JP2003249250A - 燃料電池 - Google Patents
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
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- Fuel Cell (AREA)
Abstract
る。 【解決手段】複数の燃料電池セル33が集合したセルス
タック35を収納容器31内に収納してなる燃料電池に
おいて、燃料電池セル33近傍に、セル加熱用バーナ5
5を設けたもので、燃料電池セル33が、固体電解質3
3bの一方側に酸素側電極33c、他方側に燃料側電極
33aを形成してなり、セル加熱用バーナ55が、燃料
電池セル33の酸素側電極33cが形成された面に対向
して設けられていることが望ましい。
Description
動を迅速に行うことができる燃料電池に関するものであ
る。
セルのスタックを収納容器内に収容した燃料電池が種々
提案されている。
セルからなるセルスタックを収納容器内に収容して構成
されており、発電はセルスタックに酸素含有ガス及び燃
料ガスを供給して600〜1000℃程度の高温で行わ
れていた。
池は作動温度が600〜1000℃と高いため、この温
度まで燃料電池セルを加熱する必要があり、実質的に発
電するまでの時間が長いという問題があった。このよう
な問題を解決するため、従来、収納容器の外部に酸素含
有ガス(空気)を予熱する予熱器を設け、この予熱器で
酸素含有ガスを加熱した後、セルスタックに供給し、こ
れによりセルを加熱し、起動時間を短縮させることが提
案されている。
酸素含有ガスを燃焼させ、この高温の燃焼ガスを収納容
器外部まで配管により引き回し、酸素含有ガスを収納容
器内部に供給するための配管に沿わせて熱交換を行い、
燃焼ガスを有効に用いて酸素含有ガスを予熱することが
提案されている。
ガスを加熱するバーナーを設け、このバーナーで酸素含
有ガスを加熱し、この予熱された酸素含有ガスをセルス
タックに供給することが行われている(特開2000−
149976号参照)。
々の方法は、酸素含有ガスを加熱し、この加熱した酸素
含有ガスをセルスタックに導入し、加熱した酸素含有ガ
スにより燃料電池セルを間接的に加熱するもので、セル
の加熱効率が低く、未だ起動に時間がかかるという問題
があった。
電解質の内面に酸素側電極を、外面に燃料側電極を形成
して構成されていたので、燃料電池セルの内部にバーナ
ーを設けることは構造上困難であり、また、燃料電池セ
ルの外面にバーナーを設けると、燃焼に酸素が必要であ
ることから、金属からなる燃料側電極が酸化してしまう
ため、燃料電池セルを直接加熱するという発想自体あり
得なかった。
熱する予熱器を収納容器の外部に設けた場合は、加熱し
た酸素含有ガスにより燃料電池セルを加熱するため、燃
料電池セルの間接的な加熱であり、また、セルスタック
までの供給経路が長くなるため、セルスタックに供給さ
れるまでに酸素含有ガス温度が低下し、燃料電池セルの
加熱効率が低下し、起動時間短縮効果が低いという問題
があった。
有ガス供給管に沿わせる場合にも、加熱した酸素含有ガ
スにより燃料電池セルを加熱するため、燃料電池セルの
間接的な加熱であり、また、燃焼ガスを有効利用できる
ものの、燃焼ガスの配管を外部に引き回す必要があり、
熱交換する部分までの燃焼ガスの導入経路が長くなるた
め、熱交換する部分に至るまでに燃焼ガス温度が急激に
低下し、酸素含有ガスとの熱交換率が低く、起動時間短
縮効果が低いという問題があった。
するバーナーを設ける場合には、バーナを用いるもの
の、酸素含有ガスの加熱に用いられ、燃料電池セルの間
接的な加熱であり、起動時間短縮効果が低いという問題
があった。
料電池を提供することを目的とする。
は、複数の燃料電池セルが集合したセルスタックを収納
容器内に収納してなる燃料電池において、前記燃料電池
セル近傍に、セル加熱用バーナを設けたことを特徴とす
る。このような燃料電池では、セル加熱用バーナで燃料
電池セルを直接的に加熱するため、燃料電池セルの加熱
効果が大きく、起動時間を大幅に短縮できる。
ルが、固体電解質の一方側に酸素側電極、他方側に燃料
側電極を形成してなり、セル加熱用バーナが、前記燃料
電池セルの酸素側電極が形成された面に対向して設けら
れていることが望ましい。セル加熱用バーナは燃焼時に
酸素が必要であるが、酸素側電極はもともと金属酸化物
が用いられているため、セル加熱用バーナへの酸素供給
時に酸素側電極の酸化を心配することがない。
では、複数の燃料電池セルが、単一もしくは複数の燃料
ガス通路が形成された燃料側電極の外面に、固体電解
質、酸素側電極を順次設けてなり、該複数の燃料電池セ
ル間にセル加熱用バーナが設けられていることが望まし
い。燃料電池セルの最外面に酸素側電極が形成されてい
るため、燃料電池セル間に安定してセル加熱用バーナを
設けることができる。
バーナの燃焼領域近傍における燃料電池セルの側面に
は、断熱層が設けられていることを特徴とする。このよ
うな燃料電池では、セル加熱用バーナによる燃料電池セ
ルの急速加熱が、断熱層を介して行われるため、燃料電
池セルに対する熱衝撃を緩和することができる。また、
セル加熱用バーナによる熱を外部に逃がすことなく燃料
電池セルに供給することができる。
しい。ガラスは密着性が良好であり、しかも熱に対する
耐久性が良好であるため、燃料電池セルの信頼性を向上
できる。
態を示すもので、符号31は断熱構造を有する収納容器
を示している。この収納容器31の内部には、複数の燃
料電池セル33が集合したセルスタック35と、このセ
ルスタック35の上方に隣接した燃焼室37と、この燃
焼室37を挿通する酸素含有ガス供給管39と、燃焼室
37の上方に設けられた熱交換部41とから構成されて
いる。
31aと、この枠体31aの内面に設けられた断熱材3
1bとから構成されている。
ように、複数の燃料電池セル33を3列に整列させ、隣
設した2列の最外部の燃料電池セル33の電極同士が導
電部材41で接続され、これにより3列に整列した複数
の燃料電池セル33が電気的に直列に接続している。
は、断面が扁平状で、全体的に見て楕円柱状であり、そ
の内部には複数の燃料ガス通路34が形成されている。
この燃料電池セル33は、断面が扁平状で、全体的に見
て楕円柱状の多孔質な金属を主成分とする燃料側電極3
3aの外面に、緻密質な固体電解質33b、多孔質な導
電性セラミックスからなる酸素側電極33cを順次積層
し、酸素側電極33cと反対側の燃料側電極31aの外
面にインターコネクタ33dを形成して構成されてお
り、燃料側電極33aが支持体となっている。
セル33との間には、金属フェルト及び/又は金属板か
らなる集電部材43を介在させ、一方の燃料電池セル3
3の燃料側電極33aを、該燃料側電極33aに設けら
れたインターコネクタ33d、集電部材43を介して他
方の燃料電池セル33の酸素側電極33cに電気的に接
続して、セルスタック35が構成されている。
1に示したように支持部材45、47に支持固定され、
これによりセルスタック35が構成されている。支持部
材45、47は、収納容器31を上下方向に仕切る隔壁
の役割を兼ねており、支持部材45、47間において、
燃料側電極33a、固体電解質33b、酸素側電極33
cが重畳した部分が発電する部分であり、支持部材4
5、47間が発電室49とされている。
素側電極33cが重畳した部分は、発電室49の中央部
に存在し、燃料電池セルの両端部は、固体電解質33b
の上面に酸素側電極33cが形成されていない領域が形
成されており、燃料電池セル33の両端部は発電に寄与
していない。この酸素側電極33cが形成されていない
燃料電池セル33の両端部が支持部材45、47に支持
固定されている。緻密な固体電解質33bにより、発電
室49内における固体電解質33bの内外のガス混合を
防止している。
セルスタック35に供給するための燃料ガス供給管51
が設けられ、この燃料ガス供給管51には、燃料ガスを
燃料電池セル33のそれぞれの燃料ガス通路34に供給
する分岐管52が形成されている。
電池セルを直接加熱するためのバーナー用ガス供給管5
3が配置されており、このバーナー用ガス供給管53に
は、発電室49の下方で燃焼するための複数のセル加熱
用バーナ55が設けられている。
47に固定されている。発電室49には、起動時にセル
加熱用バーナ55から噴出されるガスに着火するため着
火源(図示せず)が設けられている。
を拡大して記載する。この図3に示すように、支持部材
47近傍の固体電解質33b上には酸素側電極33cが
形成されておらず、代わりにガラスからなる断熱層56
が形成されている。この断熱層56はセル加熱用バーナ
55から噴出されるガスの燃焼領域F(破線で示す)の
側方に形成されている。
構成されていても良いが、密着性が良好という点からガ
ラスを用いることが望ましい。また、断熱層56は、セ
ル加熱用バーナ55の燃焼による影響を最小限にするよ
うな範囲で形成されている。
挿通する酸素含有ガス供給管39は支持部材45を挿通
し、その先端部が発電室49の下部であって燃料電池セ
ル33間に位置している。発電で用いられなかった余剰
の酸素含有ガスは、支持部材45に設けられた余剰ガス
噴出孔57から燃焼室37内に噴出するように構成され
ている。燃焼室37においても、起動時に着火するため
の着火源が設けられている。
室37を介してセルスタック35に対向して設けられた
酸素含有ガス収容室41bとから構成されている。
板61と波板63を交互に積層したプレートフィン型構
造とされており、酸素含有ガス収容室41bと連通する
通路を形成する波板63aは、図4(b)に示すように
形成され、また、燃焼ガスの排出用の通路を形成する波
板63bは、図4(c)に示すように形成されている。
に熱交換器41aの下部側面から導入され、熱交換器4
1aの上方へ排出され、一方、酸素含有ガスは配管73
により、図1に破線で示したように熱交換器41aの上
部側面から導入され、熱交換器41aの下方へ導かれ、
酸素含有ガス収容室41b内に導入される。
ように、熱交換器41aの酸素含有ガスが導入される側
の端面、即ちセルスタック側端面に設けられており、波
板63aの各通路を通過した酸素含有ガスが一旦収容さ
れるようになっている。
素含有ガス供給管39の一端が開口し、連通している。
31bとの間、即ち酸素含有ガス収容室41bの周囲
は、図1に示したように、燃焼室37中の燃焼ガスを熱
交換器41aに導入する燃焼ガス導入口71とされてい
る。この燃焼ガス導入口71を介して燃焼ガスが熱交換
器41aの波板63bの通路へ導出される。
部からの酸素含有ガス(例えば空気)を配管73により
熱交換器41aに導入し、酸素含有ガス収容室41bに
導入し、酸素含有ガス供給管39を介して発電室49の
セル間に噴出させるとともに、燃料ガス(例えば水素)
を燃料ガス供給管51を介して燃料電池セル33の燃料
ガス通路34内に供給し、発電室49におけるセル33
において発電させる。
燃料ガス通路34の上端から燃焼室37内に噴出し、発
電に用いれらなかった余剰の酸素含有ガスは、余剰ガス
噴出孔57から燃焼室37内に噴出し、余剰の燃料ガス
と余剰の酸素含有ガスを反応させて燃焼させ、燃焼ガス
を発生させ、この燃焼ガスが燃焼ガス導入口71を介し
て熱交換器41aに導出され、熱交換器41aの上端か
ら排出される。
近傍にセル加熱用バーナ55を設けたので、燃料電池の
起動時には、着火源によりセル加熱用バーナ55が点火
され、燃料電池セル33を直接加熱することができ、燃
料電池セル33を発電する温度まで急速に加熱でき、起
動時間を大幅に短縮できる。
セル33を直接加熱したとしても、その燃焼領域Fの側
方には断熱層56が形成されているため、燃料電池セル
33への影響を殆どなくすことができる。さらに、燃料
電池セル33の外面には酸素側電極33cが形成されて
いるため、セル加熱用バーナ55を燃焼させたとして
も、酸素側電極33cの酸化を心配する必要がない。
スと酸素含有ガスが燃焼室37内に導入され、この燃焼
室37中で反応して燃焼し、この燃焼ガス及び外部の酸
素含有ガスを熱交換器41aに導入し、この熱交換器4
1aで燃焼ガスと酸素含有ガスとの間で熱交換させ、起
動時に酸素含有ガスを予熱することができ、また、酸素
含有ガス供給管39が燃焼室37を挿通することによ
り、燃焼ガスにより酸素含有ガス供給管39内の酸素含
有ガスをさらに加熱することができるため、加熱した酸
素含有ガスにより燃料電池セル33を間接的に加熱して
実質的に発電するまでの起動時間をさらに短縮できる。
37、酸素含有ガス収容室41b、熱交換器41aが隣
接して形成されているため、燃焼室37で燃焼した高温
の燃焼ガスを、配管等を用いることなく熱交換器41a
に直接導入でき、簡単な構造で酸素含有ガスの予熱効率
を大きくできる。
含有ガスとを熱交換できるため、酸素含有ガスの予熱を
行うためのバーナーを別途設ける必要がなく、小型にで
き、しかも燃焼ガスを有効利用できる。
容室41bを設けたので、熱交換器41aと酸素含有ガ
ス供給管39との接続を酸素含有ガス収容室41bを介
して行うことができ、熱交換器41aからの酸素含有ガ
スを発電室49内に確実に供給できる。
はなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更が可
能である。例えば、上記形態では、図2に示したような
楕円柱状で複数の燃料ガス通路34を有する燃料電池セ
ル33を用いてセルスタックを構成した例について説明
したが、燃料電池セルは円筒状で、燃料ガス通路が一つ
であっても良く、燃料電池セルの形状は特に限定される
ものではない。
ン型を用いたが、本発明ではこれに限定されるものでは
なく、それ以外の熱交換器を用いても良いことは勿論で
ある。
傍にセル加熱用バーナを設けたので、セル加熱用バーナ
で燃料電池セルを直接的に加熱することができ、燃料電
池セルの加熱効果が大きく、起動時間を大幅に短縮でき
る。このように燃料電池セルをセル加熱用バーナで直接
加熱しても、セル加熱用バーナが、燃料電池セルの酸素
側電極が形成された面に対向して設けられており、この
面側を加熱することになるが、酸素側電極はもともと金
属酸化物が用いられているため、セル加熱用バーナの燃
焼時に酸素側電極の酸化を心配することがない。
おける燃料電池セルの側面に断熱層が設けられているた
め、セル加熱用バーナの直接加熱による影響を最小限と
できる。
状態を示す断面図である。
り、(a)は熱交換器の斜視図、(b)は酸素含有ガス
の通路を形成するための波板を示す斜視図、(c)は燃
焼ガスの通路を形成するための波板を示す斜視図であ
る。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】複数の燃料電池セルが集合したセルスタッ
クを収納容器内に収納してなる燃料電池において、前記
燃料電池セル近傍に、セル加熱用バーナを設けたことを
特徴とする燃料電池。 - 【請求項2】燃料電池セルが、固体電解質の一方側に酸
素側電極、他方側に燃料側電極を形成してなり、セル加
熱用バーナが、前記燃料電池セルの酸素側電極が形成さ
れた面に対向して設けられていることを特徴とする請求
項1記載の燃料電池。 - 【請求項3】複数の燃料電池セルが、単一もしくは複数
の燃料ガス通路が形成された燃料側電極の外面に、固体
電解質、酸素側電極を順次設けてなり、該複数の燃料電
池セル間にセル加熱用バーナが設けられていることを特
徴とする請求項1又は2記載の燃料電池。 - 【請求項4】セル加熱用バーナの燃焼領域近傍における
燃料電池セルの側面には、断熱層が設けられていること
を特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載の燃
料電池。 - 【請求項5】断熱層がガラスからなることを特徴とする
請求項4記載の燃料電池。
Priority Applications (1)
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JP3854170B2 JP3854170B2 (ja) | 2006-12-06 |
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
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JP2005317232A (ja) * | 2004-04-27 | 2005-11-10 | Tokyo Gas Co Ltd | 発電装置 |
JP2006023077A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | J Eberspecher Gmbh & Co Kg | バーナ |
-
2002
- 2002-02-21 JP JP2002045269A patent/JP3854170B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006023077A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | J Eberspecher Gmbh & Co Kg | バーナ |
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KR101125877B1 (ko) | 2004-07-09 | 2012-03-21 | 요트. 에버스페허 게엠베하 운트 코. 카게 | 버너 |
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---|---|
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