JP2003247873A - 管状体の内部を移動する流体の流量測定方法 - Google Patents

管状体の内部を移動する流体の流量測定方法

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JP2003247873A
JP2003247873A JP2002369909A JP2002369909A JP2003247873A JP 2003247873 A JP2003247873 A JP 2003247873A JP 2002369909 A JP2002369909 A JP 2002369909A JP 2002369909 A JP2002369909 A JP 2002369909A JP 2003247873 A JP2003247873 A JP 2003247873A
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ultrasonic
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Kazumasa Onishi
一正 大西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量計の設計や設置が容易となり、そして環
境温度が変動しても安定に流量の測定ができる、特に外
径の大きな管状体の内部を移動する流体の流量測定に好
ましい流量測定方法を提供すること。 【解決手段】 管状体の外周方向に沿って配設された互
いに周波数の異なる超音波を発生する二つの超音波発生
検出器の各々により、超音波を前記管状体の中心軸に向
けて送信することにより、管状体の中心軸近傍にて各々
の超音波発生検出器から送信された二つの超音波の周波
数の差の周波数を有する超音波をパラメトリック効果に
より発生させ、この超音波を用いて前記管状体の内部を
移動する流体の流量を測定する方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管状体の内部を移
動する流体の流量測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】管状体の内部を移動する流体の流量を測
定する流量計のうちの一つとして、クランプオン型超音
波流量計が知られている。
【0003】図1は、従来のクランプオン型超音波流量
計の構成と、これを用いた流体の流量測定方法とを説明
する断面図である。図1の超音波流量計は、超音波発生
検出器11a及び超音波発生検出器11bから構成され
ている。
【0004】超音波発生検出器11aは、超音波振動子
12aと超音波伝搬材13aから構成されている。超音
波振動子12aとしては、圧電振動子が用いられてい
る。圧電振動子は、圧電セラミック及び圧電セラミック
に電圧を印加するための一対の電極から構成されてい
る。超音波振動子12aは、その電極に電圧を印加する
と超音波を発生し、そして超音波が付与されるとその電
極に電圧を発生する。従って、超音波振動子12aが備
えられた超音波発生検出器11aは、超音波の発生器と
しても機能し、また検出器としても機能する。超音波発
生検出器11bの構成は、超音波発生検出器11aと同
様である。
【0005】管状体の内部を移動する流体の流量は、下
記のようにして測定される。先ず、超音波発生検出器1
1aの超音波振動子12aに電圧パルスを印加して、超
音波を発生させる。超音波は、図1に記入した破線19
に示す経路に沿って、超音波伝搬材13a、管状体の壁
体16、流体、管状体の壁体16、そして超音波伝搬材
13bをこの順に伝わって、超音波発生検出器11bの
超音波振動子12bにて検出される。そして超音波発生
検出器11aにて超音波を発生してから、超音波発生検
出器11bにて超音波を検出するまでの時間(T1 )を
測定する。
【0006】次に、超音波発生検出器11bの超音波振
動子12bに電圧パルスを印加して、超音波を発生させ
る。超音波は、前記の経路を逆の向きに伝わって、超音
波発生検出器11aの超音波振動子12aにて検出され
る。そして超音波発生検出器11bにて超音波を発生し
てから、超音波発生検出器11aにて超音波を検出する
までの時間(T2 )を測定する。
【0007】超音波が、超音波発生検出器11aと11
bの間を伝わるのに要する時間T1及びT2 は、一方向
に流れる流体中を超音波が伝わる方向(図1に示す矢印
19a及び19bの示す方向)により、互いに異なる値
となる。
【0008】すなわち、超音波発生検出器11aから超
音波発生検出器11bに(矢印19aが示す方向に)伝
わる超音波は、流体の流れに乗って流体中を伝わるの
で、時間(T1 )は、流体が静止している場合よりも小
さな値を示す。一方、超音波発生検出器11bから超音
波発生検出器11aに(矢印19bが示す方向に)伝わ
る超音波は、流体の流れに逆らって流体中を伝わるの
で、時間(T2 )は、流体が静止している場合よりも大
きな値を示す。これらの時間の差(T2 −T1 )は、管
状体の内部を移動する流体の流量と相関がある。そし
て、この時間差から、別に用意された較正用のデータ
(時間差と流速との比例係数、および管状体の流水断面
積など)を用いて流体の流量値を算出する。なお、流量
とは、管の断面を単位時間当たりに移動する流体の量を
意味する。
【0009】特許文献1には、管状体の内部を移動する
流体の流量の測定に、円環状の超音波振動子を備えた超
音波流量計を用いることが記載されている。図2は、特
許文献1に記載の円環状の超音波振動子を備えた従来の
超音波流量計の構成と、これを用いた流体の流量測定方
法とを説明する斜視図である。
【0010】図2の超音波流量計は、三個の円環状の超
音波振動子(22a、22b及び22c)から構成され
ている。各々の円環状超音波振動子(超音波発生検出
器)は、測定対象の流体を移動させる管状体28を、振
動子の有する孔に通すことにより、管状体28の外表面
に配設される。
【0011】管状体28の内部を移動する流体の流量
は、以下のようにして測定される。先ず、超音波振動子
22bにて超音波を発生させる。超音波は、流体中を管
状体28の長さ方向に沿って平面波として伝達する。そ
して超音波振動子22bにて超音波を発生してから、超
音波振動子22cにて前記平面波を検出するまでの時間
(T1 )を測定する。さらに超音波振動子22bにて超
音波を発生してから、超音波振動子22aにて前記平面
波を検出するまでの時間(T2 )を測定する。
【0012】これらの時間の差(T2 −T1 )から、別
に用意された較正用のデータを用いて流体の流量値を算
出する。
【0013】非特許文献1には、円環状の超音波振動子
を備えた超音波流量計についての詳しい記載がある。こ
の文献においては、流体中における波長が管状体の内径
よりも長い超音波を用いることにより、超音波が流体中
を管状体の長さ方向に沿って平面波として伝達するとさ
れている。また、非特許文献2には、同様に、音の波長
が管状体の内径よりも長い場合に、音は平面波として管
軸方向(管の長さ方向に沿った方向)にのみに伝達する
と記載されている。
【0014】特許文献2には、二つの音源から互いに異
なる周波数(f1 及びf2 )を有する音波を発生させる
と、これらの音波の両方が伝わる領域にて、これらの周
波数の差の周波数(f1 −f2 )を有する音波と、和の
周波数(f1 +f2 )を有する音波とがパラメトリック
効果により発生することが記載されている。
【0015】前記の特許文献2においては、互いの周波
数の差が可聴周波数となり、かつ各々が可聴周波数より
高い周波数を有する二つの超音波を発生させ、そして二
つの超音波の両方が伝わる限られた領域にて、二つの超
音波の周波数の差の周波数を有する可聴音波を発生させ
る技術について記載されている。このように限られた領
域にて可聴音波を発生させることにより、この領域にい
る人のみに音声などの情報を伝達できるとされている。
【0016】
【特許文献1】特開平10−9914号公報(図1)
【特許文献2】特開平11−145915号公報
【非特許文献1】石川博朗、他4名,「液体用超音波微
小流量計のセンサ配置と流量特性」,計測自動制御学会
論文集,平成12年12月,第36巻,第12号,p1
071−1078
【非特許文献2】川村雅恭著,「電気音響工学概論」,
第28版,株式会社昭晃堂,1998年9月,p.59
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図1の超音波流量計
は、流体に非接触で流量の測定ができるという大きな利
点を有している。しかしながら、図1の超音波流量計
は、一対の超音波発生検出器11a及び11bの間隔
を、超音波伝搬材と管状体外表面との界面、あるいは管
状体内表面と流体との界面における超音波の屈折角を考
慮して設定する必要があり、流量計の設計や設置に手間
がかかるという問題を有している。さらに、屈折角の値
が超音波が伝わる媒質(超音波伝搬材、管状体、および
流体)の温度に依存して変動するために、流量計を設置
する環境温度の変動により、流量の測定感度が変動しや
すいなどの問題も有している。
【0018】また、図1の超音波流量計においては、管
状体の内径が小さいと、超音波が流体中を伝わる距離が
短くなるために、流量の測定精度が低下することが知ら
れている。このことから、図1のような構成をとる市販
のクランプオン型超音波流量計において、測定可能な管
状体の内径は、一般に、25mm以上とされている。ク
ランプオン型超音波流量計は、内径の大きな(即ち、外
径も大きな)管状体の内部を移動する流体の流量測定に
好ましく用いられている。
【0019】一方、図2の超音波流量計においては、超
音波が管状体28の外表面に対して垂直な方向に送信さ
れるために、図1の超音波流量計の場合のような超音波
の屈折が生じない。従って、図2の超音波流量計は、そ
の設計や設置が容易であり、そして環境温度が変動して
も安定に流量を測定できるという利点を有している。
【0020】また、図2の超音波流量計は、超音波発生
検出器の間隔(例えば、超音波振動子22b及び22c
の間隔)を、超音波の屈折角を考慮することなく広く設
定できるため、超音波が流体中を伝わる距離を長く設定
できる。従って、図2の超音波流量計は、内径の小さな
(即ち、外径も小さな)管状体の内部を移動する流体の
流量を、高い精度で測定できるとされている。
【0021】しかしながら、図2の超音波流量計におい
ては、管状体の外径が大きいと、この外径と対応する大
きなサイズの超音波振動子を作製する必要がある。超音
波振動子を構成する圧電セラミックは、サイズが大きい
と、その製造の際の熱処理により、その内部に大きな応
力を有している。このような圧電セラミックに分極処理
のための電界を印加すると、圧電セラミックに割れを生
じる場合が多い。また、超音波振動子のサイズが大きい
と、同じ大きさの超音波を発生させるために、超音波振
動子に大きな電圧を印加する必要があるなどの問題も生
じる。従って、図2の超音波流量計は、外径が10mm
以上の管状体の内部を移動する流体の流量測定用として
は、超音波振動子の製造上の問題から実用的ではないと
推測される。
【0022】図2の超音波流量計においては、超音波を
管状体の長さ方向に沿って平面波として伝えるために、
管状体の内径よりも長い波長を有する超音波を用いてい
る。例えば、図1の超音波流量計の超音波振動子によ
り、波長の長い超音波を発生させることも考えられる
が、波長の長い超音波を発生させるためには、前記と同
様にサイズの大きな超音波振動子が必要となる。
【0023】以上のように、図1の超音波流量計は、外
径の大きな管状体の内部を移動する流体の流量測定に好
ましく用いることができるが、流量計の設計や設置に手
間がかかり、そして環境温度の変動により流量の測定感
度が変動するという問題を有している。一方、図2の超
音波流量計は、流量計の設計や設置が容易で、環境温度
が変動しても安定に流量を測定できるが、外径の大きな
管状体の内部を移動する流体の流量測定の目的には実用
的でないという問題を有している。
【0024】本発明の目的は、流量計の設計や設置が容
易となり、そして環境温度が変動しても安定に流量の測
定ができる、特に外径の大きな管状体の内部を移動する
流体の流量測定に好ましい流量測定方法を提供すること
にある。
【0025】
【課題を解決するための手段】前記のように、超音波流
量計の超音波発生検出器に用いられる超音波振動子は、
長い波長(低い周波数)を有する音波を発生させる場合
など、サイズが大きくなると製造が難しくなる問題を有
している。本発明者は、前記の特許文献2などに記載さ
れている音波のパラメトリック効果に注目した。そして
パラメトリック効果により発生した低い周波数を有する
音波を用いることにより、流量計の設計や設置が容易と
なり、そして環境温度が変動しても安定に流量の測定が
でき、特に外径の大きな管状体の内部を移動する流体の
流量測定に好ましい流量測定方法が提供できることを見
出した。
【0026】本発明は、下記(1)〜(5)の工程を含
むことを特徴とする管状体の内部を移動する流体の流量
を測定する方法にある。
【0027】(1)管状体、この管状体の外周方向に沿
って配設された、互いに周波数の異なる超音波を発生す
る超音波発生検出器A及び超音波発生検出器B、そして
管状体の長さ方向において超音波発生検出器A及び超音
波発生検出器Bとは間隔をあけて、前記管状体の外周方
向に沿って配設された、互いに周波数の異なる超音波を
発生する超音波発生検出器C及び超音波発生検出器Dを
含む構造体を用意する工程。 (2)管状体の内部に測定対象の流体を移動させる工
程。 (3)超音波発生検出器A及び超音波発生検出器Bの各
々にて、同時に超音波を発生させ、各々の超音波を管状
体の中心軸に向けて送信することにより、管状体の中心
軸近傍にて、超音波発生検出器Aにて発生した超音波の
周波数と超音波発生検出器Bにて発生した超音波の周波
数との差の周波数を有する低周波数の音波をパラメトリ
ック効果により発生させ、そしてこの低周波数の音波を
管状体の長さ方向に沿って平面波として伝達させ、次い
でこの平面波を超音波発生検出器C及び/又は超音波発
生検出器Dにて検出することにより、超音波発生検出器
A及び超音波発生検出器Bにて超音波を発生してから、
超音波発生検出器C及び/又は超音波発生検出器Dにて
平面波を検出するまでの時間T1 を測定する工程。 (4)超音波発生検出器C及び超音波発生検出器Dの各
々にて、同時に超音波を発生させ、各々の超音波を管状
体の中心軸に向けて送信することにより、管状体の中心
軸近傍にて、超音波発生検出器Cにて発生した超音波の
周波数と超音波発生検出器Dにて発生した超音波の周波
数との差の周波数を有する低周波数の音波をパラメトリ
ック効果により発生させ、そしてこの低周波数の音波を
管状体の長さ方向に沿って平面波として伝達させ、次い
でこの平面波を超音波発生検出器A及び/又は超音波発
生検出器Bにて検出することにより、超音波発生検出器
C及び超音波発生検出器Dにて超音波を発生してから、
超音波発生検出器A及び/又は超音波発生検出器Bにて
平面波を検出するまでの時間T2 を測定する工程。 (5)測定された時間T1 と時間T2 との差の値から、
流体の流量値を算出する工程。
【0028】本発明の流量測定方法において、各々の超
音波発生検出器は、管状体外表面の側から、振動方向制
御素子と超音波振動子とが積層された構成にあることが
好ましい。
【0029】本明細書において、パラメトリック効果に
より発生させる「音波」には、一般に、20kHz以上
の周波数を有する音波として定義されている超音波と、
20kHz以下の周波数を有する音波との両方が含まれ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の流体の流量測定
方法の実施に好ましく用いることのできる超音波流量計
の構成と、これを用いた流体の流量測定方法を説明する
斜視図である。図4は、図3に記入した超音波発生検出
器B近傍の部分側面図であり、そして図5は、図4に記
入した切断線I−I線に沿って切断した超音波発生検出
器B近傍の断面図である。
【0031】管状体38の内部を移動する流体の流量
は、下記の(1)から(5)の工程を実施することによ
り測定される。まず、(1)乃至(3)の工程について
説明する。
【0032】(1)管状体38、管状体38の外周方向
に沿って配設された、互いに周波数の異なる超音波を発
生する超音波発生検出器A(31a)及び超音波発生検
出器B(31b)、そして管状体38の長さ方向におい
て超音波発生検出器A及び超音波発生検出器Bとは間隔
をあけて、管状体38の外周方向に沿って配設された、
互いに異なる周波数を発生する超音波発生検出器C(3
1c)及び超音波発生検出器D(31d)からなる構造
体を用意する工程。 (2)管状体38の内部に測定対象の流体を移動させる
工程。 (3)超音波発生検出器A(31a)及び超音波発生検
出器B(31b)の各々にて同時に超音波を発生させ、
各々の超音波を管状体38の中心軸に向けて送信するこ
とにより、管状体38の中心軸近傍にて、超音波発生検
出器A(31a)にて発生した超音波の周波数と超音波
発生検出器B(31b)にて発生した超音波の周波数と
の差の周波数を有する低周波数の音波をパラメトリック
効果により発生させ、そしてこの低周波数の音波を管状
体38の長さ方向に沿って平面波として伝達させ、次い
でこの平面波を超音波発生検出器C(31c)及び/又
は超音波発生検出器D(31d)にて検出することによ
り、超音波発生検出器A(31a)及び超音波発生検出
器B(31b)にて超音波を発生してから、超音波発生
検出器C(31c)及び/又は超音波発生検出器D(3
1d)にて平面波を検出するまでの時間T1 を測定する
工程。
【0033】超音波発生検出器A(31a)にて発生す
る超音波の周波数をfA 、そして超音波発生検出器B
(31b)にて発生する超音波の周波数をfB とする
と、これらの超音波の両方が伝わる管状体38の中心軸
近傍においては、パラメトリック効果により周波数が
(fA−fB)の音波と、周波数が(fA+fB)の音波と
が発生する。
【0034】周波数が(fA−fB)である低周波数の音
波の流体中における波長は、下記の式(I)で表され
る。
【0035】
【数1】式(I):λ=V/(fA−fB
【0036】式(I)において、λは、流体中における
音波の波長である。そしてVは、流体中における音波の
速度であり、流体の種類により決まる定数である。
【0037】パラメトリック効果により発生した低周波
数の音波の波長λを、管状体の内径dよりも長くするこ
とにより、図2の超音波流量計と同様に、音波を管状体
の長さ方向に沿って平面波として伝達させることができ
る。前記の低周波数の音波の波長λを、管状体の内径d
よりも長くするには、下記の式(II)を満足するよう
に、超音波発生検出器A(31a)及び超音波発生検出
器B(31b)にて発生する超音波の周波数を設定すれ
ばよい。
【0038】
【数2】式(II):(fA−fB)<(V/d)
【0039】そして超音波発生検出器A(31a)及び
超音波発生検出器B(31b)にて同時に超音波を発生
させ、各々の超音波を管状体38の中心軸に向けて送信
する。これにより、管状体38の中心軸近傍にて、超音
波発生検出器Aにて発生した超音波の周波数fA と、超
音波発生検出器Bにて発生した超音波の周波数fB との
差の周波数(fA−fB)を有し、そして管状体の内径d
よりも長い波長を有する低周波数の音波がパラメトリッ
ク効果により発生し、この低周波数の音波を管状体38
の長さ方向に沿って平面波として伝達させることができ
る。
【0040】このように、各々の超音波発生検出器にて
高い周波数の超音波を発生させても、上記式(II)を満
足するように周波数の差(fA−fB)の値を小さく設定
することにより、流体中にて管状体の内径よりも長い波
長(低周波数)を有する音波を発生させることができ
る。従って、各々の超音波発生検出器を、サイズの小さ
な超音波振動子を用いて構成することができる。
【0041】各々の超音波発生検出器にて発生する超音
波の周波数に特に制限はないが、超音波振動子のサイズ
を小さくするためには、なるべく高い周波数の超音波を
発生させることが好ましい。実用的には、各々の超音波
発生検出器の超音波振動子にて、周波数が100kHz
以上の超音波を発生させることが好ましい。
【0042】なお、超音波発生検出器A(31a)及び
超音波発生検出器B(31b)にて同時に超音波を発生
させることには、例えば、超音波発生検出器Aにて周波
数がfA の超音波を連続的に発生し、そして超音波発生
検出器Bにて周波数がfB の超音波を断続的に発生させ
ることも含まれる。このように各々の超音波発生検出器
にて超音波を発生させることにより、流体中にて周波数
が(fA−fB)の音波をパラメトリック効果により断続
的に発生させることができる。
【0043】各々の超音波発生検出器は、図3に示すよ
うに、管状体の外表面の側から、振動方向制御素子と超
音波振動子とが積層された構成にあることが好ましい。
超音波振動子は、例えば、エポキシ樹脂系の接着剤など
を用いて振動方向制御素子に固定される。各々の超音波
発生検出器と管状体38との接触面には、この接触面に
おける超音波の反射を防止するために、グリースやワセ
リンなどの接触媒質からなる薄い層を付設することが好
ましい。
【0044】超音波振動子としては、板状の圧電セラミ
ックと、その各々の平面に付設された電極(図示は略す
る)から構成される圧電振動子を用いることが好まし
い。圧電セラミックは、例えば、ジルコン酸チタン酸鉛
系のセラミック材料から形成される。
【0045】振動方向制御素子としては、バインダ樹
脂、及びバインダ樹脂中に管状体の外表面と平行に整列
配置された複数本の高弾性繊維からなる繊維強化樹脂材
が好ましく用いられる。
【0046】バインダ樹脂の例としては、エポキシ樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミ
ド樹脂、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹
脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、および
ポリカーボネート樹脂が挙げられる。
【0047】高弾性繊維の例としては、炭素繊維、炭化
ケイ素繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維、およびポリ
アミド繊維が挙げられる。
【0048】超音波発生検出器の超音波振動子にて発生
した超音波は、振動方向制御素子の内部を伝わる。振動
方向制御素子のバインダ樹脂中に整列配置された高弾性
繊維は、繊維の長さ方向に沿った振動の発生を抑制す
る。このため、超音波は、その振動方向制御素子の底面
(管状体と接触する面)に垂直な方向の指向性が高めら
れ、そして管状体の中心軸に向けて送信される。振動方
向制御素子については、特開平7−284198号公報
に詳しい記載がある。
【0049】次に(4)の工程について説明する。
(4)の工程は、超音波発生検出器C(31c)及び超
音波発生検出器D(31d)の各々にて同時に超音波を
発生させ、各々の超音波を管状体38の中心軸に向けて
送信することにより、管状体38の中心軸近傍にて、超
音波発生検出器C(31c)にて発生した超音波の周波
数と超音波発生検出器D(31d)にて発生した超音波
の周波数との差の周波数を有する低周波数の音波をパラ
メトリック効果により発生させ、そしてこの低周波数の
音波を管状体38の長さ方向に沿って平面波として伝達
させ、次いでこの平面波を超音波発生検出器A(31
a)及び/又は超音波発生検出器B(31b)にて検出
することにより、超音波発生検出器C(31c)及び超
音波発生検出器D(31d)にて超音波を発生してか
ら、超音波発生検出器A(31a)及び/又は超音波発
生検出器B(31b)にて平面波を検出するまでの時間
2 を測定する工程である。
【0050】この(4)の工程は、超音波発生検出器C
及び超音波発生検出器Dにて超音波を発生し、そして流
体中を管状体の長さ方向に伝達する平面波を超音波発生
検出器A及び/又は超音波発生検出器Bにて検出するこ
と以外は、前記(3)の工程と同様にして実施すること
ができる。
【0051】次に(5)の工程について説明する。
(5)の工程は、測定された時間T1 と時間T2 との差
の値から、流体の流量値を算出する工程である。
【0052】本発明の流体の流量測定方法は、超音波を
管状体の外表面に垂直な方向に送信するため、図2の超
音波流量計の場合と同様に、流量計の設計や設置が容易
となり、そして環境温度が変動しても安定に流量の測定
ができるという利点を有している。さらに、本発明の流
体の流量測定方法においては、管状体の内径よりも長い
音波を発生させるためにサイズの大きな超音波振動子を
用いる必要がない。従って、本発明の流体の流量測定
は、外径が大きな管状体、特に外径が10mm以上の管
状体の内部を流れる流体の流量測定に好ましい方法であ
る。
【0053】以下、図3の超音波流量計の詳細について
説明する。図3の超音波流量計においては、管状体38
として、外径が32mm、そして内径が25mmの硬質
塩化ビニル製の管状体が用いられている。管状体38の
内部には、測定対象の流体である空気が移動している。
【0054】管状体38には、その外周方向に沿って超
音波発生検出器A(31a)及び超音波発生検出器B
(31b)が配設され、そしてこれらの超音波発生検出
器とは間隔をあけて、管状体38の外周方向に沿って超
音波発生検出器C(31c)及び超音波発生検出器D
(31d)が配設されている。超音波発生検出器A(3
1a)及び超音波発生検出器B(31b)から、超音波
発生検出器C(31c)及び超音波発生検出器D(31
d)までの距離は、200mmに設定されている。
【0055】各々の超音波発生検出器は、管状体38の
外表面の側から、振動方向制御素子と超音波振動子と
が、エポキシ樹脂系の接着剤を用いて積層された構成を
有している。振動方向制御素子のバインダ樹脂としては
エポキシ樹脂が、そして高弾性繊維としては炭素繊維が
用いられている。複数本の炭素繊維は、管状体の外表面
と平行に整列配置されている。振動方向制御素子によ
り、管状体の中心軸に向けて指向性の高い超音波を送信
することができる。なお、各々の振動方向制御素子と管
状体38との間には、両者の接触面における超音波の反
射を抑える接触媒体として、グリースが充填されてい
る。
【0056】超音波発生検出器A(31a)と超音波発
生検出器C(31d)のそれぞれは、その超音波振動子
の厚みが4.0mmに設定され、電圧の印加による超音
波振動子の厚み方向の共振により、周波数が500kH
zの超音波を発生する。
【0057】超音波発生検出器B(31b)と超音波発
生検出器D(31d)のそれぞれは、その超音波振動子
の厚みが4.04mmに設定され、電圧の印加による超
音波振動子の厚み方向の共振により、周波数が495k
Hzの超音波を発生する。
【0058】まず、超音波発生検出器A(31a)の超
音波振動子32aに、パルス状の電圧(幅:1μ秒、電
圧値:30V)を印加し、そして同時に、超音波発生検
出器B(31b)の超音波振動子32bに、パルス状の
電圧(幅:1.01μ秒、電圧値:30V)を印加す
る。電圧の印加により、超音波発生検出器A(31a)
から周波数が500kHzの超音波(バースト波)が、
そして超音波発生検出器B(31b)から周波数が49
5kHzの超音波が、管状体38の中心軸に向かって送
信される。各々の超音波は、図5に記入した一点鎖線の
示す方向に沿って伝わる。
【0059】超音波発生検出器A(31a)と超音波発
生検出器B(31b)との各々にて発生した超音波の両
方が伝わる管状体38の中心軸近傍にて、これらの周波
数の差である5kHの周波数を有する低周波数の音波が
パラメトリック効果により発生する。管状体38の内部
にある空気中を伝わる音波の速度は、約340m/秒で
ある。従って、前記の式(I)から、この低周波数の音
波の空気中における波長は、約68mmであることがわ
かる。従って、この低周波数の音波は、その波長が管状
体の内径(25mm)よりも長いために、管状体38の
長さ方向に沿って平面波として伝達する。
【0060】次いで、この流体中を伝達する平面波を、
超音波発生検出器C(31c)及び超音波発生検出器D
(31d)にて検出する。そして超音波発生検出器A
(31a)及び超音波発生検出器B(31b)にて超音
波を発生してから、超音波発生検出器C(31c)及び
超音波発生検出器D(31d)にて平面波を検出するま
での時間T1 を測定する。同様にして、超音波発生検出
器C(31c)及び超音波発生検出器D(31d)にて
超音波を発生してから、超音波発生検出器A(31a)
及び超音波発生検出器B(31b)にて平面波を検出す
るまでの時間T2を測定する。
【0061】測定された時間T1 と時間T2 との差の値
は、管状体の内部を移動する流体の流量と相関があり、
この時間差(T2 −T1 )から、従来の超音波流量計と
同様にして、管状体の内部を移動する空気の流量値を算
出することができる。
【0062】仮に、一個の超音波振動子にて、周波数が
5kHzの音波を発生させる場合には、その厚みを40
0mm程度まで厚くする必要がある。このように厚い超
音波振動子を作製することは難しく、仮に作製が可能で
あったとしてもサイズが極めて大きく高価であり、さら
に、同じ強さの超音波を発生させるために非常に高い電
圧の印加が必要となるために、実用的ではない。
【0063】なお、管状体の外周方向に沿って配設され
る二個の超音波発生検出器の構成や配置は、流体が移動
する管状体の内部にて低周波数の音波をパラメトリック
効果により発生させることができれば、特に制限はな
い。例えば、管状体の外周方向に沿って、超音波発生検
出器Aを管状体の最頂部に、そして超音波発生検出器B
を管状体の最底部に配設することもできる。
【0064】また、例えば、超音波送発生検出器Aと超
音波発生検出器Bとを一体として構成することもでき
る。この場合には、振動方向制御素子33aと振動方向
制御素子33bとを一体として構成し、この一体として
構成した振動方向制御素子の頂面に、超音波振動子32
aと超音波振動子33bとを付設すればよい。さらに、
超音波振動子32aと超音波振動子32bとを一体とし
て構成し、この一体として構成した超音波振動子から、
互いに周波数の異なる二つの超音波成分を有する超音波
を送信することもできる。このような二つの成分を有す
る超音波は、一体として構成した超音波振動子に、互い
に異なる二つの周波数成分を有する振幅変調された電圧
を印加することにより発生させることができる。このよ
うな超音波を管状体の中心に向けて送信する、即ち二つ
の周波数成分の各々を管状体の中心軸に向けて送信する
と、管状体の中心軸近傍にて、二つの超音波成分の周波
数の差の周波数を有する低周波数の音波がパラメトリッ
ク効果により発生する。
【0065】特開平8−80300号公報には、振幅変
調された超音波を用いて、パラメトリック効果により低
周波数の音波が発生することが記載されている。この文
献においては、このような低周波数の音波を、医療診断
の分野で用いられる超音波診断装置に応用する技術につ
いて記載されている。
【0066】
【発明の効果】本発明の流体の流量測定方法により、流
量計の設計や設置が容易となり、そして環境温度が変動
しても安定に流量を測定することができる。さらに本発
明の流量測定方法は、管状体の内部を移動する流体の流
量をサイズの小さな超音波振動子を備えた小型の超音波
発生検出器を用いて測定することができるので、外径の
大きな管状体、特に外径が10mm以上の管状体の内部
を移動する流体の流量測定として好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】公知のクランプオン型超音波流量計の構成と、
これを用いた流体の流量測定方法とを説明する断面図で
ある。
【図2】公知の円環状の超音波振動子を用いた超音波流
量計の構成と、これを用いた流体の流量測定方法とを説
明する斜視図である。
【図3】本発明の流体の流量測定方法の実施に好ましく
用いることのできる超音波流量計の構成と、これを用い
た流体の流量測定方法とを説明する斜視図である。
【図4】図3に記入した超音波発生検出器B近傍の部分
側面図である。
【図5】図4に記入した切断線I−I線に沿って切断し
た超音波発生検出器B近傍の断面図。
【符号の説明】
11a、11b 超音波発生検出器 12a、12b 超音波振動子 13a、13b 超音波伝搬材 14a、14b 底面 15a、15b 斜面 16 管状体の壁体 17 流体の移動する方向 19 超音波の伝わる経路の一例を示す破線 19a、19b 流体中を超音波が伝わる方向を示す矢
印 22a、22b、22c 環状の超音波振動子 28 管状体 31a 超音波発生検出器A 31b 超音波発生検出器B 31c 超音波発生検出器C 31d 超音波発生検出器D 32a 超音波振動子 32b 超音波振動子 32c 超音波振動子 32d 超音波振動子 33a、33b、33c、33d 振動方向制御素子 38 管状体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程を含むことを特徴とする管状
    体の内部を移動する流体の流量測定方法: (1)管状体、該管状体の外周方向に沿って配設され
    た、互いに周波数の異なる超音波を発生する超音波発生
    検出器A及び超音波発生検出器B、そして管状体の長さ
    方向において超音波発生検出器A及び超音波発生検出器
    Bとは間隔をあけて、該管状体の外周方向に沿って配設
    された、互いに周波数の異なる超音波を発生する超音波
    発生検出器C及び超音波発生検出器Dを含む構造体を用
    意する工程; (2)管状体の内部に測定対象の流体を移動させる工
    程; (3)超音波発生検出器A及び超音波発生検出器Bの各
    々にて同時に超音波を発生させ、各々の超音波を管状体
    の中心軸に向けて送信することにより、管状体の中心軸
    近傍にて、超音波発生検出器Aにて発生した超音波の周
    波数と超音波発生検出器Bにて発生した超音波の周波数
    との差の周波数を有する低周波数の音波をパラメトリッ
    ク効果により発生させ、そして該低周波数の音波を管状
    体の長さ方向に沿って平面波として伝達させ、次いでこ
    の平面波を超音波発生検出器C及び/又は超音波発生検
    出器Dにて検出することにより、超音波発生検出器A及
    び超音波発生検出器Bにて超音波を発生してから、超音
    波発生検出器C及び/又は超音波発生検出器Dにて平面
    波を検出するまでの時間T1 を測定する工程; (4)超音波発生検出器C及び超音波発生検出器Dの各
    々にて同時に超音波を発生させ、各々の超音波を管状体
    の中心軸に向けて送信することにより、管状体の中心軸
    近傍にて、超音波発生検出器Cにて発生した超音波の周
    波数と超音波発生検出器Dにて発生した超音波の周波数
    との差の周波数を有する低周波数の音波をパラメトリッ
    ク効果により発生させ、そして該低周波数の音波を管状
    体の長さ方向に沿って平面波として伝達させ、次いでこ
    の平面波を超音波発生検出器A及び/又は超音波発生検
    出器Bにて検出することにより、超音波発生検出器C及
    び超音波発生検出器Dにて超音波を発生してから、超音
    波発生検出器A及び/又は超音波発生検出器Bにて平面
    波を検出するまでの時間T2 を測定する工程; (5)測定された時間T1 と時間T2 との差の値から、
    流体の流量値を算出する工程。
  2. 【請求項2】 各々の超音波発生検出器が、管状体外表
    面の側から、振動方向制御素子と超音波振動子とが積層
    された構成にある請求項1に記載の流体の流量測定方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005189003A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Ueda Japan Radio Co Ltd 流量測定および気泡検出の可能な統合システム

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