JP2003249332A - ホットプレート及び導体ペースト - Google Patents

ホットプレート及び導体ペースト

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JP2003249332A
JP2003249332A JP2003032948A JP2003032948A JP2003249332A JP 2003249332 A JP2003249332 A JP 2003249332A JP 2003032948 A JP2003032948 A JP 2003032948A JP 2003032948 A JP2003032948 A JP 2003032948A JP 2003249332 A JP2003249332 A JP 2003249332A
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noble metal
metal particles
particles
scale
hot plate
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JP2003032948A
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Enrei Shu
延伶 周
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離しにくい導体パターンを有するホットプ
レートを提供すること。 【解決手段】 このホットプレート3は、セラミック基
板9に導体パターン10,10aを備えたものである。
導体パターン10,10aは、略鱗片状の貴金属粒子か
らなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミック基板を
使用したホットプレート及び導体ペーストに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体製造プロセスにおいて、例えば感
光性樹脂塗布工程を経たシリコンウェハを加熱乾燥させ
る場合、セラミック基板を利用したホットプレートが近
年よく用いられるようになってきている。
【0003】セラミック基板の片側面には導体層が所定
パターン状に形成され、その導体パターンの一部には端
子接続用パッドが形成される。従来例としては、例えば
特許文献1に開示されたもの等があり、このような導体
パターンは、導電性の貴金属ペーストを基板上に印刷塗
布した後、加熱して焼き付けることで形成される。導体
ペースト中には、通常、1種類の貴金属粒子(例えば平
均粒径5μm程度かつ略球状の銀粒子)が含まれてい
る。パッドには端子ピンがはんだ付けされ、その端子ピ
ンには配線を介して電源が接続される。
【0004】そして、ホットプレートの上面側に被加熱
物であるシリコンウェハを載置し、この状態で通電を行
なうことにより、シリコンウェハが100℃〜800℃
に加熱されるようになっている。
【0005】
【特許文献1】特開平4−300249号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
貴金属ペーストを基板に印刷して焼き付けを行なった場
合、導体パターン中にボイドができやすく、剥離が生じ
やすかった。そのため、剥離しにくい導体パターンに対
する要請も強かった。
【0007】また、導体パターンの発熱量を増やすた
め、比抵抗値を大きくする必要があった。本発明は上記
の課題に鑑みてなされたものであり、その第1の目的
は、剥離しにくい導体パターンを有するホットプレート
を提供することにある。本発明の第2の目的は、比抵抗
が大きくて剥離しにくい導体パターンを有するホットプ
レートを提供することにある。また、本発明の第3の目
的は、上記の優れたホットプレートの製造に好適な導体
ペーストを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、セラミック基板に導
体パターンを備えてなるホットプレートにおいて、前記
導体パターンは、略鱗片状の貴金属粒子からなることを
特徴とするホットプレートをその要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記略鱗片状の貴金属粒子の平均粒径は6μm以下
であるとした。請求項3に記載の発明は、請求項1また
は2において、前記略鱗片状の貴金属粒子は、金粒子、
銀粒子、白金粒子及びパラジウム粒子のうちから選ばれ
る少なくとも1種であるとした。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項において、前記略鱗片状の貴金属粒子に
おける長径と短径とのアスペクト比は1.5以上である
とした。
【0011】請求項5に記載の発明では、セラミック基
板に導体パターンを備えてなるホットプレートにおい
て、前記導体パターンは、略粒状の貴金属粒子及び略鱗
片状の貴金属粒子からなることを特徴とするホットプレ
ートをその要旨とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5におい
て、前記略粒状の貴金属粒子の平均粒径は3μm以下で
あり、前記略鱗片状の貴金属粒子は平均粒径が6μm以
下であるとした。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6において、前記略鱗片状の貴金属粒子は、平均粒径の
異なる2種以上のものからなるとした。請求項8に記載
の発明は、請求項5乃至7のいずれか1項において、前
記導体パターン中において、前記略鱗片状の貴金属粒子
は、前記略粒状の貴金属粒子の5倍〜25倍含まれると
した。
【0014】請求項9に記載の発明では、略鱗片状の貴
金属粒子、酸化物及び有機ビヒクルからなる導電ペース
トをその要旨とする。請求項10に記載の発明では、略
粒状の貴金属粒子、略鱗片状の貴金属粒子、酸化物及び
有機ビヒクルからなる導電ペーストをその要旨とする。
【0015】請求項11に記載の発明は、請求項9また
は10において、前記略鱗片状の貴金属粒子は、金粒
子、銀粒子、白金粒子及びパラジウム粒子のうちから選
ばれる少なくとも1種であるとした。
【0016】請求項12に記載の発明は、請求項9乃至
11のいずれか1項において、前記略鱗片状の貴金属粒
子は、平均粒径の異なる2種以上のものからなるとし
た。請求項13に記載の発明は、請求項10乃至12の
いずれか1項において、前記略鱗片状の貴金属粒子は、
前記略粒状の貴金属粒子の5倍〜25倍含まれるとし
た。
【0017】請求項14に記載の発明は、請求項10乃
至13のいずれか1項において、前記略粒状の貴金属粒
子の平均粒径は3μm以下であり、前記略鱗片状の貴金
属粒子は平均粒径が6μm以下であるとした。
【0018】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1,9に記載の発明によると、略球状の貴金
属粒子のみからなる従来の導体パターンに比べ、粒子同
士が面接触になりやすく焼き付け後に貴金属粒子が密に
詰まった状態になりやすい。それに対して球状の貴金属
粒子の場合には点接触になるため、導体パターンにボイ
ドが生じやすくなる。このように本発明においては、導
体パターンにおけるボイド率が確実に減少し、各粒子間
の接合面積が大きくなる。この結果、導体パターンに十
分な引っ張り強度が確保され、剥離しにくい導体パター
ンを得ることができる。
【0019】請求項2に記載の発明によると、略鱗片状
の貴金属粒子の平均粒径を6μm以下という好適範囲に
設定することにより、ボイド率の低減及び引っ張り強度
の向上をより確実に達成することができる。特に6μm
を越えると導体層(抵抗体)の厚さのばらつきが大きく
なり(面粗度Raが大きくなり)、抵抗値にばらつきが
発生しやすくなる。
【0020】請求項3,11に記載の発明によると、こ
れらの金属粒子は高温に晒されても比較的酸化しにく
く、しかも充分大きな抵抗値を示すため、発熱のための
抵抗体として好適な導体パターンを容易に得ることがで
きる。
【0021】請求項4に記載の発明によると、長径と厚
さとのアスペクト比(長さ/厚さ)が1.5以上である
と、粒子同士が面接触になりやすく、逆に、アスペクト
比が1.5未満であると、粒子同士が点接触となり、ボ
イド率の低減及び引っ張り強度の向上を十分に達成でき
なくなるおそれがある。
【0022】請求項5,10に記載の発明によると、略
球状の貴金属粒子のみからなる従来の導体パターンに比
べ、焼き付け後に貴金属粒子が密に詰まった状態になり
やすい。ゆえに、導体パターンにおけるボイド率が減少
する。一方、略粒状の貴金属粒子を使用しているため、
粒子同士が完全に面接触にならず、一定の抵抗値が得ら
れる。このため、剥離しにくく、抵抗値の高い抵抗体を
得ることができる。また、緻密になりやすいため抵抗値
のばらつきもなく、加熱面の温度均一性も高い。
【0023】粒状粒子の形状としては、球状、微結晶
状、破砕粒子状などがある。これらの中では、特に球状
が最適である。粒子径を制御しやすく、抵抗値の再現性
に優れるからである。
【0024】請求項6,14に記載の発明によると、略
粒状の貴金属粒子の平均粒径及び略鱗片状の貴金属粒子
の平均粒径を好適範囲に設定しておくことにより、ボイ
ド率の低減及び引っ張り強度の向上、抵抗値の向上をよ
り確実に達成することができる。
【0025】請求項7,12に記載の発明によると、略
鱗片状の貴金属粒子を平均粒径の異なる2種以上のもの
からなるとすれば、導体パターンにおけるボイド率をい
っそう減少させることができる。従って、剥離しにくい
導体パターンを確実に得ることができる。
【0026】請求項8,13に記載の発明によると、略
鱗片状の貴金属粒子の含有比を上記の好適範囲内に設定
することにより、導体パターンにおけるボイド率をより
いっそう減少させることができる。従って、剥離しにく
い導体パターンをより確実に得ることができる。略鱗片
状の貴金属粒子の略粒状の貴金属粒子に対する含有比が
5倍未満であると、略粒状の貴金属粒子が相対的に多く
なる結果、ボイド率を充分に低減しにくくなる。また、
前記含有比が25倍を超えると、逆に略鱗片状の貴金属
粒子が相対的に多くなる結果、抵抗値が小さくなりすぎ
るおそれがある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態のホットプレートユニット1を図1〜図5に基づき
詳細に説明する。
【0028】図1に示されるホットプレートユニット1
は、ケーシング2及びホットプレート3を主要な構成要
素として備えている。ケーシング2は有底状の金属製部
材であって、断面円形状の開口部4をその上部側に備え
ている。なお、ケーシング2は有底状のものに限定され
ず、底無し状のものであってもよい。当該開口部4には
環状のシールリング14を介してホットプレート3が取
り付けられる。ケーシング2の底部2aの外周部には電
流供給用のリード線6を挿通するためのリード線引出用
孔7が形成され、各リード線6はそこからケーシング2
の外部に引き出されている。
【0029】セラミック基板9からなる本実施形態のホ
ットプレート3は、感光性樹脂が塗布されたシリコンウ
ェハW1を50℃〜300℃にて乾燥させるための低温
用ホットプレート3である。なお、このホットプレート
ユニット1は、300℃〜800℃の使用温度領域を有
する。
【0030】前記セラミック基板9としては、耐熱性に
優れかつ熱伝導率が高いという性質を有する窒化物セラ
ミック基板を選択することがよく、具体的には窒化アル
ミニウム基板、窒化珪素基板、窒化ホウ素基板、窒化チ
タン基板等を選択することがよい。これらの中でも、特
に窒化アルミニウム基板を選択することが望ましく、次
いで窒化珪素基板を選択することが望ましい。その理由
は、これらのものは熱伝導率が高い部類に属するからで
ある。また、窒化物セラミック以外に、酸化物セラミッ
クや炭化物セラミックを基板材料として使用することが
できる。特に炭化物セラミックは、熱伝導率が高く有利
である。炭化物セラミックとしては、炭化珪素、炭化硼
素、炭化チタンなどを使用することができる。
【0031】本実施形態のセラミック基板9は、円盤状
をした厚さ約1mm〜25mm程度の板状物であって、
ケーシング2の外形寸法より若干小径となるように設計
されている。
【0032】図1,図2に示されるように、窒化アルミ
ニウム等からなるセラミック基板9の下面側には、導体
パターンとしての配線抵抗10が同心円状ないし渦巻き
状に形成されている。配線抵抗10の端部にはパッド1
0aが形成されている。なお、配線抵抗10及びパッド
10aは、セラミック基板9の表面に導電性の貴金属ペ
ースト(導体ペーストと同義、抵抗体を形成する抵抗体
ペーストとなる。以下実施の形態では貴金属ペーストと
表記する)P1 を印刷した後、それを加熱して焼き付け
たものである。なお、本実施形態のホットプレート3で
は、導体パターン形成層の反対側、即ち上面側をシリコ
ンウェハW1の加熱面としている。このような構成の利
点は、ホットプレート3に温度ムラが生じにくくなり、
シリコンウェハW1を均一に加熱できるようになること
である。
【0033】貴金属ペーストP1に由来する本実施形態
の配線抵抗10及びパッド10aは、1種の貴金属粒子
G2のみ(具体的には鱗片状の貴金属粒子G2のみ)を
主成分として含み、さらにガラスフリット等の副成分を
含んでいる。図3には、鱗片状の貴金属粒子G2の様子
が概念的に示されている。ガラスフリットの量は、貴金
属粒子G2の量に比べて極めて少ない。よって、図示及
び説明の便宜上、同図にてガラスフリットはあえて省略
されている。
【0034】この場合、鱗片状の貴金属粒子G2は平均
粒径が6μm以下であることがよく、特には3μm〜5
μm程度であることがよい。平均粒径を上記好適範囲に
設定することにより、ボイド率の低減及び引っ張り強度
の向上をより確実に達成することができるからである。
【0035】鱗片状の貴金属粒子G2は、金粒子(Au
粒子)、銀粒子(Ag粒子)、白金粒子(Pt粒子)及
びパラジウム粒子(Pd粒子)のうちから選ばれる少な
くとも1種であることが好ましい。これらの貴金属は高
温に晒されても比較的酸化しにくく、通電により発熱さ
せるにあたって充分大きな抵抗値を示すからである。勿
論、これらの貴金属は、単独で用いられてもよいほか、
2種、3種または4種を下記のごとく組み合わせて用い
てもよい。即ち、Ag−Au,Ag−Pt,Ag−P
d,Au−Pt,Au−Pd,Pt−Pd,Ag−Au
−Pt,Ag−Au−Pd,Au−Pt−Pd,Ag−
Au−Pt−Pd、の組み合わせにして用いてもよい。
【0036】本実施形態において、鱗片状の貴金属粒子
G2とは、少なくとも貴金属粒子G1のような球状を呈
していない板状または棒状の粒子であって、長径と短径
との比、言い換えれば長径と厚さとのアスペクト比が
1.5以上のものが望ましい。ちなみに、本実施形態に
おいて球状の貴金属粒子G1とは、アスペクト比が1.
0〜1.5(ただし1.5は含まない)程度のものが望
ましい。粒状粒子としては、例えば球状、微結晶状、樹
枝状等がある。なお、アスペクト比については、上記範
囲内の値に限定されるものではない。本発明の効果を損
なわない範囲であれば、鱗片状粒子や粒状粒子等を選択
することも許容されうる。
【0037】鱗片状の貴金属粒子G2のアスペクト比が
1.5以上であると、アスペクト比が1.0に近い球状
のものと形状的に差がつきやすくなる。この結果、粒子
形状による効果が期待できるようになり、ボイド率の低
減及び引っ張り強度の向上を十分に達成できるからであ
る。
【0038】また、本実施形態の配線抵抗10及びパッ
ド10aは、形状の異なる複数種の貴金属粒子G1,G
2を主成分として含み、さらにガラスフリット等の副成
分を含んでいるものであってもよい。より具体的にいう
と、配線抵抗10等は、前記鱗片状の貴金属粒子G2の
みならず粒状の貴金属粒子G1(つまり2種の貴金属粒
子G1,G2)を含んで構成されている。図4には、こ
れら貴金属粒子G1,G2の様子が概念的に示されてい
る。ガラスフリットの量は、貴金属粒子G1,G2の量
に比べて極めて少ない。よって、図示及び説明の便宜
上、同図にてガラスフリットはあえて省略されている。
【0039】この場合、粒状の貴金属粒子G1は平均粒
径が3μm以下であることがよく、特には0.5μm〜
2μm程度であることがよい。鱗片状の貴金属粒子G2
は平均粒径が6μm以下であることがよく、特には3μ
m〜5μm程度であることがよい。また、鱗片状の貴金
属粒子G2は、平均粒径の異なる2種以上のものからな
るもの1あってもよい。
【0040】配線抵抗10及びパッド10a中におい
て、鱗片状の貴金属粒子G2は粒状の貴金属粒子G1よ
りも多く含まれている。より具体的にいうと、鱗片状の
貴金属粒子G2は、粒状の貴金属粒子G1の5倍〜25
倍含まれることがよく、特には6倍〜20倍含まれてい
ることがよい。
【0041】鱗片状の貴金属粒子G2の略粒状の貴金属
粒子G1に対する含有比が小さすぎると、粒状の貴金属
粒子G1が相対的に多くなる結果、条件設定によっては
ボイド率を充分に低減できなくなる場合がありうるから
である。また、前記含有比が大きすぎると、逆に鱗片状
の貴金属粒子G2が相対的に多くなる結果、ペースト印
刷性が低下するおそれがある。よって、印刷厚さにばら
つきが生じやすくなり、配線抵抗10及びパッド10a
を精度よく均一厚さに形成することが困難になる。ま
た、条件設定によってはボイド率を充分に低減できなく
なる場合もありうる。
【0042】ここで、粒状の貴金属粒子G1も、鱗片状
の貴金属粒子G2と同じ理由により、金粒子、銀粒子、
白金粒子及びパラジウム粒子のうちから選ばれる少なく
とも1種であることが望ましい。勿論、これらの貴金属
は、単独で用いられてもよいほか、2種、3種または4
種を下記のごとく組み合わせて用いてもよい。即ち、A
g−Au,Ag−Pt,Ag−Pd,Au−Pt,Au
−Pd,Pt−Pd,Ag−Au−Pt,Ag−Au−
Pd,Au−Pt−Pd,Ag−Au−Pt−Pd、の
組み合わせにして用いてもよい。
【0043】なお、粒状の貴金属粒子G1及び鱗片状の
貴金属粒子G2の金属種を、同種のもの同士の組み合わ
せにしてもよいほか、異種のもの同士の組み合わせにし
てもよい。
【0044】図1,図2に示されるように、前記各パッ
ド10aには、導電性材料からなる端子ピン12の基端
部がはんだ付けされている。その結果、各端子ピン12
と配線抵抗10との電気的な導通が図られている。各端
子ピン12の先端部には、リード線6の先端部にあるソ
ケット6aが嵌着されている。従って、リード線6及び
端子ピン12を介して配線抵抗10に電流を供給する
と、配線抵抗10の温度が上昇し、ホットプレート3全
体が加熱される。
【0045】次に、このホットプレート3を製造する手
順の一例を簡単に説明する。窒化アルミニウム等に代表
されるセラミックの粉体に、必要に応じてイットリアな
どの焼結助剤やバインダー等を添加してなる混合物を作
製し、これを3本ロール等により均一に混練する。この
混練物を材料として、厚さ数mm程度の板状生成形体を
プレス成形により作製する。
【0046】作製された生成形体に対してパンチングま
たはドリリングによる穴あけを行い、図示しないピン挿
通孔を形成する。次いで、穴あけ工程を経た生成形体を
乾燥、仮焼成及び本焼成して完全に焼結させることによ
り、セラミック焼結体製の基板9を作製する。焼成工程
はホットプレス装置によって行われることがよく、その
温度は1500℃〜2000℃程度に設定されることが
よい。この後、焼成されたセラミック基板9を所定径
(本実施形態では230mmφ)にかつ円形状に切り出
し、これをバフ研磨装置等を用いて表面研削加工する。
【0047】上記工程を経た後、あらかじめ調製してお
いた貴金属ペーストP1を、セラミック基板9の下面側
にスクリーン印刷等により均一に塗布する。ここで使用
される貴金属ペーストP1は、上記1種の貴金属粒子G
2(または上記2種の貴金属粒子G1及びG2)のほか
に、ガラスフリット、有機ビヒクルとしての樹脂バイン
ダ、溶剤を含んでいる。
【0048】ガラスフリットの量は、貴金属粒子G2
(またはG1及びG2)の量の1/5以下であることが
好ましく、特には1/10〜1/100程度であること
がいっそう好ましい。その理由は、貴金属ペーストP1
における導電成分が多くなるほど、比抵抗の低減を達成
するうえで好都合となるからである。
【0049】具体的にいうと、貴金属ペーストP1中に
おいて貴金属粒子G2(またはG1及びG2)は合計で
60重量%〜80重量%ほど含まれ、ガラスフリットは
1重量%〜10重量%ほど含まれている。
【0050】ガラスフリットとしては、ほう珪酸亜鉛
(SiO:B:ZnO)をベースとし、それ
に対し少量の金属酸化物を添加したものが用いられてい
る。金属酸化物の具体例としては、酸化アルミニウム
(Al)、酸化イットリウム(Y)、酸化
鉛(PbO)、酸化カドミウム(CdO)、酸化クロム
(Cr)、酸化銅(CuO)、酸化ビスマス(B
)から選択される1種または2種以上のもので
ある。
【0051】その他、貴金属ペーストP1中には、有機
ビヒクルとしての樹脂バインダが3重量%〜15重量%
ほど含まれ、溶剤が10重量%〜30重量%ほど含まれ
ている。樹脂バインダの例としては、例えばエチルセル
ロース等のセルロース類などがある。溶剤は印刷性や分
散性の向上を目的として添加される成分であって、その
具体例としてはアセテート類、ブチルセロソルブ等のセ
ロソルブ類、ブチルカルビトール等のカルビトール類な
どが挙げられる。
【0052】セラミック基板9上に塗布された貴金属ペ
ーストP1を約750℃の温度で所定時間加熱すると、
貴金属ペーストP1中の溶剤が揮発し、配線抵抗10及
びパッド10aが焼き付けられる。溶融したガラスフリ
ットはセラミック基板9に近づく方向に移動する傾向が
あり、逆に貴金属粒子G2(またはG1及びG2)はセ
ラミック基板9から離れる方向に移動する傾向がある。
【0053】その後、パッド10aにはんだS1を介し
て端子ピン12を接合して、ホットプレート3を完成さ
せ、さらにこれをケーシング2の開口部4に取り付けれ
ば、図1に示す所望のホットプレートユニット1が完成
する。
【0054】以下、いくつかの実施例及び比較例を紹介
する。
【0055】
【実施例及び比較例】[サンプルの作製(貴金属粒子の
金属種が同じ場合)]実施例1〜6、比較例1〜3で
は、窒化アルミニウム粉末(平均粒径1.1μm )10
0重量部に、Y(平均粒径0.4μm)4重量
部、有機ビヒクルとしてのアクリル系樹脂バインダ(三
井化学社製、商品名:SA−545,酸価1.0)8重
量部を添加して混合した。このようにして得た混合物を
均一に混練してなる混練物をプレス成形用型に入れてプ
レスすることにより、板状生成形体を作製した。
【0056】次いで、穴あけ加工及び乾燥を行った後、
成形体を窒素雰囲気中で350℃、4時間の脱脂を行
い、バインダを熱分解させた。さらに、脱脂された成形
体を1600℃、3時間の条件でホットプレス焼成し、
セラミック基板9として窒化アルミニウム基板を得た。
なお、ホットプレスの圧力は150kg/cmに設定
した。
【0057】この後、基板切り出し及び表面研削加工を
行った後、ペースト塗布工程を行った。同工程では、下
記のごとき組成の貴金属ペーストP1を用い、かつ塗布
時の厚さを25μm程度に設定し、上記の手順に準拠し
て9種のサンプルを作製した。
【0058】・貴金属粒子: 銀粒子が合計で70重量
%、 ・ガラスフリット: 5重量%(但しベースであるほう
珪酸亜鉛を80重量%含むもの)、 ・樹脂バインダとしてのエチルセルロース: 5重量
%、 ・溶剤としてのブチルカルビトール: 15重量%。
【0059】銀粒子G1,G2としては、表1に示す4
種のものを適宜組み合わせて用いるようにした。そし
て、サンプル1〜6を実施例1〜6として位置づけ、サ
ンプル7,8,9を比較例1、試験例1,2として位置
付けた。以下、球状の銀粒子として、昭栄化学工業株式
会社製「Ag−126」を使用した、鱗片状の銀粒子と
して、昭栄化学工業株式会社製「Ag−520、Ag−
530、Ag−540」(それぞれB,C,D粒子)を
使用した。「A粒子」は平均粒径が1.00μmかつ球
状の銀粒子G1である(図5(a) 参照)。
【0060】A粒子以外の3種は全て鱗片状の銀粒子G
2である(図5(b) 〜(d ) 参照)。「B粒子」「C粒
子」「D粒子」の平均粒径は、順に3.94μm、4.
78μm、7.73μmである。これらの粒子のアスペク
ト比(長径/厚さ)は、順に約7.8、9.5、15で
あった。
【0061】具体的にいうと、実施例1,2,4,5で
は、球状の銀粒子G1及び鱗片状の銀粒子G2の2種を
用いるとともに、鱗片状の銀粒子G2については粒径の
異なるもの2つ(即ちB粒子及びC粒子)を組み合わせ
て用いている。
【0062】実施例3では、球状の銀粒子G1及び鱗片
状の銀粒子G2の2種を用いるとともに、鱗片状の銀粒
子G2については1つのみ(即ちC粒子のみ)用いてい
る。実施例6では、鱗片状の銀粒子G2のみを用いると
ともに、当該鱗片状の銀粒子G2については粒径の異な
るもの2つ(即ちB粒子及びC粒子)を組み合わせて用
いている。つまり、これについては球状の銀粒子G1を
全く用いていない。
【0063】比較例1では、従来と同様に、球状の銀粒
子G1を1種のみ含む貴金属ペーストP1を用いて配線
抵抗10等の形成を行なっている。試験例1,2では、
2種の銀粒子G1,G2を含む貴金属ペーストP1を用
いて配線抵抗10等の形成を行なっているものの、鱗片
状の銀粒子G2として平均粒径の大きなD粒子を用いて
いる。表1には、配線抵抗10中における4つの粒子の
体積率(wt%)が示されている。 [比較試験及びその結果]得られた9種のサンプルの各
々について、焼き付け工程後における配線抵抗10を任
意の位置にて基板厚さ方向に沿って切断し、その切断面
を光学顕微鏡を用いて1000倍で写真撮影をした。こ
のようにして撮影された拡大写真に基づき、ボイド部分
の面積/ペースト断面積の値を計測し、この値を焼成後
ボイド率(%)とした。その結果を表1に示す。なお、
焼成後ボイド率(%)が高いということは、銀粒子G
1,G2が密に詰まっていて、各銀粒子G1,G2間の
接合面積が大きくなっていることを意味する。
【0064】また、配線抵抗10表面の面粗度(Ra)
を、表面形状測定器(KLA・Tencor社製 商品
名:P−11)を用いて常法に従い測定した。その結果
も同じく表1に示す。なお、面粗度が小さくて表面が平
滑であるということは、配線抵抗10が均一厚さであっ
て、抵抗値が均一でばらつきが小さいことを意味する。
【0065】さらに、従来公知の手法による引っ張り強
度試験を行い、配線抵抗10の引っ張り強度(kgf/
2mm□)を測定した。言うまでもなくこの値が大きけ
れば、導体パターン10の密着性が高くなり剥離が生じ
にくくなる。
【0066】
【表1】
【0067】表1から明らかなように、比較例1の焼成
後ボイド率は、12%以上という高い値を示した。これ
に対し実施例3では、焼成後ボイド率が、僅かであるが
9.8%と低くなることが確認された。また、実施例
1,2,4,5,6については、比較例1、試験例1,
2に比べて大幅に焼成後ボイド率が低くなることが確認
された。中でもとりわけ実施例6で好結果が得られ、そ
れに次いで実施例1,4で好結果が得られた。
【0068】そして、比較例1、試験例1,2では面粗
度Raの値が1.0μmを以上であったのに対し、各実
施例1〜6ではいずれも1.0μm より低くなることが
確認された。中でもとりわけ実施例6で好結果が得ら
れ、それに次いで実施例1,2,3で好結果が得られ
た。
【0069】また、各実施例1〜6の配線抵抗10の観
察を別途行なったところ、ふくれ等が認められることも
なく、密着性が低下している様子も特になかった。そし
て、比較例1では引っ張り強度の値が3.5kgf/2
mm□前後という極めて低い値であった。これに対し、
各実施例1〜6では、前記比較例のほぼ2倍以上の値が
得られることが確認された。中でもとりわけ実施例2で
好結果が得られ、それに次いで実施例1,6で好結果が
得られた。以上の結果からして、鱗片状粒子には引っ張
り強度を向上させる効果があると考えられる。 [サンプルの作製(貴金属粒子の金属種が異なる場
合)]実施例7では、窒化珪素粉末(平均粒径1.1μ
m)45重量部に、Y(平均粒径0.4μm)20
重量部、Al(平均粒径0.5μm)15重量
部、SiO(平均粒径0.5μm)20重量部、有機
ビヒクルとしてのアクリル系樹脂バインダ(三井化学社
製、商品名:SA−545,酸値1.0)8重量部を混
合した。このようにして得た混合物を均一に混練してな
る混練物をプレス成形用型に入れてプレスすることによ
り、板状生成形体を作製した。
【0070】次いで、穴あけ加工及び乾燥を行った後、
成形体を窒素雰囲気中で350℃、4時間の脱脂を行
い、バインダーを熱分解させた。さらに、脱脂された成
形体を1600℃、3時間の条件でホットプレス焼成
し、セラミック基板9として窒化珪素基板を得た。な
お、ホットプレスの圧力は150kg/cmに設定し
た。
【0071】この後、基板切り出し及び表面研削加工を
行った後、ペースト塗布工程を行った。ここでは貴金属
ペーストP1として、下記のごとき組成のものを用い、
かつ塗布時の厚さを25μm 程度に設定してサンプル1
0を作製した。
【0072】・貴金属粒子: 銀粒子G2が56.6重
量部、パラジウム粒子G1が10.3重量部、 ・酸化物ガラス成分: SiOが1.0重量部、B
が2.5重量部、ZnOが5.6重量部、PbOが
0.6重量部、RuOを2.1重量部、 ・樹脂バインダ: 3.4重量%、 ・溶剤としてのブチルカルビトール: 17.9重量
%。
【0073】ここで前記「銀粒子G2」としては、平均
粒径3.94μmの鱗片状の銀粒子(即ち上記B粒子)
を用いた。前記「パラジウム粒子G1」としては、平均
粒径5.12μm の球状のパラジウム粒子(昭栄化学工
業製 Pd−215)を用いた。
【0074】そして、塗布された貴金属ペーストP1を
約750℃の温度で所定時間加熱することにより、配線
抵抗10及びパッド10aを焼き付け、実施例7のホッ
トプレート3を完成させた。なお、導体パターン10中
における2つの粒子の重量比、即ち銀粒子G2:パラジ
ウム粒子G1は、55:15であった。 [比較試験及びその結果]得られた実施例7のサンプル
について、実施例1〜6等について行なったのと同様の
比較試験を行なった。その結果、焼成後ボイド率が7.
8%、面粗度Raが0.7μm、引っ張り強度が10.
8kgf/2mm□であった。
【0075】従って、本実施形態の前記実施例によれば
以下のような効果を得ることができる。 (1)上記実施例1〜5,7の配線抵抗10及びパッド
10aは、球状の貴金属粒子G1及び鱗片状の貴金属粒
子G2からなっている。また、上記実施例6の配線抵抗
10及びパッド10aは、鱗片状の貴金属粒子G2のみ
からなっている。
【0076】従って、球状の貴金属粒子G1のみを含ん
で構成されたもの(例えば比較例1)に比べ、焼き付け
後に貴金属粒子G2(またはG1及びG2)が密に詰ま
った状態になりやすいと考えられる。ゆえに、配線抵抗
10等におけるボイド率が減少し、セラミック基板9と
の密着性が高くなる。一方、貴金属粒子G2(またはG
1及びG2)間が点接触になる。このため、配線抵抗1
0等における抵抗値の著しい低下が防止され、抵抗体と
しての機能を損なうことがなくなる。
【0077】(2)また、上記実施例1,2,4,5の
ように、鱗片状の銀粒子G2を平均粒径の異なる2種に
すれば、引っ張り強度が10kgf/2mm□以上の配
線抵抗10を得ることができる。
【0078】(3)上記実施例6のように、鱗片状の銀
粒子G2を平均粒径の異なる2種にしかつ球状の貴金属
粒子G1を全く含ませないようにすれば、ボイド率を極
めて低い値にすることができ、密着性を格段に向上させ
ることができる。
【0079】(4)本実施形態の各実施例1〜7では、
窒化アルミニウム基板または窒化珪素基板をセラミック
基板9として用いているため、耐熱性及び熱伝導性に優
れたホットプレート3を実現することができる。
【0080】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・ 実施形態において使用した窒化アルミニウム基板や
窒化珪素基板等のような窒化物セラミック基板の代わり
に、例えばアルミナ基板等のような酸化物セラミック基
板、炭化珪素基板のような炭化物セラミック基板等を使
用することもできる。
【0081】・ セラミック基板9はプレス成形法を経
て製造されたもののみに限定されることはなく、例えば
ドクターブレード装置を利用したシート成形法を経て製
造されたものでもよい。シート成形法を採用した場合、
例えば積層されたシート間に配線抵抗10を配設するこ
とができるので、高温用のホットプレート3を比較的容
易に実現することができる。
【0082】・ 導体パターンは実施形態において例示
した配線抵抗10やパッド10aのみに限定されること
はなく、それ以外のもの、つまり発熱用の抵抗体ではな
い導体パターンであってもよい。
【0083】・ セラミック基板9に対して貴金属ペー
ストP1を塗布する方法としては、スクリーン印刷法の
みならず、例えば捺印法などのその他の手法もある。
【0084】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、略
鱗片状の貴金属粒子によりボイド率を低減することがで
きるため、導体パターンの密着性を向上させることがで
きる。また、面粗度Raも1μm以下にすることがで
き、導体パターンの抵抗値のばらつきを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施形態のホットプレー
トユニットの概略断面図。
【図2】実施形態のホットプレートユニットの要部拡大
断面図。
【図3】導体パターン中における貴金属粒子の様子(貴
金属粒子が鱗片状のもの1種のみの場合)を示す概念
図。
【図4】導体パターン中における貴金属粒子の様子(貴
金属粒子が鱗片状のもの及び球状のもの2種の場合)を
示す概念図。
【図5】(a)は球状の貴金属粒子(即ちA粒子)、
(b)は鱗片状の貴金属粒子(即ちB粒子)、(c)は
鱗片状の貴金属粒子(即ちC粒子)、(d)は鱗片状の
貴金属粒子(即ちD粒子)のSEMによる拡大写真。
【符号の説明】
3…ホットプレート、9…セラミック基板、P1…導体
ペースト(貴金属ペースト)、10…導体パターンとし
ての配線抵抗、10a…導体パターンの一部であるパッ
ド、G1…略球状の貴金属粒子、G2…略鱗片状の貴金
属粒子。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック基板に導体パターンを備えてな
    るホットプレートにおいて、前記導体パターンは、略鱗
    片状の貴金属粒子からなることを特徴とするホットプレ
    ート。
  2. 【請求項2】前記略鱗片状の貴金属粒子の平均粒径は6
    μm以下であることを特徴とする請求項1に記載のホッ
    トプレート。
  3. 【請求項3】前記略鱗片状の貴金属粒子は、金粒子、銀
    粒子、白金粒子及びパラジウム粒子のうちから選ばれる
    少なくとも1種であることを特徴とする請求項1または
    2に記載のホットプレート。
  4. 【請求項4】前記略鱗片状の貴金属粒子における長径と
    短径とのアスペクト比は1.5以上であることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか1項に記載のホットプレ
    ート。
  5. 【請求項5】セラミック基板に導体パターンを備えてな
    るホットプレートにおいて、前記導体パターンは、略粒
    状の貴金属粒子及び略鱗片状の貴金属粒子からなること
    を特徴とするホットプレート。
  6. 【請求項6】前記略粒状の貴金属粒子の平均粒径は3μ
    m以下であり、前記略鱗片状の貴金属粒子は平均粒径が
    6μm以下であることを特徴とする請求項5に記載のホ
    ットプレート。
  7. 【請求項7】前記略鱗片状の貴金属粒子は、平均粒径の
    異なる2種以上のものからなることを特徴とする請求項
    5または6に記載のホットプレート。
  8. 【請求項8】前記導体パターン中において、前記略鱗片
    状の貴金属粒子は、前記略粒状の貴金属粒子の5倍〜2
    5倍含まれることを特徴とする請求項5乃至7のいずれ
    か1項に記載のホットプレート。
  9. 【請求項9】略鱗片状の貴金属粒子、酸化物及び有機ビ
    ヒクルからなる導電ペースト。
  10. 【請求項10】略粒状の貴金属粒子、略鱗片状の貴金属
    粒子、酸化物及び有機ビヒクルからなる導電ペースト。
  11. 【請求項11】前記略鱗片状の貴金属粒子は、金粒子、
    銀粒子、白金粒子及びパラジウム粒子のうちから選ばれ
    る少なくとも1種であることを特徴とする請求項9また
    は10に記載の導電ペースト。
  12. 【請求項12】前記略鱗片状の貴金属粒子は、平均粒径
    の異なる2種以上のものからなることを特徴とする請求
    項9乃至11のいずれか1項に記載の導電ペースト。
  13. 【請求項13】前記略鱗片状の貴金属粒子は、前記略粒
    状の貴金属粒子の5倍〜25倍含まれることを特徴とす
    る請求項10乃至12のいずれか1項に記載の導電ペー
    スト。
  14. 【請求項14】前記略粒状の貴金属粒子の平均粒径は3
    μm以下であり、前記略鱗片状の貴金属粒子は平均粒径
    が6μm以下であることを特徴とする請求項10乃至1
    3のいずれか1項に記載の導電ペースト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020195063A1 (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社デンソー 電気抵抗体、ハニカム構造体、および、電気加熱式触媒装置
JP2022547367A (ja) * 2020-06-01 2022-11-14 潮州三環(集団)股▲ふん▼有限公司 厚膜抵抗ペースト

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