JP2003244097A - スペクトル拡散受信装置、スペクトル拡散受信装置の制御方法およびスペクトル拡散通信システム - Google Patents

スペクトル拡散受信装置、スペクトル拡散受信装置の制御方法およびスペクトル拡散通信システム

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JP2003244097A JP2002039659A JP2002039659A JP2003244097A JP 2003244097 A JP2003244097 A JP 2003244097A JP 2002039659 A JP2002039659 A JP 2002039659A JP 2002039659 A JP2002039659 A JP 2002039659A JP 2003244097 A JP2003244097 A JP 2003244097A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチパス環境下においても、良好な無線通
信特性が得られ、スループットを確保する。 【解決手段】 第1データ復調/ピーク位置算出部は、
第1ピーク検出部の出力信号に基づいて第1期間の相関
出力信号のデータ復調を行い第1復調データを生成する
とともに、第1ピーク検出部の出力信号の最大ピーク位
置である第1ピーク位置の算出を行う。一方、第2デー
タ復調/ピーク位置算出部は、第2ピーク検出部の出力
信号に基づいて第2期間の相関出力信号のデータ復調を
行い、第2復調データを生成するとともに、および第2
ピーク検出部の出力信号の最大ピーク位置である第2ピ
ーク位置の算出を行う。これらの結果、受信データ判別
部は、第1ピークレベル、第1ピーク位置、第2ピーク
レベルおよび第2ピーク位置のうち、少なくとも第1ピ
ークレベルおよび第1ピーク位置に基づいて第1復調デ
ータあるいは第2復調データのいずれかを受信データと
して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の無線ネット
ワークシステムに適用可能なスペクトル拡散受信装置、
スペクトル拡散受信装置の制御方法およびスペクトル拡
散通信システムに関し、特にマルチパス環境下における
受信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から無線によるデータ通信を行うシ
ステムとして、例えばパーソナルコンピュータとプリン
タとを無線回線で結合し、パーソナルコンピュータで作
成した印字データをプリンタに送信して印字動作を行わ
せるシステム等が広く知られている。この種のシステム
においては送信すべき情報に関する電波の変調方式とし
て、フェージングの影響を排除して、所望の通信距離を
確保するために、スペクトル拡散(Spread Spectrum:S
S)変調方式を利用したスペクトル拡散通信システム(S
pread Spectrum Communication:SSC)が利用されること
が多い。
【0003】このスペクトル拡散通信システムにおいて
は、送信側では伝送しようとする情報信号よりもはるか
に高速に切換わるPN(Pseudo Noise:擬似雑音)符号
を用いて情報信号のスペクトラム(周波数成分)を拡散
(広帯域化)して送信し、受信側では送信側と同じPN
符号を用いて送信側のPN符号と受信側の参照用のPN
符号の相関を取り、情報信号を復元する。ここで、PN
符号とは、"1"と"0"のデジタル信号の組み合わされた
一種の暗号であり、一周期が長いPN符号では"1"と"
0"のパターンは不規則で、あたかも雑音のように見え
て、第三者が傍受することはできないようになってい
る。
【0004】このようなスペクトル拡散通信システムを
構成する受信部は、ノイズなどが洗う電波環境があまり
良好でない条件下でも良好な受信を行えるように構成さ
れている。
【0005】具体的には、相関ピークが複数個連続して
出力されるプリアンブルを複数用意し、各プリアンブル
で位相の異なるPN符号を配置した特殊なヘッダ情報を
用いて、同期捕捉を行う。そして、所望の相関ピークの
みを抽出可能なウィンドウを生成して受信信号を排他的
に処理する。これによりフレームデータパターンにより
真の送信データの開始点を特定してパケットのデータ復
調を行う構成を採っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によれば、特
殊なヘッダ情報により同期捕捉の精度を高めているが、
反面この特殊なヘッダ情報を含めることにより、スルー
プットの低下を招いてしまうという不具合があった。
【0007】また、図7に示すように、相関装置によっ
て得られる信号には、所望の信号に相当する相関ピーク
Paばかりでなく、マルチパスやノイズなどによるピー
クPbも含まれる。
【0008】そこで、上述したウィンドウを生成して所
望の信号に相当する相関ピークPaを抽出して、データ
復調を行っていた。
【0009】ところで、相関ピークPaが現れるPNコ
ード周期内のタイミングは、PN符号によって変化する
ものであるため、使用されているPN符号に対応するウ
ィンドウが生成されている場合には、マルチパスやノイ
ズなどの不必要な信号成分を除去してデータ誤りを減少
させることができる。
【0010】しかしながら、マルチパスの影響がより大
きな環境下においては、使用されているPN符号に対応
していないウィンドウが生成されてしまう可能性があ
り、そのような場合には、逆に相関ピークPaのピーク
レベルの低下、あるいは、相関ピークPaの劣化を招い
てしまう可能性があるということがわかった。
【0011】このような場合には、ウィンドウ生成によ
る効果は無く、結果的に復調したデータが誤ったものに
なってしまうという問題点が生じていた。
【0012】このような場合に従来においては、パケッ
トサイズを小さくして、マルチパスによる影響を低減さ
せる等の手法が採用できるが、反面、一度に送出できる
データ量が制限されることとなり、スループットが低下
してしまうという新たな問題点が生じることとなる。
【0013】そこで、本発明の目的は、マルチパス環境
下においても、良好な無線通信特性が得られ、スループ
ットを確保することが可能なスペクトル拡散受信装置、
スペクトル拡散通信システム、スペクトル拡散受信装置
の制御方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、スペクトル拡散受信装置は、各PNコード周期に相
当する期間を最大相関ピーク検出タイミングを含む第1
期間および前記最大相関ピーク検出タイミングを含まな
い一または複数の第2期間に分け、前記第1期間の相関
出力信号の最大ピークレベルである第1ピークレベルを
検出する第1ピーク検出部と、前記第1ピーク検出部の
出力信号に基づいて前記第1期間の相関出力信号のデー
タ復調を行い第1復調データを生成するとともに、前記
第1ピーク検出部の出力信号の最大ピーク位置である第
1ピーク位置の算出を行う第1データ復調/ピーク位置
算出部と、前記第2期間の相関出力信号の最大ピークレ
ベルである第2ピークレベルを検出する第2ピーク検出
部と、前記第2ピーク検出部の出力信号に基づいて前記
第2期間の相関出力信号のデータ復調を行い、第2復調
データを生成するとともに、および前記第2ピーク検出
部の出力信号の最大ピーク位置である第2ピーク位置の
算出を行う第2データ復調/ピーク位置算出部と、前記
第1ピークレベル、前記第1ピーク位置、前記第2ピー
クレベルおよび前記第2ピーク位置のうち、少なくとも
前記第1ピークレベルおよび前記第1ピーク位置に基づ
いて前記第1復調データあるいは前記第2復調データの
いずれかを受信データとして出力する受信データ判別部
と、を備えたことを特徴としている。
【0015】上記構成によれば、第1ピーク検出部は、
前記第1期間の相関出力信号の最大ピークレベルである
第1ピークレベルを検出する。
【0016】第1データ復調/ピーク位置算出部は、前
記第1ピーク検出部の出力信号に基づいて前記第1期間
の相関出力信号のデータ復調を行い第1復調データを生
成するとともに、前記第1ピーク検出部の出力信号の最
大ピーク位置である第1ピーク位置の算出を行う。
【0017】一方、第2ピーク検出部は、前記第2期間
の相関出力信号の最大ピークレベルである第2ピークレ
ベルを検出する。
【0018】第2データ復調/ピーク位置算出部は、前
記第2ピーク検出部の出力信号に基づいて前記第2期間
の相関出力信号のデータ復調を行い、第2復調データを
生成するとともに、および前記第2ピーク検出部の出力
信号の最大ピーク位置である第2ピーク位置の算出を行
う。
【0019】これらの結果、受信データ判別部は、前記
第1ピークレベル、前記第1ピーク位置、前記第2ピー
クレベルおよび前記第2ピーク位置のうち、少なくとも
前記第1ピークレベルおよび前記第1ピーク位置に基づ
いて前記第1復調データあるいは前記第2復調データの
いずれかを受信データとして出力する。
【0020】この場合において、前記受信データ判別部
は、前記第1ピークレベルおよび前記第1ピーク位置に
基づいて、前記第1復調データを受信データとして出力
すると判別できる場合には、前記第2ピークレベルおよ
び前記第2ピーク位置に基づく判別を行わずに前記受信
データを出力するようにしてもよい。
【0021】また、前記受信データ判別部は、前記第1
ピークレベルおよび前記第1ピーク位置に統計処理を施
し、当該統計処理の結果に基づいて前記第1復調データ
を受信データとして出力するか否かを判別するようにし
てもよい。
【0022】さらに、前記受信データ判別部は、前記第
2ピークレベルおよび前記第2ピーク位置に統計処理を
施し、当該統計処理の結果に基づいて前記第2復調デー
タを受信データとして出力するか否かを判別するように
してもよい。
【0023】さらにまた、前記受信データ判別部は、前
記第2ピークレベルおよび前記第2ピーク位置に基づい
て、前記第2復調データを受信データとして出力すると
判別した場合に、さらに前記第1復調データおよび前記
第2復調データに統計処理を施し、当該統計処理の結果
に基づいて前記第2復調データを受信データとして出力
するか否かを判別するようにしてもよい。
【0024】また、前記統計処理は、ピークレベルの平
均値およびピーク位置のばらつきを求める処理であり、
前記受信データ判別部は、ピークレベルの平均値が所定
値よりも大きいか、前記ピーク位置のばらつきが所定範
囲内か、あるいは、その双方である場合に、前記統計処
理に対応する復調データを受信データとして出力すると
判別するようにしてもよい。
【0025】また、スペクトル拡散受信装置の制御方法
は、各PNコード周期に相当する期間を最大相関ピーク
検出タイミングを含む第1期間および前記最大相関ピー
ク検出タイミングを含まない一または複数の第2期間に
分け、前記第1期間の相関出力信号の最大ピークレベル
である第1ピークレベルを検出する第1ピーク検出過程
と、前記第1ピークレベルに基づいて前記第1期間の相
関出力信号のデータ復調を行い第1復調データを生成す
るとともに、前記第1ピーク検出部の出力信号の最大ピ
ーク位置である第1ピーク位置の算出を行う第1データ
復調/ピーク位置算出過程と、前記第2期間の相関出力
信号の最大ピークレベルである第2ピークレベルを検出
する第2ピーク検出過程と、前記第2ピークレベルに基
づいて前記第2期間の相関出力信号のデータ復調を行
い、第2復調データを生成するとともに、および前記第
2ピーク検出部の出力信号の最大ピーク位置である第2
ピーク位置の算出を行う第2データ復調/ピーク位置算
出過程と、前記第1ピークレベル、前記第1ピーク位
置、前記第2ピークレベルおよび前記第2ピーク位置の
うち、少なくとも前記第1ピークレベルおよび前記第1
ピーク位置に基づいて前記第1復調データあるいは前記
第2復調データのいずれかを受信データとして出力する
受信データ判別過程と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0026】この場合において、前記受信データ判別過
程は、前記第1ピークレベルおよび前記第1ピーク位置
に基づいて、前記第1復調データを受信データとして出
力すると判別できる場合には、前記第2ピークレベルお
よび前記第2ピーク位置に基づく判別を行わずに前記受
信データを出力するようにしてもよい。
【0027】また、前記受信データ判別過程は、前記第
1ピークレベルおよび前記第1ピーク位置に統計処理を
施し、当該統計処理の結果に基づいて前記第1復調デー
タを受信データとして出力するか否かを判別するように
してもよい。
【0028】さらに、前記受信データ判別過程は、前記
第2ピークレベルおよび前記第2ピーク位置に統計処理
を施し、当該統計処理の結果に基づいて前記第2復調デ
ータを受信データとして出力するか否かを判別するよう
にしてもよい。
【0029】さらにまた、前記受信データ判別過程は、
前記第2ピークレベルおよび前記第2ピーク位置に基づ
いて、前記第2復調データを受信データとして出力する
と判別した場合に、さらに前記第1復調データおよび前
記第2復調データに統計処理を施し、当該統計処理の結
果に基づいて前記第2復調データを受信データとして出
力するか否かを判別するようにしてもよい。
【0030】また、前記統計処理は、ピークレベルの平
均値およびピーク位置のばらつきを求める処理であり、
前記受信データ判別過程は、ピークレベルの平均値が所
定値よりも大きいか、前記ピーク位置のばらつきが所定
範囲内か、あるいは、その双方である場合に、前記統計
処理に対応する復調データを受信データとして出力する
と判別するようにしてもよい。
【0031】また、プリアンブルに続いて送信されるべ
き情報についてのデータを配置したフレーム構成の送信
信号をPNコードを用いてスペクトル拡散変調して送信
する送信部と、前記スペクトル拡散変調された信号を受
信する受信部と、を備えたスペクトル拡散通信システム
において、前記受信部は、各PNコード周期に相当する
期間を最大相関ピーク検出タイミングを含む第1期間お
よび前記最大相関ピーク検出タイミングを含まない一ま
たは複数の第2期間に分け、前記第1期間の相関出力信
号の最大ピークレベルである第1ピークレベルを検出す
る第1ピーク検出部と、前記第1ピーク検出部の出力信
号に基づいてデータ復調を行い第1復調データを生成す
るとともに、前記第1ピーク検出部の出力信号の最大ピ
ーク位置である第1ピーク位置の算出を行う第1データ
復調/ピーク位置算出部と、前記第2期間の相関出力信
号の最大ピークレベルである第2ピークレベルを検出す
る第2ピーク検出部と、前記第2ピーク検出部の出力信
号に基づいてデータ復調を行い、第2復調データを生成
するとともに、および前記第2ピーク検出部の出力信号
の最大ピーク位置である第2ピーク位置の算出を行う第
2データ復調/ピーク位置算出部と、前記第1ピークレ
ベル、前記第1ピーク位置、前記第2ピークレベルおよ
び前記第2ピーク位置のうち、少なくとも前記第1ピー
クレベルおよび前記第1ピーク位置に基づいて前記第1
復調データあるいは前記第2復調データのいずれかを受
信データとして出力する受信データ判別部と、を備えた
ことを特徴としている。
【0032】上記構成によれば、送信部は、プリアンブ
ルに続いて送信されるべき情報についてのデータを配置
したフレーム構成の送信信号をPNコードを用いてスペ
クトル拡散変調して送信する。
【0033】一方、受信部の第1ピーク検出部は、前記
第1期間の相関出力信号の最大ピークレベルである第1
ピークレベルを検出する。
【0034】第1データ復調/ピーク位置算出部は、前
記第1ピーク検出部の出力信号に基づいて前記第1期間
の相関出力信号のデータ復調を行い第1復調データを生
成するとともに、前記第1ピーク検出部の出力信号の最
大ピーク位置である第1ピーク位置の算出を行う。
【0035】第2ピーク検出部は、前記第2期間の相関
出力信号の最大ピークレベルである第2ピークレベルを
検出する。
【0036】第2データ復調/ピーク位置算出部は、前
記第2ピーク検出部の出力信号に基づいて前記第2期間
の相関出力信号のデータ復調を行い、第2復調データを
生成するとともに、および前記第2ピーク検出部の出力
信号の最大ピーク位置である第2ピーク位置の算出を行
う。
【0037】これらの結果、受信データ判別部は、前記
第1ピークレベル、前記第1ピーク位置、前記第2ピー
クレベルおよび前記第2ピーク位置のうち、少なくとも
前記第1ピークレベルおよび前記第1ピーク位置に基づ
いて前記第1復調データあるいは前記第2復調データの
いずれかを受信データとして出力する。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0039】図1はスペクトル拡散通信システムの概要
構成ブロック図である。
【0040】スペクトル拡散通信システム10は、大別
すると、送信装置Tと、受信装置Rとを備えている。
【0041】図2は送信装置の概要構成ブロック図であ
る。
【0042】送信装置Tは、大別すると、送信信号出力
部11、DPSK変調器12、PN符号発生器(Pseudo
Noise Generator:擬似雑音発生器、以下、PNGとい
う)13、乗算器14、搬送波発振器15、乗算器1
6、送信アンテナ17を備えている。
【0043】図3は受信装置の概要構成ブロック図であ
る。
【0044】受信装置Rは、大別すると、受信アンテナ
18、受信部19、相関装置20、復調部21、参照用
PNG22、制御部23、搬送波発振器24、乗算器2
5を備えている。
【0045】また、参照用PNG22におけるPN符号
は、送信装置TのPNG13が発生したPN符号を時間
反転したものを発生する。
【0046】また、制御部23は、図示しないMPU、
ROM、RAMなどを備えている。
【0047】また、相関装置20としては、例えば、ダ
ブルゲートコンボルバが用いられる。ダブルゲートコン
ボルバは、弾性表面波(Surface Acoustic Wave)で畳
み込み積分器(コンボルバ)を用いた相関検出器であ
り、入力信号F(t)及び参照信号G(t)を遅延回路
に入力して、時間的にずれた同士の乗算及び積分を実行
する。ここで参照信号G(t)として入力信号F(t)
であるPNG13が発生したPN符号の時間反転信号で
ある参照用PNG22の発生したPN符号を用いれば、
自己相関出力ピークを得ることができる。
【0048】図4は受信装置における受信部および復調
部の詳細構成ブロック図である。
【0049】受信部19は、大別すると、RF増幅器
(再生信号増幅器)31、搬送波発振器32、乗算器3
3、IF増幅器34、搬送波発振器35、乗算器36を
備えている。
【0050】また、復調部21は、大別すると、切換部
41、第1ピーク検出部42、第1データ復調/ピーク
位置算出部43、コード同期部44、第2ピーク検出部
45、第2データ復調/ピーク位置検出部46、フレー
ム同期部47、制御部48、復調器49、ウィンドウ制
御部50を備えている。
【0051】切換部41は、相関装置20の出力信号で
ある相関出力信号をウィンドウ制御部50からのウィン
ドウ信号SWに基づいて、第1ピーク検出部42あるい
は第2ピーク検出部45のいずれかに選択的に出力す
る。より詳細には、図8に示すように、PNコード1周
期に相当する期間を最大相関ピークPaの検出タイミン
グを含む第1期間および最大相関ピーク検出タイミング
を含まない第2期間に分け、第1期間中は、相関出力信
号を第1ピーク検出部42に出力し、第2期間中は、相
関出力信号を第2ピーク検出部45に出力する。
【0052】第1ピーク検出部42は、第1期間におけ
る最大ピークレベルを検出する。
【0053】第1データ復調/ピーク位置算出部43
は、初期状態あるいは第1期間中の相関出力信号に基づ
いてデータ復調を行い。第1復調データを生成するとと
もに、最大ピーク位置を算出する。
【0054】コード同期部44は、相関出力信号のPN
コード1周期を検出する。
【0055】第2ピーク検出部45は、第2期間におけ
る最大ピークレベルを検出する。
【0056】第2データ復調/ピーク位置算出部46
は、第2期間中の相関出力信号に基づいてデータ復調を
行い。第2復調データを生成するとともに、最大ピーク
位置を算出する。
【0057】フレーム同期部47は、データフレームの
始まりと終わりを検出する。
【0058】制御部48は、復調部21全体の制御を行
う。
【0059】復調器49は、第1復調データあるいは第
2復調データに基づいて受信データを復調する。
【0060】ウィンドウ制御部50は、第1期間および
第2期間を識別するためのウィンドウ制御信号SWを制
御部48の制御下で生成し、出力する。
【0061】以下、実施形態の動作を説明する。
【0062】図5および図6は、データ復調動作の処理
フローチャートである。
【0063】まず、受信部Rは、まず各部設定に必要な
パラメータを設定する(ステップS1)。例えば、相関
装置20であれば、参照するPNコードを設定する。
【0064】次に初期化を行う(ステップS2)。具体
的には、フレームデータパターン検出用タイマをセット
したり、切換部41を第1ピーク検出部42側へ信号を
出力する側とする。
【0065】これにより第1ピーク検出部42は、PN
コード1周期内における最大相関ピークレベルを検出す
る(ステップS3)。
【0066】この結果、第1データ復調/ピーク位置算
出部43は、相関出力信号に基づいてデータ復調を行
い。第1復調データを生成するとともに、最大ピーク位
置を算出して、コード同期部44、フレーム同期部4
7、制御部48および復調器49に出力する(ステップ
S4)。
【0067】これによりコード同期部44は、第1復調
データに基づいて同期用データパターンを抽出し、コー
ド同期を確立させるべくコード同期検出処理を行う(ス
テップS5)。
【0068】次に制御部48は、コード同期部44の出
力信号に基づいてコード同期が検出されたか、すなわ
ち、コード同期が確立したか否かを判別する(ステップ
S6)。
【0069】ステップS6の判別において、未だコード
同期が確立していない場合には(ステップS6;N
o)、再びコード同期検出処理を継続する。
【0070】ステップS6の判別において、コード同期
が確立した場合には(ステップS6;Yes)、制御部
48は、第1データ復調/ピーク位置算出部43により
算出された最大相関ピーク位置に基づいてウィンドウ制
御部50を制御し、最大相関ピーク位置の前後に所定幅
を有するウィンドウ信号SW(図8参照)を生成させ切
換部41に出力させる(ステップS7)。
【0071】続いて切換部41は、入力されている相関
出力信号がウィンドウ内(図8において、ウィンドウ信
号SWが“H”レベルの期間)に対応する信号であるか
否かを判別し、相関出力信号の出力先を切り替える(ス
テップS8)。
【0072】すなわち、ステップS8の判別において、
入力されている相関出力信号がウィンドウ内に対応する
信号である場合には(ステップS8;Yes)、当該期
間(第1期間に相当)の相関出力信号には、図7に示す
最大相関ピークPaが含まれている可能性があるので、
第1ピーク検出部42に相関出力信号を出力する(ステ
ップS9)。
【0073】これにより第1ピーク検出部42は、第1
期間における最大ピークレベルを検出する。
【0074】続いて、第1期間における最大ピークレベ
ルに基づいて、第1データ復調/ピーク位置算出部43
は、初期状態あるいは第1期間中の相関出力信号に基づ
いてデータ復調を行い。第1復調データを生成するとと
もに、最大ピーク位置を算出して、コード同期部44、
フレーム同期部47、制御部48および復調器49に出
力する(ステップS10)。
【0075】この結果、フレーム同期部47は、コード
同期用ヘッダに続いて存在するフレームデータパターン
の検出を開始し、フレームデータパターン検出用タイマ
をスタートさせる(ステップS11)。
【0076】次にフレーム同期部47は、フレームデー
タパターンを検出できたか否かを判別する(ステップS
15)。
【0077】ステップS15の判別において、いまだフ
レームデータパターンを検出できない場合には(ステッ
プS15;No)、フレームデータパターン検出用タイ
マがタイムアップしたか否かを判別する(ステップS1
4)。
【0078】ステップS14の判別において、フレーム
データパターン検出用タイマがタイムアップした場合に
は(ステップS14;Yes)、再び処理をステップS
2の初期化に移行し、同様の処理を繰り返すこととな
る。
【0079】また、ステップS14の判別において、フ
レームデータパターン検出用タイマがタイムアップして
いない場合には(ステップS14;No)、再び処理を
ステップS11に移行してフレームデータパターンの検
出処理を継続する。なお、この場合には、ステップS1
1においてタイマスタートは行わない。
【0080】ステップS15の判別において、フレーム
データパターンを検出した場合には(ステップS15;
Yes)、制御部48は、第1ピーク検出部42により
検出された第1期間における最大ピークレベルおよび第
1データ復調/ピーク位置算出部43から出力された最
大ピーク位置に対して統計処理を行う(ステップS1
6)。具体的には、第1期間における最大ピークレベル
の平均値および最大ピーク位置のばらつきを算出する。
この場合において、最大ピークレベルの平均値および最
大ピーク位置のばらつきを算出するに際しては、ピーク
レベルあるいはピーク位置を時系列的に重み付け(過去
の値ほど重みを小さくする)をした移動平均化を施すも
のとする。
【0081】続いて制御部48は、第1期間における最
大ピークレベルの平均値が所定値以上であるか、あるい
は、最大ピーク位置のばらつきの大きさが所定値以下で
あるか(もしくは、双方を満たしているか)を判別し、
第1復調データを受信データとして用いるかを判別する
(ステップS17)。
【0082】ステップS17の判別において、第1復調
データを受信データとして用いると判別した場合には
(ステップS17;Yes)、制御部48は、復調器4
9を制御し、第1復調データを復調して受信データとし
て出力し、処理を終了する。
【0083】ステップS17の判別において、第1復調
データを受信データとして用いるのは疑わしいと判別し
た場合には(ステップS17;No)、制御部48は、
第2ピーク検出部45により検出された第2期間におけ
る最大ピークレベルおよび第2データ復調/ピーク位置
算出部46から出力された最大ピーク位置に対して統計
処理を行う(ステップS18)。具体的には、第2期間
における最大ピークレベルの平均値および最大ピーク位
置のばらつきを算出する。
【0084】続いて制御部48は、第2期間における最
大ピークレベルの平均値が所定値以上であるか、あるい
は、最大ピーク位置のばらつきの大きさが所定値以下で
あるか(もしくは、双方を満たしているか)を判別し、
第2復調データを受信データとして用いるかを判別する
(ステップS19)。
【0085】ステップS19の判別において、第2復調
データを受信データとして用いないと判別した場合には
(ステップS19;No)、制御部48は、復調器49
を制御し、第1復調データを復調して受信データとして
出力し(ステップS22)、処理を終了する。
【0086】ステップS19の判別において、第2復調
データを受信データとして用いると判別した場合には
(ステップS19;Yes)、制御部48は、第1復調
データおよび第2復調データに基づいて統計処理を行う
(ステップS20)。この場合において、第1復調デー
タは基本的にはマルチパスではない直接波に起因する相
関出力信号に対応するデータであり、第2復調データ
は、ウィンドウにより時間分離が図られた時間的に相関
性の無いマルチパス波に起因する相関出力信号に対応す
るデータであると推定できる。
【0087】そこで、第1復調データを基準として第2
復調データをさほど古くない過去にさかのぼって検証
し、第2復調データが過去における第1復調データと同
様の傾向を示すデータであれば、第2復調データを復調
して受信データとして出力するものと判別する(ステッ
プS21)。
【0088】ステップS21の判別において、第2復調
データを受信データとして用いないと判別した場合には
(ステップS21;No)、制御部48は、復調器49
を制御し、第1復調データを復調して受信データとして
出力し(ステップS22)、処理を終了する。
【0089】ステップS21の判別において、第2復調
データを受信データとして用いると判別した場合には
(ステップS21;Yes)、制御部48は、復調器4
9を制御し、第2復調データを復調して受信データとし
て出力し(ステップS23)、処理を終了する。
【0090】以上の説明のように、本実施形態によれ
ば、マルチパス環境下においても、良好な無線通信特性
が得られ、スループットを確保することが可能となる。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、マルチパス環境下にお
いても、良好な無線通信特性が得られ、スループットを
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスペクトル拡散通信システムの概要構
成ブロック図である。
【図2】送信装置の概要構成ブロック図である。
【図3】受信装置の概要構成ブロック図である。
【図4】受信装置における受信部および復調部の詳細構
成ブロック図である。
【図5】データ復調動作の処理フローチャート(その
1)である。
【図6】データ復調動作の処理フローチャート(その
2)である。
【図7】実施形態の動作説明図(その1)である。
【図8】実施形態の動作説明図(その2)である。
【符号の説明】
T 送信装置(送信部) R 受信装置(受信部) 20 相関装置 21 復調部 41 切換部 42 第1ピーク検出部 43 第1データ復調/ピーク位置算出部 44 コード同期部 45 第2ピーク検出部 46 第2データ復調/ピーク位置検出部 47 フレーム同期部 48 制御部(受信データ判別部) 49 復調器(受信データ判別部) 50 ウィンドウ制御部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各PNコード周期に相当する期間を最大
    相関ピーク検出タイミングを含む第1期間および前記最
    大相関ピーク検出タイミングを含まない一または複数の
    第2期間に分け、 前記第1期間の相関出力信号の最大ピークレベルである
    第1ピークレベルを検出する第1ピーク検出部と、 前記第1ピーク検出部の出力信号に基づいて前記第1期
    間の相関出力信号のデータ復調を行い第1復調データを
    生成するとともに、前記第1ピーク検出部の出力信号の
    最大ピーク位置である第1ピーク位置の算出を行う第1
    データ復調/ピーク位置算出部と、 前記第2期間の相関出力信号の最大ピークレベルである
    第2ピークレベルを検出する第2ピーク検出部と、 前記第2ピーク検出部の出力信号に基づいて前記第2期
    間の相関出力信号のデータ復調を行い、第2復調データ
    を生成するとともに、および前記第2ピーク検出部の出
    力信号の最大ピーク位置である第2ピーク位置の算出を
    行う第2データ復調/ピーク位置算出部と、 前記第1ピークレベル、前記第1ピーク位置、前記第2
    ピークレベルおよび前記第2ピーク位置のうち、少なく
    とも前記第1ピークレベルおよび前記第1ピーク位置に
    基づいて前記第1復調データあるいは前記第2復調デー
    タのいずれかを受信データとして出力する受信データ判
    別部と、 を備えたことを特徴とするスペクトル拡散受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスペクトル拡散受信装置
    において、 前記受信データ判別部は、前記第1ピークレベルおよび
    前記第1ピーク位置に基づいて、前記第1復調データを
    受信データとして出力すると判別できる場合には、前記
    第2ピークレベルおよび前記第2ピーク位置に基づく判
    別を行わずに前記受信データを出力することを特徴とす
    るスペクトル拡散受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のスペクト
    ル拡散受信装置において、 前記受信データ判別部は、前記第1ピークレベルおよび
    前記第1ピーク位置に統計処理を施し、当該統計処理の
    結果に基づいて前記第1復調データを受信データとして
    出力するか否かを判別することを特徴とするスペクトル
    拡散受信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のスペクトル拡散受信装置において、 前記受信データ判別部は、前記第2ピークレベルおよび
    前記第2ピーク位置に統計処理を施し、当該統計処理の
    結果に基づいて前記第2復調データを受信データとして
    出力するか否かを判別することを特徴とするスペクトル
    拡散受信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のスペクトル拡散受信装置
    において、 前記受信データ判別部は、前記第2ピークレベルおよび
    前記第2ピーク位置に基づいて、前記第2復調データを
    受信データとして出力すると判別した場合に、さらに前
    記第1復調データおよび前記第2復調データに統計処理
    を施し、当該統計処理の結果に基づいて前記第2復調デ
    ータを受信データとして出力するか否かを判別すること
    を特徴とするスペクトル拡散受信装置。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし請求項5のいずれかに記
    載のスペクトル拡散受信装置において、 前記統計処理は、ピークレベルの平均値およびピーク位
    置のばらつきを求める処理であり、 前記受信データ判別部は、ピークレベルの平均値が所定
    値よりも大きいか、前記ピーク位置のばらつきが所定範
    囲内か、あるいは、その双方である場合に、前記統計処
    理に対応する復調データを受信データとして出力すると
    判別することを特徴とするスペクトル拡散受信装置。
  7. 【請求項7】 各PNコード周期に相当する期間を最大
    相関ピーク検出タイミングを含む第1期間および前記最
    大相関ピーク検出タイミングを含まない一または複数の
    第2期間に分け、 前記第1期間の相関出力信号の最大ピークレベルである
    第1ピークレベルを検出する第1ピーク検出過程と、 前記第1ピークレベルに基づいて前記第1期間の相関出
    力信号のデータ復調を行い第1復調データを生成すると
    ともに、前記第1ピーク検出部の出力信号の最大ピーク
    位置である第1ピーク位置の算出を行う第1データ復調
    /ピーク位置算出過程と、 前記第2期間の相関出力信号の最大ピークレベルである
    第2ピークレベルを検出する第2ピーク検出過程と、 前記第2ピークレベルに基づいて前記第2期間の相関出
    力信号のデータ復調を行い、第2復調データを生成する
    とともに、および前記第2ピーク検出部の出力信号の最
    大ピーク位置である第2ピーク位置の算出を行う第2デ
    ータ復調/ピーク位置算出過程と、 前記第1ピークレベル、前記第1ピーク位置、前記第2
    ピークレベルおよび前記第2ピーク位置のうち、少なく
    とも前記第1ピークレベルおよび前記第1ピーク位置に
    基づいて前記第1復調データあるいは前記第2復調デー
    タのいずれかを受信データとして出力する受信データ判
    別過程と、 を備えたことを特徴とするスペクトル拡散受信装置の制
    御方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスペクトル拡散受信装置
    の制御方法において、 前記受信データ判別過程は、前記第1ピークレベルおよ
    び前記第1ピーク位置に基づいて、前記第1復調データ
    を受信データとして出力すると判別できる場合には、前
    記第2ピークレベルおよび前記第2ピーク位置に基づく
    判別を行わずに前記受信データを出力することを特徴と
    するスペクトル拡散受信装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載のスペクト
    ル拡散受信装置の制御方法において、 前記受信データ判別過程は、前記第1ピークレベルおよ
    び前記第1ピーク位置に統計処理を施し、当該統計処理
    の結果に基づいて前記第1復調データを受信データとし
    て出力するか否かを判別することを特徴とするスペクト
    ル拡散受信装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9のいずれかに
    記載のスペクトル拡散受信装置の制御方法において、 前記受信データ判別過程は、前記第2ピークレベルおよ
    び前記第2ピーク位置に統計処理を施し、当該統計処理
    の結果に基づいて前記第2復調データを受信データとし
    て出力するか否かを判別することを特徴とするスペクト
    ル拡散受信装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のスペクトル拡散受信
    装置の制御方法において、 前記受信データ判別過程は、前記第2ピークレベルおよ
    び前記第2ピーク位置に基づいて、前記第2復調データ
    を受信データとして出力すると判別した場合に、さらに
    前記第1復調データおよび前記第2復調データに統計処
    理を施し、当該統計処理の結果に基づいて前記第2復調
    データを受信データとして出力するか否かを判別するこ
    とを特徴とするスペクトル拡散受信装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    に記載のスペクトル拡散受信装置の制御方法において、 前記統計処理は、ピークレベルの平均値およびピーク位
    置のばらつきを求める処理であり、 前記受信データ判別過程は、ピークレベルの平均値が所
    定値よりも大きいか、前記ピーク位置のばらつきが所定
    範囲内か、あるいは、その双方である場合に、前記統計
    処理に対応する復調データを受信データとして出力する
    と判別することを特徴とするスペクトル拡散受信装置の
    制御方法。
  13. 【請求項13】 プリアンブルに続いて送信されるべき
    情報についてのデータを配置したフレーム構成の送信信
    号をPNコードを用いてスペクトル拡散変調して送信す
    る送信部と、前記スペクトル拡散変調された信号を受信
    する受信部と、を備えたスペクトル拡散通信システムに
    おいて、 前記受信部は、各PNコード周期に相当する期間を最大
    相関ピーク検出タイミングを含む第1期間および前記最
    大相関ピーク検出タイミングを含まない一または複数の
    第2期間に分け、 前記第1期間の相関出力信号の最大ピークレベルである
    第1ピークレベルを検出する第1ピーク検出部と、 前記第1ピーク検出部の出力信号に基づいてデータ復調
    を行い第1復調データを生成するとともに、前記第1ピ
    ーク検出部の出力信号の最大ピーク位置である第1ピー
    ク位置の算出を行う第1データ復調/ピーク位置算出部
    と、 前記第2期間の相関出力信号の最大ピークレベルである
    第2ピークレベルを検出する第2ピーク検出部と、 前記第2ピーク検出部の出力信号に基づいてデータ復調
    を行い、第2復調データを生成するとともに、および前
    記第2ピーク検出部の出力信号の最大ピーク位置である
    第2ピーク位置の算出を行う第2データ復調/ピーク位
    置算出部と、 前記第1ピークレベル、前記第1ピーク位置、前記第2
    ピークレベルおよび前記第2ピーク位置のうち、少なく
    とも前記第1ピークレベルおよび前記第1ピーク位置に
    基づいて前記第1復調データあるいは前記第2復調デー
    タのいずれかを受信データとして出力する受信データ判
    別部と、 を備えたことを特徴とするスペクトル拡散通信システ
    ム。
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WO2011052439A1 (ja) * 2009-10-27 2011-05-05 シャープ株式会社 受信機及び受信方法

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