JP2003244734A - ボタン電話装置 - Google Patents

ボタン電話装置

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JP2003244734A
JP2003244734A JP2002035037A JP2002035037A JP2003244734A JP 2003244734 A JP2003244734 A JP 2003244734A JP 2002035037 A JP2002035037 A JP 2002035037A JP 2002035037 A JP2002035037 A JP 2002035037A JP 2003244734 A JP2003244734 A JP 2003244734A
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Takayuki Natori
貴之 名取
Keisuke Fukagawa
圭介 深川
Kazunari Miwa
和成 三輪
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Tamura Electric Works Ltd
Original Assignee
Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 収容したデジタル外線の通話による使用及び
データ通信による使用を識別可能にする。 【解決手段】 子機30に、データ通信中を表示するデ
ータ通信確認用LED(通信LED)と、外線通話中を
表示する外線通話確認用LED(通話LED)とを設け
る。ここで、端末50でのデータ通信の際に同時に使用
されるチャネルは最大2チャネルであるため、2個の通
信LED1,2を設ける。また、主装置には2本のデジ
タル外線を収容しているため、通話としては同時に最大
B1,B2,B3,B4の4チャネルによる通話が可能
であることから、4個の通話LEDを設ける。そして、
主装置は、端末のBチャネルを介するデータ通信時には
通信LEDを点灯し、子機のBチャネルを介する通話時
には通話LEDを点灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のチャネルか
らなるデジタル外線を収容するとともに、収容したデジ
タル外線の使用中の旨を表示可能なボタン電話装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】B1,B2の2つのBチャネルを有する
デジタル外線を収容し、収容した前記デジタル外線を介
しインタネット等にアクセスしデータ通信が可能なデー
タ通信機器では、データ通信中にはBチャネルの使用状
況を専用の表示器などに表示可能にしたものがある。一
方、前記デジタル外線、ボタン電話機及びデータ通信機
器を収容し、前記ボタン電話機のデジタル外線を介する
通話及び前記データ通信機器のデジタル外線を介するデ
ータ通信が可能なボタン電話装置では、ボタン電話機に
よる通話時には、前記ボタン電話機に各Bチャネル毎に
設けた外線LEDを点灯して外線通話表示を行うととも
に、データ通信機器によるデータ通信中においても同様
にボタン電話機の前記外線LEDを点灯して、データ通
信の旨を表示するようにしている。
【0003】また、前述のボタン電話装置では、1台の
データ通信機器がB1,B2の2つのBチャネルを用い
てデータ通信を行うこともでき、この場合は各Bチャネ
ルに対応する2つの外線LEDが点灯する。ここで、前
記ボタン電話装置では通話を優先しているため、1台の
データ通信機器が2つのBチャネルを占有してデータ通
信中に、着信が到来したり、或いはボタン電話機側で発
信操作を行うと、1つのBチャネルを開放してそのBチ
ャネルを通話に割り当てるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のボタン電話装置
では、ボタン電話機に外線通話表示用として設けた外線
LEDに、データ通信の表示も行っていることから、ボ
タン電話機の利用者はその外線が通話で使用されている
か、或いはデータ通信で使用されているかを識別するこ
とができない。すなわち、2つのBチャネルがそれぞれ
2台のボタン電話機により通話で使用され他のボタン電
話機によりそのデジタル外線がアクセス不可の状態と、
2つのBチャネルが1台のデータ通信機器によりデータ
通信に使用されボタン電話機によりそのデジタル外線が
アクセス可能な状態とでは、同様に2つの外線LEDが
点灯されることから、ボタン電話機の利用者は、2つの
Bチャネルがデータ通信に使用され、実際にはそのデジ
タル外線が前述のように優先的に通話で使用できるにも
かかわらず、そのデジタル外線を使用不可と認識してし
まうなど使い勝手が悪いという課題があった。
【0005】したがって、本発明は、デジタル外線を介
する通話及びデジタル外線を介するデータ通信が可能な
ボタン電話装置において、前記デジタル外線の通話によ
る使用及びデータ通信による使用を識別可能にすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、複数の通信チャネルを有する少なく
とも1つの通信回線を主装置に収容するとともに、ボタ
ン電話機(子機)及びデータ端末を主装置に収容し、子
機の通信チャネルを介する通話及びデータ端末の通信チ
ャネルを介するデータ通信が行われると、子機に通信チ
ャネルの使用表示を行うボタン電話装置において、子機
に、通信チャネル毎に設けられ通信チャネルを介する通
話の有無を表示可能な複数の第1の表示器と、データ通
信の際に同時に使用可能な通信チャネルの最大数分設け
られ通信チャネルを介するデータ通信の有無を表示可能
な複数の第2の表示器とを備え、主装置に、通信チャネ
ルを介する通話が行われると第1の表示器に通話中表示
を行うとともに、通信チャネルを介するデータ通信が行
われると第2の表示器にデータ通信中表示を行う制御手
段を設けたものである。
【0007】この場合、制御手段は、複数の第2の表示
器の表示を通信チャネル単位で切り替える。また、制御
手段は、複数の第2の表示器の表示を通信回線単位で切
り替える。また、主装置に、通信回線に到来する着信を
検出する検出手段を備え、制御手段は、複数の第2の表
示器の少なくとも1つにデータ通信中表示が行われてい
るときに検出手段により着信が検出されると、データ通
信中の通信チャネルが前記着信に応答した子機の通話用
の通信チャネルとして割り当てられる場合は1つの第2
の表示器のデータ通信中表示を消去するものである。
【0008】また、主装置に、通信回線に到来した着信
に対する子機の応答を検出する検出手段を備え、制御手
段は、複数の第2の表示器の少なくとも1つにデータ通
信中表示が行われているときに、通信回線に到来した着
信に対する子機の応答が検出手段により検出されると、
データ通信中の通信チャネルが前記着信に応答した後の
着信応答通話用の通信チャネルとして割り当てられる場
合は1つの第2の表示器のデータ通信中表示を消去する
ものである。
【0009】また、主装置に、子機の発信操作を検出す
る検出手段を備え、制御手段は、複数の第2の表示器の
少なくとも1つにデータ通信中表示が行われているとき
に検出手段により前記発信操作が検出されると、データ
通信中の通信チャネルが前記発信操作に基づく子機の発
信通話用の通信チャネルとして割り当てられる場合は1
つの第2の表示器のデータ通信中表示を消去するもので
ある。また、主装置に、子機の発信に対する相手側の応
答を検出する検出手段を備え、制御手段は、複数の第2
の表示器の少なくとも1つにデータ通信中表示が行われ
ているときに、子機の発信に対する相手側の応答が検出
手段により検出されると、データ通信中の通信チャネル
が相手側の応答に基づく前記子機の通話用の通信チャネ
ルとして割り当てられる場合は1つの第2の表示器のデ
ータ通信中表示を消去するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係るボタン電話装置の構
成を示すブロック図である。このボタン電話装置は、B
1,B2の2つのBチャネルを有するデジタル外線11
を収容する主装置10と、主装置10に収容されデジタ
ル外線11を介する外線通話が可能なボタン電話機(以
下、子機)30A〜30Nと、主装置10に収容されデ
ジタル外線11を介してデータ通信が可能なデータ端末
(以下、端末)50A〜50Mとから構成される。
【0011】ここで、主装置10には、デジタル外線1
1とのインタフェースである外線I/F12、子機30
とのインタフェースである内線I/F13、通話の際の
音声やデータ通信の際のデータの伝送路であるスイッチ
14、以上の各部を制御する制御部15、及びデータの
記憶を行う記憶部16が設けられている。
【0012】また、主装置10には、ルータ機能を有す
るデータ制御部17が設けられ、データ制御部17は、
外線11,スイッチ14及びデータ通信路40を介して
端末50が通信するデータ量を一定時間監視し、この監
視結果を回線使用率として制御部15に通知する。ここ
で、デジタル外線11として1本の外線が収容されてい
る場合、その外線の1つのBチャネルによるデータ通信
中に回線使用率が所定値以上になると、データ制御部1
7はもう1つのBチャネルの使用要求を制御部15に通
知する。また、2つのBチャネルによるデータ通信中に
回線使用率が低下し前記所定値に満たなくなると、デー
タ制御部17は、一方のBチャネルの開放(要求)を制
御部15に通知する。
【0013】このように、このボタン電話装置は、1本
のデジタル外線11のB1,B2の2つのBチャネルを
用いた端末50によるデータ通信が可能であるととも
に、B1,B2の一方のBチャネルを用いた端末50に
よるデータ通信と、他方のBチャネルを用いた子機30
による通話とが同時に可能である。
【0014】次に以上のように構成されたボタン電話装
置の概略動作を説明する。利用者が子機30を用いて通
話を行う場合、オフフックし外線キーを押下した後、該
当の相手番号をダイヤルする。するとこれらの操作デー
タが子機30から主装置10側へ送信される。この場
合、主装置10の制御部15は内線I/F13を介して
これらの操作データを受信すると、この受信データを外
線I/F12に送信することにより、外線I/F12に
おいて外線キーにより指定された外線11へダイヤル発
呼する発呼処理を行わせる。前記発呼処理の結果、相手
の呼出が行われ相手の応答が外線I/F12により検出
され通知されると、制御部15は外線I/F12に対し
外線11の例えばB1チャネルを通話に割り当てるよう
に指示し、かつスイッチ14を制御して外線11と発呼
した子機30とのパスを形成する。これにより、子機3
0の利用者と相手との間が、子機30,内線I/F1
3,スイッチ14,外線I/F12,外線11のB1チ
ャネルの経路で接続され、両者の通話が開始される。
【0015】また、端末50の利用者が端末50を用い
てインタネットにアクセスするために端末50からダイ
ヤルアップ接続要求を行うと、制御部15はデータ制御
部17を介してこの接続要求情報を検出し外線I/F1
2に送信する。この場合、外線I/F12は、同様に外
線11へダイヤル発呼する発呼処理を行う。そして、こ
の発呼処理に基づく発呼に接続要求先側が応答したこと
が外線I/F12から通知されると、制御部15は、外
線I/F12に対し外線11の例えばB1チャネルをデ
ータ通信に割り当てるように指示し、かつスイッチ14
を制御して外線11とダイヤルアップ接続要求を行った
端末50とのパスを形成する。これにより、端末50と
接続要求先との間が、データ通信路40,データ制御部
17,スイッチ14,外線I/F12,外線11のB1
チャネルの経路で接続され、両者のデータ通信が開始さ
れる。なお、端末50のダイヤルアップ接続要求時に外
線11のB1チャネルが通話で使用されている場合に
は、外線11のB2チャネルがデータ通信に割り当てら
れ、この場合端末50は外線11のB2チャネルを介し
て接続要求先とデータ通信を開始する。
【0016】このような端末50のデータ通信中には、
前述したようにデータ通信路4の通信トラフィックを監
視するデータ制御部17により、端末50が通信するデ
ータ量が一定時間監視され、この監視結果が回線使用率
として制御部15に通知される。ここで、データ制御部
17による監視の結果、単位時間当たりのデータ量が1
つのBチャネル当たりの最大値(64kbps)近くま
で増加し、したがって回線使用率が所定値(単位時間当
たりのデータ量が例えば50kbpsに相当する値)以
上になると、データ制御部17はもう1つのBチャネル
の使用要求を制御部15に通知する。
【0017】この場合、制御部15は現在データ通信に
用いられているデジタル外線11の他方のBチャネルが
例えば子機30の通話で使用されているか否かを判断
し、通話で使用されている場合にはデータ制御部17か
らのBチャネル使用要求を拒否する一方、前記他方のB
チャネルが子機30の通話等で使用されずに空き状態と
なっているか、または子機30の通話の終了が検出され
空き状態となっていることを認識した場合は、外線I/
F12に対しその空きBチャネルを端末50のデータ通
信に割り当てるように切替指示する。この切り替え指示
が外線I/F12から交換網側へ伝達されることによ
り、2つのBチャネルが端末50のデータ通信に割り当
てられ、端末50による2つのBチャネルを用いたデー
タ通信が開始される。
【0018】こうした端末50の2つのBチャネルを用
いたデータ通信中にデータ制御部17により監視される
データ量が減少することによって、回線使用率が低下し
前記所定値に満たなくなると、データ制御部17は、一
方のBチャネルの開放要求を制御部15に通知する。こ
の場合、制御部15は、外線I/F12に対し一方のB
チャネルを開放するように指示する。そして、このBチ
ャネル開放指示に基づき外線I/F12がBチャネルを
開放することにより、端末50は1つのBチャネルを用
いたデータ通信に移行する。
【0019】また、端末50の2つのBチャネルを用い
たデータ通信中に、子機30の発信操作が行われるか、
或いは子機30宛の着信が交換網からデジタル外線のD
チャネルを介して到来すると、制御部15は、外線I/
F12に対し一方のBチャネルを開放し、かつ開放され
たBチャネルを通話で使用させるように指示する。これ
により、端末50の一方のBチャネルを用いたデータ通
信と、子機30の他方のBチャネルを用いた通話とに移
行する。
【0020】こうしたBチャネルを用いたデータ通信や
通話が行われる時にはそれぞれデータ通信と通話とが識
別できるように、子機30には、例えば図2に示すよう
に、データ通信確認用LEDと外線通話確認用LEDと
が設けられている。ここで、本実施の形態では、データ
通信は最大2チャネルとしているため、2個のデータ通
信確認用LEDが設けられている。また、デジタル外線
として2本の外線を収容しているため、通話としては最
大B1,B2,B3,B4の4つのBチャネルを用いた
4つの通話が同時に可能であることから、4個の外線通
話確認用LEDが設けられている。そして、制御部15
が、データ通信時には子機30のデータ通信確認用LE
Dを点灯するように制御するとともに、通話時には子機
30の外線通話確認用LEDを点灯するように制御する
ことにより、子機30の利用者にそのデジタル外線11
がデータ通信で使用されているか、或いは通話で使用さ
れているかを識別させる。
【0021】(第1の実施の形態)図2は、本ボタン電
話装置の第1の実施の形態を示す図であり、子機30の
LEDの表示動作を示すものである。図2を用いて第1
の実施の形態の概要を説明する。本ボタン電話装置にお
いて、通話やデータ通信が行われていない状態で最初に
端末50によるデータ通信が行われると、このデータ通
信は、B1チャネルを介して行われ、このとき子機30
のデータ通信確認用LED(以下、通信LED)の1つ
を点灯する(図2(a))。このような状態で回線使用
率が増加し所定値を越えるとB1,B2チャネルを用い
たデータ通信が行われ、このとき子機30の2つの通信
LEDを点灯する(図2(b))。
【0022】端末50の2つのBチャネル(以下、2B
チャネル)を介するデータ通信中に子機30Aの外線1
1への発信操作(外線発信操作)が検出されると、子機
30のB1〜B4チャネルに対応する4個の各外線通話
確認用LED(以下、通話LED)のうち、B1チャネ
ル用通話LEDを点灯する。また、端末50の2Bチャ
ネルを介するデータ通信中に外線11から子機側への着
信(外線着信)が検出された場合は、B1チャネル用通
話LEDを点滅する(図2(c))。そして、子機30
Aが通話状態に移行すると、端末50のデータ通信は前
述したように1つのBチャネル(以下、1Bチャネル)
に制限されることから、B2チャネルによるデータ通信
の続行と、B1チャネルによる通話が開始される。この
場合、子機30の通信LEDを1個のみ点灯し、かつ子
機30Aの通話が着信応答通話の場合はB1チャネル用
通話LEDを点滅から点灯にする(図2(d))。
【0023】こうした、B2チャネルによるデータ通信
とB1チャネルによる通話中に、回線使用率が依然とし
て所定値以上の場合は、B2とB3の各Bチャネルを用
いた2B通信(2つのBチャネルを用いたデータ通信)
に復帰させるとともに、2つの通信LEDを点灯する
(図2(e))。ここで、さらに別の子機30Bによる
新たな外線発信操作、または新たな外線着信が検出され
ると、今度はB2チャネル用通話LEDを点灯、または
点滅する(図2(f))。そして、子機30Bが通話状
態に移行すると、端末50のデータ通信は同様に1Bチ
ャネルに制限されることから、B3チャネルによるデー
タ通信の続行及びB1チャネルによる通話の続行と、B
2チャネルによる新たな通話が開始される。この場合、
子機30の通信LEDを同様に1個のみ点灯し、かつ子
機30Bの通話が着信応答通話の場合はB2チャネル用
通話LEDを点滅から点灯にし、さらにB1チャネル用
通話LEDの点灯状態を維持する(図2(g))。
【0024】こうした図2(g)の状態で、回線使用率
が依然として所定値以上の場合は、今度はB3とB4の
各Bチャネルを用いた2B通信に復帰させるとともに、
2つの通信LEDを点灯する(図2(h))。ここで、
さらに新たな子機30Cによる発信操作、または新たな
外線着信が検出されると、今度はB3チャネル用通話L
EDを点灯、または点滅する(図2(i))。そして、
子機30Cが通話状態に移行すると、端末50のデータ
通信は同様に1Bチャネルに制限されることから、B4
チャネルによるデータ通信の続行及びB1,B2チャネ
ルによる通話の続行と、B3チャネルによる新たな通話
が開始される。この場合、子機30の通信LEDを同様
に1個のみ点灯し、かつ子機30Cの通話が着信応答通
話の場合はB3チャネル用通話LEDを点滅から点灯に
し、さらにB1チャネル用通話LED及びB2チャネル
用通話LEDの点灯状態を維持する(図2(j))。
【0025】このような図2(j)の状態において、さ
らに新たな子機30Dによる発信操作、または新たな外
線着信が検出されると、今度はB4チャネル用通話LE
Dを点灯、または点滅する(図2(k))。ここで、設
定に基づきデータ通信より通話が優先するため、子機3
0Dが通話状態に移行すると、端末50のデータ通信を
切断してB4チャネルをデータ通信から通話に切り替え
る。この結果、B1,B2,B3チャネルによる通話の
続行と、B4チャネルによる新たな通話が開始される。
この場合、子機30の通信LEDを全て消灯し、かつ子
機30Dの通話が着信応答通話の場合はB4チャネル用
通話LEDを点滅から点灯にするとともに、B1,B
2,B3チャネルの各通話LEDの点灯状態を維持する
(図2(l))。なお、図2(j)の状態において、新
たな子機30Dによる発信操作、または新たな外線着信
が検出されても、設定により通話を優先させない場合
は、図2(k),図2(l)の処理には移行しない。
【0026】また、図2(j)の状態において、子機3
0Aの終話により、子機30Aが通話で使用していたB
1チャネルが空き状態になると、B1チャネル用通話L
EDを消灯する(図2(m))。ここで、回線使用率が
所定値以上のときにはB4,B1チャネルを用いた2B
通信に復帰させるとともに、2つの通信LEDを点灯す
る(図2(n))。
【0027】このように、端末50のデータ通信時には
子機30の通信LEDを点灯する一方、子機30の通話
時には子機30の通話LEDを点灯するようにしたの
で、子機30の利用者はデジタル外線11がデータ通信
で使用されているか、或いは通話で使用されているかを
容易に確認することができる。したがって、デジタル回
線のBチャネルがデータ通信に使用され、実際にはその
デジタル外線が優先的に通話で使用できるにもかかわら
ず、そのデジタル外線が使用不可と認識されてしまうと
いったことが排除され、この結果、使い勝手の良い装置
を提供できる。また、各子機の通話状態を専用の各通話
LEDに表示するようにしたので、子機30の利用者は
発信時または着信時にはデータ通信で使用されているB
チャネルを意識することなく、発信操作または着信応答
操作を行って通話することができる。また、子機30の
2つの通信LED1,2の表示により利用者は現在端末
50で行われているデータ通信の通信速度が64kbp
sか、或いは128kbpsかを確認することができ
る。
【0028】図6は、図2で説明したボタン電話装置の
表示動作を示すフローチャートである。このフローチャ
ートに基づき本ボタン電話装置の第1の動作を説明す
る。端末50のデータ通信要求によりステップS1で1
つのBチャネルを用いたデータ通信開始処理が行われ
る。この場合、制御部15は、子機30の2つの通信L
ED1,2のうちステップS2で通信LED1を点灯す
る。そして、ステップS3でデータ通信終了の判断、ス
テップS4で2B通信要求の判断、ステップS8で1B
通信(1つのBチャネルを用いたデータ通信)の開放の
判断、及びステップS11で外線通話の判断を順次行
う。
【0029】ここで、端末50のデータ通信が行われる
と、データ制御部17により回線使用率の監視が行われ
る。この回線使用率監視処理において、データ制御部1
7は、端末50が通信するデータ量を一定時間監視し、
端末50が1つのBチャネルを用いて通信しているとき
にデータ量が増加し回線使用率が所定値を上回ると、も
う1つのBチャネルの使用要求を制御部15に通知す
る。すると、制御部15は、ステップS4の「2B通信
要求?」を「Y」と判定し、ステップS5へ移行して他
のBチャネルが空いているか否かを判断する。
【0030】ここで、空きBチャネルが無ければステッ
プS11に移行する一方、空きBチャネルがあれば、そ
の空きBチャネルを加えた2B通信開始処理をステップ
S6で行い、かつこのときステップS7で子機30のも
う1つの通信LED2を点灯する。これにより、子機3
0の2つの通信LED1,2が点灯状態となる。
【0031】こうした2B通信中にもデータ制御部17
は、端末50が通信するデータ量を一定時間監視し、デ
ータ量が低減し回線使用率が所定値を下回ると、1つの
Bチャネルの開放要求を制御部15に通知する。する
と、制御部15はステップS8の「1B通信開放?」を
「Y」と判定し、ステップS9へ移行して1つのBチャ
ネルを切断する1B通信開放処理を行うとともに、ステ
ップS10で通信LED2を消灯する。これにより端末
50のデータ通信は1B通信に戻り、今までデータ通信
に用いていた1つのBチャネルは空き状態となる。
【0032】端末50のデータ通信中に、制御部15は
子機30のデジタル外線11を介する発信操作を検出す
るとともに、この発信に対する相手応答をデジタル外線
11を介して検出するとステップS11の「外線通話
?」を「Y」と判定する。また、端末50のデータ通信
中に、制御部15はデジタル外線11に到来する着信を
検出して子機30に呼出を行うとともに、この呼出に対
する子機30の応答を検出すると、制御部15はステッ
プS11の「外線通話?」を「Y」と判定する。この場
合制御部15は、ステップS12で「通話チャネル=通
信チャネル?」を判断する。ここで、前記通話に使用す
るBチャネルが今まで端末50のデータ通信で使用され
ていれば、ステップS12の判定は「Y」となり、この
場合制御部15は、前記通話に使用するBチャネルの開
放処理をステップS13で行う。
【0033】その後、制御部15は、端末50のデータ
通信が今まで2B通信であったか否かをステップS14
で判断し、2B通信の場合は既にステップ13で1つの
Bチャネルが開放され1B通信に戻っているため、ステ
ップS10で通信LED2を消灯する。また、端末50
のデータ通信が今まで1B通信であった場合は、そのデ
ータ通信に用いていたBチャネルが開放され端末50の
データ通信は終了したものと判断してステップS15で
データ通信終了処理を行い、ステップS16で通信LE
D1を消灯する。なお、端末50の1B通信中に端末5
0の通信終了操作を検出すると、制御部15はステップ
S3の「データ通信終了?」を「Y」と判定し、この場
合制御部15はそのデータ通信に使用していたBチャネ
ルを開放するとともに、ステップS15でデータ通信終
了処理を行い、ステップS16で通信LED1を消灯す
る。
【0034】(第2の実施の形態)前述した図2及び図
6に示す第1の実施の形態では、端末50が2B通信中
に、新たな外線発信操作、または新たな外線着信を検出
すると通話LEDを点灯、または点滅する一方、前記発
信操作後に子機30が実際にBチャネルを介して通話を
行った場合は通話LEDの点灯を維持するとともに、子
機30が前記着信に応答してBチャネルを介し通話を行
った場合は、通話LEDを点滅状態から点灯状態とし、
かつ点灯状態の2つの通信LED1,2の一方のLED
2を消灯するようにしたが、第2の実施の形態では、図
3に示すように、端末50の2B通信中に、新たな外線
発信操作または新たな外線着信を検出した時点で通話L
EDの点灯または点滅と、点灯状態の2つの通信LED
1,2の一方のLED2の消灯とを行うようにする。
【0035】図7は、第2の実施の形態を示すフローチ
ャートであり、2つの通信LED1,2が点灯状態にあ
る2B通信中に、新たな外線発信操作または新たな外線
着信を検出すると、点灯状態の2つの通信LED1,2
の一方のLED2を消灯する動作を示すものである。図
7において、図6のフローチャートに示す動作と同一部
分は同一符号を付してその説明を省略する。すなわち、
端末50の2B通信中に、制御部15が着信を検出して
ステップS21の「外線着信?」を「Y」と判定する場
合、または、端末50の2B通信中に、制御部15が子
機30の発信操作を検出してステップS22の「外線発
信?」を「Y」と判定する場合は、制御部15はステッ
プS12で「通話チャネル=通信チャネル?」を判断す
る。ここで、前記発信操作後の通話または前記着信に応
答した後の通話に使用するBチャネルが端末50のデー
タ通信で使用されていれば、ステップS12の判定は
「Y」となり、この場合制御部15は、前記通話に使用
するBチャネルの開放処理をステップS13で行う。
【0036】その後、制御部15は、端末50のデータ
通信が今まで2B通信であったか否かをステップS15
で判断し、2B通信の場合は既にステップS13で1つ
のBチャネルが開放され1B通信に戻っているため、ス
テップS10で通信LED2を消灯する。なお、端末5
0のデータ通信が今まで1B通信であった場合は、その
データ通信に用いていたBチャネルが開放され端末50
のデータ通信は終了したものと判断してステップS15
でデータ通信終了処理を行い、ステップS16で通信L
ED1を消灯する。
【0037】(第3の実施の形態)前述の第1の実施の
形態では、端末50が2B通信中に、新たな外線発信操
作、または新たな外線着信を検出すると通話LEDを点
灯または点滅する一方、前記発信操作後に子機30が実
際にBチャネルを介して通話を行った場合は通話LED
の点灯を維持するとともに、子機30が前記着信に応答
してBチャネルを介し通話を行った場合は通話LEDを
点滅状態から点灯状態とし、かつ点灯状態の2つの通信
LED1,2の一方のLED2を消灯するようにした
が、第3の実施の形態では、これに加えて、2B通信中
に、新たな外線着信を検出した時点で、点灯状態の2つ
の通信LED1,2の一方のLED2の消灯を行うとと
もに、その着信が子機30側で応答されずに停止した場
合には2B通信に復帰し、通信LED2を再点灯するよ
うに構成する。
【0038】図8は、第3の実施の形態を示すフローチ
ャートであり、2つの通信LED1,2が点灯状態にあ
る2B通信中に、新たな外線着信を検出すると、点灯状
態の2つの通信LED1,2の一方のLED2を消灯す
るとともに、その着信が子機30側で応答されずに停止
すると通信LED2を再点灯する動作を示すものであ
る。図8において、図6のフローチャートに示す動作と
同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。すな
わち、端末50の2B通信中に、着信が検出されステッ
プS31の「外線着信?」の判定が「Y」となる場合
は、ステップS32に移行して「通話チャネル=通信チ
ャネル?」を判断する。ここで、前記着信に応答した後
の通話に使用するBチャネルが端末50のデータ通信で
使用されていれば、ステップS32の判定は「Y」とな
り、この場合制御部15は、端末50のデータ通信が2
B通信か否かをステップS33で判断する。
【0039】ここで、2B通信の場合はステップS10
で通信LED2を消灯する一方、1B通信の場合はステ
ップS34で通信LED1を消灯する。なお、この状態
ではデータ通信に使用されているBチャネルは開放され
ないため、そのBチャネルを用いたデータ通信は継続し
ている。
【0040】こうした状態において、前記着信が子機3
0側で応答されずに発呼側が着信を放棄し着信が停止す
ると、制御部15はステップS35の「着信停止?」を
「Y」と判定する。そして、現在継続している端末50
のデータ通信が2B通信か否かをステップS36で判断
し、2B通信であればステップS37で通信LED2を
再点灯する。なお、着信停止時に端末50のデータ通信
が2B通信ではなくステップS36の「2B通信中?」
が「N」と判定されると、このとき端末50が1B通信
を継続していればステップS2で通信LED1を再点灯
したうえステップS3に移行する。このように第3の実
施の形態では、端末50のデータ通信中に着信があると
Bチャネルの開放を行わずに通信LEDを消灯し、その
着信が停止すると通信LEDを再点灯するように構成し
たものである。
【0041】(第4の実施の形態)第1〜第3の実施の
形態では、子機30に通信LEDとして2個のLED
1,2を設け、かつ通話LEDとしてB1チャネル〜B
4チャネルの4個のLEDを設け、収容した2つのデジ
タル外線に無関係に表示を行う例を説明したが、第4の
実施の形態では、これらのLEDを収容した2つの外線
毎に割り当てて表示する。すなわち、図4,図5に示す
ように、2つの通信LEDをそれぞれ外線#1,#2用
として割り当て、かつ4つの通話LEDのうち、B1,
B2チャネル用のLEDを外線#1用、B3,B4チャ
ネル用のLEDを外線#2用として割り当てる。
【0042】次に図4を参照し、外線毎に割り当てられ
たLEDの表示例を説明する。本ボタン電話装置におい
て、通話やデータ通信が行われていない状態で最初に端
末50によるデータ通信が行われると、このデータ通信
は、B1チャネルを介して行われ、このとき子機30の
外線#1用通信LEDを点灯する(図4(a))。この
ような状態で回線使用率が増加し所定値を越えると2B
通信に移行するが、このときのデータ通信はB1,B2
チャネルを介して行われるため、子機30の外線#1用
通信LEDの点灯を継続する(図4(b))。
【0043】端末50の2B通信中に例えば子機30A
による発信操作、または子機30Aへの着信が検出され
ると、外線#1用通話LEDのうち、B1チャネル用通
話LEDを点灯または点滅する(図4(c))。ここ
で、子機30Aが通話状態に移行すると、端末50のデ
ータ通信は1Bチャネルに制限されることから、B2チ
ャネルによるデータ通信の続行と、B1チャネルによる
通話が開始される。そして、子機30Aの通話が着信応
答通話の場合は、B1チャネル用通話LEDを点滅から
点灯にする(図4(d))。
【0044】こうした、B2チャネルによるデータ通信
とB1チャネルによる通話中に、回線使用率が依然とし
て所定値以上の場合は、B2とB3の各Bチャネルを用
いた2B通信に復帰させるとともに、外線#2用通信L
EDを点灯状態とする(図4(e))。ここで、さらに
別の子機30Bによる新たな外線発信操作、または新た
な外線着信が検出されると、今度はB2チャネル用通話
LEDを点灯または点滅する(図4(f))。そして、
子機30Bが通話状態に移行すると、端末50のデータ
通信は同様に1Bチャネルに制限されることから、B3
チャネルによるデータ通信の続行及びB1チャネルによ
る通話の続行と、B2チャネルによる新たな通話が開始
される。この場合、子機30の外線#1用通信LEDを
消灯して外線#2用通信LEDのみを点灯し、かつ着信
応答通話の場合はB2チャネル用通話LEDを点滅から
点灯にし、さらにB1チャネル用通話LEDの点灯状態
を維持する(図4(g))。
【0045】こうした図4(g)の状態で、回線使用率
が依然として所定値以上の場合は、今度はB3とB4の
各Bチャネルを用いた2B通信に復帰させる。この場
合、各LEDの表示状態は図4(g)と変わらない(図
2(h))。ここで、さらに新たな子機30Cによる発
信操作、または新たな外線着信が検出されると、今度は
外線#2用通話LEDのうちB3チャネル用通話LED
を点灯または点滅する(図4(i))。そして、子機3
0Cが通話状態に移行すると、端末50のデータ通信は
同様に1Bチャネルに制限されることから、B4チャネ
ルによるデータ通信の続行及びB1,B2チャネルによ
る通話の続行と、B3チャネルによる新たな通話が開始
される。この場合、外線#2用通信LEDの点灯を維持
し、かつ着信応答通話の場合はB3チャネル用通話LE
Dを点滅から点灯とし、さらにB1チャネル用通話LE
D及びB2チャネル用通話LEDの点灯状態を維持する
(図4(j))。
【0046】このような図4(j)の状態において、さ
らに新たな子機30Dによる発信操作、または新たな外
線着信が検出されると、今度は外線#2用通話LEDの
B4チャネル用通話LEDを点灯または点滅する(図2
(k))。ここで、データ通信より通話が優先するた
め、子機30Dが通話状態に移行すると、端末50のデ
ータ通信を切断してB4チャネルをデータ通信から通話
に切り替える。この結果、B1,B2,B3チャネルに
よる通話の続行と、B4チャネルによる新たな通話が開
始される。この場合、子機30の外線#1,#2用通信
LEDを全て消灯し、かつ着信応答通話の場合はB4チ
ャネル用通話LEDを点滅から点灯にするとともに、B
1,B2,B3チャネル用の各通話LEDの点灯状態を
維持する(図4(l))。なお、図2(j)の状態にお
いて、新たな子機30Dによる発信操作、または新たな
外線着信が検出されても、通話が優先しない場合は、図
4(k),図4(l)の処理には移行しない。
【0047】また、図4(j)の状態において、子機3
0Aの終話により、子機30Aが通話で使用していたB
1チャネルが空き状態になると、外線#1用通話LED
のB1チャネル用通話LEDを消灯する(図4
(m))。ここで、回線使用率が所定値以上のときには
B4,B1チャネルを用いた2B通信に復帰させるとと
もに、外線#1,#2用通信LEDを点灯する(図4
(n))。
【0048】図9は、図4で説明したボタン電話装置の
表示動作を示すフローチャートである。図9において、
図6のフローチャートに示す動作と同一部分は同一符号
を付してその詳細な説明を省略する。すなわち、端末5
0のデータ通信要求によりステップS1でB1チャネル
を用いたデータ通信開始処理が行われると、制御部15
は、子機30の外線#1、#2用通信LED1,2のう
ちステップS41で外線#1用通信LEDを点灯する。
そして、ステップS3でデータ通信終了の判断、ステッ
プS4で2B通信要求の判断、ステップS8で1B通信
開放の判断、及びステップS11で外線通話の判断を順
次行う。
【0049】ここで、端末50の通信データ量が増加す
ることによりデータ制御部17から、もう1つのBチャ
ネルの使用要求が通知されると、制御部15は、ステッ
プS4の「2B通信要求?」を「Y」と判定し、ステッ
プS5へ移行して他のBチャネルが空いているか否かを
判断する。そして、空きBチャネルがあれば、その空き
Bチャネルを加えた2B通信開始処理をステップS6で
行い、かつこの2B通信が同一外線のBチャネルを使用
した2B通信か否かをステップS42で判断する。
【0050】そして、前記2B通信が同一外線のBチャ
ネルを使用した2B通信ではないときには、ステップS
43で子機30の非点灯の通信LEDを点灯する。すな
わち、外線#1用通信LEDが点灯しB1,B2の何れ
かのBチャネルでデータ通信を行っているときに、この
Bチャネルに、B3,B4の何れかのBチャネルを加え
た2B通信を行う場合は、外線#2用通信LEDを点灯
する。また、外線#2用通信LEDが点灯しB3,B4
の何れかのBチャネルでデータ通信を行っているとき
に、このBチャネルに、B1,B2の何れかのBチャネ
ルを加えた2B通信を行う場合は、外線#1用通信LE
Dを点灯する。
【0051】こうした2B通信中に、データ量が低減す
ることによりデータ制御部17から1つのBチャネルの
開放要求が通知されると、制御部15はステップS8の
「1B通信開放?」を「Y」と判定し、ステップS9へ
移行して1つのBチャネルを切断する1B通信開放処理
を行う。この場合、制御部15は、今まで2B通信に用
いられていた各Bチャネルが同一外線のBチャネルか否
かをステップS44で判断する。そして、2B通信の各
Bチャネルが同一外線のBチャネルではないと判定した
場合は、ステップS45で切断されたBチャネルに応じ
た通信LEDを消灯する。すなわち、今までのデータ通
信が、外線#1,#2用通信LEDが点灯しB1,B2
の何れかのBチャネルとB3,B4の何れかのBチャネ
ルとを用いた2B通信であった場合には、切断されたB
チャネルに応じた通信LEDを消灯する。
【0052】また、端末50のデータ通信中に、子機3
0の発信操作に基づく発信通話、または到来した着信に
子機30が応答する着信応答通話が行われると、前述し
たようにステップS11の「外線通話?」の「Y」を経
て、ステップS12で「通話チャネル=通信チャネル
?」が判断され、前記通話に使用するBチャネルが今ま
で端末50のデータ通信で使用されていれば、前記通話
に使用するBチャネルの開放処理がステップS13で行
われる。そして、その後、端末50のデータ通信が今ま
で2B通信であったか否かがステップS15で判断され
る。この場合、制御部15は、今までのデータ通信を2
B通信と判定すると、ステップS44で同様に、今まで
の2B通信に用いられていた各Bチャネルが同一外線の
Bチャネルか否かを判断する。そして、2B通信の各B
チャネルが同一外線のBチャネルではないと判定した場
合は、ステップS45で切断されたチャネルに応じた通
信LEDを消灯する。
【0053】(第5の実施の形態)前述の図4及び図9
に示す第4の実施の形態では、端末50が2B通信中
に、新たな外線発信操作、または新たな外線着信を検出
すると通話LEDを点灯または点滅する一方、前記発信
操作後に子機30が実際にBチャネルを介して通話を行
った場合は通話LEDの点灯を維持するとともに、子機
30が前記着信に応答してBチャネルを介し通話を行っ
た場合は通話LEDを点滅状態から点灯状態とし、かつ
点灯状態の外線#1,#2用通信LEDの一方を消灯す
るようにしたが、第5の実施の形態では、図5に示すよ
うに、端末50の2B通信中に、新たな外線発信操作ま
たは新たな外線着信を検出した時点で通話LEDの点灯
または点滅と、点灯状態の外線#1,#2用通信LED
の一方の消灯とを行うように構成する。
【0054】なお、本実施の形態では、データ通信のチ
ャネル数を最大2チャネル、通話のチャネル数を最大4
チャネルとした例を説明したが、データ通信及び通話の
各チャネル数を多くした場合でも同様に適用することが
できる。また、本実施の形態では、データ通信の開始時
に通信LEDを点灯するようにし、実際のデータ通信状
態(一定時間内にパケットの送信または受信が行われる
状態)でも点灯状態を維持するようにしたが、実際のデ
ータ通信状態では通信LEDを点滅させるようにしても
良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の通信チャネルを有する少なくとも1つの通信回線を
主装置に収容するとともに、ボタン電話機(子機)及び
データ端末を主装置に収容し、子機の通信チャネルを介
する通話及びデータ端末の通信チャネルを介するデータ
通信が行われると、子機に通信チャネルの使用表示を行
うボタン電話装置において、子機に、通信チャネル毎に
設けられ通信チャネルを介する通話の有無を表示可能な
複数の第1の表示器と、データ通信の際に同時に使用可
能な通信チャネルの最大数分設けられ通信チャネルを介
するデータ通信の有無を表示可能な複数の第2の表示器
とを備え、主装置は、通信チャネルを介する通話が行わ
れると第1の表示器に通話中表示を行うとともに、通信
チャネルを介するデータ通信が行われると第2の表示器
にデータ通信中表示を行うようにしたので、通信チャネ
ルの通話による使用とデータ通信による使用との識別が
可能になり、この結果、子機の利用者は、複数の通信チ
ャネルからなる前記通信回線であるデジタル外線の通話
による使用とデータ通信による使用とを容易に確認する
ことができる。したがって、デジタル回線のチャネルが
データ通信に使用され、実際にはそのデジタル外線が優
先的に通話で使用できるにもかかわらず、そのデジタル
外線が使用不可と認識されてしまうといったことが排除
され、この結果、使い勝手の良い装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るボタン電話装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】 前記ボタン電話装置の第1の実施の形態を示
すデータ通信時及び通話時の表示を説明する図である。
【図3】 前記ボタン電話装置の第2の実施の形態を示
すデータ通信時及び通話時の表示を説明する図である。
【図4】 前記ボタン電話装置の第3の実施の形態を示
すデータ通信時及び通話時の表示を説明する図である。
【図5】 前記ボタン電話装置の第4の実施の形態を示
すデータ通信時及び通話時の表示を説明する図である。
【図6】 前記ボタン電話装置の第1の要部動作を示す
フローチャートである。
【図7】 前記ボタン電話装置の第2の要部動作を示す
フローチャートである。
【図8】 前記ボタン電話装置の第3の要部動作を示す
フローチャートである。
【図9】 前記ボタン電話装置の第4の要部動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10…主装置、11…デジタル外線、12…外線I/
F、13…内線I/F、14…スイッチ、15…制御
部、17…データ制御部、30A〜30N…ボタン電話
機(子機)、40…データ通信路、50A〜50M…デ
ータ端末。
フロントページの続き (72)発明者 三輪 和成 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 Fターム(参考) 5K049 AA16 BB05 BB17 BB19 FF01 FF36 FF41 KK02 KK11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信チャネルを有する少なくとも
    1つの通信回線を主装置に収容するとともに、前記主装
    置にボタン電話機及びデータ端末を収容し、前記ボタン
    電話機の前記通信チャネルを介する通話及び前記データ
    端末の前記通信チャネルを介するデータ通信が行われる
    と、前記ボタン電話機に前記通信チャネルの使用表示を
    行うボタン電話装置において、 前記ボタン電話機は、 前記通信チャネル毎に設けられ前記通信チャネルを介す
    る通話の有無を表示可能な複数の第1の表示器と、 前記データ通信の際に同時に使用可能な通信チャネルの
    最大数分設けられ前記通信チャネルを介するデータ通信
    の有無を表示可能な複数の第2の表示器とを有し、 前記主装置は、 前記通信チャネルを介する通話が行われると前記第1の
    表示器に通話中表示を行うとともに、前記通信チャネル
    を介するデータ通信が行われると前記第2の表示器にデ
    ータ通信中表示を行う制御手段を有することを特徴とす
    るボタン電話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御手段は、複数の第2の表示器の表示を通信チャ
    ネル単位で切り替えることを特徴とするボタン電話装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記制御手段は、複数の第2の表示器の表示を通信回線
    単位で切り替えることを特徴とするボタン電話装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記主装置は、 前記通信回線に到来する着信を検出する検出手段を有
    し、 前記制御手段は、複数の第2の表示器の少なくとも1つ
    にデータ通信中表示が行われているときに前記検出手段
    により着信が検出されると、前記データ通信中の通信チ
    ャネルが、前記着信に応答したボタン電話機の通話用の
    通信チャネルとして割り当てられる場合は1つの第2の
    表示器のデータ通信中表示を消去することを特徴とする
    ボタン電話装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記主装置は、 前記通信回線に到来した着信に対するボタン電話機の応
    答を検出する検出手段を有し、 前記制御手段は、複数の第2の表示器の少なくとも1つ
    に前記データ通信中表示が行われているときに、前記通
    信回線に到来した着信に対するボタン電話機の応答が前
    記検出手段により検出されると、前記データ通信中の通
    信チャネルが、前記着信に応答後の着信応答通話用の通
    信チャネルとして割り当てられる場合は1つの第2の表
    示器のデータ通信中表示を消去することを特徴とするボ
    タン電話装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記主装置は、 前記ボタン電話機の発信操作を検出する検出手段を有
    し、 前記制御手段は、複数の第2の表示器の少なくとも1つ
    にデータ通信中表示が行われているときに前記検出手段
    により前記発信操作が検出されると、前記データ通信中
    の通信チャネルが、前記発信操作に基づく前記ボタン電
    話機の発信通話用の通信チャネルとして割り当てられる
    場合は1つの第2の表示器のデータ通信中表示を消去す
    ることを特徴とするボタン電話装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記主装置は、 前記ボタン電話機の発信に対する相手側の応答を検出す
    る検出手段を有し、 前記制御手段は、複数の第2の表示器の少なくとも1つ
    にデータ通信中表示が行われているときに、前記ボタン
    電話機の発信に対する相手側の応答が前記検出手段によ
    り検出されると、前記データ通信中の通信チャネルが、
    前記相手側の応答に基づく前記ボタン電話機の通話用の
    通信チャネルとして割り当てられる場合は1つの第2の
    表示器のデータ通信中表示を消去することを特徴とする
    ボタン電話装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11401017B2 (en) * 2017-08-03 2022-08-02 Mestel Safety S.R.L. Mask for underwater use, in particular of the full face type, provided with a communication device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11401017B2 (en) * 2017-08-03 2022-08-02 Mestel Safety S.R.L. Mask for underwater use, in particular of the full face type, provided with a communication device

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