JP2003248027A - 電力ケーブル線路の部分放電測定装置 - Google Patents

電力ケーブル線路の部分放電測定装置

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JP2003248027A
JP2003248027A JP2002045370A JP2002045370A JP2003248027A JP 2003248027 A JP2003248027 A JP 2003248027A JP 2002045370 A JP2002045370 A JP 2002045370A JP 2002045370 A JP2002045370 A JP 2002045370A JP 2003248027 A JP2003248027 A JP 2003248027A
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insulating
power cable
phase
metal sheath
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JP2002045370A
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Masaharu Kasuya
正春 粕谷
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数相の電力ケーブルから発生する部分放電
を簡易に精度よく測定することができ、また、直埋され
る電力ケーブルの部分放電も簡易に測定することができ
る電力ケーブル線路の部分放電測定装置を提供する。 【解決手段】 複数相の電力ケーブル1R、1S、1T
に絶縁接続部2R、2S、2Tを設け、各相の電力ケー
ブル1R、1S、1Tがクロスボンド線3でクロスボン
ド接続され、クロスボンド線3の中間部が絶縁接続部2
R、2S、2Tから離隔して配置されるリンクボックス
4内で導電性接続バー11により接続される電力ケーブ
ル線路にあって、部分放電を測定する相側の絶縁接続部
の両金属シース側にクロスボンド線3を介して接続され
る導電性接続バー11が所定の静電容量を有する部分放
電信号検出用のキャパシタ12を備え、両キャパシタ1
2、12間に部分放電測定器8を接続して部分放電信号
を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロスボンド接続さ
れる多相交流電力ケーブル線路の部分放電測定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電力ケーブル線路は一般に図1
0に示すような構成になっている。例えば、3相(R
相、S相、T相)の金属シースを有する電力ケーブル1
R、1S、1Tにその金属シースが絶縁筒2aで縁切り
された絶縁接続部2R、2S、2Tを設け、各相側の絶
縁接続部2R、2S、2Tの絶縁筒2aを挟む一方及び
他方の金属シース側(絶縁接続部2R、2S、2Tの金
属ケースを含む。以下同じ。)1Ra、1Rb、1S
a、1Sb、1Ta、1Tbにそれぞれ同軸ケーブルの
内外部導体で構成されるクロスボンド線3の一端を接続
し、R相側の絶縁接続部2Rの絶縁筒2aを挟む一方の
金属シース側1Raに接続されるクロスボンド線3の他
端とT相側の絶縁接続部2Tの絶縁筒2aを挟む他方の
金属シース側1Tbに接続されるクロスボンド線3の他
端、S相側の絶縁接続部2Sの絶縁筒2aを挟む一方の
金属シース側1Saに接続されるクロスボンド線3の他
端とR相側の絶縁接続部2Rの絶縁筒2aを挟む他方の
金属シース側1Rbに接続されるクロスボンド線3の他
端、及び、T相側の絶縁接続部2Tの絶縁筒2aを挟む
一方の金属シース側1Taに接続されるクロスボンド線
3の他端とS相側の絶縁接続部2Sの絶縁筒2aを挟む
他方の金属シース側1Sbに接続されるクロスボンド線
3の他端を、前記絶縁接続部2R、2S、2Tから離隔
して配置されるリンクボックス4内で3本の導電性接続
バー5によりクロスさせて接続することにより、各相、
即ち、R相、S相、T相の電力ケーブル1R、1S、1
Tをクロスボンド接続して構成される。なお、各導電性
接続バー5の一方に端部側は過電圧抑制のためのアレス
タZを介して接地されている。
【0003】この電力ケーブル線路を構成する各相の電
力ケーブル1R、1S、1Tの絶縁体に欠陥(ボイド、
突起、異物等)が存在すると、その欠陥から部分放電が
生じ、この部分放電により、絶縁体中に電気トリーが発
生し、このトリーが成長してケーブル絶縁破壊を引き起
こす。そこで、このような絶縁破壊を事前に防止するた
めに、電力ケーブル線路に対して部分放電の測定が行わ
れている。
【0004】この電力ケーブル線路の部分放電測定装置
は、図11に示すように、部分放電を測定する相側の絶
縁接続部2R、2S、2Tの絶縁筒2aを挟む一方及び
他方の金属シース側1Raと1Rb、1Saと1Sb、
及び1Taと1Tbの防食ビニールシースの上に金属製
の箔電極6、7を貼り付け、両金属シース側1Raと1
Rb間、1Saと1Sb間、及び1Taと1Tb間、即
ち、両箔電極6、7間に、検出インピーダンス9と、そ
の検出インピーダンス9の両端に接続されてその電位差
を測定し、部分放電信号を検出する高周波同調式増幅器
や判断回路等の検出部10とを備えた部分放電測定器8
を接続して部分放電信号を検出するようにした構成のも
のである。なお、図12は図11の絶縁接続部2R、2
S、2Tにおける部分放電測定装置の等価回路図であ
る。この図において、1aは電力ケーブル1R、1S、
1Tの導体、Z1、Z3は絶縁接続部における絶縁体の
インピーダンス、Z2、Z4は箔電極6、7のインピー
ダンスを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の部分放電測定装
置によると、部分放電を測定する場合には、絶縁接続部
に箔電極を取り付けると共に、絶縁接続部に防水、防食
処理を施す必要があるため、部分放電の測定作業に手間
がかかるという問題があった。特に、電力ケーブル線路
を構成する複数相の電力ケーブルが直埋されている場合
には、絶縁接続部も直埋されるため、その絶縁接続部に
箔電極を貼り付ける場合には、その絶縁接続部を地中か
ら掘り起こす必要があり、箔電極を貼り付ける作業が困
難であるという問題があった。
【0006】このような場合、ケーブルを直埋する前に
絶縁接続部に箔電極を貼り付けておくことも考えられる
が、土壌の外圧力や防水処理不良等が原因で箔電極が故
障を起こし易く、部分放電を精度よく測定できないとい
う問題があった。また、箔電極が故障した場合にはその
交換のために、更に、絶縁接続部の性能を長期間維持す
るために部分放電の測定終了後、絶縁接続部から箔電極
を脱着しようとしても、絶縁接続部を掘り起こす必要が
あるため、その脱着作業が困難であるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記課題を解決し、電力ケーブ
ル線路を構成する複数相の電力ケーブルから発生する部
分放電を簡易に精度よく測定することができ、また、直
埋される電力ケーブルに対しても、直埋されない電力ケ
ーブルと同様に部分放電を簡易に測定することができる
電力ケーブル線路の部分放電測定装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載された電力ケーブル線路の
部分放電測定装置は、複数相の電力ケーブルにその金属
シースが絶縁筒で縁切りされた絶縁接続部を設け、各相
側の絶縁接続部の絶縁筒を挟む一方及び他方の金属シー
ス側にそれぞれクロスボンド線の一端を接続し、1相側
の絶縁接続部の絶縁筒を挟む一方の金属シース側に接続
されるクロスボンド線の他端と他相側の絶縁接続部の絶
縁筒を挟む他方の金属シース側に接続されるクロスボン
ド線の他端、及び、1相側の絶縁接続部の絶縁筒を挟む
他方の金属シース側に接続されるクロスボンド線の他端
と他相側の絶縁接続部の絶縁筒を挟む一方の金属シース
側に接続されるクロスボンド線の他端を、前記絶縁接続
部から離隔して配置されるリンクボックス内で導電性接
続バーによりクロスさせて接続することにより、各相の
電力ケーブルをクロスボンド接続してなる電力ケーブル
線路にあって、部分放電を測定する相側の絶縁接続部の
絶縁筒を挟む両金属シース側間に部分放電測定器を接続
して部分放電信号を検出する電力ケーブル線路の部分放
電測定装置において、部分放電を測定する相側の絶縁接
続部の絶縁筒を挟む両金属シース側にクロスボンド線を
介して接続される導電性接続バーが所定の静電容量を有
する部分放電信号検出用のキャパシタを備え、両キャパ
シタ間に部分放電測定器を接続して部分放電信号を検出
するようにしたものである。
【0009】このような構成により、導電性接続バーの
キャパシタが商用周波数の低周波成分をカットし、部分
放電による高周波成分に対して低インピーダンスとなっ
て部分放電信号のみをキャパシタを経由して部分放電測
定器へ伝達する機能を有するので、部分放電を検出する
精度を向上させることができる。
【0010】また、絶縁接続部に箔電極を貼り付けて電
力ケーブルの部分放電を測定するのと異なり、絶縁接続
部から離隔して地表、地上部近傍の比較的作業環境の良
好な個所に配置されるリンクボックスに収納される導電
性接続バーのキャパシタを利用して複数相の電力ケーブ
ルから発生する部分放電を測定するので、電力ケーブル
から発生する部分放電を簡易に精度よく測定することが
できる。
【0011】また、電力ケーブル線路を構成する複数相
の電力ケーブルが直埋されるものであっても、その絶縁
接続部を部分放電を測定し易い個所まで掘り起こす必要
がないので、直埋されていない電力ケーブルの場合と同
様に簡単、且つ、的確に部分放電を測定することができ
る。
【0012】また、本発明の請求項2に記載された電力
ケーブル線路の部分放電測定装置は、前記請求項1記載
の電力ケーブル線路の部分放電測定装置において、部分
放電を測定する相側の絶縁接続部の絶縁筒を挟む一方及
び他方の金属シース側にクロスボンド線を介して接続さ
れる2個の導電性接続バーが、それぞれ前記キャパシタ
を2個直列に接続して両キャパシタ間を接地すると共
に、各キャパシタの接地側に接続されるリング状フェラ
イトコアを備え、両導電性接続バーの接地側よりも部分
放電を測定する相側の絶縁接続部に近い方の両キャパシ
タ間に部分放電測定器を接続して部分放電信号を検出す
るように構成されるものである。
【0013】前記導電性接続バーがこのように構成され
ていると、導電性接続バーのリング状フェライトコアが
数MHzの高周波である部分放電信号に対して高インピ
ーダンスとなって他相の電力ケーブルから発生した部分
放電信号がクロスボンド線を介して侵入したり、反対
に、他相の電力ケーブルの方へ部分放電信号が波及した
りするようなことがなくなる。従って、部分放電を測定
する相の電力ケーブルから発生する部分放電をノイズの
侵入を抑えて精度よく測定することができるほか、各相
における部分放電の測定を独立して同時に行うことが可
能となり、電力ケーブル線路の部分放電を能率よく迅速
に測定して、部分放電の測定に要する時間を短縮させ、
その測定に要する費用を安くすることができるので好ま
しい。
【0014】更に、請求項3に記載された電力ケーブル
線路の部分放電測定装置は、請求項2記載の電力ケーブ
ル線路の部分放電測定装置において、前記導電性接続バ
ーのリング状フェライトコアが中空パイプ状導体の外径
にほぼ等しい内径を有し、該導体の外周に嵌合して取り
付けられるものである。
【0015】前記リング状フェライトコアがこのように
取り付けられていると、部分放電信号成分の表皮効果が
顕著になって、フェライトコアの高周波に対する電気的
アイソレーション効果を更に向上させることができるの
で好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は、3相交流電力ケーブル線路の部
分放電測定装置の概要を示す説明図である。なお、従来
のものと同一の構成及び機能を有するものは同一符号を
用いている。本発明装置の対象となる3相電力ケーブル
線路は、図1に示すように、3相(R相、S相、T相)
の金属シースを有する電力ケーブル1R、1S、1Tに
その金属シースが絶縁筒2aで縁切りされた絶縁接続部
2R、2S、2Tを設け、各相側の絶縁接続部2R、2
S、2Tの絶縁筒2aを挟む一方及び他方の金属シース
側(絶縁接続部2R、2S、2Tの金属ケースを含む。
以下同じ。)1Ra、1Rb、1Sa、1Sb、1T
a、1Tbにそれぞれ同軸ケーブルの内外部導体で構成
されるクロスボンド線3の一端を接続し、R相側の絶縁
接続部2Rの絶縁筒2aを挟む一方の金属シース側1R
aに接続されるクロスボンド線3の他端とT相側の絶縁
接続部2Tの絶縁筒2aを挟む他方の金属シース側1T
bに接続されるクロスボンド線3の他端、S相側の絶縁
接続部2Sの絶縁筒2aを挟む一方の金属シース側1S
aに接続されるクロスボンド線3の他端とR相側の絶縁
接続部2Rの絶縁筒2aを挟む他方の金属シース側1R
bに接続されるクロスボンド線3の他端、及び、T相側
の絶縁接続部2Tの絶縁筒2aを挟む一方の金属シース
側1Taに接続されるクロスボンド線3の他端とS相側
の絶縁接続部2Sの絶縁筒2aを挟む他方の金属シース
側1Sbに接続されるクロスボンド線3の他端を、前記
絶縁接続部2R、2S、2Tから離隔して、地表、地上
部近傍の作業環境の良好な個所に配置されるリンクボッ
クス4内で3本の導電性接続バー11によりクロスさせ
て着脱自在に接続することにより、各相、即ち、R相、
S相、T相の3相の電力ケーブル1R、1S、1Tをク
ロスボンド接続して構成される。なお、各導電性接続バ
ー11の一方に端部側は過電圧を抑制するアレスタZを
介して接地されている。
【0017】この電力ケーブル線路を構成する各相の電
力ケーブル1R、1S、1Tの絶縁体に欠陥(ボイド、
突起、異物等)が存在する場合、その欠陥から発生する
部分放電を測定する装置は次にように構成される。即
ち、この実施形態では、部分放電を測定する相、本実施
形態では、3相の電力ケーブル1R、1S、1Tの絶縁
接続部2R、2S、2Tの絶縁筒2aを挟む両金属シー
ス側1Raと1Rb、1Saと1Sb、及び、1Taと
1Tbにクロスボンド線3を介して接続される3本の導
電性接続バーとして、従来の導電性接続バー5に代え
て、図2に示すような、所定の静電容量を有する部分放
電信号検出用のキャパシタ12を備えた導電性接続バー
11を用いて接続し、これら導電性接続バー11の両キ
ャパシタ12、12間に部分放電測定器8を接続して構
成される。
【0018】導電性接続バー11の構成を図2、4によ
り更に詳細に説明すると、この導電性接続バー11は、
クロスボンド線3を通して電力ケーブル1R、1S、1
Tのシース電流、即ち、商用周波数の低周波電流成分が
流れる銅等の導電性材料で形成される線、棒状の中心導
体13と、その外周に設けられる前記キャパシタ12
と、中心導体13の両端に機械的、電気的に接続され、
前記クロスボンド線3の他端に接続される、銅等の導電
性材料で形成される剛性の接続端子14とからなる。
【0019】キャパシタ12は、図3に示すように、一
方の電極となる銅、銀等の良導電性材料で形成される可
撓性を有する矩形状の導電性金属箔12aの上に、ポリ
エチレン材等の絶縁材料で形成される矩形状の絶縁膜1
2bを貼り付け、その上に、前記導電性金属箔12aと
同じ形状、材質で、それよりも面積の小さい他方の電極
となる導電性金属箔12cを貼り付け、更に、その上
に、前記絶縁膜12bと同じ形状、材質の絶縁膜12d
を導電性金属箔12cを覆うように貼り付けた板状積層
体を、前記中心導体13の外周に1乃至数回巻き付ける
ことにより、図4に示すような円筒状に形成される。こ
のキャパシタ12は、絶縁膜12bの種類と厚さ及び導
電性金属箔12aの大小調整することにより、静電容量
を可変することができる。また、中心導体13の外周に
巻き付けて設けることにより場所を取らない構造にな
り、導電性接続バー11のリンクボックス4内への収納
及びクロスボンド線3との接続が容易になるので好まし
い。
【0020】12eは前記導電性金属箔12a、12c
に接続された部分放電信号を取り出す2対のリード線で
ある。なお、キャパシタ12の前記導電性金属箔12
a、12cの代わりにアルミ蒸着フィルムを用いてもよ
い。また、電気部品として一般に使用されているキャパ
シタを使用してもよい。また、前記中心導体13はシー
ス電流容量が多い場合に適用されるものであり、シース
電流容量が少ない場合には、必ずしも必要ではなく、キ
ャパシタ12の導電性金属箔12a、12cで代用し、
これを介してシース電流を流すようにしてもよい。更
に、導電性接続バー11の接続端子14の代わりに、図
5に示すような可撓性の接続端子15を用いるようにし
てもよい。このようにすると、導電性接続バー11の取
付け性がより向上するので好ましい。
【0021】部分放電測定器8は各導電性接続バー11
のキャパシタ12間に接続される検出インピーダンス9
と、その検出インピーダンス9の両端に接続されてその
電位差を測定し、部分放電信号を検出する高周波同調式
増幅器や判断回路等の検出部10とを備える。
【0022】また、図1に示すように、左方の部分放電
測定器8の検出インピーダンス9は、R相の電力ケーブ
ル1Rの絶縁接続部2Rの絶縁筒2aを挟む両金属シー
ス側1Raと1Rbにクロスボンド線3を介して接続さ
れる2個の導電性接続バー11の各キャパシタ12間に
リード線12eにより接続される。これにより電力ケー
ブル1Rから部分放電が生じた場合、検出インピーダン
ス9の両端の電位差を測定し、検出部10で判別するこ
とにより部分放電信号を検出することができる。
【0023】中央の部分放電測定器8の検出インピーダ
ンス9はS相の電力ケーブル1Sの絶縁接続部2Sの絶
縁筒2aを挟む両金属シース側1Saと1Sbにクロス
ボンド線3を介して接続される2個の導電性接続バー1
1の各キャパシタ12間にリード線12eにより接続さ
れる。これにより電力ケーブル1Sから部分放電が生じ
た場合、検出インピーダンス9の両端の電位差を測定
し、検出部10で判別することにより部分放電信号を検
出することができる。
【0024】更に、右方の部分放電測定器8の検出イン
ピーダンス9は、T相の電力ケーブル1Tの絶縁接続部
2Tの絶縁筒2aを挟む両金属シース側1Taと1Tb
にクロスボンド線3を介して接続される2個の導電性接
続バー11の各キャパシタ12間にリード線12eによ
り接続される。これにより電力ケーブル1Tから部分放
電が生じた場合、検出インピーダンス9の両端の電位差
を測定し、検出部10で判別することにより部分放電信
号を検出することができる。
【0025】本実施形態の部分放電測定装置は上記のよ
うな構成になっている。なお、導電性接続バー11は3
相側の絶縁接続部2R、2S、2Tの絶縁筒2aを挟む
両金属シース側1Raと1Rb、1Saと1Sb、及
び、1Taと1Tbにクロスボンド線3を介して接続し
たが、部分放電を測定する相側の電力ケーブルの絶縁接
続部の絶縁筒を挟む両金属シース側に導電性接続バー1
1を接続し、他相の電力ケーブルの絶縁接続部の絶縁筒
を挟む両金属シース側には従来の導電性接続バー5を接
続しておき、他相の電力ケーブルの部分放電を測定する
際、導電性接続バー5を導電性接続バー11に代えるよ
うな構成にしてもよい。この場合、導電性接続バー11
が前記のようにクロスボンド線3に着脱自在に接続され
ていると、導電性接続バーの交換が容易なほか、導電性
接続バー11のキャパシタ12等が故障した場合の交換
にも迅速に対応できるので好ましい。
【0026】上記いずれの構成を採用する場合でも、導
電性接続バー11のキャパシタ12が商用周波数の低周
波成分をカットし、部分放電による高周波成分に対して
低インピーダンスとなって部分放電信号のみをキャパシ
タ12を経由して部分放電測定器8へ伝達する機能を有
するので、電力ケーブル1R、1S、1Tの部分放電を
検出する精度を向上させることができる。
【0027】また、絶縁接続部2R、2S、2Tに箔電
極6、7を貼り付けて電力ケーブル1R、1S、1Tの
部分放電を測定するのと異なり、絶縁接続部2R、2
S、2Tから離隔して地表、地上部近傍の比較的作業環
境の良好な個所に配置されるリンクボックス4に収納さ
れる導電性接続バー11のキャパシタ12を利用して3
相の電力ケーブル1R、1S、1Tから発生する部分放
電を測定するので、電力ケーブル1R、1S、1Tから
発生する部分放電を簡易に精度よく測定することができ
る。
【0028】また、電力ケーブル線路を構成する3相の
電力ケーブル1R、1S、1Tが直埋されるものであっ
ても、その絶縁接続部2R、2S、2Tを部分放電を測
定し易い個所まで掘り起こす必要がないので、直埋され
ていない電力ケーブル1R、1S、1Tの場合と同様に
簡単、且つ、的確に部分放電を測定することができる。
【0029】図6は前記実施形態とは異なる他の実施形
態の部分放電測定器を示す説明図である。この実施形態
の部分放電測定装置では、前記導電性接続バー11の代
わりに、図7、8に示すような構成の導電性接続バー1
6を2個直列に連結して使用する。各導電性接続バー1
6は、前記中心導体13と、その外周に設けられる前記
キャパシタ12と、前記中心導体13の一方の端部(図
7の右側)の外周に嵌着されて機械的、電気的に接続さ
れる銅等の導電材料で形成される中空パイプ状導体17
の外周に、該導体17の外径にほぼ等しい内径を有し、
該導体17に嵌合して取り付けられる高磁性体のリング
状フェライトコア18と、中心導体13の両端に機械
的、電気的に接続され、前記クロスボンド線3の他端に
接続される、銅等の導電性材料で形成される剛性の接続
端子14とからなり、図8に示すように組み立てられ
る。
【0030】この導電性接続バー16、16は、図6に
示すように、リング状フェライトコア18同士が隣接し
て対向するように2個直列に配置され、リング状フェラ
イトコア18、18の中間で接続端子14により連結さ
れる。これにより、両キャパシタ12、12が2個直列
に接続され、両キャパシタ12、12間が接続端子14
及びアレスタZを介して接地され、リング状フェライト
コア18、18が両キャパシタ12、12よりも接地側
に接続される。
【0031】また、図6に示すように、左方の部分放電
測定器8の検出インピーダンス9は、R相の電力ケーブ
ル1Rの絶縁接続部2Rの絶縁筒2aを挟む両金属シー
ス側1Raと1Rbにクロスボンド線3を介してそれぞ
れ接続される各2個の導電性接続バー16、16のう
ち、接地側よりも部分放電を測定するR相側の絶縁接続
部2Rに近い方の導電性接続バー16の両キャパシタ1
2、12間にリード線12eにより接続される。これに
より電力ケーブル1Rから部分放電が生じた場合、検出
インピーダンス9の両端の電位差を測定し、検出部10
で判別することにより部分放電信号を検出することがで
きる。
【0032】中央の部分放電測定器8の検出インピーダ
ンス9は、S相の電力ケーブル1Sの絶縁接続部2Sの
絶縁筒2aを挟む両金属シース側1Saと1Sbにクロ
スボンド線3を介して接続される各2個の導電性接続バ
ー16、16のうち、接地側よりも部分放電を測定する
S相側の絶縁接続部2Sに近い方の導電性接続バー16
の両キャパシタ12、12間にリード線12eにより接
続される。これにより電力ケーブル1Sから部分放電が
生じた場合、検出インピーダンス9の両端の電位差を測
定し、検出部10で判別することにより部分放電信号を
検出することができる。
【0033】更に、右方の部分放電測定器8の検出イン
ピーダンス9は、T相の電力ケーブル1Tの絶縁接続部
2Tの絶縁筒2aを挟む両金属シース側1Taと1Tb
にクロスボンド線3を介して接続される各2個の導電性
接続バー16、16のうち、接地側よりも部分放電を測
定するT相側の絶縁接続部2Tに近い方の導電性接続バ
ー16の両キャパシタ12、12間にリード線12eに
より接続される。これにより電力ケーブル1Rから部分
放電が生じた場合、検出インピーダンス9の両端の電位
差を測定し、検出部10で判別することにより部分放電
信号を検出することができる。
【0034】図9に示す導電性接続バー16は、図7、
8に示す導電性接続バー16の接続端子14の代わり
に、可撓性の接続端子15を用いたものである。このよ
うにすると、導電性接続バー16の取付け性がより向上
するので好ましい。その他の構成及び機能は図1乃至5
に示す実施形態のものと同じなので説明を省略する。
【0035】図6乃至9に示す構成の部分放電測定装置
を使用すると、前記図1乃至5に示す実施形態のものと
同様な効果が得られるほか、導電性接続バー16がリン
グ状フェライトコア18を備えるので、これが数MHz
の高周波である部分放電信号に対して高インピーダンス
となって部分放電を測定していない他相の電力ケーブル
から発生した部分放電信号がクロスボンド線3を介して
侵入したり、反対に、他相の電力ケーブルの方へ部分放
電信号が波及したりするようなことがなくなる。従っ
て、部分放電を測定する相の電力ケーブルから発生する
部分放電をノイズの侵入を抑えて精度よく測定すること
ができるほか、各相における部分放電の測定を独立して
同時に行うことが可能となり、電力ケーブル線路の部分
放電を能率よく迅速に測定して、部分放電の測定に要す
る時間を短縮させ、その測定に要する費用を安くするこ
とができるので好ましい。
【0036】更に、リング状フェライトコア18が前記
したように中空パイプ状導体17の外径にほぼ等しい内
径を有し、該導体17の外周に嵌合して取り付けられて
いると、部分放電信号成分の表皮効果が顕著になって、
フェライトコア18の高周波に対する電気的アイソレー
ション効果を更に向上させることができるので好まし
い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に記載された電力ケーブル線路の部分放電測定装置によ
ると、部分放電を測定する相側の絶縁接続部の絶縁筒を
挟む両金属シース側にクロスボンド線を介して接続され
る導電性接続バーが所定の静電容量を有する部分放電信
号検出用のキャパシタを備え、両キャパシタ間に部分放
電測定器を接続して部分放電信号を検出するようにした
ので、導電性接続バーのキャパシタが商用周波数の低周
波成分をカットし、部分放電による高周波成分に対して
低インピーダンスとなって部分放電信号のみをキャパシ
タを経由して部分放電測定器へ伝達する機能を有するの
で、部分放電を検出する精度を向上させることができ
る。
【0038】また、絶縁接続部に箔電極を貼り付けて電
力ケーブルの部分放電を測定するのと異なり、絶縁接続
部から離隔して地表、地上部近傍の比較的作業環境の良
好な個所に配置されるリンクボックスに収納される導電
性接続バーのキャパシタを利用して複数相の電力ケーブ
ルから発生する部分放電を測定するので、電力ケーブル
から発生する部分放電を簡易に精度よく測定することが
できる。
【0039】また、電力ケーブル線路を構成する複数相
の電力ケーブルが直埋されるものであっても、その絶縁
接続部を部分放電を測定し易い個所まで掘り起こす必要
がないので、直埋されていない電力ケーブルの場合と同
様に簡単、且つ、的確に部分放電を測定することができ
る。
【0040】また、本発明の請求項2に記載された電力
ケーブル線路の部分放電測定装置によると、部分放電を
測定する相側の絶縁接続部の絶縁筒を挟む一方及び他方
の金属シース側にクロスボンド線を介して接続される2
個の導電性接続バーが、それぞれ前記キャパシタを2個
直列に接続して両キャパシタ間を接地すると共に、各キ
ャパシタの接地側に接続されるリング状フェライトコア
を備え、両導電性接続バーの接地側よりも部分放電を測
定する相側の絶縁接続部に近い方の両キャパシタ間に部
分放電測定器を接続して部分放電信号を検出するように
したので、導電性接続バーのリング状フェライトコアが
数MHzの高周波である部分放電信号に対して高インピ
ーダンスとなって他相の電力ケーブルから発生した部分
放電信号がクロスボンド線を介して侵入したり、反対
に、他相の電力ケーブルの方へ部分放電信号が波及した
りするのを防止する。従って、部分放電を測定する相の
電力ケーブルから発生する部分放電をノイズの侵入を抑
えて精度よく測定することができるほか、各相における
部分放電の測定を独立して同時に行うことが可能とな
り、電力ケーブル線路の部分放電を能率よく迅速に測定
して、部分放電の測定に要する時間を短縮させ、その測
定に要する費用を安くすることができるので好ましい。
【0041】更に、請求項3に記載された電力ケーブル
線路の部分放電測定装置によると、前記導電性接続バー
のリング状フェライトコアが中空パイプ状導体の外径に
ほぼ等しい内径を有し、該導体の外周に嵌合して取り付
けられるようにしたので、部分放電信号成分の表皮効果
が顕著になって、フェライトコアの高周波に対する電気
的アイソレーション効果を更に向上させることができる
ので好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部分放電測定装置の一実施形態を示す
説明図である。
【図2】図1の部分放電測定装置の主要構成である導電
性接続バーを分解した状態の斜視図である。
【図3】図2の導電性接続バーのキャパシタが中心導体
の外周に巻き付ける前の展開された状態を示すもので、
(イ)は平面図、(ロ)は(イ)のX−X線矢視断面図
である。
【図4】図2の導電性接続バーが組み立てられた状態の
斜視図である。
【図5】図2、4の導電性接続バーの接続端子として可
撓性の接続端子を用いた導電性接続バーの斜視図であ
る。
【図6】本発明の部分放電測定装置の他の実施形態を示
す説明図である。
【図7】図6の部分放電測定装置の主要構成である導電
性接続バーを分解した状態の斜視図である。
【図8】図7の導電性接続バーが組み立てられた状態の
斜視図である。
【図9】図7の導電性接続バーの接続端子として可撓性
の接続端子を用いた導電性接続バーの斜視図である。
【図10】クロスボンド接続される電力ケーブル線路の
一般的な構成を示す説明図である。
【図11】従来の部分放電測定装置の概要を示す説明図
である。
【図12】図11に示す部分放電測定装置の等価回路図
である。
【符号の説明】
1R 電力ケーブル 1S 電力ケーブル 1T 電力ケーブル 2R 絶縁接続部 2S 絶縁接続部 2T 絶縁接続部 1Ra 金属シース側 1Rb 金属シース側 1Sa 金属シース側 1Sb 金属シース側 1Ta 金属シース側 1Tb 金属シース側 3 クロスボンド線 4 リンクボックス 8 部分放電測定器 9 検出インピーダンス 10 検出部 11 導電性接続バー 12 キャパシタ 12a 導電性金属箔 12b 絶縁膜 12c 導電性金属箔 12d 絶縁膜 12e リード線 13 中心導体 14 接続端子 15 接続端子 16 導電性接続バー 17 パイプ状導体 18 リング状フェライトコア Z アレスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数相の電力ケーブルにその金属シース
    が絶縁筒で縁切りされた絶縁接続部を設け、各相側の絶
    縁接続部の絶縁筒を挟む一方及び他方の金属シース側に
    それぞれクロスボンド線の一端を接続し、1相側の絶縁
    接続部の絶縁筒を挟む一方の金属シース側に接続される
    クロスボンド線の他端と他相側の絶縁接続部の絶縁筒を
    挟む他方の金属シース側に接続されるクロスボンド線の
    他端、及び、1相側の絶縁接続部の絶縁筒を挟む他方の
    金属シース側に接続されるクロスボンド線の他端と他相
    側の絶縁接続部の絶縁筒を挟む一方の金属シース側に接
    続されるクロスボンド線の他端を、前記絶縁接続部から
    離隔して配置されるリンクボックス内で導電性接続バー
    によりクロスさせて接続することにより、各相の電力ケ
    ーブルをクロスボンド接続してなる電力ケーブル線路に
    あって、部分放電を測定する相側の絶縁接続部の絶縁筒
    を挟む両金属シース側間に部分放電測定器を接続して部
    分放電信号を検出する電力ケーブル線路の部分放電測定
    装置において、部分放電を測定する相側の絶縁接続部の
    絶縁筒を挟む両金属シース側にクロスボンド線を介して
    接続される導電性接続バーが所定の静電容量を有する部
    分放電信号検出用のキャパシタを備え、両キャパシタ間
    に部分放電測定器を接続して部分放電信号を検出するよ
    うにしたことを特徴とする電力ケーブル線路の部分放電
    測定装置。
  2. 【請求項2】 前記部分放電を測定する相側の絶縁接続
    部の絶縁筒を挟む一方及び他方の金属シース側にクロス
    ボンド線を介して接続される2個の導電性接続バーが、
    それぞれ前記キャパシタを2個直列に接続して両キャパ
    シタ間を接地すると共に、各キャパシタの接地側に接続
    されるリング状フェライトコアを備え、両導電性接続バ
    ーの接地側よりも部分放電を測定する相側の絶縁接続部
    に近い方の両キャパシタ間に部分放電測定器を接続して
    部分放電信号を検出するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の電力ケーブル線路の部分放電測定装置。
  3. 【請求項3】 前記導電性接続バーのリング状フェライ
    トコアが中空パイプ状導体の外径にほぼ等しい内径を有
    し、該導体の外周に嵌合して取り付けられていることを
    特徴とする請求項2記載の電力ケーブル線路の部分放電
    測定装置。
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