JP2003244991A - 誘導電動機の制御方法 - Google Patents
誘導電動機の制御方法Info
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Abstract
生する電力変換装置と、該電力変換装置で駆動される誘
導電動機とを高効率で運転する誘導電動機の制御方法を
提供する。 【解決手段】誘導電動機2が出力するトルクをトルク演
算手段22で求め、V/f制御のときまたは前記トルク
を発生するのに最適な二次磁束のときの電力変換装置1
の内部損失と誘導電動機2の内部損失の和をそれぞれ第
1損失演算手段24と第2損失演算手段25とで求め、
何れか小さい方の前記和の制御を制御装置20に行わせ
る。
Description
波数の交流電力を発生する電力変換装置を介して駆動さ
れる誘導電動機の電動機内部損失とこのときの前記電力
変換装置の変換装置内部損失との和をより小さくしつ
つ、前記誘導電動機を駆動するための誘導電動機の制御
方法に関する。
を発生する電力変換装置を介して駆動される誘導電動機
の制御方法の従来例を示す回路構成図である。
らの各相の電圧指令値vU *,vV *,vW *(交流量)それ
ぞれをPWM演算して内蔵する変換器主回路を形成する
それぞれの半導体スイッチへのオン・オフ駆動信号に変
換し、これらのオン・オフ駆動信号に基づき前記変換器
主回路から三相の交流電圧を発生する電力変換装置、2
は電力変換装置1から給電される誘導電動機、10は電
力変換装置1を介して誘導電動機2を可変速制御する制
御装置である。
11と電圧指令値演算手段12と積分演算手段13と座
標変換手段14とを備えている。
指令値演算手段11は外部から指令される誘導電動機2
の一次角周波数指令値ω1 *に対応した該電動機の二次磁
束を発生させるための磁束指令値φ2 *を導出する演算を
行い、図に示すようなω−φ特性、すなわち、一次角周
波数指令値ω1 *が誘導電動機2の定格角周波数までは一
定値の磁束指令値φ2 *を出力し、該定格角周波数を越え
ると、一次角周波数ω 1 *に反比例した磁束指令値φ2 *を
出力する。電圧指令値演算手段12は前記一次角周波数
指令値ω1 *と磁束指令値φ2 *との乗算演算値としての誘
導電動機2の一次電圧指令値V1 *を求め、さらにこの一
次電圧指令値V1 *を周知の技術により該電動機の励磁
(d軸)成分の一次電圧指令値v1d * とトルク(q軸)
成分の一次電圧指令値v1q * とに分解する演算を行って
いる。従って、前記一次電圧指令値V1 *は一次角周波数
指令値ω1 *が前記定格角周波数までは一次角周波数指令
値ω 1 *にほぼ比例して増大し、前記定格角周波数を越え
た領域では一次電圧指令値V 1 *はほぼ一定値となる。ま
た、座標変換手段14は一次角周波数指令値ω1 *を積分
演算手段13での時間積分演算により得られる位相角指
令値θ* に基づき前記一次電圧指令値v1d * と一次電圧
指令値v1q * とを三相の電圧指令値vU *,vV *,vW *そ
れぞれに座標変換する動作を行っている。
よる誘導電動機2の制御方法は、一般に、V/f制御方
式と称されている。
誘導電動機の効率の面から見ると、次のような問題点を
有している。すなわち、誘導電動機が出力するトルクの
大きさに関わらず該電動機に前述の如く予め設定した二
次磁束を発生させるため、常に比較的大きな励磁電流が
流れることとなる。これは前記電動機の銅損(抵抗損)
や鉄損を大きめに発生させる。しかるに、誘導電動機が
出力するトルクが定格値に対して小さなときには必ずし
も十分なる励磁電流が必要でなく、前記V/f制御方式
では、この状態の誘導電動機に不必要な損失が発生して
該電動機の効率を低下させるので、近年の省エネルギー
の要請に対して十分ではなかった。
例えば特開平7−322700号公報に、電力変換装置
を介して駆動される誘導電動機のみを最大効率状態で運
転するための該電動機の二次磁束を発生させる方法が開
示されているが、この方法では前記電力変換装置の損失
と誘導電動機の損失を合計した値をより少なくするこ
と、すなわち可変速駆動設備全体の効率に対する考慮が
十分になされていない。
動機とからなる可変速駆動設備全体の効率をより良くす
るための誘導電動機の制御方法を提供することにある。
圧可変周波数の交流電力を発生する電力変換装置を介し
て駆動される誘導電動機の制御方法において、予め設定
される前記誘導電動機の第1の磁束指令値に基づく二次
磁束でこの誘導電動機を運転したときに生ずる第1の電
動機内部損失と第1の変換装置内部損失との和である第
1の合計損失と、前記誘導電動機が出力するトルクによ
り発生する該電動機の内部損失を最小にする第2の磁束
指令値に基づく二次磁束でこの誘導電動機を運転したと
きに生ずる第2の電動機内部損失と第2の変換装置内部
損失との和である第2の合計損失とを求め、前記第1ま
たは第2の合計損失のうち何れか小さい値の合計損失に
対応する前記誘導電動機の前記磁束指令値と一次角周波
数指令値とに基づいた該電動機の一次電圧を前記電力変
換装置から前記電動機に供給することを特徴とする。
の制御方法において、前記誘導電動機の第2の磁束指令
値は該電動機が出力するトルクの平方根に前記電動機の
一次角周波数,一次抵抗,二次抵抗,励磁インダクタン
ス,鉄損抵抗から導出される係数を乗じた値にすること
を特徴とする。
力を発生する電力変換装置を介して駆動される誘導電動
機の制御方法において、予め設定される前記誘導電動機
の第1の磁束指令値に基づく二次磁束でこの誘導電動機
を運転したときに生ずる第1の電動機内部損失と第1の
変換装置内部損失との和である第1の合計損失と、前記
誘導電動機が出力するトルクにより発生する該電動機の
内部損失と前記電力変換装置の定常内部損失との和を最
小にする第3の磁束指令値に基づく二次磁束でこの誘導
電動機を運転したときに生ずる第3の電動機内部損失と
第3の変換装置内部損失との和である第3の合計損失と
を求め、前記第1または第3の合計損失のうち何れか小
さい値の合計損失に対応する前記誘導電動機の前記磁束
指令値と一次角周波数指令値とに基づいた該電動機の一
次電圧を前記電力変換装置から前記電動機に供給するこ
とを特徴とする。
の制御方法において、前記誘導電動機の第3の磁束指令
値は該電動機が出力するトルクの平方根に前記電動機の
一次角周波数,一次抵抗,二次抵抗,励磁インダクタン
ス,鉄損抵抗および前記電力変換装置の定常内部損失に
対応した等価抵抗から導出される係数を乗じた値にする
ことを特徴とする。
誘導電動機の制御方法において、前記誘導電動機の第1
の磁束指令値は該電動機の一次周波数指令値または回転
速度から導出することを特徴とする。
誘導電動機の制御方法において、前記誘導電動機が出力
するトルクを該電動機の一次電圧,一次電流,一次角周
波数,一次抵抗から導出することを特徴とする。
誘導電動機の制御方法において、前記誘導電動機が出力
するトルクを該電動機の一次電圧,一次電流,一次角周
波数,励磁インダクタンス,漏れインダクタンスから導
出することを特徴とする。
誘導電動機の制御方法において、前記変換装置内部損失
は前記電力変換装置が前記誘導電動機に前記二次磁束を
発生させたときに生ずる定常内部損失とスイッチング損
失との和から導出することを特徴とする。
力変換装置を介して駆動される誘導電動機とからなる可
変速駆動設備全体の損失をより少なくするための該電動
機の二次磁束を発生させることにより、この設備全体を
最大効率状態で運転することができる。
制御方法の第1の実施の形態を示す回路構成図であり、
図4に示した従来例回路と同一機能を有するものには同
一符号を付して、ここではその詳細説明を省略する。
電力変換装置1の内部の直流中間電圧eDCを検出し出力
する機能が付加された電力変換装置1aと、この電力変
換装置1aから供給される誘導電動機2の一次電流i1
を検出するに電流検出器3と、制御装置20とを備えて
いる。
と同一機能の磁束指令値演算手段11,電圧指令値演算
手段12,積分演算手段13,座標変換手段14の他
に、座標変換手段21と、トルク演算手段22と、第2
磁束指令値演算手段23と、第1損失演算手段24と、
第2損失演算手段25と、比較手段26と、切替手段2
7とを備えている。なお、磁束指令値演算手段11は誘
導電動機2の第1の磁束指令値φ21 * を出力するように
している。
損を考慮した誘導電動機の等価回路図を参照しつつ、以
下に説明する。
段12からの誘導電動機2の一次電圧指令値v1d * ,一
次電圧指令値v1q * と一次角周波数指令値ω1 *と一次電
流i 1 を座標変換手段21によりベクトル回転させたd
−q軸成分i1d,i1qとを入力し、誘導電動機が出力す
るトルクは一次磁束ベクトルおよび一次電流ベクトルそ
れぞれの転置行列の外積で表されることから、トルク演
算値τ# を得るために、下記式(1)の演算を行ってい
る。
分,R1 は一次抵抗である。
導電動機2が出力するトルクにより発生する該電動機の
内部損失を最小にする第2の磁束指令値φ22 * を得るた
めに、下記式(2)〜式(7)に従った演算を行ってい
る。
二次抵抗,RC を鉄損抵抗,iT をトルク電流,iC を
鉄損電流とすると、下記式(2)で表すことができる。
を代入すると、下記式(3)となる。ここで、ω1 は誘
導電動機の一次角周波数,Lmは励磁インダクタンス,
iM は励磁電流である。
おいて、式(3)を整理すると式(4)となる。
ルク電流iT を該電動機が出力するトルクτと発生する
二次磁束φ2 で表すと、τ=φ2 ・iT ,φ2=Lm・
iM なる関係があることから、下記式(5)が導出され
る。
の条件で、PLOSSMを最小にする二次磁束φ2 を求める
ために両辺をφ2 で微分すると、下記式(6)で表され
る。
の内部損失PLOSSMを最小にする該電動機の二次磁束φ
2 は、下記式(7)で表される。
手段22で導出された誘導電動機2が出力するトルク演
算値τ# の平方根を上記式(7)の右辺のτの平方根に
置き換え、この値に誘導電動機2の一次角周波数指令値
ω1 *,一次抵抗R1 ,二次抵抗R2 ,励磁インダクタン
スLm,鉄損抵抗RC から導出される上記式(7)の右
辺で示した係数を乗じた値を第2の磁束指令値φ22 * と
して出力している。
される磁束指令値演算手段11からの第1の磁束指令値
φ21 *に基づく二次磁束で誘導電動機2を運転したとき
の電動機内部損失PLOSSM1と、このときに電力変換装
置1に生ずる変換器内部損失PLOSSA1との和PLOSS1
を求めるために下記式(8)〜式(10)の演算を行っ
ている。
(5)から下記式(8)となる。
B1とスイッチング損失PLOSSC1とからなり、この定
常内部損失PLOSSB1は、下記式(9)で表される。
する等価抵抗であり、この値は電力変換装置1の定常内
部損失設計値とこの設計値に対応する定格電流値とから
導出される。
下記式(10)で表される。
間電圧、cosψは力率、θPWM1 は第1の磁束指令値
φ21 * の条件における前記電圧指令値と直流中間電圧と
から導出される電圧半周期当たりでPWMスイッチング
のない期間の位相角、Hは電流の指数である。
電動機2の磁束指令値φ21 * ,一次電圧指令値v1d * ,
一次電圧指令値v1q * ,一次角周波数指令値ω1 *,d軸
電流成分i1d,q軸電流成分i1q,トルク演算値τ# を
入力し、PLOSS1を出力するためにPLOSS1=PLOSSM
1+PLOSSB1+PLOSSC1を上記式(8)〜式(1
0)から求めている。
の第1損失演算手段24と同様に、第2磁束指令値演算
手段23からの誘導電動機2の磁束指令値φ22 * 、誘導
電動機2の一次電圧指令値v1d * ,一次電圧指令値v1q
* ,一次角周波数指令値ω1 *,d軸電流成分i1d,q軸
電流成分i1q,トルク演算値τ# を入力し、これらから
PLOSS2を出力するためにPLOSS2=PLOSSM2+P
LOSSB2+PLOSSC2を下記式(11)〜式(13)か
ら求めている。
ける前記電圧指令値と直流中間電圧とから導出される電
圧半周期当たりでPWMスイッチングのない期間の位相
角である。
導出されたPLOSS1の値と、第2損失演算手段25で導
出されたPLOSS2の値との大小比較を行い、いずれか小
さい方の前記磁束指令値を切替手段27で選択し出力す
る指令を送っている。
変換装置1とこの電力変換装置1を介して駆動される誘
導電動機2とからなる可変速駆動設備全体の損失をより
少なくするための該電動機の二次磁束を発生させること
により、この設備全体の効率を改善することができる。
の第2の実施の形態を示す回路構成図であり、図1に示
した第1の実施形態回路と同一機能を有するものには同
一符号を付して、ここではその詳細説明を省略する。
装置1aと誘導電動機2と電流検出器3と制御装置30
とから形成され、この制御装置30には図1の回路と同
様の磁束指令値演算手段11,電圧指令値演算手段1
2,積分演算手段13,座標変換手段14,座標変換手
段21,第1損失演算手段24,比較手段26,切替手
段27の他に、トルク演算手段31と第3磁束指令値演
算手段32と第3損失演算手段33とを備えている。
導電動機の等価回路図を参照しつつ、以下に説明する。
段12からの誘導電動機2の一次電圧指令値v1d * ,一
次電圧指令値v1q * と一次角周波数指令値ω1 *と一次電
流i 1 のd−q軸成分i1d,i1qとを入力し、誘導電動
機が出力するトルクは一次磁束ベクトルおよび一次電流
ベクトルそれぞれの転置行列の外積で表されることか
ら、トルク演算値τ# を得るために、下記式(14)〜
式(19)の演算を行っている。
おいて、鉄損を無視(RC を等価回路から削除する)し
たときの無効電力Qは、下記式(14)で表される。
および一次電流ベクトルそれぞれの転置行列の外積とし
て、下記式(15)で表される。
二次磁束φ2 はそれぞれ式(16),式(17)で表さ
れる。
ルク電流iT との間には、i1 =(iM 2 +iT 2 )1/2
なる関係があることから、上記式(16)より下記式
(18)が導出される。
出される。
出力するトルクにより発生する該電動機の内部損失と電
力変換装置1の定常内部損失との和を最小にする第3の
磁束指令値φ23 * を得るために、下記式(20)〜式
(22)に従った演算を行っている。
(5)で表され、また、電力変換装置1の定常内部損失
PLOSSBは前記式(9)の一般式として、下記式(2
0)で表される。
1)で表される。
する誘導電動機の二次磁束φ2 は前記式(7)に対応し
て、下記式(22)となる。
手段31で導出された誘導電動機2が出力するトルク演
算値τ# の平方根を上記式(22)の右辺のτの平方根
に置き換え、この値に誘導電動機2の一次角周波数指令
値ω1 *,一次抵抗R1 ,二次抵抗R2 ,励磁インダクタ
ンスLm,鉄損抵抗RC および電力変換装置1の等価抵
抗RINV から導出される上記式(22)の右辺で示した
係数を乗じた値を第3の磁束指令値φ23 * として出力し
ている。
の第1損失演算手段24と同様に、第3磁束指令値演算
手段32からの誘導電動機2の磁束指令値φ23 * 、誘導
電動機2の一次電圧指令値v1d * ,一次電圧指令値v1q
* ,一次角周波数指令値ω1 *,d軸電流成分i1d,q軸
電流成分i1q,トルク演算値τ# を入力し、これらから
PLOSS3を出力するためにPLOSS3=PLOSSM3+P
LOSSB3+PLOSSC3を下記式(23)〜式(25)か
ら求めている。
ける前記電圧指令値と直流中間電圧とから導出される電
圧半周期当たりでPWMスイッチングのない期間の位相
角である。
導出されたPLOSS1の値と、第3損失演算手段33で導
出されたPLOSS3の値との大小比較を行い、いずれか小
さい方の前記磁束指令値を切替手段27で選択し出力す
る指令を送っている。
変換装置1とこの電力変換装置1を介して駆動される誘
導電動機2とからなる可変速駆動設備全体の損失をより
少なくするための該電動機の二次磁束を発生させること
により、この設備全体の効率をより改善することができ
る。
おけるトルク演算手段22に代えて、トルク演算手段3
1を設けてもよく、同様に、図3に示した第2の実施形
態回路におけるトルク演算手段31に代えて、トルク演
算手段22を設けてもよい。
電力変換装置を介して駆動される誘導電動機とからなる
可変速駆動設備全体の損失をより少なくするための該電
動機の二次磁束を発生させることにより、この設備全体
を最大効率状態で運転することができるので、近年の省
エネルギーの要請に十分に対応できる誘導電動機の制御
方法である。
出器、10…制御装置、11…磁束指令値演算手段、1
2…電圧指令値演算手段、13…積分演算手段、14…
座標変換手段、20…制御装置、21…座標変換手段、
22…トルク演算手段、23…第2磁束指令値演算手
段、24…第1損失演算手段、25…第2損失演算手
段、26…比較手段、27…切替手段、30…制御装
置、31…トルク演算手段、32…第3磁束指令値演算
手段、33…第3損失演算手段。
Claims (8)
- 【請求項1】 可変電圧可変周波数の交流電力を発生す
る電力変換装置を介して駆動される誘導電動機の制御方
法において、 予め設定される前記誘導電動機の第1の磁束指令値に基
づく二次磁束でこの誘導電動機を運転したときに生ずる
第1の電動機内部損失と第1の変換装置内部損失との和
である第1の合計損失と、 前記誘導電動機が出力するトルクにより発生する該電動
機の内部損失を最小にする第2の磁束指令値に基づく二
次磁束でこの誘導電動機を運転したときに生ずる第2の
電動機内部損失と第2の変換装置内部損失との和である
第2の合計損失とを求め、 前記第1または第2の合計損失のうち何れか小さい値の
合計損失に対応する前記誘導電動機の前記磁束指令値と
一次角周波数指令値とに基づいた該電動機の一次電圧を
前記電力変換装置から前記電動機に供給することを特徴
とする誘導電動機の制御方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の誘導電動機の制御方法
において、 前記誘導電動機の第2の磁束指令値は該電動機が出力す
るトルクの平方根に前記電動機の一次角周波数,一次抵
抗,二次抵抗,励磁インダクタンス,鉄損抵抗から導出
される係数を乗じた値にすることを特徴とする誘導電動
機の制御方法。 - 【請求項3】 可変電圧可変周波数の交流電力を発生す
る電力変換装置を介して駆動される誘導電動機の制御方
法において、 予め設定される前記誘導電動機の第1の磁束指令値に基
づく二次磁束でこの誘導電動機を運転したときに生ずる
第1の電動機内部損失と第1の変換装置内部損失との和
である第1の合計損失と、 前記誘導電動機が出力するトルクにより発生する該電動
機の内部損失と前記電力変換装置の定常内部損失との和
を最小にする第3の磁束指令値に基づく二次磁束でこの
誘導電動機を運転したときに生ずる第3の電動機内部損
失と第3の変換装置内部損失との和である第3の合計損
失とを求め、 前記第1または第3の合計損失のうち何れか小さい値の
合計損失に対応する前記誘導電動機の前記磁束指令値と
一次角周波数指令値とに基づいた該電動機の一次電圧を
前記電力変換装置から前記電動機に供給することを特徴
とする誘導電動機の制御方法。 - 【請求項4】 請求項3に記載の誘導電動機の制御方法
において、 前記誘導電動機の第3の磁束指令値は該電動機が出力す
るトルクの平方根に前記電動機の一次角周波数,一次抵
抗,二次抵抗,励磁インダクタンス,鉄損抵抗および前
記電力変換装置の定常内部損失に対応した等価抵抗から
導出される係数を乗じた値にすることを特徴とする誘導
電動機の制御方法。 - 【請求項5】 請求項1または3に記載の誘導電動機の
制御方法において、 前記誘導電動機の第1の磁束指令値は該電動機の一次周
波数指令値または回転速度から導出することを特徴とす
る誘導電動機の制御方法。 - 【請求項6】 請求項1または3に記載の誘導電動機の
制御方法において、 前記誘導電動機が出力するトルクを該電動機の一次電
圧,一次電流,一次角周波数,一次抵抗から導出するこ
とを特徴とする誘導電動機の制御方法。 - 【請求項7】 請求項1または3に記載の誘導電動機の
制御方法において、 前記誘導電動機が出力するトルクを該電動機の一次電
圧,一次電流,一次角周波数,励磁インダクタンス,漏
れインダクタンスから導出することを特徴とする誘導電
動機の制御方法。 - 【請求項8】 請求項1または3に記載の誘導電動機の
制御方法において、 前記変換装置内部損失は前記電力変換装置が前記誘導電
動機に前記二次磁束を発生させたときに生ずる定常内部
損失とスイッチング損失との和から導出することを特徴
とする誘導電動機の制御方法。
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