JP2003248534A - Usbコネクタ - Google Patents

Usbコネクタ

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JP2003248534A
JP2003248534A JP2002045695A JP2002045695A JP2003248534A JP 2003248534 A JP2003248534 A JP 2003248534A JP 2002045695 A JP2002045695 A JP 2002045695A JP 2002045695 A JP2002045695 A JP 2002045695A JP 2003248534 A JP2003248534 A JP 2003248534A
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data
usb connector
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usb
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JP2002045695A
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Fujio Nemoto
富士夫 根本
Kazuichi Horiuchi
和一 堀内
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ信号を検出して通信状態を表示させる
簡易な回路をUSBコネクタ内部に構成して、データ信
号の授受を目視で確認できるようにする。 【解決手段】 USBコネクタ本体(12,18)には
データ信号監視回路3が内蔵される。USBコネクタ端
子11を介してデータ通信が行われていないときは、デ
ータ信号ライン3sに流れるデータ信号のデータ長は短
い。従って、コンデンサC1を経由して取り込まれたデ
ータ信号は、整流部4で整流された後にゲート電圧生成
部5によって生成された鋸歯状波電圧は、表示部6のF
ETQ1をONさせる閾値電圧まで到達しないのでLE
Dは点灯しない。USBコネクタ端子11を介してデー
タ通信が行われると、データ信号のデータ長が長くなる
ので、鋸歯状波電圧は閾値電圧を超えて表示部6のLE
Dを点灯させる。データ量が多くなれば点灯期間はさら
に長くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(以下、パソコンという)と周辺機器とを接続す
るUSBコネクタに関するものであり、より詳細には、
USB規格の通信ケーブルに使用される終端コネクタや
中継コネクタなどのUSBコネクタに関するものであ
り、さらに詳しくは、終端コネクタや中継コネクタなど
に表示機能を備えたUSBコネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、パソコンと周辺機器とを接続する
通信用のコネクタとして、IEEE1394規格やSC
SI規格やUSB規格などのコネクタが知られている。
このうち、IEEE1394規格のコネクタは通信速度
が100Mビット/秒以上と高速であるので高速通信用
機器に好んで用いられている。また、SCSI規格のコ
ネクタはハードディスクの信号のやり取りを行うために
10数ピン以上の多ピンで構成されている。一方、US
B規格のコネクタは通信速度が1.5Mビット/秒また
は12Mビット/秒程度と比較的低速ではあるが、汎用
のパソコンなどの通信速度には充分に対応できるし、コ
ネクタピンが4ピンで構造も簡単でありデータ転送に利
用しやすいのでパソコンでは好んで用いられている。
【0003】また、IEEE1394規格やUSB規格
のケーブルが機器間に接続されると、LEDなどの表示
手段によって表示させるコネクタも知られている。たと
えば、特開2001−216203号公報には、IEE
E1394準拠のコネクタにLEDなどの表示灯を設け
て、接続状態や通信状態を可視的に確認できる技術が開
示されている。この技術は、データ信号の通信ラインが
接続されるコネクタにデータ信号によって生成されたバ
イアス電圧を供給して、コネクタに設けられたLEDを
点灯しようとするものである。これによって、機器間の
通信状態や故障状態を迅速に目視で確認することができ
る。また、実開昭64−43571号公報には、USB
ケーブルが機器間に接続されるとコネクタに設けられた
LEDなどを表示させる技術が開示されている。この技
術は、このコネクタに信号端子と同一形状の電圧供給端
子を設け、コネクタが機器に接続されると電圧供給端子
からコネクタに設けられたランプへ電圧が供給されてラ
ンプを点灯させるようにしたものである。これによっ
て、コネクタが機器に接続されているか否かを目視で確
認することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開2001−216203号公報で開示されたIEE
E1394準拠のコネクタは、コネクタが機器に接続さ
れてデータ信号が伝送されたとき、ストローブ信号とデ
ータ信号との差動信号を増幅してLEDを点灯させるよ
うに構成されるので、データ信号が授受されている状態
を目視で確認することはできるが、ストローブ信号とデ
ータ信号による差動増幅回路を構成しなければならない
などLEDの点灯回路がやや複雑になる。また、実開昭
64−43571号公報で開示されたUSBコネクタ
は、データ信号が授受されているか否かに関わらず、コ
ネクタが物理的に機器に接続され、且つ電源ラインが接
続されていればランプが点灯するものであって、機器間
の通信状態を表示させるものはない。したがって、実際
にデータ信号が授受されているかどうかを目視で確認す
ることはできない。
【0005】また、USBハブやUSB機器などにLE
Dなどを設けて、データ通信状態をLEDによって表示
させるものもある。図8は、一般のUSB機器における
接続部の構成図である。同図に示すように、USB機器
21にはデータ信号の通信状態を表示するLED26が
設けられている。今、USBコネクタ23が、USB機
器21側に設けられたUSBレセプタクル22に接続さ
れてデータ信号の授受が行われると、インタフェース2
4を介してホストコントローラ25へデータ信号が送信
される。ホストコントローラ25は、USB機器21の
図示しない本体側へデータ信号を送信すると共に、LE
D26へデータ信号に対応する電圧を供給する。これに
よって、データ信号の授受が行われているときのみLE
D26を点灯させることができる。このようにして、デ
ータ信号の内容(つまり、データ信号の長さ)に応じて
IED26を所望のインターバルで点滅させるので、デ
ータ信号の授受の状態を目視で確認することができる。
【0006】しかし、この技術は、ホストコントローラ
25に設けた専用のICがデータ信号をやり取りしてデ
ータ量を検出し、データ信号の変化をLEDに表示させ
るものである。したがって、データ信号をデコード処理
するための専用のICチップが必要となり、USBコネ
クタ23内にこのような複雑な回路を構成することは実
用面から考えた場合には極めて困難である。また、US
Bハブなどにおいて、データ通信状態をLED表示させ
るものもあるが、USBコントロール用のマイコンで処
理してLEDを点灯させているものであって、ケーブル
のコネクタ部に組み込める程度にコンパクトにすること
はできない。
【0007】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、データ信号のみを検出
して通信状態を表示させる簡易な回路をコネクタ内部に
構成することにより、データ信号の授受の状態を目視で
確認することができるUSB規格のコネクタを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のUSBコネクタは、通信ケーブル中を伝送
されるデータ信号のデータ長に応じて表示灯を点灯させ
るデータ信号監視回路を内蔵したことを特徴とする。
【0009】また、本発明のUSBコネクタにおいて
は、データ信号監視回路は、通信ケーブルからデータ信
号を入力して整流する整流手段と、この整流手段の出力
電圧から所定の時定数を有する鋸歯状波電圧を生成する
ゲート電圧生成手段と、ゲート電圧生成手段によって生
成された鋸歯状波電圧が所定の閾値より高くなったと
き、前記スイッチ素子を点弧させて前記表示灯を点灯さ
せる表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明のUSBコネクタにおいて
は、ゲート電圧発生手段は、通信ケーブルにおいてデー
タ通信が行われていないときのデータ信号のデータ長で
は、鋸歯状波電圧が閾値に到達しない時定数に設定され
ていることを特徴とする。
【0011】また、本発明のUSBコネクタにおいて
は、ゲート電圧発生手段は、通信ケーブルにおいてデー
タ通信が行われているとき、データ信号のデータ長に応
じて鋸歯状波電圧が閾値より高くなる期間が可変するよ
うに時定数が設定されていることを特徴とする。
【0012】また、本発明のUSBコネクタにおいて
は、ゲート電圧発生手段は、通信ケーブルにおいてデー
タ通信が行われているとき、データ信号のデータ長が長
くなるほど鋸歯状波電圧が閾値より高くなる期間が長く
なるように時定数が設定されていることを特徴とする。
【0013】また、本発明のUSBコネクタにおいて
は、データ信号監視回路が通信ケーブルからデータ信号
を取り込んだとき、整流手段の入力側のインピーダンス
は、通信ケーブルを伝送するデータ信号の波形に影響を
及ぼさない程度の高インピーダンス値になっていること
を特徴とする。
【0014】また、本発明のUSBコネクタにおいて
は、スイッチ素子はFETであることを特徴とする。
【0015】また、本発明のUSBコネクタにおいて
は、表示灯はLEDであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明にお
けるUSBコネクタの実施の形態を詳細に説明する。本
発明のUSBコネクタは、USB規格の端末用USBコ
ネクタ部や中継用USBコネクタ部に、データ信号の授
受の状態を表示することができるLEDの点灯回路を組
み込んだものである。
【0017】図1は、本発明における端末用として構成
されたUSBコネクタの図である。図1において、デー
タ信号監視回路3はUSBコネクタ端子11に接続さ
れ、USBコネクタ端子11の他端は、図示されない機
器に接続されているものとする。USBコネクタ端子
(オス)11は、4ピンの端子にデータ信号ライン2
s、3sと電源ライン1s及びグランドライン4sがそ
れぞれ接続されている。また、電源ライン1sとデータ
信号ライン3sはデータ信号監視回路3に接続されてい
る。データ信号ライン3sはコンデンサC1と整流部4
とゲート電圧生成部5を介して表示部6のトランジスタ
Q1のゲートに接続されている。一方、電源ライン1s
は、表示部6のLEDに電源電圧を供給する抵抗R3に
接続されている。
【0018】図1において、たとえば、USBコネクタ
端子11にパソコンが接続され他端にプリンタなどの機
器が接続され、パソコンとプリンタとの間でデータ信号
が伝送されて通信が行われると、データ信号監視回路3
が所定のデータ長のデータ信号を検出して表示部6のL
EDを点灯させる。このとき、USBコネクタ端子11
がパソコンやプリンタに接続されていても、データ信号
の授受が行われていなければLEDは点灯しないので、
データ信号が授受されているか否かを直接目視で確認す
ることができる。
【0019】データ信号監視回路3がデータ信号を検出
してLEDを点灯させる動作を図2を用いてさらに詳し
く説明する。図2は、図1に示すデータ信号監視回路の
具体的な回路図である。なお、図2の回路図には、説明
を容易にするために回路の各部の信号波形が示されてい
る。また、図3は、図2に示すデータ信号監視回路の各
部の波形図であり、(a)はデータ通信が行われていな
いアイドル状態のときの信号波形図、(b)は少量のデ
ータ信号が伝送されているときの信号波形図、(c)は
多量のデータ信号が伝送されているときの信号波形図で
ある。
【0020】図2の回路図および図3の信号波形図を用
いて、データ通信が行われていないアイドル状態のとき
とデータ通信が行われているときの動作を説明する。先
ず、データ通信が行われていないアイドル状態のとき
は、USBコネクタ端子11のデータ信号ライン3Sに
は図3(a)に示すようなデータ信号が入力される。こ
のデータ信号は、低速データの場合は1.5Mビット/
秒のデータスピード、高速データの場合は12Mビット
/秒のデータスピードであり、何れの場合もデータ信号
監視回路3の入力コンデンサC1をほぼショート状態で
通過する。つまり、入力のコンデンサC1とその後段の
抵抗R5によって、低速・高速のデータ信号のみを通過
させその他のノイズなどは通過させないハイパスフィル
タを構成している。
【0021】また、データ信号監視回路3の入力インピ
ーダンスは、高インピーダンスとなっているので、デー
タ信号監視回路3をUSBコネクタ端子に接続しても、
USBコネクタを通過するデータ信号には影響を及ぼさ
ない。
【0022】図2のデータ信号監視回路3において、コ
ンデンサC1を通過したデータ信号は整流部4のダイオ
ードD1によって半波整流され、さらに、抵抗R2,R
3とコンデンサC3とからなるゲート電圧生成部5によ
って鋸歯状波が生成される。つまり、図3(a)に示す
ように、コンデンサC1に入力されたデータ信号は、整
流部4で整流された後に、ゲート電圧生成部5の抵抗R
2,R3とコンデンサC3とで決定される時定数に依存
する鋸歯状波電圧となり、表示部6のFETQ1のゲー
ト入力電圧波形としてFETQ1のゲートGに印加され
る。
【0023】このとき、図3(a)のようにデータ通信
が行われていないアイドル時においては、1フレームの
1msec周期毎に40μsec程度のデータ長のデータ信号
が送受信されている。このときは、整流部4で整流後の
電圧波形はゲート電圧生成部5によって鋸歯状波状に上
昇するが、データ信号のデータ長が短いために、鋸歯状
波電圧の最高値はFETQ1のゲートをトリガするため
の閾値まで到達しない。このため、アイドル時はFET
Q1をONにさせることはないので、表示部6のLED
は点灯しない。
【0024】次に、データ通信が開始されるとデータ通
信量が増えるので、アイドル時に比べてデータ信号の長
さが長くなる。つまり、図3(b)のように、少量のデ
ータ信号が送受信されると、1フレームの1msec周期
内において、データ信号の長さがたとえば70μsecま
で長くなる。このときは、ゲート電圧生成部5によって
生成される鋸歯状波の電圧波形はさらに上昇する。この
ようにして、データ信号のデータ長が長くなることによ
って、ゲート入力波形の電圧はFETQ1のゲートGを
トリガするための閾値より高い値にまで到達する。ゲー
ト入力電圧波形がゲートをトリガするための閾値より高
い期間においてFETQ1がONするので、この期間に
おいて表示部6のLEDは点灯する。そして、データ信
号が伝送されていない期間ではLEDは消灯する。この
ようにして、少量のデータ信号が送受信されると、図3
(b)に示すように短い点灯期間と長い消灯期間でLE
Dが点滅する。
【0025】さらにデータ通信量が増加すれば、図3
(c)に示すようにデータ信号の長さが増々長くなるの
で、ゲート入力電圧波形の鋸歯状波の電圧値はさらに上
昇して閾値以上の値を維持する。このため、LEDの点
灯期間が長くなる。一方、データ信号が伝送されていな
い期間ではLEDは消灯する。このようにして、多量の
データ信号が送受信されると、図3(c)に示すように
比較的長い点灯期間と消灯期間でLEDが点滅する。デ
ータ信号のデータ量がさらに多くなると、すなわち、1
msecの全域にわたるデータ信号が送受信されると、ゲ
ート入力電圧波形は閾値より高い状態を連続的に維持す
るのでLEDは連続点灯の状態となる。このようにし
て、データ信号のデータ量(データの長さ)に応じてL
EDの点灯時間が変わるので、目視でデータ信号のデー
タ量を確認することができる。
【0026】なお、アイドル時におけるLEDが点灯す
るための閾値や、データ通信時におけるLEDの点灯時
間と消灯時間の割合は、ゲート電圧生成部5の抵抗R
2,R3およびコンデンサC3による時定数によって決
まるので、これらの常数を変更することによって任意に
可変することができる。
【0027】つまり、本発明のUSBコネクタによれ
ば、パソコンと周辺機器とがUSBケーブルで接続され
ていても、データ通信が行われていない状態では、1フ
レーム内のデータ信号のデータ長が40μsec程度と短
いのでLEDを点灯させることはない。しかし、データ
信号の伝送が行われると、データ信号のデータ長は約6
0μsecから1msecまでデータ通信量に応じて長くなる
ので、データ通信量の多少に応じてLEDの点滅時間の
割合が変わる。これによって、データ通信が行われてい
ることを目視で確認することができると共に、データ通
信量が多いか少ないかを目視で確認することができる。
【0028】なお、図3におけるデータ信号は、実際に
は差動信号で構成されているので、図に示すデータ信号
の波形と対になる反対極性の位相反転信号が存在する。
図4は、データ信号におけるビット周期の拡大波形であ
る。図4に示すように、データ信号は、クロスオーバポ
イントを境にして半サイクル毎に極性が反転した差動信
号となっている。このような差動信号は、低速データの
1.5Mビット/秒の場合も、高速データの12Mビッ
ト/秒の場合も同じである。しかし、本発明のデータ信
号監視回路3では半波整流を行っているので、図3のよ
うに、対となる位相反転信号(図4のクロスオーバポイ
ントの下側の信号)を省略しても実質的な動作には変わ
りはない。
【0029】図2に示すように、データ信号監視回路3
がデータ信号ライン3sからデータ信号を入力し、整流
部4によってこのデータ信号を半波整流して直流電圧を
得て、閾値以上の電圧レベルのときに後段のFETを駆
動してLEDを点灯させている。このとき、USB2.
0のような高速伝送路の信号レベルは、1データチャネ
ルで出力電圧のハイレベルがティピカル値で0.4Vと
規定されている。したがって、この電圧レベルでは整流
部4のダイオードD1を動作させることができないの
で、LEDを点灯させることはできない。そのため、こ
のような場合は整流部4の前段に電圧増幅回路を設け
て、ダイオードD1の入力電圧をたとえば2V程度以上
に増幅する必要がある。なお、電圧増幅回路は一般に使
用されている回路を用いればよい。
【0030】図5は、本発明におけるUSBコネクタを
端末用に構成した場合の外観斜視図である。端末用US
Bコネクタ本体12は、一方がUSBケーブル14に接
続され、他方にUSBコネクタ端子(オス)11を有し
ている。このUSBコネクタ端子(オス)11は、図示
しない機器に取り付けられたUSBコネクタ端子(メ
ス)に対して挿入される。端末用USBコネクタ本体1
2には、図2に示すようなデータ信号監視回路3が組み
込まれ、端末用USBコネクタ本体12の表面にはLE
D13が取り付けられている。なお、端末用USBコネ
クタ本体12の表面を透明のアクリルカバーにして内部
に取り付けたLED13が見えるようにしてもよい。こ
れによって、USBケーブル14にデータ信号が伝送さ
れているときは、データ量の多少に応じてLED13の
点滅比が変わるので、データ信号の伝送状態を目視で確
認することができる。
【0031】図6は、本発明におけるUSBコネクタを
中継用に構成した場合の外観斜視図である。中継用US
Bコネクタは、中継用USBコネクタ本体18とUSB
コネクタ端子(オス)15とUSBコネクタ端子(メ
ス)16から構成される。USBコネクタ端子(オス)
15は図示されない相手のUSBコネクタ端子(メス)
(USBレセプタクル)に挿入され、一方、USBコネ
クタ端子(メス)16は図示されない相手のUSBコネ
クタ端子(オス)に接続される。中継用USBコネクタ
本体18には、図2に示すようなデータ信号監視回路3
が組み込まれ、中継用USBコネクタ本体18の表面に
はLED17が取り付けられている。このような中継用
USBコネクタ本体18に設けられたデータ信号監視回
路を図7に示す。図7におけるデータ信号監視回路3の
構成は図1および図2に示される回路と同様であるので
説明を省略する。なお、中継用USBコネクタ本体18
の表面を透明のアクリルカバーにして内部に取り付けた
LED17が見えるようにしてもよい。これによって、
データ信号の伝送状態をLED17によって目視で確認
することができる。
【0032】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、発明の要旨の範囲で種々の変形が
可能である。たとえば、データ信号監視回路は図2に示
す回路に限定されるものではなく、データ信号をハイイ
ンピーダンスで入力して整流する整流部と、整流部の出
力電圧を所定の時定数で上昇させて鋸歯状波電圧を生成
するゲート電圧生成部と、ゲート電圧生成部によって生
成された鋸歯状波電圧が所定の閾値より高くなったとき
にLEDなどの表示灯を点灯させる表示部とを備えてい
れば、どのような回路構成であっても本発明に適用され
るデータ信号監視回路を構成することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のUSBコ
ネクタは、USB規格の通信ケーブル中を伝送されるデ
ータ信号のデータ長に応じて表示灯の点灯状態を可変さ
せるデータ信号監視回路を内蔵したことを特徴としてい
る。これによって、USBコネクタが機器間に接続され
ていてデータ通信が行われているか否かを表示灯で確認
できると共に、通信されているデータ量が多いか少ない
かを表示灯の点滅比によって目視で確認することができ
る。
【0034】たとえば、パソコンと周辺機器とがUSB
ケーブルで接続されたとき、接続されただけで通信が行
われていない状態(つまり、アイドル状態)では、1フ
レーム期間におけるデータ信号のデータ長が短いので、
USBコネクタに設けられたLEDは点灯しない。しか
し、USBケーブルで通信が行われると、1フレーム期
間におけるデータ信号のデータ長が長くなるのでLED
が点滅する。しかも、データ信号のデータ量が増減する
と、データ信号のデータ長も増減するのでLEDの点滅
比が変化する。たとえば、データ信号のデータ量が増加
するとデータ信号のデータ長も長くなるので、LEDの
点灯期間が長くなる。したがって、データ通信が行われ
ていることを目視で確認することができると共に、伝送
されているデータ量が多いか少ないかを目視で確認する
ことができるので、極めて便利なUSBコネクタを実現
することができる。
【0035】つまり、本発明によれば、USBケーブル
の端末コネクタ部や中継コネクタ部に簡単なLED表示
部(つまり、図2に示すようなデータ信号監視回路)を
組み込むだけで、データ通信のやり取りの様子を目視で
確認することができるUSBコネクタを実現することが
できる。このとき、LED表示部(データ信号監視回
路)の回路部品の点数が少ないので、USBコネクタを
大きくすることなく、従来のUSBコネクタにLED表
示部を組み込むことができる。したがって、従来のUS
Bコネクタに比べてさらに使い勝手のよいUSBコネク
タを実現することができる。また、表示機能付きUSB
コネクタとしての商品を実現することができ、新たなセ
ールスポイントとすることもできる。
【0036】なお、本発明のUSBコネクタに内蔵され
たデータ信号監視回路は、入力インピーダンスが高くな
っているので、通信ケーブルからデータ信号を取り込ん
だときに通信ケーブルを伝送するデータ信号の波形に影
響を及ぼすおそれはない。また、表示灯としてLEDを
使用しているので消費電力は極めて少なく、且つ、LE
Dを点灯させるスイッチ素子として電圧駆動型のFET
を使用しているので、スイッチ素子の電力ロスも殆どな
い。このためデータ信号監視回路の部品を小さくするこ
とができるので、データ信号監視回路をUSBコネクタ
に余裕を持って内蔵することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における端末用として構成されたUS
Bコネクタの回路図である。
【図2】 図1に示すデータ信号監視回路の具体的な回
路図である。
【図3】 図2に示すデータ信号監視回路の各部の信号
波形図であり、(a)はデータ通信が行われていないア
イドル状態のときの信号波形図、(b)は少量のデータ
信号が伝送されてデータ通信が行われているときの信号
波形図、(c)は多量のデータ信号が伝送されてデータ
通信が行われているときの信号波形図である。
【図4】 データ信号におけるビット周期の拡大波形で
ある。
【図5】 本発明におけるUSBコネクタを端末用に構
成した場合の外観斜視図である。
【図6】 本発明におけるUSBコネクタを中継用に構
成した場合の外観斜視図である。
【図7】 本発明における中継用として構成されたUS
Bコネクタの回路図である。
【図8】 一般のUSB機器における接続部の構成図で
ある。
【符号の説明】
3…データ信号監視回路、4…整流部、5…ゲート電圧
生成部、6…表示部、1s…電源ライン、2s,3s…
データ信号ライン、4s…グランドライン、11,15
…USBコネクタ端子(オス)12…端末用USBコネ
クタ本体、16…USBコネクタ端子(メス)、13,
17,26…LED、14…USBケーブル、18…中
継用USBコネクタ本体、21…USB機器、22…U
SBレセプタクル、23…USBコネクタ、24…イン
タフェース、25…ホストコントローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 USB規格の通信ケーブルに使用される
    USBコネクタにおいて、 前記通信ケーブル中を伝送されるデータ信号のデータ長
    に応じて表示灯を点灯させるデータ信号監視回路を内蔵
    したことを特徴とするUSBコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記データ信号監視回路は、 前記通信ケーブルからデータ信号を入力して整流する整
    流手段と、 前記整流手段の出力電圧から所定の時定数を有する鋸歯
    状波電圧を生成するゲート電圧生成手段と、 前記ゲート電圧生成手段によって生成された鋸歯状波電
    圧が所定の閾値より高くなったとき、前記スイッチ素子
    を点弧させて前記表示灯を点灯させる表示手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1に記載のUSBコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電圧発生手段は、前記通信ケ
    ーブルにおいてデータ通信が行われていないときのデー
    タ信号のデータ長では、鋸歯状波電圧が前記閾値に到達
    しない時定数に設定されていることを特徴とする請求項
    2に記載のUSBコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記ゲート電圧発生手段は、前記通信ケ
    ーブルにおいてデータ通信が行われているとき、データ
    信号のデータ長に応じて鋸歯状波電圧が前記閾値より高
    くなる期間が可変するように時定数が設定されているこ
    とを特徴とする請求項3に記載のUSBコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記ゲート電圧発生手段は、前記通信ケ
    ーブルにおいてデータ通信が行われているとき、データ
    信号のデータ長が長くなるほど鋸歯状波電圧が前記閾値
    より高くなる期間が長くなるように時定数が設定されて
    いることを特徴とする請求項4に記載のUSBコネク
    タ。
  6. 【請求項6】 前記データ信号監視回路が前記通信ケー
    ブルからデータ信号を取り込んだとき、前記整流手段の
    入力側のインピーダンスは、該通信ケーブルを伝送する
    データ信号の波形に影響を及ぼさない程度の高インピー
    ダンス値になっていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項5の何れかに記載のUSBコネクタ。
  7. 【請求項7】 前記スイッチ素子はFETであることを
    特徴とする請求項2乃至請求項6の何れかに記載のUS
    Bコネクタ。
  8. 【請求項8】 前記表示灯はLEDであることを特徴と
    する請求項1乃至請求項7の何れかに記載のUSBコネ
    クタ。
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