮断すること、そしてランプ
・ピン外れ検出回路の検出電圧(抵抗R5の電圧)を少
なくとも予熱時は無効とすること(図16の回路図中で
は明示していないが、制御回路内にて無効としている)
は、実施形態4で説明した内容と同様である。
【0074】以上、本実施形態では、チャージポンプ式
ハーフブリッジ型インバータにおいて、実施形態1及び
2及び4記載の内容と同様の効果がある、つまりは、ラ
ンプピン外れ検出回路及び無負荷検出回路を搭載してお
り、点灯中のすべてのランプピン外れについて検出が可
能である。
【0075】本実施形態においても、予熱用高周波電源
回路を点灯時に無効とすることで、放電灯点灯装置の低
消費電力化を図ることが可能である。また、少なくとも
予熱時にはランプピン外れ検出回路を無効とすること
で、点灯時にランプピン外れ検出の検出感度を向上する
ことができ、かつ予熱モード時での検出誤動作を回避す
ることが可能である。尚、今まで述べてきた他の実施形
態の内容についても本実施形態回路であるチャージポン
プ式ハーフブリッジ型インバータにて採用できることは
言うまでもないことである。
【0076】(実施形態8)本実施形態ではツイン1ラ
ンプなどの片口金型ランプと放電灯点灯装置との結線方
法に関して述べる。ツイン1ランプの構造図の一例を図
17に示す。同図(a)は正面図、同図(b)は平面
図、同図(c)は側面図である。図中、11はバルブ、
12は蛍光体、13は水銀、14は中空棒、15は封入
ガス、16は口金、17はフィラメント、18はランプ
・ピン端子、19はバルブつなぎ管である。ツイン1ラ
ンプは、2本のバルブ11をバルブつなぎ管19でつな
いだU字型ランプであり、2本のバルブ11のそれぞれ
の根元に設置されたランプフィラメント17は同一口金
16で設けられている、いわゆる片口金型ランプであ
る。ちなみに直管型ランプはランプ両端にそれぞれ口金
及びフィラメントが設けられているため、両口金型ラン
プと呼ぶことにする。図17(c)において、ランプピ
ンをPfA1,PfA2,PfB1,PfB2とする
と、PfA1−PfA2間、PfB1−PfB2間にそ
れぞれランプフィラメントが接続されている。
【0077】次に、ツイン1ランプ用のソケットである
が、図18はランプとソケットが装着された状態(a)
とソケットからランプを外した状態(b)を示したもの
である。図中、21はランプ口金受け部、22はソケッ
ト本体、23は支柱、Ha1,Ha2はランプピン挿入
穴、Wa1,Wa2は出力リード線である。図18のラ
ンプソケットはソケット本体22とランプ口金受け部2
1が支柱23にて嵌合接続されており、支柱23を軸
に、ランプ口金部21は図18(b)の矢印のように動
かすことができる。ランプをソケットに装着する為に
は、まず、ランプ口金受け部21が斜め上方に向いた状
態(b)でランプ口金受け部21にランプ口金16を挿
入し、ランプ口金受け部21をソケット本体22に埋め
込む方向に動かすことで図18(a)のような状態(装
着状態)になる。また、ランプを取り外す時は、ランプ
先端部を上方に動かして、ランプ口金受け部21が斜め
上方に向いた状態(b)でランプを引き抜くようにす
る。
【0078】このようなランプソケット構造において
は、全てのランプピンはランプ装着時及び脱着時におい
て同時には出力リード線との電気的導通が成されない。
つまり、ランプ装着時には上側のランプピン(PfA2
及び図18にはないがPfB2)からリード線と導通さ
れ、ランプ脱着時には下側のランプピン(PfA1及び
図18にはないがPfB1)からリード線との導通が絶
たれる。
【0079】本発明は、このことに注目して成されたも
のであり、例えば図2の回路図のような放電灯点灯装置
において、図18の下側のリード線(Wa1及び図18
にはないがWb1)を高周波電源側に接続されるように
配線する。このようなリード線配線により、ランプ点灯
中にランプを取り外す場合には必ず高周波電源側のラン
プピンの方から放電灯点灯装置との電気的導通が絶たれ
ることになる。つまりは高周波電源側のランプピンに対
してその接触不良が検出可能なランプピン外れ検出回路
のみ放電灯点灯装置に搭載していれば、実施形態2で述
べた無負荷検出回路は必要ではなくなることになる。
【0080】また、ランプ・ピン外れ検出回路及び無負
荷検出回路による、ランプ・ピン外れ検出の検出速度を
考えると、無負荷検出のCR時定数(例えば図6の抵抗
R3とコンデンサC8)は、ランプ寿命末期時の誤動作
防止(ランプ寿命末期時にはランプ放電が半波放電にな
る場合があり、その時に半波放電の方向によっては直流
電源電圧VDCを超える電圧が発生してコンデンサC8へ
の充電が滞るモードがある)の為に大きくする必要があ
る等の制約から、検出速度がランプ・ピン外れ検出より
も遅くなる可能性がある。
【0081】従って、ランプ・ピン検出回路及び無負荷
検出回路の両方を搭載している放電灯点灯装置において
もランプ・ピン検出が動作する方でランプが取り外され
る方が回路内の部品に与えるストレスを最小限に抑える
効果がある。
【0082】以上、上記のようなランプソケットを使用
した照明装置(照明器具)において、ランプ取り外し時
に、先にランプピンと出力リード線との電気的導通が絶
たれる方の出力リード線を高周波電源側に結線する結線
方法であれば、非電源側ランプピンの接触不良を検出可
能な無負荷検出回路が必要なくなり、放電灯点灯装置内
の回路部品を削減することが可能となり、低コスト化及
び小型化が図れ、かつ回路部品ストレスも最小限に抑え
るというメリットが得られる(請求項16)。
【0083】尚、本実施形態ではツイン1ランプ及びツ
イン1ランプ用ソケットの場合について述べたが、同一
フィラメントの一端のランプピン及び他端のランプピン
とで電気的導通のタイミングに順序が成立し得る構造の
照明器具においては、本発明のような結線方法を用いて
同様の効果が期待できることは明白である。
【0084】(実施形態9)本実施形態は、実施形態8
に続いてランプと放電灯点灯装置との結線方法に関して
述べたものであり、内容は直管型ランプを対象とした回
転式ソケットとそれを用いた配線方法について以下に述
べる。
【0085】まず、図19(a)は従来の回転式ランプ
ソケット構造を模式化したものである。主な構成部品と
しては、ソケット本体31があり、図中網掛けした部分
のランプピン挿入口32が水平方向にあってランプ装着
時にはまず2本のランプピンPa1,Pa2を横から水
平方向にランプ挿入口32に挿入させる。次に、ソケッ
トの上方と下方には一対の電極Ea1,Ea2があっ
て、ランプピンPa1,Pa2をランプ挿入口32に挿
入した後に、ランプ長手方向の中心軸を基軸としてラン
プを90度回転させることによってランプピンPa1,
Pa2とソケット電極Ea1,Ea2が接続される。図
19ではランプピンPa1,Pa2はランプを回転させ
ることで矢印のように動き、ランプが90度回転する途
中にてそれぞれ電極Ea1,Ea2に接続されることに
なる。
【0086】このような構造のランプソケットでは、電
極Ea1,Ea2がランプ長手方向の中心軸に対して対
称な位置にあって、その形状も同一であるため、ランプ
を回転したときにランプピンPa1,Pa2がそれぞれ
電極Ea1,Ea2に接続されるタイミングはほぼ同時
であることになる。つまりはランプを取り外すときもラ
ンプピンPa1,Pa2が電極Ea1,Ea2から非導
通になるタイミングもほぼ同時ということになる。
【0087】そこで、本発明では図19(b)のような
構造の回転式ソケットを提案する。つまり、ソケット内
の一対の電極Ea1,Ea2の内、一方の電極Ea1の
形状を他方の電極Ea2よりも左右短くする。これによ
り、ランプを回転したときに、片方のランプピンPa1
は他方のランプピンPa2よりも先に電極から離れるこ
とになる。図19(b)では、電極Ea1の方を短くし
たため、ランプピンPa1の方から先に電極から離れる
ことになる。
【0088】これにより実施形態8で述べたツイン1ラ
ンプ用ソケットと同様、例えば図2の回路図のような放
電灯点灯装置において、図19(b)の上側の電極Ea
1を高周波電源側に接続されるように配線する。このよ
うなリード線配線により、ランプ点灯中にランプを取り
外す場合には必ず高周波電源側のランプピンの方から放
電灯点灯装置との電気的導通が絶たれることになる。つ
まりは高周波電源側のランプピンに対してその接触不良
が検出可能なランプピン外れ検出回路のみ放電灯点灯装
置に搭載していれば、実施形態2で述べた無負荷検出回
路は必要でなくなることになる。また、無負荷検出の検
出速度を考慮してランプ・ピン外れ検出の方を積極的に
動作させることは、回路部品ストレスの面から考えても
効果がある。
【0089】以上、上記のようなランプソケットを使用
した照明装置(照明器具)において、ランプ取り外し時
に先にランプピンと出力リード線との電気的導通が絶た
れる方の出力リード線を高周波電源側に結線する結線方
法であれば、非電源側ランプピンの接触不良を検出可能
な無負荷検出回路が必要なくなり、放電灯点灯装置内の
回路部品を削減することが可能となり、低コスト化及び
小型化が図れ、かつ回路部品ストレスも最小限に抑える
というメリットが得られる。
【0090】尚、本実施形態では回転式ランプソケット
の場合について述べたが、同一フィラメントの一端のラ
ンプピン及び他端のランプピンとで電気的導通のタイミ
ングに順序が成立し得る構造の照明器具においては、本
発明のような結線方法を用いて同様の効果が期待できる
ことは明白である。
【0091】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、高周波電源側
に接続された放電灯のランプ・ピンの接触不良を検出で
きるという効果がある。請求項2の発明によれば、放電
灯のいずれのランプ・ピンの接触不良でも検出できると
いう効果がある。請求項3の発明によれば、放電灯のフ
ィラメント短絡による素子のストレスを低減できるとい
う効果がある。請求項4の発明によれば、簡単な回路要
素で予熱用高周波電源を実現できるという効果がある。
【0092】請求項5の発明によれば、放電灯の一対の
フィラメントの予熱を一つのトランスで実現できるため
部品点数の削減や装置の小型化を可能とする効果があ
る。請求項6の発明によれば、簡単な回路要素で検出回
路を構成することができるという効果がある。請求項7
の発明によれば、簡単な回路要素で検出回路を構成する
ことができるという効果がある。請求項8の発明によれ
ば、トランスを利用した検出手段以外の検出手段を提供
することができ、部品構造上あるいは回路実装上にてト
ランスを利用できない場合に検出回路を構成することが
できるという効果がある。
【0093】請求項9の発明によれば、点灯時の常時予
熱電流を遮断できるため、装置の低電力化を図ることが
できるという効果がある。請求項10の発明によれば、
トランスを利用した検出手段以外の検出手段を提供する
ことができ、部品構造上あるいは回路実装上にてトラン
スを利用できない場合に検出回路を構成することができ
るという効果がある。請求項11の発明によれば、放電
灯の調光時などで放電灯に流れるランプ電流が少なくな
った場合に点灯時に放電灯のフィラメントに流れる常時
予熱電流をインピーダンス素子によって制限できるた
め、放電灯の寿命悪化を防止できるという効果がある。
請求項12の発明によれば、共振を利用した放電灯のフ
ィラメントの予熱電流値の設計ができるため、比較的容
易に十分な予熱電流を設定することができるという効果
がある。
【0094】請求項13の発明によれば、簡単な構成で
検出回路を実現できるという効果がある。請求項14の
発明によれば、トランスの巻き方向に関わらず、確実に
ランプの接触不良の検出ができるという効果がある。請
求項15の発明によれば、放電灯の調光時において、確
実にランプの接触不良の検出ができるという効果があ
る。請求項16の発明によれば、高周波電源側のランプ
ピン接触不良を検出できる検出回路だけで良いため部品
点数の削減、低コスト化、小型化が実現できる。請求項
17の発明によれば、放電灯の点灯状態で放電灯の接続
不良や寿命の到来を速やかに検出できるとともに予熱状
態における検出回路の誤動作を防止できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施形態1の回路図である。
【図3】本発明の実施形態1の直流電源回路の出力電圧
例を示す波形図である。
【図4】本発明の実施形態1の共振特性を示す特性図で
ある。
【図5】本発明の実施形態1の動作説明図である。
【図6】本発明の実施形態2の回路図である。
【図7】本発明の実施形態2の動作説明図である。
【図8】本発明の実施形態3の回路図である。
【図9】本発明の実施形態3の共振特性を示す特性図で
ある。
【図10】本発明の実施形態4の回路図である。
【図11】本発明の実施形態4の動作波形図である。
【図12】本発明の実施形態5の回路図である。
【図13】本発明の実施形態5の動作波形図である。
【図14】本発明の実施形態6の検出しきい値が1つの
場合の動作説明図である。
【図15】本発明の実施形態6の検出しきい値が2つの
場合の動作説明図である。
【図16】本発明の実施形態7の回路図である。
【図17】ツイン1ランプの構造図であり、(a)は正
面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。
【図18】ツイン1ランプ用のソケットの構造を示す模
式図であり、(a)は装着状態、(b)は脱着時の構造
をそれぞれ示す図である。
【図19】回転式ランプソケットの構造を示す模式図で
あり、(a)は従来例、(b)は本発明の実施形態9の
構造をそれぞれ示す図である。
【図20】従来例の回路図である。
【符号の説明】
3 制御回路 5 ランプピン外れ検出回路 LA 放電灯 fA フィラメント fB フィラメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小笠原 潔 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 岸本 直景 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA02 AC02 AC11 BA03 BB03 DB01 DB02 DB03 DB05 DC02 DC07 DC08 DD03 DD04 EA02 EB02 EB03 GB12 GB18 HA05 HA06

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、この直流電源の出力を高
    周波に変換して放電灯に供給する少なくとも1つのスイ
    ッチング素子から構成される高周波電源と、高周波電源
    の出力に接続された放電灯と、放電灯の一対のフィラメ
    ントにそれぞれインピーダンス素子を介してフィラメン
    ト電流を流す高周波電源に対して絶縁されたフィラメン
    ト予熱用高周波電源とでフィラメント電流ループを構成
    し、フィラメント電流ループ外にフィラメント電流ルー
    プに流れる電流を検出する第1の検出手段とを備えてな
    る放電灯点灯装置において、第1の検出手段の出力が所
    定値に達することによって高周波電源側に接続された放
    電灯のそれぞれの端子外れを検出し、高周波電源の出力
    を抑制または停止するように制御することを特徴とする
    放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 直流電源から非高周波電源側に接続さ
    れた放電灯の一方の端子を起点に、放電灯のそれぞれの
    フィラメントを介し、非高周波電源側に接続された放電
    灯のもう一方の端子に至る経路で直流電流を流す構成の
    直流電流ループと、この直流電流ループに流れる電流を
    検出する第2の検出手段とを備えてなる放電灯点灯装置
    において、第2の検出手段の出力が所定値に達すること
    によって非高周波電源側に接続された放電灯のそれぞれ
    の端子外れを検出し、高周波電源の出力を抑制または停
    止するように制御することを特徴とする請求項1記載の
    放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 インピーダンス素子はコンデンサであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の放電灯点灯装
    置。
  4. 【請求項4】 フィラメント予熱用高周波電源はトラ
    ンスにより構成されることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 トランスに第1の2次巻線と第2の2
    次巻線を設け、それぞれを一対のそれぞれのフィラメン
    トに接続することを特徴とする請求項4記載の放電灯点
    灯装置。
  6. 【請求項6】 第1の検出手段はトランスの1次巻線
    に接続することを特徴とする請求項4又は5記載の放電
    灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 第1の検出手段はトランスの第3の2
    次巻線に接続することを特徴とする請求項4又は5記載
    の放電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 前記フィラメント予熱用高周波電源は
    トランス及び他のインピーダンス素子とから構成され、
    第1の検出手段は他のインピーダンス素子の両端電圧を
    検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記
    載の放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 フィラメント予熱用高周波電源と直列
    に予熱制御用のスイッチング素子を接続し、予熱制御用
    のスイッチング素子を制御して放電灯予熱時はフィラメ
    ント予熱用高周波電源を有効とし、放電灯点灯時はフィ
    ラメント予熱用高周波電源を無効とすることを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  10. 【請求項10】 第1の検出手段は予熱制御用のスイ
    ッチング素子の両端電圧を検出することを特徴とする請
    求項1〜5及び9のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  11. 【請求項11】 予熱制御用のスイッチング素子の両
    端にインピーダンス素子を接続することを特徴とする請
    求項9又は10記載の放電灯点灯装置。
  12. 【請求項12】 フィラメント予熱用高周波電源はイ
    ンダクタンス要素及びコンデンサ要素を含んで構成さ
    れ、そのインダクタンス要素とコンデンサ要素で共振動
    作することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記
    載の放電灯点灯装置。
  13. 【請求項13】 トランスのそれぞれの巻線の極性は
    同極性とし、第1の検出手段の所定値が一つ設けられた
    ことを特徴とする請求項4〜7、9、11、12のいず
    れかに記載の放電灯点灯装置。
  14. 【請求項14】 トランスのそれぞれ1次側巻線と2
    次側巻線の極性は逆極性とし、第1の検出手段の所定値
    が二つ設けられたことを特徴とする請求項4〜7、9、
    11、12のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  15. 【請求項15】 放電灯調光時は放電灯調光に応じて
    第1の検出手段のしきい値を変化させたことを特徴とす
    る請求項1〜14のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  16. 【請求項16】 放電灯をランプソケットから外す際
    に高周波電源側から放電灯が外れる構造のランプソケッ
    トを高周波電源と放電灯との接続に用いることを特徴と
    する請求項1〜15のいずれかに記載の放電灯点灯装
    置。
  17. 【請求項17】 放電灯のフィラメントを予熱するフ
    ィラメント予熱モードから放電灯を点灯させる点灯モー
    ドとなるように前記高周波電源の出力を制御し、フィラ
    メント予熱モードにおいて、第1の検出手段の検出電圧
    を無効とする手段を備えたことを特徴とする請求項1〜
    16のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
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