JP2003244707A - 動きベクトル検索領域の適応的決定方法 - Google Patents
動きベクトル検索領域の適応的決定方法Info
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- Signal Processing (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 実時間に動画をサービスし得るように動きベ
クトル予測のための計算量を顕著に減少させることがで
きる動きベクトル検索領域の適応的決定方法を提供す
る。 【解決手段】 特定ブロックに隣接した各ブロックの動
きベクトル値を決定する段階と、その決定された動きベ
クトル値に基づいて前記特定ブロックの動きベクトル検
索領域を決定する段階と、を順次行うように動きベクト
ル検索領域の適応的決定方法を構成する。
クトル予測のための計算量を顕著に減少させることがで
きる動きベクトル検索領域の適応的決定方法を提供す
る。 【解決手段】 特定ブロックに隣接した各ブロックの動
きベクトル値を決定する段階と、その決定された動きベ
クトル値に基づいて前記特定ブロックの動きベクトル検
索領域を決定する段階と、を順次行うように動きベクト
ル検索領域の適応的決定方法を構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオコーダーに
係るもので、動きベクトル検索領域（MotionＭＶＡＸVe
ctorＭＶＡＸRange）の適応的決定方法（AdaptiveＭＶ
ＡＸDecisionＭＶＡＸMethod)に関するものである。
係るもので、動きベクトル検索領域（MotionＭＶＡＸVe
ctorＭＶＡＸRange）の適応的決定方法（AdaptiveＭＶ
ＡＸDecisionＭＶＡＸMethod)に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】最近、次世代動画圧縮方式として開発さ
れたH.26L方式は、従来のH.263及びMPEG-4方式より性能
面において優越性が立証された。
れたH.26L方式は、従来のH.263及びMPEG-4方式より性能
面において優越性が立証された。
【０００３】この次世代動画圧縮方式は、4×4ブロック
ベースでの変換及び符号化を利用してそのブロックの動
き予測及び補償を実施するという点が従来の動画圧縮方
式との主要な差異点である。
ベースでの変換及び符号化を利用してそのブロックの動
き予測及び補償を実施するという点が従来の動画圧縮方
式との主要な差異点である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このような従
来の動画圧縮方式においては、性能面において以前の動
画標準化方式より優秀であるが、コーダで可変ブロック
に対する動きベクトルを決定する時、その動きベクトル
予測のための計算量が大きく増加するという不都合な点
があった。
来の動画圧縮方式においては、性能面において以前の動
画標準化方式より優秀であるが、コーダで可変ブロック
に対する動きベクトルを決定する時、その動きベクトル
予測のための計算量が大きく増加するという不都合な点
があった。
【０００５】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたもので、実時間に動画をサービスできるように
動きベクトル予測のための計算量を顕著に減少させるこ
とができる動きベクトル検索領域の適応的決定方法を提
供することを目的とする。
なされたもので、実時間に動画をサービスできるように
動きベクトル予測のための計算量を顕著に減少させるこ
とができる動きベクトル検索領域の適応的決定方法を提
供することを目的とする。
【０００６】又、動きベクトル検索領域が決定されるブ
ロック（動きベクトルを予測するブロック）の領域をそ
の決定されるブロックに隣接したブロックの動きベクト
ルから予測することで、圧縮効率に影響を及ぼすことな
く、動きベクトル予測の計算量を顕著に減少させること
ができる動きベクトル検索領域の適応的決定方法を提供
することを目的とする。
ロック（動きベクトルを予測するブロック）の領域をそ
の決定されるブロックに隣接したブロックの動きベクト
ルから予測することで、圧縮効率に影響を及ぼすことな
く、動きベクトル予測の計算量を顕著に減少させること
ができる動きベクトル検索領域の適応的決定方法を提供
することを目的とする。
【０００７】又、動きベクトルが決定されるブロックの
領域をその決定されるブロックに隣接したブロックの動
きベクトルから予測することで、H.26L方式が適用され
たコーダの計算量を顕著に減少させることができる動き
ベクトル検索領域の適応的決定方法を提供することを目
的とする。
領域をその決定されるブロックに隣接したブロックの動
きベクトルから予測することで、H.26L方式が適用され
たコーダの計算量を顕著に減少させることができる動き
ベクトル検索領域の適応的決定方法を提供することを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る動きベクトル検索領域の適応的決
定方法においては、特定ブロックに隣接した各ブロック
の動きベクトル値を決定する段階と、その決定された動
きベクトル値に基づいて前記特定ブロックの動きベクト
ル検索領域を決定する段階とを含むことを特徴とする。
るため、本発明に係る動きベクトル検索領域の適応的決
定方法においては、特定ブロックに隣接した各ブロック
の動きベクトル値を決定する段階と、その決定された動
きベクトル値に基づいて前記特定ブロックの動きベクト
ル検索領域を決定する段階とを含むことを特徴とする。
【０００９】又、本発明に係る動きベクトル検索領域の
適応的決定方法においては、動きベクトルが決定される
ブロックに隣接した各ブロックの動きベクトル値を決定
する段階と、その決定された動きベクトル値に基づいて
前記動きベクトルが決定されるブロックの動きベクトル
検索領域を決定する段階とを含むことを特徴とする。
適応的決定方法においては、動きベクトルが決定される
ブロックに隣接した各ブロックの動きベクトル値を決定
する段階と、その決定された動きベクトル値に基づいて
前記動きベクトルが決定されるブロックの動きベクトル
検索領域を決定する段階とを含むことを特徴とする。
【００１０】又、本発明に係る動きベクトル検索領域の
適応的決定方法においては、動きベクトル検索領域が決
定される特定ブロックに隣接したブロックの動きベクト
ル値を決定する段階と、その決定された隣接したブロッ
クの動きベクトル値に基づいて前記特定ブロックの局部
動きベクトルの最大検索領域値を決定する段階と、前記
特定ブロックの動きベクトルの最小値を決める段階と、
前記決定された局部動きベクトル最大検索領域値と前記
決められた動きベクトルの最小値とを比較して最大値を
計算し、計算された最大値を前記特定ブロックの動きベ
クトル最大検索領域値として決定する段階と、その決定
された特定ブロックの動きベクトルの最大検索領域値及
び使用者により予め決められた探索領域値中、何れか一
つの最小値を前記特定ブロックの最終動きベクトルの最
大検索領域値として決定する段階とを含むことを特徴と
する。
適応的決定方法においては、動きベクトル検索領域が決
定される特定ブロックに隣接したブロックの動きベクト
ル値を決定する段階と、その決定された隣接したブロッ
クの動きベクトル値に基づいて前記特定ブロックの局部
動きベクトルの最大検索領域値を決定する段階と、前記
特定ブロックの動きベクトルの最小値を決める段階と、
前記決定された局部動きベクトル最大検索領域値と前記
決められた動きベクトルの最小値とを比較して最大値を
計算し、計算された最大値を前記特定ブロックの動きベ
クトル最大検索領域値として決定する段階と、その決定
された特定ブロックの動きベクトルの最大検索領域値及
び使用者により予め決められた探索領域値中、何れか一
つの最小値を前記特定ブロックの最終動きベクトルの最
大検索領域値として決定する段階とを含むことを特徴と
する。
【００１１】又、本発明に係る動きベクトル検索領域の
適応的決定方法においては、ビデオコーダーの動きベク
トル予測方法であって、動きベクトルが決定されるブロ
ックの隣接ブロックに対する水平及び垂直方向への動き
ベクトル値を決定する段階と、前記隣接ブロックの動き
ベクトル値に基づいて前記特定ブロックの水平及び垂直
方向への局部動きベクトル最大検索領域値を決定する段
階と、前記特定ブロックの水平及び垂直方向への動きベ
クトルの最小値を決める段階と、前記決定された局部動
きベクトル最大検索領域値と前記決められた動きベクト
ル最小値とを比較して最大値を計算し、計算された最大
値を前記特定ブロックの動きベクトル最大検索領域値と
して決定する段階と、前記決定された特定ブロックの動
きベクトル最大検索領域値及び使用者により予め決めら
れた探索領域値中、何れか一つの最小値を前記特定ブロ
ックの最終動きベクトル最大検索領域値として決定する
段階とを含むことを特徴とする。
適応的決定方法においては、ビデオコーダーの動きベク
トル予測方法であって、動きベクトルが決定されるブロ
ックの隣接ブロックに対する水平及び垂直方向への動き
ベクトル値を決定する段階と、前記隣接ブロックの動き
ベクトル値に基づいて前記特定ブロックの水平及び垂直
方向への局部動きベクトル最大検索領域値を決定する段
階と、前記特定ブロックの水平及び垂直方向への動きベ
クトルの最小値を決める段階と、前記決定された局部動
きベクトル最大検索領域値と前記決められた動きベクト
ル最小値とを比較して最大値を計算し、計算された最大
値を前記特定ブロックの動きベクトル最大検索領域値と
して決定する段階と、前記決定された特定ブロックの動
きベクトル最大検索領域値及び使用者により予め決めら
れた探索領域値中、何れか一つの最小値を前記特定ブロ
ックの最終動きベクトル最大検索領域値として決定する
段階とを含むことを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、動きベクトル検索領域が決
定されるブロック（動きベクトルを予測するブロック）
の領域をその決定されるブロックに隣接したブロックの
動きベクトル値に基づいて予測することで、動きベクト
ル予測のための計算量を顕著に減少させることができ、
実時間に動画をサービスし得るように圧縮効率に影響を
及ぼすことなく動き予測の計算量を顕著に減少させるこ
とができ、H.26L方式が適用されたコーダの計算量を顕
著に減少させることができる動きベクトル検索領域の適
応的決定方法の好ましい実施形態に対し、図1及び図2を
用いて説明する。特に、本発明においては、H.26L動画
圧縮方式の場合を実施形態として説明する。
定されるブロック（動きベクトルを予測するブロック）
の領域をその決定されるブロックに隣接したブロックの
動きベクトル値に基づいて予測することで、動きベクト
ル予測のための計算量を顕著に減少させることができ、
実時間に動画をサービスし得るように圧縮効率に影響を
及ぼすことなく動き予測の計算量を顕著に減少させるこ
とができ、H.26L方式が適用されたコーダの計算量を顕
著に減少させることができる動きベクトル検索領域の適
応的決定方法の好ましい実施形態に対し、図1及び図2を
用いて説明する。特に、本発明においては、H.26L動画
圧縮方式の場合を実施形態として説明する。
【００１３】先ず、H.26L動画圧縮方式は、コーダから
空間的、時間的過剰情報を除去する方式を使用して時間
的、空間的に圧縮された情報及び復号化に必要な付加情
報を伝送する。この時、前記動画圧縮方式においては、
復号器は、コーダの動作に対して逆順に実行するように
構成される。
空間的、時間的過剰情報を除去する方式を使用して時間
的、空間的に圧縮された情報及び復号化に必要な付加情
報を伝送する。この時、前記動画圧縮方式においては、
復号器は、コーダの動作に対して逆順に実行するように
構成される。
【００１４】又、本実施形態は、隣接ブロックの情報か
ら適応的に動きベクトル検索領域を予測して圧縮効率に
影響を及ぼすことなく、コーダの計算量を大きく減少さ
せることができる方法を提供することを目的とする。特
に、本実施形態は、「現在処理しようとするブロック
（動きベクトルが決定されるブロック)内の各ブロック
の動きベクトルは、以前に符号化された隣接ブロックの
動きベクトルと類似性が大きい」という特性に基づいて
現在処理しようとするブロックの最大動きベクトル検索
領域を效果的に決定できる方法を提供することを目的と
する。
ら適応的に動きベクトル検索領域を予測して圧縮効率に
影響を及ぼすことなく、コーダの計算量を大きく減少さ
せることができる方法を提供することを目的とする。特
に、本実施形態は、「現在処理しようとするブロック
（動きベクトルが決定されるブロック)内の各ブロック
の動きベクトルは、以前に符号化された隣接ブロックの
動きベクトルと類似性が大きい」という特性に基づいて
現在処理しようとするブロックの最大動きベクトル検索
領域を效果的に決定できる方法を提供することを目的と
する。
【００１５】図１は、本実施形態に係る動きベクトルが
決定されるブロック及びそのブロックの隣接ブロックを
示した図である。図１に示したように、「Ｅ」は現在処
理しようとするベクトル領域が決定されるべきブロック
で、「Ａ」、「Ｂ」及び「Ｃ」は、ブロック（Ｅ）に隣
接した４×４ブロックであると仮定する。この時、動き
ベクトルが決定されるブロックを「Ｅ」として示し、隣
接ブロック（Ａ）に対する水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方
向への動きベクトル値をＭＶＡｘ、ＭＶＡｙとして示
し、前記隣接ブロック（Ｂ）に対する水平（ｘ）及び垂
直（ｙ）方向への動きベクトル値をＭＶＢｘ、ＭＶＢ ｙ
として示し、前記隣接ブロック（Ｃ）に対する水平
（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトル値をＭＶ
Ｃｘ、ＭＶＣｙとして示す。即ち、本実施形態に係る動
きベクトルが決定されるブロックの動きベクトル検索領
域を決定するための方法においては、動きベクトルが決
定されるブロックに隣接した各ブロックの動きベクトル
値を決定する段階と、その決定された動きベクトル値に
基づいて動きベクトルが決定されるブロックの動きベク
トル検索領域を決定する段階と、を順次行う。これを図
２を用いて説明する。
決定されるブロック及びそのブロックの隣接ブロックを
示した図である。図１に示したように、「Ｅ」は現在処
理しようとするベクトル領域が決定されるべきブロック
で、「Ａ」、「Ｂ」及び「Ｃ」は、ブロック（Ｅ）に隣
接した４×４ブロックであると仮定する。この時、動き
ベクトルが決定されるブロックを「Ｅ」として示し、隣
接ブロック（Ａ）に対する水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方
向への動きベクトル値をＭＶＡｘ、ＭＶＡｙとして示
し、前記隣接ブロック（Ｂ）に対する水平（ｘ）及び垂
直（ｙ）方向への動きベクトル値をＭＶＢｘ、ＭＶＢ ｙ
として示し、前記隣接ブロック（Ｃ）に対する水平
（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトル値をＭＶ
Ｃｘ、ＭＶＣｙとして示す。即ち、本実施形態に係る動
きベクトルが決定されるブロックの動きベクトル検索領
域を決定するための方法においては、動きベクトルが決
定されるブロックに隣接した各ブロックの動きベクトル
値を決定する段階と、その決定された動きベクトル値に
基づいて動きベクトルが決定されるブロックの動きベク
トル検索領域を決定する段階と、を順次行う。これを図
２を用いて説明する。
【００１６】本実施形態に係る動きベクトル検索領域を
決定するための方法においては、図２に示したように、
動きベクトル検索領域が決定される特定ブロック（Ｅ）
の隣接ブロック（Ａ、Ｂ、Ｃ）に対する水平（ｘ）及び
垂直（ｙ）方向への動きベクトル値（ＭＶＡｘ、ＭＶ
Ａｙ）、（ＭＶＢｘ、ＭＶＢｙ）、（ＭＶＣｘ、ＭＶＣ
ｙ）を決定する第１段階と（Ｓ２１）、前記隣接ブロッ
ク（Ａ、Ｂ、Ｃ）の水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への
動きベクトル値から前記ブロック（Ｅ）の水平（ｘ）及
び垂直（ｙ）方向への局部動きベクトルの最大検索領域
値（max_ＭＶＥｘ、max_ＭＶＥｙ）を決定する第２段階
と（Ｓ２２）、前記ブロック（Ｅ）の水平（ｘ）及び垂
直（ｙ）方向への動きベクトルの最小値を決める第３段
階と（Ｓ２３）、決められた動きベクトル最小値と決定
された局部動きベクトル最大検索領域値中、何れか一つ
の最大値を前記ブロック（Ｅ）の水平（ｘ）及び垂直
（ｙ）方向への動きベクトルの最大検索領域値として決
定する第４段階と（Ｓ２４）、第４段階で決定された動
きベクトルの最大検索領域値と使用者により予め決めら
れた探索領域値中、何れか一つの最小値を前記ブロック
（Ｅ）の動きベクトルの最大検索領域値として最終決定
する第５段階（Ｓ２５）と、を順次行う。この時、使用
者により決められた探索領域値は使用者によりコーダに
定義して置いた探索領域値である。
決定するための方法においては、図２に示したように、
動きベクトル検索領域が決定される特定ブロック（Ｅ）
の隣接ブロック（Ａ、Ｂ、Ｃ）に対する水平（ｘ）及び
垂直（ｙ）方向への動きベクトル値（ＭＶＡｘ、ＭＶ
Ａｙ）、（ＭＶＢｘ、ＭＶＢｙ）、（ＭＶＣｘ、ＭＶＣ
ｙ）を決定する第１段階と（Ｓ２１）、前記隣接ブロッ
ク（Ａ、Ｂ、Ｃ）の水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への
動きベクトル値から前記ブロック（Ｅ）の水平（ｘ）及
び垂直（ｙ）方向への局部動きベクトルの最大検索領域
値（max_ＭＶＥｘ、max_ＭＶＥｙ）を決定する第２段階
と（Ｓ２２）、前記ブロック（Ｅ）の水平（ｘ）及び垂
直（ｙ）方向への動きベクトルの最小値を決める第３段
階と（Ｓ２３）、決められた動きベクトル最小値と決定
された局部動きベクトル最大検索領域値中、何れか一つ
の最大値を前記ブロック（Ｅ）の水平（ｘ）及び垂直
（ｙ）方向への動きベクトルの最大検索領域値として決
定する第４段階と（Ｓ２４）、第４段階で決定された動
きベクトルの最大検索領域値と使用者により予め決めら
れた探索領域値中、何れか一つの最小値を前記ブロック
（Ｅ）の動きベクトルの最大検索領域値として最終決定
する第５段階（Ｓ２５）と、を順次行う。この時、使用
者により決められた探索領域値は使用者によりコーダに
定義して置いた探索領域値である。
【００１７】以下、本実施形態に係る動きベクトルが決
定されるブロックの動きベクトル検索領域を決定するた
めの方法に対し、図１を用いて説明する。
定されるブロックの動きベクトル検索領域を決定するた
めの方法に対し、図１を用いて説明する。
【００１８】先ず、動きベクトル検索領域が決定される
特定ブロック（Ｅ）の隣接ブロック（Ａ、Ｂ、Ｃ）に対
する水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトル値
（ＭＶＡｘ、ＭＶＡｙ）、（ＭＶＢｘ、ＭＶＢｙ）、
（ＭＶＣｘ、ＭＶＣｙ）を決定する。即ち、通常の圧縮
方式のように、Ｈ．２６Ｌ圧縮方式のブロック（Ｅ）に
隣接した各４×４ブロック（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）の水平
（ｘ）及び垂直（ｙ）方向の動きベクトル（ＭＶＡｘ、
ＭＶＡｙ）、（ＭＶＢｘ、ＭＶＢｙ）、（ＭＶＣｘ、Ｍ
ＶＣｙ）は、ブロック（Ｅ）の動きベクトルを予測する
前に決定される。この時、ブロック（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）
に対する水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向の動きベクトル
（ＭＶＡｘ、ＭＶＡｙ）、（ＭＶＢｘ、ＭＶＢｙ）、
（ＭＶＣｘ、ＭＶＣｙ）は、動画圧縮方式において一般
的に知らされた動き予測を使用して得ることができる
（Ｓ２１）。従って、これに対する詳細な説明は省略す
る。
特定ブロック（Ｅ）の隣接ブロック（Ａ、Ｂ、Ｃ）に対
する水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトル値
（ＭＶＡｘ、ＭＶＡｙ）、（ＭＶＢｘ、ＭＶＢｙ）、
（ＭＶＣｘ、ＭＶＣｙ）を決定する。即ち、通常の圧縮
方式のように、Ｈ．２６Ｌ圧縮方式のブロック（Ｅ）に
隣接した各４×４ブロック（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）の水平
（ｘ）及び垂直（ｙ）方向の動きベクトル（ＭＶＡｘ、
ＭＶＡｙ）、（ＭＶＢｘ、ＭＶＢｙ）、（ＭＶＣｘ、Ｍ
ＶＣｙ）は、ブロック（Ｅ）の動きベクトルを予測する
前に決定される。この時、ブロック（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）
に対する水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向の動きベクトル
（ＭＶＡｘ、ＭＶＡｙ）、（ＭＶＢｘ、ＭＶＢｙ）、
（ＭＶＣｘ、ＭＶＣｙ）は、動画圧縮方式において一般
的に知らされた動き予測を使用して得ることができる
（Ｓ２１）。従って、これに対する詳細な説明は省略す
る。
【００１９】次いで、隣接ブロック（Ａ、Ｂ、Ｃ）の水
平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトル値から前
記ブロック（Ｅ）の水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への
局部動きベクトルの最大検索領域値（max_ＭＶＥｘ、ma
x_ＭＶＥｙ）を決定する。即ち、前記ブロック（Ｅ）の
水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への局部動きベクトルの
最大領域（max_ＭＶＥｘ、max_ＭＶＥｙ）は、以下の式
１により演算された隣接ブロック（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）の
各水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトルの絶
対値中、何れか一つの最大値に決定される。 max_ＭＶＥｘ =max(abs（ＭＶAｘ）,max(abs(ＭＶBx）,abs（ＭＶCx）） max_ＭＶＥｙ =max(abs（ＭＶAｙ）,max(abs(ＭＶBy）,abs（ＭＶCy）） −−−−−−−−−式１ 上式中、前記ｍａｘ（ｕ、ｖ）はｕとｖ中、何れか一つ
の最大値を意味し、ａｂｓ（．）は絶対値関数を意味す
る（Ｓ２２）。
平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトル値から前
記ブロック（Ｅ）の水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への
局部動きベクトルの最大検索領域値（max_ＭＶＥｘ、ma
x_ＭＶＥｙ）を決定する。即ち、前記ブロック（Ｅ）の
水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への局部動きベクトルの
最大領域（max_ＭＶＥｘ、max_ＭＶＥｙ）は、以下の式
１により演算された隣接ブロック（Ａ）（Ｂ）（Ｃ）の
各水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトルの絶
対値中、何れか一つの最大値に決定される。 max_ＭＶＥｘ =max(abs（ＭＶAｘ）,max(abs(ＭＶBx）,abs（ＭＶCx）） max_ＭＶＥｙ =max(abs（ＭＶAｙ）,max(abs(ＭＶBy）,abs（ＭＶCy）） −−−−−−−−−式１ 上式中、前記ｍａｘ（ｕ、ｖ）はｕとｖ中、何れか一つ
の最大値を意味し、ａｂｓ（．）は絶対値関数を意味す
る（Ｓ２２）。
【００２０】一方、前記式１により決定されたブロック
（Ｅ）の局部動きベクトルの最大領域は、そのブロック
（Ｅ）の動きが隣接ブロックと非常に異なる場合には、
動きベクトルの深刻なエラーが発生することがある。こ
のようなエラーを防止するため、前記局部動きに対する
統計的な特性を利用して以下の式２によりブロック
（Ｅ）に対する水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向の動きベ
クトルの最小領域値（ｋｉ； （ｋｘ、ｋｙ））を演算
する（Ｓ２３）。
（Ｅ）の局部動きベクトルの最大領域は、そのブロック
（Ｅ）の動きが隣接ブロックと非常に異なる場合には、
動きベクトルの深刻なエラーが発生することがある。こ
のようなエラーを防止するため、前記局部動きに対する
統計的な特性を利用して以下の式２によりブロック
（Ｅ）に対する水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向の動きベ
クトルの最小領域値（ｋｉ； （ｋｘ、ｋｙ））を演算
する（Ｓ２３）。
【００２１】
【数３】
上式中、前記ｉはブロックの水平（ｘ）及び垂直（ｙ）
方向で、input_search_rangeは使用者が決めた探索領域
を意味する。次いで、動きベクトルが決定されるブロッ
ク（Ｅ）の水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベク
トル最大検索領域を以下の式３により演算して決定す
る。即ち、前記式１により演算されたブロック（Ｅ）の
局部動きベクトルの最大検索領域値に常数(constant)、
ここでは２を掛けた値（2max_ＭＶＥｉ）と前記式２に
より演算されて定義された最小領域値（ｋｉ）とを比較
し、何れか一つの最大値を前記ブロック（Ｅ）の水平
（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトル最大検索領
域（local_search_rangei）と決定する（Ｓ２４）。 local_search_rangex = max(kx,2max_ＭＶＥｘ） local_search_rangey = max(ky,2max_ＭＶＥy） −−−−−−−−−−−−−−式３ 一方、前記式３により演算されて決定された動きベクト
ル検索領域（local_search_rangei）は、使用者が定義
した探索領域（input_search_range）より大きく設定さ
れるエラーが発生することがある。従って、そのエラー
を防止するため、以下の式４により前記ブロック（Ｅ）
が有することができる動きベクトルの最大検索領域値
（new_search_rangei）を最終的に決定する（Ｓ２
５）。この時、ｉはｘ、ｙを示す。 new_search_rangex =min（input_search_range,local_search_rangex ） new_search_rangey =min（input_search_range,local_search_rangey ） −−−−式４
方向で、input_search_rangeは使用者が決めた探索領域
を意味する。次いで、動きベクトルが決定されるブロッ
ク（Ｅ）の水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベク
トル最大検索領域を以下の式３により演算して決定す
る。即ち、前記式１により演算されたブロック（Ｅ）の
局部動きベクトルの最大検索領域値に常数(constant)、
ここでは２を掛けた値（2max_ＭＶＥｉ）と前記式２に
より演算されて定義された最小領域値（ｋｉ）とを比較
し、何れか一つの最大値を前記ブロック（Ｅ）の水平
（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への動きベクトル最大検索領
域（local_search_rangei）と決定する（Ｓ２４）。 local_search_rangex = max(kx,2max_ＭＶＥｘ） local_search_rangey = max(ky,2max_ＭＶＥy） −−−−−−−−−−−−−−式３ 一方、前記式３により演算されて決定された動きベクト
ル検索領域（local_search_rangei）は、使用者が定義
した探索領域（input_search_range）より大きく設定さ
れるエラーが発生することがある。従って、そのエラー
を防止するため、以下の式４により前記ブロック（Ｅ）
が有することができる動きベクトルの最大検索領域値
（new_search_rangei）を最終的に決定する（Ｓ２
５）。この時、ｉはｘ、ｙを示す。 new_search_rangex =min（input_search_range,local_search_rangex ） new_search_rangey =min（input_search_range,local_search_rangey ） −−−−式４
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る動き
ベクトル検索領域の適応的決定方法においては、動きベ
クトルが決定されるブロックに隣接した各ブロックの動
きベクトル値を決定し、その決定された動きベクトル値
に基づいて前記動きベクトルが決定されるブロックの動
きベクトル検索領域を決定することで、実時間に動画を
サービスし得るように動きベクトル予測のための計算量
を顕著に減少させることができるという効果がある。
ベクトル検索領域の適応的決定方法においては、動きベ
クトルが決定されるブロックに隣接した各ブロックの動
きベクトル値を決定し、その決定された動きベクトル値
に基づいて前記動きベクトルが決定されるブロックの動
きベクトル検索領域を決定することで、実時間に動画を
サービスし得るように動きベクトル予測のための計算量
を顕著に減少させることができるという効果がある。
【００２３】又、本発明に係る動きベクトル検索領域の
適応的決定方法においては、動きベクトルが決定される
ブロックに隣接した各ブロックの動きベクトル値を決定
し、その決定された動きベクトル値に基づいて前記動き
ベクトルが決定されるブロックの動きベクトル検索領域
を決定することで、圧縮効率に影響を及ぼすことなく、
動き予測の計算量を顕著に減少させることができるとい
う効果がある。
適応的決定方法においては、動きベクトルが決定される
ブロックに隣接した各ブロックの動きベクトル値を決定
し、その決定された動きベクトル値に基づいて前記動き
ベクトルが決定されるブロックの動きベクトル検索領域
を決定することで、圧縮効率に影響を及ぼすことなく、
動き予測の計算量を顕著に減少させることができるとい
う効果がある。
【００２４】さらに、本発明に係る動きベクトル検索領
域の適応的決定方法においては、動きベクトルが決定さ
れるブロックに隣接した各ブロックの動きベクトル値を
決定し、その決定された動きベクトル値に基づいて動き
ベクトルが決定されるブロックの動きベクトル検索領域
を決定することで、Ｈ．２６Ｌ方式が適用されたコーダ
の計算量を減少させることができるという効果がある。
即ち、Ｈ．２６Ｌ動画圧縮方式が使用されるディジタル
映像機器において高速符号化を可能にすることで、前記
ディジタル映像機器の性能を向上し得るという効果があ
る。特に、低ビット率又は高速処理が要望される圧縮符
号化方式に本発明を適用することで、前記説明した効果
を発揮し得るという効果がある。
域の適応的決定方法においては、動きベクトルが決定さ
れるブロックに隣接した各ブロックの動きベクトル値を
決定し、その決定された動きベクトル値に基づいて動き
ベクトルが決定されるブロックの動きベクトル検索領域
を決定することで、Ｈ．２６Ｌ方式が適用されたコーダ
の計算量を減少させることができるという効果がある。
即ち、Ｈ．２６Ｌ動画圧縮方式が使用されるディジタル
映像機器において高速符号化を可能にすることで、前記
ディジタル映像機器の性能を向上し得るという効果があ
る。特に、低ビット率又は高速処理が要望される圧縮符
号化方式に本発明を適用することで、前記説明した効果
を発揮し得るという効果がある。
【００２５】一方、本発明は、本発明に係る動きベクト
ル最大領域を決定する方法をＨ．２６Ｌ動画圧縮方式に
適用する場合のみに対して説明したが、動きベクトル予
測及び補償方式を利用するＭＰＥＧ−４、Ｈ．２６３の
ような全ての動画圧縮方式に適用して同様な効果を発揮
し得るという効果がある。
ル最大領域を決定する方法をＨ．２６Ｌ動画圧縮方式に
適用する場合のみに対して説明したが、動きベクトル予
測及び補償方式を利用するＭＰＥＧ−４、Ｈ．２６３の
ような全ての動画圧縮方式に適用して同様な効果を発揮
し得るという効果がある。
【図１】 本発明に係る動きベクトルが決定されるブロ
ック及びそのブロックの隣接ブロックを示した図であ
る。
ック及びそのブロックの隣接ブロックを示した図であ
る。
【図２】 本発明に係る動きベクトルが決定されるブロ
ックの動きベクトル検索領域を適応的に決定するための
方法を示したフローチャートである。
ックの動きベクトル検索領域を適応的に決定するための
方法を示したフローチャートである。
Claims (22)
- 【請求項１】 特定ブロックに隣接した各ブロックの動
きベクトル値を決定する段階と、 その決定された動きベクトル値に基づいて前記特定ブロ
ックの動きベクトル検索領域を決定する段階とを含むこ
とを特徴とする動きベクトル検索領域の適応的決定方
法。 - 【請求項２】 動きベクトルが決定されるブロックに隣
接した各ブロックの動きベクトル値を決定する段階と、 その決定された動きベクトル値に基づいて前記動きベク
トルが決定されるブロックの動きベクトル検索領域を決
定する段階とを含むことを特徴とする動きベクトル検索
領域の適応的決定方法。 - 【請求項３】 前記各隣接ブロックの動きベクトル値を
決定する段階は、前記各隣接ブロックの水平及び垂直方
向の動きベクトル値を夫々決定することを特徴とする請
求項２記載の動きベクトル検索領域の適応的決定方法。 - 【請求項４】 前記動きベクトルが決定されるブロック
の動きベクトル検索領域を決定する段階は、前記隣接ブ
ロックに対する水平及び垂直方向への動きベクトル値に
基づいて前記動きベクトルが決定されるブロックの水平
及び垂直方向への局部動きベクトルの最大検索領域値を
夫々決定する段階から成ることを特徴とする請求項3記
載の動きベクトル検索領域の適応的決定方法。 - 【請求項５】 前記決定されるブロックの動きベクトル
検索領域を決定する段階は、 前記決定されるブロックの水平及び垂直方向への動きベ
クトルの最小値を夫々決めるする段階と、 前記決定された局部動きベクトルの最大検索領域値と前
記決められた動きベクトル最小値中、何れか一つの最大
値を前記決定されるブロックの水平及び垂直方向への動
きベクトルの最大検索領域値として決定する段階とを含
むことを特徴とする請求項４記載の動きベクトル検索領
域の適応的決定方法。 - 【請求項６】 前記決定されるブロックの動きベクトル
検索領域を決定する段階は、 前記決定されるブロックの水平及び垂直方向への動きベ
クトルの決定された最大検索領域値と使用者により予め
決められた探索領域値中、何れか一つの最小値を前記決
定されるブロックの最終動きベクトルの最大検索領域値
として決定する段階がさらに含まれることを特徴とする
請求項５記載の動きベクトル検索領域の適応的決定方
法。 - 【請求項７】 前記動きベクトルが決定されるブロック
の動きベクトル検索領域を決定する段階は、 前記動きベクトルが決定されるブロックの隣接ブロック
に対する水平及び垂直方向への動きベクトル値を決定す
る段階と、 前記隣接ブロックの動きベクトル値に基づいて前記動き
ベクトルが決定されるブロックの水平及び垂直方向への
局部動きベクトルの最大検索領域値を決定する段階と、 前記動きベクトルが決定されるブロックの水平及び垂直
方向への動きベクトルの最小値を決める段階と、 前記決定された局部動きベクトル最大検索領域値と前記
決められた動きベクトル最小値の範囲内で最大値を前記
動きベクトルが決定されるブロックの水平及び垂直方向
への動きベクトル最大検索領域値として決定する段階
と、 その決定されるブロックの動きベクトルの最大検索領域
値と使用者により予め決められた探索領域値中、何れか
一つの最小値を前記決定されるブロックの最終的な動き
ベクトル最大検索領域値として決定する段階とを含むこ
とを特徴とする請求項２記載の動きベクトル検索領域の
適応的決定方法。 - 【請求項８】 前記局部動きベクトル最大検索領域値
は、 max_ＭＶＥｘ =max(abs（ＭＶAｘ）,max(abs(ＭＶBx）,
abs（ＭＶCx）） max_ＭＶＥｙ =max(abs（ＭＶAｙ）,max(abs(ＭＶBy）,
abs（ＭＶCy）） 式により前記各隣接ブロックの水平（ｘ）及び垂直
（ｙ）方向への各動きベクトル値を比較し、その比較結
果値中、何れか一つの最大値を前記動きベクトルが決定
されるブロックの水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への局
部動きベクトル最大検索領域値に決定し、この時、max_
ＭＶＥｘは水平方向の局部動きベクトル最大検索領域値
で、前記max_ＭＶＥyは垂直方向の局部動きベクトル最
大検索領域値で、ＭＶAｘ、ＭＶAy、ＶBｘ、ＭＶBy、及
びＶCｘ、ＭＶCy、は前記各隣接ブロックの水平及び垂
直方向の動きベクトル値で、ｍａｘ（ｕ、ｖ）はｕとｖ
中、何れか一つの最大値で、ａｂｓ（．）は絶対値関数
であることを特徴とする請求項７記載の動きベクトル検
索領域の適応的決定方法。 - 【請求項９】 前記決められた動きベクトルの最小値
は、 【数１】 式により決定され、この時、ｉはブロックの水平方向
（ｘ）、垂直方向（ｙ）で、ｉｎｐｕｔ＿ｓｅａｒｃｈ
＿ｒａｎｇｅは使用者が定義した探索領域であることを
特徴とする請求項７記載の動きベクトル検索領域の適応
的決定方法。 - 【請求項１０】 前記動きベクトルが決定されるブロッ
クの水平及び垂直方向への動きベクトル最大検索領域値
を決定する段階は、 前記決定された局部動きベクトル最大検索領域値を前記
決められた動きベクトルの最小値と比較して最大値を計
算し、その計算された最大値を動きベクトル検索領域値
（local_search_rangei）に決定する第１段階と、new_s
earch_rangex =min(input_search_range,local_search_
rangei )式により前記決定された動きベクトル検索領域
値（local_search_rangei）と使用者により予め決めら
れた動きベクトルの範囲値（input_search_rangei）
中、何れか一つの最小値を前記動きベクトルが決定され
るブロックの動きベクトル最大検索領域値（new_search
_rangei）に最終決定する第２段階と、を順次行うこと
を、この時、前記ｉは、前記ブロックの水平（ｘ）及び
垂直（ｙ）方向を意味することを特徴とする請求項７記
載の動きベクトル検索領域の適応的決定方法。 - 【請求項１１】前記動きベクトル検索領域値（local_se
arch_rangei）に決定された最大値は、 local_search_rangex = max(kx,constant×max_Ｍ
ＶEx） local_search_rangey = max(ky,constant×max_Ｍ
ＶEy）式により決定され、この時、前記max_ＭＶExは前
記動きベクトルが決定されるブロックの水平方向への動
きベクトル最大検索領域値で、前記max_ＭＶExyは前記
動きベクトルが決定されるブロックの垂直方向への動き
ベクトル最大検索領域値で、前記ｋxは前記動きベクト
ルが決定されるブロックの水平方向への動きベクトル最
小領域値で、前記ｋyは前記動きベクトルが決定される
ブロックの垂直方向への動きベクトル最小領域値なこと
を特徴とする請求項１０記載の動きベクトル検索領域の
適応的決定方法。 - 【請求項１２】 前記常数（constant）は、２であるこ
とを特徴とする請求項１１記載の動きベクトル検索領域
の適応的決定方法。 - 【請求項１３】 前記隣接ブロックは、前記動きベクト
ルが決定されるブロックに隣接した４×４ブロックであ
ることを特徴とする請求項２記載の動きベクトル検索領
域の適応的決定方法。 - 【請求項１４】 動きベクトル検索領域が決定される特
定ブロックに隣接したブロックの動きベクトル値を決定
する段階と、 その決定された隣接したブロックの動きベクトル値に基
づいて前記特定ブロックの局部動きベクトルの最大検索
領域値を決定する段階と、 前記特定ブロックの動きベクトルの最小値を決める段階
と、 前記決定された局部動きベクトル最大検索領域値と前記
決められた動きベクトルの最小値とを比較して最大値を
計算し、その計算された最大値を前記特定ブロックの動
きベクトル最大検索領域値として決定する段階と、 その決定された特定ブロックの動きベクトルの最大検索
領域値と使用者により予め決められた探索領域値中、何
れか一つの最小値を前記特定ブロックの最終動きベクト
ルの最大検索領域値として決定する段階とを含むことを
特徴とする動きベクトル検索領域の適応的決定方法。 - 【請求項１５】 前記特定ブロックの動きベクトルは、
前記特定ブロックの水平及び垂直方向への動きベクトル
であって、前記特定ブロックの隣接ブロックの動きベク
トルは、前記特定ブロックの各隣接ブロックの水平及び
垂直方向への動きベクトルであることを特徴とする請求
項１４記載の動きベクトル検索領域の適応的決定方法。 - 【請求項１６】 前記局部動きベクトルの最大検索領域
値は、 max_ＭＶＥｘ =max(abs（ＭＶAｘ）,max(abs(ＭＶBx）,
abs（ＭＶCx）） max_ＭＶＥｙ =max(abs（ＭＶAｙ）,max(abs(ＭＶBy）,
abs（ＭＶCy）） 式により前記各隣接ブロックの水平
（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への各動きベクトル値を比較
し、その比較結果値中、何れか一つの最大値を前記特定
ブロックの水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向への局部動き
ベクトルの最大検索領域値に決定し、この時、max_ＭＶ
Ｅｘは前記特定ブロックの水平方向の局部動きベクトル
の最大検索領域値で、前記max_ＭＶＥyは前記特定ブロ
ックの垂直方向の局部動きベクトルの最大検索領域値
で、ＭＶAｘ、ＭＶAy、ＶBｘ、ＭＶBy、及びＶCｘ、Ｍ
ＶCy、は前記各隣接ブロックの水平及び垂直方向の動き
ベクトル値で、ｍａｘ（ｕ、ｖ）はｕとｖ中、何れか一
つの最大値で、ａｂｓ（．）は絶対値関数であることを
特徴とする請求項１４記載の動きベクトル検索領域の適
応的決定方法。 - 【請求項１７】 前記決められた動きベクトルの最小値
は、 【数２】 式により決定され、この時、ｉは前記特定ブロックの水
平方向（ｘ）、垂直方向（ｙ）で、input_search_range
は使用者が定義した探索領域であることを特徴とする請
求項１４記載の動きベクトル検索領域の適応的決定方
法。 - 【請求項１８】 前記特定ブロックの水平及び垂直方向
への動きベクトル最大検索領域値を決定する段階は、 前記決定された局部動きベクトルの最大検索領域値を前
記決められた動きベクトルの最小値と比較して最大値を
計算し、その計算された最大値を前記特定ブロックの動
きベクトル検索領域値（local_search_rangei）に決定
する第１段階と、new_search_rangex =min（input_sear
ch_range,local_search_rangex ）式により前記決定さ
れた動きベクトル検索領域値（local_search_rangei）
と使用者により予め定義された前記特定ブロックの動き
ベクトルの領域値（input_search_rangei））中、何れ
か一つの最小値を前記特定ブロックの動きベクトルの最
大検索領域値（new_search_rangei）に最終決定する第
２段階と、を順次行い、この時、前記ｉは、前記ブロッ
クの水平（ｘ）及び垂直（ｙ）方向を意味することを特
徴とする請求項１４記載の動きベクトル検索領域の適応
的決定方法。 - 【請求項１９】前記動きベクトル検索領域値（local_se
arch_rangei）に決定された最大値は、 local_search_rangex = max(kx,constant×max_Ｍ
ＶEx） local_search_rangey = max(ky,constant×max_Ｍ
ＶEy）式により決定され、この時、前記max_ＭＶExは前
記特定ブロックの水平方向への動きベクトルの最大検索
領域値で、max_ＭＶEyは前記特定ブロックの垂直方向へ
の動きベクトルの最大検索領域値で、ｋxは前記特定ブ
ロックの水平方向への動きベクトルの最小領域値で、ｋ
yは前記特定ブロックの垂直方向への動きベクトルの最
小領域値であることを特徴とする請求項１８記載の動き
ベクトル検索領域の適応的決定方法。 - 【請求項２０】 前記常数（constant）は、２であるこ
とを特徴とする請求項１９記載の動きベクトル検索領域
の適応的決定方法。 - 【請求項２１】 前記隣接ブロックは、前記動きベクト
ルが決定されるブロックに隣接した４×４ブロックであ
ることを特徴とする請求項１５記載の動きベクトル検索
領域の適応的決定方法。 - 【請求項２２】 ビデオコーダーの動きベクトル予測方
法であって、 動きベクトル検索領域が決定される特定ブロックの隣接
ブロックに対する水平及び垂直方向への動きベクトル値
を決定する段階と、 前記隣接ブロックの動きベクトル値に基づいて前記特定
ブロックの水平及び垂直方向への局部動きベクトル最大
検索領域値を決定する段階と、 前記特定ブロックの水平及び垂直方向への動きベクトル
の最小値を決める段階と、 前記決定された局部動きベクトル最大検索領域値と前記
決められた動きベクトル最小値とを比較して最大値を計
算し、その計算された最大値を前記特定ブロックの動き
ベクトル最大検索領域値として決定する段階と、 その決定された特定ブロックの動きベクトル最大検索領
域値と使用者により予め決められた探索領域値中、何れ
か一つの最小値を前記特定ブロックの最終動きベクトル
最大検索領域値として決定する段階とを含むことを特徴
とする動きベクトル検索領域の適応的決定方法。
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