JP4306532B2 - 記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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本発明は、記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、AVデータが記録されているデータ記録媒体に、AVデータに関連するコンテンツデータを記録する記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
撮影した映像に後からナレーションなどの音声や効果音を追加する、いわゆるアフレコ(アフターレコーディング)(post scoring)が広く行われている。
近年、ビデオカメラなどで撮影した映像データおよび音声データを含むデータ(以下、AVデータと称する)をデータ記録媒体に記録する場合、記録したAVデータにアフレコする音声データおよびAVデータに重ねて表示させる画像データやテキストデータなど(以下、コンテンツデータと称する)を追加して記録する領域(以下、補助領域と称する)を予め確保する記録方式が提案されている。
補助領域に記録できるコンテンツデータのデータ量(ビットレート)には上限があり、コンテンツデータを補助領域に記録するとき、コンテンツデータの合計データ量(ビットレート)が補助領域のデータ量内に収まるように、コンテンツデータをエンコードする圧縮率やビットレートを調整する必要がある。
しかしながら、できる限り高品質となるように低い圧縮率あるいは高いビットレートでエンコードしてコンテンツデータを補助領域に記録し、さらに他のコンテンツデータをその補助領域に記録しようとする場合、補助領域の空き領域が不足して、他のコンテンツデータを追加して記録できないときがあるという課題があった。
また、多くのコンテンツデータを補助領域に記録できるように、単純に高い圧縮率あるいは低いビットレートでエンコードしてコンテンツデータを記録した場合、記録されているコンテンツデータの数が少なく補助領域に空き領域が多くあるときでも、コンテンツデータとして記録されているコンテンツの品質が劣化してしまうという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、データ記録媒体の領域をより有効に利用して、より高品質な1または複数のコンテンツデータを記録できるようにするものである。
本発明の記録装置は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、分割して記録されているAVデータごとに、分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域が確保されているデータ記録媒体に、コンテンツデータを記録する記録装置において、記録媒体からのコンテンツデータの読み出しを制御する読み出し制御手段と、コンテンツデータのエンコードおよびデコードを行う符号化復号手段と、データ記録媒体へのコンテンツデータの記録を制御する記録制御手段とを含み、記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、符号化復号手段は、記録領域の記録容量に対する1つの記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、コンテンツデータをエンコードし、記録制御手段は、データ記録媒体の記録領域への、符号化復号手段によりエンコードされたコンテンツデータの記録を制御し、コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、記録領域の空き領域の記録容量が、1つの記録領域に記録する第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、読み出し制御手段は、データ記録媒体からの第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、符号化復号手段は、データ記録媒体から読み出された第1のコンテンツデータをデコードして、1つの記録領域に記録する第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの合計のデータ量が記録領域の記録容量以下になるように、デコードした第1のコンテンツデータ、および第2のコンテンツデータをエンコードし、記録制御手段は、データ記録媒体の記録領域への、符号化復号手段によりエンコードされた第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの記録を制御することを特徴とする。
符号化復号手段は、第1のコンテンツデータのデータ量と第2のコンテンツデータのデータ量の比率があらかじめ定めた値になるように、第1のコンテンツデータと第2のコンテンツデータをエンコードするようにすることができる。
符号化復号手段は、コンテンツデータの入力経路より定めた圧縮率またはビットレートでコンテンツデータをエンコードするようにすることができる。
本発明の記録方法は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、分割して記録されているAVデータごとに、分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域が確保されているデータ記録媒体に、コンテンツデータを記録する記録方法であって、記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、記録領域の記録容量に対する1つの記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、コンテンツデータをエンコードし、データ記録媒体の記録領域へのエンコードされたコンテンツデータの記録を制御し、コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、記録領域の空き領域の記録容量が、1つの記録領域に記録する第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、データ記録媒体からの第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、データ記録媒体から読み出された第1のコンテンツデータをデコードして、1つの記録領域に記録する第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの合計のデータ量が記録領域の記録容量以下になるように、デコードした第1のコンテンツデータ、および第2のコンテンツデータをエンコードし、データ記録媒体の記録領域への、エンコードされた第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの記録を制御するステップを含むことを特徴とする。
本発明の記録媒体に記録されているプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、分割して記録されているAVデータごとに、分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域が確保されているデータ記録媒体に、コンテンツデータを記録する処理を行うコンピュータに、記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、記録領域の記録容量に対する1つの記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、コンテンツデータをエンコードし、データ記録媒体の記録領域へのエンコードされたコンテンツデータの記録を制御し、コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、記録領域の空き領域の記録容量が、1つの記録領域に記録する第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、データ記録媒体からの第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、データ記録媒体から読み出された第1のコンテンツデータをデコードして、1つの記録領域に記録する第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの合計のデータ量が記録領域の記録容量以下になるように、デコードした第1のコンテンツデータ、および第2のコンテンツデータをエンコードし、データ記録媒体の記録領域への、エンコードされた第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの記録を制御するステップを含む処理を実行させる。
本発明のプログラムは、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、分割して記録されているAVデータごとに、分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域が確保されているデータ記録媒体に、コンテンツデータを記録する処理を行うコンピュータに、記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、記録領域の記録容量に対する1つの記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、コンテンツデータをエンコードし、データ記録媒体の記録領域へのエンコードされたコンテンツデータの記録を制御し、コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、記録領域の空き領域の記録容量が、1つの記録領域に記録する第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、データ記録媒体からの第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、データ記録媒体から読み出された第1のコンテンツデータをデコードして、1つの記録領域に記録する第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの合計のデータ量が記録領域の記録容量以下になるように、デコードした第1のコンテンツデータ、および第2のコンテンツデータをエンコードし、データ記録媒体の記録領域への、エンコードされた第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの記録を制御するステップを含む処理を実行させる。
本発明の記録装置、記録方法、記録媒体、およびプログラムにおいては、記録媒体の記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、記録領域の記録容量に対する1つの記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、コンテンツデータがエンコードされ、データ記録媒体の記録領域への、エンコードされたコンテンツデータの記録が制御され、コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、記録領域の空き領域の記録容量が、1つの記録領域に記録する第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、データ記録媒体からの第1のコンテンツデータの読み出しが制御され、データ記録媒体から読み出された第1のコンテンツデータがデコードされ、1つの記録領域に記録する第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの合計のデータ量が記録領域の記録容量以下になるように、デコードされた第1のコンテンツデータ、および第2のコンテンツデータがエンコードされ、データ記録媒体の記録領域への、エンコードされた第1のコンテンツデータおよび第2のコンテンツデータの記録が制御される。
以上のように、記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、AVデータに関連するコンテンツデータをデータ記録媒体に記録できる。また、本発明の記録装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、データ記録媒体の領域をより有効に利用して、より高品質な1または複数のコンテンツデータを記録できる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明が、全て請求されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現したり、追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、記録装置が提供される。この記録装置(例えば、図1のビデオカメラ1)は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、前記分割して記録されているAVデータごとに、前記分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域(例えば、図6の補助領域221)が確保されているデータ記録媒体(例えば、図1の記録媒体41)に、前記コンテンツデータを記録する記録装置であって、前記記録媒体からの前記コンテンツデータの読み出しを制御する読み出し制御手段(例えば、図5の読み出し制御部124)と、前記コンテンツデータのエンコードおよびデコードを行う符号化復号手段(例えば、図3の音声処理部102、画像処理部103、および図5のデータ処理制御部122)と、前記データ記録媒体への前記コンテンツデータの記録を制御する記録制御手段(例えば、図5の記録制御部123)とを含み、前記記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、前記符号化復号手段は、前記記録領域の記録容量に対する1つの前記記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、前記コンテンツデータをエンコードし、前記記録制御手段は、前記データ記録媒体の前記記録領域への、前記符号化復号手段によりエンコードされた前記コンテンツデータの記録を制御し、前記コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている前記記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、前記記録領域の空き領域の記録容量が、1つの前記記録領域に記録する前記第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、前記読み出し制御手段は、前記データ記録媒体からの前記第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、前記符号化復号手段は、前記データ記録媒体から読み出された前記第1のコンテンツデータをデコードして、1つの前記記録領域に記録する前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの合計のデータ量が前記記録領域の記録容量以下になるように、デコードした前記第1のコンテンツデータ、および前記第2のコンテンツデータをエンコードし、前記記録制御手段は、前記データ記録媒体の前記記録領域への、前記符号化復号手段によりエンコードされた前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの記録を制御する
本発明によれば、記録方法が提供される。この記録方法は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、前記分割して記録されているAVデータごとに、前記分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域(例えば、図6の補助領域221)が確保されているデータ記録媒体(例えば、図1の記録媒体41)に、前記コンテンツデータを記録する記録方法であって、前記記録領域の記録容量に対する1つの前記記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、前記コンテンツデータをエンコード(例えば、図11のステップS28または図13のステップS45)前記データ記録媒体の前記記録領域へのエンコードされた前記コンテンツデータの記録を制御し(例えば、図11のステップS30)、前記コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている前記記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、前記記録領域の空き領域の記録容量が、1つの前記記録領域に記録する前記第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、前記データ記録媒体からの前記第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、前記データ記録媒体から読み出された前記第1のコンテンツデータをデコードして、1つの前記記録領域に記録する前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの合計のデータ量が前記記録領域の記録容量以下になるように、デコードした前記第1のコンテンツデータ、および前記第2のコンテンツデータをエンコードし(例えば、図12のステップS31乃至S35または図13のステップS42乃至S46)、前記データ記録媒体の前記記録領域への、エンコードされた前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの記録を制御する(例えば、図12のステップS36または図13のステップS47)ステップを含む。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、この記録装置(例えば、図1のビデオカメラ1)は、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、前記分割して記録されているAVデータごとに、前記分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域(例えば、図6の補助領域221)が確保されているデータ記録媒体(例えば、図1の記録媒体41)に、前記コンテンツデータを記録する処理を行うコンピュータに、前記記録領域の記録容量に対する1つの前記記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、前記コンテンツデータをエンコード(例えば、図11のステップS28または図13のステップS45)前記データ記録媒体の前記記録領域へのエンコードされた前記コンテンツデータの記録を制御し(例えば、図11のステップS30)、前記コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている前記記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、前記記録領域の空き領域の記録容量が、1つの前記記録領域に記録する前記第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、前記データ記録媒体からの前記第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、前記データ記録媒体から読み出された前記第1のコンテンツデータをデコードして、1つの前記記録領域に記録する前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの合計のデータ量が前記記録領域の記録容量以下になるように、デコードした前記第1のコンテンツデータ、および前記第2のコンテンツデータをエンコードし(例えば、図12のステップS31乃至S35または図13のステップS42乃至S46)、前記データ記録媒体の前記記録領域への、エンコードされた前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの記録を制御する(例えば、図12のステップS36または図13のステップS47)ステップを含む処理を実行させる。
このプログラムは、記録媒体(例えば、図14のリムーバブルメディア521)に記録することができる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、ビデオカメラ1の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
ビデオカメラ1は、制御部11、カメラ12、マイクロホン13、A/D(Analog/Digital)変換部14、ライン映像入力部15、ライン音声入力部16、入力検出部17、入力切替部18、入力バッファ19、データ処理部20、メモリ21、ドライブ22、出力バッファ23、ライン映像出力部24、ライン音声出力部25、LCD(Liquid Crystal Display)コントローラ26、LCD27、操作部28、および通信部29により構成される。
制御部11は、汎用の組込型のマイクロコンピュータ、または専用IC(Integrated Circuit)などからなり、ビデオカメラ1全体を制御する。制御部11は、所定のプログラムを実行する。制御部11は、実行しているプログラムの基に、ユーザが操作部28を操作して入力した指令を取得し、その指令に従って、ビデオカメラ1の各部を制御する。制御部11は、ビデオカメラ1の各部に、各種の処理を実行させる。
また、制御部11は、通信部29を介して、外部の情報処理装置から入力されたAVデータ、または、画像データ、音声データ、テキストデータなどのコンテンツデータをデータ処理部20に供給したり、メモリ21に記憶させたりする。AVデータは、動画像を再生する映像データ、および動画像に同期する音声を再生する音声データを含む。例えば、AVデータには、映像データおよび音声データが多重化されている。コンテンツデータは、AVデータによって再生される画像および音声に同期する、動画像、静止画像、音声、または文字などを再生するためのデータである。
さらに、制御部11は、制御部11内のROM(Read Only Memory)62(図2)に格納されている、AVデータに追加して記録するコンテンツデータ(例えば、映像にあわせて表示するキャラクターやフレームなどの画像データ、効果音などの音声データなど)をデータ処理部20に供給する。
また、制御部11は、図10乃至図13を参照して後述するように、記録媒体41にデータを記録するときの記録モードを設定する。制御部11は、設定した記録モードを示す情報をデータ処理部20に供給する。記録モードによって、ビデオカメラ1が記録媒体41にAVデータを記録するとき、または、ビデオカメラ1が記録媒体41に記録されているAVデータに同期する音声データを記録する(アフレコする)ときに、記録されるAVデータまたは音声データのビットレートが定まる。記録モードの詳細は後述する。
さらに、制御部11は、ドライブ22を制御して、ドライブ22に、記録媒体41に記録されたデータやファイルを管理するためのファイル管理情報およびムービ情報ファイル234(図9)を、記録媒体41に記録させたり、記録媒体41から読み込ませたりする。ファイル管理情報には、記録媒体41における、データの記録の単位となる記録領域のそれぞれについて、その記録領域に記録されているデータ量などを示す情報などが含まれている。ムービ情報ファイル234の詳細については図9を参照して後述するが、ムービ情報ファイル234には、記録媒体41に記録されているAVデータおよびコンテンツデータの記録位置やデータ量を示す情報などが含まれている。また、制御部11は、ファイル管理情報を更新したり、ムービ情報ファイル234(図9)を生成したり、更新したりする。なお、制御部11の機能の構成の例については、図2を参照して後述する。
カメラ12は、被写体を動画像として撮像し、撮像により得られた映像データを入力検出部17に供給する。なお、カメラ12の機能の構成の例については、図3を参照して後述する。
マイクロホン13は、音声をアナログの電気信号に変換し、変換した電気信号である音声信号をA/D変換部14に供給する。A/D変換部14は、マイクロホン13から供給された音声信号をデジタルの音声データにA/D変換して、音声データを入力検出部17に供給する。
ライン映像入力部15は、いわゆる入力インターフェースであり、外部の映像機器などが接続され、接続された映像機器などから入力された映像データを取得して、取得した映像データを入力検出部17に供給する。ライン音声入力部16は、いわゆる入力インターフェースであり、外部音響機器などが接続され、接続された音響機器などから入力された音声データを取得して、取得した音声データを入力検出部17に供給する。
入力検出部17は、カメラ12、A/D変換部14、ライン映像入力部15、またはライン音声入力部16から映像データまたは音声データが供給されたことを検出して、制御部11に、映像データまたは音声データが供給されたことを示す検出信号を供給する。また、入力検出部17は、カメラ12、A/D変換部14、ライン映像入力部15、またはライン音声入力部16から供給された映像データまたは音声データを入力切替部18に供給する。
入力切替部18は、カメラ12、A/D変換部14、ライン映像入力部15、およびライン音声入力部16から、入力検出部17を介して供給された画像データまたは音声データを、制御部11からの指示により切り替えて(選択して)、選択した画像データまたは音声データを入力バッファ19に供給する。
入力バッファ19は、入力切替部18から供給された画像データまたは音声データを一時的に記憶し、記憶している画像データまたは音声データをデータ処理部20に供給する。
データ処理部20は、入力バッファ19に記憶されている映像データまたは音声データを読み出し、制御部11から供給された記録モードを示す情報を基に、記録モードに従って、圧縮率またはビットレートなどを調整して、調整した圧縮率またはビットレートで映像データまたは音声データをエンコードする(符号化する)。データ処理部20は、さらに映像データおよび音声データを多重化してAVデータを生成し、生成したAVデータをメモリ21に供給する。例えば、データ処理部20は、再生時刻を基に、映像データと音声データを交互に配置することにより、映像データおよび音声データを多重化する。
また、データ処理部20は、記録媒体41の補助領域221(図6)に音声データを記録する場合、入力バッファ19に記憶されている音声データを読み出し、制御部11から供給された記録モードを示す情報を基に、記録モードに従って、圧縮率またはビットレートなどを調整して、調整した圧縮率またはビットレートで音声データをエンコードする。データ処理部20は、エンコードした音声データを、メモリ21に供給する。
さらに、データ処理部20は、ドライブ22により記録媒体41から読み出され、メモリ21に記憶されているAVデータまたはコンテンツデータを取得する。また、データ処理部20は、制御部11のROM62に格納されているコンテンツデータを取得する。さらに、データ処理部20は、制御部11が通信部29を介して外部の情報処理装置から取得したAVデータまたはコンテンツデータを制御部11から取得する。
また、データ処理部20は、必要に応じて、取得したAVデータを映像データと音声データに分離して、分離した映像データおよび音声データを、制御部11または出力バッファ23に供給する。また、データ処理部20は、必要に応じて、取得したコンテンツデータにデコード、エンコードなどのデータ処理を施して、データ処理したコンテンツデータを、制御部11またはメモリ21に供給する。
メモリ21は、制御部11またはデータ処理部20から供給されたAVデータまたはコンテンツデータを一時的に記憶する。また、メモリ21は、ドライブ22により記録媒体41から読み出され、供給されたAVデータまたはコンテンツデータを一時的に記憶する。メモリ21は、必要に応じて、記憶しているAVデータまたはコンテンツデータを、制御部11、データ処理部20、またはドライブ22に供給する。
ドライブ22は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどよりなる記録媒体41が適宜装着される。ドライブ22は、制御部11の制御の基に、メモリ21に記憶されているAVデータまたはコンテンツデータを、図6および図7を参照して後述するフォーマットに従って記録媒体41に記録させる。また、ドライブ22は、制御部11の制御の基に、記録媒体41に記録されているAVデータまたはコンテンツデータデータを読み出し、必要に応じて、制御部11、またはメモリ21に供給する。
さらに、ドライブ22は、制御部11の制御の基に、記録媒体41に記録されているファイル管理情報およびムービ情報ファイル234(図9)を、記録媒体41から読み出し、読み出したファイル管理情報およびムービ情報ファイル234(図9)を制御部11に供給する。また、ドライブ22は、制御部11により生成されたり、更新されたりしたファイル管理情報およびムービ情報ファイル234(図9)を取得し、制御部11の制御の基に、取得したファイル管理情報およびムービ情報ファイル234(図9)を記録媒体41に記録させる。
ライン映像出力部24は、いわゆる出力インターフェースであり、外部の映像機器などが接続される。ライン映像出力部24は、出力バッファ23に記憶されている映像データを読み出して、接続されている映像機器などに出力する。ライン音声出力部25は、いわゆる出力インターフェースであり、外部の音響機器などが接続される。ライン音声出力部25は、出力バッファ23に記憶されている音声データを読み出して、接続されている音響機器などに出力する。
LCDコントローラ26は、制御部11を介して、データ処理部20から映像データを取得する。LCDコントローラ26は、取得した映像データを、LCD27に映像を表示するための映像信号に変換し、変換した映像信号をLCD27に供給する。LCD27は、供給された映像信号に基づいた映像を表示する。
操作部28は、例えば、ボタン、スイッチ、あるいはタッチパネルなどにより構成され、ユーザがビデオカメラ1に各種の指令を入力するときに操作され、入力された指令を制御部11に供給する。
通信部29は、外部の情報処理装置と直接通信したり、LAN(Local Area Network)またはインターネットなどのネットワークに接続して、ネットワークに接続されている外部の情報処理装置と通信したりして、外部の情報処理装置とデータの送受信を行う。例えば、通信部29は、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)などの規格に対応した有線通信用インターフェース機器や、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11(802.11a,802.11b,802.11gなど)により規定される無線LAN(Local Area Network)の規格などの規格に対応した無線通信用のインターフェース機器により構成される。
図2は、図1のビデオカメラ1の制御部11の機能の構成の例を示すブロック図である。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)61、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、および時計回路64により構成される。CPU61、ROM62、RAM63、および時計回路64は、システムバス65を介して、相互に接続されている。また、システムバス65には、カメラ12、入力検出部17、入力切替部18、データ処理部20、メモリ21、ドライブ22、LCDコントローラ26、操作部28、および通信部29が接続されている。
CPU61は、ROM62に記憶されている所定のプログラムを実行する。CPU61は、システムバス65を介して、ユーザが操作部28を操作して入力した指令を取得し、その指令に従って、ビデオカメラ1の各部を制御する。
ROM62は、CPU61が実行する種々のプログラムや、処理に必要になるデータなどを格納する。また、ROM62は、記録媒体41に記録されているAVデータに追加して記録するコンテンツデータを格納する。
RAM63は、CPU61の実行において、適宜変化するパラメータやデータを一時的に記憶する。なお、RAM63がプログラムを記憶するようにしてもよい。
時計回路64は、いわゆるリアルタイムクロックであり、例えば、撮影日時を示す現在の年月日、時刻、および曜日などを示すデータを、システムバス65を介して、ビデオカメラ1の各部に供給する。
図3は、図1のビデオカメラ1のカメラ12の機能の構成の例を示すブロック図である。
カメラ12は、タイミング生成回路81、光学ブロックドライバ82、光学ブロック83、CCD(Charge Coupled Devices)ドライバ84、CCD85、および、前処理回路86により構成される。
タイミング生成回路81は、制御部11の制御の基に、CCD85、光学ブロックドライバ82、およびCCDドライバ84が動作するタイミングを指定するタイミング信号を生成し、生成したタイミング信号をCCD85、光学ブロックドライバ82、およびCCDドライバ84に供給する。
光学ブロックドライバ82は、制御部11の制御の基に、タイミング生成回路81から供給されたタイミング信号に基づいて、光学ブロック83を動作させる駆動信号を生成し、生成した駆動信号を光学ブロック83に供給する。
光学ブロック83は、レンズ、フォーカス機構、シャッター機構、絞り(アイリス)機構などを含む。光学ブロック83は、光学ブロックドライバ82から供給された駆動信号に基づいて、フォーカス機構、シャッター機構、絞り機構などを制御し、被写体の映像を取り込み、取り込んだ映像をCCD85に結像させる。
CCDドライバ84は、タイミング生成回路81から供給されたタイミング信号に基づいて、CCD85を駆動する駆動信号を生成し、生成した駆動信号をCCD85に供給する。
CCD85は、CCDドライバ84から供給された駆動信号、およびタイミング生成回路81から供給されたタイミング信号に基づいて、光学ブロック83により結像された映像を光電変換し、アナログの電気信号である映像信号を生成する。CCD85は、CCDドライバ84から供給された駆動信号、およびタイミング生成回路81から供給されたタイミング信号に基づいて、生成した映像信号を出力する。CCD85は、生成した映像信号を前処理回路86に供給する。
前処理回路86は、CCD85から供給された映像信号に、CDS(Correlated Double Sampling)処理を行って、映像信号のノイズを除去する。また、前処理回路86は、CDS処理した映像信号に、AGC(Automatic Gain Control)処理を行って、映像信号の利得を制御する。そして、前処理回路86は、映像信号をA/D変換して、デジタル信号の映像データを生成し、生成した映像データを入力検出部17に供給する。
図4は、図1のビデオカメラ1のデータ処理部20の機能の構成の例を示すブロック図である。
データ処理部20は、映像処理部101、音声処理部102、画像処理部103、メモリ104、マルチプレクサ105、およびデマルチプレクサ106により構成される。
映像処理部101は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)、または専用のMPEG(Moving Picture Experts Group)2圧縮伸長回路などにより構成される。映像処理部101は、入力バッファ19に記憶されている映像データを取得する。映像処理部101は、記録モードを示す情報を制御部11から取得する。映像処理部101は、記録モードに従って、圧縮率またはビットレートなどを調整して、調整した圧縮率またはビットレートで、映像データを、例えば、MPEG2,MPEG7,モーションJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの方式の映像データにエンコードする。映像処理部101は、エンコードした映像データをマルチプレクサ105に供給する。
また、映像処理部101は、制御部11、メモリ21またはデマルチプレクサ106から映像データを取得する。映像処理部101は、必要に応じて、取得した映像データに、エンコード(符号化)、デコード(復号)などのデータ処理を施す。映像処理部101は、必要に応じて、データ処理を施した映像データを、制御部11、メモリ21、出力バッファ23、またはマルチプレクサ105に供給する。さらに、映像処理部101は、必要に応じて、取得した映像データに、いわゆるボケを調製するAF(Auto Focus)、画像の明るさを調整するAE(Auto Exposure)、いわゆるホワイトバランスを調整するAWB(Auto White Balance)などの映像処理を施す。
音声処理部102は、例えば、DSPにより構成される。音声処理部102は、入力バッファ19に記憶されている音声データを取得する。映像処理部101は、記録モードを示す情報を制御部11から取得する。音声処理部102は、記録モードを示す情報を基に、記録モードに従って、圧縮率またはビットレートなどを調整して、調整した圧縮率またはビットレートで、音声データを、例えば、AC3(Audio Code Number 3),AAC(Advanced Audio Coding)などの方式の音声データにエンコードする。映像処理部101は、エンコードした映像データをマルチプレクサ105に供給する。
また、音声処理部102は、制御部11、メモリ21またはデマルチプレクサ106から音声データを取得する。音声処理部102は、必要に応じて、取得した音声データに、エンコードまたはデコードなどのデータ処理を施す。音声処理部102は、必要に応じて、データ処理を施した音声データを、制御部11、メモリ21、出力バッファ23、またはマルチプレクサ105に供給する。
画像処理部103は、例えば、DSPにより構成される。画像処理部103は、制御部11またはメモリ21から画像データを取得する。画像処理部103は、必要に応じて、取得した画像データに、例えば、JPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)方式、PNG(Portable Network Graphics)方式などのエンコードまたはデコードなどのデータ処理を施す。画像処理部103は、必要に応じて、データ処理を施した画像データを、制御部11、メモリ21、または、出力バッファ23に供給する。
メモリ104は、映像処理部101、音声処理部102、および画像処理部103の処理により生成されたデータを一時的に記憶する。
マルチプレクサ105は、映像処理部101から供給された映像データおよび音声処理部102から供給された音声データを多重化して、AVデータを生成する。マルチプレクサ105は、生成したAVデータを、必要に応じて、制御部11、またはメモリ21に供給する。
デマルチプレクサ106は、制御部11またはメモリ21から取得したAVデータを、映像データと音声データとに分離する。デマルチプレクサ106は、AVデータを分離した映像データを映像処理部101に供給し、音声データを音声処理部102に供給する。
図5は、記録制御のプログラムを実行するCPU61により実現される機能の構成の一例を示すブロック図である。CPU61がプログラムを実行することにより、入力制御部121、データ処理制御部122、記録制御部123、読み出し制御部124、表示制御部125、および出力制御部126が実現される。
入力制御部121は、システムバス65を介して、入力検出部17から供給された検出信号に基づいて、映像データまたは音声データの入力経路を検出し、検出した入力経路を示す情報をデータ処理制御部122に供給する。また、映像データが、カメラ12およびライン映像入力部15の両方から、入力検出部17を介して、入力切替部18に供給されている場合、入力制御部121は、入力切替部18を制御して、カメラ12から供給されている映像データを、入力バッファ19に供給させる。さらに、音声データが、A/D変換部14およびライン音声入力部16の両方から、入力検出部17を介して、入力切替部18に供給されている場合、入力制御部121は、入力切替部18を制御して、A/D変換部14から供給されている音声データを、入力バッファ19に供給させる。
さらに、入力制御部121は、通信部29を制御して、通信部29に接続されている他の情報処理装置、または、通信部29に接続されているネットワークを介してネットワークに接続されている他の情報処理装置からデータを受信させ、受信したデータを、システムバス65を介して、各部に供給させる。
データ処理制御部122は、入力制御部121から供給された入力経路を示す情報に基づいて、記録モードを設定し、設定した記録モードを示す情報を、システムバス65を介して、映像処理部101および音声処理部102に供給する。
記録制御部123は、ドライブ22を制御して、図6および図7を参照して後述するフォーマットに基づいて、記録媒体41にAVデータまたはコンテンツデータを記録させる。また、記録制御部123は、記録媒体41のファイル管理情報を更新したり、ムービ情報ファイル234を生成および更新したりする。記録制御部123は、システムバス65を介して、ファイル管理情報およびムービ情報ファイル234(図9)をドライブ22に供給する。記録制御部123は、ドライブ22を制御して、ドライブ22に、供給したファイル管理情報およびムービ情報ファイル234を記録媒体41に記録させる。さらに、記録制御部123は、システムバス65を介して、ユーザが操作部28を操作して入力したAVデータ記録停止または音声データ記録停止の指令を取得する。
読み出し制御部124は、ドライブ22を制御して、ドライブ22に、記録媒体41に記録されているAVデータまたはコンテンツデータを読み出させ、読み出させたAVデータまたはコンテンツデータをメモリ21に供給させる。また、読み出し制御部124は、ドライブ22を制御して、ドライブ22に、記録媒体41に記録されているファイル管理情報およびムービ情報ファイル234(図9)を読み出させる。読み出し制御部124は、ドライブ22を制御して、読み出させたファイル管理情報およびムービ情報ファイル234(図9)を、システムバス65を介して、RAM63に供給させる。
表示制御部125は、LCDコントローラ26を制御して、映像データに基づいた映像をLCD27に表示させる。
出力制御部126は、ライン映像出力部24を制御して、出力バッファ23に記憶されている映像データを、ライン映像出力部25に接続された外部の映像機器などに出力させる。また、出力制御部126は、ライン音声出力部25を制御して、出力バッファ23に記憶されている音声データを、ライン音声出力部25に接続された外部の音響機器などに出力させる。さらに、出力制御部126は、通信部29を制御して、通信部29に接続された他の情報処理装置、または、通信部29に接続されたネットワークを介してネットワークに接続されている他の情報処理装置に、AVデータ、映像データ、音声データ、画像データなどを送信させる。
次に、図6乃至図9を参照して、ビデオカメラ1の記録媒体41へのデータ記録方式について説明する。
図6は、記録媒体41の記録フォーマットを模式的に表わした図である。なお、AVデータは図の左から右方向に記録されるものとする。
AVデータは、所定の再生時間(例えば、10秒)ごとに分割されたストリームユニット222−1乃至222−nとして、記録媒体41に記録される。なお、以下、ストリームユニット222−1乃至222−nを個々に区別する必要がない場合、単にストリームユニット222と称する。ストリームユニット222を記録するときのビットレートには上限があり、ストリームユニット222(AVデータ)が記録媒体41に記録されるとき、図10を参照して後述するように、ストリームユニット222(AVデータ)に含まれる映像データおよび音声データのビットレートのバランスが調整されて、ストリームユニット222が記録媒体41に記録される。
また、ストリームユニット222−1乃至222−nが記録媒体41に記録されるとき、各ストリームユニット222に関連するコンテンツデータを記録するための所定の記録容量(例えば、320kbyte)の空き領域である補助領域221−1乃至222−nが各ストリームユニット222の直前に各ストリームユニット222に隣接して確保される。なお、以下、補助領域221−1乃至221−nを個々に区別する必要がない場合、単に補助領域221と称する。ストリームユニット222−1乃至222−nと補助領域221−1乃至221−nの各組は、記録媒体41の連続した領域である連続記録領域211−1乃至211−nに配置される。なお、以下、連続記録領域211−1乃至211−nを個々に区別する必要がない場合、単に連続記録領域211と称する。
すなわち、各ストリームユニット222が記録媒体41に記録されるとき、まず、連続記録領域211の記録容量以上の空き領域が検索され、検索された空き領域にストリームユニット222が記録されるとともに、ストリームユニット222の前に隣接して補助領域221が確保される。なお、連続記録領域211−1乃至211−nは、必ずしも記録媒体41の連続した領域に配置されるとは限らず、連続記録領域211−1乃至211−nの相互の位置関係は任意である。
以下、1回の記録処理、例えば、ユーザがビデオカメラ1で撮影を開始してから終了するまでの処理において記録媒体41に記録されたAVデータに関連するデータおよびファイルを全てまとめて1記録ユニットと称する。例えば、1記録ユニットには、AVファイル201としてのストリームユニット222、補助領域221に記録されているコンテンツデータ、後述するAVファイル201、補助領域ファイル202、PNGファイル231(図7)、JPEGファイル232(図7)、音声ファイル233(図7)、およびムービ情報ファイル234(図8)が含まれる。
1記録ユニット内のストリームユニット222−1乃至222−nは、1つの論理的なファイルであるAVファイル201として管理される。具体的には、まず、AVファイル201に対して、固有のトラックIDが割り当てられる。そして、ストリームユニット222について、ストリームユニット222を含むAVファイル201のトラックID、それぞれのストリームユニット222が記録されている記録媒体41上の開始アドレス、およびそれぞれのストリームユニット222のデータ量を含む情報が、記録媒体41のファイル管理情報に記録される。従って、記録媒体41のファイル管理情報を参照することにより、AVファイル201内に含まれる全てのストリームユニット222、すなわち1記録ユニットに記録されているAVデータの記録媒体41上の位置とデータ量が分かる。
また、ストリームユニット222と同様に、1記録ユニット内の補助領域221−1乃至221−nの空き領域は、1つの論理的なファイルである補助領域ファイル202として管理される。具体的には、まず、補助領域ファイル202に対して、固有のトラックIDが割り当てられる。そして、各補助領域221について、補助領域ファイル202のトラックID、補助領域221の空き領域の記録媒体41上の開始アドレス、および補助領域221の空き領域の記録容量を含む情報が、記録媒体41のファイル管理情報に記録される。従って、記録媒体41のファイル管理情報を参照することにより、補助領域ファイル202内に含まれる全ての補助領域221の空き領域の記録媒体41上の位置と記録容量が分かる。
図7に示されるように、補助領域221には、ストリームユニット222に関連する音声データ、PNGデータ、JPEGデータなどのコンテンツデータが記録される。換言すれば、補助領域221には、ストリームユニット222に同期して再生されるコンテンツデータが記録される。例えば、記録媒体41に記録されたAVデータに、ナレーションや効果音などをアフレコした場合、アフレコしたAVデータの領域(シーン)を含むストリームユニット222の補助領域221に、アフレコした音声データが記録される。アフレコしたシーンが複数のストリームユニット222にまたがる場合、アフレコした音声データは、それぞれ、対応するシーンを含むストリームユニット222の補助領域221に分割して記録される。
同様に、AVファイル201による映像にアニメーション画像(例えば、PNGデータ)または静止画(例えば、JPEGデータ)などを重畳して表示する場合、アニメーション画像または静止画などを重畳したAVデータの領域(シーン)を含むストリームユニット222の補助領域221に、PNGデータまたはJPEGデータなどが記録される。
また、補助領域221にコンテンツデータが記録されるとき、図11乃至図13を参照して後述するように、コンテンツデータが補助領域221の記録容量内に収まるように、コンテンツデータのビットレートまたは圧縮率が調整されてエンコードされ、エンコードされたコンテンツデータが記録される。
補助領域221に記録された各コンテンツデータは、ストリームユニット222および補助領域221の空き領域と同様に、1つの論理的なファイルとして管理される。具体的には、例えば、図7において、補助領域221−1乃至221−3に分割して記録されている音声データを含む音声ファイル233に、固有のトラックIDが割り当てられる。そして、1つの補助領域221に記録された音声データごとに、その音声データを含む音声ファイル233のトラックID、音声データが記録されている記録媒体41上の開始アドレス、および音声データのデータ量(1つの補助領域221に記録されている音声データのデータ量)を含む情報が、記録媒体41のファイル管理情報に記録される。従って、記録媒体41のファイル管理情報を参照することにより、音声ファイル233内に含まれる音声データの記録媒体41上の位置とデータ量が分かる。
また、例えば、補助領域221−1に記録されたPNGデータおよび補助領域221−3に記録されたJPEGデータも、音声データと同様に、固有のトラックIDがそれぞれ割り当てられた1つの論理的なファイルであるPNGファイル231およびJPEGファイル232として管理される。そして、PNGファイル231またはJPEGファイル232のトラックID、PNGデータまたはJPEGデータが記録されている記録媒体41上の開始アドレス、およびPNGデータまたはJPEGデータのデータ量(1つの補助領域221に記録されている音声データのデータ量)を含む情報が、記録媒体41のファイル管理情報に記録される。
従って、記録媒体41のファイル管理情報を参照することにより、補助領域221に記録されている各コンテンツデータの記録媒体41上の位置とデータ量が分かる。
以下、記録媒体41に記録されたデータの論理的なファイルであるAVファイル201、補助領域ファイル202、PNGファイル231、JPEGファイル232、音声ファイル233などの総称をデータ論理ファイルと称する。
また、以下、記録媒体41に記録されたAVデータ、音声データ、PNGデータ、JPEGデータなどのデータを管理する最小単位をサンプルと称する。サンプルの定義や大きさはデータの種類により異なる。例えば、AVデータのサンプルは所定の数(例えば、1つ)のGOP(Group Of Picture)に相当し、1つのストリームユニット222は複数のAVデータのサンプルを含む。また、例えば、音声データのサンプルは、アナログの音声信号を所定のサンプリング周波数でサンプリングして生成された1つのサンプリングデータに相当し、図7の補助領域221−1に記録されている音声データは複数の音声データのサンプルを含む。なお、各サンプルには固有のサンプル番号が割り当てられ、各サンプルはサンプル番号により識別される。
また、記録媒体41にストリームユニット222(AVデータ)が記録されたとき、1記録ユニットごとに図8に示される1つのムービ情報ファイル234が生成される。ムービ情報ファイル234は、AVデータ管理トラック251、補助領域管理トラック252、補助領域予約トラック253、および補助領域管理データ254を含む。
AVデータ管理トラック251は、AVファイル201のトラックID、AVファイル201に含まれる全てのAVデータのサンプルのサンプル番号、各サンプルのデータ量、各サンプルの再生時間に関する情報を含む。従って、ファイル管理情報とAVデータ管理トラック251を参照することにより、1記録ユニットに記録されているAVデータの各サンプルの記録媒体41上の位置とデータ量が分かる。
補助領域管理トラック252は、後述する補助領域管理データ254に含まれる全ての補助領域管理サンプルのサンプル番号、および各補助領域管理サンプルのデータ量に関する情報を含む。補助領域予約トラック253は、補助領域ファイル202のトラックID、各補助領域221の番号、および各補助領域221の空き領域の記録容量に関する情報を含む。
補助領域管理データ254は、複数の補助領域管理サンプルを含む。補助領域管理サンプルは、1つの補助領域221について1つ生成され、1つの補助領域221に記録されているコンテンツデータに関する情報を含む。具体的には、補助領域管理サンプルは、補助領域221に記録されているコンテンツデータのデータ論理ファイルのトラックID、補助領域221に記録されているコンテンツデータに含まれるサンプル数、および補助領域221に記録されているコンテンツデータに含まれるサンプルのうち最初のサンプルのサンプル番号(最も小さいサンプル番号)を含む。
例えば、補助領域221に音声データが記録された場合、補助領域管理サンプルには、補助領域221に記録された音声データを含む音声ファイル233のトラックID(例えば、10)、補助領域221に記録された音声データのサンプル数(例えば、312)、および補助領域221に記録された音声データのうち最初のサンプルのサンプル番号(例えば、313)が記録される。従って、補助領域管理サンプルを参照することにより、トラックID10の音声ファイル233に含まれるサンプル番号313乃至615のサンプルが、補助領域221に記録されていることが分かる。
なお、1つの補助領域221に複数のコンテンツデータが記録されている場合、その補助領域221に対応する補助領域管理サンプルには、その補助領域221に記録されている全てのコンテンツデータに関する情報が記録される。
また、例えば、補助領域221に音声データが記録された場合、図9に示されるように、ムービ情報ファイル234に記録データ管理トラクック255が追加して、記録される。
記録データ管理トラクック255は、音声データを記録することにより生成された音声ファイル233のトラックID、音声ファイル233に含まれる全ての音声データのサンプルのサンプル番号、各サンプルのデータ量、および各サンプルの再生時間に関する情報を含む。
なお、補助領域221に音声データ以外のコンテンツデータが記録された場合にも、音声データが記録された場合と同様に、ムービ情報ファイル234に記録データ管理トラック255が追加されるとともに、補助領域管理データ254の補助領域管理サンプルの情報が更新される。
従って、記録媒体41のファイル管理情報、補助領域管理データ254、および記録データ管理トラック255を参照することにより、補助領域221に記録されている各コンテンツデータの各サンプルの記録媒体41上の位置とデータ量が分かる。
次に、AVデータ記録制御プログラムを実行するビデオカメラ1によるAVデータ記録処理について説明する。なお、この処理は、ユーザが操作部28を操作して、AVデータ記録処理の開始が指令されたとき、開始される。また、AVデータ記録処理が開始されると、カメラ12またはライン映像入力部15から入力検出部17への映像データの入力が開始される。また、A/D変換部14を介して、マイクロホン13から入力検出部17への音声データの入力、または、ライン音声入力部16から入力検出部17への音声データの入力が開始される。
図10は、ビデオカメラ1によるAVデータ記録処理を説明するフローチャートである。
ステップS1において、ビデオカメラ1は、記録前処理を行う。具体的には、ドライブ22は、読み出し制御部124の制御の基に、記録媒体41からファイル管理情報を読み出し、読み出したファイル管理情報を、システムバス65を介してRAM63に供給する。RAM63は、供給されたファイル管理情報を記憶する。
ステップS2において、入力制御部121は、映像データまたは音声データが供給されたことを示す検出信号を入力検出部17から取得し、映像データおよび音声データの入力経路を検出する。入力制御部121は、検出した入力経路を示す情報をデータ処理制御部122に供給する。
ステップS3において、データ処理制御部122は、映像データおよび音声データの入力経路に基づいて記録モードを設定し、設定した記録モードを示す情報を、システムバス65を介して映像処理部101および音声処理部102に供給する。
例えば、AVデータ記録処理時の記録モードには、カメラモードおよびラインモードの2つのモードがある。データ処理制御部122は、映像データがカメラ12から入力され、音声データがA/D変換部14(マイクロホン13)から入力されている場合、すなわち、ユーザがビデオカメラ1で撮影している場合、カメラモードに設定する。また、データ処理制御部122は、映像データがライン映像入力部15から入力され、音声データがライン音声入力部16から入力されている場合、すなわち、外部の映像機器から入力された映像データおよび外部の音響機器から入力された音声データを記録する場合、ラインモードに設定する。
なお、データ処理制御部122は、カメラ12およびライン映像入力部15の両方から映像データが入力されている場合、カメラ12から入力された映像データを優先し、音声データがマイクロホン13およびライン音声入力部16の両方から入力されている場合、マイクロホン13から入力された音声データを優先して、記録モードを設定する。
ステップS4において、映像処理部101および音声処理部102は、ステップS3の処理で設定された記録モードに基づいて、映像データおよび音声データをエンコードする。
具体的には、入力検出部17は、映像データおよび音声データを入力切替部18に供給する。入力切替部18は、供給された映像データおよび音声データを入力バッファ19に供給し、入力バッファ19は供給された映像データおよび音声データを記憶する。なお、入力切替部18は、カメラ12およびライン映像入力部15の両方から映像データが入力されている場合、カメラ12から入力された映像データを選択し、音声データがマイクロホン13およびライン音声入力部16の両方から入力されている場合、マイクロホン13から入力された音声データを選択して、選択した映像データおよび音声データを入力バッファ19に供給する。
映像処理部101は、入力バッファ19から映像データを取得し、取得した映像データを、例えば、MPEG2方式にエンコードして、エンコードした映像データをマルチプレクサ105に供給する。また、音声処理部102は、入力バッファ19から音声データを取得し、取得した音声データを、例えば、AC3方式にエンコードして、エンコードした音声データをマルチプレクサ105に供給する。マルチプレクサ105は、取得した映像データおよび音声データを多重化してAVデータを生成する。マルチプレクサ105は、生成したAVデータをメモリ21に供給し、メモリ21は供給されたAVデータを記憶する。
このとき、上述したように、記録媒体41に記録できるAVデータのビットレートの上限が決まっており、そのビットレートの範囲内に収まるように映像データと音声データのビットレートが調整される。具体的には、記録モードがカメラモードに設定されている場合、映像処理部101は、例えば、最大9.0Mbpsのビットレートで映像データをMPEG2方式にエンコードして、マルチプレクサ105に供給する。また、音声処理部102は、例えば、最大64kbpsのビットレートで音声データをAC3方式にエンコードして、マルチプレクサ105に供給する。
記録モードがラインモードに設定されている場合、映像処理部101は、例えば、最大8.0Mbpsのビットレートで映像データをMPEG2方式にエンコードして、マルチプレクサ105に供給する。また、音声処理部102は、例えば、最大448kbpsのビットレートで音声データをAC3方式にエンコードして、マルチプレクサ105に供給する。
一般的なユーザは、ビデオカメラ1で撮影するとき、通常ビデオカメラ1を三脚で固定せずに手持ちで、かつオートフォーカス機能を利用して撮影することが多く、手ぶれや急なフォーカスの切替が頻繁に発生する可能性が高い。また、一般的なユーザは、ビデオカメラ1を頻繁にパンニングする可能性が高い。従って、フレーム間の画像の変化が大きいため、映像データを低いビットレートでエンコードすると、映像データの再生時にブロックノイズが発生しやすくなる。一方、撮影時に記録される音声データは、マイクロホン13から入力される人の音声がほとんどであり、それほど高い品質は要求されない。従って、カメラモードでは、音声データを記録するビットレートを低く抑えて、映像データを記録するビットレートを高くすることが望ましい。
これに対して、ライン映像入力から入力される映像データは、テレビジョン放送の映像データなどプロのカメラマンが撮影したものがほとんどであり、フォーカスの切替やパンニングが滑らかで、手ぶれが少ない映像のものである。従って、ある程度ビットレートを低くして映像データをエンコードしても、映像データの品質はあまり変化しない。一方、ライン音声入力から入力される音声データは、人の音声だけでなく、音楽などが含まれることが多く、ある程度高い品質が要求される。従って、ラインモードでは、映像データを記録するビットレートを低くして、音声データを記録するビットレートを高くすることが望ましい。
従って、上述したように、カメラモードの場合、ラインモードに比べて、映像データのビットレートが高く、かつ音声データのビットレートが低くなるように映像データおよび音声データがエンコードされる。一方、ラインモードの場合、カメラモードに比べて、映像データのビットレートが低く、かつ音声データのビットレートが高くなるように映像データおよび音声データがエンコードされる。
なお、操作部28を操作するなどにより、ユーザが任意の記録モードを設定したり、ビットレートの値を調整できるようにしてもよい。
ステップS5において、記録制御部123は、記録媒体41にAVデータを記録させる。具体的には、メモリ21に記憶されているAVデータの量がストリームユニット222として分割して記録する所定の量(例えば、再生時間10秒)以上になったとき、ドライブ22は、記録制御部123の制御の基に、メモリ21からAVデータを取得し、取得したAVデータをストリームユニット222として記録媒体41の連続した領域に記録させる。このとき、図6を参照して上述したように、ドライブ22は、記録制御部123の制御の基に、ストリームユニット222を記録する領域の前に補助領域221を確保する。
また、記録制御部123は、記録媒体41へのAVデータの記録に基づいて、RAM63に記憶されているファイル管理情報を更新する。さらに、記録制御部123は、記録媒体41へのAVデータの記録に基づいて、ムービ情報ファイル234を生成し、RAM63に供給し、RAM63は供給されたムービ情報ファイル234を記憶する。
ステップS6において、記録制御部123は、AVデータ記録停止の指令が入力されたか否かを判定する。AVデータ記録停止の指令が入力されていないと判定された場合、処理はステップS4に戻り、ステップS6において、AVデータ記録停止の指令が入力されたと判定されるまで、ステップS4乃至S6の処理が繰り返され、AVデータがストリームユニット222に分割され記録媒体41に記録される。
なお、2回目以降のステップS5の処理において、記録制御部123は、記録媒体41へのAVデータの記録に基づいて、1回目のステップS5の処理において生成したムービ情報ファイル234の内容を更新する。
ステップS6において、AVデータ記録停止の指令が入力されたと判定された場合、すなわち、ユーザが操作部28を操作することにより、操作部28から、システムバス65を介して、記録制御部123にAVデータの記録停止の指令が入力されたと判定された場合、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、ビデオカメラ1は記録後処理を行ない、AVデータ記録処理は終了する。具体的には、記録制御部123は、RAM63に記憶されているムービ情報ファイル234を、システムバス65を介して、ドライブ22に供給する。ドライブ22は、記録制御部123の制御の基に、ムービ情報ファイル234を記録媒体41に記録させる。また、記録制御部123は、記録媒体41へのムービ情報ファイル234の記録に基づいて、RAM63に記憶されているファイル管理情報を更新して、更新したファイル管理情報を、システムバス65を介してドライブ22に供給する。ドライブ22は、記録制御部123の制御の基に、ファイル管理情報を記録媒体41に記録させる。
このようにして、入力経路に基づいて適切なビットレートで映像データおよび音声データがエンコードされ、エンコードされた映像データおよび音声データが多重化されたAVデータが記録媒体41に記録される。
次に、コンテンツデータ記録制御プログラムを実行するビデオカメラ1による、コンテンツデータを記録するコンテンツデータ記録処理について説明する。なお、この処理は、ユーザが操作部28を操作して、コンテンツデータ記録処理の開始が指令されたとき、開始される。また、コンテンツデータ記録処理が開始されると、A/D変換部14を介して、マイクロホン13から入力検出部17への音声データの入力、または、ライン音声入力部16から入力検出部17への音声データの入力が開始される。
図11乃至図13は、ビデオカメラ1によるコンテンツデータ記録処理を説明するフローチャートである。
ステップS21において、ビデオカメラ1は、記録前処理を行なう。具体的には、ドライブ22は、読み出し制御部124の制御の基に、記録媒体41からファイル管理情報およびムービ情報ファイル234を読み出し、読み出したファイル管理情報およびムービ情報ファイル234を、システムバス65を介してRAM63に供給する。RAM63は、供給されたファイル管理情報およびムービ情報ファイル234を記憶する。
ステップS22において、データ処理制御部122は、補助領域221に記録するコンテンツデータ(以下、新規コンテンツデータと称する)が音声データであるか否かを判定する。データ処理制御部122は、ユーザが操作部28を操作して入力したコンテンツデータの記録処理の指令に基づいて、新規コンテンツデータが音声データ(以下、新規音声データと称する)であると判定した場合、すなわち、アフレコ処理などによる新規音声データが補助領域221に記録される場合、処理はステップS23に進む。
ステップS23において、入力制御部121は、音声データが供給されたことを示す検出信号を入力検出部17から取得し、音声データの入力経路を検出する。入力制御部121は、検出した入力経路を示す情報をデータ処理制御部122に供給する。
ステップS24において、データ処理制御部122は、ファイル管理情報およびムービ情報ファイル234に基づいて、補助領域221の使用状況を調査し、補助領域221の記録容量に対する、1つの補助領域221に記録することができる新規音声データのデータ量の比率(以下、新規音声データ記録比率と称する)を設定する。なお、後述するように、新規音声データを記録するためには、少なくとも補助領域221の4分の1の記録容量が必要となるため、新規音声データ記録比率の最小値は4分の1となる。
例えば、コンテンツデータが記録されている補助領域221が1つもない場合、すなわち、補助領域221に最初に音声データであるコンテンツデータを記録する場合、データ処理制御部122は、新規音声データ記録比率を4分の3に設定する。これにより、少なくとも補助領域221の記録容量の4分の1が、後から別のコンテンツデータを追加して記録できるように、確保されるようになる。
また、例えば、コンテンツデータが記録されている補助領域221が1つでもあり、すでに記録されているコンテンツデータ(以下、既存コンテンツデータと称する)が音声データのみの場合、データ処理制御部122は、全ての補助領域221において、記録される音声データのデータ量が補助領域221の記録容量の4分の3以下になるように、新規音声データ記録比率を設定する。これにより、少なくとも補助領域221の記録容量の4分の1が、後から音声データ以外の別のコンテンツデータを追加して記録できるように、確保されるようになる。なお、以下、既存コンテンツデータのうち、音声データを既存音声データと称し、音声データ以外の既存コンテンツデータを既存非音声データと称する。
例えば、補助領域221に既存音声データのみが記録されていて、かつ、補助領域221の記録容量に対する既存音声データのデータ量の比率が最大の補助領域221において、既存音声データのデータ量がその補助領域221の記録容量の4分の1以下の場合、データ処理制御部122は、新規音声データ記録比率を2分の1に設定する。また、例えば、補助領域221に既存音声データのみが記録されていて、かつ、補助領域221の記録容量に対する既存音声データのデータ量の比率が最大の補助領域221において、既存音声データのデータ量がその補助領域221の記録容量の4分の1より大きくて2分の1以下の場合、データ処理制御部122は、新規音声データ記録比率を4分の1に設定する。
さらに、例えば、補助領域221に既存音声データのみが記録されていて、かつ、補助領域221の記録容量に対する既存音声データのデータ量の比率が最大の補助領域221において、既存音声データのデータ量がその補助領域221の記録容量の2分の1より大きい場合、データ処理制御部122は、補助領域221に記録されている既存音声データの音声ファイル233の数(音声データの種類の数)(以下、トラック数と称する)が2トラック以下のとき、新規音声データ記録比率を4分の1に設定し、補助領域221に記録されている既存音声データのトラック数が3トラック以上のとき、新規音声データ記録比率を、新規音声データを記録できないことを示す値である0に設定する。すなわち、補助領域221には、最大3トラックまでの音声データが記録できることになる。
また、例えば、コンテンツデータが記録されている補助領域221が1つでもあり、かつ、既存非音声データのみが記録されている場合、データ処理制御部122は、補助領域221の記録容量に対する、既存非音声データのデータ量の比率が最大の補助領域221において、既存非音声データのデータ量がその補助領域221の記録容量の4分の1以下の場合、新規音声データ記録比率を4分の3に設定し、既存非音声データのデータ量がその補助領域221の記録容量の4分の1より大きく2分の1以下の場合、新規音声データ記録比率を2分の1に設定し、既存非音声データのデータ量がその補助領域221の記録容量の2分の1より大きい場合、新規音声データ記録比率を4分の1に設定する。
さらに、例えば、コンテンツデータが記録されている補助領域221が1つでもあり、既存音声データおよび既存非音声データの両方が記録されている場合、データ処理制御部122は、補助領域221の記録容量に対する、既存コンテンツデータのデータ量の比率が最大の補助領域221において、既存コンテンツデータのデータ量がその補助領域221の記録容量の2分の1以下の場合、新規音声データ記録比率を2分の1に設定し、既存コンテンツデータのデータ量がその補助領域221の記録容量の2分の1より大きい場合、既存音声データのトラック数が2トラック以下のとき、新規音声データ記録比率を4分の1に設定し、既存音声データのトラック数が3トラック以上のとき、新規音声データ記録比率を0に設定する。
なお、補助領域221に記録する音声データのデータ量の最小値を小さくすることにより、補助領域221に記録できる音声データのトラック数を増やすことができる。また、上述した新規音声データ記録比率は、新規音声データ比率の一例であり、もちろん、他の値に設定することが可能である。さらに、新規音声比率をユーザが設定できるようにしてもよい。
ステップS25において、データ処理制御部122は、新規音声データを補助領域221に追加して記録できるか否かを判定する。新規音声データを追加して記録できると判定された場合、すなわち、ステップS24の処理で新規音声データ記録比率が0より大きい値に設定されている場合、処理はステップS26に進む。
ステップS26において、データ処理制御部122は、音声データの記録モードを設定し、設定した記録モードを示す情報を音声処理部102に供給する。
例えば、補助領域221に音声データを記録するときの記録モードには、高品質モード、標準モード、およびコンパクトモードの3つのモードがある。高品質モードは、最も高いビットレートで音声データをエンコードして、音声データを記録するモードである。高品質モードのビットレートは、補助領域221に画像データなどの他のコンテンツデータを後から追加して記録できるように、エンコードした音声データのデータ量が、例えば、補助領域221の記録容量の4分の3以下のデータ量になるように設定されている。例えば、1つの補助領域221の記録容量を320kbyteとし、1つの補助領域221に最長10秒の音声データを記録できる場合、高品質モードにおける音声データのビットレートは、最大192kbps(=320kbyte×8bit×3/4÷10秒)となる。
標準モードは、高品質モードとコンパクトモードの間のビットレートで音声データをエンコードして、音声データを記録するモードである。標準モードのビットレートは、エンコードした音声データのデータ量が、例えば、補助領域221の記録容量の2分の1以下のデータ量になるように設定されている。例えば、1つの補助領域221の記録容量を320kbyteとし、1つの補助領域221に最長10秒の音声データを記録できる場合、標準モードにおける音声データのビットレートは、最大128kbps(=320kbyte×8bit×1/2÷10秒)となる。
コンパクトモードは、最も低いビットレートで音声データをエンコードして、音声データを記録するモードである。コンパクトモードのビットレートは、エンコードした音声データのデータ量が、例えば、補助領域221の記録容量の4分の1以下のデータ量になるように設定されている。例えば、1つの補助領域221の記録容量を320kbyteとし、最長10秒の音声データを記録できる場合、コンパクトモードにおける音声データのビットレートは、最大64kbps(=320kbyte×8bit×1/4÷10秒)となる。
新規音声データがライン音声入力部16から入力されている場合、新規音声データに音楽などが含まれる可能性が高く、高音質が要求されるため、データ処理制御部122は、記録モードを高品質モードに設定する。ただし、新規音声データ記録比率が4分の3より小さい場合、すなわち、高品質モードで新規音声データを記録した場合、補助領域221の記録容量が足りなくなる可能性がある場合、データ処理制御部122は、新規音声データ記録比率が2分の1以上で4分の3より小さい場合、記録モードを標準モードに設定し、新規音声データ記録比率が2分の1より小さい場合、記録モードをコンパクトモードに設定する。
また、新規音声データがマイクロホン13から入力されているとき、新規音声データは人の音声がほとんどであり、それほど高音質は要求されないため、データ処理制御部122は、記録モードを標準モードに設定する。ただし、新規音声データ記録比率が2分の1より小さい場合、すなわち、標準モードで新規音声データを記録した場合、補助領域221の記録容量が足りなくなる可能性がある場合、データ処理制御部122は、記録モードをコンパクトモードに設定する。
なお、操作部28を操作するなどにより、ユーザが任意の記録モードを設定したり、音声データをエンコードするビットレートの値を調整できるようにしてもよい。また、図示せぬマイクロホン端子などを介して、マイクロホン13とは別の外部のマイクロホンにより音声データが入力された場合、音声データがマイクロホン13から入力された場合と区別して、例えば、記録モードを高品質モードに設定するようにしてもよい。
ステップS27において、データ処理制御部122は、補助領域221の記録容量に対する、新規コンテンツデータ(この場合、新規音声データ)および新規コンテンツデータを記録する補助領域221に記録されている既存コンテンツデータのデータ量の比率(以下、データ量比率と称する)を設定する。すなわち、補助領域221に記録される各コンテンツデータのデータ量の比率が設定される。
具体的には、データ処理制御部122は、ファイル管理情報およびムービ情報ファイル234に基づいて、次に新規音声データを記録する補助領域221に記録されている既存コンテンツデータを調査して、データ量比率を設定する。
補助領域221に既存コンテンツデータが記録されていない場合、データ処理制御部122は、記録モードに基づいて、新規音声データのデータ量比率を設定する。例えば、データ処理制御部122は、記録モードが高品質モードに設定されている場合、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の3に設定し、記録モードが標準モードに設定されている場合、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、記録モードがコンパクトモードに設定されている場合、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定する。
補助領域221に既存音声データのみが記録されている場合、データ処理制御部122は、記録モードに基づいて、新規音声データおよび既存音声データのデータ量比率を設定する。例えば、補助領域221に既存音声データのみが記録されていて、かつ、記録モードが標準モードに設定されている場合、データ処理制御部122は、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定する。
また、例えば、補助領域221に既存音声データのみが記録されていて、かつ、記録モードがコンパクトモードに設定されている場合、データ処理制御部122は、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定する。このとき、既存音声データのトラック数が2トラックの場合、データ処理制御部122は、それぞれの既存音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定する。
補助領域221に既存非音声データのみが記録されている場合、データ処理制御部122は、記録モードに基づいて、新規音声データおよび既存非音声データのデータ量比率を設定する。例えば、補助領域221に既存非音声データのみが記録されていて、かつ、記録モードが高品質モードに設定されている場合、データ処理制御部122は、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の3に設定し、既存非音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定する。
また、例えば、補助領域221に既存非音声データのみが記録されていて、かつ、記録モードが標準モードに設定されている場合、データ処理制御部122は、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存非音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定する。さらに、例えば、補助領域221に既存非音声データのみが記録されていて、かつ、記録モードがコンパクトモードに設定されている場合、データ処理制御部122は、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存非音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の3に設定する。
補助領域221に既存音声データおよび既存非音声データの両方が記録されている場合、データ処理制御部122は、記録モードに基づいて、新規音声データ、既存音声データ、および既存非音声データのデータ量比率を設定する。例えば、補助領域221に既存音声データおよび既存非音声データの両方が記録されていて、かつ、記録モードが標準モードに設定されている場合、データ処理制御部122は、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存非音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定する。
また、例えば、補助領域221に既存音声データおよび既存非音声データの両方が記録されていて、かつ、記録モードがコンパクトモードに設定されていて、かつ、既存音声データのトラック数が1トラックの場合、データ処理制御部122は、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存非音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定する。
さらに、例えば、補助領域221に既存音声データおよび既存非音声データの両方が記録されていて、かつ、記録モードがコンパクトモードに設定されていて、かつ、既存音声データのトラック数が2トラックの場合、データ処理制御部122は、新規音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率をそれぞれ補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存非音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定する。
ステップS28において、音声処理部102は、新規音声データをエンコードする。具体的には、入力検出部17は、新規音声データを入力切替部18に供給する。入力切替部18は、供給された新規音声データを入力バッファ19に供給し、入力バッファ19は供給された新規音声データを記憶する。なお、入力切替部18は、新規音声データがマイクロホン13およびライン音声入力部16の両方から入力されている場合、マイクロホン13から入力された新規音声データを選択して、選択した新規音声データを入力バッファ19に供給する。
音声処理部102は、入力バッファ19から新規音声データを取得して、記録モードを示す情報を基に、記録モードに従って、ビットレートなどを調整して、調整したビットレートで、新規音声データを、例えば、AC3方式にエンコードして、エンコードした音声データをメモリ21に供給する。メモリ21は、供給された新規音声データ記憶する。
ステップS29において、データ処理制御部122は、既存コンテンツデータを再エンコードする必要があるか否かを判定する。具体的には、データ処理制御部122は、ファイル管理情報およびムービ情報ファイル234に基づいて、新規音声データを記録する補助領域221に記録されている既存コンテンツデータのデータ量が、ステップS27の処理で設定したデータ量比率に基づいたデータ量以下であるか否かを判定する。例えば、補助領域221に記録されている既存音声データまたは既存非音声データのデータ量比率が4分の1に設定されていて、実際に記録されている既存音声データまたは既存非音声データのデータ量が補助領域221の記録容量の4分の1より大きい場合、既存コンテンツデータを再エンコードする必要があると判定される。
ステップS29において、新規音声データを記録する補助領域221に既存コンテンツデータが記録されていない場合も含めて、既存コンテンツデータを再エンコードする必要がないと判定された場合、処理はステップS30に進む。
ステップS30において、記録制御部123は、新規音声データを記録媒体41の補助領域221に記録させる。具体的には、メモリ21に記録されている新規音声データのデータ量が1つの補助領域221に分割して記録する所定の量(例えば、再生時間10秒)以上になったとき、ドライブ22は、記録制御部123の制御の基に、メモリ21から新規音声データを取得し、取得した新規音声データを記録媒体41の補助領域221に記録させる。すなわち、補助領域221には、新規音声データのみが記録された状態となる。
このとき、上述したように、最もビットレートが高い高品質モードに設定されている場合においても、新規音声データのデータ量が補助領域221の記録容量の4分の3以下になるように新規音声データがエンコードされているため、画像データなどの他のコンテンツデータを後から追加して補助領域221に記録できるように、少なくとも補助領域221の記録容量の4分の1に相当する領域が、空き領域として確保される。その後、処理はステップS37に進む。
ステップS29において、既存コンテンツデータを再エンコードする必要があると判定された場合、処理はステップS31に進む。
ステップS31において、ステップS29の処理と同様に、データ処理制御部122は、既存音声データを再エンコードする必要があるか否かを判定する。既存音声データを再エンコードする必要があると判定された場合、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、音声処理部102は、既存音声データを再エンコードする。具体的には、ドライブ22は、読み出し制御部124の制御の基に、新規コンテンツデータを記録する記録媒体41の補助領域221から既存音声データを読み出し、読み出した既存音声データをメモリ21に供給する。メモリ21は、供給された既存音声データを記憶する。
データ処理制御部122は、既存音声データのデータ量が、ステップS27の処理で設定したデータ量比率に基づいたデータ量以下になるように記録モードを設定し、設定した記録モードを示す情報を音声処理部102に供給する。例えば、既存音声データのデータ量比率が補助領域221の記録容量の4分の1に設定されている場合、データ処理制御部122は、記録モードをコンパクトモードに設定する。
音声処理部102は、メモリ21から既存音声データを取得し、取得した既存音声データをデコードする。そして、音声データ処理部103は、記録モードを示す情報を基に、記録モードに従って、ビットレートを調整して、デコードした既存音声データを調整したビットレートで再エンコードし、再エンコードした既存音声データをメモリ21に供給する。メモリ21は、供給された既存音声データ記憶する。なお、新規音声データを記録する補助領域221に2トラック以上の既存音声データが記録されている場合、全ての既存音声データについて再エンコードが行われる。
ステップS31において、新規音声データを記録する補助領域221に既存音声データが記録されていない場合も含めて、既存音声データを再エンコードする必要がないと判定された場合、ステップS32の処理はスキップされ、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、ステップS29の処理と同様に、データ処理制御部122は、既存非音声データを再エンコードする必要があるか否かを判定する。既存非音声データを再エンコードする必要があると判定された場合、処理はステップS34に進む。
ステップS34において、画像処理部103は、既存非音声データを再エンコードする。具体的には、ドライブ22は、読み出し制御部124の制御の基に、新規音声データを記録する記録媒体41の補助領域221から既存非音声データを読み出し、読み出した既存非音声データをメモリ21に供給する。メモリ21は、供給された既存非音声データを記憶する。
画像処理部103は、メモリ21から既存非音声データを取得し、デコードした後、デコードした既存非音声データをさらに高い圧縮率で再エンコードする。なお、新規音声データを記録する補助領域221に複数の既存非音声データが記録されている場合、全ての既存非音声データについて再エンコードが行われる。
ステップS35において、データ処理制御部122は、既存非音声データのデータ量の合計が、ステップS27の処理で設定したデータ量比率に基づいたデータ量以下であるか否かを判定する。既存非音声データのデータ量の合計がデータ量比率に基づいたデータ量より大きいと判定された場合、処理はステップS34に戻り、ステップS35において、既存非音声データのデータ量の合計がデータ量比率に基づいたデータ量以下であると判定されるまで、ステップS34およびS35の処理が繰り返される。すなわち、既存非音声データのデータ量の合計がデータ量比率に基づいたデータ量以下になるまで、既存非音声データをより高い圧縮率で再エンコードする処理が繰り返される。
ステップS35において、既存非音声データのデータ量の合計がデータ量比率に基づいたデータ量以下であると判定された場合、処理はステップS36に進む。
ステップS33において、新規音声データを記録する補助領域221に既存非音声データが記録されていない場合も含めて、既存非音声データを再エンコードする必要がないと判定された場合、ステップS34およびS35の処理はスキップされ、処理はステップS36に進む。
なお、ステップS31乃至S35の処理により、既存コンテンツデータのデータ量をより少なくすることができ、補助領域221の空き領域の記録容量を増やすことができる。
ステップS36において、記録制御部123は、新規音声データおよび既存コンテンツデータを記録媒体41の補助領域221に記録させる。具体的には、メモリ21に記録されている新規音声データのデータ量が1つの補助領域221に分割して記録する所定の量(例えば、再生時間10秒)以上になったとき、ドライブ22は、記録制御部123の制御の基に、メモリ21から新規音声データおよび再エンコードされた既存コンテンツデータを取得し、取得した新規音声データおよび既存コンテンツデータをすでに記録されている既存コンテンツデータに上書きして記録媒体41の補助領域221に記録させる。
また、記録制御部123は、補助領域221へのコンテンツデータの記録に基づいて、RAM63に記憶されているファイル管理情報およびムービ情報ファイル234を更新する。
ステップS37において、記録制御部123は、音声データ記録停止の指令が入力されたか否かを判定する。音声データ記録停止の指令が入力されていないと判定された場合、処理はステップS27に戻り、ステップS37において、音声データ記録停止の指令が入力されたと判定されるまで、ステップS27乃至S37の処理が繰り返される。
ステップS37において、音声データ記録停止の指令が入力されたと判定された場合、すなわち、ユーザが操作部28を操作することにより、システムバス65を介して、記録制御部123に音声データの記録停止の指令が入力された場合、処理はステップS38に進む。
ステップS38において、図10のステップS7の処理と同様に、ビデオカメラ1は記録後処理を行ない、コンテンツデータ記録処理は終了する。
ステップS25において、新規音声データを補助領域221に追加して記録できないと判定された場合、すなわち、ステップS24の処理で新規音声データ記録比率が0に設定されている場合、新規音声データは補助領域221に記録されずに、処理はステップS38に進み、ステップS38において、記録後処理が行なわれ、コンテンツデータ記録処理は終了する。なお、このとき、LCD27に表示するなどして、ユーザに新規音声データを記録できないことを通知するようにしてもよい。
ステップS22において、新規コンテンツデータが音声データでないと判定された場合、処理はステップS39に進む。
ステップS39において、ステップS27の処理と同様に、データ処理制御部122は、補助領域221に記録するコンテンツデータのデータ量比率を設定する。具体的には、データ処理制御部122は、ファイル管理情報およびムービ情報ファイル234に基づいて、新規コンテンツデータを記録する補助領域221に記録されている既存コンテンツデータを調査して、データ量比率を設定する。
例えば、補助領域221に既存コンテンツデータが記録されていない場合、データ処理制御部122は、新規コンテンツデータのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の3に設定する。これにより、少なくとも補助領域221の記録容量の4分の1が、後から別のコンテンツデータを追加して記録できるように、確保されるようになる。
例えば、補助領域221に既存音声データのみが記録されていて、新規コンテンツデータのデータ量が補助領域221の空き領域の記録容量以下の場合、すなわち、新規コンテンツデータをエンコードせずにそのまま記録できる場合、データ処理制御部122は、新規コンテンツデータのデータ量比率を、補助領域221の記録容量に対する補助領域221の空き領域の記録容量が占める割合(比率)に設定する。
例えば、補助領域221に既存音声データのみが記録されていて、新規コンテンツデータのデータ量が補助領域221の空き領域の記録容量より大きい場合、データ処理制御部122は、既存音声データのトラック数が1トラックのとき、新規コンテンツデータのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存音声データのトラック数が2トラックのとき、新規コンテンツデータのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率をそれぞれ補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存音声データのトラック数が3トラックの場合、新規コンテンツデータのデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率をそれぞれ補助領域221の記録容量の4分の1に設定する。
例えば、補助領域221に既存非音声データのみが記録されている場合、データ処理制御部122は、新規コンテンツデータおよび既存非音声データのデータ量の合計、すなわち音声データ以外のコンテンツデータのデータ量の合計のデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の3に設定する。これにより、少なくとも補助領域221の記録容量の4分の1が、後から音声データを追加して記録できるように、確保されるようになる。
例えば、補助領域221に既存音声データと既存非音声データの両方が記録されていて、新規コンテンツデータのデータ量が新規コンテンツデータを記録する補助領域221の空き領域の記録容量以下の場合、すなわち、新規コンテンツデータをエンコードせずにそのまま記録できる場合、データ処理制御部122は、新規コンテンツデータおよび既存非音声データのデータ量の合計のデータ量比率を、補助領域221の記録容量に対する、補助領域221の空き領域の記録容量および既存非音声データのデータ量の合計が占める比率(割合)に設定する。
例えば、補助領域221に既存音声データと既存非音声データの両方が記録されていて、新規コンテンツデータのデータ量が新規コンテンツデータを記録する補助領域221の空き領域の記録容量より大きい場合、データ処理制御部122は、既存音声データのトラック数が1トラックのとき、新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計のデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存音声データのトラック数が2トラックのとき、新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計のデータ量比率を補助領域221の記録容量の2分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率をそれぞれ補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存音声データのトラック数が3トラックのとき、新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計のデータ量比率を補助領域221の記録容量の4分の1に設定し、既存音声データのデータ量比率をそれぞれ補助領域221の記録容量の4分の1に設定する。
なお、ステップS27およびS39の処理で説明したデータ量比率は、データ量比率の一例であり、もちろん、他の値に設定することができる。また、データ量比率をユーザが設定できるようにしてもよいし、データ量比率を、エンコードする前のコンテンツデータのデータ量に基づいて設定するようにしてもよい。さらに、以上の例において、音声データと音声データ以外のコンテンツデータに分類して、データ量比率を設定するようにしたが、コンテンツデータの分類を変更することも可能である。
ステップS40において、データ処理制御部122は、ファイル管理情報およびムービ情報ファイル234に基づいて、新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計、すなわち補助領域221に記録される音声データ以外のコンテンツデータのデータ量の合計が、ステップS39の処理で設定したデータ量比率に基づいたデータ量以下であるか否かを判定する。新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計がデータ量比率に基づいたデータ量以下であると判定された場合、すなわち、新規コンテンツデータをエンコードせずにそのまま補助領域221に記録できる場合、処理はステップS41に進む。
ステップS41において、ステップS30の処理と同様に、記録制御部123は、新規コンテンツデータを記録媒体41の補助領域221に記録させる。その後、処理はステップS38に進み、上述した記録後処理が行なわれ、コンテンツデータ記録処理は終了する。
ステップS40において、新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計がデータ量比率に基づいたデータ量より大きいと判定された場合、処理はステップS42に進む。
ステップS42において、ステップS31の処理と同様に、データ処理制御部122は、既存音声データを再エンコードする必要があるか否かを判定する。既存音声データを再エンコードする必要があると判定された場合、処理はステップS43に進み、ステップS43において、ステップS32の処理と同様に、音声処理部102は、新規音声コンテンツデータを記録する補助領域221に記録されている既存音声データを再エンコードする。
ステップS42において、既存音声データを再エンコードする必要がないと判定された場合、ステップS43の処理はスキップされ、処理はステップS44に進む。
ステップS44において、ステップS34の処理と同様に、画像処理部103は、新規コンテンツデータを記録する補助領域221に記録されている既存非音声データを再エンコードする。
ステップS45において、画像処理部103は、メモリ21から新規コンテンツデータを取得し、取得した新規コンテンツデータをエンコードする。例えば、新規コンテンツデータが画像データの場合、画像処理部103は、新規コンテンツデータをJPEG方式にエンコードする。画像処理部103は、エンコードした新規コンテンツデータをメモリ21に供給し、メモリ21は供給された新規コンテンツデータを記憶する。
ステップS46において、データ処理制御部122は、新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計、すなわち音声データ以外のコンテンツデータのデータ量の合計が、ステップS39の処理で設定したデータ量比率に基づいたデータ量以下であるか否かを判定する。新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計が、データ量比率に基づいたデータ量より大きいと判定された場合、処理はステップS44に戻り、ステップS46において、新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計が、データ量比率に基づいたデータ量以下であると判定されるまで、ステップS44乃至S46の処理が繰り返される。すなわち、新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計が、データ量比率に基づいたデータ量以下になるまで、新規コンテンツデータおよび既存非音声データをより高い圧縮率で再エンコードする処理が繰り返される。
ステップS46において、新規コンテンツデータと既存非音声データのデータ量の合計が、データ量比率に基づいたデータ量以下であると判定された場合、処理はステップS47に進む。
なお、ステップS42乃至S46の処理により、既存コンテンツデータのデータ量をより少なくすることができ、補助領域221の空き領域の記録容量を増やすことができる。
ステップS47において、ステップS36の処理と同様に、記録制御部123は、新規コンテンツデータおよび既存コンテンツデータを記録媒体41の補助領域221に記録させる。
その後、処理はステップS38に進み、上述した記録後処理が行なわれ、コンテンツデータ記録処理は終了する。
このようにして、新規コンテンツデータを補助領域221に記録するとき、補助領域221に最初に新規コンテンツデータを記録する場合、補助領域221に後から別のコンテンツデータを追加して記録できるように、補助領域221の記録容量の所定の比率の記録容量の空き領域が確保される。また、新規コンテンツデータが音声データの場合、入力経路に基づいて適切なビットレートでエンコードされ、記録媒体41の補助領域221に記録される。さらに、補助領域221に既存コンテンツデータが記録されていて、新規コンテンツデータを記録できる空き領域がない場合、既存コンテンツデータが適切な圧縮率またはビットレートで再エンコードされ、補助領域221に新規コンテンツデータおよび既存コンテンツデータが記録される。
なお、本発明は、ビデオカメラ、または複数の入力インターフェースが設けられたレコーダなどの記録装置に適用することができる。また、複数のライン映像入力部15または複数のライン音声入力部16を設け、データが入力されるライン映像入力部15またはライン音声入力部16に応じて、記録モードを設定するようにしてもよい。また、通信部29を介して、データが入力された場合も、同様に記録モードを切り替えるようにしてもよい。
以上のように、映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、分割して記録されているAVデータごとに、分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の容量の記録領域が確保されているデータ記録媒体の記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、記録領域の容量に対する1つの記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、コンテンツデータをエンコードし、データ記録媒体の記録領域への、エンコードされたコンテンツデータの記録を制御した場合には、AVデータに関連するコンテンツデータをデータ記録媒体に記録できる。また、データ記録媒体の領域をより有効に利用して、より高品質な1または複数のコンテンツデータを記録できる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図14は、汎用のパーソナルコンピュータ500の内部の構成例を示す図である。CPU(Central Processing Unit)501は、ROM(Read Only Memory)502に記憶されているプログラム、または記録部508からRAM(Random Access Memory)503にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM503にはまた、CPU501が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU501、ROM502、およびRAM503は、バス504を介して相互に接続されている。このバス504にはまた、入出力インターフェース505も接続されている。
入出力インターフェース505には、ボタン、スイッチ、キーボードあるいはマウスなどで構成される入力部506、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ、並びにスピーカなどで構成される出力部507、ハードディスクなどで構成される記録部508、およびモデムやターミナルアダプタなどで構成される通信部509が接続されている。通信部509は、インターネットを含むネットワークを介して通信処理を行う。
入出力インターフェース505にはまた、必要に応じてドライブ510が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア511が適宜装着され、そこから読み出されたコンピュータプログラムが、記録部508にインストールされる。
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記録する記録媒体は、図14に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア511により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM503または記録部508に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
本発明を適用したビデオカメラの一実施の形態の構成を示すブロック図である。 図1のビデオカメラの制御部の機能の構成の例を示すブロック図である。 図1のビデオカメラのカメラの機能の構成の例を示すブロック図である。 図1のビデオカメラのデータ処理部の機能の構成の例を示すブロック図である。 CPUにより実現される機能の構成の例を示すブロック図である。 記録媒体の記録フォーマットの例を説明する図である。 記録媒体の記録フォーマットの例を説明する図である。 ムービ情報ファイルの構成の例を示す図である。 ムービ情報ファイルの構成の例を示す図である。 本発明を適用したビデオカメラのAVデータ記録処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用したビデオカメラのコンテンツデータ記録処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用したビデオカメラのコンテンツデータ記録処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用したビデオカメラのコンテンツデータ記録処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 ビデオカメラ, 11 制御部, 12 カメラ, 13 マイクロホン, 15 ライン映像入力部, 16 ライン音声入力部, 17 入力検出部, 18 入力切替部, 19 入力バッファ, 20 データ処理部, 21 メモリ, 22 ドライブ, 41 記録媒体, 61 CPU, 101 映像処理部, 102 音声処理部, 103 画像処理部, 105 マルチプレクサ, 121 入力制御部, 122 データ処理制御部, 123 記録制御部, 124 読み出し制御部, 211 連続記録領域, 221 補助領域, 222 ストリームユニット, 234 ムービ情報ファイル, 501 CPU, 502 ROM, 503 RAM, 508 記録部, 510 ドライブ, 521 リムーバブルメディア

Claims (6)

  1. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、前記分割して記録されているAVデータごとに、前記分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域が確保されているデータ記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録装置において、
    前記記録媒体からの前記コンテンツデータの読み出しを制御する読み出し制御手段と、
    前記コンテンツデータのエンコードおよびデコードを行う符号化復号手段と、
    前記データ記録媒体への前記コンテンツデータの記録を制御する記録制御手段と
    を含み、
    前記記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、
    前記符号化復号手段は、前記記録領域の記録容量に対する1つの前記記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、前記コンテンツデータをエンコードし、
    前記記録制御手段は、前記データ記録媒体の前記記録領域への、前記符号化復号手段によりエンコードされた前記コンテンツデータの記録を制御し、
    前記コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている前記記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、前記記録領域の空き領域の記録容量が、1つの前記記録領域に記録する前記第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、
    前記読み出し制御手段は、前記データ記録媒体からの前記第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、
    前記符号化復号手段は、前記データ記録媒体から読み出された前記第1のコンテンツデータをデコードして、1つの前記記録領域に記録する前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの合計のデータ量が前記記録領域の記録容量以下になるように、デコードした前記第1のコンテンツデータ、および前記第2のコンテンツデータをエンコードし、
    前記記録制御手段は、前記データ記録媒体の前記記録領域への、前記符号化復号手段によりエンコードされた前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの記録を制御する
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記符号化復号手段は、前記第1のコンテンツデータのデータ量と前記第2のコンテンツデータのデータ量の比率があらかじめ定めた値になるように、前記第1のコンテンツデータと前記第2のコンテンツデータをエンコードする
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  3. 前記符号化復号手段は、前記コンテンツデータの入力経路より定めた圧縮率またはビットレートで前記コンテンツデータをエンコードする
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、前記分割して記録されているAVデータごとに、前記分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域が確保されているデータ記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する記録方法において、
    前記記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、
    前記記録領域の記録容量に対する1つの前記記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、前記コンテンツデータをエンコードし、
    前記データ記録媒体の前記記録領域へのエンコードされた前記コンテンツデータの記録を制御し、
    前記コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている前記記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、前記記録領域の空き領域の記録容量が、1つの前記記録領域に記録する前記第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、
    前記データ記録媒体からの前記第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、
    前記データ記録媒体から読み出された前記第1のコンテンツデータをデコードして、1つの前記記録領域に記録する前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの合計のデータ量が前記記録領域の記録容量以下になるように、デコードした前記第1のコンテンツデータ、および前記第2のコンテンツデータをエンコードし、
    前記データ記録媒体の前記記録領域への、エンコードされた前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの記録を制御する
    ステップを含むことを特徴とする記録方法。
  5. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、前記分割して記録されているAVデータごとに、前記分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域が確保されているデータ記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する処理を行うコンピュータに、
    前記記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、
    前記記録領域の記録容量に対する1つの前記記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、前記コンテンツデータをエンコードし、
    前記データ記録媒体の前記記録領域へのエンコードされた前記コンテンツデータの記録を制御し、
    前記コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている前記記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、前記記録領域の空き領域の記録容量が、1つの前記記録領域に記録する前記第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、
    前記データ記録媒体からの前記第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、
    前記データ記録媒体から読み出された前記第1のコンテンツデータをデコードして、1つの前記記録領域に記録する前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの合計のデータ量が前記記録領域の記録容量以下になるように、デコードした前記第1のコンテンツデータ、および前記第2のコンテンツデータをエンコードし、
    前記データ記録媒体の前記記録領域への、エンコードされた前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの記録を制御する
    ステップを含む処理を実行させるプログラムが記録されている記録媒体。
  6. 映像データおよび音声データを多重化したAV(Audio Visual)データが所定の再生時間ごとに分割して記録され、前記分割して記録されているAVデータごとに、前記分割して記録されているAVデータの再生に同期して再生されるコンテンツデータを追加して記録するための所定の記録容量の記録領域が確保されているデータ記録媒体に、前記コンテンツデータを記録する処理を行うコンピュータに、
    前記記録領域に最初のコンテンツデータを記録する場合、
    前記記録領域の記録容量に対する1つの前記記録領域に記録するデータ量の比率があらかじめ定められた値以下になるように、前記コンテンツデータをエンコードし、
    前記データ記録媒体の前記記録領域へのエンコードされた前記コンテンツデータの記録を制御し、
    前記コンテンツデータとしての第1のコンテンツデータが記録されている前記記録領域に第2のコンテンツデータを追加して記録する場合、前記記録領域の空き領域の記録容量が、1つの前記記録領域に記録する前記第2のコンテンツデータのデータ量より小さいとき、
    前記データ記録媒体からの前記第1のコンテンツデータの読み出しを制御し、
    前記データ記録媒体から読み出された前記第1のコンテンツデータをデコードして、1つの前記記録領域に記録する前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの合計のデータ量が前記記録領域の記録容量以下になるように、デコードした前記第1のコンテンツデータ、および前記第2のコンテンツデータをエンコードし、
    前記データ記録媒体の前記記録領域への、エンコードされた前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの記録を制御する
    ステップを含む処理を実行させるプログラム。
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