JP2002359093A - 放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

放電ランプ点灯装置および照明装置

Info

Publication number
JP2002359093A
JP2002359093A JP2002024813A JP2002024813A JP2002359093A JP 2002359093 A JP2002359093 A JP 2002359093A JP 2002024813 A JP2002024813 A JP 2002024813A JP 2002024813 A JP2002024813 A JP 2002024813A JP 2002359093 A JP2002359093 A JP 2002359093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
current
bipolar transistor
discharge lamp
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002024813A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Kamata
征彦 鎌田
Keiichi Shimizu
恵一 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2002024813A priority Critical patent/JP2002359093A/ja
Priority to US10/107,296 priority patent/US6548964B2/en
Publication of JP2002359093A publication Critical patent/JP2002359093A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • H05B41/295Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices and specially adapted for lamps with preheating electrodes, e.g. for fluorescent lamps
    • H05B41/298Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions
    • H05B41/2981Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions
    • H05B41/2985Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions against abnormal lamp operating conditions
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/26Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc
    • H05B41/28Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters
    • H05B41/295Circuit arrangements in which the lamp is fed by power derived from dc by means of a converter, e.g. by high-voltage dc using static converters with semiconductor devices and specially adapted for lamps with preheating electrodes, e.g. for fluorescent lamps
    • H05B41/298Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S315/00Electric lamp and discharge devices: systems
    • Y10S315/07Starting and control circuits for gas discharge lamp using transistors

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】制御回路を集積回路で構成したバイポーラトラ
ンジスタを用いる一石電圧共振形インバータを主体とす
る放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明装置を提
供する。 【解決手段】帰還制御によりオンスイッチングが制御さ
れるバイポーラトランジスタQ1を用いて構成され、入
力端が直流電源DCに接続し、出力端から高周波を出力
する一石電圧共振形インバータ主回路HFIの高周波出
力により放電ランプDL1、DL2を付勢し、電源投入
時に作動を開始して少なくとも予熱モード、始動モード
および点灯モードの動作時間を決定するタイマ回路T
C、ならびに少なくとも予熱モード、始動モードおよび
点灯モードに応じて周期が制御された制御信号を発生し
て一石電圧共振形インバータ主回路HFIのバイポーラ
トランジスタQ1のオフスイッチングを制御する発振器
OSCを含む集積回路ICを備えた制御回路CCを具備
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一石電圧共振形トラ
ンジスタインバータを用いて放電ランプを高周波点灯す
る放電ランプ点灯装置およびこれを用いた照明装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】放電ランプを高周波で点灯するいわゆる
電子式放電ランプ点灯装置が普及している。その主体を
なす高周波インバータに用いられるスイッチング素子
は、当初の電流ドライブ形スイッチング素子のバイポー
ラトランジスタに代わって、その後電圧ドライブ形スイ
ッチング素子のMOSFETの利用が可能になった。そ
のため、スイッチング素子のドライブ回路に集積回路が
多く使用されている。ドライブ回路を集積回路化するこ
とによって、実装が容易になるとともに、配線基板、延
いては放電ランプ点灯装置のさらなる小形化を図ること
ができる。
【0003】しかし、MOSFETの高耐電圧品は、オ
ン抵抗が高いので、導通損が大きいなど特性的に不利で
あり、したがってハーフブリッジ形インバータのように
比較的低い電圧での使用が可能な回路方式の場合に多用
されている。
【0004】したがって、高耐電圧が要求される一石電
圧共振形インバータの場合には、バイポーラトランジス
タが使用されている。この場合、バイポーラトランジス
タのスイッチングは、可飽和トランスを用いた電流帰還
によって行なわれることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、可飽和トラン
スを用いて電流帰還を行なう場合、どうしても可飽和ト
ランスの特性のばらつきが大きくなってしまい、そのた
め品質管理が困難になるばかりか、温度特性のばらつき
も大きくなってしまうという問題がある。したがって、
一石電圧共振形インバータは、設計が困難であった。
【0006】また、従来は、バイポーラトランジスタを
用いる一石電圧共振形インバータを主体とする放電ラン
プ点灯装置に適した制御回路を集積回路で構成しようと
すると、電流駆動形であるバイポーラトランジスタに十
分なベース電流を供給し得る容量を有するものとなり、
実際には集積化が困難であった。
【0007】本発明は、制御回路の主要部を集積回路化
し得るバイポーラトランジスタを用いる一石電圧共振形
インバータを主体とする放電ランプ点灯装置およびこれ
を用いた照明装置を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、加えて一石電圧共振形イ
ンバータ主回路のバイポーラトランジスタのターンオン
を良好に行なうように改良された放電ランプ点灯装置お
よびこれを用いた照明装置を提供することを他の目的と
する。
【0009】さらに、本発明は、加えて一石電圧共振形
インバータの起動を良好に行なうように改良された放電
ランプ点灯装置およびこれを用いた照明装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の放電ラ
ンプ点灯装置は、帰還制御によりオンスイッチングが制
御されるバイポーラトランジスタを用いて構成され、入
力端が直流電源に接続し、出力端から高周波を出力する
一石電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧共振形イ
ンバータ主回路の高周波出力により付勢される放電ラン
プと;電源投入時に作動を開始して少なくとも予熱モー
ド、始動モードおよび点灯モードの動作時間を決定する
タイマ手段、ならびに少なくとも予熱モード、始動モー
ドおよび点灯モードに応じて周期が制御された制御信号
を発生して一石電圧共振形インバータ主回路のバイポー
ラトランジスタのオフスイッチングを制御する発振器を
含む制御回路と;を具備していることを特徴としてい
る。
【0011】本発明および以下の各発明において、特に
指定しない限り用語の定義および技術的意味は次によ
る。
【0012】<直流電源について>直流電源は、少なく
とも一石電圧共振形インバータ主回路および放電ランプ
を付勢するための電気エネルギーを供給する電源であ
り、直接的には一石電圧共振形インバータ主回路に対し
て入力を供給する。そして、電池電源および整流化直流
電源のいずれであってもよい。整流化直流電源の場合、
低周波交流電源たとえば商用交流電源の電圧を整流して
直流電圧を得る。
【0013】また、直流電源は、必要に応じて平滑回路
を含むことができる。平滑回路としては、単に平滑コン
デンサを直流出力端間に接続した構成や部分平滑回路な
どのパッシブフィルタおよびチョッパなどのアクティブ
フィルタのいずれであってもよい。なお、部分平滑回路
は、少なくとも平滑コンデンサおよびダイオードを構成
要素としていて、各半波の整流波形の谷間が中間レベル
まで直流電圧で埋められたような電圧波形の直流出力を
呈する。また、アクティブフィルタを用いることによ
り、入力電流の高力率化および高調波低歪化を図ること
ができる。さらに、入力電流の高力率化および高調波低
歪化のために、一石電圧共振形インバータ主回路のバイ
ポーラトランジスタの高周波スイッチングを利用して平
滑化直流電圧を得るように一石電圧共振形インバータ主
回路を複合化してもよい。
【0014】さらに、直流電源は、制御回路に対してそ
の動作電源を供給することもできる。
【0015】<一石電圧共振形インバータ主回路につい
て>一石電圧共振形インバータ主回路は、電圧共振回路
を介して一つのスイッチング素子を直流電源に接続し、
スイッチング素子のオン、オフのスイッチングにより電
圧共振回路に正弦波の交流電圧を発生させる回路方式の
インバータである。一つのスイッチング素子は、機能的
に見た場合に一つのスイッチング素子としてスイッチン
グを行なうことを意味し、電流容量の点などで複数のス
イッチング素子を並列的に接続したものであってもよ
い。
【0016】また、本発明においては、一石電圧共振形
インバータ主回路のスイッチング素子としてバイポーラ
トランジスタを用いている。そして、スイッチング素子
のオンスイッチングは、帰還制御によってベース電流を
バイポーラトランジスタに通流させて行なうように構成
される。帰還制御は、コレクタ電流、電圧共振回路に流
れる共振電流およびランプ電流のいずれかを電流帰還し
たり、限流インダクタの降下電圧などを帰還する電圧帰
還したりすることができる。なお、オフスイッチング
は、後述する制御回路を用いて行なう。また、オフスイ
ッチングを行いやすくするために、バイポーラトランジ
スタのベース・エミッタ間を短絡するスイッチング素子
を配設することができる。
【0017】また、高周波出力の取り出しは、たとえば
電圧共振回路のインダクタに2次巻線を磁気結合して出
力トランスを構成したり、インダクタの降下電圧を導電
的に導出したりしてもよい。なお、本発明において、
「高周波」とは、点灯装置の小形化、軽量化およびまた
はランプ効率向上を図る意味から、本発明においては1
0KHz以上、好ましくはバイポーラトランジスタのス
イッチング損失およびコストの観点から40KHz〜5
00KHzとする。
【0018】<放電ランプについて>放電ランプは、一
対のフィラメント電極を備え、一石電圧共振形インバー
タの高周波出力により予熱、始動および点灯されるもの
であれば、蛍光ランプ、殺菌ランプなどどのような構成
であってもよい。
【0019】また、放電ランプを安定に点灯するには、
限流インピーダンスを放電ランプに対して直列接続する
必要があるが、限流インピーダンスとしてはインダクタ
ンス、キャパシタンスおよび抵抗のいずれであってもよ
い。しかし、好適にはインダクタンスである。
【0020】さらに、放電ランプは、その単一または複
数を一石電圧共振形インバータに接続することができ
る。複数の放電ランプを用いる場合、直列接続、並列接
続または直並列接続することができる。なお、並列接続
する場合、各並列回路ごとに限流インピーダンスを直列
接続する。
【0021】さらにまた、放電ランプのフィラメント電
極の加熱は、コンデンサ加熱回路およびフィラメントト
ランスのいずれか、またはそれらの併用など既知の加熱
回路手段を用いることができる。なお、コンデンサ加熱
回路は、放電ランプと並列接続し、かつ、限流インダク
タンスと直列共振回路を形成するコンデンサを設けると
ともに、少なくとも一方のフィラメント電極を当該コン
デンサと直列接続することによって構成される。また、
フィラメントトランスは、電圧共振回路のインダクタや
限流インダクタにフィラメント加熱巻線磁気結合した
り、一石電圧共振形インバータとは別にフィラメントト
ランスを配設したりして構成することができる。
【0022】<制御回路について>制御回路は、一石電
圧共振形インバータ主回路の主としてオフスイッチング
を制御する回路手段であり、本発明においては集積回路
を主体として構成される。そのため、集積回路は、電源
投入時に作動を開始して少なくとも予熱モードおよび始
動モードの動作時間を決定するタイマ手段、ならびに少
なくとも予熱モード、始動モードおよび点灯モードに応
じて周期が制御された制御信号を発生して一石電圧共振
形インバータ主回路のバイポーラトランジスタのスイッ
チングを制御する発振器を含む。なお、「始動モードの
動作時間」とは、一石電圧共振形インバータを始動モー
ドで動作させる時間であり、その時間内に放電ランプが
点灯すれば、別に設けた点灯検出回路によりこれを検出
してインバータ動作を継続させる。しかし、何らかの理
由で放電ランプが始動モードの時間内に点灯しない場合
には、始動モードの時間終了と同時にインバータ動作を
停止させる。インバータ動作の停止は、たとえば発振器
を制御することにより、これを行なうことができる。
【0023】タイマ手段は、動作モードに応じた動作時
間を決定する。また、同時に後述する発振器から発生す
る制御信号のハイレベルまたはローレベルのタイミング
すなわち周期を制御するように構成することができる。
また、タイマ手段は、時定数回路を用いて構成すること
ができる。そして、この場合設計に応じて動作時間を所
望に設定しやすくするために、時定数回路を集積回路に
対して外付けするように構成することができる。
【0024】発振器は、タイマ手段によって動作モード
ごとに予め決定されている動作時間の間、その動作モー
ドに応じたタイミングすなわち周期の制御信号を発生す
るように構成される。そのためには、たとえば発振器の
制御信号のオンまたはオフのタイミングを可変すべく、
そのタイミングを決定する回路を動作モードごとに複数
配設して、動作モードに応じて回路が選択されるように
構成することができる。また、制御信号のオフまたはオ
ンのタイミングを固定すべく、そのタイミングを決定す
る回路を共通する単一の回路によって構成することがで
きる。たとえば、発振器のタイミング決定用のコンデン
サに対して充電抵抗器および放電抵抗器を各別に配設す
るとともに、充電抵抗器の抵抗値により制御信号のオフ
のタイミングが決定され、放電抵抗器の抵抗値によりオ
ンのタイミングが決定されるように構成する。そして、
放電抵抗器を動作モードに必要なタイミングに応じて抵
抗値の異なる複数の抵抗器によって構成する。これに対
して、充電抵抗器は、単一にする。以上の構成におい
て、タイミング決定用のコンデンサ充電抵抗器および放
電抵抗器を集積回路に対して外付けすることにより、設
計に応じて制御信号のオン、オフのタイミングを所望に
設定することが容易になる。
【0025】また、制御回路は、予熱、始動および点灯
の動作モードだけでなく、要すれば、これら以外の動作
モードを設定することができる。たとえば、外部から調
光信号を受け入れて制御信号を調光に適した周期に制御
するように調光レベル制御回路を集積回路中に含ませる
ことができる。なお、調光は、連続的な調光および段階
的な調光のいずれであってもよい。
【0026】さらに、制御回路の集積回路中に入力電圧
変動補正回路を含ませることができる。すなわち、商用
交流電源を整流して得た直流電源を用いる場合、商用交
流電源電圧の変動によって放電ランプの作動が影響をな
るべく受けないように対策しておくことは実用上重要で
あるが、入力電圧変動補正回路を採用することにより、
これを回避ないし軽減することが可能になる。なお、予
熱モード中においては、入力電圧変動の影響が少ないの
で、入力電圧変動補正回路が機能しないようにすること
ができる。また、入力電圧変動補正回路は、点灯モード
中においてのみ機能するように構成することもできる。
これらにより、集積回路の回路構成が簡単になる。
【0027】さらにまた、制御回路の集積回路中に高周
波出力一定化回路を含ませることができる。高周波出力
一定化回路は、放電ランプの点灯中において、一石電圧
共振形インバータ主回路または放電ランプに流れる回路
電流を帰還して高周波出力を一定化するように作用す
る。
【0028】<本発明の作用について>本発明において
は、制御回路のタイマ手段が放電ランプの少なくとも予
熱、始動および点灯の各動作モードに応じて予め設定し
た動作時間を決定する。このため、放電ランプの特性に
応じた最適な時間を動作モードごとに与えることがで
き、したがって動作時間が不適切なために放電ランプの
寿命が阻害されるようなことがない。
【0029】また、各動作モードの動作時間の決定と連
動して、動作モードごとに設定された周期に制御されて
発振器から制御信号が発生する。したがって、各動作モ
ードに応じて適切な周波数の高周波出力を放電ランプに
供給することができる。
【0030】さらに、スイッチング周波数が制御回路に
より適正に制御されるので、温度特性などの影響が小さ
く、集積回路化が容易になる。
【0031】さらにまた、一石電圧共振形インバータ主
回路は、そのスイッチング素子に高耐圧で特性に問題の
ないバイポーラトランジスタを用いることができる。バ
イポーラトランジスタをスイッチング制御するのに、そ
のオンスイッチングを帰還制御により行ない、そのオフ
スイッチングを制御回路の発振器から発生する制御信号
を用いて行なうので、制御回路の主体部分を集積回路化
しても、バイポーラトランジスタを良好にスイッチング
制御することができる。
【0032】さらにまた、制御回路の主要部を集積回路
化することにより、寿命末期などの異常状態に対する保
護動作機能や入力電圧変動補正回路、高周波出力一定化
回路などを組み込むことが容易になり、制御の多機能化
を実現することができる。
【0033】さらにまた、制御回路の主要部を集積回路
化することにより、回路実装が容易になるとともに、回
路基板を小形化し、かつ、回路を軽量化することもでき
る。
【0034】請求項2の発明の放電ランプ点灯装置は、
直流電源と;帰還制御によりオンスイッチングが制御さ
れるバイポーラトランジスタを用いて構成され、入力端
が直流電源に接続し、出力端から高周波を出力する一石
電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧共振形インバ
ータ主回路の高周波出力により付勢される放電ランプ
と;前記バイポーラトランジスタのベース電流を短絡し
てバイポーラトランジスタをターンオフするベース電流
遮断手段と;電源投入により作動を開始して前記バイポ
ーラトランジスタに対して起動電流を供給し、少なくと
も予熱モード、始動モードおよび点灯モードの動作時間
を決定するタイマ手段、ならびに少なくとも予熱モー
ド、始動モードおよび点灯モードに応じて周期が制御さ
れた制御信号を発生し、前記バイポーラトランジスタを
ターンオフさせるタイミングを決定するとともに、ベー
ス電流遮断手段の短絡時間を一定にし、かつ、開放時間
を制御に応じて変化させる発振器を含む制御回路と;1
次巻線が放電ランプの電流経路に挿入され、2次巻線に
誘起する電圧により前記バイポーラトランジスタにベー
ス電流を帰還してバイポーラトランジスタをターンオン
させるカレントトランスと;を具備していることを特徴
としている。
【0035】本発明は、一石電圧共振形インバータ主回
路の主スイッチング素子であるバイポーラトランジスタ
のターンオンを良好に行なえるように改良された構成を
規定している。すなわち、電源投入後の上記バイポーラ
トランジスタの起動は、制御回路からの起動電流により
ターンオンのきっかけが与えられ、その後一石電圧共振
形インバータ主回路の共振回路に電流が流れ、さらに引
き続いて電流帰還回路からベース電流が帰還によって供
給されることにより、円滑に行なわれ、定常動作へと移
行する。定常動作中の毎サイクルのターンオンは、電流
帰還回路から供給されるベース電流により行なわれる。
【0036】一方、電流帰還回路のカレントトランスの
1次巻線が一石電圧共振形インバータのバイポーラトラ
ンジスタのコレクタに直列に接続されている場合、当該
トランジスタがオンしない限りカレントトランスには電
流が流れないので、トランジスタのターンオンに寄与す
ることができない。したがって、上記のような回路構成
においては、電流帰還回路が毎サイクルのターンオンに
作用しにくいという問題がある。
【0037】ところで、一石電圧共振形インバータにお
いては、毎サイクルにおける前記バイポーラトランジス
タのターンオンの方法には2つのパターンが考えられ
る。その1つは電流帰還回路から供給されるベース電流
であり、他の1つは当該トランジスタのオフ期間中にベ
ースからコレクタへ流れる共振電流である。後者におい
て、ベースからコレクタに電流が流れると、ベース領域
に少数キャリヤの電子が蓄積される。その後、共振作用
により極性が反転してコレクタに正電圧が印加される
と、ベース領域に蓄積していた少数キャリヤを放出しよ
うとして、コレクタからベースへ電流が流れる。また、
この電流の一部はエミッタへも流れようとするため、コ
レクタからエミッタにも電流が流れることができる。し
たがって、カレントトランスの1次巻線がバイポーラト
ランジスタのコレクタに接続される構成においても、ベ
ースからコレクタへ電流が流れる条件下では、上記方法
により毎サイクルのターンオフが良好に行なわれる。し
かし、電源電圧値や放電ランプの点灯状態などの変動に
よっては、ベース・コレクタ電流が流れない可能性もあ
り、この条件下での毎サイクルのターンオンは、制御回
路からの起動電流で行なうことになる。
【0038】しかしながら、制御回路から供給し得る起
動電流は、電流帰還回路から供給し得る電流に比較する
と小さくて数mA程度であるため、これによりターンオ
ンするにはベース・エミッタ間容量成分が大きく影響し
てくるので、ターンオンのタイミングが遅れてしまい、
スイッチング動作を悪化させる場合がある。
【0039】そこで、本発明においては、電流帰還回路
から供給されるベース電流によって前記バイポーラトラ
ンジスタを毎サイクル確実にターンオンさせるために、
電流帰還回路のカレントトランスの1次巻線を放電ラン
プの電流経路に挿入する。なお、「放電ランプの電流経
路」とは、放電ランプに流れる負荷電流または負荷電流
に直接的に影響する電流の経路を意味する。たとえば、
一石電圧共振形インバータ主回路のバイポーラトランジ
スタと放電ランプとの間に出力トランスが介在している
場合、カレントトランスの1次巻線が当該出力トランス
の2次側回路に直列的に挿入されている態様であっても
よいし、同じく1次側回路に直列的に挿入されている態
様であってもよい。
【0040】また、カレントトランスの2次巻線は、前
記バイポーラトランジスタのベース回路にベース電流を
帰還するが、そのベース電流の位相が負荷電流のそれに
対して所要の関係に調整されている必要がある。これを
適切に行なうために、カレントトランスの2次巻線と前
記バイポーラトランジスタのベース回路との間に位相整
合化回路を介在させることができる。位相整合化回路に
は、カレントトランスの1次巻線の挿入位置に応じてそ
れぞれ適合する構成を適宜採用すればよい。
【0041】そうして、本発明においては、電流帰還回
路のカレントトランスの1次巻線が放電ランプの電流経
路に挿入されていることにより、一石電圧共振形インバ
ータ主回路におけるバイポーラトランジスタの毎サイク
ルのターンオンがカレントトランスの2次巻線から供給
されるベース電流によって行なわれるため、ターンオン
が確実で、しかも、安定する。
【0042】また、バイポーラトランジスタのターンオ
フは、ベース電流遮断手段が制御回路から発生する制御
信号がたとえばハイレベルのときにベース電流を短絡す
ることにより行なわれる。そして、制御信号のハイレベ
ルの時間幅が一定であるが、ローレベルの時間幅は、制
御パターンに応じて所要に変化する。制御信号がローレ
ベルのときには、ベース電流遮断手段が開放状態となる
ので、カレントトランスからベース電流が帰還される
と、バイポーラトランジスタはターンオンする。
【0043】請求項3の発明の放電ランプ点灯装置は、
直流電源と;帰還制御によりオンスイッチングが制御さ
れるバイポーラトランジスタを用いて構成され、入力端
が直流電源に接続し、出力端から高周波を出力する一石
電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧共振形インバ
ータ主回路から出力する高周波により付勢される放電ラ
ンプと;前記バイポーラトランジスタのベース電流を遮
断してバイポーラトランジスタをターンオフさせるベー
ス電流遮断手段と;放電ランプの点灯中の動作周波数を
設定する発振器、発振器の出力に基づいてベース電流遮
断手段を作用させるターンオフ指令手段、および前記バ
イポーラトランジスタのベース回路に電流を流す低電圧
電源を含む制御回路と;制御回路の低電圧電源と前記バ
イポーラトランジスタのベース回路との間に介在して起
動時の所定時間にのみ所要値のベース電流を流す起動電
流制御手段と;を具備していることを特徴としている。
【0044】本発明は、起動時の起動電流が必要なとき
にのみ所要の起動電流が流れるように改良した構成を規
定している。
【0045】インバータの主スイッチング素子であるバ
イポーラトランジスタを起動するには、商用電源を整流
して得た直流電源または制御回路の基準電源などから限
流用の抵抗器を経由して起動電流をベースに供給してタ
ーンオンさせるのが一般的である。電流帰還回路を備え
たインバータにおいては、起動後に電流帰還回路からベ
ース電流が帰還するので、継続して定常動作が行なわれ
る。
【0046】ところが、放電ランプが負荷回路に装着さ
れていない無負荷状態の場合、負荷回路が開放されてい
るので、帰還回路があってもベース電流が帰還されな
い。しかしながら、電流帰還回路からのベース電流がな
くてもトランジスタをターンオンさせることが可能な条
件がある。すなわち、前述したように、ベースからコレ
クタへ共振電流が流れることにより、トランジスタのベ
ース領域に少数キャリヤの電子が蓄積されるので、その
後共振により極性が反転してコレクタに正電圧が印加さ
れると、ターンオンできる。
【0047】一方、自励発振制御方式の一石電圧共振形
インバータの場合、無負荷状態で発振状態になると、周
波数が適正に制御されないで、動作周波数が低下してし
まい、そのため共振電圧が上昇して、トランジスタが耐
圧オーバーにより破壊に至る場合がある。これに対し
て、固定周波数制御の場合、共振周波数が低下して共振
電圧の時間幅が広がり、コレクタ電圧が0Vに下降する
以前に起動回路電流によりトランジスタがターンオンさ
れ、ゼロボルトスイッチングができなくなって、トラン
ジスタのスイッチング損失が増大し、トランジスタが破
壊することがある。
【0048】次に、図13および図14を参照して、無
負荷状態における発振により、スイッチング損失が増大
し、これがトランジスタ破壊の原因になる理由について
説明する。
【0049】図13は、一石電圧共振形インバータにお
ける各部の電圧、電流波形を示す波形図であり、上から
コレクタ・エミッタ間電圧VCE、コレクタ電流I
ベース電流I、ベース・エミッタ間電圧VBEをそれ
ぞれ示す。図14は、図13のコレクタ・エミッタ間電
圧VCEおよびコレクタ電流Iの拡大波形を示す波形
図である。
【0050】各図特に図14から理解できるように、無
負荷状態においては、矢印にて示すように、小さいなが
らコレクタ電流が流れていて、この期間はA級動作とな
っている。そのため、コレクタ・エミッタ間電圧VCE
×コレクタ電流Iの損失がバイポーラトランジスタ内
に発生する。したがって、無負荷状態のときに起動電流
が流れ続けると、上述した不都合が生じる。この問題の
対策としては、起動電流を制限してトラジスタの損失を
抑制するのが効果的である。ところが、起動電流を小さ
くすると、本来の機能である機動性が低下してしまうと
いう問題がある。
【0051】そこで、本発明においては、起動時の必要
なときにのみ所要値の起動電流が流れるように改良した
ものである。すなわち、一石電圧共振形インバータの制
御回路に主スイッチング素子のバイポーラトランジスタ
のベース回路に電流を流す低電圧電源を配設するととも
に、上記低電圧電源と前記バイポーラトランジスタのベ
ース回路との間に、起動時の所定時間にのみ所要値のベ
ース電流を流す起動電流制御手段を介在させている。起
動電流制御手段としては、上記の条件を満足すれば、そ
の具体的な構成は問わない。たとえば、微分回路や、タ
イマ制御されるスイッチなどによって構成することがで
きる。なお、所要値より小さい起動電流が継続的に流れ
ていてもよい。また、低電圧電源は、バイポーラトラン
ジスタにベース電流を供給できる程度の低電圧を出力で
きればよく、したがって集積回路化したときに集積回路
内に配設することができる。
【0052】そうして、本発明においては、起動時の所
要時間の間にのみ所要値の起動電流を流して起動を行な
うことができるので、起動性が低下することがないばか
りでなく、無負荷状態における発振時に、起動電流がバ
イポーラトランジスタの破壊の原因になることを回避す
ることが可能になる。
【0053】請求項4の発明の放電ランプ点灯装置は、
直流電源と;帰還制御によりオンスイッチングが制御さ
れるバイポーラトランジスタを用いて構成され、入力端
が直流電源に接続し、出力端から高周波を出力する一石
電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧共振形インバ
ータ主回路の高周波出力により付勢される放電ランプ
と;タイマ手段およびタイマ手段により制御されて制御
信号を発生し一石電圧共振形インバータ主回路のバイポ
ーラトランジスタのオフスイッチングを制御する発振器
を含む制御回路と;を具備していることを特徴としてい
る。
【0054】本発明は、一石電圧共振形インバータ主回
路におけるバイポーラトランジスタのオフスイッチング
を適切に行なうのに好適な構成を規定している。すなわ
ち、制御回路がタイマ手段および発振器を含む。そし
て、タイマ手段は、発振器を所要に制御する。また、発
振器は、制御信号を発生する。制御信号によってバイポ
ーラトランジスタのオフスイッチングを制御する。
【0055】そうして、本発明においては、制御回路が
タイマ手段および発振器を含み、タイマ手段と発振器と
で一石電圧共振形インバータ主回路におけるバイポーラ
トランジスタのオフスイッチングを制御するので、オフ
スイッチングの制御が確実で、しかも、回路構成が簡単
化される。
【0056】請求項5の発明の放電ランプ点灯装置は、
直流電源と;帰還制御によりオンスイッチングが制御さ
れるバイポーラトランジスタを用いて構成され、入力端
が直流電源に接続し、出力端から高周波を出力する一石
電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧共振形インバ
ータ主回路の高周波出力により付勢される放電ランプ
と;前記バイポーラトランジスタのベース電流を短絡し
てバイポーラトランジスタをターンオフするベース電流
遮断手段と;電源投入により作動を開始して前記バイポ
ーラトランジスタに対して起動電流を供給し、タイマ手
段により制御されて制御信号を発生し、前記バイポーラ
トランジスタをターンオフさせるタイミングを決定する
とともに、ベース電流遮断手段の短絡時間を一定にし、
かつ、開放時間を制御に応じて変化させる発振器を含む
制御回路と;1次巻線が放電ランプの電流経路に挿入さ
れ、2次巻線に誘起する電圧により前記バイポーラトラ
ンジスタにベース電流を帰還してバイポーラトランジス
タをターンオンさせるカレントトランスと;を具備して
いることを特徴としている。
【0057】本発明は、一石電圧共振形インバータ主回
路の主スイッチング素子であるバイポーラトランジスタ
のターンオンを良好に行なえるように改良された構成を
規定している。また、制御回路の要件が簡素化されてい
る点で請求項2とは異なる。すなわち、タイマ手段は、
発振器を所要に制御すればよい。これに対して、発振器
がタイマ手段の制御を受けて制御信号を発生する点では
同様である。
【0058】そうして、本発明においては、ベース電流
遮断手段の開放が制御パターンに応じて所要に変化する
ので、カレントトランスから帰還されるベース電流のタ
イミングによってバイポーラトランジスタを確実にター
ンオンさせることができる。
【0059】また、バイポーラトランジスタのターンオ
フは、ベース電流遮断手段が制御回路から発生する制御
信号により作動してベース電流を短絡することにより行
なわれる。
【0060】請求項6の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし5のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、放電ランプの寿命末期を検出するランプ寿
命末期検出回路と;放電ランプの装着を検出するランプ
装着検出回路と;を具備し、制御回路の集積回路は、ラ
ンプ寿命末期検出回路の出力に応じてランプ寿命末期を
判定するランプ寿命末期判定回路およびランプ装着検出
回路の出力に応じてランプ装着を判定するランプ装着判
定回路を含むとともに、ランプ寿命末期判定およびラン
プ不装着判定の際に保護動作を行なうように構成されて
いる;ことを特徴としている。
【0061】本発明は、ランプ寿命末期を検出して保護
動作を行ない、ランプの装着を検出すると保護動作を解
除する保護動作機能を制御回路の集積回路に組み込んだ
構成を規定している。
【0062】<ランプ寿命末期検出回路について>ラン
プ寿命末期検出回路は、放電ランプの寿命末期を検出す
る回路であれば、どのような構成であってもよいが、放
電ランプの寿命末期には半波放電が生じて点灯回路に直
流成分が重畳するので、この直流成分を検出することに
よって、容易に放電ランプの寿命末期を検出することが
できる。
【0063】<ランプ装着検出回路について>ランプ装
着検出回路は、放電ランプの装着を検出する回路であれ
ば、どのような構成であってもよい。しかし、放電ラン
プが正規に装着されていれば、一石電圧共振形インバー
タに負荷が接続されている状態であり、また正規に装着
されていなければ、負荷の一部または全部が接続されて
いない状態であるから、負荷の程度を検出することによ
ってランプ装着を検出することができる。この場合、負
荷の程度を判定することによって、ランプ装着の程度ま
で検出することも可能である。
【0064】<集積回路化について>制御回路の主要部
を集積回路化するときには、請求項1において説明した
構成に加えて、ランプ寿命末期判定回路およびランプ装
着判定回路を組み込んで構成することができる。ランプ
寿命末期判定回路は、ランプ寿命末期検出回路の出力に
応じてランプ寿命末期を判定する。ランプ装着判定回路
は、ランプ装着検出回路の出力に応じてランプ装着を判
定する。そして、これらの異常を判定したときに、保護
動作を行なう。保護動作としては、たとえば一石電圧共
振形インバータの動作を強制的に停止させる。なお、異
常状態が解消した場合には、再動作するように構成する
ことができる。
【0065】<本発明の作用について>本発明において
は、放電ランプが寿命末期になると、ランプ寿命末期検
出回路がこれを検出する。ランプ寿命末期を検出する
と、制御回路の集積回路のランプ寿命末期判定回路がこ
れを判定する。そして、保護動作を必要とする寿命末期
であると判定されると、たとえば停止信号を発生して一
石電圧共振形インバータの動作を強制的に停止させて、
保護動作を行なう。そして、放電ランプの装着検出回路
がランプ未装着状態からランプ装着を検出すると、保護
動作を解除し、インバータ動作を復帰させる。このよう
にランプ装着により保護動作を解除する機能を設けたこ
とにより、電源を再投入しなくても放電ランプを安全に
点灯させることができる。
【0066】なお、放電ランプが不完全な装着状態であ
ると、ランプ装着検出回路がこれを検出し、保護動作が
必要であると判定させ、たとえば停止信号を発生して一
石電圧共振形インバータの動作を強制的に停止させて、
保護動作を行なうようにしてもよい。
【0067】以上の結果、放電ランプ点灯装置の安全化
を図ることができる。
【0068】請求項7の発明の放電ランプ点灯装置は、
請求項1ないし6のいずれか一記載の放電ランプ点灯装
置において、制御回路の集積回路は、その発振器から発
生する制御信号のハイレベルの時間幅を一定とし、ロー
レベルの時間幅を制御に応じて変化させることによって
制御信号の周期を制御することを特徴としている。
【0069】本発明は、バイポーラトランジスタのオフ
スイッチングが容易な構成を規定している。すなわち、
バイポーラトランジスタのベース・エミッタ間に制御ス
イッチたとえば電流容量の小さいMOSFETを接続し
て、制御スイッチをオンさせたときにバイポーラトラン
ジスタのベース・エミッタ間が短絡されてオフスイッチ
ングを行なうように構成すると、一石電圧共振形インバ
ータの回路構成が比較的簡単になる。本発明によれば、
このような回路構成の一石電圧共振形インバータに対し
て単に制御信号を送出するだけで、バイポーラトランジ
スタの確実なオフスイッチングを行なうことができる。
しかも、ハイレベルの制御信号が継続している期間中バ
イポーラトランジスタをオフ状態に維持することができ
る。
【0070】制御信号のハイレベル状態がなくなって制
御スイッチがオフした後、バイポーラトランジスタのベ
ースにカレントトランスからベース電流が流入すること
でオンする。
【0071】以上のオフ、オンのスイッチング動作を繰
り返して一石電圧共振形インバータがインバータ動作を
行ない、発生した高周波出力が放電ランプに供給され
る。また、制御信号のローレベルの時間幅が変化する
と、制御信号の周期にしたがって発振周波数が変化す
る。発振周波数の変化は、一石電圧共振形インバータの
動作周波数の変化となり、そのため電圧共振回路の周波
数特性曲線上の動作位置が変化するので、高周波出力が
変化することになる。したがって、動作周波数を放電ラ
ンプの動作モードに応じて選択することにより、放電ラ
ンプの予熱、始動および点灯を最適化することができ
る。
【0072】そうして、本発明においては、一石電圧共
振形インバータ主回路におけるバイポーラトランジスタ
のオフスイッチングのための回路構成が簡単になる請求
項8の発明の放電ランプ点灯装置は、請求項1ないし7
のいずれか一記載の放電ランプ点灯装置において、制御
回路の集積回路は、その発振器から発生する制御信号の
周期が外付け回路部品によって決定されるように構成さ
れていることを特徴としている。
【0073】本発明は、多様な放電ランプに対して共通
に使用することができる制御回路の集積回路として好適
な構成を規定している。すなわち、発振器から発生する
制御信号の周期に対しては、一般に放電ランプやその制
御の仕方により異なる要求がある。本発明においては、
制御信号の周期に関係する回路部品が集積回路に対して
外付けされるように構成されているので、外付け回路部
品を所要のものに変更するだけで、集積回路を異なる回
路設計に対して共用することができる。
【0074】請求項7の発明の照明装置は、照明装置本
体と;照明装置本体に支持された請求項1ないし6のい
ずれか一記載の放電ランプ点灯装置と;を具備している
ことを特徴としている。
【0075】本発明において、照明装置とは、放電ラン
プの発光を利用するあらゆる装置を包含する広い概念で
あり、たとえば照明器具、画像読取装置、表示装置、紫
外線発生装置、電球形蛍光ランプなどである。
【0076】また、照明装置本体とは、照明装置から放
電ランプ点灯装置を除いた残余の部分をいう。放電ラン
プ点灯装置のうち点灯回路部分は、照明装置本体から離
間した位置に別置きにすることができる。
【0077】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0078】図1は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
1の実施形態における主として一石電圧共振形インバー
タおよび放電ランプ点灯回路の部分を示す回路図であ
る。
【0079】図2は、同じく主として制御回路の部分を
拡大し、回路ブロックで示す回路図である。
【0080】各図において、ASは低周波交流電源、D
Cは直流電源、HFIは一石電圧共振形主インバータ、
DL1、DL2は放電ランプ、ランプ寿命末期検出回路
LED、ランプ装着検出回路LMD、CCは制御回路、
CDは電流検出回路、VDはランプ電圧検出回路、V
Dは電源電圧検出回路である。以下、各構成ごとに説
明する。
【0081】<低周波交流電源ASについて>低周波交
流電源ASは、商用100V交流電源からなる。
【0082】<直流電源DCについて>直流電源DC
は、入力端子a、b、ノイズフィルタNF、整流回路F
BR、高周波バイパスコンデンサC1および部分平滑回
路PSCからなる。
【0083】入力端子a、bは、低周波交流電源AS両
極に接続する。
【0084】ノイズフィルタNFは、後述する一石電圧
共振形インバータ主回路HFIのバイポーラトランジス
タQ1のスイッチングによって発生した高周波ノイズが
低周波交流電源AS側に流出するのを阻止するもので、
コンデンサC2、C3、バルーントランスBTおよびイ
ンダクタL1からなる。コンデンサC2は、入力端子
a、bに接続する線路間に並列に接続している。バルー
ントランスBTは、その一対の巻線がコンデンサC2の
後段において両線路に挿入されている。インダクタL1
は、バルーントランスBTの後段において入力端子a側
の線路に直列に挿入されている。コンデンサC3は、イ
ンダクタL1の後段において両線路間に接続している。
【0085】整流回路FBRは、ブリッジ形全波整流回
路からなる。
【0086】高周波バイパスコンデンサC1は、整流回
路FBRの直流出力端間に接続している。
【0087】部分平滑回路PSCは、平滑コンデンサC
4、インダクタL2、ダイオードD1、D2からなる。
平滑コンデンサC4、インダクタL2およびダイオード
D1は、整流回路FBRの直流出力間に図示極性で接続
している。ダイオードD2は、インダクタおよびダイオ
ードD1の接続点と後述する一石電圧共振形インバータ
HFIの後述する部分との間に図示極性で接続してい
る。
【0088】<一石電圧共振形インバータ主回路HFI
について>一石電圧共振形インバータ主回路HFIは、
電圧共振回路RC、バイポーラトランジスタQ1、電流
帰還回路CFC、制御スイッチQ2、限流インダクタL
3および出力トランスOTにより構成されている。電圧
共振回路RCは、インダクタL4およびコンデンサC5
の並列回路によって構成され、その一端が直流電源DC
の正極に接続している。また、電圧共振回路RCの他端
は、電流帰還回路CFCの1次巻線w1を直列に介して
バイポーラトランジスタQ1のコレクタに接続している
とともに、部分平滑回路PSCのダイオードD2のカソ
ードに接続している。バイポーラトランジスタQ1は、
そのエミッタが後述する電流検出回路CDの電流検出抵
抗器R1を介して直流電源DCの負極に接続している。
電流帰還回路CFCは、1次巻線w1、2次巻線w2お
よびダイオードD3からなり、2次巻線w2およびダイ
オードD3がバイポーラトランジスタQ1のベース・エ
ミッタ間に電流検出抵抗器R1を介して順方向に接続し
ている。制御スイッチQ2は、電流容量の小さいMOS
FETからなり、そのドレインがバイポーラトランジス
タQ1のベースに、ソースがエミッタに、それぞれ接続
している。限流インダクタL3は、放電ランプDL1、
DL2のランプ電流を所定値に限流する回路要素である
が、本実施形態においては電圧共振回路RCに、そのイ
ンダクタL3と直列に挿入されている。出力トランスO
Tは、一石電圧共振形インバータ主回路HFIの高周波
電圧を放電ランプDLの点灯に必要な電圧に変圧するも
ので、電圧共振回路RCのインダクタL4に出力巻線w
oを磁気結合することによって構成されている。また、
出力トランスOTには、フィラメント加熱巻線wfおよ
び後述するランプ電圧検出回路VDの検出巻線wdを
磁気結合している。
【0089】<放電ランプDL1、DL2およびその点
灯回路について>放電ランプDL1、DL2は、蛍光ラ
ンプからなり、出力トランスOTの出力巻線woに直流
カットコンデンサC6を介して直列接続している。フィ
ラメント加熱巻線wfは、放電ランプDL1、DL2の
中央側のフィラメント電極に対してそれぞれ直列接続し
ている。放電ランプDL1、DL2の外側のフィラメン
ト電極は、共振コンデンサC7と直列接続してコンデン
サ予熱回路FHCを形成している。また、一方の放電ラ
ンプDL1に並列接続しているコンデンサC8は、シー
ケンススタート用である。
【0090】<ランプ寿命末期検出回路LEDについて
>ランプ寿命末期検出回路LEDは、抵抗器R2ないし
R7およびコンデンサC9により構成されている。抵抗
器R2およびR3は、直流カットコンデンサC6の両端
に直列接続している。抵抗器R4ないしR7は、抵抗器
R2およびR3の接続点と、接地との間に直列接続して
いる。コンデンサC9は、抵抗器R5ないしR7の直列
部分に並列接続している。
【0091】<ランプ装着検出回路LMDについて>ラ
ンプ装着検出回路LMDは、抵抗器R4ないしR9によ
り構成されている。抵抗器R4ないしR7の部分は、ラ
ンプ寿命末期検出回路LEDと回路を共用している。抵
抗器R8およびR9は、直列接続した上で直列接続した
放電ランプDL1、DL2と並列に接続している。そし
て、抵抗器R8およびR9の接続点が直流電源DCの正
極に接続している。
【0092】<制御回路CCについて>制御回路CC
は、主要部の集積回路ICおよび外付け回路部品により
構成され、その内部が発振器OSC、充電電流制御回路
CCC、放電電流制御回路DCC、タイマ手段TC、ラ
ンプ寿命判定回路LEJ、ランプ装着判定回路LMJ、
電流判定回路CJ、ランプ不点検出回路VJ、電源電
圧判定回路VJおよび定電圧回路CVRを含んで構成
されている。なお、本発明との関係が比較的少ない回路
については、図示を省略している。
【0093】また、制御回路CCは、各端子 Reset、S
top、Is、OUT、Vref、Vcc、Trc、Vs、RTon1、RTon2、R
Ton3、CT、Rtoffを備えている。端子Rsetには、外部に
ランプ装着検出回路LMDの出力端が、また内部でラン
プ装着判定回路LMJが、それぞれ接続する。端子Stop
には、外部にランプ寿命検出回路LEDが、また内部で
ランプ寿命判定回路LEJが、それぞれ接続する。端子
Isには、外部に後述する電流検出回路CDが、また内部
で電流判定回路CJが、それぞれ接続する。端子OUTに
は、外部に制御スイッチQ2のゲートが、また内部で発
振器OSCの出力端が、それぞれ接続する。端子Vrefに
は、外部において抵抗器Rsを介して電流帰還回路CF
C、後述するタイマ回路TCの時定数回路tc、ならび
に抵抗器R10を介してランプ装着検出回路LMDの抵抗
器R6およびR7の接続点が、また内部で定電圧回路C
VRの出力端が、それぞれ接続して、上記各部に定電圧
を供給する。端子Vccには、外部に後述するランプ不点
検出回路VDが、また内部で定電圧回路CVRの入力
端およびランプ電圧判定回路VJが、それぞれ接続す
る。端子Trcには、外部でタイマ回路TCの外付け回路
部品である時定数回路tcの出力端が、また内部でタイ
マ回路TC、にそれぞれ接続する。なお、時定数回路t
cは、抵抗器R11およびコンデンサC10の直列回路か
らなる。端子Vsには、外部に後述する電源電圧検出回
路VDが、また内部で電源電圧判定回路VJが、そ
れぞれ接続する。端子RTon1には、外部に放電電流制御
回路DCCの外付け回路部品である放電抵抗器R12
が、内部で放電電流制御回路DCCに、それぞれ接続す
る。端子RTon2には、外部に放電電流制御回路DCCの
外付け回路部品である放電抵抗器R13が、内部で放電
電流制御回路DCCに、それぞれ接続する。端子RTon3
には、外部に放電電流制御回路DCCの外付け回路部品
である放電抵抗器R14が、内部で放電電流制御回路D
CCに、それぞれ接続する。端子CTには、外部に発振器
OSCの外付け回路部品であるタイミングコンデンサC
10が、内部で発振器OSCに、それぞれ接続する。ま
た、必要に応じて、集積回路ICの内部の要接地個所が
集積回路ICの外部で接地される。端子Rtoffには、外
部に充電電流制御回路CCCの外付け回路部品である充
電抵抗器R15が、内部で充電電流制御回路CCCに、
それぞれ接続する。
【0094】さらに、集積回路ICは、主要部が図3に
示すように構成されている。
【0095】図3は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
1の実施形態における集積回路の主要部を示す回路図で
ある。図において、図1および図2と同一部分について
は同一符号を付して説明は省略する。
【0096】(発振器OSCについて)発振器OSC
は、フリップフロップff、一対の比較器CP1、CP
2、スイッチQ3、Q4、外付けのタイミングコンデン
サC11および充放電抵抗器R12ないしR15からな
る。充電抵抗器R15を経由してタイミングコンデンサ
C11が充電されていく間、端子OUTから出力される
制御信号はハイの状態となる。時間が進んでタイミング
コンデンサC11の端子電圧が基準電圧を超えると、比
較器CP1の出力がハイになり、フリップフロップff
が反転して、端子Qがローになるので、スイッチQ3が
オフ、スイッチQ4がオンするので、端子OUTから出
力される制御信号はローの状態になる。これと同時にタ
イミングコンデンサC11の電荷は、動作モードに応じ
て選択された抵抗器R12ないしR14のいずれかを経
由して放電を開始し、したがって端子電圧が低下してい
く。タイミングコンデンサC11の端子電圧が基準値を
下回ると、再び最初の状態に戻り、以下以上の回路動作
を繰り返すので、制御信号が周期的に発生し、端子OU
Tから送出される。
【0097】(充電電流制御回路CCCについて)充電
電流制御回路CCCは、外付けの充電抵抗器R15、カ
レントミラー回路CM1、スイッチQ5およびダイオー
ドD5を主体として構成されている。そして、タイミン
グコンデンサC11の充電時には、カレントミラー回路
CM1がオンするので、充電抵抗器15に流れる電流と
等しい電流が充電電流としてダイオードD5を介してタ
イミングコンデンサC11に流れる。したがって、タイ
ミングコンデンサC11の充電は、常に一定のペースで
行なわれるので、制御信号のハイレベルの時間幅が一定
になる。
【0098】(放電電流制御回路DCCについて)放電
電流制御回路DCCは、外付けの放電抵抗器R12ない
しR14、カレントミラー回路CM2ないしCM5およ
びスイッチQ6ないしQ8を主体として構成されてい
る。そして、予熱モード時には、カレントミラー回路C
M2ないしCM5を介して全ての放電抵抗器R12ない
しR14に放電電流が流れるので、これに等しい放電電
流がタイミングコンデンサC11から放電される。した
がって、放電時間は短い。始動モード時には、スイッチ
Q7がオンするため、カレントミラー回路CM4はオフ
する。したがって、放電時間は比較的長くなる。点灯モ
ード時には、さらに加えてスイッチQ6もオンするた
め、放電時間は最も長くなる。
【0099】(タイマ回路TCについて)タイマ回路T
Cは、時定数回路tc(ただし、外付け)、一対の比較
器CP3、CP4およびスイッチQ9、Q10を主体と
して構成されている。一対の比較器CP3、CP4は、
それぞれ時定数回路tcの出力と基準電圧とを比較す
る。そして、比較器CP4は、その出力がハイレベルに
なったときにスイッチQ10をオンして、始動モードの
開始時間を決定する。また、時定数回路tcの出力が増
大して、比較器CP3の基準電圧を超えると、スイッチ
Q9がオンして、始動モード時が終了して点灯モードに
移行する。始動モード中に放電ランプDL1、DL2が
点灯しない場合には、図示しない保護回路により発振器
OSCの動作が停止させる。
【0100】(ランプ寿命判定回路LEJについて)ラ
ンプ寿命判定回路LEJは、比較器CP5、CP6、イ
ンバータINVおよびフリップフロップff2を主体と
して構成されている。そして、端子Stopの電位が上限値
を超えるときには、比較器CP5がローレベルになる。
また、下限値を下回るときには、比較器CP6がローレ
ベルになる。いずれのときにも、インバータINVによ
りハイレベルに変換されてフリップフロップff2に入
力するので、停止信号が発生する。なお、停止信号は、
発振器OSCに制御入力され、発振器OSCの発振を停
止する。
【0101】(ランプ装着判定回路LMJについて)ラ
ンプ装着判定回路LMJは、比較器CP7、CP8およ
びフリップフロップff3、ff2を主体として構成さ
れている。そして、電源投入時に放電ランプDL1、D
L2が装着されたときに、端子Rsetの電位に応じてフリ
ップフロップff3を動作させ、さらにフリップフロッ
プff2を従動させて停止信号を発生したり、リセット
して停止信号を停止したりする。
【0102】(電源電圧判定回路VJについて)電源
電圧判定回路VJは、入力端が端子INPに接続した増
幅器AMPおよびトランジスタQ11を主体として構成
されている。そして、端子INPに現れる低周波交流電源
電圧に比例する電圧を増幅し、トランジスタQ11の導
通度を変化させる。そのため、電源電圧の変動に応じて
発振器OSCのタイミングコンデンサC11の放電電流
を調整するので、制御信号のローレベルの時間幅が低周
波交流電圧の変動を補償するような作用を行なわすこと
ができる。
【0103】<電流検出回路CDについて>電流検出回
路CDは、電流検出抵抗器R1からなる。電流検出抵抗
器R1は、既述のように一石電圧共振形インバータ主回
路HFI内に接続しているとともに、集積回路ICの端
子Isに接続している。
【0104】<ランプ電圧検出回路VDについて>ラ
ンプ電圧検出回路VDは、ランプ電圧検出巻線wd、
ダイオードD4および平滑コンデンサC12からなる。
ランプ電圧検出巻線wdは、一石電圧共振形インバータ
HFIの出力トランスOTに磁気結合し、一端が直流電
源DCの負極に接続している。ダイオードD4は、その
アノードがランプ電圧検出巻線wdの他端に接続してラ
ンプ電圧検出巻線wdに誘起したランプ電圧に相当する
電圧を整流する。平滑コンデンサC12は、ダイオード
D4のカソードおよびランプ電圧検出巻線wdの一端の
間に接続して、整流電圧を平滑化する。ダイオードD4
および平滑コンデンサC12の接続点は、集積回路IC
の端子Vccに接続している。
【0105】<電源電圧検出回路VDについて>電源
電圧検出回路VDは、抵抗器R17、R18および平
滑コンデンサC13からなる。抵抗器R17、R18
は、整流回路FBRの交流入力端の一方と、接地との間
に直列接続している。コンデンサC13は、抵抗器R1
8に並列接続している。抵抗器R17およびR18の接
続点は、集積回路ICの端子INPに接続している。
【0106】<回路動作について>(予熱時の回路動
作)低周波交流電源ASを投入すると、低周波交流電圧
が直流電源DCにおいて整流、平滑化されて一石電圧共
振形インバータ主回路HFIの入力端間に印加される。
これと同時にランプ電圧検出回路VDの抵抗器R16
を経由した電圧が平滑コンデンサC12により平滑化さ
れて制御回路CCの集積回路ICの端子Vccを経由して
定電圧回路CVRの入力端に印加されるので、端子Vref
に定電圧が出力される。そして、この定電圧が集積回路
の各部に電源として供給される。このため、タイマ回路
TCはタイマ動作を開始し、発振器OSCは発振を開始
する。この最初の状態は予熱モードであり、発振器OS
CのタイミングコンデンサC11に対して全ての放電抵
抗器R12ないしR14が放電に参加する。そのため、
タイミングコンデンサC11の放電時間が最も短くな
り、そのため発振器OSCから発生する制御信号のロー
レベルの時間幅は最も短くなる。
【0107】そうして、一石電圧共振形インバータ主回
路HFIは、予熱モードで動作する。予熱モードにおい
ては、ローレベルの時間幅は最も短くなるから、一石電
圧共振形インバータ主回路HFIの動作周波数が最も高
くなる。そのため、電圧共振回路RCの共振特性曲線の
共振点から相対的に離れた位置で動作するので、高周波
出力は相対的に低くなり、放電ランプDL1、DL2の
フィラメント加熱のみが行なわれる。
【0108】(始動時の回路動作)タイマ手段TCにお
けるタイマ動作が所定時間を経過すると、タイマ手段T
Cの比較器CP4の出力がハイになり、始動モードに移
行する。このとき、スイッチQ10がオンし、これに伴
って放電電流制御回路DCCのスイッチQ7がオンする
ため、カレントミラー回路CM4がオフする。これによ
り、放電電流制御回路DCCの作用により抵抗器R12
が放電回路から切り離される。その結果、発振器OSC
から発生する制御信号のローレベルの時間幅が予熱時の
それより長くなる。
【0109】そうして、一石電圧共振形インバータ主回
路HFIは、ローレベルの時間幅が予熱時のそれより長
くなった制御信号により動作するので、その動作周波数
が予熱時のそれよい低くなる。そのため、電圧共振回路
RCの共振特性曲線の共振点に相対的に接近した位置で
動作するので、高周波出力は相対的に高くなり、放電ラ
ンプDL1、DL2の始動が促進される。なお、放電ラ
ンプDL1、DL2は、シーケンス方式で始動する。
【0110】続いて、時定数回路tcの出力がさらに増
大して比較器CP3の基準電位を超えると、比較器CP
3の出力がハイになり、スイッチQ9がオンする。これ
に伴って、放電電流制御回路DCCのスイッチQ6がオ
ンするため、カレントミラー回路CM3がオフするの
で、放電抵抗器R13も放電回路から切り離されて、始
動モードが終了する。
【0111】(点灯時の回路動作)タイマ手段TCにお
けるタイマ動作の始動時間が終了すると、点灯モードに
なる。すなわち、発振器OSCのタイミングコンデンサ
C11の放電回路には、放電抵抗器R14のみが接続し
ているので、放電時間が始動モード時よりさらに長くな
る。その結果、発振のタイミングが相対的にさらに遅く
なり、そのため発振器制御OSCから発生する制御信号
のローレベルの時間幅がさらに長くなる。この制御信号
により一石電圧共振形インバータ主回路HFIは動作す
るので、その動作周波数は低くなって、電圧共振回路の
共振点に相対的に接近してインバータ動作を行なう。し
かし、放電ランプDL1、DL2が点灯していれば、そ
の電極間の電圧はランプ電圧まで低下する。
【0112】以上、説明した各動作モード時における各
部の電圧、電流の関係は、図4から一層よく理解できる
であろう。
【0113】図4は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
1の実施形態における各部の電圧、電流波形を示す波形
図である。図において、VCEはバイポーラトランジス
タQ1のコレクタ・エミッタ間電圧、Iは同じくコレ
クタ電流、VCSは制御信号電圧、VC11はタイミン
グコンデンサC11の端子電圧である。また、制御信号
電圧VCSの時間軸に示されたT1は予熱モード時の時
間幅、T2は始動モード時の時間幅、T3は点灯モード
時の時間幅である。
【0114】(ランプ寿命末期時の回路動作)ランプ寿
命末期時の回路動作の回路動作を以下に説明する。すな
わち、放電ランプDL1、DL2のいずれか一方が寿命
末期になると、半波放電が発生し、それをランプ寿命検
出回路LEDが検出する。そして、検出出力は、集積回
路ICの端子Stopを経由してランプ寿命判定回路LEJ
に入力する。そして、ランプ寿命判定回路LEJは、停
止信号を発生して保護動作する。
【0115】(ランプ未装着時の回路動作)ランプ未装
着時の回路動作の回路動作を以下に説明する。すなわ
ち、放電ランプDL1、DL2のいずれか一方または両
方の片側または両側が未装着であると、ランプ装着検出
回路LMDがこれを検出する。そして、検出出力は、集
積回路ICの端子Rsetを経由してランプ装着判定回路L
MJに入力する。そして、ランプ装着判定回路LMJが
ランプ未装着を判定すると、停止信号を発生する。放電
ランプが正規に装着されると、停止信号を遮断する。
【0116】(その他の制御動作)回路電流一定化動
作:回路電流は、電流検出回路CDにおいて検出され、
集積回路ICの端子Isから電流判定回路CJに入力し、
その変動が判定されると、発振器OSCを制御して変動
を補償する。
【0117】電源電圧補償動作:低周波交流電源電圧
は、電源電圧検出回路VDで検出され、集積回路IC
の端子INPから電源電圧判定回路VJに入力し、その
変動が判定されると、放電電流制御回路DCCを介して
発振器OSCを制御して変動を補償する。
【0118】ランプ不点検出回路LNOは、制御回路C
Cの集積回路ICの一構成要素となっていて、端子Vcc
に印加される放電ランプDL1、DL2のランプ電圧に
比例的な電圧を検出して放電ランプDL1、DL2の不
点を判定したときに、タイマ回路TCを所要に制御する
ように構成されている。
【0119】図5ないし図7は、本発明の放電ランプ点
灯装置の第2の実施形態を示し、図5は回路図、図6は
集積回路の主要部の内部回路構成を示す回路図、図7は
主として一石電圧共振形インバータ主回路におけるバイ
ポーラトランジスタのベースからコレクタへ流れる逆電
流の経路を説明する回路図である。各図において、図1
ないし図3と同一部分については同一符号を付して説明
は省略する。本実施形態は、主として電流帰還回路CF
C、ランプ寿命末期検出回路LEDおよびランプ不点検
出回路LNOが異なる。なお、SPはサージ保護回路で
ある。
【0120】まず、図7を参照して、本実施形態の一石
電圧共振形インバータにおけるバイポーラトランジスタ
Q1のカレントトランスCTによらないターンオンのメ
カニズムについて説明する。すなわち、上記バイポーラ
トランジスタQ1のターンオフ中に、共振回路RCのイ
ンダクタL3のインダクタンスおよび出力トランスOT
の1次インダクタンスと高周波バイパスコンデンサC1
との共振作用により、矢印に示す方向にバイポーラトラ
ンジスタQ1のベースからコレクタに電流が流れると、
ベース領域に少数キャリヤの電荷が蓄積される。その
後、共振により電圧が反転して、コレクタに正電圧が印
加されると、ベースに蓄積されていた少数キャリヤを放
出しようとしてコレクタからベースに電流が流れるが、
また一部はエミッタへも流れようとするため、コレクタ
からエミッタに電流が流れる。
【0121】電流帰還回路CFCは、カレントトランス
CT、位相整合化回路PMCおよびダイオードD3から
なる。カレントトランスCTは、その1次巻線w1が出
力トランスOTの出力巻線woに接続する放電ランプD
L1、DL2および直流カットコンデンサC6の直列回
路からなる点灯回路すなわち放電ランプDL1、DL2
の電流経路に直列に挿入されている。また、カレントト
ランスCTの2次巻線w2とダイオードD3との間に位
相整合化回路PMCが介挿されている。位相整合化回路
PMCは、上記2次巻線w2に直列接続しているコンデ
ンサC14と、2次巻線w2およびコンデンサC14の
直列回路に対して並列接続している図示極性のダイオー
ドD6とにより構成されている。
【0122】電流帰還回路CFCにおいて、カレントト
ランスCTの2次巻線w2に電圧が誘起されて電流帰還
が行なわれるとともに、位相整合化回路PMCにより位
相が整合化され、さらにダイオードD3を経由してバイ
ポーラトランジスタQ1のベース回路に印加される。こ
れにより、バイポーラトランジスタQ1のベースに電流
帰還のベース電流が流れるので、当該トランジスタQ1
が定常動作としてターンオンする。
【0123】バイポーラトランジスタQ1のターンオフ
は、そのベース・エミッタ間に電流検出手段CDを介し
て接続されたベース電流遮断手段Q2を制御回路CCか
らの制御信号によってオンすることにより、ベース電流
が短絡されて行なわれる。ベース電流遮断手段Q2は、
MOSFETからなる。
【0124】ランプ寿命末期検出回路LEDは、フォト
カプラPCを経由してランプ寿命末期検出信号を制御回
路CCに帰還している。すなわち、フォトカプラPC
は、その発光ダイオードLDが直流カットコンデンサC
6の両端間電圧をダイオードD7、D8からなる全波整
流回路により整流し、平滑コンデンサC15により平滑
化し、さらに電圧分割器VDにより分圧して得た直流電
圧により駆動される。また、フォトカプラPCのフォト
トランジスタPTは、制御回路CCのランプ寿命判定回
路LEJの端子Stopおよび接地間に接続している。
【0125】ランプ電圧一定化動作:ランプ電圧は、ラ
ンプ電圧検出回路VDで検出され、抵抗器により分圧
された後、ランプ電圧判定回路LNOに入力し、その変
動が判定されると、発振器OSCを制御して変動を補償
する。
【0126】サージ保護回路SPは、ダイオードD9お
よびコンデンサC16の直列回路を主体として構成され
ていて、共振回路RCに並列接続している。なお、R1
9は放電抵抗器である。
【0127】図8は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
2の実施形態における各部の電圧、電流波形を示す波形
図である。図において、上からバイポーラトランジスタ
Q1のコレクタ電流I、同じくコレクタ・エミッタ間
電圧VCE、同じくベース電流I、共振回路RCのイ
ンダクタL3に流れる電流IL3、同じくコンデンサC
5に流れる電流IC5、負荷電流I、高周波バイパス
コンデンサC1に流れる電流IC1、部分平滑電圧V
PSC、をそれぞれ示す。
【0128】図9は、本発明の放電ランプ点灯装置の第
3の実施形態における主として一石電圧共振形インバー
タ主回路を示す回路図である。図において、図5と同一
部分については同一符号を付して説明は省略する。本実
施形態は、電流帰還回路CFCが異なる。
【0129】すなわち、電流帰還回路CFCは、位相整
合化回路PMCが複数たとえば2個のダイオードD6
1、D62を直列接続し、この直列回路をカレントトラ
ンスCTの2次巻線w2に並列接続することにより構成
されている。なお、位相整合化回路PMCは、図5に示
す第2の実施形態におけるカレントトランスCTの2次
巻線w2と直列接続したコンデンサコンデンサC6は不
要になる。
【0130】図10は、本発明の放電ランプ点灯装置の
第4の実施形態における主として一石電圧共振形インバ
ータ主回路を示す回路図である。図において、図9と同
一部分については同一符号を付して説明は省略する。本
実施形態もまた電流帰還回路CFCが異なる。
【0131】すなわち、電流帰還回路CFCは、カレン
トトランスCTの1次巻線w1が共振回路RCの中でイ
ンダクタL3と直列に挿入されるとともに、位相整合化
回路PMCが複数個たとえば3個のダイオードD61、
D62、D63を直列接続し、かつ、カレントトランス
CTの2次巻線w2に並列接続することにより構成され
ている。なお、位相整合化回路PMCは、図5に示す第
2の実施形態におけるカレントトランスCTの2次巻線
w2と直列接続したコンデンサC6は不要になる。
【0132】図11および図12は、本発明の放電ラン
プ点灯装置の第5の実施形態を示し、図11は回路図、
図12は起動電流の時間変化を示す減衰特性カーブであ
る。図において、図5と同一部分については同一符号を
付して説明は省略する。本実施形態は、起動回路STが
異なる。
【0133】起動回路STは、低電圧電源e、起動電流
制御手段STCおよび起動抵抗器R9からなる。低電圧
電源eは、集積回路ICの内部で形成される基準電源か
らなり、常時低電圧を出力する。起動電流制御手段ST
Cは、コンデンサを主体とする微分回路からなる。起動
抵抗器Rsは、起動電流を限流する。起動電流制御手段
STCおよび起動抵抗器Rsは、低電圧電源eとバイポ
ーラトランジスタQ1のベースとの間に直列接続してい
る。
【0134】そうして、商用交流電源が投入されて制御
回路CCの集積回路ICが起動すると、低電圧電源eか
ら基準電位が出力され、起動電流制御手段STCおよび
起動抵抗器Rsを経由してバイポーラトランジスタQ1
のベースに起動電流が流れる。起動電流制御手段STC
は、図12に示すように、微分動作をするので、起動電
流が時間とともに減衰する。
【0135】図15は、本発明の放電ランプ点灯装置の
第6の実施形態における要部を示す回路図である。図に
おいて、図11と同一部分については同一符号を付して
説明は省略する。本実施形態は、他の構成の起動回路S
Tを備えている。
【0136】すなわち、起動回路STは、起動電流制御
手段STCがタイマ制御されるスイッチからなる。起動
電流制御手段STCは、一石電圧共振形インバータの起
動時に所定時間オンして起動電流をバイポーラトランジ
スタQ1のベースに流し、所定時間経過後オフする。
【0137】図16は、本発明の照明装置の一実施形態
としてのシーリングライトを示す概念的断面図である。
【0138】図において、11はシャーシ、12は反射
板、13A、13Bは環形蛍光ランプ、14はセード、
15は高周波点灯装置、16は引掛シーリングアダプタ
である。
【0139】シャーシ11は、金属板をプレス成形して
形成され、中央に貫通孔が形成され、周縁に起立縁11
a(図においては、下向きになっている。)が形成され
ている。
【0140】反射板12は、白色合成樹脂を成形して形
成され、シャーシ11の下面に配設されている。
【0141】環形蛍光ランプ13Aは、図1に示すのと
同一仕様すなわち管径16.5mm、環外径373m
m、環内径340mm、定格ランプ電力34W/48W
である。
【0142】環形蛍光ランプ13Bは、管径16.5m
m、環外径225mm、環内径192mm、定格ランプ
電力20W/28Wである。
【0143】環形蛍光ランプ13A、13Bは、図示し
ない単一のランプホルダによって一体的に反射板の所定
の場所に着脱されるとともに、同時に高周波点灯装置1
5に対する所要の接続が行われるように構成されてい
る。
【0144】セード14は、乳白アクリル樹脂などを薄
いドーム状に成形して、シャーシ11、反射板12およ
び環形蛍光ランプ13A、13Bなどを覆い、開口縁1
4aがシャーシ11の起立縁11aの内側に嵌合した状
態で着脱可能に固定されている。
【0145】高周波点灯装置15は、図1および図2に
示す構成であり、環形蛍光ランプ13A、13Bを付勢
して点灯し、シャーシ11と反射板12との間に形成さ
れた空間内に配設されている。なお、高周波点灯装置1
5は、図において2つに分割されているように見える
が、一体化構成のものである。
【0146】引掛シーリングアダプタ16は、交流電源
を天井から受電してシーリングライトに電気エネルギー
を供給するとともに、シーリングライトを天井に取り付
けるために機能する。そして、引掛シーリングキャップ
機構16aと、図示を省略しているが、電気コネクタお
よび引掛爪とを備えている。
【0147】引掛シーリングキャップ機構16aは、天
井に配設された埋込形または露出形の引掛シーリングボ
ディ(図示しない。)に着脱自在に引掛係止することに
より、引掛シーリングボディに電気的および機械的に接
続される。
【0148】電気コネクタは、引掛シーリングキャップ
機構に絶縁電線を介して接続していて、反射板12に配
設されている受電プラグに接続することにより、シーリ
ングライトへの給電路が形成される。
【0149】引掛爪は、引掛シーリングアダプタ16の
側面から進退自在に突出していて、反射板12の中央に
形成された円筒孔12aの側面に開口する係止孔に係止
する。
【0150】そうして、シーリングライトを天井に取り
付けるには、以下の手順による。
【0151】第1ステップ:天井の引掛シーリングボデ
ィに引掛シーリングアダプタ16を引っ掛けて装着す
る。
【0152】第2ステップ:シャーシ11および反射板
12の組立体を持ち上げて、円筒孔12aを引掛シーリ
ングアダプタ16に嵌合してから、天井に向かって押し
付ける。なお、環形蛍光ランプ13A、13Bおよびセ
ード14は取り外しておく。
【0153】すると、引掛シーリングアダプタ16の引
掛爪が円筒孔12aの側面に摺接しながら円筒孔12a
が上昇していき、やがて引掛爪が係止孔に合致すると、
引掛爪が引掛シーリングアダプタ16の内部に配設した
ばねによって押し出されて係止孔に係止する。この状態
でシャーシ11および反射板12の組立体が引掛シーリ
ングアダプタ16および引掛シーリングボディを介して
天井に固定される。
【0154】第3ステップ:電気コネクタを反射板12
の受電プラグに接続する。
【0155】第4ステップ:環形蛍光ランプ13A、1
3Bをランプホルダを反射板12の所定の位置に係止す
ることによって、環形蛍光ランプ13A、13Bの装着
と、電気接続とをワンタッチで行う。
【0156】第5ステップ:最後に、セード14の開口
縁14aをシャーシ11の起立縁11aの内側に嵌合し
てから、セード14を回動することにより、シャーシ1
1に配設した引掛爪に固定すると、セード14が装着さ
れて、シーリングライトの取付が完了する。
【0157】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、帰還制御によ
りオンスイッチングが制御されるバイポーラトランジス
タを用いて構成され、入力端が直流電源に接続し、出力
端から高周波を出力する一石電圧共振形インバータ主回
路の高周波出力により放電ランプを付勢し、電源投入時
に作動を開始して少なくとも予熱モード、始動モードお
よび点灯モードの動作時間を決定するタイマ手段、なら
びに少なくとも予熱モード、始動モードおよび点灯モー
ドに応じて周期が制御された制御信号を発生して一石電
圧共振形インバータ主回路のバイポーラトランジスタの
オフスイッチングを制御する発振器を含む制御回路を具
備していることにより、放電ランプの特性に応じた最適
な時間を動作モードごとに与えるとともに、動作モード
に応じた周期の制御信号を発生してバイポーラトランジ
スタのオフスイッチングを制御するので、制御回路の主
要部を集積回路化してもバイポーラトランジスタのスイ
ッチングを良好に制御する放電ランプ点灯装置を提供す
ることができる。
【0158】請求項2の発明によれば、直流電源と、入
力端が直流電源に接続する帰還制御形の一石電圧共振形
インバータ主回路と、この主回路の高周波出力により付
勢される放電ランプと、前記バイポーラトランジスタの
ベース電流を短絡してターンオフするベース電流遮断手
段と、電源投入により作動を開始して前記バイポーラト
ランジスタに対して起動電流を供給し、少なくとも予熱
モード、始動モードおよび点灯モードの動作時間を決定
するタイマ手段、ならびに各モードに応じて周期が制御
された制御信号を発生し、前記バイポーラトランジスタ
をターンオフさせるタイミングを決定するとともに、ベ
ース電流遮断手段の短絡時間を一定にし、かつ、開放時
間を制御に応じて変化させる発振器を含む制御回路と、
1次巻線が放電ランプの電流経路に挿入され、2次巻線
に誘起する電圧により前記バイポーラトランジスタにベ
ース電流を帰還してバイポーラトランジスタをターンオ
ンさせるカレントトランスと、を具備していることによ
り、バイポーラトランジスタの毎サイクルのターンオン
がカレントトランスの2次巻線から供給されるベース電
流によって行なわれるため、ターンオンが確実で、しか
も、安定して行なわれる放電ランプ点灯装置を提供する
ことができる。
【0159】請求項3の発明によれば、直流電源と、入
力端が直流電源に接続する帰還制御形の一石電圧共振形
インバータ主回路と、この主回路から出力する高周波に
より付勢される放電ランプと、前記バイポーラトランジ
スタのベース電流を遮断してターンオフさせるベース電
流遮断手段と、放電ランプの点灯中の動作周波数を設定
する発振器、発振器の出力に基づいてベース電流遮断手
段を作用させるターンオフ指令手段、および前記バイポ
ーラトランジスタのベース回路に電流を流す低電圧電源
を含む制御回路と、制御回路の低電圧電源と前記バイポ
ーラトランジスタのベース回路との間に介在して起動時
の所定時間にのみ所要値のベース電流を流す起動電流制
御手段と、を具備していることにより、起動性が低下す
ることがないばかりでなく、無負荷状態における発振時
に、起動電流がバイポーラトランジスタの破壊の原因に
なることを回避することが可能な放電ランプ点灯装置を
提供することができる。
【0160】請求項4の発明によれば、直流電源と、帰
還制御によりオンスイッチングが制御されるバイポーラ
トランジスタを用いた一石電圧共振形インバータ主回路
と、この回路の高周波出力により付勢される放電ランプ
と、タイマ手段およびタイマ手段により制御されて制御
信号を発生し一石電圧共振形インバータ主回路のバイポ
ーラトランジスタのオフスイッチングを制御する発振器
を含む制御回路とを具備していることにより、制御回路
のタイマ手段と発振器とで一石電圧共振形インバータ主
回路におけるバイポーラトランジスタのオフスイッチン
グを制御するので、オフスイッチングの制御が確実で、
しかも、回路構成が簡単化される放電ランプ点灯装置を
提供することができる。
【0161】請求項5の発明によれば、直流電源と、帰
還制御によりオンスイッチングが制御されるバイポーラ
トランジスタを用いた一石電圧共振形インバータ主回路
と、この回路の高周波出力により付勢される放電ランプ
と、前記バイポーラトランジスタのベース電流を短絡し
てバイポーラトランジスタをターンオフするベース電流
遮断手段と、電源投入により作動を開始して前記バイポ
ーラトランジスタに対して起動電流を供給し、タイマ手
段により制御されて制御信号を発生し、前記バイポーラ
トランジスタをターンオフさせるタイミングを決定する
とともに、ベース電流遮断手段の短絡時間を一定にし、
かつ、開放時間を制御に応じて変化させる発振器を含む
制御回路と、1次巻線が放電ランプの電流経路に挿入さ
れ、2次巻線に誘起する電圧により前記バイポーラトラ
ンジスタにベース電流を帰還してバイポーラトランジス
タをターンオンさせるカレントトランスと、を具備して
いることにより、ベース電流遮断手段の開放が制御パタ
ーンに応じて所要に変化するので、カレントトランスか
ら帰還されるベース電流のタイミングによってバイポー
ラトランジスタをターンオンさせる放電ランプ点灯装置
を提供することができる。
【0162】請求項6の発明によれば、加えてランプ寿
命末期検出回路と、ランプ装着検出回路とを具備し、制
御回路がランプ寿命末期判定回路およびランプ装着判定
回路を含むことにより、所要時に保護動作を行ない、ま
た電源投入時にランプ装着を判定すると保護動作を解除
することにより、安全化を図った放電ランプ点灯装置を
提供することができる。
【0163】請求項7の発明によれば、加えて制御回路
がその発振器から発生する制御信号のハイレベルの時間
幅を一定とし、ローレベルの時間幅を制御に応じて変化
させることによって制御信号の周期を制御することによ
り、一石電圧共振形インバータ主回路におけるバイポー
ラトランジスタのオフスイッチングのための回路構成が
簡単になる放電ランプ点灯装置を提供することができ
る。
【0164】請求項8の発明によれば、加えて制御回路
がその発振器から発生する制御信号の周期が外付け回路
部品によって決定されるように構成されていることによ
り、集積回路を多様な放電ランプに対して共通に使用す
ることが可能な放電ランプ点灯装置を提供することがで
きる。
【0165】請求項9の発明によれば、請求項1ないし
8の発明の効果を有する照明装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電ランプ点灯装置の第1の実施形態
における主として一石電圧共振形インバータおよび放電
ランプ点灯回路の部分を示す回路図
【図2】同じく主として制御回路の部分を拡大し、回路
ブロックで示す回路図
【図3】本発明の放電ランプ点灯装置の第1の実施形態
における集積回路の主要部を示す回路図
【図4】本発明の放電ランプ点灯装置の第1の実施形態
における各部の電圧、電流波形を示す波形図
【図5】本発明の放電ランプ点灯装置の第2の実施形態
を示す回路図
【図6】同じく集積回路の主要部の内部回路構成を示す
回路図
【図7】同じく主として一石電圧共振形インバータ主回
路におけるバイポーラトランジスタのベースからコレク
タへ流れる逆電流の経路を説明する回路図
【図8】本発明の放電ランプ点灯装置の第2の実施形態
における各部の電圧、電流波形を示す波形図
【図9】本発明の放電ランプ点灯装置の第3の実施形態
における主として一石電圧共振形インバータ主回路を示
す回路図
【図10】本発明の放電ランプ点灯装置の第4の実施形
態における主として一石電圧共振形インバータ主回路を
示す回路図
【図11】本発明の放電ランプ点灯装置の第5の実施形
態を示す回路図
【図12】同じく起動電流の時間変化を示す減衰特性カ
ーブ
【図13】一石電圧共振形インバータにおける各部の電
圧、電流波形を示す波形図
【図14】図13のコレクタ・エミッタ間電圧VCE
よびコレクタ電流Iの拡大波形を示す波形図
【図15】本発明の放電ランプ点灯装置の第6の実施形
態における要部を示す回路図
【図16】本発明の照明装置の一実施形態としてのシー
リングライトを示す概念的断面図
【符号の説明】
AS…低周波交流電源 C6…直流カットコンデンサ CC…制御回路 CCC…充電電流制御回路 CD…電流検出回路 CFC…電流帰還回路 CJ…電流判定回路 CVR…定電圧回路 DC…直流電源 DCC…放電電流制御回路 DL1…放電ランプ DL2…放電ランプ FHC…フィラメント加熱回路 HFI…一石電圧共振形インバータ主回路 IC…集積回路 LED…ランプ寿命末期検出回路 LEJ…ランプ寿命判定回路 LMD…ランプ装着検出回路 LMJ…ランプ装着判定回路 OSC…発振器 PSC…部分平滑回路 RC…電圧共振回路 TC…タイマ回路 tc…時定数回路 VD…ランプ電圧検出回路 VD…電源電圧検出回路 VJ…ランプ不点検出回路 VJ…電源電圧判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA02 AA04 AB03 AC02 AC11 BC05 CB02 DA02 DB02 DB03 DB09 DC07 DC08 DD03 DD04 DE02 DE04 DE06 EA01 EA02 EB01 EB05 EB07 GA01 GB04 HA05 HA06 HB03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と;帰還制御によりオンスイッチ
    ングが制御されるバイポーラトランジスタを用いて構成
    され、入力端が直流電源に接続し、出力端から高周波を
    出力する一石電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧
    共振形インバータ主回路の高周波出力により付勢される
    放電ランプと;電源投入時に作動を開始して少なくとも
    予熱モード、始動モードおよび点灯モードの動作時間を
    決定するタイマ手段、ならびに少なくとも予熱モード、
    始動モードおよび点灯モードに応じて周期が制御された
    制御信号を発生して一石電圧共振形インバータ主回路の
    バイポーラトランジスタのオフスイッチングを制御する
    発振器を含む制御回路と;を具備していることを特徴と
    する放電ランプ点灯装置。
  2. 【請求項2】直流電源と;帰還制御によりオンスイッチ
    ングが制御されるバイポーラトランジスタを用いて構成
    され、入力端が直流電源に接続し、出力端から高周波を
    出力する一石電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧
    共振形インバータ主回路の高周波出力により付勢される
    放電ランプと;前記バイポーラトランジスタのベース電
    流を短絡してバイポーラトランジスタをターンオフする
    ベース電流遮断手段と;電源投入により作動を開始して
    前記バイポーラトランジスタに対して起動電流を供給
    し、少なくとも予熱モード、始動モードおよび点灯モー
    ドの動作時間を決定するタイマ手段、ならびに少なくと
    も予熱モード、始動モードおよび点灯モードに応じて周
    期が制御された制御信号を発生し、前記バイポーラトラ
    ンジスタをターンオフさせるタイミングを決定するとと
    もに、ベース電流遮断手段の短絡時間を一定にし、か
    つ、開放時間を制御に応じて変化させる発振器を含む制
    御回路と;1次巻線が放電ランプの電流経路に挿入さ
    れ、2次巻線に誘起する電圧により前記バイポーラトラ
    ンジスタにベース電流を帰還してバイポーラトランジス
    タをターンオンさせるカレントトランスと;を具備して
    いることを特徴とする放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】直流電源と;帰還制御によりオンスイッチ
    ングが制御されるバイポーラトランジスタを用いて構成
    され、入力端が直流電源に接続し、出力端から高周波を
    出力する一石電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧
    共振形インバータ主回路から出力する高周波により付勢
    される放電ランプと;前記バイポーラトランジスタのベ
    ース電流を遮断してバイポーラトランジスタをターンオ
    フさせるベース電流遮断手段と;放電ランプの点灯中の
    動作周波数を設定する発振器、発振器の出力に基づいて
    ベース電流遮断手段を作用させるターンオフ指令手段、
    および前記バイポーラトランジスタのベース回路に電流
    を流す低電圧電源を含む制御回路と;制御回路の低電圧
    電源と前記バイポーラトランジスタのベース回路との間
    に介在して起動時の所定時間にのみ所要値のベース電流
    を流す起動電流制御手段と;を具備していることを特徴
    とする放電ランプ点灯装置。
  4. 【請求項4】直流電源と;帰還制御によりオンスイッチ
    ングが制御されるバイポーラトランジスタを用いて構成
    され、入力端が直流電源に接続し、出力端から高周波を
    出力する一石電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧
    共振形インバータ主回路の高周波出力により付勢される
    放電ランプと;タイマ手段およびタイマ手段により制御
    されて制御信号を発生し一石電圧共振形インバータ主回
    路のバイポーラトランジスタのオフスイッチングを制御
    する発振器を含む制御回路と;を具備していることを特
    徴とする放電ランプ点灯装置。
  5. 【請求項5】直流電源と;帰還制御によりオンスイッチ
    ングが制御されるバイポーラトランジスタを用いて構成
    され、入力端が直流電源に接続し、出力端から高周波を
    出力する一石電圧共振形インバータ主回路と;一石電圧
    共振形インバータ主回路の高周波出力により付勢される
    放電ランプと;前記バイポーラトランジスタのベース電
    流を短絡してバイポーラトランジスタをターンオフする
    ベース電流遮断手段と;電源投入により作動を開始して
    前記バイポーラトランジスタに対して起動電流を供給
    し、タイマ手段により制御されて制御信号を発生し、前
    記バイポーラトランジスタをターンオフさせるタイミン
    グを決定するとともに、ベース電流遮断手段の短絡時間
    を一定にし、かつ、開放時間を制御に応じて変化させる
    発振器を含む制御回路と;1次巻線が放電ランプの電流
    経路に挿入され、2次巻線に誘起する電圧により前記バ
    イポーラトランジスタにベース電流を帰還してバイポー
    ラトランジスタをターンオンさせるカレントトランス
    と;を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯装
    置。
  6. 【請求項6】放電ランプの寿命末期を検出するランプ寿
    命末期検出回路と;放電ランプの装着を検出するランプ
    装着検出回路と;を具備し、制御回路は、ランプ寿命末
    期検出回路の出力に応じてランプ寿命末期を判定するラ
    ンプ寿命末期判定回路およびランプ装着検出回路の出力
    に応じてランプ装着を判定するランプ装着判定回路を含
    むとともに、ランプ寿命末期判定の際に保護動作を行な
    い、ランプ装着判定の際に保護動作を解除するように構
    成されている;ことを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれか一記載の放電ランプ点灯装置。
  7. 【請求項7】制御回路は、その発振器から発生する制御
    信号のハイレベルの時間幅を一定とし、ローレベルの時
    間幅を制御に応じて変化させることによって制御信号の
    周期を制御することを特徴とする請求項1ないし6のい
    ずれか一記載の放電ランプ点灯装置。
  8. 【請求項8】制御回路は、その発振器から発生する制御
    信号の周期が外付け回路部品によって決定されるように
    構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のい
    ずれか一記載の放電ランプ点灯装置。
  9. 【請求項9】照明装置本体と;照明装置本体に支持され
    た請求項1ないし8のいずれか一記載の放電ランプ点灯
    装置と;を具備していることを特徴とする照明装置。
JP2002024813A 2001-03-28 2002-01-31 放電ランプ点灯装置および照明装置 Pending JP2002359093A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002024813A JP2002359093A (ja) 2001-03-28 2002-01-31 放電ランプ点灯装置および照明装置
US10/107,296 US6548964B2 (en) 2001-03-28 2002-03-28 Discharge lamp lighting apparatus and luminaire using the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-92737 2001-03-28
JP2001092737 2001-03-28
JP2002024813A JP2002359093A (ja) 2001-03-28 2002-01-31 放電ランプ点灯装置および照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002359093A true JP2002359093A (ja) 2002-12-13

Family

ID=26612366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002024813A Pending JP2002359093A (ja) 2001-03-28 2002-01-31 放電ランプ点灯装置および照明装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6548964B2 (ja)
JP (1) JP2002359093A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009135014A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Mitsubishi Electric Corp 放電灯点灯装置及びこの放電灯点灯装置を備える照明器具

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4144417B2 (ja) * 2003-04-22 2008-09-03 松下電工株式会社 放電灯点灯装置及び照明器具
EP1652412A1 (en) * 2003-07-25 2006-05-03 Koninklijke Philips Electronics N.V. Filament cutout circuit
JP3919016B2 (ja) * 2004-11-15 2007-05-23 Tdk株式会社 放電灯駆動装置及び液晶表示装置
JP4908760B2 (ja) * 2005-01-12 2012-04-04 昌和 牛嶋 電流共振型インバータ回路
DE102005013898A1 (de) * 2005-03-24 2006-09-28 Patent-Treuhand-Gesellschaft für elektrische Glühlampen mbH Schaltungsanordnung zum Betrieb mindestens einer ersten und einer zweiten darin einsetzbaren Lampe
JP4446290B2 (ja) * 2006-03-02 2010-04-07 日立工機株式会社 電動工具及び卓上切断機
DE102007057581A1 (de) * 2007-11-28 2009-06-04 Fachhochschule Aachen Hochfrequenzlampe und Verfahren zu deren Betrieb
KR101501522B1 (ko) * 2008-10-09 2015-03-19 삼성디스플레이 주식회사 백라이트 유닛, 이의 구동방법 및 이를 갖는 액정표시장치
US8198825B2 (en) * 2010-05-26 2012-06-12 Darfon Lighting Corp. Illuminating module capable of compensating current

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4559478A (en) * 1983-06-28 1985-12-17 U-Lite, Inc. Fluorescent lamp circuit
US6472827B1 (en) * 1984-10-05 2002-10-29 Ole K. Nilssen Parallel-resonant inverter-type fluorescent lamp ballast
US5453665A (en) * 1994-07-20 1995-09-26 Motorola, Inc. Single transistor electronic ballast
US5798616A (en) * 1995-04-06 1998-08-25 Minebea Co., Ltd. Fluorescent lamp circuit employing both a step-up chopper and an inverter
US5872430A (en) * 1996-08-14 1999-02-16 Motorola Inc. Single switch electronic ballast with low in-rush current
JPH11233285A (ja) * 1998-02-18 1999-08-27 Aibis:Kk 調光制御装置
US6144173A (en) * 1999-11-10 2000-11-07 General Electric Company Single switch electronic ballast

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009135014A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Mitsubishi Electric Corp 放電灯点灯装置及びこの放電灯点灯装置を備える照明器具

Also Published As

Publication number Publication date
US20020140376A1 (en) 2002-10-03
US6548964B2 (en) 2003-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3918151B2 (ja) 放電灯点灯回路
JP2004501600A (ja) 最小限の内部および外部構成要素を有する安定制御ic
WO2007069481A1 (ja) 放電灯点灯装置
US6657401B2 (en) Ballast for discharge lamp
CN1471350A (zh) 放电灯点灯装置及照明器具
CN1378412A (zh) 高辉度放电灯点亮装置和照明装置
KR101548520B1 (ko) 프로그램 개시 안정기
JP2008282812A (ja) フィラメント加熱および点灯の制御が行われる安定器
EP0502512B1 (en) Starting and operating circuit for arc discharge lamp
JP2002359093A (ja) 放電ランプ点灯装置および照明装置
US8487551B1 (en) Ultra-high efficiency ballast with end of lamp life protection
KR20060051258A (ko) 예열가능 전극들을 갖는 방전 램프를 위한 펌프 회로를갖는 전자 안정기
US6936970B2 (en) Method and apparatus for a unidirectional switching, current limited cutoff circuit for an electronic ballast
US20080088251A1 (en) Electronic Ballast with Improved Inverter Startup Circuit
JP2003249391A (ja) 放電灯点灯装置
JP4155249B2 (ja) 無電極放電灯点灯装置および照明装置
US20130049629A1 (en) Electronic ballast
KR20020077062A (ko) 방전램프 점등장치 및 조명장치
JP2003297596A (ja) 放電ランプ点灯装置および照明装置
JP4283348B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2003323993A (ja) 放電ランプ点灯装置および照明器具
JP3404725B2 (ja) 放電灯点灯装置及び照明装置
KR100458896B1 (ko) 과부하 보호회로를 갖는 전자식 형광등용 안정기
JP4210913B2 (ja) 電源装置、放電灯点灯装置および照明装置
RU7270U1 (ru) Осветительное устройство