JP2003249157A - マイクロリレー及びその製造方法 - Google Patents

マイクロリレー及びその製造方法

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JP2003249157A
JP2003249157A JP2002046984A JP2002046984A JP2003249157A JP 2003249157 A JP2003249157 A JP 2003249157A JP 2002046984 A JP2002046984 A JP 2002046984A JP 2002046984 A JP2002046984 A JP 2002046984A JP 2003249157 A JP2003249157 A JP 2003249157A
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mass
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nickel
plating
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JP2002046984A
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Taketo Tsukamoto
健人 塚本
Tetsuya Aisaka
哲彌 逢坂
Yutaka Okinaka
裕 沖中
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Waseda University
Toppan Inc
Original Assignee
Waseda University
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動接点と固定接点との金属の粘着が起こら
ず、簡便に製造できるマイクロリレー及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 マイクロリレー100が、第1の金属層
108が設けられた可動接点と、第2の金属層107が
設けられた固定接点とを有し、前記可動接点が前記固定
接点に接して電気的に導通し、前記可動接点が前記固定
接点から離れて電気的に切断するマイクロリレーにおい
て、第1の金属層108と第2の金属層107とは、そ
の金属組成が異なるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的接点が静電
引力や電磁気力等で開閉するマイクロリレー及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気回路のスイッチングを機械的
に行うリレーであって、超小型化されたマイクロリレー
が用いられることがある。このマイクロリレーは、半導
体集積回路で培われてきた加工技術を応用した、いわゆ
るマイクロマシニング技術を利用して、ベースであるシ
リコン基板上に形成されたものであり、図2(d)に示
すように、シリコン基板13(以下、固定部13とい
う)表面に設けられた固定接点11と、可動部14に設
けられた可動接点15とを有し、可動部14の片端が固
定部13に固定されている。そして、可動接点15が固
定接点11に接離することにより、電気的なスイッチン
グを行う。
【0003】このようなマイクロリレーを製造するに
は、まず、図2(a)に示すような、あらかじめ金属層
が設けられた固定接点11および犠牲層12が形成され
た固定部13上に、図2(b)に示すように、可動部1
4となる層をフォトリソグラフィー、エッチング等で形
成させる。次いで、図2(c)に示すように、犠牲層を
エッチング除去して、可動部14の片端が固定部13に
固定された片持ち梁構造とする。次いで、図2(d)に
示すように、可動部14の所望の位置に可動接点15を
設けてマイクロリレー10を得る。
【0004】マイクロリレーの駆動には、例えば、静電
引力を用いることができる。静電引力を用いたマイクロ
リレーでは、図3(a)に示すように、互いに対向する
固定部13および可動部14にそれぞれ電極21,22
が設けられており、電極21,22間を印加しない場合
には、静電引力が発生しないので、固定接点11と可動
接点15とは接触しない。一方、電極21,22間を印
加した場合には、静電引力が発生して、図3(b)に示
すように、固定接点11と可動接点15とが接触する。
このように、電極21,22間の印加を制御することに
より、容易にリレーを開閉駆動させることができる。こ
のようなマイクロリレーは小型であるのみならず、消費
電力が小さいという利点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイク
ロリレーは、駆動力が弱いため、通算スイッチング回数
が増加すると、接点の金属同士が接着してしまい、回路
が切れなくなることがある。その結果、リレーとしての
信頼性が低かった。なお、ここで、接点の金属同士が接
着する現象を粘着という。粘着の起こる原因は明確では
ないが、可動接点の金属が固定接点の金属表面で横方向
に摺動することによって、新たな金属原子結合を形成
し、この金属原子結合が接着力になるためと言われてい
る。
【0006】そこで、この粘着を防止するために、特開
2000−173375号公報では、接点の接触面にフ
ォトリソグラフィーとエッチング加工で微細な凹凸を形
成し、接触面積を低減させて粘着を防止させることを提
案している。しかしながら、この微細な可動接点表面へ
の凹凸の加工は、容易ではなかった。また、可動部を固
定部に固定した状態で可動接点表面に凹凸を形成させる
のは困難であるため、可動接点が設けられた可動部と、
固定接点が設けられた固定部とを別々に作製した後、可
動部を固定部に接合させる必要がある。ところが、微細
な部材同士の接合は容易ではなかった。また、接点をフ
ォトリソグラフィーとエッチング加工で形成させてお
り、工程が複雑で効率的でない上に、そのための装置も
高価であるため、コストが高くなるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、可動接点と固定接点との金属の粘着が起こら
ず、簡便に製造できるマイクロリレー及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を達成するために検討した結果、以下のマイクロリレ
ーを発明した。すなわち、本発明のマイクロリレーは、
第1の金属層が設けられた可動接点と、第2の金属層が
設けられた固定接点とを有し、前記可動接点が前記固定
接点に接して電気的に導通し、前記可動接点が前記固定
接点から離れて電気的に切断するマイクロリレーにおい
て、前記第1の金属層と前記第2の金属層とは、その金
属組成が異なることを特徴としている。本発明において
は、前記第1の金属層および前記第2の金属層は、主成
分として金を含有することが好ましい。また、本発明に
おいては、第1の金属層のヌープ硬度と、第2の金属層
のヌープ硬度との差が、10kgf/mm2 以上である
ことが好ましい。
【0009】また、本発明においては、前記第1の金属
層および前記第2の金属層のいずれか一方を、1質量%
以上20質量%以下のニッケル(Ni)を含むニッケル
金合金とし、他方を、0.1質量%以上1質量%未満の
Niを含むニッケル硬質金とすることができる。また、
本発明においては、前記第1の金属層および前記第2の
金属層のいずれか一方を、1質量%以上20質量%以下
のNiを含むニッケル金合金とし、他方を、0.1質量
以上1質量%未満のコバルト(Co)を含むコバルト硬
質金とすることができる。また、本発明においては、前
記第1の金属層および前記第2の金属層のいずれか一方
を、1質量%以上20質量%以下のNiを含むニッケル
金合金とし、他方を、無添加剤硬質金とすることができ
る。
【0010】また、本発明においては、前記第1の金属
層および前記第2の金属層のいずれか一方を、0.1質
量%以上1質量%未満のNiを含むニッケル硬質金と
し、他方を、0.1質量%以上1質量%未満のCoを含
むコバルト硬質金とすることができる。また、本発明に
おいては、前記第1の金属層および前記第2の金属層の
いずれか一方を、0.1質量%以上1質量%未満のNi
を含むニッケル硬質金とし、他方を、無添加剤硬質金と
することができる。また、本発明においては、前記第1
の金属層および前記第2の金属層のいずれか一方を、
0.1質量%以上1質量%未満のCoを含むコバルト硬
質金とし、他方を、無添加剤硬質金とすることができ
る。
【0011】また、本発明のマイクロリレーの製造方法
は、上述したマイクロリレーを構成する前記可動接点お
よび前記固定接点を、電気めっきにより形成させること
を特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のマイクロリレーの一例に
ついて説明する。このマイクロリレーは、図1(f)に
示すように、第1の金属層108が設けられた可動接点
を有する可動部106と、第2の金属層107が設けら
れた固定接点を有するシリコン基板である固定部101
と、固定部101と第2の金属層107との間に形成さ
れた下地金属層103と、可動部106と第1の金属層
108との間に形成された下地金属層105とを有して
概略構成される。このマイクロリレー100では、第1
の金属層108の金属組成と、第2の金属層107の金
属組成とが異なっている。第1の金属層108の金属組
成と、第2の金属層107の金属組成とが異なっている
ことにより、可動接点の第1の金属層108が固定接点
の第2の金属層107表面で摺動しても、新たな金属原
子結合の形成が抑制されるので、粘着を防止できる。
【0013】第1の金属層108および第2の金属層1
07は、金を主成分とすることが好ましい。金を主成分
とすると、熱や経時による酸化膜が形成されにくく、接
触抵抗の増加を防止できるので、スイッチングの信頼性
をさらに向上させることができる。一方、金を主成分と
しなかった場合には、熱や経時によって酸化膜が形成さ
れて、接触抵抗が高くなり、スイッチングの信頼性が低
くなることがある。なお、主成分とは、含有量が50質
量%を超える成分のことをいう。
【0014】また、第1の金属層108および第2の金
属層107は、硬度差を有していることが好ましい。硬
度差を有していると、粘着をさらに抑えることができ
る。硬度差によって粘着を抑えることができる理由は明
らかではないが、多数回接触させた後の金属層表面をS
EM観察すると、同じ金属組成で硬度が等しい金属同士
では、金属膜の移着が観察される。それに対し、硬度の
異なる金属面では、硬度の低い方の面が深く削られてい
ることが観察される。つまり、硬度が異なる面同士が摺
動することにより、表面に傷が形成されて、接触面積が
減少した結果、粘着が抑制されるものと考えられる。
【0015】第1の金属層108および第2の金属層1
07の硬度差としては、ヌープ硬度で10kgf/mm
2 以上が好ましく、70kgf/mm2 以上がさらに好
ましい。ここで、ヌープ硬度は、めっき膜表面に先端の
鋭い錐(圧子)を、荷重をかけて押し込み、それによっ
て形成された窪みの変形量から算出される。
【0016】第1の金属層108および第2の金属層1
07に硬度差を持たせるには、第1の金属層および第2
の金属層を、異なる組成の金めっき被膜とすることが好
ましい。金めっき被膜としては、硬質金めっき、NiA
u合金めっき、無添加剤硬質金めっきなどの、いわゆる
ハードゴールドを用いることができる。ここで、ニッケ
ル硬質金めっきとは、Niを0.1質量%以上1質量%
未満含有する金めっきである。このニッケル硬質金めっ
きのヌープ硬度は、160〜200kgf/mm2 であ
る。また、コバルト硬質金めっきとは、Coを0.1質
量%以上1質量%未満含有する金めっきである。このコ
バルト硬質金めっきのヌープ硬度は、180〜220k
gf/mm2 である。また、ニッケル金合金めっきと
は、Niを1質量%以上20質量%以下含有する金めっ
きである。このニッケル金合金のヌープ硬度は、250
〜310kgf/mm2 である。無添加剤硬質金めっき
とは、NiやCo等の卑金属元素を添加せず、高い金塩
濃度でかつ高い電流密度で作製した硬質金めっきのこと
である。この無添加剤硬質金めっきのヌープ硬度は、1
90〜230kgf/mm2 である。
【0017】硬度差は、CoやNiなどの添加金属量に
よって調整できる。例えば、第1の金属層108と第2
の金属層107とは、一方がニッケル金合金であり、他
方がニッケル硬質金である組み合わせ、一方がニッケル
金合金であり、他方がコバルト硬質金である組み合わ
せ、一方がニッケル金合金であり、他方が無添加剤硬質
金である組み合わせ、一方がニッケル硬質金であり、他
方がコバルト硬質金である組み合わせ、一方がニッケル
硬質金であり、他方が無添加剤硬質金である組み合わ
せ、一方がコバルト硬質金であり、他方が無添加剤硬質
金である組み合わせとして、硬度差を持たせることがで
きる。
【0018】上述したマイクロリレーの固定部101材
質は、シリコン、アルミナ、ガラスなどが挙げられる。
また、可動部106の材質は、シリコン、アルミナなど
が挙げられる。
【0019】次に、本発明のマイクロリレーの製造方法
の一例について図1を参照して説明する。この製造方法
では、まず、図1(a)に示すように、シリコン基板に
フォトレジストのパターンを形成し、エッチングして凹
部102を形成して固定部101を得る。次いで、図1
(b)に示すように、無電解Ni、さらに電気Ni膜を
形成し、フォトエッチング技術を用いて固定接点および
配線の下地金属層103を形成する。次いで、図1
(c)に示すように、凹部に樹脂膜を形成し、その表面
を研磨して犠牲層104を形成する。次いで、図1
(d)に示すように、無電解Ni、電気Ni膜を形成
し、フォトエッチング技術を用いて可動接点および配線
の下地金属層105を形成する。次いで、図1(e)に
示すように、CVD等によりシリコン膜を形成し、フォ
トエッチング技術を用いて梁部106を形成する。さら
に、図1(f)に示すように、犠牲層104を除去し、
Ni配線を電極として電気めっきにより、下地金属層1
03上に第2の金属層107を形成し、下地金属層10
5上に第1の金属層108を形成してマイクロリレー1
00を得る。
【0020】上述したように、この製造方法では、第1
の金属層108を可動接点上に形成させ、第2の金属層
107を固定接点上に電気めっきにより形成させる。電
気めっきによれば、めっき液を変えることで、第1の金
属層108と第2の金属層107の金属組成を容易に変
えることができる。また、下地金属層103,105を
フォトエッチング技術で加工することにより、金膜ある
いは金合金膜が設けられた可動接点または固定接点を所
望の位置に簡便に形成できる。しかも、めっき条件によ
っては、ハードゴールドと呼ばれる硬質金めっき膜を形
成させることが可能である。したがって、粘着を防止し
たマイクロリレーを容易に製造できる。また、電気めっ
きは 工程が単純で製造効率が高い上に、装置が単純で
あるため、得られるマイクロリレーのコストを低くでき
る。
【0021】
【実施例】以下に、本発明を実施例によってさらに詳細
に説明する。なお、下記実施例1〜12および比較例1
〜3における、めっきの種類と摺動テスト後の粘着力に
ついて表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】<実施例1>銅(Cu)製リベット(高さ
1.2mm、径4mm、接触面R7mmの半球面形状)
の接触面をアルミナバフ研磨(0.05μm)を行い、
超光沢電解Niめっきを2.5μm施した。さらに、そ
の表面にNiAu合金めっきを0.2μm施した。な
お、NiAu合金めっきは、KAu(CN)2 をAu量
として10g/l、クエン酸200g/l、KOHを6
0g/l、NiSO4 をNi量として5g/lを混合
し、KOHでpH3.6に調整し、建浴しためっき液
中、温度30℃、電流密度5mA/cm2 の条件下で行
った。このようにして得られたNiAu合金めっき被膜
のNi含有量は3.8質量%であり、ヌープ硬度は28
0kgf/mm2 であった。
【0024】一方、NiPアルミ基板に同様に超光沢N
iめっきを2.5μm施し、その表面にNi硬質金めっ
きを0.2μm施した。なお、Ni硬質金めっきは、K
Au(CN)2をAu量として10g/l、クエン酸を
200g/l、KOH60g/l、NiSO4をNi量
として0.25g/lを混合し、KOHでpH3.6に
調整し、建浴しためっき液中、温度30℃、電流密度5
mA/cm2 の条件下で行った。このようにして得られ
たNi硬質金めっき被膜のNi含有量は約0.25質量
%、ヌープ硬度は180kgf/mm2 であり、リベッ
トのNiAu合金めっき被膜とのヌープ硬度差は100
kgf/mm2 であった。
【0025】次に、NiPアルミ基板上のNi硬質金め
っきを固定接点とみなし、リベットのNiAu合金めっ
きを可動接点とみなして、荷重0.5N、摺動距離50
μm、摺動速度10mm/分、摺動回数3000回で摺
動テストを行った。摺動テスト後の粘着力を測定したと
ころ、粘着力は0.0018Nと低く、粘着が抑えられ
た。
【0026】<実施例2>Cu製リベットとNiPアル
ミ基板とを入れ替えた以外は実施例1と同様の条件で、
リベットにNi硬質金めっきを施し、基板にNiAu合
金めっきを施した。そして、実施例1と同様の摺動テス
トを行った後、粘着力を測定したところ、粘着力は0.
0024Nと低く、実施例1と同様に粘着を抑えること
ができた。
【0027】<実施例3>Cu製リベット(高さ1.2
mm、径4mm、接触面R7mmの半球面形状)の接触
面をアルミナバフ研磨(0.05μm)を行い、超光沢
電解Niめっきを2.5μm施した。さらに、その表面
にNiAu合金めっきを0.2μm施した。なお、Ni
Au合金めっきは、KAu(CN)2 をAu量として1
0g/l、クエン酸200g/l、KOHを60g/
l、NiSO4 をNi量として5g/lを混合し、KO
HでpH3.6に調整して建浴しためっき液中、温度3
0℃、電流密度5mA/cm2 の条件下で行った。この
ようにして得られたNiAu合金めっき被膜のNi含有
量は3.8質量%であり、ヌープ硬度は280kgf/
mm2 であった。
【0028】一方、NiPアルミ基板に同様に超光沢N
iめっきを2.5μm施し、その表面にCo硬質金めっ
きを0.2μm施した。なお、Co硬質金めっきは、K
Au(CN)2 をAu量として10g/l、クエン酸を
200g/l、KOH60g/l、CoSO4 をCo量
として0.25g/lを混合し、KOHでpH3.6に
調整し、建浴しためっき液中、温度30℃、電流密度5
mA/cm2 で行った。このようにして得られたCo硬
質金めっき被膜のCo含有量は約0.25質量%、ヌー
プ硬度は200kgf/mm2 であり、リベットのNi
Au合金めっき被膜とのヌープ硬度差は80kgf/m
2 であった。
【0029】次に、NiPアルミ基板上のCo硬質金め
っきを固定接点とみなし、リベットのNiAu合金めっ
きを可動接点とみなして、荷重0.5N、摺動距離50
μm、摺動速度10mm/分、摺動回数3000回の摺
動テストを行った。摺動テスト後の粘着力を測定したと
ころ、粘着力は0.0063Nと低く、粘着が抑えられ
た。
【0030】<実施例4>Cu製リベットとNiPアル
ミ基板とを入れ替えた以外は、実施例3と同様の条件
で、リベットにCo硬質金めっきを施し、基板にNiA
u合金めっきを施した。そして、実施例3と同様の摺動
テストを行った後、粘着力を測定したところ、粘着力は
0.0097Nと低く、実施例3と同様に粘着を抑える
ことができた。
【0031】<実施例5>Cu製リベット(高さ1.2
mm、径4mm、接触面R7mmの半球面形状)の接触
面をアルミナバフ研磨(0.05μm)を行い、超光沢
電解Niめっきを2.5μm施した。さらに、その表面
にNiAu合金めっきを0.2μm施した。なお、Ni
Au合金めっきは、KAu(CN)2 をAu量として1
0g/l、クエン酸200g/l、KOHを60g/
l、NiSO4 をNi量として5g/lを混合し、KO
HでpH3.6に調整し、建浴しためっき液中、温度3
0℃、電流密度5mA/cm2 の条件下で行った。この
ようにして得られたNiAu合金めっき被膜のNi含有
量は3.8質量%であり、ヌープ硬度は280kgf/
mm2 であった。
【0032】一方、NiPアルミ基板に同様に超光沢N
iめっきを2.5μm施し、その表面に無添加剤硬質金
めっきを0.2μm施した。なお、無添加剤硬質金めっ
きは、KAu(CN)2 をAu量として34g/l、K
2PO4100g/lを混合し、KOHでpH7に調整
し、建浴しためっき液中、温度25℃、電流密度20m
A/cm2 の条件下で行った。このようにして得られた
無添加剤硬質金めっき被膜のヌープ硬度は210kgf
/mm2 であり、リベットのNiAu合金とのヌープ硬
度差は70kgf/mm2 であった。
【0033】次に、NiPアルミ基板上の無添加剤硬質
金めっきを固定接点とみなし、リベットのNiAu合金
めっきを可動接点とみなして、それぞれ、0.2μm荷
重0.5N、摺動距離50μm、摺動速度10mm/
分、摺動回数3000回の摺動テストを行った。摺動テ
スト後の粘着力を測定したところ、粘着力は0.005
1Nと低く、粘着が抑えられた。
【0034】<実施例6>Cu製リベットとNiPアル
ミ基板とを入れ替えた以外は実施例5と同様の条件で、
リベットに無添加剤硬質金めっきを施し、基板にNiA
u合金めっきを施した。そして、実施例5と同様の摺動
テストを行った後、粘着力を測定したところ、粘着力は
0.0081Nと低く、実施例5と同様に粘着を抑える
ことができた。
【0035】<実施例7>Cu製リベット(高さ1.2
mm、径4mm、接触面R7mmの半球面形状)の接触
面をアルミナバフ研磨(0.05μm)を行い、超光沢
電解Niめっきを2.5μm施した。さらに、その表面
にNi硬質金めっきを0.2μm施した。なお、Ni硬
質金めっきは、KAu(CN)2 をAu量として10g
/l、クエン酸を200g/l、KOH60g/l、N
iSO4 をNi量として0.25g/lを混合し、KO
HでpH3.6に調整し、建浴しためっき液中、温度3
0℃、電流密度5mA/cm2 の条件下で行った。この
ようにして得られたNi硬質金めっき被膜のNi含有量
は約0.25質量%、ヌープ硬度は180kgf/mm
2 であった。
【0036】一方、NiPアルミ基板に同様に超光沢N
iめっきを2.5μm施し、その表面にCo硬質金めっ
きを0.2μm施した。なお、Co硬質金めっきは、K
Au(CN)2をAu量として10g/l、クエン酸を
200g/l、KOH60g/l、CoSO4をCo量
として0.25g/lを混合し、KOHでpH3.6に
調整し、建浴しためっき液中、30℃、電流密度5mA
/cm2 の条件下で行った。このようにして得られたC
o硬質金めっき被膜のCo含有量は約0.25質量%、
ヌープ硬度は200kgf/mm2 であり、リベットの
Ni硬質金めっき被膜とのヌープ硬度差は20kgf/
mm2 であった。
【0037】次に、NiPアルミ基板上のCo硬質金め
っきを固定接点とみなし、リベットのNi硬質金めっき
を可動接点とみなして、荷重0.5N、摺動距離50μ
m、摺動速度10mm/分、摺動回数3000回の摺動
テストを行った。摺動テスト後の粘着力を測定したとこ
ろ、粘着力は0.0027Nと低く、粘着が抑えられ
た。
【0038】<実施例8>Cu製リベットとNiPアル
ミ基板とを入れ替えた実施例7と同様の条件で、リベッ
トにCo硬質金めっきを施し、基板にNi硬質金めっき
を施した。そして、実施例7と同様の摺動テストを行っ
た後、粘着力を測定したところ、粘着力は0.0023
Nであり、実施例7と同様に粘着を抑えることができ
た。
【0039】<実施例9>Cu製リベット(高さ1.2
mm、径4mm、接触面R7mmの半球面形状)の接触
面をアルミナバフ研磨(0.05μm)を行い、超光沢
電解Niめっきを2.5μm施した。さらに、その表面
にNi硬質金めっきを0.2μm施した。なお、Ni硬
質金めっきは、KAu(CN)2 をAu量として10g
/l、クエン酸を200g/l、KOH60g/l、N
iSO4 をNi量として0.25g/lを混合し、建浴
しためっき液中、温度30℃、電流密度5mA/cm2
の条件下で行った。このようにして得られたNi硬質金
めっき被膜のNi含有量は約0.25質量%、ヌープ硬
度は180kgf/mm2 であった。
【0040】一方、NiPアルミ基板に同様に超光沢N
iめっきを2.5μm施し、その表面に無添加剤硬質金
めっきを0.2μm施した。なお、無添加剤硬質金めっ
きは、KAu(CN)2 をAu量として34g/l、K
2PO4100g/lを混合し、KOHでpH7に調整
し、建浴しためっき液中、温度25℃、電流密度20m
A/cm2 の条件下で行った。このようにして得られた
無添加剤硬質金めっき被膜のヌープ硬度は210kgf
/mm2 であり、リベットのNi硬質金めっき被膜との
ヌープ硬度差は30kgf/mm2 であった。
【0041】次に、NiPアルミ基板上の無添加剤硬質
金めっきを固定接点とみなし、リベットのNi硬質金め
っきを可動接点とみなして、荷重0.5N、摺動距離5
0μm、摺動速度10mm/分、摺動回数3000回の
摺動テストを行った。摺動テスト後の粘着力を測定した
ところ、粘着力は0.0067Nと低く、粘着が抑えら
れた。
【0042】<実施例10>Cu製リベットとNiPア
ルミ基板とを入れ替えた以外は実施例9と同様の条件
で、リベットに無添加剤硬質金めっきを施し、基板にN
i硬質金めっきを施した。そして、実施例9と同様な摺
動テストを行った後、粘着力を測定したところ、粘着力
は0.0015Nであり、実施例9と同様に粘着を抑え
ることができた。
【0043】<実施例11>Cu製リベット(高さ1.
2mm、径4mm、接触面R7mmの半球面形状)の接
触面をアルミナバフ研磨(0.05μm)を行い、超光
沢電解Niめっきを2.5μm施した。さらに、その表
面にCo硬質金めっきを0.2μm施した。なお、Co
硬質金めっきは、KAu(CN)2 をAu量として10
g/l、クエン酸を200g/l、KOH60g/l、
CoSO4 をCo量として0.25g/lを混合し、K
OHでpH3.6に調整し、建浴しためっき液中、温度
30℃、電流密度5mA/cm2 の条件下で行った。こ
のようにして得られたCo硬質金めっき被膜のCo含有
量は約0.25質量%、ヌープ硬度は200kgf/m
2 であった。
【0044】一方、NiPアルミ基板に同様に超光沢N
iめっきを2.5μm施し、その表面に無添加剤硬質金
めっきを0.2μm施した。なお、無添加剤硬質金めっ
きは、KAu(CN)2 をAu量として34g/l、K
2PO4100g/lを混合し、KOHでpH7に調整
し、建浴しためっき液中、25℃、電流密度20mA/
cm2 の条件下で行った。このようにして得られた無添
加剤硬質金めっき被膜のヌープ硬度は210kgf/m
2 であり、リベットのCo硬質金めっき被膜とのヌー
プ硬度差は10kgf/mm2 であった。
【0045】次に、NiPアルミ基板上の無添加剤硬質
金めっきを固定接点とみなし、リベットのCo硬質金め
っきを可動接点とみなして、荷重0.5N、摺動距離5
0μm、摺動速度10mm/分、摺動回数3000回の
摺動テストを行った。摺動テスト後の粘着力を測定した
ところ、粘着力は0.0021Nと低く、粘着が抑えら
れた。
【0046】<実施例12>Cu製リベットとNiPア
ルミ基板とを入れ替えた以外は実施例11と同様の条件
で、リベットに無添加剤硬質金めっきを施し、基板にC
o硬質金めっきを施した。そして、実施例11と同様な
摺動テストを行った後、粘着力を測定したところ、粘着
力は0.0089Nと低く、実施例11同様に粘着を抑
えることができた。
【0047】<比較例1>KAu(CN)2をAu量と
して10g/l、クエン酸を200g/l、KOH60
g/l、NiSO4をNi量として0.25g/lを混
合し、KOHでpH3.6に調整し、建浴しためっき液
中、温度30℃、電流密度5mA/cm2の条件下で、
リベット及びNiPアルミ基板にNi硬質金めっきを
0.2μm施した。実施例と同様に摺動テストを行い、
粘着力を測定したところ、粘着力は0.1147Nとな
り、基板とリベットが粘着した。
【0048】<比較例2>KAu(CN)2 をAu量と
して10g/l、クエン酸を200g/l、KOH60
g/l、CoSO4 をCo量として0.25g/lを混
合し、KOHでpH3.6に調整し、建浴しためっき液
中、温度30℃、電流密度5mA/cm2の条件下で、
リベット及びNiPアルミ基板にCo硬質金めっきを
0.2μm施した。実施例と同様に摺動テストを行い、
粘着力を測定したところ、粘着力は0.0120Nとな
り、基板とリベットが粘着した。
【0049】<比較例3>KAu(CN)2 をAu量と
して34g/l、KH2PO4100g/lを混合し、K
OHでpH7に調整し、建浴しためっき液中、25℃、
電流密度20mA/cm2 の条件下で、リベット及びN
iPアルミ基板に無添加剤硬質金めっきを0.2μm施
した。実施例と同様に摺動テストを行い、粘着力を測定
したところ、粘着力は0.0832Nとなり、基板とリ
ベットが粘着した。
【0050】
【発明の効果】本発明のマイクロリレーでは、可動接点
の第1の金属層と、固定接点の第2の金属層とは、金属
組成が異なるので、スイッチング回数が増加した際の粘
着を防止できる。そのため、スイッチングの信頼性を向
上させることができる。また、本発明のマイクロリレー
の製造方法は、電気めっきを採用し、真空系等を必要と
せず、複雑な製造方法ではないから、本発明のマイクロ
リレーを簡便に製造できる。また、工程が簡便であり、
生産性が高いから、コストを低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のマイクロリレーの製造方法の一例を
工程順に示す断面図である。
【図2】 マイクロリレーの製造方法の一例を工程順に
示す断面図である。
【図3】 マイクロリレーの動作の一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
100 マイクロリレー 107 第2の金属層 108 第1の金属層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 逢坂 哲彌 東京都新宿区大久保三丁目4番1号 学校 法人早稲田大学理工学部内 (72)発明者 沖中 裕 東京都新宿区大久保三丁目4番1号 学校 法人早稲田大学理工学総合研究センター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の金属層が設けられた可動接点と、
    第2の金属層が設けられた固定接点とを有し、前記可動
    接点が前記固定接点に接して電気的に導通し、前記可動
    接点が前記固定接点から離れて電気的に切断するマイク
    ロリレーにおいて、 前記第1の金属層と前記第2の金属層とは、その金属組
    成が異なるものであることを特徴とするマイクロリレ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記第1の金属層および前記第2の金属
    層は、主成分として金を含有することを特徴とする請求
    項1に記載のマイクロリレー。
  3. 【請求項3】 第1の金属層のヌープ硬度と、第2の金
    属層のヌープ硬度との差が、10kgf/mm2 以上で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のマイク
    ロリレー。
  4. 【請求項4】 前記第1の金属層および前記第2の金属
    層のいずれか一方が、1質量%以上20質量%以下のニ
    ッケルを含むニッケル金合金からなり、他方が、0.1
    質量%以上1質量%未満のニッケルを含むニッケル硬質
    金からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載のマイクロリレー。
  5. 【請求項5】 前記第1の金属層および前記第2の金属
    層のいずれか一方が、1質量%以上20質量%以下のニ
    ッケルを含むニッケル金合金からなり、他方が、0.1
    質量%以上1質量%未満のコバルトを含むコバルト硬質
    金からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか
    に記載のマイクロリレー。
  6. 【請求項6】 前記第1の金属層および前記第2の金属
    層のいずれか一方が、1質量%以上20質量%以下のニ
    ッケルを含むニッケル金合金からなり、他方が、無添加
    剤硬質金からなることを特徴とする請求項1から3のい
    ずれかに記載のマイクロリレー。
  7. 【請求項7】 前記第1の金属層および前記第2の金属
    層のいずれか一方が、0.1質量%以上1質量%未満の
    ニッケルを含むニッケル硬質金からなり、他方が、0.
    1質量%以上1質量%未満のコバルトを含むコバルト硬
    質金からなることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載のマイクロリレー。
  8. 【請求項8】 前記第1の金属層および前記第2の金属
    層のいずれか一方が、0.1質量%以上1質量%未満の
    ニッケルを含むニッケル硬質金からなり、他方が、無添
    加剤硬質金からなることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載のマイクロリレー。
  9. 【請求項9】 前記第1の金属層および前記第2の金属
    層のいずれか一方が、0.1質量%以上1質量%未満の
    コバルトを含むコバルト硬質金からなり、他方が、無添
    加剤硬質金からなることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載のマイクロリレー。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のマイ
    クロリレーを構成する前記可動接点および前記固定接点
    を、電気めっきにより形成させることを特徴とするマイ
    クロリレーの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218023A (ja) * 2007-02-28 2008-09-18 Matsushita Electric Works Ltd スイッチング素子及びその製造方法
US7956709B2 (en) 2006-08-04 2011-06-07 Seiko Epson Corporation MEMS switch and manufacturing method thereof
JP2016177988A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 アルプス電気株式会社 磁気リードスイッチ
JP2016207262A (ja) * 2015-04-15 2016-12-08 アルプス電気株式会社 磁気リードスイッチ

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