JP2003244767A - 携帯端末および通勤ガイド支援システム - Google Patents

携帯端末および通勤ガイド支援システム

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JP2003244767A
JP2003244767A JP2002038818A JP2002038818A JP2003244767A JP 2003244767 A JP2003244767 A JP 2003244767A JP 2002038818 A JP2002038818 A JP 2002038818A JP 2002038818 A JP2002038818 A JP 2002038818A JP 2003244767 A JP2003244767 A JP 2003244767A
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JP2002038818A
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Mamoru Tokashiki
守 渡嘉敷
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯端末が地図情報を表示するのみでなく、
交通手段や交通事故等の情報をも考慮し、目的地までの
最適経路をリアルタイムで表示できるようにする。 【解決手段】 ユーザは、携帯端末1に目的地と到達予
定時刻をあらかじめ登録する。また、携帯端末1は、G
PS衛星3a、3b、3cによって自己の位置情報を取
得する。位置情報と目的地と到達予定時刻は携帯基地局
2とインターネット4を経由してサーバ5に送信され
る。サーバ5は、これらの受信情報に基づいて、到達予
定時刻までに目的地へ着くために、所定時刻における到
達予定領域を計算し携帯端末1に送信する。携帯端末1
は、サーバ5から取得した地図情報上に所定時刻におけ
る到達予定領域を重ね合わせて表示する。また、携帯端
末1が所定の時刻に所定の到達予定領域に入っていない
ときは、携帯端末1はユーザにバイブレータを振動させ
て知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在位置を表示し
たり移動方向をガイドしたりするナビゲーション機能を
備えた携帯電話機またはPDA等の携帯端末、およびこ
の携帯端末を用いて実現される通勤ガイド支援システム
に関するものであり、より詳細には、携帯端末が単に地
図情報を表示するのみでなく、交通手段および交通事情
等を考慮して、目的地までの移動経路や最適経路の探索
結果を表示し、ユーザに通勤ガイドサービスを適切に提
供する携帯端末と、この携帯端末を用いた通勤ガイド支
援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体の位置を検出する位置検出
手段として、GPS(Global Positioning System)を
使用したナビゲータなどが知られており、また、GPS
が搭載された携帯端末も知られている。昨今では、携帯
端末の中でも、特にデジタル携帯端末においてGPSを
搭載する例が見られるようになってきている。このよう
なGPSを利用した携帯端末は、複数の衛星からの電波
を受信することにより現在位置の検出を行うように構成
されている。これによって、携帯端末を携行しているユ
ーザに自分の位置を知らせると共に、交通情報または必
要な地域情報をディスプレイの地図上に示してより詳細
な地図情報サービスを提供することができるようになっ
ている。
【0003】しかし、GSMと呼ばれる欧州ディジタル
セルラシステムにおいて、GPS搭載の携帯端末を利用
する場合、基本になる地図情報に膨大なデータ量を必要
とし、携帯端末にそれらの情報をあらかじめ記憶させる
には、それ相応のメモリまたは外部記憶媒体が不可欠と
なる。しかしながら、このことは携帯端末の価格上昇や
大きさの増大等ユーザに不利益を生じる要因の一つとな
っている。そこで、このような外部記憶媒体の不都合を
避けるために、例えば、特開平10−246641号公
報などに、携帯端末の中に通信用モデムを設置し、この
通信用モデムを用いて電話回線を介してネットワーク基
地局に保管された地図データをダウンロードする携帯端
末が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯端末においては、その携帯端末を所持し
たユーザは、単にその携帯端末の画面上で地図データを
見るだけであり、たとえば、電車などで移動中に事故等
に遭遇した場合に、目的地へ向かうための最適経路に変
更をすることは難しく、特に、初めて訪れた地域などで
あった場合には、迂回路を探索する手段が具備されてい
ないために、目的地へ時間どおりに到達できないなど、
突発的な事故等への対処ができなかった。つまり、現在
位置が携帯端末に表示されていても、そこから目的地ま
での所要時間はユーザ自身が計算をして、時計を確認し
ながら目的地へ向かわなければならない。しかし、目的
地までの距離が遠い場合や、目的地までに多くの交通手
段を利用する場合や、時計の確認ができない場合などに
おいては、目的地までの所要時間を計算することが難し
く、結果的に最適経路を探索することができないことも
ある。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、携帯端末が単に地図情
報を表示するのみでなく、交通手段および交通事故等を
考慮して、目的地までの最適経路の探索結果をリアルタ
イムで報知する携帯端末と、この携帯端末を用いた通勤
ガイド支援システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の携帯端末は、自己が存在する位置を地図
上で表示する機能を有する携帯端末において、GPS衛
星からの信号に基づいて携帯端末の位置情報を取得する
位置情報取得手段と、ユーザによって設定された目的地
情報、該目的地への到達予定時刻情報および位置情報取
得手段によって取得された携帯端末の位置情報を、上位
装置であるサーバへ送信する送信手段と、サーバが目的
地情報、到達予定時刻情報および位置情報に基づいて作
成した所定時刻における到達予定領域情報を取得する到
達予定領域情報取得手段と、到達予定領域情報取得手段
によって取得された到達予定領域情報をディスプレイ上
に表示させる表示手段と、到達予定領域情報取得手段か
ら取得した到達予定領域情報に基づいて、携帯端末が所
定の時刻に所定の到達予定領域に到達しているか否かを
判定し、該携帯端末が所定の到達予定領域内に到達して
いない場合にはその旨を知らせるガイド手段とを備える
ことを特徴とする。
【0007】つまり、本発明の携帯端末によれば、あら
かじめ、携帯端末の位置情報取得手段がGPS衛星から
の信号に基づいて自己の位置情報を取得しておく。そし
て、ユーザが設定した目的地情報と目的地への到達予定
時刻情報および自己の位置情報を、携帯端末の送信手段
より上位装置であるサーバへ送信する。すると、サーバ
が、目的地情報、到達予定時刻情報および位置情報に基
づいて、所定時刻における到達予定領域情報を地図上に
作成して携帯端末へ送信する。携帯端末の到達予定領域
情報取得手段は、地図上に作成された所定時刻における
到達予定領域情報を取得し、これらの情報をディスプレ
イ上の表示手段に表示させる。また、携帯端末は、地図
上に表示された到達予定領域情報に基づいて、自己が所
定の時刻に所定の到達予定領域に到達しているか否かを
判断し、所定の到達予定領域内に到達していない場合に
はその旨をガイド手段によって通知する。これによっ
て、ユーザは、現在位置と共に目的地まで予定時間内に
到達できる否かを常に確認することができる。従って、
ユーザは、時計を見ながら所定の場所へ時間内に行ける
かどうかをいちいち判断しなくても自己の位置を確認す
ることができる。
【0008】また、本発明の携帯端末において、ガイド
手段は、放音を行うスピーカ、または振動を与えるバイ
ブレータであることを特徴とする。つまり、携帯端末が
所定の到達予定領域内に到達していないときは、その旨
をスピーカやバイブレータによって通知するので、ユー
ザは、携帯端末を見なくても身につけていれば自分の位
置の情報を確認することができる。
【0009】また、本発明の携帯端末において、スピー
カまたはバイブレータは、携帯端末が到達予定領域外に
存在するとき、携帯端末と到達予定領域外間の距離に応
じて放音のインターバルまたは振動周波数をそれぞれ可
変させることを特徴とする。例えば、到達予定領域から
遠く離れている場合は、スピーカの音を大きくしたりバ
イブレータの振動周波数を早くしたりして注意を喚起さ
せ、到達予定領域に近い場合は、スピーカの音を小さく
したりバイブレータの振動周波数を遅くしたりすること
によってそれとなく知らせるようにすれば、携帯端末の
使い勝手が極めてよくなる。
【0010】また、本発明の携帯端末において、携帯端
末が移動した経路に関する移動情報を記憶する移動情報
記憶手段と、移動情報記憶手段に記憶された移動情報に
基づいて、最適な経路を選択する最適経路選択手段とを
備えることを特徴とする。つまり、本発明の携帯端末
は、移動した経路に関する移動情報を移動情報記憶手段
に記憶させておき、最適経路選択手段が記憶されている
移動情報に基づいて最適な経路を選択している。これに
よって、過去に移動した経路を参考にしながら常に最適
な経路を選択することができる。
【0011】また、本発明の携帯端末において、最適経
路選択手段は、移動情報記憶手段に記憶された移動情報
に基づいて、携帯端末が移動するのに最適な時間帯を選
択することを特徴とする。つまり、本発明の携帯端末
は、移動情報記憶手段に記憶されている移動情報に基づ
いて、最適経路選択手段が移動に最適な時間帯を選択し
てくれる。これによって、混雑を避けた時間帯を選択し
て移動支援を行うことができる。
【0012】また、本発明の携帯端末において、交通手
段は電車であって、電車の下車駅近傍の地図情報をサー
バから受信し格納する下車駅地図情報格納手段と、下車
駅地図情報格納手段に格納されている下車駅近傍の地図
情報に基づいて、電車の乗車駅での乗車ドア位置の選択
を支援する乗車位置選択支援手段とを備えることを特徴
とする。つまり、本発明の携帯端末によれば、電車で移
動する場合には、下車駅地図情報格納手段が下車駅近傍
の地図情報をサーバから受信して格納しているので、乗
車位置選択支援手段が、下車駅近傍の地図情報に基づい
て乗車駅での最適な乗車ドア位置の選択を支援してくれ
る。これによって、例えば、下車駅での出口階段に最も
近い乗車位置を選択してくれるので、通勤時間をさらに
短縮することができる。
【0013】また、本発明の携帯端末において、位置情
報取得手段によって検出された携帯端末の移動速度に基
づいて、交通手段を判断する交通手段判断手段と、交通
手段判断手段で判断された交通手段に応じて携帯端末を
携行するユーザのカロリ消費量を計算するカロリ消費量
計算手段とをさらに備えることを特徴とする。つまり、
本発明の携帯端末によれば、交通手段判断手段が、位置
情報取得手段によって検出された携帯端末の移動速度に
基づいて、現在利用している交通手段が何であるかを判
断している。そして、カロリ消費量計算手段が、現在利
用している交通手段に応じて携帯端末を携行するユーザ
のカロリ消費量の計算を行う。これによって、例えば、
交通手段が徒歩であれば多くのカロリを消費するので、
カロリ消費が多い旨をカロリ数値によって通知し、昼食
メニューの選択などの支援を行うことができる。
【0014】また、本発明の携帯端末における前記カロ
リ消費量計算手段は、前記交通手段の混雑度に応じて携
帯端末を携行するユーザのカロリ消費量を計算すること
を特徴とする。例えば、交通手段がラッシュ時の電車の
場合にはユーザの消費エネルギが大きいので、カロリ消
費量計算手段がそれを考慮してカロリ消費量を計算して
支援してくれる。
【0015】また、本発明の通勤ガイド支援システム
は、自己が存在する位置を地図上で表示する機能を有す
る携帯端末と、前記携帯端末から受領した位置情報等を
管理するサーバとを備え、サーバで計算された情報を用
いて携帯端末上で通勤ガイドの支援を行う通勤ガイド支
援システムにおいて、上記携帯端末は、GPS衛星から
の信号に基づいて携帯端末の位置情報を取得する位置情
報取得手段と、ユーザによって設定された目的地情報お
よび該目的地への到達予定時刻情報並びに位置情報取得
手段によって取得された携帯端末の位置情報をサーバへ
送信する送信手段と、サーバが目的地情報、到達予定時
刻情報および位置情報に基づいて作成した所定時刻にお
ける到達予定領域情報を取得する到達予定領域情報取得
手段と、到達予定領域情報取得手段によって取得された
到達予定領域情報をディスプレイ上に表示させる表示手
段と、到達予定領域情報取得手段から取得した到達予定
領域情報に基づいて、携帯端末が所定の時刻に所定の到
達予定領域に到達しているか否かを判定し、該携帯端末
が所定の到達予定領域内に到達していない場合にはその
旨を知らせるガイド手段とを備え、上記サーバは、地図
情報を格納するデータベースと、データベースに格納さ
れた地図情報、並びに携帯端末から受信した目的地情
報、到達予定時刻情報および位置情報に基づいて、所定
時刻における到達予定領域を含む到達予定領域地図情報
を作成する到達予定領域情報作成手段と、到達予定領域
情報作成手段で作成された到達予定領域地図情報を前記
の携帯端末に送信する送信手段とを備えたことを特徴と
する。
【0016】つまり、本発明の通勤ガイド支援システム
によれば、あらかじめ、携帯端末の位置情報取得手段が
GPS衛星からの信号に基づいて自己の位置情報を取得
しておく。そして、ユーザが設定した目的地情報と目的
地への到達予定時刻情報および自己の位置情報を、携帯
端末の送信手段より上位装置であるサーバへ送信する。
すると、サーバの到達予定領域情報作成手段が、目的地
情報、到達予定時刻情報および位置情報に基づいて、地
図上に所定時刻における到達予定領域情報を作成して携
帯端末へ送信する。携帯端末の到達予定領域情報取得手
段は、地図上に作成された所定時刻における到達予定領
域情報を取得し、これらの情報をディスプレイ上の表示
手段に表示させる。また、携帯端末は、取得した到達予
定領域情報に基づいて、自己が所定の時刻に所定の到達
予定領域に到達しているか否かを判断し、所定の到達予
定領域内に到達していない場合にはその旨をガイド手段
によって通知する。これによって、ユーザは、現在位置
を知ると共に目的地まで予定時間内に到達できる否かを
確認することができる。従って、ユーザは、時計を見な
がら所定の場所へ時間内に行けるか否かをいちいち確認
しなくてもよい。
【0017】また、本発明の通勤ガイド支援システムに
おいては、携帯端末が備えるガイド手段は、放音を行う
スピーカ、または振動を与えるバイブレータであること
を特徴とする。つまり、本発明の通勤ガイド支援システ
ムによれば、携帯端末が所定の到達予定領域内に到達し
ていないときは、その旨をスピーカやバイブレータによ
って通知するので、ユーザは、携帯端末を見なくても身
につけていれば自分の位置の情報を確認することができ
る。
【0018】また、本発明の通勤ガイド支援システムに
おいては、スピーカまたはバイブレータは、携帯端末が
到達予定領域外に存在するとき、携帯端末と到達予定領
域外間の距離に応じて放音のインターバルまたは振動周
波数をそれぞれ可変させることを特徴とする。本発明の
通勤ガイド支援システムによれば、到達予定領域から遠
く離れている場合は、スピーカの音を大きくしたりバイ
ブレータの振動周波数を早くしたりして注意を喚起さ
せ、到達予定領域に近い場合は、スピーカの音を小さく
したりバイブレータの振動周波数を遅くしたりしてそれ
となく知らせるようにすれば、携帯端末の使い勝手が極
めてよくなる。
【0019】また、本発明の通勤ガイド支援システムに
おいては、携帯端末は、該携帯端末が移動した経路に関
する移動情報を記憶する移動情報記憶手段と、移動情報
記憶手段に記憶された移動情報に基づいて、最適な経路
を選択する最適経路選択手段とを備えることを特徴とす
る。つまり、本発明の通勤ガイド支援システムでは、携
帯端末が、移動した経路に関する移動情報を移動情報記
憶手段に記憶しておき、最適経路選択手段が記憶されて
いる移動情報に基づいて最適な経路を選択している。こ
れによって、過去に移動した経路を参考にしながら常に
最適な経路を選択することができる。
【0020】また、本発明の通勤ガイド支援システムに
おいては、最適経路選択手段は、移動情報記憶手段に記
憶された移動情報に基づいて、携帯端末が移動するのに
最適な時間帯を選択することを特徴とする。つまり、本
発明の通勤ガイド支援システムでは、携帯端末の最適経
路選択手段が、移動情報記憶手段に記憶されている移動
情報に基づいて移動に最適な時間帯を選択してくれる。
これによって、混雑を避けた時間帯を選択して移動支援
を行うことができる。
【0021】また、本発明の通勤ガイド支援システムに
おいては、交通手段は電車であって、上記携帯端末は、
電車の下車駅近傍の地図情報をサーバから受信し格納す
る下車駅地図情報格納手段と、その下車駅地図情報格納
手段に格納されている下車駅近傍の地図情報に基づい
て、電車の乗車駅での乗車ドア位置の選択を支援する乗
車位置選択支援手段とを備えることを特徴とする。つま
り、本発明の通勤ガイド支援システムによれば、電車で
移動する場合には、携帯端末の下車駅地図情報格納手段
が下車駅近傍の地図情報をサーバから受信して格納して
いるので、乗車位置選択支援手段が、下車駅近傍の地図
情報に基づいて乗車駅での最適な乗車ドア位置の選択を
支援してくれる。これによって、例えば、下車駅での出
口階段に最も近い乗車位置を選択してくれるので、通勤
時間をさらに短縮することができる。
【0022】また、本発明の通勤ガイド支援システムに
おいては、上記携帯端末は、位置情報取得手段によって
検出された携帯端末の移動速度に基づいて、交通手段を
判断する交通手段判断手段と、その交通手段判断手段で
判断された交通手段に応じて携帯端末を携行するユーザ
のカロリ消費量を計算するカロリ消費量計算手段とを備
えることを特徴とする。つまり、本発明の通勤ガイド支
援システムによれば、携帯端末の交通手段判断手段が、
位置情報取得手段によって検出された携帯端末の移動速
度に基づいて現在利用している交通手段が何であるかを
判断している。そして、カロリ消費量計算手段が、現在
利用している交通手段に応じて携帯端末を携行するユー
ザのカロリ消費量の計算を行う。これによって、例え
ば、交通手段が徒歩であれば多くのカロリを消費するの
で、カロリ消費量が多い旨の通知を行って昼食メニュー
の選択の支援を行うことができる。
【0023】また、本発明の通勤ガイド支援システムに
おいて、カロリ消費量計算手段は、前記交通手段の混雑
度に応じて携帯端末を携行するユーザのカロリ消費量を
計算することを特徴とする。つまり、本発明の通勤ガイ
ド支援システムによれば、例えば交通手段がラッシュ時
の電車の場合には消費エネルギが大きいので、携帯端末
のカロリ消費量計算手段がそれを考慮してカロリ消費量
を計算して支援してくれる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態の携帯端末
を図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施の形態におけるGPS付き携帯端末のナビゲーショ
ン機能を説明するための概念図である。なお、図1で
は、携帯端末1から他の携帯端末や加入者電話機との接
続に関する通信網については、公知の移動通信網および
電話網で実現できるので詳細な説明を省略してある。
【0025】図1において、携帯端末1は、無線インタ
フェース7を通じてサービスエリア内にある携帯基地局
2と接続されている。また、携帯基地局2は、デジタル
インタフェース8a(通常はIDSNなど)を通じてイ
ンターネット4に接続されている。さらに、サーバ5も
デジタルインタフェース8bを通じてインターネット4
に接続されている。サーバ5は、地図情報をデータベー
ス5aに格納し、この地図情報と携帯端末1の位置情報
とを用いて通勤ガイドサービスなどを行う。サーバ5中
の到達予定領域作成部5bは、後に述べるように、前記
データベース5aに格納された地図情報、および前記携
帯端末1から受信した目的地情報と到達予定時刻情報と
位置情報とに基づいて、所定時刻における到達予定領域
を示す地図情報を作成する。また、通信網の運営並びに
通信網の利用者に対する課金処理を行う通信事業者6
は、無線インタフェース9によって携帯端末1と接続さ
れ、デジタルインタフェース10によってサーバ5と接
続されている。これによって、通信事業者6は、契約内
容に従って、所望のサービスを携帯端末1に提供し、ま
た提供したサービスに対する課金処理を行う。ここで、
通信事業者6が提供するサービスの例としては、たとえ
ば、各種データをアップデートするための情報提供や通
勤ガイド支援やその他の情報の提供等がある。
【0026】また、携帯端末1は、複数のGPS衛星か
らGPS信号を受け取り、自分のいる位置を算出する。
この例では、3つのGPS衛星(GPS衛星3a、3b
および3c)が使用されているものとして描いてある。
これらGPS衛星3a、3bおよび3cから送られてく
るデータを基に、携帯端末1に搭載されているナビゲー
ション装置が自己の位置を算出して、携帯端末1のディ
スプレイ上に表示された地図情報に自分がいる位置の位
置表示を行う。位置表示を行う際、工事情報や渋滞情報
などの交通情報データは、たとえば、FM多重局から送
る方法もあるが、そのほかに、現在では、光ビーコン、
または電波ビーコンによって送る方法もある。
【0027】次に、図1を用いて、位置情報を用いた通
勤ガイド支援サービスの処理の流れを説明する。先ず、
携帯端末1は、GPS衛星3a、3b、3cからのGP
S信号によって自己の位置を算出し、自己のディスプレ
イの地図情報上にその位置を表示する。ユーザは、携帯
端末1の操作ボタンによって目的地と目的地への到達予
定時刻とを入力する。携帯端末1は、経路『A』を介し
て、GPSによって得られた自己の位置情報と、入力さ
れた目的地と目的地への到達予定時刻とをサーバ5へ送
信する。つまり、これらの情報は、携帯端末1から、無
線インタフェース7、携帯基地局2、デジタルインタフ
ェース8a、インターネット4、デジタルインタフェー
ス8bを介してサーバ5へ送信される。
【0028】次に、サーバ5の到達予定領域作成部5b
は、携帯端末1から受信した携帯端末1の現在の位置情
報と、目的地等の情報、およびデータベース5aに格納
されている該当の地図情報に基づいて、携帯端末1が所
望の時間内に目的地に到達するための到達予定領域を算
出して、経路『B』を介して、携帯端末1に送信する。
携帯端末1は、受信した地図情報および到達予定領域情
報をディスプレイ上に表示する。つまり、該当の地図情
報、携帯端末1の到達予定領域情報は、サーバ5から、
デジタルインタフェース8b、インターネット4、デジ
タルインタフェース8aを介して携帯基地局2へ送信さ
れる。携帯基地局2は、無線インタフェース7を介し
て、この地図情報および到達予定領域情報を携帯端末1
へ送信する。このようにして、サーバ5は、地図情報
と、携帯端末1の位置情報と、到達予定領域情報とを用
いて、携帯端末1に対して通勤ガイド支援サービスを行
う。
【0029】さらに、サーバ5が携帯端末1に対して前
述のような通勤ガイド支援サービスを行う場合、通信網
を運営する通信事業者6は、無線インタフェース9から
インターネット4と携帯基地局2を介して、携帯端末1
が享受した通勤ガイド支援サービスの利用状況(つま
り、回線網の利用時間や回線網の接続距離などの情報)
を取得して課金処理を行う。このとき、通信事業者6
は、携帯端末1に対して課金すべき課金情報を、無線イ
ンタフェース9からインターネット4を経て、デジタル
インタフェース8bを介してサーバ5へ通知する。これ
によって、サーバ5は、携帯端末1に提供した通勤ガイ
ド支援サービスに対する課金情報を知ることができる。
【0030】図2は、本発明のデジタル携帯端末の構成
を示すブロック図である。図2において、アンテナ11
から入力された受信信号は、ジュープレックサ12で切
り替えられて受信RF部13へ導かれる。受信RF部1
3では、受信信号を適正なレベルにするために必要な帯
域制限および自動ゲイン制御等の処理が施される。次
に、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)14によっ
て音声信号やデータ信号の復調や復号化などの所定の信
号処理が行われ、音声情報はスピーカ15から放音さ
れ、文字情報は表示部16に表示される。また、送信側
では、音声がマイク17を通じてアナログ音声信号に変
換され、さらに、DSP14で音声やデータ信号の符号
化や変調などの信号処理が行われ、送信RF部18で電
力増幅されジュープレックサ12を経由してアンテナ1
1から放射される。これらの処理は、操作部19からの
指示によりCPU(中央処理装置)20の制御によって
行われる。
【0031】また、読出し専用メモリのROM21は、
CPU20が実行するプログラムをあらかじめ記憶し、
随時書き込み読出しメモリのRAM22は、CPU20
がプログラムを実行中に計算途中のデータなどを必要に
応じて記憶させ、または、送受信部間でデータ移動をす
る際にそれらのデータを一時記憶させるような場合に利
用される。なお、RAM22には地図情報も一時的に記
録されている。これらの地図情報は、図1に示すサーバ
5から随時ダウンロードして、RAM22に書き込んだ
り書き換えたりすることができる。
【0032】さらに、CPU20は、携帯端末が折畳状
態から使用状態になったときに、携帯端末1の折畳み状
態を構成する折畳み検知部23からその旨の情報を取得
し、携帯端末の通信機能を使用可能な能動状態にする。
また、CPU20は、アンテナ11が音声信号やデータ
を受信したときに、表示部16にその旨の情報を表示す
ると共に、バイブレータ24に信号を送信してバイブレ
ータを振動させる機能をも備えている。
【0033】一方、GPSアンテナ25は、図1に示す
GPS衛星3a、3bおよび3cからの電波を受信し、
受信されたその電波は、GPS受信部26でアナログ信
号に変換され、デコーダ27において適当なレートのデ
ジタル信号に変換された後、位置情報処理部28におい
て処理され、携帯端末の存在する位置の絶対座標X、Y
が算出される。これらの絶対座標は、移動情報記憶部3
0に書き込まれ、地図情報上への表示処理の時に利用さ
れる。図2は、さらに、到達予定領域情報取得部29、
位置情報取得部31、最適経路選択部32、下車駅地図
情報格納部33、乗車位置選択支援部34、カロリ消費
量計算部35、および交通手段判断部36等を含む。こ
れらの詳細は後述する。
【0034】次に、本発明の携帯端末を用いた通勤ガイ
ド支援サービスの具体的な例について述べる。図3は、
情報入力時の携帯端末のディスプレイ画面を示す図であ
る。図3において、ユーザはあらかじめ携帯端末1のデ
ィスプレイ画面上で目的地を手入力し、または既に登録
されている目的地の1つを選択する。たとえば、この例
では、ユーザが行きたい目的地である『品川工場』が入
力される。次に、ユーザは、目的地に到達したい到達予
定時刻を入力する。この例では、たとえば、『9時30
分』を入力する。このとき、携帯端末1は、GPS衛星
3a、3b、3cからのGPSデータに基づいて自己の
位置情報を取得しているものとする。
【0035】なお、携帯端末1から目的地を入力する方
法としては、携帯端末1から直接手入力する以外に、郵
便番号を入力する方法や、地図上で東京都、港区、品川
駅、……というように段階的に絞って最終目的地(品川
工場)を決定する方法もある。さらには、目的地を複数
登録しておき、それらを順次送りによって最終目的地
(品川工場)を選択する方法もある。
【0036】必要な情報が全て揃った時点で、携帯端末
1は、携帯端末1の位置情報と、目的地の『品川工場』
の情報と、到達時間『9時30分』の情報とを、図1に
示す経路『A』に示すように、携帯基地局2およびイン
ターネット4を経由してサーバ5に送信する。サーバ5
中の到達予定領域作成部5bは、携帯端末1の位置情報
に基づいて、ユーザが『9時30分』までに目的地の
『品川工場』に着けるように誘導または警告すべく、所
定時刻における到達すべき到達予定領域を計算し、デー
タベース5aから取得した該当地図情報上の所定時刻に
おける到達予定領域を計算して、インターネット4およ
び携帯基地局2を経由して携帯端末1に送信する。携帯
端末1では、到達予定領域情報取得部29で得られた所
定時刻における到達予定領域情報に基づいて、図4に示
すように、設定された時刻に目的地に到達するために、
所定の時刻に到達していなければならない到達予定領域
が携帯端末1のディスプレイに円形状に表示される。こ
こで、図4は、所定時刻における到達予定領域が表示さ
れたディスプレイ画面を示す図である。
【0037】以下に、図4について詳細に説明する。図
4では、たとえば、ユーザが、京成押上線の青砥駅から
山手線の品川駅の近くの品川工場へ通勤する場合を示し
ている。ユーザは、現在時点では、青砥駅にいるものと
する。図4では、ユーザが目的地『品川工場』に時刻
『9時30分』到達できるようにするために、9時30
分から逆算して、9時までには第1円周の領域内に、8
時30分までには第2円周の領域内に、8時までには第
3円周の領域内にそれぞれ入るべきであることを表示す
る。ユーザは、このようにディスプレイに表示される地
図情報にしたがって通勤することができ、9時30分ま
でに目的地の『品川工場』に到達するためのガイドとす
ることができる。
【0038】図7は、図4に示す地図情報にしたがっ
て、携帯端末を携行するユーザが目的地へ到着する状態
を示すフローチャートである。図7のフローチャートに
おいて、先ず、携帯端末1は、GPS衛星3a、3b、
3cから取得した自己の位置情報と、自己が行きたい目
的地と、目的地への到着予定時刻とをサーバ5へ送信す
る(ステップS11)。すると、サーバ5は、携帯端末
1から取得した情報に基づいて、各時刻ごとに到達して
いなければならない到達予定領域を示す第1円周、第2
円周…第n円周を計算して地図上に作成し、携帯端末1
へ送信する(ステップS12)。
【0039】次に、携帯端末1は、表示されている地図
情報から自己の位置を検出する(ステップS13)。そ
して、携帯端末1は、自己の現在の位置から第n円周に
到達すべき時刻に間に合うか否かを判断する。例えば、
図4において、町屋にいるときに第3円周に8時に到達
できるか否かを判断する(ステップS14)。ここで、
第n円周に到達すべき時刻に間に合わない場合、例え
ば、第3円周に8時までに到達できない場合は(ステッ
プS14でNOの場合)、携帯端末1はブザやバイブレ
ーションによって警告を発する(ステップS15)。こ
れによって、携帯端末1を携行するユーザは最寄の駅で
急行などの早い電車に乗り換えるなどして、所定の時刻
までに第n円周に到達できるように、例えば、第3円周
に8時までに到達できるようにしかるべき策を講じるこ
とができる。
【0040】次に、第n円周に到達したら、目標とする
到達予定領域の円周を一つ内側の円周とするために、n
=n−1とする。つまり、第3円周まで到達したら目標
とする到達予定領域の円周を第2円周とする(ステップ
S16)。もちろん、ステップS14で、第n円周に到
達すべき時刻に間に合う場合、例えば、第3円周に8時
までに到達できる場合は(ステップS14でYESの場
合)、携帯端末1は警告を発することなく目標とする到
達予定領域の円周をn=n−1とする。つまり、第3円
周まで到達したら、警告を発することなく、目標とする
到達予定領域の円周を第2円周とする(ステップS1
6)。
【0041】そして、到達予定領域の円周nは0より大
きい(n>0、nは整数)か否かを判断し、つまり、到
達予定領域の円周は第1円周より大きいか否かを判断し
(ステップS17)、n=0であれば(ステップS17
でNOの場合)、目標とする到達予定領域の円周はない
ので、通勤ガイド支援を終了する。また、到達予定領域
の円周nがn>0の場合は(ステップS17でYESの
場合)、一つ内側のn=n−1の円周を到達予定領域の
円周として、例えば、第2円周を到達予定領域の円周と
し、ステップS13に戻って、前述と同様の手順で第2
円周に予定時刻(たとえば、8時30分)までに到達で
きるように通勤ガイド支援を行う。このようにして第1
円周に到達するまで支援を行い、n=0になったとき、
つまり、目標とする到達予定領域の円周がなくなたっと
き通勤ガイド支援を終了とする。
【0042】また、ユーザが到達予定領域の圏外にいる
場合は、携帯端末の着信音を鳴らしたりバイブレータを
振動させることができる。このようにすることによっ
て、ユーザがいちいち携帯端末の表示画面を見なくて
も、到達予定領域の圏外にいることを確認することがで
き、目的地に予定時間内に到達するための判断情報とす
ることができる。さらには、現在位置が到達予定領域か
ら遠く離れている場合は、着信音の鳴動間隔やバイブレ
ータの振動間隔を長くし、現在位置が到達予定領域の境
界付近にある場合は、着信音やバイブレータの鳴動・振
動間隔を短くするなど、到達予定領域からの距離に応じ
て鳴動・振動間隔を変えることができる。このようにす
ることによって、ユーザは、携帯端末の表示画面を見な
くても、鳴動・振動の間隔によってきめ細かに現在位置
を確認することができる。特に、バイブレータの振動間
隔によって現在位置が時間的に妥当な位置であるか否か
を確認できるようにすれば、満員の通勤電車の中でいち
いち携帯端末を取り出さなくても、自己の現在位置が時
間的に余裕のある位置かどうかを判断することができ、
交通手段を変更すべきか否かの支援を適切に行うことが
できる。
【0043】なお、ユーザが携行している携帯端末がi
モード対応の携帯端末であれば、iアプリケーション機
能を用いることによって現在位置から到達予定領域まで
の距離を確認することができる。この場合、現在位置か
ら到達予定領域までの距離に応じて、iアプリケーショ
ン機能を用いて携帯端末の着信音のインターバルや音色
を変えて鳴らし、またはバイブレータの振動数を変える
ようにしてもよい。これによって、ユーザは、鳴動音の
違いによって現在位置が到達予定領域からどれくらい離
れているかを判断することができる。
【0044】また、単純に現在位置と目的地との距離だ
けから到達予定領域を計算するのではなく、電車による
移動か、車による移動か、または徒歩による移動かなど
の移動手段(つまり、交通手段)をも考慮して、きめ細
かな通勤ガイド支援サービスを行うこともできる。つま
り、今回の移動手段を用いた時の移動パターンにおける
移動位置を移動情報記憶部30に記憶しておけば、次回
の移動時において今回記憶された移動パターンを用いて
通勤ガイドを適切に支援することができる。たとえば、
前に移動手段として電車を用いたことがあれば、今回電
車で移動する場合、前の電車での移動パターンを用いて
通勤ガイド支援を適切に行うことができる。
【0045】また、サーバ5のデータベース5aにあら
かじめ記憶された駅の地図情報(つまり、駅の階段の位
置とか、目的地へ繋がっている改札口の位置とか、目的
地への経路を示す近郊地図など)をサーバ5から受信し
て下車駅地図情報格納部33に記憶させておき、乗車位
置選択支援部34が下車駅地図情報格納部33に格納さ
れている下車駅近傍の地図情報に基づいて、電車の乗車
駅での乗車ドア位置の選択を支援することができる。サ
ーバ5によって、携帯端末を携行するユーザが電車に乗
る際に、どのドア位置から乗車すれば下車駅において最
短で目的地へ行けるプラットホームに下車できるかの案
内を行うことができる。
【0046】図8は、本発明の通勤ガイド支援システム
において、携帯端末が電車の乗車位置を支援する動作の
流れを示すフローチャートである。また、図9(a)は
下車駅における電車の先頭とホーム階段との位置関係を
示す図、(b)は乗車駅における電車の先頭と各車両の
ドアとの位置関係を示す図である。さらに、図10
(a)は、下車駅のホーム階段と電車の先頭との位置関
係を示すテーブル、(b)は、乗車駅での電車ドアと電
車の先頭との位置との関係を表示するテーブルである。
したがって、図8、図9、図10を用いて、電車の乗車
位置を支援する動作の流れを説明する。
【0047】先ず、ユーザは、乗車駅において、所望す
る下車駅を携帯端末に入力する(ステップS21)。す
ると、携帯端末は、下車駅における電車の先頭から各階
段までの距離をテーブルから抽出する(ステップS2
2)。つまり、下車駅において、電車の先頭からホーム
の各階段までの距離x1,x2…xnが図9(a)のよう
になっているとすると、携帯端末は、図10(a)に示
すような下車駅テーブルをあらかじめ格納している。図
10(a)の下車駅テーブルにおいて、第1階段の電車
先頭からの距離はx1メートル、第2階段の電車先頭か
らの距離はx2メートル、第n階段の電車先頭からの距
離はxnメートルというように、各階段ごとの位置を示
す対応テーブルが格納されている。したがって、携帯端
末は、下車駅に対応する図10(a)のような対応テー
ブルを抽出する。
【0048】さらに、ユーザは下車駅で目的地へ行くた
めの最適な階段を決定する(ステップS23)。つま
り、携帯端末は、下車駅の近郊地図をサーバから取得し
てあらかじめ格納しているので、下車駅から所望の目的
地へ行くためにはどの階段が最適かを下車駅の近郊地図
から知ることができる。
【0049】次に、携帯端末は、乗車駅における電車の
先頭から各車両のドアまでの距離をテーブルから抽出す
る(ステップS24)。つまり、乗車駅における電車の
先頭から各車両のドアまで距離y1,y2…ynが図9
(b)のようになっているとすると、携帯端末は、図1
0(b)に示すような乗車駅テーブルをあらかじめ格納
している。図10(b)の乗車駅テーブルに示すよう
に、1両目ドアの電車先頭からの距離はy1メートル、
2両目ドアの電車先頭からの距離はy2メートル、n両
目ドアの電車先頭からの距離はynメートルというよう
に、各ドアごとの位置を示す対応テーブルが格納されて
いる。したがって、携帯端末はこの対応テーブルを抽出
する。上記においては、各車両にドアが1つしかないも
のとして考えてあるが、複数のドアがある場合でも同様
である。
【0050】次に、携帯端末は、下車駅の最適な階段で
ある第n階段の電車先頭からの距離xnと、乗車駅での
電車先頭からn両目のドアまでの距離ynとの差が最小
となるドア位置を特定する(ステップS25)。たとえ
ば、下車駅の最適な階段である第2階段の電車先頭から
の距離x2が10mで、乗車駅での電車先頭から2両目
のドアまでの距離y2が11mであるとき、その差1m
がxnとynとの差の最小値であれば、2両目のドア位置
を最適なドア位置として特定する。次に、電車の全ドア
位置に対して、特定されたドア位置、たとえば、2両目
のドア位置を区別して携帯端末の画面に表示させる(ス
テップS26)。これによって、ユーザは、下車駅で目
的地に通じる最適な階段に近いドアから電車に乗車する
ことができる。
【0051】さらに、サーバ5のデータベース5aに複
数の経路を記憶させておけば、1つの経路の交通機関に
事故などが生じた場合でも、最適経路選択部32が自動
的に最適な他の経路を選択して対処し、通勤ガイド支援
サービスを適切に行うこともできる。たとえば、通勤ル
ート検索用のサーバにアクセスして、事故に遭遇した場
所から目的地までの最適な通勤ルートを選択することも
できる。その際、通勤ルート検索用のサーバに他人がア
クセスした通勤ルートをも登録しておけば、短時間に最
適な通勤ルートのデータを取得することが可能となる。
また、このような検索処理で得られ通勤ルートを全てデ
ータベース5aに登録しておくと、多くの通勤ルート情
報を蓄積することができ、都内のように多数の交通機関
が錯綜している場合でも、事故などの際に最適な通勤ル
ートを短時間で選択することができる。
【0052】また、最適経路選択部32は、位置情報取
得部31で得られたユーザの移動経路情報に基づいて、
最適な通勤ルートや混雑しない時間帯などを計算・検索
し、ディスプレイに推奨通勤ルート情報を表示させ、複
数の通勤ルート選択の支援を行うことも可能である。こ
れにより、ユーザは推奨通勤ルートの表示内容を見て、
経路の選び方や移動時間帯の取り方などが最適になるよ
うに確認することができる。
【0053】図5は、電車を降りてから徒歩で目的地へ
移動するときの経路が表示されたディスプレイ画面を示
す図である。たとえば、ユーザが品川駅で下車して品川
工場まで徒歩で移動するとき、図5に示すように、歩行
経路と所要時間(10分)がディスプレイに表示され
る。これによって、ユニットはディスプレイ上の経路を
参照して目的地の品川工場まで容易にたどり着くことが
できる。
【0054】また、携帯端末を携行するユーザの移動の
速さから、徒歩による移動であるか電車による移動であ
るかなどを割り出し、ユーザのカロリ消費量の計算を行
うこともできる。たとえば、ユーザが単位距離を移動す
るときの徒歩と電車の場合の各カロリ消費量をあらかじ
め携帯端末またはサーバに設定しておくことによって、
各交通手段に従って、その移動距離に応じたカロリ消費
量が表示される。これは、位置情報取得部31によって
検出された携帯端末の移動速度に基づいて、交通手段判
断部36で交通手段を判断し、その交通手段判断部36
で判断された交通手段に応じて、カロリ消費量計算部3
5で携帯端末を携行するユーザのカロリ消費量を計算す
る。ユーザは、このようにして得られた通勤時のカロリ
消費量を参考にして、その情報を昼食のメニュー等に反
映させることができる。なお、徒歩の場合は移動速度が
変化しやすいので、数分という短い時間単位でカロリ消
費量を計算し、歩いた距離に応じて計算したカロリ消費
量を加算して行くという算出方法が望ましい。
【0055】図11は、本発明の携帯端末において、各
交通手段ごとにカロリ計算を行う場合の処理の流れを示
すフローチャートである。また、図12は、携帯端末に
格納されている交通手段ごとの単位時間当りのカロリ消
費量のテーブルの一例である。先ず、携帯端末は現在利
用している交通手段の移動速度を検出する(ステップS
31)。そして、携帯端末の移動速度に基づいて交通手
段を特定する(ステップS32)。たとえば、移動速度
が100km/hrであれば交通手段は電車であり、6
0km/hrであれば自動車であり、15km/hrで
あれば自転車であり、4km/hrであれば徒歩である
というように、移動速度によって交通手段を特定する。
【0056】次に、特定された交通手段で移動した所要
時間Tを求める(ステップS33)。さらに、携帯端末
にあらかじめ格納されている交通手段ごとの単位時間当
りのカロリ消費量テーブルを用いて、特定された交通手
段における所要時間Tで消費したカロリ消費量の計算を
行う(ステップS34)。つまり、携帯端末には、あら
かじめ図11に示すような交通手段ごとの単位時間当り
のカロリ消費量のテーブルが格納されているので、この
テーブルを用いて交通手段ごとの移動した所要時間Tで
消費したカロリ消費量を計算する。
【0057】徒歩で移動した場合は、図12のテーブル
から徒歩の単位時間当りのカロリ消費量8(Kcal/hr)
と移動時間Tとを掛算して徒歩でのカロリ消費量の計算
を行う(ステップS35)。たとえば、徒歩で1時間3
0分移動した場合は、8(Kcal/hr)×1.5hr=12kc
alを消費した旨を計算し、計算したカロリ消費量12kc
alを携帯端末の画面に表示する(ステップS39)。同
様にして、自転車で時間T移動したときは自転車でのカ
ロリ消費量の計算を行い(ステップS36)、自動車で
時間T移動したときは自動車でのカロリ消費量の計算を
行い(ステップS37)、電車で時間T移動したときは
電車でのカロリ消費量の計算を行い(ステップS3
8)、それぞれのカロリ消費量を携帯端末の画面に表示
させる(ステップS39)。
【0058】また、移動速度のみではなく、移動してい
る時間が通勤時間帯か昼間の時間帯かを考慮して、通勤
時間帯は立って移動していると思われるのでカロリ消費
量を多めに設定し、昼間の時間帯は座って移動している
と思われるのでカロリ消費量を少なめに設定するなど、
移動時間帯ごとのカロリ消費量計算を行うようにしても
よい。
【0059】図6は、通勤ガイドサービスの全体の流れ
を示すフローチャートである。以下に、図3〜図6を用
いて通勤ガイドサービスの処理の流れを説明する。先
ず、ユーザは、携帯端末1から目的地と到達予定時刻を
設定する(ステップS1)。ユーザによって携帯端末1
に設定されたデータおよびGPSから得られた位置情報
はサーバ5へ送信されてサーバで管理される(ステップ
S2)。次に、サーバ5は、携帯端末1から受信した目
的地と携帯端末1の位置情報に基づいて、現在位置から
目的地まで移動するのに要する時間および所定時刻にお
ける到達予定領域を計算する(ステップS3)。
【0060】次に、携帯端末1が、到達予定時刻までに
所定の到達予定領域に到達できる位置にいるか否かを判
定する(ステップS4)。もし、携帯端末1が所定の到
達予定時刻に間に合う位置にいれば(ステップS4でY
esの場合)、暫く時間間隔をおいて(ステップS
5)、再びステップS3に戻って、前述の処理と同様の
処理を行う。
【0061】一方、ステップS4で、携帯端末1が所定
の到達予定領域に間に合わない位置にいる場合(ステッ
プS4でNoの場合)、携帯端末1は現在位置と目的
地、現在時刻と到達予定時刻との関係を勘案して、携帯
端末1の鳴動音の長さやバイブレータの振動の長さを変
えてユーザに通知する(ステップS6)。次に、携帯端
末1が、到達予定時刻以内に無事に目的地へ到達したか
否かを判定し(ステップS7)、携帯端末1が到達予定
時刻以内に目的地へ到達していれば(ステップS7でY
esの場合)、携帯端末1のディスプレイに表示された
目的地、到達予定時刻および所要時間を削除して(ステ
ップS7)、処理を終了する。なお、ステップS7の判
定で到達予定時刻を越えて到着した場合(ステップS6
でNoの場合)、次回の通勤時の到達予定時刻の設定を
無理のない値に修正するデータとして記録し(ステップ
S8)、処理を終了する。
【0062】以上述べた実施の形態は本発明を説明する
ための一例であり、本発明は、上記の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変
形が可能である。たとえば、本願発明は、通勤にのみ限
らず、日曜日等にどこかに遊びに行くときにも本通勤ガ
イド支援システム用いることができることは言うまでも
ない。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯端末は、GPS衛星からの信号に基づいて得られた
携帯端末の位置情報、ユーザによって設定された目的地
情報および該目的地への到達予定時刻情報を定期的にサ
ーバに送信し、サーバはそれらの情報に基づいて所定時
刻における到達予定領域情報を作成し携帯端末に送信す
る。携帯端末では、ディスプレイ上に地図情報と共に到
達予定領域を表示させることによって、ユーザは現在位
置と共に目的地まで予定時間内に到達できる否かを常に
確認することができる。従って、ユーザは、時計を見な
がら、所定の場所へ時間内に行けるかどうかをいちいち
判断しなくてもよい。
【0064】また、本発明によれば、携帯端末のディス
プレイ上に地図情報と共に到達予定領域を表示させると
共に着信音やバイブレータなどの通知機能とを用いるこ
とによって、いちいち携帯端末の表示画面を見なくて
も、目的地に対して、現在の位置が目的地に到達するた
めに遅れのない位置であるか否かを容易に確認すること
ができる。
【0065】また、本発明によれば、ユーザが通勤経路
を移動する際に、目的地に到達するのに間に合う圏内に
到達していない場合には、自己が所持する携帯端末の報
知音のインターバルやバイブレータの振動周波数を可変
させなどによって、通勤時の移動ペースを速めるように
促すことができる。
【0066】また、本発明によれば、携帯端末が移動し
た経路および通勤時間帯に関する移動情報を記憶してお
くことによって、以前に同じ経路を利用したことがあれ
ば、その情報に基づいて最適な経路および通勤時間帯を
案内することができる。
【0067】また、本発明によれば、電車の下車駅近傍
の地図情報をサーバから受信することによって、電車に
乗る場合にどのドア位置から乗車すれば下車駅で最短で
目的地へ行けるプラットホームに下車できるかの案内を
することができる。
【0068】また、本発明によれば、携帯端末が移動す
る速さから徒歩による移動か電車による移動かなどを判
断して、ユーザの移動に伴うカロリ消費の計算を行い、
ユーザのエネルギ消費の案内をすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態におけるGPS付き携
帯端末のナビゲーション機能を示す概念図である。
【図2】 本発明のデジタル携帯端末の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】 情報入力時の携帯端末のディスプレイ画面を
示す図である。
【図4】 所定時刻における到達予定領域が表示された
ディスプレイ画面を示す図である。
【図5】 電車を降りてから徒歩で目的地へ移動すると
きの経路が表示されたディスプレイ画面を示す図であ
る。
【図6】 通勤ガイドサービス全体の流れを示すフロー
チャートである。
【図7】 図4に示す地図情報にしたがって、携帯端末
を携行するユーザが目的地へ到着する状態を示すフロー
チャートである。
【図8】 本発明の通勤ガイド支援システムにおいて、
携帯端末が電車の乗車位置を支援する動作の流れを示す
フローチャートである。
【図9】 (a)は下車駅における電車の先頭とホーム
階段との位置関係を示す図、(b)は乗車駅における電
車の先頭と各車両のドアとの位置関係を示す図である。
【図10】 (a)は携帯端末が表示する下車駅のホー
ム階段と電車の先頭との位置関係を示すテーブル、
(b)は携帯端末が表示する乗車駅での電車ドアと電車
の先頭との位置との関係を表示するテーブルである。
【図11】 本発明の携帯端末において、各交通手段ご
とにカロリ計算を行う場合の処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図12】 携帯端末に格納されている交通手段ごとの
単位時間当りのカロリ消費量のテーブルである。
【符号の説明】
1…携帯端末、2…携帯基地局、3a、3b、3c…G
PS衛星、4…インターネット、5…サーバ、5a…デ
ータベース、5b…到達予定領域作成部、6…通信事業
者、7、9…無線インタフェース、8a、8b…デジタ
ルインタフェース、11…アンテナ、12…ジュープレ
ックサ、13…受信RF部、14…DSP(デジタルシ
グナルプロセッサ)、15…スピーカ、16…表示部、
17…マイク、18…送信RF部、19…操作部、20
…CPU、21…ROM、22…RAM、23…折畳み
検知部、24…バイブレータ、25…GPSアンテナ、
26…GPS受信部、27…デコーダ、28…位置情報
処理部、29…到達予定領域情報取得部、30…移動情
報記憶部、31…位置情報取得部、32…最適経路選択
部、33…下車駅地図情報格納部、34…乗車位置選択
支援部、35…カロリ消費量計算部、36…交通手段判
断部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/34 H04B 7/26 106A Fターム(参考) 2F029 AA07 AB07 AB13 AC02 AC09 AC14 AC16 5H161 AA01 BB02 GG01 GG11 GG22 5H180 AA21 BB02 BB04 BB05 CC12 EE02 EE10 EE18 FF05 FF12 FF13 FF22 FF27 FF35 5K067 AA34 BB04 BB36 EE02 EE07 EE10 FF03 FF05 FF23 FF25 FF28 HH23 JJ56

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己が存在する位置を地図上で表示する
    機能を有する携帯端末において、 携帯端末の位置情報を取得する位置情報取得手段と、 設定された目的地情報および該目的地への到達予定時刻
    情報並びに前記位置情報取得手段によって取得された携
    帯端末の位置情報を、上位装置であるサーバへ送信する
    送信手段と、 前記サーバが前記目的地情報、前記到達予定時刻情報お
    よび前記位置情報に基づいて作成した所定時刻における
    到達予定領域情報を取得する到達予定領域情報取得手段
    と、 前記到達予定領域情報取得手段によって取得された到達
    予定領域情報をディスプレイ上に表示させる表示手段
    と、 前記到達予定領域情報取得手段から取得した到達予定領
    域情報に基づいて、携帯端末が所定の時刻に所定の到達
    予定領域に到達しているか否かを判定し、該携帯端末が
    所定の到達予定領域内に到達していない場合にはその旨
    を知らせるガイド手段とを備えることを特徴とする携帯
    端末。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段は、放音を行うスピー
    カ、または振動を与えるバイブレータであることを特徴
    とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 【請求項3】 前記スピーカまたは前記バイブレータ
    は、携帯端末が到達予定領域外に存在するとき、携帯端
    末と到達予定領域間の距離に応じて放音のインターバル
    または振動周波数をそれぞれ可変させることを特徴とす
    る請求項2に記載の携帯端末。
  4. 【請求項4】 携帯端末が移動した経路に関する移動情
    報を記憶する移動情報記憶手段と、 前記移動情報記憶手段に記憶された移動情報に基づい
    て、最適な経路を選択する最適経路選択手段とをさらに
    備えることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  5. 【請求項5】 前記最適経路選択手段は、前記移動情報
    記憶手段に記憶された移動情報に基づいて、携帯端末が
    移動するのに最適な時間帯を選択することを特徴とする
    請求項4に記載の携帯端末。
  6. 【請求項6】 前記交通手段は電車であって、 前記電車の下車駅近傍の地図情報をサーバから受信し格
    納する下車駅地図情報格納手段と、 前記下車駅地図情報格納手段に格納されている下車駅近
    傍の地図情報に基づいて、前記電車の乗車駅での乗車ド
    ア位置の選択を支援する乗車位置選択支援手段とを備え
    ることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
  7. 【請求項7】 前記位置情報取得手段によって検出され
    た携帯端末の移動速度に基づいて、交通手段を判断する
    交通手段判断手段と、 前記の交通手段判断手段で判断された交通手段に応じて
    携帯端末を携行するユーザのカロリ消費量を計算するカ
    ロリ消費量計算手段とをさらに備えることを特徴とする
    請求項4に記載の携帯端末。
  8. 【請求項8】 カロリ消費量計算手段は、前記交通手段
    の混雑度に応じて携帯端末を携行するユーザのカロリ消
    費量を計算することを特徴とする請求項7に記載の携帯
    端末。
  9. 【請求項9】 自己が存在する位置を地図上で表示する
    機能を有する携帯端末と、前記携帯端末から受領した位
    置情報等を管理するサーバとを備え、前記サーバで計算
    された情報を用いて前記携帯端末上で通勤ガイドの支援
    を行う通勤ガイド支援システムにおいて、 前記携帯端末は、 自己の位置情報を取得する位置情報取得手段と、 設定された目的地情報および該目的地への到達予定時刻
    情報並びに前記位置情報取得手段によって取得された携
    帯端末の位置情報を前記サーバへ送信する送信手段と、 前記サーバが前記目的地情報、前記到達予定時刻情報お
    よび前記位置情報に基づいて作成した所定時刻における
    到達予定領域情報を取得する到達予定領域情報取得手段
    と、 前記到達予定領域情報取得手段によって取得された到達
    予定領域情報をディスプレイ上に表示させる表示手段
    と、 前記到達予定領域情報取得手段から取得した到達予定領
    域情報に基づいて、携帯端末が所定の時刻に所定の到達
    予定領域に到達しているか否かを判定し、該携帯端末が
    所定の到達予定領域内に到達していない場合にはその旨
    を知らせるガイド手段とを備え、 前記サーバは、 地図情報を格納するデータベースと、 前記データベースに格納された地図情報、並びに前記携
    帯端末から受信した前記目的地情報、前記到達予定時刻
    情報および前記位置情報に基づいて、所定時刻における
    到達予定領域を含む到達予定領域地図情報を作成する到
    達予定領域情報作成手段と、 前記到達予定領域情報作成手段で作成された到達予定領
    域地図情報を前記の携帯端末に送信する送信手段とを備
    えた、ことを特徴とする通勤ガイド支援システム。
  10. 【請求項10】 前記携帯端末が備えるガイド手段は、
    放音を行うスピーカ、または振動を与えるバイブレータ
    であることを特徴とする請求項9に記載の通勤ガイド支
    援システム。
  11. 【請求項11】 前記スピーカまたは前記バイブレータ
    は、携帯端末が到達予定領域外に存在するとき、携帯端
    末と到達予定領域間の距離に応じて放音のインターバル
    または振動周波数をそれぞれ可変させることを特徴とす
    る請求項10に記載の通勤ガイド支援システム。
  12. 【請求項12】 前記携帯端末は、 該携帯端末が移動した経路に関する移動情報を記憶する
    移動情報記憶手段と、 前記移動情報記憶手段に記憶された移動情報に基づい
    て、最適な経路を選択する最適経路選択手段とをさらに
    備えることを特徴とする請求項9に記載の通勤ガイド支
    援システム。
  13. 【請求項13】 前記最適経路選択手段は、前記移動情
    報記憶手段に記憶された移動情報に基づいて、携帯端末
    が移動するのに最適な時間帯を選択することを特徴とす
    る請求項12に記載の通勤ガイド支援システム。
  14. 【請求項14】 前記交通手段は電車であって、 前記携帯端末は、 前記電車の下車駅近傍の地図情報をサーバから受信し格
    納する下車駅地図情報格納手段と、 前記下車駅地図情報格納手段に格納されている下車駅近
    傍の地図情報に基づいて、前記電車の乗車駅での乗車ド
    ア位置の選択を支援する乗車位置選択支援手段とをさら
    に備えることを特徴とする請求項12に記載の通勤ガイ
    ド支援システム。
  15. 【請求項15】 前記携帯端末は、位置情報取得手段に
    よって検出された携帯端末の移動速度に基づいて、交通
    手段を判断する交通手段判断手段と、 前記の交通手段判断手段で判断された交通手段に応じて
    携帯端末を携行するユーザのカロリ消費量を計算するカ
    ロリ消費量計算手段とをさらに備えることを特徴とする
    請求項12に記載の通勤ガイド支援システム。
  16. 【請求項16】 カロリ消費量計算手段は、前記交通手
    段の混雑度に応じて携帯端末を携行するユーザのカロリ
    消費量を計算することを特徴とする請求項15に記載の
    通勤ガイド支援システム。
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