JP2003249051A

JP2003249051A - 画像音声記録システム及び画像音声記録方法

Info

Publication number: JP2003249051A
Application number: JP2002044199A
Authority: JP
Inventors: Yutaka Ueda; 豊上田; Hideaki Haraga; 秀昭原賀; Takashi Igarashi; 隆史五十嵐; Katsutoshi Sawada; 勝利澤田
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 2002-02-21
Filing date: 2002-02-21
Publication date: 2003-09-05

Abstract

(57)【要約】【課題】簡便に楽曲を選択することができ、顧客が提供
した画像データと顧客が選択した楽曲音声情報とが一体
となって記録された情報記録媒体を容易に入手すること
ができる画像音声記録システム及び画像音声記録方法の
提供。【解決手段】コンビニ３等の電子アルバム注文店舗に、
情報記録媒体５表面やパッケージのジャケットに記録さ
れる予定の楽曲音声データに対応するプリントが施さ
れ、また、プリントに加えて楽曲音声データが記録され
た情報記録媒体５やパッケージ製品を陳列する陳列棚３
ｂが設置され、顧客２は未現像ネガフィルム２ａの現像
の注文を行う際に、陳列棚３ｂから好みの情報記録媒体
５やパッケージ製品を選択するのみで、ネガフィルムか
ら読み取った画像データと楽曲音声データとが一体とな
って記録された情報記録媒体５を容易に入手することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、顧客が提供する画
像情報と顧客が選択する楽曲音声情報とを情報記録媒体
に記録する画像音声記録システム及び画像音声記録方法
に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、カメラで撮影した写真をデジタル
画像データとして取り扱う顧客が増えている。例えば、
デジタルカメラでは、情報記録媒体に記憶された画像デ
ータをパソコン等の端末で読み込み、パソコンにインス
トールされた画像表示ソフトで再生することにより気軽
に写真を閲覧することができる。

【０００３】また、フィルムカメラで撮影した写真をデ
ジタル画像データに変換するサービスも行われており、
例えば、ラボ等のフォトサービス店舗やコンビニエンス
ストア（以下、コンビニと略す。）等の注文店舗に撮影
したネガフィルムを持ち込むと、フォトサービス店舗で
は、ネガフィルムを現像した後、スキャナ等でデジタル
データとして読み取り、読み取った画像データをＣＤ−
Ｒ等の情報記録媒体に書き込むといったサービスが行わ
れている。

【０００４】そして、画像データが書き込まれたＣＤ−
Ｒ等の情報記録媒体を受け取った顧客は、自宅のパソコ
ン等の端末を用いて再生することによりネガフィルムに
記録された写真画像を閲覧することができ、デジタルカ
メラを所有していない顧客であっても、写真をデジタル
画像データとして取り扱うことができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のデータ変換サービスは、ネガフィルムに記録さ
れた写真から読み取った画像データを情報記録媒体に書
き込むのみであり、電子アルバムソフトやスライドショ
ーソフトを利用して連続的に画像データを表示させて
も、単に画像データが顧客の指定した順番で表示される
のみであり、電子アルバムとしての価値は低い。

【０００６】一方、近年、楽曲音声情報もデジタルデー
タとして取り扱われるようになってきており、パソコン
にも楽曲音声データを再生できる機能が付加され、音楽
が楽しめるようになってきている。そこで、スライドシ
ョーのＢＧＭとして楽曲音声データを再生するソフトも
提供されているが、従来のソフトは、予めパソコンに記
録されている楽曲音声データを再生するものであるた
め、顧客は画像データに適合した好みの楽曲を選択する
ことができない。

【０００７】そこで、好みの楽曲をＢＧＭとして再生す
るには、楽曲音声データのみが記録されているＣＤ等を
購入したり、インターネット等を介して楽曲音声データ
をサーバーからダウンロードすることになるが、その場
合は、画像データとは別に、顧客自らが楽曲音声データ
を用意しなければならず不便である。また、画像データ
と楽曲音声データとが別個の情報記録媒体に記録されて
いる場合は、電子アルバム再生時に情報記録媒体を差し
替えたり、予め楽曲音声データをパソコンのハードディ
スクに記憶させるという作業が必要であり、気軽に電子
アルバムを利用することができない。

【０００８】更に、従来の電子アルバムソフトやスライ
ドショーソフトは予めパソコンにインストールされてい
なければならないため、画像データや楽曲音声データが
あってもソフトがない環境では再生することができず、
また、ソフトがインストールされている場合であって
も、従来のソフトは楽曲音声データを単なるＢＧＭとし
て流しているだけであり、画像データと楽曲音声データ
との間に対応関係はないため、画像データと楽曲音声デ
ータとに一体感を生じさせるような効果的なスライドシ
ョーを実行することはできない。

【０００９】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、簡便に楽曲を選択する
ことができ、顧客が提供した画像データと顧客が選択し
た楽曲名に対応する楽曲音声データとが一体となって記
録された情報記録媒体を容易に入手することができる画
像音声記録システム及び画像音声記録方法を提供するこ
とにある。

【００１０】

【問題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像音声記録システムは、表面に楽曲音声
情報に対応した楽曲名がプリントされた情報記録媒体を
顧客が選択するために蓄積する情報記録媒体蓄積手段
と、前記顧客により選択された前記情報記録媒体の表面
にプリントされた楽曲名に対応した楽曲音声情報を該情
報記録媒体に記録する楽曲音声情報記録手段と、前記顧
客により選択された前記情報記録媒体に前記顧客の画像
情報を記録する画像情報記録手段とを有するものであ
る。

【００１１】また、本発明の画像音声記録システムは、
楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリントされたジャケ
ットと、情報記録媒体と、該ジャケット及び該情報記録
媒体をその中に同梱するパッケージとを有するパッケー
ジ製品を顧客が選択するために蓄積したパッケージ製品
蓄積手段と、前記顧客により選択された前記パッケージ
製品の中の前記ジャケットにプリントされた前記楽曲名
に対応した楽曲音声情報を該パッケージ製品内の前記情
報記録媒体に記録する楽曲音声情報記録手段と、前記顧
客により選択された前記パッケージ製品の中の前記情報
記録媒体に前記顧客の画像情報を記録する画像情報記録
手段とを有するものである。

【００１２】また、本発明の画像音声記録システムは、
楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリントされたジャケ
ット及び情報記録媒体と、該ジャケット及び該情報記録
媒体をその中に同梱するパッケージとを有するパッケー
ジ製品を顧客が選択するために蓄積したパッケージ製品
蓄積手段と、前記顧客により選択された前記パッケージ
製品の中の前記ジャケット又は前記情報記録媒体にプリ
ントされた前記楽曲名に対応した楽曲音声情報を該パッ
ケージ製品内の前記情報記録媒体に記録する楽曲音声情
報記録手段と、前記顧客により選択された前記パッケー
ジ製品の中の前記情報記録媒体に前記顧客の画像情報を
記録する画像情報記録手段とを有するものである。

【００１３】また、本発明の画像音声記録システムは、
楽曲音声情報が予め記録され、表面に該楽曲音声情報に
対応した楽曲名がプリントされた情報記録媒体を顧客が
選択するために蓄積する情報記録媒体蓄積手段と、前記
顧客により選択された前記情報記録媒体に前記顧客の画
像情報を記録する画像情報記録手段とを有するものであ
る。

【００１４】また、本発明の画像音声記録システムは、
楽曲音声情報が予め記録された情報記録媒体と、該楽曲
音声情報に対応した楽曲名がプリントされたジャケット
と、該情報記録媒体及び該ジャケットをその中に同梱す
るパッケージとを有するパッケージ製品を顧客が選択す
るために蓄積したパッケージ製品蓄積手段と、前記顧客
により選択されたパッケージ製品の中の前記情報記録媒
体に前記顧客の画像情報を記録する画像情報記録手段と
を有するものである。

【００１５】また、本発明の画像音声記録システムは、
楽曲音声情報が予め記録され、該楽曲音声情報に対応し
た楽曲名がプリントされた情報記録媒体と、前記楽曲名
がプリントされたジャケットと、該情報記録媒体及び該
ジャケットをその中に同梱するパッケージとを有するパ
ッケージ製品を顧客が選択するために蓄積したパッケー
ジ製品蓄積手段と、前記顧客により選択されたパッケー
ジ製品の中の前記情報記録媒体に前記顧客の画像情報を
記録する画像情報記録手段とを有するものである。

【００１６】本発明においては、前記顧客の画像情報
は、前記顧客のフィルムをスキャンして得られたもので
あることが好ましい。

【００１７】また、本発明においては、更に、前記情報
記録媒体に、コンピュータを、表示手段に前記画像情報
を基にした画像をスライド表示させ、かつスピーカーに
前記スライド表示に同期して前記楽曲音声情報を基にし
た楽曲音声を発声させるための手段として機能させるプ
ログラムを記録するプログラム記録手段を備える構成と
することができる。

【００１８】また、本発明の画像音声記録方法は、注文
店舗に、表面に楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリン
トされた情報記録媒体を顧客が選択可能な状態で蓄積す
る情報記録媒体蓄積手段を設け、電子アルバム作成店舗
において、楽曲音声情報を記録する楽曲音声情報記録手
段と前記顧客の画像情報を記録する画像情報記録手段と
を用いて、前記顧客により選択された前記情報記録媒体
に、該情報記録媒体にプリントされた前記楽曲名に対応
する楽曲音声情報と前記顧客の画像情報とを記録するも
のである。

【００１９】また、本発明の画像音声記録方法は、注文
店舗に、楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリントされ
たジャケットと、情報記録媒体と、該ジャケット及び該
情報記録媒体をその中に同梱するパッケージと有するパ
ッケージ製品を顧客が選択可能な状態で蓄積するパッケ
ージ製品蓄積手段を設け、電子アルバム作成店舗におい
て、楽曲音声情報を記録する楽曲音声情報記録手段と前
記顧客の画像情報を記録する画像情報記録手段とを用い
て、前記顧客により選択された前記パッケージ製品の中
の前記情報記録媒体に、該ジャケットにプリントされた
前記楽曲名に対応する楽曲音声情報と前記顧客の画像情
報とを記録するものである。

【００２０】また、本発明の画像音声記録方法は、注文
店舗に、楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリントされ
たジャケット及び情報記録媒体と、該ジャケット及び該
情報記録媒体をその中に同梱するパッケージと有するパ
ッケージ製品を顧客が選択可能な状態で蓄積するパッケ
ージ製品蓄積手段を設け、電子アルバム作成店舗におい
て、楽曲音声情報を記録する楽曲音声情報記録手段と前
記顧客の画像情報を記録する画像情報記録手段とを用い
て、前記顧客により選択された前記パッケージ製品の中
の前記情報記録媒体に、前記ジャケット又は前記情報記
録媒体にプリントされた前記楽曲名に対応する楽曲音声
情報と前記顧客の画像情報とを記録するものである。

【００２１】また、本発明の画像音声記録方法は、注文
店舗において、楽曲音声情報が予め記録され、表面に該
楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリントされた情報記
録媒体を顧客が選択可能な状態で蓄積する情報記録媒体
蓄積手段を設け、電子アルバム作成店舗において、前記
顧客の画像情報を記録する画像情報記録手段を用いて、
前記顧客に選択された前記情報記録媒体に、前記顧客の
画像情報を記録するものである。

【００２２】また、本発明の画像音声記録方法は、注文
店舗において、楽曲音声情報が予め記録された情報記録
媒体と、該楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリントさ
れたジャケットと、該情報記録媒体及び該ジャケットを
その中に同梱するパッケージとを有するパッケージ製品
を顧客が選択可能な状態で蓄積するパッケージ製品蓄積
手段を設け、電子アルバム作成店舗において、前記顧客
の画像情報を記録する画像情報記録手段を用いて、前記
顧客に選択された前記パッケージ製品の中の前記情報記
録媒体に、前記顧客の画像情報を記録するものである。

【００２３】また、本発明の画像音声記録方法は、ジャ
ケット及び情報記録媒体をその中に同梱するパッケージ
を蓄積するパッケージ製品蓄積手段を備える注文店舗に
おいて、前記パッケージ製品蓄積手段に、楽曲音声情報
が予め記録され、該楽曲音声情報に対応した楽曲名がプ
リントされた情報記録媒体と、前記楽曲名がプリントさ
れたジャケットと、該情報記録媒体及び該ジャケットを
その中に同梱するパッケージとを有するパッケージ製品
を顧客が選択可能な状態で蓄積し、前記顧客の画像情報
を記録する画像情報記録手段を備える電子アルバム作成
店舗において、前記顧客に選択された前記パッケージ製
品の中の前記情報記録媒体に、前記顧客の画像情報を記
録するものである。

【００２４】このように、本発明の画像音声記録システ
ム及び画像音声記録方法は、コンビニ等の注文店舗に設
置した陳列棚には、記録される予定の楽曲音声情報に対
応する楽曲名がその表面又はパッケージのジャケット又
はその両方にプリントされた情報記録媒体又はパッケー
ジ製品が陳列され、顧客は未現像ネガフィルムの現像を
依頼する際に、好みの情報記録媒体やパッケージ製品を
選択するのみで、ラボ等のフォトサービス店舗で、顧客
が提供したネガフィルムを現像／スキャンして読み取っ
た画像情報が楽曲名に対応する楽曲音声情報と共に情報
記録媒体に記録されるため、顧客は画像情報と楽曲音声
情報とが一体となった情報記録媒体を容易に入手するこ
とができる。

【００２５】また、情報記録媒体に、プリントされた楽
曲名に対応する楽曲音声情報を予め記録しておくことに
より、ラボ等のフォトサービス店舗で楽曲音声情報を記
録する必要がなくなり、やシステムの構成を簡略化する
ことができる。

【００２６】更に、画像情報及び楽曲音声情報を記録し
た情報記録媒体に、効果的なアルバム表示やスライドシ
ョーが実行可能なプログラムを同時に記録することによ
り、情報記録媒体をパソコンに挿入するのみで電子アル
バムやスライドショーを楽しむことができ、また、情報
記録媒体の表面やパッケージのジャケット等に、画像情
報に対応した画像例や顧客が入力したメッセージ等をプ
リントすることにより、画像音声記録システムで作成し
た情報記録媒体の商品価値を高めることができ、情報記
録媒体をプレゼント等の用途に用いることができる。

【００２７】

【発明の実施の形態】本発明に係る画像音声記録システ
ムは、その好ましい一実施の形態において、コンビニ等
の電子アルバム注文店舗に、情報記録媒体の表面やパッ
ケージのジャケットに記録される予定の楽曲音声データ
に対応する楽曲名がプリントされた情報記録媒体やパッ
ケージ製品を陳列する陳列棚が設置され、顧客は未現像
ネガフィルムの現像の注文を行う際に、陳列棚から好み
の情報記録媒体やパッケージ製品を選択するのみで、ラ
ボ等のフォトサービス店舗でネガフィルムから読み取っ
た画像データと楽曲名に対応する楽曲音声データとが選
択した情報記録媒体に記録されるものであり、顧客は画
像データと楽曲音声データとが一体となって記録された
情報記録媒体を容易に入手することができる。

【００２８】

【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。

【００２９】［実施例１］まず、本発明の第１の実施例
に係る画像音声記録システム及び画像音声記録方法につ
いて、図１乃至図５を参照して説明する。図１は、第１
の実施例に係る画像音声記録システムの構成を示す図で
あり、図２は、本画像音声記録システムを用いた画像及
び音声の記録手順を示すフローチャート図である。ま
た、図３は、情報記録媒体のプリント例を示す図であ
り、図４及び図５は、画像データ及び楽曲音声データと
共に情報記録媒体に記録されたプログラムによりコンピ
ュータに表示される画面の構成例を示す図である。

【００３０】図１に示すように、本実施例の画像音声記
録システム１ａは、未現像ネガフィルム２ａを提供する
顧客２と、未現像ネガフィルム２ａを受け取り、その表
面又はパッケージのジャケットに楽曲名がプリントされ
たＣＤ−Ｒ等の情報記録媒体５又は情報記録媒体５を同
梱するパッケージ製品（以下、これらを総括して情報記
録媒体５と呼ぶ。）の中から顧客２が選択した情報記録
媒体５をラボ４に送付し、現像済みネガフィルム２ｃと
記録済みの情報記録媒体５とを顧客２に返却するコンビ
ニ３等の注文店舗と、コンビニ３から未現像ネガフィル
ム２ａとプリントが施された情報記録媒体５と注文票２
ｂとを受け取り、未現像ネガフィルム２ａから画像デー
タを抽出し、楽曲音声データと共に情報記録媒体５に書
き込むラボ４とから構成される。

【００３１】また、コンビニ３には、電子アルバム（以
下、コンピュータを、画像データと楽曲音声データとを
表示／演奏させるための手段として機能させるためのプ
ログラムを総称して電子アルバムと称する。）の注文を
受け付けるカウンター３ａと、その表面やパッケージの
ジャケットに楽曲名がプリントされた情報記録媒体５や
パッケージ製品を陳列する陳列棚３ｂとを備えている。

【００３２】また、ラボ４には、顧客２から提供された
未現像ネガフィルム２ａを現像する現像装置４ａと、現
像したネガフィルムを読み取ってデジタルデータに変換
する読み取り装置４ｂと、情報記録媒体５に画像データ
や楽曲音声データを書き込む書き込み装置４ｃと、楽曲
名に対応する楽曲音声データを記憶する記憶装置４ｄ
と、情報記録媒体５やパッケージのジャケットにプリン
トを施す印刷装置４ｅとを備えている。上記各装置は別
々に構成されていてもよく、２以上の組み合わせ、例え
ば、現像装置４ａと読み取り装置４ｂ、読み取り装置４
ｂと書き込み装置４ｃ、現像装置４ａと読み取り装置４
ｂと書き込み装置４ｃ、書き込み装置４ｃと印刷装置４
ｅ等が一体的に構成されていてもよい。更に、ラボ４
に、読み取り装置４ｂで読み取った画像データを基にし
て、通常のプリントを作成するプリンタを設けてもよ
い。このプリンタとしては、特に種類を問わず、インク
ジェットタイプ、電子写真タイプ、銀塩タイプ等種々の
ものを用いることができる。

【００３３】なお、以下では、コンビニ３で電子アルバ
ムの注文を行う場合を例にして説明するが、注文店舗と
してはコンビニ３に限らず、顧客２からのフィルムの現
像、プリントの依頼を受注する任意の店舗でよい。ま
た、顧客２は画像データを未現像のネガフィルム２ａと
して提供する場合を主に説明するが、現像済みのネガフ
ィルムやポジフィルム（現像済みでも未現像でも可）、
プリントやデジタルカメラで取得した画像データを記録
したコンパクトフラッシュ（登録商標）やスマートメデ
ィア、メモリースティック（登録商標）、マルチメディ
アカード、ＳＤメモリーカードなどのメモリーカードや
ＣＤ−Ｒなどの情報記録媒体（以下、単に情報記録媒体
と称する。）を提供しても良い。

【００３４】上記構成の画像音声記録システム１ａを用
いて、顧客２がコンビニ３に未現像ネガフィルム２ａを
持ち込んでから、画像データと楽曲音声データとが一体
となって書き込まれた情報記録媒体５を入手するまでの
手順について、図２のフローチャート図を参照して説明
する。

【００３５】まず、ステップＳ１０１において、顧客２
はフィルムカメラで撮影した未現像ネガフィルム２ａを
コンビニ３等の注文店舗に持ち込む。この未現像ネガフ
ィルム２ａに記録されている写真画像は顧客自らが撮影
したものであっても良く、他の顧客が撮影したものでも
良い。また、フィルムカメラで撮影して取得した写真画
像に限らず、デジタルカメラで撮影して取得した画像デ
ータ、インターネット等の通信ネットワークを介して取
得した画像データや、画像加工ソフトウェアを使用して
顧客２が加工した画像データであっても良い。

【００３６】次に、ステップＳ１０２において、顧客２
はカウンター３ａで電子アルバムの注文を行い、所定の
書式の注文票２ｂに顧客２を特定する情報や必要に応じ
て画像データと共に表示するメッセージ等の追加情報の
記入を行う。ここで、顧客２が未現像ネガフィルム２ａ
を持ち込む場合は、通常、未現像ネガフィルム２ａに記
録された写真の全てを電子アルバムに用いることになる
が、現像済みのネガフィルムや情報記録媒体を持ち込む
場合は、記録された写真の一部のみを用いることもでき
る。その場合は、現像済みのネガフィルムのコマ番号や
情報記録媒体のファイル名等を指定して電子アルバムと
して利用する画像データの選択を行う。

【００３７】次に、ステップＳ１０３において、顧客２
はスライドショーのＢＧＭとして流す楽曲の選択を行
う。本実施例では、コンビニ３の情報記録媒体蓄積手段
としての陳列棚３ｂには、その表面やパッケージのジャ
ケットに記録される予定の楽曲音声データに対応する楽
曲名がプリントされた情報記録媒体５が陳列されてお
り、顧客２は陳列棚３ｂの中から好みの情報記録媒体５
を選択する。なお、上記情報記録媒体５としてはＣＤ−
Ｒに限らず、パソコン等の端末で読み取ることができる
媒体であればよく、ＤＶＤ−ＲやＭＯ等であってもよい
が、多くのパソコンで読み取り可能で価格が安いことか
らＣＤ−Ｒが好適である。また、陳列棚３ｂからの情報
記録媒体５の選択の方法として、陳列棚３ｂに楽曲名の
情報を入力するための手段、例えば楽曲名選択ボタンを
設け、さらに、これにより入力された情報に基づき、情
報記録媒体５を自動的に選択して取り出す手段を設け、
顧客２の選択に答えるような方法を用いてもよい。

【００３８】情報記録媒体５表面やジャケット６に施す
プリントとしては、記録する予定の楽曲音声データに対
応する楽曲名のみならず、例えば、図３に示すように、
アーティスト名やイラスト、アーティストの顔等（図３
では楽曲／アーティスト名１６を記載）をプリントして
もよく、その中から好みの楽曲名やデザインの情報記録
媒体５を選択することにより、情報記録媒体５自体の価
値を高めることができる。

【００３９】そして、ステップＳ１０４において、コン
ビニ３は顧客２が持ち込んだ未現像ネガフィルム２ａと
顧客２が選択した楽曲名がプリントされた情報記録媒体
５と注文票２ｂをラボ４に送る。

【００４０】ラボ４では、ステップＳ１０５において、
現像装置４ａを用いて未現像ネガフィルム２ａを現像
し、現像したネガフィルムをスキャナ等の読み取り装置
４ｂを用いてデジタルデータに変換する。また、画像デ
ータを現像済みのネガフィルムとして受け取った場合
は、読み取り装置４ｂを用いてデジタルデータに変換す
る。

【００４１】そして、ステップＳ１０６において、情報
記録媒体５やジャケットにプリントされた楽曲名や注文
票２ｂに記載された楽曲名に対応する楽曲音声データを
記憶装置４ｄから抽出して、書き込み装置４ｃを用いて
読み取り装置４ｂで読み取った画像データと共にコンピ
ュータで読み取り可能な状態で情報記録媒体５に書き込
む。その際、顧客２が画像データと共に表示するメッセ
ージを追加した場合は、その追加情報も情報記録媒体５
に書き込む。なお、情報記録媒体５への書き込みの順番
は任意であり、画像データを先に、又は楽曲音声データ
を先に書き込んでもよく、ラボ４でネガフィルムをスキ
ャンして画像データを得る場合は、このスキャンの工程
が終わるのを待たずに先に楽曲音声データの書き込みを
開始した方が、生産性の向上の上で好ましい。

【００４２】また、情報記録媒体５に記録する楽曲音声
データはラボ４内に備えたものに限らず、予め定められ
た形式の楽曲音声データを情報記録媒体に記録して顧客
２が持参して提供してもよく、顧客２が自作した楽曲音
声データや顧客２が自ら取得した楽曲音声データをＢＧ
Ｍとして使用することも可能である。その場合には、顧
客２が用意した楽曲音声データを記録した情報記録媒体
をラボ４に送付し、ラボ４にて楽曲音声データの読み取
り、情報記録媒体５への書き込みを行えばよい。

【００４３】次に、ステップＳ１０７において、必要に
応じて、情報記録媒体５の表面やパッケージのジャケッ
ト等に、画像データを識別可能なプリントを施す。例え
ば、図３に示すように、代表的な画像データや顧客２が
選択した画像データ等の画像例１７をプリントする。そ
の際、注文主の顧客２や情報記録媒体５を提供する顧客
の氏名やメッセージ１５等を一緒にプリントしてもよ
く、このようなプリントを施すことにより情報記録媒体
５をカスタマイズすることができ、商品価値を高めるこ
とができる。

【００４４】その後、ステップＳ１０８において、ラボ
４は画像データと楽曲音声データとを記録した情報記録
媒体５を現像済みネガフィルム２ｃと共にコンビニ３に
送付し、ステップＳ１０９でコンビニ３から顧客２に提
供する。

【００４５】このように、本実施例の画像音声記録シス
テム１ａでは、顧客２は未現像ネガフィルム２ａを用い
た電子アルバムの注文を行うに際して、コンビニ３に備
えた陳列棚３ｂから好みの楽曲名がプリントされた情報
記録媒体５やパッケージ製品を選択すると、ラボ４で未
現像ネガフィルム２ａを現像して画像データを読み取る
と共に楽曲名に対応する楽曲音声データを抽出して、画
像データと楽曲音声データとを情報記録媒体５に書き込
むため、顧客２は、画像データと楽曲音声データとが一
体となって記録された情報記録媒体５を容易に入手する
ことができる。そして、顧客２は自宅のパソコン等の端
末を用いて、簡単な操作で画像データの閲覧と楽曲音声
データの演奏とを同時に楽しむことができる。

【００４６】なお、上記説明では情報記録媒体５には画
像データと楽曲音声データのみを記録したが、情報記録
媒体５内に電子アルバムを再生するプログラムもコンピ
ュータで読み取り可能な状態で書き込んでおけば、より
簡単に電子アルバムを楽しむことができる。このような
プログラムとしては、本願発明者の先願（特願２００２
−１３７８９号）において開示したプログラムが好適で
ある。このプログラムでは、画像データと楽曲音声デー
タとが独立して表示／演奏されるのではなく、相互に関
連づけて表示／演奏されるため、画像データと楽曲音声
データとが一体となって再生されるスライドショーを楽
しむことができる。

【００４７】以下、図４及び図５を参照して、上記プロ
グラム（電子アルバム再生プログラム及びスライドショ
ー実行プログラム）の概略の機能、動作について説明す
る。

【００４８】上記電子アルバム再生プログラムは、コン
ピュータを、顧客２が提供した複数の画像データを縮小
してアルバム状に表示するアルバム表示手段、各々の画
像データに各種画像処理を施す画像データ処理手段、指
定した画像データや楽曲音声データをハードディスクや
情報記録媒体に記録するデータ保存手段、指定した画像
データを添付ファイルとして電子メールの送信を行う電
子メール手段、指定した画像データをプリント出力する
画像データ印刷手段、指定した画像データをサーバーに
アップロードするアップロード手段、画像データと楽曲
音声データとを関連づけてスライド表示するスライドシ
ョー表示手段、スライド効果の設定を行うスライド効果
設定手段、楽曲音声データを分析して画像データの表示
タイミングを調整する楽曲音声データ分析手段、画像デ
ータを分析して特徴を抽出し、画像データに合った楽曲
音声データを選択する画像データ分析手段の全部又は一
部の手段として機能させることができるものである。

【００４９】例えば、顧客２はパソコン等の端末に電子
アルバムを記録した情報記録媒体５を挿入すると、自動
的に電子アルバム再生プログラムが起動し、図４に示す
ようなメニュー画面７が表示される。このメニュー画面
７には、例えば、未現像ネガフィルム２ａのコマ画像デ
ータ８ａが集合した画像データ群８と、選択した画像デ
ータ群８やコマ画像データ８ａに対して施す処理を明示
したスイッチ９〜１４とが表示される。そして、顧客２
が画像データ群８の中から処理を希望する画像データ群
８を選択すると、選択した画像データ群８を構成するコ
マ画像データ８ａが縮小配列されたアルバムが表示され
る。

【００５０】そして、顧客２が画像加工、保存、電子メ
ール、プリント、アップロード、スライドショー等の処
理を選択し、対応するスイッチ９〜１４をマウスでクリ
ックすると各々の処理に対応した画面が表示されて処理
を実行することができる。例えば、「画像加工」を選択
すると、明るさ調整や色調整等を行うことができ、「保
存」を選択すると、指定されたディレクトリーに選択し
た画像データが保存される。また、「電子メール」を選
択すると、電子メールに添付する画像データのサイズの
指定や、電子メールの入力画面が表示され、選択した画
像データが添付された電子メールが指定したアドレス送
信され、「プリント」を選択すると、指定されたプリン
タに選択した画像データが印刷でき、「アップロード」
を選択すると、指定されたサーバーに選択した画像デー
タがアップロードされる。

【００５１】また、「スライドショー」を選択すると、
メニュー画面７上に図５に示すようなスライドショーの
ＢＧＭとして流す楽曲音声データを選択する楽曲選択画
面１４ａが表示される。この楽曲選択画面１４ａには、
例えば、顧客２がコンビニ３等の注文店舗で選択した楽
曲音声データを明示するスイッチ（図ではＢＧＭ１〜
３）や、インターネットを介して楽曲音声データをダウ
ンロードする場合に用いるスイッチ、顧客２がパソコン
に保存している楽曲音声データを選択する場合に用いる
スイッチ等が表示され、顧客２がこの中から所望の楽曲
音声データを選択すると、選択した楽曲に合わせて画像
データが表示される。

【００５２】また、スライドショー実行プログラムで
は、スライド効果や表示画面の各種装飾、画像やメッセ
ージの挿入の設定等を行うこともできる。例えば、スラ
イド効果としては、画像データの表示／消去方法や表示
サイズ、画面の切り替え方法等が設定でき、装飾として
はスライドの背景画面や画像データに付加するフレーム
等が設定でき、スライドショーの効果をより高めること
ができる。

【００５３】また、画像やメッセージの挿入の設定で
は、楽曲音声データとして映画やアニメーションの主題
歌等を選択した場合にはプルダウンメニューに楽曲音声
データに対応したキャラクター等の名称が表示され、そ
の中から所望のキャラクターを選択するとスライドショ
ーで画像データに合わせてキャラクターを表示させるこ
ともでき、演奏される楽曲と表示画面とに一体感を生じ
させることができる。また、メッセージ入力欄にメッセ
ージを入力し、挿入方法や挿入位置を設定すると、入力
したメッセージを画像データの表示に合わせてテロップ
式に表示したり、画面の所定の位置に表示することがで
き、カスタマイズする幅を与えることにより顧客２の志
向を反映した電子アルバムを作成することができる。

【００５４】また、ステップＳ１０２の電子アルバム注
文時にメッセージ等の追加情報を記載した場合には、ス
ライドショー実行時に当該メッセージが表示される構成
とすることもでき、本実施例の情報記録媒体５を知人、
友人等にプレゼントする場合には、スライドショーでプ
レゼント相手に宛てたメッセージを表示することによ
り、情報記録媒体５の商品価値を高めることもできる。

【００５５】更に、上記スライドショー実行プログラム
では、単に画像データの表示と楽曲音声データの演奏を
行うだけでなく、スライドショーの効果を高めるため
に、画像データの表示タイミングと楽曲音声データの演
奏タイミングとに所定の関係を持たせている。具体的に
は、スライドショー実行プログラムは、コンピュータ
を、楽曲音声データの演奏時間を演算する処理や楽曲音
声データのテンポ、フレーズ、音声データ、休止符を抽
出する処理、画像データの表示タイミングを設定する処
理等を行う楽曲音声データ分析手段や、画像データから
特定の形状や色彩を抽出する処理、画像データの特徴を
参照して画像データに適した楽曲音声データを選択する
処理等を行う画像データ分析手段として機能させること
ができる。

【００５６】そして、例えば、楽曲音声データの形式や
サイズ、ヘッダ情報等から楽曲音声データの演奏時間を
抽出し、その演奏時間を表示する画像データの数で割っ
て１画像データ当たりの表示時間を演算し、楽曲音声デ
ータの演奏終了と同時に画像データの表示が終了するよ
うにしたり、複数の楽曲音声データの演奏終了と同時に
画像データの表示が終了するようにスライドショーを設
定することができる。

【００５７】また、楽曲音声データの強弱、周波数等か
ら楽曲音声データのテンポを抽出し、楽曲音声データの
テンポに合わせてスライド効果の時間（例えば、フェー
ドイン／フェードアウトの時間）を設定し、テンポの速
い楽曲の場合はスライド効果を早くし、逆にテンポの遅
い楽曲の場合はスライド効果の時間を長くして、楽曲の
テンポとスライド効果との整合を図ることもできる。

【００５８】また、楽曲音声データの強弱、周波数等か
ら楽曲音声データの音声データや休止符を抽出して楽曲
をフレーズ毎に分割し、例えば、１フレーズに１枚の画
像データが表示されるようにスライドショーを設定する
こともでき、楽曲音声データのフレーズと画像データの
表示とを同期させることにより、楽曲と画像との一体感
が生まれ、スライドショーの効果を高めることもでき
る。

【００５９】このような電子アルバム再生プログラムや
スライドショー実行プログラムを、画像データ及び楽曲
音声データと共に情報記録媒体５に記録することによ
り、顧客２は情報記録媒体５をパソコン等の端末に挿入
するのみで、簡単に電子アルバムを閲覧し、スライドシ
ョーを楽しむことができる。また、特定の相手に宛てた
メッセージを表示することにより本実施例の情報記録媒
体５をプレゼントとして提供する場合の付加価値を高め
ることができる。

【００６０】［実施例２］次に、本発明の第２の実施例
に係る画像音声記録システム及び画像音声記録方法につ
いて、図６及び図７を参照して説明する。図６は、第２
の実施例に係る画像音声記録システムの構成を示す図で
あり、図７は、本画像音声記録システムを用いた画像及
び音声の記録手順を示すフローチャート図である。

【００６１】前記した第１の実施例では、情報記録媒体
５には楽曲音声データ自体は記録せず、表面やパッケー
ジのジャケットに記録される予定の楽曲音声データに対
応する楽曲名のみをプリントする構成としたが、本実施
例では、更に情報記録媒体５に予め楽曲音声データを記
録することを特徴としている。

【００６２】図６に示すように、本実施例の画像音声記
録システム１ｂは、未現像ネガフィルム２ａを提供する
顧客２と、未現像ネガフィルム２ａを受け取り、楽曲音
声データが記録され、表面やジャケットに楽曲名がプリ
ントされたＣＤ−Ｒ等の情報記録媒体５の中から顧客２
が選択した情報記録媒体５をラボ４に送付し、現像済み
ネガフィルム２ｃと記録済みの情報記録媒体５とを顧客
２に返却するコンビニ３等の注文店舗と、コンビニ３か
ら未現像ネガフィルム２ａとプリントが施された情報記
録媒体５と注文票２ｂとを受け取り、未現像ネガフィル
ム２ａから画像データを抽出し、情報記録媒体５に書き
込むラボ４とから構成される。

【００６３】また、コンビニ３には、電子アルバムの注
文を受け付けるカウンター３ａと、楽曲音声データが記
録され、その表面やパッケージのジャケットに楽曲名に
対応するプリントが施された情報記録媒体５又はパッケ
ージ製品を陳列する陳列棚３ｂとを備えている。

【００６４】また、ラボ４には、顧客２から提供された
未現像ネガフィルム２ａを現像する現像装置４ａと、現
像したネガフィルムを読み取ってデジタルデータに変換
する読み取り装置４ｂと、情報記録媒体５に画像データ
を書き込む書き込み装置４ｃと、情報記録媒体５やパッ
ケージのジャケットにプリントを施す印刷装置４ｅとを
備えている。なお、第１の実施例と同様に、上記各装置
は別々に構成されていてもよく、２以上の装置を組み合
わせて一体的に構成してもよい。更に、ラボ４に、読み
取り装置４ｂで読み取った画像データを基にして、通常
のプリントを作成するインクジェットタイプ、電子写真
タイプ、銀塩タイプ等のプリンタを設けてもよい。

【００６５】上記構成の画像音声記録システム１ｂを用
いて、顧客２がコンビニ３に未現像ネガフィルム２ａを
持ち込んでから、画像データと楽曲音声データとが一体
となって書き込まれた情報記録媒体５を入手するまでの
手順について、図７のフローチャート図を参照して説明
する。

【００６６】まず、ステップＳ２０１において、顧客２
はフィルムカメラで撮影した未現像ネガフィルム２ａを
コンビニ３等の注文店舗に持ち込み、ステップＳ２０２
において、顧客２はカウンター３ａで電子アルバムの注
文を行い、所定の書式の注文票２ｂに顧客２を特定する
情報や必要に応じて画像データと共に表示するメッセー
ジ等の追加情報の記入を行う。

【００６７】次に、ステップＳ２０３において、顧客２
はスライドショーのＢＧＭとして流す楽曲の選択を行
う。本実施例では、コンビニ３の陳列棚３ｂには、予め
楽曲音声データが記録され、その表面やパッケージのジ
ャケットに楽曲音声データに対応する楽曲名がプリント
された情報記録媒体５が陳列されており、顧客２は陳列
棚３ｂの中から好みの情報記録媒体５又はパッケージ製
品を選択する。

【００６８】そして、ステップＳ２０４において、コン
ビニ３は顧客２が持ち込んだ未現像ネガフィルム２ａと
顧客２が選択した情報記録媒体５と注文票２ｂをラボ４
に送り、ラボ４では、ステップＳ２０５において、現像
装置４ａを用いて未現像ネガフィルム２ａを現像し、現
像したネガフィルムをスキャナ等の読み取り装置４ｂを
用いてデジタルデータに変換する。また、画像データを
現像済みのネガフィルムとして受け取った場合は、読み
取り装置４ｂを用いてデジタルデータに変換する。

【００６９】そして、ステップＳ２０６において、書き
込み装置４ｃを用いて読み取り装置４ｂで読み取った画
像データをコンピュータで読み取り可能な状態で情報記
録媒体５に書き込む。その際、顧客２が画像データと共
に表示するメッセージを追加した場合は、その追加情報
も情報記録媒体５に書き込む。また、第１の実施例と同
様に、画像データと楽曲音声データとを関連づけて表示
／演奏する電子アルバム再生プログラムやスライドショ
ー実行プログラムを記録する構成としてもよい。

【００７０】次に、ステップＳ２０７において、必要に
応じて、情報記録媒体５の表面やパッケージのジャケッ
ト等に、画像データを識別可能なプリントを施す。その
際、注文主の顧客２や情報記録媒体５を提供する顧客の
氏名やメッセージ１５等を一緒にプリントしてもよく、
このようなプリントを施すことにより情報記録媒体５を
カスタマイズすることができ、商品価値を高めることが
できる。

【００７１】その後、ステップＳ２０８において、ラボ
４は画像データと楽曲音声データとを記録した情報記録
媒体５を現像済みネガフィルム２ｃと共にコンビニ３に
送付し、ステップＳ２０９でコンビニ３から顧客２に提
供する。

【００７２】このように、本実施例の画像音声記録シス
テム１ｂでは、陳列棚３ｂに陳列される情報記録媒体５
には、予めプリントした楽曲名に対応する楽曲音声デー
タが記録されているため、ラボ４では楽曲音声データを
記憶する記憶装置４ｄを設置する必要がなく、また、プ
リントされた楽曲名や注文票２ｂに記載された楽曲名か
ら楽曲音声データを抽出する工程や楽曲音声データを記
録する工程が不要となるため、ラボ４の構成やラボ４で
の工程を簡略化することができる。

【００７３】なお、上記各実施例では、ラボ４で作成し
た電子アルバムをコンビニ３に送付して顧客２が受け取
る構成としたが、本実施例の電子アルバムは情報記録媒
体５のみで電子アルバムの再生が可能であり、また、特
定の顧客に宛てたメッセージが表示されたり、情報記録
媒体５の表面や収納ケースのジャケットにプリントが施
されているため、情報記録媒体５そのものの商品価値が
高く、知人、友人に対するプレゼントとして利用するこ
とが考えられる。その場合は、注文の際に、プレゼント
する知人、友人の住所、氏名等を記入し、ラボ４又はコ
ンビニ３から直接郵送する構成とすることもできる。

【００７４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像音声
記録システム及び画像音声記録によれば下記記載の効果
を奏する。

【００７５】本発明の第１の効果は、画像データと楽曲
音声データとが一体となった情報記録媒体を容易に入手
することができるということである。

【００７６】その理由は、コンビニ等の注文店舗に、記
録される予定の楽曲音声データに対応する楽曲名がプリ
ントされた情報記録媒体やパッケージ製品を陳列する陳
列棚を設置し、顧客は未現像ネガフィルムを提供する際
に陳列棚から好みの情報記録媒体やパッケージ製品を選
択するのみで、ラボにて未現像ネガフィルムの現像、読
み取り、情報記録媒体への記録が行われるからである。

【００７７】また、本発明の第２の効果は、情報記録媒
体の識別を可能とし、商品価値を高めることができると
いうことである。

【００７８】その理由は、情報記録媒体の表面やパッケ
ージのジャケットには楽曲音声データや画像データを識
別可能なプリントが施され、また、必要に応じてデザイ
ン画像や、顧客を特定する情報、メッセージ等をプリン
トすることができるからである。

【００７９】そして、本発明の情報記録媒体は、電子ア
ルバムを注文する顧客が楽しむのみならず、プレゼント
として用いることもでき、子供の写真を実家の親に渡し
たり、結婚披露宴で撮影した写真を出席者に配布した
り、旅行の写真を参加者に配ったりする用途に用いるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例に係る画像音声記録シス
テムの構成を示す図である。

【図２】本発明の第１の実施例に係る画像音声記録方法
の手順を示すフローチャート図である。

【図３】本発明の第１の実施例に係る情報記録媒体及び
パッケージのジャケットのプリント例を示す図である。

【図４】電子アルバム再生プログラムで表示される画面
構成例（メニュー画面）を示す図である。

【図５】電子アルバム再生プログラムで表示される画面
構成例（楽曲選択画面）を示す図である。

【図６】本発明の第２の実施例に係る画像音声記録シス
テムの構成を示す図である。

【図７】本発明の第２の実施例に係る画像音声記録方法
の手順を示すフローチャート図である。

【符号の説明】

１ａ、１ｂ電子アルバム注文システム２顧客２ａ未現像ネガフィルム２ｂ注文票２ｃ現像済みネガフィルム３コンビニ３ａカウンター３ｂ曲名選択端末４ラボ４ａ現像装置４ｂ読み取り装置４ｃ書き込み装置４ｄ記憶装置４ｅ印刷装置５情報記録媒体６パッケージ７メニュー画面８画像データ群８ａコマ画像データ９〜１４スイッチ１４ａ楽曲音声選択画面１５メッセージ１６楽曲／アーティスト名１７画像例

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 5/91 Ｈ０４Ｎ 5/91 Ｒ (72)発明者五十嵐隆史東京都日野市さくら町１番地コニカ株式会社内 (72)発明者澤田勝利東京都日野市さくら町１番地コニカ株式会社内Ｆターム(参考） 5C052 AA17 AB02 DD02 DD06 5C053 FA10 GB11 JA03 LA01 LA11 LA14 5D044 AB05 AB08 BC04 CC06 DE17 EF02 5D110 AA16 AA17 AA27 AA29 DA02 DA09 DA20

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】表面に楽曲音声情報に対応した楽曲名がプ
リントされた情報記録媒体を顧客が選択するために蓄積
する情報記録媒体蓄積手段と、前記顧客により選択された前記情報記録媒体の表面にプ
リントされた楽曲名に対応した楽曲音声情報を該情報記
録媒体に記録する楽曲音声情報記録手段と、前記顧客により選択された前記情報記録媒体に前記顧客
の画像情報を記録する画像情報記録手段とを有すること
を特徴とする画像音声記録システム。
【請求項２】楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリント
されたジャケットと、情報記録媒体と、該ジャケット及
び該情報記録媒体をその中に同梱するパッケージとを有
するパッケージ製品を顧客が選択するために蓄積したパ
ッケージ製品蓄積手段と、前記顧客により選択された前記パッケージ製品の中の前
記ジャケットにプリントされた前記楽曲名に対応した楽
曲音声情報を該パッケージ製品内の前記情報記録媒体に
記録する楽曲音声情報記録手段と、前記顧客により選択された前記パッケージ製品の中の前
記情報記録媒体に前記顧客の画像情報を記録する画像情
報記録手段とを有することを特徴とする画像音声記録シ
ステム。
【請求項３】楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリント
されたジャケット及び情報記録媒体と、該ジャケット及
び該情報記録媒体をその中に同梱するパッケージとを有
するパッケージ製品を顧客が選択するために蓄積したパ
ッケージ製品蓄積手段と、前記顧客により選択された前記パッケージ製品の中の前
記ジャケット又は前記情報記録媒体にプリントされた前
記楽曲名に対応した楽曲音声情報を該パッケージ製品内
の前記情報記録媒体に記録する楽曲音声情報記録手段
と、前記顧客により選択された前記パッケージ製品の中の前
記情報記録媒体に前記顧客の画像情報を記録する画像情
報記録手段とを有することを特徴とする画像音声記録シ
ステム。
【請求項４】楽曲音声情報が予め記録され、表面に該楽
曲音声情報に対応した楽曲名がプリントされた情報記録
媒体を顧客が選択するために蓄積する情報記録媒体蓄積
手段と、前記顧客により選択された前記情報記録媒体に前記顧客
の画像情報を記録する画像情報記録手段とを有すること
を特徴とする画像音声記録システム。
【請求項５】楽曲音声情報が予め記録された情報記録媒
体と、該楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリントされ
たジャケットと、該情報記録媒体及び該ジャケットをそ
の中に同梱するパッケージとを有するパッケージ製品を
顧客が選択するために蓄積したパッケージ製品蓄積手段
と、前記顧客により選択されたパッケージ製品の中の前記情
報記録媒体に前記顧客の画像情報を記録する画像情報記
録手段とを有することを特徴とする画像音声記録システ
ム。
【請求項６】楽曲音声情報が予め記録され、該楽曲音声
情報に対応した楽曲名がプリントされた情報記録媒体
と、前記楽曲名がプリントされたジャケットと、該情報
記録媒体及び該ジャケットをその中に同梱するパッケー
ジとを有するパッケージ製品を顧客が選択するために蓄
積したパッケージ製品蓄積手段と、前記顧客により選択されたパッケージ製品の中の前記情
報記録媒体に前記顧客の画像情報を記録する画像情報記
録手段とを有することを特徴とする画像音声記録システ
ム。
【請求項７】前記顧客の画像情報は、前記顧客のフィル
ムをスキャンして得られたものであることを特徴とする
請求項１乃至６のいずれか一に記載の画像音声記録シス
テム。
【請求項８】更に、前記情報記録媒体に、コンピュータを、表示手段に前記画像情報を基にした画
像をスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド
表示に同期して前記楽曲音声情報を基にした楽曲音声を
発声させるための手段として機能させるプログラムを記
録するプログラム記録手段を備えることを特徴とする請
求項１乃至７のいずれか一に記載の画像音声記録システ
ム。
【請求項９】注文店舗に、表面に楽曲音声情報に対応し
た楽曲名がプリントされた情報記録媒体を顧客が選択可
能な状態で蓄積する情報記録媒体蓄積手段を設け、電子アルバム作成店舗において、楽曲音声情報を記録す
る楽曲音声情報記録手段と前記顧客の画像情報を記録す
る画像情報記録手段とを用いて、前記顧客により選択さ
れた前記情報記録媒体に、該情報記録媒体にプリントさ
れた前記楽曲名に対応する楽曲音声情報と前記顧客の画
像情報とを記録することを特徴とする画像音声記録方
法。
【請求項１０】注文店舗に、楽曲音声情報に対応した楽
曲名がプリントされたジャケットと、情報記録媒体と、
該ジャケット及び該情報記録媒体をその中に同梱するパ
ッケージと有するパッケージ製品を顧客が選択可能な状
態で蓄積するパッケージ製品蓄積手段を設け、電子アルバム作成店舗において、楽曲音声情報を記録す
る楽曲音声情報記録手段と前記顧客の画像情報を記録す
る画像情報記録手段とを用いて、前記顧客により選択さ
れた前記パッケージ製品の中の前記情報記録媒体に、該
ジャケットにプリントされた前記楽曲名に対応する楽曲
音声情報と前記顧客の画像情報とを記録することを特徴
とする画像音声記録方法。
【請求項１１】注文店舗に、楽曲音声情報に対応した楽
曲名がプリントされたジャケット及び情報記録媒体と、
該ジャケット及び該情報記録媒体をその中に同梱するパ
ッケージと有するパッケージ製品を顧客が選択可能な状
態で蓄積するパッケージ製品蓄積手段を設け、電子アルバム作成店舗において、楽曲音声情報を記録す
る楽曲音声情報記録手段と前記顧客の画像情報を記録す
る画像情報記録手段とを用いて、前記顧客により選択さ
れた前記パッケージ製品の中の前記情報記録媒体に、前
記ジャケット又は前記情報記録媒体にプリントされた前
記楽曲名に対応する楽曲音声情報と前記顧客の画像情報
とを記録することを特徴とする画像音声記録方法。
【請求項１２】注文店舗において、楽曲音声情報が予め
記録され、表面に該楽曲音声情報に対応した楽曲名がプ
リントされた情報記録媒体を顧客が選択可能な状態で蓄
積する情報記録媒体蓄積手段を設け、電子アルバム作成店舗において、前記顧客の画像情報を
記録する画像情報記録手段を用いて、前記顧客に選択さ
れた前記情報記録媒体に、前記顧客の画像情報を記録す
ることを特徴とする画像音声記録方法。
【請求項１３】注文店舗において、楽曲音声情報が予め
記録された情報記録媒体と、該楽曲音声情報に対応した
楽曲名がプリントされたジャケットと、該情報記録媒体
及び該ジャケットをその中に同梱するパッケージとを有
するパッケージ製品を顧客が選択可能な状態で蓄積する
パッケージ製品蓄積手段を設け、電子アルバム作成店舗において、前記顧客の画像情報を
記録する画像情報記録手段を用いて、前記顧客に選択さ
れた前記パッケージ製品の中の前記情報記録媒体に、前
記顧客の画像情報を記録することを特徴とする画像音声
記録方法。
【請求項１４】注文店舗において、楽曲音声情報が予め
記録され、該楽曲音声情報に対応した楽曲名がプリント
された情報記録媒体と、前記楽曲名がプリントされたジ
ャケットと、該情報記録媒体及び該ジャケットをその中
に同梱するパッケージとを有するパッケージ製品を顧客
が選択可能な状態で蓄積するパッケージ製品蓄積手段を
設け、電子アルバム作成店舗において、前記顧客の画像情報を
記録する画像情報記録手段を用いて、前記顧客に選択さ
れた前記パッケージ製品の中の前記情報記録媒体に、前
記顧客の画像情報を記録することを特徴とする画像音声
記録方法。
【請求項１５】前記画像情報は、フィルムをスキャンし
て得られたものであることを特徴とする請求項９乃至１
４のいずれか一に記載の画像音声記録方法。
【請求項１６】前記電子アルバム作成店舗において、前
記情報記録媒体に、コンピュータを、表示手段に前記画像情報を基にした画
像をスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド
表示に同期して前記楽曲音声情報を基にした楽曲音声を
発声させるための手段として機能させるプログラムを記
録するステップを有することを特徴とする請求項９乃至
１５のいずれか一に記載の画像音声記録方法。