JP2003245857A - 層系の金属層を除去する方法 - Google Patents
層系の金属層を除去する方法Info
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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- C23C4/02—Pretreatment of the material to be coated, e.g. for coating on selected surface areas
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Abstract
(57)【要約】
【課題】タービン羽根や翼に被着したコーティング用等
の金属層を、支持体や他の層に悪影響を及ぼすことなく
効果的に除去できる方法を提供する。 【解決手段】先ず金属層を室温(RT)以下、例えば液
体窒素温度に冷却し、脆化させる。その後、脆化した金
属層を、高効率のブラスト加工プロセス、例えばサンド
ブラストプロセスによって除去する。ブラスト加工エネ
ルギーを選択することで、金属層は除去するものの、支
持体の損傷は回避するよう除去プロセスを制御する。
の金属層を、支持体や他の層に悪影響を及ぼすことなく
効果的に除去できる方法を提供する。 【解決手段】先ず金属層を室温(RT)以下、例えば液
体窒素温度に冷却し、脆化させる。その後、脆化した金
属層を、高効率のブラスト加工プロセス、例えばサンド
ブラストプロセスによって除去する。ブラスト加工エネ
ルギーを選択することで、金属層は除去するものの、支
持体の損傷は回避するよう除去プロセスを制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に被覆されたガ
スタービン羽根又は翼の再処理のために層系の少なくと
も1つの金属層を除去する方法に関する。
スタービン羽根又は翼の再処理のために層系の少なくと
も1つの金属層を除去する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日使用されている発電所では、高効率
ガスタービンが益々枢要な位置を占めている。従って、
ガスタービンプラントの効率を改善する努力が払われて
いる。
ガスタービンが益々枢要な位置を占めている。従って、
ガスタービンプラントの効率を改善する努力が払われて
いる。
【0003】これを実現する、そして最も普通に用いら
れている一方法は、燃焼ガスのタービン入口温度を高め
ることである。高温部の動翼および静翼(両者とも高強
度ニッケル又はコバルト基超合金で作られる)は、多く
の侵食機構(例えば酸化、硫化および窒化)による劣化
に曝される。
れている一方法は、燃焼ガスのタービン入口温度を高め
ることである。高温部の動翼および静翼(両者とも高強
度ニッケル又はコバルト基超合金で作られる)は、多く
の侵食機構(例えば酸化、硫化および窒化)による劣化
に曝される。
【0004】保護コーティングの開発に相当の努力が払
われてきた。該コーティングは基礎をなす超合金の酸化
と腐食を防止するため設けている。酸化と腐食は保護層
上および/又は内部に局在化され、それにより傷つき易
い基材の損傷を制限する。この種の典型的なコーティン
グは、白金−アルミニウム化物コーティング、熱化学プ
ロセスにより塗布されるクロム拡散コーティングおよ
び、例えば低圧プラズマ溶射によって塗布されるMCr
AlYコーティングである。ここにMは、鉄、コバル
ト、ニッケルの群から選ばれた金属、Crはクロム、A
lはアルミニウム、Yはイットリウム又は稀土類元素の
内、別の反応性元素を意味する。
われてきた。該コーティングは基礎をなす超合金の酸化
と腐食を防止するため設けている。酸化と腐食は保護層
上および/又は内部に局在化され、それにより傷つき易
い基材の損傷を制限する。この種の典型的なコーティン
グは、白金−アルミニウム化物コーティング、熱化学プ
ロセスにより塗布されるクロム拡散コーティングおよ
び、例えば低圧プラズマ溶射によって塗布されるMCr
AlYコーティングである。ここにMは、鉄、コバル
ト、ニッケルの群から選ばれた金属、Crはクロム、A
lはアルミニウム、Yはイットリウム又は稀土類元素の
内、別の反応性元素を意味する。
【0005】これらMCrAlYコーティングの組成物
は多様であるが、それらは全て、基礎の支持体を化学的
侵食から保護する役割を果たしている。発電用ガスター
ビンの高温部の動翼又は静翼の設計寿命は、一般に耐用
寿命より3〜4倍長い。
は多様であるが、それらは全て、基礎の支持体を化学的
侵食から保護する役割を果たしている。発電用ガスター
ビンの高温部の動翼又は静翼の設計寿命は、一般に耐用
寿命より3〜4倍長い。
【0006】超高温度用途には、保護コーティングに加
えて、高温ガスから金属部品を遮蔽する効果がある遮熱
コーティングを付与することが多い。
えて、高温ガスから金属部品を遮蔽する効果がある遮熱
コーティングを付与することが多い。
【0007】上述の通り、高価な超合金系本体の寿命
は、保護コーティング系のそれを超える。従って、保護
コーティング系の再処理により高額のコストが節約でき
る。この再処理により、短期間で構成部品を修復でき
る。
は、保護コーティング系のそれを超える。従って、保護
コーティング系の再処理により高額のコストが節約でき
る。この再処理により、短期間で構成部品を修復でき
る。
【0008】前述の通り、様々形の化学的侵食が高温部
構成部品の表面で起る。特に、コーティング内の活性元
素(即ち、クロムとアルミニウム)の漸進的消費が起
る。場合により基材の不所望の侵食も起る。これは、コ
ーティング中の活性物質の完全な消費、又は使用中の保
護コーティングの何らかの物理的脱離(例えば異物によ
る損傷)に起因する。この場合、それらの損傷し易い性
質により、支持体の侵食が非常に深くなり、等軸性又は
方向性凝固材料の場合に粒界侵食を伴う。
構成部品の表面で起る。特に、コーティング内の活性元
素(即ち、クロムとアルミニウム)の漸進的消費が起
る。場合により基材の不所望の侵食も起る。これは、コ
ーティング中の活性物質の完全な消費、又は使用中の保
護コーティングの何らかの物理的脱離(例えば異物によ
る損傷)に起因する。この場合、それらの損傷し易い性
質により、支持体の侵食が非常に深くなり、等軸性又は
方向性凝固材料の場合に粒界侵食を伴う。
【0009】再処理の前段階として、基材内の腐食層と
同様に、古いコーティングの全物質を除去する。再処理
時に完全に除去し得ないこの種の物質は、後で塗布する
新しいコーティングの付着不良をもたらす。それは、当
該コーティングの将来の性能に対し著しい影響を及ぼ
す。また、再処理中に除去できない腐食生成物は、稼動
中に基材内により深く拡散し、そこで基材の機械的性質
に悪影響を及ぼす。
同様に、古いコーティングの全物質を除去する。再処理
時に完全に除去し得ないこの種の物質は、後で塗布する
新しいコーティングの付着不良をもたらす。それは、当
該コーティングの将来の性能に対し著しい影響を及ぼ
す。また、再処理中に除去できない腐食生成物は、稼動
中に基材内により深く拡散し、そこで基材の機械的性質
に悪影響を及ぼす。
【0010】消費したコーティングをタービン羽根や翼
から除去するため、機械的剥離方法が広く使用されてい
る。これら方法には、アルミナやシリカ等の研磨粒子に
よるグリットブラスト加工およびアルミナ粒子が埋め込
まれた回転式ベルトによるベルト研削法を含む。しか
し、グリットブラスト加工は基礎本体表面の損傷をもた
らす。従って、効果的な高速度ブラスト加工は基礎本体
の相当の摩耗を伴う。
から除去するため、機械的剥離方法が広く使用されてい
る。これら方法には、アルミナやシリカ等の研磨粒子に
よるグリットブラスト加工およびアルミナ粒子が埋め込
まれた回転式ベルトによるベルト研削法を含む。しか
し、グリットブラスト加工は基礎本体表面の損傷をもた
らす。従って、効果的な高速度ブラスト加工は基礎本体
の相当の摩耗を伴う。
【0011】特許文献1は、有機表層を除去する方法を
開示している。有機表層を備える部品を冷却して有機層
の脆性を増大させた後、ブラスト加工法により除去す
る。
開示している。有機表層を備える部品を冷却して有機層
の脆性を増大させた後、ブラスト加工法により除去す
る。
【0012】特許文献2は、最初に冷却してから、ドラ
イアイスのペレットを層に噴射することでゴム層を除去
する、類似の方法を開示している。
イアイスのペレットを層に噴射することでゴム層を除去
する、類似の方法を開示している。
【0013】特許文献3は、低温で材料のバッチ処理を
行う熱絶縁チャンバを開示する。
行う熱絶縁チャンバを開示する。
【0014】
【特許文献1】米国特許第4627197号明細書
【特許文献2】特開平07−275795号公報
【特許文献3】米国特許第4527844号明細書
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、特に劣化した金属層を効果的に除去し、それにより
基礎をなす支持体や他の層に影響を及ぼすことのない方
法を提供することにある。
は、特に劣化した金属層を効果的に除去し、それにより
基礎をなす支持体や他の層に影響を及ぼすことのない方
法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では、脆性物質の
ほうがブラスト加工プロセスにより一層容易に除去でき
ることから、劣化した金属層を室温より低い温度で、基
礎をなす支持体又は層より大きく低温脆化させる。この
効果は、所謂脆化効果である。
ほうがブラスト加工プロセスにより一層容易に除去でき
ることから、劣化した金属層を室温より低い温度で、基
礎をなす支持体又は層より大きく低温脆化させる。この
効果は、所謂脆化効果である。
【0017】単数又は複数の金属層を冷却することで、
これら層の物質は支持体に比べてより大きく脆化し、そ
れら層は、サンドブラスト加工又はセラミックス粒子の
ブラスト加工のような研磨性ブラスト加工プロセス或い
はウォータジェットブラスト加工やドライアイスペレッ
トによるブラスト加工のような非研磨性ブラスト加工プ
ロセスによっても、容易に除去できる。
これら層の物質は支持体に比べてより大きく脆化し、そ
れら層は、サンドブラスト加工又はセラミックス粒子の
ブラスト加工のような研磨性ブラスト加工プロセス或い
はウォータジェットブラスト加工やドライアイスペレッ
トによるブラスト加工のような非研磨性ブラスト加工プ
ロセスによっても、容易に除去できる。
【0018】金属層を有する層系は、固体状態の層系へ
の液体での良好な熱伝達により、窒素、酸素又は二酸化
炭素といった液体ガスにより効果的に冷却できる。
の液体での良好な熱伝達により、窒素、酸素又は二酸化
炭素といった液体ガスにより効果的に冷却できる。
【0019】層系は、金属層を部分的に又は層系全体を
冷却することで冷却可能である。
冷却することで冷却可能である。
【0020】好ましくは、この方法は、金属層の除去を
一層容易に実行させる別の効果、所謂温度−張力効果を
生じる。金属層は、室温より低温で、支持体又は基層よ
りも大きな熱収縮を起す。これは、少なくともある程
度、室温から低温へ大きくなる熱膨張率および/又は支
持体又は基層と金属層との温度差のためである。この異
なる熱収縮は、劣化した層と基層又は支持体との間に機
械的張力を生じる。機械的衝撃により生じたエネルギー
の小さな入力のみで、張力は破砕閾値を超えて増大し、
結果として金属層の破砕を来す。層を除去するためのい
かなる研磨プロセスも不要である。
一層容易に実行させる別の効果、所謂温度−張力効果を
生じる。金属層は、室温より低温で、支持体又は基層よ
りも大きな熱収縮を起す。これは、少なくともある程
度、室温から低温へ大きくなる熱膨張率および/又は支
持体又は基層と金属層との温度差のためである。この異
なる熱収縮は、劣化した層と基層又は支持体との間に機
械的張力を生じる。機械的衝撃により生じたエネルギー
の小さな入力のみで、張力は破砕閾値を超えて増大し、
結果として金属層の破砕を来す。層を除去するためのい
かなる研磨プロセスも不要である。
【0021】本発明に従う方法は、温度−張力効果と脆
化効果の両方を活用する。
化効果の両方を活用する。
【0022】好ましくは、この方法は、超合金系本体を
有するガスタービンの翼又は羽根の再処理に使用され
る。金属層は、特に腐食生成物によって劣化した、所謂
MCrAlY層である。
有するガスタービンの翼又は羽根の再処理に使用され
る。金属層は、特に腐食生成物によって劣化した、所謂
MCrAlY層である。
【0023】本発明の方法は、以下の工程や特徴によっ
てさらに改善可能である。 (a)ブラスト加工プロセスを研磨性プロセスとする。 (b)ブラスト加工プロセスを非研磨性プロセスとす
る。 (c)ブラスト加工プロセスをサンドブラスト加工プロ
セスとする。 (d)ドライアイス粒子を非研磨性ブラスト加工プロセ
スに使用する。 (e)層系を液体窒素内で冷却する。 (f)金属層を支持体より強く冷却する。 (g)金属層は、室温より低い温度で、支持体又は支持
体と前記金属層との間の付加的な層より大きい低温脆化
を呈する。 (h)金属層は、室温より低温で、支持体又は支持体と
前記金属層との間の付加的な層に比べて大きい熱膨張率
を有し、その結果、冷却を行った際に、前記金属層と付
加的な層又は支持体との間に機械的張力を生ずる。 (i)少なくとも金属層の除去を制御する。 (j)少なくとも金属層の残留部分を機械的又は化学的
プロセスで除去する。 (k)少なくとも金属層は脆性物質からなる。 (1)支持体は超合金からなる。 (m)金属層はMCrAlY群の合金からなる。 (n)層系の冷却した部分を少なくとも部分的に再加熱
する。
てさらに改善可能である。 (a)ブラスト加工プロセスを研磨性プロセスとする。 (b)ブラスト加工プロセスを非研磨性プロセスとす
る。 (c)ブラスト加工プロセスをサンドブラスト加工プロ
セスとする。 (d)ドライアイス粒子を非研磨性ブラスト加工プロセ
スに使用する。 (e)層系を液体窒素内で冷却する。 (f)金属層を支持体より強く冷却する。 (g)金属層は、室温より低い温度で、支持体又は支持
体と前記金属層との間の付加的な層より大きい低温脆化
を呈する。 (h)金属層は、室温より低温で、支持体又は支持体と
前記金属層との間の付加的な層に比べて大きい熱膨張率
を有し、その結果、冷却を行った際に、前記金属層と付
加的な層又は支持体との間に機械的張力を生ずる。 (i)少なくとも金属層の除去を制御する。 (j)少なくとも金属層の残留部分を機械的又は化学的
プロセスで除去する。 (k)少なくとも金属層は脆性物質からなる。 (1)支持体は超合金からなる。 (m)金属層はMCrAlY群の合金からなる。 (n)層系の冷却した部分を少なくとも部分的に再加熱
する。
【0024】また、a)〜n)迄の全部の組合せは、請
求項1記載の方法の改良に資する。
求項1記載の方法の改良に資する。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は多様な形態で実施でき、
ここに説明する例示的実施形態に限定すべく解釈しては
ならない。むしろ、これら例示的実施形態は、この開示
が完全完備なものであり、本発明の範囲を当業者に十分
に伝えるように付与されている。
ここに説明する例示的実施形態に限定すべく解釈しては
ならない。むしろ、これら例示的実施形態は、この開示
が完全完備なものであり、本発明の範囲を当業者に十分
に伝えるように付与されている。
【0026】図1aは、例えば金属支持体7と、劣化し
得る金属表層4(図1b)からなる系1を示す。層系1
は、表層4の下にある別の層を備えてもよい(図3)。
層系1は、例えばタービン羽根用に設計されている。こ
の例では、支持体7は超合金系材料(例えばNi3Al
含有Ni−Cr)であり、金属表層4は所謂MCrAl
Yコーティングである。ここにMはFe、Co、Niの
1つの金属を表し、Crはクロム、Alはアルミニウム
であり、Yはイットリウム又は何れかの希土類元素又は
希土類元素の混合物である。
得る金属表層4(図1b)からなる系1を示す。層系1
は、表層4の下にある別の層を備えてもよい(図3)。
層系1は、例えばタービン羽根用に設計されている。こ
の例では、支持体7は超合金系材料(例えばNi3Al
含有Ni−Cr)であり、金属表層4は所謂MCrAl
Yコーティングである。ここにMはFe、Co、Niの
1つの金属を表し、Crはクロム、Alはアルミニウム
であり、Yはイットリウム又は何れかの希土類元素又は
希土類元素の混合物である。
【0027】図lbは、表面3上又は表面3から一定の
深さに腐食生成物5が生じた、劣化した金属層4を示
す。タービン羽根の高価な基礎本体、即ち支持体7を保
存すべく、劣化した層4を少なくとも部分的に取り除く
必要がある。劣化した層4は、延性物質と脆性物質から
なる。この除去は、いかなる腐食生成物5も殆ど残在し
ないよう実行せねばならない。腐食生成物5は表層4の
一部だけをなし、層4へのそれらの深さは表面3に沿っ
て変わる。腐食生成物5は通常酸化物であり、室温でも
ブラスト加工プロセスで除去できる。しかし、この従来
のブラスト加工プロセス後も、延性があり、従来のプロ
セスでは除去が難しい金属領域6が表面に依然として残
る。その際金属層を冷却すると、低温脆性が、この方法
により脆くなった金属へのブラスト加工プロセスの驚く
ほど改善された効果をもたらす。
深さに腐食生成物5が生じた、劣化した金属層4を示
す。タービン羽根の高価な基礎本体、即ち支持体7を保
存すべく、劣化した層4を少なくとも部分的に取り除く
必要がある。劣化した層4は、延性物質と脆性物質から
なる。この除去は、いかなる腐食生成物5も殆ど残在し
ないよう実行せねばならない。腐食生成物5は表層4の
一部だけをなし、層4へのそれらの深さは表面3に沿っ
て変わる。腐食生成物5は通常酸化物であり、室温でも
ブラスト加工プロセスで除去できる。しかし、この従来
のブラスト加工プロセス後も、延性があり、従来のプロ
セスでは除去が難しい金属領域6が表面に依然として残
る。その際金属層を冷却すると、低温脆性が、この方法
により脆くなった金属へのブラスト加工プロセスの驚く
ほど改善された効果をもたらす。
【0028】層4の均一な除去には、金属層4の均一な
厚さ又はそれを全体的に除去する必要がある。
厚さ又はそれを全体的に除去する必要がある。
【0029】付加的な利益として、本発明は、ブラスト
粒子による、相対的に低い衝撃エネルギーを伴う除去プ
ロセスを可能にする。従来のブラスト加工は、延性物質
の除去のために高いエネルギーを必要とし、支持体の損
傷の著しい危険を伴う。これは、冷却工程の脆化によっ
て著しく低減される。
粒子による、相対的に低い衝撃エネルギーを伴う除去プ
ロセスを可能にする。従来のブラスト加工は、延性物質
の除去のために高いエネルギーを必要とし、支持体の損
傷の著しい危険を伴う。これは、冷却工程の脆化によっ
て著しく低減される。
【0030】支持体7の材料に関し、強度(σ)等の幾
つかの物理的パラメータおよび例えば破壊靭性(K)等
の材料の脆性を示すパラメータを、金属表層4に関して
と同様に示してある(図1a)。高K値は延性材料に対
応する。
つかの物理的パラメータおよび例えば破壊靭性(K)等
の材料の脆性を示すパラメータを、金属表層4に関して
と同様に示してある(図1a)。高K値は延性材料に対
応する。
【0031】室温(RT)時には支持体7および表層4
の物理的パラメータの間にはいかなる本質的関係も存在
しないはずである。σs RTは室温時の支持体(s)の、
σs LTは低温時の支持体(s)の、σL RTは室温時の層
(L)のそしてσL LTは低温時の層(L)の強度を夫々
示す。Ks RTは室温時の支持体(s)の、Ks LTは低温
(LT)時の支持体(s)の、KL RTは室温時の層
(L)のそしてKL LTは低温時の層(L)の破壊靭性を
示す。
の物理的パラメータの間にはいかなる本質的関係も存在
しないはずである。σs RTは室温時の支持体(s)の、
σs LTは低温時の支持体(s)の、σL RTは室温時の層
(L)のそしてσL LTは低温時の層(L)の強度を夫々
示す。Ks RTは室温時の支持体(s)の、Ks LTは低温
(LT)時の支持体(s)の、KL RTは室温時の層
(L)のそしてKL LTは低温時の層(L)の破壊靭性を
示す。
【0032】図2は、室温に比べて低い温度、例えば約
77K(液体窒素温度)における支持体7と金属表層4
の間の物理的パラメータの関係を示す。低温時、表層4
の物質は低温脆化を示し、それは、表層4の強度は増大
するが、K値は減少し、より脆い物質をもたらすことに
なる。支持体7のK値は、表層4のK値以上である。表
層4がより脆くなると、表層4は、例えば研磨性ブラス
ト加工又は非研磨性ブラスト加工プロセス等のブラスト
加工プロセスにより容易に除去できる。
77K(液体窒素温度)における支持体7と金属表層4
の間の物理的パラメータの関係を示す。低温時、表層4
の物質は低温脆化を示し、それは、表層4の強度は増大
するが、K値は減少し、より脆い物質をもたらすことに
なる。支持体7のK値は、表層4のK値以上である。表
層4がより脆くなると、表層4は、例えば研磨性ブラス
ト加工又は非研磨性ブラスト加工プロセス等のブラスト
加工プロセスにより容易に除去できる。
【0033】この方法は、層系1全体を冷却することに
よってだけでなく、例えば表層4のみを液体窒素に浸漬
することで、金属表層4だけを又は主に該層を冷却する
ことによっても適用でき、この場合支持体7は液体窒素
と接触しない。
よってだけでなく、例えば表層4のみを液体窒素に浸漬
することで、金属表層4だけを又は主に該層を冷却する
ことによっても適用でき、この場合支持体7は液体窒素
と接触しない。
【0034】金属表層4だけを冷却し、表層4を除去し
た場合、支持体7は以後直ちに処理可能である。層系1
全体を冷却し、表層4を除去した場合、支持体7を、以
後の処理の前に再び室温迄加熱する。
た場合、支持体7は以後直ちに処理可能である。層系1
全体を冷却し、表層4を除去した場合、支持体7を、以
後の処理の前に再び室温迄加熱する。
【0035】低減したブラスト加工エネルギーにより、
支持体の設計および幾何学形状は影響されないままであ
る。これは、空力的特性が枢要であり、幾何学的形状に
よって容易に影響を受けることから、羽根又は翼にとっ
て特に重要である。
支持体の設計および幾何学形状は影響されないままであ
る。これは、空力的特性が枢要であり、幾何学的形状に
よって容易に影響を受けることから、羽根又は翼にとっ
て特に重要である。
【0036】それと共に、金属表層4又は腐食生成物5
の全体除去を確実にすべく、所謂加熱着色(heat tint
ing)が可能である。金属表層4又は腐食生成物5の小
領域は、やはり他の化学的又は機械的手段で除去でき
る。
の全体除去を確実にすべく、所謂加熱着色(heat tint
ing)が可能である。金属表層4又は腐食生成物5の小
領域は、やはり他の化学的又は機械的手段で除去でき
る。
【0037】層系1の金属層4の除去を支援する別の効
果は、冷却の間に、金属表層4と支持体7との間に張力
が生じることである。これは、支持体7と表層4との異
なる熱膨張率により生じる。この場合、金属表層4の低
温脆化は全く必要ない。
果は、冷却の間に、金属表層4と支持体7との間に張力
が生じることである。これは、支持体7と表層4との異
なる熱膨張率により生じる。この場合、金属表層4の低
温脆化は全く必要ない。
【0038】驚くべきことに、この方法は、使用中の
(高温)熱衝撃および機械的衝撃に耐えるよう設計した
層系、例えばMCrAlY層と遮熱コーティングで被覆
した超合金製のガスタービンのタービン羽根にさえ適用
できる。本方法は、金属支持体7上に異なる延性を持つ
材料を設けた金属コーティング4にも使える。金属表層
4は、金属材料、腐食生成物5と同様、セラミックス材
料製でもよい。
(高温)熱衝撃および機械的衝撃に耐えるよう設計した
層系、例えばMCrAlY層と遮熱コーティングで被覆
した超合金製のガスタービンのタービン羽根にさえ適用
できる。本方法は、金属支持体7上に異なる延性を持つ
材料を設けた金属コーティング4にも使える。金属表層
4は、金属材料、腐食生成物5と同様、セラミックス材
料製でもよい。
【0039】図3はタービン羽根1を示し、これは、例
えばMCrAlY層の金属コーティング11でまず被覆
され、その後、例えばセラミックス遮熱コーティング1
0等の外層10で被覆され又は層11の腐食生成物が生
じている。セラミックスコーティング10は脆性材料で
ある。
えばMCrAlY層の金属コーティング11でまず被覆
され、その後、例えばセラミックス遮熱コーティング1
0等の外層10で被覆され又は層11の腐食生成物が生
じている。セラミックスコーティング10は脆性材料で
ある。
【0040】金属層11の除去方法の適用中に、外層1
0のセラミックス材料は層11に留まり、最初に又は一
緒に取り除かれる。以下の工程が実行される。層11お
よび外層10は冷却されて、層11の脆化をもたらす。
その後、脆性物質は、まず外層10の表面上に粒子をブ
ラスト加工してから、層11の外層10を除去するブラ
スト加工プロセスにより容易に除去できる。セラミック
ス外層10は、冷却せずに室温で、第1工程でのブラス
ト加工法によっても除去できる。
0のセラミックス材料は層11に留まり、最初に又は一
緒に取り除かれる。以下の工程が実行される。層11お
よび外層10は冷却されて、層11の脆化をもたらす。
その後、脆性物質は、まず外層10の表面上に粒子をブ
ラスト加工してから、層11の外層10を除去するブラ
スト加工プロセスにより容易に除去できる。セラミック
ス外層10は、冷却せずに室温で、第1工程でのブラス
ト加工法によっても除去できる。
【0041】層系1は、層11下の他の層をも含み得
る。
る。
【0042】図4aは、層系1としてタービン羽根又は
タービン翼13を示す。さらに、例えば液体窒素等の冷
却液17で満たされたタンク15をも示してある。ター
ビン羽根又は翼13は、この液体17内で冷却される。
タービン翼13を示す。さらに、例えば液体窒素等の冷
却液17で満たされたタンク15をも示してある。ター
ビン羽根又は翼13は、この液体17内で冷却される。
【0043】また、タービン羽根又は翼13は、液体と
接触することなく冷却装置19により冷却することもで
きる(図4b)。
接触することなく冷却装置19により冷却することもで
きる(図4b)。
【0044】図4cは、タービン羽根又は翼13を液体
17内でどのように冷却するかを示す。簡明にすべく、
翼又は羽根13の一部(図4aの点線で囲む領域)だけ
を図示する。層系1、13は、その支持体7と層11、
10とを示す断面図で示している。本発明の方法を実行
する1つの可能性は、層11が冷却液17と接触するよ
う層系1を液体17に浸漬し、層11を冷却する方法で
ある。層11を冷却して、図2で説明したような機械的
性質をもたらす。外層10も冷却する。
17内でどのように冷却するかを示す。簡明にすべく、
翼又は羽根13の一部(図4aの点線で囲む領域)だけ
を図示する。層系1、13は、その支持体7と層11、
10とを示す断面図で示している。本発明の方法を実行
する1つの可能性は、層11が冷却液17と接触するよ
う層系1を液体17に浸漬し、層11を冷却する方法で
ある。層11を冷却して、図2で説明したような機械的
性質をもたらす。外層10も冷却する。
【0045】また、支持体と層10、11が冷却液17
と接触するよう層系1を液体17に完全に浸漬すること
で、層系1全体を冷却することもできる(図4d)。
と接触するよう層系1を液体17に完全に浸漬すること
で、層系1全体を冷却することもできる(図4d)。
【0046】機械的性質の所望の変化が生じたら、層系
1を、外層10の表面3にブラストされる粒子24に曝
らす(図4e)。粒子24はブラスト加工装置21から
供給する。粒子24は、ドライアイス又はセラミックス
の粒子でよい。外層10と層11は、層11をほぼ又は
完全に除去する迄、ブラスト粒子24に曝す。
1を、外層10の表面3にブラストされる粒子24に曝
らす(図4e)。粒子24はブラスト加工装置21から
供給する。粒子24は、ドライアイス又はセラミックス
の粒子でよい。外層10と層11は、層11をほぼ又は
完全に除去する迄、ブラスト粒子24に曝す。
【0047】図4fは、層10、11をもはや全く有し
ていない層系1、13を示す。
ていない層系1、13を示す。
【図1】aは既知の物理的パラメータを持つ金属層を備
えた層系の室温における状態、bは劣化した表面を示
す。
えた層系の室温における状態、bは劣化した表面を示
す。
【図2】低温時の物理的パラメータによる冷却された層
系を示す。
系を示す。
【図3】2層を備える冷却された層系を示す。
【図4】a〜fは発明的方法の工程を順を追って示す。
1 層系
3 表面
4 金属層
5 腐食生成物
7 支持体
17 冷却液
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ラルフ ライヒェ
ドイツ連邦共和国 13465 ベルリン ブ
ルゲンバッハヴェーク 15
Fターム(参考) 3G002 EA05 EA06
Claims (16)
- 【請求項1】 層系の金属層を除去する方法であって、 前記層系は前記金属層で被覆された支持体よりなり、 層系を少なくとも部分的に冷却する工程と、ブラスト加
工プロセスによって金属層を少なくとも部分的に除去す
る工程とを含む方法。 - 【請求項2】 前記ブラスト加工プロセスが研磨性プロ
セスである請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 前記ブラスト加工プロセスが非研磨性プ
ロセスである請求項1記載の方法。 - 【請求項4】 前記ブラスト加工プロセスがサンドブラ
スト加工プロセスである請求項2記載の方法。 - 【請求項5】 ドライアイス粒子を非研磨性ブラスト加
工プロセスに使用する請求項3記載の方法。 - 【請求項6】 層系を液体窒素内で冷却する請求項1記
載の方法。 - 【請求項7】 前記金属層を支持体より強く冷却する請
求項1記載の方法。 - 【請求項8】 前記金属層が、室温より低い温度で、支
持体又は支持体と前記金属層との間の付加的な層より大
きい低温脆化を示す請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 前記金属層が、室温より低い温度で支持
体又は支持体と前記金属層との間の付加的な層に比べて
大きい熱膨張率を有し、それに伴い冷却時に、前記金属
層と付加的な層又は支持体との間に機械的張力を生ずる
請求項1記載の方法。 - 【請求項10】 少なくとも金属層の除去を制御する請
求項1記載の方法。 - 【請求項11】 前記の除去後に、少なくとも金属層の
残留部分を機械的又は化学的プロセスにより除去する工
程を更に含むことを伴う請求項1記載の方法。 - 【請求項12】少なくとも金属層が脆性物質からなる請
求項1記載の方法。 - 【請求項13】ガスタービン羽根又は翼の再処理に適用
する請求項1記載の方法。 - 【請求項14】支持体が超合金からなる請求項1記載の
方法。 - 【請求項15】金属層がMCrAlY合金群からなる請
求項1記載の方法。 - 【請求項16】 層系の冷却した部分を少なくとも部分
的に再加熱する請求項1記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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EP01130726A EP1321625B1 (en) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | Method for removing a metallic layer |
EP01130726.1 | 2001-12-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
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---|---|---|---|
JP2002363954A Withdrawn JP2003245857A (ja) | 2001-12-21 | 2002-12-16 | 層系の金属層を除去する方法 |
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---|---|
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EP (1) | EP1321625B1 (ja) |
JP (1) | JP2003245857A (ja) |
DE (1) | DE60105830T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010505634A (ja) * | 2006-10-06 | 2010-02-25 | フラウンホファー ゲゼルシャフト ツール フェルドルンク デル アンゲヴァントテン フォルシュンク エー ファウ | ドライアイスによる汚染物除去方法 |
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DE102008004559B4 (de) * | 2007-01-23 | 2017-03-16 | General Electric Technology Gmbh | Verfahren zum Bearbeiten eines thermisch belasteten Bauteils |
US8292698B1 (en) * | 2007-03-30 | 2012-10-23 | Lam Research Corporation | On-line chamber cleaning using dry ice blasting |
DE102007022174B3 (de) * | 2007-05-11 | 2008-09-18 | Voestalpine Stahl Gmbh | Verfahren zum Erzeugen und Entfernen einer temporären Schutzschicht für eine kathodische Beschichtung |
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DE102010037077B4 (de) | 2010-08-19 | 2014-03-13 | Voestalpine Stahl Gmbh | Verfahren zum Konditionieren der Oberfläche gehärteter korrosionsgeschützter Bauteile aus Stahlblech |
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JP6685722B2 (ja) * | 2015-12-28 | 2020-04-22 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | タービン翼の補修方法 |
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-
2001
- 2001-12-21 EP EP01130726A patent/EP1321625B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-12-21 DE DE60105830T patent/DE60105830T2/de not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-12-16 JP JP2002363954A patent/JP2003245857A/ja not_active Withdrawn
- 2002-12-23 US US10/328,981 patent/US6878041B2/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
EP1321625A1 (en) | 2003-06-25 |
US6878041B2 (en) | 2005-04-12 |
EP1321625B1 (en) | 2004-09-22 |
US20030148710A1 (en) | 2003-08-07 |
DE60105830D1 (de) | 2004-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |