JP2003244595A - 情報エンコード装置及び方法 - Google Patents

情報エンコード装置及び方法

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JP2003244595A
JP2003244595A JP2002036158A JP2002036158A JP2003244595A JP 2003244595 A JP2003244595 A JP 2003244595A JP 2002036158 A JP2002036158 A JP 2002036158A JP 2002036158 A JP2002036158 A JP 2002036158A JP 2003244595 A JP2003244595 A JP 2003244595A
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Takashi Nezu
崇史 根津
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Toshiba Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、映像情報の種別に応じて適切なプ
リフィルタ特性を選択し、デジタル映像信号の圧縮及び
符号化処理における画質劣化を低減する情報エンコード
装置及び方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 入力した映像情報を圧縮及び符号化処理
するエンコーダ部14の前段に、プリフィルタ部13を
配置し、このプリフィルタ部13にて映像情報の特質に
適したフィルタ特性を用いて処理する。このフィルタ特
性の切り替えは、チューナ部11から映像情報に付随し
て入力したEPG情報等の番組情報により、プロセッサ
17にて映像情報の種別を判断し、映像情報の種別とフ
ィルタ特性の変換テーブル19を用いて選択したフィル
タ特性を採用するように、プロセッサ17からプリフィ
ルタ部13へ制御コマンドを送出することによって行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン放送
信号等の映像情報を入力し、この映像情報を例えばデジ
タル記録するための処理を行う情報エンコード装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン放送信号等の映像情報を入
力し、この映像情報をデジタル信号に変換し、所定の圧
縮及び符号化処理を行い(例えばMPEG規格に準じた
圧縮及び符号化処理を行い)、DVD記録媒体やハード
ディスクに録画する装置が商品化されている。
【0003】このような装置において、録画する映像情
報の特質や圧縮する際のビットレートによっては、定常
的なデジタル処理すなわち圧縮及び符号化処理を行った
際にマクロブロックノイズ等の画質劣化を招く要因が発
生する場合がある。この問題は、画質面だけで考えれ
ば、圧縮する際のビットレートを高く設定することによ
り改善できる。しかし、そうすると記録に要する情報量
が増えてしまい、記録媒体の使用効率が悪くなるという
別の問題が発生してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、映像情
報の圧縮及び符号化に係るデジタル処理においては、マ
クロブロックノイズ等の画質劣化を招く要因が発生する
可能性があることから、圧縮処理を行う直前にプリフィ
ルタを配置し、画質劣化を招く要因が発生し難いよう
に、あるいは画質劣化を軽減するように映像情報にフィ
ルタをかけることが信号処理の手法として考えられる。
【0005】しかしながら、映像情報の周波数特性を時
間的にあるいは空間的に変換するプリフィルタは、映像
情報との相性によって、効果を発揮する場合と逆効果に
なる場合がある。例えば、映像情報が、動きの多いスポ
ーツ番組の場合と、逆に動きの少ない報道番組の場合と
では、映像情報の特質が異なるため、フィルタにより処
理すべき周波数帯域も異なってくる。
【0006】尚、映像情報の種別によって、圧縮処理を
行う際のビットレートを、スポーツのように動きが多い
映像情報は高く、絵画鑑賞等の静止画中心の映像情報で
は低くなるようにコントロールする技術は公知であり、
本出願人が出願した特願平6−47212号(特開平7
−264580号)に開示されている。
【0007】本発明は上記の課題に鑑み、映像情報の種
別に対応して適切なプリフィルタ特性を選択して、デジ
タル映像信号の圧縮及び符号化処理における画質劣化を
低減する情報エンコード装置及び方法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、映像情報を入力する入力手段と、この入
力手段にて入力した映像情報を圧縮すると共に所定の符
号化処理を施すエンコード手段と、このエンコード手段
の前段において、映像情報の周波数特性を変換する複数
のフィルタを有するフィルタ手段と、前記入力手段にて
入力した映像情報の種別を判断し、この判断結果に従っ
て前記フィルタ手段における複数のフィルタから所定の
フィルタを選択し、当該選択したフィルタを通過した映
像情報を前記エンコード手段へ供給する制御部と、前記
エンコード手段により圧縮及び符号化された映像情報を
保存する保存手段とを備えたことを特徴とする情報エン
コード装置を提供する。
【0009】これにより本発明の情報エンコード装置に
よれば、複数のフィルタから映像情報に適した特性を有
するフィルタを選択して処理するため、圧縮及び符号化
処理において画質劣化を適切に軽減することができる。
また、フィルタを選択するにあたり、映像情報の種別を
自動的に判別する構成にすれば、ユーザーにフィルタ選
択のための煩わしい操作を強いることなく、更に便宜性
のある情報エンコード装置を提供できる。
【0010】また本発明は、上記情報エンコード装置に
おいて、前記制御手段が、エンコード手段において映像
情報を圧縮する際のビットレートを検出するビットレー
ト検出手段と、映像情報の種別の判断結果及びビットレ
ート検出手段にて検出したビットレートに基づいて、前
記複数のフィルタから所定のフィルタを選択するための
変換テーブルとを備えたことを特徴とする情報エンコー
ド装置を提供する。
【0011】これにより本発明の情報エンコード装置に
よれば、映像情報の種別だけでなく圧縮処理のビットレ
ートとの関係も考慮し、これら2つの要素の組み合わせ
において適切なフィルタを選択するため、画質劣化の防
止効果を更に高めることができる。
【0012】また本発明は、上記情報エンコード装置に
おいて、前記制御手段が、前記入力手段にて入力した映
像情報の種別を、当該映像情報とは異なる外部入力によ
る情報に基づいて判断することを特徴とする情報エンコ
ード装置を提供する。
【0013】これにより本発明の情報エンコード装置に
よれば、映像情報そのものを解析してその特質を調べる
ことなく、容易に映像情報の種別を判断できる。また、
外部入力による情報を、ユーザーの簡易な操作により入
力される情報とすることにより、ユーザーの好みの画質
に応じた映像情報の処理を可能にするものである。
【0014】また本発明は、上記情報エンコード装置に
おいて、前記フィルタ手段では、フィルタ特性をソフト
ウェアの演算処理によって切り替えることにより前記複
数のフィルタを構築することを特徴とする情報エンコー
ド装置を提供する。
【0015】これにより本発明の情報エンコード装置に
よれば、特性の異なるフィルタ回路を複数用意すること
なく上記解決手段を実現できるため、構成部品の占有面
積やコストの点でも優れた情報エンコード装置を提供す
ることができる。
【0016】また更に本発明は、映像情報を入力し、入
力した前記映像情報の種別を判断し、この判断結果に従
って複数のフィルタから所定のフィルタを選択し、 当
該選択したフィルタを通過した映像情報を圧縮すると共
に所定の符号化処理を施し、この圧縮及び符号化された
映像情報を保存することを特徴とする情報エンコード方
法を提供する。
【0017】これにより本発明の情報エンコード方法に
よれば、複数のフィルタから映像情報に適した特性を有
するフィルタを選択して処理するため、圧縮及び符号化
処理において画質劣化を適切に軽減することができる。
【0018】また更に本発明は、上記情報エンコード方
法において、複数のフィルタから所定のフィルタを選択
する際に、映像情報の種別の判断結果と当該映像情報を
圧縮する際のビットレートに基づいて、フィルタを選択
することを特徴とする情報エンコード方法を提供する。
【0019】これにより本発明の情報エンコード方法に
よれば、映像情報の種別だけでなく圧縮処理のビットレ
ートとの関係も考慮し、これら2つの要素の組み合わせ
において適切なフィルタを選択するため、画質劣化の防
止効果を更に高めることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施形態である情報エン
コード装置を例示するブロック構成図である。尚、ここ
では映像情報の処理についてのみ説明し、音声情報や副
映像情報等の他の情報処理については説明を省略する。
【0022】図1の情報エンコード装置において、テレ
ビジョン放送信号がチューナ部11に入力され所望のチ
ャンネルが選局される。入力した映像信号がアナログ信
号であればプリプロセス部12においてD/A変換処理
を行い、プリフィルタ部13へ供給する。また、チュー
ナ部11において入力した映像信号がデジタル信号であ
れば、プリプロセス部12にて、多重化されたデジタル
信号から映像信号、音声信号、番組情報信号等を分離
し、分離した映像信号をプリフィルタ部13へ出力す
る。プリフィルタ部13では、後述する複数のフィルタ
から選択されたフィルタにより映像信号の周波数特性を
変換し、エンコーダ部14へ出力する。エンコーダ部1
4では、入力した映像信号を例えばMPEG−2規格に
準拠した方式にて可変ビットレートの映像データに圧縮
及び符号化する処理を行う。更に、符号化した映像デー
タを記録媒体に記録するために、記録媒体(例えばDV
D記録媒体)の論理的な記録フォーマットに変換する処
理を行う。また、既に圧縮された映像信号がエンコーダ
部14に入力された場合は、記録媒体に記録する際のビ
ットレート及びフォーマットへの変換処理として圧縮及
び符号化処理を行う。そして、エンコード
【0023】ここで、上記の記録系構成部品は、それぞ
れプロセッサ17によって制御される。例えば、チュー
ナ部11における選局チャンネルの指定、プリプロセス
部12、プリフィルタ部13、データ処理部15、ドラ
イブ16の動作タイミング及び動作モードがプロセッサ
17から出力されるタイミング信号及び制御コマンドに
よって制御される。また逆に、各構成部品からはプロセ
ッサ17に対し動作状況を示す信号や、放送信号から検
出した番組情報等の管理情報が供給される。このプロセ
ッサ17には、MPUまたはCPUと、制御用のプログ
ラムを格納したROMと、プログラム実行のためのワー
クエリアとなるワークRAM等が含まれている。また、
プロセッサ17には、ユーザーからの指示を伝えるため
の各種キーとリモコン受信部を備えたキー入力部18が
接続されている。
【0024】次に本実施形態の情報エンコード装置にお
いて特徴的な構成について説明する。
【0025】図1において、チューナ部11またはプリ
プロセス部12では、選局したチャンネルの放送信号に
付随した番組情報を検出すると、その番組情報をプロセ
ッサ17に送出する。この番組情報は、例えばEPG
(電子番組ガイド)情報と呼ばれる番組情報を利用で
き、これには番組の開始時間、終了時間、番組のジャン
ル等の情報が含まれている。ここで、プロセッサ17で
は、番組情報の中から番組のジャンル情報を検出する。
そして、ROMに格納してある変換テーブル19を用い
て、番組のジャンルに対応したフィルタを選択し、プリ
フィルタ部13に対しフィルタを切り替えるのための制
御コマンドを送出する。
【0026】一方、プリフィルタ部13は、複数のフィ
ルタを実現するためにソフトウェアの演算処理によって
フィルタ特性を切り替えることが可能な構成になってい
る。すなわち、後述するようなフィルタ特性に対応した
複数のフィルタ係数及び計算式を用意しており、プロセ
ッサ17から供給された制御コマンドに応答してフィル
係数及び計算式を切り替えるようになっている。これに
より、1つのフィルタ回路で信号処理上は複数のフィル
タを提供できる。尚、このように演算によってフィルタ
特性を切り替える代わりに、物理的に複数の異なる特性
を持ったフィルタ回路を設けて、フィルタ回路そのもの
を切り替える構成にしても良い。
【0027】ここで、上記のプロセッサ17における変
換テーブル19とプリフィルタ部13におけるフィルタ
切り替えについて、図2を用いて説明する。図2は変換
テーブル19の一例を示すものである。
【0028】図2(A)は、比較的簡易な変換テーブル
の例である。この例では、プリフィルタ部13のフィル
タとしては3種類(Fa、Fb、Fc)用意されてお
り、フィルタFa、Fb、Fcは互いに異なるプリフィ
ルタ特性を有している。フィルタFaはノーマルなフィ
ルタ特性であり、映像信号を時間的にも空間的にも比較
的フラットに周波数変換するものである。フィルタFb
は、フィルタFaと比較すると、時間的に高周波成分を
多く通過させる特性を有している。フィルタFcは、フ
ィルタFa及びフィルタFbと比較すると、時間的には
フラットな特性であるが、空間的に画像の中心部分の高
周波成分を多く通過させる特性を有している。
【0029】ここで、上記3種類のフィルタFa、F
b、Fcと映像情報のジャンルを対応させると、図2
(A)のような関係にすることが考えられる。映像情報
がスポーツ番組のように動きが多く且つ早い場合は、そ
の動きの対象物が画面の中心に来る傾向が強いことか
ら、画面の中心部分の高周波成分を活かすフィルタFc
を採用することが適切である。この場合、画面の周辺部
分は、比較的ユーザーの視野に入り難く且つ映像に動き
もあることから、周辺部分を粗くしても視覚上は影響が
少なく、周辺部分については情報量を少なくすることが
できる。また、ドラマやアニメ(アニメーション)の場
合は、人物の描写や線が多いため、輪郭を崩さずにくっ
きりと再現するように、画面上は全体的に、つまり時間
的に高周波成分を活かすフィルタFbを採用することが
適切である。この場合は、動きがそれほど多くないこと
から、高周波成分を全体的に取り込んだとしても所定時
間における情報量はそれほど増加しない。それ以外の映
像情報、例えばニュース等は映像情報の特質をジャンル
からは把握し難いため、通常の特性を有するフィルタF
aを採用するようにしている。
【0030】このように、ジャンルとプリフィルタ特性
の変換テーブルを用いて、プロセッサ17からプリフィ
ルタ部13に対して、フィルタを選択するための、つま
りフィルタ係数及び計算式を指示するための制御コマン
ドが送出される。
【0031】図2(B)は、更に選択するプリフィルタ
特性のバリエションを増やした変換テーブルの例を示す
ものである。この図2(B)では、プリフィルタ特性の
選択を映像情報のジャンルだけでなく、エンコーダ部1
4における圧縮処理でのビットレートも考慮してプリフ
ィルタ特性を選択するようにしている。ここでは、ビッ
トレートを3段階に分け、通常のビットレート(N)、
高いビットレート(H)、低いビットレート(L)に分
類している。このビットレートは、例えばユーザーが録
画の際に高画質モードを選択していれば通常より高いビ
ットレート(H)になり、また記録容量節約モードを選
択していれば低いビットレート(L)を用いることが考
えられる。その他、記録媒体の残り容量を検出し、自動
的にビットレートを調整するようなことも考えられる。
【0032】そして、選択するプリフィルタ特性はフィ
ルタF1からFnまでn種類用意している。このn個の
フィルタを、ジャンルとビットレートからなるマトリク
ス上に配置して、採用するフィルタを選択するようにし
たのが図2(B)の例である。尚、図2(B)における
F(1〜n)とは、フィルタF1からFnの内のいずれ
か1つのフィルタを表している。ここで、ジャンルが
「その他」、ビットレートがノーマルの「N」の場合に
標準的な特性のフィルタF1を採用し、フィルタF2〜
Fnには上記のように互いに時間的及び空間的に異なる
周波数特性が設定されており、ジャンルとビットレート
の組み合わせにおいて最も適していると推定されるフィ
ルタを選択するように変換テーブルに割り当てている。
【0033】この図2(B)の変換テーブルを用いた場
合も、プロセッサ17にて変換テーブルに基づき状況に
適したプルフィルタ特性を選択し、プリフィルタ部13
に制御コマンドを送出することにより、プリフィルタ部
13ではフィルタ係数及び計算式を切り替えて、記録す
る映像情報のジャンル及びビットレートに適した処理を
行うものである。
【0034】上記のように、本実施形態の情報エンコー
ド装置によれば、あるいはその方法によれば、エンコー
ダ部14の前段にプリフィルタ部13を配置し、このプ
リフィルタ部13にて映像情報の種別に適したフィルタ
特性を選択して処理するため、映像情報の特質からくる
画質劣化を軽減することが可能である。また、フィルタ
を選択するにあたり、EPG情報等の番組情報から映像
情報の種別を自動的に判断するため、ユーザーがフィル
タを選択するための煩わしい操作を行うことなく、画質
劣化の防止効果を奏することができる。また、映像情報
そのものを解析してその特性を調べることなく、容易に
映像情報の種別を判断できる。
【0035】尚、上記の実施形態では、映像情報の種別
を映像情報に付随して受信したEPG情報等の番組情報
によって検出したが、このような情報が存在しない場合
は、ユーザーが録画操作を行う際に、録画する映像情報
の種別を入力するようにユーザーに促し、キー入力部1
9からユーザー入力情報を受信して、プロセッサ17に
て映像情報の種別判断及びフィルタの選択を行うように
しても良い。この場合、映像情報の種別をジャンルの指
定という形式ではなく、「標準的な映像」、「動きのあ
る映像」、「静かな映像」、「人物をきれいに録画した
い」というように映像情報のコンテンツそのものに関連
した選択肢を用意しても良い。このようにすれば、動き
の少ないスポーツ番組や、事件現場の中継を行う報道番
組等、そのジャンルの典型的な映像情報とは異なる映像
情報を録画する場合にも適切なフィルタを選択すること
ができる。
【0036】また、上記本実施形態によれば、映像情報
の種別だけでなく圧縮処理のビットレートとの関係も考
慮し、これら2つの要素の組み合わせにおいて適切なフ
ィルタを選択するため、高画質で録画できる高いビット
レートの場合も、また記録容量を節約するために画質を
多少犠牲にする低いビットレートの場合にも、最適なフ
ィルタを選択して、録画環境に応じ画質劣化の防止効果
を高めることができる。特に、ビットレートが低い場合
は、圧縮後の情報量が少なくなるため、プリフィルタの
貢献度が高くなり、より再現性を高くするように(より
画質劣化を防止できるように)、フィルタ特性の選択が
重要になってくる。
【0037】更に上記の実施形態においては、特性の異
なるフィルタ回路を複数用意することなく、ソフトウェ
アの演算処理によって複数のフィルタを提供する構成に
しているため、構成部品の占有面積やコストの点におい
て本発明の実現に当たって設計上の負荷を少なくするよ
うになっている。
【0038】尚、上記の実施形態では、テレビジョン放
送信号を記録媒体に記録する装置に本発明を適用した場
合について説明したが、これに限らず、インターネット
やケーブル等の情報通信網を経由して入力した映像情報
を記録する場合や、エンコード処理を施した映像情報を
記録媒体への記録ではなく、半導体メモリ等に一時的に
保存し、その後外部に送信するような装置においても適
用できるものである。
【0039】このように本発明の実施の形態は、上述し
たものに限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜
変形または応用が可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
映像情報の種別に応じて適切なプリフィルタ特性を選択
し、デジタル映像信号の圧縮及び符号化処理における画
質劣化を低減する情報エンコード装置及び方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態である情報エンコード装
置を示すブロック構成図。
【図2】 本発明の一実施形態である情報エンコード装
置に使用される変換テーブルの例を示す図。
【符号の説明】
11 チューナ部 12 プリプロセス部 13 プリフィルタ部 14 エンコーダ部 15 データ処理部 16 ドライブ 17 プロセッサ 18 キー入力部 19 変換テーブル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月28日(2002.3.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図1の情報エンコード装置において、テレ
ビジョン放送信号がチューナ部11に入力され所望のチ
ャンネルが選局される。入力した映像信号がアナログ信
号であればプリプロセス部12においてD/A変換処理
を行い、プリフィルタ部13へ供給する。また、チュー
ナ部11において入力した映像信号がデジタル信号であ
れば、プリプロセス部12にて、多重化されたデジタル
信号から映像信号、音声信号、番組情報信号等を分離
し、分離した映像信号をプリフィルタ部13へ出力す
る。プリフィルタ部13では、後述する複数のフィルタ
から選択されたフィルタにより映像信号の周波数特性を
変換し、エンコーダ部14へ出力する。エンコーダ部1
4では、入力した映像信号を例えばMPEG−2規格に
準拠した方式にて可変ビットレートの映像データに圧縮
及び符号化する処理を行う。更に、符号化した映像デー
タを記録媒体に記録するために、記録媒体(例えばDV
D記録媒体)の論理的な記録フォーマットに変換する処
理を行う。また、既に圧縮された映像信号がエンコーダ
部14に入力された場合は、記録媒体に記録する際のビ
ットレート及びフォーマットへの変換処理として圧縮及
び符号化処理を行う。そして、エンコード部14から出
力された映像データに、データ処理部15においてエラ
ー訂正符号を付加し、記録媒体の物理的な記録フォーマ
ットに従って変調した上で、ドライバ16に記録データ
を供給する。ドライバ16では、収納した記録媒体(例
えばDVD−RAMディスク、DVD−Rディスク、ハ
ードディスク等)にデータを記録する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04N 7/13 Z 7/24 5/92 H Fターム(参考) 5C021 PA32 PA34 PA38 RB04 RB05 XB11 XB16 YC13 5C052 AA01 AB02 DD04 EE03 5C053 FA23 GA11 GB21 GB38 KA11 KA12 LA06 LA07 5C059 MA00 PP04 SS12 SS13 TA69 TB01 TC18 TC24 TD13 UA02 5D044 AB07 BC04 CC06 DE44 GK08 GK12 HL11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像情報を入力する入力手段と、 前記入力手段にて入力した前記映像情報を圧縮すると共
    に所定の符号化処理を施すエンコード手段と、 前記エンコード手段の前段において、前記映像情報の周
    波数特性を変換する複数のフィルタを有するフィルタ手
    段と、 前記入力手段にて入力した映像情報の種別を判断し、こ
    の判断結果に従って前記フィルタ手段における前記複数
    のフィルタから所定のフィルタを選択し、当該選択した
    フィルタを通過した映像情報を前記エンコード手段へ供
    給する制御手段と、 前記エンコード手段により圧縮及び符号化された映像情
    報を保存する保存手段と、を備えたことを特徴とする情
    報エンコード装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記エンコード手段において映像情報を圧縮する際のビ
    ットレートを検出するビットレート検出手段と、 前記映像情報の種別の判断結果と、前記ビットレート検
    出手段にて検出したビットレートに基づいて、前記複数
    のフィルタから所定のフィルタを選択するための変換テ
    ーブルと、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
    情報エンコード装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記入力手段にて入力
    した映像情報の種別を、当該映像情報とは異なる外部入
    力による情報に基づいて判断することを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の情報エンコード装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ手段は、フィルタ特性をソ
    フトウェアの演算処理によって切り替えることにより前
    記複数のフィルタを提供することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれか1項に記載の情報エンコード装置。
  5. 【請求項5】 映像情報を入力し、 入力した前記映像情報の種別を判断し、 この判断結果に従って複数のフィルタから所定のフィル
    タを選択し、 この選択したフィルタを通過した前記映像情報を圧縮す
    ると共に所定の符号化処理を施し、 この圧縮及び符号化された映像情報を保存する、ことを
    特徴とする情報エンコード方法。
  6. 【請求項6】 前記複数のフィルタから所定のフィルタ
    を選択する際に、前記映像情報の種別の判断結果と当該
    映像情報を圧縮する際のビットレートに基づいて、フィ
    ルタを選択することを特徴とする請求項5に記載の情報
    エンコード方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010288080A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Sony Corp 画像処理装置及び画像処理方法
JP2010288079A (ja) * 2009-06-11 2010-12-24 Sony Corp 画像処理装置及び画像処理方法

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